【富の使い道】老爺と子供を繋ぐもの

小緑 一滴

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シナリオID:1209

オープニング

 ゴールディに私設の図書館を作りたいと望む一人の老ゴブリンがいる。名前はアルポンド。
 老境を向かえた富める者たる彼は、その財産を持たざる者達の役に立てたいと願っている。
 かつては鼠型のクリーパーの巣窟と化していた古い屋敷は、無事に図書館として改装された。
 冒険者達の協力の甲斐ありゴールディの図書館で働く司書も確保できた。
「……」
 計画が少しずつ形になってきているというのに、アルポンドの顔は浮かなかった。
「これで、本当に……」
 以降の言葉は音になることなく消えた。これで、本当に――罪滅ぼしになるのだろうか、と。
 落胆しようと悔やもうとも過去は変えられない。今できることに力を尽くし未来に目を向ける。それだけだ。
 私設図書館の開館前に近隣の子供達への宣伝イベントを行う。まずはそのイベントを和やかに成功させることが今取り組むべき課題だ。

●
 私設図書館の一室に依頼を請けた冒険者達が集う。古い屋敷の傷んだ部分はきちんと修復され、時を経た落ち着きと真新しい快適さの良いところ取りになっている。
「はぁーい、それじゃイベントでやることの説明していくねぇ」
 司書のノープはブチハイエナのハーフビーストで一見粗野な風貌だが、話し方や動作はのん気そうだ。
「主に読み聞かせ、絵本作り、本に興味を持って読んでもらうための読み書きの会を企画しているよ。子供達の様子を見守る人もいてほしいなぁ」

 改装にあたり部屋の壁を取り払い広々としたスペースを確保したが、いくつかの小部屋は残してある。
 読み聞かせのために用意されたのが、防音性の高い造りの一室だ。
 筆記用具や画材を使う絵本作りは、本を置いていない空き部屋で行う。大きな木のテーブルが子供達を待っている。
 読み書きの会には小さめの黒板や机を並べた小部屋が割り当てられた。
 見守り役の居場所は自由だ。

「それとちょっとヤンチャな子もいるから、困ったことにならないよう気にかけてあげてねぇ」
 大人がよく使うズルイ言い回しでノープが要注意人物の存在をほのめかす。

解説

目的  子供達とイベントを楽しむ 活動  これらの活動以外にも目的に沿う範囲で自由に行動できる 【1】読み聞かせ  図書館の本以外に、冒険者が本を持ち込んでも良い 【2】絵本作り  子供達が描いた絵に冒険者達が文字を入れる。絵も文も冒険者オリジナルの絵本を作る。子供達が集中できるよう準備する。など方法は自由  紙芝居など通常の絵本の形状とが違うものを作っても良い  紙や画材、個人規模の簡素な製本道具などは一通り揃っている 【3】読み書きの会  紙や筆記用具は多めに用意されている 【4】見守り  悪ガキのデューイがトラブルを起こさないよう気を付ける必要がある NPC デューイ  ネコのハーフビースト、14歳の少年  いつの間にかふらっと姿を消し、図書館内を勝手にうろつき出す  ある子供によれば、デューイがバッタを大量に捕まえているところを目撃したという  文字は読めない。本を楽しむのは恵まれた者の特権で、自分には意味のないものと思っている  大人への反抗心が強く、威圧や強制を嫌う  悪ガキ仲間への影響が大きい。もしも懐柔できれば今後図書館で悪さをする子供が大幅に減る 近隣の子供達  私設図書館の近くに住む子供達20人程。文字を読める子はごく少数  年齢層はヒューマン換算で5~16歳程度  主にゴブリンが多く、次いでハーフビーストの存在が目立つ。その他の種族の子供も各1~2名いる アルポンド  依頼人。ゴブリンの老人  文字は読めるし読書の楽しみも知っているが、壊滅的に字が汚い  まだスタッフ以外の近隣住民と親睦を深められていない ノープ  司書。ブチハイエナのハーフビースト、男性  本以外には生物にも詳しい  以前はコンプレックスからヒューマンへの苦手意識があったものの、冒険者の働きかけで払拭された スタッフ  図書館で働く予定の5人。近隣住民が雇用されている  3名は日常的な文字が読める。本に関する専門的な教育は受けていない  2名は文字が読めないが、体力と人柄が評価された アルポンド、ノープ、スタッフには彼らに可能な手伝いを頼むこともできる 何か意見を伝えても良いだろう 特にプレイングでの指定がなければリプレイでの描写はない

マスターより

ゴールディの私設図書館は間もなく開館できそうです。 今回は正式な開館前の、近所の子供達を呼んでの催しとなっています。 現在の私設図書館の蔵書数は104冊です。 現代的な感覚ではだいぶ少なく感じると思いますが、アニエピカの世界では本はお高いのです。アルポンドが私財をなげうって買い集めました。 『ドン・ゴーフルの大脱出』を含む小説、児童書、絵本 40冊 歴史、社会科学、自然科学、技術、産業などの一般的な本 60冊 動植物、医学、薬学、樹海関連の専門書 4冊(ノープが寄贈)

リプレイ

 童女を思わせるアルマ・ヴァレンタインの声が、子供も孫もいない老人の心に温かく染み渡る。
「この前はお茶会ありがとー、今日はお手伝いにきたよー」
「いやいや。こちらこそありがとう」
 遠巻きにそのやり取りを眺めるナハティガル=ラー。
(――俺が暗黒街のド底辺で泥水を啜って生きていた頃には、一切目にしたことのなかった人種だな)
 私財をなげうつ奇特な富豪がいかなる人物なのか。
(裏の企みはなさそうだ。ただ――)
 家族のいない寂しさ。そしてゴールディの若い世代への罪悪感をナハティガルは感じ取った。

●
 館内に五人の冒険者が散る。
 雪を思わせるティトの毛並みは、夏のゴールディでもその清らかな美を損なうことはなかった。
 真新しい図書館を探検する気分でティトは静かに歩いて回る。もしトラブルが発生したら、他の冒険者達と協力して対処するつもりだ。
 と、司書のノープに呼び止められる。
「館内で迷子になっちゃった子がいるんだ。よろしくねぇ」
「さっそく、だね。うん、任せて、よ」
 デューイがうろついているという情報をティトは見守りの仲間に伝えて回る。

