【帝国】工期は決戦開始まで
馬車猪
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オープニング
「承知しました。私はどなたの指揮下に入れば……」
セニャに問われた高官が困惑し、問うたセニャがもっと困惑する。
「貴官がやるんじゃよ」
無造作に手渡されたのは古砦都市シャルトが描かれた地図だ。
地図は古く描かれている防御施設も建造物も立派だ。
なお現実の古砦都市シャルトは奪還済みではあるが瓦礫が散らばる廃墟でしかない。
「将軍級の連中だけでなく各国の先遣隊も動いているようだからうまくやるように」
高官は好々爺らしい笑みを浮かべているが目は血走っている。
ここに後方拠点兼物資の中継地点を建設できなかった場合、帝都での決戦に挑む冒険者や各国の精鋭が空腹や疲労を抱えたまま戦うことになりかねない。
「……本当に動いてます?」
セニャの表情筋はひきつり、胃腸は不機嫌に蠕動し始める。
高官は笑顔のままだ。
どの帝国有力者もどの国も貴重極まる精鋭を危険度最大な上に本拠から遠く離れた場所まで送り込むのだ。
重要とは言え巨大作戦の一部でしかない拠点作成および整備に、人材と物資を大量投入できる訳がない。
「委細、承知しました」
セニャは断れない。
まともな方の帝国が負ければ彼女が帝国復興事業に投じた私財は無駄になる。
帝国の他国への借りがこれ以上大きくなれば戦後の帝国の立場が国ではなく植民地になりかねない。
「多少荒っぽい手段を使うことになります。事後の支援を……」
「うむ。レイウェスト皇子には君の献身をしっかりと伝えるとも」
帝国官僚の長老格と若手がほほえみ合う、帝国政府の未来を象徴する光景に見えた。
●
起床と身支度は夜明け前に済ませ。
作業は夜明けと同時に始まる。
「諸君の仕事が帝国の勝利に繋がる!」
若い声がかつてシャルトと呼ばれた土地に朗々と響く。
「瓦礫の撤去は戦士達に安眠の場所を与え、天幕の設営はより良い安眠をもたらすだけでなく悪天候による体力消耗を防ぐ。つまり諸君の労働が帝国の武力に繋がるのである!」
学がなくても分かるように、言われるがまましている行動が具体的に何をもたらすのか明瞭な声で何度でも繰り返す。
「そこに建てているのは食料庫だ。隣は燃料庫。温かい食事は戦士に力を与える! 私も保存食だけのときは魔獣狩りに苦労したものだ!」
声は若くてもみなぎる気合いと武威は本物だ。
朝日の中でもピンクのエーテルが良く目立つ。
「もちろん便所も最重要だ! 臭えば食欲も失せるし眠りも浅くなるからな!!」
若い女性が口にすれば醜聞になりそうな言葉も、魔獣や亜人を殺して帝国の民を守る戦士が言えば笑いを催す話題に変わる。
「さあ諸君、朝食までもうひと頑張りだ!!」
古砦都市シャルトでの拠点設営は、順調に進んではいた。
●
たすけて。
帝国代官セニャから届いた依頼は4文字に要約可能だった。
「今回は非戦闘依頼になります」
冒険者ギルド職員が、更新された古砦都市シャルトの地図を広げる。
セニャが手を出せている範囲は狭く、設営の進んだ場所はさらに小さい。
「場所は古砦都市シャルト。目的は後方支援と物資中継が目的の拠点設営です」
利用する人数も利用する期間もかなりのものだ。
瓦礫撤去、天幕設営、物資保管庫やトイレの設営まで、やるべき事は種類も数も大量だ。
「多数の国や組織から人が集まりますので面積も数も必要です」
どの建物も数があればあるほど、大きければ大きいほど良い。
「攻撃的なスキルも瓦礫撤去などに使えるでしょうが、汎用的なスキル……たとえば建築・土木は非常に役立つと思います」
他にもカリスマや交渉は作業員を指揮するときに役立つだろうし、作業員に教導でスキルを指導し拠点の調理担当や医療担当やその補助にすることもできるかもしれない。
「非常に重要な依頼です。絶対に成功させてください」
職員は、真剣な表情で冒険者に要請するのだった。
解説
マスターより
リプレイ
古砦都市シャルト。
帝都や王都とは比べものにならないほど小規模で、しかし街としては小さくもないし豪華ですらある。
帝都という巨大都市のお隣という立地は最高であった。
「お隣が最前線兼ラストダンジョンでしょうか」
フリーダ=ブロムヴィストの言葉選びは独特であると同時に何が言いたいかは良く伝わる。
「直接的な表現を避けてくれてありがとうと言うべきかしら」
拠点設営責任者であるセニャは、大勢の作業員からの視線を意識して必死に不敵な表情を保っていた。
「うーん……」
高位の冒険者であるトゥーリはカリスマも交渉も幅広い技能に習熟している。
現場監督を複数使いこなして作業員も動かすことも容易で実際に行ってはいるのだが、この調子では期日に間に合わないというのが正直な感想だ。
「もちろんワタシ達が率先することも大事だけど、一人じゃ手が回らない部分もあるよね……」
だからセニャの仕事を奪うことにした。
「義勇兵希望もいるんだよね。その人達はあっちで……数はこんな感じで。担当と責任の範囲と報酬は今のままだけど書面にするね。まとめ役との面談日は明日と明後日に……」
計画全体の統括という、昔の王国なら最低限貴族でなければ担う機会も能力も得られなかっただろう役割を平然とこなす。
(指示を組織の端まで誤解なく浸透させる段取りを……冒険者が25人いればなんとか?)
