【恋眼】政治討論部と副顧問の春?
紀藤トキ
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シナリオID:1883
オープニング
「見合い、だと? この間の話、まさか本気で動いているのか?」
「条件的に悪くはないのですが、先生のご趣味を思うと複雑ですわね」
当事者であるところのテオドールと、学生であるサラ・ドルトン男爵令嬢は顔を見合わせた。王国貴族の生まれとしては誇れない趣味だが、テオドールがハーフビーストを好んでいるのはそこそこ知られた事実だ。無論、そういう趣味趣向を持つ貴族はいる。本妻としてはヒューマンを娶りつつ、異種族の妾を囲うというケースはさほど珍しくもないだろう。一般庶民よりの目線もある新興貴族のドルトン家が、それを当然と受け入れられるのだろうか。
「……うちの両親はまあ、ある程度の事は目をつぶりそうですわね。子供さえできればいいって本気で思ってそうですわ」
「私が言うのも何だが、貴族の流儀に順応しているようで何よりだよ」
新興の男爵家の出とはいえサラは授恵者である。一般人で五男のテオドールを婿に迎えるというのはバランスとしてはお互いに悪くない話だろう。後ろ盾の薄い男爵家には貴族派高位貴族の縁戚ができ、侯爵家としては惜しくもない五男を出すことで労せずして寄り子が増える訳だ。
「はあ。学園講師で一生過ごす予定だったのに、青天の霹靂とはこの事か……。貴族には戻りたくないのだがなあ」
「先生は確かに向いてない感じですわね。まあ、今の時点ではただの顔合わせなのですから、それほど堅く考えなくとも良いのでは?」
当人同士が既に知り合いだが、家の者は親しくないというケース。家格としては上のテオドールが、先にドルトン男爵夫妻と顔合わせを済ませるようだ。正式に話を進め始めたら男爵側から断るわけには行かないので、紳士的な対応と言える。そこがテオドールにとって引っかかった。
「うちの実家が、そんな配慮をするか? しないだろう。やると決めたら一直線なのは、海賊の頃から変わらん家だ」
「そういえば、建国前は海賊だったと聞きましたわね。まだそういう家風なのですか?」
「そういう家風だな。あと、海に出た事もない男は半人前扱いされたりもするぞ」
今でこそインテリ風のテオドールだが若いころは潮風に揉まれたりもしたらしい。日焼けが絶えなかった少年時代、船員の中にいたハフビお姉さんにいろいろ面倒を見て貰って……、ハフビへの関心が開花して今に至るのだとか。
「なるほど、いろいろ面倒を見ていただいた、と」
「意味深に言い返すのは止め給え。君が想像するような事はなかった。……父の妾の一人だからな」
「……あ、そうですのね」
「お気の毒様、みたいな顔は止めてくれ給え!」
なお、ここまでの会話は政治討論部のサロンで行われている。まあ、部員にも貴族関係者がいるので、彼らから実家に話が流れる可能性は有るのだが、そこまで秘密にする必要を感じていないのだろう。とはいえ、聞いている側としては微妙な顔にもなるようで。
「で、結局その話はどうなるのだ。私個人としては祝意を示したいところだが」
「あら。お家の方で都合の悪い事でも?」
「特にない、とは思うが。可能性がある令嬢が減る、という点が強いて言えば問題なのかもしれんな。学園でも動きのないまま、この年次になったから父は多少は困っているらしい」
「まあ……」
トマスのそんな返答に、サラは残念なものを見る目を返した。想定されるのが政略でしかない関係性であろうともう少し言い方という物があるだろうに。大勢いる候補の1人扱いされて嬉しい令嬢などいるまい。考えてみれば、政治討論部絡みの男性は諸条件は良いのに内面が残念な者ばかりだった。
「ドルトン男爵夫妻と落ち合うのは、……うちの領土ではないのか。何の意味があるのかな、これは」
「ファルナス、という町ですの? 聞いたことがありませんわね」
「ディンドルフ侯爵領を出てすぐ、王都へ続く街道の中継点だ。レギンレイヴ侯爵の領地だったはずだが……」
「レギンレイヴ侯爵の?」
そう、メドゥの指先グリゼルダと反乱を起こして鎮圧されたあのレギンレイヴ侯爵である。トマスがスラスラ答える内容に、サラが目を丸くした。聞けば、ディンドルフ侯爵領は海から北へ、やや縦長の領地を持っており、北端でレギンレイヴ侯爵領と接しているらしい。
「侯爵が乱を起こして、現地はどういう状況なのでしょうか。お父様やお母様は授恵者ではないので……」
「うちの兵士が警護に付くようだから、サラ君のご両親の身の安全は確保できているだろうな。問題は私達か」
「王都から、レギンレイヴ侯爵領を北から南へ縦断ですわね。山賊とか出たりしませんの?」
「王都に近い位置だ。そうそう賊など野放しになってはいないだろう」
