【階梯】とある女官の寸借詐欺
桃谷かな
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シナリオID:3113
オープニング
帝国南部鎮守都市ヴィント。その一角にある酒場で、緑色の肌をしたゴブリンが首を傾げていた。
「そう……ありがとう」
向かいに座ったエルフの女は、彼の話を聞き終えるとウェイターを呼び止め、追加のエールを注文して会計も済ませた。ゴブリンの前にジョッキが運ばれて来る頃、女は小さく頭を下げて席を立つ。
(……イダの影響下にあったゴブリン達は、やっぱり何も知らないのね)
『名もなきゴブリン』が神となり、ゴブリンがヒトとなった日。その少し前に、イダ・バルダスの精神支配を受けて狂暴化したゴブリン達が居た。
今は理性を取り戻し、以前のように帝国で生活している彼らの話を聞けば、イダの思想や行動原理に触れられるかもしれない――女は、そう考えてヴィントを訪れた。
しかし、大量に支配されていた中のひとりでしかない彼らが、イダに関して有益な情報を持っているはずもなく。女は、大き目のキャスケット帽から下ろした茶色いお下げを揺らしながら、日が暮れつつある帝国の空を溜息まじりに見上げた。
「やあ、また会ったね。エルフのお姉さん」
「……」
にゅっ、と。路地の薄闇から生えるようにして現れた黒髪の男の声に、思考が中断させられる。
「友達と待ち合わせしてるんだけど、ちょっと早く来過ぎちゃったんだよね。お姉さんはお姫様の調査中? 自分に変なお告げした人がどんな人か気になるとか、そんな感じ?」
「……あなた、前にも私が『イダに見られてる』って言ったわね」
首に巻いたスカーフの下でペラペラと喋りまくる男をチラリと見て、女は歩を進めながら口を開いた。
「何故、それがわかるの。あなたが私の過去を知っているのは何故?」
今の自分――シーラという名ではなかった頃のイダと自分の関係を、全て知っているかのような男。彼は以前、確かに言ったのだ。今も女からイダの気配がすると。そして、今も見られていると。
「うーん。今の状態が何となくわかる理由は個人的なアレなんだけど、僕は帝国過激派の人とも交流あるからねぇ。お姉さん、大森林で彼らと会ったりしてたでしょ。そういう情報もちょっとは入ってくる立場なんだよね」
「……ほとんど答えになっていないわ。あと、その呼び方はやめて頂戴。私はシーラよ」
曖昧な回答に眉を顰めながら、シーラは冒険者ギルドの扉を開けた。「君、冒険者じゃないよね?」などと首を傾げながら着いてくる男は無視して、壁に貼られた依頼票を一枚ずつ確認する。
「……元皇族付きの女官?」
そのうちの一枚に目を留めたシーラを見て、男も興味津々な様子で壁に顔を寄せた。
「連続寸借詐欺おばさんの捕縛依頼? へぇ~こういうのもあるんだ。面白いね。ええと、『元皇族付きの女官を名乗る中年の女。ヴィントの有力者との繋がりを仄めかし、同席した他人の信頼を得た上で、理由をつけて小額の現金を借りるが返済はしない。複数の酒場に現れ同様の行為を繰り返し……』――大きい犯罪じゃないけど、いくつかの酒場が迷惑行為ってことで依頼を出した感じだね~」
住民に元難民が多く、生活水準も高くはないヴィントでは珍しくもない軽犯罪だ。小額であれば返済期限など取り決めなかったのかもしれないし、被害者と鉢合わせても「返すつもりはあるが手持ちがない」などと言って逃げてしまうらしい。
「……過去に仕えたと言う皇族の中に、イダ・バルダスの名前があるわ」
「そんなの全部、嘘かもしれないよ?」
「嘘が上手い人ほど、嘘だけで作られた話はしないって言うじゃない。……本当の話に少しの嘘を混ぜるから、説得力があるの」
「そうかなあ~~~~?」
大きく首を傾げながら着いてくる男には構わず、シーラはギルド併設の酒場スペースへ入り、席に着く。依頼票を見に来た冒険者たちをじっと観察し、件の依頼を引き受ける者が現れるのを待つことにした。
「イダについて調べるのはいいけど、調べたって何にもならないかもしれないよ? 神に成りかけてるような人だしさ」
「……何にもならなくてもいいわ」
視線をギルドに向けたまま、シーラは答えた。
「私は知りたいの。彼女が何度も口にした『美しい世界』が何なのかを。何故、私に声を聞かせたのかを」
イダ・バルダスがハイアルヴの力を収奪し、エルフと、その社会に怨恨の情を持つ者たちの双方にお告げを与え、大森林において両者が衝突する事態となった一連の事件。
全て破壊して『美しい世界』をつくり直せと、彼の姫は何度も囁いた。であれば何故、相反するお告げをエルフたちに与えて『破壊者』から里や人々を守らせたのか。
その後に起きた帝国のゴブリンたちの暴走事件についてもイダの仕業だったが、調べれば調べるほど不可解だ。冒険者ギルドの報告書を読む限り、イダは『名もなきゴブリンが無理をしないよう止める目的でアダムに刺傷させ』『ゴブリンはゴブリンらしく居るべきだと主張して暴走させ』『面倒事を起こしては「美しい」を連呼する』狂人のように思える。
(……本当に、ただの狂った女なのかしら)
彼女の思想や行動原理を知りたいと思うのは、単に自分が気まぐれな狂人の言動に救いを求めたのだと考えたくないからだろうか。
何故、自分がそれほどイダ・バルダスにこだわるのかも、良くわからないまま。シーラは彼の姫の真の姿を知る者を、探し求めていた。
「イダの事が知りたいなら、息子の皇子とかエフレムとか、あと直接会ったらしいブラックデスのアダム君とかに聞けば早くない?」
「……簡単に言わないで。私は身元不明の不審な女なのよ」
「そうだよねぇ。僕も人のことは言えないけど」
ふわふわとした実の無い話ばかりする男を適当にあしらって、シーラは席を立った。
件の捕縛依頼を引き受けたと思しき幾人かの冒険者たちに近づき、声をかける。
「……少し、いいかしら。私、イダ・バルダス皇妃の情報を探していて……冒険者ではないのだけれど、その依頼を手伝わせてもらえないかしら?」
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●依頼内容
