【学乱】政治討論部と女難の相
紀藤トキ
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シナリオID:1261
オープニング
認めねばならない。トマス・ダンテは貴族家の者として脇が甘かった。若いうちに貴重な経験ができたと言えば、聞こえは良いのやもしれないが、それは全て切り抜けてから言える事だ。腹心の裏切りは痛い。
「……敵に回ると、実に厄介な奴だな、タイコモは」
「気が付かなかったことをお詫びいたします、トマス様」
第二回の政治討論部開催を午後に控え、トマスとシオンはため息をついていた。どういう手段を使ったのか、『種族や立場を問わぬ討論の場』として設立したはずの政治討論部が『トマスがお相手を種族や立場を問わず非公式に見定める場』だという噂が流れているのだ。この歳まで婚約者も定めていないのが仇になった。異種族を婚姻相手に考えているという噂が確定しようものなら、王国貴族にとっては致命の一撃になりかねない。かといって、今から急に討論部を中止しようものなら、それこそ噂を真実と言っているようなものだ。
「この噂を信じた政治討論部の参加者が来なくなれば、それはそれで私の評価は地に落ちる。まったく、嫌らしい手を取る」
嘆息するトマスだが、タイコモの仕込みはその程度ではなかった。『異種という垣根を考慮せず自分を見てくれるかもしれない貴公子に純粋に憧れる異種族の少女達』がやってくるようにタイコモが手を回している事までは、トマスは知らない。知っていたら、少しくらい馬鹿にされてもいいから討論部を開かず引きこもることにしていただろう。
「ええと、参加者が明らかにトマス様のお相手にあわない年齢や性別の方、ばかりになるようにすれば……?」
「それも別の方向で問題にされるだろう。個人的にも嫌だ」
貴族家の次期当主だからとかいう以前に思春期の健全な一人の少年として、自分の趣味趣向が歪めて伝えられる事は避けたいようである。しょうがないよね、男の子だもの。
「考えれば考える程、面倒な状況だな……」
政治討論部の継続を引き受けた事自体、かなり危ない橋だったのだ。危険な綱渡りはタイコモの情報操作に頼ろうと思っていた所で肝心の彼が裏切ったのだから、安易な逃げ場など残っていないのは当然だろう。策略家としてのタイコモはいやらしい。どう転んでも、トマスのひいてはダンテ家の評価は地に落ちるようになっているはずだ。
「……参考までに、先生はどうやってその、ご趣味を誤魔化しているんですか」
「ふむ? 別に何も誤魔化してなどいないが?」
あまり深くは聞きたくないような顔でシオンが問うたのは、前回に改心したハフビ大好き貴族教師であった。冒険者に喝破されて真実のハフビ愛に目覚めてしまったらしい彼は、裏切ったリヴァマス老に変わって顧問の椅子に座っている。まあ、書類上はまだリヴァマス老が顧問でこの男は副顧問なのだが、それは些細な問題だろう。
「ええと、たとえば先生が結婚する時はどうするのでしょうか?」
「ままま、待つんだ。彼らをただ愛でるのと伴侶に願うのはまた違うというか、私にも心の備えが必要というか、ちょっと心臓がどきどきするのでそういう事を急に聞くのはやめてくれないか」
早口で胸を押さえつつ宣う教師は実にめんどくさい。冷たい目で放っておいたら落ち着いたので改めて尋ねてみれば、何のことはない話だった。
「私は五男でね。何もなくとも家を出るのが確定している。平民が誰と婚姻しようと本家は気にせんよ」
「なるほど。私は嫡男故、そうも簡単にはいかないが……」
「あるいは、遊びと割り切るかだね。私の父は貴族家から貰った母に絶対バレないように犬耳お姉さんを囲っていた。しかも3人も」
「……いざとなったら参考にはさせてもらおう。い、いや、家を出る方をだぞ、もちろん」
トマス自身は実のところ、種族の違いにそこまで忌避感がある訳ではない。幼少期に貴族家同士の付き合いが少なく、影響を受けずに育った為だ。とはいえ、貴族の当主であるならば義務は義務と心得てもいた。婚姻相手はヒューマンになるのが当然と思っていたし、そうでなくなった時の問題は承知している。
「2人は、今頃何をしているのでしょうね……。部屋には帰ってきていませんし」
「あの老人が手引きしたようだからな。魔術師の塔に匿われているのだとしたらこちらからは手出しできん」
カナンとタイコモは姿を消しているが、討論部が始まれば仕上げの為に顔を出すと思われる。彼らが掛かっている洗脳の実態は、とある事件に遭遇した冒険者たちの報告から判明した。回復の為には【解除】の効果を持つスキルを掛ければ良い。残念ながらトマスはキャスター、シオンはウォーリアなので扱えないのだが、2人はその点では焦っていなかった。
「その場合は頼む」
「まあ……よろしいですわ。トマス様直々のお願いですものね」
前回に多種多様の美女(一部美少年や美青年)達に鼻っ柱を折られて丸くなった男爵令嬢が、そのまま政治討論部に居座っているのでやってくる冒険者たちにヒーラーがいなくともなんとかなるだろう。というか、男爵令嬢の彼女が婚約者になれば話は早いとも思うのだが。
「わたくし、前回に感じた敗北感を払拭するまで女を磨く修行に勤しみますの。ふふふ、いつか王子様も射止める美女になってみせますわよ」
夢は大きく、今は伯爵子息ごとき眼中にないらしい。その割に、部にはとどまってくれる辺りツンデレという奴か。
