蝗害魔獣の襲来
広大野人
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シナリオID:2767
オープニング
帝国北部鎮守都市オルセンの太守コンラート・マフダルの耳に急報が入ったのは、年を越して暫く経った日の事だった。
「どんな錬兵していたのか、後で話を聞くようだ」
自軍の状態を直接、確認してコンラートはそう告げた。
東廻りの街道に出現した蝗型魔獣の群れに対し、オルセン軍は出動したのだが、経験を積ませる為に新兵を中心とした部隊を先陣とさせた。
その判断を下した現場の指揮官をコンラートは責めなかった……が、あまりの不甲斐ない新兵の動きには、さすがに不機嫌になる。
「これでは征竜に対する盾など、夢のまた夢だ」
「面目ございません……太守様のお手を煩わせて」
頭を下げた部下を一瞥し、コンラートは弓を手にした。
新人達の部隊は援軍の支援を受けて窮地を脱したが、それで良しとする訳にはいかないのだ。少なくない損害を出してしまった以上、それに見合うだけの戦果を出さなければならない。
「親衛隊は私に続け!」
供回りに命令すると共に、コンラートは愛馬に合図を出して駆け出す。
激しく揺れる馬上にも関わらず、エーテルを込めながらグッと弓を引き絞った。
クーネの圧倒的な存在感と比べれば遜色するが、コンラートは若くして太守の座についただけあって、並みの授恵者を圧倒するだけの力量は持っている。
当然の事ながら、そのコンラートによって厳しい訓練と実戦を重ねてきた親衛隊の練度も極めて高い。彼らの射撃をしながらの機動戦術は忽ちのうちに蝗型魔獣の群れを全滅させた。
「……これで全部か?」
「はぐれた群れが幾つか存在したと思われます」
コンラートの質問に部下が即答する。
蝗の形をしているだけあって、大群で飛翔してきたのだが、全てが一丸となって動いている訳ではなさそうだった。
数体から十数体の小さい群れが形成され、新たな獲物を探し回っている可能性も高い。しかも、ただの巨大な蝗ではなく、人も襲って喰うというから厄介だ。此奴らが襲来した所は生き物や草木はもちろん、エーテルを含んだ大地ですら食い尽くし、文字通り何も残らないという。
「街道の警備や商隊の護衛、はぐれた群れの討伐は冒険者に依頼せよ」
コンラートは部下に命じた。
オルセン軍を使っても良いが、まずは立て直しが必要だ。そして、奴等はそれを待つ事はしない。かなりの距離を飛翔しながら移動できるので、早急に対応する必要があるからだ。
●
植物の研究者であるトレイシーは寒い地域でも十分な収穫が得られるよう、品種改良や農業指導などを太守から託されていた。
「研究所も立派なものだな」
トレイシーの案内を受けていた碧髪の青年が施設を見学してそんな感想を口にする。
それに対して、トレイシーはニヤリと笑い、他の職員がいない事を確認して応えた。
「まぁ、ね。それにしても意外だよ。まさか、君が私の所で働きたいなんてさ」
「雇い主を探していただけだ。元手がないと商売もできないから」
「だよね。私としては、知らない仲じゃない訳だし、ありがたいけどね。経理とか在庫管理とか、できなくはないけど、正直、面倒でね」
研究所には幾人かの職員もいる。
組織で動く以上、書類や資金の管理は必須だ。トレイシーは研究に没頭したいので、そこを任せられる人物を探していた。
「それで、まずは何をすればいい?」
「研究材料の買い付けかな。ヴィントまで行けば、帝国南部の作物は手に入るだろうから」
「それなりの馬車を出すのであれば、行きはオルセンの特産品を積んでいけば無駄がないはずだ。資金を調達する為の商売は認められているのだろう?」
碧髪の青年からの提案にトレイシーは感心しながら頷いた。
「あぁ、確か、そうだった気がする……資金調達も頼んだよ。得意でしょ」
「分かった。好きにさせてもらう」
どんな商品を買って、ヴィントで売るか……あるいは他の商人に託して王国まで輸出させるかなどと考えながら青年は返事をするのであった。
●
「ふーん。つまりぃ、私を護衛として雇いたいって訳ねぇ」
とある酒場で一人、酒盛りをしていたファンゾムはイグシィからの依頼に応える。
「行先はヴィント。現地解散ですが、それまでの間の旅費はこちらで持ちます」
「悪くないわぁ。ちょうどお金も尽きたし、それにぃ、私、王国に行ってみたいのよねぇ」
もっと正確に言うと、出禁の店が増えてきてどうしようもなくなってきているのだが……。
「それと、ファンゾムさん……依頼中、冒険者と派手にやり合わないで下さい」
