【血旗OP】灰より目覚めて【屍涯】
炙りとろ左門
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シナリオID:1603
オープニング
その主が何者かに拐かされ、1ヶ月が過ぎた。
表向きには病床にある領主の不在を埋めるのは、ハーヴェン伯ロヴェルの祖母、イアリ。その補佐として、グラシル侯爵令嬢改め、ハーヴェン伯爵夫人キーリ=グラシルが指名されたのが半月前のことだ。
この体制を整えるために、キーリは書面に署名するだけの結婚式をしなければならなかった。
それに不満があるわけではない。ただ毎日を、不安と心配に押し潰されそうになっている。あの人は無事なのか。今どこで、何をしているのか。苦しめられてはいないか。
あの日の夜のことを、キーリは毎晩のように夢に見る。
「顔色が良くない」
そう言って頬に触れようとする手を、キーリは反射的に跳ね除けた。姪からの反撃を受けたシュナイデルは目を瞬き、失礼、と手を引っ込める。
「随分と嫌われてしまったな。あの夜驚かせたことは、本当にすまないと思っているが」
色の抜けた白く長い髪に、年月の刻まれた肌。齢六十を迎えんとするその王国騎士は、キーリの伯父に当たる人物だ。すなわち、現グラシル侯爵スラインの実兄である。
「別に、そのせいではありません」
ロヴェルが連れ去られたあの夜、シュナイデルもまた異変に気付いていた。しかし声もかけずに背後から突然キーリの肩に触れてしまい、キーリを随分驚かせてしまったのだ。
とはいえキーリがシュナイデルを拒絶するのは、それが理由ではない。
「では、私が侯爵家の人間だからかな」
シュナイデルがなぜ侯爵位を放棄し、弟であるスラインに譲ったのかまでは知らない。しかしキーリにとっては、あの父の血縁というだけでも十分度し難いのだ。
「君や、君の母君に何もしてやれなかったことは——」
「おやめください、シュナイデル卿。私を哀れな小娘にするのは」
キーリは妾の娘である。母親に似なかったために、スラインはキーリに興味を抱かなかった。そんなキーリの人生は常に屈辱と失意とともにあった。
だが、それはここに来て変わったのだ。
ロヴェルをはじめ、リリーや伯爵家の家臣たちがどれほどキーリに心を砕いてくれたか。その中に哀れみはなく、ただ温もりがあった。ゆえに今のキーリを哀れむことは最早、侮辱なのである。
当然キーリはシュナイデルへの評価を下方修正する。シュナイデルはそれを感じ取ったのか、困ったような笑みを浮かべた。
(なんとも思っていないくせに)
それが演技であることを、キーリは知っている。
この王国騎士は1ヶ月、このハーヴェンに滞在している。その肩書きと行動が何を意味するのか、キーリは考え続けていた。
(伯爵を裁きに来たのではない……)
ロヴェルの罪も現在の状態も、未だ公にはされていない。侯爵家の名代として伯爵家の統治に介入するそぶりも見せていない。
ただ、待っている。
(何を?)
シュナイデルと共にバーレン城の庭を歩きながら、キーリは思考を巡らせる。
シュナイデルは何かを隠している。王国騎士としての忠誠に揺らぐものがないのであれば、その行動は王国中枢の意向に沿ったものであると言えよう。
「おや、ようやくか」
と、シュナイデルが突然座り込んだ。植え込みの下を覗き込んでいる。なんだろうとキーリも身を屈めると、1匹のヤマネがくしゃくしゃになった紙を大事そうに抱え、2人を見上げていた。
「伯爵はなかなか慎重だな。鳥でもなければ野を駆ける獣でもなく。なるほど、時間がかかるわけだ」
キーリは目を見開いた。シュナイデルは小さな紙を丁寧に広げる。
そこには短く「了承した」とのみ走り書きされていた。その筆跡は間違いなく、ロヴェルのものだ。
(生きている……?)
