【樹謂】啓示の先に

桃谷かな

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シナリオID:2280

オープニング

 帝国過激派。
 彼の国が崩壊する以前は“実力派”と呼ばれた派閥であり、現皇帝ヨゼフ・バルダスを頂点とした帝国主義(インペリアリズム)の体現を目指す者達の呼称がそれだ。

 フィルエス大森林の東、帝国国境方面から突如として押し寄せたアンデッドの大群は、その進路上に存在したエルフ氏族の里を次々と蹂躙し、数を増しながら侵攻を続けている。
 世界樹の東を守る源流氏族『聖鳥(メイルアイレ)』氏族にも甚大な被害を与えたその軍勢を率いる者達――それが皇帝ヨゼフ配下の帝国過激派、宮廷女官長ザフィーア・ハイセンの一派であるという情報は、相応の衝撃をもって現地のエルフ達に伝えられた。

 今まさに彼の軍勢と兵刃を交えんとする小氏族ヴェイニの里にも、それは届いていた。

 先日、聖鳥(メイルアイレ)の大集落の一つを襲った数百とも数千ともいわれるアンデッドの軍勢は、恐らくザフィーア本人ではなく彼女の配下の死霊術師らが率いるものと目されている。
 冒険者の尽力により里人が退避した後の無人集落を通過した彼らは、そのまま森を西進。自然発生した鉄砲水によって橋を流された川に行く手を阻まれ、しばらく進軍を止めていた。
 やがて川の水量が減り始めると、彼らは渡るに適した地点を目指し南北に分かれて行進を再開。幾つかのルートに分かれて対岸へと渡り終えると、合流や分裂を繰り返しながら深い森を西へ進んでいる。

「ヴェイニに接近しているのは、うち一隊ということですね」
「はい。それでも、ゾンビとスケルトンの混成で推定300。中には魔獣や獣の死体を利用したものも居ると」

 緑肌の小柄なゴブリナ――ゴールディ最大のマフィア『ブラックデス』幹部であるサチコの言葉を受けて、ヴェイニの族長は斥候からの報告を端的に述べた。

 敵軍が川の対岸で足止めされていたことが功を奏し、ヴェイニ氏族は彼らを迎撃するにあたり十分といえる態勢を整えることができた。非戦闘員の退避は完了し、周辺他氏族から派遣されたエルフの戦士達はヴェイニの戦士達と合流し、いつでも出撃できる状態にある。
 そして、『灰火の守部』グレイオンスの働きかけによりこの地へやってきた救援部隊が、ブラックデスのサチコ率いるゴブリン達だった。
 蛮族を除いて森では滅多に見かけることのない多色の(カラフルな)小鬼達の集団が里に到着した際は面食らった様子を見せたヴェイニ氏族。しかし、遠い南の異国から彼らを救うべく駆け付け、まさに命がけの戦いに身を投じようとするゴブリン達の姿を見るや、その態度を改めた。

「敵軍は里の東から来ていますから、こちらも東を正面として本隊を配置しています。しかし、ヴェイニの巫女がハイアルヴのお告げを聞き、南東にも兵を振り分けました。敵は、足の速い魔獣のアンデッドを南東から先行させ、こちらの側面を突いて混乱を生じさせた上で正面の本隊を叩く作戦のようです」

「お告げ、ですか」

 族長が土の上に描いた俯瞰図をじっと見下ろし、サチコは暫し黙考する。背後でフードを被った少年――元メドゥの指先幹部『緑の親指』であり現ブラックデス構成員のアダムが低く笑ったのを感じながら、彼女はゆっくりと口を開いた。

「先日の聖鳥との戦いでは、同じくハイアルヴのお告げを聞く“悪意ある者”――『破壊者』と呼んでいますが……その一人が敵軍に接触し聖鳥側の作戦を瓦解させたそうですね。今回も警戒が必要では」
「はい。タルフネイリ氏族出身のサリという女ですね。今回もどうやら、敵軍にこちらの情報を与えるようです」

 返ってきたのは、族長の不敵な笑みだった。
 彼が視線を移した先には、裾を引き摺るほどの長衣に身を包み、嫣然として立つ長身の女が居る。さらにその隣には、彼女とほぼ同じような顔の青年が立ち、サチコを見返していた。

「破壊者の素性を聞き、タルフネイリ氏族から呼び寄せた族長のイェオリ殿。それから、タルフネイリ氏族の元巫女であるサンデル殿です。彼女は、ヴェイニの巫女とは異なるお告げを得ています」
「異なるお告げ?」

 サチコが僅かに眉を寄せたのを見て、サンデルと呼ばれた女は艶やかな唇の端をクイッと吊り上げる。

「サリはもう敵に接触したそうじゃ。敵は正面と南東の隊に主力を置きながらも、複数の魔獣ゾンビと1人の死霊術師、手練れの授恵者10人ほどを北東に向かわせておる」
「ヒヒ……先の読み合い、ダナ」

 アダムが嗤う。
 つまり、ハイアルヴはこの戦いに際して三人のエルフにそれぞれ異なる啓示を与えたということだ。
 ヴェイニの巫女には『帝国過激派側の初期配置』を、サリには『ヴェイニの巫女のお告げによって帝国過激派側の初期配置を知り変更されたヴェイニ側の配置』を、サンデルには『さらにサリが敵軍にヴェイニ側の配置を伝えたことによって変更された帝国過激派側の配置』を啓示として与えるという奇妙奇天烈な事象。
 これでは、ハイアルヴ――世界樹の異変(正気)を疑う声が大森林のあちこちで挙がるのも無理はない。

「ハイアルヴが嘘をついているという可能性は」
「これまでにそういったことはありませんでした。ですが、今はハイアルヴを疑う者もいます。……ですから、我々は里に一定の戦力を残し、万が一の不測の事態にも備えることにしました」

 だが、全戦力を投入しない決定はつまり、その分目減りする戦力を何らかの形で補わなくてはならないということだ。

「北東は少数精鋭との戦いになりそうですね。では、こちらも同様に」
「増援として冒険者も呼んでいます。全体の数に不足はないかと」

 サチコとヴェイニ族長は俯瞰図を見下ろしながら額を突き合わせ、真剣な面持ちで相談を始める。尤も、東、南東、北東と隊を分けた敵がさらに効果的な別のルートを今から見出すことは時間的に考えにくく、仮にそれができたとしても個々の隊の戦力減少に繋がるだろうことから、過度な心配はしなくて良いようだ。

「では、これで」

 ヴェイニ氏族を中心とした他氏族のエルフ戦士達は正面を主力とし、南東の隊にはサチコの部下が率いる40名のゴブリン達が加勢する。そして北東へは、冒険者ギルドに掲示された依頼を受けて救援に駆け付けた冒険者達と、授恵者として高い実力を持つサチコとアダムが迎撃に向かう――最終的な配置は、そのように決定した。

●声
『こんな森は無くしてしまえば良い。そうだろう』

 声が、聞こえる。
 大森林に戻ってきたあの日から、何度も何度も聞こえる声。

『彼らは里で生まれ、里で生き、里で死ぬ。それ以外の道を知らない』

 森のエルフは保守的だ。
 森の外で世界がどう動いているかなど碌に知りもせず、すぐ隣の氏族が何をしているのかすら、まるで他人事のよう。
 古びた因習は消えることなく受け継がれ、彼らは昨日と同じ日々をいつまでも生きていく。

