【緑陰】求む! ダンジョンマスター!
炙りとろ左門
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シナリオID:1414
オープニング
ゆえに、できるだけ安全な道を——ということだったのだが、街道が土砂崩れで通行止めになっており、〈ひよこ隊〉の面々はしぶしぶ「銀鍔洞窟」を抜けることを選んだ。
の、だが。
「ナル、ミュー。僕たちには足りないものがあると思う」
「肉か?」
「……ナルシル、野菜も食べなきゃ」
冒険者ギルドに併設された食堂で、治癒師のドゥリン、戦士のナルシル、魔術師のミュルグレスは卓を囲む。先ほどから肉ばかり食べているナルシルの皿に、ミュルグレスがレタスを分けた。
「あ゛ァ!? これだから森暮らしエルフはよォ〜お前こそちゃんと肉食えよ! 草ばっか食いやがってそんなんじゃ、」
ナルシルはミュルグレスの体躯を見やる。
ミュルグレスの胸は豊満であった。
「クソァ!! これだからエルフは!!」
ナルシルが持っていたオレンジジュース入りのジョッキを勢いよく置く。ちなみにナルシルの胸は王国南部の平野のようであった。
ドゥリンが頭を抱える。
「僕たちに足りないのは肉でも野菜でもなく斥候! 斥候の仲間だよ!」
ナルシルとミュルグレスはきょとんとドゥリンを見た後、顔を見合わせる。
「斥候って、あの、盗人稼業のやつらか?」
「それは……だいぶ偏見が混じっているかも。これは技能の名前であって、その人の職業を表すものではないもの」
「つまり?」
「罠を発見したり、逆に罠を張ったり。鍵を開けたり、危険を察知したり。……銀鍔洞窟の攻略に、斥候が必要だって、……ドゥリンはそう考えているのね?」
「そう。ありがとう、ミュー」
できれば最初から汲んで欲しかったが、ミュルグレスはこの通りマイペースなので仕方がない。
「罠はぶっ壊せばいいし、鍵だってぶっ壊せばいいだろ」
「だめだよ!? それで危険な目に遭わないって、言える?」
「じゃあ斥候の仲間を見つけるのか?」
ナルシルは勢いが良い。すっかりドゥリンがそれを宥める係になってしまったが、最近は聞き入れてくれている。
「そうだね……将来的には。今回は銀鍔洞窟を通る他の冒険者たちに同行を願おうと思う」
同じ実力帯の冒険者で、かつともに一党を組む上で支障のない相手。それをすぐに見つけるのは、難しい。
「キャラ被るのもアレだしな」
「え?」
「なんでもねーよ。じゃあ、さっさとそいつら見つけようぜ」
● スライムを倒せ!
「っぎゃー!! やめてくださいー!」
洞窟内に色気のない悲鳴が響き渡る。スライムに襲われてぬるぬる衣服を溶かされているそのハーフビーストの少女は、泣きべそをかきながらなんとか這い出すと、一段高いところにある穴に飛び込んだ。
「のぼってくるな、のぼってくるな!」
祈りも虚しく、スライムはずるずると少女の匂いを追って這い上ってくる。少女は逡巡し、最後の最後まで取っておいたスキルを使って、スライムを撃退する。
「……使い切っちゃいました」
体内のエーテルはヒール数回分。これ以上は、ここで休んで回復を待つしかない。
洞窟内にはバルバロイもいる。先程の悲鳴を聞きつけて来るかもしれない。
(どうかどうか、冒険者の一団がタイミングよく通り過ぎますように!)
