【南乱】南海の魔獣、北上す

紀藤トキ

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シナリオID:2860

オープニング

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 ロスガリア大陸の南方。夜間、陸地も見えず船も通わぬ大海の上に、巨大な怪物が中吊りにされていた。死んではいない。大きく広がったヒレを力なく動かし、鰓から水を吐き出している。それは、エイの大魔獣であった。

「王国を襲わせるだけなら、アンデッドにした方が楽なんじゃないかな?」
「ああ、偉大なる右腕様のお言葉に肯んじぬ私をお許しください。確かにおおせの通り、この程度の魔獣は殺して操る方が容易ですが……」

 そのような言葉を交わす人影が、魔獣の脇に浮いている。どちらの肌も青白く、どちらも厭世的な笑みを浮かべていた。

「この一手間が、かの人間どもの国家に楔を打ち込むための、仕込みとなるのですよ。これが右腕様の退屈を紛らわす演目となりますれば、幸いですとも」
「そうかい? 君がそう言うなら、それでいいけど」

 メドゥの右腕と呼ばれる吸血鬼がパチンと指を鳴らせば、空中に固定されたままの魔獣の口がこじ開けられる。そこへ、もう一人の吸血鬼が一抱えもある包みを放り投げた。

「さて、すぐに効果が出るでしょう。ククククク……、ハハハハハ!」
「君が楽しそうで何よりだよ。それじゃあ、引き返そうか。さよなら、怪物君。もう会う事はないと思うけどね」

 盛大な水柱をあげて、魔獣が海中に没する。荒れた海が元通りになるころには、人影は姿を消していた。

●
「事態は、諸卿に送った書簡通りだ。外海の大型魔獣が北上している。偶然発見した高速商船の報告によれば、南海にいるエイ型の魔獣らしい」

 リーンエス王国南方を預かる辺境伯として、カーチス・ラザフォードは外敵を打ち払わねばならない。東西や北の辺境伯と同じく、有事に置いては独自の判断で周辺諸侯へ援軍を募る事を許されていた。海洋貴族と呼ばれる軍船を自前で持つ家に使者を出し、返答が出そろったのが今日の事だ。魔獣の進行に対するべく、これから出陣することとなる。

「大型魔獣と言っても、伝説になるような化け物ではない。艦隊で当たれば討伐できるだろう。だが、非常に狂暴化している様子だともいう。慎重に事に当たって欲しい。質問はあるだろうか?」

 自家の軍船を自ら率いて来た伯爵が、おずおずと手を挙げる。何か、と問われて左右を見てから、意を決したように口を開いた。

「ディンドルフ候の船が少ないようだが? というか、ほとんど送ってきていないのではないか?」
「悪いねぇ。他の連中は御多忙だとさ」

 答える女船長ローラも、ため息交じりである。本拠地のディントにいる艦を出せば良いと言ったのだが、侯爵の代理として艦隊の指揮を執っていた長男は、自領を守る為に温存を指示した。ディンドルフ家から独自の判断で参じたのは、ローラ以外に糸目の三男エドガルである。昔気質の船長であるローラはともかく、エドガルの方は積極的に援軍に来たというよりは、跡取り争いで長男の逆を張っただけだろうとカーチスは予測した。

「自分が出なくても勝てる程度の相手だから、無視って事だろう? ディンドルフにカーチス様が甘く見られているという事だろうな」
「……かもしれないな」

 そのような評価にも、カーチスは言い返す事はしなかった。事実であろうと、誰もが思っているところでもある。だとしても、伝統に乗っ取った招集を事実上無視するというのはただ事ではない。ざわつく一同を、鋭い中年男性の声が制した。

「ディンドルフ候の艦隊の抜けた穴は、同盟者として我々がお埋めしましょう。エスト・ポーラの軍船はリーンエス王国の艦列に並んでも見劣りする事はありませんぞ?」
「ランドン卿……。ご協力に感謝いたします」

 ピンと立った口ひげが特徴的な、細身の男だ。カーチスの姉、クレアが襲撃を受けた件に関連してエスト・ポーラから派遣された船団の指揮官で、名をラセル・ランドンと言う。総勢では辺境伯家の艦隊が3つ、エスト・ポーラの派遣艦隊が1つ。それ以外の家の艦隊も、合わせれば1個船団にはなるだろう。対するは大型魔獣一体だけ、ではない。大型魔獣が動く際には、つられて中型以下の魔獣も動く。対処を誤れば、大型魔獣よりも中型以下のもたらす被害が多いことすらある。

「俺の知る限り、エイの大魔獣の特徴は、何よりも速さだ。奴は海の上を飛ぶ。ついてくる魔獣も似たような足の速い奴らだ。広く展開しないと、簡単に抜かれるぞ」
「クラーケン卿は、見た事があるのか?」
「まあな」

 その知識を買われ、仮面の男の艦がカーチスが座乗する総旗艦となった。他の艦隊は、古参の優秀な提督が指揮を執り、諸侯の艦隊は、ディンドルフ候の配下で勇名を馳せたローラが女だてらに取りまとめる事となった。全体は広く横に広がって敵を待ち構える。

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 エイ型の魔獣との過去の交戦記録はいくつか残っていた。好戦的ではなく、遠距離から大弓を打ち込めば逃げ去る事が多いという。近海に迷い出た際の討伐例もあり、その場合は砲戦主体の艦が叩いたのちに、足の速い艦で追いついて止めを刺したようだ。今回は、遠い海上で発見されている。大魔獣は追い返し、中型以下の魔獣を防いで終わりだろうと、思われていた。

「冗談じゃない。逃げる様子なんかないじゃないか。このままじゃまずい」
「チッ、癪だけど、この寄せ集めじゃ無理だね。あいつの眼は大型艦に向いている。このまま引き付けて逃げるよ!」

 最初に接敵したのは、寄せ集めの諸侯船団。数の上では最大だが、連携などできはしない。想定と違って退く様子のない魔獣を見て、戦い慣れたディンドルフの三隻は巧みな操艦で敵の主力の目を引きつつ戦線を離脱した。手近にいるカーチスの旗艦艦隊へ向けて、全力で帆走する。追いつかれた一隻が沈み、ローラの艦とエドガルの艦が這う這うの体で逃げ延びて来た。