 ナハティガルは目当ての『ドン・ゴーフルの大脱出』を見つけ出した。ページに視線を落としながら、背後の気配に振り返りもせず声をかけた。
「――おい、其処の悪ガキ。暇なら少しばかり付き合え」
 近づいてくる様子はないがそれでも構わない。
「ドン・ゴーフルがどう成りあがったのか興味はないか? 俺はあるぞ」
 椅子に腰かける。記された文字がナハティガルの声で蘇り、ドン・ゴーフルの半生を鮮やかに伝えていく。
 ヒト――ここにはまだゴブリンは含まれない――の言葉がわかるゴーフルが、大樹海に迷い込んだヒトを外に帰す世話役だったこと。
 恐ろしい巨猿(ゴリラ)達との死闘。
 住処である白蛇の森から離れるゴーフル達と、森に残ったゴブリン達の別れ。
 ゴーフル一行は魔獣に阻まれながらもヒトと出会う。そしてゴーフル一行は樹海の外に村(シルバード)を起こした。
 最初ヒトの言葉で交流ができたのはゴーフルだけだったが、じょじょに他のゴブリンにも言葉を扱える者が出てきたという。
(これが俺達の過去か。ならば行く末は――)
 
 シーフのパルドがデューイを発見するのは簡単だった。
「こんにちはデューイ。何か探すなら一緒に探そうか?」
 ギクリとこわばる肩は、まっとうに何かを探しているわけではないことを物語る。デューイが片肩にかけた荷物袋からかすかな物音が聞こえてくる。
「もしもだけど虫が好きなら生物図鑑とか見るか?」
「好きじゃねェよ」
 パルドがいた孤児院は貧しくも楽しい場所だったが、世の中には荒んだ子供もいることもまた知っている。
「あれ? ウォーゼル、良いところに」
 そこに読み書きの会で使う資料や道具の用意でウォーゼルが通りかかる。本探しを手伝ってほしいというパルドの頼みを快く引き受け、図鑑をデューイに差し出す。
「これとかどう? 絵も多いしオススメだよ」
「別に。本があっても俺には意味ねェし」
 パルドはウォーゼルにお礼を告げ、立ち去ろうとするデューイの背中にも言葉を投げかける。
「その荷物……。もしお腹空いてても生はおすすめしない。焼いた方がおいしいよ?」
「ハハッ! 黒豹の兄ちゃん、今のはちょっと面白かったぜ」

「前は迷惑かけちゃったからね。上手くいったらご飯奢るよ。美味しい店知ってるんだ」
 ヨル・スレイマンの言葉にジョン・ベアーは破顔する。
「がっはっは! 美味いもんなら何時でも歓迎じゃ! 期待しとるけん!」
 気楽な会話の後は二人でデューイを見張った。
 デューイの方は自分をマークする冒険者に気づいていない。周囲を見回し荷物袋に手を突っ込んだ。
「おう、坊主。なんぞ愉快なことでも企んどるようじゃのう」
「ギャッ!?」
 驚いたデューイの手から飛び出したバッタをジョンが見事にキャッチする。窓を開け外に逃がした。
「そのバッタ自分で獲ったの? すごいね」
「ハッ! 虫とかどうでもいい。虫が好きなら、駆除されて叩き潰されてもおかしくねェ悪戯に使うわけねェだろうが」
 粋がった言葉にもヨルは余裕を崩さない。デューイが純朴な虫好き少年ではなく、図書館に悪戯をするのが目的の悪童だと理解していた。
(ふふ、気持ちはわかる。わかるんだよなー)
 私設図書館が出来ても自分には無関係だろうという疎外感。
(それでもわざわざ悪戯しにきたのは、図書館(ここ)が気になってるってことでもあると思うんだよね)
 まだ悪戯の証拠品(バッタの群れ)が残っている荷物袋を指さしながらヨルは小声でささやいた。
「虫が好きってことにしといた方が君にとって得なんだよ?」
 捕まえて所持していたのをつい忘れていたのです。一匹跳び出したのはうっかりな事故でした。以後気を付けます。そう言い張ることもできるとヨルがほのめかす。
(言い訳としては苦しいけど、あのハイエナの司書はこういうズルイ言葉も理解してくれそうだし)
「がっはっは! そういうことじゃな! この辺にどがいな美味い虫がおるのか知りたいんじゃ、頼む~!」
 大きなジョンの手がデューイの肩をがしっとつかむ。
「どんな虫かちょっと調べてみない? 俺も見たい」
 逃げ出さないようにヨルが隣につく。
 最初は悪戯現場を目撃され渋々二人に合わせていた様子だったが、デューイの態度もだんだんと軟化してきた。
「それらしき本は見つかったけど肝心のここの文章……なんて書いてあるんだろうね? 断片的に単語なら拾えるけど」
 ヨルの識字能力は単語を読める程度だ。本を一冊読みとおす自信はない。
「わしも字は書けんが、何、絵に描いとけば忘れんじゃろう?」
 ジョンは昆虫のスケッチを残すことを提案する。
「お前さんが字を書けるよぉなったら、手作りの図鑑なんちゅうものも作れそうじゃのう」
 学のない自分には無理だとデューイは笑ったが、その目は図書館の本に釘付けになっていた。