ヴァルザードはお世辞にも優秀な領主では無かったようだが、山賊が跳梁跋扈しているというような事は聞いたことが無い。だが、その判断にはトマスが否を告げた。
「いや、むしろ、出てくると思う方が良いだろう。副顧問のご実家の気性からして、『副顧問かサラ嬢、男爵夫妻のいずれかが襲われる』事は既定路線だと考えた方がいい」
「どうしてそうなるのかな」
「わかりませんわ」
良く分かっていない様子のテオドールとサラに、トマスは今聞いた話を整理すれば、と前置きを置いてから説明を始めた。いわく、レギンレイヴ侯爵領は今後解体されるであろうこと。その際に、隣の領主が『治安維持のためにやむを得ず』行動していれば、ポイント稼ぎになるだろう。つまり、兵を動かす理由を欲している筈なのだ。そう言われれば、テオドールも合点がいったように頷く。
「……うちならやりかねんな。さすがにドルトン家のお2人に危害は加わらぬように考えているだろうが……」
五男のテオドールはどうなっても良い駒だ。とすると、出てくるのは良いように踊らされた本物の賊であろう。そういう話であれば冒険者ギルドに護衛を頼むと良い、とトマスは言う。これまでいろいろと世話になった経験からだろう。
「なるほど、道中警護に授恵者の一団について貰えば安心だな。しかし、別々に移動しないと、噂されてサラ君が困るのでは?」
「あら、先生は私の評判を心配してくださるのですか? うちのようなポッと出の男爵家に噂などさほど怖くありませんわ。むしろ社交界の噂に名前を出して貰えるならお母様は喜ぶんじゃないかしらね」
ドルトン男爵家は随分たくましい生き方をしているようだ。とはいえ、わざわざ二人旅+護衛と宣伝して回る程の事でもなかろう。破談した場合にはサラの傷になりかねない。そう言う訳で、『政治討論部の部活としてファルナスへの往復を行う』旨、申請が出される事となった。ファルナスは町と称してはいるものの、農村が幾つか周辺にある中のちょっと大きい町で特に名産も無い。まあ帝国程ではないがチーズや、後は田舎のパンが美味しいそうだ。反乱はあっさり鎮圧されたのでレギンレイヴ領も荒れ果てたりはしていないので、慰安や復興の手伝いなどもない。おそらくあるだろう山賊退治を表向きの内容から伏せると、本当に羽を伸ばすだけの旅行になってしまいそうだった。
解説
マスターより
リプレイ
「いや、なんだか豪勢な護衛だねぇ」
「ありがたい事ですわね」
馬車のテオドールとサラの周りには、授恵者ばかり17人もの集団が歩いていた。今回は一緒に護衛対象のサラもヒーラーである。まあ、馬車の御者や身の回りの世話をする召使などもいるので、一般人が彼一人という事は無いのだが半数以上が授恵者と言うのは中々に壮観だ。
「……お見合い、かぁ」
護衛の1人、海神・江流には貴族的な婚姻の在り様に思う所がないでもない。とはいえ、考えても仕方がないと警戒に集中する。
(良いように踊らされた本物の賊が襲ってくる、とまで予測できてるからには本当に来るんだろうな)
トマスの予測を疑うつもりはなく、しかしその悪辣さは何やら違う世界の事のようにも思えた。実力主義の帝国伯爵の娘であったアウレーリア・フォン・ネーベルベルクにとっても、やはり合点がいきにくい。
「五男だというテオドール様の処遇はさておき、他家を巻き込んでの襲撃とはなかなか大胆ね……」
ネーベルベルクの家訓に曰く『徒に敵を増やすな』。これは平和主義ではなく、相手が面倒だからという物ではあるのだが。彼女の目から見れば、内輪もめを進んでやっているかのような王国貴族は奇妙にも思える。
「……様々な家風もございますから」
他家の事ゆえそれ以上は言及しないレティシア・レインフィールだが、やはり家族を駒として切り捨てる方策を快くは思えない。彼女をよく知る人であれば気が付く程度に眉間にしわが寄っていた。休憩時に馬車へ寄って、降りてくる2人へと声を掛ける。
「失礼いたします。実際の御婚約はどうか慎重に、と一言申し上げたくて」
「あら……、何か粗相でもございましたでしょうか」
格上で年上の令嬢に釘を刺されたと思ったのか、サラが慌てたように表情を取り繕う。いえ、とそれを手で制してから、レティシアは小声で2人へと囁いた。
「仮にご婚約されてもご結婚自体は早くてサラ様のご卒業後となりますでしょう。それまでは部で互いの人となりを確かめるのも良いかと」
「……まあ、一度発表されればなかなか撤回はできないからね」
堅い顔のサラと違い、レティシアの在学時を知るテオドールは含むところも何となく察したらしい。忠告、感謝すると頷いた表情は柔らかかった。
「お見合いって、決闘の類じゃないのか……」
少し離れた場所で剣を磨いていたナキルはそんな事を呟いている。やはり警戒を欠かさないゲルダ・クラインは護衛対象の婚約の事は、自分とは関係ない世界だと割り切って口出しはしない事にしていた。