「それはそれとして、政治討論部としての活動はするのかね? 私は前回に新たな扉を開かされた故、期待しているのだよ」
「確かに、今回はわたくしも部員ですもの。色々とお話してみたくもありますわ」
教師と令嬢はのんきなものだ。トマスだって、政治の話とかしていたい。その方が絶対楽なはずだ。なお、あまり難しい話をしたくないシオンはそっとお茶菓子の手配に回った。
●
「マリステラ様を陥れたのはトマス様の三代前の御当主ですか。言うまでもなく許されない行為です」
「トマス様には悪いけど、優先順位がマリステラ様の方が上だから」
タイコモとカナンから、トマスに関する記憶が消えているわけではない。だが、過去の恩や交誼の全てを越えた最上位にマリステラとついでにセオドア学園長が来るように思考を書き換えられているのだ。起点となっているのは、カナンは右手に輝く指輪であり、タイコモの場合はマリステラに直接施術をされたのでアイテムは介していない。
「我輩としては、確執は過ぎた事にしておきたかったのじゃがのう。マリステラ様の為なら仕方が無いわい」
リヴァマス老は、かつて自身の家族全てを失うような事件でダンテ家と関わっているのだが、何十年もたってトマスが入学して来た時にも、その事を蒸し返すつもりはなかった。家族の非業の死よりも、マリステラが恨んでいるかもしれない疑いの方が重くなるあたりが、洗脳の凶悪さを示していると言えよう。
「では我輩は、そうじゃなあ……、セオドア学園長の為に、フォルトゥナ偽学園長の失点を作ろうかのう」
「私達はトマス様を蹴落とす為の仕上げに行こうと思います」
「じゃあ、私は……参加してる女の子の服切って、トマス様を変態にする」
嫌がらせの方向と強度は違えど、3人の心は一つ。すべてはマリステラ様の為に。傍から見るととても気持ち悪いが、彼らは大まじめである。彼らの行動によって起きる被害もそれなりに面倒なものになるだろう。
解説
マスターより
リプレイ
王都の夏は暑い。タキシードに身を包んだナハティガル=ラーは学内を走り、『禁忌』の情報集めに汗を流していた。髪も茶に染めて目立たぬよう心掛けたが、美形ゆえに目を引くのは致し方ない。
「感染者が出始めた頃と同時期に流れ出した奇妙な噂。『禁忌』の力と何か関係があるのか……?」
突然行動が変わった者の噂を集め、辿り着いたのがトマスの件である。聞き込みを続けていくうちに、噂の出処はトマス一派の中の人間だという事も分かった。突然の裏切りといえば、疑わしきはやはり。
(あの女を野放しにした結果が今の学園の状況ですか……)
同じくマリステラの情報を知るイヴェール・イリュジオンも、トマスの噂に彼女が絡んでいると推測する。ナハティガルもイヴェールも、タイコモとカナンが討論部に訪れる可能性は高いと踏んだ。現地に向かうと、厳しい顔のトーラとララベル・サン・ディーベルに出会う。
(あの時口に出してたらこういう事になってなかったかも……)
不審な空気は察していたのだ。トーラはリヴァマス老の行動に疑問を呈しておけば良かったと思う。だが、『あの時言っておけばよかった』という後悔は、取り返せるなら取り返せば良いのだ。
「俺はその2人を知らない。情報を教えて欲しい所だな」
「私も少しお目に掛かっただけですので、詳しく教えて頂ければ助かります」
「あ、はい。カナンさんは、ショートカットのほっそりした女性です。ええと、タイコモさんはどんな方ですか?」
「眼鏡のちょっと小柄な男の人だよ。僕、おかしな事にまったく気づいてなかったから……」
答えるララベルも沈んでいる。今回も妨害があるかと警備に出向いた先で、トーラにあれこれ教えてもらった所だ。トマス一行と付き合いの長いララベルは彼らの仲間割れに半信半疑ではある。
(……でも、もし本当なら。洗脳なんて絶対許せないもん)
まなじりを決して周囲を見張る。ナハティガルとララベルが部室に入る前に相手を奇襲で取り押さえようと提案すると、騒ぎになる事を警戒していたイヴェールはそれに限定的に同意した。
「相手も授恵者です。不意打ちだけで倒せれば良いのですが、もし難しそうであれば、いちど室内に入れてしまっても良いでしょう」
「中ではシルヴィアさん達も用心してくださってます!」
打ち合わせを終え、ナハティガルは再び探索に回るり、他の面々は襲撃に備えた。
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一方、学園で面識があった冒険者は、トマスが神経質なまでに目立つ事を忌避していたと知っている。前回の討論会に参加した冒険者は特に違和感を感じていた。
「うん……何とも、厄介に過ぎる」
「今回の件、部の存続をトマスさんにお願いしたボクにも責任あるよね」
事情を知ったサマエラ=フォリウムは、普段心情を現さぬ彼女には珍しく顔をしかめ、エルゼリオ・レイノーラは、男らしく真正面から受けて立つ事を進言した。
「特に婚約者を探してはいないなら、女子を集めて正直にそう伝えればいいと思う。後はあちらの令嬢に協力してもらうとか」
いかにも貴族令嬢といった外見の少女が1人いるのを、エルゼリオは見逃していなかった。前回はすぐに帰ってしまったが、おそらくトマスのお相手としてもっとも無難な選択肢ではあろう。
「わたくしの事ですの? サラ・ドルトンと申しますわ」
王国南部の小領主、ドルトン男爵の娘であると自己紹介した彼女の返答はNOであった。
「ここは討論部でしょう? 同じ女性の身で違う立場の方が何を考えているのか、興味がありますの」
