星降る丘に
崎田航輝
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シナリオID:838
オープニング
藍色の夜に、星が瞬いている。
宝石のようなその輝きは天を満たして眩い程で――仄かに冷えた気温も、空を澄み渡らせるのに一役買っているようだった。
と、ちかり、と瞬いた光の粒が高空から降ってくる。
空に手を伸ばしていた子供は、それを拾って喜びの声を零した。
「わぁっ、本当に星が落ちてきた……!」
淡い光を帯びた小さな欠片。まるで星の一部を手にしたような気がして、少年は瞳をきらきらと煌めかせていた。
かけらの丘。
そう呼ばれるこの場所は、同盟の都市カテナの西にある自然地帯だ。
鮮やかな緑の草が茂っていて、平時も爽やかな眺めを楽しめるそこは――今の時期、空から降ってくる“星のかけら”を手にする事が出来る。
薄っすらとした光を帯びて、星の一部のようにみえるそれは、特殊な鉱物らしい。
山岳から風に流されてきたとも言われているが、正確な出どころは判っておらず、丘に降るまでの過程で変質するのか、同じものが他所で見られる事もない。
だからでもあろう、晩春の夜には星空の眺めだけでなく、そのかけらを手にしようという人が丘に訪れた。
見上げた空に瞬くかけらは、確かに星空から降ってくるように見えて。子供ばかりでなく、大人もまた童心に帰ったようにそれを手のひらにすくい取っていた。
春の終わりのある日に、そんな星降る丘に冒険者達が招かれた。
それは観光地として有名になってほしいという都市側の思いもあっての事。丘を見ると共に、都市で買い物や宿泊をしてくれれば嬉しいという狙いもあったろう。
そうでなくとも、“世界各地で活躍する冒険者達に、うちの美観を見てもらいたい”――そんな純粋な心があっての事かも知れない。
ともあれ冒険者達は夜、都市カテナに迎え入れられた。
澄んだ風に見上げれば、既に星も見え始めている。
丘に街、見るべき所は沢山あるだろう。
そんな中、冒険者達はそれぞれに歩き出してゆく――。
解説
マスターより
リプレイ
「何処って、甘味屋だよ」
煌めく夜の街の中、ヨル・スレイマンはナハシュの腕を引っ張って歩いていた。甘味ねぇ、と少々呆れ顔を見せるナハシュに、ヨルは振り返る。
「フルーツタルトだよフルーツタルト。そのままで食べても美味しい果物を沢山乗せて甘くしてあるんだ」
「へえ、フルーツタルト」
「甘いものは体力の回復にも良いし食べていかない理由はないと思うんだよね。あと君は少し痩せている。沢山食べた方がいい」
「お前ほんと甘いもんすきだなー……って、痩せてねえよテメエが横幅デカ過ぎんだよ」
ぶちぶち言うナハシュだが、その頃には店の前。
ヨルが早速タルトを買うと――それはブルーベリーのソースが艷やかな、夜色。苺にキウイにと、細かくカットされたフルーツと粉砂糖が星代わりで美しい。
なんでヨルのテンションがそんなに高いのか、と思っていたナハシュも……それには感心。
「美味そうじゃねえか!」
「だろ? 他に必要なものがあれば買ってあげるよ」
「ならやっぱり、酒だろ」
という訳で少々お高い蒸留酒も仕入れて丘へ。暫し星下のピクニックと洒落込んだ。
「乾杯。蠱毒での戦勝の祝いも込めてね」
「おう」
早速二人で杯を交わし、タルトも頂く。
するとベリーの甘酸っぱさとフルーツの瑞々しさ、生地の仄かなしっとり感が何とも美味で。酒もまろやかな風味が無二の魅力。
「――」
味わいつつ、ヨルはふとナハシュを見る。
旅の人間としては半年もつるんでいるのは珍しい存在だ。大体は再会できないか、再会より前に死んでしまう――そう思えば感慨も深い。
ナハシュは星を仰いでいた。
「中々良い肴じゃねえか。気づいたら酒の中に落ちてるかもしれねえぜ――と」
言う傍から、きらり。淡く輝くかけらが杯に転がってきた。
ヨルも足元に拾った美しいひと粒を拾う。
「折角だ。持って帰ろうか」
「だな」
ナハシュも応えて頷いて。星の味が染みた酒を、また一口飲んでいた。
無限の星が空に瞬く。
そんな夜天の下では、丘も仄かに輝いて見えて。
淡い明るさの中、花咲く静かな一角をコルネリウス・アーラとイズレンディル・パラリムは歩いていた。
「自然の中に居ると心が落ち着きますね」
「ええ、この辺りは草花が多くて気持ちよいですね」
視線を巡らせれば、花も星灯りに煌めくような美観。
だからイズレンディルはそんな眺めを瞳に映すたび、穏やかな笑みを作る。それを見て、コルネリウスもまた優しい笑みを見せていた。
と、そんな遥かな上方から光が舞い降りる。
二人で歩み寄ると、そこに幾つものかけらが落ちていて。コルネリウスはその一つをそっと拾い上げた。
それは澄んだ光と色を持つかけら。美しさに、イズレンディルも視線を向けている。
「とても綺麗な青ですね」
「ええ。私、これが好いです、イズさんの瞳の色とそっくりで」
「私の、ですか」
イズレンディルは微かに驚いてから、ふふ、と声を零す。
「そう言って頂くと、少し恥ずかしいような気もしますが――」
「貴方の色はとても綺麗ですよ。ずっと見ていたいくらいです」
飾りのない言葉。
イズレンディルはそれに少し頬を赤くしながら……それでも嬉しそうな笑いを見せていた。
と、その内にイズレンディルもかけらを見つける。
それはどこか暖かで、鮮やかな橙色。
「こちらはコルネさんの瞳の色ですよ」
「私の瞳の色は、イズさんにはこう見えているんですね……嬉しいです」
その清廉な美しさに、今度はコルネリウスが嬉しそうな照れ笑いを浮かべた。
二つを並べて、コルネリウスは瞳を細める。ひとつとして同じ形が無いからこそ、無二の想い出になるだろう。
「良い記念になりますね」
イズレンディルも心同じく口にする。
揃いで身につけられるよう、ペンダントに加工したらきっと素敵に違いない。
「コルネさんだと思って肌身離さず持っておきますね」
「私も……ずっと大切にします」
いつでも傍にいるような気持ちになれる。それが幸せな心を運ぶから、二人はそれぞれの星を手にまた丘を歩む。
見守る星が、いつまでも美しく瞬いていた。
夜天を仰げば星の存在が感じられる。
けれど手は届かず、だから願いを祈りたくなる気持ちになった。
「これもひとつの信仰なのかしら」
そんな思いと共に、ロゼットは星の街を歩く。
と――そこでふと冒険者の姿を発見した。土産物の店先を眺めるミツキ・アインホルンだ。
「何か買っていくの?」
「ええ、折角だから」
応えたミツキの視線を追うと、ロゼットもまた興味を惹かれる。元々教会へのお土産に、この星空を思い出せそうな物を探そうと思っていたところ。
「一緒に行っていいかしら?」
「勿論」
という訳で暫し同道。
幾つかの店を見つつ歩み――星型ランプの店で足を止めた。手のひらサイズから部屋を照らせるものまで、美しくも多彩な品が揃っている。
「どれも綺麗ね」
「ええ」