その事実に、キーリは心の底から安堵する。その場に座り込んでしまいそうになるのをぐっと堪えて、疲れた様子の小さな命を両手に掬い上げた。手紙を届けてくれたことに感謝しつつ、さて、伯爵は何を「了承」したのか。
「何を、と聞かないのかな」
シュナイデルの言葉に、キーリは目を細めた。
ロヴェルが寄越したメッセージに、余計なことは一切書かれていない。彼の性格であれば、紙幅に余裕がなくとも何か書き残してくれそうなものだ。それがないということは、書けなかったか、書く必要がなかったか。
ロヴェルはこれを、キーリが目にすることを想定していない。
そしてそれを、この王国騎士がキーリに見せる意図は——
「実は、彼に情報収集を頼んでいてね。だが返事をもらう前に連れ去られてしまったから、困ってしまったよ」
「それが中央府の出した結論ですか」
ロヴェルの犯した罪の清算と引き換えに王国が提示したもの。そしてそれは本来、キーリが知っていて良い情報ではない。
「私に何を、させたいのです」
やはりこの男は、父の兄だ。
● べレスの血旗
ベレスは王国中央部の北寄りに位置する子爵領だ。都市部と農村部に分かれたこの領地は、典型的な搾取関係にある。
王国の気候は一部の地域を除けば基本的に穏やかなものであり、この地もまたその例に漏れない。豊かな土にしても同様だ。しかしその恩恵を民が享受できないことがある。
「クーガー、もう限界だ」
寒村の家の地下に集まる面々は、いずれも農村域の若い労働力である。彼らに呼びかけられ、クーガーの耳がぴくりと反応し、長い尾が揺れた。
「まだだ。今行動を起こしても、無駄な血が流れるだけだ」
「このままでは冬を越えられない!」
端境期をどう乗り切るかは、農村にとっては喫緊の課題である。この季節における準備の有無により、その年の冬を乗り切れるかが決まると言ってもいい。
「俺たちは子爵の暴政に良く耐えた。今ことを起こさなければ、俺たちは死ぬだけだ!」
「騒がしいな、どうしたんだ?」
青年がひとり、言い合う若者たちが集う地下室に降りてくる。やや猫っ毛な金色の髪に青い瞳。服装こそ地味な傭兵風だが、整った顔立ちに洗練された所作は、青年がそれなりに身分の高い人物であろうことをうかがわせる。
「アレク! お前からも言ってくれ」
「何を? とにかく、落ち着いて」
アレクは皆から話を聞く。その訴えに、アレクは表情を曇らせた。
「僕も今動くのには反対だ。蓄えも準備も出来ていないのに向かって行っても叩き潰されるだけ。焦らないことだ」
「そう言って、もう半年経ってるじゃないか! 俺たちは誓ったはずだ。あの悪逆領主から皆を救うと」
「逸るな。俺たちがそれで死んだら、村は働き手を完全に失ってしまう」
クーガーの言葉に、若者たちは言葉を詰まらせる。
「いつまで……耐えればいい」
その絶望に、応える者はない。
● 雪薔薇の魔女
「……皆の様子はどうだった?」
人気のない街道を行きながら、少女はアレクにそう尋ねる。アレクは前を向いて歩き続けながら、小さくため息を漏らした。
「我慢の限界、といったところだね。でも、今彼らを死なせるわけにはいかないから」
「確たる証拠を掴んで、中央を動かせるようになるまで?」
アレクは頷く。王国騎士という身分を隠し、クーガーたちに協力している以上、下手な動きが出来ないのもある。
「リジー。君にも苦労をかける。父のことも、」
アレクが言葉を続けようとすると、少女はアレクの唇に人差し指を添えた。
「私は大丈夫」
儚げな微笑みを浮かべる幼馴染みを見ていられず、アレクは目を伏せる。
「必ず……君との約束は果たす。必ずだ」
解説
マスターより
リプレイ
石壁は人々の祈りを遮り、街中に響く鐘の音は悲嘆の声をかき消していく。それが、ベレス子爵領の首府、リラだ。
● 見えない明日
(『めでたし、めでたしが望ましい』、か……)
商業区を歩くサマエラ=フォリウムは、以前灰の湖都で出会った王国騎士の言葉を思い出していた。
今回はキーリの依頼で赴いたが、彼女は多くを語らなかった。あるいはシュナイデルから必要最低限のことしか伝えられていないのかもしれない。
(約束された安寧の結末は、誰のもの……いや、今は仕事だ)
軽く首を振り、サマエラは昼食を買い求める旅人に扮して店先を覗く。……総じて、食糧品の値段が高い。
「パンとワインを。……それにしても。凶作か何かで、高騰しているのか?」
売り子にそう声をかけると、売り子は少し顔を曇らせた。
「王国北部で不作だと騒ぎがあったでしょう? その煽りを受けて、小麦や大麦の値段が上がっているのはあるけれど……」
「あれか……他に何かあるのか?」
サマエラは、何かを言おうとして口を噤んだ売り子に聞き募った。すると売り子は、この街の様々な税について教えてくれた。
「……酷い話だ。ここに来るまでにいくつか農村のそばを通り過ぎたが、彼らも苦しいのではないか」
しかし農村の話が出ると、売り子は口を引き結ぶ。そして無言で商品を包んだ袋をサマエラに押し付けた後は、何も語らなかった。