『だからお前のような者が生まれてしまう。そうだろう』

 エルフ達がもつ社会の歯車から外れてしまった者。
 社会を維持するために不要とされた者。

 彼らが愛する変わらぬ毎日は、そんな誰かの犠牲の上に成り立ってる。

『掻き乱せ。在るべきではない平穏を壊せ。それがお前の望み。そうだろう』

 そう。それは私の望み。
 こんな森は、こんな閉ざされた世界は、いっそ無くなってしまえばいい。

『私は、お前の望む世界を愛そう』

 ハイアルヴの巫女は私を殺した。
 それは本当に、あの女の嘘だったのか。


 私は――この森に生まれてくるべき命ではなかったかもしれない。

解説

●依頼内容 大森林東部のヴェイニ氏族の里に帝国過激派の軍勢が接近しています。彼らを迎撃し、里を守ってください。 ●状況 敵軍は正面(東)のゾンビ&スケルトン隊を主力とし、南東から魔獣ゾンビ隊、北東から魔獣ゾンビと死霊術師、授恵者の少数精鋭部隊を進めている。正面は集結したエルフ戦士達の主力が、南東はエルフ戦士達と救援のブラックデス構成員が対応する予定。 皆さんは主に北東の迎撃を依頼されているが、独自の判断で他の行動を取ることも可能。 天候は晴れ。日中。里の周囲はどこも森。木が遮蔽になりやすく、周囲に気を付けていないと木が邪魔になって武器が扱いにくくなる。 ●味方 ・サチコ ブラックデス幹部。キャスター系の魔法のほか、攻撃魔法としての「燃焼し続ける炎」を操る授恵者(炎は任意で消せます)。北東へ行く。 ・アダム 元メドゥの指先幹部のブラックデス構成員。シーフ系で身軽。短距離ながら影を渡る瞬間移動など独自のスキルを幾つか扱う授恵者。北東へ行く。 ・ブラックデス構成員 40名ほどいるゴブリン。チンピラ風ですが授恵者も多く、やる気まんまん。南東へ行く。非授恵者でも数人でかかれば普通のアンデッドを倒せる。 ・エルフ戦士 ヴェイニ氏族含めて集結した戦士達。東正面に150、南東に50程度。こちらも授恵者は多め。非授恵者でも数人でかかれば普通のアンデッドを倒せる。里に30人ほど残る予定。 ●敵 ・北東 ライオンのような魔獣の死体を使った敏捷かつ攻撃力の高いゾンビが6体、それを操る死霊術師が1人、様々なクラスの授恵者が10人ほど向かってきているらしい。授恵者は比較的高レベルが多いので注意。 ・東 普通の人や動物のゾンビ&スケルトンが250体ほど、それを操る死霊術師らもいるらしい。 ・南東 狼型の足の速い魔獣の死体を使ったゾンビの群れ。15体ほどを死霊術師が操っているらしい。 ・サリ 帝国過激派にハイアルヴの啓示を与え、聖鳥の部隊を壊滅させたエルフの女。シューター系の授恵者らしく、熊ほどもある黒い大山猫を連れている。一方で「鉄砲水が来る」啓示を聖鳥の里人に与えて避難を助けていた。ハイアルヴを盲信するタルフネイリ氏族に生まれ、30年ほど前に当時の巫女サンデルらが長年お告げを装って行っていた「口減らし」により重傷を負い森の奥に捨てられた。帝国で奴隷として過ごし、昨年秋に故郷の里を襲撃したことで生存が明らかに。今回も帝国過激派に接触したようだがその後は不明。

マスターより

こんにちは、桃谷です。 今回はサチコ&アダムとブラックデスのゴブリン達も参戦しました! 過去シナリオ「【樹謂】暗き森の襲撃者」「【呪輪】彼の聲は誰が為に」「【呪輪】彼の命は誰が選ぶ」「【呪輪】彼の罪は誰が胸に」が関連していますが、読まなくても問題ありません。 本文に登場したイェオリ、サンデルは非戦闘員なので、すぐに後方へ退避します。何かあればその前か戦闘終了後に話しかけてください。

リプレイ

●北東
 北東の森。迎撃態勢を整えていた17人の授恵者のうち、敵の存在を真っ先に察知したのはキオルティスだった。唯一の捜波持ちである彼は、木々に遮られた森の中で誰よりも高い索敵能力を有している。
 次いで、アーテミシアの嗅覚、ナハティガル=ラーとジュスト・ヴェルジーの聴覚もまた、敵の気配を感じ取った。
「臭ぇな」
「アダム、行けるかい?」
「……指揮官カ、ヒーラー……ダナ?」
 鼻をつまんだアーテミシアの横で、ジュストがアダムに視線を送る。依頼された役割を口にして、フードの少年は影に溶けた。そしてナハティガルもまた、気配と音を消して森に消えていく。
 敵を迎え討たんと配置につく冒険者達。だが数秒後、キオルティスの顔色が明らかに変わった。
「まずいね……気付かれた」
 キオルティスがマークできた敵数は15。それが全てかは不明だが、敵は一時足を止め、左右に分かれた。こちらと一定の距離を保つように、斜めに移動し始めている。
「成程。敵にも捜波なり索敵手段があるということですか」
「キオ、こちらも分かれる必要はある?」
 僅かに息を吐いて呟くリコリス・アデュラリア。シルヴィア・A・カペルが樹上のキオルティスを仰ぎ見ると、彼は珍しく眉根を寄せて頷いた。敵がここを左右から攻めるつもりなら、待てばいい。迂回して通り抜けるつもりなら、行く手を阻む必要がある。読めない。
「死に損ない(魔獣ゾンビ)と死霊術師は向こうだ。狙う奴は行け」
 臭いでゾンビの所在を探ったアーテミシアが親指で左を示す。アダムやナハティガルが敵に捕捉されていなければ良いがと祈りつつ、シルヴィアは極力多くの仲間を集めて蒼き炎を纏わせた。


 分断を余儀なくされた北東班だが、行うべきことが変わるわけでもない。
 キオルティスによれば、敵数は左側に大きく偏っている。右は陽動を行う作戦だったか、ゾンビと死霊術師が離れられないせいか。
 ともあれ、敵は同じく二手に分かれた冒険者達に反応したのか、それ以上避けようとはしていない。
「少数とは言え、放っておくわけにはいかないものね」
 紫瞳を細めて森の中を睨み、ザザ=ステルヴィナはジュストの言う方向に銃眼光壁を生み出した。研ぎ澄まされたジュストの耳とアーテミシアの鼻が、敵の接近を確実に掴んでいる。
「――来る!」
 ジュストは叫び、同時に自身の側面にも光壁を生んだ。
 正面から轟音とともに光の奔流(タイダルストリーム)が押し寄せ、一瞬にして木々を薙ぎ倒してザザの光壁を直撃する。飛来した光の矢が同じく壁に阻まれ炸裂するも、冒険者達のダメージはゼロだ。そしてジュストは光に照らされながら、自身の右の木陰から顔を覗かせた女が側面の光壁を見るや短剣を下げ、そのまま背後をとろうと駆け抜けるのを見た。
「お返しよ」
 遮蔽の消えた道の先に見えた女シューターを中心に、ザザの氷嵐が吹き荒れる。甲高い悲鳴が二つ聞こえ、森の奥に小さな治癒の光が煌く。
「ヒーラーが居るね」
 シルヴィアの超視覚は、その光を見逃さなかった。シューターが再び木々の間に入り込み、見失うとともに天眼の視界からも消える。
「移動した……なら、来るわね!」
 二方向を壁で守られた敵(冒険者)をどう攻めるか。ザザは瞬時に判断し、左にも光壁を召喚。再び押し寄せた光波から自身と仲間を守り切る。
(シーフはどこだ。敵が遮蔽の向こうから狙えるのは……捜波か?)
 キャスターと距離が近いシューターがこちらの位置を把握し、指示を出している可能性はある。光壁の存在を察知できなかったということは、敵はこちらを目で見ているわけではない。ならばシューターを抑えるのが優先だと、ジュストは唯一壁がない後方に注意を向けつつ言った。
「臭いはする。近くに居やがるぜ」
 アーテミシアの鼻はシーフの臭いを捉え続けているも、発見には至らない。敵も攻めあぐねているのだろう。
 ――その時、ジュストは小さな金属音を聞いた。

