【初夢】ようこそ、居酒屋『こぐま』へ!
真柄 葉
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シナリオID:421
オープニング
寒風に巻き上げられた木の葉がカサカサと寒々しい音色を奏でている。
夕暮れは空にかかる重たそうな雲に遮られ、すっかり姿を隠していた。もうすぐ夜になる。
そんな薄暗く物悲しい路地を少し進むと見えてくる小さな灯。軒先に掲げられた木製の看板には達筆な主人が描いたと思われる『こぐま』のペンキ文字が――。
「さて、準備準備っ!」
店の隅に飾られた神棚に手を合わせると、ホリー・アッテンボローはエプロンの結びをキュッと絞めた。
「あ、のれん出さないと」
ホリーは入口の脇に立てかけてあったのれんを手に取り、戸を開ける。
「ふあ、寒……」
途端、吹き込んでくる冷気に肩を寄せた。
外はすっかり暗くなって、気温も随分下がってきている。
まだ雪は降っていないけど、この様子だとすぐにも降りだしそうだった。
「いやだなぁ、あの子ちゃんと暖かくしてるかな」
実家に残してきた子供の事を思い出す。新年早々一緒に居られないのは辛いけど、おじいちゃんとおばあちゃんがいれば寂しくはないだろう。
ホリーは、背伸びしながらのれんをかけると、空を見上げた。
もうすぐ初詣帰りの客が沢山訪れる。
でも大丈夫。料理はたくさん用意した。特にお正月のメニューは年末から時間をかけて用意した自信作だらけ。きっとお客様にも満足してもらえる。
「あ、そうだ。お酒」
ホリーは店の横の細い通路から裏に回り、勝手口から厨房に声をかけた。
「誰か手伝ってー!」
奥から威勢のいい声が返ってくる。
「それじゃ、これお願いね」
宴会用のビール樽を従業員へと託し、ホリーは正面へと戻る。
「よし、7時だ」
腕時計で開店時間を確認し、電飾の電源を入れた。
「これでよし。さぁ、今年も頑張ろう!」
いつもと同じ店構えなのに、年が変わってから見る店はどこか真新しさを感じる。
「うぅ、寒っ」
ぶるりと震える身体を抱いて、ホリーは店へと駆けこんだ。
居酒屋『こぐま』新年最初の営業、開始します!
解説
マスターより
リプレイ
「ふぁ……ねむゅ……あれ? こんな所にお店があったんだ」
大忙しの年末年始を過ごし、ついさっき友人と別れたニーラ・メッコが、路地に浮かび上がる看板を発見する。
「『こぐま』? なんか味があるお店だなぁ」
古き良き時代を感じさせる店構えに、ニーラは「ちょっとみてこかな」と暖簾をくぐった。
「いらっしゃいませ! 空いているお席へどうぞ!」
出迎えたリーリエ=V=ノイエエールデの案内で席に着く。
「へぇ、悪くない雰囲気。ちょっと懐かしい感じがするね」
店内を見渡しニーラは呟く。
「お飲み物どうしましょう?」
「あ、ホット麦茶で」
「はーい!」
注文を取りに来たリーリエにそう頼むと、ニーラはメニューを手に取る。
「ほほぅ、このニーラの目を楽しませてくれるワードばかりではないか」
メニューに書かれた数々の料理に、ニーラは不敵に微笑んだ。
●
「へぇ、ここが『Japanese居酒屋』という所なんですね」
暖簾をくぐったイズレンディル・パラリムが店内の活気に驚いた。
「いらっしゃいま――わわ、外国人さん!? ゆ、ゆーあーうえるかむ!」
「Thank you, cute lady。でも、日本語で大丈夫ですよ」
慌てる店員リサ・ベイカーに向け、イズレンディルはニコリと微笑んだ。
「まだ席は空いていますか?」
「は、はい! どうぞこちらへ!」
イズレンディルの流暢な日本語に感心しながら、リサは空席へと案内する。
「お待たせしました。おでんの盛り合わせです」
イズレンディルの座る席へセツリが大皿を置いた。
「Wow、これがおでんですか。なんとも不思議な形の食材たちですね」
「見た目も楽しめる様に、色々な形に加工した食材を一緒に煮ることで、それぞれの食材のうまみが出て――あ、ごめんなさい。説明わかりました?」
「ええ、大丈夫ですよ。これはどれから食べるのがいいのです? おすすめとかはありますか」
不安気に問いかけるセツリに、イズレンディルは笑顔で話しかける。
「おすすめは……そうですね。今年豊作の大根でしょうか。だし汁がしみ込んで美味しいのはもちろん、このお値段でこの大きさ。コスパが最高です」
「う、うん。お値段は別に気にしていないのだけどね」
「お値段を気にしない……? まさか、お客様……石油王か何かですか?」
「いやいや、普通の観光客ですよ」
「……怪しい」
眼鏡を光らせ怪訝な顔でイズレンディルを見つめるセツリ。
「ご、ごめんなさい、お客様!」
そんな二人の元へホリーが駆けてきた。
「いえいえ、楽しい店員さんですね」
「あ、ありがとうございます。ほら、セツリちゃんも謝って」
「えっ? あ……と、ごめんなさい」
二人して頭を下げる店員に、イズレンディルは気にするなと手を振る。
「あ、そうだ。このお店には『ATUKAN』はありますか?」
「熱燗ですか? はい、ありますよ!」
「よかった、ではそれもいただきましょうか」
「はい、ありがとうございます! ほらセツリちゃん、伝票切って」
「あ、はい」
「はは、楽しいお店ですね」
厨房に消えていく二人の背を見つめ、イズレンディルは小さく笑った。
●
「よぉ、社長! おめでとう!」
「誰が社長だよ、まったく」
コートを脱ぎ着席したヨル・スレイマン。先客はネットの友人ナハシュだ。
お互いの本名を知らずHNで呼び合う仲だが、オフでもよく会っては酒を酌み交わしている。
「改めてあけましておめでとう。今日は随分寒いね、ナハシュ君は何か頼んだかい?」