「明日には目的地につく。効果を考えても、今夜あたりが襲撃の可能性が高いな」
「そういえば、トマス様たちの前での戦闘、とっても久しぶりな気がします」
通りがかったトマスにそう言うと、そうだろうかと首を傾げる。傭兵として戦いを幾度もこなすゲルダと違い、トマスにとっては訓練ではない戦闘の機会はそう多くない。むしろ、いつも手を借りている気がすると言われれば、ゲルダは小さく微笑んだ。
「今回もお役に立てるように、がんばりますね」
「頼れる守り手が増えるのは歓迎だ。よろしく頼む」
等と会話をしていると、トマスに気づいた江流が手を挙げた。
「前回に色々聞いて合点もいったので、入部を希望したいのだけど。いいかな?」
「もちろんだ。出先故、書類の用意がないが戻り次第……」
「あ、記録しておきますね」
部の書記でもあるゲルダが手帳を取り出し、受付の覚書を取る。そのやり取りを聞いて、申し込みは後にしようと思っていたナキルも声を上げた。
「そう言えば、折角だからな。入部ってのもしてみようと思うぜ」
「何が折角なのかは分からないが、歓迎しよう。2人は学園に入学したばかりだったな。我々も配慮するつもりだが、気づかぬ事もある。過ごしにくい事があれば遠慮なく言うと良い」
と、平民の2人が加わって部内の貴族率が減少したかに見えた所で、ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンからも入部希望が出る。
「随分遅くなりましたが、晴れて入学いたしました。この機会に政治についても学び、家業の助けにしたいと思いまして」
「おや。ヴァレリア嬢は学園に興味がないのかと思っていたが……。今の時期の入学という事は、編入試験を受けたのか」
派閥こそ異なれど年の近い伯爵令嬢と伯爵嫡子とあって、知らない顔ではない。自分より年長だが学園に通っていなかった筈の彼女の登場に驚けば、「授恵者のお嬢様方との交流も吝かでは無いので」と微笑んで見せる。
「なるほど、お家に必要という事かな。さすがに目ざとい」
「せっかくの機会ですから、さまざまに学び、ウィザースプーン家が令嬢としての器に磨きをかけたいのも本心ですよ」
政治について討論し、平民も含む意見を聞く機会は商売の役に立つ。そう言われれば、なる程と頷かざるを得ない。そこでメモを取っているゲルダからして王国では有数の商家の娘である。社交や意見交換の意味もあろう。
「やあ、俺も入部を希望したいのだが、いいかな? ……というか、もしかしてロゼも入部希望なのかい?」
「何か問題でも? 情報はいくら仕入れても損はない。ヴァレリアが言う通りじゃないか」
ローザリカ・L・ディオールがふふんと笑うと、ジュスト・ヴェルジーがわざとらしくため息を吐く。
「しかし、この程度の遠出で疲れているようでは、部に所属しても迷惑にならないかな?」
今回の護衛対象の2人に思う事もあるのか、ローザリカが思わしげな様子であったのを知っているだけに休めるときに休んでおけばいいと思いつつ、口から出るのは少々回りくどい。正直、この従姉が泊りで出かける事もある上に男性も多くいる部活に所属する、という事に穏やかならぬ心情ではあった。が、そんな裏の想いどころか表面に出ている筈の体調への心配すらローザリカにはまっすぐ伝わらない。
「面白い事を言う。まあ、情報の伝手を増やしても、君の浮ついた噂ばかり聞こえてくるのはそろそろごめんだけどね」
「なっ、俺は君と違って最近は静かな方だろう。そうそう、例の菓子の話には呆れたね」
売り言葉に買い言葉で悪態をつきあう2人を、鷹揚に見過ごしたり目を丸くしたり、面白げに見ている者もいる。なるほど、色恋の話は身分や種族を問わない話題ではある、などとトマスは内心で思っていた。
●
夕食を終えて、交代で見張りを立てつつの就寝の時間となった。旅慣れた江流は自分からそう提案しようと思っていたのだが、案外トマスらも含めて野営に手馴れていたのに少し驚いている。冒険者の面々も、今夜が山と知らされているとあって、警戒を怠っていない。
「ギャメル、食べる間は見張りを任せても良いんだぞ」
「ん!? 本気でサボっちゃいねぇ。これは演技だ、演技!」
サマエラ=フォリウムが言葉を掛けると、心外だと言わんばかりにギャメルが口を尖らせた。ドン・ゴーフル愛用の甘いシガ―チョコを齧りながら言うギャメルがあの領域に達するには、どうやら貫禄が300年分くらい不足している。彼らも含め、冒険者達の多くが暗視を用意していた。野営の光源が届かぬ暗がりを動く小動物の影まで丸見えである。
「まだオレの鼻にも何も匂ってこねぇ。アンタこそもう少しのんびりしてればいいぜ」
「なるほど。ではそうしようかな」
眠くない訳ではないので、少し気を緩めつつ見張りの時間を過ごしていく。一方、少人数で周囲を巡回するチームもいた。