「そこは大丈夫よぉ~。あ、ここの支払いももってくれるのよねぇ?」
「構いませんが、私が席を立つまでです」
その答えに口を尖らせるファンゾム。次の瞬間、食べ物を口に頬張ったまんま、ぐっとイグシィに身を寄せようとした。
が、それを何事もなかったかのように距離を取って離れる碧髪の青年。必然的に席を立つ事となった。
「あー! なんでよぉ~」
「僕は女性なら誰でも良いという性分ではないので」
「ふーん。やっぱり、半獣人の女性がいいの?」
「あ、貴女には関係のない事です」
襟元を正してイグシィは言い返すと、要件は済んだとばかりに店員を呼んで会計に向かって行った。
ニヤニヤとした表情を浮かべながらファンゾムは依頼された事を思い出す。
ヴィントまでの護衛には他の冒険者も一緒らしい。それだけではなく、オルセンの太守も別ルートで冒険者達に依頼を出しているとも言っていた。
(フフフ。また、冒険者に会えるのねぇ~)
どさくさに紛れてあんな事やこんな事もしちゃおうかしらと考えに耽りながら、次の料理に手を伸ばすのであった。
解説
マスターより
リプレイ
「まさか、あのファンゾムちゃんが護衛に居るとわねぇ」
商隊ルートを先行して索敵していたエミリア・シバが同行しているファンゾムに話しかけていた。
「仕事終わりの手合わせ楽しみよぉ~。お酒をくれるのなら、いっぱい戦ってあげるわぁ~」
「諸事情で対人スキル磨いておきたいから助かるわ。ただ、今回、スキル構成が対人用じゃないのよねぇ」
「そう言いながらぁ~。私にアツい視線、向けてたじゃない」
既に幾体か遭遇した蝗型魔獣を二人で倒しており、その際、エミリアはファンゾムの動きを観察していたのだ。
分かったのは、ファンゾムの動きは並みの授恵者を越えるという事。
それなりに経験を積んだ冒険者が数人集まれば倒せない事はないだろうが……それ以上、どこか得体の知れない雰囲気がしていた。
(その正体が掴めればと思ったけど……まだ難しそうね)
戦う時に躊躇が全くないのだ。
死を恐れない……とも違う。かと言って、後先考えていない訳でもない……。
「おねえさんが、そこまで強くなれるのかなと思ったのよ」
「……きっと、成れると思うわ~。だってぇ、エミリアさんは《素質》があると思うのぉ」
一瞬、蛇眼の瞳孔がより細くなったように見えたのは気のせいだろうか……。
ファンゾムはグイっと一歩踏み込んでエミリアの首元を嗅いだ。
「なんだろう……エミリアさんの匂いにぃ~、何か……美味しそうなぁ~」
思わず身を引いて、嗅がれた箇所を手で摩るエミリア。
踊り子として清潔には人一倍気を遣っているという話ではなくて――。
「気のせいじゃないかしら」
やはり、油断ならない相手なのは間違いないようだ。
●
突進してくる蝗型魔獣の攻撃をものともせず、巨大な漆黒の剣が唸り、文字通りに蝗共を粉砕。
かなりの活躍をみせたアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトは、戦場を回っていたコンラート・マフダルの目に留まったようで近衛の騎士を引き連れて来た。
刀身に残った魔獣の体液を一振りで落とすと、アルベルトは一礼して応える。そして、何か言いたそうな彼の様子にコンラートは促した。
「私に何か言いたい事があるのなら構わない」
そうであればと、強い眼差しを向けてアルベルトは告げる。
「マフダル様! 何故、レイウェスト殿下と共に帝国奪還の為、闘わないのですか?」
アルベルトの何気ない質問は、しかし、コンラートの真隣に控えていた騎士を激高させた。
「太守様に無礼であるぞ! 皇帝ではない者の部下に言われる筋合いはない!」
いまにも切り捨ててしまうのではないかという勢いを制したのはコンラートだった。
「滾るな。シュタールシュヴェーアト卿は私の依頼を受けに来た冒険者という身だ」
「理由を尋ねても?」
「難しい事ではない……」
そう前置きして、コンラートはオルセン軍が現状、手一杯である事を告げる。
不作の影響等が続いている所にヨルド氷雪帯から南下してくるクリーパーへの防衛で余裕が無い事を。
「帝国崩壊後、クリーパーの動きが活発化しているのだ」
「つまり、北極から帝国領に侵入している脅威に、オルセンが盾となって防いでいると?」
アルベルトの疑問にコンラートは頷く。
「いずれは冒険者の手も必要となるかもしれない」
「それほどまでに……」
遠く北の方角に視線を向けるアルベルトであった。
●
オルセン太守コンラートから討伐依頼を受けて、ベルク・オスマットとトーラは街道を外れた荒野を回っていた。