ミツキに返しつつ、ロゼットは天を見上げ――この夜空の下を歩くのに合いそうなものを選ぶ事にした。
そして決めたのは小ぶりで、星の飾りが可愛いランプ。
「壊すといけないから冒険には持っていけないけど……」
教会の明かりに置くにはちょうど良い、と。それを購入した。
ミツキは隣のアクセサリショップが気になって立ち寄る。
ただ、首飾りやブローチなどを見つつ苦笑した。こういう物が自分に似合うか判らなかったから。
「聞いてもいいかしら?」
「ええ。……それなら髪留め、いいんじゃないかしら」
話を聞いたロゼットが答えてくれると、それならと星色の髪留めを購入。
さらにミツキは人形の店も見つけて、星柄の衣装が可愛い一体を買って。本屋にもまた寄ってゆく。
「やっぱり場所によって売ってる本も違うわね」
だけに一層興味を惹かれて――星にまつわる伝承や歴史の本、そして絵本も買った。
(こういう絵本も買うようになったのが、私の変化ね)
それは星が飛び出るような工夫がされており、見ていて楽しい。ロゼットも、表情を和らげていた。
「素敵なものが買えたわね」
「ええ。……たまにはのんびり過ごすのもいいわね」
実感と共にミツキは応えて――また星の下へ歩み出す。
星の街は、盛り上がりも夜が最盛。
深い時間にも賑やかな通りを、ケン・Z・ブラッドリーは歩いていた。
「……ん?」
と、ふと違和感に目を留める。
視線の先に、不審な動きを見せる男がいた。
男の前には可憐な少女がいて。
『んーお肉か甘味か、どうしよう……』
屋台を物色しているのか、前かがみにポップを読んでいる。
胸を強調する衣装にミニスカという無防備な格好で――後ろの男はその下着を覗こうとしているのだった。
息をついて、ケンは男の腕を捻り上げる。
「痛ててっ!」
「よう、何してる?」
「い、いや俺は……わ、悪かったって!」
男は謝罪すると、すぐに怯えて逃げていった。
ケンは頭を掻いて、少女へ目を向ける。
「おい、お前。自分の格好気にしないとだめじゃないか。下着覗かれるぞ」
「え……あっ、ケ、ケン様!?」
まさか知り合いに会うなんて、と。
驚く少女はシャロン・ラ・モリエール。祭りだからと思い切りおしゃれして来ていたのだ。
「その声……あぁ、シャロンか」
「そうですよ」
ようやく気づくケンに、シャロンは少々惑う。
衣装のせいでもあろう。痴漢を退治してくれたお礼も言いたかった、けれど――
「来て下さい」
「え?」
「屋台、寄る予定だったんです。乙女の下着を見たのですからお詫びとして付き合ってもらいますよ」
照れて素直に言えず、そう引っ張ってゆく。
「おっとと……わかったわかった」
しょうがないなぁと、ケンは頷いた。
「付き合ってやるから体勢に気がつけろよ。いつもと違ってガード低いんだから」
「体勢……そんなに見えますか?」
実際、尻尾がスカートの裾をまくり上げている状態でもある。
「まぁ、俺はいい保養になるけどな」
「もう――」
シャロンはそれにも照れつつ。ケンが串焼きを頼むのを見ると――
「それ一口ください! 私の下着見たんでしょ?」
あーん、と口を開く。
ケンは肩を竦めつつも、分かったよ、と。
「……まったく。ほら、あーんだ」
「ん、美味しいです」
シャロンは満足の面持ち。
実際、シャロンにとってケンは魅力的だった。けれど、今日の事は思い出になればいいとも思っている。
だから――
「次はあっちです!」
今日は出来るだけ楽しもう、と。まだまだ店へ連れ回してゆく。
「ここ、良さそうだよ!」
フリューリングスルフト=ティエラは丘の間に、キャンプに適した場所を見つけていた。
頷くシャルロット・エクレールも布を敷いてそこに座る。
周りにはかけらも沢山あって、拾ったものも合わせれば色も形もとりどりだ。
「三つ選んで……と、えへへ、これはアクセサリーに加工して、三人お揃いにしよ♪」
「ええ。残ったものは、標本箱につめて飾りましょう」
「わっ、ナイスアイデアだよシャル!」
フリューの反応にやわく笑んで、シャルロットは鍋も用意。食べられる鉱物と砂糖を煮て、色彩豊かな琥珀糖を作った。
フリューはココアを入れて……一緒に優しい温かさと甘味を味わう。
そんな中で、フリューは星に纏わる歌をシャルだけに教えると言った。
「内緒だよ。もうあまり覚えてない………たぶん、母が教えてくれた歌さぁ」
そうして紡ぐのは故郷の言葉で唄う歌。
意味が通じなくてもいい。
ただ、どこか懐かしく美しくて。
「顔も名前も覚えとらんけど、この歌だけは耳から離れんの」
「とても素敵な歌ね」
耳を傾けるシャルロットは、そう微笑んだ、
「次は私が、星の話をする番ね」
「ん、どんな話知っとるん?」
シャルロットは応えるように話を聞かせ始める。
それは亡母から聞いた物語。二人の少女のもとに星で飾った馬車が迎えに来る童話だ。
「星と、夜空に架かる不思議な虹を越えたところで、大事な人と出会えるんだって。幸せな未来が来るのよ」
「綺麗な話さぁ――」
楽しくも静謐な夜。
だからいつかいつか彼女を故郷に誘おうと、シャルロットは思う。
きっと今夜見た星も、ずっと彼女を護ってくれるから。
そして流星を見たら願おう。標本箱にかけらを飾るたびに。失くしたぬくもりの分、広い世界が自分達に愛を教えてくれるように。
シャルロットはかけらの一つを星に透かす。
「この色、似合うわ。――世界中に素敵なことが溢れてる。それを探しては届ける、そんな人になりたいね」
「……なれるよ。ううん、もうシャルは素敵な人さぁ」
フリューはシャルロットの手を取る。
このまま瞼が落ちるまで沢山話そう。
一緒に朝日を見るのも、きっといいものだから。
高空に輝く無数の星。
仰いでいるとそこから一つ、二つ。地上へ光を刷くのが見えて。
「星が降ってくる丘なんて素敵ですね……!」
スィーリーンは瞳を淡く輝かせ、その景色に見惚れていた。
勿論、自分もかけらを間近で見てみたい。
「だって、星を手に出来るなんて滅多にありませんもの――」
だからと光の落ちた先を目指して歩き、見つけた幾つかを拾ってみる。
「本当に、光ってる――」
色も橙に紅、白と様々で美しく。
「形はどれも違いますけれど、大きさは同じくらいなんですね」
風で削れるのだろうか。それも不思議な気がして興味深かった。
それから気に入ったものを持ち帰る事にして――街へ。スイーツ店でブルーベリーが星空を描く夜色タルトを実食。
「見た目も可愛いですし、甘くて美味しい……!」
弾ける果実の食感と瑞々しさを堪能して、更にアクセサリーショップへ。
「まぁ、綺麗――!」
星のかけらを使った首飾りを見つけて、淡く光るその可憐さに惹かれ購入。満足の心で星空の下へ歩み出していった。
「素敵な場所ですね」
空から注ぐかけらを、フリーダ=ブロムヴィストは見上げていた。
本物の星のようで、いくらでも見ていられるけれど。
(『かけらガ=チャはーじまーるよー。リセはありませんが短縮要素です』とは、どういう事でしょう?)