「テキーラをショットで」
空になった小さなグラスを掲げ、ナハシュはにへらと笑う。
「相変わらず馬鹿みたいに強いね。俺は――熱燗を貰おうかな」
ヨルは自分の注文と共に、友人の追加も頼んでやる。
「へへ、わりぃな社長」
「年の初めだ、少しぐらいは奢ってあげるけど――」
と、ヨルはナハシュに視線を戻しながら、意味深に口元を歪ませた。
「噂ではずいぶん稼いでいるそうじゃないか?」
「ほぅ、貴様――どこまで知っている?」
「ふふふっ、神のみぞ知る。という奴だ」
そこまで言い合って、二人して吹き出す。
最近、共に行ったゲームのクエストの一節を真似たやり取りは、流石相棒と言いたくなるほど息がぴったりだった。
「ほい」
「うん? なんだいその手は」
突然出されたナハシュの手にヨルは首をひねる。
「なにって、クエスト報酬」
「クエスト受けたのは俺の方だと思ったんだが?」
「いやいや、あのクエストの結末的に考えても、俺の方が受け取るべきだろ?」
双方引かずテーブルを挟んでにらみ合う二人。
「これは運営に問いたださないとだな」
そう言うと、肩を竦めたナハシュ。
「ふむ、貴重なご意見ありがとう。開発に伝えておくよ」
そんなナハシュに頷いたヨルは、スマホに何やら打ち込んだ。
「は?」
「おっ、このつまみ行けるな。君もどうだい?」
「おい、さっきなんて言ったよ! ヨル、あんたまさか……」
「ふふふっ、神のみぞ知る。という奴だ」
呆気にとられるナハシュの顔を肴に、ヨルは熱燗をくいっとあおった。
●
「久しぶりね。1年ぶりかしら」
「うん、テュリン姉も元気そうでほっとしたよ」
大ジョッキを重ね合い、ララベル・サン・ディーベルとテュリン・ヴィングの幼馴染二人は久しぶりの再会を祝っていた。
「少しはこっちの生活にも慣れた?」
「なんとかね。でも毎日バイトと授業でいっぱいいっぱいだよ」
「本当にぃ? 大学で出来た彼女と仲良くやってるんじゃないの?」
「ぶっ!?」
「あら、大丈夫?」
ビールが気管を直撃したララベルは激しく咳込む。
「……だ、大丈夫。テュリン姉が変なこと言うから」
何とか呼吸を整え、ララベルはテュリンをじっと見つめる。
スーツ姿で出来る大人の女の雰囲気を身に纏う幼馴染。
昔から大人っぽかったけど、スーツを着るとなおの事、色気が――。
「どーこ見てるの?」
「はうっ!?」
視線の動きを指摘され、ララベルはピーンと背を伸ばす。
「ちょっと混んできたわね」
「え?」
と、テュリンはララベルの横に自分のジョッキを滑らせると、徐に席を立った。
「うん、やっぱりこっちのほうがいいわね」
机を回りララベルの横に座ると、スッと腕を絡ませる。
「テュ、テュリン姉!? みんな見てるって!!」
「だから?」
ほんのりと頬を赤く染めるテュリンが、ララベルの肩に頭を預けた。
「ふーん、やっぱり男の子の身体ねぇ」
華奢な見た目であっても体はすっかり男のそれに成長している。
テュリンは頭を預けたまま、静かに瞳を閉じた。
「……テュリン姉は、そのどうなの?」
照れを多分に含んだ小さな呟きが頭の上から聞こえる。
「どうって……ああ、恋人の話? ふふ……どう思う?」
「うっ……それは」
見目麗しい年上の幼馴染。都会にも溶け込んで、大人の魅力にも溢れて……だから、そんな人にお相手がいないわけは――。
「私はいつでもいいのよ?」
悩むララベルにテュリンは悪戯に問いかけた。
「いつでもって……えぇっ!?」
「私は別に他の子が居たってかまわないわよ。それとも幼馴染じゃ――嫌?」
絡めた腕に力を込め、テュリンは上目遣いで更に問いかける。
「だ、だめだよ! テュリン姉のお相手の人に申し訳ないもん!」
「あら、失礼ね。これでも一途なのよ?」
「一途……?」
一途って……お相手がいたら僕とこんな所にいる訳は――。
「ええっ!!??」
――ズルっ
「ちょ、ちょっと――きゃっ!」
驚いたララベルがバランスを崩し、テュリン共々席から滑り落ちた。
「いてて……ご、ごめん、テュリン姉! すぐに起こすから」
何とか自分の身体をクッションにしてテュリンを受け止めたララベル。
「ふふ……役得ね。もうちょっとこのままでいさせて」
助け起こそうと見れば、胸の中で嬉しそうに目を閉じたテュリン。
ララベルはどうしていいのかわからず、しばらくそのまま固まっていた。
●
「おぉ! ここが居酒屋かぁ!」
暖簾をくぐり店内を見た第一声がそれだった。
「ジヴリール、突っ立ってないで早くはいれって」
「む! 今感動を味わってるんだからちょっと待ってよ!」
背をぐいぐい押してくる兄レヴァーレ・クアルムに、ジヴリールは足を踏ん張って抗議する。
「ったく、居酒屋に連れて来いなんていうから何事かと思ったら、ただ雰囲気に浸りたいだけだったのか?」
「ちがいまーす! やっとお酒が飲める歳になったんだもん、初めてはレヴとって思ってたんだよ?」
「なっ?!」
くるりと振り向き上目遣いで話すジヴリール。
「なーんてね。驚いた?」
「こ、こいつ……! 馬鹿言ってないでさっさと入れっ」
「わっ!」
生意気にも兄をからかう妹の肩を掴み、レヴァーレは店へと押し込んだ。
「レヴ、お酒にはおつまみだよね!」
「え? ああ、そうだな。ここのおすすめはなんだろうな」
と、レヴァーレはジヴリールの見ていたメニューを覗き込んだ。
和食を中心に様々なメニューが並ぶが――。
「まぁ、初心者には枝豆かな」
最も定番のメニューを指さし、ビールを運んできたセツリに注文する。
「それじゃ、成人祝いだ」
「うわぁ、なんかドキドキする」
ビールジョッキを掲げ打ち鳴らした二人。レヴァーレは一気に、ジヴリールは恐る恐るジョッキに口を付けた。