●
 読み書きの会に参加した子供はまとめて指導することもできる人数ではあるが、年齢や理解度の差を考慮しさらに少人数の班にわける。
「なあ。ミアって文字解るのか? オレはさ……」
 自分も文字を学びたいとナキルが打ち明ける。
「読み書きが苦手? では特別に私が教えてあげましょう!」
 事情を聞いたエフィルミアは誇らしげに胸を張る。
「言っとくけど、ちょっとくらいなら読めるんだからな!」
 ドヤ顔に反発しながらナキルも子供達に混ざって着席。年齢的にも体格的にも違和感なく溶け込んでいた。
「まずは自分の名前から! 先生のお手本通りに書いてみよー!」
 いつの間にやら伊達眼鏡をかけたエフィルミアがノリノリで一人一人の名前を聞き、お手本を書いていく。
「『ナ・キ・ル』……へぇ、オレの名前ってこう書くのか」
 音で馴染んだ自分の名前も、こうして文字として見ると不思議な気分だ。ナキルの深く澄んだ蒼い瞳が好奇心でいっそう輝く。
(良いお顔だね、ナキルくん! 私も教えがいがあるよ)
 二人の視線が合った。
「そう言えばミアの名前はどんな字なんだ?」
「先生の名前はこうです!」
 白墨の軌跡は美しく、その名は黒板の上に整然と現れた。
 ナキルはその手本の字を何度も見返しペンを動かす。
「どうだ! 書けたぜ!」
 紙の上の『ナキル』の隣に並んだ『エフィルミア』はぐねぐねと頼りない。手本通りとはいかない。
「エフィルミアの字は、キレイだな……」
 確かにキレイだが、伊達眼鏡でドヤ顔のエフィルミアを見た後では、純粋にすごいと思うことになんとなく悔しさもある。
 全員が名前を書き終えた後、エフィルミアはぜひ皆に覚えてもらいたい文字を二つ書く。
「『ありがとう』と『ごめんなさい』だよ」
 普段よく使う言葉。だからこそ大切な言葉だ。
「もちろん、直接声で伝えた方がいいけど。素直になれない時もきっとあるから」
 読んで学び、書いて伝える。世界を広げる第一歩をエフィルミアが楽しげに示してくれた。
「一言だけの手紙でも、誰かに伝えられる力になるよ」
「手紙か……そーいや、手紙くらいはとか言われてたな」
 文字の練習に勤しみながら、ナキルはそんなことを思い出していた。
「何を書いて送ろうかな……」

 子供達は手渡された紙を机に広げる。絵と頭文字を並べた手作りの文字表だ。
「俺はウォーゼル、よろしくね」
 指導のプロセスをしっかり頭に思い描き、ウォーゼルはにこやかに尋ねた。
「『あ』から始まる言葉って何があるかな?」
 我先にと挙げられる単語を慌てることなく黒板に書き込んでいく。
「どれも最初の形が一緒だね。これが『あ』を表す字なんだ」
 黒板から離れ子供達の間をゆっくりと見て回ると、困った様子の子供に気づく。
「焦らなくても大丈夫。ほら、ここにあるね」
 ホッとしたその顔にウォーゼルも微笑み返す。
「それじゃ皆、今度は一緒に書いてみようか」
 最初は一文字ずつ。その次は自分や家族の名前、好きなものを。
「うん、上手に書けたね」
 ふらつく線で書かれた文字に惜しみない称賛を贈る。素直な子供達の頑張りにウォーゼルの胸も温まる。
(思い出すな。俺もこんな風に教わったんだよな)
 優しい記憶の扉が開く。口元には自然と穏やかな笑みがこぼれていた。

 アルマは、読み仮名つきの大きな文字表を見やすい場所にペタリと設置。
「文字、単語、文章の順にステップアップしていくよ。最初は文字から覚えようか」
 チヨコレイトと文字を並べ、チョコレートと読み上げる。続いてパイナツプル、グリンピイス。
 言葉のチョイスが食べ物に偏っているのは子供達に楽しく学んでもらう配慮である。別にアルマが今食べたいものとか、そういうことではない。
 高価な食べ物を口にする幸運はなかなか訪れないが、いつかリッチになってお腹いっぱい食べてみたいと子供達はハングリー精神を燃やす。識字能力があれば仕事の選択肢が増え、収入も期待できる。
「書く練習もしようねー」
 お手本の直線や曲線をなぞり、狙い通りの線を引くことを教える。子供達は熱心に励んでいる。
「休憩も大事だよー。本物のチョコレートはいかがかな?」
 他の班も区切りがついているのを確認し皆で休憩。すっきりしたハーブチョコと紅茶の味は子供達がリッチになっても思い出に残ることだろう。

(ゴールディでは金がすべてと聞く)
 ナタリア・フィッツジェラルドの脳裏に依頼人(アルポンド)の顔が浮かぶ。
(望みを実現させる莫大な富を持つ以上、その願いもまた正義なのだろう)
 読み書きの基礎に触れた子供達にナタリアがロスガリア大陸の歴史を語って聞かせる。
「君達が暮らすゴールディ。それから今後多くのゴブリンが移り住むであろう帝国。この二つの国の歴史を話していこうと思う」
 金がものを言うゴールディと実力主義の帝国だ。
 子供達の熱意や知識欲を刺激できれば、今後自分の力で本を読もうという者が増える。この中から未来の学者や文官が現れないか。そんな未来も想像し、ナタリアは激励の言葉をかけた。
「君達が知識や技術を身に着けた大人になれるよう、私も期待しているぞ」
 かつてナタリアは崩壊前の帝国で従軍治癒師兼学者の立場についていた。そんな彼女が放つ風格を感じ取り、子供達も緊張の面持ちで姿勢を正す。
 その緊張感をちょうどよくほぐしているのがコハクだ。大きな二本の狼尻尾がもふりもふりと揺れている。
「疲れちゃったらコハクのところにおいで。休んだり遊んだりしながら、まったりしよう」
 黒板の前にこそ立たないが、尻尾で子供達をあやしつつコハクも軽く読み書きを教える。コハクの話は人の興味を引きつけ、わかりやすく人に教えることも得意だ。
 幼い子二人がコハクの方へトコトコ移動していく。
「いらっしゃーい」
 表情は変えずに尻尾をぽふぽふ振って歓迎の挨拶。小さい子の相手は引き受けた、という視線をナタリアに送る。
 満足そうに頷き、ナタリアは講義を開始。
「初代皇帝『征服王』ザッカ・グロムレイは――」
 歴史の流れを整理するのと同時に、固有名詞を黒板に書き記す。
 ナタリアの声に耳を傾けコハクは思いを巡らせた。自分は何を残せるだろうかと。
(闇英雄(ダークヒーロー)コハクとして名を馳せたりして)
 戯れ半分にそんなことを考えた。
 それから少し切ない気持ちに襲われて、今この瞬間を瞳に耳に肌に心に焼きつける。
 歴史上の大きな出来事とは違い、ささやかな日々の思い出は時の経過で洗い流され顧みられることも少ない。残る過去と消える過去。ナタリアの歴史の話で、ちょっと感傷的な気分になったのかもしれない。
 いつの間にか話題は歴史から医学へと。興が乗ったナタリアが熱弁を振るう姿もコハクは記憶に留める。

