【FF】ダズリン・ハーベスタ!【褪野】
炙りとろ左門
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シナリオID:1545
オープニング
枯葉の絨毯は落ち着いた色合いで、それを木の実が彩るくらいでちょうど良い——
「と余裕ブッこいてるわけにも参りませんのよ!!!!!」
執務室にノーキスの絶叫が響く。彼女の補佐にして王国査察官レヴィル=ストゥルルソンは慣れた様子で書面を繰った。
徐々に回復しつつあるフェイデンの経済事情。しかしその勾配は非常に緩やかである。
もちろん、爆発的な上昇をすればよいというものでもない。インフレーションに歯止めを効かせることができなければ、むしろ領民たちの生活は苦しくなってしまう。ゆえにこの上昇率は、レヴィルの計画通りではあるのだが。
「このダズリン・ハーベスタにて寄り親候補を歓待する。そうですわね、ストゥルルソン」
「その通りです。これは祭にして政。今後のフェイデンの行く末を左右するものでしょう」
「あの、外までお声が聞こえましたけど……」
ちょうどその時、ガラス職人ヴィラール=サージェスが差し入れを手に執務室を訪れた。工房に篭りきりだったヴィラールは、冒険者の助言もありこうして少しずつ外を出歩き、開拓団や領民たちと交友を深めている。
「ヴィラール殿。今日は昨日より顔色がよろしいですね。よく眠れましたか」
レヴィルがほっとしたように小さく微笑むと、ヴィラールは慌てて視線を手元に落とし、「ご心配をおかけしました」と恥ずかしそうに頷く。
ここのところ根を詰めていたヴィラールが、倒れるようにして休みを取ったのが昨日のことだ。熱中すると周りが見えなくなってしまうのは彼の気質であるようだが、最近はこれでもマシになっているほうである。
「レヴィルさんがくれたお香を焚いてみたら、ぐっすりと。ありがとうございました。……あ、えっと、これ。差し入れと、あと頼まれていたものです」
ヴィラールはおずおずとシルバートレーを机の上に置いた。先日、冒険者たちと共に作ったかぼちゃクッキーと——
「キサナングラス、見せてくださってありがとうございます。おかげで足りないものを埋めることができました」
レヴィルの故郷の品々からもヒントを得、ヴィラールがフェイデンのガラス工芸品として生み出した、「褪野切子」である。
色ガラスを重ねて用いた器は、美しいグラデーションや色とりどりの斑点に彩られている。そしてそれを、優美な曲線紋様によるカットが包み込む。それだけでも見るものを虜にするそれは、水を注ぐことではじめて完成するのだ。
「……予想以上ですね。ノーキス様、これを」
「まあ……!!」
先んじてかぼちゃクッキーを堪能していたノーキスは、褪野切子の出来栄えに目を瞠る。そして器を受け取り、そこに沈む玻璃砂糖を見るとはにかんだ。
「本当に綺麗。これも、あなたたちと、冒険者の皆さんの働きのおかげですわ。ありがとう」
そして、鼻腔をくすぐる甘い匂いに首を傾げる。
「ただの水ではありませんの?」
「エディンの白葡萄酒です。若いのでちょっと辛いですけど、香り付けが甘やかで人気だそうで」
エディン。その名を聞くと、ノーキスはぎゅっと眉間に皺を寄せた。それに、ヴィラールは慌てる。
「あ、あの、何かまずかったでしょうか」
「いいえ、あなたは何も悪くなくてよ! 少し思い出してしまったの……」
「先程ノーキス様が慌てていらした案件です」
きょとんとするヴィラールに椅子をすすめつつ、レヴィルは手元の書簡を手に取った。
「エディン領はこのフェイデンの北西部に位置する侯爵領です。フェイデンとはこれまであまり関わりのなかった土地ですが、リーラ殿の尽力により商通路が拓け、主に農業関連の資材のやりとりをしています」
リーラとは、ノーキスに仕えることとなったリザードマンの老商人だ。エディンとの交渉は彼女が主に行なっている。
「そのエディン侯が、フェイデンへの援助を申し出てくれたのですが」
「……御子息との婚約が条件ですの」
はあ、とノーキスは深い深いため息をついた。
「私も19。婚約者の1人もいないという状況は、醜聞になりかねませんの。別に恋愛結婚がしたいというわけでありませんのよ? 両親はそうでしたけれど……」
貴族として生まれた以上、選択の余地はほぼないに等しい。
「今回の収穫祭中、その話をする場を設けていますの。エディン侯の名代として、その御子息がいらっしゃるのだけど」
ノーキスは2度目のため息を漏らした。
「分かっていますわ。悩む必要なんてどこにもないことくらいは。けれど、まだ心の準備ができておりませんの……」
自分はそれなりに度胸があると思っていた、だが。そう言いたげな雰囲気で、ノーキスは窓の外に視線を逃すのだった。
── ○ ──
ダズリン・ハーベスタの開催は、フェイデンと取引をしている近隣領にも知らされた。
