【CP】想いを繕う裁縫師
棟方ろか
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シナリオID:1076
オープニング
同じ明日を夢見る同朋のために、ほつれや破れを直しもした。
キャンプに居残った裁縫師たちは、くたびれた指貫と針を相棒に戦い続ける。
誰かは、前線で戦う同志を想いながら。家族や想い人を見送った難民も珍しくない。
誰かは、キャンプ防衛戦に身を投じた仲間を想いながら。寂しささえ覚える天幕で。
何せこの地で共に生き抜いてきた若者の多くは、戦線へ加わった。避難した難民も多数いる。それが、風景こそ変わらぬこの一帯を寂しくさせているのかもしれない。バタバタと駆け回る残留者のおかげで、喧騒だけならいつもと変わらないのに。
「大丈夫、大丈夫。怖くない。怖くない」
そう唱え続ける少年があった。
「どうか……どうかあの子を……お助けください」
そう祈り続ける女性があった。
「あいつらだって武器持って頑張ってるんだ、俺だってやらなきゃ……」
そう自らを奮い立たせる男性があった。
震える指を気持ちで抑えこみ、かれらは一瞬たりとも気を抜かず針を動かす。
ちくちく。ちくちく。
布や革とのにらめっこは、終わらない。
裁縫師たちは一様に俯いたまま、この天幕で時間だけが静かに流れてゆく。
●依頼
ヴィント奪還作戦に伴い、針仕事の増加が著しい。リュシエンヌ・テタールはそう話を始めた。
「避難はせず、残ってくださった方がこの辺りには多いのですが」
自分にやれることをしたい。自分も力になりたい。
そんな願いや覚悟で留まった難民たちが、今のキャンプ生活を支えている。
コボルトなどの脅威からは、防衛戦に加わった仲間や冒険者が守ってくれる。レイウェスト皇子の快復が大々的に知らされたことで、それが支えとなっている難民もいた。だからこそ『剣を持って戦えはしない』けれど『自分たちなりに共闘したい』人々が、キャンプのこの区画に集まっていて。
「裁縫師……お針子さんや、革職人さんなどが足りてないのです」
前線へ届けるための衣類や装飾品を縫う人。
戦いや作業で傷つき、壊れた防具や衣服を修復する人。
戦場から離れているとはいえ、ここまで運び込まれる荷物は山ほどあった。
「そこで! 冒険者さんにお手伝いいただければ幸いなのですけどっ」
やや身を乗り出してリュシエンヌは力む。
「手伝う……お裁縫を?」
冒険者のひとりが首を傾げた。無理もない。参戦や防衛に回る冒険者がいる中、世間的に裏方仕事とも呼べる作業を彼女は依頼してきたのだから。
戦いに出てほしいと願うのでもなければ、この区画を死守してほしいと懇願するでもなく。
「はい! もちろん皆さんの知る技術を伝授して頂けるのも嬉しいですし……それと」
リュシエンヌがゆっくり瞬き、キャンプ内を駆け回ってばかりでカラカラの喉をどうにか開く。
「裁縫師さんたちの、想いにも寄り添ってほしいのです」
神妙な面持ちとその様相から、冒険者は察する。
恐らく彼女が最も託したいのは『裁縫師の心』なのだろう。
「私も合間を縫ってご一緒します。ただ私は、お裁縫技術には明るくありませんので」
刺繍ならできるが今回はあまり力になれないだろうと、両頬へ指先を添えて少し恥ずかしげに言う。そもそもリュシエンヌはキャンプの各所に顔を出す身。彼女自身の発言通り、助けとなれるかは怪しかった。
「裁縫師の皆さん、ずっとずっと働き詰めですから」
手伝いはもちろん、何かを差し入れたり励ましたり、話し相手になるなど、できることは様々だ。
「どうかお力をお貸しくださいねっ、冒険者さん!」
リュシエンヌはにこりと微笑み、頭を下げた。
解説
マスターより
リプレイ
ザザ=ステルヴィナの面差しもまた、そうした暗い雰囲気とは縁遠い。
「……凄い量ね」
眼前に山積されたのは、運び込まれた荷。見渡している間にも新たな荷が持ち込まれ、四方八方が忙しない。
「導線の整理や再配置も必要そうですね」
作業場の配置を確かめていたキーゼが、ぽつりと呟く。
「そうね、とりあえずリスト化から始めようかしら」
艶やかな紫雲が瞳でたなびき、記録を取りはじめたザザ。
するとキーゼも、作業場の環境改善のため歩み出した。
作業場そのものや荷物へ意識を向ける冒険者がいる一方、多くの仲間たちは裁縫師の手伝いを始める。
「こういうのもできますよ、任せてください」
イデアが披露したのは、鏨で作る美しい細工。
鮮やかなお手並みを間近で拝見できるのもあって、一種の工房か教室のような人だかりが生じた。
「もしかして職人さん?」
「いえ、ただまあ、緻密な作業は得意な方ですので」
四囲から、素敵、すごいと称賛を浴びつつイデアは静穏を保ち手を動かしていく。