ふと目を閉じ、自身の神からの啓示を感じて。
何かの難題のような予感がしつつも――それに従って暫しかけら探しに挑戦。
(啓示では『バグ=アリ=チャ=トではここで無を取得してEDとなりますが、今回は違います』とありますが――)
今はとりあえず、空から降る光を観察して、落下地点を予測。そこへ移動して効率的に探索をしていく。
すると早速、美しいかけらが見つかるが。
「そうですね……」
――英雄になる為の幸運の星のかけら。
そんなものがあれば良い、ともう少し粘ってみる。
すると、綺羅びやかな金に輝くかけらを発見出来て。
「これは良さそうですね」
そこはかとなく運気も感じるから。それを手に入れて探索を切り上げ、フリーダは丘を降りる事にした。
「それじゃあ、どこ行くっ?」
サフィラ・アズラク・ナハルハルアリーブはリディリディ・トゥラ・イェレミースを連れて、星彩の街をゆく。
元は一人で散策予定だったのだが、すぐにリディリディを見つけて『ねねっ、よかったら一緒に見て回らない?』と誘ったのだ。
リディリディは今も人見知り気味におどおどとしているけれど……それでも依頼で一緒になった仲。暫し同道する事に決めていた。
「えっと、私はお土産を見ようと思っていたので――」
「いいねっ! あたしも気になるから行こっ!」
という訳で小物や装飾品、日用品も並ぶ店へ。
「このランタン可愛いー! 星柄のカーテンもいいし――あっ、天球儀もオシャレだよねっ」
「ええ」
見回すサフィラに、リディリディも頷く。星色に星型、星柄。どれも可憐で、美しかった。
ただ、お土産にするものには迷った。
「誰にあげるのっ?」
「……大森林に住む妹です」
リディリディは少し俯く。
妹とは確執があったから、心境は複雑だ。
「私からのお土産なんて、喜ばないでしょうけど……」
「でも、贈りたいんだよねっ?」
サフィラが言うと……リディリディはそれには頷く。
ならばその決心を後押ししようと、サフィラは幾つか見た中から選ぶ。
「これ、可愛いと思うよっ」
「そうですね。ではこれで」
淡い星色が美しい髪留め。リディリディはサフィラに礼を述べて――それを包んでもらう事にした。
その後、二人はスイーツショップへ。
「星空が閉じ込められてるみたい……!」
小瓶に入った夜色ゼリーに、サフィラが瞳を輝かすと……リディリディもそれには惹かれて共にお土産に購入。
さらにタルトもそこで食べていきながら――最後は丘へ。
「すっごい綺麗……目の前に星の河が流れてるみたい……」
「ええ、本当に」
と、美しい夜天に見惚れつつ。
「あ! 流れ星……ってかけらが降ってきた!」
早速拾うと、木漏れ日のような色合いのかけらで。
リディリディもまた空色の優美なかけらを見つけたから――互いに交換。思い出に持ち帰る事にした。
「星が、よく見えるようになってきましたね」
グレイブ・ヤードは、足を止めて空を仰いでいた。
土産物店から買い物を終えて出てきた所である。そろそろ夜も良い頃合いだ、と――予めとってあった宿へ戻った。
そこで許可を得て、屋根へ上り……今宵の営みを見守る事にする。
「流石に冷えますね」
夜風は季節を戻したようで。
グレイブは仮面を外し、毛布にくるまる。そしてマジカルポケットに入れてあったホットミルク入りのマグを取り出し、優しい温度を味わった。
「……」
満天の星は美しい。
けれどグレイブはそれだけでなく、大地を見据えて、人の営みを歓ぶ。
同時に、ただ人としてここにある事を少し寂しく思いながら。この地を去ってしまった大いなる方に感謝を捧げる。
この世に生きるものとして。
――今宵もまた、騒がしき夜であらんことを。
抱く思いと共に、グレイブはまた夜天を見上げる。
そこに輝くのは無数の瞬き。その一つ一つの存在を感じるように、グレイブは暫し星空の下にいた。
街灯、大きな飾り物、家並みの硝子。
そのどれもが美しくて、歩きながらヴィナスは声を零す。
「街中にも星が溢れてるね」
「うん」
応えるのはルーンス・ラグネル。同じ心で、煌めく街並みに視線を巡らせていた。
「カテナにとって星は僕達より身近なんだね」
「そうだね。カテナの事は知ってたけど、やっぱり実際見るのは違う」
「自分の身で感じて初めて実感することってあるからね」
ルーンスの穏やかな声にヴィナスも頷いて。そのままゆったり散策しつつ丘まで歩いていった。
すると見えるのは一層煌めく星空。
「やっぱり街中より丘で見た方がいいね。星のかけらの淡い光もあるし、綺麗だ」
「本当だね――空にも丘にも星があって贅沢な気分」
ルーンスは見惚れながら、丘の中腹まで上る。
ヴィナスも並ぶと――そこでルーンスは目を向けた。
「にいさまのお母様の実家、やっぱりというか怒ってたよ。にいさまの冷遇のこと、知らなかったから」
「……そっか。訪ねたんだね」
「うん。ちゃんと許可を貰いたかったから」
偽名で冒険者をやっていくなら、実母方の姓を名乗るのは嫌だった。それはヴィナスの冷遇に納得していないのだという、ルーンスなりの表明でもある。
こんな場所だから話せる事でもあろう。
「……ルーンはそれで、良いのかい?」
「うん。したくてした事だし」
そう言うと、ルーンスは不意に話を帰る。
「にいさま、節約するには自炊大事だよね? 特に料理」
「え? あぁ――」
それは予想外だったが……言われると実際、ルーンスの事は気がかりだった。完全にできない訳ではないだろうけど、幅が広くないだろうとは知っているから。
「そうだね……、まぁ、料理はできておいた方がいいかな。今度教えようか」
「いいの? やった!」
ルーンスは小さくガッツポーズ。
それに少し笑んで……ヴィナスは空を見る。
「かけらが降り注ぐのも解る気がする星空だよね」
「人好きの星が地上に降りてるとかだと、浪漫あるよね――あっ」
と、言う傍から幾つもかけらが落ちてくる。
優しい緑に穏やかな緑。二人はそれぞれに拾ったかけらを交換して、大事に持ち帰る事にしたのだった。
「あーもうッ! あーもうッ!!」
俺とした事が、と。
キオルティスは自身への苛立ちに震えながら街を練り歩いていた。
この世で一番大事で大切で可愛くて愛しくて切なくて心強い妹の誕生日に――まさかプレゼントを贈りそびれるなんて!