何しろ十数年ぶりの開催だ。そして、今回は成長著しいフェイデンの物産展としても注目されている。
そしてエディン侯爵令息アリステアは、幕を開けた収穫祭の華やかさに圧倒されていた。
「これが、褪野……?」
その変化は父から聞いてはいたが、想像以上である。冒険者による「彩都開拓団」は、フェイデン領の再興の主戦力であるとのことだが、彼らが手がけた作品は議会所を飛び出している。大通りの至る所、店の先々に「お土産におすすめ!」のタグと共に並べられているのだ。冒険者たちがこの領地になくてはならない存在であり、そして領民からも好意的に受け入れられているということがわかる。
そして、「褪野切子」と呼ばれるガラス工芸品とともに展示されている玻璃砂糖。基本の無色透明の氷砂糖から、淡い色をつけて中に花を閉じ込めたものまで。冒険者がどこまで大きくできるかと挑んだ結晶も飾られている。
首府ダズリンは、「彩都」の名に相応しい。アリステアはそう思った。
『アリステア、きをつけてー』
『きをつけてー』
「あ、そ、そうだね」
アリステアの周りを飛ぶ妖精たちが警告する。道のど真ん中で突っ立っていては、確かに邪魔だろう。アリステアは慌てて道の脇に寄った。
アリステアは現在、お忍び中である。到着予告時間よりも早めに着くように馬を走らせ、先んじて様子を見に来たのである。
「子爵と……補佐の査察官と商人だったかな。楽しそうだった」
子爵自ら店を一軒一軒まわって労っているらしい。側仕えはたった2人である。彼は異国風の面立ちにキサナの衣装を着ていた。そしてリザードマンの商人。子爵は民族種族の分け隔てなく有能であれば登用する、という噂も本当のようだ。
そして、子爵と査察官の間にある確かな信頼。それを見てとり、アリステアは苦笑する。
(僕、お邪魔虫かも? ……あ、)
と、ぐるんと視界が回った。どうやら人混みに当てられて目眩を起こしたらしい。
倒れる、と思った瞬間、アリステアは受け止められた。
「大丈夫ですか?」
灰色の髪。薄い青色の瞳。垂れた耳は彼女がハーフビーストであることを示している。
アリステアは固まった。
一目惚れ、というものが現実に存在するとは、思っていなかったからだ。
解説
マスターより
リプレイ
「リュリュ、これは食べていいお菓子だ」
アスティンは狼に動物用のクッキーを与える。先ほど店で購入したものだ。お祭り仕様のそれは、かぼちゃとシーツをかぶったおばけの形をしている。
トラブルがないか見回りも兼ねてのことだったが、アスティンの手元にはバタークッキーや野菜の蜜漬け菓子がある。さすがにすべてが地産地消とはいかないものの、フェイデンで穫れた野菜を使った料理も多い。
「なんにもない、このままじゃ経済破綻する土地……って話だったのが、こんな賑やかなお祭りを催すようになるなんてな」
もちろん、多少無理をしてでも「賑やかな祭」にしなくてはいけなかったという理由もあろう。これは後援者へのプレゼンも兼ねている。
褪野に集まった冒険者たちと、復興のためにあれやこれやと案を出していた日は、確か夏の頃。
「少しずつ前に進んで……このまま冬も越せるといいな」
「わふっ」
お菓子をもらってご機嫌のリュリュとともに、アスティンは目を細めた。
● ダズリン・ハーベスタ!
「デートしようぜ」
ナキルの唐突な一言に、エフィルミアは驚いた。しかしすぐに「かっこつけちゃって! 可愛い!」という感想を抱く。
「ナキルくんがどうしてもって言うなら、付き合ってあげてもいいよ?」
ゆえに、エフィルミアは余裕たっぷり、得意げに胸を張る。
「あぁ、どうしてもな」
しかしナキルはエフィルミアの予想を裏切り、そう答えた。
「その分しっかり独占するぜ」
「へ? え、ええっ?」
ここはちょっと拗ねるところではないのかと思っていたところを、やたら男前な宣言をされてしまった。頬を染めておろおろとするエフィルミアに、ナキルは思わず笑いを漏らす。
「照れた顔も可愛い」
「照れてないし! 可愛いのはいつもだし!」
なんだか調子が狂う。エフィルミアはぎこちなくナキルの手を取って、祭へと繰り出した。
先日、皆で案を出し合った菓子がずらりと店頭に並ぶ。見目が食欲をそそるだけでなく、技巧を凝らした芸術作品とまで呼べるようなものまで。気になったものを片端から買い求め、食べ歩く。
「それ、ミアが作ったやつに似てる」
「そうね、多分元になってると思う。はい!」
エフィルミアが考案した飴も売られていた。色とりどりの飴が詰まった袋を開けて、桃色のそれをつまむと、ナキルの口に放り込む。
「甘くて美味しいでしょ?」
ナキルはほんのり甘い飴を口の中で転がした後、気恥ずかしそうに視線を逸らした。
「お前のそういう所、ずるい」
「照れてる〜」
「ま、オレはミアの事が好きだからな」