その後ろでは、難民から「長い時間になるけど平気?」と心配されていたマリイ・パルティスが胸を張っていて。
「ふふ、はい、長時間の作業は慣れっこです!」
平時と変わらぬ心持ちもあるが、今回ばかりはマリイも浮き立っている。仕立て屋での作業と異なり、ここ難民キャンプという舞台があまりに広いからだ。けれど緊張はワクワクへ変換されるばかりで、マリイの顔はきらきらと光を帯びた。
けれど冒険者にこんな仕事をさせるなんて、と気後れする難民も少なくない。
だからハーヴィが率先して口を開く。
「やりたいからやるんだよ。安心していいよ、こう見えて裁縫は得意なんだ」
「へえ、どこかで勉強を?」
「母から一通りの技術は叩き込まれたからね」
ふと思い起こすは、幼い頃の光景。毎日変わらぬ家の中ばかり見つめて過ごしたハーヴィは、そこで覚えた技術を発揮し始める。不慣れな難民へ教えながら進められるぐらいには、余裕も持てた。
変わらぬもの、変われたもの――冒険者たちも裁縫や布、戦域から離れた場所での出来事に様々な色を念う。
淡い緑や渋い緑、そうした緑の濃淡を目で追うセリーヌは、布ひとつひとつが持つ力へ想いを馳せていた。
(今でこそ、授恵者になれたから私も変われたけど……)
一瞥すれば周囲にあるのは、戦場から遠い地で細々とした作業と向き合う難民たちの姿。
(少し前までは私だって、守られて待たされる側だったのよ)
思わず眉間にしわが寄る。
セリーヌには彼女らの気持ちがいたいほどよく分かる。分かってしまうのだ。だからこそセリーヌは、彼女たちへ声をかけるのを忘れない。ひたすら仕事に集中して時間を忘れるのも、手段としては良いのかもしれない。だがセリーヌ自身は、それを推奨できずにいた。
(一段落ついたときに、とっても不安になるから)
移ろう世界で、自分だけが取り残されている感覚。あれは守られ、待たされる側にならなければきっと理解できぬもの。そう信じているセリーヌは、頻りに喉を開く。
「大丈夫! 一人じゃないのよ!」
溌剌とした声音が響き、民衆の視線がセリーヌへ吸い寄せられた。
「挫けそうな時こそ、どうして指貫をゆびに嵌めるのか、思い出して欲しいのかしら!」
飾り気もなく純一でわかりやすいセリーヌの激励は、人々の背を温かく押す。
――同じ頃。
裁縫師の鮮やかな手際に、蒋・璃龍がふむふむと感心していた。隣でレティシア・レインフィールも一緒に裁縫の様子を見物中で。璃龍があまりに真剣に見入っていたから、側にいた恰幅の良い女性がにこやかに声をかける。
「興味があるのかい?」
「ある、ですけどワタシ、裁縫苦手、です」
「ふふ、私も刺繍なら多少の心得がある程度ですよ」
レティシアも小さく笑う。
直後、ややしょんぼりした璃龍の姿に、難民の女性がカラカラと笑う。
「多少でも苦手でも、こうして手伝ってくれてるのが有り難い話さ」
「手伝う当たり前、です」
明瞭な音で言いきった璃龍に、女性が驚いていると。
「後ろでも一緒に戦ってくれている人が、いる……感謝したい、です」
瞬きすら忘れた璃龍の言で、女性がふっと眦へしわを刻んだ。
●
「あなたは裁縫、好きか?」
すっかり席を定めて手を動かし始めたライラック・I・フローレスが、難民へ話しかける。声色こそ落ち着き払っているが、難民にはどこか弾んで聞こえた。だからか、特に物怖じすることなく話せて。
「好きだよ。でも歌ったり踊ったりする方がもっと好き」
「そうか、どんな歌や踊りを好むんだろう」
質問も糸も淡々と紡ぐが、ライラックの好奇心は間違いなく彼女たちへ向いていた。
「お祭りの時のテンポいいやつとか。冒険者さんは何が好き?」
「私か。裁縫以外だと……もふもふしたものとか、好ましい」
「わかる! もふもふ気持ちいいよね~」
ライラックと共通の話題を得て、飛びつく子どもたち。
もふもふ談義に花が咲く輪とは別の所で、ロゼットは神殿で教わった刺繍を披露していた。
「本当に大事なのは、時間と手間、針と糸を重ねて作ることよ」
「時間にもっと余裕があればいいんだけど」
ため息混じりの女性へ、確かに時間は限られているわ、とロゼットはいつもと同じ笑顔を向ける。
「それでも、見る人に伝わるはず。シグモル火山の神官が、貴方たちの祈りを保証するわ」
「神官様……」
祈るように手を合わせた人々へと、ロゼットの慎ましくも凛とした声が透っていく。
大丈夫。心は、想いは、絶対に届くのだと、そう安心させるかのように。
神官を囲うグループがある後ろ、アーシェル・G・クラインが端切れを木箱へ纏めていた。あっという間に端切れが山を築いていく、そのとき。
「わあぁぁ凄い! レースも布も糸も、こんなにたくさんっ!」
リゼット・ブランの喚声が、皆の肌を震わせる。