元皇族付きの帝国宮廷女官を名乗り、ヴィントの複数の酒場で寸借詐欺を繰り返す中年女性を探し出し、捕縛してください。
解説
マスターより
リプレイ
ギルドの壁に貼られた依頼票を見上げながら、トーラは小さく唸る。
(――レイウェストさまの……お母さま)
元皇族付きの女官がセコい寸借詐欺をしているなど、信憑性は低いように思える。
同じく隣で依頼票の文字を追うアウレーリア・フォン・ネーベルベルクもまた、眉を寄せて大きな溜息をついていた。
「元女官が庶民から寸借詐欺……? もう、落ちるとこまで落ちたわね」
人も、或いはこの国も――と天井を仰ぎ、「今更か」と小さく漏らす。
「駄目元で受けてみましょうか」
「そうね。騙す者が騙されぬ保証はないということ、教えてあげましょ」
受付を済ませると、カウンターの横には彼女らの他に7人の冒険者が集まっていた。もうひとりの冒険者であるキオルティスは、先に調査に出たらしい。
「これで全員かな?」
「まずは拠点を決めようか。一度犯人が現れた酒場なら相手に見つかることはないだろう」
ジュスト・ヴェルジーとローザリカ・L・ディオールが、依頼人欄に書かれた幾つかの酒場の名前を紙に書き留め、皆に移動を促した。
その時だ。
「無償で、ですか? わたしは大丈夫ですけど……」
エルフの女に話しかけられたゲルダ・クラインが、不思議そうに他の冒険者たちへ視線を送る。
「報告書で貴女は死んだと……!?」
幽霊でも見たかのように固まったトーラに、シーラと名乗った女は少し間を開けて微笑った。
「シーラ。ヴィントに来てたのか。元気そうで良かった」
「……久しぶりね、イズル……リコリスも」
「この間の冬以来ですね。イダについて知りたいのなら協力は構いませんが、此度の標的が本物とは限りませんよ。ディズルに行く事も検討しては」
イズル・M・ヴォルゴールとリコリス・アデュラリアが普通に彼女と会話する様子を穴が開くほど見つめ、トーラは何とか理解した。幽霊ではないらしい。
人手は多いほうがいい、と受け入れたレピド・クロサイトやゲルダをはじめ、反対意見もなくシーラとの相互協力は決まった。
「ボクはヒーラーのエルゼリオ・レイノーラ、どうぞヨロシクね! どうしてシーラさんは依頼に協力してくれるの? 冒険者ではないよね?」
それは、純粋な疑問だった。
「寸借詐欺おばさんに用があるの?」
「……いえ、彼女に用――というよりは、単純にイダの情報を集めたいからよ。事情があって、冒険者登録はできなくて……」
ハイアルヴに成りすましたイダのお告げを聞いたことがあり、イダの思想や行動原理が知りたいと思った――と彼女は言うのだが。
「そうなんだ。それで大森林からここまで、か」
どこか釈然としないものを感じながらも、エルゼリオはひとまず質問を終えることにした。
――しかし。
「話はついた?」
シーラの後ろからひょっこりと姿を現した黒髪の男には、多くの者に見覚えがあった。
「あの時の変質者ー!?」
「あ、ガラクタ市で会った薄着のお兄さん……!」
思わず声をあげたのは、トーラとエルゼリオだ。
「あっ、一緒に買い物した人だよね。あと変質者ってひどいなぁ~」
「あなた、またシーラに付きまとっているのですか」
「……またナンパですか? やめてください」
リコリスが冷たい目で男を見、イズルがシーラの腕を引いて自分の方へ引き寄せた。
「……ロゼ」
「ああ……間違いない」
(……やはり、そうか。俺は……コートネイ伯爵領で見てる)
イズルの視線の先で、ジュストとローザリカが低い声で言い交わす。
小柄なゲルダが、緊張した面持ちで静かに身構える様子も見えた。
「そう。彼がそうなのね。ここで何をしているのかしら」
レピドから男の正体を耳打ちされたアウレーリアが、値踏みするような目を向ける。
しかし男は、そんな冒険者たちの反応を楽しむかのように、へらへらと肩をすくめてみせた。
●
『もっととんでもない犯罪者が近くにいるが、今は寸借詐欺おばさんだ』
男の正体がシーラを含む全員の知るところとなった後の、レピドの名言である。
メドゥの右腕は放置することにした。が、そこに居るのであれば色々と質問をぶつけてみたくなるものだ。
じゃあ寸借詐欺おばさんを今夜中に捕まえられたら1人1つ、簡単な事なら答えてあげる――などと思いつきの提案をしてきた右腕のせいで、冒険者たちは超特急で依頼成功を目指す羽目になった。
「このあたりの酒場は、ここ1ヶ月以内くらいに出没済みの店が多いね。時系列はこうだから……」
「少なくとも1週間以内に現れた店と同じ通りには現れないんですね。そうする理由はわかりますけど……」
拠点に定めた酒場の店主や常連客、依頼票にあった情報を統合したリストをもとに、エルゼリオが地図に印をつけていく。その印を目で追いながら、ゲルダは少し呆れたような声を漏らした。
「小さめの酒場も回ってみたんですけど、それらしい人は来ていないみたいですね」
拠点の周囲の店で聞き込みをしてみたトーラの言に、ジュストが顎に片手を添えたまま頷く。
「確かに、小さい店は除外して良いかもしれないな」
「しけた酒場じゃ、たかる相手もいないし犯行が悪目立ちする。予想通りだね」
そんなところに頭を使う暇があれば自分で稼げ――うっかり口から出そうになった台詞を呑み込み、ローザリカは大きく溜息をついた。
「この地域の酒場の位置と数はこの地図に。恐らく小店までは網羅できていませんが」
「助かる。エルゼリオの地図と統合しよう」
酒を好みそうな者を探して情報収集をしてきたリコリスが、20個ほど丸印のついた地図をレピドに渡す。エルゼリオからも地図とリストを渡されたレピドが、それぞれの記載をひとつの地図に書き写していった。
そこへ、初手の聞き込みを終えたアウレーリアが酒場の扉を開けて帰ってくる。
「向こうの通りで、詳しい話が聞けたわ。犯人は店の奥には入らず入口付近の客を狙うとか。店の前の路上に席が設けられていると、そこも狙われやすいそうよ」
「騒ぎになった場合に逃走しやすい環境を優先するんだな」
