【聖祭】いまだ微睡む白銀花
弓月 蒼
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シナリオID:2654
オープニング
聖なる夜に酒坏を掲げよ。遥けき白銀花の祝祭。
神々すら瞬き止める地上に咲いた花灯り。集え貴き白銀花の祝祭に。
富む者よ貧しき者よ、貴き者卑しき者よ。その手に薔薇を一輪携えて。
聖なる夜に泡沫を奏でよ。愉快な白銀花の祝祭。
歌い明かした一夜の夢に真実が潜む。刻め貴き白銀花の祝祭に。
笑う物よ嘆く者よ、明日を夢見る愚か者よ。その手に奇跡一輪残して。
響け高らかに届け高らかに。花舞い踊る貴き白銀花の祝祭に。
永遠に貴き白銀花の祝祭に。
――――リーンエス民謡『白銀花の祝祭』より
●『白銀』令嬢はまたお祭りに同行して欲しい
パンクリアース学園、第二学年第三教室。『白銀の薔薇』ことオルファレナが萎れていた。
「……また、この季節が来てしまっ……」
聖霊節。多くの、殆どの王国民にとっては年一度の祝祭であり、学園生もまた例外ではない。
勿論オルファレナは学術都市育ち。元来お祭り騒ぎが大好きだ。そう、本来は。
別に聖霊節にも恨みは無い。が――――それで終わらないのが貴族の柵と言う奴なのだ。
何せ、『白銀の薔薇』は16歳。此処から数年が正に貴族令嬢の結婚適齢期。
逆玉の輿狙いの貴族令息らにとっては、最早商材を載せたビヒモーである。
あまつさえオルファレナは恋愛弱者。ぐいぐい来られると押し切られる可能性すら――――ある。
「オルファレナ様、今年は確りおもてなしさせて頂きます……!」
「ローディ。私貴女の真面目な所嫌いじゃ無いけど何となくで望んでない事は察して欲しいの」
『白銀花の祝祭』は二大公爵家が一角『白薔薇』公が主導する。
聖霊節を独自解釈したような『白薔薇』系貴族独自のお祭である。
白薔薇の系譜に在る各貴族が持ち回りで主催を担い、昨年は『白銀』が担当だった。
流石同系譜の分家筆頭だけあって盛大と言う他無い物だったが、そんな今年は『白筆』が担当。
そしてオルファレナの同級生。ローディことクローディアはそんな『白筆』伯爵家の令嬢である。
となればまさか、仲の良い学友の晴れ舞台に、欠席……などと言う事が有り得るだろうかいやない。
「『白筆』は今回の祝祭も公開競売?」
「そうですね。当家が世の貴族の御歴々に誇れる物と言えば、やはり書物ですから」
『王国』で図書館、と言えば何と言っても王都の"大図書館"が群を抜いて有名であり蔵書数も類を見ないが。
さりとて同施設を有する街が全く無い訳でも無い。『白筆』の領土。叡知の都『ベルサリァム』もその1つだ。
主に白薔薇系各家に"文官を推薦する"こともある『白筆』は、領内の識字率向上に余念がない。
結果無数の私塾が鎬を削る修羅の国と化しているが。その『祝祭』となればさぞ多くの新書、古書が店に並ぶだろう。
「でも『白筆』の祝祭なら、最後の薔薇まで使い込む人も多い……わよね?」
「どうでしょう? 現実は物語より驚きに満ちている。と、彼の『星追い』も仰っていますし」
「わぁん知ってた! 読んだ! 何なら愛読書よ!!」
尚、この祭りでは10本の薔薇が通貨の代わりとして利用出来る。
そして最後に残った薔薇一輪を異性に贈ると相手と結ばれる。なる言い伝えもまた脈々と受け継がれており。
「でも、それを言うならローディだって」
「私は今年も自警団の団長として大忙しですので?」
「自警団……って、何から? え、何? 何から何を警護するの恐い」
「勿論、ドゥジン教徒から祭りを、ですわ! 何でしたらオルファレナ様もなされます?」
「あ、いえ、結構です」
目に使命感を宿すクローディア。その情熱にはどうも付いて行けそうもない……
そも何でそんな宗教家を目の敵にするのだろう……と首を傾げるオルファレナはドゥジン教徒の本質を知らない。
「つまりここはいつも通り……」「はい。聴講生に護衛をお願いするのが最善手かと」
顔を見合わせて頷き合う令嬢2人。そんなこんなでまだ冒険者にお鉢が回って来る訳で。
●黒いのと黒いのと黒いの
『黒の後継』アルベイル・ライゼンナクトはその面々を見回して大きく嘆息した。
「これは何の冗談だ……『黒槍』に、ジーベック」
「俺も3月で卒業だからな。実家はそろそろ良い相手の1人も居ないのか、とそんな話ばかりだ」
埒が明かん、と肩を竦めるは『次代の黒槍』アルガス・コーニッシュ。
「あ……僕はその、公開競売が目的です。『白筆』が蓄えた書の品揃えは大した物、と聞きましたので」
そして、『夜鷹の雛』ジーベック・ファルゲンは変に色取り取りの薔薇の花束を抱え呟くように応じた。
去年は罰則として集められた3人だが……今年はどうも、各人それぞれ事情が異なる様で。
「なるほど、ジーベックはどうも此度は好敵手となりそうだな」
「っ、いえ、ライゼンナクト卿の手を煩わせる事なんて一つも、何であれば河岸を変えますし」
「遠慮はいらん。俺とて父の悪ふざけにばかり拘ってもいられぬしな」
赤い瞳を細めた竜の仔に、夜鷹の雛が萎縮する様に視線を落すも。
それを眺めていた次代の黒槍は胡乱気な眼差しを向けて無造作に問を放り投げる。
「どうでも良いんだが、黒竜公のその病気はどうにもならないのか……?」