意趣返しのつもりで言ったのだが、ナキルはふんと笑う。それに、エフィルミアは思わず声が裏返る。
「す、すっ!?」
「これからオレの事、ミアにも好きになって貰うつもりだぜ?」
「い、言っとくけど私の理想は私より背が高くて、世界一かっこいい人だからね!? 私は簡単に落ちる様な女じゃないんだから!」
エフィルミアはざっと距離を取る。しかしナキルは余裕を崩さない。
「身長はそのうち伸びるし。オレがミアの世界一カッコイイ男になればイイんだろ? 絶対なってみせる」
「な、な、なんでそんな、」
恥ずかしい啖呵を堂々と街中で切れるのか。エフィルミアは熱を持つ頬を両手で押さえ、むむむとナキルを睨むのだった。
アンネエルカ、クレア・エクレール、そしてルフィナ・ヴィオレットの3人もまた、収穫祭を楽しんでいた。
「私、迷ったら全部が信条なの……!」
目移りしてしまうほど多彩な屋台の食べ物に、アンネエルカは目を輝かせる。その横でクレアもまた同じように、尻尾がぱたぱたと揺れていた。
「あれもこれも、綺麗で可愛くて……おいしそう」
じゅるり。
「女3人が集まって目の前に素敵なものがあったら……我慢なんて出来ないわよね」
保護者よろしく泰然と佇むルフィナもまた、期待に胸を躍らせていた。
こうして、年頃の乙女たちのお菓子狩りが幕を開ける。それぞれ気になったものを買い付け、手が空いている者が手ずから食べさせたりなどはしゃぎつつ——紙袋が両腕で抱えるほどにいっぱいになれば、広場に設置されたテーブルを確保して戦利品を並べた。
バタークッキーに野菜の蜜漬け。羊をはじめとした人形菓子に、マウンテンケーキ、フルーツカラメルパンケーキ、結晶飴。それら全てが揃えば、まるで絵本の中の「お菓子の国」に来たようである。
「この羊さん、かわいい。アンネっぽい!」
クレアが羊の人形菓子をひとつ摘んで掲げる。ルフィナも「こんなに可愛い羊さんは食べられないわ」とコメントし、それにアンネエルカはお揃いの羊耳をぴこぴこと動かした。
「美味しく食べてちょうだいね?」
「……その台詞、男に使う時は慎重にね?」
可憐なアンネエルカがうっとりと言うと破壊力が凄まじい。ルフィナは思わず真顔になって釘を刺しつつ、テーブルを占拠するお菓子の数々を見やる。
「それにしても、ずいぶん買い込んでしまったわ。まあ半分はアンネのものだけど……可愛い顔に見合わず肉食系というか」
恋愛もそうなのかしら、などとルフィナが茶化し、クレアが意気揚々と戦利品を分けていく。
「こんなに一人で食べたら太っちゃうかもしれないけど。でも今日は三人だから! 三等分するから! 大丈夫!!」
「クレア、たくさん食べたら結局は変わらないんじゃない?」
ルフィナは悪戯っぽく笑い、クレアのお腹を指さす。
「ここにたっぷり脂肪が」
「あーあー聞こえなーい!」
クレアが耳を押さえてぶんぶんと首を横に振る。
「今日使った分稼がなきゃだし、そしたらお仕事で動くからいいの!」
「そうそう、それにしあわせ太りなら許せる気がしちゃうわ。はい、あーん」
アンネはバタークッキーを取り、ルフィナの口元にそれを持っていく。ルフィナがそれを頬張ると、幸せそうに耳が動いた。
「お土産も買わないといけないわね。私は故郷の皆に贈るから、お財布が軽くなりそう」
ルフィナが取り出した鞄は、なるほど確かに大容量である。
「もちろん、クレアのママ達にもね。クレアは誰にお土産をあげるの?」
「お土産かぁ。私は玻璃砂糖とべっこう飴御籤かな。自分用にも買うけど……アンネは?」
「私は、この間キサナングラスをお迎えしたから、それに入れても可愛いと思うのよね」
はしゃぐアンネの言葉を聞きつつ、クレアはべっこう飴御籤を開く。折り畳まれた紙を開けば「良縁あり」と書かれている。
「良縁、」
「あら」
「まあ……!」
少女達は、そのままガールズトークへなだれ込む——
リゼット・ブランはそれをやや離れたところから見つめていた。その腕に提げたバスケットには、屋台巡りの戦利品がこんもりと詰まっている。
「はあ……素敵なお衣装……素敵なものを見ながら食べるお菓子は格別」
うっとりとしたリゼットの視線の先にいるのは、密かに推しているアンネエルカだ。リゼットは布地に目がないのだが、「意匠を凝らしたおしゃれ着を身に纏う推し」という好きなものと好きなものの組み合わせにすっかり心奪われていた。
ここで話しかけるという無粋はしない。やがてアンネエルカたちが移動したため、リゼットも練り歩きに戻っていく。
「皆様が作られたお菓子、食べるのが楽しみです……」
ガルシアは忙しなく辺りを見回す。彼女がはぐれないよう、シルヴィア・A・カペルはさりげなくその手を取った。
「思ったより人が多いね。ガルシア、こっちに」
「は、はい」
ゆっくり見て回ることができるように、流れの遅い道の端へと移動する。そこでは海神・江流とライオネル・ギシュムがお互いの健闘を称え合っていた。
