【緑陰】集え! 酒豪うわばみ呑兵衛たち
炙りとろ左門
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シナリオID:1753
オープニング
「すっげ……」
ナルシルはドワーフではあるが、リーンエス王国生まれである。とはいえ祖父母がドワーフ王国の生まれだったために、「故郷」の話はよく聞かされていた。冒険者になった時にいつか訪れることもあるだろうと思っていたが、このような形で来訪することになるとは思わなかったために感激もひとしおだ。
「壁とか床がきらきら光っててきれいです! なんでしょう?」
「多分、鉱石じゃないかな? 露出してるんだね」
斥候リディルの問いに、治癒師ドゥリンが答える。きょろきょろと忙しなく辺りを見回す3人は、どこからどうみても「余所者」であった。
「おうおう、ここらじゃ見ない顔だな。冒険者、ってやつか?」
そこへ近づく1人のドワーフ。すでに結構飲んでいる雰囲気を漂わせているが、足取りも呂律もしっかりとしている。さすがはうわばみ種族ドワーフである。
「うわ、酒くせえなオッサン! 離れてくれよ」
「何ィ? うちの酒が気に入らねえってのか?」
ナルシルが酒に弱いドゥリンを男から遠ざけるように庇うと、男は面白くなさそうに鼻を鳴らした。
「ようやくクソ邪竜をぶっころしていい気分で祭りもしてるってのによ。おい嬢ちゃん、お前もドワーフなら付き合え!」
「あぁ?」
語気の荒いナルシルが声を上げると、途端に剣呑な空気になる。ドゥリンとリディルは慌ててナルシルを宥めようとして——。
「どう、したの」
森住エルフこと、ミュルグレスが割って入ったことで最悪の展開となった。
「——ひょろ草じゃねえか!」
存外にも大きい男の声に、周囲のドワーフたちの視線がミュルグレスに注がれる。
ドワーフとエルフは長年反目し合う種族である。もちろん、個人単位では例外もあろう。しかし一般的に、ドワーフとエルフの関係は「劣悪」と呼んで良いものである。
「ミュルグレスさんを捕まえて何言ってるんですか!? この! ぼんきゅっぼんのどこが! ひょろ草ですって!?」
「リディル! そういう言い方は良くないと思う……!」
確かにミュルグレスの胸は豊満である。
が、問題はそこではない。エルフがこの場にいるということである。
「けっ、酒が不味くならあ! あっちへ行った行った」
ミュルグレスは小首を傾げる。ナルシルと出会った時もそうだったが、森の外へ出たことがないミュルグレスにとって、ドワーフからの敵愾心は初めて触れる感情だからだ。
「私がいると……酒が不味くなるの?」
どうして? という単純な疑問だったのだが、ミュルグレスが口にすると、どこか哀愁を帯びるのだから不思議なものである。
「はっ、そんなんで酒が不味くなるなんて、随分適当な作り方してんだな?」
意外にも反論したのはナルシルだった。男は目を眇める。
「んだとォ!?」
「いや、ナルシル、酒が不味くなるっていうのはそういう意味ではなくて……」
ドゥリンが突っ込むが、ナルシルは聞いていない。
「いいだろう、エルフに酒ってもんを教えてやる——」
男が掲げた新しい酒瓶。それを、ミュルグレスは男の言葉を待たずに奪った。
「へ」
栓を開ける。そして、ミュルグレスはそれを一気に呷った。
「お、おま、お前さん、そんな一気に飲むもんじゃあ……火酒だぞ!?」
「お、おい森住エルフ! 大丈夫なのかよ!?」
ドワーフならいざ知らず。狼狽える男とナルシルの目の前で、ミュルグレスはそれを飲み切ってみせた。そして——。
「おいしくない」
と、爆弾を落としたのである。
「て、て、てめえ……」
わなわなと震える男。
「エルフ如きに俺たちの酒が飲み干された挙句に『まずい』だと!? てめえら、街中の酒もってこい! うまいって言わせてやらぁ!」
邪竜決戦の祝勝祭は、一転して「エルフ酔い潰し大会」となり——哀れにも偶然その街に滞在していた冒険者たちも、巻き込まれることとなったのだった。
解説
マスターより
リプレイ
リディリディ・トゥラ・イェレミースは「ほう?」と目を細めた。
楽しみといえば楽しみである。ドワーフは酒造だけなら信頼できる、美味しいお酒が楽しめそうだ——そう考えているからだ。
(まあドワーフの長所といえばそれくらいのものですが……)
この街のドワーフのエルフ嫌いに負けず劣らず、しかしリディリディは「一緒にしてもらっては困ります」と一蹴する。つまみの好みが肉ではなく芋ということも反りが合わない。
リディリディは気を取り直して、ミュルグレスを中心にドワーフたちが集まる机へと向かっていった。
「その自慢のお酒、ください」
