【大遠征】樹海の奥で吸血鬼を見た!?
おおくまねこ
コメント 12
シナリオID:3234
オープニング
「慎重に進めよ。住み慣れてきたとはいえ、ここはまだまだ人類文明の端っこなんだからよ。どんな化け物がいるかわかったもんじゃねえ」
「ああ、分かってる。冒険者達もいねえのに、そう無茶はしねえよ」
サウゼル大樹海の奥地にて。ゴブリン達は今日も素材集めの為の狩りに励んでいた。彼らは、ブラックデスが現在進めているサウゼル大樹海の調査プロジェクトの一環として、樹海奥地に入植したゴブリン達だ。立地は辺境ながらも、拠点の居住性は悪くない。すぐ近くには大きな湖もあるし、拠点を作る際に冒険者達が匠の技で住居や家具を作ってくれたからだ。とはいえ、食料は原則として自給自足する必要があるし、ブラックデスに払う上納金もある。現地のゴブリン達は脅威の早期発見も兼ね、毎日樹海へと繰り出しているのだった。
「おい。こっちを見てくれ。妙な死体がある」
「おぉ? どれどれ」
鼻の利くゴブリンの声を聞き、ゴブリン達が一か所に集まる。そこには、干からびた大きなトカゲの死体があった。
「デケエトカゲだな……2メートルはあるんじゃねえか」
「気持ち悪い死体だな……カラッカラに干からびてやがる。それに、小せえ穴がいっぱい空いてる」
「おい。こっちにも同じような死体があったぞ!」
周囲を警戒していた別のゴブリンが指を指した。すると、そこには2メートルのトカゲ(実際には恐竜なのだが)の干からびた死体が十体近く転がっていた。さらに、周囲には少量ながらも血液が飛び散っており、最近、ここで戦いがあった痕跡が残されていた。
「な、なんだこりゃあ!」
「もしかして、このトカゲの群れは何かを襲って返り討ちにあったんじゃねえか?」
「このデカいトカゲをか? だったら、そいつもとんでもねえ化け物だな……」
ゴブリン達がただちに事件現場の調査を行った結果、現場に残された足跡は二種類であることが発覚した。一つは大量死しているデカいトカゲ。もう一種類は、二足歩行の人間ほどのサイズの生物だ。靴は履いていないので、ゴブリンの仕業ではないだろう。
「もしかして、吸血鬼なんじゃねえか」
「そうだな。全身の血を抜かれてるし……野生の吸血鬼が住んでるに違いない……」
「とにかくヤベエ。すぐにゴールディに連絡だ。応援をよこしてもらおう!」
こうして、サウゼル大樹海の二つ目の拠点に出没した謎の吸血生物の存在が、サチコの知るところとなった。
●
「……というわけで、今回皆さんにお願いしたいのは、サウゼル大樹海、二つ目の拠点の近くに出没した脅威の排除です」
「UMA発見! UMA発見! 吸血鬼ダ! 吸血鬼ダ!」(外で騒いでいるビッグオウム)
ゴールディの首都シルバードの冒険者ギルドの店にて。ブラックデスの相談役サチコは、淡々と説明を始めた。彼女によると、ゴブリン達は樹海のさらなる奥に進むための拠点の整備を進めていたのだが、その過程で無視できない脅威が発見されたのだという。
「数か月前、皆さんの協力により、湖に生息していた大型クリーパーは排除できました。しかし、その影響で、生態系が少し変化してしまったのかもしれません。我々は、新たに出現した脅威は樹海の奥からやってきたのではないか、と見ています」
サウゼル大樹海の奥地は人類未踏の土地だ。奥にいけばいくほど、強力な原生生物やクリーパーがいるらしく、深部には、超大型や大型クリーパーもゴロゴロいるという噂もある(確認しようがないので、あくまで噂だが)。
「謎のUMAは吸血する性質を持つそうです。それ以外はほとんど何も分かっていません。とにかく強力な生物であることは間違いなさそうですが。どんな能力を持っているかは未知数ですので、あらゆる事態を想定して、準備は慎重にお願いします」
サチコはそう言うと、ペコリと頭を下げた。
解説
マスターより
リプレイ
サチコの依頼を受けた冒険者達は目撃者のゴブリンに道案内を頼み、さっそく事件現場へと向かった。そこには、ゴブリン達の言っていた通り、無数の針のような穴が空き、ミイラ化した原生生物の死体が転がっていた。
「確かに干からびてるな……吸血生物なんてものが出てくるなんてな」
リューイ=ヴァレンゴルトは死体を見て唸った。
「見て。こっちの死体は爪の跡があるわ。吸血鬼にしては、ちょっと長い気もするわね……」
ロゼットは別の死体を検分し、首を捻った。爪痕な非常に鋭利で、短剣ほどの長さはありそうだ。
「樹海にこの様な生物がいるのは驚きですね。大型クリーパー亡き後の支配者気取りでしょうか?」
フリーダ=ブロムヴィストは首をかしげる。そして、おもむろに不思議な絵が描かれた一枚の紙を取り出した。