ミーミル・ロッポラもまた、商業区を歩いていた。依頼を受けた冒険者の数は多く、情報共有も逐次行なっている。目立たないようにサマエラとやりとりしたあと、ミーミルはぐるりと商業区を一周するように計画を立てる。
ミーミルはきっちりと雨戸を閉めている店々を数え、近くの店で詳細を尋ねた。店じまいをしたところはほとんど、装飾品店だ。食糧品店のほかは衣料品や金物を扱う店がかろうじて生き残っているくらいである。
(食べていくので精一杯、かあ……)
生活が苦しくなれば、身につけるものは最初に売りに出される。皆が手放すのだから、それを商品としている店のものは当然売れない。
(でも、完全には引き払ってない)
ミーミルは足を止めて、閉店の看板がかけられたドアを見つめる。窓の桟も埃を被ってはいるが、売り地にはなっていないのだ。
職人の街で生まれ育ったミーミルには、職人が店じまいをしなければならない状況がただ、悲しい。けれど売り地になっていないのなら、ここの職人は再起の時を待っているのだろう。
ミーミルは心の中で彼らを応援しながら、広場へと戻った。
「そう、彼らはここを動かないのか……」
セヴラン・クアルトは弦を絞ったり緩めたりして調律しつつ、ミーミルの報告に耳を傾けた。
「何か、気になる?」
「うん……職人さんというのは、まあ、自分の仕事に誇りを持っているものと考えている。それこそ自分の命をかけても……けれど、皆が皆、そうかな?」
つまり、とセヴランは続ける。
「動かないのではない。動けないのでは、と思ったんだ」
ミーミルは石畳の上に置かれた帽子に、小銭を入れる。セヴランは弓を引き、穏やかな曲を奏でた。しかし、聴衆の集まりは悪い。
「あまり状況は良くないね」
音楽というものは、人の心に深く作用する。楽しませたり、悲しませたり。だが、この街の人間はそれを拒絶する。
足を止める、止めないの話ではない。通りを行く人も少なければ、窓から顔を出すような人間もいない。
——閉ざされている。この街も、人の心も。
「よし。それなら稼げそうな相手を見繕うしかないね」
セヴランは明るく告げて荷物をまとめる。王国騎士の足取りを追うためにとれる行動は、まだある。
ナハシュは、商業区でも底値で食糧品を提供している店へと目をつけた。見窄らしい身なりのハーフリングと入れ違いに入店する。店内は暗く、店主らしき人物も顔色が悪い。
「よっ。どうだ、調子は」
「まあまあ、かな」
そう笑う店主もまた、ハーフリングだ。
「いやあ、助かったぜ。旅人にこの街の物価は高すぎる」
「まあ、そうだろうね。昔はこうではなかったんだが……」
「確かに、商店街だってのに活気がねえよな」
あんたも顔色悪いぞ、とナハシュは付け加えた。
「あまり食べられていないからね。この値段で売ると利益もほとんど出ないんだが……お腹をすかせる子供がひとりでも減るのなら、それでいい」
「……そっか」
眼裏によぎる影に、ナハシュは首を振る。
「あんたのとこはここらでは一番安いが……食べ物がなんでこんな高くなってる?」
「粉を挽いたり、生地を焼いたりする場所が共用でね。そこに税を納める必要があるんだ」
「……なるほどね」
出来上がるまでに随分と金のかかることだ。ナハシュは硬くなったパンを一袋買い求め、店を出た。
ライオネル・ギシュムは路上でパンを売っているリザードマンの商人を見つけ、声をかける。
「これじゃあ利益が出なくて、生活出来ないんじゃない?」
商人はゆるりと首を横に振った。
「少なくとも私たちは、明日はしのげる。けれどこの街には、今日食べるものがない人たちのほうが多いんだ」
ふうん、とライオネルは商人の様子を観察する。嘘は言っていないようだ。であればと一歩踏み込んで、声を潜める。
「誰か裏に協力者がいるのかな?」
商人の表情が強張った。急いで荷物をまとめて逃げ出そうとする商人を、ライオネルは慌てて引き止める。
「あ、ちょ、違う違う! 待って、俺は敵じゃないから!」
今の聞き方は確かにまずかったかもしれない。もし商人の背後にレジスタンスがいるのなら、見慣れないライオネルの姿は間諜にも映ったことだろう。
「俺はこの街の状況をどうにかしたいと思ってきたんだ。協力者がいるなら、力になりたいから教えてほしい」
「だ、騙されんぞ……」
「騙さないって。う、うーん。目立つなって言われてるけど、冒険者証って役に立つのかな、あっ」
ライオネルが鞄を漁ろうとしたその一瞬の隙に、商人は全速力でその場を離れようとする。
「おおっと、待ってくれって」
と、その行手をハヤト=ガラン=ヴォルファングが塞いだ。
「俺はブレイブファング傭兵団のハヤト。どうだ、そこそこ名も売れ始めてると思うんだが、聞いたことねえか?」
「は……」
寡聞にて、という様子の商人に、ハヤトは大仰に肩をすくめてみせた後、スッとこれまでに得た勲章の数々をちらちらと見せる。
「一応、戦果もそれなりに上げてんだよなあ。本物だぜ? 傭兵は信用商売だから、な?」
商人は眉を下げて困った様子でライオネルとハヤトの顔を交互に見た。
「もう一押しかあ。まあ、信用商売とはいえ金さえ貰えばなんでもする、ってやつもいるし。まあともかく、あんたらのやろうとしてることに一枚噛ませてくれよ。どうだ?」