晶影〈ブロンドクリスタル・ライト〉と呼ばれるその蒸留酒は、確かに見目も美しい。一点の曇りなく透き通るそれが注がれたグラスをわしっと手に取り、勢いよく飲み干す。
「ふむ。喉が焼けるような辛みの中に、見目と反する荒々しい……いえ、若々しいというのでしょう。そのような勢いを感じますね。慎ましさと程遠い飲み口はドワーフが造った酒という気がします。確かに人を選びますね。あ、お肉まだですか?」
突然の闖入者に驚くドワーフたち、その隣のテーブルでは、同じくエルフであるララノアが絡まれていた。
「あの、私は飲めませんで……」
「おぉん!? エルフはドワーフの造ったものなんざまずくて飲めねえってか!?」
「ひぃっ飲みまし! のみまし!! どぉにでもなぁれー!!!」
ララノアは突きつけられたジョッキを受け取ってしまう。ひげひげおじさんたちに囲まれ、ララノアはぐるぐる目になりながらそれを呷った。
「エルフ酔い潰し大会、ねぇ」
一方その頃、エミリアはララノアから少し離れたところで(というか、少し目を離した隙にララノアが連れて行かれてしまったのだが)うわばみエルフたちによって酒(と肉)が大量に消費されていくのを見つめていた。
「面白そうだからおねえさん出てみたい気もするけど……晶影って初めてのお酒だから、まずはじっくりと味わってみたいのよね。それが作り手への礼儀だと思うのよねぇ——」
ララノアちゃんはどう思う? と振り返ったエミリアの目に飛び込んできたのは。
「ぽやぽやぽーんでし!」
すっかり出来上がったララノアであった。
「って、この子にも飲ませたの!?」
エルフと見れば見境がないらしい。が、ドワーフたちは弁明する。
「ほろよい気分になれるきのみジュースぢゃ!」
呆れるエミリアの姿を見つけたララノアは、ジョッキを置いてエミリアに突撃する。
「えへへ、えみりあしゃまー! もー、いっぱい! たーのしーでしゅー!」
「もう……」
すりすり頬擦りしてくるララノアの頭を撫でながら、エミリアは嘆息する。そしてドワーフたちを睨め付けた。
「この子にこれ以上絡むなら、まずおねえさんを酔いつぶしてからにしなさい?」
エミリアはそう宣言すると、机の上に置かれた酒を呷る。それが空になれば、ドワーフたちが手に持っている酒杯を次々に奪うと飲み干した。
「しゅごーい! エミリアしゃまがいちばーん!!」
その横で、ララノアがぱちぱちと手を叩く。もう10杯は空けただろうか、空になった酒杯を勢いよく机の上に置いたエミリアは、しかし、素面と変わりない様子だ。
「まさか、ドワーフがヒューマン相手に飲み比べを挑まれて逃げないわよね?」
「じょ、上等じゃい!」
「よーし、よーし、じゃあ、わらし、うたいまーーし!!!」
ララノアは手の空いているドワーフたちと強引に腕を組む。
「ドワーフさんもエルフさんも、みーんな一緒にうたいましょーおどりましょー!」
——やがて正気に戻ったララノアは、羞恥のあまりにエミリアに泣きつくことになるのだが。その頃には、エミリアの周囲ではドワーフたちが死屍累々と折り重なっていたのだった。
● Another Round!
「……何がどうなって、この騒ぎになった……」
サマエラ=フォリウムは、吹き荒れる酒乱騒ぎを前に呆然としていた。
「これはこれは……あれだね、飲み比べ大会にした方が——それなら皆も参加できて、楽しいだろう?」
シルヴィア・A・カペルは言葉を途中で切った後、ドワーフたちにそう微笑みかける。
「私からは音楽を提供しよう。楽しいお酒に楽しい曲は、宴につきものだからね」
リクエストを受け付けるよ、と言いながら、シルヴィアは少し高くなった石段の上に腰掛ける。
シルヴィアの誘導で、ただエルフに飲ませるだけだった雰囲気は、元の酒宴へとゆるやかに戻っていく。まあ、ドワーフの豪快な酒飲みペースは変わっていないのだが。
サマエラはシルヴィアの演奏と歌を聴きながら、つまみをつつくことにした。酒はほとんど飲んだことがないのだ。いきなりドワーフ謹製の火酒は飲める気がしない。
「そしてこれが話に聞く……人気メニューの『じゃがバター味噌田楽』か……」
ほくほくに蒸したじゃがいもに、たっぷりのバターと田楽味噌。サマエラは物珍しそうにそれを眺めた後、フォークで切り分けて口に運ぶ。
味噌の優しい甘さとバターの塩気、そしてあたたかな芋とのマリアージュ。これはなるほど、とても良い。
「しかし、そうか……味噌があるなら……」
サマエラはふと思いつき、近くでじゃがバター田楽味噌を作っていたドワーフに声をかける。調理をしたいというサマエラに、ドワーフは快く頷いた。