「このキオルティス……一生の不覚ッッ!」
馬に蹴られて死ねばいい、と自分に悶々としないではいられない。
ただ、同時に切り替えも出来るタイプで。
(まぁ、過ぎたことは仕方がないな)
思うと、折角だからアクセサリーショップでも見ていく事にした。
無論プレゼント探しを兼ねての事。まぁ、それも贈り物のうちの一つでしかないのだけれど――見れば色々と美しい品があって。
「これはどうだろう――」
星型の飾りが三連になった髪留めを手にとる。多彩な色の光が反射して美しいけれど。
「……いや、でも」
隣を見れば反射の度合いが上品なものがあって。
「コレが良いかな」
決めると購入した。
(彼女は喜んでくれるだろうか)
思いつつも不安なのは、或いはパンチで制裁が返って来るかもしれないから。
「まあ、しょうがないか」
その時はその時、と。苦笑しながらキオルティスは帰路へついて行く。
道行けば、見えるのは丘から戻ってきた人々が手にしている星のかけら。
「本物ではないのでしょうが――」
手の届かないものの象徴の星を手にする事ができるなんて、浪漫がある。
思いと共に、オゴスは街を歩んでいた。
自身は丘へは行かない。
たまには甘いもでも、と、落ち着いた雰囲気の喫茶店でミラーケーキとコーヒーを注文。夜色に煌めくグラサージュの甘味と、星を思わせる金箔入りの一杯をゆるりと堪能した。
視線を移せば夜空や街並みが望める。
(こんな穏やかな心で夜を迎えられるようになるとは)
それに少し物思う。
自分にとって夜は――餓鬼の頃は恐怖に、大人になってからは罪悪感に震える時間だった。
人との関わりの中で、少しは自分も変わったのかも知れない、と。
(でも――)
それは仮初のものだとちゃんと理解している。
(悪党の物語の結末は幸福であっちゃあならないもんです)
だから夜空に輝く本物の星を見上げながら、手が届かぬそれに手をのばす事なく。
ただ静かな夜に、静かな時間を過ごした。
光の直線が空を走ってゆく。
時々それが、丘に落ちるのが見えて。
ネーヴェ・グラヌローザは偶然同道する事になったスヴァン=ウォルフ=ユーウェンと共に、なだらかな坂を歩んでいた。
「鉱物の欠片が降るだなんて、まるで流星群のようですわね」
淡い光が夜空を彩る光景。
暫し見惚れながら、ネーヴェはふと浮かんだ事を尋ねる。
「スヴァンさんは、どうしてここに来ようと思われたのですか?」
「どうして、か……そうだな」
スヴァンは静やかな瞳のまま応える。
「ゆっくりと空を、星を眺める時間も、たまには良いだろうとね」
太陽の下を堂々と歩けない影の者は夜に歩くしかなかった――夜空を見上げ、明日が来ることを星に願って。
そんな思いまでは殊更に吐露しないけれど。スヴァンは光を仰いで、暫し惚けた顔をしてみせている。
「しかし鉱物。それも欠片が降る、とは奇妙で、不思議なものだ」
「……左様で御座いますね」
ネーヴェは穏やかに微笑を返し……それから自身も空を見上げ、落ちるかけらを発見。薄水色の美しい一つを拾った。
「こうして掲げると透き通っていて、まるで氷の様に見えませんか?」
「ああ、そうだな」
頷くスヴァンも、目についた夜色のかけらを拾い、持ち帰る事にする。
その後は街へ。
光る灯りも飾られた硝子細工も、どれもが星のようで。スヴァンは見ているだけでも充分という気持ちだったが――
「スヴァンさん、星型のショコラがありますよ」
「ショコラ?」
聞き捨てならない語感に足を止めた。
ネーヴェが見るそこはスイーツショップ。早速入ってみると――
「まぁ、星座パフェですって」
メニューに並ぶのは色もトッピングも多彩な品々。どれも美味しそうだけれど、ネーヴェは少し迷ってから――
「私は乙女座を」
「似合っているな、響きが。俺には何が合うのだろうな……」
「蛇遣い座は如何でしょう。チョコレートがたっぷりで、お好きそうです」
「……ふむ」
それにはスヴァンも異論なく、注文。
するとネーヴェのものは、鮮やかなベリーが可愛らしくも瑞々しく。
「ん、美味しいです」
「……ああ」
スヴァンのものも、アイスにクリームに板チョコにワッフルにと、チョコづくしで。スヴァンは静かに口に運びつつ、満足の面持ちだった。
明るさと暗さの狭間のような世界だった。
夜は今も深まる最中だけれど、天にも地にも、煌めく光が満ちていて。どちらの星もちゃんと見たいから、ニール・ロブラリアは灯りをつけずに歩んでいた。
「あの辺り、ありそう――」
かけらを探して目指すのは、花園。
辿り着いて覗き込むと、確かに幾つものかけらがある。
「色も形も様々だね」
このところ地質学の知識を使う調査をする事が多くて、故にこそ鉱物としても気になる。
だからこそ、見つけたもの全部持ち帰りたい、という気持ちは正直あった。
けれど。
「……成分とか稀少性とか気にせず、ただ気に入ったものを選ぶのがいい、んだよね」
今回はそれが価値ある事なのだろう、と。
とはいえ選ぶにも、なまじ知識があると逆に難しいから――傍らの狼に目を向けた。
「ウォクス。地面に落ちた、きらきら。どれか一つ、選んでみて?」
そっと鳴いた狼は、鼻先で幾つかに触れてから一つを示す。
それは内に眩さを秘めた、優しく光る橙色のかけらだ。
「良いね」
ニールはそれを拾い、記念に持ち帰る事に決めた。
と、その道中。
丘の中心から離れた場所で――空に打ち上がる眩い輝きがあった。
それはエーテルによる光。地面にいるパヴェル・A・サムルガチェフが生み出し、昇らせたものだ。
「良さそうだなぁ」
空を仰いで確認すると、パヴェルはまた魔力を練り上げて球状の光を現出。軌跡を描きながら上方へと昇らせていく。
カラフルに明滅したそれは、消えゆきながらも周りを明るく照らしていた。
するとその楽しげな輝きに、段々と一般の観光客も集まってきて――わいわいとした賑わいが生まれてくる。
(喜んでもらえてるみたいだなぁ)
パヴェルが周りを見回すと、中には冒険者の姿もある。
元々、決戦を戦った者達にも憩いを感じてほしかったという思いがある。
どこかお祭りのような様相の中で――皆が楽しげにしているから、パヴェルにはそれが嬉しかった。
遠くから、ティトはその光と――星空も一緒に眺めていた。
「綺麗、だね」
「うん」
その近くでかけらを拾っていたソフィア・ウェリタス・ノヴァもまた、美しい星々を見上げて頷く。
夜はまだ続く。
その中で数え切れぬ光が、美しく瞬いていた。
「……成程な」
星の飾りに煌めく街。
その景色を眺め、カルフ・オルヴォは納得の思いだった。
確かにここは多くの人々を惹き寄せるだけの美観がある。それが、この街の培って来たものなのだろう、と。
観光には興味はなく、後学の為の見分に来たのだが――実際、こうして足を運ぶとその甲斐はあったと思える。
だから名物だという夜色ケーキを食し、迷子がいれば手を貸してやって。さりとて自ら賑わいに加わらず、淡々と己の時間を過ごした。
ふと露店に、多彩なかけらが煌めく飾りを見つければ――
「……」
星空を目の前にしたかのように、亡くした者達と生きる者達の影を見る。
「近朱必赤だったか……これ以上、ろくでもねぇ見本に成る訳にはいかんな」
ただそれだけを呟いて、後は静かに歩く。
仰げば空にも無数の星があって――煌めきが、目に眩しすぎる程だった。
「綺麗なものだね」