ハヤトがにっと笑う。商人はへなへなとその場に座り込むのだった。
ゲルダ・クラインは書き留めたメモを酒場の裏手で確認する。ジュスト・ヴェルジーとの待ち合わせ場所だが、漂う酒精が強いため、早く来てほしいと祈っていた。
「お待たせしました」
新鮮な空気を吸いに一旦通りに戻ろうかとゲルダが踵を返そうとした時、ジュストはひょっこりと顔を出した。
「ごめんね、他の冒険者さんとの共有に時間がかかって。少し気になることもあってね」
「では、先にそちらからうかがいます」
ジュストはゲルダを風上へ誘導しつつ、懐から紙を取り出す。
「農地……というより、農村部の情報はほとんど手に入らず。皆一様に口を閉ざしているね。税率については、適正かどうか……以前に、税自体の種類がかなり多い」
ジュストはそう言って指折り数える。
「粉挽き税、パン焼き税、葡萄搾り税、秤量税、店舗税に営業税……肉の鮮度検査官にも金を払う。ここに各種地代、通行税や遊興税、売上の一部の納付、奢侈税が加わる」
「な……」
ゲルダは狼狽する。商売をする上で、税は切っては切り離せないものゆえ、ゲルダにも知識はあるし、それなりに詳しい。だからこそ声を失う。
「……わたしも、お店の様子を見て回りながら歩いてきましたが……やっぱり周辺都市と比べてもリラの経済はおかしいです。それだけの税をかけておきながら、税収が領民に還元されている様子もありません」
すれ違った人々の顔色の悪さ。疲れ切った様子の店主。そんな人々を助けたいと思ってもゲルダの手では掬いあげられない。ただ己がなすべきことをと集めた情報は、しかしここで、一つの疑問を生じさせる。
「悪政、暴政、そういうものの類だと思います。もともと市場動向は去年から不安定であるようですが、夏を境に悪くなるばかり。……でも、もう秋です。べレスの領主は……何をしているのでしょうか」
他都市との相場格差に商品の質を担保できない市場。店は閉業しているところが多いというのに、売地や返還地はひとつもない。
「お互いに食べ物や日用品を融通してなんとかもたせている……であれば、その集まりに顔を出し、もう少し調べてみよう」
ジュストの提案に、ゲルダは頷いた。
ゲルダとジュストから調査を引き継いだトゥーリは、2人がまとめた市場調査メモを懐に聞き込みを行なっていた。
あくまでさりげなく、世間話の体で。今年の上半期には生活もここまで苦しくはなかったが、夏を境に急転しているという。
(話を聞くに、税率を上げるような状況じゃなかった。去年の冬に流行した病の影響がようやく落ち着いてきたという話だし……住民の春先の稼ぎを見ても、増税は厳しそうだなあ)
それに、回収した税の使い道もだいぶ不透明である。公示を確認できていないためになんとも言えないが、少なくとも街の雰囲気からは、税が住民の生活に還元されているようには思えなかった。
「うーん……」
トゥーリは腕を組んで考え込む。
地方においては領主の専横がままあるということは、トゥーリも聞き齧ってはいるものの、限度というものがあるだろう。悪政を放置して困るのは王国だ。
「証拠を集めてギルド経由で提出すれば、無血で沙汰が下るんじゃ……」
いや、とすぐに考え直す。それでは冒険者ギルドが一国の内政に首を突っ込むことになる。ギルドの情報の正確性は一定の信頼を得ているが、それと政治的な矩を超えることは別問題である——王国から間接的な依頼があれば別だが。
「とりあえず、もうしばらく情報収集かな」
● 王国騎士の行方
騎士団屯所の場所を教えてもらい、通りすがりの役人に礼を述べて別れる。旧市街は小綺麗で整然としているが、こちらも人通りは多いとは言えない。
海神・江流は屯所の近くまで来ると、休憩中の兵を探す。
「ちょっと、いいかな。ギルドの依頼で、王国騎士のアレクシスって人を探しているんだけど」
「へ。アレクシス坊ちゃん? あの方はもう随分お帰りになってないよ」
「……帰っていない? それは……ひと月とかふた月とかの話?」
「いや、学園に入学してからずっと王都だから、ええと……来年の春で10年になるかな」
指折り数える兵士に、江流は眉を顰める。
「学園を飛び級で卒業されてそのまま王国騎士に叙任。いやあ、さすが坊ちゃんだ。今も立派にお務めを……ん、ギルドの人間がどうして坊ちゃんを探してるんだい?」
しみじみと語る兵士が首を傾げ、江流は咄嗟に話を合わせた。
「冒険者だけど、学園生徒でもあるのさ。税制について勉強していて、優秀なアレクシス先輩の故郷はどんなものだったのかな、って」
ああそうなの、と兵士は感心した声をあげる。
「あっちの建物が行政府なんだが、学園の子が来てたよ。お友達かな。白い髪のべっぴんさんだったが」
「ああ、シルヴィ……行ってみるよ、ありがと」
(アレクシス=リラ=ベレス……)
シルヴィア・A・カペルは、役人との会話に飛び出してきたその名に驚く。
(ベレス子爵ロランスの一人息子。その彼が王国騎士としてこの街にいるのに、誰もその帰還を知らない?)