トゥーリは能力があるからこそ、困難を正しく認識して深刻になっていた。
イズレンディル・パラリムは統括の1人として前任のときはなかった部署を立ち上げる。
「読み書きと計算ができる方は私の近くに集まって下さい」
簡単に能力を確かめて仕事を割り振る。
「入庫と出庫の確認の際にはこの一覧表を使って下さい」
前任が作成した膨大な書類を優れた記憶力で覚えて最低限必要な要素だけを抜き出し1枚の紙にまとめたものだ。
「貴方達がそれぞれの工区の物資保管場責任者です」
種族も出身階層も関係ない。今必要なのは能力と倫理だけだ。
立身出世を望んでここまで来た非ヒューマン達も、この扱いには怖じ気付いている。
失敗すれば人類全体にどんな影響を与えるか予測できる頭があるのだ。
イズレンディルは相手の知性を評価して喜ぶと同時に安堵する。
「今ここで求められているのは『物と人員を必要な所へ迅速に送り出す』ことと『不足を明確にし調達する』することです。皆さんがこの一覧表に書き込む数字がそれを可能にするのです」
無論実際に運び加工し工事をすることも必要だがそれは今はいい。
ここにいるのはソフト面を担当することになる人材なので別の話だ。
「急いで下さい」
イズレンディルの高度な教導技術が、容赦のない詰め込み教育を成功させていた。
「おーおー! こんだけ腕利きが集まっているのは壮観だねぇ」
アリア・ティーダは意識して自信と喜びを派手に表現する。
「これでも土木や建築には自信アリ。ボクもここで一つ活躍させてもらおうかなっ!」
冒険者が築き上げた実績とアリア個人の武威があれば、アリアについて何も知らない作業員達に安心と納得を与えることが可能だった。
「ところで要塞補修として補修しちゃってもいいよね?」
セニャへの言葉は柔らかいが視線は鋭い。
冒険者になる前、帝国の一兵団で工兵隊を率いて実績をあげたエルフにふさわしい迫力がある。
「構いません。後方拠点としての機能が優先ですが」
前任はアリアのキャリアに敬意を表して言葉が丁寧だ。
「分かってる分かってる。ボクは本職だからね」
アリアは現在最も大規模な物資保管場へ向かう。
透視能力があるので資材を動かさなくても把握し易く、何よりアリアの建築や土木についての習熟は極めて高レベルだ。
資材の最適な配分を行うことで、拠点機能の向上だけでなく防衛力向上も加速させていた。
「さすがお貴族様、重要な仕事を任されるだけ信頼されているようで」
音も無くセニャの背後に現れたベルク・オスマットが言葉で不意を打つ。
(勘弁してよ。この件でどれだけ無茶をすることになったかあなたなら予想できるでしょう)
セニャは表情を変えずほとんど音にせず言葉を口にしている。
ベルクは面白がるような態度のまま何も言わない。
レイウェスト皇子の臣を自負しているが爵位とかの重責はないのだ。汚職代官をつつくくらいは役得である。
(厄介事を押し付けられるというのは能力への評価と裏切らないという信用を得られた証拠。今後も帝国の役に立ってくれよ)
ベルクの視線を向けられたセニャが、寒気を感じて体を震わせた。
(セニャの疲れ切った顔を見ると、なんだか胸が苦しくなるわ。……いや恋でも愉悦でもなくて明日もとい今日も我が身だからなんですけど)
アウレーリア・フォン・ネーベルベルクは少しだけ現実逃避をして内心でセルフツッコミする。
現実に真正面から向き合うと、冒険者の仕事が一区切りついた時点で帝国中央に連れ去られる自身が容易に予測できてまうのだ。
「貴方現場監督ね、私の言うことを一字一句正確に作業員に伝えて」
目敏く見つけた人材を呼びつけ、やるべきことリストの中にある無数の項目のいくつかを命じる。
アウレーリアが開設した指揮所に報告を運んで来る人間も相談に来る人間も非常に多い。
25人の冒険者が八面六臂の活躍をしても足りないほど、廃墟を拠点に作り替える作業は大事業なのだ。
「今回は私が指示を出すけど次からはここに指示を求めなさい。……荷馬車と馬が足りない? 明日には大量に連れてくるはずだから今日中は現状で凌ぎなさい」
休憩の時間どころか席から立つ瞬間すらない、アウレーリアの将来を暗示するような激務であった。
●
夜通し作業するための灯りはないので1日の仕事の終わりは夕方だ。
その日、冒険者という新要素により気力体力の限界まで酷使された作業員は、疲れではなく食欲に支配されていた。
「なんだよ。なんだよこれっ」
「お貴族様の食事だってのか……」
いつもの器に注がれたいつもの料理なのに見た目も香りも別物だ。
メインの材料は古い麦。野菜や肉はそれよりはましだが萎びていたり廃棄寸前だったりだ。
なのに目に優しく香り豊かな料理になっている。
「うめぇ、うめぇよ」
「かあちゃんにも食わせてやりたかったよぉ」
すすり泣きがあちこちから聞こえ、それをからかう者などどこにもいない。
(無理にどかせようとはせず、新たに集まった人々のもとまで鍋を運ぶのだ)
(了解ッス料理長!)