聞いた話ではそろそろ大規模巡回の頃。鞄の中の食糧は二日ぶん。それまでに助けが来るか、自力で洞窟を脱出するかだ。
「えぇ〜ん……お願いします、神様征竜様〜」
少女の祈りは、果たして届くのか——
解説
マスターより
リプレイ
もちろん今ではそれらは回収され、洞窟内は綺麗なものである。しかし近年、洞窟内の壁や床に少々特殊なスライムが棲みつくようになり、通行人はその対策に頭を悩ませていた。
「センイだけ溶かしてくる、ってのはよく分かんねえが」
スー・ルーは洞窟の入り口にたち、そこから壁や床の様子を観察する。スライムといえば、口や鼻の中に侵入してきて窒息させてくることもある、油断ならない敵だ。繊維だけ溶かしてくるという謎めいた生態は、初めて聞いた。
「確かに服を駄目にされんのは困るな。仕方ねぇ、脱いでいくか」
がばっと勢いよく服を脱ぎ始めるスールに、他の女性冒険者から戸惑いがちな黄色い悲鳴が上がる。
「お前らも脱いどけよ……あ? 女だァ? いや、だからなんだよ。脱ぐくらい大した事ァねぇだろ。恥ずかしい? 何が?」
スールは脱衣を続行する。それを慌てて、他の冒険者たちが止めた。上半身はともかく下半身はまずい。スールがズボンに手をかけた瞬間、近くにいたミニアルパカの目がきらりと光る。
「……服着てなきゃ恥ずかしいのか? 都会は。ったく、面倒くせぇな」
スールは上を脱ぐだけにとどめ、軽く湿った壁に触れた。半透明のスライムが指にまとわりつくが、特にそれ以上の害はない。
「壁吹っ飛ばしたら解決しねえかな……」
スールの呟きに、周囲の冒険者たちはおっかなびっくり、探索を開始するのだった。
◆─◆─◆
「あら、久しぶりね。ひよこ隊ちゃんたち」
攻略計画を立てているひよこ隊の面々を見つけ、エミリア・シバは声をかけた。
「おねえさんは調査のお仕事できたんだけど、あなた達も同じかしら?」
「あ、僕たちはリブラネスタへ通り抜けようと思って」
ドゥリンが広げていた地図を、エミリアも一緒になって覗き込む。何度も調査が入っている洞窟ではあるが、調査のたびに新しい部屋が発見されるらしい。
「そう。でもこのあたりで、洞窟の探索の仕方をお勉強するのもいいかもしれないわね」
これだけ冒険者が揃っているのだ。技術を盗む格好の機会である。そのつもりですと頷くドゥリンと別れて、エミリアは洞窟の中に入っていった。
エミリアは斥候である。こういった洞窟の探索ではそのスキルが大いに役に立つ。エミリアはまず周辺の地形と敵の数を把握すると、襲い来るドスケベスライムを華麗にいなしながら順調に奥へと進んでいく。
その時、遠くから微かに助けを求める声が聞こえた。
「こないでぇ〜〜!!!」
「まあ……」
哀れっぽい悲鳴の聞こえてくる方向へ、エミリアは走った。
「繊維を溶かすスライムかぁ。……出来れば近寄りたくないかも」
そう言いつつも、すでにハーヴィたち一行は洞窟の中。洞窟内の調査を行う上で、スライムたちとの邂逅は避けては通れない。
「繊維がご飯なのかな? 不思議だよね」
スライムが繊維を溶かそうとしてくるのならば、繊維が少なければ良い——という考えのもと、ライオネル・ギシュムはなんとビーチスタイル、水着である。しかも替えもある。備えあれば嬉しいな。
「……私も下に着たらよかったわね」
アルト=ミルドレッド=バ・ロッサは溶かされてもいい古着を着込んでいる。その横で、ハーヴィは靴裏に仕込んだ薄い鉄板の状態を確認していた。
「滑り止めも仕込んでおくべきだったかな。時間取れなかったからなあ」
と、ライオネルの超聴覚がスライムたちの蠢く音を拾う。アルトが連れている狼も危険を察知したのか、唸り声を上げた。
ハーヴィがエンライトで光源を確保しつつ、アルトとライオネルが果敢にスライムに立ち向かう。ドスケベスライムはとりあえず一献と言わんばかりに2人に突撃し、
「生暖かいッ!? こ、この絶妙な気持ちの悪さ、って、きゃああ!?」
早速アルトの服を溶かしにかかる。殺界でスライムを閉じ込める用意をしていたライオネルもまた、それに驚いている間にドスケベスライムの体当たりをもろにくらってしまった!
「うわ、わわ!」
「ハーヴィ! あかり消してー!」
「えっでもこれはパカ倫最終防衛線……!!」
「いいから! 照らし出される方がまずいから!」
〜毛を刈られたアルパカが草を食む牧歌的風景〜
「このこのこのこの!」
「アルトの魔矢と強射がスライムを分割して……!」
「ええーい! アルトさんから離れろー!」
「ライの闘気槌がスライムだけを攻撃——ってうわ! 飛沫が!」
「うわーずいぶん濡れちゃったね。ぷるぷる!」
「待ってライ、それは多分アルトに甚大な被害を——あっ!?」
〜Nice alpaca.〜
倫理的配慮による代替映像が終わると、2人の健闘によりドスケベスライムの魔の手から逃れたハーヴィと、替えの水着を穿いたライオネルが大判の布の端と端を持って、着替えるアルトの姿を隠していた。その足元には無惨に散ったスライムたちの残骸がある。
「うう……なんとなく分かってはいた……分かってはいたのよ……」
べそべそとアルトは着替えを終える。これをやられたら次はない。
「ライの撥水ボディが使えるなら、ウォーターウォークも有用かもしれないね」
ハーヴィがアルトを隠していた布をたたみ、ウォーターウォークを唱える。もちろん効果としてはスライムを踏み抜くか踏み抜かないか程度でしかないが、まあ、足元の安全は守られるだろう。
「じゃあ、先に進もっか!」
ライオネルの先導で、一行は奥へと進む……。
「大切なお洋服をただ溶かすなんて許せない!」
激戦の末に破れるのはいい。勲章みたいなものだ。しかしだからこそ、とアンネエルカは義憤に燃える。
「お肌がもちもちすべすべになるのはいいけどね。せっかく職人さんが作ってくれた服だもんね」
クレア・エクレールがそれに同意を示す。そして2人は怒り心頭のまま、スキルを総活用してドスケベスライムを発見するなり突撃し——。
(アンネとクレアの裸を男共の目に晒してたまるかよ。絶対に守り抜く——身代わり上等だ!)