「くはぁ……やっぱ、仕事の後はこれだな」
「う、うん……? なんかしゅわしゅわにがにがする……」
「まぁ、ビールってそういう飲み物だしな」
「大人はこれ、おいしーの……?」
「旨く感じる様になれば大人だな」
うえぇと不味そうに舌を出すジヴリールを、レヴァーレは微笑ましく見つめる。
「ほら、それこっちによこせ」
「え、なんで?」
「酒には色々種類があるからな。他のものも試してみるといい」
そう言うとレヴァーレは妹のジョッキを自分の方に寄せ、新しく冷酒を注文した。
「正月にちょっと舐めたことあったよな」
「日本酒? あれは苦手かも……喉がかっかするんだもん」
「む、そうだったか。それじゃ――」
それからジヴリールに合う利き酒大会が始まった。
日本酒、焼酎等、玄人好みなものはあまり受け入れられない。逆にカクテルやワインなどフルーティなものは意外なほどすんなりと喉の奥へと入って行った。
そんな妹を見守りつつ、レヴァーレは珍味を肴に冷酒をちびちびとやる。
もちろん、妹の飲めなかった分は自分が引き取ってだ。
「ふぃ……なんか気持ちいい」
「結構、強いんだな」
随分飲んだのに、まだほろ酔い加減の妹にレヴァーレは感心する。
「ふふ、そうかも。……でも、もうさすがにいいかな」
「随分飲んだしな。それじゃ、そろそろ帰るか」
「うん!」
仲良く手を繋いだ二人は、店を後にした。
●
「エルゼリオ君、明太チーズだし巻きのオーダーはいったよー!」
厨房で調理手伝いをするエルゼリオ・レイノーラに、ホリーから伝票が渡される。
「はーい! すぐに作るねっ!」
注文を受け、エルゼリオが調理に向かう。
アルバイトの身ではあるものの、厨房の手伝いでメキメキと腕を上達させたエルゼリオは、繁忙時に焼き場を任されるようになっていた。
今日も、自分で考案した新メニューのオーダーに嬉しそうに、玉子焼き器を振るう。
「ハオルチアさん、オーダー上がりました! お願いしま……ハオルチアさん?」
「うん? どうしたのかな、エルゼリオ君」
出来上がった皿を、配膳を担当するハオルチア・プラシオライトに渡そうと声をかけたのだが――。
「う、ううん、何でもないよ!」
一瞬鬼の形相が……いや、気のせいだろう。改めて見るハオルチアの顔は、いつもの淑女然とした落ち着いた笑顔だった。
(これはまさか……)
「エルゼリオ君、追加で2つオーダー入ったわ!」
そんな事をエルゼリオが思っていると、ホリーから新しいオーダーが入る。
「エルゼリオ君、なにしているの? ほら、早くおてて動かして」
「は、はい!」
笑顔なのに声が完全に笑っていない。
エルゼリオは付き合いの長い同僚の地雷を心得ている。こういう時は何も逆らってはいけない。
「で、出来たよ、ハオルチアさん!」
「ありがとう、エルゼリオ君」
ニコリと微笑み配膳へと出るハオルチア。
注文が殺到し、とても忙しい中、エルゼリオはそんな背を追ってしまう。
そして――。
「お客様、デリカシーの無い方はいけないと思うんです……ほんと、人として」
店の喧騒を割って聞こえてきたハオルチアに声に、びくりと肩をすくませた。
「や、やばい。あのお客さん、ハオルチアさんの地雷踏んでるよっ! ホリーさん!」
エルゼリオは急ぎホリーの元へ駆け寄ると、事情を説明。
ホリーも慣れたもので、そそっとハオルチアと客の間に割ってはいると、なんやかんや上手くとりなしてしまった。
「ちょっと休む?」
「い、いえ、大丈夫です。ごめんなさい、またご迷惑を……」
「何言ってるの! 容姿の事をいじるお客が悪いのよ! もうあの人達は出禁にするから、ね」
「ありがとうございます、ホリーさん……」
よしよしとホリーに頭を撫でられるながら、ハオルチアは申し訳なさそうに何度も謝った。
「ふぅ、今日は何とかホリーさんがいてくれたから事なきを得たけど、皆も注意してね。ハオルチアさんのお胸の話題に触れるのだけは、この店最大の禁忌だから――」
と、エルゼリオが店の防犯カメラに向け、キラッとウインクした。
●
「いらっしゃいませー! 1名様ですか?」
「いや、後からもう一人来る」
「2名様ですね。こちらへどうぞ!」
リサの案内で店内へと通されたケン・Z・ブラッドリー。
「ご注文は、お連れ様待った方がいいですか?」
「いや、焼酎ロックで。麦の一番うまい奴を頼む」
「はーい、承りましたっ!」
「あと、つまみは――こっからここまでよろしく」
「ふえっ!? それ全部ですか?」
リサが驚くのも無理はない、ケンが指したのはメニューの【肉料理】の端から端まで。
「なんかまずいか?」
「い、いえ。ご注文ありがとうございますっ!」
リサは伝票に『こっからここまで』と記入し、厨房へと戻っていった。
「さて、あいつはいつ来るのやら――」
「ケン様、お待たせしましたか……って、すごい量ですね」
ようやく到着したシャロン・ラ・モリエールは机の惨状を見て呆気にとられる。
「お、ようやくお出ましか。まぁ、座ってくれ」
ケンに勧められるままに席に着いたシャロン。ついでにと自分の飲み物を頼む。
「一体何杯呑んだんですか。強いといっても程度がありますよ」
机に重ねられたグラスの量が半端ではない。シャロンは呆れながらケンを見る。
「あれ……? もしかして酔ってます?」
「あ? 酔ってる訳ねぇだろ」
とはいうが、重ねたグラスの先に見えるケンの頬に赤みがさしているような気がしないでもない。
普段ならそんなことはあり得ないけど、新年だし、もしかしたら――。
「ケン様って、モテますよね?」
酔っているのだろう。ならばと、シャロンは小声で問いかけた。