「蝗害か……あれって確か、一回集った場所を尽く調べないとまずかったような……」
ムムムと唸りながらベルクが遭遇した蝗型魔獣にトドメをさしていた。
この手の魔獣は生命力が高く、半端だと息を吹き返す可能性があるから、念には念をいれる必要があった。
「せめて、移動ルートを予測できれば良かったのですが」
残念そうにトーラが呟くと、攻撃魔法を放った輝石の長杖を使って動かなくなった別の個体を突く……突然、動き出す事はとりあえず、なさそうだ。
地図を手にしていたが、この辺りの荒野は帝国崩壊時に出現した大量のクリーパーによって地形が変わっているようで、蝗型魔獣の行先を予測するのは困難だった。
法則があるとすれば、エーテルを求めて移動している習性を利用するぐらいだが……。
「胃の中まで土ばかりだ。草木だけではなく土まで喰うとは、もはや蝗ではないのだな」
トドメと共に解体するベルクは蝗型魔獣の胃袋に大量の土が入っていた事を発見する。
「なんでも、脚は食べられるそうですから、切り取って冬場の蛋白質として提供できそうです」
「……食べられるのか、これ……あ、思い出した」
ベルクは頭の隅で引っ掛かっていた事が解消した。
食べ物からの連想ではなかったが、蝗害は卵を潰しておかないと、再び出現する事だ。
確か、蝗害みたいな賊の集団を潰した際に長が言っていたような気がする――。
「『卵まで潰さないと時を置いてまた湧いてくる。だから、念入りに潰さないといかん』……か。しかし、見渡す限り見事に荒野だ」
「蝗害のバッタは夜に産卵すると聞いた事がありますが……ただ、やはり普通の蝗とは違うようです」
繁殖の仕方も全く異なる可能性がある。
「卵を見つけたら急いで太守に連絡するようだ」
「また別の群れが向かってきます」
エーテルを高めながらトーラが警戒の声を挙げる。
狐爪と狐牙をそれぞれに手に構え、ベルクが一歩前に進み出た。
二人ともシーフではあるが、トーラが遠距離攻撃でセットしている事もあり、この役割分担だ。蝗型魔獣を逃がさないように戦うには遠近の連携が求められる。
「遭遇から逆算して発生地域まで辿り着ければいいが……難しいようだな」
「獲物を求めて飛んでくるとして……胃の中は土だらけ……そして、この辺りも食べ物がないという事は……」
何気ないベルクの台詞にトーラは何か気が付きそうだった。
突進してきた蝗型魔獣に見事な反撃を決めたベルクを魔法で援護しつつ、トーラは答えに辿り着いた。
「卵が孵化した場所には、成長に必要なものが何も残ってない可能性が高いですね!」
これだけ巨大な身体を持つ蝗型魔獣だ。
必要なエーテルも栄養もそれなりに必要になるだろう。それらが足りなくなった事で、街道近くまで移動してきているのだから、元々生息していた辺りには、文字通り何も無いはずで、卵から孵った所で餓死するはず……という事で良いのかもしれない。
「なるほど。だとしたら、ここでキッチリ、殲滅しておく必要があるか」
ベルクは不敵な笑みを浮かべながら、強力な三連撃を叩き込むのであった。
●
商人からの護衛依頼を受け参加したファーシル・クリスティアは戦闘が一度、落ち着いた所でグーと背を伸ばしていた。
「お師匠様は言いました。『明日のごはんのため、世のため人のため、明日のごはんのため。今日も今日とて働くのです』と。お師匠様、きっと大切なことなので二回言ったのですね」
純粋そうな瞳を大空に向けて言い放ったファーシルの隣でアラン・スミシーとダニエル・ヘリントンの二人は顔を見合わせた。
まぁ……冒険者は依頼をこなして報酬を得るのがなんぼの事。生きるために欠かせない食事の為に働く事自体は当然の事だ。
「負傷者はもういないようだ」
アランが辺りを見渡す。
近くを通りがかったオルセン軍の兵士やアルマンら他の冒険者達を回復していたからだ。
それなりに経験を積んだ冒険者であれば遅れを取る事はないが、非授恵者や経験の浅い冒険者は普通に戦っていても大怪我する相手だった。
「この規模だと接敵する時も来るかもしれないですね」
盾の具合を念のために確認しつつ、ダニエルがそう言った。
戦線を抜けて来る――というよりも、長大な距離を一気に飛んでくるので場合によっては馬車周囲に敷かれている警戒網を突破される可能性が高い訳だ。
現に先ほども数体ばかりがいよいよ近くまで迫った。
その際は、ファーシルが他の冒険者と共に前衛に立った訳だが……。
「華麗に、優雅に、そして力強く戦いましょう」
彼女が曲剣を振るう姿は『氷舞の剣姫』と呼んでも違和感ないので頼りにはなる。
「バッタをバタバタと倒す様におじさんは感心しっぱなしだよ」