●
 子供達を招き入れる前に絵本作りの準備を行う者がいる。資料用に図書館の本棚から良さそうなものを数冊見繕う予定だ。
 ミツキ・アインホルンは私物の本も持参している。自分の部屋から幼い子供も喜ぶ良書を選んできた。
「一緒に探しましょうか」
 スタッフに声をかける。これには別の目的もあり、まだ経験に乏しいスタッフが本を探す練習も兼ねていた。
「手作り絵本の実物があった方が作りやすいよね」
 シルヴィア・A・カペルは、あえて読み書きのできないスタッフに見本用の絵本作りを頼んだ。スタッフは苦手な宿題を出された子供のように情けない顔をしたものの、シルヴィアがちゃんと手を貸すと説得すると頷いた。
「紙ってのは薄っぺらいのに束になると重たいもんだな」
 そう言いながらも軽々と本を持つナハシュ。
「胸躍る冒険譚は外せないわね。幻想的なお話や可愛らしい本も用意したいわ」
「友情や絆を描いた心和む本も良いね」
「個性的な本も入れとくか。自由な発想が出せるようにな」

 準備を整えた部屋に子供達を招く。
「こんにちは。こっちにどうぞ」
 優しく上品なお姉さんといった雰囲気のサシャ・テーリングに案内され、子供達も喜んでいる。
 一方、エル=バ=ノイアンの周りには静寂が満ちる。鋭い目を暗く縁取る隈や手入れもされずに伸ばされた髪が、その端正な顔立ちに不穏な印象を加えていた。子供から怯えられてしまっている。
 心なしか肩を落とすノイアンを見て、サシャはどうフォローしたものかと焦るのだった。

 熱心に絵を描く子供達をナハシュが見守る。
「へぇーこいつが主人公か。どんな奴だ?」
 絵から話を膨らませる。寡黙な性格の子もいたが、ナハシュは相手の様子を伺い巧みな話術で物語のタネを引き出す。このグループでは合同で一つの絵本を作るのだ。
「そしてこいつが主人公の生き別れの兄貴」
「ひゅー盛り上がってきたじゃねえか!!」
 作画担当は子供達で文章担当はナハシュ。ゴールディらしい風体でありながら文字を書ける彼には、子供達から憧れの視線が向けられた。
「こいつは主人公の幼馴染の隣の家で飼われてる犬の飼い主」
「長いなっ!」
 柔軟な頭から繰り出される無限大の想像力。収拾がつかなくなる前にストップをかける。
「この辺りで俺達の冒険はこれからだにしておくか。続きはまた今度な」
 羽ペンを手に丁寧に文章を書いていく。ペン先から生み出される繊細な黒に、幼い瞳が引き寄せられる。
「何ならお前等だけで作ってもいい。此処なら文字も習える」
 肩越しに後ろをさした親指の先には私設図書館のスタッフがいた。

 何を描こうかと悩む子にサシャが助け舟を出す。
「絵本作りって楽しいの。心に深く残ってることを物語に出来るのよ。ねぇ、貴方の思い出や好きなものを聞かせて」
 子供がサシャに語ったのは迷子になった時のこと。
 はぐれて泣いていたら顔は怖いけど優しい犬と友達になった。
 家族が探しにきてくれて、お母さんに飛びついた。
 そんなある日の思い出だ。
 ゴールディの首都シルバードの裏通りと比べれば、この近隣はある程度長閑(のどか)な土地と言える。迷子になっても無事に帰れた。
「怖かったけど、お母さんと一緒は安心ね。犬のお友達も出来たのね」
 難しい部分や文字はサシャが引き受け、おしゃべりしながら一緒に描く。8ページの小さくて大きな冒険物語に仕上がった。
 最後のページに心を込めて数文字を書く。
「この文字が貴方の名前。貴方だけの本よ」
 誇らしさと照れが混じった子供の顔。サシャの顔にも微笑みが咲く。

 子供達の話作りを見て回るミツキ。
「綺麗な緑色ね。こっちは花かしら?」
 前衛的で難解な子供の絵に向き合って楽しげに言葉をかわす。集中力が途切れた子には励ましを。
「あと二枚でいよいよ完成ね。楽しみだわ」
 まだ幼い子は年上の子供にくっついて参加しているようだ。ミツキはこの近辺の教育事情を見抜く。
(仕事の手を止めて子供の教育に付き添える親は少ないのね)
 子供も労働力に数える地域も少なくはない。図書館に出かけるのを止めないだけでも、ここに来ている子供達の親は教育に理解がある方だろう。
 これから紙の束でしかない絵と文章を本の形に仕上げていく。迷いのない手つきで製本作業を実演してみせる。
「危ない作業は私達大人が引き受けるわね」
 刃物を使わせるには危なっかしい小さな子供にそう声をかけた。
 完成した絵本に無邪気な声を上げる子供を見ると、喜びと達成感でふんわりと胸が満たされる。
「これは作者、つまりあなたのお名前よ」
 不思議そうに文字を指でなぞる子供と目線を合わせて伝えた。