シルヴィア・A・カペルは星色に瞬く街を歩む。
視界を過ぎゆく煌めきに――思うのは、自身が経てきた星霜だった。
(冒険者になり一ヶ月。……リュシエンヌと「初心者同士頑張っていこう」と約束した事――それも昨日の事のようだね)
それから約束を果たそうとロモズ歩兵団の遊兵9番隊長になって。ディズルでの決戦では自らの身を呈して、アシムベートを守った事。
「……全てが、あっという間だったね」
背中の傷は侯爵家の力もあって完治済み。嫁ぐまで傷物にはならない、そんな思いの通りに今では痕も残っていない。
その時の事を思った。
アシムベートにはラスリャマスを討って欲しかった。過去の清算に、少しだけ近しいものを感じたから。
だから今心にあるのは後悔ではなく、出来る事を出来たのだという、そんな気持ち。
それから笑みを零し。
「リュシエンヌには私もやる気にさせた責任を取って貰わないとね」
呟きつつ、誕生日の贈り物も兼ねて揃いの星のランプを購入した。
星は光――夢や希望の象徴で、明るい気持ちや自信を与え幸運を招くもの。だから“約束の友”に贈りたかった。
何時か彼女に渡せたら良い。
思いながら、シルヴィアは星下へ歩みゆく。
触れられそうな星空の下を、ハーヴィとユズは歩いていた。
「何でも、ここは星に近い場所らしいんです」
「……そうなんだ」
ユズがそっと声を返すと、ハーヴィはええ、と頷いて。くるりと回って、ひんやりとした夜気を楽しむように。
「占いの力を高めるのに最適だと思いませんか? ねっ、師匠!」
「うん」
ユズはそれにも仄かに柔らかな声音。
「……そうかも、ね」
「……待って、師匠」
と、ハーヴィは足を止めて少々恥ずかしげな顔をする。変化の乏しいユズの表情だが……ハーヴィにはその感情が分かった。
「そんな微笑ましげな目で見ないで下さいよ。何か一人ではしゃいでて恥ずかしくなってきちゃいました……」
「だって、ハーヴィ、楽しそう」
言ったユズはハーヴィを撫で撫で。
「キミが楽しいなら、ボクも、嬉しい。いいこ、いいこ」
「あの、子ども扱いもしないで貰えると嬉しいです……」
それに赤らむハーヴィだった――と。そんな時、空がきらり。
「あれ、いま何か光った! もしかして、あれが星のかけら? あっ、よく見たらそこら中に落ちてる!」
気づいて見回すと、周りに沢山の輝き。
ユズも視線を巡らせている。
「ぴかぴか、きらきら、星の海、みたい」
「キラキラしてて綺麗だなぁ――」
ハーヴィも言って一つを拾う。
それは淡い黄色に光るもの。
「本当にお星様みたい。ふふっ、記念に持ち帰っちゃお」
と、そんな隣ではユズもかけらを拾い上げていた。淡い空色の円錐形をしたものだ。
自分の瞳と同じ色のそれを、ユズはじっと見つめて。
「……ハーヴィ、占いの道具になるよ、この石。紐かチェーン、つけるとね、ダウジング、出来る」
「えっ、これがですか? へぇ、帰ったら早速作ってみよっと」
「うん。作れそう、キミなら。器用だから、指先」
ユズの言葉に、ハーヴィは笑顔で頷く。
そうすると帰るのも楽しみになって。二人は星の光の中をゆっくりと歩み出していった。
●色彩の星
空だけでなく、街もまた星色で。
広がる美観にアルラ・ニグラスは楽しげな声を零していた。
「こんな特徴の地域、他では絶対見れないわね」
「うん。早く丘も見たいね……!」
頷くララベル・サン・ディーベルもまた瞳を星のように輝かせている、けれど。
「飲み物とかは必要だよな」
ゴルバルティアが言えば皆も頷いて。テュリン・ヴィング、そしてアリエッタも共に、まずは街を巡る事にする。
折角なら食べ物も、とアルラが目を留めたのはタルトだ。きらきら艶めくブルーベリーが星のように美しくて。
「これ、良いわね。買っていきましょ」
「じゃ、私はこっち」
と、ゴルバルティアは星型にカットされたフルーツの盛り合わせを選択。飲み物は凍った細切りフルーツが煌めくジュースにした。
「そういえば、ここって星をテーマにした小物とかもあるんだっけ?」
言ってテュリンが見るのは土産物の店々。装飾品のお店も並んでいて、惹かれた。
折角なのでと立ち寄ると、ペーパーウェイトに食器、ぬいぐるみとどれも星モチーフで。
「わぁ、可愛いね」
それにはアリエッタも興味を抱き、一つ一つを見て回っている。
「本当だ――」
と、隣ではララベルも品を手に取ろうとした――けれど、そこで不意にくしゃみ。大きくぶれた手元が、むにゅりとアリエッタの胸に触れていた。
「わっ! ご、ごめん……!」
ララベルはびっくりして、真っ赤になりながら慌てて謝る。けれどアリエッタの方は寧ろ、大きく動じてはおらず。
「気をつけてね?」
いつもの事だけど、と。そんな風に言って、また品々へ視線を戻しているのだった。
その後皆は丘へ。
明媚な自然の景色の中で、スイーツを楽しみながらの星見を始めた。
タルトは糖衣に煌めくベリーが甘く、それでいて瑞々しく。アリエッタははむはむ味わって満足げ。
「美味しいね」
「ええ」
アルラも頂きつつ……うっかりベリーのソースを谷間に落としてしまうと、思わずそこに視線を惹かれたララベルを見て。
「そんなに気になるかしら?」
「い、いやその……ごめん……!」
ララベルが顔を赤らめて目を逸らすと、それにふふ、と笑みを零してみたりする。
ふと空に流れ星を見つけると、テュリンは願い事。
――これからも、ベルや皆と一緒にいられますように。
「これでよし、と」
素直な思いを紡ぐ事が出来て満足だった……けれど。
再び流星が現れると、ララベルは嬉しそうに見上げて。
「あっ、またキラって光った♪」
指差したまま流れた方向に歩み――草に足を引っ掛けて転倒。テュリンを抱きかかえるように押し倒す。
「わっぷ! ご、ごめんっ……!」
ララベルが慌てて離れると、テュリンは軽く息をつきながら。
「……まあ、しょうがないよ。ベルだし」
それには何となく皆も納得するのだった。
その後気を取り直し……皆でかけら探しをする事になる。
ゴルバルティアは見回していた。
「星のかけらねぇ、私にゃ似合わねーがベルにはとっても似合いそうだな」
「ティアにもきっと似合うよ」
言ったララベルはそうだ、とにっこり笑って。
「折角だから、僕と見つけた星を交換し合おうよ、記念に」
「良いわね」
頷くアルラは早速探し始める。
すると意外に沢山見つかるけれど……アルラには欲しい形があった。星型――それも五芒星のものだ。
それは今回の人数を意識しての事。
恋人だけじゃなく、みんなが大切な仲間だから。綺麗な形でありたい――そんな思いと共に、そのかけらを見つけたのだった。
「ロマン云々は抜きにしても、空から鉱石が降ってくるって不思議よね~」
「そうだね」
応えるアリエッタは、ララベルを見やる。
すると一生懸命に探しているから……その姿を見て、ふと笑いかけた。
「贈る相手多いと大変だね、ララベル」
「う、うん……」
ララベルは何となく照れた声を返す。と、そのせいか後ろの姿に気づかない。
それはゴルバルティア。
元々細かな物を見つけるのは苦手なのか、中々見つからず彷徨っていて――ようやく見つけた所で足がもつれ、誤って踏み砕いてしまっていた。
そうしてそのまま倒れ込み――ララベルを巻き添えに。
「わぁっ!」