「スミシーさん、バッタというか、蝗型の魔獣です」
「そうだったな。バッタは喰えなかったよ」
そんな冗談を返しつつ、辺りを見渡していると土埃が見えた。
目を凝らすと、冒険者ではなく巡回していた兵士の一隊のようだ。
「魔獣に追われているようですね」
手を翳しながら様子を確認したファーシルが言う通り、蝗型魔獣と一戦交え、敗走している部隊のようだ。
あれを放置していると被害が大きくなるので助けにいくべきだろう。
商隊を率いているイグシィ=スタスが馬車の荷台から顔を出した。
「直衛に余裕があるので、彼らの助太刀をお願い致します」
依頼主からそう言われれば冒険者としては動き易いというもの。三人は互いに顔を見合わせた。
「さてと! 頑張りますよー!」
「しっかりと働きましょう。えいえいおー」
「皆さんを援護します!」
駆け出して近づくと戦況が明らかになる。
大怪我を負った者を背負っている兵士が幾人。その状態だと非授恵者なら戦闘どころではないはずだ。
蝗型魔獣が狙ってやった事ではないだろうが、このままだと間違いなく兵士達は全滅してしまう。
「おじさんとダニエル君で兵士を支援するからファーシル君はその間、頼んだよ」
戦術的な動きを把握したアランが告げつつ、エーテルを高める。
一つの選択のズレで犠牲者が出る恐れがあるのだ。誰を回復すべきか、あるいは支援すべきか、見極める必要があった。
「僕は戦線に復帰できそうな方から回復させます」
ダニエルが意識を集中し、回復魔法を放った。
背負われている人の内、傷が治って戦えるようになれば、背負っている人も合わせて戦線に復帰できる。
「わたしが支えてみせます」
トンっと一気に駆けて隊長らしき兵士の真横へと並ぶファーシル。
複数から蝗型魔獣の攻撃を受ければ、危険ではあるが、回復魔法を行使できる状態であれば守りに徹している限り、負ける事は無いと判断した。
「援護に感謝する!」
隊長が折れた片手槍を投げ捨てると大盾を構えつつ、冒険者達に告げた。
直後、群れの遥か後方から別の群れが突撃してくる。
銀色の籠手で身を守りながらファーシルはその猛攻に耐えきった。その衝撃は一般人であれば吹き飛んでいる所だろうか。
「隊長さんは兵の指揮をお願いします」
「分かった。ただ、嬢ちゃんは無理をしないでくれ」
すぐさま陣形を整えるように指示を出す。それなりに訓練された動きにアランは回復対象を定めた。
同時に突撃してきた蝗型魔獣の次の行動に注意を払う。
「すぐに向きは変えられないようだね」
そこが普通の蝗とは違うようだ。推測でしかないが、重くなった身体では羽は補助的な役割に過ぎず、恐らく、強大に発達した脚の力で勢いをつけて飛んでいるのだろう。その為に、旋回する能力を犠牲にしたのかもしれない。だから、その隙を突いて、兵士達の槍衾でも十分なダメージを負わせる事ができるはずだ。
「二人目を回復させます」
立て続けにダニエルは回復に専念。
戦線に復帰できる兵士の数が多くなればなるほど、槍数を揃える事ができるというもの。
冒険者達の援護によって隊列が立ち直りつつあった。
ダメ押しとばかりに、ファーシルが一体の蝗型魔獣の脚を踏みつけながら曲剣を振るう。相手が魔獣なので失礼という事はないだろう。
「このまま美しく逆転勝ちです」
綺麗に流れる銀髪と共に再びエーテルを練るファーシル。
ヒーラーが3人も加わった事で、戦況は一転。彼女の言葉通り、体勢を整えた兵士達と冒険者達によって新手も含め、蝗型魔獣を殲滅させるのであった。
●
黒汗馬の首元を撫でながら優しく声を掛けるシルヴィア・A・カペル。
蝗型魔獣との戦いは一段落していた。今は成果の確認と散った兵士達の集合を待っている。商隊の方も無事に危険地帯を切り抜けたようだった。
兵士や冒険者達に回復を施していたレティシア・レインフィールが戻って来る。
「太守様がお見えになるそうです」
「オルセン太守が……」
シルヴィアは応えると失礼が無いように下馬する。
冒険者という身分であると同時に、王国貴族の令嬢でもあるのだ。無礼があっては外交問題にもなってしまう。
支援主体とはいえ時には攻撃魔法も撃ち、シルヴィアもレティシアと同じように戦場に立っていた。依頼主であるオルセン太守にとっては、声を掛けない訳にはいかないというものだろう。
シルヴィアにとっても良い機会だ。王国でも蝗型魔獣が出現する可能性はある。ここでの経験は役に立つし、帝国の現状を詳しく聞いておきたい所。
それはレティシアも同様だった。王国やクーネの近況等との情報交換でオルセン現状等と太守の近況を確認したいと思っていたからだ。