サマエラが用意するのは「味噌汁」だ。二日酔い対策としてシャルガネの味噌汁が良い、と小耳に挟んだことがあったからだ。乾燥させた貝類や野菜を具に、続けてシャルガネの味噌を投入する。やがて広がる味噌汁の豊かな香りに、演奏を終えたシルヴィアが興味深そうに鍋を覗き込んだ。
「何を作っているんだい?」
「味噌汁だ。シャルガネの汁物でな」
サマエラは各々飲みに巻き込まれているひよこ隊の面々を見やる。
「酒に慣れていなそうな子たちには必要だと思って」
「なるほど。そういえば、晶影はもう飲んだかな? よければ一杯」
シルヴィアは晶影と褪野切子「彩」を手に、片目を瞑ってみせる。
「こうして小さい器に注いで、鉱石の光を映して飲むとか……、これは綺麗だね」
シルヴィアがほうとため息をつき、サマエラもそれを覗き込む。湖面に映る星空のような煌めきが、そこにはあった。
「確かに、美しい。……だが、そうだな。私はこれで乾杯させてもらおう」
サマエラはナッツの香る温かな飲み物を差し出す。2人は杯を近づけると、軽く合わせて鳴らした。
「ま、呑めるならなんでもいいかな!」
エルフとドワーフの諍いも、酔い潰し大会も、祝勝会も。とりあえず酒が飲めればそれでオッケー。ヨル・スレイマンはナハシュの隣で晶影を注いだ酒杯を呷る。
「ただ酒が呑めると聞いたら、なぁ」
ナハシュも浅い酒杯に注いだものを、先ほど購入した鉱石に近づける。月雫石の淡い光が映し出されると、まるで星か月が浮かんでいるようだ。
「なるほどね。こういう酒の飲み方も、悪くないな」
「うんうん。ドワーフはこれを一気飲みするらしいけど、流石というかなんというか。俺達はあまり羽目は外さないようにしようね」
そう言いながら、ヨルのペースははやい。じゃがバターにちょっと田楽味噌をつけて食べては酒をグイッと呷る。仕事終わりの飲酒計画に破綻はつきものである。つまみの塩気のせいもあるのだろう、すでに酔っている雰囲気だ。
「これおいしい。うちでもつくろー。へへ、かんぱーい」
「……いや何回目だよ、その乾杯。もう酔っ払ってるのか?」
「だって仕方ないよ。君がいると酒が美味い。あと楽しい」
どうやら舌も随分回る。饒舌になるところもからみ酒もいつものこととはいえ、ナハシュは「言ったそばから」と言いたげに嘆息した。
「あのさ」
と、しばらくして急に静かになったヨルが切り出した。
「ん?」
「ありがとね」
なんのことだろうか、とナハシュは思ったが、いや、ヨルのことだから個別の事例を挙げて具体的に何がというわけではないのだろう、と考え直した。であれば、「なんのことか」と訊くのは野暮である。
「ん」
ナハシュがそう短く相槌を打つにとどめると、ヨルはほっと息を吐いた後、ナハシュに寄りかかった。
「……ありがと」
そう、もう一度静かに呟いて瞳を閉じる。遠くに聞こえる喧騒の中、互いに語らずの時間が、心地が良かった。
「いやータダ好き放題呑めるって聞いてきたが、最ッ高だな!」
と、杯を呷るはハヤト=ガラン=ヴォルファング。人様の金で飲み食いするほど美味い飯はないというが真理である。近くにいる相手や顔見知りがいれば絡み、特に気の合うドワーフを見つけてはおすすめのつまみを聞き出す。
「ん、シルクじゃねえか?」
ハヤトはふと、視線の先でじゃがバター田楽味噌を頬張るシルク・メイプルリーフを見つけ、その顔、ではなく胸——あ、やっぱりここは顔ってことにしとこう、顔を見つめた。
「あ〜!」
上着を脱いだシルクはなかなか目のやり場に困る見目だ。そのシルクが、ばっとハヤトを抱きしめ頬に擦り寄る。
「うおっ!?」
言うまでもないがシルクの胸は豊満であった。つまり何とは言わないがいろいろやわらかい。
「かわいい〜!」
「むひょ〜♪ ……って、え、かわいい!?」
シルクのぼんっに鼻の下を伸ばしていたハヤトだが、かわいいと言われて我に返る。どちらかと言えばかっこいいと言われたい。
しかし今のシルクのkawaii判定は割とガバい。その辺のハゲ親父すら抱きしめたくなるのである。それが知り合いとなればもう、愛でたくて仕方がなくなるというもの。
「あれ、シルクさんだ」
そこへ、ドゥリンと一緒に屋台で買い食いをしていたライオネル・ギシュムが通りかかる。
「本当だ。銀鍔洞窟以来だったかな……あれ? ライオネル?」
ライオネルはきらりと目を光らせ、さりげなくシルクの隣に座る。そして首を傾げるドゥリンの前で、意味ありげな視線と共にシルクに寄りかかった。
これぞギシュム流らきすけ術——ギシュム一族の皆さんごめんなさい。だがそんな下心満載の振る舞いも、シルクには「いじらしい」と映るようで——。
「っきゃー! こっちもかわいい!」
きゅんときたシルクに秒で抱きしめられていた。なお、どさくさに紛れてシルクの胸を揉もうとしていたハヤトは、解放された際に吹っ飛ばされて地面に転がった。