ストレガ・L・リベルガストラに小声で囁かれた食堂従業員が多少ぎこちない動きで指示を実行する。
(食堂の専任人材をとりあえずでも育て終わるか全体が破綻するかのチキンレースなのだ)
冒険者により労働の効率が向上した分、労働の密度も上がってしまっている。
皆、人使いは巧みだがすべきことが多すぎる。
(彼等は複数の事を深く習熟するのは難しい。教えるレシピも必要最小限にするしかないのだ)
『ストレガ』として忸怩たるものがあるが、超熟練料理人のストレガにも限界は存在した。
別の食堂は平穏だ。
寒さがしのげるだけでも有り難い。
環境が一気に改善されたので快適さは昨日とは大違いだ。
エルは一流と評価されるだけの料理の腕があるがストレガと比べると分が悪い。
それでも遠くまでストレガの料理を運ぶよりエルがその場で料理した方が絶対に数倍美味しい。
(これから、冬、だし……)
温かさというのはごちそうなのだ。
(明日は、料理人さん、を、分けて、もらわないと)
今日建てた食堂はエルが直接料理を提供できるが明日以降建てる食堂は別だ。北側にも一軒は建てたいし、人の数が多い南側は後数件は建てたい。
ストレガが育てる人材をあてにするしかない。
「店長! お代わりの強請る馬鹿ばかりです!」
「だいじょうぶ」
燃料にも食材にも余裕をもたせている。
だがそんな用意や判断ができるのはエルだからで、この食堂を引き継ぐ人間にはかなり厳しい。
(時間、欲しい、かも)
エルは教育のために燃料を使うことを決心する。彼女の指揮下で働く食堂従業員が、何故か悪寒に襲われていた。
灯りに使う燃料が不足しているとはいえ例外も存在する。
それは冒険者であり、極めて希少で替えの効かない技術者達だ。
レラ・F・ギュンターの賢者の石がランプの光を反射する。
様々な種族用の作業着を縫う速度は高速なまま一定。無駄の一切ない動きはとても美しい。
「布がたっくさんありますけども、どれもボロボロですねぇ」
優先度が高い作業のための作業服を作り。
小さい布を頑丈に縫い合わせて大型の天幕に使える布に加工していく。
物資の余裕がないので布の裁断は本当に最低限だ。
医療にも有用な清潔な布はできるだけ温存して、レラは翌日に使われる予定のあるものの加工を夜半に終わらせた。
「時間がありますから洗濯も……」
レラが元気に立ち上がろうとしたとき、ほんの数時間でレラを崇めるようになったお針子が慌てて制止する。
「洗濯は我々にお任せ下さい!」
「お師匠様は翌日……もう今日ですけど朝からの仕事に備えてお休みをっ」
同じ時間で加工速度が1桁違う訳ではないが、レラがいたから大きく頑丈な布などの希少な品ができたのだ。
時間の価値が文字通り桁違いであり、帝国人のお針子はレラのためならなんでもする覚悟で実際にそうしていた。
スィーリーンの細い指が木を削るための工具を繊細に操る。
木工の知識のない者がみればただ速いと感じるだけかもしれないが、並以上の腕がある木工職人なら絶望して廃業するか技に魅了されて人生を狂わされるかもしれない。
「鉄製品ほどの強度はありませんが」
レラが縫った布に対応した天幕用パーツを完成させる。
次は拠点の最優先機能の1つである取水場用のパーツだ。
常人なら熟練工数人がかなりの時間をかけて造るものを、スィーリーンは素晴らしい早さで木から削り出す。
「何を言えば良いか分からないのは久しぶりね」
職人ではないが貴族令嬢として恥ずかしくないだけの審美眼を持つセニャは、スィーリーンの神業めいた腕前に圧倒されている。
「邪魔をするでない」
影の中からベルクが現れセニャを職人達から引き離す。
「北側の調査結果じゃ。そっちは外壁」
修繕の必要個所と必要資材の概算についても付記されている。
「わらわがいる間にできる限り直すが、全部は無理だからな? 最終的に責任を持つのはそなただからな」
セニャは報告書をしばらく見てから、肩を落として寝床ではなく机に向かった。
●
「奪還に向けての整備ですね。よろしくお願いします!」
トーラが挨拶したのが昨日で。
「いま少し時間と予算を頂ければー」
アルマがセニャから予算をもぎ取ったのも昨日である。
「足下に気を付けて!」
トーラの黒毛ミニビヒモーを先頭に牛や馬やビヒモーが進む。
それぞれ牽いている荷車には再利用可能な形状の瓦礫が積まれていて、家畜達の行進は遅いが危なげがない。
先頭のムームーが主であるトーラを強く信頼し、トーラが積極的に家畜達に配慮し信頼を得たからできることだ。
(力仕事は冒険者や非授恵者の力自慢でも代替可能なんだよね)