「えへへ。一度トマス君と共闘してみたかったんだよね」
「そういえば、エルゼリオの戦う所を見たことはないか」
よく顔を合わせているのはゲルダと同様なのだが、と考え込むトマス。彼の一党とエルゼリオの5名でゆっくり野営地付近を一周している。その間に、トマス自身や他の面々の戦い方などを聞いていた。
「どうせ戦うなら、しっかり連携したいからね」
「レイノーラさんは私と違って、攻めるヒーラーなのですね。興味深い」
トマスのおつきのタイコモは支援や回復を主とするようで、すみわけもできている。トマス自身は基本的に火力型のキャスターであるようだが、今回は護衛ということもあって壁を設置する準備もしていたようだ。
「サラさんに戦果をお譲りする、という事も考えていたのですが……」
今回は貴族令嬢スタイルのサラは、ぱっと見では武器の一つも携えていない。
「今回は護りは任せたっていうことじゃないかな?」
警戒に立っていたアウレーリアが残念そうに言うと、近くにいた江流が水袋から口を離してそう返した。定期的に水分を取るのも大事だと言う彼に、なる程と頷きつつマントを身に巻き付ける。帝国程ではないにせよ、王国南部とて夜にはまだ肌寒い。反対側で立っているゲルダもマントの裾を絞っていた。
「来たぜ……!」
時は過ぎ、交代も幾度目か。小声でギャメルが囁けば、戦術的な視点、相手の思考の洞察など様々な理由で襲撃時刻を予測していた面々が気合を入れる。明け方近くは、ほっと息を吐くせいで警戒が緩む時間帯ではあるが、先読みされていれば奇襲の利はない。
「チッ、待ち伏せてやがる。こいつら手馴れているぞ」
「どうする、お頭?」
「あれは……ゴブリンの何とか団、だっただろうか」
暗がりの中、ざわざわと言葉を交わす相手を見つつ、サマエラはあと少しで思い出せるのに思い出せない歯がゆさを感じていた。半分くらいゴブリンだという構成だけは聞いたことがある。もっとも、隣にいたギャメルは聞いたことがあったらしい。
「俺たちはゴブリン山賊団だ。殺しはしねぇ、武器を捨てて降伏しろぃ!」
「アイツら、ゴブリン山刀団だろ……。あいつが団長……って、ゴブリンじゃねぇのかよ!」
「そう、それだ! ようやく思い出せた」
サマエラが晴れ晴れとした顔で頷くのには、「自分で思い出したわけじゃないだろ」と返す刀で突っ込み返すギャメル。
「あー。そういえばそんな連中もいたっけ? うちの客じゃないけど」
サイラスのような怪しげな武具店を利用しそうな連中という事で聞いたことはあったのだが、実際に来たことはなかった。あるいは、ハーフビーストなりゴブリンなり、同族の経営する似たような店を使っているのかもしれない。
「なんてこった。俺たちの事を知ってる奴がいるぞ!」
「――生捕りでも良いよね?」
「任せる」
魔術師風の男が叫ぶのと同時に、エルゼリオがそう提案する。動きと言い、雰囲気と言い、あちらも殺意はさほど高くない。依頼人のトマスの返事を確認してから、一同は行動を開始した。
「皆様、ご武運を」
レティシアが周囲の支援にエーテルを付与し、遅らせたサマエラが無駄なきようにもう一つ。臨戦態勢にあった味方のみならず、護衛対象までもが蒼い光に覆われる。
「くそ、あっちにヒーラーがいるぞ!」
「しまった。囲われた!」
「くそ、行き場が無ぇ!」
初手で支援が飛び、最初に突っ込んできそうだった戦士がギャメルの光縛封で隔離された上に、行く手にはジュストの光蝶輪舞やヴァレリアとトマスの張ったアーケインが、続いて鉄壁までが乱立する。この時点で、相手の戦意は大幅に下落した。
「いやはや、念を入れてくれてありがたいがいささか情けない」
戦う術の無いテオドールはシルヴィアの光縛封で守られており、それならせめて馬車でも壊そうと弓を引いても、付近には何人もの盾役が控えている。
「まあ、守りに専念していればいいのは楽でいいし? お返しもまあ、用意しとくけど」
飛んできた矢を払ったサイラスが矢を放てば、着弾した付近で魔獣の幻影が暴れてゴブリン達が慌てふためいた。
「おいおい、学園生と教師の2人連れに護衛が少々って話はどこいったんだぁ」
「テメェもオレの武勇伝にしてやるぜっ!」
呆れたように天を仰いだ団長へ、ナキルが斬りかかる。エルゼリオも駆け寄っており、二対一の体制だ。副団長へは江流が一足で間合いを詰めていた。
「賊にかける情けはねぇ、が投降するなら殺すまではしないぞ」
「チッ、仕方ねぇ。プランBだ!」
叫ぶや否や、団長は武器を手放しどっかりと座り込んだ。闘気の行き場を失ったナキルが「え? どういうことだ?」と目をキョロキョロさせている。
「あー、勝てそうにないから部下を逃がすってことか」
「御明察」