「ならんな。何が原因だかは知らんが父が自分の弱みを晒す事もあるまい」
白薔薇が絡むと挙って絡みに行く。と言う如何にも良く分からないその病気を指摘するも。
後継者が追及を諦めている以上、外様であり立場も下の伯爵家がどうこう言える訳も無い。
さて――――とは言え卒業も間近。彼が遊んで居られるのも今年が最後である。
望んで鉢合わせた訳でも無いが、無視する程縁遠くも無く。出会ってしまった物はまあ……仕方無い。
「まあ良い、そろそろ行くか」
「おい『黒槍』。不遜にも何でお前が先導してるんだよ。身の程を知れ」
「お前、本当その人によって態度変えるのどうにかしないと友人も出来んぞ?」
「んな! 余計な心配だ! さっさと何処へなりと行ってしまえ……!」
きゃいきゃい叫ぶその様はまるで警戒心の強い仔犬の如しだ……と呆れるアルガスを他所に。
協調性の欠片も無いアルベイルは平然と街の門へ向けて歩き出し、ジーベックもまたこれを追う。
或いは、それをじっと観察していた黒い外套の傭兵も含め。明らかに周囲からは浮いていたが。
貴族、と言うは得てしてそんなものか……と。フードを被り直した黒髪の男は携えた槍を背負い直す。
かくして、花灯りに照らされる、白薔薇特有の祝福の夜。
――――『白銀花の祝祭』が今年もまた、幕を上げる。
解説
マスターより
リプレイ
「それでは、今日は宜しくお願いします!」
「トーラ! 待ってた――――っ!」
『白銀の薔薇』オルファレナに思いっきり抱きつかれた『めっ!』トーラがフェードアウト。
そんな、恒例のやりとりが目立たない程に人が行き交う『白筆』伯爵領の中心地。
叡知の都『ベルサリァム』は、去年同様の祭りが開かれた『白銀』侯爵領の抱える観光都市。
百花の都『リスティール』よりも一回り程小さな……加えて言えば、非常に"開けた"小都市である。
中央には領主邸ではなく市民が闊歩する緑地公園が存在し、此度の『白銀花の祝祭』の目玉。
公開競売の会場もその公園内に設えられている。その周囲を飾るのは無数の露店と飾られた花灯り。
領主邸含む市民の住居は全て外縁部に集中するという独特な街の造りは、こういった大きな祭典向きだ。
「去年もお邪魔したけれど、何か理由もなくわくわくするよねこういうお祭りの雰囲気って」
「そうだな。特に今日は各地より選り優りの書物がこの場に集っていると聞く。知恵とは力だ」
『ロイヤルガード』エルゼリオ・レイノーラが楽しげに周囲を見回し声を上げると。
『帝国の娘』ナタリア・フィッツジェラルドが珍しく若干そわついた仕草で頷いた。
「こちらの簡易地図を見るに、公園内を同心円状にお店が並んでいる様ですね」
「園外にも出店はある様で巡り甲斐がありますね。あまりカチカチにやると逆に気を遣わせてしまいますし」
他方、『夜に咲く白月』レティシア・レインフィールにはこういった"お祭り"感は新鮮に映る。
雑踏に視線を巡らせる『白銀の親愛』ヴィルヘルミナもまた表情にこそ出ない物の。
山人の性としてこうした"明け"の空気感は嫌いではなく、何処と無く楽しげだ。
と、各人各様。あるいは四者四様に祭典の熱に呑まれている最中。
『蒼玉の麗人』シルヴィア・A・カペルはと言えば公開競売の最終確認をしていた後輩。
『学園』第二学年のクローディア・A・ロクサーヌの元を訪れていた。
「さて、調子はどうかなクローディア?」
「カペル先輩? あわ、何もお構いできず済みません。ようこそ『白筆』へ!
学園祭でも感じていたことですが、やっぱりお祭りの準備というのは大変ですね……」
「これ……全て書物かい? 凄いな。これだけでそれなりの大きさの書斎が埋まりそうだ」
「書は人の目に触れ初めて価値を持つが故、知識を広め知恵を尊ぶは『白筆』の誇り、です。
中には先輩の御眼鏡に適う一冊もあるかと――……なんて、実は父の受け売りなんですが」
申し訳無さそうに笑うその様に、けれど隠せど滲む自負の一端を受け取って。
きっと彼女の父親は好人物なのだろうと。シルヴィアはぽんと後輩の肩を叩く。
「なるほど、それは是非楽しみにさせて貰おうかな」
片目を閉じて楽しげに笑うと、邪魔をしては悪いとその場を辞する事とする。
困っているのであれば勿論助力は厭わないが。貴族には、その家なりの矜持が在る物だ。
■
「……ふむ。貴公らこんな所で油を売っていて良いのか?」
街の中央から離れること暫し。園外の出店、即ち"掘り出し物"を見て回っていた青年は。
何故か彼と同道する2名を振り返り、怪訝の色を混ぜた問を投げた。
それはそうだろう。何せ彼――――『黒の後継』アルベイルは別に彼らの依頼主でも何でも無い。
此度は純粋に、珍しい書物が集まると聞いて観光がてら遠征して来た。ただそれだけなのだから。
「ナハティガル様から、アルベイル様のお誕生日が近いとお伺いしましたので!」
「……俺ならば、入札の反応速度において同業者以外には早々引けを取らない筈だ」
「何故其処まで本気を出すのか、と聞いている心算だったのだが……まあ、深くは問うまい」
眉間を揉むようにしながら、幾ら聡明な竜の仔とは言え状況を今一歩理解し切れていない訳だが。
互いに頷き合う『小さな煌星』ゲルダ・クラインと『仔竜の側近』ナハティガル=ラー。
2人は何故だか普段より一足飛びのお祭り感で公開競売に挑む気概を示していた。