「一体今まで何人の子を泣かせてきたんでしょうか。ほらほら、言っちゃっていいんですよ?」
「うん? まぁ……3桁くらいか?」
運ばれてきた替えのグラスを一気に煽り、ケンは眠たそうに答える。
「さんっ!? お、多いとは思っていましたが、いやはや……そこまで行くと最早尊敬の域に達しますね」
酔っているのだ、それが事実かと、シャロンは溜息と共に視線を落とした。
「トレーニングマッチを含めたら、それくらい当然だろう?」
「えっ、トレーニング? 何の話で――」
「ふーむ」
「な、なんですか」
呆気にとられたシャロンを、ケンはじっと見つめる。
「一体何の数だと思ったんだろうなぁ、シャロン?」
「ケ、ケン様、実は酔ってないでしょ!?」
「酔ってるぜ。お前にな」
「な、なにを!?」
驚くシャロンに、ケンはニヤリと悪戯な笑みを浮かべ。
「おーい、お勘定! ここに置いとくぜ、つりは取っといてくれ!」
机に代金を置くと、立ち上がりシャロンの元へ。
「さぁて、ムッツリなシャロンさんにはお仕置きが必要だな」
「え? ちょ、ちょっと何やってるんですか!? みんな見てますよ!」
「二日遅れの初日の出でも見ようじゃないか」
「聞いてますかぁぁ!?」
ケンは軽々とシャロンを抱えると、そのまま店を後にしてしまった。
●
「みんな、グラスもったー?」
クレア・エクレールが卓に集った仲間達を見渡す。
「それじゃ、あけましておめでとう! カンパーイ!!」
クレアの音頭にグラスをぶつけ合う仲間達。
「おめでとうっ! 今年もよろしくね!」
アンネエルカが甘いカクテルをちびりと口に運び。
「おぅ! おめでとう!」
アーシェル・G・クラインが中ジョッキを一気に干し。
「ああ、おめでとう皆」
セヴラン・クアルトがグラスに注がれたワインを口に含んだ。
「よっし、煮えたか?」
「うーん、もうちょいかな」
今か今かと鍋の出来上がりを待つアーシェルに、奉行を務めるクレアが待ったをかける。
「もういいだろ? ほら、いい色に煮えてるぞ?」
「だーかーらー、まだだって! お鍋には一番おいしいタイミングって言うのがあるんだから!」
「そんなもん、腹に入れば一緒だろ! もう腹減って死にそうだ……」
ぐつぐつと煮える寄せ鍋。肉や野菜、海鮮が踊る鍋をアーシェルはじっと凝視する。
「そんなにお腹が空いているの?」
「おう! もう腹と背中がくっつきそうだ!」
「それなら、さっき来たこれを――はい、あーん」
「おっ! あーん」
アーシェルは煮え時を待つ鍋から視線を外すことなく、アンネエルカの差し出した箸に向け口を大きく開けた。
「おっ、うめぇなこれ。一体な――辛れぇぇ!!!」
「え、え、え? 豚キムチだけど……」
水、水! とテーブルを這いまわるアーシェルに、箸を差し出したアンネエルカは呆然。
「アンネさん、アーシェルさんは辛いの苦手だよ?」
「えっ!?」
アーシェルの悶える様を楽しそうに見つめ、セヴランがアンネエルカに説明する。
「ご、ごめんなさいっ! 私知らなくて!」
「んぐっんぐっ……はぁはぁはぁ……も、もう大丈夫だ、問題ない」
3杯目の水を飲み干しようやく落ち着いたアーシェルが唇真っ赤にサムズアップ。
「お待たせー! 煮えたよ、みんな食べよっ!」
「待ってました!」
奉行クレアの合図を機に、アーシェルが真っ先に肉に飛びつく。
「あ、こら! 野菜もちゃんと食べなさい!」
「げっ」
肉ばかり皿に盛るアーシェルにクレアはお玉でごっそり野菜を盛る。
「このクタクタに煮えた白菜、とってもおいしいよ」
「ありがとう、セヴランさん」
「おや、グラスが空いているね。何か頼むかい?」
「あ、それじゃ、さっきと同じものを」
お願いしますと控えめにグラスを差し出したアンネエルカに微笑むと、セヴランは店員のリサを呼んだ。
宴も進み、鍋もあらかた食べ終えた。
「まさか、アンネのあーんは食べれて、ボクのあーんは食べれないわけぇ?」
「あ、あの、クレアさん……?」
「はい、あーん!」
「ちょ、まっ!! それキム――うぐっ!!」
「どう、美味しい?」
「んーんーんー!!!」
「あははっ、そんなにおいしいの?」
再びの辛味攻撃に悶えるアーシェルに、クレアがケラケラと笑っている。
「はは、みんな随分とお酒が回ってきたようだね。楽しそうで何よりだ」
そんな様子をセヴランはワイングラスを傾けながら嬉しそうに見つめる。
「はふぅ……おいしい」
「アンネさんは意外と強い――こともないか」
瞳を閉じほわほわとゆっくり揺れるアンネエルカに、セヴランは苦笑した。
「あ、アーシェルさん。動かないで」
「ひぃー!! え、うん?」
またまた水をがぶ飲みしていたアーシェルは、セヴランの声に動きを止める。
――ぽすん。
「お?」
肩に倒れ掛かってきたのはアンネエルカは、すぅすぅと小さな寝息を立て始めている。
「あー、アンネだけずるーい! ボクもボクも!」
「ちょっ! クレア、待て待て! お前まで来たら動けなく――」
「にゅふふ……」
「ったく……」
アンネエルカに続き、アーシェルの膝枕を頂戴したクレアが満足げに微笑むと、すとんと寝落ちた。
「人気者は辛いね」
「ただのでっかい枕としか思ってねぇよ、こいつら」
「でっかい枕、素晴らしいじゃないか。無防備を晒せるっていう事はそれだけ信頼されているって事だよ」
悪態をつきながらも立派に枕を演じる友人に、セヴランはくすくすと笑う。
「ったく、お前なぁ……。ん!」
と、アーシェルが空いたグラスを突き出した。
「俺は動けねぇから、酌は任せた」
「はいはい、喜んで」
セヴランはアーシェルが嫌そうにつき出した空グラスにワインを注ぐ。
「……なんだよ、にやにやして」