多くを運ぶという点では家畜と荷車の組み合わせは圧倒的で、自然と運搬に専念することになった。
「おはよー! じゃなくてこんにちはー……」
街の南端でアルマの声が聞こえた。
トーラがムームーの荷台に乗ると、手を振るアルマとその背後に長く伸びる家畜の隊列が目に入ってくる。
「この子達お願いー」
「……うん!」
トーラは事情を聞くのは後にすることにしてアルマから家畜を受け取る。
特定の家畜に疲労が蓄積しないよう、多少余裕ができたことを感じながらり作業を続行した。
「ずいぶん、借りてきたわね」
セニャが動揺を隠せていない。
実家が大規模に畜産をしているので、大型の家畜の扱いづらさも数が増えたときの面倒さも良く知っている。
「そこはみなさん協力的でー」
アルマは受け取ったことを証明する書類の束と一緒に、運んで来た物資の一覧も渡す。
「収穫後の小麦とかお野菜とか買い込んできたから、今あるのを飼料に転用して新しく届いた小麦やお野菜を湯通しして水気を取って乾燥させれば味よく調理も長期保存も楽になるよー? これ試作品ー……」
時間がないのでアルマは普段より高速で喋る。
「手際が良いわね」
セニャは実際に食べて見て許可の書類をその場で作る。
「それじゃ後でー」
「ええ」
皆、いつ休めるか分からない。
●
(啓示によれば『時間があればシムシ=ティできるんだけどなー俺もなー』との事ですし)
今日のフリーダは意識して余裕のある表情を維持している。
相変わらず啓示の言葉は理解し辛いが、その内容は五感を通して得られる情報と矛盾しない。
(時間的猶予はあまり無さそうです)
ちらりと北の空を見てから朝礼を始める。
作業員達は、前任と比べて真っ当な英雄っぽくしかも農村出身であること隠さないフリーダに自然な好感を持つ。
(全域の各種情報のまとめの伝達に注意事項や現状の進捗の説明、理解できるよう教導。……これはかなり厳しい仕事ですね)
フリーダ自身よく分からないが教導自体は順調で進んでいる。
教導対象の数が多く素質が低いため、順調に進んでも作業員達のレベルアップはゆっくりであった。
シルク・メイプルリーフは多くの作業員を導いている。
「大は小を兼ねますデッカく丈夫に作りましょう。暖房設備は最優先ですよ!」
彼女の指揮下で建てられる炊事場も食堂も食料倉庫も、耐久性や機能性に問題はないがどこかあるいは全てが可愛らしい。
シルクが身につけているのは親方や学園で学べるものではなく、シルクによるシルクのためのスキルなのだ。
「怪我をしたらかすり傷でも報告して下さい。隠すと酷いですよ!」
邪魔な瓦礫を蹴れば弾け飛び、集中すれば空間が歪んで見えるほどの魔力を感じさせるのがシルクだ。
「昼までには形にしてそこで昼食にします!」
素直な人間も素行が悪い連中も、シルクに対しては忠実に従っていた。
「……朝だね」
ディレイン・オールドケイジは今のシャルトで最も立派な建物の中で目を覚ます。
仮眠しかとれていないので正直つらいが顔には出せない。
「先生! 患者です!」
故郷に戻れば立派な先生として扱われる医者が真新しい怪我人を連れてくる。
(清潔な水が欲しいね)
上水と浄化施設の進捗は聞いているが今日明日では無理だ。
ディレインは生活魔法で用意できるわずかな水を使い、放置すれば全身に害がでかねない外傷の手当を終える。
ヒールは使わない。
どれだけ注意しても事故は発生するので重傷者に備えてヒールは温存する必要がある。
「先生、二日酔いの患者が……」
「包帯の取り替えは私がっ」
有能な医者は極めて貴重だ。
ディレインという天からの恵みを最大限に活かすため、作業員も医療関係者も全力で協力している。
「ほうきや雑巾も増やしておいてね」
「はい!」
「包帯と布を洗いに南の川へ向かいます!!」
診療所の士気は天を衝く勢いであった。
イズル・M・ヴォルゴールは造ったばかりの屋根の下に購入すれば高価な資材を運び込む。
1人なら重労働でも、十数人がかりでやれば常識的な範囲の労働だ。
「開いた場所に物を置かないで。新しく届いた物資の置き場だから」
イズルは作業員とは違って汗を浮かべないまま適切な指示を出す。
「次の荷が届くまで……」
移動と休憩を指示した後は単独で人気のない場所へ向かう。
シャルトは広く、遺品や遺骨の回収は行われているが使い勝手が良い場所が優先だ。
(獣が入り込んだかな)
激しく損傷した武器を1つの通りだけで数人分見つける。
どれも風雨で汚れてはいるが、イズルは丁寧に回収して運搬用の箱に入れる。
(次はあの通り)
冒険者ギルドや帝国に問い合わせた結果をもとに回収を続行する。