だとすれば、道幅の広い通りの路上席が狙い目だろうか。レピドは再び地図に視線を落とした。
「……犯人の手掛かりだけど」
と、声をあげたのはシーラだ。彼女は依頼を出した酒場をイズルと一緒に回ってきたらしい。
「詐欺師の落とし物や忘れ物が残ってないか聞いたんだ。これは店員からの借り物で」
イズルが差し出したのは、安っぽい香りの瓶入り香水だった。「品のない香りだな……」とローザリカが顔をしかめる。
「詐欺師は、これと同じ香水をつけてるらしい。犯人かどうか特定するヒントになると思う」
「なるほど。このキツい香りなら、すぐ嗅ぎ分けられそうだ」
香りを覚えようと瓶に鼻を近づけたジュストが、ローザリカと同様に顔をしかめながら言う。
「念のため、単独行動は避けた方が良いでしょう」
「そうですね、リコリスさん。では手分けして引き続き調査しましょう」
トーラがふと時計に目を遣ると、短針は18時をさしていた。
●
捜索エリア南部にやってきたゲルダとレピドは、集合場所を決めて4つの酒場をそれぞれ回ってみることにした。
木戸を開けて酒場に足を踏み入れたゲルダの姿に、酔客たちが好奇の視線を向けてくる。だがそれも、彼女の耳の尖りを見るまでの間のこと。金の髪のハーフリングがカウンター席に座る頃には、誰もが元の喧騒に呑まれていた。
「すみません、オレンジジュースを」
礼儀として飲み物を注文し、まず店内をぐるりと見回す。詐欺師らしき女がいないことを確認し、杯を差し出した店主に小声で話しかけた。
「あの。寸借詐欺を繰り返している女性がいるって聞いたんですが、ご存知ですか?」
「ああ……ウチの常連もやられたらしい。俺は直接見てないんだが」
「それって、いつ頃ですか?」
「そうだなぁ、先々月の下旬だったか」
「結構前ですね。噂になっているんでしょうか?」
「同じ頃に、この辺の酒場でちょいちょいやらかしてたらしくてな」
一方、別の店をあたっていたレピドもまた、おばさんの情報を得ていた。こちらも先々月の来店だ。
「すごかったわよ。ウチは未遂だったけど、おばさん逆ギレしちゃってさ」
「逆ギレ?」
杯を傾けながら聞き返したレピド。しかし、女性店主は別の何かが引っ掛かっているらしい。
「でもその逃げる時、ちょっと変だったのよね……」
●
捜索エリア西部。耳を隠す古びたマントを身にまとい、先に酒場へ入ったのはリコリスだ。
「寸借詐欺の犯人を探しています。このような女性に見覚えはありますか」
表情が変わらぬままのリコリスに問われ、店主は首を傾げた。
「来ていないのですね」
「ああ。お姉ちゃんを騙した奴なのかい?」
「そんなところです」
適当に話を合わせておく。リコリスの無表情さが逆に深刻そうな印象を与えたのか、店主の態度は同情的だった。
一方、後から来たエルゼリオは店の中でも目立つ、常連らしき男に声をかけていた。彼の周りに人の輪ができていることから『情報通』ではないかと目をつけたのだ。
「ああ、ウチはすぐそこで商売やってるからな」
「そうなんだ。じゃあ噂なんかにも詳しかったり? こういう女性を探してるんだけど……」
「あ~、見かけたことあるわ。ちょっと前の朝方だったかな」
●
捜索エリア東部。裏路地が入り組み、逃走経路が豊富な場所だ。
「わたしは念のため、外でそれらしい人が来ないか見張ってます。屋根の上にいますから、連絡はテレパスで」
するすると酒場の屋根の上にのぼり、身を伏せるトーラ。アウレーリアは彼女の位置をしっかり憶えてから、入口をくぐった。
『中には居ないようね』
『外も異常なしです!』
標的が居ないことを確認し、アウレーリアは入口のすぐ横の席についた。注文を取りに来た店員を呼び止め、ターゲットの特徴を箇条書きにした紙を見せる。
「連続詐欺犯を追っているの。見覚えは?」
「ああ、来たわよ。知ってる」
「それは、いつ頃かしら」
「最近よ。4日前だったかな」
ということは、この通りにはあと数日は来ないのだろう。では他の通りはどうだろうと、アウレーリアは質問を重ねる。
「東の通りの店も来たって言ってたかも」
「そう、ありがとう」
飲み物を注文し、アウレーリアはひとつ息を吐いた。
『この通りと、ひとつ東の通りは来ないわね。数日以内に現れてるわ』
『わかりました。先に北側の通りで聞き込みをしてみます』
トーラの赤髪が夜の街に溶けていくのを窓越しに眺めながら、アウレーリアは卓に置かれた杯を手に取った。
●
捜索エリア全体を回り、例の香水の匂いがしないかと探しているイズル。しかし、市販の香水ではつけている人の数も多かった。
「まだ時間はあるわ。聞き込みも並行しましょう」
「今は……20時半か。あと30分探したら拠点に戻ろう」
少し離れて待っていたシーラの元へ戻り、窓越しに見える店の中の時計を確認するイズル。
「進捗どうですか」
「……普通ですよ」
今までどこにいたのか知らないが、路地からニュッと現れたメドゥの右腕を確認し、イズルはやや冷ための声音で返事をした。
「なんでシーラについてくるんですか」
「暇だし……」
「シーラを勧誘する気じゃないですよね?」
だったら許しませんけど、と台詞の後半が聞こえてきそうな雰囲気で問われた右腕は、ヘラヘラと笑ってみせるだけだった。
●
捜索エリア北部。エリア内では最も栄えている地域で、繁盛している店も多い。
「ジュスト、そっちはどうだった」
「殆どの店に現れているね。何なら食い逃げ被害もあったよ」
「最悪だな……」
迷惑おばさん以外の何でもない新規エピソードが追加され、ローザリカは目深に被ったフードの下で苦々しく呟いた。
「けど、このあたりの出没情報は大体半月前から1週間前くらいだ」
「比較的、短期間に集中していたね。一時期にひとつの地域を点々として犯行に及んでいる……か」
同じくフードの下で視線を横に向け、頭の中の地図と得られた情報を統合していくジュスト。王国貴族のニオイに引き寄せられたチンピラに小銭を握らせて聞いて回ったところ、犯人は22時以降に現れることが多いらしい。
「情報収集した酒場には、もし標的が現れたら拠点まで報せてほしいと頼んでおいた。残りの店を終えたら拠点に帰ろう」