シルヴィアは考え込む。王臣である王国騎士が地方に出向く理由など、知れている。キーリに策謀の類は似合わないが、そも他領の実情報告などという依頼内容を考えれば、アレクシスが密命か何かを帯びている可能性もあることは考慮の内、とはいえ——「完全に姿を隠している」となると。
「……行き違いがあったようですね」
「先輩の帰郷に合わせてやってきた学園生」として、シルヴィアはにこりと笑う。
キーリは隠し事が苦手な娘だ。となれば、最低限の情報しか与えられていないに違いない。その背後に立つ、シュナイデルから。
それと気になったのは、『雪薔薇の魔女』のことだ。
(白枯病を終息させた『聖女』、か)
魔女という名はその美貌を妬む者たちによるもので、本名はリジーというらしい。面会を申し込むも、彼女は留守とのことだった。ひとまず得た情報を他の冒険者に共有するため、シルヴィアは行政府を後にする——。
● 聖女の奇跡
建物同士を渡る、今にもちぎれそうなロープ。それに引っ掛けられたボロ切れやひさしがひしめく貧民窟の空を見上げ、ベルク・オスマットは小さくため息を漏らした。
「貧民窟というよりは——」
目下に広がる光景は、死窟。それが過言と言い切れぬ状況だ。
これほどの状況が放置されている。そのことに、ベルクは目を眇めた。
「王国は手助けもなしか? まあ……あったとして、領主や取り巻きどもの懐に消えているか、」
あるいは、これを把握すらしていない可能性もあるわけだ。
この状況を他の貴族が知るところとなれば、光明にはなりうるだろうか。王国貴族の支配体制には複雑な事情が絡むらしいが、無駄なことであれば依頼は出ないだろう。
ベルクは貧民窟の様子を記録するため、歩き出した。
“王国騎士アレクシスは潜伏中”——その報せを受け取ったルチル・プルメリア・グレイハーツは、計画を微修正する。
(他家の政に口を出すような依頼の時点で、何かがおかしいと思っていたが——)
目当ての王国騎士がベレスの人間であるのなら、いずれ彼から話が聞けるだろう。
気を取り直して、ルチルは貧民窟の様子を調査する。路傍に打ち捨てられているといっていい状態の人々が目につく中、腐りかけの遺体もあった。それを、遺体回収人が荷車に乗せて押していく。
「これは……よくないね」
衛生状態が悪すぎる。そして、死が身近にありすぎる。
ルチルはとにかく手近なところから治療を開始した。ヒールをかけて治療に耐えうる体力を確保し、裂傷があるものは傷口を水と蒸留酒で洗浄、清潔な包帯で傷口を覆う。やがてルチルの活動に、人々は興味を示し始めた。
「礼はいらないよ。でも……探している人間がいる」
アレクシスの身の上は伏せ、容貌のみを伝える。すると「彼はここには来ない」という返答があった。
「こない?」
「目立つから来るな、ということらしい」
首を傾げるルチルの背後から声がかかる。ベルクだ。
「傭兵アレク。レジスタンスの一員だそうだ」
「……そういうことか」
ルチルは点と点がつながった思いで頷く。
「なかなか複雑な立場のようだね。これは、聞き込みにも気を遣わないといけないか」
エルゼリオ・レイノーラは息を呑んで立ち尽くす。
目の前に広がるその光景は、凄惨を極めるものだった。
「ひどい……」
思わず漏れた言葉は、小さく掠れる。
一年前にこの地で発生したという疫病「白枯病」の影響もあるのだろうか。この貧民窟がいつからあるのかは知らないが、あるいはこの衛生状態の悪さが疫病発生の引き金を引いたかもしれない。
(それも調べないと……でも今は、)
エルゼリオはヒーラーとして動くことを決めた。まずは治療が行われている場所がないかを探す。すると、廃墟と化した公会堂が何箇所か、病院がわりに使われていることが分かった。
「エルゼリオといいます。お手伝いさせてください」
エルゼリオは王国貴族の一員だ。その自分が知らない場所で、知らない病が、民草の命を奪っている。憤りとも焦りとも言えぬ感情が胸の内に渦巻いていた。
エルゼリオは治療に必要な基礎体力を確保するため、ヒールを唱え続ける。しかし、根本的な解決には至らない。
(疫病の原因はエーテルじゃないとすると……)
エルゼリオはヒールによる体力回復を終え、公会堂の裏手に回る。
「あれ?」
と、エルゼリオが探していたものを、先んじて調べていた人物が振り返る。ルカ・アインス・シュテルンとナタリア・フィッツジェラルドだ。
「やあ。僕たち、同じことを考えていたみたいだね」
ふたりが調べていたのは井戸だ。エルゼリオも近づき、ルカが汲んだ水を覗き込む。
「何かわかりましたか?」
「あんまり衛生的じゃないってことくらい」
できるだけ多くの病人を診て回りたいが、それが許される日程ではない。ルカは悔しそうにしながら、腕を組む。
「白枯病は、骨の病みたいだ。解呪が効かないはずだよ」
「骨……ですか」
主な症状としては、皮膚から血の気が失せて白くなり、痩せ衰え、食欲がなくなり、重症化すると少しの刺激で骨が折れてしまうという。
「枯れた木々の枝のようにね」
「だから、白枯病と」