女の戦いの作法は別の場所で学べるので、と言う辺り向上心ある肉食女子であったらしい。彼女らが部屋で話す間に、外で活動していた者もいる。
「政治討論部が始まりますよ!」
見目麗しいエルフのコルネリウス・アーラが路上で声を掛けている。部活名を聞いて微妙な顔をする者もいれば、目を輝かす者もいた。ヒューマン以外も多く、若干女性が多い気もする。
「……ああ、あの……?」
「色々と噂も流れていますけれど……。そこは直接目で見て確かめませんか」
「怖い貴族の方に連れ去られたりは……?」
何を聞かされたのか、愛らしいリザードマン少女が身を震わせる。何故学園に、と問えば湿地帯への販路に商機を見出した商会が推薦したのだそうだ。
「真面目で白熱した討論会ですので、是非」
コルネリウスが重ねて言えば、小さく頷いた。他にも興味を持つ者がぼつぼつ現れる。
「私が大切なコルネさんと参加しているのです。安全な良い部活動ですよ?」
などとイズレンディル・パラリムが保証して見せたのも効果があったのかもしれない。
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会場の準備は、今回カナンがサボったのでシオン1人でてんてこ舞いである。メイド姿のクローリカが手伝ってくれているが、それでも2人。前回以上に多い参加者にお茶菓子を出すだけでも大変だ。故に、その誤解は仕方がない物だった。
「チョコレート菓子を持ってきた……」
「え。誰が手配してくれたのでしょうか。いえ、この際どうでも良いです。こちらへ」
布教にやってきたスヴァン=ウォルフ=ユーウェンはそのままシオンに拉致され、いい感じの服装にされた挙句に再放流された。
「専門はお菓子ですか。では私はお茶を淹れますのでお菓子をお願いします」
「あ、ああ」
狙い通り潜入に成功したが、何となく釈然としない。さておき、テーブルへチョコを並べていると。
「そこの見事な黒毛の君。不躾ながら、触らせて頂けないだろうか」
本当に不躾な一言が飛んできた。
「誰だ。お前は」
「これは失礼。私はテオドール・ディンドルフ。この部の副顧問をしている。テオと呼んでくれたまえ」
名乗れば良いという物ではない。が、ハフビセクハラ教師はステイする事を学習したらしく返事を待っているようだ。
「本来俺の尻尾は他人に触れさせるものでは無い。だが、条件」
「言い値で払おう」
食い気味で言いながら財布を出す副顧問に、スヴァンは首を振る。欲しいのは金ではない。彼が精魂込めて作ったチョコを食すことが条件だった。
「お前はモフモフ好きと聞いた。更にカカオ好きになると良い」
「良かろう」
「即答するな。一口食べてから言え。そうだな、ついでに感想」
「原稿用紙10枚で良いかね」
スヴァンの方がまともに見えるが、冷静に考えればどっちもおかしい。
「……人間変われば変わるものね」
前回のテオを知っているルベア・ベルニは微妙な顔を見せた。少なくとも、相手の気持ちを慮れるようになったのは進歩だ。そこに何か別の属性が加わったとしてもまあ。ルベアは目の前にすっと置かれたチョコを摘まみつつ、副顧問の事を視野の外に追いやった。今は大事な話をしていたのだ。
「……と言う訳だ。ルベア、どうか力を貸して欲しい」
「分かってる。そんなの、止めさせないと」
シルヴィア・A・カペルからトマス一派に降りかかった災難について聞いたルベアは2つ返事で協力を約した。本意ではなく主を裏切らされる事は辛いだろうと、カナンらの事を思う。隠れてやってくる可能性もあろうかと、周囲へエーテルを飛ばしてみれば部屋の外に潜んでいる冒険者達に気が付いた。
「通す場合、トーラから合図があるはずだ。気にしておいてくれ」
「分かったわ」
打ち合わせつつ、その時を待つ。
●
一方で、流された噂を素直に信じてしまった者もいた。トマスに面識のないザザ=ステルヴィナにしてみれば、王国貴族としてあまりに異端な在り方に興味が湧く。
「異種族の配偶者を欲しがってて、ストライクゾーンがとんでもない位置にある……、って噂が流れてるトマスさんが主催されてる政治討論部って此方?」
「いや、異種少女が恋の相手を探す場だと聞いたぞ。ここに来れば俺にもチャンスがありそうだ……」
テテリカはいわゆるケモナーである。しっかり獣っぽいハーフビースト少女が好みだった。ゴブリンと言う己の種族と獣少女の間に出会いの機会は少ない。しかし政治討論部のうわさが本当ならば! 普段の気弱さは何のその、今日のテテリカは攻めるつもりであった。さらには、噂など関係なく迷い込んでしまう者もいる。
「ここがせんせいのハウスね」
「なるほど。ここが」
自信に満ちた表情で扉を開けたミア=リゼルと、訳知り顔で頷いているコハクである。コハクはただの迷子でミアに拾ってもらっただけの関係なので、せんせいとやらが何者か知る訳ではない。
「いえ。ここは政治討論部? とかいう部屋です。確か……」
「……え?違う? そうですか……」
「なんと」
そう教えたのは、先日に同様の登場を果たし、そのまま流れでお菓子を食べて帰ったリディリディ・トゥラ・イェレミースだ。今日も美味しそうな匂いに釣られてきたのだが、開けたばかりの扉には『政治討論部』と張り出されている。
「テーブルはこちらにございます。お茶とお菓子はお席までお持ちいたしますね」
3人纏めてクローリカが誘導し、参加者が歓談する一角へと案内された。コルネの活躍もあって学園生が前回以上に詰め掛けている。ミアは『せんせい』への手土産として持参したレモンケーキを気前よく供出した。