残留思念感応で読み取れないほど時間は経過してはいるが、激しい戦いの痕跡は多くを語りかけてくる。
「イズルさん! ヴィント行きの便の荷台に空きがあるそうです」
休憩中のはずの作業員が走ってくる。
その作業員の後ろにも、イズルの活動を知り集まってくる作業員達がいる。
イズル達は丁寧な手つきと足取りで、遺品が納められた箱を馬車の元まで運んでいった。
●
シャルトの中央部は瓦礫がほぼそのまま残っている。
大量の家畜により今まさに運び出されているが、利用可能な場所は酷く狭い。
ナハシュの移動速度は圧倒的で、しかも土木や建築についての詳しさはここにいる冒険者の中でもトップ勢だ。
しかも絵まで巧い。
情報収集、情報伝達、技術面からの計画立案とできることが多すぎる。
「これを貰っても? ありがてぇ!」
教養がなくても絵なら少しは理解できる。
知識や技術があるならより理解は早くそして深くなる。
つまりシャルト中央部でナハシュは不可欠の人材であり離れられないということだ。
工事が進むたびに素早く情報を収集・集約・伝達するまでのことがナハシュが単独でできてしまうのでますます離してくれなくなる。
(建築パーツ作りは高望みか。できることをさせていくしかないな)
技術がない作業員でも可能な作業を選んで指示してはまた別の場所へ。
幻想により一時的に得た技術を酷使する日々は当分続きそうだった。
「利用できるものは利用していこう」
ジュスト・ヴェルジーはまだ使えそうな基礎を見つけると余計なものを排除する。
強大な魔力をスキルとして使う必要はなく、近付くのも危険だった瓦礫の集まりだけを魔力で以て細かく砕く。
(学園の試験ですれば得点は低いだろうけどね)
不可能な作業がジュストの手により一般的な作業員でも可能な作業に変わる。
初めて会ったときはジュストに隔意があった帝国人も、ジュストの能力の高さを実感した後は忠実な部下として働いている。
(戦の為に拠点をしっかり作りたいのは勿論だけど、今後の為にも王国人の心象はよくしておきたいね)
だから適度に顔と口を出す。
必要な場所に必要なだけ人を集めて作業の進展に応じて人の数を調整していく。
ナハシュから提供される情報があるのでただでさえ良い効率がさらに向上する。
「北に向かう人の助けになる道も造らないとね」
帝都に近い北側は作業員に人気がない。
だから、ジュスト自身が護衛したりいざというとき助けに向かったり出来るよう段取りを組んでいた。
「わたしもたくさんがんばりますので、よろしくお願いしますね!」
ゲルダ・クラインが初日に挨拶したときには微笑ましいものを見る目を向けられ、しかしその視線はすぐに畏怖のそれに変わった。
「離れてください! ……いきます!」
巨大な槍をハーフリングの小柄な体で振り下ろす。
はたかれた大きな建物が、砂でできた玩具であるかのように崩れて小さくなる。
「予定ではここは埋めるみたいです」
色つきの絵が描かれた指示書を見てゲルダが指示を出す。
「了解ッス!」
一瞬で上下関係を叩き込まれた作業員が仕事にとりかかり、ゲルダは次の現場へ向かう。
(ここならいけますね)
物理近接範囲攻撃で建造物を撤退破壊し回り道解消のためも道を作る。
「瓦礫はそこへ運んで下さい」
ゲルダが指差す空き空間もゲルダが作ったものだ。
壊し方を心得たゲルダは、作業員が百人いてもできないことを単独でこなしていた。
ルイドは起床中ほとんどの時間料理を行っている。
冒険者到着時点でも多かった作業員は一日ごとに増加中だ。
ルイドが小麦を練って作ったダンゴとタレは、水を加え加熱するだけある程度美味しくなる料理としてシャルト全土で大評判。当然のようにルイドにかかる負担は膨大になる。
「人数分以上あるから安心しな。俺が温めたのを食いたい? うるせぇ食事休憩くらいさせろ」
口調は乱暴でも指先は清潔。口と鼻はマスクで覆われ白い帽子で髪を隠している。
(連中も作業中は気を張って重労働だ。行動食に甘い物を持たせたいが……)
初日はシンプルなパンケーキを振る舞えたが2日目以降はどうしようもない。毎食十分に栄養を補給できるよう、数を確保し味を調えるだけで精一杯だ。
わずかな休憩時間も休憩時間としては使われない。
ルイドの左目が鈍く光り、重く鋭い闘気を刃として放つ。
解体しようにも作業員だけでは危険だった半壊建造物が、重さを支えていた柱ごとルイドに断たれて内側へ崩壊していく。
「報告はそっちでしな」
地図に位置を示したメモを投げ渡し、ルイドはエプロンを来ながら戦場へ戻っていった。
●
破滅の象徴とすらいえる帝都は、古砦都市シャルトの北にある。