「わ! この草木染めすごく綺麗ですね。あぁそれにこっちは光沢感ある織り目で……!」
興奮冷めやらぬリゼットは、箱に詰め込まれていた素材を次々手にとっていく。
戸惑う難民へ、悪ぃな、とアーシェルが断りを入れた。
すると別の難民が、おずおずとリゼットへ声をかける。
「こういうのお好き……ですか?」
目線で示した先は勿論、聳え立つ布の山。
はい、と応えたリゼットの双眸は他でもない難民を映して。
「こんなにも大切に縫われた布や革たち……間違いなく、誰かの大事な支えになりますから!」
●
シルヴィア・A・カペルはとエル=バ=ノイアンと一緒に、リュシエンヌを訪れた。
「リュシエンヌからの依頼が初めての仕事だったと、話していたところだ」
あの日があったからこその今だと話すシルヴィアの傍ら、同道したノイアンが睫毛を僅かに伏せ、挨拶する。
「シルヴィアの原点、か。会えて光栄だ」
こちらこそ、とリュシエンヌが一礼すればノイアンも瞬きで応じた。
「今回はよろしく頼む。できることを、やらせてもらうつもりだ」
「ええ、頼りにしてますねっ」
リュシエンヌからの返事を機にシルヴィアとノイアンは顔を揃え、首肯で言葉を交わす。そしてシルヴィアはこう尋ねた。
「そうだ、リュシーと呼んでも良いかな?」
「はいっ、もちろん! 嬉しいです。私は何とお呼びするのが良いですか?」
「そうだね、私のことはシルヴィと呼んでくれたら嬉しい」
「わかりました、シルヴィ!」
リュシエンヌの微笑を最後に、二人は行動を開始した。
そして頼もしい二つの背を見届けたリュシエンヌへかかる、静かな声。
「難民のまとめ役もすっかり板についてきましたね、リュシエンヌ氏」
「まあキーゼさん。有り難いお言葉です」
振り向いたリュシエンヌの先に、キーゼはいた。裁縫師の状況把握に努めていた彼は、その途中で少女へ声をかけたのだ。
「業務環境の改善に関して、幾らか提案があるのですが」
「お聞かせください。皆さんにも聞いて頂きますねっ」
言うやリュシエンヌは、作業場の責任者でもある難民数名を手招く。それだけではない。休憩に重きを置く冒険者たちも、キーゼの周りへとやってきた。流れる前髪の狭間からキーゼは世界を窺い、本題を紡ぐ。
空間に限度があるため、導線の確保も完璧にとはいかないが、動き易さを求めれば作業効率も上がる。それと休憩時間を定めることと、温めたタオルで眼精疲労を和らげようと提案した。
冒険者とリュシエンヌが辺りを見渡す。なるほど確かに流れがあまり良くないと、誰もが頷く程だった。
「今後も見据えて、向上できるものは向上したいですからね」
そう話すキーゼの眼差しが、ゆっくりと裁縫師たちの姿を捉える。
剣の代わりに針を持って、やまぬ戦いへ身を投じる裁縫師たち。
「この方たちにとって今がまさに戦場で……だからこそ、僕達も前に立てるわけですから」
「はぁい、ということで効率をあげるわよん」
キーゼの話に区切りがついた瞬間、ひょっこり顔を出したのはザザだ。ザザはリストを裁縫師たちへ渡して。
「優先順と納期も纏めてあるから、やりやすくなると思うわん」
「すごい! ぼくでも読める字だよっ」
「本当だわ、青空教室で習ったやつ!」
女性たちだけでなく、子どもたちもぞろぞろとリストを覗き込む。
「あ。難易度が高い物はベテランさんにお任せ、ね」
「「はーい!!」」
ザザの掛け声に、少年少女の呼応が飛んだ。共鳴はやがて作業場へ笑顔を巻き起こさせる。
(皆、指を傷だらけにしながら縫い続けるのね……)
愛おしげにザザは、その光景を眺めた。
そこから程近い所では。
「革はこのように補修するのですね……」
感嘆の声をあげたイヴェール・イリュジオンが、心なしどこか悔やむように睫毛を伏せる。
「駆け出しの時、革や木の防具には大変お世話になりました」
「あら。冒険者さんの始まりにも、こういうものが関わってるのね」
不思議そうな声をあげた女性へ、今度はイヴェールが首を傾いだ。
「私らは前から、作ったり直したりするだけ。どこへ運ばれ、どう売られているか知らないの」
「使い手の話を直接聞ける機会なんて、なかったしね」
話を受けて、イヴェールが目線を落とす。心許ない金と零れんばかりの夢を握りしめ、冒険者たちが選ぶ防具や身の回りの品――あれもきっと誰かが一針一削り、想いを込めて作ってくれた品。ここにいる人たちと、同じように。
そう考えるや胸裏へ込み上げてきたのは、温かさだ。
「私も、心の支えとなれるものを……御恩を返せるよう、頑張りたいです」
そっと顔をもたげたイヴェールの真摯な宣言に、女性たちは「一緒に頑張りましょう」と揃って頷いた。
あのとき力をもらえたから、また次に必要な誰かの元へ。