「太守様の腕前は、かなりのものでございました」
「流石、オルセン太守というべきだよね」
戦闘が開始され、一時の間、太守と共に戦ったのだ。
帝国が滅ぶ前、ヨゼフ・バルダスに認められただけあって、その力量は並みの授恵者と比べ物にもならない。
そうこうしているうちに背の高い軍馬に乗ったままコンラートが訪れた。
「次の戦場に向かう故、私は馬から降りないが、王国に対して他意はない」
「ご承知しております」
丁寧な礼で応えるレティシアに頷くとコンラートはチラリと南の方角に視線を向けて言った。
「王国も大変だったと聞いている」
「王都での騒乱の事後処理が続いております。また、メドゥの指先の右腕は帝国過激派と繋がりがあった点が気掛かりでございます」
「それは厄介な事だ。奴等がオルセンに現れたら厳正に対処しよう」
慢性的な食糧難に苦しむオルセンにとって王国から輸入される作物は無くてはならないものだ。
王国に友好的である事を示す程度、コンラートにとっては当たり前の事……という風にも見える。
「そういえば、クーネ様は、皇妃様の刻印に苦しむゴブリンの皆様の為に尽力されているようでございますね」
帝国内の話に話題が変わった事か、それともクーネの名前が出て来たからか、レティシアの台詞に一瞬、コンラートの表情が揺らぐ。
「あの御方らしい事」
もったいぶったような返しにシルヴィアは首を傾げた。
「らしい……とは?」
「困っている者を見ると助けたくなるのだろう。生まれや種族を問わず、在りし日の帝国のように」
そう答えながら、コンラート自身は最近、懐疑的になりつつあった。
あの御方に対する敬愛も恩義も変わらない――帝国民に対する思いやりがあるのであれば……何故と疑問を抱いたから。
そう思えたのは冒険者との関わりがあってこそだった。彼らは時に、利害関係無しに命を掛ける。では、あの御方も同じなのだろうかと……。
出立の音が響く中、シルヴィアが次の質問を繰り出す。
「オルセン太守から見て、現状の帝国はどのように映っているのだろうか?」
「カペル卿が見ているものとそうは変わらないだろう」
纏まっているようで一枚岩になれない。
それが帝都奪還の妨げにならなければ良いが――と物言いたそうな眼差しで告げるとコンラートは兵士らと共に次の戦場に向けて駆け出すのであった。
●
弓と剣、そして、エーテルによるスキルを使い分け、ルイドは蝗型魔獣から馬車を守りながら戦っていた。
「楽できるとこは楽したいから、馬車にゃ乗りたいんだが……自前の馬を用意しておいて正解だったか」
馬車を完全に止めてしまうとただの的になる恐れがあったので、護衛対象の動きに合わせて移動する必要が生じていた。
「そりゃ、喰い応えのある馬を狙うか。それも、複数頭いる方を」
蝗型魔獣の長距離突進を塞ぐように位置取りを続けるには、まずは相手を見つけなくてはならない。
その点、ルイドはしっかりと準備してきた意味はあった。
「……それで、今回は味方か……ま、そういうこともあるか。よろしく頼むわ」
ここまでの戦いぶりを説明してから、ファンゾムにそう告げる。
「相変わらずクレバーよねぇ~。ルイド君って~」
「優先する事を決めているだけだ」
依頼を達成する為には依頼主を蝗型魔獣から確実に守る必要がある。
その為に、自分がどうするか……それを考えた結果に過ぎない。
「意外とやる気に満ちている所もぉ好きよぉ~」
いつもながら掴み所の無い台詞と態度を魅せながら、ファンゾムは楽しそうに言った。
刹那的……とも思えるが、それとも少し違う気がすると幾度か出逢ってルイドは感じていた。
「暇がありゃ、後でまた手合わせでも頼ませてくれ」
「いいわよぉ~。私はぁ、い・つ・ど・こよぉ~」
ペロリと舌なめずりしてからファンゾムは言葉を続けた。
「まぁでもぉ。誰かと一緒に戦うのも、悪くないわよねぇ」
「こちらの手札を盗み見るんじゃねぇぜ」
ルイドの念を押した台詞に対し、誤魔化すような笑みを浮かべるファンゾムだった。
●
花片のように舞い散るエーテルを纏う矢が荒野を貫き、蝗型魔獣の群れで炸裂。
かなりのダメージを与えているのだが、幾体ほどが羽根を広げたので、ミア=リゼルは再び矢を番えた。
「飛ぶのが厄介ですね……」
驚いた事に蝗型魔獣の飛翔距離は冒険者達の想定を上回るものだった。
ただの蝗ですらかなりの距離を飛ぶのだ。比較できないが、蝗型魔獣がその数倍飛んでも不思議ではない。
「大きいですし、馬車に追突されたらたまりません」
炸裂矢に驚いて一度離れたと思っても、また突撃してくるのだから厄介だ。