「新規の参加者かね? 今は部長が取り込んで居るが、ひとまず席に着くと良い。時にそちらの犬のお嬢さんは素敵な尻尾だね」
「あなたは良い目をしている」
テオの言葉に、コハクは重々しく頷いた。ミアはちらりと男を一瞥したが、残念そうに首を振る。
(髪の長さも短いですし、せんせいになるには30年は必要ですね)
冷静に考えれば目の前の青年が歳を重ねても、彼女の師匠であった過去が生える訳はない。が、ミアは近似と一致の間にある深い谷間を妄想の翼で越える事が可能なタイプだった。ミアがテオを見定める間にテテリカもコハクをチラ見する。
(ヒト度が多い。可愛いが、しかし妥協は相手にも失礼だな)
いまだこの場が合コンだと勘違いしているテテリカはじっくり獣度の高い女性を探す。テオの周囲に妙に女子が多い気はした。いや、正確に言えばテオの隣の席に座る隻眼の美丈夫スヴァンの周囲に。
「おい。俺の尻尾をモフるのは高くつくと言った筈だが?」
「ああ、すまない。チョコレートをもう一つ頂こう……。うむ、美味だな」
侯爵家五男の舌をも満足させるチョコはいか程の物か。来場した女子も興味がある。結果として、その辺のテーブルに男女問わず溜まっていた。
「なるほど……この子たちの警護が必要と見た」
直感で真理に辿り着いたコハクが無い胸を張る。護る為には対象は一つにまとまっている方が良い。今も十分お菓子で魅惑されているようだが、そこに一手。
「さぁ……、我がもふもふ尻尾に魅了されるがよい!」
コハクの声を聞いて、遠慮がちながら近寄る生徒達。王国では、衆目がある場所ではハーフビーストに触れにくかったりもするらしい。だって噂されると恥ずかしいし。
「わ、私も」
「お前には俺がいるだろう? さあ、もう一つ食べると良い」
コハク尻尾の魔力に屈しかけていたテオは、スヴァンの鉄壁ガードで浮気を禁じられた。
(あの男がトマス……? 学生と聞いたが、結構年が行っているじゃないか。これなら俺でも)
誤解したテテリカはテオを睨む。一方、ザザの方は何やら違うようだと感じ取って聞き取りを始めていた。
「トマス様は最近友人と喧嘩し寂しくしていらっしゃるから、口実をつけてお話し相手を募集されているそうよ」
そんな話をするアウレーリア・フォン・ネーベルベルク自身は、噂をそこまで打ち消そうとは思っていない。帝国人の彼女から見れば、異種族が好きなら別によろしくやればよいと思うのだ。恋人や妻でなく学友くらいの関係もあるだろう。
「恋愛ではない、と。噂はやはり噂ということね」
「トマス様、お気の毒に」
ザザが納得する一方、レティシア・レインフィールは同じ貴族家系の身としてトマスの立ち位置を洞察し、同情していた。さっさと婚約者を定めておけばこの面倒は避けられたかもしれない。しかし、それなら別の面倒が発生するのが王国貴族社会という物だ。
「トマス様……、大変そうですね……」
より身につまされる立場として、ゲルダ・クラインもトマスに同情している。貴族子女だった彼女の母はハーフリングの父と結婚したことにより縁を切られた。
(トマス様個人は良い人だとは思うのですが)
王国貴族のヒューマン至上主義を知るゲルダから見ればトマスに恋愛感情などわかない。異種族女子がゲルダと同じくらいに王国貴族について知れば、誤解は消えるだろうか。
「うーん。ダンテさんが何故そんなに慌てているかわかりませんね……?」
話を聞いていたリディリディは、ちょっとした誤解が広まっている程度なのに騒ぎ過ぎではないか、と思う。故郷の村で誰かと誰かがいい仲だ、と噂が流れる事があっても別に10年もすれば大したことなかったと笑い話になるものだ。ヒューマンや貴族の事はよくわからない、という感想と共にお菓子をもう一つ。
●
校舎裏で少女に何やら話しているタイコモを、ナハティガルが見つけたのは地道な探索の結果だ。しかし、リサ・ベイカーは彼の行動を読み切って待ち構えていた。
(異種族の女の子が動く時には、必ずタイコモさんが居るはずです)
興味本位で来るのではなく、アクションを少女が起こすには最後の一押しがあるだろうと踏んだのだ。ナハティガルとは別に、距離を取って後をつけてゆく。
(……見張りが、いる)
カナンはシーフらしく身を潜めて隙を伺っていた。
「何か起きるならば、この方たちが狙われるでしょう」
夢見る異種族少女には授恵者でない者も多い。弱い者から率先してテオのいる辺りへ送り、スヴァンやシルヴィアらへ委ねていく。美味しい菓子と楽しい会話、ついでに(多少年は上だが)種族を気にしない貴族と揃っているので問題はない。たぶん。
「こちらに同席しても宜しいだろうか」
紳士的に同意を求めて、テテリカもそんなテーブルへ潜り込んだ。自信の無さそうな少女に対して聞き手に回り、肯定感を高めるよう相槌を返す。ゴブリンの姿に驚いていた少女達も、すぐに楽しく会話を弾ませた。事態が動いたのは、そんな瞬間だ。
「……皆さんっ、騙されてはいけない、この場所は……」
「待ってください、タイコモさん」
扉をくぐった途端に何やら叫び出そうとしたタイコモへリサが声を投げる、正面をコルネが抑え、背後に出現したナハティガルが目立たぬ位置を刺してエーテルの糸で縛る。万が一の逃走を防ぐべく、イヴェールが入り口を塞いでいた。
「――ヒーラーは居るか! 居るなら今の内に解呪を頼む……!!」
「私が!」
挙手したリサが施した解呪は、即座に効果を発揮した。愕然とした表情のまま固まるタイコモ。そちらへ視線が集中していた裏で、もう一つの攻防も動き出していた。