「目を閉じろ!!!」
「撃って!!!!!」

 ジュストと女シーフの声が重なる。
 光壁目掛けて投擲された缶が炸裂し、森が閃光に呑まれた。
 光をやり過ごした冒険者達が再び森に視線を向けた直後、左の壁が光波と矢を受けて砕け散る。

「オオォォオオオーーーーーッッ!!!」

 正面、森の中から疾駆してきた男ウォーリアの大剣が壁を叩き割った。


「動き方からの推測だけど、敵は魔獣のゾンビを前に出してる。すぐ後ろにいるのはシーフかもしれない。あとは少し後ろに。敵もこっちの位置は把握してると思おう」
 北東、左側。草色のマントを纏ったキオルティスが、接近する敵の気配を追いながら告げた。先行してきた大鼬(シューターのペット)は彼の暗針を受けて即座に撤退したようだが、敵の目はそれだけではないだろう。
 キオルティスの合図で冒険者達が足を止めたその時、サイラスの聴覚が森を駆ける音を捉えた。
「来たな。おれ一発目にジャマーやるわ」
「わかった。様子を見て俺も試す」
 サイラスと海神・江流が言い交わす。木々の間に緋色の獣のような影が見えたのと、サイラスのジャマーが発動したのは、ほぼ同時だった。
 ガクン、と。獅子達は身体を一瞬だけ震わせた後、それぞれに目標を定めて向かってくる。
「ともかく、止めましょう」
「死霊術師の姿が見えれば良いのだけど……」
 リコリスが輝く光球を獅子達の足元に発生させ、アウレーリア・フォン・ネーベルベルクもまた火焔の結界を召喚。完全に足を止めた獅子達へ、彼女達が続けて放った無数の光弾と巨大な光波が襲い掛かった。
「死霊術師は恐らく最後方だ。俺が行く」
 江流が大きく跳躍し、獅子達の隙間を抜けて木々の向こうへと消えていく。獅子達の前に立ち塞がるのは、ケン・Z・ブラッドリー、アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト、サイラス、ロゼットだ。
「まずは獅子狩りか。さっさと終わらせようぜ」
「ああ。俺たちの連携を見せてやろうぜ!」
 ケンとアルベルトの大太刀が煌き、巨大な光塊を纏う。それらが獅子達を打ち据えると、くぐもった唸り声が森に響いた。反撃に奮われた爪が二人を引き裂くも、彼らを打ち倒すには足りない。
「魔獣とはいえ死体を利用されるのは忍びない……。捕らわれた魂と一緒に、解放してあげるわ」
 金髪の神官ロゼットが、眩い光を放つ祭棍を獅子の胴目掛けて突き込んだ。肋骨を折り体内の器官まで達したその一撃は、獅子が生きていた頃なら致命傷となっただろう。爪を振り下ろすそれを、ロゼットは盾で身を守りながら憐れみを込めて見つめていた。
「さて、杖持った奴探すかね」
 大楯で獅子の攻撃を受けながら、森の中に目を凝らすサイラス。狙いは前衛じゃない、後衛だ。
「フェミナ様、ロゼット様にヒールをお願いしますわ」
「はい。私とエデル様のヒーラーコンビが揃った戦場で脱落者は出させません」
 エデル=マグノリアが白銀色の祭刀を手に前進し、ケン、アルベルト、サイラス、ロゼットの足元に白く光る花を舞い踊らせる。みるみる回復する四人。最も攻撃を受けたロゼットには、後方のフェミナ・ノ・リビディーネからも癒しの光が飛んだ。
「シーフが抜けるよ! 後ろの授恵者は江流さんに集中してる!」
「死霊術を!」
 キオルティスの警告に被せるようにして、獅子の斜め後ろから女の声が上がった。木の陰から覗いた長い銀髪と祭刀。ヒーラーだ、とサイラスの目が光る。
 結界ごと獅子と前衛を飛び越え(ホライゾナルジャンプ)、冒険者達の只中に現れた男女のシーフ。蒼き炎を纏い、得物を手にエデルとフェミナへ飛び掛かった。
「なに? そっちもヒーラー狙い?」
「サイラス様……!」
 女の両手がエデルに届く直前、鳥のような翼を形成したサイラスが割って入り、その攻撃を受け止めた。
「くっ……この程度、私には効きません!」
 三度切り裂かれたフェミナは、それでも立ち続ける。ダマスカス鋼の棍を振るい反撃する彼女から距離をとろうと男シーフが地を蹴ったその時――彼の全身が、火焔に包まれた。
「あ!? ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「魔獣ゾンビに前衛を釘付けにし、シーフが後衛を仕留める……悪くない作戦でしたね」
 別段、感情を込めもせず。サチコはぼんやりとした目で火だるまになった男を見据えていた。
「サチコ様、これは……」
 全身を猛烈な炎に包まれ、もはや声も出せずに地面をのたうち回る男から距離をとって、フェミナは術者(サチコ)を振り返る。
「それは消えません。私が消すまでは」
 森では少しコントロールが必要ですけどね、と言うサチコを驚愕の目で見ていたのは、冒険者達だけではない。消えない炎という魔法を初めて目にした女シーフもまた、顔色を変えていた。
 敵ヒーラーの解呪を受けたか、光球を振り払った2頭の獅子が躍り出ようとする。しかし、彼らは既にアルベルトの殺界の領域に囚われていた。死霊術が復活しても、駆けることができなければ意味がない。

 その時、何の前触れもなく端の獅子が崩れ落ちた。
 地に倒れた遺骸の向こうに居たのは、大水蛇の牙――短剣を片手に構えたナハティガルだ。
「遮蔽も上手く使えば武器になる。アンデッドにはわからんだろうがな」
 そのまま回避盾を担うべく両手の得物を構えるナハティガル。だが、木々の間を縫って来たキオルティスに気付き、そちらへ目を向ける。
「――いいだろう」
 銀の鬼は武器を下げて後退し、再び気配を消した。

(死霊術師……あいつか)
 敵の前衛たる獅子達を飛び越え敵の只中に飛び込んだ江流は、斬りかかってきたウォーリアの背後でキャスターらしき女が獅子達に目を向けていることに気が付いた。バックステップで距離をとり、ウォーリアの攻撃を覚悟してジャマーを発動する。
「何度でも邪魔してやるよ」
「……お前!」
 キッと江流を睨みつける女死霊術師。背後の木陰から飛び出してきたシューターの零距離射撃を左肩に受けながらも、正面から薙ぎ払われたウォーリアの大剣をかわす江流。そのままウォーリアの脇を抜け、死霊術師へ光印を叩き込んだ。