護衛対象の馬車から近すぎない位置で魔獣を迎え撃っていると、最前線からファンゾムが戻って来る所に遭遇した。
「怪我は……していないですね」
「私は怪我しないわよぉ?」
その返しにミアは首を傾げた。
よっぽどの自信家なのだろうか。それとも、この程度ではダメージすら受ける事もないという事なのか。
ファンゾムはミアと背後の馬車を交互に見つめ……やがて、何かに気が付いたようにパンっと手を叩いた。
「なるほどぉ~。馬車の中に大切な人がいるのねぇ」
「突然、なんでそうなるのですか……間違ってはいないですけど……」
「大丈夫よぉ。とって食べたりしないわぁ」
不安しか湧かない台詞にミアが怪訝な表情を浮かべた。
「……ファンゾムさん、ルベアさんに変なことは許しませんからね!」
「変なことって、なぁに?」
楽しそうに顔を近づけるファンゾム。
「へ、変な事は、変な事です!」
「うふふ。可愛い反応ねぇ~。それより、新手が迫っているわよぉ」
ファンゾムがクルクルと音を立てて錫杖を回した様子を見て、ミアは気持ちを切り替えると、蝗型魔獣を迎撃する為に、白い花があしらわれた弓を構えたのであった。
●
冒険者達各自の活躍により、蝗型魔獣の脅威を取り除く、後はヴィントへと向かうのみ。
野営の指揮を執り、一段落したイグシィに、周囲の警戒を続けていたクレア・エクレールは戻ってくるなり、擦り寄るように彼の真横に着いた。
「お仕事見つかって良かったね。就職祝いと疲労回復を持って来たよ」
「ありがとう、助かる」
「甘いもの嫌いじゃないなら……あーん」
取り出した『桜花爛漫』を一つ摘まむと、彼の口へとゆっくりと運ぶ。
今にも互いの顔が触れそうになるほど近づく二人。
甘さと酸味の中に桜の風味がふわりと広がった。
「ん……とても良い香りがする」
「デスクワークなら机の上にあっても良いし、頭使うと甘いもの欲しくなるだろうから。それに……ボクの事、思い出してくれると嬉しいかなって」
微笑を浮かべて告げたクレアの頬にイグシィが手を伸ばした。
「僕はいつだって君を思い描いているよ」
彼の手はひんやりと冷たかった。暖を取らずに指揮していたのだろう。
「寒くない? 温めてあげようか」
……なんてねと続けるよりも前に、イグシィが埋もれるように身を預けてきた。
「ありがとう。ちょうど寒かったんだ」
一瞬、驚きつつもクレアは自身に掛けていた毛布を広げて彼を入れ包む。
暖の周りには他の冒険者や商人も居るけれど、時たま吹く夜風が強いので二人こうしていても……迷惑ではないだろう。冷たい風が悪いのだから。
「でも、これは別料金かもよ?」
「だったら、その分も稼ぐさ」
毛布の中でギュッと身を寄せ合いながら、二人だけの一夜を過ごすのであった。
そんな光景をニヤニヤとした表情で見ていたファンゾムが、ローザリカ・L・ディオールに向かって揶揄うように言う。
「君はしないのかい?」
「僕には僕の都合というものがある」
澄ました返事にファンゾムは満面の笑みを浮かべる。
「なぁ~ら、私にジュスト君を貸して貰おうかしら~」
「それは拒否する」
ジュスト・ヴェルジーを挟んで左右でそんなやり取りをする二人。
流石に仕事中だし、じゃれ合いにはならないだろうが……気掛かりのあまり、こめかみの辺りがムズムズとするジュストだった。
ロゼの雰囲気を見るに……ライバル視していないようだが……調子づいたファンゾムの勢いは止まらない。
「戦場で大活躍した殿方を、温めてあげるようと思ったのにぃ~」
「君に貸し出すとジュストが減る気がするから断固、拒否。絶対認めない」
「うふふ。ナニが減るの、かしらぁ~」
精力を吸い取られる訳にはいかないのだ彼は僕だけのものなんだから――と言わんばかりに真っ赤な顔をして泥棒猫をキッと睨むローザリカ。
ここは助け舟を出した方が良さそうとジュストが話題を強引に変えた。
「ファンゾム嬢はヴィントから先はどこへ?」
「王国に美味しいものがぁ、多いって聞いてぇ~」
艶めかしく人差し指で唇をなぞり、顔を近づけてくるので、ジュストは自然と体をローザリカの方へ寄る。
トンっと彼の背中に手を当てながらローザリカが告げた。
「王国に……? 必要なら案内するが」
この手の人物は自由にさせない方が良いと直感的に思ったからだ。
そして、ローザリカのその勘は間違いではない事になるのだが……それはまた別の話である。
「手持ちが無くなったら、お願いするわぁ」
ニタリと口元を緩めるファンゾムにジュストは歓迎するような態度を取りつつも、心の中で疑問を抱いていた。奔放な彼女の気質が王国に合うか不安でならないのだ。
(確か……オルセンで手配を受けてなかったか……?)