「今回は啓示(夢)で不思議な生き物の映像がありました。ゴブリンによく似ているのですが、ちょっと違いますね」
フリーダがみんなに見せた紙には、ゴブリンによく似た体型の頭が大きく、トゲトゲした謎生物のシルエットが描かれていた。
「さすがは大樹海だな……まだまだ未知の脅威がてんこ盛りそーだぜ!」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングは嬉しそうに言った。
「サウゼルに身を隠すのは過酷。吸血鬼の可能性は低い。他生物の体液を主食とする生物は、いる。それらの魔獣か、あるいは体液ごとエーテルを啜るクリーパーか。個々はそれ程強くはないと願いたいのだ」
ストレガ・L・リベルガストラは死体を検分しながら言った。
「足跡がありますね。二足歩行みたいですけど、ゴブリンさんは靴を履いてるでしょうから、これが吸血鬼(?)のものでしょうか。裸足の吸血鬼、というのもなんだかヘンな感じですけど」
トーラは足元に目を落とし、追跡を開始した。案内役のゴブリンを拠点に返した後、他の冒険者達もトーラに続き、謎の生物の足跡を追った。特徴的な足跡な上、トーラ以外にも追跡が得意な冒険者も多かったため、冒険者達は迷わずに住処らしき場所に近づいていった。
●
ブブブブ……。
冒険者達がしばらく足跡を辿ると、耳障りな羽音が聞こえてきた。
「なにか聞こえない?」
「ジャングルですし、蚊ぐらい珍しくはないですけど……それにしては、ちょっと音が大きいような……」
ロゼットの言葉に、先頭を歩いていたゲルダ・クラインは耳に神経を集中し、精神を研ぎ澄ます。その時、同じように周囲の気配を探っていたナハティガル=ラーが前方を指差した。
「生物がこちらに来る。数が多いぞ」
その直後、ジャングルから蚊によく似た形状の生物が姿を現した。ただし、その大きさは子猫ほどもある。尋常の生物ではないことは明白だった。数はざっと十数体。さらに、ジャングルの奥から増援もやってきている。
「きっしょく悪ぃ生き物だな、オイ! それに蚊かー! 当たる気がしないんだよな! サチコ、殺虫剤ある?」
ナハシュが剣を抜きながら尋ねると、サチコは首を横に振った。
「この大きさの虫に効くようなやつは流石にないですね」
●
「中途半端に大きいのが幸いだ。この大きさならどうとでもなる」
ベルク・オスマットは肉厚の刃を持つ短剣を抜いた。殺刀『指折り』・『指砕き』。隠密性を捨て、殺傷力のみを強化した特注の神材製の双刀である。ちょっと大型化し、片手剣としてギリギリのサイズになったが。
ベルクは虫の群れに躊躇なく飛び込み、一瞬で三体を両断した。
「次から次へと集まってきやがる! さっさとケリをつけた方が良さそうだな!」
ハヤトは紅い雷を纏い、虫の群れへと回転しながら突っ込む。ハヤトの刃が通り抜けた後には、バラバラになった虫がぼとぼとと落下していく。
「あ、普通に当たるわ」
「あの口……こいつがあの死体を作った犯人のようだな。鉤爪や足跡の方とは別だろうが」
ナハシュとナハティガルも双剣を振るい、次々と虫を撃ち落としていった。
「サチコ様、御下がり下さい。囲まれると危険です」
「近づかれる前に撃ち落としましょう。そこまで手ごわい相手じゃないみたいだし」
レティシア・レインフィールはサチコにそう警告しながら、杖からエーテル弾を放ち、虫の一体を撃墜した。ロゼットも魔矢を放ち、虫の一体を粉砕した。
「まとめて撃ち落とします」
ヴィルヘルミナは闘気の塊を太刀から放出し、虫たちに叩きつける。哀れにも、虫達は跡形もなく消し飛んでしまった。
「変わった虫なのだ。サンプルが少しほしいところだが……我々の火力が高すぎてみんな木端微塵になっているのだ」
ストレガはぼやきながら、凍てつく風を無視の群れへと叩きつけた。冷気による攻撃だったのが功を奏し、虫たちは絶命したが、死体は綺麗に残った。
「とう!」
トーラは肉球が付いた杖を前方に突き出した。すると、肉球のエフェクト付きの光波がばしゅーっと前方に射出され、まとめて虫たちを押しつぶした。
「飛んで火にいる夏の虫、ですね」
「数で押すタイプのようだな。集団でいる時に遭遇できたのが幸いだった」
サチコはぼそりと呟き、消えない炎で虫達を焼いた。リューイは剣を一閃し、虚空を薙ぐ。剣から放たれた衝撃波はまっすぐに飛んでいき、射線上の虫達をまとめて切り裂いた。
「サチコは……よし、大丈夫だな!」
「手早く片付けちゃいましょう!」
ギャメルはサチコの護衛を意識しつつ、魔法攻撃で虫を撃墜した。
「むん!」