 再び、獅子達が震えた。戦略も連携もなく手近な標的へとバラバラに攻撃を加えるそれら目掛け、アルベルトの大太刀が次々と振るわれる。
「キャアァーーーーーーッ!?」
 さらに次の瞬間、サイラスの竜花琴から放たれた矢が敵ヒーラーの脇腹を貫通。悲鳴が響き渡った直後、彼女の頭上から小柄な影が降ってくるのが見えた。
「……ヒーラーは、コイツだけダ」
「死んだ? じゃあ後は削るだけだな」
 サイラスの視線の先で、返り血を浴びたアダムが立ち上がり、足元の影に溶けていく。アウレーリアとリコリスが放った無数の流星が獅子達を打ち据え、ケンの大太刀が一体を屠った。
「魔獣ゾンビがやられ始めたわね。もう貴方達に勝機は無いわ」
「クッ……!」
 ロゼットのエーテルブローを身軽にかわした女シーフが再度エデルを標的にするも、瞬時に生まれたエーテルの輝きに阻まれ致命打にはならない。
「皆様、いま回復いたします」
 エデルが白い花を舞わせるたび、彼女とその周囲の冒険者達の傷が纏めて癒えていく。それでも足りない者にはフェミナのヒールが飛び、ロゼットやリコリスも必要とあらば攻撃の合間に回復を行っていた。
 敵シーフがこちら側の回復手段を断てなかった以上、この戦場で倒れる者など発生しない。

●南東
「オラオラオラオラ~~~~!!」
「ヒャッハァ! 腕が鳴るぜェ!!!」

「ははは……ブラックデスの意欲とエルフ戦士の地の利。どちらも心強いね」
 遠足ではしゃぐ不良のようなゴブリン達を前に、ロイ・アウレアは笑顔を見せていた。心強いのは本当だ。
「栗鼠は何か捉えたか?」
「いや。ただ、エルフとブラックデスの斥候役と連携すれば早期に発見できるはずだよ」
 鋭い嗅覚で南東方面を探るイズル・M・ヴォルゴールに、ロイは栗鼠と分身の視界で森の中を視ながら答えた。
 ふと木々の間を見れば、 少し先の森にロープを張り終えたエリザ・A・ミシャールが大きく伸びをしながら戻ってきていた。
(……やれやれ。ご乱心かい?)
 長杖の先で地面を突き、エリザは後方の空を仰ぐ。枝葉に遮られたその先には――世界樹がある。
「ハイアルヴの、意図を試すような物言い……。むしろ試されているのはエルフの方か?」


 エルフの斥候のエーテル波が、森を猛進する敵の気配を捉えた。
 その通過地点へ急行したトーラがそれをまず視認し、敵に発見されぬよう追いながらロイの栗鼠の分身と合流する。

 ――死霊術師、1名です! 騎乗してます!

 トーラに代わって樹上を走り敵軍を追った分身の目が、森の中を疾駆する2.5mほどの狼魔獣ゾンビ15頭と、うち最後尾の個体に跨る女の姿を捉えた。

「死霊術師は最後尾のゾンビの上だ!」
 ロイが強弓に矢を番え、ゴブリンとエルフの前衛が敵の進行方向に壁を形成する。後衛と非授恵者の弓兵達は木々に隠れ、機を窺う。
「そうか。乗るしかないんだな」
 死霊術師がゾンビの足の速さを生かして森を進むとすれば――と、納得しながら、イズルは前衛を迂回して側面へと駆けた。
「――見えた!」
 木々の間から黒い獣達が飛び出してくる。ロイの矢が先頭の1体に重力波を纏わりつかせ、矢と魔法の雨が獣達に降り注ぐ。
「オラァ!!」
 槍や斧を手にしたゴブリン達が獣に殺到。短剣を両手持ちしたエルフのシーフが駆け抜け、敵を切り刻んでいく。
「裏を抜かれなければ問題ない! 別動隊は!?」
「恐らくいない! これで全部だ!」
 ロープに足を引っ掛けて一瞬ぐらついた1体、そしてゴリラのZOCに進行を止められた1体を、無数の光弾で纏めて打ち据えたエリザ。森に視線を走らせた彼女の問いに、捜波を持つエルフの一人が答えた。
「ジャマーが効いている。今のうちだ!」
 ロイの目に映っているのは、連携も戦術もなくただ目の前の獲物に襲い掛かるだけの動く死骸達だ。恐らくはイズルのジャマーが効いている。後は逃がさぬよう叩き潰せば良い。


「――っう……」
 戦闘の爆音が響く中、よろよろと木陰に身を隠す女。
 接敵する直前に魔獣ゾンビから降りるはずが、突然コントロールが乱れたせいで振り落とされたのだ。
 死霊術を使うか、それとも――
「レイウェスト様が頑張っているのに、どうして国民を放ってこんなことをするんですかっ!」
 少女の声がして、背中に熱いものが刺し込まれた。
「え……」
 杖を手に振り返れば、跳んで距離をとる赤毛の少女の姿。一人か。なら戦える。
 だが次の瞬間、女と少女の間に光の壁が現れた。
「なっ……」
 光縛封だ。もう一度後ろを振り返れば、光の檻の中にはもう一人居た。
「お前達にお告げを教えた奴は、顔に大きな傷がある女か?」
「だったらどうする! お前など……!」
 女の杖が、イズルへと向けられる。
「言っておきますけど、光縛封が消えても、わたしからは逃げられませんよ」
 トーラの赤い瞳が、女死霊術師の背中をじっと見つめていた。


「死霊術師、捕まえました!」
 エリザが何度目かのメテオライトを放った時、森の中からトーラの声が響いた。
「よくやった! あとはこの木偶の坊共を土に返してやるだけだ」
 一度手を止めて、耳と目で周囲を探る。問題ない、敵は目の前の獣だけだと確信し、エリザは攻撃を再開した。
 イズルの傷が深いと聞いてエルフのヒーラーが森へ入り、ロイは終息に向かいつつある戦闘から離脱して北東へ走る。

●東
 森の中に集結した約150人のエルフ戦士達と、6人の冒険者達。
 捜波と栗鼠を操るマリイ・パルティスを始め、同じく索敵手段をもつエルフ達によって、敵集団の先頭はすでにその存在を捉えられていた。
「今日はいい天気でよかったですね……雨の日は、古傷が痛みます」
 マリイは弩に手を掛け、空を仰ぐ。
 まだ子供だった頃。この世に居なかったみたいな私。
 サリの境遇に思うところはあれど、言葉をかけたいとは思えなかった。
「みなさんの友の亡骸を辱める死霊術師などの遅れを取るなど許されましょうか! 否! 我らが許しません!」
 槍を掲げて鼓舞するユークリア・フィナンシェの声に、前衛のエルフ戦士達が応える。森のあちこちで蒼白い鬼火が生まれ、強化の光が飛び交った。
「物量で押す相手だ。速攻撃破で敵群の頭数を減らさなければ」
 ナタリア・フィッツジェラルドの周囲でも、まとめて輝刃を付与された者達が光を纏う。ナタリア自身を含め、遠距離範囲攻撃が可能な者達が初手でどれだけ敵集団を蹴散らせるかが勝負だ。
「……さて、誰のお告げでしょうかね」
 エルフの指揮官クラスの者達と別れたキーゼが、誰に言うでもなくポツリと呟く。彼もまた、戦士達を集めてエーテルの波動を開放。前衛中央に位置するコルネリウス・アーラを見失なわぬよう少し前に出て、魔弓を背から下ろした。
 キーゼがエルフ側に提案した戦術は、元々の予定と概ね相違がないこともあって受け入れられた。授恵者は前衛と後衛に分かれてアンデッドを押し留め殲滅。後方に抜けるもの、死霊術が切れて彷徨いだすものなどは後方の非授恵者が担当する。また、非授恵者でも練度の高い者の中には、樹上からの射撃などで授恵者を補助する者もいるようだ。
「アンデッドを山にできれば、足を止められるかな……」
 樹上で白鞭を構えるのはアルシエラ・ライゼルだ。相棒の白狼はその樹の根元を離れ、エルフ戦士達の間を歩き回って地上から戦況を見る目となっている。