「むにゅっ。ふふ、完璧な作戦……!」
「えっ、ライオネルまさか」
「だって合法的にお姉さんに抱きついて貰えるならそうするじゃん!! 俺だって男の子だよ! おっぱい大好きだよ! ドゥリンさんだって実は好きでしょ!?」
「ライオネル!?」
むぎゅむぎゅされながら豪語するライオネルの画面の圧がすごい。
「あ、こっちにもかわいいのが〜!」
「うわぁ!?」
そしてそれにあえなくドゥリンも捕まってしまう。
「ちょ、ちょっ、待っ、シルクさっむぎゅ」
「むぎゅむぎゅ♪」
やわらかマシュマロに顔を埋もれさせたドゥリンは、しばらくばたばたと抵抗していたが、やがて静かになった。
「あら?」
「あれ、ドゥリンさん? ドゥリンさーん!?」
リサ・ベイカーはため息をついた。彼女の目の前にあるベンチには、ドゥリンが横たえられ、うなされている。
「うう……むぎゅむぎゅ……」
「良かったですね、死因が女性の胸による窒息死じゃなくて……」
リサは呆れ返りつつも、ドゥリンの体が冷えないよう、毛布をかけてやる。
「もう! 悪ふざけはいけません! お祭りだからって羽目を外しすぎないこと!」
店や他人に迷惑をかけてはならぬ。リサはシルクとライオネルに微笑みかけた。その背後には怒りの炎が燃えていたが。なお、ハヤトは逃げた。
「す、すみません〜」
「とにかく……はい、お水です」
リサはシルクとライオネルに水を注いだグラスを渡す。
「頭がはっきりするまでは、ここで休んでいただきますからね」
「はぁい……」
ライオネルも素直に従う。リサはすでに、酔い潰れた者たちの救護にあたっていた。ドワーフの勢いに合わせて飲んでしまうものが多かったのだ。
「そろそろ危ない人もいるんじゃないかと思ったら、予想通りです……でもまだまだ宴は終わらなそうですね……」
夜はまだまだ長い。それに、ドワーフなら朝までと言わず昼まで飲んでいそうだ。リサは小さく溜め息をついて、冷めやらぬ熱気の中心を振り返った。
そこでは、ロイ・アウレアとテス・クラルスの両名がドワーフたちと共に語り合いながら飲んでいた。エルフとドワーフが酒を飲んで語り合うという光景自体が珍しいがゆえ、その周辺はやたら目を引く。
「ひょろ草にも飲めるやつがいるじゃねえか!」
「大将、そんなツレナイ事は言わずに。オレに酒を教えてくれ」
そう軽快に返すロイに、テスは面白そうに微笑む。
「おや、ドワーフに教えを乞うのかい、ロイ? ……なんてね」
「やきもちかな? テス」
「ドワーフたちは気のいい奴らさ。酒が美味しいのも認める。けれど、呑むことに関しては負けないよ」
ロイは渡さないと言わんばかりに肩を引き寄せるテスは、そのまま近くのテーブルにつくミュルグレスを手招きした。
「ほら、お嬢さん。彼らの造るものを、不味いだなんて勿体無い。探求してみないかい?」
ミュルグレスは興味をそそられたのか、テスの隣に座る。テスはグラスに琥珀色の液体を注ぐと、ドライフルーツと角砂糖を沈めてシナモンスティックでかき回した。
「ほら、これならどうかな。飲んでみて」
「ん……」
慣れたテスの手際をじっと見つめていたミュルグレスは、出来上がったそれを両手でもち、そろそろと口をつける。そしてその爽やかさとほのかな甘味に、目を瞬いた。
「……おいしい」
「そうだろう! いろんな飲み方があって、料理と一緒だと、また違う美味しさもあってね」
ロイも興味が湧き、テスが追加で作った酒を口に含む。
「雰囲気がガラッと変わったなぁ……流石のん兵衛」
「料理と聞いてやってきたのだ。つまみの補充なのだ」
そこへ、ストレガ・L・リベルガストラが滑り込んでくる。ストレガが持ち寄った盆の上には、チョコレートや肉や魚の皿が載っている。
「酒の美味さを理解してもらうには、酔い潰すのではなく、相手の好みの味を探すべきなのだ」
ドワーフたちもストレガの作ったつまみを興味深げに覗き込む。
「……ストレガ、これは?」
ミュルグレスがつまんだのは、一見なんの変哲もないチョコレートだ。ロイやテスも不思議に思ったらしく、手にとって眺める。
「実際に食べてみるといいのだ。その方が早いのだ」
「ではいただくよ。……これは!」
ロイが目を瞠る。噛むと、中からとろりとした液体がこぼれる。
「口の中で溶けて混ざって……いいね」
テスもしみじみ語りながらそれを味わう。その間に、ストレガはあたためたミルクとチョコレートにホットワインを混ぜていた。
「こちらはミュルグレス殿用なのだ」
溶けたチョコレートをグラスの縁に塗り付け、チョコレートが固まらないうちに乾燥果実をその上に振り飾る。初めてみるおしゃれな飲み物に、ミュルグレスは目を輝かせた。
「甘くて、おいしい」