勿論、当のアルベイルとて何の興味もないのに態々『白薔薇』系貴族の祭典に足など伸ばさない。
元々が読書家な為、目的となる書物の目星もまた確かにある。が、それはそれだ。
巡り合わせで手に入るならば良し。そうでないならないで仕方ない……等と、思っていたのだが。
「そう言えば、ゲルダは何か目当ての物はあるのか?」
「はい、目録の中では此方の歴史書が気になっています……!」
或いは自分ごとであれば、恐らく自然と遠慮したろうゲルダも贈り物となればそうも言ってられない。
大陸において、希少書の類は立派な商材に数えられる一財産だ。一期一会を逃せば二度目はまずない。
真剣そのもの、という眼差しで公開競売の舞台で配られている書名目録に目を通す2人を眺め。
当初困惑の色の方が濃く映っていたアルベイルの瞳に、僅かに感情の色が滲む。
「まあ……したい様にするが良い」
瞳を伏せた彼の仕草はほんの一瞬の間に過ぎ行くも。或いはそれは――――愉快、だったのだろうか。
「ロゼットも、来てくれて嬉しいわっ! ……あ。それとも書物が目的だった?」
「あはは、何言ってるの。もしそうよ、って言ったらオーロラは哀しむのではないかしら?」
「ぅ、それは……! そう! かもしれないけど……! それ何かずるい気がするわ!」
そんな勢いで競売に挑む『竜』の面々を余所に、依頼主である『白銀の薔薇』はと言えば。
『火山の神女』ロゼットの提案もあり、先ずは露店の一般販売を見て回る事にした様だった。
それは即ち競売の前半戦を捨てたに等しい行為ではあるが、元々彼女らの目的は其処には無い。
和気藹々として、この瞬間しか味わえ無い祭典を満喫する事。そちらを重視すると言う選択も在るのだ。
かくして今年も年に一度の花灯咲き誇る白き祭典。白銀花の祝祭は幕を上げる。
●想い解くならば
「学園内ならともかく、妙な場所で逢うな。クラウディア」
貴族派、『黒槍』の次代。アルガスがこの場所を訪れたのは実父の意向に依る。
他の面々と異なり、書物に特別な思い入れの無い彼にとっては"派手な祭典"でしかない。
である以上この遭遇は完全に偶発的な出来事であって、彼我の何方も企図した物ではないが――――
「……アルガスさん」
『誓約の剣』Alexandra・Hexe・Claudiaは、瞳に迷いを滲ませ自ら定めた主の前で立ち竦んだ。
彼女には答えるべき問があり。胸中に確かな答えもあり。重ねて尚、確かならざる感情がある。
「少し歩くか」
そんな黒槍の主従が緑地公園の敷地内に足を踏み入れた頃。その進路のずっと先では。
いよいよ以て、この祭典最大のイベント。公開競売が始まろうとしていた。
(ルールは分かった。最後の薔薇を残しながら十輪競売に投じる事は……可能。
しかし、あくまで"上限は十輪"、か。……大筋は、予想していた通りだな)
配られていた目録の裏に記されていた禁止事項を確認し、ゼラルム・エルホワイトが独りごちる。
つまり、持ち込んだ薔薇の花が"誰の物か"は競売の結果を左右しない。種銭を潤沢には出来る。
が、競売時の天井。上限額は固定という事だ。こちらは"平等感"を重視した結果だろう。
「それでは皆様、お待たせ致しました! これより公開競売午前の部を始めさせて頂きます……!」
舞台上では、拡声効果でもあるのだろう紋具の短杖を持った貴族の家臣らしき男性が声を上げる。
見た所、どうも午前の部は専門書。午後の部は一般書と分かれている様だが……
「まぁ、いつも付き合って貰ってる側だし偶に手伝う事に不服はないんだけどさー……」
そう嘯きながらも実際言葉よりは不満が見え隠れするのは、ゼラルムの前席に座る娘。
『真実映す灰簾石』サニー・フォン・オルライトである。彼女の視界には同業者の小人。
即ち、ゲルダが真剣な面持ちで舞台上を見つめている。実際彼女らの目的の書は重複項が多い。
幸いと言うべきかアルベイルはこの競売を余録の類と見ている様で、物量的蹂躙は免れそうだが。
「それにしたって幼馴染を楽しませる気皆無って言うのはどうなのかな? ん?」
「言ってる場合か。打ち合わせ通り序盤は温存、狙いの物は最速で仕留めに行くぞ」
「終わっても仕事だしなあ。少し位一緒に見て回っても罰は当たらないと思うんだけどなー。なーぁー?」
「……考えておく。構えろ、始まる」
とは言え、ゼラルムとサニーの警戒は皮肉にも。ある意味で完全に的を射ていた。
ゲルダと並んで開始に備えるナハティガルはこの場でほぼ唯一、サニーと競る反応速度を有する。
断じて――――油断して良い相手では、無い。
■
「オーロラさん、ちょっといいですか……?」
一方、その頃『白銀の薔薇』と護衛の面々はと言えば。
緑地公園の一角に用意された簡易的な休憩所でようやく一息吐いていた。
彼女を求める貴族令息なる者が雨後の筍の如く湧いてくる現状。その数が思ったより多い。
何かしら策を打つ必要があり、そしてトーラには妙案があった――――
「待ってくれ、『白銀の薔薇』よ! 私の想いを受け取って欲しい……!」
「お断りしますっ!!!」
雑踏を潜り抜け、人垣の隙間を擦り抜け、都市内を駆け抜ける。体捌きは熟練の盗賊のそれ。
勿論、そんな芸当がオルファレナ当人に出来る筈も無い。逃げているのは化けたトーラである。