「お前達はそこに。俺が守るぞ」
ケモナー女子を庇う立ち位置から言うテテリカは、警戒の隙を探ろうとカナンの放ったエーテルを察知していた。目立たぬよう持ち込んでいた短剣を手に、クローリカが殺界を張っている。コハクとスヴァンも、女子たちを守っていた。
「ごめんなさい、抜けられました!」
「カナン、どうして?」
駆けつけたトーラとララベルに、シルヴィアとルベアも合わせれば多勢に無勢。
トマスの側にいたサマエラもカナンへ目を向けている。一瞬のにらみ合いの後で解呪が一斉に飛び、目を丸くしたカナンがナイフを取り落とした。その指先から、黒い指輪がぐずりと溶けて落ちる。タイコモの向こうから回ってきたイヴェールがほっと息を吐いた。
「君、そんな指輪していたかな?」
シルヴィアが問うと、カナンは思い出そうとするように眉をしかめる。その間に指輪をルベアが拾い上げようと近づいたが、跡形もなく消えてしまった。
「大事そうにしていたから、何か分かればよかったのですけど……」
「それは、おじいちゃんがくれた指輪。それをつけてから、何か変になった、気がする」
トーラの言に、カナンがそう返した。マリステラから受け取った訳ではない、と聞いて事件を追っていたナハティガルが難しい顔を見せる。顔を知っている老人だ。そちらも洗脳を受けているというのか。
「この方達、トマスさんのお友達なんでしょ?」
「そうだ。……トマス。彼らの事も気に掛けてやってくれ。この事を誰よりも気に病んでいるのは、彼らだろう」
騒動を見ていたザザの声を継いで、サマエラがトマスに言葉を掛けた。はっとしてトーラもトマスへ向く。
「ええと、処罰はトマスさんが決める事でしょうけど、失点を取り返すよう働いて挽回して貰ってはどうでしょうか?」
「ああ、当然だ」
サマエラの言葉に思う所があったのだろう。今まで自分の悩みで手いっぱいであったトマスは、改めてタイコモの方へ目を向けてしっかりと頷いた。
「……挽回、ですか。トマス様の敵にしてやられ、こんな事態を起こした私を」
「タイコモさん、ちゃんと謝ればトマス様は許してくれますよ、きっと」
リサが言うと、タイコモは眼鏡を外してうつむく。彼よりも単純なカナンも落ち込んではいた。が、前のめりな性格故か闘志に変えているようだ。事件を起こす前に止められた事も大きかったろう。
「良かったね、カナン」
「ララベルにはまた借りができた」
2人の様子を見ていたシルヴィアが、隣へ視線を送る。
「協力ありがとう、ルベア。丸く収まって良かったよ」
「……いいのよ」
照れたように横を向いたルベアの尾はゆっくり揺れていた。
●
噂の原因は取り押さえられた、とはいえ現状をどうにかするのは別問題だ。タイコモが何か動くにしろ、今の討論会の後にならざるを得ない。この場を乗り切るための策は別途必要だった。
「木を隠すには森の中、ではないですが。『帝国貴族や資産家の令嬢との婚約も視野に入れている』という新しい噂を流してはどうでしょう」
ナハト・シュライバーの提案は、噂を上書きするものだった。ヒューマン以外も含まれる帝国上層階級との縁をと考えたが、その際に国の常識の差を配慮して異種族除外を明言しなかっただけ、という言い訳にしようという。
「実際留学生の令嬢は卒業後の生活の保障を求めて王国貴族と縁を結びたい者も多いでしょう。もし異種族の令嬢がいらした場合は……」
チラリと目で副顧問の方を差す。ハフビ専門なんでそれ以外の異種族は放置しかねない。などと思ったわけではないだろうが、トマスの返答は渋い。
「提案には感謝するが……、結果的に帝国の者を軽んじる事になるのは本意ではない」
「噂の発信源に責任を取って頂くのは?」
「嫌だ」
ヴィルヘルミナの提案は即答で却下され、腐海は発生しなかった。イズはもう少し穏当な提案をする。すなわち、政治討論部なのだからその活動を周知させるべき、と。室外に響くほどに激しい激論が交わされれば、耳をそばだてる人々にも真実が伝わるだろう。この方針にはゲルダやエルゼリオといった部員も賛同する。
「……そもそも、トマス様御自身が好きになった方なのでしたら、異種族婚でも問題無いのではありませんか?」
と、クローリカが言う。王国生まれのハーフビーストとして偏見に晒されてもきたが、その元は貴族社会にある。隠れて異種族と結ばれる者がいた結果、何代も後で「取り換え子」が騒動になる位なら最初からさらけ出してしまえばよいと。
「それは看過できませんね。『異種族と血が混じる事の社会的問題』は王国という枠の中では正しい。冒険者……『学園派』の皆さんがどう考えるかを『王国と貴族』へ押し付けるのは問題でしょう」
トマス関連のトラブルには我関せずと座して見ていたキーゼだが、クローリカの意見には明確に異を唱えた。彼の中では、トマスの扱いも選挙の争点の一つ。彼が万が一にでも、学園派の主張に飛びつくことがあってはならないと考えている。
「王国という既に存在する社会秩序を無視した在り様を、学園在学中だから自由だと勧めるのは近視眼的と言わざるをえません」
「ですが、貴族社会に新しい風を呼び込むことができるのではないでしょうか」
キーゼの弁とクローリカの言葉は平行線だ。トマスは黙って双方の言葉に耳を傾けている。
(何とも、見ていられませんね……)
国と文化が違う故に違う部分もあるにせよ、婚約に関する鞘当てや諍いはノックス・マグナにとって郷愁に駆られる話ではあった。振り回されるトマスを、王国貴族の自業自得と無視しても良いのだが個人としては気に掛からないでもない。