そう闘志を燃やすアーシェル・G・クラインの涙ぐましい健闘により、全ての反撃の被害はアーシェルが被ることとなった。
生まれたての姿となったアーシェルにクレアが差し出したのは一枚のシャツ。
「あ、ズボンは持ってないや」
「うおおおお」
なんだかより破廉恥が際立つ。背を丸めてシャツの裾を引っ張り歩く姿は、どこか哀愁を誘うのだった……。
こちらは多くの冒険者と同じく、銀鍔洞窟の攻略にやってきたララベル・サン・ディーベルとアヴェラ・ウッチェロ。ひよこ隊の面子に斥候がいないことを見てとった2人は、お手本を見せてあげようと意気込む。
「こういった洞窟内では暗視があると便利だよ。探波や捜波で敵や地形の情報を得るんだ。こういったことは、斥候か射手が得意かな」
「自分たちが強くても、不意を突かれてしまえば、一気に戦況が不利になることもあるわ」
ララベルとアヴェラの言葉に頷くナルシル。突撃しがちなナルシルが真剣に聞いているのを見て、ドゥリンはほっと胸を撫で下ろす。
「って、ミュー!」
その傍ら、好奇心が抑えきれずにスライムを触りに行こうとするミューを押しとどめる。
「ふふ。シーフの動き、新米たちに見せてあげるわよ」
その様子を微笑ましく思いつつ、アヴェラはマークのついたスライムたちにむかって駆け出した。
「そして、機動力と柔軟性。戦いにおいて穴を埋めることができるわ」
「なるほど……って、あ、危ねぇ!」
ナルシルが声をあげる。ミュルグレスに向かってスライムが襲い掛かろうとしていたのだ。庇おうとするナルシルよりも早く、アヴェラが盾となる。
「アヴェラさん——って、あ、あわわ」
ドゥリンは咄嗟に目元を隠す。弾け飛んだスライムがアヴェラの腰回りの布地をぬるっと溶かしていったため、なんとも扇情的な鼠蹊部が顕になっていた。
「あら……」
しかしアヴェラは落ち着き払った様子でスライムの残骸を手で払う。ララベルがさっと上着をアヴェラの腰回りに巻いた。
「も、もう! 少しは羞恥心を持って!」
「と言われてもねえ」
「す、すげえな……あれが『オトナ』ってやつなのか」
「ちょっとどきどきしちゃうよね、って、痛い! ナル、痛い痛い!」
アヴェラの色気は、ひよっこたちにはまだまだ刺激が強いようだ。
その時、色気のない悲鳴が一行の耳に届く。
「んぎゃうーー! 気持ち悪いですーー!!」
スライムにまとわりつかれて泣きべそをかいているリディルの衣服は、もはやすでに布切れが引っかかっているという状態だった。少女を救おうとするミニアルパカたちがなんかいい感じに大事なところを隠しているので大丈夫。
「そ、そんなところ擦らないでっ、ひゃあんっ!?」
すべすべ、すべすべ、すべすべ。リディルの肌はもちすべだ! ヤり切ったと誇らしげなスライムを、ララベルが無言の闘気槌で蹴散らす。
「大丈夫? って、あ」
スライムが吹き飛んだ先に、運悪くアヴェラがいたのだ。頭からスライム(の残骸)に取りつかれたアヴェラの衣服が溶けていく。ドスケベプロフェッショナルスライム最後の仕事であった。
「あら、その子大丈夫?」
「アヴェラ、服、服!!」
リディルの体を隠すべきか、アヴェラのフォローに回るべきか。むしろなぜそんな堂々としているのか。おろおろと困惑する一行の元へ、エミリアとアルマ・ヴァレンタインが駆けつける。
「すっごい汚い悲鳴が聞こえたけどこっちー?」
「汚い悲鳴ッ!?」
聞き捨てならない評価にがばっとリディルが身を起こす。そのあられもない姿を慌ててララベルが盾になって隠し、エミリアが持ち寄ったマントでリディルを包んだ。
「ああ、ごめんごめん。女の子だったとは……ボクのも使って」
「うう……ありがとうございます」
布製のマントでくるまれた上から、革の外套を羽織る。これなら問題ないだろう。ガワは。
「それにしても、本当にすべすべもちもちのお肌に……指の手入れに使えないかしら」
「ひゃあうん!?」
アヴェラがリディルのすべもち手指を堪能する。なんか手の動きがやらしい。
と、そこへ同じくマントの前をきっちりしめたセツリと、それにつきそうサマエラ=フォリウムが到着した。2人もまたリディルの悲鳴を聞きつけ、駆けつけたのだ。
「迂闊でした……悲鳴に気を取られて。マント、ありがとうございます」
「気にするな。それで悲鳴の主は大丈……夫そうじゃないな」