本物の『白銀の薔薇』は今頃ロゼットとシルヴィアに保護されている筈。
追ってくる見知らぬ貴族から、彼女が目立ってでも逃げ惑うのは引いては視線を逸らす為――――
「――――オルファ」
衣装さえ写し取ったトーラからすれば、ひらひらした白い盛装姿は動き辛くもあるが。
そんな、授恵者でも無ければ手を触れる事すら容易ではない逃走劇。
けれど、それを阻んだのはやはりと言うべきか同じ授恵者の男だった。
横から手を取られるや驚くほど強い力で路地に連れ込まれると、驚いて悲鳴を上げそうになるも。
口元を抑えられそれも叶わず、追っ手の貴族が何処かへと駆け去ったのを確認し男は息を吐いた。
さて――――然して問題はトーラの側である。相手はフードを目深に被り風貌すら不明。
自身を引き寄せた力は"強引に組み伏せられたら逃げられない"との恐怖を煽るに十分な物。
途端混乱の極地に陥った彼女を、一体誰が責められるだろう。
「わ、わた――――」
「……?」
「わたしには心に決めた人が……!」
「――――ッ!?」
一瞬、相手が確かに動揺した気配を察し。全力で突き飛ばすと脱兎の如く逃げの一手。
立ち尽くす黒フードの男は敢えてその背を追うことは無く。
或いは――――何か致命的な誤解が生まれた気がしたのは。結局全てが終わった後だった。
■
「――――御用改めと存じます」
「やば、反ドゥジン過激派の連中よ! 総員散開!! 新刊だけは死守すること!!」
「繰り返す! 総員散開!!」
――――公園外、一般露店の中でも"澱の濃い"書物は祭りの陰に集う。
これを取締り徴収するのが自警団の役割であり、クローディアはその陣頭に立っていた。
「クローディアさん久しぶり。え……っと。これは?」
「……? !? れ、レイノーラ様……!?」
午前、オルファレナの護衛は彼女と仲良しな女性陣ががっちり固めている為。
空き時間で祭りを見て回っていたエルゼリオはその状況に呆気に取られていた。まるで大捕物だ。
シャルガネ風の羽織物に身を包み鉢巻を巻いた伯爵令嬢、というのも中々見られる物ではないが。
そもそも、彼女は果たして何をしているのか。
「オルファレナさん狙いの貴族とは揉める事も多いから、治安維持の為にも自警団を結成するのは正解……
と思っていたんだけど。あ、もしかして禁制書の類が出回っているとか?」
「……ある意味で、そうとも言えます」
クローディアはそっと視線を逸らした。その目線を追ったエルゼリオは、真顔で固まる。
既に木箱一杯に回収されたそれはいわゆる恋愛書の類だと、彼とて知識としてはある。が、しかし。
(……? レイウェスト皇子攻め? ウィリアム王子受け? ??????)
男色……? 随分極端な購買層向けだ。いや、書物に貴賤はないとは言え流石に不敬が過ぎるか。
しかし、庶民が戯れに王族を描くなど珍しい話でもない。少し位は目溢ししてあげても……
「どうしてクローディアさん達はこれを回収して回ってるの? 同じ読書家同士仲良くしても……」
「無理です! |古典戯曲レミリオとジュリアーノの筋書きに皇子殿下と王子殿下をそのまま当て嵌めるなんて……!」
困惑顔で視線を上げたエルゼリオは、クローディアの沈んだ眼差しで認識を改めた。
「これは模倣ではなく粗悪模造品! 原作への愛と敬意が有りません!!
許し難い冒涜……! 駄目です、レミリオは金髪美少年でないと駄目なんです……! 駆逐……駆逐しないと……!!」
「な……」
エルゼリオはここに、初めて原作至上主義過激派と二次創作派との根深い確執を知るに至る。
それは"解釈違い”という一言では到底形容しきれない、まさに血で血を洗う秘匿された歴史の真実の姿。
「好きな気持ちは一緒なのに……! どうしていがみ合うんだよ――――!?」
エルゼリオの悲痛な叫びが祝祭の夜に木霊する。けれど、人にはどうしても譲れないものがある物だ。
何だか遠い空の彼方の星々の言語を聞かされている猫の様な心境になる物の、世界は狭いようで広
く。
――――広いようで、狭いのである。
●言の葉の稚くに
「ジーベック様も本がお好きなんですね!」
その声を聞いた瞬間、『夜鷹の雛』ジーベックは来た道を引き返そうとした。
いや、その場に『黒の後継』が居なければ間違いなく引き返していただろう。
「と言うか、何その辞典みたいな分厚い……良くあの競売で競り勝てたね」
「えへへ、そこはナハティガル様のお手柄なんですが……あ、アルベイル様! これ、プレゼントです」
結局の所、彼女が競売で手に入れたのはその一冊のみである。
『王国』歴史書の中でも特に古いと言うそれは、最早神話に片足を突っ込んでいる信憑性不明な物。
けれど、ナハティガルと共闘の結果勝ち取った、確かな戦果である。
「では……――誕生日にはまだ早いが。俺からは一足先にこれを」
差し出された長剣は、彼自身が携える物の兄弟剣である。双子剣とも称されるその一振りに。
果たして銀髪鬼が如何なる志を込めたかは定かではない。が――――ともあれ。
「わたしを協力者として認めてくださった事の感謝を込めて」
「昼と夜が同じになる日、離れた双子は互いを求め『鳴く』という。不要ならば捨てて構わん」
「いずれも有り難く頂戴する。……ふむ、となると返礼の品を考えておかねばな」