ゲルダは生き残っている群れに飛び込むと、エーテルを滾らせ、その場に仁王立ちした。あっという間にゲルダは虫達に包囲され、ぶすぶす針に刺されたが、ゲルダの頑丈なボディには針など通らなかった。
「小型だけあって、耐久力はそれほどでもないようですね」
フリーダは全身から闘気を放出し、殺気の檻を造り出した。これで虫達はサチコには近づけまい。
「後は私に任せて下さい! はぁっ!」
一人で虫にたかられていたゲルダの全身からフリーダと同質のエーテルの刃が迸る。すぱぱぱぱん! 残りの虫達はゲルダに切り刻まれ、虫の羽音はそれ以上聞こえなくなった。
●
「さて、穴だらけの死体の謎は解けたけど……爪痕と足跡の方がまだだよな?」
ギャメルが地面をあちこち見回しながら言った。戦闘を行った為、地面には冒険者やサチコ達の足跡がたくさんついている。それに、怪物はやはり吸血の性質を持っていたらしく、倒した死体からは少なくない量の血液が零れていた。
「とりあえず地図にこの場所を書き込んでおくか」
ベルクはゴブリンからもらった拠点周辺の地図に、バツ印を書き足した。
「あ、良かった。吸血生物? の足跡は無事みたいです。このまま追いかけましょう」
トーラは散乱した現場の中から裸足の足跡を再び見つけ出し、指差した。
●
「天然の洞窟、ですね。かなり大きいようです」
コンコン、とハンマーで壁を叩きながら、ヴィルヘルミナが言った。冒険者達が足跡を辿ると、足跡は洞窟の中まで続いていたのだ。
「拠点からはそこまで離れていませんが……未発見の土地のようです」
サチコはコクリと頷いた。彼女の言う通り、ここは地図にも載っていない。まだゴブリン達が発見していない場所なのだろう。
「ある意味発見前でよかったのだ。この奥にはあの鉤爪の主が住んでいるはずなのだ。おそらく、さっきの虫も……探索をするなら、連中を駆除してからにするのだ」
ストレガは頷いた。
●
冒険者達はロゼットのエンライトとストレガのランタンを光源にして、洞窟の中を進んで行った。
「また、道が二手に分かれているようだ」
「うむ、描きこんでおこう」
ナハティガルがエーテルで調べた地形データをベルクの地図へと反映し、二人は洞窟の詳細な地図を作り上げていく。
「この洞窟の採掘資源の本格的な調査は後でやりますが……とりあえず、水溶性の鉱物資源の獲得が期待できそうです。後で地図に載せるデータを取に来ましょう」
地質学に明るいヴィルヘルミナは壁をコンコンと叩きながら言った。鉱物資源の中には、「雨水に晒されないこと」を条件とするものもいくつかある。
「天然洞窟だし、他にも色々な鉱物資源が眠ってそうだよな! オレの懐に入るわけじゃねぇけど景気の良い話だぜ! あとでつるはし持ってくる!」
ギャメルもニンマリと笑う。彼の家族が住む村には採石場もある。『彼女』なら、きっと鉱物資源にも詳しいだろう。ちょっと遊びに行くのも悪くないかもしれない。
「……皆、注意してくれ。洞窟の奥から、何か近づいてくる」
先頭グループを歩いていたリューイが警告を発すると、冒険者達はすぐに立ち止まった。ひたひたという足音が洞窟の壁に反響し、奥の方から聞こえてくる。冒険者達が陣形を整えて待ち構えていると、ゴブリンに似て非なる、大きな頭と長い爪を持った異形の怪物が十体ほど歩いてきた。
「あっ! これですね、啓示で見た怪物。啓示によれば『ちゅぱかぶら』という名前だそうです」
フリーダはぽん、と手を叩いた。
●
「この風体、こいつが下手人で間違いなさそうだが……虫と共闘とはどういう理屈だ?」
ベルクはチュパカブラの一体へと接近し、双刀を振り抜いた。しかし、洞窟が薄暗いこともあり、怪物は被弾を一発に抑えてみせた。ベルクは舌打ちし、反撃を回避するために前衛の後ろまで後退した。
「こいつら、夜目が効くみてえだな! まあ、こんなとこに住んでるなら当然か!」
ナハシュはベルクに加勢し、チュパカブラへと連撃を浴びせた。チュパカブラはナハシュの斬撃を二撃まで躱したが、三撃目で肩を抉られ、どす黒い血を流した。ナハシュはすぐさま身を翻し、盾持ちのフリーダの背後に身を隠す。
「うらぁ! これならどうだ!」
その直後、壁を伝って天井へ移動していたハヤトが双刀を逆手に持ったまま降ってきた。
ザシュ!
脳天を串刺しにされたチュパカブラは絶命し、ドサリと倒れた。ハヤトはダン、と大地を蹴り、ウォーリア達の後ろまで下がった。
「魔獣か、クリーパーか……いずれにせよ、ゴールディの未来の為に消えてもらう」
ナハティガルはハヤトの横をすり抜け、奥のチュパカブラへと突進した。一閃。二閃。三閃。銀色の刃が三度閃き、チュパカブラは輪切りになった。ナハティガルはすぐに後ろに飛んだ。
ギィ! ギィ!