 シルヴィアは子供が語る長い長い物語に耳を傾ける。
「ふふ。全部を余すところなく描こうと思ったら、この部屋中の紙をかき集めても足りないほど壮大だね。幻の宝を見つけたところで一区切りしてはどうかな? 私の好きな場面だよ」
 豊かな想像力は否定せずに現実的な方法へと誘導する。子供も元気に頷いた。
(俺にどこまで手伝えるか……。まあ、やるだけやってみよう)
 こんな依頼でもなければ絵本を作ることもなかっただろう。不慣れではあるが、シルヴィアがそばにいると思うとノイアンの気持ちも軽くなった。
 子供達への見本にすべくペンを走らせる。紙の上に産み出されたのは毛繕い中の猫。ころりとお腹を出した子猫。香箱座りのトラ猫。長身筋肉質で無愛想なノイアンが描いたとは思えないほど愛らしいネコチャンであった。
「ん……?」
 周りに集まった気配に顔を上げる。そこには子供達の熱い視線。
「かわいー!」
「猫以外も描いてみてよ!」
 鼻をひくひくさせたウサギの姿が思い浮かび、今度はそれを描く。賑やかな歓声が上がる。
 ノイアンの視界の端で白い髪がさらりと揺れた。絵を見ようと隣でシルヴィアが屈んだのだ。
「とても可愛いね」
 耳をくすぐる声は上品で涼やかだった。
「……そうか?」
 ぶっきらぼうに答えた後にノイアンは小声で付け足す。
「あんたに喜んでもらえるのは……悪くない」
「光栄だね」
 シルヴィアの口元に微笑が浮かぶ。
 席に戻ったシルヴィアは愛用の羽根ペン〈Celesten〉で絵本に文字を入れていく。字を書くのには慣れている。代筆業もこなすほどだ。特に恋文の評判が良い。
「はい。君の名前だよ」
 空色の羽根のペンが書いた自分の名を見つめ、子供は胸いっぱいの感動を吐息に乗せた。
「お姉さん、ありがとう」
「絵と文が完成したら本の形に作り上げよう。これを製本と言うんだよ」
 丁寧に説明して幼い子供の安全にも気を配る。紙を裁断するところなどは冒険者やスタッフがおこなった。
 製本作業の間、退屈している子供達へのノイアンのお絵描き講座が始まった。
 今度はリスを描いて。鼬が好き。ニワトリだビッグオウムだ。と好き勝手にリクエストを投げる子供達に取り囲まれる。
「子供達と遊んでくれて助かるよ」
「ガキの面倒を見るのは……慣れてるからな」
 ふうと溜息をついた。

●
 絵本作りの部屋の前をスタッフを伴ったストレガ・L・リベルガストラが通り過ぎる。
(絵本もまた、叡智の第一歩になるのだ)
 ゴールディのゴブリンの先祖たる混ざり物達は壁画を描いていた。得た知識を後世に伝えるために。
 私設図書館の今後を考え、スタッフに本の管理方法を伝授せねばとストレガは静かに意気込んでいる。
「保管の状態が悪いと、紙を食べる害虫に本をボロボロにされてしまうのだ」
 いくら財力で本を買い集めても、適切な保管ができなければ意味がない。
「小まめな掃除と換気を心掛けてほしいのだ」
 叡智が失われてはならない。
「空気がカラッとした日には本棚から本を出して、風通しの良いところでページをめくるのだ。それで本を乾かせる」
 蒸し暑いゴールディの気候は本にも厳しいものだ。だからこそ機を逃してはならない。
「本につく害虫はラベンダーの香りを嫌うのだ」
 精油を染み込ませて作った栞を挟む、ポプリを置くといった対抗策は、司書のノープにも思いつかなかった方法だ。
 これからストレガの知識が私設図書館の本を守っていくことだろう。

●
 リディリディ・トゥラ・イェレミースは集まった子供達を見て少々プレッシャーを感じていた。
(子供がこんなにたくさん……。上手く接することができるでしょうか)
 氏族ではリディリディより幼い者はいなかった。エルフの時間間隔は長くゆったりとしている。すぐに寿命が尽きてしまうゴブリンやヒューマンとは子供を産み育てるペースも違うのだ。
 文芸関係には興味も知識もあるリディリディだが、それを教えるのは自分には向いていないだろうとも思う。
「ええと……では、読みます」
 悩んだ末にリディリディが読み聞かせに選んだ本は、有名な詩歌を子供向けの物語にしたもの。アドリブは入れずに文章をそのまま伝えることに専念する。詩のような繊細な言葉選びで書かれた物語をなめらかに読んでいく。
 子供達の目には、リディリディは遠いエルフの森からやってきたお姫さまのように映った。そしてその唇から紡がれる言葉は、大森林を流れるせせらぎや木の葉を揺らす風を思わせた。
 朗読を終えると温かな拍手に包まれた。リディリディはほのかに赤くなってはにかんだ。

「まずは本に慣れ親しんでもらうところからね」
 紅茶とチョコビスケットを味わいながらチビッ子達が大人しく座れるようにとヴィノニスは場を整える。
 年長の子供に対しては読書の補助程度に留める。自分で難しい本に挑戦できるようになってほしいという願いからだ。
「さあ。楽しくてちょっぴり怖いお話よ」
 幼い子供達がゴクリと息をのむ。ヴィノニスが選んだ本はお菓子の家に住む魔女の物語だった。
(原典バージョンは刺激の強いシーンもあるけど、これはだいぶマイルドになってるのね)
 挿絵をじっくり見られるようにゆっくりと読み進める。
 生意気そうな男の子が鼻をこすって宣言する。
「ちっともこわくないよ!」
 そんなところも可愛いらしいと思いつつ、魔女の台詞を読むのについ力が入ってしまった。男の子が少しだけ泣きべそになる。
「おしまい! あらあら。怖くなっちゃったかしらね。大丈夫よ」
 ヴィノニスが男の子を優しくなだめる。
「へ、へいきだよ!」
 手をきゅっと握りながら、勇敢な笑顔を見せてくれた。