それらを受け取った竜の仔は、至って平然と頷いて見せるも。
本来であれば直接手渡しなど身分違いも甚だしい。一瞥した夜鷹の雛は、見えない様に嘆息を零す。
「全く、二の手を打っておいてそれとは……喰えない方だな、ライゼンナクト卿」
一方で、そんな面々とは全く異なった筋道を辿っていたのがナタリアだ。
彼女は事前にアルベイルと面識を持ち、彼が求めている書物の中で最も遅く競売に掛けられる――――
古い"法律書"を、一点狙いで買い求める様に動いていた。
ナタリアにとっても恩を売る為好都合だったとは言え、"布石は打っておく物"と、言う事か。
「卿が本当に『王無き未来』を求めるなら、こういった物も必要となる事は分かりますが」
「正しさ、と言うのは映す者に依存する。公平さ、もまた然り。
人には指標が必要だ。だがそれは、何も『皇帝』や『王』と言った"人"でなくて良い」
「特権が輝きを失えば、侮られたと受け取る者も居るでしょう」
「生き方に確信が有るならば、その程度で道を失いはせぬ物だ」
茂み越しに背を向け合いながら、ナタリアはジーベックとじゃれ合うゲルダを一瞥し。
『王国』も随分と"厄介な怪物"を抱え込んだ物だと、苦く笑う。
それでも、彼の青年の語る"未だ象られぬ未来"には確かな魅力があることが空恐ろしい。
『帝国』の復興を望む者としては、決してその動向から目を離す訳にはいかないと確信する程に。
■
「これとか、良いんじゃないかしら?」
一方、一般露店を巡っていたオルファレナはと言えば。
ロゼット、ヴィルヘルミナと3人で古本屋を梯子し、彼女の好む冒険譚をあれこれと説明して巡っていた。
流石に侯爵家令嬢ともなれば蔵書も多く、大抵の有名所は網羅していた訳だが。
ふとした思いつきと共にロゼットから差し出された一冊に、『白銀の薔薇』は見事に彫像と化す。
「こ、これ恋愛譚じゃない!? え、何、ロゼットそういう……!?」
「や、私もそんな助言出来る程上級者じゃないけれど。予備知識も知っておいて損はないわよ?
歯の浮くような口説き台詞って、惑わしの魔法みたいなものだもの」
「そうですね、確かにこのまま恋愛耐性がずっと0と言うのは困る事の方が多そうです」
「え、や、え……っと、ま――――待って待って待って、何かこれ凄く恥ずかしい!
それは確かにお勧め交換するのは了承したけど私てっきり神話とか伝承とか冒険とか冒険とか冒険とか」
あわわわわ、となるオルファレナは一時期の張り詰めた様な緊張感からは解放され。
相変わらず高位貴族の令嬢感は留守になっているが。それはそれとして御年頃らしく。
お返しに差し出された本の表紙には、彼女が好きそうな邪竜に立ち向かう騎士が描かれていたものの。
ロゼットが差し出した恋愛小説も、おずおずとお買い上げした様だった。
「オルファレナもありがとね。騎士の英雄譚なんて久しぶり。大事に読ませて貰うわ」
「うん! うん! 続きが気になったら何時でも言ってねロゼット! 全部実家に揃ってるから……!」
「え、これ続き物なの……!?」
そうして続いた露店巡りの最中。足を止めたのは比較的真面目に護衛に徹していたヴィルヘルミナ。
視線の先にレティシアを発見し声を掛けようと試みるも。
寸での所でそれを止めたのは、彼女が何か明らかに取り込み中だったからの一言に尽きる。
対する人物は黒いフードを被った背の高い青年で、その風体から貴族らしくは無かったが。
不意に視線を戻すのと。オルファレナが大事そうに抱えていた書物を落としそうになるのはほぼ同時。
慌てて中空で受け止めるも、白い顔で瞬く『白銀の薔薇』は自分の状態にも気付いていない様で。
それが、何か起き得べからざる事態であることは、ロゼットにも、ヴィルヘルミナにも一目で知れた。
"……――――お兄、様?"
思わず、と呟いたその声は、白紙の上に溢れた墨の様にぽとりと落ちる。
■
「……え」
要約すれば、見間違いだと思った。
けれど黒いフードを被り、槍を背負った男性などそうそう彼方此方にいる訳がない。
おまけに伺った彼の表情は困惑と焦燥の間、と言った様子で。明らかに何処かがおかしかった。
彼女の役割は『白銀の薔薇』の護衛であり、元々責任感は強い方だ。
場を離れる事と、突然降って湧いた不安。そして無自覚ながら――――祭りの雰囲気の影響。
諸々相俟ったレティシアが、自分から声を掛ける決断が出来たのは聖霊節の奇跡かもしれない。
「――――ガレス様」
その声に、黒の傭兵は確かにその視線で彼女を捉えた。
そんな――――或いは当人ら自身まるで予期せぬ会合が発生した頃。他方、緑地公園の一角。
「……それでは、以前の答えを聞かせて貰えるか」
問い掛けられたAlexandraは、じっと対する男の足元を見つめたまま微動だにしない。
つい先日、彼女は死にかけた。少なくとも、運が悪ければ彼女は此処に居られなかったろう。
それ其の物は良い。冒険者という稼業を考えれば仕方ないとすら言える。
けれど、それによって胸に落ちた疑問は今も自分を苛んでいる。
それが"必要"と見れば、命を棄てられる自分。彼に手を引かれ安堵する自分。それは――――
――――"人を導く"に足る存在では、無い。文字通りの、匹夫の勇ではないか。
(そんな自分が、彼の傍らに在りたいと思うのは……傲慢を通り越し、不相応では?)