「……記録通りなら、これで逃げ帰る筈なのだが」

 遠眼鏡を覗いていたカーチスがため息をつく。初手のバリスタの一斉射撃で、数発が当たったようだが魔獣が引く様子はない。しかし、注意は追跡中の二隻から逸れたようだ。

「向かって来るぞ。次は良く狙え。装填、急げ」

 この艦隊は新造艦が多く、その分練度が低い。本命の魔獣はともかく、一緒に来るだろう雑魚魔獣に取りつかれる可能性が高いと見て、白兵要員に冒険者達を雇うという判断をしたのが、吉と出そうな展開だ。

「体当たり……、いや。尾に気を付けろ!」
「チッ、トビウオの魔獣がいるじゃねぇか。あっちのありゃあ、イカか!?」

 海面を跳ねる中型以下の魔獣の姿も見えだした。似た挙動の敵が纏まっているなら、下を抜けられる心配が薄いのが救いだろう。バリスタの第二射の準備が整ったが、血を流しながらも大魔獣は臆せず突っ込んでくる。振り上げた腕を、カーチスはギリギリまで引き付けてから振り下ろした。

「第二射、撃て! ……以後、各艦判断で対処せよ。以後、旗艦の行動はクラーケン卿に委ねる」
「って言われてもな。ココを通す訳にはいかんのだから動く訳にもいくまいよ」

 大型艦と中型艦は既に帆を降ろしており、向かって来る敵をその図体で引き付ける構えだ。小型艦は帆だけでなく櫂も使って動き回る。果たして、どちらが生存性が高いのかは定かでない。

「……最悪、マストは取られても構わん。バリスタと船体を守れ。甲板員、抜刀!」

 カーチスが杖を構える。船員の怖れを肌で感じ、クラーケン(グレゴール)は大声を張り上げた。

解説

突然ですが、海戦です。 ●お願い 一行目に、乗っている船を【大】【中】【小】で指定してください。 グループを宣言したり、【中1】などと番号を振った場合は同じ船になる様考慮します。 ●味方戦力 大型艦×1  バリスタを4基、船首(大)、船尾・左右舷(小)と菱形に配置しています。初手でエイに狙われています。  カーチスとクラーケンが乗っています。なお、船員はちゃんとした生身の人間です。 中型艦×2  バリスタを2基、船首と船尾に1基づつです。旗艦の左右に並んでいます。 小型艦×10  バリスタを1基、船首側です。小回りが利き、遊撃的に動きます。耐久は低いです。 (中型艦×2)  ローラとエドガルの艦です。カーチスの艦隊の近くを一度通り過ぎてから戻って来るようです。  既に受けているダメージはそれなりに大きめです。PCは乗っていません。 船単位で戦闘を解決し、基本的には人ではなく船が攻撃を受けます。一定以上のダメージを受けると沈みます。 船員については、船とセット判断します(船が攻撃を受けると適当に船員も減ります)。 冒険者に指揮権は無いですが、突っ込めとか避けろ、撃てなどの大雑把な船の動きを指示した場合、受け入れてくれる場合がありますバリスタの射程は50ヘクスほどあります。上には向きません。とても強力ですが、上位PCがスキル込みで殴ればそれ以上の火力が出せます。 。 ●敵戦力 大エイ魔獣  海面を跳ねるように飛び、移動中に急旋回を一度だけ行うことができます。  体当たりはとても強力ですが、船にぶつかると痛いので大体は他の手段を使います。  尻尾の棘が非常に強力で、鞭のように叩き付ける範囲攻撃になります。  幅3ヘクスの水流ブレスを吐く事が可能です。  小型魔獣を翼下に抱えて、まき散らすこともできます。 トビウオ魔獣(小)  たくさんいる。突っ込んで来て刺さる。ストレートでぶっ飛ばす。 ソードフィッシュ魔獣(中)  トビウオよりだいぶでかい。体当たりと衝撃刃を飛ばすカジキマグロ。美味しい。 イカ魔獣(小)  飛んでくるスルメイカ。体当たりと毒墨回避、触手攻撃。 エイ魔獣(中)  小さいエイ魔獣。親玉同様にブレス、鞭攻撃を使いこなします。

マスターより

紀藤です。 解説に入りきらなかったので特殊な宣言ルールを入れておきます。 ●特殊ルール:船のダメージの肩代わり セットアップの『攻撃/防御/回避集中の宣言』のタイミングで宣言します(○○集中とは併用できません)。 攻撃を受けた船に肩代わりを宣言するPCが居た場合、成功したかどうかを命中依存で判定します。 1ターンで複数回肩代わりが可能ですが、回数を重ねると成功率が低下します(目標値が上がります)。 なお、カバリングはこの宣言と別に判断します。 悪い奴が何やら仕込んだらしく、海で魔獣が暴れています。 強さから言えば、リヴァイアサンとかクラーケン(本物)のような格ではないですが、足も速く完封するのは困難な敵です。 万が一この艦隊が全滅しても、後から駆けつけた他の艦隊がなんとかして救助もしてくれるので、死亡はしません。 NPCは、(せっかく素敵イラストがついたので死んで欲しくないですが)旗艦が沈めば死ぬかもしれません。

リプレイ

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 向かい風の中、波高い外海で一定の間隔で足を止めたままでいる事は、相応に難しい。南方辺境伯家の大型、中型各船はいつでも動けるように帆を降ろしてはいるが、風をはらむのは最小限にそれぞれの位置を整えていた。追い風を受けたディンドルフの大型船二隻がまっすぐに近づいて来る。全長40mを超える巨艦3隻の交差は迫力があった。

「追って来る魔獣も、随分大きいじゃないか。それに、速い」
「確かにね。ぶつかったら大変そうだ」

 その後方、エイ型の魔獣を見つけたローザリカ・L・ディオールが声を漏らした。俯瞰すれば大型船の方が大きいが、横幅では同じくらい。生き物として見れば驚くべきサイズに、強敵と見たジュスト・ヴェルジーも身構える。