江流の言葉に、両手をあげた副団長が頷いた。勝てそうになければ逃げる、という算段であったのだろうが判断が早い。結果的に団長と授恵者の半数以上は捕えたが、残りの連中には逃げられた。
●
「捕虜を得たとて、いささか面倒な状況だったな……」
トマスが苦笑する。この先のファルナスには衛兵組織などもないし、レギンレイヴ領の今の状況を考えれば領主がどうにかしてくれる筈もない。かといって、王都まで引き立てていくのも面倒だ。いっそ殺してしまうかと凄んでみても、最初に手加減した手前圧が薄い。
「へっへへ。俺達を始末して、残った連中がマジの野盗にでもなれば困るだろう?」
「最低の脅しだが、一理はある」
結局のところ、トマスは旅費として幾ばくかを渡して手を打つことにしたらしい。裏仕事に手を出しつつも最後の一線は弁え、多少の汚い仕事も請け負う傭兵団に貸し一つ、と思えばまあ許せる出費ではあるとトマスは言う。
「若い女性もいる集団を襲う野盗にしては、統制が取れていたからな。多少は信頼しても良いと考えた」
「そりゃお前、ゴブリンが団の半分いるってのに野良亜人みたいな事したら連中の信用問題に関わるだろうがよ」
「それだぜ。なんで団長がゴブリンじゃないんだ?」
気になったギャメルが突っ込んだところ、王国でゴブリンの傭兵団なんて珍しいだろうし目立てるぞ、と考えて立ち上げたのだが、仕事がうまく取れなくて団長が平団員に下がったらしい。元団長は、ギャップで突っ込まれるのも名前を覚えてもらう手段の一つだと高笑いをしていた。こちらはまあそれでよいとして、山賊団側の依頼主、というか後で糸を引いていただろう相手はどう思うか、という心配に関しては。
「被害はありませんでしたが、襲撃があったという事実だけ得られればディンドルフ侯も満足されましょう?」
アウレーリアが言うように、相手の求める所は満たされている。元より表に出てくるつもりもない故に、追手が掛かる様な事もないだろう。まあ、追手が掛かったとしても逃げるのは彼らの問題で、関係ないと言えば無いのだが。
「じゃあな、あばよ糞強い学生ども!」
「二度と会いたくねぇな……」
最後まで油断なく彼らの発言に嘘がないかと見ていたゲルダは、消えていく「ゴブリンの山刀団」を黙って見送った。結局その後に襲撃は無く、昼前にはファルナスへと到着した。
●
到着後、今回の主役であるテオドールとサラをドルトン男爵夫妻が待つ宿へと送り出す。遠目で見る分にはちょっと精力的な中年夫妻といった感じであった。その後は自由行動で、各々肩の荷を下ろして羽を伸ばす。
「食べ歩き……って言う程店の数もない感じ? 余所者が珍しいのはそりゃまあわかるけど?」
早速名物でもと思ったサイラスだが、宿場としての機能こそあるものの外向けの店はさほどない。確かにパンやチーズはそこそこ美味しいのだが、何軒もある訳ではないのですぐ一周してしまった。
(何なら男爵家の悪口みたいなの、吹きこんでやろうかと思ったんだけどさあ)
会話はできるのだが、もう一歩踏み込んだ感じにならない。住人の気質は偏屈農民で、余所者の言葉が響くまでには相応の段階が必要そうではあった。それに、彼らにとっては支配者のレギンレイヴ侯爵、お隣のディンドルフ侯爵までは分かるにしても、成り上がりのドルトン男爵の話題ではいまいちピンとこないらしい。
「なるほど、冬の社交界は平穏だったようだね」
「まあ子女の大勢通うパンクリアース学園が騒動だったからな」
一方、トマスは同じく中立派のジュストと立ち話に交歓と言う名の情報交換をしていた。といっても当たり障りの無い雑談レベルではある。そこに、かしこまった様子のエルゼリオが現れた。どうしたのかと問えば、きりりとした表情で口を開く。
「実は父上が叙爵して、レイノーラ家は新設の男爵家になったんだ」
「ああ、聞いている。実家が叙爵に関わる諸々にも無関係ではないのでな」
ダンテ家を含む官僚貴族達は儀礼などの手配をしていたらしく、その伝手で早めに耳にしていたらしい。ヴァレリアではないが、情報は力である。
「実績を持つ父君はともかく、二代目のエルゼリオは厄介な事もあるやもしれないな」
「そうだね。……妙な揚げ足を取られぬよう、礼法の授業はしっかり受けておくことをお勧めするよ」
トマスとジュストは同じ貴族の子となった彼に、ひとまずのアドバイスを送った。同じく平民上がりの家系といえば今回の渦中のドルトン男爵家もそうだが、あちらは曽祖父から三代かけて宿願を果たしたらしいので一緒とは言いにくい。少なくとも、サラは幼少期から貴族足りうる教育を受けてはいただろう。
「時に、婚姻政策としてはどうなるんだい? そういう場合は」
「実家の野心次第だろうが、寄り親となり家を探してそこの意見を聞く、のが普通だろうか」
ジュストが何気なく問うと、トマスはちらりと宿へ目を向けてから答えた。今日のジュストは、普段よりも婚姻関係や社交の話題を気にしている。