同胞を二体殺され、残り八体となったチュパカブラは奇声を上げ、冒険者達を威嚇しながら猛スピードで突進してきた。だが、先制攻撃を仕掛けたベルク、ハヤト、ナハシュ、ナハティガルの4人は攻撃の直後にすぐに後ろに下がっている。必然的に、チュパカブラ達の全身はフリーダ、ゲルダ。ヴィルヘルミナ、リューイの4人に阻まれることになった。怪物たちは両手の長い鉤爪を振り回し、4人を切り刻まんと襲い掛かる。
「くっ」
一番ダメージが大きいのはヴィルヘルミナだ。しかし、それも他のウォーリアとの比較での話で、血の流れている量は軽傷と呼べる量であった。毒でもなければ、行動に支障はないだろう。
「いたっ」
「いたっ」
「へっちゃらです!」
フリーダ、リューイ、ゲルダの三名に至ってはほとんど無傷であった。短剣の如き鋭い鉤爪も、鍛え抜かれた授恵者の分厚いエーテルと鎧には、かすり傷しか付けられないようだ。
「こちらが踏み込んでおいて駆除するのは心苦しいけれど、共存ができない以上、やむを得ないのでしょうね」
ロゼットは嘆息しながら、追加のエンライトを発動した。これで、辺りの明るさは昼間とほとんど変わりないはずだ。
「動きが速いですね。皆様、ご注意を」
レティシアは戦況はまだこちらが有利と判断し、ヒールは温存して魔法攻撃を放った。エーテル弾は見事チュパカブラに命中し、深手を負わせた。
「チュパカブラ……聞き覚えのない響きなのだ」
ストレガは重力場を放ち、チュパカブラ達の動きを抑制した。ウォーリア達とは相性のいい相手のようだが、動き回られて後衛に奇襲を仕掛けられると厄介だ。確実に仕留められるよう、このままウォーリアに釘付けにするのが上策と見たのだ。
「奥から増援が来るかもな、みんな、気を付けろ!」
ギャメルは真っ暗な洞窟の奥に目を凝らしつつ、チュパカブラに魔法攻撃を仕掛けた。残念ながら、チュパカブラは上体を逸らして攻撃を避けてしまった。
「まとめて切り裂きます!」
ヴィルヘルミナは太刀を振り上げると、自分を中心に闘気を炸裂させた。熱源探知の能力を持つヴィルヘルミナの眼には、洞窟の中でも敵の姿がはっきりと見えていた。凄まじい衝撃でチュパカブラがまとめて吹き飛び、三体が壁に叩きつけられて絶命した。
「どれも変に似ていて気持ちが悪いですね……」
トーラはなんとなくさっきの虫とチュパカブラが似ているのが気になっていた。というのも、なぜか両者は揃って体色がピンク色だったのだ。それに、目の形も同じ気がする。トーラは魔法のロッドから肉球ビームを放ち、負傷していたチュパカブラの一体にトドメを刺した。
「俺達の出番か」
リューイはチュパカブラの攻撃を盾で捌きながら、速さを重視した一撃を一体に叩きつけた。チュパカブラは回避を試みるも間に合わず、深手を負った。
「興味深い生物ですが、残念ながら友好的な存在ではなさそうです」
フリーダはチュパカブラの攻撃を盾で受け止めながら、闘気の壁を作り出した。洞窟の通路を殺界で防がれ、チュパカブラ達はそれ以上冒険者側に進めなくなった。
「見事な連携ですね」
サチコは感嘆したように呟いた後、杖を構え、大きな火球を放つ。爆炎がチュパカブラ達を嘗め尽くした後、冒険者達とサチコの親衛隊がなだれ込み、ほどなく、チュパカブラ達は全滅した。
●
「さてと……一応あの死体の謎は解けたけど、このまま進む、でいいんだよな?」
「うむ、奥に女王とかいる可能性もあるし、根絶やしにしないと拠点のゴブリン達も落ち着かぬだろう」
ギャメルの問いかけにストレガが首を縦に振る。すると、サチコも首を縦に振った。
「そうですね。この洞窟に眠っているであろう鉱物資源はゴールディとしては見逃せません。このまま洞窟内の脅威の排除をお願いできますか」
サチコの言葉に、冒険者達は頷いた。
……。
「そろそろエンライトが切れそうだわ……ハヤト、ランタンお願い」
「お、了解」
ロゼットは最後のエンライトがそろそろ切れそうなのを悟り、ハヤトに声をかけた。
「ランタンは私が持ちましょう」
レティシアが挙手し、彼女がランタンを一つ持つことになった。
「前衛も誰かはランタン持っといたほうがいいよな……エンライトならともかく、ランタンは壊される可能性もあるし」
「じゃあ、オレも持つよ。戦闘になったら床に転がす。壊れないことを祈ってくれ」
サチコ親衛隊のウォーリアが挙手し、彼が予備のランタンを持つことになった。
●
「……嫌な予感が的中です。奥に何かいます。人間より遥かに大きい何かが」
エーテルで洞窟の気配を探っていたトーラは足を止め、後ろを振り返った。
「お、この洞窟の主ってことか?」