「できる限り、受け流すようにします」

 盾を構えたコルネリウス・アーラも警戒の色濃く様子を伺った。自分達の乗る船の左右を追われる二隻が通過していく。ここに来るまでに魔獣と交戦してきたのだろう艦尾方向の損傷と、甲板上で呻く負傷した船員を見てアンジェが唾をのみ込んだ。

(……アンジェ、にも、できることが、ある……)

 周囲の歴戦の授恵者に比べて回復しかできないと委縮していた彼女だが、あの様子を見れば回復は十分な力になると思う。

「最初の支援は僕が」
「では、効果が切れた頃に私が掛け直します」
「アンジェも、守りの力を使います。船員さん達に」

 ローザリカとレティシア・レインフィールの会話にそう混ざれば、頼りにしているというように頷き返された。敵の姿はだんだん大きくなり、バリスタが斉射された。離れていてもいくつかは命中し、血も流れたようだが堪えた様子はない。さらに近づく敵を見据えてカーチスが抜刀を指示する。

●
 旗艦の左右、二回りほど小さい中型船でも慌ただしく戦いへの備えが為されていた。

「あの大型のエイ、様子が普通じゃないわ」
「……何かに追われているか、魔獣使いが操っていたりするのでしょうか?」

 ロゼットとトーラがそのような言葉を交わす横で、リディリディ・トゥラ・イェレミースは物憂い横顔を見せていた。

(あまり海産物は好きではないのですが……)

 生臭いので良く焼かねば、などと既に食材扱いしている内心は表さず、愛用の杖を正面へ向ける。大型船のジュストとリディリディが、ほぼ同時に移動阻害の力場を張った。つんのめるように停止した先ぶれの小物を、巨大な魔獣が引きつぶしながら通過する。エイの魔獣はそのサイズ感も相まってとてつもない速度で動いていたが、結界を一つ越えるたびにがくりと速度が落ちた。

「あのサイズでは船と同じだ。一度行き足が落ちれば、すぐには加速できん」

 クラーケンが言う。十分に速度の乗った高速帆船は一般人が走っても追いつけぬ程に速くなるが、トップスピードに達するには時間がかかる。物凄い速さでディンドルフ家の船を追って来た海生魔獣も同様、失った速度を取り戻すのには助走がいるだろう。

「後から来る奴がいるぞ! 備えろ!」

 見張りの声が頭上から響く。リディリディの移動阻害が置かれたのは、大型魔獣の進路上。つまり、自身の乗る中型艦へ向かって来る敵は速度を落とさず突っ込んでくる。艦首側へ、盾を構えたロゼットが一歩出た。

「来たわね! せえい!」

 掛け声一声、ボス魔獣とは比較できぬ程に小型、と言っても自分より遥かに大きいエイの行く手を遮った。質量と速度に物を言わせた体当たりを何とか横へ流し、艦へのダメージを抑える。魔獣はそのまま海上を通り過ぎ、船の背後に抜けてからぐるりと旋回した。図体に似合わぬヒットアンドアウェイが彼らの持ち味らしい。

「こっちも便利な足止めは出来ないから、頑張って貰えるかな」
「はい、お任せください!」

 もう一隻の中型艦では、ヨル・スレイマンの言葉にゲルダ・クラインがコクリと頷いた。鋭い切っ先を前に突っ込んできた、自身の身長の倍以上はある魚を「えいっ」の一言ではじき返す。ヨルが掛けていた支援の効果もあるのだが、それにしても異様な光景に、バリスタについていた船員が目を剥いた。後ろから迫る群れへは、ヨルが光弾を撃ち込んで勢いを削ぐ。

●
 魔獣の群れの先触れと、三隻の船が接触したまさにその瞬間、左右翼にいた小型船が戦場へ切り込んでくる。小型と言ってもそこは外洋船。細身だが全長は20mほどある。その倍はある大型船は海を行く砦のようなものだ。

「船の上での戦闘とか、久しぶりだなあ」

 戦闘開始前から疲れたような声で、ディレイン・オールドケイジが言うと、甲板を走る船員がニヤリと笑った。小型船は動き回りながら攻撃を行うため、戦闘と別の意味で慌ただしい。ダメージコントロールの為に小型船を二段に分けたらどうかという彼の提案は、個艦単位で取り入れられていた。ダメージが大きくなった船は退き、その後を二段目の船がカバーするようだ。予備戦力として戦況を引いた場所から見る事を選んだのはディレイン一人で、他の冒険者達は積極的に攻め手を担っていた。

「さて、無理はしないように動くとしようか」
「……そうだな」

 晒に褌というシャルガネスタイル水着のベルク・オスマットが言う。彼女の乗る小型船は、正面の三艦を援護すべく、群れの外側を撫でるように進んでいた。これ以上の敵が向かわぬように引き付けておけば、大型、中型艦の面々はその分だけ大型魔獣を早期に倒せる筈だ。同乗していたシャドウは、指揮権のない冒険者の身で余計な事は言うまいと頷き、集団からはぐれた小型の敵がぴちぴち飛んできたのを切り捨てた。

「ひとまず誰も沈まぬように頑張ろう」

 別の船に乗っていたセヴラン・クアルトは、水面を跳ねる敵の様子を睨み、敵の様子を操舵手へ告げる。小型魔獣の一匹や二匹がぶつかったところで船に穴は開くまいが、群れに突っ込めばただではすむまい。目の良い彼の先導で、敵の濃い場所を避けて斬り込んでいく。

「小型の数をまず減らしていくところからだな」

 ベルクらと逆側を迂回した小型船は敵の横に回り、移動阻害の力場で渋滞した密集地帯へセリオス・オーガストの矢が炸裂した。

「便利なもんだねえ、魔法ってのは」
「だろ?」

 船員にそう笑い返して、ナハシュは海面へ身を投げる。波に足を取られぬよう、バランスを取りながら船に併走しつつ中型のエイへ切り付けた。借り物のウォーターウォークを攻めに使う算段だ。

『ギュイ!?』

 見た目は魚の癖に、斬られれば鳴き声を上げる。それが何となく面白く、ニッと笑いながら追撃を送った。

「俺を海へ落としたら、敵から十分な距離を取ってくれ。合図を待って太矢を放って欲しい」
「難しい事を言うじゃねぇか。こちとらバリスタは正面にしかねぇんだぜ」

 ナハシュと同じタイミングで海を駆けだしたナハティガル=ラーは、去り際に注文を付けていく。小型船の命は機動力で、足を止めるのは命とり。船首を敵に向けていればどうしても突っ込む形になる。