そうした願いが裁縫師たちの作業場でくるくると回り、流れ、衣服や防具として象られていく。
だからマリイも、会話で想いをかたち作った。
「息子さんへ、お手紙を書いてみませんか?」
前線へ息子を見送った女性へ、朝陽を思わせる金色の双眸でマリイは提案する。
「でも、お手紙なんて……貴重なものは」
「お手伝いしますよ! 貴女の言葉こそが、力と支えになっているはずです」
笑みを咲かせたマリイに、女性の頬を縛っていた緊張も次第に緩んでいく。
「余裕があるとは言えない状況で、誰かを思うだなんて。尊敬します!」
「大袈裟よ」
「大袈裟だなんて! 言葉で表せないぐらいですよ、むしろもう!」
マリイの饒舌さと雰囲気に、息子を戦地へ見送った彼女だけでなく、周りの難民たちも笑いはじめた。
●
縫製の担い手たちへ相槌を打ち、耳を傾けるラセリ=リエ―ブルとマリア・C・クロードも近くにいた。
「辛いよね……大事な人と、こんなに離れなきゃならないのは」
マリアの一言に、女性は濡れた声を零す。
「あなたたち冒険者にも、そんな時が来ないことを祈ります」
――やがて休憩や交代のため、人々が席の移動を始めた。
自ら残ったマリアは布の端切れをかき集めていたラセリへ問う。
「……ラセリは、大事な人と離れなきゃならなくなったら、どうする?」
マリアの双眸が、ひどく揺らいでいる。難民と接するときは気丈に振る舞っていたマリアも、種々の心や境遇に触れたことで想像し、胸が塞がってしまった。
意識せずラセリの尾が震えた。マリアはあくまで可能性を話しただけだと、頭で理解しているというのに。肌膚の上を滑りゆく情は、どこか冷えている。けれど不安や恐れで凍てついたのではない。ラセリの内で燻っていた幼馴染みへの憧憬が、昔日の想い出たちが、じわりじわりと現実を知らしめるだけだ。
「……離れようがありませんよ。マリア」
付き纏う現実を拒みもせず、ラセリは想いを紡ぐ。
するとラセリの音は鈴の音にも似た清らかさで、マリアの胸を叩いた。
「ボクらの戦場はいつも一緒だから大丈夫」
「……ラセリ」
思わず、といった調子でマリアが名を呼んだものだからラセリも、つい。
「もしもの時は信じてください。ね?」
ちょっとだけ格好をつけたラセリの掌へ、マリアは徐に自らの手を重ねた。永の無事を願う、小さな小さなお守りを添えて。
●
コルネリウス・アーラはイズレンディル・パラリムと共に、休憩時間の場を整えていた。
「根を詰め過ぎると良くないですからね、一息入れませんか?」
イズレンディルがそう促したのに合わせて、コルネリウスも顎を引く。
「お疲れでしょうし、休憩も必要ですよ」
すぐに席を立って二人が示す所へ移動する人もいるが、中には渋い表情で作業を続ける難民もあった。恐らく逸る気に追い立てられているのだろう。面差しから心意を察したイズレンディルが、裁縫師の肩をぽんと叩く。
「コルネさんのお菓子、美味しいですよ」
「菓子……でも早くしないと」
裁縫師の視線は、作成途中の防具へ落ちる。
「前線の方々が存分に戦えるのは、皆さんのお陰ですよ」
すかさずイズレンディルは言の葉を連ねた。気負う裁縫師から、罪悪感や焦燥を拭い去るように。
コルネリウスも知っている。身に纏う物は、身も心も護ってくれる大事な存在だと。だからこう結わえた。
「私も、戦装束に袖を通すと気が引き締まります。前線で戦う彼らも、きっと」
衣服や装飾品を受けとる兵士たちの心境を、自分に置き換えた。
そこでイズレンディルもひとつ頷いて。
「はい。彼らも同じでしょう」
「……針を通して籠められた皆さんの願いは、必ず届いていますから」
二人から笑顔で説かれた裁縫師は、ついに降参して休憩スペースへ足を運び出す。コルネリウスとイズレンディルは、互いにふんわり笑みを咲かせた――あとで一緒に休憩しましょう、と囁きながら。
冒険者たちが設けた休憩用の一角には、難民キャンプとは思えぬぐらい豪華な菓子や飲み物たちが並んでいた。
ノイアンの呼びかけで、サマエラ=フォリウムやライラックと一緒に作ったサンドイッチは、裁縫師たちの腹を満たす。食べ盛りの子どもも多い作業場で、サンドイッチは重宝された。片手で食べられる手軽さも、作業員にとって有り難い。
「おいしー! おいしーよこれ!」
少年たちが感想を叫ぶ。
空腹ではない人々が手に取ったのは、コルネリウスの用意したお菓子だ。キャンプではまだまだ希少な蜂蜜と、しっかり泡立てたメレンゲで木の実をコーティングしたドラジェ。帝国都市部にもある菓子だからか、在りし日の思い出に駆られた難民も珍しくなく。
小粒のドラジェよりも腹持ちを求めた人々は、サマエラの元に集っていた。
「わ、おいしそう!」
「まあ。これはケーキ、かしら」