「りょ、料理に……も、もったいねえ……だが美味そうだ」
ドワーフたちの言葉に、ストレガはしかし、ひらひらと手を振る。
「ただ酒を酒として飲みたいのならそうすればいいのだ。しかし、酒の飲み方は多い方がいいのだ」
「その通りです」
そう語るストレガの後に、Alexandra・Hexe・Claudiaが参戦する。
「うまいと言わせるために酒の暴力はいただけません。単調な酒精の力押しでは分かち合えるものも分かち合えませんし——酒に限らずともの良いのでは? よければ一杯、奢らせてくださいな」
そういってAlexandraが取り出したのは、特注品のカクテルシェイカー。用意された氷を使い、加えるのは広原の恵みと|迷宮産のチョコレート。それらを充填したカクテルシェイカーを、Alexandraは振り混ぜた。中で転がる氷が、冷涼で心地よい音を立てる。
その見慣れぬ動作に、ドワーフたちもまた見入っていた。できあがったものを、Alexandraは洒落たグラスにそそぐ。
「クリスタライズ・アレクサンドラ——です」
「これも、おいしい……まろやか」
ミュルグレスがほうと感嘆し、隣でドワーフが目を見開く。
「わ、儂にも一杯……」
「ではそちらは晶影をベースに」
「こ、これは……晶影の若々しさがまろやかに落ち着いて……しかし喉を通る辛さがほのかに後を引く……抜き身の刃であった晶影が、道を終え生涯を振り返るがごとき深みのある味わいに……」
「ドワーフの皆さんにもご好評で何よりです」
「すごいな。ね、どうだいミュルグレス。良いものだろう?」
テスがそう微笑むと、ミュルグレスも微笑みを返し、頷く。
「そして、こういうものを味わった後にストレートでぐいっとね! さあ、ロイ!」
「おぅ!」
テスに声をかけられたロイは反射的に立ち上がり、テスと腕を組んで酒杯を呷る。
「くぅう……美味いっ!」
それを見たミュルグレスも、合間にストレガの料理をつまんだ。飲む前と後では、また印象が異なる。
「……はぁ。やっぱり、いいね。こういう時間は」
わいわいと賑わうテーブルに集う面々を見回し、テスはロイの肩にもたれる。幸せだ——そう呟いて目を閉じたテスを、ロイはそっと抱え上げた。
ラーナフは喧騒から少し離れた場所で、相棒のうさぎと席についていた。ラーナフがかじかむ手をさすると、うさぎはラーナフの手にそっと寄り添う。
「ありがとう。……さて、君と初めての旅を祝おうか」
ラーナフは小さな器に晶影を注ぐと、くっと一口に呷る。喉を焼くような熱さが喉元を滑り落ちていき、程なくして体が温まってきた。
「ん? いやいや、酒は俺のだよ。うさぎくんにはこっちをあげるから。……そういえば、いつまでも名無しではな。どうしたものだろうか」
ながらく、ラーナフのうさぎには名前がないままだ。ラーナフはうさぎを撫でつつ、先ほどひよこ隊のリディルから聞いた話を思い出す。
『シャルガネには、月にはうさぎが住んでいる、なんておとぎ話があるんですよ〜』
「月、か。ふむ……モネ、など……どうだろう」
ふと、テーブルの端に飾られた月雫石の結晶が目に入り、ラーナフはそれを削り出してもらうことにする。店主は快く応じ、ラーナフは対価を払うと、小さな穴を開けてもらった月雫石にミサンガを通して、モネの首に結んだ。
「俺からのお祝い品だ。気に入ってもらえると嬉しいな」
モネは月雫石の輝きが気に入ったのか、机の上を忙しなく歩き回っては、時折「どう?」と言わんばかりにラーナフを振り返る。
「似合っているよ、モネ」
ラーナフは目を細めて愛くるしい姿を見守り、新しく酒を注いで、モネに向かって杯を掲げた。この姿を絵にするのも、いいかもしれない。
ナキルはドワーフたちに勧められるまま、それをいくつも飲み干していた。
「なんか独特の風味だけど……飲んでも酔わねェってことは酒じゃねェな!」
ナキルは、酒はまだ自分には早いと思っていた。であればとドワーフたちが「おいしいみず」を差し出し、それとつまみを交互に口にしていた。
「……アナタ、それじゃなくてこっちにしたら?」
そこへ通りがかったルベア・ベルニが、「おいしいみず」をおかわりしようとしたナキルの手に温めた葡萄ジュースを渡す。
「ん? あ、サンキュー! 水もそろそろ飽きてきたかなって」
「水、ねえ……」
ルベアはドワーフたちを見回した。全員さっと視線を逸らす。
「まあ、いいけど。アナタもほどほどにして、料理もお腹に入れると良いわよ」
「そうそうこれ。このツマミ。もっと美味くできそうな気がするんだよな」
ナキルは机の上に並べられた料理を見回す。
味噌、たまご、チーズ、じゃがいも、ベーコン。それらを和えて、お好みでシシトウを刻んだものを振る。