2人はこの収穫祭のため、玻璃砂糖の精製に尽力した。そしてそれは実を結び、フェイデンはその精製法をちらつかせて中央との間に新たな商通路を確保している。
「前は菓子に触れる余裕がなかったから、ゆっくり見て回りたいね」
「シルヴィアさんとガルシアさんが作ったお菓子もあるんだよね? 楽しみー!」
江流とライオネルの言葉に、ガルシアは慌てて身を小さくする。
「わ、私の、ですか? あ、あまり、期待しないでください……」
屋台に並んでいる菓子はいずれも完成度が高い。あの日シロップを焦がしかけたことを思い出し、ガルシアは肩を落とす。それをシルヴィアが励ました。
「まあまあ、とにかく折角の祭なんだ、楽しまなければ損だよ」
そうして、4人は歩き出す。江流はガルシアとシルヴィアの作った菓子が気になるらしく、まずはそれを探すことになった。
シルヴィアの作った「マウンテンケーキ」は、ケーキを小さな山に見立てたものだ。金木犀の花と栗で飾られたそれは、見た目もさることながら、味も上品だった。
「オシャレー! それに美味しい!」
もぐもぐとそれを頬張るライオネルを、シルヴィアは微笑ましく見守る。
「ライオネルは育ち盛りだからね。たくさん食べるといい」
「菓子で育つのか……?」
江流が突っ込みを入れつつ、パンケーキの皿を手に取る。それをガルシアは緊張気味に見つめた。
シルヴィアのケーキは自分のよりもとても美味しくて。江流がフルーツを潰さないよう器用に切り分けて口元へ運ぶのを、止めたい気持ちでいっぱいになる。
「あ、あの、江流様やっぱり」
「不思議な味のシロップだな。なんか安心する」
一瞬お世辞かもと思ったのだが、江流の柔らかな表情を見れば、本心だとわかる。ガルシアはぱっと視線を落として「ありがとうございます」と消え入るように呟いた。
「そうだ、江流。彼女にお土産を見繕うなら手伝うよ」
「……土産ね。ま、お茶会に招かれて手土産なしは格好もつかないか」
と、シルヴィアと江流のやりとりにのぼった第三者の存在に、ガルシアは首を傾げる。そして同時に、ちくりと走る胸の痛み。
「……?」
胸のあたりをさするガルシアの横で、ライオネルはもぐもぐと菓子を頬張っており、そして顔を上げたかと思うと通りの向こうへ手を振った。
「ノーキスさん!」
「あら」
レヴィルとリーラを連れて、ノーキスが4人の元へやってくる。
「楽しんでいて?」
「ああ、ノーキス。レヴィルとリーラも。挨拶回りもいいけれど、少し休んでいかないかい? 君に故郷の酒を献上したい」
シルヴィアが鞄の中からカペル産の白葡萄酒を取り出した。レヴィルもまたおもむろに褪野切子と玻璃砂糖を取りだす。できる補佐である。
広場のテーブルにつき、切子に玻璃砂糖を沈めて白葡萄酒を注ぐ。まだ子供であるライオネルとガルシアには葡萄ジュースを。
「無事この日を迎えられたことに、乾杯」
シルヴィアが音頭を取り、杯が掲げられる。
江流は杯と砂糖を見つめ、何か考えている様子だ。
(……学園、行ってみようかな)
ガルシアはふと、そう思う。江流やシルヴィアが通っているというパンクリアース学園。江流や皆と、楽しい時をそこでともに過ごせたら——
そしたら、この妙な胸の痛みも、気にせずに済むかもしれない。
「……まずいですね」
Alexandra・Hexe・Claudiaは呻く。収穫祭への招待状を貰い、足を運んだはいいものの、なにやら今朝から重い頭痛に悩まされている。風邪、というには粘膜炎症もないし、不摂生をしたという心当たりもない。
「ううん、伝染病の場合、振り撒くわけにはいきません……」
Alexandraはもふっとベッドに倒れ込んだ。すでに主催者には文を出している。賑やかな祭に参加できなかったのは残念だが、
「お見舞いにきましたわよ!!」
主催者の性格を考慮していなかった。
冒険者の宿の一室に現れた主催者は、Alexandraの気遣いなど丁寧に吹き飛ばしてくれた。
「申し訳ありませんすぐに連れて行きますのでお大事になさってください!」
レヴィルが「もうやだこのお転婆姫」と言わんばかりの様子でノーキスを抱えて出ていく。 Alexandraの枕元にはかぼちゃクッキーがこんもりと積まれたのだった。
フリューリングスルフト=ティエラとシャルロット・エクレールの両名の目的は、べっこう飴御籤である。2人が手がけた飴は参加者にも人気があるようで、皆店先で包装を開けて御籤の内容を読んでいるため、人だかりができている。
「少し落ち着いてから行くさぁ」
そう言いつつもそわそわとしているフリューは、何やらいつもと雰囲気が異なる。深緑色のワンピースに、シンプルな白のヘッドドレス。何より髪を下ろしており、「大人の女性」といった出立ちである。
シャルロットも折角の祭だからと身嗜みに気合を入れてきたが、フリューの変化には驚きを隠せない。