「パウンドケーキだ。蜂蜜の風味が強いものと、甘さを控えたココア味を用意している」
「そんな貴重な食材を……」
申し訳なさそうに告げた女性へ、サマエラはゆっくりかぶりを振る。
「いつも、ありがとう」
サマエラからの謝意に、女性がぱちりと瞬く。
「皆の作業にも後押しされて、私達は戦えるから……ありがとう」
前線へ赴く者からの淀みなき一言は、女性の瞳を濡らすのに充分すぎた。
そこへ。
「エルさん、配膳終わったよ」
手伝っていたライラックからの報せに、休憩を渋っていた少年と接するノイアンが静かに頷く。
「あんたたちが倒れてしまっては、本末転倒だからな」
ノイアンの手向けた言葉に、少年は頬を膨らませる。
「戦場の兄ちゃんたちのために、僕が頑張らないと」
「戦いに行った奴らは、あんたを守りたいと思っているんだ」
守られる側でしかない少年は、ノイアンの話に身震いした。でも、だって、と継げようとした言葉が呻きにしかならない。その後方では。
「おねーちゃん、ケーキどっちを食べてもいいの?」
「ああ、好きに取ってくれ」
両手をあげて喜ぶ少年少女を、微笑ましく眺めるサマエラの姿がある。
(安寧の中に在る、とは言えない状況ながらも……)
仲間同士でケーキを分け合い、友人の分も運んであげたりと、少年少女たちのやりとりは温もりに溢れていて。
(己にできることに精一杯、取り組んでいるのだな)
そう見守るサマエラと、子どもたちの様相を目撃した少年が徐にノイアンを見上げる。まだ微かな躊躇が滲む少年へ、今度はシルヴィアが声をかける。カペル領に伝わる魔よけの図案を、彼へ差し出して。
「これでサシェなど作るのもいい。……戦う場所は人それぞれだ。君達がいるから、戦士達は戦える」
真正面から少年へ伝える。
「僕、僕は」
面差しは頑ななままだが、少年は菓子を受け取りに席を離れていった。少しずつ変わろうとしているのだろう。
そこで不意に、ノイアンがため息をつく。
「……シルヴィア、あんたも少し休め」
静けさを湛えた声色は多くを語らず、けれどどんな言葉よりも明瞭にノイアンの意思を物語る。
右へ左へ動いてばかりいたシルヴィアは、「そうだな」と笑うだけだ。
同じ頃、イデアの白皙に浮かぶ新緑が、眼差しとなって難民を射抜いていた。
「どうぞ。シャルガネのお土産で入手した『桜餡入りのお饅頭』です。如何でしょう」
いつぞや見かけた絵画か彫刻のごときイデアの美貌は、難民からは浮き世離れしているよう。だからか僅かな距離を保ったまま、難民たちは目のやり場に困ったかのように俯き、話す。
「は、はい。いただこうかと……」
「リョクチャという飲み物もございます。よろしければお淹れしますよ」
「ではそちらも……」
「作業に没頭なされるのも結構ですが、休憩時はリラックスしてくださいね」
美しい面差しを変ずることなく、イデアは人々へある種の癒しを与え続けた。
あらゆる香が漂う休憩所で、もうひとつ。
ライオネル・ギシュムが採集してきた香草たちは、新鮮なままお湯に浸かる運命となった。
ふんふんと鼻歌交じりにライオネルが休憩所で作り上げたのは、癒しの香り湯。
「お腹を満たしたら足を温めよう! ぽかぽかリラックスできるよ」
「足湯かあ、いいわね」
ぞろぞろと難民たちがライオネルの並べた桶の前を陣取ると、そこへ。
「歌はお好きでしょうか? 帝国の歌を一曲、歌わせて頂こうかと」
レティシアの声が弾んだ。
「帝国の、だって?」
聞き付けた人々が集まり出したところで、レティシアは微笑む。
「よろしければ、私にも皆様の故郷の歌を教えて頂ければと」
故郷。その響きが、難民たちの手をぴたりと止ませる。
「ではリュシエンヌ様。ご存知の歌、教えて頂けませんか?」
「私ですか!?」
前触れもなくレティシアから矛先を向けられ、少女は飛び跳ねた。
するとライラックがふと、先ほど話していた難民を振り返り尋ねる。
「歌、好きって言ってたよね?」
「うん。だから私も聞きたいな」
場の雰囲気を盛り上げる方向へシフトしたライラックは。
「人は、陽気に歌いながら手を動かして乗り越えてくものだって、じっちゃんが言ってた」
こくこくと首を縦に振りながら連ねる。
いつしかレティシアだけでなく難民や冒険者たちも、歌への興味と期待で頬を上気させて。
不意に、帝国の地方の歌を教わったレティシアが、ぽんと手を叩く。
「僭越ながら……歌いながら作業をするのは、いかがでしょう?」
「お歌うたいながら!?」
「いいね楽しそう!」
十代の少年少女を中心に、冒険者からも絶賛する声が響く。
「ということですのでリュシエンヌ様、一曲お教え願えますか?」
「うう、はいっ。地元の歌でよろしければ……」
やがてレティシア指揮の元、裁縫師の作業場から楽しげな歌が聞こえてくるようになった。