「流行自体は終わっている。終息に貢献した女性を、『雪薔薇の魔女』……いや、ここの人々は、『聖女』と呼んでいるらしいよ」
ね、とルカはナタリアを振り返る。ナタリアは頷き、ペン先で紙面を叩いた。
「『雪薔薇の魔女』は、今年の春に病を終息させた功績を讃えられ、『聖女』と呼ばれるようになり、そのまま領主のそばに召し上げられた……と」
その人物はどこにでもいるような貧民の少女だったらしい。しかしある日、天啓を得た。授恵者となったのだ。
「この街にも医療従事者はいる。しかし彼らは領主の命で身分の高いヒューマンを優先して治療対象とし、異種族や貧民窟の人々は見捨てられた。そこに現れた救世主、というわけだ」
ナタリアは苦々しく唇を噛む。
「生まれついた身分や種族で、命が選別されるなど……」
エルゼリオもまた項垂れる。
人は、平等ではない——それはこの国では、ありふれたことなのだ。
貴族と奴隷が同じヒューマンな筈はない。それが、ヨル・スレイマンの受けてきた仕打ちだ。
命は簡単に選別される。それはヨルの個人的な経験からもそうであると確信できていたし、ハーヴェンでの出来事はそれを裏付けるものだったに違いない。
「まあ、こういうところを放置するような人たちではなかったけどね。同じ国内でも結構差があるって訳だ……なるほどなあ。あ、いやこっちの話。はい、口開けて。……奥、ちょっと爛れてるね」
流れのヒーラーとして、ヨルは病人たちを診て回っていた。白枯病にまつわる話も見えてきた頃だ。そろそろ場所を移して聞き込むとしよう。
「おじさん、いっちゃうの?」
「おじ……」
痩せた子供がヨルの袖を引く。おじさんと呼ばれたのはちょっとショックだが、これくらいの子供なら大人はだいたいおじさんかもしれないと気を取り直して、笑顔を作った。
「探している人がいてね」
「そう……みつかるといいね」
子供たちに手を振られ、ヨルは貧民窟を後にした。アレクシスは潜伏中——となれば、ややリスクがあっても、向こうから出てきてもらうしかない。
「フフフフフ」
ギーゼラは真っ白な服に身を包み、胸元で祈るように指を組む。
「僕、まるで聖女みたいじゃないですかぁ?」
その怪しい笑いがなければ完璧に聖女であろう。
ギーゼラはエルゼリオたちがいる公会堂とは別の場所で救援にあたっていた。
大部屋を掃除し、ヒーリングオーラやヒールを組み合わせて病人の苦痛を和らげる。それもだいたい済むと、ギーゼラはマジカルポケットから食材を詰めた鞄を取り出し、炊き出しの準備をはじめる。
「さあさあ、ごはんですよ〜」
食材を切って柔らかく煮込んだだけのものだが、味が薄い方が病人食としては都合がいいだろう。
(向こうから会いにきてくれるのを待つ。完璧ですねぇ!)
「おい」
上機嫌に鍋の中身をかき混ぜていたギーゼラの痩躯に、ふっと暗い影が落ちる。
「あんた、余所の人間だな」
高い背丈に黒い髪。ゴブリンロード種のようだ。
「聞けば、そこかしこにうろついてやがる。あんたら……何が目的だ?」
「おおっと」
ぬっと手が伸びて、ゴブリン族の青年がギーゼラの胸ぐらを掴む。宙に浮いたギーゼラの手から木べらが落ちて音を立てた。
その瞬間、ギーゼラの視界の端で刃が閃いた。青年はすぐさまギーゼラから手を離すと飛び退く。突然解放されたギーゼラは尻餅をつき、2人の間にアリオン・リューが割って入った。
「大丈夫?」
「いったぁ……ええ、ありがとうございます」
ギーゼラの無事を確認したアリオンは、剣を構えたまま青年と対峙する。
「ヒューマン……ではないか」
「だからどうしたッ」
探している騎士ではないという確認であったアリオンの言葉をどう受け止めたのか、青年もまた腰の剣を抜く。
(刃こぼれの少ない直刀。動きも荒っぽいように見えて隙がない——訓練されてる)
青年の剣を受け止めたアリオンは、瞬時に武装の質や立ち回りから相手の立場を分析する。
「なんだなんだ?」
突然始まった剣闘に、周囲の貧民はどよめいていた。それを、ギーゼラは落ち着かせようと立ち上がり、壁を駆けてきたフリューリングスルフト=ティエラの背後に庇われた。
「なになに? トラブルさぁ!?」
「貧民窟に出入りしている冒険者の多さに気が立っているようですよ」
フリューはギーゼラを庇ったまま、両目に意識を集中させる。そして青年と目があった瞬間、「眠れ」と念じた。
「ぐっ……!?」
ヒュプノシスをかけられた青年はたたらを踏み、膝をつく。アリオンがすかさず、青年が握っていた剣を蹴って弾き飛ばした。
「怪しい者じゃありません。ですから、乱暴はやめてください」
アリオンは剣を収め、そう告げる。
「人を探しています。金髪碧眼の傭兵で、名はアレク」
アリオンが聞いてまわったところによれば、王国騎士アレクシスは貧民窟には近づかないよう言われているらしい。問題は「誰が」「なぜ」そう言ったのかだ。
「……うちら、その人に会うように言われてるさぁ。苦しんでいる人たちの力にも、なりたいし……」
フリューはフードを目深に下ろして、目立つ赤毛を隠す。
(つい手が出てしもうたけど、……大丈夫やよね?)