厄介な事にならなければいいが……。
「フフフ。ジュスト君って獲物を狩るみたいな眼をしながら笑うのねぇ~」
「そうかい?」
「今日の戦闘でも、すご~い、活躍だったしぃ~」
他の仲間からの情報を元に戦線を抜けてきた蝗型魔獣を圧倒的な魔法攻撃で殲滅していたのだ。
後詰だったローザリカが接敵する機会すらなかった。
「至極当然の事だ」
まるでジュスト専門家……いや、所有者のような口ぶりでローザリカが胸を張る。
今回の依頼、単純な討伐数でいえばトップクラスだろう。
「索敵結果を得やすい位置にいたからだね」
ジュストは爽やかに応えた。
仲間からの協力を得やすかったのは違いない。ローザリカが備えていた事も意味も大きい。そうでなければ、立ち位置も変わっていたはず。
「ロゼのおかげでもあるよ」
「ふーん。それじゃ、ローザリカ君もあっためてあげないとねぇ~」
確かに夜になって冷え込んで来た。
自然を装ってローザリカがジュストにピタリとくっつく。
「その通り。ジュストは冷えた僕を温める義務があるんだ」
「大丈夫か心配だね。ロゼを火傷させる訳にはいかないから」
耳元で囁くように告げた返事に全身がカッと熱くなる気がして、ローザリカは意図せず顔を伏せる。
ファンゾムに対する警戒が先んじたせいで、急に我に返り、恥ずかしくなったのだろうか。
「寝かしてもらえるといいわねぇ~。見てよっかぁ~?」
「「見てなくていい」」
即答したジュストとローザリカの返しが重なるのであった。
「……って、焚火の周りでイチャイチャをされている訳なんだ」
「事情は分かったけど、それで距離が近いの、おかしくない?」
トレイシーの言い訳にルベア・ベルニが呆れた様子で応える。
寒さから逃れるように身を寄せる二人の目の前で焚火がパチパチと音を立てた。
「無事にヴィントに着きそうで良かったさ。ルベアのおかげだよ」
「これだけ冒険者が居れば大丈夫だと思ったけど……アナタに万が一のことがあっても困るし、オルセンの人たちもそうだし……」
……私もそれは嫌だし……とルベアはごにょごにょと声を漏らした。
結果的に、ルベアの索敵能力や他の冒険者達の働きにより、襲来してきた蝗型魔獣は殲滅でき、馬車にまで危険は及ばなかった。それでも……戦場に万が一はいつだってあり得るのだから。
「そうだ。ヴィントに着いたら、買付も同行したいわ」
「私は良いけど、退屈かもよ?」
「ちょっと興味はあるし……今後の為にもなるかもだし。『神実』もどうするか、決めてないのよね?」
その問いにトレイシーはコクリと頷いた。
『神実』の原苗。使ってしまえばもう二度と手に入れる事はできない。
「接ぎ木でどんなものにさせるか……ルベアだったらどうする?」
ルベアは両肩を竦めて返した。
「いきなり言われても答えられないわよ……ただ、アナタ、オルセンに雇われの身なんでしょ? だったら、そこに住んでいる人達にとって意味のあるものでも良いんじゃないの?」
「まぁ……そうだよね。他に案が浮かんだら教えて」
責任重大な事をさらりと言って来たトレイシーにルベアは思わず苦笑するのであった。
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蝗が食べられるのだから、『蝗型魔獣』も食べられそうだと下手物好きを発揮したアルマ・ヴァレンタインは「そうだ、オルセン行こう」と依頼に参加していた。
魔法による攻撃と回復を高レベルで兼ね備えたアルマにとって、戦闘は特に問題はなかった。
「うーん……脚以外は食べられないかな」
毒性があるものも見境なく食べまくって育ったからだろうか。長距離を飛翔する為に太くなった脚以外はとてもではないが食べられそうにない。
「やっぱり、シンプルに塩焼きがいいよね!」
そんな訳で石を組んだ即席のかまどで豪快に蝗型魔獣からむしり取った脚――腿節を焼く。腿節といっても人の腕よりも長くて太いのだが……。臭みは思った程ないので、ハーブ塩で十分だろう。
「醤油と甘露も持って来たから、佃煮でも作ってみようかな」
外骨格のように硬かったが、甲殻類のように表面が割れるのは、普通の蝗とは異なる生物だったようだ
中身はぎっしりとした肉が詰まっていた。引き締まっていて、それでいて口に運ぶと蕩けるような食感は、もしかしなくても癖になるかもしれない。
「これは美味しい! しかも、こんなに沢山あるし!」
山のように積まれた大量の腿節。