「いやぁ、可愛いなと思ってね」
「ああ、可愛いよな。寝てる間は」
セヴランの言葉に頷いたアーシェルは自分に体を寄せる二人を交互に見つめた。
「もちろんその二人も可愛いけど、君もとっても可愛いよ」
「……はぁっ!?」
飛び出した爆弾発言に、アーシェルは思わず女子二人を起こしそうになる。
「ははは、今年もよろしくね、アーシェルさん」
「お、おう。よろしくなセヴラン」
セヴランは嬉しそうに、アーシェルはやや怪訝そうにグラスを重ねたのだった。
●
「お、お客様。おかわりです……」
テーブルに追加のかに足を置いたリサは若干引いていた。
山と積まれた皿。更に高く積まれたカニの殻。回収しても回収しても追いつかない。
「後、3人前。お願いします」
追加のカニを鍋に放り込みつつ、セロンガード・シュタインドルフはさらに指を三本たてた。
「は、はーい、ご注文ありがとうございまーす!」
これで何往復目だろうと、一瞬考えるもすぐに諦めリサは厨房へと戻っていく。
「いやはや、見事な食いっぷりですな」
無心でカニをほじり口に運ぶセロンガードと同席するオゴス。セロンガードの豪快さを見ているだけで熱燗を口に運ぶ回数も増えていく。
「賑やかだねぇ。相席いいかい?」
そんな二人のテーブルに訪れたのはギド・フェルミだった。
「ええ、少し狭いですがどうぞ」
「ありがとう、それじゃお邪魔させてもらうね」
オゴスの許可を得て着席するギド。
「いやぁ、今日は盛況だねぇ。ああ、俺の事は気にしないで、どうぞどうぞ食事を続けてよ」
ギドはカニを頬張り続けるセロンガードと、手酌を楽しむオゴスににへらと笑う。
すでに何件かハシゴしてきたのか、頬が赤く染まっていた。
「おや、この店の常連なんですか?」
と、熱燗をくいっと煽ったオゴスが問いかける。
「うんうん。でも、こんなに大盛況になったら、俺の隠れ家的居酒屋のポジションを改めないといけなくなるよ。あ、知ってる? ここの女将さん、美人なんだよ。それにアルバイトの子も皆美人さんと来た。もぉ、なんて言うか、男としては知られたくないけど知って欲しい的な? このもどかしさもここの魅力の一つだと思うんだよね。アンタはどう思う? ああ、カニ美味しいよね。今の季節はやっぱりカニじゃないと。ここのカニって国産ブランドカニらしいよ。お値段張るけど、その分、身がぎっしり詰まってて食べ応えがあるよね。あ、リーリエちゃん、俺から揚げとビールね! えっと、どこまで話したっけ。ああ、そうそう俺役者をやってるんだけど――あ、これ名刺ね――でさぁ、今度の舞台で俺がやる役なんだと思う! そう、そうなんだよ! 俺の役が『歌を聴いてもらえない詩人』役なんだぜ!? 脚本家がさ、『お前にぴったりの役だろう?』なんて言いやがってさ、俺も言ってやったんだ『俺がいくら音痴だからってネタにしていじるのはどうなんだ!?』って。そうしたら脚本家の奴なんて言ったと思う? 『おいしいだろ?』だぜ! まったく同感だ! ぐぅの音も出ない! ぐー……」
喋るだけ喋ったギドはあっさりと――潰れた。
「ぶっはっ!! いやいやいやいやいや、いきなり来たかと思えば怒涛のトークで場を盛り上げておいて、いきなりバタンとか! ぐぅの音もでないでぐー! って、そりゃないですぜ旦那!? 更に音痴をネタにとか――ぶふぅ!! あははははっ! やば、変な所に入りました。ぶほっ! 音痴なのに詩人!? 詩人って、音痴じゃダメでしょう!! 脚本家それでいいと思ったんでしょうか? いや、思ったからの配役なんでしょうね! やばい、見たいですよ! どうです今ここで――って潰れてるぅ!! うははははっ!! あ、店員さん、熱燗お替りで――年末年始は自宅で読書三昧と決めていましたが、いやぁ出てきてよかった! こんな楽しい人達と出会え――ぶはっ! カニの殻多すぎでしょう?! 一体何匹食べればお腹膨れるんですか!? 蟹工船買い占めですか!? ああ、蟹工船って言うのはですね、小林多喜二って人が書いた小説で――」
「お待たせいましたー! え、えっと……?」
注文を手にテーブルにやって来たリーリエ。グーすかいびきを立てるギド、そして、笑いの収まらないオゴスを見て、思わずセロンガードに助けを求めた。
「ここへどうぞ。そのうち食べるかと」
セロンガードは我関せずとカニを胃に放り込んでいく。
「は、はーい」
そう言ってリーリエは机に無理やり注文品をねじ込んだ。
「あ、カニお代りで」
「は、はーい……」
●
――ガラリ。
――コツコツコツ。
――ストン。
ざわざわと、今までの賑やかさとは一線を画す緊迫した空気が『こぐま』を支配する。
誰もが凝視しようとはせず、ちらちらとそちらを伺っていた。
「い、いらっしゃいませ……」
「本日のおすすめを頼む」
勇気を振り絞ったセツリの声に、ナハティガル=ラーは表情を動かすことなく注文を繰り出した。
「お、お飲み物はいかがしましょう」
「烏龍茶を」
「は、はい!」
(やば、めっちゃ雰囲気いいな!? こんな路地にあるのにこの繁盛っぷり! 隠れた名店か!?)
「お、お待たせしました! 本日のおすすめ、地鶏焼き鳥です!」
皿をテーブルに置き、リサはそそくさとテーブルを離れる。
――パチン。
割り箸を持つ両手を合わせ、いただきます。
(香ばしっ! これ備長炭か! 炭火で炙りとか本格的だな! それでこのお値段だと!? いや、焦るな……匂いだけで味は残念というパターンもある。ここは慎重に――)
箸に一片の焼き鳥を挟むと、静かに口に運ぶ。
(きたぁぁ! 肉汁のKO・U・ZU・I! 炙られた香ばしさの中に広がる肉のうまみ! 脂の甘さ! やはり俺の予想は間違っていなかった!)