「皆さん、構えてください!」
 中央。木々の間に蠢く無数の死者の影を見たコルネリウスはすらりと剣を抜き、わずかに頭を下げる。彼女ら前衛の頭の上を、脇をすり抜けて、キーゼの矢とナタリアの巨石が飛んだ。同時にエルフ達の矢と攻撃魔法も次々と飛び、前衛の壁の先で炸裂する。爆風と衝撃に遮蔽の木々ごと死者の先頭集団が薙ぎ倒され、地面が死体で埋まった。
 それでも止まらぬ敵軍を、コルネリウスら前衛が迎え討った。
「今は、この場を護り抜きます……!」
 不可視の花で檻を形成し、隣り合う戦士達とともに死者の進軍を止めるコルネリウス。握る剣は誓いの証。誰かの為に力を振るう――あの日の約束を胸に、耐える。
「効いた、か……?」
 ジャマーを発動したナタリアが、アンデッド達を注視した。恐らく効いているのだろう。コルネリウス達の殺界の間合いも、キャスター達の置いた澱嵐も、死者達にとっては意識の外だ。進めなくとも進もうとし、続々と罠に嵌まっていく。
「回復を」
 ウォーリア達が大量の死者を斬り伏せたところで、キーゼが前進し癒しの光を波紋のように広げた。後方からも幾つかの光が飛び、傷ついた前衛が活力を取り戻していく。
「四足獣が来ます!」
 恐らく死霊術が復活したのだろう。死体の海を駆けて来る数頭の獣ゾンビを視認したコルネリウスが加速する。澱嵐の隙間で待ち構え、抜けかけた二頭を巨大な光塊で薙ぎ払った。
「また一波くる! 範囲魔法を!」
 前衛が獣を相手取る間に、森の奥から再び死者の群れが押し寄せてくるのが見えた。籠手に魔力を込めながらナタリアが叫び、キーゼが弓に矢を番える。後衛のエルフ達も杖や弓を構え――森に嵐が吹き荒れた。

 北側。マリイのジャマーが初手で先頭集団の一角を崩した。死者達は生者を求めてそのまま前進するも、矢と攻撃魔法の雨を受けて地に伏した。後続が進んだ先にあるのは、うっすらと漂う霧の領域だ。
「勝利を我らが手に! 続け! 勇敢なるエルフの戦士及び授恵者達よーー!!」
 祈雷にも無警戒な死者達が、ユークリアの叫びとともに現れた稲妻の嵐に焼かれていく。前衛ウォーリアとシーフの刃が襲い掛かり、倒れた死体の上をユークリアが前進。後続を闘気槌で叩き潰した。目指すは――死霊術師だ。
「……恐らく、あれですね」
 ほぼ前進するしか能のないアンデッド達の中で、一定ラインから前に出ようとしない死霊術師の気配は判別しやすかった。マリイは捜波で捉えた怪しい気配の方向へ栗鼠を走らせる。
「死霊術師を討ち取ります。私とユークリアさんの援護をお願いできますか」
「わかった。用心してくれ」
 ユークリアが囲まれぬよう澱嵐を置いていたキャスターが応え、前衛に指示を出した。道を開けるべく前衛らが刃を振るい、邪魔な熊ゾンビを盾の突進で弾き飛ばす。
「ユークリアさん、あの少し太い木の陰です」
「発見ですねー! よし、行きましょう!」
 小声で言い交わし、エルフ達の援護を受けて金色に輝く槍と暗黒色の弩を構える二人。
「――見えましたっ!」
 ゾンビの様子を確認するためか、顔と半身を木陰から出した男。その右肩をユークリアの放った雷めいた槍が吹き飛ばし、マリイの矢が狙い違わず眉間を射貫いた。

 南側。樹上のアルシエラがエルフ達との衝突で死者が渋滞気味の一点を見つけ、炸光矢を撃ち込んだ。
 広範囲を見られればと思ったが、あまり高所に登っては枝葉が邪魔で、低すぎては見える範囲が狭い。彼女は相棒のシアの目も借り、何よりも狙撃ポイントの選定に気を配っていた。
「あの辺……かな?」
 様々な角度から死者の動きを見ていて、推測できたこともある。死体の山を作ろうとしてエルフ達を巻き込まない位置に範囲攻撃をぶち込んでいると、死霊術師を倒したわけでもないのに周囲のゾンビの動きがおかしくなることがあった。
 恐らく死霊術師は大量のゾンビを操作するために、一定数の『中継役』のような個体を置いて命令を出している。それは概ね、最前線よりは少し後ろの方にいるのかもしれない。
「よし……次へ行こう」
 死体の山で敵の進軍を妨害し、時に命令系統を乱すことにも注力し。
 アルシエラは、次のポイントへと移動する。

●北東
「やっと出てきやがったか」
 砕け散る光壁。大剣を振り下ろした姿勢のウォーリアに、アーテミシアが肉薄する。
 大振りの戦槌の一撃。盾で受けたウォーリアが、伸び上がるような動きで刃を振るった。
「甘ぇよ」
 左の小手で弾く。アーテミシアの強打が、ウォーリアの胴に叩き込まれた。
「小癪な!」
 木陰から飛び出して来た女シーフの短剣を、ザザの盾が受け止める。 駆け抜けた女の腰に、シルヴィアの軍刀から飛んだ光が命中した。
「――アダム」
 ザザの囁きに、シルヴィアが脇の木陰に視線を遣る。そこには、返り血らしき赤にまみれたフードの少年の姿。
「アダム、シューターだ。多分、向こうにいる」
「……ワカッタ」
 シルヴィアの指示を聞くや、少年はスゥッと影に溶けた。
「敵の指揮系統を乱すのは戦術の基本よね。期待するわよ」
 アーテミシアと打ち合うウォーリアの背中に、ザザの魔弾が直撃する。ぐっと呻いた彼に、森の中から淡い光が飛んだ。
「見つけたよ。君みたいな美女が顔を隠すなんて、勿体ないな」
 桃髪の女を、ジュストは見逃さない。邪魔になる大木を魔弾で倒し、女の姿を露わにする。
 シルヴィアの舞扇から光が膨れ上がり、轟音とともに女を呑み込んだ。
 シューターとキャスターが潜んでいるであろう方向から、辛うじて女とわかる濁った悲鳴が聞こえてくる。アダムの仕事が終わったのだ。
「クソッ……!」
 ウォーリアに合図すらせず、シーフが宙を舞った。だが、ザザとジュストはまだ彼女を見失っていない。
「ローブのエルフ女を知ってンな? あの女、どこにいやがる」
 シーフが絶命する声を背中で聞きながら、アーテミシアはウォーリアの膝を戦槌で砕いた。 