貴血を貫く彼を護りたい。その"在り様"に、自分でも驚くほど惹かれた。
けれど省みて自身はどうだ。足りない。全く足りない。この身は、足は、未熟に過ぎる。
それでも断れない。断りたくない。差し出されたその手は、誰より自分が望んで選んだ標だ。
"誰とも手を繋げなかった"星空の娘を想う自分が。これを振り払うなんて、出来ない。
声が出ないまま対した主を前に。是とも否とも言えないまま。Alexandraは立ち竦んだ。
そうだ。竦んだ。畏れた。焔に灼かれるだけの自らの儚さを。
「自らに迷うなら、俺を信じろ」
けれど彼はそんな逃げ道を赦しはしない――――自らを、あくまで導き手と自負するが故に。
ならばどうして彼の剣が――――
「――――私は、貴方と共に往きます」
我が身を焼く焔如きに、怯え竦んでなど居られるだろうか。
●逆つ星へと至る
「どうも、悪漢の類と間違われた様で。
……仕方の無い話ではあります。もう十年以上も顔を合わせて居ないのですから」
嘆息する黒の傭兵にレティシアはどう反応すべきか暫し悩み、呟いた。
「恐らく、何かしら誤解か行き違いが有るのでは無いかと……」
「そうでしょうか。ともあれ、あの娘に心に決めた相手が居るのであれば。
尚更、『白銀』が置かれた現状は即急に改善しなければ……」
ガレスがこの祭りを訪れたのは、どうもやはり義妹を心配して、の様だった。
何処の義兄様も、こういった物なのでしょうか……と、漠然とした共感を覚えるも。
何もせずとも混乱しているガレスは、逆に冷静に話し掛けるに都合が良かった。
「その、先日はすみませんでした」
「……いえ。あの時は、自分も言い過ぎました」
一周回って落ち着いたのか、いっそ普段通りに話せた事に驚きながらも。
レティシアは懐から一本の短剣を差し出す。あれから肌身離さず持ち歩いていて良かったと。
「あの、これ……お誕生日に」
間が空いた。驚いたように黒の傭兵が見返して来ていた。視線が重なり、続く筈の言葉がとんだ。
「……貴女は、全く」
流れた黒髪がガレスの表情を隠す。随分髪が伸びた。切ったり揃えたりしないと、邪魔では。
そんな余所事に意識が取られた瞬間。差し出した短剣が受け取られ。
声が出た。
「私は、何か返して欲しいとは、願っていません。
ただ、貴方に幸せでいて欲しいだけ「それでは、自分が納得出来ません」」
やっと目線が合った。やっと――――何かが通じた気がした。
「では」
「もし私が貴方を頼ったのなら。貴方も私を頼り、共に居る事を許して頂けますか」
考えるより前に言葉が溢れた。
「貴女が真実、俺を頼りとしてくれるなら」
途切れる。胸が苦しく、泣きそうで――――そんな言葉。一体、どんな贈り物なら適するだろう。
代わりになんてならない。だから、彼も。彼女も。
離れた場所で溢れた呟きには、まるで気付く余地がなく。
■
「流石は『竜』の君、競売でも見事な手腕だ」
「見え見えの世辞は良い。『蒼玉』は花に執心だったな、貴公の狙いもそれ故か」
互いに古典的な"花"の絵画集を競い合った『竜』と『蒼玉』。競売の軍配は後者に上がった。
「『黒槍』、『竜』、それに『夜鷹』。貴族派の君達と友誼を結べるのも、後少ししか猶予がない」
「シルヴィア・カペル。貴公それほど交友を広げてどうするのだ?」
「どうもしませんとも『竜』の君。私はね、『学園』が好きだし、後輩たる君達の事も好きなんだ」
「王党派の高位貴族が博愛主義だ何て、悪い冗談ですよカペルの姫君」
「でもそれが本心だからね『夜鷹』の君? だからこうして相談もしている」
「『第一剣術部』と言うと、『貴血連盟』とは不倶戴天の敵同士、に限り無く近いんだが……」
「哀しい行き違いだ。けれど『黒槍』の君はもう盟主代理ではないだろう?」
自らを支持してくれた"剣"に、どんな感謝の形を示すか。それは彼女にとって大切な問題だ。
幸いと言うべきか、3人はそれぞれに方向性は異なれど世話焼きな側面を持つ。
礼節を守った上で相談、と言われれば――利害計算も含め――無碍に断る様な性格ではない。
「剣術書はどうか」「手拭いでも贈っては」「腰帯という選択肢もあるな」
「なるほど、困った民草の相談を快く受ける。君達は良い領主になるだろう」
「その言葉、餞別と受け取らせて貰おう」
まさに、此処から領主の道へと踏み出す『黒槍』のアルガスが代表として応じる。
後輩と沢山話せて満足げなシルヴィアにとっても恐らくWin-Winではあるのだろうが。
「くぅー……悔しい、あと一歩届かなかった……」
――――そんな傍ら。ぐったりと倒れ伏すのはエルゼリオである。
真っ当に、真っ正直に、正攻法で競売に挑んだ彼は、全く非情な話だが物の見事に玉砕した。
何せその辺り警戒網を敷いて傾向と対策を練って来ている面々が彼方此方に居る。
その1つ、競売を終えたゼラルムは自らの戦果を前に満足そうに頷いていた。
特に、随分と古い"吟遊詩人の伝承"とされる古書が手に入ったのはサニーの頑張り在ればこそだ。
ぱらぱたと捲った限り。その一節には明らかに件の"赤の公爵家"と関連する記述がある。
曰く、"後宮の大乱"。伝承歌に組み込まれている為、王家の検閲から漏れたのだろう。
字が乱れている為読み解くのに時間が掛かりそうだが……恐らく、無駄骨にはなるまい。
「ちょっとゼー君! これ! なにかお返しの1つ位有っても良いと思うな……っ!!!」
勿論、当の"頑張らさせられた"サニーは拗ねた。強く強く待遇改善を訴えた。
何せついつい対立者が競り合って来たので本気を出してしまったが。
ここでどれだけ頑張っても彼女に対し何一つ利がある訳ではない――――だから。