心で感動の涙を流しながら、ナハティガルは淡々と料理を口の中に運んでいった。
●
「〆鯖炙りお待ちどうさまです!」
セツリが運んできた更に目を輝かせるファルマ・アラーティ。
「やっぱり熱燗にはこれよねぇ」
日本酒『加●屋』が並々と注がれたお猪口を片手に、〆鯖を一切れ箸で摘まみ上げた。
「はい、そこで少しお待ちください」
かけられた声にファルマは口に運ぶ箸を止める。
「表情が少し硬くていらっしゃいますよ。もう少し朗らかに――そうです。いいですね」
ぴたりと動きを止めたファルマに、ネーヴェ・グラヌローザはニコリと微笑むと、スマホをカシャリ。
「――はい、もういいですわ。お召し上がりになって」
「ふぅ、それじゃいただきまーす」
ようやく時間停止から解放されたファルマは、お待ちかねの〆鯖を口に運ぶと、続けざまにお猪口を煽る。
「はぁ……天国。お口が天国……」
はぅと熱い吐息を吐き、ファルマは口の中に広がる脂のうまみをかみしめる。
「それでは、私もひと切れ。――なるほどこれはこれは」
ファルマに倣いネーヴェも〆鯖と熱燗を口の中へ。
「ね、やっぱりこのお店当たりだったでしょ!」
「ええ、とてもいい食材を使っておられますね。それにこの調理法は……カツオのたたきと同じ要領で藁で炙っておられるのでしょうか。高火力で一気に焼き目を付けた――」
「さっすが、ライターさん。見る所が違うわね。私なんておいしければそれでハッピーだけど」
ファルマは料理を味わいながらも片時もスマホを離そうとはせず、ずっと何かを打ち込んでいるネーヴェを見る。
「これもお仕事ですので。先ほどオーナー様にはSNSへのアップの許可を頂きましたし、是非読者の皆様にも紹介しなくては」
「これでまたフォロワーふえるわね。よっ、売れっ子ライター!」
「もぉ、あまりおだてないでくださいまし」
二人はくすくすと笑い合いながら、盃を合わせる。
「ファルマ様もいつもモデルありがとうございます」
「いいのいいの、これ位しかお手伝いできないし。それに奢りウマーだし!」
「ふふ、そう言って頂けてよかったですわ。今年もお願いいたしますね」
「そうね。今年は海外進出もしてみたいわね」
「まぁ、それでは沢山記事を書かないといけませんわね」
「よろしくね、売れっ子ライター様!」
この後二人は、遅くまで酒と料理に舌鼓を打った――。
●
「うん、上品な昆布出汁で素材の風味を損なうことなく引き立て、うま味を十分に引き出している! 極上! このたら極上!! 熱っ、うまっ! ――ふぅ、このニーラの舌を唸らせるとは、なかなかやるな『こぐま』!」
――むにゃむにゃ。
「もしもーし、お客さーん? 閉店ですよー」
リーリエに肩トントンされむにゃむにゃと目を開ける。
「……はぇっ!」
頬に涎の跡をくっきりと残しながら起き上がったニーラは、きょろきょろと店内を見渡した。
閉店準備に勤しみながらも、こちらをちらちらと見る店員たち。
「え? タラは?」
「タラですか? ご注文いただいてませんけど……」
「えっ、まさかの夢……? 新年早々夢オチ!? そんな馬鹿なぁぁっ!!??」
閉店間際の『こぐま』に木霊すニーラの絶叫。テーブルに残された冷めた麦茶だけが虚しく佇んでいた――。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:少ない25 / 4〜25人
2021年01月14日 15時52分56秒 公開
参加者
相談掲示板
いらっしゃいませ! 空いてるお席へどうぞ! ご注文が決まったら呼んでくださいねっ。
よろしくお願いします! たぶん、お店のお手伝いかなとー
はい、リサちゃん! これ1番テーブルさんにお願いね!(生ジョッキ3つ渡し
よろしくお願いします。 リサさんと同じく店員側予定です。
セツリちゃん、2番テーブルのお皿下げて! あとセッティング終わったら、新規さん通してね!
リーリエ=V=ノイエエールデともうします。 店員予定です。 よろしくお願いしますね!
リーリエちゃん、お会計まわって! ポイントカードのスタンプ押し忘れないでね!
セヴラン・クアルトだよ 宜しくね。 この店の女の子達は美人揃いだね お酒も進むだろうな… あ、別に口説かないから睨まないでね 店長さん。 さて何から頼もうかな サラダとソーセージの盛り合わせとチーズと…
>店長さん はぁい♪お会計はいりまーす。 ポイントカード、了解でーす♪
客として参加のオゴスです。よろしくお願いいたします。 普段は酒量を控えめにしていますが、今日はお酒も料理も会話も盛大に楽しみましょうか。 とりあえずビールをください。
>セヴランさん いらっしゃいませっ! ふふ、皆、若くて美人さんでよく働くいい子たちですよ。お酒に酔って、手を出しちゃダメですからね? それじゃごゆっくり。 あ、リーリエちゃん、お水とおしぼりお出ししてー! セツリちゃんは、後でご注文きいてきてね!
>オゴスさん いらっしゃいませ! 空いてるお席へどうぞ! リサちゃん、とりあえずビール入りまーす!
セロンガードです。よろしくお願いいたします。 客として参加させていただきます。 それではさっそく… ミルクを所望します。
あけましておめでとう!ギドだよ、よろしくねー。 今年一年景気よくやるためにもパーっとやらないとな。とりあえず一番いい酒…(財布をそっと覗き込み) 普通のお酒ください。
ファルマよ。客として参加させていただくわ、よろしくね。 最初はビールと、なにか肉系の料理をお願い。 腰を据えて飲むのは久々だから楽しみだわ。
はっ、はーい! (ジョッキ受け取り) お待たせしましたー。 って、このテーブルであってますよね?(ドン、とテーブルに置き) あ、お客(オゴス)さんにはこちら、お待たせしましたっ(ビールテーブルに置き)
えーと、 〉セロンガードさん ミルクですね?承知しましたー (ささっとミルク用意し手渡し) 〉ギドさん 普通のお酒…えーと、女将さんに聞いて用意しますねっ 〉ファルマさん ビールにお肉料理ですね?かしこまりましたー とりあえずビールどうぞっ(ジョッキテーブルに置き) 〉女将(ホリー)さん えーと、安くてオススメのお酒と、オススメお肉料理ご注文ですー
はーい。 >お客様方 いらっしゃませ、お客様。 お冷やとおしぼりをどうぞ♪
うん。ひとまず ソーセージ盛り合わせとチーズ あとグラスワインの赤をひとつ。 オーナー 魚介系でおすすめはあるかな?