「……なる程、そう言う事なんだね」
後ろ盾がない新興貴族の常套手段だ。そう言われれば、エルゼリオにもサラとテオドールの置かれた状況が身近に思え始めたようで、「少し考えなきゃ……」と難しい顔をして立ち去っていく。
「さて。どう収まるのだろうね、サラくん達は」
誰にともなくぼんやりと言うローザリカに、腕を組んだままジュストが苦笑を向ける。
「珍しくしおらしいね。馴れない旅程で疲れたかい?」
「……かもしれない」
疲れたから休むという意味か、伸ばした手を払って立ち去るローザリカを、ジュストが少し遅れて追うのは心配故だろうか。あれであの2人は婚約していないと聞くが、それはどういう意図なのだろうとトマスは首を傾げる。世の中にはいろいろと素直に行かぬ事情があるのだろう。
「おや、トマス。1人かい? 政治討論部の皆の意見も聞きたかったんだが」
「今回は部活動と言うより旅行のようなものだ。皆も羽を伸ばしたいのだろう。私で良ければ、伺おう」
入れ替わりのようにやってきたシルヴィアの話は、彼女の公約である『兄姉制度』について意見を問いたいというものだった。既に幾らかは意見を聴取していると聞き、その内容を耳にしたトマスは考え込む。
「シルヴィア嬢に忠告と言うのもおこがましいが、焦らぬのが良いのではないだろうか」
「焦っているかな、私は?」
「上級生の貴族まで含めて相互意識の改革を望むのか。平民や異種族の新入生へ居心地の良さを提供するのか。この二者は両立しないと私は思う。少なくとも、今は」
貴族子女の多くは平民や異種族が弟妹となりうるこの施策を望まぬだろうが、義務として課されれば名誉にかけて彼らを庇護しようとはするだろう。あるいは自派閥の有力者に庇護を望み、平民や異種族が上下関係に組み込まれるかもしれない。しかし、そのような庇護関係は安全ではあれど、貴族社会に縁遠い者には居心地が悪いのではないかとトマスは言う。しかし、義務化せずに希望者のみで実施すれば、既存の枠組みに拠る在校生の多くは制度に賛同するまい。
「それでも気長に続けていけば、二つの目的が融合する未来もあるのかもしれないが。……それは私の在校中には見れない光景だと思う」
トマス自身も、その制度を利用するつもりはない。自らの家の規模と立場からして貴族社会の中では木っ端のようなもので、何も知らない一年生が自身と縁づいた場合、かえって相手が不幸になりかねないとも考えていた。
「そうか。学内の事は貴族社会から切り離して考えて欲しい……、と言っても難しいかな」
「学園派の理想は理想として理解はするが、今この時の自身の事として考えれば難しい。集まれば派閥となるのが人間という物だと私は思う」
応援はしたいのだが、というトマスに意見への礼を述べてシルヴィアは思案顔で立ち去った。
●
顔合わせは無事に済み、テオドールの事をドルトン男爵夫妻は気に入ったらしい。帰路に当人たちに様子を伺ってみると。
「うちの両親はどんな相手が出て来ても気に入ったと言うでしょうね。先生は黙っていれば見目だけは宜しいですし、喜んだようですわ」
「破談にしたい時には、今回黙っていた話をすれば良いが……。しかし、サラ君はご両親を騙すのは構わないのか?」
慎重にという提言を聞いたのか、それとも元からそうするつもりだったのか。テオドールの貴族的にアブナイ好みをわざと語らず、もし破談にしたくなったときにはそれを理由に騒ぐという手立てのようだ。もしかしたら、今回の護衛にハーフビーストが1人もおらず、副顧問にはしゃぐ様子がなかったことが功を奏した可能性も無きにしも非ず。
「故あれば実家も手玉に取る。それくらいのしたたかさはあっても良いと思いますけれどね」
「目的を定め、適切な手段を取るのは兵法としては基本よね」
「そ、それはそうだけど……。なんだか大変そうだなあ」
ヴァレリアは当然そうに、アウレーリアは王国貴族を少し見直したという顔で、サラを値踏みするように微笑する。商人と軍人で立場こそ違え、実利優先の思考形態からすれば気が合う二人なのかもしれない。一方、新米貴族家のエルゼリオは兵法に例えて語るなら、社交より素直に剣を振るう方が楽そうだと、綺麗な顔に似合わぬ感想を心中に抱いていた。
「……まあ、学園卒業までは自由、というのは不文律のような物ではあるが……」
「その自由を謳歌している従弟殿が言うと、ずいぶん説得力があるじゃないか」
ジュストとローザリカは休憩中に元の距離感に戻ったようで、しかしそれは元通りなのか、そう見せているのかはやすやすと分からせない。そんな二人の綱渡りの関係性は、見る人が見れば心配に映るものだ。
「……家格が釣り合わぬでもない筈だが。婚約もせずにあの距離感で接していては、双方によからぬ噂が立つだろうに」
朴念仁のトマスですら、いささか危うげには思っているらしい。