「フリュー、可愛い!」
「そ、そう? 普段しない格好やから……照れるさぁ。シャルも可愛い」
フリューが節目がちに照れて見せるのに、シャルは心を穿たれる。普段から元気いっぱいな彼女を見ているせいか、差異の破壊力よ。
「あ。空いた!」
群衆が解散させられ、店への道が開けると、フリューはきらりと目を輝かせる。そこにいつものフリューを見たシャルは、おかしそうに笑った。
シャルのべっこう飴御籤は「待ち人来たる」だった。フリューは「転機あり」。それぞれの結果をああでもないこうでもないと語らいつつ、屋台のものを食べさせあったり、友人やその身内へのお土産を選んだり。
両手に持った菓子がなくなる頃、広場では酒の入った人々がダンスに興じていた。
「わあ! これ、混ざってもいいのかな。ね、シャル、踊ろ!」
シャルロットの手を引き、フリューは無邪気に笑った。それをシャルロットは慌てて引き止めて、フリューの髪にリボンを編み込んでまとめる。
「これでよし。……フリュー、お姫様みたいよ」
「……今夜は、シャルだけのお姫様やね」
星屑のステップを踏んで。月より明るい笑顔を灯して。
たとえ、羽が生えた靴がなくても。いつかは泡沫に消える夜でも。
今この瞬間を永遠に閉じ込めることができたなら——そう唱うフリューの琥珀色の瞳に、シャルロットは見入っていた。
レイヤ・ダライ=カホールとアルフィー・リッパーは広場のベンチに並んで座り、菓子を頬張っていた。2人とも特に待ち合わせたわけでもなく、たまたま相席になったのだが、幸せそうにもぐもぐと菓子を食べる様子はそれだけで何やら癒しパワーを放っている。
「この甘味たちこそ、皆の働きの結実……明日のフェイデンへの豊穣の導。小さく、数多く、ひとつひとつを楽しみ、ケーキを讃えるのです」
「うまい」
陶然と呟くレイヤに対しアルフィーの返答は短かったが、それぞれの言葉には万感の思いが込められている……気がする。
「そういえば、領主様に婚約のお話があるんですね。ご存じでした?」
「え、そうなのか?」
今日はヴィラールを見ないなあと考えていたアルフィーは、もたらされた新情報にぴんと耳を張る。
「婚約……」
アルフィーはノーキスのことを思い浮かべる。
「大丈夫なのか?」
色んな意味で。何とは言わないが。心配そうに眉を下げるアルフィーに、レイヤはかぼちゃのカップケーキを半分に割って答える。
「領主様は玻璃のように透き通った人間性をお持ちです」
主に歯に衣着せぬ的な意味で。
「曇らせるような無粋なひとでなければ、楽しいお話になりそうですね。今日、こちらにいらっしゃるそうですよ」
「へえ」
どんな人物だろうとアルフィーが想像を巡らせていると、広場にいた旅芸人が軽やかな音楽を奏ではじめた。それに誘われた人々が思い思いにステップを踏む。
「これは良いですね」
レイヤは残りのお菓子をまとめて手巾に包み、踊りの輪に加わっていく。アルフィーは置いていかれた荷物と、人々の間に混じって踊るレイヤを交互に見た。
「荷物番……!?」
「あら、おひとりさま?」
おろおろとするアルフィーに、ひょっこりと現れたエミリア・シバが話しかけた。
「音楽が聞こえたから来たのだけど……楽しそうね。どう?」
「荷物を見てないといけないからな」
「なら、彼女が戻ってきたら」
頼まれたわけではないのだが、そこは彼の性格だろう。
「いや、お待たせしました。つい。荷物は見ていますので、どうぞ」
神奉の舞を一巡終えたレイヤが戻ってくると、エミリアはアルフィーの手を取って引いていく。
「舞踏会やお店で踊るようなのも楽しいけれど、皆で一緒に踊るのも好きなのよね!」
「知らないやつの足踏みそうで、緊張するな」
アルフィーはつい足下に目がいってしまう。それを、エミリアは笑ってアルフィーの顎に手を添え、上向かせた。
「気にしないわ。こういう場ではよくあることだもの」
音楽に乗り、軽やかな足取りで。アルフィーもまた見様見真似でエミリアに合わせる。その様子に、エミリアは微笑ましく目を細めるのだった。
● 妖精姫が望むのは
「妖精姫?」
広場で気が済むまで踊ったあと、エミリアはその名を知った。
「はい。エディン侯の御子息です」
そう答えるレヴィルは、ノーキスと共に領主館と戻る最中だ。そろそろ迎えも必要な時間だと、てきぱきと方々に指示を出している。
「名代としていらしているのね。……とはいえ侯爵様がいないのなら、本音で話し合うこともできるかしら?」
貴族であれば、結婚は政略である。その令息とやらもそれは承知だろう。しかし、その令息本人がどう思っているかということも大事だ。
「あの……」
ちょうど同行していたリゼットがおずおずと挙手をする。
「ご子息は嫡男ではないのですよね?」
「ええ、侯爵の第一子ですが、継嗣には弟君が立っておられます。アリステア様は病がちであるため……ですので、此度のお話も、アリステア様がいわゆる入り婿となる形ですね」