魔獣もクリーパーも近くにいない今でも、シャルトの北側に好んで向かう人間はほとんどいない。
「何かあっても、俺たちが守る」
神材の剣を高々と掲げるのはリューイ=ヴァレンゴルトだ。
見た目はヒューマンに近いがゴブリンの特徴も持つロード種で、たくましい体つきと知性を感じさせる瞳は特別な存在であることを自然に周囲に納得させる。
むん、とリューイが気合いを入れる。
神材の刃から伸びるエーテル刃は刃の威力をそのまま保ち、リューイが片手で演舞をすると非常に映える。
「敵が現れても、こうだ!」
大気を切り裂くような強烈な打ち込み。
わずかな時間をおいて邪魔な岩が砕け、作業員達から大きな歓声があがった。
(あえて派手なやり方も、使う場所次第で役に立つ)
安堵する作業員の中にはゴブリンもいる。
リューイは大勢を安心させるため、力強いゴブリンのウォーリアを意識して演じる。
「ここを整地してくれ」
今都市にいる専門家以上の冒険者ほどではないが、リューイも土木と建築には十分通じている。
外部から来る人と物を受け入れるための工事は順調に進んでいた。
「セニャ! 俺が来たからには工期内の完成は間違いないぜ!」
振り返るアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトの顔は得意げだ。
見回りに来たセニャは、アルベルトの担当区画の様子を見て強く困惑する。
「殿下とのコネを使ったの?」
「まさか! 皆が頑張ってくれたのさ」
きらりと白い歯を見せて笑うとセニャの困惑が混乱に変わる。
土地の整備が済んで簡易の建物まで完成している。人間業とは思えない速度と出来映えだ。
(いつの間にこれほどの技術を身につけたのかしら。何か駄目なものに取り憑かれたりしてない?)
婚約者なのに酷い邪推をするセニャ。
なお、アルベルトは真っ当に学んで鍛えただけである。
「今日も順調だ! この調子でいこう!」
アルベルトは南から贈られてきた計画書に従い都市北側の整備を進める。
(セニャの為にも、帝国奪還の為にも、絶対に工期内の完成を達成するぜ!)
カリスマに実力と実績が伴っている彼が先頭に立ち、作業員と一緒に作業までしているのだ。
作業員の士気も作業効率も本当に素晴らしい状態だった。
「派手にやってるなぁ」
パヴェル・A・サムルガチェフは崩れた外壁からアルベルト達を見ている。
「同じことはできないが……」
ビヒモーが牽いてきた荷車から外壁用の資材を下ろし、代わりに元外壁の瓦礫を手際よく載せる。
パヴェルの筋肉は美しく、多数の筋肉で実現する所作はもっと美しい。
美的感覚が違うはずのビヒモーがじっと見つめて仕事を忘れるほどだ。
「なかなか肉体鍛練になりそうな荒れ具合だな」
パヴェルは静かに微笑みビヒモーも足下の石を退けてやる。
名残惜しげに去る巨体を見送り、外壁の機能を最低限取り戻すという大事業に戻った。
見た目の派手さではセニャと同程度ののリディリディ・トゥラ・イェレミースが、本人としては目立たないつもりで作業している。
(元々は王国の貴族だったのに、巡り巡って帝国の為に懸命に尽力して……。因果なものというべきなのでしょうか)
瓦礫を撤去した後に残った木を折れないよう補強する。
伐採の方が得意だがエルフとしてこの程度は簡単だ。
不運にも折れてしまった木は、乾燥具合と形状で分別して使える場所へ運ぶよう手配する。
(リーラントさん本人からすれば悪いことばかりではないとでも言うかもしれませんが。何があってもめげないところはあの人の美徳ですね)
自身の容姿を利用することを考えないのは知人と同じだ。
(私では作業員を奮起させることなどできないでしょうし、手を動かすことに専念しましょうか)
木々の世話をするエルフは、実に絵になる存在だった。
●
古砦都市シャルトの南端。
小さな川の近くで黙々と働く一団がいる。
かつては機能していた上下水道は良くて土に埋まり、最悪の場合は完全に破壊された上で土に埋まっている。
地下の地形を探るためのスキルをナハティガルが使えなければ、期限内での工事の完了は不可能だったはずだ。
「ナハティガル様! 井戸の修復は終わったんですが……」
都市から報告に来た作業員の表情は深刻だ。
両手で慎重に運んできた器には、上澄みを救ったのに微かに濁った水が入っている。
「構わん。その程度なら濾過装置を使えば飲用可能だ」
ナハティガルは良くやったと一言言い添えて都市へ送り返す。
これでも予想より数割早い。
スィーリーンが作ったパーツは素材だけ平凡で性能は神がかっている。
彼女の作品なしでは水漏れも確実に多発していた。