「皆様にはどうか、学園生活を悔い無きように過ごして頂きたいのですが」
「……ずっと家の柵に囚われているのは辛いだろうからね」
レティシアが物思うように囁くと、シルヴィアが誰を指すとも言わぬふわっとした物言いで続けた。彼女自身の恋は、一般的に言えば貴族子女にあるまじきと後ろ指を指されかねない自覚はある。今の所は面と向かって咎められたわけでもないが、短い間だけ見逃されているのか、あるいはカペル家の柵が常識外れに広いだけなのかは外部から窺い知れるところではない。
「世の中には、色々な面倒事って奴があるんだな。叩っ切れない相手は厄介だぜ」
「確かに。……俺もそう思うよ」
こういう話題で、ナキルが真っ先に思うのが種族的、身体的な壁だ。しかし王国と言う社会においてはそれに加えて身分という物がある。少年の何という事の無い感想は、横を歩いていた江流にはことのほか重かった。だが、ゴブリンのギャメルにとっては勉強したとはいえど実感としてはやはり遠すぎる光景のようだ。
「……ヒューマンは面倒だな」
「まあ、ヒューマンに限った事ではないが」
エルフとゴブリンのハーフと言う自身の出自を思い、サマエラがそう呟く。異分子に対して、人はなかなか寛容になれないものなのだろうか。
「でも、一番そういうのにうるさいのってヒューマンじゃね?」
リザードマンとして、人族至上主義には嫌悪感のあるサイラスはざっくばらんに切って捨てた。王国貴族など、彼から見れば差別が服を着て歩いているようなもの……、とまで言うのはまあ、中には変わり者もいるのだから言い過ぎかもしれないが。
「……そう、ですね。でも」
仲睦まじい両親のことをゲルダは思う。王国で身分差のある異種族婚をした二人の苦労も知り、それでも幸せそうな夫婦としての顔も知る娘として思う所はある。両親の事は別にしても、ハーフリングとして生まれた王国民として思う所もある。一言で良し悪しを語るには重すぎる話題ではあった。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準13 / 10〜25人
2022年02月09日 05時08分42秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのギャメルだぜ! よろしくな。 護衛依頼を受けた冒険者って立場で参加するぜ。 表向きは旅行なんだよな? みんなとの散策や会話も楽しみたい! オレは『ゴブリンの山刀団』への応戦がメインになりそう。 戦いつつ、ちょっとツッコミとか入れてみたい! テオドールは惜しくない駒、とまで書かれてるから、しっかり守っとかねぇとな! 護衛任務以外の貴族絡みのあれやこれやは、積極的に介入する予定はなし。
「ナキルだ、よろしくなっ! さて、決闘しに行くまでの護衛だったか? そりゃ、万全な状態で戦場に届けてやらねーとな!! (※お見合いと居合か手合わせ的ななんかと勘違いしている図)」
No.3
サイラスだ、これで最低人数は揃ったかな? とりあえずカバリング持ち込みはする予定。 そして戦場にはいかんと思うけど。それだったら戦車とかそっち方面に武装したり私兵連れて来るのではと。
キャスター、ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンと申します。 お見知り置きを。 敵の攻勢はアーケインやアイアンウォールの設置で堰き止めるとして。 学園への入学を果たした後に出た討論部の依頼に関して悩んだ挙句参加タイミングを逃したので、主に彼らとの関わりに比重を置いてみたい次第です。
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 表向きの旅行も楽しみつつ、しっかりと護衛させて貰おう。 スキルは光縛封とハイパーヒーリングオーラを持って行く予定。 トマス達とも話したいと思っているよ。
キャスターのジュストだ、よろしく頼む。 そういえば前回入部届けを出すのをすっかり失念していたのだけれど、今回は一応討論部の部員という体で参加する予定だよ。 賊対応として足止め用の魔法も用意はしていくけれど、メテオライトあたりで下っ端の数を減らしていく方に注力しようかな、と。 >ナキル君 お見合いは決闘じゃないけど、まぁ、貴族的にはある意味戦場だし、あながち間違っていない気もするね(苦笑
敵の方がちょいと数多めだな。 光縛封で敵の一部を隔離しとくか? 壊されるにしても、その分敵の行動を浪費させられるし。 テオドールに光縛封の中にいてもらっても良いな。攻撃に専念できそうだ。 特にこだわりはねぇから、皆が動きやすい方にしとこう。 シルヴィアも光縛封を持ってく予定なんだな。 どう使う予定か教えてもらえたら嬉しい!
