エールに理性と理屈を解かし。
「……朝、目覚めたら殆どの記憶が無くなってて、けど罪を犯した記憶だけはうっすら覚えてる。もし自分がそうなったとしたら……お前はどうする?」 酒席にはそぐわない、真剣な眼差しで問いかけたペデラ・ウォーカーに。――男は、きょと、と瞬いた。 ● …
制作蓮華・水無月
キャラクターノベル
2025年03月16日 14時24分04秒
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「……朝、目覚めたら殆どの記憶が無くなってて、けど罪を犯した記憶だけはうっすら覚えてる。もし自分がそうなったとしたら……お前はどうする?」 酒席にはそぐわない、真剣な眼差しで問いかけたペデラ・ウォーカーに。――男は、きょと、と瞬いた。 ● …
制作蓮華・水無月
キャラクターノベル
2025年03月16日 14時24分04秒
「どれも美味しかったねー」 「だな。どれもそっくりだったよな」 ルルト・アーキスとパルドは、軽やかな足取りで帰路を急いでいた。つい先ほど、エラトゥーン都市同盟南東のベールコートに佇む喫茶店『エヴァブルー』で、そっくりスイーツで収穫祭を祝った…
制作夜月天音
キャラクターノベル(グループ)
2025年03月12日 08時59分57秒
春の気配は着実に近づいているのに、吹きつける風はまだ冬の気配を纏っている。 「見えてきたよ」 御者台の横で毛布にくるまる”同行者”に声をかけると、うとうとしていたのか、驚いたようにはっと体を起こした。 「起こしてごめんね」 「ううん、ありが…
制作真柄 葉
キャラクターノベル(グループ)
2025年03月07日 14時24分07秒
● カペル領、フロルの街。冬の厳しい寒さを乗り越えた花の街に、春の陽気が訪れていた。住民たちも芽吹きの季節を祝福するよう街に出ては市場を巡り、人々との話に花を咲かせる。街に残る自然も畑も、春の訪れとともに賑やかさを増していた。 「カイン」 …
制作白葉うづき
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月28日 08時36分01秒
「はぁはぁ……」 もうどれくらいの敵を倒しただろうか。 50? 80? いや、100以上かもしれない。それでも敵は減るどころかどんどん増え続けている。 郷まで約5里。今ごろ郷はどうなっているのか。 どうか無事でいてと願う度に、胸がぎゅっと締…
制作真柄 葉
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月27日 11時04分11秒
「ティト、一旦引いて態勢を立て直しましょう!」 伸縮式の短槍を薙ぎ払い、クォンが吠えた。 春まだ遠い荒野には、無残に積まれた黒の塵。 また一つ、また一つと、塵山は増え、寒風に消し飛ばされていく。 「……まだ……だいじょう、ぶ」 ゆっくりと息…
制作真柄 葉
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月27日 11時04分04秒
● ――リーンエス王国・とある帝国との国境付近の街。 その日、レティシア・R・クラティアスはとある人物と待ち合わせをしていた。相手は帝国の所属であり、仕事の傍らレティシアと会う約束をしているのだ。 「おまたせ! ……えと、お待たせして申し訳…
制作菊華 伴
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月26日 09時02分24秒
――これは、今より少し先。数年後の《《いつか》》の話。 ――エラトゥーン都市同盟の何処か、ベールコートやフェアドゥキア平野とほど近い場所に存在する海辺の町にて。 「この町で良かったのか?」 「うん、間違いないから大丈夫」 パルドとウォーゼル…
制作高久高久
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月23日 08時48分54秒
――ある日のこと。 ルルト・アーキスとアルバス・ロウルは、冒険の拠点としているアルタイルにて|平和な時を《まったりと》過ごしていた。 ルルトとアルバスの|この時間《ティータイム》のお供は紅茶と鉱石カフェで考案したレシピで作ったチョコクッキー…
制作高久高久
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月17日 11時45分05秒
● ――『輝石の家』 これは「|生きる力《勉強》を教えられる」孤児院――パンクリアース学園を卒業後、レピド・クロサイトが設立したものである。 幾年月が流れ、そこで成長した子供たちは社会に巣立っていく。そして、その中からレピドを手伝うべく時々…
制作菊華 伴
キャラクターノベル
2025年02月17日 08時16分22秒
●それは誰もが見たことないレシピ それはどこか人知れずひっそりと眠っている遺跡。 そこには古代の技術があるとか、知識が眠るとか噂がされているが真相は定かではない。 「準備はいいのだ? 少年」 振り返りながら【ストレガ・L・リベルガストラ】は…
制作ウケッキ
キャラクターノベル
2025年02月10日 10時10分31秒
● 「うん、これでもう大丈夫」 病人の処置を完璧に終えた中年男はニッコリ笑った。彼は遍歴医として大陸各地を放浪している。今日はたまたま通りがかった村で「隣村の若い連中が誤って毒キノコを食べてしまい、村が壊滅した」という凶報を聞き、宿を飛び出…
制作おおくまねこ
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月10日 09時00分15秒
二年前より、広い部屋。アルフィー・リッパーはたどり着いた宿で湯を浴びていた。内装は白く上品で、寝台は柔らかく、暖炉はパチパチと燃えている。丁度よく冷えた葡萄酒が窓際の席に二つ。彼女はそれを口にしているだろう。 そう、彼女。雪白の髪をしたネー…
制作蔭沢 菫
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月09日 11時04分54秒
一面の白銀が陽光を受けてキラキラと輝いている。帝国の辺境にあるこの小さな郷にも、ようやく春の訪れが近づいてきているのか、この日の空はとても良く晴れていた。 「たまには一人、こうして原風景を眺めるのも悪くないですね」 景色を一望できる小高い丘…
制作真柄 葉
キャラクターノベル(グループ)
2025年02月09日 09時26分57秒
●パンクリアース学園、生徒会室にて 新学期も始まり、生徒達が進級と卒業を間近に控えた二月。窓の外には雪が舞い、生徒達が足早に建物へ入っていく。そんな様子を横目に、生徒会会計のネーヴェ・グラヌローザは書類の整理を行っていた。 「温かくなるには…
制作コースケ
キャラクターノベル
2025年02月09日 09時13分23秒
空間一帯に光が爆ぜる。 次いで轟く、空気を劈く爆音。 光の収束とともに、その場の光景が露わになる。 そこは荒涼とした峡谷、だった。 否、今も形状そのものは保っている。 しかし谷の合間を縫って僅かに築かれただけだったはずの道は、左右の山肌を大…
制作辻村朝
キャラクターノベル
2025年02月08日 11時40分30秒