「僕は冒険物語が好きで、子供達にも楽しんでもらえたらなって」
 にこやかに微笑むララベル・サン・ディーベルが手にしているのは王道の一冊。怪物にさらわれたお姫さまを王子さまが救い出す冒険物語だ。
 赤い三つ編みをなびかせたララベルはその所作や表情に輝かしい空気をまとっていた。
 カリスマという言葉も知らない子供達だが、ララベルの特別な存在感に強く興味を引かれたようだ。もしかしたらおチビさん達にとっての初恋の人になっているかもしれない。
「王子は姫が囚われたイバラの塔を見上げました。さあ、どうやって乗り込むのが良いと思う?」
 物語の途中で質問を挟むのは飽きさせない工夫だ。
「そして王子は剣を抜き放ち、恐ろしいイバラの怪物に挑んでいきました」
 盛り上がるシーンでは椅子から立ち上がり王子を演じた。黄色い声と拍手が上がる。
「こうして姫と王子は末永く幸せに……あわわっ」
 人気のあまり、最後は子供達に囲まれてしまう。
「あはは。参ったなぁ」
 ララベルの声も顔も、まったく困ってはいなかった。

「この本を読むのね」
「うん! お願い!」
 エミリア・シバは子供から絵本を受け取った。
 図書館にある本の中から子供達に読んでほしい本を選んできてもらった。どうやら擬人化された様々な動物達が登場する絵本のようだ。
「ええ。可愛い子供達のお願いですもの。おねえさんいくらでも読んであげるわ!」
 エミリアが読み聞かせをはじめる。たくさんのキラキラした瞳に見つめられるが特に緊張はしない。穏やかな喜びを感じるだけだ。踊り子として活動することもあるので、注目の的になるのに慣れている。
 演技力に加え声帯模写も得意なエミリアにかかれば、王さまライオンからネズミの従者に至るまで活き活きと命が吹き込まれる。
 巧みな演じ分けに、幼い子供は絵本の動物がエミリアの背中にこっそり隠れているんじゃないかと疑っているようだった。
 そんなあどけない子をバカにする意地悪な子がいたものだから――。
 エミリアの細い喉から猛々しい獅子の咆哮が轟く。
 意地悪な子がビクッと体をすくませたところで、ごめんねとウインクを。そしてパタリと絵本を閉じた。

「お姉さん達と一緒に本を読んでくれるひと~!」
 コルネリウス・アーラの呼びかけに子供達がわらわらと集まった。故郷の弟妹達を思い出し、懐かしさと愛おしさが込み上げてくる。
 そんな様子をイズレンディル・パラリムもにこやかに見守っていた。
 花鳥園を営むコルネリウスが選んだ本は、たくさんの花や動物を紹介するもの。本の文章を読むだけでなく独自のクイズも出題する。
「この鳥さんは、どうして色がこんなに鮮やかなんでしょうね」
「オシャレな方がモテるから!」
「目立ちたがりだから!」
 様々な意見が飛び出す。
「これはシャルガネのお花です。実がこんな形で食べられます。どんな味だと思いますか?」
 紫色のアケビの花と実。ゴールディではあまり見かけないその植物に、子供達も想像を膨らませる。
 次はイズレンディルの読み聞かせだ。
「歴史からは、その時代を生きた一人一人の想いを感じられます」
 『ドン・ゴーフルの大脱出』とゴールディ建国に至るまでの道筋を子供達にもわかりやすく噛み砕く。歴史の重要な出来事を語っているが、いかにも勉強といった雰囲気ではなく物語調で面白い。特に大脱出の際に命を落としながらも活路を開いたゴブリン達の死闘には子供達も熱く感じ入っていた。
「もしこの立場でしたらどうされていましたか?」
 子供達と一緒に話に聞き入っていたコルネリウスが、楽しそうにしかし真剣に意見を述べる。
「そうですね、私なら……」
 話しやすい空気が出来たところで子供達の意見も募る。的外れだったり見通しが甘かったりもしたが、イズレンディルは誠実に耳を傾けた。
「活発な話し合いとなりましたね。彼らを称える石碑や地名もゴールディに残されていますから、文字を覚えて探しにいくのも良いでしょう」
 関心が各国にも向くように、ロスガリア大陸を回って伝承を集め伝えたゴブリンにも触れる。
「そしてこれからの歴史を作るのは皆さん、ですね」
 他国への興味はきっと子供達の世界を広げてくれる。

 アウレーリア・フォン・ネーベルベルクは知り合いの貸本屋から選りすぐりの本を借りてきた。架空の地図や城の見取り図といった挿絵が想像を掻き立てる冒険物語だ。
「挿絵に描かれていないけれど、この紅水晶の神殿はいったいどんな風景かしらね」
 一人一人が頭に思い描いた想像の風景が言葉によって共有される。
「気になる場所があったら絵に描いてみるのも楽しそうね」
 絵本作りの道具を分けてもらい、子供達はアウレーリアの物語を聞きながら想像のままにペンや絵筆をとった。
(後でこの絵を館内に飾れないか聞いてみましょう)
 ドアの隙間からこちらを伺う人影がある。ヨルとジョンに付き添われたハーフビーストの少年、デューイだ。
 そんなところで立っていないで部屋に入ったら? とでも言いたげな視線をデューイに返す。素っ気なくはあるが悪童相手でも拒絶せず受け入れる姿勢だ。少年は部屋の片隅に移動して読み聞かせに加わった。
(男子、いや子供なら皆、心躍る冒険がしたいという誘惑に抗えないものよね)
 アウレーリアが本のページをめくると冒険も進んでいく。
(――だって私もそうだったんだもの)

 サマエラ=フォリウムは気軽な子供向けの冒険譚を開く。
「迷い込んだのは魔獣の森だった。草木の間から何者かの息遣いがする」
 自らの冒険者としての経験を踏まえて語られるそれは、児童向きの本の読み聞かせでありながら非常に臨場感があった。
 本を読み終えた時、大半の子供達は満足そうな顔をしていたが片隅の少年だけはどこか考え込む様子で。
 気になったサマエラはそっとデューイに近づいた。
「ん……お前は、本は嫌いか?」
「本を楽しむなんて恵まれた奴だけの特権だろ。俺みたいな育ちの悪い餓鬼には、図書館が出来てもどうせ関係ねェし」
 言葉とは裏腹に、彼は大人しく読み聞かせに参加していた。興味はあるのだろう。
 恵まれた者の特権。サマエラは軽く目を伏せ頷いた。
「……ああ、それは分かる、私もそう思った時期がある」
 理解できる部分もある。が、同調だけでは終わらない。
「生き抜くためには、吸収できること全てから吸収せねばならない。お前もいつか思い知るはずだ。特に私達のような者は、な」
 私達という言葉にデューイの耳がピクリと反応した。
「知識は武器になり、無知は隙となる。本を読むことは、牙を研ぐこと――そう考えることもできるだろう」
「牙を研ぐ、か」
 サマエラの言葉を繰り返し、デューイは視線を本に向けた。