「わかった。時間もちょうどいいからね。――あと、ロゼ」
再び別れる前に、ジュストは婚約者の腕を取って自分のほうに引き寄せた。
たぶん男の目を無駄にひいてしまうだろう、ローザリカの少し開いているマントの胸元をしっかりと閉め直す。
「どうしたんだ? 夏だし、開けていても……」
暑がるローザリカをそれとなく宥めて、婚約者のダイナマイトボディを守りし男ジュストは再び夜の街へと消えていった。
●
「ぜっっったいに、次はここですよ! 行動パターン完全に読めました」
21時を回った拠点の隅っこで、トーラが地図のある一点をビシィッ! と指差した。
「そうね。東部ではその店だけまだ現れていないわ」
アウレーリアとリコリスも、トーラの推理に同意する。
情報を統合した結果、おばさんの犯行はいわば焼き畑農業で、一時期に一つの地域で集中して詐欺を行っている。今はどうやら、北部から下ってきて東部で活動中だ。拠点がある中央部については、同じ通りに1週間以内に登場できないマイルールの関係で活動地内に行ける酒場がない時に利用しているようだ。
「東部にある未出没の酒場はここだけ。恐らく、今夜はここが狩場ですね……!」
グッと拳を握り締めて意気込むゲルダ。今から行っても22時には間に合うはずだ。
「おばさんの家だけど。朝方に街の外へ出ていくのを見た人がいるから、近くの村の人なんじゃないかって」
「わざわざ通って詐欺してるってことですか? 嫌な出稼ぎですね……」
エルゼリオからの追加情報に、トーラがげんなりした顔で応じる。ということは、家まで尾行している間に夜が明けてしまうかもしれない。現行犯逮捕の方針がよさそうだ。
「僕が店内、アウレーリア君が路上席で囮になろう」
「わかった。他は店の外で待ち構えるよ」
ローザリカとジュストの作戦に皆が同意したところで、レピドが「未確認情報だが」と声をあげる。
「その女、授恵者かもしれん」
「授恵者?」
イズルが聞き返すと、レピドは女性店主から聞いた話だとして続けた。
「逃走時、妙な光を放ったように見えたらしい。幸い、怪我人はいなかったが」
●
目星をつけた酒場の入口を入ってすぐの席にローザリカ、路上席にアウレーリアが座っている。どちらも豪華な食事を注文し、手持ち無沙汰な雰囲気を演出していた。
屋根の上にはトーラ、残りの冒険者とシーラは周囲の路地で待機中だ。
そうして、23時を回った頃。
『……来たな』
『北の方から来てます。隠れてください』
イズルの鼻が香水の香りを捉え、トーラの暗視がターゲットを視認した。
(……これが元女官ですって?)
薄汚れた服に色褪せた金髪。香水の香りをぷんぷんさせながら目の前を通り過ぎた女を見て、アウレーリアは厭世的な気分すら感じていた。
『ロゼ、中に入ったよ』
『確認した』
一瞬ターゲットと目が合ったローザリカは、羽振りの良い冒険者を装って店中の客に酒を奢る豪気な女ムーブを仕掛ける。どうやら、おばさんに一杯奢ることにも成功したようだ。
しかし、ローザリカの金で飲み食いしている割に、おばさんは中々話しかけてこない。
そこでローザリカの方から声をかけ、外の風に当たらないかと店外に連れ出せたのが0時を回ってからだった。
「あら、良かったら一緒に飲まない?」
「……そうかい?」
酔ったふりで話しかけたアウレーリアへ、おばさんが一瞬、探るような視線を向けた。図々しくも卓の上の食事を摘まみ、同じ席につく。
「あんた、この辺の住民かい?」
「そうよ。今日は雇い主から特別手当が出たの」
今日はお金があるのよアピールをするアウレーリアに、おばさんは目標を定めたようだ。どうでも良い世間話が30分ほど続いた頃、ジュストの合図でローザリカが席を外した。
その時だ。
「ねえ……ちょっと馬車代を貸してくれない?」
出た。
全員に緊張が走る。
とあるやんごとなき方に仕える予定があるが云々という、依頼票通りすぎて感動すらおぼえる説明だった。
上から見ているトーラの指示で、通りと路地を塞ぐ形に移動する冒険者たち。レピドの宗波は既におばさんを捉え、位置情報を見失うことはない。
アウレーリアが小銭の入った袋を渡し、おばさんが席を立つ。チラチラと後ろを振り返りながら夜道を歩き、しばらくして一気に駆け――
「――なっ!?」
ようとして、突如現れた輝く蝶の群れに纏わりつかれる。ハッとして横を見れば、ハーフグローブを嵌めた手を突き出したジュストの姿。
「そこまでです! もう言い逃れはできませんよ!」
無理やり歩を進めようとした先には、ゲルダが立ちはだかる。慌てて周囲を見回せば、多数の人間に包囲されていた。
「アタシは何もしていない!」
「この期に及んで嘘はやめろ。大人しくするんだ」
扇を構えて警告するローザリカを睨みながら、おばさんの手が僅かに動く。
「――もう逃げられないよ」
おばさんの右手が隠し武器に届くのと、エルゼリオの光縛封が彼女を取り囲んだのは、ほぼ同時だった。
●
「僕、その人知ってる」
「お知り合いなんですか? この方もメドゥの指先……?」
拠点にした酒場の倉庫。おばさんを興味本位で覗き込んだメドゥの右腕の言に、ゲルダは驚いた顔を向けた。
「過激派のザフィーアさんと一緒に居た人だよね?」
「あんた……いえ、貴方、メドゥの……!?」
鳩が豆鉄砲を喰ったような顔で右腕を凝視し、口をパクパクさせるおばさん。
「ザフィーアですって? それじゃ、本物の元宮廷女官なの?」
「ええっ!? じゃあどうしてこんな事してるんですか!?」
嘆かわしさMAXといった表情でおばさんを見下ろすアウレーリアと、純粋に不思議がるトーラ。態度の悪いおばさんが、うるさそうに2人を睨んだ。
「旦那が稼いで来いってうるさいんだよ」
「なんだ、既婚なのか?」
「何か事情があるのかい?」
ローザリカとジュストにも問われ、おばさんは暫く黙り込んだ後、それはそれは大きな溜息とともに身の上を語り始める。
帝国過激派のザフィーア・ハイセンの側近だったこと。大森林侵攻の途中で逃げ出したこと。復興地域の男に拾われ、居座って妻になったこと。農業の手伝いを拒んでいたら夫に叱られ、何か仕事をしろと言われたこと。宮廷ほどの給金もないのに仕事なんか願い下げなので酔っ払いを騙して日銭を稼ぐようになったこと。