●
青空を映したようなロゼットの瞳が、今は人の営みを捉えている。裁縫技術の習得は、ロゼットら神官も教養として身につけてきたものだ。だから大勢に混ざっての作業も、限りある素材を活かすのも苦にならない。
「倹約を美徳とする教えに、裁縫はとても合理的だったしね」
「そういや修道院でも裁縫よくやってたな」
ロゼットの話を聞いた少年が、故郷の風景を思い出して呟く。すると周りの子どもたちも、自分のいた街や村の話に乗り始めて。ちくりと針がひとつ先へ進む度、皆の想い出が蘇っていくのをロゼットはしかと聞いた。
「やっぱり想いを込めた刺繍が、目に見える祈りになるんだわ」
子らの様子から気持ちを掬って、ロゼットが言う。
糸で結ぶ想い。そして針で縫う絆があるここは、確かに礼拝堂ではないけれど――尊さは、変わらない。
そんな中でも、子どもの集中力は長く続かないものだ。兆しを察してマリイが狼を呼ぶ。
「コルデラ!」
直後、真っ白な毛並みを誇らしげになびかせて、狼が颯爽と作業場の前へ登場する。
「おおかみだ! かっこいー!」
「きれいだねー!」
「一緒に遊びましょうか。あ、乗るのは順番に!」
意外にも獣に見慣れているのか、少年少女が一斉にコルデラと並び駆け出したものだから、マリイは慌てて後を追った。
賑やかな背を幾つも見送って、裁断のコツを教えて回っていたハーヴィが、柔らかな蜂蜜色の髪を揺らして笑う。
「こうすれば、もっと作業速度が上がる」
なるほど、と唸る難民たちの顔や手から滲む疲れも感じつつ、ハーヴィは言葉を連ねた。
「そしたらもっと沢山縫えるし、合間に休憩も出来るでしょ?」
休憩もできる、と指摘されてどきりとしたのか数名が瞠目する。限られた時間に集中して進めたい性分や、そもそも気が急いている者もいるだろう。戦時中という状況は、民から多くの平静さを奪うものでもある。だからハーヴィはしっかり釘を差す。
「針仕事は根詰めてやるモノじゃない」
「で、でもねえ。やっぱり望まれてる分、迅速にしっかりやらないと」
頑として譲らぬ裁縫師も、珍しくなかった。
ハーヴィは、そんなかれらの意思を尊重しつつ唇へ優しさを刷く。
「作り手自身が心身に余裕を持つことも大事なんだよ」
「余裕……かい。なかなかそんなもの……」
尚も引き下がらぬ女性を前に、ハーヴィはふと振り返って璃龍を手招いた。
話は聞かせてもらったとばかりに輪へ加わった璃龍が、開口一番に告げたのは。
「ワタシ、マッサージできる、ます」
心身に余裕を生むための舞台に関する話で。
「俺も教えられる! こういうのは得意だぞー!」
威勢の良い挙手と共に顔を出したライオネルも、かなり乗り気だ。
「俺は肩凝り防止のストレッチを伝授しよう!」
「肩凝りかぁ、確かに近頃……重くてねえ」
裁縫師たちが肩へ手を当てて口々に言う。するとお任せあれとばかりに、ライオネルが腕まくりした。
「気分転換にもなるからやってみよう! 俺が手本を見せるぞ!」
「わーい! 冒険者のお手本が見られる~!」
ひょこひょこ跳ねたライオネルに、子どもたちが大喜びする。思わずライオネルもどんと胸を叩いて。
「おお、任せろー! だけどやりすぎは禁物だ、かえって痛めるからな」
きちんとストレッチにおける注意も促した。
そんなライオネルの元気さに、子どもに続き女性たちもつられて肩や腕を解し始める。
「裁縫師さん達がたくさん頑張ってくれてるから、俺達はちゃんと装備を付けれるんだね」
あまりにも日常風景として馴染んでいたがゆえ、気づけなかった。
そうライオネルはストレッチ中の難民たちへ話しかけた。
ライオネルの気質ゆえ、世辞でも脚色でもないのだと誰もが肌身で感じ取り、思わず目許を拭った。
一方、とある少女はこそっと璃龍の傍へ寄っていて。
「マッサージどこかで習ったの?」
「武術、学んでいた頃、戦後手当として教わった、です」
マッサージを続けながら璃龍が答える。関心を明らかに宿した少女が、へえぇ、と大袈裟なぐらい声を弾ませた。
「戦後手当かあ。あんま考えてなかったなあ、大事なんだね」
「疲れ、少しでも癒やしたら、また……」
たくさん編んで、たくさん縫ってください。
まっすぐ続けた璃龍に、少女だけでなく周りの裁縫師たちの眦も和らいだ。
――癒し。
その響きは、近くでパッチワークを続けるララノアたちの耳にも入っていた。裁縫師たちが癒されると同じように、かれらの手で齎される癒しもある。そう信じるララノアは、布の切れ端を組み合わせて小さな袋を縫いながら告げる。
「この針と糸の力は……大事な人の力にきっとなりましゅ……」
「うん」
「力になってくれたらいいなあ」
人々がララノアの言へ期待を示していると、木箱を運び終えたエミリア・シバが顔を出す。