驚いたララベルは、とっさに何かを掴もうとして、手がゴルバルティアの胸に……伸びた所で、ばちーん! ゴルバルティアにビンタを喰らう。
「へぶっ!」
「あっ、悪ぃ。つい」
「い、いや……僕も悪かったから……」
最終的に、倒れたララベルが頬を押さえてしくしくしているのだった。
そんな事もありつつ、皆は何とかかけらを発見。
ララベルは澄んだ蒼、綺麗な緑、美しい金色、眩い青をそれぞれアルラ、アリエッタ、テュリン、ゴルバルティアへ。
受け取ったゴルバルティアは自身のかけらを交換しつつ――先刻こっそり買っておいた、星を模った胸飾りも渡した。
「これも。ついでにな」
「えっ、いいの? ありがとう……!」
ララベルが笑みを咲かすと、テュリンも星のかけらを使ったブローチを取り出す。
「私もプレゼントよ。皆にね」
ララベルの緑を始め、皆に合った色を用意。
「テュリン姉も、ありがとう……!」
「凄くかわいいね。大事にするね」
アリエッタもそれを手にして、ほわりと笑みを見せている。
そうして皆は改めて星を仰ぐ。
美しさと、この時間を一緒に味わえる幸せ。その実感を胸に、ゆっくりと優しい夜風に吹かれていた。
●星の光に
空には幾重もの輝き。遠い地面にはかけらの淡い明滅。
「わぁ、綺麗――」
その美観に、丘を登るルアンナ・ミュラーは声を華やがす。
「ベアトさん、誘ってくれてありがとうございます♪ とても良い所ですね」
「うん。こうやって見るととっても素敵だね――!」
隣に並ぶベアトリーチェ・カロッサも、景色に見惚れながら頷いて。早速自分達もかけらを探す事にした。
すると丁度、近くに複数のかけらが降ってきて……二人はそこへ。まずはルアンナが目についた幾つかを拾ってみると――
「どれも美しいですね……!」
豊かな煌めきと色彩に感心。その中でも特に、ほわほわと優しく輝く一つが気に入って持ち帰る事にする。
「ベアトさんは拾いました?」
「アタシはこれ!」
と、ベアトリーチェもまた優美に輝く一つを記念にと、手に入れていた。
その後二人は街へ。
「ホントに街中お星さまだらけなんだね!」
灯りにオブジェ。きらきらと輝く街を散策し――スイーツ店を見つければ、そこで煌めくコーティングをされたブルーベリーのタルトを注文する。
「可愛いですね……!」
「ん、味も美味しいよ……!」
果実と生地が相性抜群で、紅茶とも良く合うのだった。
それからお土産の店にも寄ろうと、歩みを再開すると――
「あれ……?」
ベアトリーチェが何かに気づく。それは一人の人影だ。
エル=バ=ノイアンはお店の前でウロウロ、おろおろ。行ったり来たりしていた。
「……」
というのも、それはノイアンが受けた依頼による。
それは――『幼い妹への贈り物を』。
「俺に頼むのは人選ミスでは……?」
静かな表情のまま呟きつつ、それでもこのままでは埒が明かないので店員に話を聞く事にした。
「ちょっと意見を聞きたいんだが、7、8歳の女の子が好みそうなものってなんだ?」
「でしたら、こちらなど――」
と、案内された一角には、精巧なからくりが並ぶ。
「細工物が多いな……」
触ったら壊れたりしそうで、それはそれで不安。
と、そんな折にベアトリーチェ達が歩んで来たのだった。
「どうしたの?」
「……ああ、実は――」
事情を知った二人は、それなら、とお土産選びを手伝う事になる。
ルアンナが選んだのは、星のかけらを繋ぎ合わせて作った置物だ。
「どうでしょう? 可愛くていいと思います」
「成程――」
ノイアンが頷いていると、ベアトリーチェが手にとっているのは星空模様がキラキラ輝くバレッタ。
「女の子にはやっぱりアクセサリーじゃない?」
「……そういう物もあるか」
ノイアンはそれも良さそうと悩む。
そうして色々な品を見た結果……ノイアンは綺麗な夜色のかけらのペンダントを購入する事になった。
「済まなかったな、手伝ってもらって」
「ううん、アタシもお土産、買えたし」
と、ベアトリーチェも自分用に星をモチーフにした髪飾りとペンダントを手に入れている。
同じくルアンナも家用に星型クッキーを、自分用にワンピース――紺色の生地に天の川のようなキラキラの帯の模様が入った美しい逸品を購入していた。
「散歩、続けましょうか」
そうして三人はまた星灯りの下へと歩を進めてゆく。
●新たな星
光がきらりと地平に降りてゆく。
丘へ歩むエヴァン・ピオネロは、その幻想的な眺めに笑みを浮かべていた。
「本当に……落ちて来てますね!」
それにエルシー・サリバンもうん、と応えて仰いでいた。
初めての地だから一層ワクワクする。それに――
(……隣にハルが居てくれるし)
そっと見やると、横のハル・チフもエルシーを見ていて目が合った。
ハルはそっと寄り添う。
「欠片、探しに行きましょう。僕の見つけた星の欠片あげたいのです。エルの見つけた欠片を僕に頂戴?」
「うん」
勿論、とエルシーは歩み出す。友人の手前、過度な接触はしないけれど……時折ハルに視線は固定しつつ。
するとまた空から光が流れてきて、エヴァンは皆を導いて走り始めた。
と、その先で……ポツンとしているハーフビーストの子を見つける。
ライオネル・ギシュムは一人、丘で佇んでいた。
「冒険者っぽい観光って、何したらいいんだろ……?」
同行者もおらず、手持ち無沙汰で。
楽しげな人々を見ると、どこか不安な気持ちにもなってくる。
「困ってるのですか?」
と、そこで声をかけたのがエヴァンだった。
ライオネルがそっと視線を向けると、エヴァンは笑いかける。
「ぼく達冒険者なのですよ、力になりましょうか?」
「そうなんだ。俺も冒険者なんだけど、まだなったばっかりで。どうしたらいいか困ってたんだ」
「……わわ、同じ冒険者でしたか……失礼しました」
エヴァンが頭を掻いている、と――そこに睡狼の面々を見守っていたテス・クラルスとロイ・アウレアも歩んでくる。
「どうしたんだい?」
「実は……」
話を聞くと、テスはライオネルに飴をあげる。
「したい事、言ってみるといいよ」
「……うん」
それなら、とライオネルは改めて自己紹介して。
「良かったら一緒に、かけらを拾いに行ってくれないかな……?」
「ライオネル君、同じ歳なんだね。私達も今からだから、協力して探そうよ!」
エルシーが言えば、「うん!」とライオネルも頷いてかけら探しを始めるのだった。
ハルも並んで話しかける。
「欠片、どういうのが好き?」
「俺は……綺麗なのがいいなぁ」
「それなら、こっちに有るとぼくのセンサーが……!」
エヴァンは少々先輩風も吹かせつつ、案内。するとその先で本当に、ライオネルは美しいかけらを見つけた。
それは一際輝く、澄んだ青。
「わぁ――」
思わず手にとったのは、エヴァンみたいだと思ったからだろうか。
するとエヴァンも、光に透かすと金に輝くかけらを見つけていて。驚くライオネルの顔の横に並べてみせた。
「これ、ライオネルさんと似てますね。何か拾ったなら、交換しましょうか?」
「うん! 俺もエヴァンくんにぴったりの見つけたんだ!」
その近くでは、ハルも綺麗なかけらを手に入れている。エルシーもまた幾つも見つけていて――色は紅赤、深緑、半透明な白、と豊富。
欲張っちゃダメな気がして、ふと手を見る、と。
(琥珀色ならハルの瞳なのに……ぁ……)
いつの間にかその色が中にある。だからぎゅっと握ったそれを持ち帰る事にして。
――新たなご縁がありますように。