「逃げましたね」
「ですが、あちらには江流様が」
 感慨もなさそうに言ったサチコに、エデルは少し心配そうな声を洩らした。不利を悟った女シーフは再び大きく跳躍し、獅子の背後の森に消えた。炎に巻かれた男だったものは、サチコの前に転がっている。
 前衛では、残る獅子達へケンとアルベルトが殺気を叩きつけていた。死霊術がかかろうとかかるまいと、こうなれば獅子が戦場に散らばることはない。
「いいわね。終わらせるわよ」
 アウレーリアの頭上に夥しい数の火球が漂う。表情のひとつも変えずに高速多段式超魔法を発動したリコリスの周囲にもまた、数え切れぬほどの光球が生まれ出でる。
「もう……休みなさい」
 ロゼットの突きが獅子の脚を砕き、一頭が地に倒れた。
「貴方達に神の御加護がありますように」
 哀れな魔獣達。血縁の群れだったのだろうか。死霊術により死後もその尊厳を踏みにじられるなど、決して許されることではないはずだ。
 風を纏ったサイラスの矢が獅子の首を射貫く。後方から飛来した無数の火球と光弾が降り注ぎ、無残に引き裂かれた獅子達の遺骸が転がった。
「さぁ、根切りと行こうか」
「『帝国過激派』……帝国の面汚しめ! 必ず倒す!」
 エデルとフェミナ、ロゼットの治癒が飛び、ケンとアルベルトが加速する。
(獅子型はまだだったよな。たぶん)
 緋色の毛をひとつまみ引き抜いて、サイラスもまた彼らを追った。


 江流は自己回復で流血を止め、シューター、ウォーリア、キャスターでもあるらしい死霊術師を睨んだ。
 機動力に優れた江流でも、ジャマーや魔乱印、自己回復を使えば攻撃の余裕がない時もある。死霊術師を庇うウォーリアもそれなりに傷が深いが、消耗が激しいのは江流のほうだ。
(さすがに、骨が折れるな)
 江流がシューターの矢をかわし、一歩を踏み出そうとした。その時だった。
「ぅあっ!?」
「――!」
 突然、死霊術師が倒れた。江流は地を蹴り、反射的に振り返ったウォーリアの首を脇差で掻き切る。
 噴き出す鮮血と血に伏した死霊術師の向こうには、銀髪白肌のゴブリン――ナハティガルが居た。
「加勢だ」
 ナハティガルが発した短い言葉に、江流は頷く。銀の鬼は残るシューターを見、どうやら退却してきた女シーフの狼狽した顔を見――静かに言った。
「まだやるのか」
「貴様――っ!」
 構えをとったシーフが、吹き飛ぶようにして前に倒れる。太刀を振り下ろした姿勢のアルベルトとケンが、木々の間から姿を現した。 

「ま、まって……お願い。助けて……!」
「へぇ。誰か嬲り倒して情報搾り取るかって思ってたけど、あんた志願する?」

 武器を捨てて膝をついたシューターが、ずいっと顔を寄せたサイラスの迫力に肩を震わせる。
「どうする?」
「構いません。聞きたいことはありますから」
 江流が振り返った先で、サチコが無感情に返事をした。そして、付け加える。

「……ですが、ブラックデスはマフィアです。後悔しないでくださいね」

●
 疾った。
 仲間が止める声が聞こえた気がするが、関係ない。どれぐらいの距離かは、わからない。が、なぜか遠くは無かった。

「おい」

 あの男が告げた場所。探し当てた場所。

――あなただけなのね。

 女の声が、返ってきた。姿は、見せない。

「やっぱり面倒事しかおこさねーな。言い訳があるなら聞いてやるぜ。聞くだけだけどな!」

――私、見てみたいのかもしれない。

「あぁ?」

――森のすべてが壊れたら、エルフがどう変わるのか。エルフ(ドワーフ)のあなたは、わかってくれる?

「……。興味ねぇよ」

 アーテミシアが、小さく吐き捨てた。

●
 冒険者6人が参戦した東の戦場、4人が参戦した南東の戦場ともに、エルフ戦士とブラックデスの損耗は軽微。東では死霊術師4人が討ち取られ、死者の軍勢も半分以上がただの死体と化し、残りは恐らく後方にいた死霊術師に率いられて撤退していった。南東では死霊術師1人を捕縛、魔獣ゾンビを殲滅。どちらも圧勝といえる結果に終わった。
 冒険者15人とアダム、サチコが向かった北東の戦場では、初手で戦力を分断されたものの損耗は無い。ロイが到着した頃には授恵者2人を捕縛。キャスター1人が撤退した以外は、無事に討滅していた。
「やはり、ザフィーア配下の帝国過激派でしたね。ヨゼフ帝の関与も間違いなく、目的は世界樹です。火神ボルガニスクと同様、力を収奪するつもりのようです」
 捕虜をちょっと可愛がってきたと言うサチコの言葉を聞き、特に不快感を表したのは帝国出身のアルベルト、アウレーリア、ナタリアだった。為政者の家系に生まれた者達だからこその感情もあっただろう。
「今回加担した『破壊者』は、サリという女一人です」
「追放された方、でしたよね……確か」
 コルネリウスが、静かに目を伏せる。
 自身もハイアルヴのお告げで生まれた『取り換え子』だ。思うところが無いとは言えない。
「『大森林は無くなった方が彼らの為』というのが本音なら、まるでエルフを大森林から解放しようとしているようですが」
 その上で殺人を犯すのは、それが唯一、ハイアルヴの盲信者を解放する手段だからか。
 リコリスのその言葉に、シルヴィアが短く息を吐いた。
「どんな理由があっても、エルフや里を巻き込むのは彼女の私怨でしかないよ。彼女の過去に何があろうと、サリ自身が世界樹に問うなり戦うなりして解決すればいい」

「なぜ、元巫女が来たんだ? 現巫女はいないのか」
「ええ……。啓示を受けられる者は、そう多くありませんから……」
 イズルの問いに、イェオリは困ったような声で答えた。成程、まだこの元巫女に頼らざるを得ないのかと、イズルは高慢そうに笑むサンデルをちらりと見る。
「でも、お二人ともご無事で何よりです。タルフネイリの里はどうですか……?」
「半分ほどは、大森林の別の場所に。元長老派は、出ていく者が多かったですね……。里を築く体力のない者は、キウラが受け入れてくれました」
 イェオリの返事を聞いて、マリイが目を丸くした。隣里とは関係が悪かったはずなのだが。
「意外であろう? まあ、血縁がおる者も居たからの」
 それはあなたの偽のお告げを受けて逃げた人達でしょう、とマリイは複雑な表情でサンデルを見返す。

「……サリは、身共が生んだ怪物じゃ。けりをつけねば、タルフネイリに未来はなかろう」

 殺すのか、と。
 イズルの言葉に、サンデルとイェオリはゆっくりと首を縦に振った。

マスターコメント

皆様、このたびはご参加ありがとうございました。 ヴェイニ氏族の里は無事に守られ、エルフやブラックデスの損耗も抑えられました。 おつかれさまでした! それでは、またの機会がございましたら、ロスガリア大陸のどこかでお会いしましょう!
イベントシナリオ

イベントシナリオ難しい 報酬:多い25 / 10〜25人

2022年07月06日 22時21分20秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 敵は【北東】【東】【南東】の三方向から進軍中。 俺達冒険者とサチコ&アダムは主に【北東】の迎撃を担当する訳だが、【北東】の敵戦力は以下の通り。 ・獅子型魔獣ゾンビ6体+死霊術師1名 ・授恵者10名前後(クラス混合、比較的高レベルが多い) 敵の総数は17体前後となり、【北東】だけでも相当な激戦となる事が予想される。 >死霊術師 死霊術師を撃破した場合、使役されているゾンビは行動不能or戦闘圏から離脱状態になるのなら、優先的に撃破を狙って行きたい所。 >サチコ&アダム 彼等には魔獣ゾンビ側と授恵者側、どちらの対応に当たって貰うべきだろうか?