「だったら、これで1つだな」
"必ず残すように"していた最後の一本。そんな薔薇一輪贈られても、乙女心は誤魔化されたりしない。
しないと言ったら、しないのだ。
■
「大丈夫ですか、オルファ?」
「ん……うん、大丈夫。ごめんね、心配させて」
公開競売も終わり、徐々に雑踏も捌けて行く。けれど未だ、『白銀の薔薇』の表情は晴れない。
ヴィルヘルミナが声を掛けるも、心此処にあらず、といった風情だ。
それは一般露店から戻って来て以来のレティシアも同様で。恐らく発端は同じに見えるが。
元気付ける場合に頼りになりそうなトーラも、こっそり露店を巡りに行くと言って留守という状況だ。
「ん……あのね。私、お義兄様が居るの。血は、半分しか繋がってないんだけどね」
隣に座ると、ぽつぽつと話しだしたオルファレナの言葉をただ寄り添って受け止める。
きっと今、彼女にはそういう人が必要なのだろう。黙って頷くままにする。
「小さな私の命を救ってくれた。凄く強くて勇敢な、英雄みたいな人。
でも、お母様もお祖母様も……どうしても、お義兄様を家族として受け入れる事は出来なくて……」
恐らく。あの時出会った相手が"それ"だったのか。或いは、他人の空似か……いずれにせよ。
「……帰る場所も失った筈なのに、お義兄様全然辛そうじゃなかった。私、重荷だったのかなあ」
彼女が、何故落ち込んでいるのかは何となく察せられた。以前、『白銀』の家令長から聞いた通り。
オルファレナは義理の兄を救う為に一生懸命だったのだろう。けれど相手はそんな事望んでいなかった。
だとしたなら。
「それでも、オルファがしたことは無駄にはなりませんよ」
差し出した薔薇は偶々白く。差し出されたオルファレナが驚いた様に瞬いた。
露店で適当に散財した結果これが最後の一輪。迷った様に、深い青の瞳が揺れた。
「異性でなく同性ならセーフ……? かな、と」
不器用に笑ってみせたヴィルヘルミナに。オルファレナは一枚の栞を差し出す。
そこには赤い薔薇が押し花にされており、それが、彼女が携える"最後の一輪"だと知れた。
「……そうね、セーフかも。私、今年は誰にも渡す気が無かったから。
……早い内にこんな風にしちゃったけれど……それでも、受け取ってくれる?」
その念には念をと言う警戒のし様に、思わずヴィルヘルミナが苦笑いを浮かべると。
『白銀』の令嬢の頬に朱が差した。果たして何を思われたか、目は口ほどに物を言ったのだろう。
望んだことが、必ず叶う訳ではない。費やした時が、必ず報われる訳でもない。
それでも、人は空に祈り。それでも、人は花に託す。いつか、きっと、より良い明日をと。
響け高らかに届け高らかに。花も微睡む貴き白銀花の祝祭に。
――――永遠に貴き白銀花の祝祭に。
マスターコメント
ロングシナリオ易しい 報酬:少ない12 / 12〜12人
2023年01月08日 11時56分09秒 公開
参加者
相談掲示板
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 去年と同じように、まず「オルファレナ同行希望」と「周辺警護」に分かれて、その中で「前半」と「後半」に分かれれば良さそうかな? 勿論特定の誰かとずっと同行したい人もいるだろうから、其々の希望は優先しつつ。 >個人行動希望 私は前半のオルファレナの「周辺警護」をしたいな。各班との連絡用にテレパスも持って行くね。 後半は公開競売で稀覯本を狙いたい。アルガスやアルベイルとも話せればと思うよ。
ロゼットよ。大勢、応募していたわね。 シルヴィアの案なら、「オルファレナ同行希望」で。 前半・後半はこだわらないけど、選ぶなら後半かな。 ただ「黒いの3人+1」や、他の行動を希望する人によって、 行動は変えるから、まずは皆の希望を聞き取りかしら。 私はオルファレナ同行が目当てで来たから、それを主で。
ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いしますね。 その二つなら私は同行希望になりますね。元々助けに入ってきた感じですし。 配分に関しては追々決めればよいかと。特定の人物と関わりを持ちたい方や純粋に祭りを楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。 希少本が欲しければ、そちら優先でないと無理そうではあるようですし。 オルファに粉をかける方々に関しては…ヒュプノシスとかでも持っていこうかなという位ですか今の所は。 他は後で考えます。
キャスター、クラウディアです。よしなに。 私は…概ね「黒いの3人+1」…正確にはそのうち1人。アルガスさんについていく形となりそうで。 -依頼とはわかっているのですが、そちらには重点を置きたくない というのが心境です。…すみません。
今回は難易度も「易しい」だし、半分はお祭りみたいなもので、 会いたい人や行動の希望があるのなら、良いんじゃないかしら。 まあオルファレナに誰も関わらない、というのは困りそうだから 事前に聞き取りして、皆の動きを知っておきたくはあるけれど。 考えようによっては、「黒いの3人+1」の方に行く人がいれば、 彼らがオルファレナに関わる機会がなくなるとも言えるのだしね。
エルホワイトと申します。連れのオルライト共々、よろしくお願い致しますね 一先ず坑道表明としましては、担当時間帯は”後半”。担当業務としましては”周辺警護”となるでしょうか 主に壁歩きと双波を用いた周辺索敵と、アイアンウォールとグラビティを用いた行動操作になるかと