「……根本的な解決についても話しましょう。まず、前提として」
当たり前のこととして討論会に集まった人達から婚約者を選ぶ必要は無い。敵を作る必要もない。トマス個人の話で言えば、貴族らしく双方の面子を保った会話をすれば良いのだ。それは貴族であるならば息をするように行える作法であろう。そう言われれば、トマスは反省したようだ。
「そういう機会としては別にパーティでも開く事です」
「それはそれで面倒だがな……」
その面倒は必要な面倒だ、とはノックスが言わずとも伝わっているだろう。
「何やらお悩みのダンテさんには、お菓子を差し上げます」
よく分かっていない様子のリディリディだが、それ故に本質を突くこともあった。そう、確かにトマスは悩んでいる。選択肢は幾つも見せてもらっているのに、動き出さない。
「ダンテさんと初めてあったのはエドゥノーグでしたね。あの頃の貴方は何処にいったのですか」
「あの頃の……?」
「戦う事は義務なのでしょう?」
迷宮での立場を気にしていない時のトマスは思い切りが良かった。そう言われてみれば、トマスも思う所はある。
「……それは、そうだな。私はどうも、タイコモに頼り慣れていたらしい。私が相手をするより、噂は噂で打ち消すのが楽だと思っていた」
もともと、トマスは貴族の跡継ぎでありながら迷宮で力試しをしてしまったりする調子に乗りやすい少年だ。内輪ではタイコモがちょくちょく褒めないと機嫌は悪くなるし、シオンやカナンが相手をしないと拗ねたりもする。貴族として繕った姿と、素の姿で言えば、この討論会は前者であるべき場所だと理屈では分かっているべきだった。
「私はこの手で事態を収拾したいと思う。皆の知恵を貸してもらえるか?」
●
「さて、本格的に活動を始める前に言っておかねばならないことがある。先ほどの騒ぎについてだ。私の友であり腹心であるタイコモと些細な行き違いがあったようだが――」
チラリと目を向けられたタイコモは青い顔をしつつも毅然と立っていた。咳ばらいを一つしてから、トマスは言葉を続ける。
「私はこの一年、色恋沙汰とは関わりなく多くの知己を得た。この場にいる異性で言えば、ゲルダ嬢は同学年の部員として、リディリディ嬢からは魔法の扱いの先達として」
続けてララベルとエルゼリオの方へ目が動きかけたが軌道を修正した。レティシアと目が合い、言及の許しに頷くのを確認して言葉を繋ぐ。
「婚約者の居られるレティシア嬢からも良き指導を受けている。先日は、サマエラ嬢の言葉やコルネリウス嬢の意見も個人的には学ぶ所があると感じ入った。この場にいる方、いない方、他にも大勢から縁を頂いている」
(これは……、マリステラの余計な横槍のせいで、面倒な方向に動きましたか)
キーゼが眉を顰める。トマスが心情的に学園派よりなのは元より察しており、そちらに傾くのを防ぐために貴族としての立場を強調して来たのだ。ここで学園派の面々の意見に言及するという事は、もう一歩そちらよりに動いたのだろう。
「つまり、何が言いたいかというとだ。私は特に寂しい学園生活を送っているわけではないので、女性の友人候補を探してくるのは余計なお世話だと言いたい」
びし、と大袈裟にタイコモに指を突き付けるあたり、余興であったり穏便な仲直りの話にしてしまえと言ったレティシアとアウレーリアの意見を容れたようだ。空気がほぐれた所で、第二回の政治討論部開始が宣言された。
「今後は、活動日誌を……、議事録を付けるのは、いかがでしょうか?」
今後の活動に備え、ゲルダが切り出した提案は意義なく受け入れられる。誤解が広がりそうになれば、見て貰える証拠になる。いっそ何かの際には活動記録として展示しても面白そうだ。今日はゲルダが書記を買って出て、交わされる話題をさらさらと書き留めていた。
「『異種族と血が混じる事の社会的問題』について、ダンテさんのご意見を伺いたいです」
イヴェールに問われたトマスはキーゼを見たが、さっきはトマス本人へ語るのが目的だったのだろう。動く様子はない。
「そうね。王国の半獣人差別は有名だけれど……理由は何故? いつの頃から始まったの?」
ザザからも、それに関した質問が出た。トマスは紅茶で口を潤してから、返答を行う。社会的問題というのは同調圧力からなる貴族集団からの排斥。異種族差別に関しては、純潔こそ尊いという王国上層の意識の裏返しである。しかし、ハーフビーストへの差別は、ハーフビーストの王ザッカ・クロムレイが治めていたシル・ウァキア帝国の滅亡に端を発するだろう。世界の守護者たる征竜の逆鱗に触れて国を焼かれた種族という悪名が付いたのがその時だ。
「教科書通りの歴史の授業みたいね」
シル・ウァキアの後継を任じる帝国民としては面白くないが、世の認識はそういう物らしい。アウレーリアも他の者と同じく、紅茶とレモンケーキにチョコレートと、随分豪華になったお茶菓子をつまみながら、耳を傾け時に口を挟んだ。
(私は政治には疎いのですが、聞くだけでも良いならばお役に立てますね)
ふんふんと相槌を打ちつつ、レモンケーキ勢力を増やそうと奮闘するレモニストのミア。スヴァンのチョコレー党とは争いとなるのか、それもとレモンチョコという和平の道を探るのか。戦いは始まったばかりである。なお、コハク尻尾とスヴァン尻尾の戦いは、だいたい棲み分けができていた。
「率直に申し上げて王国の方は国内に目が行きがちで国際動向を抑えられていませんね」