  2. キーゼ

    正面である【東】の数的不利の解決がいりそうですからね。北東を守りきっても他が崩れては意味がなく。 従って、NPCエルフ部隊の有効利用をするために、僕は【東】に向かいます

  3. ロゼット

    ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。よろしくね。 【北東】に参加するわ。 北東か南東が敗北して、東側のエルフ達が側面から奇襲を 受けでもしない限りは、東も大丈夫と見込んでいるわ。 私たちでも駆け出しの頃にアンデッド数体に戦えていたしね。 >死霊術師 アンデッドが単独で徘徊することもあるのだから、術師を 倒しても魔獣ゾンビの無力化まではならないんじゃないかしら。 ただ、指示がなくなる訳だから、見境がなくなって手近な、 敵の授恵者にも襲い掛かったり、なんて展開はありえると思う。 術師の方も、わざわざ前衛には出てこないでしょうけれど…。 >サチコ&アダム 技量的には心配ないでしょうし、北東参加者の配置で 薄いところに加勢をお願いできれば、問題ないかなって。

  4. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです。 取り急ぎ、【東】へ参加し攻撃補助の足止めと壁になる予定です。

  5. ナハティガル=ラー

    >配置 俺は予定通り【北東】に向かおう。 現時点では魔獣ゾンビの対応に回る予定でいる。 >死霊術師 成程。確かにアンデッドが単独でも徘徊するのなら、死霊術師は優先撃破する程でもないか。 見境がなくなると、逆に戦い難くなるかもしれんしな。

  6. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく。 悩んだのだけれど、俺も【北東】に参加しておくよ。 死霊術師は前には出てこないだろうし、まずはゾンビと様々なクラスの授恵者対応をする必要がありそうだね。 今出ている情報だけだと授恵者の対応がし辛いから、授恵者の戦力把握や出方を伺うのにサチコとアダムにはまずは授恵者の方を狙って貰って、それから薄い所を加勢して貰えると助かるかなって思ったんだけど……どうだろう?

  7. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしく。 >サチコ&アダム 授恵者の戦力の把握は出来るだけ早めにしたいし、まず授恵者を狙って貰って、その後薄い所の加勢をして貰うのに賛成だよ。二人の特殊なスキルは敵の動揺を誘えそうだね。 >個人行動 【北東】に行くよ。詳しい動きについてはこれから考えるね。

  8. ロイ・アウレア

    ロイ・アウレアです。宜しく。 【南東】に向おうと思う。 戦闘はブラックデス構成員とエルフ戦士を頼って 自分は魔獣ゾンビ隊の動きを知らせるレーダー役になって 防衛線が崩れないようにしたり、後方火力として動く予定です。 現在の配置です(敬称略)※間違えてたら修正ください。 【東】キーゼ・コルネリウス 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア 【南東】ロイ

  9. イズル・M・ヴォルゴール

    ヒーラーのイズルです。よろしく。 俺は【南東】へ行こうと思ってる。 戦闘は、死霊術師を抑えようと思ってる。 【東】キーゼ・コルネリウス 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア 【南東】ロイ・イズル

  10. No.10

    サイラスだ、よろしくなー んー、遮蔽と機動力考えると南東より北東行こうかなと

  11. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 今回俺は【東】に行こうと思っている。 ゾンビを斬りまくるのはもちろんだが、死霊術師を見つけ次第倒していく予定だ。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス 【南東】ロイ・イズル

  12. アルシエラ・ライゼル

    …シューターのアルシエラ。よろしくね。 東に行こうと思うよ。 シンプルに範囲攻撃。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス 【南東】ロイ・イズル

  13. アーテミシア

    ウォリアーのアーテミシアだ オレはまあ北東にすっか。あの女がいればそっちに行くンだけどな 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア 【南東】ロイ・イズル

  14. ロゼット

    >配置・行動 【北東】参加で。とりあえず魔獣ゾンビの迎撃を主にして、 展開次第で死霊術師の撃破を含めようかなって思ってるわ。 >サチコ&アダム まず敵の授恵者を優先と決めるなら、異論はないわ。 >シルヴィア シルヴィアの希望が優先だけど、私が魔獣ゾンビの側に行ったら、 敵の授恵者の側に付かない?今のところ、ヒーラー2名だから。 今後もし増えたら、無かったことにしてくれて構わないわ。

  15. ユークリア・フィナンシェ

    ヒーラーのユークリアです。 特に決まってはいないので、後々足りないところに入ったりしようかと!

  16. エデル=マグノリア

    ヒーラーのエデルよ、よろしくね。 ざっと情報と相談内容をみてみたわ。でもまだ身の振り方を決めかねているの。 なので、今日は挨拶だけ。

  17. マリイ・パルティス

    シューターのマリイと申します。よろしくお願いしますね。 では東に行こうと思います。数も多いので死霊術師を見つけられればなと思います。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア 【南東】ロイ・イズル

  18. ザザ=ステルヴィナ

    キャスターのザザ=ステルヴィナよ。どうぞよろしくね。 >配置 今回は敵の質的に、私達冒険者のメインはあくまで【北東】の防衛って認識で良いのよね? 仮に【北東】が突破されたら、将棋倒しで【東】【南東】も瓦解する可能性が高いし。 そんな訳で、私は【北東】に行くわね。 今の所は敵授恵者の対応を考えているけれど、魔獣ゾンビ側の人数が少ないようなら移動するわん。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ 【南東】ロイ・イズル

  19. エリザ・A・ミシャール

    >配置 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ 【南東】ロイ・イズル・エリザ 本職ではないが、前衛が足りていないように見えるので南東で前のめりの配置にしておくよ。

  20. キオルティス

    シーフのキオルティス。今回は宜しくね。 >配置 とりあえず南東を希望しておくよ。 人数振り分けの状況次第では移動可能と言うところで。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  21. シルヴィア・A・カペル

    >ロゼット 了解だ。各対応にヒーラーがいた方が良いだろうし、私は敵の授恵者側の対応に行こう。魔獣ゾンビ側の方はよろしく頼むよ。 >配置・行動 【北東】の敵授恵者対応。 初手で出来るだけ多くの人にブルーフレアを付与するね。 サチコとアダムについては「最初は授恵者の戦力把握、その後薄い所の加勢に行って貰う」旨をプレに書いておこうと思う。

  22. 海神 江流

    シーフの海神江流だよ。今回は宜しくね。 迷うところだけれど、北東に回ろうか。 ジャマー・魔乱印を用意して死霊術師と、余力があれば敵のキャスターを狙っていこうかな。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  23. ユークリア・フィナンシェ