「大体のタイミングを合わせて、その時に撃てるんなら問題ないだろ? 護衛は俺がつく」
「……任せる」

 戦術眼を持つ小鬼達が頷きを交わし、船長は「良く分からねぇが面白そうだ」と親指を立てた。一方、船に乗ったまま機を伺っている者もいる。

「アンタらは突っ込む間もバリスタを撃ち続けてくれ。俺は近づいた時に動きを鈍らせる」

 レピド・クロサイトの言葉に、寡黙な船長は頷き一つを返した。大型魔獣に止めを刺すならば近づくに越したことはない。斬り込み役は危険な役目だが、誉れでもある。目の前で阻害魔法に絡めとられて動きが鈍った大型魔獣へ、バリスタの第二射が撃ち込まれた。距離も近く、相手のサイズがサイズだけに外す方が難しい。とはいえ、有効打になったのは半分ほどで、残りはぬるっとした表面を滑って海中へ消えた。

「やったか……?」

 などと口走った船員のせいではなかろうが、大型魔獣は怒りに燃えて残る距離を詰める。翼下にしまいこまれていた小型魔獣が飛び出した。直前で急旋回し横薙ぎに振るわれた尾を、船首にいたコルネリウスが肩代わりする。広範囲に叩きつけられた衝撃は、彼女を中心に広がった光の幕が幾分和らげた。

「そこ、です!」

 待ち構えていた中型艦のトーラが燃え盛る岩塊を叩き付け、トビウオの半ばを出てきた途端に叩き落す。残る半数は、カーチスが放った細かな水の刃に刺し貫かれた。

「ん、くっ……」

 衝撃を殺しきれなかった腕が嫌な音を立てるも、コルネリウスは健在。もろに巻き込まれた船首の大型バリスタは駄目だろうが、船体に致命的な損傷はない。甲板上の海兵もアンジェの張った防壁のお陰か、何とか生きているようだ。

「血が……っ。アンジェが、治します」
「ありがとうございます」

 顔色を悪くしつつも、アンジェはコルネリウスへと回復魔法を飛ばした。いつかどこかの鮮血の景色と違って、今の彼女にはできることがある。

「どうぞお近くへ。回復いたします」

 レティシアから漏れ出た温かな光が、海兵たちの傷をまとめて癒した。大型船の前で足の止まったエイへ、左右から太矢が刺さる。迂回してきた小型船の斉射だ。中でもレピドの乗った艦はぶつかりそうな勢いで接近、すれ違いざまにレピドが突き立てた針から流し込んだエーテルが、相手の動きをじわりと拘束する。

「逃がすと思ったか!」

 ローザリカが何処からか呼び出した曖昧な影がエイの巨体に纏わりついた。強力な魔獣の抵抗力を無理やり押し切り、呪いが巨体を絡めとる。奇しくも、大型船と大型魔獣、中型船二隻と中型魔獣二匹。

「これで終わり、ではないかもしれませんね」

 まだ後ろに控えている敵がいる事も警戒し、トーラは気を引き締める。敵が接近する前の段階で阻害魔法を配置したリディリディは、代償として攻撃の機会を一度逸した。次は大きいのを撃ち込もうかと中央の大魔獣を見てから、ロゼットへ視線を移す。彼女は中型魔獣の動きに合わせ、艦尾から後方を睨んでいた。

「あの、少しの間そちらはお任せしても大丈夫、ですか?」
「ええ。すぐに倒すのは無理そうだけど、守るだけなら問題ないわ」

 地上の戦いと違い、攻撃の主導権を海の生き物に取られているのは厄介だが、敵にはロゼットを一撃で昏倒させるほどの打撃力はなかった。受けた傷を自身で癒せる事を考えれば早々不覚は取るまい。ならばとリディリディとトーラは巨大エイへと杖を向ける。

「こちら側のヒレを狙いましょう! バランスを悪くすれば、動きも遅くなると思います」
「なるほど……。分かりました。旋回して横を見せている、今がチャンスですね」

 トーラの魔弾が体表を貫き爆ぜた直後、大型魔獣の左翼側の空間がぐにゃりと歪み弾けた。トーラが与えたダメージは内部まで達し、魔獣が悲鳴を上げる。リディリディが広範囲を焼き払った事で左右対称だった見た目は随分変わった。大型艦上では、2人に続いてジュストもエーテルを練り上げている。

「来たれ、雷光纏いし翼竜。我は求める眩き息吹」

 異界の怪物、人類の敵。アストラル界のクリーパーが招きに応じて力を振るう。立て続けの大ダメージにのたうつ魔獣と、押さえつける圧力が僅かに拮抗し、魔獣の怒りが拘束を上回った。

「……さすがに、一発で楽にはさせてくれないか」
「随分と頑丈な敵じゃないか」

 無念そうな婚約者に、ローザリカが言う。接近前に太矢を何本も喰らい、今も雑魚なら跡形も残らない攻撃を3発も受けているというのに、まだ死ぬ様子はない。

 ズ ド ン。

 その時、バリスタでも生じないような衝撃音と爆光が、魔獣の側面で生じる。セリオスの放った渾身の一矢は、輝く光をまとって傷ついたエイの横腹を撃ち抜いた。魔獣の底知れぬ生命力にも、限りがある。強力な授恵者達が初手で叩きつけた必殺の一撃は、敵の体力と戦闘力を大幅に奪っていた。

●
 中央の三隻が目の前の相手に集中できていたのは、迂回した小型船が他の中型魔獣の注意を引いたためである。初手でそれぞれ中型艦へ突っ込んできた二匹以外に、あと三匹いたのだが一匹はベルクとシャドウの乗っていた艦に興味が向いたらしい。

「こちらに引き付けていれば、中央の援護には十分だ。無理せぬようにな」
「あいよ!」

 女だてらに偉そうな武人喋りのベルクに、船員が短く答える。単純な速度はあちらが早く、小回りはこちらが上。相手がこちらに飽きないよう、たまに水球で横っ面をはたいて注意を引いた。