マスターコメント

私設図書館の宣伝イベントにご協力いただき、ありがとうございました! 普段はファンタジー世界の言語を深く意識することは少ないですが、本や読み書きがテーマだと色々考えるのが楽しくなりますね。 MS個人の解釈となりますが、ロスガリア大陸の言語が日本語に翻訳されているイメージでリプレイを書いています。
イベントシナリオ

イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 4〜25人

2021年08月10日 21時13分03秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしくね。 ふむ、アルポンドは近隣住民と親睦を深められていないのか……。 「【2】絵本作り」で、子供と保護者を呼んで一緒に絵本を作ろうと思う。アルポンドやスタッフにも手伝って貰って、交流の機会を作りたい。

  2. ジョン・ベアー

    ジョン・ベアーじゃ。 いつの間にやら図書館ができとった!行動が早うて惚れ惚れするのぅ! 美味い飯がでてくる本はあるのじゃろうか……。 ひとまず、わしゃデューイとやらと子供達の見守りに行かしてもらおう。 バッタを図書館内に離すなぁ、まぁ群れでは無いゆえに紙を食いはせん思うが、捕まえるの大変じゃけん。後食える。 悪さの為にせかせかバッタを集める細々しい奴じゃ、読み書きやら勉強に向いとるよ。上手う遊びに誘うちゃりたいな!がっはっは!

  3. ヨル・スレイマン

    ヨル・スレイマンだ。宜しくね。 ゴールディの図書館、しっかりできて良かったね。俺もとても嬉しい。 できることならなんでも——と思うのだけれど、多分ちゃんと手伝えるのは【4】なので、そっちで考えておこうと思う。文盲なんだよね。ジョン君は宜しく。 はは! バッタは虫の中では確かに旨い方だね。虫の中では……。

  4. ミツキ・アインホルン

    ミツキ・アインホルンよ。よろしくおねがいするわ。 私も「【2】絵本作り」で、子供達を巻き込もうと思うわ。シルヴィアさんはよろしくおねがいするわ。 どういうサポートをしてあげようかしらね……

  5. No.5

    リディリディといいます。 その・・・、よろしくお願いします。 私ができるのは【1】でしょうか。 文字を知らない子は多いと思われるので、読み聞かせが必要かなと。 それに私は文字を教えるのには向いていませんし・・・。

  6. シルヴィア・A・カペル

    >ミツキ はじめまして、シルヴィアだ。此方こそ同班よろしくね。 私も具体的な内容には悩んでいる……5歳位の子がいるのと、全体的にまだあまり文字に触れたことがないようだから、最初に見本となる絵本やストーリーは提示した方が良いかな。紙を切る等の危ない作業や製本は、必要なら親御さん(または主催者側)が手伝う形にしたい。 作業を大まかに分けると「ストーリー作り」「描画」「製本」になりそうだ。 何かあれば手伝うから、遠慮なく言ってね。

  7. エミリア・シバ

    エミリアよ、よろしくね。 おねえさんは【1】読み聞かせをする予定ね。 スキルを使ってできるだけ面白く読んで上げられればって思っているわ。

  8. ジョン・ベアー

    >ヨル おっ われも来とったか。 今日はぐでんぐでんでは無さそうじゃのぉ!頼もしい限りやき よろしゅう頼む! わしも やねこい文字はてんで読めん。お揃いじゃな。 動植物や自然科学の本で絵がついとるものであれば興味の薄い子供達も入りやすいかのぅ……。

  9. ヨル・スレイマン

    >ジョン君 ソノセツハタイヘンゴメイワクヲ……。酒は度重なる失敗を繰り返したので、最近はちょっとやめてるところだよ。 「威圧や強制を嫌う」とあるのは少し気をつけておきたいね。 (頷きつつ)児童書や絵本も多くあるし、見てみれば結構面白いんじゃないかなーと思うんだよな。できれば行動は起こす前に其方に上手く誘導できると良いのだけど。

  10. サシャ・テーリング

    サシャ・テーリングと申します。どうぞ見知りおき願います。 皆さまの動きに合せ人手が少ない場へ 【4】>【3】>【2】の優先順でお手伝いをと思っております。 バッタを逃がされるのは困りますので、もしもに備えて何か考えておきますね。

  11. ミツキ・アインホルン

    >シルヴィアさん そうね。見本があるとかなり進めやすくなると思うわ。 持ち込む私所有の本と、あと現地の本から何パターンか子供達のやりたい方向性に近い本を見せて上げるのがいいかしらね。 そこを探すのはそれなりに得意よ(スキル:資料検索) 危ない作業は親御さんか私達の方で手伝うのは了解よ。それがいいと思うわ。 作業の分類も、言う通りね。 「製本」は決まった作業をやるだけだし、ゴールも近いから危ない事だけ気を付ければ比較的上手くいくと思うわ。 「描画」が一番気がそれやすいかしらね。ここで集中が途切れない工夫(描いてる内容を尋ねて褒めてあげるとか)がいるかしらね 「ストーリー作り」は参考の絵本やお話から、自由に想像力で膨らませてもらいつつ、上手く着地と全体の長さをコントロールしてあげるといいかしらね。