シャロンです。シスターをしております。 よろしくお願いいたします。 で……こちら、お通しは有料ですか? 席料サービス料、新年割増料金は?
よーっす!ナハシュだ。よろしくな!! あ、客で参加だぜ! とりあえずビールくれ!あとなんか揚げたやつ!!
皆さん、いらっしゃいませ! >セロンさん ソフトドリンクも色々ありますから、なんでも注文してくださいねっ。 >ギドさん リサちゃん、これギドさんにおねがいね!(こっそりいいお酒を注ぎつつ >ファルマさん リーリエちゃん、お肉料理上がったわよー! ファルマさんにお持ちしてっ! >セヴランさん リサちゃん、セヴランさんに赤ワインを開けてお持ちして! ソーセージはボイルするのでちょっと待ってね! >シャロンさん お値段は気にしないでくださいねっ。お正月に折角お越しいただいたんだもの、赤字覚悟の大盤振る舞いですよ! お好きなものを召し上がってくださいねっ。
>ナハシュさん、 いらっしゃいませ! セツリちゃん、ビールいっちょ! さっき揚がったから揚げもお持ちしてー!
ヨルだ。あけましておめでとう。 正月そうそう随分賑やかだな。まだ席は空いて……るね。よかった。 ナハシュ君いるじゃん(手をひらひら振って隣に座り) うん、見ての通り客なんだ。 外は随分寒かったから日本酒熱燗が欲しいな、あとなんか肉、よろしく。
はいはーい♪ 〉ギドさん はい、お待たせしましたー(お酒の入ったコップを置き) 〉セヴランさん こちら、オススメの赤ワインです。 (グラス置き、コルク抜いたワイン注ぎ。) ボトル、置いておきますね。 ソーセージは少々お待ち下さいっ
すいません、動き出し遅れました。 >ナハシュさん ビールと唐揚げ、お待たせいたしました。 ごゆっくりどうぞ。 あと、2番テーブルのお皿下げ、と……忙しいのはありがたいことですね。
あけましておめでとー! 今年も元気いっぱいなクレアだよー♪ お手伝いしようかと思ったけど、お腹減ってるしお客さんってことでヨロシクヨロシク。 あ、セヴランさんもいるー。 御一緒してもいいかな? (同卓について手を上げ) すみませーん、スパークリング日本酒一つとー……。 (他の卓の唐揚げが目に入り、尻尾をぱたぱたさせ) 唐揚げ! ボクにも唐揚げくださーい!! あと肉じゃが食べたいなー。
〉クレアさん いらっしゃいませー♪ スパークリング日本酒ですね、承知しましたっ (冷蔵庫からビンを出して、グラスに注いで、テーブルへ) はい、お待たせしましたっ お料理は少々お時間頂きますね。 〉女将さん(ホリーさん) 唐揚げと肉じゃがお願いしますー
>ヨルさん、クレアさん いらっしゃいませ! ヨルさんはナハシュさん、クレアさんはセヴランさんのお連れさんですね、ご一緒のテーブルへどうぞ! リーリエちゃん、ヨルさんに熱燗一つお願いね! リサちゃん、クレアさんにから揚げ(あつあつ)できてるから、持って行ってー! 肉じゃがはもうちょっと待ってね! セツリちゃん、テーブル片づけ終わったらヨルさんに、この豚角煮持って行って―!(カウンターに用意
あけましておめでとうございます! アンネエルカよ、アンネって呼んでくれても大丈夫。 もしお話しすることがあったらどうぞよろしくね。 あっ、セヴランさんにクレアさん! 私もご一緒いいかしら?(いそいそと同卓にお邪魔して) 梅酒のソーダ割りと……んっと、お野菜が少ないかしら? つつきやすそうだしバーニャカウダもいただきたいわ。
リサさん ありがとう …おや? ボトルはサービスかい? 大赤字になってしまうよ?(くす) クレアさんもアンネさんも歓迎だよ おいで 人数多い方が種類を食べられるからね ソーセージがそろそろ来るだろうから 先につまんで置くといいよ。 これだけ人数いるなら鍋系もいいかな(メニューを眺めつつ)
〉クレアさん お待たせしましたー♪ 唐揚げ(揚げたて)ですっ (テーブルに置き) 〉アンネエルカさん いらっしゃいませー 梅酒ソーダ割承知しましたっ 〉セヴランさん あら?すみません、グラスでしたか? 手慣れた感じだったんで、てっきりボトル注文かなとー(あはは… サービス出来るかは、女将さん次第ですけど…その分、お料理沢山注文して頂ければ、きっと(利益的にも)大丈夫ですよ♪(微笑)
〉アンネさん 梅酒ソーダ割、お待たせしましたー (テーブルへ置き)
おおっと賑わってるなぁ。 遅ればせながらあけましておめでとうございます、レヴァーレ・クアルムと言います。 えーっととりあえず1人ですが、まだ入れますかね? (シナリオには連れと2人で客として参加予定です)
>リサさん はは上手いね クレアさん達もいるし空けられそうだから… グラスワインからボトルに注文変更してグラス2つもらえるかな クレアさんは多分いけると見たけど、どう? アンネさんも大丈夫そうなら遠慮なくどうぞ この分はお兄さんの奢りだからね
あらら、大出血サービスなのですね。 ならばせめて、予算内でめいっぱい高いものを……お刺身盛り合わせをお願いします。 飲み物はウーロン茶で。
おー、賑わってんじゃねぇか。 あけましておめでとう、だな。 アーシェルだ。今年もよろしく頼むぜ。 (セヴラン、アンネ、クレアを見つけ嬉しそうに笑った後、席に近づく) いつものメンツで集まってんな。 俺も混ぜろよ。 (返事を待たずに席に付き) ビールの大ジョッキとこの店で一番デカイ肉を頼む。
>リサちゃん いつも助かるわ。ありがとうね(仕事っぷりにうっとりしつつ はい、ソーセージボイルあがったわよ! あと、同じお席でヴァーニャカウダね。すぐに用意するから、先にソーセージお願い! >アンネさん いらっしゃいませ! お連れ様がお待ちですよ、お席までご案内しますね。 ご注文は――あ、もうリサちゃんが聞いてるんですね。ゆっくりしていってくださいね! >セヴランさん あらら、こちらの聞き間違えなのでグラスの料金で大丈夫ですよ! リサちゃんのいう様にお調理いっぱいご注文してくださいね! >レヴァーレさん いらっしゃいませ! お席は空いてますのでどうぞ! 後でお連れさんも? はい、お席キープしておきますね! ご注文はお揃いになってからの方がよろしいですか? またお声かけてくださいね! >シャロンさん はい! 今日のお魚は特に活きのいいのが入ってますよ! すぐに用意しますので、少々お待ちくださいね! リーリエちゃん、シャロンさんにウーロン茶お持ちして! >アーシェルさん いらっしゃいませ! あ、お連れ様ですね。こちらです、どうぞー! リサちゃん、アーシェルさんに大一つね! お肉は焼き方どうしましょう?