乙女として大事な何かを失った表情のリディルを、サマエラは慰める。
「君も調査隊に志願したのか?」
「いえ、ボクはここを通り抜けようとして。いけると思ったんですけどね」
リディルはため息をひとつこぼして、ひよこ隊に寄り添われながら洞窟の出口を目指す。その先に、ドスケベバルバロイが潜んでいることも知らずに……。
● バルバロイ強襲
銀鍔洞窟にはあまり人は寄り付かない。それは大蛇伝説のせいもあるし、棲んでいるスライムの特色のせいでもある。
そのような場所に、共同体や集落から弾き出されたものや、バルバロイが隠れ住むのは、不思議なことではない。
ないのだが——。
「バルバロイ……盗賊とか山賊の類だろうか。許しておけぬな!」
スライムエリアを制して意気揚々とバルバロイに挑むはガリーナ・ウォロフ。上から97/59/88……なんの数字かは内緒だ。
圧倒的な肉体美を誇るガリーナを前に、バルバロイたちも対抗心を刺激されたらしい。ガリーナの目の前に大事なところだけを隠した格好で現れると、もちもちすべすべな肌と筋肉をこれでもかと見せつけてきた! ムンッ!
「くっ……!? なんて見事なもちもちすべすべ肌……だが私は屈しない!」
「いつまでそう言っていられるかな……?」
バルバロイの手にはドスケベスライムたちが! それでローションマッサージとかするつもりだろう!
バルバロイたちの魔の手がガリーナに伸びる——その瞬間!
どこからともなく現れた仮面の男、ヨル・スレイマンが祭刀の柄でバルバロイの鳩尾を突く!
「大丈夫? ……みんな、彼女の周りに……ミュルグレス君、彼女でスライムの効能を実験しないで!」
「ひゃあん優しく滑らかな指使い」
「テクニックをアピールしない!」
こんな時に限ってナハシュはいないのである。お宝探しに熱心なナハシュのことを心配しつつも、代わりにナルシルとともにバルバロイを退治していく。
しかしバルバロイもやられてばかりではない! ナルシルには筋骨隆々の男たちが、ヨルにはおとなできれーなおねえさんが色仕掛けを行う!
豊満な胸を押し付けられてゆっくり上体を起こすような仕草(倫理的に配慮した表現)をされてはさすがのヨルも困惑する。
「この流れで手を出さないのは逆に失礼なのでは?」
その時ヨルの脳裏によぎる謎のアルパカ系ハーフビースト!
「はい」
正気を取り戻したヨルたちにより、バルバロイはあっけなく気絶させられる。ヨルはヒールを使ってナルシルを癒しながら続けた。
「回復は配分が大事だ。適度に休憩も入れたほうがいい」
「適度に休憩を」
「変な意味じゃない。変な意味じゃないからね?」
胡乱な目を向けられるヨル引率。ガリーナとひよこ隊がわいわい騒ぎ立てるその少し離れたところに、冒険者がひとり。
ゴブリアもまた、銀鍔洞窟の安全確保のためにやってきていた。土砂崩れで通行止めとなった街道が復旧するまで、こちらの往来も増えるだろう。大事な荷を抱えた隊商などは、よほどの理由がない限り利用はしないだろうが、旅慣れた者が油断をして、ということは大いにありうる。
メインルートに松明を設置していきながら、滑落防止のためにペグとロープで簡易的な手すりをつくる。発見したエーテル溜まりは、まだダンジョンコアとして収束するには濃度がそう高くはなく、位置を報告するにとどめた。
「……完全にダンジョン化するまで手が出せないとは」
そういうものではあるのだが、だからこそ驚異の排除のために冒険者が駆り出される。今後、護送の依頼も増えることだろう。それを見越してゴブリアが施したルートの安全対策は、のちのち随分役立ったとか。
ゴブリアは滑落して動けない冒険者にヒールを施しながら、奥へと進んでいった。
(よっしゃ! 両手に華でダンジョンなんてラッキーだぜ)
ハヤト=ガラン=ヴォルファングは張り切っていた。ここで良いところを見せて女性陣からの評価を上げておきたい。
「シーフ1にヒーラー2。わしがタンクヒーラーを務めればあとは流れじゃな」
アリシア・リターナーは隙あらばまとわりついてこようとするスライムを足で抑えつつ、バルバロイのねぐらと噂されるエリアへと足を踏み入れる。
「ここ、少し暗いですね。今あかりをともします」
「お〜悪ィなまかせたぜ、って、うおわ!?」
燦然と輝くのはシルク・メイプルリーフの——胸!