「左舷、トビウオだ。躱せねぇ!」
「わかった」

 操船は本職に任せて、シャドウは近づいてきた敵を叩く事に注力していた。射程の長い攻撃手段を持ち合わせない彼は受け身に成らざるを得ない。もっとも、彼の迎撃があるからこそ小型船は戦場に長く滞在できているのだ。しかし、範囲攻撃の手段を持たぬ短剣2本では、迫りくる敵の全てを防ぎとめるのは難しい。

「我に任せろ」

 落水した水兵めがけて、ベルクが躊躇なく飛び込んだ。海中で戦えば敵に分がありそうな中、ベルクは遜色ない速度で泳ぐ。兵士とて泳げぬ訳ではなく、彼女が敵を追い払う間になんとか船へと近づいた。シャドウが手を伸ばし、引き上げる。

「ちっ、あの船、右舷にもろに喰らってらあ。このままじゃ沈んじまうぞ」
「それはまずいかな。もう少し前に……、いや、いっそこっちで引き取っても良さそうだよ」

 中型魔獣に狙われた冒険者不在の小型艦が危地にあると見たディレインが、船員へそう声を掛ける。船長も気付いていたようで、艦首をそちらに回していた。航行不能になる前に、何とか後退できそうではある。

「怪我人が出てる。何とかできるか、あんた!」
「んん、他の船の冒険者の方は無事みたいだし、何より死なれてしまうのは寝覚めが悪いな」

 彼も含めて、小型船に乗り込んでいる面々は船のダメージを肩代わりするよりも、攻撃で敵を倒す事を優先している。結果、ディレインの回復魔法を使う機会は今までなかった。助けた艦へ移乗し、怪我人を治療してから一息つく。先ほどまで自分が乗っていた船が代わりに魔獣へ向かっていくのを見送って、今乗っている半壊した船を見て考え込んだ。

「その大砲を強化すれば、まだ何とかなるかな?」
「ありがてぇ。一発かましてやらにゃあな!」
「おじさんはそこまで元気じゃあないが、早めに終わらせたいものだねえ」

 手分けしてなんとか破孔を塞ぎ、まだ意気軒高な船員と共に戦場へと舞い戻る。幸い、腰に来るほど動き回ってはいないのでまだ余力はあった。一方、中型魔獣の最後の一匹は、海面を走るナハシュがその身で注意を引いている。

「よし、今だ。撃ち込んでやれ!」

 ナハシュに攻撃を躱されたマグロの横っ腹にバリスタが刺さる。すれ違いざまに切りつけてダメ押しをすれば、どぶんと海中に突っ込んでそれっきりになった。死んだのか、逃げたのかはわからないが。野生の魔獣としてはその方が自然な行動だ。

「小魚はあのでかい矢じゃ狙えねぇよな……。でかいのに行ったナハティガルの方を見てて貰うのがいいか」

 闘気を叩きつけて、群れを削ったが南の方角にはまだ敵の気配が強い。やはりボスを倒さねば切りがないということだろう。肝心の大型エイは、行き足を止められた事で冒険者達と壮絶な殴り合いに入っていた。コルネリウスがダメージを肩代わりしても、やはり範囲攻撃を受ければ限界がある。

「しかし、僕では手に余りそうだ」
「私はあるいは、とも思いますが……」

 それなりに防御を固め、生命も多いヒーラーであるローザリカとレティシアだが、コルネリウスの隣に立つのは不可能だ。光のヴェールがあれば一撃を受ける事はできるかもしれないが、下手すれば回復が続かない。他に防御を上げる手段を用意もしていない。あと、レティシアはともかくローザリカがアレを受け止めるのは婚約者が許すまい。ピカピカの新造艦だった旗艦は、船首部分が水流と打撃で半壊していた。浮いてはいるが、航行できるかと言われれば怪しい。

「まだ沈むなよ。一隻でこいつを仕留められるなら差し引きは十分だ」

 物静かな印象のカーチスが声を張る。辺境伯として南の海を守って来た経歴に嘘はない。こういった巨獣と殺し合いになれば、被害無しでの勝利などありえないと、経験上知っていた。

「しかし、こうまで傷ついて、逃げようとしないのはやはり妙だな」
「やはり、常とは違うのですね。考えられるのは外的要因でしょうか。魔獣使いによる使役、あるいは薬物などでの暴走?」

 良く響く声で独り言を吐くクラーケンに、回復魔法を行使する傍らレティシアは考え込んだ。そこに何らかの意図があると洞察すれば、背後に怪しげな者がいる可能性は高く思える。誰かがどこかで様子を見ているのではないかと予測していたアンジェが、その気配に最初に気が付いた。

「……あ。青い、蝙蝠?」

 自然ではありえぬ色合いの、そもそも外海にいる筈もない生き物の姿に気付き、アンジェは驚愕した。視覚に優れたレティシアが彼女の視線を辿り、同じものを見る。相手も見つかったことに気が付いたようで、煙のように変じて消えた。

「他に隠れた視線は感じませんか?」
「いないと思います」

 レティシアに問われ、アンジェは辺りを探るも他の気配は感じない。気配を探るのは続けつつも、ひとまず目の前の戦いへと2人は意識を戻した。

●
「ふ、気もそぞろ……、か。命のやり取りの最中によそ見をしたなら、迂闊の代償は払うべきだ」

 海上を疾走するナハティガルが双剣を振るう。眩い輝きが刃を覆い、強烈な一撃が魔獣を抉った。傷ついた魔獣の怒りを感じるが、肌を刺すような敵意がない。小さすぎて脅威を感じていないという訳でもない。

「俺よりも魔術師や弓手の方を恐れているのか? ……いや、違うな」

 戦い慣れた小鬼は口に出した予測を、自ら首を振って退ける。痛手を与えたリディリディやジュスト、トーラやセリオスもまた、自分達へ割かれた意識の少なさには気づいていた。さりとて、バリスタを警戒している訳でもない。正面で対峙するコルネリウスも、魔獣の放つ攻撃の重さに反して圧を感じてはいなかった。ならば敵の意識が何処にあるのか、戦術的な視野からではなく相手の意を察したのはレティシアである。