青年はなかなか強固な意志の持ち主らしい。ヒュプノシスに抗い、顔を上げる。
「少し、良いだろうか」
と、事態を遠巻きにしていた貧民の中からナハティガル=ラーが現れた。騒ぎを聞きつけて駆けつけたらしい。
「同じゴブリン族としての言葉なら信じられるか? 俺はナハティガル。ここも……ゴールディの暗黒街と何も変わらんが、変えられないわけではない、と——お前たちは信じているのだろう?」
青年は返答に窮しているようだった。その間に、ナハティガルは状況を整理する。
「この男の名はロイド。貧民をまとめるリーダーのような人物……らしい。接触する機会をうかがっていたら、急に移動をはじめたんでな」
あたりを見回したナハティガルは、「場所を移そう」と提案する。
「西区で目標と接触できたらしい。であれば、もう目立つことはしなくていい」
● 分かたれし者たち
貧民窟で冒険者たちがロイドと接触する少し前——。
西区では、ヒューマンの住む場所と異種族の住む場所はわかれている。利用する施設も同様だ。
スー・ルーは移住者の体で聞き込みを開始したが、その会話の全てにおいて「移住はやめておけ」と言われ、目を瞬いていた。
「ここはな、牢獄なんだ。移住には金を積まないといけないし、白枯病のせいで出稼ぎにもいけない。うつったらたまらないって断られちまうんだ。若いのは何やら準備してるようだがねえ……」
「準備って、何をだ?」
「武器だよ。叛乱を起こそうってことさ。現状を変えるには武力しかないと、若いのはすぐそれだ。しかし領主の横暴がそれで終わるのか? 結局後釜におさまるのが王国貴族じゃ……」
はあ、と食堂の店主はため息をつく。
「分かってるのさ、俺たちは何かと理由をつけて蹲ってるだけだ。だが俺たちが分かり合えることはないんだから……仕方ないだろう」
ヒューマンが優先されることも。異種族が見捨てられることも。
スールはそれ以上店主から聞き込むことはやめた。これ以上聞けることは、多くないだろう。
スィーリーンは目立たない服装に着替えて歩き回り、情報を拾う。
異種族が住む区画では、ハーフリングとハーフビーストの割合が同じくらい、ゴブリンやドワーフ、エルフはほとんどおらず、リザードマンも同様である。しかし、全くいないわけではないらしい。
スィーリーンは道路脇のベンチに腰掛けるリザードマンの老婦人と出会った。老婦人はスィーリーンに気づくとにこやかに笑う。
「あら、まあ、珍しいこと。旅の方?」
「はい。ご婦人はこちらにお住まいに……?」
「ええ。生まれも育ちもここよ。……今のリラはあまり活気がないけれど、昔はずいぶん華やかだったわ」
老婦人が腕を上げて指差した先を、スィーリーンは仰ぎ見た。
「あの煉瓦の階段から上が、ヒューマンの住む区画。あちらには余程の用がない限り、行かないほうがいいわね」
「……どうしてそんな構造に?」
「今の御領主様に代わってから、かしら。それに、去年の冬には病気も流行って……ヒューマンの治療が優先されたから、なんとなく住んでいる人たちの間にも溝ができてしまったのよね」
そういえば、と老婦人は続けた。
「さっきゴブリン族の子にも会ったから伝えたのだけど……階段をのぼっていっちゃったわね。大丈夫かしら」
オゴスは伝書鳩を模したピンを襟に、マーガレットの乾燥花をポケットに挿す。相手が気づくかはわからないが、依頼主を示すアイテムだ。
階段下で情報収集をした後、階段上の区画の食堂に堂々と入る。店内のヒューマンたちはやや驚いた様子だったが、咎める者はいない。
しかし、店内で茶を飲み始めて少し経つと、とんと指先で軽く肩を叩かれた。
「失礼。……ここでヒューマン以外の姿が見えたものだから。喧嘩にはならないはずだが、周囲への影響が大きい。心苦しいのだが……出られるだろうか」
「ええ」
小声でやりとりを済ませ、オゴスは素直についていく。店の裏まで回ると、フードを目深に被ったその人物は軽く頭を下げた。
「許してほしい。彼らは異種族から恨まれていると、怯えているんだ」
流麗な発音。金色の髪に青い瞳。隙のない立ち振る舞い。オゴスは確信を得る。
「俺は、べレスの実情を調べてほしいと依頼を受けた冒険者です」
「……誰から?」
やや驚いた様子に、今度はオゴスが困惑する。悩んだ末に依頼人の名を明かすと、青年は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「キーリ……キーリ=グラシル? そうか、シュナイデル卿だね? ……ああいや、安心してくれ、上司から不出来を突っつかれただけだ」
青年——アレクシスはこめかみを押さえる。
「分かった。ええと……立ち話には向かない内容だ。……こっちへ。一応この街にも、『隠れ家』はあるから」
● 闇の花
夜。ほぼ全ての冒険者が街の外へ出た状態で、夕霧は大胆にも行政府の資料室に潜入していた。行政府前の広場でセヴランがコンサートを開いているのも目眩しに役立っている。
(これではないな)
江流やジュストからの情報では、この街の税は種類が多く複雑化しているとのことで、目を通す必要のある項目も多い。ここで不正の現物を入手できればと思ったが、帳簿は埃の出るところがない。
となれば、二重帳簿か『飛ばし』、あるいはその組み合わせである。ここに置いておく理由がないわけだ。
「……!」
と、部屋の入り口の方で物音がしたため、夕霧は素早く物陰に身を隠した。逆光でよく見えないが、その人物は月明かりの中、部屋の入り口にじっと佇んでいる。
「どうされましたー? 曲、終わっちゃいますよー」
「ええ……今行きます」
足音が遠ざかる。夕霧はほっと胸を撫で下ろしつつ、素早くその場を離脱した。ものは入手できなかったが、今回の依頼内容には含まれていないことであるし、隠蔽が思ったよりも巧妙であることが分かっただけでも十分な成果だ。自分と仲間の安全を優先することとしよう——。
── ○ ──
「あ、終わっちゃった。もう一曲演奏しないかなあ。でももう寒いし、無理はさせられないか」
「……そうですね。この建物も、随分建て付けが悪くなりました」
伏せられる銀色の瞳。その先には、聴衆から温かい飲み物を受け取る旅の楽士の姿がある。
「……冒険者」
窓の桟にそっと手を添える、その袖から覗く薔薇の花が、月明かりを反射する。
「ん? 今なんか言いました?」
「いえ……是非もう一曲、と」
——いいでしょう。盤上におあがりなさい。
微笑みは闇に溶け、新たな幕が上がる。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:多い25 / 4〜25人
2021年11月17日 11時07分20秒 公開
参加者
相談掲示板
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 アレクシスを探し出して接触したいのと、ベレスの実情調査かな。リジーは領主ロランスに取り立てられているから、接触自体はリジーの方がしやすいのかもしれない。どうやって情報を落とし込むか、信用して貰うかは悩ましいところだけど……。 今の所は【1:北区(旧市街)】に調査に行くつもり。具体的な行動はまだ考え中だ。
シーフのフリューさぁ、よろしく! んーむ。ちょっと悩みどころやねぇ。 調査だけなら、うちは【3】だと潜みやすい、かな? ただもし見つけて接触となると…………シルヴィアさんと同じく、信用してもらう手段がちょいと思いつかない!困った! ひとまず!うちは【3】に行く予定ってことで!