「なぜ……そうなるのじゃ……!?」
ほんとなんでそうなる? シルクは特に気にした様子もない。手が塞がらないので効率的くらいに思っている節がある。多分。
「あっ、ハヤト団長、来ますよ」
シルクが指さした先に躍り出たのは——全裸のバルバロイ!
「あー! だめなのじゃー!!」
アリシアは盾でシルクの胸(から迸る光)を遮る。バルバロイのバルバロイは、よいこのロスガリア民は決して見通せない暗闇に包まれた。
しかしバルバロイは己のもちすべマッスルを見せつけてくる! ナイスバルク!
「野郎はお呼びじゃねーんだよ!」
ハヤトの蹴りがどこに入ったのかは言及しないでおこう。バルバロイは一撃で沈黙し、続いてもちすべ肌の妖艶なおねえさんバルバロイたちが現れる。
「どうして皆さん揃いも揃って服をほぼ着ていらっしゃらないのでしょう……?」
もちすべ肌やもちすべマッスルを誇示するためなのだが、もう単純に変態集団である。
「うおおおお!? まとわりつくな!」
こちらはしなだれかかってくるおねえさんに迫られるハヤト。しかし言葉とは裏腹に鼻の下は伸びきっている。肉感のある尻をどさくさに紛れてきっちり揉みつつ、引き離すときはたわわな胸を掴んでミッションコンプリート。小さなガッツポーズをするハヤト君。
「やめるのじゃー!!」
タンクヒーラーとして前に出ているアリシアにもバルバロイの魔の手が迫る! やたらイケメンで長い髪がバルバロイな部分を隠している4人組がフルチェイン。驚いて転倒したアリシアに、どすけべスライムを手に迫ってくる。
「これ以上はパカ倫が黙ってないのじゃ! そんなことでわしは負けぬのじゃー!!」
あわやというところを、シルクのトンファーキックとトンファースープレックスが救う。放り出されたバルバロイたちは折り重なって気絶する。
「とんでもない洞窟ですね……アリシアさん、大丈夫ですか?」
3人はバルバロイたちの捕縛を他の冒険者たちに任せ、先へと進んだ。
「くくく……さあもう逃げ場はないぜ」
賊だけに俗っぽい台詞とともに袋小路に追い詰められているのは、Alexandra・Hexe・Claudiaとナタリア・フィッツジェラルドだ。怯える女性2人に迫るほぼ全裸の男たち。確実にパカ倫案件である。
だが安心して欲しい。これは演技である。追い詰められているのはバルバロイたちの方だったのだ!
Alexandraが呪文を唱えると、バルバロイたちの背後がアイアンウォールで塞がれる。どよめくバルバロイたちに向かって、ナタリアの輝刃を受けたAlexandraが豪風をお見舞いした。
「伏せましょう!」
荒れ狂う風に巻き込まれないように、というよりは風に煽られて粗末なものが露出してしまっているバルバロイたちから視線を逸らすように、2人は壁にむかってうずくまる。手と手を取り合う2人の姿はまるで2輪の華——それを見たバルバロイたちは何かに目覚めながら意識を失った。
「何やらやたら満足そうな顔ですが……」
「よく分からないが、とりあえず縛っておこう」
Alexandraとナタリアはバルバロイたちをぼろきれで簀巻きにすると、ぎゅっぎゅとロープで縛っていく。締め付けるたびにバルバロイたちが妙な声をあげるのがなんだか非常に精神衛生に悪い。
「なんだろう、勝負は制したのに非常に……こう……精神力が削られていくのだが」
「同感ですね」
バルバロイたちを俵積みにして、Alexandraはアイアンウォールを解除する。するとその向こうでおろおろと立ち往生しているミニアルパカ(検閲担当)がぱっと表情を明るくした。
「健全でしたよ」
そのために気力を失ったが、まあ、安いものだろう。
「大丈夫。どんな姿だって貴方は貴方よ」
下半身を遮るものがなく落ち込むアーシェルの腰回りを、そっとブランケットで覆い腰布がわりに結んであげるアンネエルカ。守ってくれてありがとう、という言葉をこんな複雑な気持ちで受け取ることになるのはおそらく一生でこんな時くらいだろう。この一度だけ、にしたい。
アーシェルはそう思いつつ、バルバロイの急襲には毅然と立ち向かう。
「くっ……こいつらは殺界で押さえ込む! 二人はその隙に逃げろ!」
なんと美しい献身だろうか。尚も体を張ろうとするアーシェルに、アンネエルカとクレアは心を打たれる。
「次は私たちの番……クレアさん!」
「うん!」
殺界の発動準備にも恐れずアーシェルに群がろうとするバルバロイを、2人が文字通り薙ぎ払っていく。アーシェルはさながら、2人の姫騎士に守られる姫君だった。
「……自信なくなるな、色々と」