(もとは食料が入っていた箱や水が入っていた瓶をどうすればこうなる)
一廉の技術者であるナハティガルの理解を超えた品質だ。
「……下水道はそこまで丁寧にしなくていい。今のままでも多少は濾過される」
作業員を宥めながら指示も出す。
ナハティガルがいる今ならいくらでも質を追求できるが時間制限があるため上水道を優先せざるを得ない。水がなければ生き物は死ぬのだ。
「――飲料水や生活用水の確保は拠点維持に絶対不可欠だ。これが完成すれば水関連で困る事はなくなる筈だ」
人も物も時間も限られた工事の中で、指揮する人間の質だけはお伽噺めいて高かった。
ロゼットも大勢の作業員を使い上水の整備を行っている。
具体的には堰だ。
回収した瓦礫から使える石材と木材を選び出し、小川の一部に拡張工事を施し水を溜めて堰から上水道に流すのだ。
「飲む、洗う、流す、水がないと生活は成り立たないわ。天候で干上がったり氾濫したりじゃ困るでしょう?」
きつい労働を作業員に課すからこそ、作業員に作業の意味を分かりやすく具体的に教えて士気を維持させている。
(もう少し。だけど疲労がたまりすぎね)
ロゼットは全体の状況を見て休憩を前倒しにする。
「水辺の作業は身体が冷えるから、小休止用に湯を沸かしておいたわ。お茶にしましょう。他の現場には内緒でね」
距離があるので結果的に秘密になるかもしれないだけだがそこは話術だ。
(今日中に……いえ、万一の事故に備えて明日にまわすべきね)
ロゼットは計画の修正と伝達すべき情報のまとめを脳内で高速で行う。根本的に大きな無理がある計画だ。後回しにしているだけでできるだけ早期にすべき工事も大量だった。
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板が抜かれて新たな水の流れがうまれる。
ロゼットの工事で完成した堰からナハティガルが実質新造した上水道へと新鮮な水が流れていく。
これから集まる人間全てを潤すには足りないが、水汲みの苦労は大幅に減るのは確実だ。
(川の水量変化は許容範囲。なんとか、なったわね)
人を導く1人として、ロゼットは安堵の表情を隠して自身のある態度を維持している。
「ここがシャルトかー」
「やっと休める……」
明らかに外国から来た集団が水路と道路とその先にある天幕を見て安堵の息を吐いている。
その集団の隊列の後ろにも、別の国から来た集団がいる。
トーラは軽く手を振って歓迎した後はブラッシングに戻る。
「お疲れさま。ありがとうね」
美味しいおやつを食べて満足したビヒモー達は、草原の上でうとうとしながら連日の疲れを癒やしていた。
一部の機能を取り戻したシャルトには、戦士と物資が加速度的に集まりつつある。
決戦が始まるのはもうすぐである。
マスターコメント
イベントシナリオ易しい 報酬:標準25 / 4〜25人
2023年11月16日 01時53分46秒 公開
参加者
相談掲示板
No.1
リディリディです。 よろしくお願いします。 またリーラントさんは苦労されていますね。 王国貴族だった人がめぐりめぐって・・・。因果な事なのでしょうか。 帝都決戦の為の設営ということで、ギルド職員さんの仰る通り成功させないと後でとても困りそうです。 依頼内容としては個人で動くのも複数で動くのも自由のようですが、北・南・中央・外周とで動くヒトは振り分けないといけませんね。
イズレンディルと申します。 皆さんよろしくお願い致します。 場所ごとに状況も必要なものも異なるのですね。 確かにそれぞれの特性ややりたい事に合わせて上手く分担していきたいですね。 私自身は場所で言うと中央、になるでしょうか? 物資や人員、状況の管理までは手が回っていないかもしれませんので、全体の状況を把握して管理出来るようにしたいと思っております。状況把握の為に外回りもしますが、主に書類仕事です。 帝国から何名か人員をお借りして手伝って頂き、後任としてお任せ出来るようにしておきたいと思います。
土木・建築と聞いてきましたアリアです!(しゅばっ ボクはどこに行こうかなぁ…折角だから土木・建築を活かしたい所…。 ぱっと思いついたのは ・建築資材の選定(質が低いらしいし) ・建設の為掃除、物件鑑定と建築(専ら中央?) ・建設に繋がる道路補強と工事管理 のどれか辺りが活かせるかな…? あとあと、武に自信がある方は北部の警戒・監視とか組織したら 人員も動きやすくなったり。 それこそ上にある様に教導とか、経営とか、工作に自信がある方は 現場用の工程表・安全教本作りとか。工作機械(スコップとか含め)の 調達とか分担したら更にスムーズになるかもかもっ?