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 ライゼンナクト卿しかり、コーニッシュ卿然り。 オルファレナ嬢に対する黒いの3人+1への足止めも必要とされる以上、私はライゼンナクト卿のほうに回りたいと思う。
ゲルダです。よろしくお願いしますね。 その、希少な本にとても興味がありまして、できれば早いうちに公開競売に参加したいな、と。 掘り出し物の関係で、可能であれば前半は自由行動とさせていただけると、とても助かります。 あと、競売用に汎用スキルを揃えたく……テレパスなど、周辺警護組⇔同行組の連携に必要なスキルなどを持っていくことは難しそうです。ごめんなさい。 周辺警護か同行のどちらを対応するかは、他の方の希望も確認しながらまた考えますね。 >黒いの3人+1 たぶん、ですけれど、今年は『罰則として集められた』わけではなさそう、ですよね。 現状では、今回の祭りで彼らがオルファレナ様に花を渡しに行く可能性はそこまで高くないのかな、と思いました。 鉢合わせをしないに越したことはないかと思いますが、オルファレナ様との接触を防ぐことを主軸とはせずに、希望する方々が彼らと交流をする――ぐらいのレベルで問題ないかな、と思いました。 特に競売に参加するアルベイル様とジーベック様は、おそらく本に薔薇を全部使ってしまうような気がしますし。
折角のお祭りだ。其々が希望の行動を出来るのが一番だと思っているよ。 >男子高校生三人 ゲルダが言ってくれている通り、今回彼等は罰則で集められたわけではないから、オルファレナへの挨拶や薔薇を渡す事は不要そうだと思っている。オルファレナ達とアルベイル達が同じ場所に集まると混雑が予想されそうかな、という位で。アルベイルとジーベックは本に全部の薔薇を使いそうというのも同じ意見だ。 >オルファレナ ロゼットとヴィルヘルミナがオルファレナについてくれているなら大丈夫そうかな? 周辺警護は必要だと思うけれど、昨年ほど密にしなくても良さそうだ。 >個人行動 私も競売用に汎用スキルを揃えたいな。という訳で私も今回はテレパスは持って行かない事にするよ。 前半は周辺警護、後半は公開競売。お祭りに参加している面々にも挨拶に行くつもりだ。
ごきげんよう。 レティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 オルファレナ様のお手伝いは勿論致しますけれど その……合間の時間等には、個人的な行動をさせて頂くかもしれません。 >黒い男性陣 此度の彼らの行動に関しては、概ね私もゲルダ様と同意見でございます。
護衛を厳密に決めなくて済む感じなら、最初に出た前半後半の話は考えなくて良い感じでしょうか。 私の方は一日付いていても問題ありませんので、私用のある方は楽しんで頂ければ。 合間にでも多少かく乱して頂ければ助かりますが。一度にあしらう人数も限度はありますし。 >スキル 護衛メインなので先に挙げたヒュプノシスと、あとは幻影にしようかと。 上手く使えば誤認させたり、アプローチする方をあぶり出せたりしそうですし。
ナハティガル=ラーだ。――宜しく頼む。 >黒いの3人 既に述べられている通り、アルベイル達がオルファレナに薔薇を渡しに行く確率は低いように思う。 俺も去年とは異なり、アルベイルとオルファレナを引き合わせる予定は(今の所)無い。 ただアルベイル達以外にもオルファレナを狙っている令息は多い為、オルファレナの専属護衛と最低限の周辺警戒は必要かと。 >個人 アルベイルの護衛も兼ね、現状では公開競売へ参加する予定だ。
シーフのトーラです。 遅れましたがよろしくお願いします。 わたしもオルファレナさんの警護と、本があるなら少し見てみようかと思っています。 フェイクカバーでオルファレナさんの影武者として入れ替わるのも考えたんですけど、問題あるようなら威圧感で追い払いますね。
特に他の私用はないから、オルファレナに同行しているわ。 同行は私とヴィルヘルミナ、警護はシルヴィアとゼラルム、 トーラの挙手があった感じかな。 予定を入れたい人は、気にせず楽しんでちょうだい。 >殺傷に繋がる荒事は厳禁 あまり護衛に向いた技能は無いのだけど、 光縛封での囲いや神迅縛鎖のBS行動不全で縛っておこうかな。 汎用技能は、テレパスは不要みたいだから他で何か考えるわ。 >フェイクカバー 使い方次第で、良いんじゃないかしら? 影武者でも花を受け取ってしまうと後々、本人が困るから 偽物の方も逃げ切るところまでセットなら。 追いつかれない、捕まらないことは、シーフなら得意そうだし。
エルゼリオ・レイノーラです。 遅くなっちゃったけどヨロシクね! >個人行動 ボクは自警団とドゥジン教徒が衝突して暴動が発生しないように周辺を巡回しつつ、 掘り出し物の書物を探してお店巡りをしようかな、っと。 ……でも、どうして自警団はドゥジン教徒を目の敵にするのかなー? ドゥジン教徒って何か悪い事でもしたの?(素朴な疑問)
それでは、折を見てフェイクカバーでオーロラさんと入れ替わりますね。 その間羽根を伸ばして貰えればと思います。 テレパスも持ち込むので何かあれば連絡してください。 薔薇は受け取らないよう威圧感で断るかか逃げる様にしますね。
お言葉に甘えまして、主な個人行動については公開競売の参加に絞らせていただきますね。 ありがとうございますっ
プレイング提出完了しました。 締め切りは今日の23時なので皆さんもお忘れなきよう。 予約抽選で白紙は色々と悲しい事になりそうなので。
わたしも行動は提出しました。 良い結果になると良いですね!