そっと、緑のかけらは地に帰していた。
「すっかり打ち解けているね」
駆け回る子達を見守りながら、テスは笑む。
賑やかさが微笑ましくて、景色を見れば全てが幻想的で風も心地よく。
「綺麗だね」
「うん、心がお穏やかになるね」
ロイも素直に応えた。美しく煌く光の尾、それを追う子達の遊ぶ様。それが日頃の戦いを忘れさせてくれるから。
「オレ達も探そうか」
言うと自分達もかけら探し。
遠くに光が落ちれば、暫し子供に戻った気分で追いかけて、落ちたそれを拾う。テスも周りのかけらを見回していた。
「どれも綺麗だね」
「ん……ただ、これと言うのが無いな」
ロイは言うけれど――その中に一つ、惹かれるものがあった。
それは淡い水色。透かして見ると片側が少し淡緑にも見える、バイカラーのかけらだ。
それに嬉しくなっていると……テスもまた、ふとロイの肩に光るかけらを見つける。
「……これは」
見事な深い青。ロイの瞳の色だから、何度も嬉しそうに見て。
「私はこれにするよ」
「いいのが見つかったね」
かけらを並べると、ロイも得意げな子供の様に笑ってしまうのだった。
それからテスは皆が戻るまで、丘に座って弦を爪弾く。ロイはそれに聴き入り、ゆったりと時間を過ごした。
かけら探しの後は、皆で街へ向かった。
街もまた星色で美しく。エルシーには何もかもが珍しくて仕方無い。
「装飾品店が多いね……!」
その中に、持込みのかけらでアクセサリーが作れる店もあったので――皆で記念にタッセルチェーンブローチを作る事にした。
エルシーのものは、短剣の柄に赤石が嵌るデザイン。それから親友へと、雪の結晶の真ん中に石が嵌るものも作成する。
「綺麗だね……!」
そう感心するハルのものは――リスの意匠。
組み合わせるかけらはこっそりと、自分の瞳の色でもある金色にして。完成したそれをエルシーの襟元へつけてあげた。
「とっても可愛い……」
エルシーは言いながら、自分のものも贈る。ハルはありがとう、と、満面の笑顔で頬にお礼のキス。
「ありがとう」
エルシーも言って頬へキスをお返し。照れてしまうけれど、幸せな気持ちだった。
ライオネルのものは竜の形。エヴァンは楽しげに覗き込んだ。
「それ、かっこいいですね!」
「強そうでいいだろ! そっちもかっこいいな!」
と、ライオネルが見るエヴァンのものは翼の形だ。
ありがとうございます、と応えたエヴァンが、えっと、と少しだけ迷うと――
「『ライ』でいいよ。友達は皆そう呼ぶから」
「判りました! ではぼくはエヴァで!」
「よろしくねエヴァ!」
そんな風に賑わう近くでは、テスのものも完成。
タッセルチェーンブローチに青いかけらを用いて、金色の狼のフレームと合わせたそれが美しく――顔が緩む。
丁度ロイのも出来上がる所。銀の猫のフレームに嵌めたタッセルが可愛らしい逸品だ。
二人で見合って笑みつつ――テスは自分でつけようとする、けれど上手く行かずに鏡の前で四苦八苦。
そこでロイがつけてあげると、テスは上機嫌。
「ロイのは私がつけてあげるよ」
ロイもお言葉に甘えて……つけたテスは瞳を細める。
「ふふ。とても似合うよ」
「ありがとう、これで何時も傍らにだな」
応えるロイも、優しい笑みだった。
「皆、お腹が空いただろう」
と、ロイの言葉をきっかけに、その後皆で屋台巡り。
星型のワッフルを買ったエヴァンは、それをライオネルに分けてあげながら。
「ライ、半分コしましょう」
「ありがとう!」
エヴァンと共にライオネルはもぐもぐ。一緒に食べると特別美味しかった。
皆も食事をしながら――ロイはふと目を向ける。
「ライオネルさん。特に住処が決まって無いなら睡狼窟に来ると良いよ」
「いいの?」
頷く皆に、ライオネルは改めてお礼。
――睡狼は暖かくていい場所だな。
そんな思いと共に、楽しい時間を送っていった。
●流星
空に輝く光が、時折零れるように地面へ軌跡を描いてゆく。
「わぁ、本当に星が落ちてくるみたいです!」
そんな景色を見ながらユークリア・フィナンシェは丘に歩んで来ていた。
「これは――頭に当たったらヤバイですね!
という訳で開くのは丈夫な傘。かけらが落ちてきたら、衝撃で見つけやすくもなるという訳だ。
「さあ、私達も探しましょう!」
「ええ。そうですね」
応えるマリイ・パルティスも、そっと踏み出す。
早くそれに触れてみたくて――近くに落ちたかけらに、導かれるように歩み寄って拾い上げていた。
すると――
「これは……」
天より落ちる石。そんな謂れのものは自分の実家にも祀ってあったけれど、それとは見た目は全く違って。
「とても、とてもきれいです……石が光ってる」
周りには幾つも落ちていたが、選べないくらいどれも美しい。
「うさぎさんに似た形があれば見たいと、仰っていましたか――」
そんな言葉を思い出し、暫し探してその通りの物を見つける。自分用には、少し迷ってからペットの狼に話しかけて。
「コルデラ、選んでくれますか……?」
小さく鳴いた狼は、暫し巡ってから一つを示した。それは中に幾つもの色彩が見えるかけらで――まるで光のパッチワークだ。
「素敵ですわね」
と、それに目を留めて言うのはフローラリア・ネムス・ラミナ。
「フローラリアさんは見つかりました?」
マリイのその言葉に「もうすぐ、見つかりそうですわ」と応えて歩む先は、花々の咲く場所。
そこから星を仰ぎ、別の花園へ落ちる光を見つけて、花を辿るように歩み――かけらを見つけていた。
それは清らかな白妙。
「とても、綺麗ですわね――」
やわく笑んで拾う。
と、近くにまた別の光があるのに気づく。
それはかけらではなく花だ。星から輝きをもらったかのように、淡く輝くその花は――どこか拾ったかけらとも似ていて。
「一緒に、来る?」
共感能力を使いながら、ケトルを鉢代わりにして。丁寧に、根と一緒に植え替えて持ち帰る事にした。
「皆さん、調子良さそうですね」
と、そんな面々を、キーゼは少し離れて見守っている。
引率役でもあるので、自分はかけら集めには加わらず。自前のワインを生活魔法で温めて、ホットワインにしていた。
そうしてチーズをつまみに、一口啜る。
「夜空の下で呑むお酒は美味しいですね――」
ほう、と温かな吐息を昇らせつつ、暫し寛いでいた。
その視線の先では、エルナ・クルプファルツもかけら探し。
「結構見つかるんですね!」
淡く明滅するそれを見つけては、拾い上げて。美しさに瞳を煌めかせつつ――ウサミミの形のかけらを見つければゲットする。
更に淡いピンクに光る、花の形のかけらを発見するとそれは自分用に。
「ふふ、可愛いです!」
「私もどんどん見つけますよ――!」
と、ユークリアは暗視も駆使してガチ気味に探索。
深い青のかけらを手に入れると……自分だけでなく、拾えず悲しそうにしている子供を見つければ場所を教えてあげて。丘で転がって遊ぶ子がいれば管楽器を鳴らして注意して、治安の保全もするのだった。
一段落すれば、エルナはウサミミの形のかけらをキーゼへ。
「プレゼントです! きっと似合いますよ!」
「おや、これは――」
「うさぎさんの形、私も見つけました」
と、マリイもその手にかけらを示す。そこにフローラリアやユークリアも加わって、暫し戦利品の美しさを確認し合うのだった。
「色々あるわねぇ――」
レシュノルティア・ピオジェレラはお土産屋を巡っていた。