「恐らくそうだろう。それに、周りにも7体生物がいる。同じ空間に一緒にいるということは、眷属か何かだと考えるべきだろう」
ナハシュの問いに答えながら、同じくエーテルを飛ばしていたナハティガルは、敵の配置と奥の地形のイメージを壁面にガリガリと刻んだ。
「入植されたゴブリンの皆様の安全の為には、排除するしかありませんね」
レティシアは嘆息する。ここまでヒールの出番はなかったが、どうやら温存しておいて正解だったようだ。他の冒険者も大なり小なり、エーテルは小出しにして戦っていた。道中で出会った敵がそこまで強くなかったというのもあるが、ベテランの嗅覚で強敵と出会う予感を感じていたのだろう。
「ここが正念場だぞ! じゃ、ちょっと詰めてくれ」
ギャメルは冒険者仲間のウォーリアとシーフ達(合計9名)を直径5メートルの円内に押し込み、効果範囲を拡大した攻撃力強化の魔法をかけた。
「では、『ウェイブ・オブ・インフィニティロア』を使います。この人数なら、全員一回で範囲に含めるでしょう」
レティシアの白銀色の杖から加護のエーテルが広がっていく。黄金色のエーテルに包まれた冒険者達は、すぐさま洞窟の奥に突入していった。
●
「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」
洞窟も奥に、巨大な怪物の叫び声が木霊する。洞窟の奥にいたのは、馬車ほどもある巨大な蝙蝠のような生物だった。体色は道中に出くわした虫やチュパカブラと同じくピンク色だ。体の細部のデザインも、どことなく似ている気がする。また、蝙蝠の側には、同じくピンク色の体色を持つ、馬ほどの大きさの巨大蟻が七体控えていた。冒険者達は蝙蝠担当と蟻担当の二手に分かれ、交戦を開始した。
●
「蟻の二体は我々が抑えます。6人いればそのぐらいはなんとかなるでしょう」
サチコとその親衛隊達は蟻の方へと向かっていった。
「こんな化け物共が住んでいたとはな。早めに発見できたことは幸運だったか」
ベルクは蟻の一体に突進すると、双刀を叩きつけた。ガチン! と見た目通りの硬い感触が腕に伝わるが、ベルクはお構いなしに三度刃を叩きつけた。連続で叩きつけたおかげで、頭の甲殻は歪み、メイスで殴られた兜のように変形した。ベルクはすぐさまバックステップで退避し、蟻の反撃を防ぐ。
「でっけえ! なんだこりゃ! 蝙蝠っつーかもうほとんどドラゴンじゃねえか!」
ハヤトは蝙蝠の巨体に驚きつつも、天井を走って蟻をやり過ごし、蝙蝠へと接近した。天井を蹴ったハヤトは縦回転しながら急降下し、蝙蝠の頭に連撃を叩きつける。
ザシュッ!
ハヤトの攻撃は見事に蝙蝠に命中し、蝙蝠の頭の肉が裂ける。しかし、蝙蝠はハヤトの攻撃など意に介していないように、反撃の準備を始めた。ハヤトはそのまま壁まで走り、天井に身を隠した。
「こいつら鎧みてえな体だな! けど、関節はあるだろ! 学園で習ったぞ。昆虫は『頭・胸・腹』の3つに分かれてるってな!」
ナハシュは壁を走り、蟻の後ろに素早く回り込んだ。ベルクに注意が向いている隙を突き、甲殻の隙間を狙って双剣を滑らせる。作戦は功を奏し、ナハシュの刃は蟻の首を見事ねじ切った!
「よっしゃ! こいつら頭のつなぎ目が弱点だ!」
「こいつらを蝙蝠から引き剥がせるか?」
ナハティガルは蟻へと突進しながら、剣に纏わせた光の塊を叩きつけた。光のハンマーが三体の蟻を巻き込んで炸裂した後、ナハティガルは横っ飛びし、限界まで蟻から距離を取る。しかし、蟻はナハティガルを追うそぶりを見せず、蝙蝠へと道を塞ぐことに専念している。
(王の護衛が最優先というわけか。引き離すのは無理そうだな)
「固まっていますね。まとめて攻撃するチャンスです」
フリーダはナハティガルと入れ替わるように前に進み出ると、道を塞いでいる蟻に向かって白金のパラッシュを一突きした。パラッシュが纏った光の刃は蟻を三体纏めて撃ち抜いたが、蟻の甲殻は固く、ダメージはそれほど与えられなかったようだ。
「雷蛇大禍」
ストレガは敵の機動力を奪うべく、荒れ狂う稲妻を召喚した。稲妻は意志を持つ蛇のように蟻たちや蝙蝠に絡みつき、敵の移動を妨害した。
(乱戦になればこちらも範囲攻撃が使いにくくなる。なんとか早めに数を減らしたいのだ)
ギギギギギ!
蟻たちのうち、3体はフリーダに集中攻撃を仕掛けた。ガチン、ガチンと強靭な顎がフリーダの頭や肩を食いちぎらんと挟み込むが、フリーダの体は鋼鉄のように固く、フリーダにはかすり傷しかつかなかった。さらに、牙の毒がフリーダの体に浸透しようとしたが、それもフリーダは並外れた抵抗力で弾き飛ばしてしまった。
ギチギチギチ!