「できた! 姉ちゃん、食べるか?」
「ね、姉ちゃ——」
ナキルは年下らしい。そして、年下から姉と呼ばれたのは(おそらく)はじめて。動揺したルベアは、手の中のホットワインを零しそうになる。
「ん、いやだったか?」
「う、ううん。ちょっとびっくりしただけ。いただいていくわ。飲み過ぎちゃだめよ」
酒はできれば静かに飲みたい。特に晶影は風情のある飲み方を教えてもらった。ルベアはナキル特製つまみを皿に取り分けると、「ありがと」と小さく礼を言ってその場を去る。
「姉ちゃん、あとで感想聞かせてくれな! っと……んん? あれ、ラモンの兄ちゃんか?」
ルベアを見送った後、ナキルはふらふらと歩いていくラモンを見つける——。
「いやあ。お酒、いいですね。ボルガニスクの加護を感じます」
ラモンは歩きながら、もらった酒をぐいと呷った。体の芯から温まる独特の感覚は、まるで自分の中で火が燃えているようだと思う。
「この塩辛いおつまみも美味しい……お酒が進みますね」
もぐもぐ。ごくごく。ぷはー。美味いつまみに美味い酒、幸福である。
と、ラモンは覚えのある顔を見つけて目を瞬いた。確か、以前依頼で一緒になった2人——ジュスト・ヴェルジーとローザリカ・L・ディオールである。
「これはこれは。奇遇だ。覚えていらっしゃいます? ラモンと申します」
これまた偶然席を同じくしていた2人はラモンを振り返ると、ああと頷いた。
「確か……」
「『モンチョとお呼びください』」
ジュストが口を開いた後、ラモンとローザリカの声が重なる。ラモンはぱちくりと瞬きした後、相好を崩した。
「ええ、ええ。是非とも。しかしおふたりはやはりご一緒でしたか、仲良きことは美しきかな、大変よろしいかと」
「ははは! モンチョ君は冗句も得意だったか」
「そうだね、冗談であってほしいところ……え?」
杯を傾け憎まれ口を叩くジュストの目の前に、次々と料理が運ばれてくる。
「ん、来たか。君たちがいてくれて助かったよ。僕一人じゃあ食べきれないからね」
「ロゼ、いらない心配かもしれないけど、これは忠告として……支払いは……」
「モンチョ君の好みのものはあるかな? なければ追加で頼もう」
「ロゼ?」
「おやおや、よろしいので? ではご相伴に与りたく。いや〜机が埋もれそうなほどの料理、しかしお二人が分身してモンチョもそこに加われば一瞬です」
「モンチョ殿?」
何やら会話の雲行きが怪しい。
「ああ、支払いか。それは勿論この僕が——」
「ロゼ、財布をしまって。小切手を書かないで」
「んん? どうにもうまく書けない……であれば仕方ないな」
「宝石も取り出さないで」
「これで間に合わなければ一肌脱ぐとしよう。火の神のご加護かな」
「脱がない!」
がばっと上着をはだけたローザリカにジュストはぎょっとして、自分の上着をかぶせる。
重篤なヨッパラリおとな1名様と雰囲気に酔った幼馴染みの面倒を見る役は、かくしてジュストに押し付けられた。おかしいな、この中では一番年下なんだ、彼。
「………………この卓の会計は、俺が」
ジュストは店員から伝票を受け取る。記載の額に思わず息を詰まらせたが、まさかこれを実家宛にツケるわけにはいかない。兄に「そうか、お前も飲み歩くようになったんだな」と感慨深く頷かれた日には自害する。
出せない額ではないが、明日にでも新しい依頼を受ける必要がありそうだ——ジュストは天を仰いだ。
シェルリア・リトヴァールは祭を満喫していた。エルフ酔い潰し大会改め飲み比べ大会は白熱しているが、酒は飲めないためその中へ入っていくことはせず、代わりにつまみの食べ比べに参加する。
「ん〜いろんなお芋のいろんなおつまみ、美味しいです〜! 調味料ひとつ変わるだけでもこんなに印象が違うんですね……どんどん食べちゃいます」
新しい皿に芋揚げとナッツクリームソースを移し、シェルリアは喧騒から少し離れた。その先で、出店の前に佇むルベアを発見する。
何をそう熱心に見つめているのだろうとシェルリアがそっと覗き込むと、その店は月雫石をあしらったアクセサリー店だった。
「わあ、綺麗! 月雫石ですよね……なんだか神秘的で素敵です」
「あ……」
ルベアは「見られた」と思ったのか、頬をぱっと染める。
「ち、違うの、そう、これはお土産にと思って。私にはこういうかわいいのは似合わないし」
口をすらすらついて出てくる言葉は、日頃から思っていることだ。ルベアはこういうものを見て足を止めこそすれ、それで着飾ろうとは思わない。自分に自信がないためだ。
「ええっ。勿体無い」
「いいの。こういうのは眺めているだけで……あっ。いえ、買います、何か……」
店側としては冷やかしもいいところと気づいたルベアは慌ててストラップをひとつ手に取る。