「……私達の、後ろ」

 魔獣が気にしているのは、後方で大きく弧を描いて転回中のディンドルフ家の大型艦のどちらか。足が止められていなければ、この船をオーバーランしてそのまま突っ切ったのかもしれないが、足止めに全力を尽くした事が功を奏したのだろう。と、いうような話がもし聞こえれば、中型艦で敵を抑えているロゼットとゲルダは疑問を呈した筈だ。

「ああ、もう。しつこいわね!」

 船を行き過ぎた中型魔獣が再び艦尾方向から突っ込み、今度は艦首方向へ抜けていく。ロゼットは敵に合わせて前へ後ろへと走り回らされていた。足が遅くなるほどの重装備であったなら、不味い事になったかもしれない。隣で敵に対するゲルダはまさにそれがネックであったが、防御も回復も一人のロゼットと異なりこちらは二人で対しているのが違う。

「はっ、はっ、はっ……」
「マラソン、お疲れ様。回復しておくよ」
「ありがとう、ございますっ!」

 小柄な甲冑姿が息を切らして走って戻り、突っ込んできた剣魚の切っ先を盾で弾いて回れ右。行ったり来たりと忙しいが守る事だけ考えれば良いゲルダよりも、気にかける事が多いと言えばヨルの方かもしれない。ゲルダへの回復を挟む一方、小型の群れがいれば範囲攻撃で対処している。相手が一匹二匹なら船員も引けはとらないのだが、トビウオが一気に襲って来れば死人が出てもおかしくない。このように、小型の敵も中型の敵も行く手を阻む辺境伯の艦隊にしっかり食いついていた。大型魔獣の挙動だけが、違う。

「倒した後で、港へ曳いて帰れないかしら? 辺境伯に後で申し出てみないと」

 ロゼットがそう事後の話を考える程度には、中央の戦況は冒険者有利で進んでいた。周囲で牽制や攻撃を繰り返す小型船も、良く持ちこたえている。

「魚影が偏っているのは、あの辺りかな?」
「まとまる前に、叩くぞ」

 小型魔獣は、バラバラであればさほどの脅威はない。海の様子を見に回ったセヴランが濃くなりそうな場所を察知し、セリオスが矢を放って一掃する。種族も性格も違うが、優秀なシューターである二名は広い範囲の戦況をコントロールしていた。それでも被害は皆無とはいかない。先に発見して迎撃しない限り、取りこぼしによる小さな損傷は積み重なっていく。

「……退艦せよ」

 今まさに、一隻が限界を迎えていた。寡黙な船長がそう指示を出し、小舟へと船員が移乗していく。

「俺が最後だな。良い船だった」

 寄って来るトビウオへ対処しつつ、レピドが最後に乗り移った。彼の狙い通りに好機に大魔獣へ突っ込み、そのまま取り巻きの一部の注意を引いたため、被害が多くなったのだ。彼らが引き受けた分だけ、他の船が持ち堪えられているとも言える。

「どうだ、水に落ちた者はいないか?」
「いないようだな」

 ベルクとシャドウの艦が沈みゆく船の周りで警戒についた。さきほどディレインが救助に乗り移った艦がそのまま病院船代わりとなって、小舟の者を拾っていく。

「この船も、結構ボロボロだけどね。まだマシかなあ」

 多くの船が損傷を重ねている中で、まだ被害が少ない小型艦はセリオスとセヴランのシューター組が乗っている艦と、ナハシュが護衛についている艦。今沈んだレピドの乗艦を除けば、後は似たり寄ったりになりつつある。ディレインの乗っている艦は初期に大き目な被害を受けて下がり気味だったものの、そろそろ回りの被害状況がおいついてきたようだ。

「よし、中央側の敵もそろそろのようだ。あと少し頑張ろうじゃないか」

 大ボスの様子を確認してからそう声を掛ければ、周囲から応と返事が返った。

●
 大型魔獣は、ローザリカの拘束からいまだ逃れられていない。全く動けない訳ではないのだが、最短距離を行こうとした場合は目の前の敵を引き潰す以外の選択肢が思い浮かばなかった。後退の二文字は無く、迂回するには拘束がきつい。

「こ、のっ!」

 しゃにむに攻撃を繰り返す大型魔獣の攻撃を受け続けているコルネリウスだが、レティシアとアンジェ、時にローザリカも回復を飛ばす状況では体力切れはない。精神力の摩耗も、今のところはない。もっと厳しい戦場はこれまでに幾つもあった。耐えている間に、周囲の仲間が魔獣の生命を削っていく。

「あれ……?」

 走り回っていたゲルダが、次の攻撃が来なくなったことに怪訝そうな声を上げた。ロゼットに向かっていた敵も、海中に没して戻ってこない。小魚の群れも新手はいなくなった。海洋魔獣の暴走を強いていた個体が、死んだのだ。

「遺体は回収できそうなのか」
「火加減はちょうど良かったかもしれません」

 レピドの口元が緩んでいる。こう見えて大食いの彼は、証拠品としてだけでなくこっそり食べられる獲物としても大型魔獣に熱視線を向けていた。リディリディは肉に比べれば今一つとは言いつつも、今日はたくさん働いたのだから食べねばならぬとも思う。働かざる者が食うべからずならば、その逆もまた真理なり。

「……この匂い、どこかで嗅いだような気がするんだが」
「ロゼもそうか。俺もどこかで覚えがあるな」

 死んだエイの口から漂う、甘い香り。鼻に皺を寄せて不快感を表すローザリカに、ジュストはそれ程でもない様子で応じる。

「んんん、何かを見たような記憶があるような無いような……?」
「……確かに、私もどこかで。気分が悪くなる香りですけれども……」

 同じく大型艦に乗っていたコルネリウスも首を傾げ、レティシアは顔色を青白くしていた。しばらく考えてから、過去に遭遇した事件の事を思い出す。砂漠の青年に盛られていた薬の匂いであった。それを聞いたクラーケンはエドガルの艦の臨検を上申し、ラザフォード辺境伯はディンドルフ侯爵家との間で問題となることを恐れつつも拿捕を指示した。