後でファンゾムさん達にも試食してもらおうと思い、ウキウキで調理を続ける。塩焼きと佃煮、外骨格でとった出汁で作った汁物は、よく冷える夜には間違いなしだ。
「よーし! 一肌脱ぎますか!!」
戦闘よりも気合の入った決意に応じるように、かまどの火が一際燃え盛るのであった。
なお、野営をしている商人や冒険者に持ち込んだ所、とても好評だったのだが、材料を告げると幾人かは真っ青な顔を浮かべていたという。
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オルセン太守から討伐依頼に参加していたシャドウは街道のパトロールを終えてヴィントに到着していた。
そこをウキウキな様子で通り過ぎるファンゾムを見かける。
「ヘイ! 芸者グァ~ルよ!」
言い放たれた言葉に、足を止めて振り返る武芸者ガールはパッと表情を変えた。
「シャドウ君も同じ依頼受けていたのねぇ~」
「久しぶりだな! いや、そうでもないか?」
「おかしな事言うのねぇ、ついこの間よぉ?」
と言っても既にひと月は経過しているのだが……時間感覚が違うのかもしれない。
「とにかく、手合わせ願おうか!」
ビシっと突き出した指先だったが、次の瞬間、すぐにひっこめた。
ファンゾムに文字通り、喰われそうだったからだ。
「フフフ。またいっぱい絞りきってあげるわぁ」
前回、夜通し戦わされてエーテルが枯渇した訳だが、今回も同じになるとは限らない。
訓練場へと移動した所で対峙すると愛用のダガーとナイフを構えた。
「貴様を倒す!」
「はやくぅ、ちょうだいぃ~」
構える気もないファンゾムに対し、シャドウは間合いを詰めて斬撃を見舞う。
上体を反らして避け、反撃を繰り出してくる――その一撃をシャドウは見切った……はずだった。
宙をきった拳とは別に鋭い蹴りがほぼ同時に襲い掛かったからだ。巫女服を模したワンピーススカートの中がチラリと見えたのは一瞬の事。
次の瞬間、シャドウは吹き飛ばされてしまう。
「ぐはぁぁ――――ッ!!」
豪快に返り討ちにあったシャドウは壁に叩きつけられた衝撃で気を失ってしまうのであった。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準18 / 4〜25人
2023年02月14日 00時07分04秒 公開
参加者
相談掲示板
シーフのトーラです。 オルセンから蝗型魔獣の討伐を受けたという事で参加させて貰いますね。 よろしくお願いします!
ヒーラー、ミア=リゼルです。よろしくお願いしますね。 私は「商人さんやイグシィさんから護衛依頼として雇われている」…ということで行こうかと。馬車には同乗せず、外で警護に当たりますね。 スキルについてはちょっとまだ考え中ですが、祈雷は持って行こうと思います。残り1枠に関しては、割り振りを見つつリジェネやヒーリングオーラにしようかな…と。 勿論、これを持って来て欲しいというものがあれば対応いたしますので、遠慮なくお声がけください。
シーフのルベアよ、宜しく。 護衛依頼として参加するつもり。 索敵とかやるべきなんだろうけど…個人的な(NPC的な)事情で、馬車に同乗させて欲しい、かな。 人数の配分に寄ってくるところもあるだろうけど…。
ヒーラーのファーシルと申します。 わたしも護衛依頼を受けて参加という形で行こうと思っています。 体を動かすのも外の風景を見るのも好きなので、馬車を降りて護衛する感じで考えています。 ヒールかけたりしながら、場合によって直接肉弾戦も考えています。 スキル構成は定まってませんので、何かあればお声かけください。よろしくお願いいたします。
シーフのクレアでっす! よろしくねー。 イグシィからの護衛依頼を受けたってことで馬車に同乗、索敵。 蝗型魔獣の接近に気づいたら馬車から降りて戦闘する予定だよ!
ウォーリア、ルイド。良しなに。 俺も馬車乗って行きたいんで護衛依頼側の予定。索敵は超視覚あたりで手伝おうかなと。 必要に応じて他冒険者とかも出てくれるみたいなんで、配分はそこまで気にしなくても大丈夫じゃねぇかな、と思った。
シーフのエミリアよ。 おねえさんも護衛依頼依頼側で参加したいと思ってるわね。 馬車に乗るか自前の馬に乗るかはちょっと考え中。 あとは普通にシーフらしく索敵系はやるつもり。
ヒーラーのアラン・スミシーだ!どうぞよろしく! 護衛依頼としてご一緒する予定だ~!