オゴスと申します。どうぞよろしくお願い致します。 ゴールディも綺麗な街じゃあありませんが、この街の空気も相当淀んでいますね。 俺は【4:西区(住宅街)】に行きます。 街の様子を調査しつつ、あえてヒューマン地区に足を踏み入れるなど目立つ動きをするつもりです。 アレクさんと上手く接触できると良いのですが。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 我は【3】に赴こうと思う。 とはいえ【3】はアレク殿とは出会えない気がしているが。 まぁここの調査だけでもある程度領主の悪政と無能が把握できそうだが…。
ゲルダです。よろしくお願いします。 商業知識を持って【2:東区(商業区)】の様子を確認しようかな、と。 わたしも、アレク様との接触よりは現状把握に重きを置いた行動になるかなと思います。
僕はウォーリアのアリオン。皆、よろしくね。 一応はアレクと接触するのが目的だけど、伯爵婦人の用と言えばある程度話が通じるのかな?シュナイデル卿のことは僕らが知ってる感じでは無い……よね、多分。
>伯爵夫人の用 あ、そうか……! アレクとの接触を目的にしている以上、アレク(&リジー)とシュナイデルは顔見知り、或いは役割分担して動いているのかもしれないね。 アレクと接触出来たら、依頼内容やシュナイデルについて話をしても良さそうだ。シュナイデルは別の依頼(『【灰葬ED】 ただ御神の統べしらすままに』)で登場しているから私達が知っていてもおかしくはないだろうし、キーリが依頼概要として彼について教えてくれているかも。 リジーについては最初はアレクの味方とは分からないから、やっぱり情報の落とし込みが悩ましいけど……ベレスの実情調査で「雪薔薇の魔女」について調べてからかな(悩) 【1:北区(旧市街)】の調査では、リジーについても調べてみるよ。
シーフの海神江流だよ。今回は宜しくね。 俺は…【1:北区(旧市街)】の方に行ってみようかな。 接触目標のアレクは王国騎士って事だし、身分が保証された人間だ。 表向きの公務とかで少なからずこの辺に出入りしている可能性はあるから、そこから足取りを追ってみようと思う。 ついでに、税制についても徴収する側から見ておきたいかな。
キャスターのジュスト・ヴェルジーだ、よろしくね。 俺は【2:東区(商業区)】の方に向かうよ。 税がどの程度かけられてるか、食糧品の市場価格、あとはスリや窃盗などが発生していないかといった治安を見て子爵領の現状を把握したいね。 それと、利益を無視して提供している店に関してはレジスタンスが関与している所もありそうだから、そのあたりも調べられたらと思っているよ。
No.10
スールだ。 今ンとこ結構ばらけてる感じか? ま、こんだけ人数いりゃ誰がどこ行くとかそんなに気にしなくていい気もするけどよ。 で、俺はー、あー……正直そんなに考えてねぇ。とりあえず、住民街ってとこに行ってみるかな。 住める場所探してるけどここはどんな感じだ、って風に聞いて回るくらいだと思うぜ。 ……っつーか、ここも”ヒューマンとそれ以外”かよ、流行ってんのか?
ミーミルだよ。 よろしくね。 うーん、ボクはどこに行こうかまだ迷ってるなぁ。 行けるとしたら【2】【3】【4】のどれかかだろうけど。 アレクシスは王国騎士ってことだし【1】に居る可能性が高いかもしれないけど・・・、ドワーフのボクが行くと悪目立ちするかもしれないから、他の人に任せるね。
情報屋のルチルだ。よろしく。 情報収集の易さから【3】の南区へ向かう予定だ。
キャスターのスィーリーンと申します。 よろしくお願いします。 私は【4】に行ってみますね。
ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。今回はヨロシクね! ボクは【2】か【3】のどっちかに行く予定だよ。
ヒーラーのルカだよ、よろしくね。 僕は【3】に行こうと思うよ。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺は【2】で聴き込みからレジスタンスに接触→アレクへの接触が辿れねぇか試してみんぜ!
ナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 【3】で職務を全うしつつ実情調査といこうか。
ヒーラーのギーゼラです。よろしくお願いします。 【3】で苦しむ人達を救うお仕事をしようと思います。
ライオネルだよ!よろしくねー! 俺は【2】に行ってみるよ!