歯を鳴らしながら、一体の蟻はガシャガシャと壁をよじ登っていく。天井にエスケープしているハヤトにも噛みつくつもりなのだ。
「おっと! やっぱ蟻だな! 壁も登れるのかよ!」
ハヤトは天井を蹴って地上に非難し、蟻の攻撃を回避した。チラリとサチコの方を見たが、サチコは親衛隊の後ろから、二体の蟻をまとめて燃やしているところだった。
「フリーダ様から離れてください!」
ゲルダはフリーダを囲んでいる蟻の一体に向けて巨大な槍を一突きした。槍から飛んだ不可視の衝撃は蟻の側面に命中し、一撃で頭を吹き飛ばした。
「見た目は竜より脆そうですが、どうでしょうか」
エーテルを放出して加速し、蟻の隙間を駆け抜けたヴィルヘルミナは渾身の力を籠めて太刀『月虹』を振り抜いた。狙うは蝙蝠の胴。竜の鱗すら切り裂く刃は爆撃のような威力で蝙蝠の胴へと叩きつけられ、切り裂かれた傷口から鮮血がこぼれ出た。
「ウオオオオオオ!」
しかし、蝙蝠はまるで怯む様子を見せず、ヴィルヘルミナに向かって巨大な腕を振り抜いた。
バゴッ!
その凄まじい膂力に押され、ヴィルヘルミナの骨が軋む。この巨大蝙蝠のパンチは相当頑丈なヴィルヘルミナをもってしても吐血するほどのダメージだった。蝙蝠はストレガの雷禍の拘束を受けたまま、飛翔して冒険者達と十メートルほど距離を取った。
「「ヴィルヘルミナ!」」
すかさずロゼットとギャメルがヴィルヘルミナにヒールをかける。卓越したヒーラー二人の治療により、ヴィルヘルミナの傷は綺麗に塞がった。
「これは……かなり危険な相手ですね」
「翼を狙えば!」
トーラは全霊を『CPPスタッフ』に籠め、光弾の雨を矢襖の如き勢いで浴びせかけた。放たれた(時折肉球型のものが混ざった)光弾はフリーダを囲んでいた蟻もろとも蝙蝠に命中し、その全身を撃ち抜いた。
「ウオオオオオ!」
蟻は大ダメージを負ったものの、蝙蝠の方はピンピンしていた。翼にも僅かな傷がついただけで、貫通には至っていない。
「なんてタフさでしょう!」
「あのデカいのはやばそうだな、すぐ行く!」
リューイは剣を一閃した。光の斬撃がトーラの魔法で弱っていた蟻の一体に命中し、壁際まで吹き飛ばした。蟻はそのまま力なく倒れ、動かなくなった。これで残る蟻は、五体。
「サチコ様、親衛隊の皆様、ご無理はなさらぬよう」
「おう! 全員で生きて帰ろう!」
レティシアとギャメルは、蟻に噛まれて負傷したサチコの親衛隊にヒールをかけた。
●
「さっさと蝙蝠組に加勢せんと死人が出そうだな」
ベルクはフリーダに群がっている蟻の一体の首に狙いを定め、側面から襲い掛かった。すでにフリーダの闘気塊やトーラのメテオライトで弱っていた蟻は、ベルクの斬撃で首を吹き飛ばされた。ベルクは返り血を浴びながら二体目に踊りかかり、もう一体の首を薙ぐ。ベルクはハサミのように二刀で強引に蟻の首を挟んでねじ切り、二体目もあの世に送った。
「こいつはマジでヤベエ生き物みてえだな!」
ハヤトは壁を蹴って高さを稼ぐと、蝙蝠の顔面に飛びついた。すかさず双刀を振り、両の眼球を切り刻む。この攻撃で蝙蝠の眼は潰れたが、ほとんど一瞬で再生してしまった。
「不死身か、コイツ!」
ハヤトはぼやきながら、キックをお見舞いして蝙蝠から離れた。
「よし、あと二体だな! サチコ、加勢するぜ!」
「ふう。頭を噛まれた時はどうなるかと思いました」
ナハシュはサチコ達と交戦していた蟻へと襲い掛かり、首の関節を狙い撃った。三度の斬撃が甲殻の隙間にねじ込まれ、蟻の首が再び宙を舞う。その直後、フリーダの放った光の斬撃が蟻に叩きこまれ、蟻の頭が弾けるように後ろに反り返った。甲殻の隙間を狙ったつもりだったが、少し狙いが逸れたらしい。
「どうやら急所を狙わないと有効打にはならないようです。甲殻の隙間を狙いましょう」
「蟻はもうじき殲滅できそうだが……問題はあの蝙蝠なのだ」
ストレガは奥へと退いた蝙蝠に向け、重力場を放った。さすがに魔法による二重の拘束は効いたのか、蝙蝠はかなり飛びにくそうにしている。
「トドメです」
サチコの放った光弾の雨が蟻の二体を撃ち抜いた後、ゴブリンのウォーリアが蟻の胴を両断した。さらに、シーフが蟻の首に毒のエーテルを籠めた一撃を叩きこむ。二体の蟻はぐらりと揺れ、焼け焦げた死体へとなり果てた。
「蟻さんは全滅ですね! みんなで蝙蝠を狙いましょう!」
ゲルダは目標を蝙蝠に切り替え、重力場に囚われている蝙蝠目掛けて天槍を突き出す。轟音と共にエーテルの刺突が飛び、蝙蝠の眉間を貫いたが、頭蓋骨が露出してなおも、蝙蝠は絶命していなかった。
「ウオオオオ!」