「裁縫っていえば、どこかの風習か物語を思い出すのよね」
「へえ、どんな?」
エミリアの話題に、女性たちも興味津々。
「確か……白布にたくさんの人が赤い糸で一針ずつ縫って結び目を作るの」
「赤い糸、でしか……」
色の重大さにララノアの頬がぽぽんと染まる。
「で、戦いに行く方に渡すのよ。そういうお守りの真似ができないかしらって」
繕った物に、さりげない一針を――戦士の無事を祈って入れられたら。
エミリアの粋な案に、女性たちも興奮気味に「いいわね!」と賛同しだす。
盛り上がりの中、エミリアはララノアへウインクを贈り。
「ララノアちゃんもあのとっても仲のいい子とかに渡せるし、いいと思わない?」
「はわっ!?」
途端にララノアの目が真ん丸になった。
動転して耳まで赤くなったララノアを、同席した女性陣がこぞって囲む。
「何なに? 詳しく聞かせて!」
「私も知りたいなー、どんなお相手なの?」
エミリアの発言をきっかけに、恋や恋と近しい談義に花が咲き始めた。
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リゼットは完成した衣服を一着ずつ胸に抱き留めては、祈りを込めて畳んでいた。
(必要な人のところに届きます様に)
そうして一枚ずつしわを伸ばし、愛情を注ぐ。折り畳まれた数々の布や防具たちは、リゼットの想念も連れて木箱へ収まっていった。
「楽しそうだな」
木箱を運ぶアーシェルが、そう言いながら口端をもたげた。
嬉しい指摘にリゼットは大きく頷く。
「もちろんですよ! 補強技術とか刺繍のセンスを、こうして目にできるのですから」
リゼットの言う通り、完成品へ込めた想いがアーシェルにも伝わっていた。
だからアーシェルはそっと、難民たちの手を掬う。布に温度も水分も奪われた指はかさつき、成果を示す傷も目立って。
「この手で、たくさんの服を作ってきたんだな」
驚くほど優しい声。そして色違いの眼の虜となった裁縫師が、静かに潤む。
包み込むアーシェルの触れ方は、ただただ感佩の外になかった。
「ありがとな。寒さから、傷から……寂しさから守ってくれて」
偽りなき彼の言葉に周りの人の心もくすぐられた。こうも真正面から感謝を受け止める機会は、滅多にないからこそ。
「服に……作ってくれた奴等の想いに包まれて、俺達は生きてるんだ」
「う、ぅ……っありがとう、ございます」
むせび泣く人の声を、診察して回っていたナタリア・フィッツジェラルドも耳にしていた。安堵するようにそちらを瞥見するだけで、ナタリアはすぐに裁縫師と向き合う。蒼い双眸に覗き込まれれば、難民たちもかちこりと固まる。そのとき。
「調子はどうだい? 疲労は単純作業故に知らぬ間に蓄積しやすいものだからね」
不意に、ひとりの女性へ声をかけた。突然のことに驚いた女性も、すぐに身を縮めて。
「大丈夫、です」
「そうかい? なら休憩を挟もうじゃないか」
続けたナタリアの一言に、裁縫師は不思議そうに瞬いだ。
「先ほども休んでいなかっただろう。休憩は何かを成すのにも大事なんだ」
裁縫師を見送った後ナタリアは、自らが縫った布へ触れる。染み込ませた『挑戦』の情を改めて感じようと。
凱旋の音色が高らかに響くのを想像しながら、ナタリアはふと、裁縫師らと膝を並べて語らうアウレーリア・フォン・ネーベルベルクへ目線を外す。外套の汚れなぞ気にしていないアウレーリアは、端から見れば難民同士に他ならなかった。
何故なら彼女自身、彼らとの間に隔てる壁を持たぬから。
「……貴方達は間違いなく勇敢だわ」
勇敢と評価されるのが珍しかったのか、誰もが彼女の所懐で一驚に暮れた。
「迫る恐怖から目を逸らし、耳を塞ぐことも出来たのに……」
難民たちは無知のままで居ることもできた。
庇護される側として振る舞い続けるのも難しくなかった。
「なのに、自分に出来る戦場を選びさえした」
そんなかれらを誰が置いて行けよう。
難民と並ぶ道を択んだ彼女が、かれらへ伝えたかったものは、ひとつ。
「ありがとう」
たった五つの音が、様々な意味を内包して人々の心を揺さぶった。すると。
「……ありがとう、ありがとう」
今度はアウレーリアへ難民たちから同じ音が返る。何度も、何度も。
こうして冒険者と裁縫師による共闘は、幕を閉じる。
熾烈な戦いの日々でどんな底にあろうとも、難民たちは活き活きと針を操り続けた。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 4〜25人
2021年07月08日 11時47分39秒 公開
参加者
相談掲示板
冒険者さん、お引き受けいただきありがとうございます。 リュシエンヌと申します。 どうぞ、よろしくお願いいたしますね!