「お買い上げありがとうございます。身につけるのが気後れされるなら、鞄に付けても良いともいますよ」
「そうですよ〜。あっじゃあ、私も何かひとつ」
シェルリアも商品棚を前に悩み始める。ルベアは買ったストラップを眺めた後、優しく握り込んだ。
「どうじゃお嬢ちゃん、楽しんでおるか?」
ミュルグレスにそう声をかけるのは、ラオ=レイだ。
「あなたは……ドゥリンが話していた人?」
モフモフのラオ=レイなる人物を、ミュルグレスはドゥリンから聞き及んでいた。レイはにっと笑って酒杯を掲げ、ミュルグレスの持つそれと合わせて軽く鳴らす。
「ラオ=レイじゃ。お嬢ちゃんがしこたま飲まされているから、様子を見てきてほしいと言われてな」
「ありがとう。……最初はあまりおいしいとは思わなかったけど、いろんな飲み方を教えてもらったの」
「そりゃよかった。楽しければそれで良いんじゃよ。そしてわしは楽しい! 酒がある、つまみがある、共に楽しむ連中がおる! 言うことなしじゃ。お嬢ちゃんはどうじゃ? 楽しいか?」
「……悪くはない、かな」
ミュルグレスの答えに、レイは豪快に笑う。
「そいつぁ良かった! よーし、景気づけに酒とつまみをおかわりじゃーいっ」
「おー」
ミュルグレスの快進撃は続く。すでに彼女の周りには酔い潰れたドワーフたちの屍が折り重なっていた。ミュルグレスといえば、場の空気にあてられてかようやく頬が染まってきたところだ。そこへ、2人の挑戦者が現れた——。
● 勝負の行方は
酔い潰れたドワーフたちの代わりにミュルグレスに挑戦するのは、シグルド・オルセンとヴァンゲルス・ロッドの2人だ。
「もし挑戦するなら幾らか勝機のある時にと思ってたんだ」
と、ヴァンゲルス。
「お前さんより多く飲まなければならない……というルールでもなかろ?」
そう嘯くのはシグルドだ。長時間酌をしてミュルグレスの寝顔を見るのがこの大会の趣旨だと思っている。
いつのまにか相手がドワーフではなくなっているがまあ、後の野次馬たちは「俺たちの仇を取ってくれ」と叫んでいる。息も絶え絶えだが。
「エルフに飲み負けたとあっては末代までの恥……!」
「頼んだぞ!」
ちなみにヴァンゲルスはヒューマンであり、シグルドはエルフである。それでミュルグレスを負かしてもドワーフの勝ちということにはならないと思うのだが、もう皆べろんべろんに酔っているため正常な判断ができていない。
「とはいえ、できれば美味い酒で勝負がしたいもんだな」
ヴァンゲルスの台詞に、動けるドワーフたちが秘蔵の酒樽を運んできた。
「おうよ! これも出してやらあ! 飲め!」
晶影はこの地を代表する酒だが、レルンの特産物はそれだけではない。ドワーフたちが持ってきたのは「白琥珀」「黒琥珀」という名の飲料であった。
「こっちは『白琥珀』、こっちは『黒琥珀』……寝る時のお供、ってやつだがこれがまた美味い。どっちも好きなのを飲みな!」
それらは色が濃くなるほど風味が強まる。『白琥珀』は甘味があり、『黒琥珀』は苦味が強い。
ミュルグレスは『白琥珀』を、シグルドとヴァンゲルスは『黒琥珀』を選ぶ。勝負が大詰めであることを察した者たちが観衆となり、飲み比べが始まった。
「なるほど……これがレルンの秘蔵っ子か。苦味がたまらんな」
シグルドは味わいながら飲んでいるが、ミュルグレスはハイペースだ。甘味があるせいもあるのだろう。それを見て、ヴァンゲルスは勝ちに行けると確信する。
干し葡萄を漬け込み、グラスの中の液体の体積を少しでも減らす。まあ実際これ美味いしな、ずるとは言わせねえ——やがて、ミュルグレスがうつらうつらとしはじめた。
「わたしも、それ、する」
そしてヴァンゲルスの手の中から干し葡萄入り黒琥珀を奪うと飲み干し、そのまま机に突っ伏した。
「「お」」
耳をそばだてミュルグレスの様子を窺う一同。かすかな寝息が聞こえてくると、ドワーフたちの間から歓声が上がった。そして直後にぶっ倒れる。もうだめだこいつら。
シグルドとヴァンゲルスは苦笑した後、お互いに杯を掲げる。
「うわばみエルフに挑んだ勇者たちと」
「レルンの良き夜に」
「——乾杯!」
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 4〜25人
2021年12月30日 18時50分10秒 公開
参加者
相談掲示板
No.1
シスターシルクです いちおうエルフですけどエルフの中で育って来てはいないのでエルフな自覚はないですね。 美味しいものは大好きですハイ (酔うと世界のすべてが可愛く思えて来てしまう抱きつき魔です)
ロイ・アウレアです。ヨロシクー。 タダ酒が飲めると聞いてきました。 ミュルグレスさん、ご馳走様!