レヴィルの説明を聞き、リゼットはほっと胸を撫で下ろす。
「よかった。フェイデンの功績やお名前はちゃんと残るご縁談なのか、ちょっと気になって」
子爵と侯爵令息との婚約。それにより褪野が侯爵家に併合されるのではないかと危惧してのことだった。
「ご心配は尤もです。ですのでエディン侯も……、何、どうした?」
頷くレヴィルに、伝令兵が軽く耳打ちする。それにレヴィルの表情が強張った。
「アリステア様がおられない?」
レヴィルの声は、幸いにもリーラと話し込んでいるノーキスの耳に届くことはなかった。しかし、これは由々しき事態である。
「病がちって……仰っていませんでした?」
「ノーキス様と同じ人種のようです」
リゼットはどこか遠くを見つめるレヴィルから、アリステアの特徴を聞き出す。そして、おやと首を傾げた。
「先ほどお会いしたかもしれません」
遡ること少し前——。
ヴィラールはアリステアを人通りの少ないところまで案内し、ベンチに座らせていた。そこへリゼットが通りかかり、2人は同郷の者としてしばし言葉を交わす。リゼットはヴィラールに連れがいることに配慮して、長話はせずに切り上げたのだが。
「ヴィラール殿が側にいるなら、とも言えませんからね。探しましょう」
レヴィルは眉間に寄った皺を指で伸ばす。ノーキスとリーラを先に館に帰すよう指示すると、冷めやらぬ祭の中へと戻っていった。
ジュスト・ヴェルジーは結晶飴を片手に店を出た。風味や色味を変えて展開されたそれは、見ているだけでもこちらを楽しませてくれる。褪野の発展はめざましく、自領も現状に満足しない運営が必要になってくるだろう。
「それを伝えるためにも、できるだけ土産は多めに……ん?」
一度宿に戻って荷物を置くかと道を探した視線の先に、ジュストは見覚えのある横顔を見つけた。
(あれは……エディンの『妖精姫』様じゃないか)
ベンチに座る侯爵令息の隣には、半獣の少年が控えている。ふと興味を惹かれ、ジュストは2人に近づいた。
「やぁ、そこのおふたりさん。お祭楽しんでるかい?」
話しかけると、アリステアが顔をあげる。
「貴方は——」
「具合でも良くないのかな」
アリステアもジュストの顔に覚えがあったらしい。アリステアが名前を呼ぶより早く、ジュストはそれを遮り、軽く片目を瞑って見せる。
社交界においては、今のジュストの行動は非常識極まるものだろう。だが、ここではお互い知らないふり。アリステアも意図を汲み、すっと大人しくなる。
「生姜入りの結晶飴だ。分けてあげるから、これで体を温めて」
「……いただきます」
素直に受け取ったアリステアに、ジュストはついでに助言をひとつ。
「この人混みだ。はぐれないようしっかり手を繋いでおきなよ」
サマエラ=フォリウムとルベア・ベルニは物産通りで菓子や切子を物色していた。偶然行き合った2人だが、菓子の感想戦を交えてすっかり意気投合していた。
「おや? あれは……」
と、サマエラが声を上げる。ルベアが視線の先を追うと、ヴィラールと可憐な少女が並んで歩いていた。
「褪野の子、って感じじゃないわね……?」
一挙一動が洗練された品のある所作をしている。いわゆる貴族だろう。しかしノーキスに歳の近い親類がいるとは聞いていない。ルベアは首を傾げつつ、サマエラと共に2人のもとへ急いだ。フェイデンは治安がいい方だが、この人混みだ。何かあってからでは遅い。
「ねえ、」
ルベアは2人に声をかける。振り返ったヴィラールはルベアを見て目を瞬いた。
「……ルベアさん?」
確認するように問われ、ルベアは首を傾げた後に頷く。するとヴィラールは慌てて「失礼しました」と弁明した。
「以前お会いした時に比べて、だいぶ印象が異なると思い……よくお似合いです」
「え? あ、そ、そうね。そうかもしれないわ。……ありがとう」
今日、ルベアはカーディガンにブラウス、そしてシフォンスカートという出で立ちだ。おしゃれした、とは言い出せず、慌てて誤魔化す。
と、少女がヴィラールの袖をつまんで軽く引いた。
「あ、ええと……おふたりは彩都開拓団の方です」
そして、ヴィラールは少女を紹介する。
「こちらの彼が目眩を起こしたので、宿まで送るところです」
サマエラは少女改め少年を見つめた。質素な外套で隠してはいるが、随分と身なりがいい。
「……ひとりにするのは些か心配だな」
サマエラの言葉の意味を知ってか知らずか、ヴィラールも頷く。
「そうですね。……そういえば、誰か連れなどは」
「僕は、」
その時、時を知らせる鐘が鳴った。鐘の音を数え、少年は目に見えて狼狽する。
「い、行かないと」
足をもつれさせた少年を、ヴィラールが支える。近くなった距離に頬を染める様子を見て、サマエラとルベアは何かを察した。
(これは、性別がバレているんじゃないか?)