リゼット・ブランです。 沢山の縫い物……すなわち色とりどりの布…はぁ。 あ、お裁縫は余り得意ではないので 作業的なお手伝いは難しいかもですが、 皆さんが少しでも快適に作業が出来る様に精一杯のお手伝いをしたいです。 宜しくお願いします!
神官のロゼット、よろしくね。 裁縫は少しできるから、それを活かして何か、と考えているわ。
ヒーラーのライラック、今回は裁縫師の1人としてお手伝いしたい。 裁縫の心得もあるし教えることもできるのではないかと思う。
ゴブリン、サマエラだ。 よろしく頼む。 裁縫の手伝いも、多少できるが…… 何か甘味とか飲み物とか、差し入れにも動けたらと、思う。
No.6
よろしくお願いいたします 緻密な作業は得意な方ですので、私も微力ながらお力添えをさせていただく所存です
キャスターのハーヴィだよ。宜しくね。 裁縫は得意だから、今回はそれを活かそうかなって思ってるよ。
ウォーリアの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます。 裁縫……苦手分野、ですけれど、だからこそ色々と伝えられたらと思う、ます
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 アウレーリアを見かけたものだから参じた。
ノイアンだ。顔見知りが何人かいたので…お邪魔した。とはいえ作業の手伝いができるほど器用ではないから、休憩時に食べられるように軽食を…サンドイッチや茶の用意をするつもりだ。 手伝いなども歓迎している、その場合は声をかけてくれ。
シルヴィアだ。今回はよろしく頼むよ。 私もリュシエンヌと同じで、刺繍は出来るけど裁縫技術には明るくない。だけど出来る限りの事はしたいと思っているよ。何か手伝えることがあれば遠慮なく言ってね。
休憩時の軽食……、とてもいい考えだと思う。料理の心得あまりないので給仕するときに手伝えるだろうか。 サマエラさんも用意を考えているようだし、手がいるようだったらなんなりとだ。
フォリウムの最後の一文に今気づいたが…!?(いつものガバ確認 そうか、なら協力できたら嬉しい。もしよければ、フォリウムと、それからフローレス。2人の名前をプレイングに書かせて貰いたいが… >フローレス 配膳だけでも十分に助かる。俺は調理を担当しよう。
うむうむー、ではまかされたよ。私のお名前をプレイングに書いても大丈夫だ。力になれるようでよかった、配膳頑張るよー。
ライオネルだよ。よろしく。 うーん…俺はどうしようかな。 裁縫も出来なくはないけど、お手伝い出来るほど上手じゃないから…。 裁縫とかの細かい作業は肩がこるって聞いたから、肩もみしながら気分転換になるように話を聞けたらいいかな! あとはお風呂とか作れないかなって考えてみたけど、さすがにそれは大掛かりすぎて厳しいから 桶で足湯でもしてもらおうかと思ってるよ。
ぇとぇと…ヒーラーの、ララノアでしっ よ、よろしゅくお願いしましで! ぇっとお裁縫のお手伝いをしたり… 休憩時には…あの…お花のお茶を…淹れてさしあげたいかなと… 少しでも…皆様のお心が安らぎますように…
アーシェルだ。よろしく頼む。 リゼットは衣服関連となると目の色が変わるよな。 俺も裁縫はやった事がねぇし自信もないから、同じくサポートに回る予定だ。 甘味や軽食や花の茶の差し入れも、肩揉みも足湯も喜ばれそうだな。 腕や手を酷使してるだろうからそこを揉んだり、温めるのも喜ばれるだろうか? 足湯ならぬ手湯だな(
コルネリウスです、よろしくお願いします。 イズさんとご一緒に、ハーブティーやお菓子を差し入れながら言葉を掛けたいと思っています。
フローレス、ありがとう。 フォリウムは…時間的に少し厳しいか。 明日の朝確認できるか分からないから、とりあえず現状のプレイングで出発することになると思う。よろしく頼む。
ああ済まない、確認が遅れてしまったな……。 今更ではあるが、私の名などは自由に使ってもらって大丈夫だ。 こちらも差し入れ時には、同行動者と連携取って行うように入れておくのと、 飲み物は潤沢そうなので、甘味に絞って用意しようか。
そう言えば挨拶がまだでした。アウレーリアよ、宜しく。 お裁縫の手伝いもそうだけれど、彼らの献身に寄り添えるよう努めましょう。
はっ よかった卓を覗いて…! ありがとう、フォリウム。明日はよろしく頼む。