「夫は何も悪くないが……?」
ローザリカは思わず片手で目を覆った。
おばさんことナディヤ・ベルツが饒舌になってきたのを見計らって、今度はエルゼリオが切り込む。
「それじゃ、イダ妃とも面識はあるの?」
「イダ様?」
「はい。どんな人だったか聞きたいんです」
チラッと後ろのシーラに視線を送りつつ、ナディヤの反応をみるトーラ。ナディヤはフンと鼻を鳴らし、ふんぞり返って片手を差し出した。
「情報料は?」
「うう……お金に汚いですね……!」
元宮廷女官が3年でここまで品を失えるのか。リコリスが冷ややかな目で懐から宝石を取り出し、握らせた。
「それは借金返済に使っていただきたいのですが」
リコリスの言葉を聞いているのかいないのか、とにかくナディヤは宝石をポケットに仕舞い込む。
イズルがシーラの手を引き、ナディヤの前へと出た。
「頼む。イダ妃のこと、知っているだけで構わない」
「イダ様ねぇ……アタシが仕えていたのは、まだお小さい頃だった。10になられる頃には、大半の女官が配置替えになったからね」
「配置替え……? 一度にか?」
レピドの問いに、ナディヤは「皇帝陛下の命でね」と首を傾げた。
イダは不気味な美少女だったと彼女は言う。
相対していると、何故かイダの言いなりに動きそうになってしまったり、思考が自分のものではなくなるような瞬間があったりしたそうだ。
実際に様子がおかしくなる女官もおり、10歳で大勢の女官が入れ替わってからも皇帝の命で何度も人が入れ替えられた。
十代半ばでイダが後宮に入ってからは、エフレム以外に誰が仕えていたのかもわからない。まるで隠されたかのように。
「……子どもの頃から、特別な能力を持っていたということね」
「少しずつ力を強めていったんだな」
イズルの隣で、シーラはしばらく黙考する。父であるヨゼフ帝は、早い時期から娘の異常性に気づいていたのかもしれない。
「イダ妃は、クリーパーを通じて『この美しい世界を、帝国が壊そうとしたから』から滅ぼしたと言いました。『美しい』に拘るイダ妃は、何をしようとしているのでしょう……?」
トーラが言う。人を越えていても、根本となる部分――イダの行動の動機は『人』のものであるように、彼女は感じていた。
「わたしも、イダ様のお声を聞いたことがあります」
「イダの、声を……」
ゲルダが相対した黒薔薇竜と呼ばれるクリーパーもまた、複数の冒険者にイダの声を伝えている。
「はい。『イダの刻印』についても、全然『悪いことをした』とは考えていなくて。あくまでも『善意』で行っているのだと、そう感じました」
「……そう」
善意。
美しい世界。
そんな言葉では片付けられないはずの事態を引き起こし、なおそれらを口にする。
「彼女は、何を見ているのかしら……」
●
ナディヤが役人に連れていかれた後、深夜でも元気な右腕がようやく質問を受ける姿勢をみせた。
「ところで、俺も待ち合わせに着いていっても構わないか?」
「いいけど」
純粋に興味があったレピドの言葉に、右腕は警戒する様子もなく頷いた。それなら、と、エルゼリオやリコリス、シーラもついて行くと言い、最終的にはイズルも一緒に行くことになった。
「友達、いたんだな……」
「僕は友達だと思ってるんだけどね~」
何となくホッとした気持ちで呟いたレピドだが、返ってきた右腕の台詞は微妙である。
質問タイム開始と同時に手を挙げたのは、ゲルダだった。
「イダ妃とメドゥの指先の関係が知りたいです。イダ妃は指先の幹部ですか? ――それとも、もっと上の立場、でしょうか」
「あのお姫様はウチの組織の人じゃないよ。僕も会ったことないし……」
「え? てっきり、同じメドゥの指先かと……」
シーラを見ているイダは、彼女の欠落を見つけたから――つまり、イダがメドゥの指先首領であるかもしれないと考えての質問だったが、どうやら違ったらしい。
「なら、イダ妃はあなたにとって、どんな関係の人ですか?」
続けて尋ねたのは、イズルだった。
「直接的な関係はないかな。僕は帝国過激派の人と交流があるから、イダからみればヨゼフ帝側の人で邪魔かもしれないし、全く眼中にないかも。イダの暴れっぷりは面白いから、僕は勝手に注目してるけどさ」
無関係なのであれば、右腕がイダの動向に詳しいのは何故なのか。
個人的なアレ、とシーラには話したらしいのだが。
「イダ様と指先達の望みがどこまで一致しているのか、知りませんけれど」
両者の距離感をはかりかねながらも、アウレーリアが口を開く。
「貴方達は一体、どんな世界を作ろうとしているの? どうなるのが望み?」
アウレーリアにとって、イダも仇のようなものだ。しかし、ただ恨み一つで皇族の弑逆を決断できるほど短絡的にもなれない。
彼の返答次第では、と。緑の瞳で赤瞳を捉える。
「イダの望みとウチの組織……っていうか、首領の目的は全く一致してないよ。イダは『美しい世界』ってやつが作りたいんだよね? 首領の目的は『世界の真実』を広く知らしめること――というか、幹部や構成員、もっと言えば君たち人類みんなが自分で『真実』に気付けるようになってほしいんだ。誰もが欠落を持ち得るこの世界で、それが唯一の救いになるって彼は信じてるから」
それはイダのやりたいことと違うと思うなぁ、と右腕は言う。
「……そう。わかったわ」
アウレーリアが視線を逸らしたのを見て、今後はリコリスが右腕に問いを投げかけた。
「あなたやメドゥの指先は、征竜と敵対する気はありますか?」
ディズル大湿地帯での騒動を踏まえての質問だったが、右腕もそれは理解できているのだろうか。
「ウチは個人の判断を尊重するホワイト団体だから、他の幹部や構成員がどうかはわからないな~。僕は……別に面白くなればどっちでもいいんだけど、待ち合わせしてる友達と相談して決めるかも?」
「なら、その白い服が好きな友達について教えられる事を教えて欲しいね。名無しの友達が名無しとは限らないだろう?」
そこへ、すかさず切り込んだのはジュストだ。
「あ~……人の事だからなぁ」
「特に懸念しているのは王国の人間かどうか、かな」