「>ジュスト ……戦場だけど決闘じゃねェのか…? あぁ(ぽふ)試合か。(そうじゃねぇ)」
ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。どうぞヨロシクね! >行動 前夜は襲撃を警戒して野営地周辺を巡回予定だよ。 戦闘発生時はメテオライト3・薙ぎ払い3の範囲攻撃で授恵者傭兵を中心に攻撃しようかと思ってるよ。 旅費位は取り返したい!ってだけみたいだし、極力生捕りを目指したい所。 回復用にはサイドヒール改も持って行くね。
>ギャメル ギャメルも言ってくれたように敵の数が多めだから、テオドール先生に光縛封の中にいて貰おうかと思っていたよ。或いはシーフの盗賊を隔離して敵の手数潰しかなと(ウォーリアはキャスターの護衛についているかもしれないからシーフ狙いにするつもりだった)。 一般人の先生を狙われたら怖いし、出来れば初手でテオドール先生に光縛封を使いたい。ただ分担にこだわりは無いから、先生に使ってくれる人がいるなら敵の分断に使おうとも思っている。 何か手伝えることがあれば遠慮なく言ってね。 (誤字に気づいて書き直したよ。申し訳ない)
シーフの海神江流だよ。今回は宜しくね。 副顧問の先生と部員の生徒のお見合い…なんとも貴族っぽいお話だなぁ。 さて、夜だから視界対策はしておかないとかな。 守りについてくれる人が多そうだし、俺個人は、敵側に切り込んでいこうと思うんで暗視は用意しておくよ。 敵の戦意が高いわけじゃなさそうだから、投降してくるならまぁいいか程度の気持ち。 ただまぁ、あっちから仕掛けてくるって話なんで、加減の必要はないかなと思ってる。
>シルヴィア 教えてくれてどうもありがとっ! 連携とか自分の行動を決めるのに助かるぜ! シルヴィアは初手でテオドールに光縛封の予定なんだな。 ジュストやエルゼリオは範囲攻撃をしてくれるって話だから、オレが光縛封で多くの敵を閉じ込めようとすると逆に戦いに支障が出ちまうか。 単独か少数でいる敵授恵者を光縛封で抑えておくのが、良い感じかな? シーフとかウォーリアみたいな、自力で魔法攻撃ができねぇ可能性の高い敵を優先して狙ってみる。 他は回復と魔矢、高回避の敵がいた場合に備えて命中系の支援をかけようと思ってるぜ!
入部届も提出予定のローザリカだ。 戦時にはヒーラーとしてもよろしく頼もう。 戦闘になった時は、後衛に危害を加えようと寄ってきた輩を 近接攻撃で打ち据えるような行動を予定している。 僕の出番もなく倒せそうな盤石さではあるけどね。念には念を、というやつかな。
>ギャメル 私の方も動きを決めるのに助かったよ。聞いてくれてありがとう。 ああ、私は初手でテオドール先生に光縛封を使おう。物理攻撃主体の可能性が高いシーフやウォーリアを狙って光縛封を使うのも賛成だ。どうかよろしくね。 >スキル 汎用は暗視と天眼、特性は先述の光縛封とハイパーヒーリングオーラ。 解呪と命中低下のBSスキルも持って行くね。
山賊が襲ってくるとされるのは夜と、確かに記載されていますね。 では私からも天眼と暗視を持参致します。 討論部への入部に関しては、私からも入部してみたいと思う次第です。 行動方針は前回も申した通り、アーケイン改とアイアンウォールの設置により敵の移動を阻害するつもりですが、ウォールを取り下げてスタティックフィールドにする事で鈍足特化に、というのも考えております。 それと、光縛封を使える方がこれだけ居ると攻撃系の特性にも目を向けるべきでしたね……(空間爆砕をはじめ攻撃系特性未収得)
>トマス達との会話 前回は学園の七不思議について聞いたから、今回は公約の兄姉制度について意見を聞きたいと思っているよ。皆も何か意見があれば聞かせてもらえると有難い。戦闘メインになると思うけど、一応伝えておくね。
出発ギリギリの顔出しになってしまってごめんなさい。 ウォーリアの、ゲルダです。よろしくお願いします。 新しい部員の方々もたくさんいらっしゃって、とても嬉しいです。 >山賊対応 そうですね……。では、光縛封を破壊されないように、キャスターである副団長に対して【執着】を付与して、孤立させられないか試してみますね。 あとは…….団員の方々全員を倒すよりも、団長や副団長などの実力者をまずは降して、降伏を促す形がよいかな、と思いました。