はーい♪ 〉セヴランさん ソーセージお待たせしましたー (テーブルにお皿置き) 〉アーシェルさん お待たせしました! 大っきいジョッキです♪ (ドンとテーブルに置き)
待ってましたー!(お酒受け取り一口) 店員さん、忙しそうだな。こんなに繁盛してるのに動きに迷いがないのは流石だぜ(感心しつつおつまみのメニューをめくり)
>リサさん、ホリーさん どうもありがとう!(席について梅酒を受け取り) お料理も全部おいしそうで迷ってしまうし……素敵なお店に来られて嬉しいわ。 >同卓のみんな アーシェルさんはこんばんは、ご一緒出来て嬉しいわ! セヴランさんはおすそ分けをありがとう。折角だからワインも一杯だけご馳走になりたいわ お鍋も魅力的で素敵だわ。種類が沢山ありそうだから迷ってしまうけれど。 皆はお鍋だったら何がお好きかしら?
テーブル片付け、終わりましたー!(勢いに乗せられて普段出ない声の張りが出だす >ヨルさん (カウンターから持ってきた豚の角煮を配膳し)お待たせいたしました、ごゆっくりどうぞ。 他に何かありましたらいつでも声をかけてください。 リサさん、働きぶりがすごいですね……(横目で見ながら)
>ギドさん おつまみも色々揃ってますから、ご注文が決まったら誰か呼んでくださいね! >アンネさん お友達と新年会、いいですね! 皆さんに楽しい時間を過ごしてもらえるように、私達も腕によりをかけてお料理造りますから! え? お鍋ですか? 今の時期でしたらやっぱりカニですかね。フグとかクエとかアンコウとか、やっぱり冬は魚介ですよね! あ、ごめんなさい、つい熱く……。ご注文決まりましたら、また呼んでくださいね! >セツリちゃん そうそう、その調子! やればできるじゃない!(一皮むけたセツリちゃんにママスマイル リサちゃんの動きは流石よね。私も頑張らないと! もちろんセツリちゃんもよ? ふふふ。
とても賑わっていますね! 海外からの観光客として来ましたイズレンディルです。 こちらで美味しい料理を食べられると伺って参りました。名物料理等はあるのでしょうか? 楽しみにしておりますね!
>ホリー 焼き加減は特にこだわりはねぇから、ホリーが一番美味いと思う焼き加減で頼む。 (アンネとクレアに視線を移し)美容にいいサラダもこいつらに持ってきてくれ。 >リサ ありがとな。 泡の具合が絶妙ですげぇ美味そうじゃねーか(嬉しそうに受け取る) >アンネ ダメだって言われても座るけどな(ニヤリと笑って) お前が飲んでる酒、いい匂いがするな。 果実酒か何かか? 鍋は肉ががっつり入ってるのが好きだぜ。 味のこだわりは特にねぇな。 何でも食えるぜ(と言いつつ実は苦手な味がある) アンネエルカの好きな鍋を頼めよ。 付き合うぜ。
>イズレンディルさん いらっしゃいませ! えっ、海外からの観光客さんですか!? わわわ、どうしましょう! 誰か英語話せる人いますかー! ……え? 日本語わかる?(ほっ) ご、ごめんなさい、どうぞこちらへ! ご注文は何になさいます? え、名物料理ですか? うーん、そうですねぇ。外も寒いですしおでんで熱燗とかいかがです? >アーシェルさん それじゃ、ミディアムでご用意しますね。 あと付け合わせでサラダですね。え? 美容にいい?(じーっと顔を見つめ ふーむ、それじゃコラーゲンたっぷりクラゲ入り中華風サラダをお持ちしますね!
リサさん ありがとう さ、飲む前につついて。 アーシェルさんもいらっしゃい ワインは行けるかな? グラスは3つ持ってきて貰おうか。 ああ、カニ良いね アーシェルさんが肉系なら 寄せ鍋で、魚介と肉団子多めに入れて貰うとかかな… 最終的にはお嬢さん達のお好みで。 おや オーナーからのお年玉かな じゃぁありがたく遠慮なく。
まぁ、とても賑やかでございますね。お邪魔致します、ネーヴェ・グラヌローザと申します。宜しくお願い致します。 連日の寒さで身体の芯から凍えるようでございますね。こんな時には身体を温めるものが欲しいところでございますが……何かお勧めはございましょうか?
>ネーヴェさん いらっしゃいませ! 寒かったでしょう、一番奥のストーブ横の席へどうぞ! 体が温まるものですか。お酒でしたら熱燗がお勧めですよ! お食事はやっぱり鍋ですかね。牡蠣鍋とかいかがです?
>ホリー様 まぁ、ありがとうございます。……はぁ、暖こうございますね……(ストーブに両手を翳して一息つく) では、お勧めの熱燗と、牡蠣鍋を頂きます。日本酒を飲むのは初めてなので、飲み易い銘柄がございましたら、そちらを頂けますか。
それでは皆様、 お正月は最終日ですが、 今年も良い年になりますように。