やけに個人情報保護意識が高い右腕。ジュストが補足すると、右腕は仕方なさそうに回答を口にした。
「ちょっと不愛想だけど、かわいい女の子だよ。名前はだいぶ前に捨てちゃって覚えてないみたい。出身は個人情報だけど、王国より寒いとこの子だね。……ウチの組織の人だし、たぶん僕より強いと思うよ~」
(……予想通りですね)
名無しの友達が名無しパターンだが、リコリスはそれを聞いて、その友達が誰であるのかほぼ確信した。
「じゃあ次はボクで。メドゥ神って、神じゃないならイダ妃とかと同類ってこと?」
「メドゥについて知りたいのかい?」
不意に、右腕はそんなことを聞き返した。エルゼリオは一瞬怪訝な顔で彼を見返したが、「そうだよ」と首肯する。
「イダ妃ちゃんは神様一歩手前の『超越者』だけど、メドゥはそれとも違うんだよね。イダや昇神前の『名もなきゴブリン』くんのほうは人間、メドゥは神ではないけど人間とも呼べない状態」
「その分類がよくわからないんだよね……」
難しい顔でエルゼリオが唸るも、質問はひとつだけだ。そこへ、ローザリカが質問を重ねる。
「超越者とはどういう存在なのかな? イダもだが、神ではないと言っていたメドゥの首領もそうなのかと思ってね」
「ああ、首領は超越者……でもないかなぁ。『超越者』っていうのは、まだ人間だけど普通の人間の域を超えて神への階梯をのぼった人だね。神に成ることができる『人間』の最終段階あたりの階梯にいる人。彼らはエーテルを扱う術に長けてるから当然『強い』わけだけど、その強さは必ずしも戦闘力にあらわれるとは限らない。名もなきゴブリンくんみたいにさ。まあ、強くなってもその弊害がないわけじゃ――おっと、簡単なことなら答えるっていったのに喋りすぎたかな~。今日の講義はここまで!」
「そこで止められても困るんだが」
怒涛の勢いで喋っておきながら勝手にブレーキをかけてくる右腕へ、やや不満げな視線を向けるローザリカ。しかし、右腕は飄々と笑っているのみ。
「質問だ。メドゥの指先はどうやって構成員をスカウトしているんだ?」
レピドが気になっているのは、とある幹部が口にした「頭の中に直接声が聞こえた」という話。それは何を意味するのだろうか。
「幹部の人はウチの首領が見出した人たちだけど、もうちょっと末端の人たちは首領以外でも気軽にスカウトしちゃってるよ」
「気軽に、とは」
「幹部が個人的に良いと思った人に声をかけることもあるし、末端の人たちがさらに人を呼ぶこともあるかな。僕がスカウトすることもあるよ。紹介の紹介の紹介……みたいにあんまり遠くなると、ただの協力者になったりするけど」
「……なるほど。首領が声をかけることもあるのか」
ちなみにここでも「シーラを勧誘するな」とリコリスに釘を刺される右腕だが、暖簾に腕押しといった風情である。
「それで、」
最後に、トーラがゆっくりと手を挙げた。
「あなたみたいな変質者が、メドゥの指先で何をしようとしているんですか?」
「だから変態扱いやめようよ」
ジト目で見てくるトーラに若干乾いた笑いを返しつつ、右腕は「そうだなぁ」と天井を仰ぎ見る。
「僕はねぇ、ただ面白そうだから首領に付き合って世の中を荒らしてみたり、他の幹部や構成員のやりたいことを手伝ったりしてるだけだよ。みんなの助っ人くんって感じでさ。……あっ、でも僕すっっっっごい長生きだし『せいじつ』だから、個人的な昔の約束を果たせそうな時がきたら果たしたりもするね」
「昔の約束、ですか」
一体、彼はいつから生きているんだろう――と。
トーラは小さく、首を傾げた。
●
ヴィントから少しだけ西に歩いた丘の上で、右腕は友達を待っていた。
「例の死霊術師なら、今度紹介して欲しかったんですが」
多分違いますね、と言ったイズルに、右腕が無言のまま頷いてみせる。
「左腕でしょう。恐らくは」
「えっ、メドゥの左腕?」
リコリスの言葉に、エルゼリオは驚いて彼女を振り返った。シーラとレピドの表情にも、わずかに緊張の色が浮かぶ。
「あ、来たよ。左腕ちゃん」
空を見上げた右腕が笑顔で指差した、その先に。
まるでシグモルの神官のような白いローブを頭から被った女が、ふわふわと浮かんでいた。
「……冒険者?」
「暇つぶしでね。どうしたの、何か機嫌悪い?」
左腕の表情は見えない。ただ無感情な声が降ってくるのみだが、右腕にとってそれは不機嫌に感じるらしい。
「……過激派の拠点に戻るわ」
「ああ、そうか。あの征竜は、また君を怒らせそうだ」
(……征竜)
リコリスの目が、左腕を見据える。
しかし、彼女は何を言うでもなく空中でくるりと向きを変えると、一気に加速して北西の空へと溶けていった。
「じゃあ、僕も行くよ。今日は楽しかったな」
気づけば目の前に右腕の姿はなく。
一匹の大蝙蝠が、白いローブの女を追って夜空に消えた。
マスターコメント
ロングシナリオ普通 報酬:標準10 / 6〜10人
2023年08月02日 12時58分33秒 公開
参加者
相談掲示板
キャスターのジュストだ、よろしく。 可能なら一晩で捕縛したいところだよね。 エリア内の複数の酒場を手分けして当たれば早く見つけられるかな? 接触出来た人は金になる話をちらつかせるなどして酒場の外に連れ出して、それから捕縛という形の方が良いかもね。 酒場や他の客に損害などはでないに越したことは無いし。 とりあえず逃走防止にダメージが発生しない移動阻害系の魔法は持っていくつもり。
ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 『一度詐欺を働いた酒場にはしばらく寄り付きません』とのことですので、まずは手分けして聞き込みをするのがよさそうかなと思いました。 直近で詐欺があった場所は候補から除外できますし、まだ詐欺を働いていない酒場に当たりをつければ、接触できる可能性も高くなるかなと。 後は洞察を高めにして、彼女にお話を聞きながら嘘を看破、でしょうか。
トーラです。 よろしくお願いします! 見付けても誤魔化して逃れようとするらしいですし、発見しても一旦泳がせて住居を特定してみてはどうでしょうか?
レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 住居を特定して家捜しすれば返済する金の有無がわかるから、それで詐欺である事を証明出来る……か? 現れる酒場の特定に関してはゲルダの案で良いと思う。 一晩でケリをつけるなら昼間のうちに聞き込み、夜に接触という感じになるか。
ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです、どうぞヨロシクね! >方針 皆で手分けして聞き込みする方向で了解したよ。 ボクは【洞察】と【交渉】、逃走防止用に【光縛封】持っていく事にするね。 >黒髪の男(メドゥの右腕) この人(?)にはどう対処しよう? こちらから攻撃しない限りは危害を加えられる事はないと思うけれど……。 「白い服が好きな友達」との待ち合わせ場所には、折角の機会だから付いていってみたいかな? とは思ってるよ。
はっ、今回は右腕さんもいらっしゃっているんですよね。 以前右腕さんと退治したときにも質疑応答を許されておりまして、その時の情報を念のため共有しておきますね。 ■ 泥となった神から、欠落した者たちへ(空色みなもMS) https://alpaca-connect.com/world/world0/scenario/2897 >メドゥとはどのような神様なのか。首領とメドゥとの間には何らかの関連性は? 関係なかったら、組織名にメドゥがつくのおかしくない? メドゥはねぇ、ちょっと後世に変な感じで伝えられてるけど、悪い奴じゃなかったんだよ――実は神様でもないし >君たちを支配しているのは誰か 僕が首領と呼んでいるのがトップさ。組織にそれより上はいない。首領は構成員にアドバイスはするけど、支配してるわけじゃないと思うなぁ >首領はヒト――人類種か 今となってはヒトと言えるものではないかもね? だから首領に関しちゃ、結成時からそのままさ >首領は神になりうる存在なのか 可能性がないわけじゃないけど――ずいぶん回り道をしているから、なるなら長い道のりになりそうだね >メドゥの指先が成立した経緯と目的について 『世界の真実』を知った首領は、みんなにそれを気付かせようと思ったのさ。欠落をもつメドゥの指先全員の救済のためにね。だから構成員は自分の望みを満たすために行動していていいのさ >『世界の真実』とは何か それは君たちが自ら気付かなきゃいけない……いや。気付いてもいいようにならなきゃいけない、かな (続きます)
(続きです) >メドゥの指先幹部に、身体の部位が称号として与えられる理由とは メドゥの指先首領の手足の代わりになるって意味で昔の幹部がそう名乗ったのを、今も踏襲してるんだよ。首領も喜んでたみたいだね。色は緑が右手、赤が左手、青が右足、黄が左足――それぞれ五本ずつさ >そも欠落とは何か。それを見分ける方法はなにか その人に『欠けている』ものだよ。どのような面であってもね。首領はそういうのを嗅ぎつけるのが上手いんだ >この中にアダムとサチコ以外に欠落を持った者はいるか 全員だよ。誰でも心や身体に欠けているものはある。その欠落が人より大きい人をメドゥの指先に誘うんだ。中でも、幹部は二度と埋められないくらい欠けた人 >右腕自身には一体、何が欠けているのか 僕は昔、大切な人たちのために行動したことがある。でも、それは最悪の結果を生んだ。あの日に戻れたらいいけど、そうはいかないよね >メドゥの右腕の名前 『名前はない』よ。今の僕はただ『メドゥの右腕』さ 依頼で出た質問とその回答は以上です。 何かのご参考になれば幸いです。
誤字が……っ 退治ではなく対峙です!! 失礼しました……っ
ヒーラーのイズル=ヴォルゴールです。 今回はよろしくお願いします。 初手の聞き込みは了解しました。 逃走防止用にスキルを用意する人が多いようなので考えておきます。 遭遇した時の会話内容も考えておきます。 あと、候補の酒場が複数になった場合分かれて行動になると思うので連絡方法もあっていいかもしれないですね。 右腕へのお話はしたい方におまかせします。 >「白い服が好きなお友達」 右腕に「今じゃなくても自分も会ってみたい」とは言ってみようと思っています。
書き抜けていたので失礼します。 >シーラさん 無償でお手伝いしたいと仰ってるので、なにかお願いしようと思っています。 同じ考えの方はすり合わせできればと思います。
すまない、先の自分の発言でミスを見つけたので訂正を…… 「スタート時は日没ごろ」と明記されていたので、聞き込みで対象の酒場を絞りこむのなら結構急がないといけなさそうだ。 連絡方法は……テレパス、拠点となる酒場を決めておいてそこに一旦集まる、足の早い者が伝令に走る……とかかな、思い付くのは。 >右腕 「白い服が好きなお友達」が気になるのでついていきたいなとは考えていた。
キャスター、アウレーリアです。宜しく。 >方針 接触するにしても、いきなり囲んで聴取や捕縛というのは些か荒っぽいですし。 囮を一人用意して現行犯で釣り上げるのが良いかな、と思います。 こう、如何にもお人好しでほいほいお金を貸しちゃいそうな世間知らず、的な雰囲気を出したりして。 誰か一人話し相手に付いていれば、お可愛そうな身の上話()を聞いてあげている間に他のメンバーを招集することも出来るかな、と。 私はテレパス持ってますので、一応持っていきます。 >右腕 当然ながら手出しはしない方針で……まぁ、咎められないなら待ち合わせ先にも付いて行ってみましょう。
>方針 接触に関しては俺も全員ではなく一人か二人位にしておいた方が良いのではと思う。 居場所の探り方は聞き込みを手分けして行って、酒場がそんなに離れてない場所に点在しているならテレパスなどで情報交換すると時間短縮できそうかと。 俺もテレパスは持っていけるよ。 >右腕 やっぱり友達が気になる人が多いよね。 俺もそう。 ついていくことが適わないなら、友達に関することについて質問しようかと思っているよ。