  12. シルヴィア・A・カペル

    >ミツキ 成程……子供のやりたい方向性を複数想定して本を用意しておくのは良いね。ミツキ所有の本を見せて貰えるのも、資料検索も有難い。 スタッフは確保したばかりらしいし、本に親しむという意味でも本探しを手伝って貰いたいな。あと、事前に手作り絵本の見本も作っておきたい。ミツキが本の準備をしてくれるなら、私は文字が読めないスタッフ二人と手作り絵本の見本を作ろう。文芸スキルを持っていくね。 子供は集中力が途切れやすいからね……ミツキが言ってくれた通り、「描画」中に集中力が途切れない工夫をした方が良いと思う。描いている内容を褒めてあげるのも賛成だ。 絵本に書く文字についてなんだけど(「描画」作業の中に入るかな?)、親御さんの中にも文字の読み書きが出来ない人がいると思う。親御さんに文字を書いてもらって親子の共同制作にするのも良いけど、それが難しい場合は主催者側が手伝えればと思ってるよ。本の何処かに子供と親御さんの名前も入れたいな。 内容が決まったら、参加しやすいようにタグ化したいと思ってる。字数の関係で短くなると思うけど、もし良かったら私が書くよ。 (勘違いに気付いて再投稿。ごめんね)

  13. コルネリウス・アーラ

    コルネリウスです、宜しくお願いします。 図書館、とても気になっていましたので、無事に完成して良かったですね! やる事はまだ悩んでいまして、イズさんとご一緒に何をするか考え中です。

  14. ナキル

    ナキルだ、よろしくなー! …【4】のチビの事も気になるんだけど 前に本に触った時は上下逆だって しばらく気付けなかったからな…! 本を見れるのも気になったけど 先ずは【3】読み書きってヤツか… …ま、流石に不便っちゃ不便だしよ…

  15. ウォーゼル

    ウォーゼルです、よろしくお願いしますね。 図書館、すごいですね。 …後で少し本を読ませてもらってもいいのかな? 俺は【3】の手伝いが出来ればなと思ってます。 今のところ、自分や家族の名前とか好きな食べ物とか、身近な物を題材に字に興味を持ってもらえるといいかなぁ…とか考えてます。

  16. パルド

    パルドだ。よろしくな。 【4】の見守りに行く予定だ。 見守りって言っても様子を見てるだけじゃなくて、デューイと一緒に過ごそうと思ってるよ。 虫が好きなら一緒に虫図鑑を見るのもいいなって思ってる。

  17. ミツキ・アインホルン

    >シルヴィアさん そうね、スタッフさんにも慣れてもらうために、本探しを手伝ってもらった方がいいかもしれないわね。 見本は良いアイデアね。お願いするわ 親御さんの文字の読み書き能力については同じ認識ね。親子の名前を入れるのは、とてもいいと思うわ。 特に「自分の名前」を表す文字って印象深いでしょうし、より自作の感じが出て、さらに文字に興味を持つきっかけになるかもしれないしね。 タグ化はとても助かるわ。ありがとうございます。 今シルヴィアさんと相談させてもらってるけど、他の方にも参加してもらっても良いと思うからね。 もし文字数足りなくて漏れた部分があればこちらで記載するわ。遠慮なく言ってね。

  18. エフィルミア

    エフィルミアです!よろしくお願いします! 【3】に行く予定ですっ。 文字を使う事の楽しさを覚えてもらって、子供達の世界が広がればいいなって思います!

  19. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。今回は宜しく頼む。 俺は【4】に行こうかと考えている。 ――それと。この機会に『ドン・ゴーフルの大脱出』を読んでみたい処。 本を読む機会等、滅多にないからな…。

  20. ナハシュ

    ナハシュだ。よろしく。 とりあず【2】の絵本作りに行こうと思ってたな。 ガキどもの絵に文字を書いていきながら、合同でオリジナルの絵本や紙芝居を作ろうくらいの感覚でいたが、もしかしてすげえ相談進んでんのか。何か手伝うことがあったらしておこうとは思うぜ。

  21. シルヴィア・A・カペル

    ミツキ、準備について快諾ありがとう。 色々と相談にも乗ってくれて感謝だ。名前は是非入れたいと思っていたから、そう言って貰えて嬉しかったよ。 プレイングについてもとても助かる。今の所は大丈夫だけど、今後何か追加することがあればお願いするかもしれない。その時はよろしく頼むよ。 >共通プレ タグの名前はシンプルに【絵本】にしている。 ▼ 【絵本】 【2】子供と保護者を招く 図書館スタッフに協力頼み近隣住民と親睦深める切欠に ・見本準備 子供の嗜好に合わせる為本を探し類別化 手作り絵本作成 ・本番 一、ストーリー作り 見本参考提示 物語の長さや着地点の補助 二、描画(文字含む) 子供が集中力切らさないよう工夫 文字は保護者が書く(難しい場合主催側で) 本に親子の名前を入れる 三、製本 紙を切る等危険な作業は保護者と主催側で ▲ 参加してくれる人がいたら大歓迎だ。全ての作業に参加しなくても、どれか一つだけでも大丈夫。気楽に参加してくれると嬉しい。 あ、共通プレはまだ変更可能だから、何かあれば遠慮なく言ってね。 >ナハシュ 今、同班のミツキと相談して共通プレイングを作ったところだ。プレに【絵本】と書いてもらって、どれかナハシュがやりたいと思った作業をしてくれると有難いよ。本って意外と重いから、男手があると準備でも本番でも助かると思う。ナハシュと子供達が作る絵本も楽しみにしてるね。

  22. アルマ・ヴァレンタイン

    アルマだよ、どーぞよろしくねー。 【3】で読み書きのお手伝いに入る予定だよ。 イチから始める感じで楽しく進められるといいなー…と。

  23. サシャ・テーリング

    【4】と【3】の方が多いようですし バッタの件も手厚く動いてくださりそうなので【2】へ行かせて頂きますね。 それで宜しければ【絵本】に参加させて頂きたいです。 どの作業に入るか思いついてませんので、行き当たりと成りそうですが… それでも宜しければお願いします。

  24. ミツキ・アインホルン

    >シルヴィアさん まとめありがとうございます。 >サシャさん ええ、問題ないわ。 よろしくお願いするわ

  25. サシャ・テーリング

    ミツキさん、ありがとうございます。 こちらこそ宜しくお願いします。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0