(気づく人は気づくのかしらね……とりあえず、貴族なら宿より子爵のところかしら)
2人はひとまず、ヴィラールと少年をノーキスの下へ送り届けることにする。その途中、この少年がエディン侯の息子ということを知るのだが——
「ヴィラール様」
事情説明のためにルベアとアリステアから離れ、サマエラと話をしていたヴィラールは、聞いた声に呼びかけられて振り返る。
「ヴァレリアさん。あの時以来ですね。お元気でしたか」
「はい。ヴィラール様も御息災のようでなにより」
ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンは、サマエラやルベアと同じく、誘拐されたヴィラールの救出に関わったことがある。ヴィラールがどうしているのか気になりやってきたのだが——。
「あちらにいらっしゃるのは、もしやエディン侯の御子息では」
ヴァレリアは、少し離れたところに立ってちらちらとヴィラールのほうを見ているアリステアを視線で示す。ここに来る前にレヴィルとすれ違っていたヴァレリアは、その探し人の特徴を聞いていたのだ。
「ええ、そうなんです。まさかこんなところにいらっしゃるとは思わなくて。ヴァレリアさんも一緒に領主館までお願いできないでしょうか」
「わかりました。商家の出自たる自分としても、ダズリンの工芸品の素晴らしさを彼に宣伝したいところですしね」
「あれ?」
「その手の目利きには、自信が。それにヴィラール様の職人としての成果を宣伝してみたいとも」
「そ、それは、恥ずかしいです!」
領主館へ続く祭の通りを行く途中、冒険者がふたり加わる。エルゼリオ・レイノーラとヨル・スレイマンだ。
「エルゼリオです。こちらはヨル・スレイマン」
「テリーズ・トラ・トリュース、ようこそ彩都へ。宜しければご案内に一役買わせて頂ければと」
ヨルのその言葉に、アリステアは自分の正体が知られたことを知って頭を抱えた。
「ご迷惑をおかけしてすみません……」
それは、貴族の子息というにはずいぶん謙った態度で。しかし次に顔を上げたアリステアの表情は、やはり為政者となるべく教育を受けてきた者のそれだった。
「何も知らずに子爵にお会いするわけには参りません。色々と教えていただけないでしょうか。……ヴィラールさんも、自分の手がけた作品とか、話してもらえたら」
エルゼリオは口上も吹っ飛んだ状態でアリステアとヴィラールを見やる。
「知り合いなんですか!?」
「あ、えと、知り合いというか」
アリステアから事情をかいつまんで話されたエルゼリオは、微笑みが引き攣りそうだった。
(アリステアさんの、ヴィラールさんを見る目がどう見ても恋する乙女、違った、恋する青少年のそれなんだけど……! いやいやいや、これはややこしいことになるって……!)