蝙蝠が怒りの咆哮を上げると、全身に赤黒いエーテルが渦巻き始めた。エーテルは血の刃となって広範囲に降り注ぎ、ハヤト、ゲルダ、リューイ、ヴィルヘルミナを襲った。ハヤト以外の三名が被弾し、その全身がズタズタに切り刻まれる。蟻相手にはびくともしなかったウォーリアの三名だったが、今の攻撃でリューイは瀕死に追い込まれ、ゲルダとヴィルヘルミナさえも血だるまにされた。
「ヒールをかけるわ! 私だけじゃ手数が足りない! ギャメルとレティシアもお願い!」
ロゼットはすぐさまゲルダにヒールをかけた。しかし、激しく流血しているせいか、傷の治りが普段よりも非常に悪い。
「みんな、気を付けて! あの血のカッターを受けると回復魔法が効きにくくなるわ!」
「あのゲルダを一撃であそこまで傷つけるとはな!」
銀髪をたなびかせ、黒い影が踊る。一瞬で蝙蝠の背後に回り込んだナハティガルは壁を蹴って宙を舞い、双剣で蝙蝠の首を切り刻んだ。
「ウオオオオ!」
「……化け物め」
これほど血を流しても未だ倒れる気配のない蝙蝠を見据え、ナハティガルは舌打ちした。
「私の回復は後回しで結構です。最悪自力で回復できますので」
ヴィルヘルミナは太刀を一閃した。閃光の如き斬撃は蝙蝠の脚に命中し、細い脚をスッパリ切断した。が、すぐに内側から肉が盛り上がり、また新しい脚が生えようとしていた。
「やはりクリーパー……エーテルが尽きない限りは再生できるようですね」
「ここが切り札の出し時か!」」
リューイは渾身のエーテルを注ぎ込み、蝙蝠へと斬りかかる。落雷の如き爆音と共に叩きつけられた唐竹割の一撃は蝙蝠の腰に命中し、肉を爆ぜさせた。
「このぉ!」
ニャー!(効果音)
トーラの杖から巨大な光波が迸る。フルパワーで放たれたタイダルストリームは蝙蝠の右半身を飲み込み、ぼろぼろにした。
「サチコ様、決して前に出てはなりません! 範囲攻撃が脅威ですので、一か所に固まらぬようお願いします!」
「ヒールが尽きるまでになんとか仕留めてくれ! 頼むぞ! オレ達はたぶん回復だけで手いっぱいだ!」
ギャメルは解呪をヴィルヘルミナにかけ、流血を止めた。その直後、レティシアがハイパーヒーリングオーラを放ち、負傷者の回復を急いだ。
●
――この化け物を決してこの洞窟から出してはならない。
冒険者達とサチコ達は誰に言われるでもなく、そう悟っていた。戦いは熾烈を極め、サチコの護衛はシーフ以外はダウンし、リューイとフリーダ、ゲルダが一度ずつ倒れ、さらに一度倒れたヴィルヘルミナが根性で立ち上がった中、ついに蝙蝠の再生が止まった。
「ウオオオオオ!」
蝙蝠は奇声を上げ、迷わず洞窟から逃げ去ろうとした。だが、冒険者達は蝙蝠が背を向けた瞬間、集中砲火を浴びせた。そして――。
「ハァ、ハァ……逃がすか!」
リューイの放った衝撃波が背中から蝙蝠を撃ち抜く。どてっぱらに風穴を開けられた蝙蝠はズズン、と地響きを立てて落下し、それ以上動かなくなった。
「皆さん、いったん拠点に帰りましょう。調査は後回しでいいです。まずは怪我人の治療を」
ずっと蝙蝠を燃やしていた『消えない炎』を消したサチコがそう宣言すると、冒険者達は足早に拠点へと引き返した。
●
「蚊と蟻と獣と蝙蝠のクリーパーが共闘していた……これは、クリーパーの生態を解き明かす重大なヒントとなるかもしれないのだ」
ストレガは回収した怪物たちの遺体を丁寧に解体し、体の構造を見比べ、スケッチをし、熱心に研究記録をつけていた。『吸血』以外にまるで共通点のない生物を原型とする集団だったが、不思議なことに体の構造には一定の共通点が見いだせる。これはストレガにとっては、非常に興味深いことであった。クリーパーはクリーパー同士で争うこともあれば、共闘することもある。これがどういう法則で為されているかは、未だに解明されていない。ちなみに獣型の呼称はフリーダの命名通り、『チュパカブラ』が採用された。
「あ、結局吸血鬼ではなかったんですね」
「うむ、アンデッドではなかったのだ」
トーラの問いに、ストレガは頷いた。
「あの洞窟は鉱物資源の宝庫です。浅い層には硝石などの水溶性の鉱物が豊富に埋蔵されているようですね」
「奥の方まで潜ると、地下水脈に繋がってたぜ。湖ともつながってるみたいだな」
「人類未踏の地だし、ここをゴブリンが独占できると考えると、なかなかの成果なんじゃないかしら」
つるはしを手にヴィルヘルミナとギャメル、そしてロゼット、ベルク、ナハティガルが戻ってきた。どうやら蝙蝠のいた洞窟は、鉱床として優れた場所だったようだ。ベルクとナハシュは洞窟の地図に、鉱物の採取ポイントを詳細に描きこんでいた。
「しょうせき? って何だ?」
ナハシュが問いかけると、レティシアが解説してくれた。
「硝石は硝酸カリウムの塊です。染料や肥料にも使えますし、塩と一緒に肉にすりこめば、腐敗を抑制することもできます」
「なるほど、つまりすげえ石なんだな!」
「ええ、そうですね」(微笑み)