「エドガル・ディンドルフ。君の船から出て来た薬物と、あの魔獣の体内から発見された薬物は同じものだと思われる。納得のいくような抗弁はあるだろうか」
「お待ちください。確かにこれは私の扱っている商品ですが、あんな魔獣の事は知らない。他の人間がやったことでしょう!?」

 エドガルはそう言い募るが、その薬物はゴールディの一部で生産されている希少な産物である事、リーンエス王国側で扱っているのはディンドルフ家のみである事などが明らかになる。招集に応じなかった事も合わせ、ラザフォード辺境伯家はディンドルフ侯爵家へと詰問の使者を送る事を決めた。

マスターコメント

アーケインがとても良い仕事をしたようです。強すぎませんかこのスキル(また言ってる)。 助走つけてすごい速く飛んでくる! というのが特徴だったエイ君は、助走を潰され大昔に出したイカと変わらぬ泥臭い戦いをする事になりました。足を止めて殴り合っても別に弱くはないんですけど、寂しい。 というか、足を止めてると敵も味方も消耗が早くなって決着までが短縮され、実は増援がある筈だった敵にとってマイナスが大きな結果でした。冒険者側には回復もありますし。 中型魔獣君はちゃんと想定通りにヒットアンドアウェイで暴れたのですが、結果的に1か所に集中できなかったのと、増援が来るまでエイが持たなかったので言う程活躍できませんでしたね……。 思い通りにいかないのが人生だと、遠くで見ていた蝙蝠野郎にも分かったのではないでしょうか。短期決戦だったので船舶の被害も少なく、ボロボロになったクラーケン君の船も曳航されて修理すればまた頑張れる程度の損傷で済みました。 暴走の原因を探ろうというプレイングもあり、少し不穏な引きとなっております。 次回は(私の体力的問題で)すぐには出せないかと思いますが、御縁がありましたらまたご参加くださいませ。
イベントシナリオ

イベントシナリオ難しい 報酬:標準18 / 15〜25人

2023年03月26日 10時47分59秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. トーラ

    シーフのトーラです。 よろしくお願いします! 大型エイ魔獣とその取り巻きの対応ですね。 どのくらいの速度で向かってくるか判りませんけれど、大型船よりは早いでしょうし、速度を落として船が被害を受ける回数とこちらが攻撃出来る機会を負やせれないでしょうか? 思い付くのが、付与を上げて束縛(移動、命中、回避、INIマイナス)の出来る縛糸刃で攻撃するか、ヒレの片方を傷付けて飛行を出来なくさせる、わたしには出来ませんけれどアーケイン等で移動を邪魔する等……でしょうか。

  2. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしくね。 既に大型艦はエイに補足されていて、大型艦と中型艦が敵の攻撃を受けて後ろに抜けたり小型艦に注意が向かないようにしてくれるようだから損害を受ける率が高いのは大型艦>中型艦>小型艦、耐久度はその逆。 全ての敵の足を鈍らせるのは難しいし、まずは大型艦に攻撃を仕掛けてくる一群を優先してアーケインストリームやグラビティで動きを鈍らせた所をバリスタや遠距離攻撃、範囲攻撃で叩いたり、小型艦に乗った冒険者が接近して横から叩いたりする形になるかな? 現時点ではキャスターは俺一人だけど、アーケインやグラビティの用意は可能だよ。 キャスターが増えればカバー範囲を広くできるし、足止めと範囲攻撃で役割分担も出来そう。 そんなわけで足止めするなら大型艦に乗船する予定。 あとは海面が荒れていそうだからあくまでも海上を歩くというより一時的にでも足場にする運用になるかもしれないけれど、希望者がいればウォーターウォークも持っていくつもりだ。

  3. ロゼット

    ヒーラーのロゼットよ。海戦ね。 まずは依頼成立の15人が参加して欲しいわね。 「特殊ルール:船のダメージの肩代わり」があるから、 ヒーラーも間接的に船体のダメージ軽減に役立てそう。 自分で肩代わりして回復しても良いし、他の人でも。 絶対という訳じゃないけど、大・中・小と船の大きさに 見合った魔獣を狙う方が受けるダメージ的にも良いかしら。 とりあえず、乗艦予定の整理用に。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ・中型艦×2 ・小型艦×10 :お願い: プレイング1行目に乗っている船を【大】【中】【小】で記載。 複数ある艦で指定する場合は【中1】など番号を付けて記載する。

  4. ローザリカ・D・ケレス

    ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 船体ダメージの肩代わりもあるし、回復スキルは多めに持っていくつもりだ。 とはいえヒーラーは複数人いるし専任よりはBSか攻撃かも出来るようにはしていこう。 BSだと設置型と違って抵抗される恐れはあるのと、シーフの縛糸刃と効果が被る部分があるが 招霊呪怨縛の【BS束縛】も使えそうかな? 効果が被る点については射程が違うから距離によって使い分けは出来ると思った。

  5. ロゼット

    15人の参加で依頼は成立したわね。 魔獣の移動力への制限は良いと思うわ。残念ながら 【BS束縛】の招霊呪怨縛は習得できてないのだけど…。 とりあえず、ダメージ肩代わり要員と回復役を兼ねて、 中型艦に乗る予定にするわ。ヒーラーは5人いるから、 大型艦に回復役が不在とはならないでしょうし。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト ・中型艦×2 ロゼット ・小型艦×10

  6. No.6

    えと、キャスターのリディリディです。 よろしくお願いします。 海産物の魔獣ですか。 あまり好きじゃないのですが・・・。 キャスターは今のところヴェルジーさんと私だけなので、 どの船に乗るべきなのかは迷いましたが、ひとまず中型艦に乗ることにします。 あ、それと移動を阻害する術としてはアーケインストリームを準備しておきます。

  7. トーラ

    とりあえず、杖を持って大エイ魔獣のヒレに傷を与える事に集中しようかと思います。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10

  8. レピド・クロサイト

    レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 機動力のある小型艦の方が普段の戦い方に近くてやりやすいのかな、と思ったのでそちらで。 縛糸刃を持って付与寄りにするかな…… >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド

  9. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。――宜しく頼む。 ダメージの肩代わりなどには向かない為、小型艦に乗船して遊撃的に動きたいと思う。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル

  10. ナハシュ

    シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 流れはジュストが上げてる感じで異論ねえな。 とりあえず遊撃メインで考えているし、ウォーターウォークは貰えるなら貰いたい。 もらう場合、事前にエーテルイミテイトでコピーさせてもらったのを使用する形でもと思っている。これなら大型船と別船で分かれても問題ねえだろうし、別所で水上歩行がほしい奴がいたらこっちで配ることもできるだろうぜ。

  11. ローザリカ・D・ケレス

    招霊呪怨縛は有用そうなら僕が持っては行ける。 それを使ってもいいし、回復メインに動いても良いから ひとまずどちらの行動でも活きそうな大型艦で表明させて貰おうかな。 実際にどう行動するかはバランスを見ながら調整出来たらと思う。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル

  12. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 私はダメージの肩代わりが可能ですので、取り急ぎとなりますが大型船に希望を出しておきますね。 様子を見つつ、希望のバランスも見て移動もできます。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ コルネリウス ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル

  13. アンジェ

    …あの、…アンジェ、です。ヒーラー…、です。 よろしく、お願いします…。(ぺこり) ええと、あの…、回復、しかできないので…。 大型艦で、回復していようと、思います。すみません…。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル

  14. ディレイン・オールドケイジ

    ヒーラーのディレインだ、よろしく。 バランス感覚を持ち込んでの、小型艇に乗り込みかな。 回復と、攻撃担当へのバフになると思う。 >乗艦予定 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン

  15. シャドウ

    シャドウだ。よろしく。 俺は小型艦へ。 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ

  16. ヨル・スレイマン

    ヒーラーのヨル・スレイマンだ。宜しくね。 流れはジュスト君が挙げてくれているもので相違なく。 他のヒーラーが満遍なく表明してくれているので、どこに行くかとても迷うな⋯⋯。 現状の配置で考えると、主に大型船が敵を引きつけながら中型、小型が攻撃メインで振る形になりそうかな⋯⋯と思うので、一旦大型船を希望しておくね。 中型船の人数が増えた場合また変わってくると思うので、その時は速やかに中型へ移りたい。もしくは人数比が大きく偏る場合も少ない船に移る。 回復>バフデバフ>攻撃の優先で、足りなそうなものを補う感じにしようと思っているよ。 招霊呪怨縛も持っていけるので、そのあたりもバランスを見ながら調整できたら。 ・大型艦×1 ジュスト トーラ ローザリカ コルネリウス アンジェ ヨル ・中型艦×2 ロゼット リディリディ ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ

  17. ロゼット

    満員じゃないから贅沢は言わないけど、中型艦は2隻あるから、 予定2人だと片方に2人か、両方に1人ずつになってしまうわ。 ダメージの肩代わりは無しでも良いから、個人的には中型艦にも 2人ずつ、計4人くらいの参加はあると良いな、と思ったり。 中型艦も帆を降ろしてて、回避運動が取れないから 向かってくる魔獣を倒すだけでも、損傷は減るでしょうからね。

  18. ジュスト・V・ケレス

    そうだね、乗船艦を検討中の人は動き方もあるけれど中型艦も検討して貰えると有難い。 >ナハシュ殿 ではウォーターウォークは持っていこう。 使用タイミングもあるだろし、事前にコピーして貰うのも構わないよ。

  19. トーラ

    それではわたしは中型に移動しますね。 ヒレを狙うなら、正面の大型船より側面に近い中型の方が良い気もしてきましたし。 ・大型艦×1 ジュスト ローザリカ コルネリウス アンジェ ヨル ・中型艦×2 ロゼット リディリディ トーラ ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ

  20. ゲルダ・クライン

    顔出しが遅くなってしまってごめんなさい……! ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いします。 ええと、中型艦の人数が足りていない、のでしょうか。 では、中型艦で防御と回復に注力しますね。 ・大型艦×1 ジュスト ローザリカ コルネリウス アンジェ ヨル ・中型艦×2 ロゼット リディリディ トーラ ゲルダ ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ

  21. ヨル・スレイマン

    間が悪くなってしまった。4名には足りているけど、宣言通り中型に移動しておく。 あと5名いるからここから変に偏ることはないと思うけど、もし偏ったらその時に少ないところにいくね。 ロゼット君と別れる形で乗って回復を重視するようにしておきたい。 うろうろしてしまってとてもすまない。 ・大型艦×1 ジュスト ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ トーラ ゲルダ ヨル ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ

  22. No.22

    えと、明日出発ですが、念のために。 プレイングの1行目に【大】【中】【小】のどれかを書いて、乗る船をどれにするかを記載しないといけません。 私はつい先ほどまで忘れていました・・・。

  23. トーラ

    あ。乗る船と言えばリディリディさん同じ船にご一緒したいのですけれど大丈夫でしょうか? その方がヒレへの攻撃を片側に集中できそうなので。

  24. ナハシュ

    ジュストはウォーターウォークありがとな。事前に借りた体で使わせてもらうぜ。 そんでもって中型船も人手はいい感じのようだから、小型船の方で考えておく。 ・大型艦×1 ジュスト ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ トーラ ゲルダ ヨル ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ ナハシュ

  25. No.25

    >トーラさん はい、かまいませんよ。 特に【中1】や【中2】などの指定はしていませんが、同乗は書いておきます。

  26. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ、よろしく頼む。 小型船の方に行く ・大型艦×1 ジュスト ローザリカ コルネリウス アンジェ ・中型艦×2 ロゼット リディリディ トーラ ゲルダ ヨル ・小型艦×10 レピド ナハティガル ディレイン シャドウ ナハシュ ベルク

  27. ゲルダ・クライン

    >中型艦 ヨル様もこちらに移動してくださるのでしたら、ヒールはおまかせして、わたしはダメージの肩代わりと攻撃に専念したほうがよさそうですね。 トーラ様とリディリディ様が同じ船とのことですので、わたしはもう片方の船でソードフィッシュ魔獣(中)かエイ魔獣(中)を集中して狙う形になるかなと思います。

  28. トーラ

    リディさんありがとうございます! 攻撃担当として頑張りましょう! それと、事後報告になりますけど、わたしもジュストさんからウォーターウォークを模倣させて頂きます…!

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0