ヴァンゲルス・ロッドだ。 タダ酒と来りゃ参加しねぇワケにゃいかねえな。 共に卓を囲むことがあればよろしく頼む。
みんな……いらっしゃい。集まってくれて、ありがと。 ふふ、そう……タダ酒。ドワーフたちは、気前がいいみたい。 ゆっくりしていって、ね? お酒が飲めなくても、大丈夫。おつまみ、いっぱい、あるから。 ……質問の受付は、【21日12:00】まで。 楽しい時間になりますように。
リサです。 まだ飲酒は出来ないので、普通にお食事と、救護要員ですかね… よろしくおねがいしますね。
クラウディアです。よしなに。 …んん、ドワーフに酒は切り離せないものなのか。 多少は嗜みますが…あまり多くは飲めませんで、その点はご理解の程。
【Q】 ひよこ隊の皆さんに好き嫌い、ないし"これには弱い"などがあればお聞かせいただけると。 私個人としては…チョコレートや乳製品が大丈夫か気になっていたり。
「酒と聞いて!! と、ナキルだ。よろしくなーっ!! 飯も美味そうだし、楽しそうだな!!」
ラモンと申します。お気軽にモンチョとお呼びくださいね。 ふむふむ、良いお酒ですね。ボルガニクスの加護を感じます。もぐ……おつまみも美味しい。これはお酒が進むというものです。(ごくごく ……ところで皆様、いつのまに分身の術を覚えたので? 羨ましいですね。ぜひ私にもご教示いただきたいところです。
No.10
お酒ですね!楽しみです。 ドワーフは酒造りだけは信頼が持てますし。 ぜひ頂きましょう。 あ・・・。す、すみません。 リディリディといいます。よ、よろしくお願いします・・・。
ストレガなのだ。宜しくなのだ。 つまみ作ってたりすると思うのだ。
【A1】 あ……気にしてくれて、ありがとう。 ええとね…基本的に好き嫌いが激しいのはナルシルで…でも旅を始めた頃からはだいぶ食べられるようになって。今はブロッコリー以外は平気。 ドゥリンやリディルは嫌いなもの、ないよ。私もお肉は普通に食べる、かな。 チョコレートとにゅーせいひんも、みんな平気だよ。
シェルリア・リトヴァールといいます、よろしくお願いします! お酒は飲めないので色々食べようと思います!
お酒だーーー!呑むよ〜♪︎ テス・クラルスだよ。 よろしくね。
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 ……ラ、ラモンはそろそろ水を飲んだ方が良いよ(汗 晶影とおつまみを楽しむつもりだ。 鉱石の光を映して飲むのは綺麗だろうね。
ジュストだ、よろしく頼む。 月雫石と晶影が気になってね。 味が解らなくなる程飲む方ではないんだけれど。 ……何故か、頭の痛くなることになりそうな予感がしているよ、うん。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤトだ、よろしくな!! おー、タダで飲ましてくれるたぁ気前がいいな♪ 存分に酒池肉林← 楽しませて貰うぜ!!
酒が飲めると聞いては参加せにゃなるまい。ラオ=レイじゃ、よろしくの。
ルベアよ、宜しく。 お酒は程々にしながら……おつまみとかそれ以外の部分も満遍なく味わえたらって。 ……依頼には関係しないかもだけど、現地では月雫石で作られたアクセサリーとかも売ってたりするのかしらね。
よかった。折角のお酒や肴も、不味い思いをして というのは悲しいですから。 今回はちょっとしたカクテル作りを試してみようかなと。 ―迷宮都市で一時期産出したカカオが、そろそろ引き合いに出せそうです。
ライオネルだよ。よろしくね! お酒は飲めないから、おつまみとジュースで大人しくしてようかと思ってたけど シルクさんが抱きつき魔という情報を入手してしまったので…。 シルクさんの隣に陣取りたいな!(ラキスケをセットしつつ
「(…ハヤトが後から締められるのは定番だとして…シルクも結構やべぇんじゃ…?) オレは酒を飲める工夫は完璧だぜ。(ふふん) >ラモン …コレ、何本に見える?(指を3本立てる)」
>シルヴィア様 おや、お水なら既にいただいておりますよ。 喉が焼けるような感覚……まさに神の水と呼ぶにふさわしい。ボルガニスクの加護を感じます。 >ナキル様 ふふ、この私にかかればこの程度。……9本、ですね(ドヤ顔 ほほう、人類が持つ指の数を超越するとは。ナキル様、流石です。
―これは、救護担当者が苦労しそうな予感が。 …何がしか手が必要になったら声を掛けていただければ。 特にリサさんが過労で…などとは、見たい光景ではありませんから。
「>ラモン …んーーーー…何か、一瞬褒められた気がしたけど…気がしたけどよ… 両手の指合わせたら10本あるよな? あるって!! 10本は! ほら!!(両手パーで見せて) おい、コイツ大分やべーぞ!!? ミアよりヒドイ!!(※基準) …水…って喉焼けるっけ…。」