この時代のロスガリア大陸において、硝石を原料とする『黒色火薬』はまだ発明されていない。この洞窟の真の価値にゴブリン達が気付くのは、もう少し先の時代のことであった。
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:多い13 / 8〜25人
2023年10月10日 12時59分24秒 公開
参加者
相談掲示板
ウォーリアのリューイだ。 まずは事件現場に行く→吸血生物の足跡を確認→足跡を辿って巣の探索→巣の中に突入して戦闘! 俺としては、こういう流れと受け取ってる。
ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 展開としてはリューイの言った流れかしらね。 足跡を辿っていく途中で、昆虫型の吸血生物の襲撃がある。 足跡の先には天然洞窟があって、内部で亜人型のと遭遇戦、 そして洞窟の最深部でロード型、アリ型との最終戦かな。 洞窟は深そうだし、照明か暗視の備えがあった方が良いわね。
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! 捜索と討伐の流れで良さそうですね。 サバイバル知識などで足跡を追ってみもうと思います。 もう一枠は暗視か看破にして、看破にする場合はランタンなどを持ちますね。 戦闘では飛んでいる相手が多い様なので、命中の高い杖装備で行ってみようと思います。
ヒーラーのギャメルだぜ! みんな、よろしくー! 敵のタイプが複数あるな。 昆虫型のエーテル吸収の針の追加効果がイヤな感じー! なるべくほかのタイプと遭遇しねぇうちに昆虫型を全滅させたいところだなぁ。 範囲攻撃が得意な人が昆虫型のバステの影響を受けねぇように、ヒーラーとしてサポートするつもりだぜ。 ほかの敵もバステを使うようだし、解呪系スキルを用意しとく!
ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 鉱物資源が眠る可能性を考えて私は地質学で辺りを調べてみる事にします。 吸血生物の対処をしない事には落ち着いて作業できないので、こちらの対処が先ですけど。 最悪、洞窟の破壊で吸血生物は対処可能のようですが、これは最終手段ですね。 こちらが壊滅するよりマシですが、そうならないようにしたいものです。 ロード型は周囲に蟻型の吸血生物がいることもあって守りは強固みたいですが、範囲攻撃には巻き込みやすそうではありますね。 サチコさんにお願いして吹っ飛ばしてもらうのも手かもしれません。
照明用に「エンライト」は持ち込んでおくわね。 暗視が無かったり、他の技能を持ち込む人のために。 ロード型とアリ型の連携は戦いにくそうね。 アリ型に「執着」を付けられて、引き付けられてる間に ロード型の血液カッターで範囲攻撃に晒されそう。 BS解除の方をメインに、執着や流血を治療させてもらうわ。
シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 現地到着後は《宗波》で樹海と洞窟内の地形調査&索敵を行なうつもりだ。 >流れ 全体のざっくりとした流れとしては―― ①樹海の奥地を徘徊している昆虫型を掃討。徘徊している亜人型を発見した場合はそれも撃破。 ②洞窟内に突入。亜人型を掃討しながら最深部を目指す。 ③ロード型とアリ型を可能な限り引き離し、それぞれ撃破を目指す。 上記のような認識で問題ないだろうか?
>ナハティガル >流れ そうね。 トカゲの死体があった現場から、足跡を追跡して奥地へ。 その道中で遭遇する昆虫型を撃破、さらに足跡を追って、 天然洞窟へ。洞窟内の吸血生物を撃破する、かな。 アリ型は「ロード型の側から離れない」と書かれているから、 工夫がない限りは、別の場所まで引き離すのは難しそう。 そのままだと最深部の広い空間で、集団での乱戦になりそうね。
いよいよ明日出発ですね。忘れ物にはご注意を。皆さん、よろしくお願いします。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 追跡やらはこの面子だから問題ねーだろーし戦闘優先で吸血鬼共を撃破してくぜ!!
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 索敵と取りこぼし防止を主眼に動くつもりだ。
顔出しがギリギリになってしまってごめんなさい……! ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 基本的に吸血生物の撃破を目的とした行動になるかなと思います。 諸々対応できるように頑張りますねっ