    とりあえず東に向かう事にしました。 猪の様に突っ込んでいきます! 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ・ユークリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  24. フェミナ・ノ・リビディーネ

    はじめまして,ヒーラーのフェミナ・ノ・リビディーネと申します どう動くはまだ決めかねていますが基本回復に専念することになるかと思いますがよろしくお願いいたします

  25. トーラ

    それでは、わたしは東へ回りますね。 索敵と、アンデッドの対応をやりつつ死霊術師の位置を探ってみようと思います。

  26. トーラ

    【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  27. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 東の戦力が強力なもの揃いだそうだから、もう1人回復支援というか、コモンブラッド込みのバフ支援の為に参じよう。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルベルト・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  28. ジュスト・V・ケレス

    >北東 では2人へのお願いはシルヴィア嬢にお願いしよう。 ブルーフレアの支援も有難く。 他の依頼での話だけれど、ヒーラーの回復魔法はゾンビにも有効のようだから恐らく支援魔法の類も有効だと考えている。 結構粘られる可能性があるし、敵ヒーラーは補足出来次第早めに排除出来たらと思うんだけれど問題は環境か……。 敵を遠くから補足しにくい状況だけれど、アダムなら奇襲と併せて可能な気がするし優先的に狙って貰って良いかと思った。 それは俺の方から頼んでみようかな。 俺は最初の内はゾンビ・授恵者問わず突出してきた奴から排除するつもりでいる。 可能なら纏めて攻撃出来たらと思うけれど、纏まっていてくれなかったら単体攻撃で各個撃破を。 敵授恵者の位置や構成、動き方が大まかにでも分かったら妨害系の行動も入れて前に出る人達が戦いやすい環境を作れたら良いな、と。

  29. ナハティガル=ラー

    ――すまん。書き損じた。 >戦力比 すまん。少し気になったので発言させて貰う。 今回、授恵者の戦力が最も必要とされているのは【北東】で、【東】【南東】に関しては基本的には現地の戦力のみでも持ち堪えられる可能性が高い。 しかし、現状では【北東】が少な過ぎ、【東】が多過ぎるように感じた。 (現状では【東】8名、【北東】8名、【南東】4名) 【北東】にはサチコとアダムが向かうとはいえ、獅子型魔獣ゾンビ6体+死霊術師1名の対応と、敵授恵者(比較的高レベル多し)の対応の二手に分かれなければならない事から、 現状(8名)の戦力ではとても足りず、このままだと押し負ける可能性が高いように思う。 エルフ戦士が【東】には150名、【南東】には50名。(共に授恵者多し) ブラックデス構成員が【南東】に40名。(こちらも授恵者多し) またゾンビ&スケルトンは非授恵者でも数人でかかれば普通に倒せる強さ。 以上の事から、可能であるなら【北東】への参戦or移動を考えてみて貰えると助かる。

  30. イズル・M・ヴォルゴール

    南東の人で、ジャマー持つ予定の人はいますか? 誰もいないなら、俺がこの機会に取得してしまおうと思っています。 回答、よろしくお願います。

  31. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    >ナハティガルさん 了解した。 俺は【東】から【北東】に移るぜ。 魔獣ゾンビ及び死霊術師の対応に向かい予定だ。 必要とあれば敵の授恵者にも向かうつもりだ 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  32. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    キャスター、アウレーリアです。宜しく。 そうね、NPC込みでも一対一未満では流石に手が足りませんか。 【北東】へ行くことにしましょう。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト・アウレーリア 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  33. ケン・Z・ブラッドリー

    ウォーリアーのケンだ よろしくな それじゃぁ、俺は【北東】に回ろうと思う 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト・アウレーリア・ケン 【南東】ロイ・イズル・エリザ・キオルティス

  34. キオルティス

    それじゃあ、俺は移動した方が良さそうかな。 【南東】はブラックデス構成員を信じて任せて、【南東】から【北東】へ移動しようか。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト・アウレーリア・ケン・キオルティス 【南東】ロイ・イズル・エリザ

  35. シルヴィア・A・カペル

    回復魔法はゾンビにも有効なのか……敵ヒーラーが範囲回復やバフを使ってきたら厄介だし、確かに早めに倒したいね。 ジュストがアダムに敵ヒーラーの排除を頼んでくれるのなら有り難い。よろしく頼むよ。 私は回復支援をメインにしつつ、可能な限りヒーラーの補足や奇襲も手伝えればと思う。

  36. フェミナ・ノ・リビディーネ

    お疲れさまです。 私とエデル様も【北東】に回ろうと思います よろしくお願いいたしますね 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト・アウレーリア・ケン・キオルティス・エデル・フェミナ 【南東】ロイ・イズル・エリザ

  37. ロゼット

    私は北東で、魔獣ゾンビを迎撃しつつ回復と、死霊術師を 見つけたらナハティガルやアルベルト達に知らせるわ。 >シルヴィア 分担ありがとう。エデルやフェミナが増えたから、 もう心配はなさそうだけど、回復が行き渡るようにね。 >ナハティガル 戦力差のことありがとう。魔獣ゾンビも南東のゾンビより 手強そうだし同数くらいは、と思っていたから助かるわ。

  38. イズル・M・ヴォルゴール

    プレイング書く関係で、現時点でお返事がないのでジャマーを乗せることにしました。 タイミングなどで意見があったら、こちらに書き込んでおいて下さい。 なるべく意向にそえるよう心がけます。

  39. リコリス・アデュラリア

    キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 人手が必要との事なので、私は【北東】に向かいましょう。 【東】キーゼ・コルネリウス・アルシエラ・マリイ・ユークリア・トーラ・ナタリア 【北東】ロゼット・ナハティガル・ジュスト・シルヴィア・サイラス・アーテミシア・ザザ・海神・アルベルト・アウレーリア・ケン・キオルティス・エデル・フェミナ・リコリス 【南東】ロイ・イズル・エリザ

  40. ロイ・アウレア

    イズルさん、遅くなりました。 ジャマーは持たないので死霊術師の方は宜しくお願いします。 ナハティガルさん、助言ありがとうございます。 基本は【南東】で動くように考えますが 問題ないと判断出来たら【北東】へ移動しますね。

  41. ナハティガル=ラー

    【北東】への移動や参戦表明してくれた参加者に感謝する。 ――現地では宜しく頼む……! >ロゼット 別に礼を言われる事はしていないが……。 ロゼットも最初の発言で同じような事を言ってくれていたしな。 >>死霊術師 居場所を教えて貰えるのは助かる。 回避盾として魔獣ゾンビと戦いながらの対応となるが、好機が到来したら【暗殺】を試みる予定だ。

  42. ケン・Z・ブラッドリー

    かんたんな現状報告となるが俺とアルベルトとアウレーリアは連携して動く予定だ 釣り野伏せ的な動きで死霊術士&魔獣ゾンビを引き込み範囲攻撃で一気に叩くつもりだ 魔獣ゾンビと死霊術師に大打撃与えれてうまく行けば魔獣ゾンビを一掃して死霊術師に大きなスキを作れるんじゃねぇかなとか思ってる

  43. トーラ

    間が空いてすみません。 北東も大事だとは思うんですけど、南東の狼ゾンビにも手があった方がいいと思うのでそちらに回らせて貰いますね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0