アーシェルの貞操は守られたが、心の大事な何かはぽっきりと折れてしまったのだった。
● ちょっとひとやすみ
アルマとセツリはひよこ隊の面子とともに、野営の準備をしていた。この辺りで少し休憩を挟んでおかないと、不測の事態に対応しきれなくなる。
「寝袋とかテントとかいろいろあるけど……ミュルグレスさんは極北を目指してるんだっけ?」
アルマの問いに、ミュルグレスは小さく頷く。
「そしたら、『ゲル』が便利かも。良ければ一緒に泊まってみるー?」
聞き慣れない単語に、ミュルグレスは小首を傾げる。同行していたセツリが軽く説明をしているうちに、アルマはゲルを張るのに十分なスペースがある広間を見つけた。
アルマとセツリとひよこ隊の面々で協力してゲルを設営し、見張りの順番を決めてから中に入る。
「……ふかふか」
ゲルのフェルト生地を触りながら、ミュルグレスが目を輝かせる。その横で、アルマはふと気になっていたことを口にした。
「そういえばあのスライム、食べたら内側からキレイに、とか」
「はは、そううまくはいかないのでは……ミュルグレスくん!?」
ミュルグレスが取り出した小瓶には、怯える子スライムが。アルマはそれを受け取ると、セツリが困惑するのもおかまいなしにもぐっといく。
「うぇ」
だめだった。口の中で無茶苦茶暴れられた。
アルマは咀嚼され動かなくなった子スライムを吐き出し、自身にサルベーションをかける。
「まったく、驚かさないでください。では口直しに、食事を作るとしましょう」
「あ、セツリさん、動くと中が見え——」
チラッ。バサッ。
ドゥリンが遮ろうとして伸ばした手に運悪くマントが引っかかった。
「……見ました?」
「いいえ」
即答である。ナルシルに冷めた目で見られたドゥリンは慌てて弁明し、我関せずのミュルグレスが、アルマが用意した鍋に謎の草を千切って入れる。カオスであった。
「あはは。まあま、こういうのもたまには、ね」
アルマが持ち寄り調理した迷宮産お肉セットは、割と好評だったとか。
● 大蛇が隠した宝
この銀鍔洞窟に棲んでいた大蛇は、金銀財宝を溜め込んでいたという噂がまことしやかに囁かれている。まるで御伽噺のドラゴンのように。そして、大蛇は本当に竜だったのではないかと思わせるほどの巨大な骨格が、そこには鎮座していた。
「これが例の死骸、か」
大蛇の死骸が横たわるその洞へ辿り着いたサマエラは、その巨大さに想いを馳せる。今となっては骨が残るのみだが、この大蛇を討伐するのに、多くの冒険者たちの果敢な健闘と、多大な犠牲があったのだろう。
サマエラが目を閉じて短く祈りを捧げていると、眠そうな眼を擦って、ひよこ隊が到着した。衣服は所々擦れてはいるが、大きな怪我も消耗もないようで、サマエラはほっと胸を撫で下ろす。
「む、先客なのだ」
また別の道から、ストレガ・L・リベルガストラも到着し、ひよこ隊の面々と軽く挨拶を交わす。
「バルバロイはなんというか……すごかったのだ。スライムは捕まえて、うまいこと制御すれば美容商売に使えるんじゃないかと思うのだ」
何がすごかったのかは問うまい。ここにくるまでに、ストレガもひよこ隊もすべすべもちもち肌になっていた。
「さて、それで。大蛇のお宝にはまだ見つかっていないものもあるとか」
「それな。なんだか冒険っぽくてわくわくするぜ!」
ナルシルが楽しそうに辺りを見回す。そこには骨しか転がっていないが——。
「なんでも、ここは調査が入るたびに新しい部屋やエリアが見つかるとかで」
ドゥリンがマッピングしてきた地図と、配布された地図を見比べる。ひよこ隊が発見しただけでも、新しい小部屋がみっつ。そのいずれにも罠や宝はなかったものの、これはなかなか面白い現象である。
「何かはあるのだ。大蛇に何か守らせていたのやも」
ストレガが、大蛇の骨が横たわる周辺の床や壁をチェックする。それに、サマエラが不測の事態に備えて付き添った。
「ただの骨……だな。床も壁も、特には……」
そうして天井へと視線を上げる。ストレガも床と壁を調べ尽くして残るは上と視線を上げた。
「ん?」
「気づいたか?」
「ああ……何か、あるな」
天井の際、分厚い壁の向こうにある多数の存在。それはじっと動かず、不気味な沈黙を保っていた。
「定期的にとはいえさ、普段からこうやって冒険者が見回っているところにお宝なんてあるわけないんだよね」
アシュリー・レドルナンはそう言いつつも、同行者のデイジー・ロックウェルの目を盗んで、そこかしこでお宝探知を行っていた。とはいえ自身の言う通り、そこにめぼしい成果は生まれなかったのだが。