だらだらと冷や汗を流すエルゼリオの横で、ヨルは目についた工芸品や菓子の解説を施す。時折店にいる職人に尋ねて直接話を聞きながら、冒険者たちの努力の結晶たる玻璃砂糖のくだりになれば興味深そうに目を輝かせた。
「子爵と領民と、冒険者と……それぞれが相手を信頼していなければ、成功はしなかったでしょう。少し、羨ましくもあります」
貴族社会において、全幅の信頼を預けられる者に囲まれているということ。おそらく、アリステアの周囲はそうではなかったのだろう。
「公子には、もっと時間をかけてこの地のことを知っていただきたいですね」
知る、足るには一朝一夕ではいかないのだから。ヨルがそう続け、アリステアが曖昧に笑むのを、エルゼリオはどこか複雑な心境で見守る。
(貴族の義務、か。それでも、許されるなら……仲を取り持ってあげたいけど。そう簡単な話ではないんだろうな)
公子御一行が連れ立って領主館を目指している頃、ストレガ・L・リベルガストラは自身が手がけた菓子の出来を実食にて確かめていた。
「うむ。美味なのだ」
提供したレシピはきちんと職人たちに理解してもらえたらしい。ジャムとカラメルを絡めたパンケーキは年頃の少女たちに持て囃されているようで、一口サイズにしたものも売られている。
このような過剰供給がこの先も続くわけではないだろうが、砂糖を用いた保存方法は知られて然るべきである。
ストレガは他にもラムネやクッキーを買い、領主館へと足を向けた。レヴィルの話では今夜、エディン侯の名代としてその子息が訪れるとのことだ。何やら不測の事態も発生しているようだが——
道すがら、ストレガはその一行と行き合う。事情を聞いたストレガはそわそわとしているアリステアに近づいた。
「そこの屋台で買ってきたのだ。折角のお祭りであるし、食べると良いのだ」
甘味を味わえるのは幸福の形——そう続けるストレガは、さらにアリステアに囁きかける。
「子爵との話し合い、言いたいこと正直に言ってもいいのだ。兎の子に惚れました、でも」
「んぐっ!?」
アリステアは咀嚼していた一口パンケーキを喉に詰まらせそうになる、が。
「……そういうわけにもいきませんから」
リサ・ベイカーは領主館でアリステアの歓待のための準備を進めていた。アリステアが無事冒険者に保護されたことと、祭を巡りながら来るという一報が入り、急遽食事のメニューに調整を加える。
「羊、魚、野菜と領内の食材を中心にまとめて……器も揃えて」
酒杯には褪野切子を。温かなスープには焼き物を。出払っているレヴィルの代わりに侍従長を補佐しながらひとしきり采配を奮う。しかし、仕事はこれで終わりではない。
アリステアが到着し、ノーキスとの挨拶もそこそこに食事会がはじまる。リサは給仕も担当し、その際にひとつひとつ丁寧に、料理や器の説明を加えた。それにアリステアは感嘆の息を漏らす。
「お詳しいのですね。こちらの方なのですか?」
「彼女はエスト・ポーラ出身のリサ嬢です。彩都の商人のまとめ役として働いてもらっていますの」
ノーキスの紹介を受け、リサは丁寧に礼をする。
「商人頭を?」
商人頭とは、ところによっては市長に匹敵する為政者である。ダズリンでは分からないが、それを自分とそう変わらない年齢の少女が務めていることに——それをノーキスが任せていることに、驚きを禁じ得ない。
「いえ、私はそれほど権限をいただいてはおりません。ですがこの地のためになるのなら、全力を尽くしたいと思っております」
「……本当に、驚くことばかりです」
ノーキスが周囲に寄せる信頼は、平等だ。補佐官に対しても、彼女に対しても。それを早とちりなどしてしまった。アリステアは内心恥入りつつ、誤魔化すように酒杯を傾ける。
「私も、その信頼に与りたいものですね」
「ええ、アリステア様がそれをお望みなのであれば」
アリステアから色良い返事が得られたことに、ノーキスは微笑む。
かくして首府収穫祭は無事に終幕し、アリステアは所感を持ち帰るために翌日帰還した。
1週間後、侯爵家から正式に婚約の申し入れが届く。それはフェイデンの更なる繁栄を約束するだろう——。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 4〜25人
2021年11月03日 11時28分58秒 公開
参加者
相談掲示板
わーい!お祭りさぁー! シーフのフリューって言うさぁ♪ 今回は友人と【1】や【2】を回る予定。 前回開発したべっこう飴御籤、べっこう飴御籤!(大事なので2回言う( これは絶対食べたいやつ。良かったらみんなも食べてみてさぁ♪
…アルパカの毛詰まりが解消されたようなので… このたびはお集まりいただき、ありがとうございます。フェイデンの収穫祭を心ゆくまでお楽しみください。 何か不明な点があれば、可能な限りでお答えいたします。
「ナキルだ、よろしくなーっと。 とりあえず、【1】か【2】あたりに居ると思うぜー!」
レイヤ・ダライ=カホールです。 【1】や【2】に繰り出します。 ケーキは至上にして至高。わたしからは以上です。
キャスター、ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンと申します。 ストゥルルソン様……アルパカの毛繕い、お疲れ様でした。 過去の依頼で救出にあたったヴィラール様の顔を伺おうと思いましたが、エディン卿と行動を共にされていると。 であれば、ヴィラール様が目当てという事になりますが【3】を予定致します。
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 友人達と「【1】屋台のご飯巡り」に行く予定だ。皆、良い一日を過ごせますように。
リサです、よろしくお願いします。 わたしは、【3】で、おもてなし料理でもしましょう。
お気遣いありがとうございます、ヴァレリア殿。 さて出発は明日、12時となります。皆様、プレイングの提出忘れにご注意ください。
エルゼリオ・レイノーラです。今回はヨロシクね! ボクは【3:内政ミッション】でアリステアさんを歓待する予定だよ。
ライオネルだよ。よろしくねー! 俺は友達と【1】を楽しむ予定。 皆で楽しい一日を過ごそうね!
ルフィナと言うわ。 よろしくね。 私は【1】でお友達とお買い物を楽しもうと思っているわ。 美味しそうなものばかりだから食べ過ぎに注意しないとね。 皆にとっても素敵な一日になりますように。