街にも星が満ちているのは本当なようで……置物に飾り物、星を題材にした様々な物が見つかる。
と、そこで丘からやってきたエルナと行き会った。
「一緒に行きましょう!」
「良いわよ」
という訳で暫し同道。その足で小物店に寄ってゆく。
するとそこもまた星色の品々に溢れていて……レシュノルティアは感心。妹に贈れるようなものもありそうだと、よく見ていく事にする。
すると気になったのは砂時計。
砂を流すと隠れた星のかけらが煌めいて――
「綺麗ですね!」
「ええ」
レシュノルティアは頷いて、それを購入。更に星型の飾りが可憐な髪飾りも見つけて、買っていく事にした。
別の店では果実酒も手に入れて――
「ってちょっと、これは肉じゃないわよ!」
食べようとする迷宮ひよこを制しつつ。歩くと――その先にふと見知った姿を見つける。
カメリア・ローレンスは食べ歩きを始めていた。
「まずは、ケーキね」
街の景観も気になれど……スイーツ店を見つければ入って注文。ブルーベリーの練り込まれたクリームに舌鼓を打つ。
「ん、美味しいわ」
タルトも見つければ勿論頂いて。食べ過ぎ、とも思ったけれど……皆へ買っていく物の選定の為だからと言い聞かせ、食を続けた。
と、そこでレシュノルティア達と行き会う。
「食べ歩き?」
「ええ……いえ、お土産の為でもあるのだけれど――」
カメリアは言いつつも、エルナが『あっ、あの店、美味しそう!』と別の店を見つければ、何だかんだで同道。
「こうなったら食べるしかないわね」
エルナから金平糖を分けてもらって、更に糖分もとってしまいつつ……お店ではムースの層がグラデーションを描く、美しいヴェリーヌを堪能。
それを皆に買うと決めて、人数分購入するのだった。
エルナ達が丘へ戻ると、キーゼが出迎え。
皆の元へ案内しつつ、買っておいたミルクレープを用意した。
「食べながら星空鑑賞しましょうか」
「いいわね」
と、カメリアもヴェリーヌを並べて甘い香りを漂わす。フローラリアやマリイも集まって、暫しスイーツをお供に星を眺めた。
「星空、綺麗ですわね」
かけらもまた優しく煌めいていて――皆の手で輝く地の星々と、空から降る星々。フローラリアはそれを瞳と記憶に刻んでゆく。
レシュノルティアも星を見つつ……つい先刻まで治安保持に勤しんでいたユークリアへ、髪飾りをつけてあげた。
「ご褒美よ。大きな作戦もがんばってたしね」
「わっ、ありがとうございます……!」
髪飾りをくれた事にも、ユークリアはちょっとドキドキ。
「大事にしますね――」
そう返しつつ、自分も拾ったかけらを手にギュッと握るように渡す。
それを見てエルナも、先程こっそり買っておいた腕輪を取り出していた。
「私も皆さんにプレゼントです!」
お揃いのもので、精緻ながら普段使いも出来るデザイン。
カメリアは早速つけてみていた。
「ありがとうね」
「喜んでもらえたなら、良かったです!」
「とても、素敵ですよ」
マリイは皆がつけた姿を見て、自分のものもそっと触れる。それから改めて星を眺めると、煌めきも増して見えて。
「本当に綺麗……心が穏やかになりますねぇ」
そう思える理由は星空だけでないのだろう。
ふと流れ星が見えると、マリイは自分の願いはよく判らなかったけれど。
(また皆さんと来れたらいいなぁ)
そう思えたのは確かだった。
キーゼも流星を視線で追う。
「決戦も無事に終わり、喫茶店のメンバーでこうして遊べて何よりでしたね、今回も」
平和で美しい星空に、実感の籠もった言葉。
皆も同じ心で頷いて――眺める星々がいつまでも美しかった。
マスターコメント
イベントシナリオ(50人)易しい 報酬:標準50 / 4〜50人
2021年05月08日 21時38分04秒 公開
参加者
ヨル・スレイマン
コルネリウス・アーラ
ミツキ・アインホルン
レシュノルティア・ピオジェレラ
ケン・Z・ブラッドリー
ルアンナ・ミュラー
エルナ・クルプファルツ
ユークリア・フィナンシェ
ナハシュ
シャルロット・エクレール
スィーリーン
テス・アウレア
フリーダ=ブロムヴィスト
パヴェル・A・サムルガチェフ
カメリア・ローレンス
- イェレミース トゥラ リディリディ
グレイブ・ヤード
イズレンディル・パラリム
マリイ・パルティス
フローラリア・ネムス・ラミナ
サフィラ・アズラク・ヴォルファング
ロイ・アウレア
ヴィナス
シャロン・ラ・モリエール
アルラ・ニグラス
ララベル・サン・ディーベル
ゴルバルティア
フリューリングスルフト=ティエラ
ニール・ロブラリア
テュリン・ヴィング
ロゼット
- キーゼ
キオルティス
アリエッタ
オゴス
エルシー・サリバン
ハル・チフ
エヴァン・ピオネロ
ネーヴェ・グラヌローザ
ベアトリーチェ・カロッサ
ティト
カルフ・オルヴォ
- スヴァン=ウォルフ=ユーウェン
エル=バ=ノイアン
シルヴィア・A・カペル
ハーヴィ
ルーンス・ラグネル
- ソフィア・ウェリタス・ノヴァ
ユズ
ライオネル・ギシュム
相談掲示板
盛況だな。…ノイアンだ、よろしく。 …(モブ依頼人に)「妹の誕生日に喜ぶような土産を買ってきてくれ」と頼まれた。…どんなものを選んだら良いか分からないから、付き合ってくれるやつを募集している。声をかけてくれると、嬉しい。
ベアトリーチェだよ、よろしくね! >ノイアンさん もし良かったらお土産ショッピングする? アタシの友達も一緒だけど大丈夫かな。
>ベアトリーチェ いいのか? とても助かる… 俺は構わないし、その友達とやらが迷惑でなければぜひお願いしたい。
>ノイアンさん わーい、快諾ありがとー♪ なら、ノイアンさんがお土産店でウロウロしている所にアタシ達が声を掛けて合流って流れが自然かな?
ロゼットよ。 星をモチーフにした商品というのが面白そうだから、 私も買い物で何か探しにいくわ。単独参加だから、 誰かとの遭遇は運にお任せかな。絡みOKな人はよろしくね。
>ベアトリーチェ わかった。その手筈で。 複数人となるとタグの使用が望ましいか。 同行者を把握しておきたい。あんたの連れの名前も教えてもらえると助かるが… それと、相談スレッドは要るか?
>ノイアン 一緒に行く友達はルアンナ・ミュラーってコだよ! 相談は別にいいかなー。目的は決まってるし。
>ベアトリーチェ ありがとう。二人の名前をプレイングに書いておく。 相談の件も了解だ。当日までに何か連絡事項があればメッセージで教えてほしい。
エルフのイズレンディル・パラリムと申します。 ノイアンさんは無事に同行が決まったのですね、良かったです。 私はコルネさんとかけらの丘に行くことになるかなと思います。 お会い出来ましたら宜しくお願いしますね。
エルフのコルネリウスです。 イズさんとかけらの丘に行く予定です。 よろしくお願いしますね。
リザードマンのライオネルだ!よろしくな! 友達と丘に星を拾いに行って、アクセサリーを作るよ。
もう挨拶したと思っていたら挨拶出来ていなかった( シルヴィアだ。よろしくね。 友人の誕生日プレゼントを買いにいくよ。もう過ぎてしまったし、渡せるかは分からないけどね。
ギリギリの顔出しとなってしまいました……! エルヴンシューターのエルナです!よろしくお願いしますね! 【喫茶】のみんなでかけら拾いやお店巡りなどなどする予定です!