冒険者が落としたらしいものや、バルバロイの生活用品などを「回収」という目的でくすねつつ、アシュリーもまた大蛇の死骸が横たわる部屋へとやってきた。ここまでくれば洞窟の出口も近い。
「うーん、戦果はそれほど……って、」
アシュリーは通路を抜けたすぐ先に転がる大蛇の頭蓋骨に、「ぴえぇ!!」と悲鳴をあげて飛び上がる。アンデッドかと思ったのだ。
「落ち着いて、アシュリー。もう死んでるわ」
「し、死んでる……ほんと?」
デイジーの言葉にそろそろとあたりを見回すと、新米冒険者と思しき3人組や、その向こうでは、装備からして手練れの冒険者たちが洞内を物色していた。
「ふ、ふん! 脅かしちゃってさ! 本物だとしても、別にどうってことないんだけどね!」
途端に強がるアシュリーをデイジーは微笑ましく思いつつ、しかし油断は禁物と気を引き締める。冒険者たち——サマエラとストレガが何やら天井付近を指差して話し合っている。
「何かあるのかしら——」
と、ストレガがメテオライトを唱え、壁の一部を破壊した。その音に、アシュリーは再び悲鳴をあげる。
「え、な、なに!?」
破壊された壁から雪崩れ込んでくるのは、大量の骨。それをうまく避けつつ警戒する2人のそばに、デイジーは駆け寄る。
「これは!?」
「大蛇が守っていたもの……いや、おそらく、封じていたものだと思うのだ」
ストレガが大量の骨をかき分ける。
「魔獣の封印の番人、か。中に閉じ込められた魔獣たちが息絶えてもなお、ここを守っていたのか、それとも……」
サマエラが大蛇の死骸を振り返る。哀悼の色を帯びる雰囲気の中、アシュリーははっと弾かれるように流出した骨に駆け寄る。
「こ、これは……!」
「え? 何? お宝?」
目を輝かせるアシュリーに、デイジーも思わず身を乗り出す。しかしアシュリーが手にしているのは、薄汚れた角だった。デイジーが首を傾げていると、ストレガがにゅっと手を伸ばしてアシュリーの手からそれを奪って検分する。
「これはミスティックハーレの角……ずいぶん昔に絶滅した獣の、貴重な部位なのだ。売り捌けば結構な値がつく」
「ああっ! 見つけたのはボクなのに!」
「これは文化的価値があるのだ。博物館に寄贈すべきなのだ」
追い縋るアシュリーの手から、ストレガは器用に逃れる。2人の追いかけっこを眺め、デイジーは苦笑した。
「魔獣の群れとの戦いにならなくて良かったわ」
その後到着した冒険者たちによって、『魔窟』の骨は隅々まで検分された。200年前に活動していた多くの魔獣の痕跡が文字通りみっちり詰め込まれていたその部屋からは、いくつか高級な素材も回収された。
「アーシェルさん、ほらほら、いい感じの骨ですよ!」
「そんないい感じの棒みたいに」
お宝の山分けにはしゃぐアンネエルカとクレアに見向きもせず、アーシェルは膝を抱えて哀愁を漂わせていた。
「早く何か履きたいし帰りたい」
一部の冒険者には消せない傷を残しながらも——銀鍔洞窟はこうして、再攻略されたのである。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:標準25 / 8〜25人
2021年09月23日 23時23分49秒 公開
参加者
相談掲示板
…あつまってくれて、ありがと。 質問があったら、できる限りで答えるから… よろしくね?
No.2
シスターシルクと申します。 一応ヒーラーの端くれですがパーティメンバーを募集している様な方いますかね?
ヒーラーのセツリと言います、よろしく。 とりあえず、淡々とお仕事予定ですね。まあ困っている方が出るようなら手助けはしたいですが……
ヒーラーのアリシアじゃよ。 基本は前に立ってヒールするだけなのじゃ。 よろしゅう。
僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな宜しくね。 誰かパーティご一緒して貰えたら、嬉しいよ。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 参加者の中からパーティーを組んで動けという主旨か? 一応ヒーラーではあるのだが、ドクトリン次第では後衛での魔法ブッパも前衛での殴り職も出来る。 ただし前衛に関しては魔法攻撃主体だがな……それに治すにはそれなりに前に出ねばならん。
アルトよ 私もパーティー募集中…でいいのかな? 出来れば依頼とかで面識ある人と組めたら助かるわね…(チラッ
No.8
とりあえずバルバロイがいるらしいので【エリアB】をうろうろ探索する予定です
メイプルリーフ卿、わしも同行してもよろしいかの?