次に投げられたイズの議題は80年、諸国を巡って見た感想であった。どこが、という具体例のない攻撃的な発議にそれぞれに思う所、思い当たる所を探して反論、再反論する。難しい事を語るよりも投げられた責めに自分や知人はそうではないと各論で反対する方が語りやすい。
「確かに。今一番必要なのは、大量にあらわれた授恵者という異常事態に対応する事なのだが……、旧来のやり方に固執する家は多いな」
それが平民であるか異種族であるかに囚われ、有望な者の取り込みに失敗しては先が無い。トマスは何やら考え込んでいた。
「この政治討論部って、本当に政治討論する部だったのか」
当たり前のことを言っている見知らぬ学生を、イズとコルネが満足げに見ている。誤解が解けたところで、改めて参加してはどうだろうかとサマエラは勧誘にまわっているようだ。彼女自身、思う所があって部員に名を連ねる事にしたらしい。
「逆に問いたいが、そもそも学園派は私の意に沿う場所だろうか?」
同じく部員になったナハトが会長へ推薦したいと声を掛けたが、トマスは首を振る。しかしそれを聞いていたキーゼはまた旗色が悪くなったのを感じた。あれは言い換えれば学園派が彼の意見に合致する場所であるなら考えるから説得してみろという意味合いだ。以前の、何が何でも中立を保とうという意思は薄れたらしい。
「私も学園派ですが、個人的には『優秀ならそれに越したことはない』程度と考えています。能力そのものより、それを評価する枠組みを重視したいというか……」
同じことを為した際に、貴族であるか平民かで点数が変われば嬉しくはない。それに、王国の上からみれば『国に貢献する能力』が身分より重視される場合もあるだろう、と。確かに、婚姻以外では異種族の登用も為されてはいる。紐付でない新規の授恵者から優秀な配下を見出す為の手段として、公平さが必要となるかもしれない。
「私は……。あくまで、トマス様の為に動きたい」
裏方へ回ったタイコモは、クローリカから会計へと推薦を受け、まだ赤い目元を隠さずそう言った。洗脳さえ解ければ聡明なその頭脳を活かしてほしかったのだが、と残念にも思う。口説きようによっては、節目は変わるかもしれないが。
「トマスは恋愛どころじゃなさそうだし、まるでここは『種族や立場を問わぬ討論の場』だな……」
交わされる会話から、事の本質にたどり着いたテテリカは、重い足取りで家路についた。獣度低めの女子からは普通に感謝されてたし、妥協すれば友達から始めるのに支障はなさそうな気もするのだが。
「学園派は学園を拓く。今後もっと多種多様な生徒が入学するよ。どうか、私達に協力してもらえないだろうか」
「む、私かね?」
何やら辛そうな顔のテオへ、シルヴィアが説得に赴いた。苦しげなのは会話が理由ではない。チョコ1つ1撫でという今回のレートはテオの腹を物理的に攻め、スヴァンの自尊心を削り取る諸刃の剣だった。が、スヴァンに悔いはない。テオが零した「チョコレートとは素晴らしい物だな」という言葉だけであと10年は戦える。さておき、シルヴィアに続けてレティシアも畳みかけた。
「私としても貴方に学園派を支持願いたいのです。学園の多様性を守るためにも」
「今の貴方ならば間違えないと信じている」
2人に、テオは考えさせて欲しいと返す。彼にも柵はあるのだろう。
「ああ、そうだ。貴方は教師だから立候補の受け付けもしてもらえるのだろうか」
「分かった。少し、待ってくれ。書類はあっちだったかな……」
別件のシルヴィアからの依頼で名残惜し気にテオが席を立つと、スヴァンがぐったりした様子で去って行った。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 10〜25人
2021年08月10日 23時29分41秒 公開
参加者
相談掲示板
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 父親が犬耳お姉さんを三人囲っていた……あの教師の嗜好は血筋だったのか……( ハフビ大好き貴族教師と男爵令嬢に名前が欲しいな、と思いつつ。カナンが参加している女子の服を切るつもりらしいから、阻止に動くね。解呪も持っていくよ。
スヴァンだ、よろしく頼む。 ハフビ大好き貴族教師に絡みに行く。 ハフビ大好き貴族教師だと長いから、名前が欲しい所ではあるな。 そして俺が何をするかは……言わなくてもわかるだろう。
ゲルダです、よろしくお願いします。 トマス様、大変そうですね……なにかお力になれればいいんですが。 せっかくの活動が誤解されてしまっているのも、少し悲しくて。 ええと、きちんと活動していますよー、ということをお伝えできるように、活動日誌のような?議事録のような?ものを作れないか、トマス様に相談してみようかなと。 学園内への公開……は、議題が議題だけに難しいかもしれませんが、何かあった時に証拠に残るものがあれば安心できるかなって。
テテリカだ。よろしく頼む。 異種族少女……。種族や立場を問わず……。見定める……。 『異種族少女が種族や立場を問わずに恋愛相手を見定める場』だな。把握した。 ケモノ度の高いハフビ女子を射止めてくる。
クローリカです、よろしくお願いします。 今回はメイドとして参加した皆様にお茶やお菓子を出したり、空いてる席に案内したりしてますね。 妨害に来るタイコモ様とカナン様の対応もしようと思います。 お二人共授恵者ですし、手刀くらいなら大丈夫ですよね…?