キャスターのジュストだ、よろしく。 アリア殿が触れてくれたように北側は冒険者が作業員を守るというのを伝えて配置すれば人を集めることが出来そうだし、作業に集中してくれそうだね。 俺は今のところセニャ嬢に代わってカリスマと演説で作業員の士気向上と北側の人員集めをするか。 もしくは中央での瓦礫撤去を手伝いつつ、運び出しの指揮をとるかあたりで考え中。 前者は帝国出身の方で希望者がいればお任せしようかと。
ヒーラーのディレイン・オールドケイジ、よろしく。 いちおう医者なんで、診療所みたいに使える場所と衛生面の確保をしようかなって考えてる。 あと生活魔法使えるから、綺麗な水や火は提供できるよ。
ロゼットよ。よろしくね。 私は、南側外周部で水関連の整備を試みるつもり。 幸い道具と作業員は借りられるようだから、 建築・土木の技能とで作業にあたってみるわ。 とりあえず案としては、小川に堰を作って水量を調整、 水を溜めておけるようして水不足にならないようにするわ。 人も増えてきたから、もし南側外周部に同じようなことで、 協力できる人がいたら、よろしくね。
No.7
豊穣の使徒シルクです 建築依頼と聞いて飛んできました。 ええ住む場所は礎ですから
スィーリーンと申します。よろしくお願いします。 私は手細工が得意ですので道具の修理などをしようかと思っています。
ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 俺は、北側の作業に従事するぜ。 『建築・土木』で作業員と一緒に作業をしつつ、万が一敵の襲撃があった時は積極的に撃退に向かう予定だ。 『カリスマ』を使って、恐怖に打ち勝ち作業をする姿を見せて作業員の士気を向上させるぜ。まあ、言葉よりも背中で語るって事かな。
イズル・ヴォルゴールです。よろしく。 セニャさんが遺品や遺骨を捜索、回収して回るようなので、俺も地図で壊滅前の都市機能を確認し、瓦礫の撤去を手伝いつつ遺品や遺骨の回収、供養や見つけた場所や特徴を整理しておけたらと思います。 整理しておいたほうが決戦前に運び出す等あってもスムーズになりそうですし。 細かい選別は帝国兵の方にもお手伝いいただけたらと思っています。 場所は決まってませんが回収した物品を集めるには中央あたりがいいのかなと思っています。
トーラです。 奪還に向けての整備ですね。よろしくお願いします! わたしは家畜の世話を受け持とうと思います。 馬車も持ち込んで資材の運搬などをしようかと。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 北側で哨戒兼北側外壁の調査と修繕を行おうと思う。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 担当さんの数が多いほどたくさん借りられるみたいだし ボクも牧畜知識と荷馬車と家畜証明書を準備して家畜さん担当に行くね あとは時間があればごはん(保存食)にも手をつけられられればと
シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 まあ南側で色々建てる手伝いでもするかなと思ってるぜ。 後は既に上がってるがやることが多い分各地の工程表や人員割り振りはあれば死ぬほど助かるから、やる奴がいねえならやるつもりだでいる。
個人行動を大まかに決めたので報告に 場所は南に変更します。 物資が野ざらしのようなのでそれを悪天候から保護する天幕を設置し、それぞれ物資と食料に分別し、倉庫ができ次第搬入します。 搬入後空いた土地は荷捌き所でも休憩所でもなんでも再利用できるようにしたいですね。 遺品遺骨捜索も並行して行う予定です。
ウォーリアのギュンターなのです。どぞ、よしなに。 ギュンタは手芸が得意ですから、布物アイテムを色々作ってきたいと思ってます。
ウォーリアのリューイだ 人数がそれなりに必要そうな、北側に。 カリスマとウォーリアの堂々とした姿で、作業員たちの不安を和らげるのを主に行動だ
シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 俺は南側外周部を受け持とう。 水を何とかしない事には拠点を維持できなくなるしな。 具体的には小川から水を引き、井戸の作成を考えている。
いよいよ明日出発だねぇ! 建設関連はなんだか充実してるみたいだしっ! じゃあじゃあボクは最初の表明の中から、【建築・土木】【透視】 を活かして資材の鑑定でもとっ! こう、質の高いものから防備補修や指揮所とかに回したり、そこそこのものは 仮設や足場、倉庫に回したりすれば砦全体の補修の質が上がるかなって! ついでに中央で管理するみんなに協力して、どこに何をどれだけ作るかも お聞きしてランク付けした資材を振り分けるお手伝いが出来ればっ!
顔出しがギリギリのギリギリになりました……! 大変申し訳ありませんっ 大変悩んでおりましたが、中央側で道の瓦礫の撤去のお手伝いと、再利用できそうな建築物の選定をさせていただければと思っています。