シーフのアシュリーだよ! よろしくねっ!! ふーん、おおまかにみっつに分かれているんだね。 ボクはスライムやバルバロイなんて嫌だから、【エリアC】に行こうかなあ……。 大蛇の洞窟って言っても骨があるだけなンだから心配ないよねっ!
シーフのアヴェラよ。よろしくおねがいするわ >ララベル じゃあ、ベルさん、もし良かったら一緒いかがかしら。 ひよこ隊の人達にシーフの動きを見せられたらと思っているわ
ウォーリアのデイジーよ、よろしくお願いするわね! そうね、あたしは【エリアC】に行こうかしら。 アシュリー、同じエリアだから一緒に行動しない? 一応、何がいるかわからないしね?
ウォーリアのライオネルだよ!よろしくねー! >アルトさん 良かったら今回も一緒に行ってみない? アルトさんが一緒だと心強いなー!
>アヴェラ ありがとう、ぜひご一緒させて貰えたら。 【エリアA】でスライムってるシーフさん助けつつ、シーフの動き見せるとかがいいのかな?(他の所が良ければ、それでも・わたわた)(
わー、入ってたの忘れてたっ。キャスターのハーヴィだよ、よろしくね。 >アルト、ライオネルさん はいはいっ! 良かったら僕も仲間に入れて欲しいなっ。
>デイジー 何がいるかわからないか……。 そう言われると……、ま、まあボクにかかれば何が出てきても大丈夫だけどね! まあでも、そ、そうだね、念のために複数で行動した方が良いよね。 それじゃあ、同行よろしく!
ん、よろしくギシュム ハーヴィも大丈夫だよ、まぁ一応ギシュムからも大丈夫かどうか一言あると助かるわ 場所は私は別に、どこでもいいわ、よ… ………(エリアA概要チラ見)…ど、どこでもいーわよ。まぁおそらくふたりともエリアBかCに興味あると思うし、多分その2つのどっちかだと思うから二人が行きたいとこで全然構わないわよ。私は異論ないわ。えぇ。だってエリアBかCになるならどっちでも大丈夫だしね(微早口()
やったー! アルトさんもハーヴィさんもよろしくね! …どこでもいいと言いつつ、エリアBかCをおされてる? いいの?エリアAだとお肌がすべすべもちもちになるらしいけど…? 何ですべすべもちもちになるかは分かんないけど!( 俺としてはエリアCが気になるかなぁ!大蛇が守ってた宝物とかありそうじゃない?(わくわく)
わぁ、やったー! アルトもライオネルさんもありがとう! てゆかライオネルって呼んじゃっていいかな? ふふっ、二人ともよろしくね! 場所はどこでも大丈夫。強いて言うなら僕もCが気になってたけど……アルト、実はAが気になってるんじゃない? お肌がすべすべモチモチになるってあるし、……繊維が溶けちゃうのは微妙だけど、やっぱちょっと気になる効能なのかなって思ったりするよ。 どこへ行くにしても、僕は基本後ろで魔法ブッ放す役だから、あとは二人の行きたいトコに任せるね。
>ララベル ええ、【エリアA】で構わないわ。 肌がもちもちになるのね……(ごくり)
あ、それと 相談には私の別荘使ってちょうだい 卓番号3ね ハーヴィなら知ってるわよね
お、別荘3番ね!了解ー! じゃあ詳しくはそこで!
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺は【エリアB】あたりでバルバロイ相手にしよーかと思ってんぜ! パカ倫アタックがなんぼのもんか楽しみだぜぃ!! ちなみに誘いがなければソロアタックって感じだな。
No.24
ではアリシアさんとハヤト団長 一緒に動きませんか?
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 【エリアC】あたりで魔獣調査でもしようかと思うのだ。
>アヴェラ ありがとうじゃあ、【エリアA】でシーフさん助けつつ、もちもち?に。 壁歩きとか組み合わせて、上手くスライムしみ出してない所を通りつつ対応とか、してみようかなって思うよ。
>メイプルリーフ卿 >ウォルフガング卿 ではその通りに。よろしく頼むのじゃ。
おう!シルクとアリシアはよろしく頼むぜ!!
挨拶がギリギリで悪ぃな。 ウォーリアのアーシェルだ。 アンネとクレアと一緒にダンジョンに挑もうと思ってる。 よろしくな。