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いしますね。 討論と聞いたのですけど、何やら性癖の話にすり替わっている感じでしょうか。 まあ、こちらはこちらでやる事をやりましょう。
シーフのトーラです。 洗脳って怖いですね…。 とりあえず、妨害に来るカナンさん達を捕まえて洗脳を解けたらと思っています。
エルフのイズレンディル・パラリムと申します。 宜しくお願いしますね。 私もトマスさん達のお力になれればと思っております。 ゲルダさんと同じく真っ当な活動である事を広められればと思っておりまして、 記録の方はお任せして印象の方にアプローチしたいです。 ひとまずは外にも聞こえて伝わるように白熱した議論をしてみようかなと思っております。
ミア=リゼルです。 ここがせんせい(と呼ばれている人たち)のハウスね…え?違う? せんせい…あ、あちらにせんせい…っぽい人が(リヴァマスおじいちゃん コハクさんと一緒におじいちゃんを労ります。よろしくお願いしますね。
>クローリカとトーラ 洗脳解除なら同班だね。当日はよろしく頼むよ。 私は急いでカナンを取り押さえて、その間にルベアに指輪を取ってもらうつもりだ。アクセサリーについてPC情報でない場合も、指輪の違和感に気付けるようにするよ。 もしタイコモに洗脳解除を邪魔される場合は、彼にも解呪を掛けたい。ただ、私とルベアはあくまでカナン対応が最優先になると思う。二人とも、手伝える事があれば遠慮なく言ってね。 ルベアは協力ありがとう。一緒にカナンの洗脳を解こう(ぐっ >ミア ええと、メタなことを言ってしまうと……解説の『●タイコモとカナン』に「この2人は途中で引っ掻き回しに来ます」と書いてあるのと、リヴァマスは紀藤トキさんの担当NPCだから、おそらく政治討論部の報告書には登場しないんじゃないかな。OPでリヴァマスが言っている「フォルトゥナ偽学園長の失点を作る」というのは、紀藤トキさんの『【学乱】蛇と老人の騒乱』の事だと思う。
挨拶を書き込む前に方針が書かれてた( そんなわけでルベアよ、宜しく。 シルヴィアさんの言う通り、カナンの洗脳を解きに行くわ。
>シルヴィアさん あら…あら?このシナリオは紀藤MSのシナリオで…んん…? リヴァマスおじいちゃんはこの場にはいないということなのでしょうか…?
(紀藤です。御歓談中申し訳ありません。お詫びと訂正のコメントを差し挟ませてください。 大変申し訳ないのですがおじいちゃんはこの場にいません。ハフビモフモフ教師がおじいちゃんの代わりに顧問面して座っています。わかりにくOPになりました事をお詫び申し上げます)
>ルベア 先走ってしまって申し訳ない( 君が指輪を取りやすいようにサポートするよ。当日はよろしくね。 >ミア !? 私はどのMSさんと勘違いしていたんだろう……!? 両方とも同じMSさんだった、ごめんね((((( (PL:勘違い失礼しました……!) ただ、やっぱりリヴァマスはこの場にはいないんじゃないかなと思う。駄目元でトマスに聞いてみようか。 >トマス 今回もよろしく頼むよ。 可能であれば回答してもらえると有り難い。 Q1 今回の政治討論部の会場に、リヴァマス老は登場するかい?
丁度3分前にご回答があった……!( 紀藤トキさん、教えていただいてありがとう。リヴァマス老がこの場にいないこと、了解だ。
>シルヴィアさん、トマスさん(MS) まあ…そういうことだったんですね。承知しました。あやうくご不在のおじいちゃんを労るところでした…よかった。 (ご回答ありがとうございました…!危なかった…!シルヴィアさんもありがとうございました!)
(イマジナリーお爺ちゃん…?) シルヴィアさんとルベアさんもカナンさんの対応に回るんですね。一人だと取り押さえれるか不安だったので助かります。 それなら私は隠密を警戒するので、発見したら伝えるようにしますね。
No.18
リディリディです。 その、よ・・・、よろしくお願いします。 私はその・・・、『よくわからないまま迷い込んで』しまうと思うので、うろうろとしていると思います・・・。 (宣言しなくても良い気がしましたが、一応・・・)
コルネリウスです、宜しくお願いします。 私は討論の様子を成るべく多くの方に見て頂けるように、声をかけて人を集めようかと考えています。 洗脳を解くお手伝いも出来ればしたいです。
アウレーリアよ。宜しく。 まぁ、王国文化的に異種族押し付けてネガティブキャンペーン打つのは分かるけど。 女性の服を切って変態と呼ばわる発想が出てくるの、正直どうかと思う……。 とりあえず、私も人を呼び込む方向で動きます。 でも、絶対阻止に向けて頑張るかっていうと微妙。正妻でなければ良いのでしょう?
ナハトです、よろしくお願いします。 トマス様や政治討論部の良い噂もとい悪い噂を相殺できるような情報を流せるように、トマス様本人とちょっと相談してみたいと思っています。
コルネリウスも洗脳解除に協力してくれるんだね。すごく助かるよ。 当日はよろしくね。一緒に頑張ろう(ぐっ 私はカナン対応優先の予定だけど、何か手伝える事があれば遠慮なく言ってね。 >トーラ 連携ありがとう。カナン達の動きが分からないから隠密警戒はとても有難い。 トーラから発見の連絡を受けたらすぐに行動、とプレに書かせてもらうね。 当日はよろしく頼むよ。 >ミア お役に立てたなら何よりだ。私も大分恥ずかしい勘違いをしちゃってごめんね(苦笑 君にとって良い一日になりますように。
ヒーラーのリサです。 タイコモさん対応で行こうかと思います。 光縛封とかなら使っても平気かな? 解呪やサルベーションを持っていく予定です。
リサも洗脳解除に協力してくれてありがとう。カナン対応優先のつもりだったから、タイコモに対応してくれるとすごく有難い。光縛封なら使っても大丈夫だと思う。 当日はよろしく頼むよ。出来る限り悲しむ人が出ないようにしよう。 あ、あと……別依頼での予定だったんだけど、この依頼で生徒会役員に立候補するよ。 表明はシナリオ内容や成功度には原則として影響しないけど、一応伝えておくね。 皆、現地ではよろしく。