借りた金を?返さない?…………見下げたやつがいたものだ。 ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 ゲルダ君は情報についてもありがとう。 1人1つずつ質問に答えて貰えるのなら内容を決めて分担した方が良さそうだし助かるよ。 >方針 酒場を絞り込むための聞き込みの人手は多い方が嬉しいし、 シーラ殿にご助力いただくのにも賛成だ。 連絡方法についても挙がっているように決めておいた拠点で合流などで良いように思ったよ。 >囮 外に釣りだして捕らえる、一度泳がして住居を特定、現行犯で捉える…… 挙がっているどの方法を取るにしても、話を聞いて実際に金を貸す雰囲気を出す囮役は いて困らないだろうしやってみたいとも思っていたから一応表明を。 羽振りのいい商人あたりを演技で装って、候補に絞った酒場で張れたらと思う。
酒場は場末との事ですし、裕福な商人よりダンジョンで一山当てた探索者とかの方が自然かもです。 わたしはフェイクカバーで聞き込みと囮のときの姿を変えてみようかと思います。
そうですね。あまり裕福すぎても相手に怪しいと思われてしまうかもしれません。 商人よりは、探索者や冒険者の方が『世間知らず』に見えるという意味ではカモになりやすそうです。 聞き込みの際も、相手に警戒させないようにあまり目立たない方がよさそうですよね。隠蔽値を低めにできるように気を付けつつ、酒場の方にお金をお渡しして詐欺の方がいらしたかどうかを聞いてまわれたらいいなと。 >シーラ様 そうですね、酒場への聞き込みの人手はいくらあっても足りないぐらいですので、問題がなければ聞き込みの方をお願いしたいと思っていました。 それ以外は特に希望はありませんので、イズル様とのすり合わせも可能かなと。 >右腕さん あまり大勢でぞろぞろとついていくと大変そうですし、わたしはお留守番していますね 聞きたいこと……。白い服のお友達も気になりますが、わたしが聞くとしたら、イダ妃はメドゥの指先の構成員か――でしょうか。もしかしたら既に情報が出てたかもしれませんが、そこまで追えていなくて。
キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 >方針 酒場の数は不明ですし、手分けして絞り込む方向で異論ありません。 連絡方法としてテレパス使用や拠点での情報交換も良いと思います。 具体的には既に標的が店内に居ないか確認した上で 店主辺りに詐欺の話をすればこれまで出現した事があるかどうかと 出現した事がある場合、最後に姿を見た日を訊ねれば良いでしょうか。 まだ出現した事がない酒場があればそこが最有力候補ですし 何処も出現済みであれば犯行からある程度日が経っている場所を張れば良いかと。 >聞き込み・囮 現状、犯行を繰り返している土地に呑気に留まり続けている辺り 標的はまだ油断をしているようですけど、警戒されては逃げられる恐れがありますし 囮役も含め、あからさまに強力そうだと分かるような目立つ武器や防具は 外套や布で隠すなり、多少は工夫をした方が良いかもしれませんね。 >右腕 ゲルダ、情報纏めを感謝します。 質問は可能な範囲内で擦り合わせをした上で同行は自由に行うとして 攻撃を始め、明らかに敵対行為と見做される事はしない、という事で良かったでしょうか? 此処だけは意思統一しておかなければ、最悪死人が出そうですし。
たまたま儲かって気が大きくなり、 適当に居合わせて奢ってまわるようなちょろい雰囲気で行こうと思っていたが それなら冒険者設定でやっても同じだしその方が良さそうだ。 助言感謝する。 >質問 まだ思いついていなくてね。 出発前日の明日夜までに何を質問するかはまたここに言いに来るつもりだが、 もし複数個質問があって迷っている者がいたら受け持つことも可能だ。
>聞き込み テレパスは枠の都合で持って行けないから、定時報告で情報共有できればと思ってるよ。 >シーラさん 聞き込みを手伝ってもらう方向で異論なしだよ。 正直に答えてくれるとは思ってないけど、今回の依頼を無償で手伝いたい理由とかは尋ねてみたいかも。 >右腕 ゲルダさん、情報纏めをありがとう! うーん、そうだなぁ……ボクは『メドゥ神(?)』について質問してみたいかな? 詳細はもうちょっと詰めてみるね。
>聞き込み 標的がいた場合とかの緊急連絡にテレパス、情報を纏める時は拠点集合……という感じかな。 テレパスは持っていける。 >シーラ 手伝って貰うのに賛成を。 >右腕 ゲルダはまとめに感謝を。 敵対行為はしないつもりだしその方針に賛成だ。 質問は……『どうやって構成員をスカウトしているか』、かな…… 以前頭の中に声が聞こえてきた、と証言していた幹部もいたから少し気になって。
尾行用の暗視と隠蔽で枠が埋まるので、テレパスはエーテルイミテイトでどなたかから模倣させて頂けたら。 そういえば緑の右腕には以前声をかけられて、不審者扱いしたことがあったんでした。 ともあれ敵対的な行動はなしと言うこと了解です。 質問は……何のためにメドゥの指先として行動しているのか聞いてみようと思います。 欠落に繋がる事を聞き出せるかもしれませんし。
間が空いてすみません。 テレパスが悩み中です。 聞き込み時に詐欺師の忘れ物とか落とし物が見つかれば超嗅覚で居場所確定の補助に使えないかな?と思ってます。あと、忘れ物を届けることで近寄る口実にも使えるかな?と。 相手を読み取るのに洞察はありますが、レベルがそこまで高くないのでいっそ洞察外して物的証拠だけでも追えるか考え中です。 >シーラ 彼女もこの詐欺師に聞いてみたいことがあるようなので、見つけたら彼女が詐欺師に聞いてもらいたいことを聞けるようにする。程度に考えていました。 他に何かあればこちらで盛り込むでも、どうするか相談でもできたらいいと思ってます。 >右腕 俺は留守番でいいかな。 シーラが行くなら付いていくって感じ。 質問については聞きたいことが出てきたけど、どう聞くか考え中です。
すみません。 フェイクカバーで囮役をやろうかと思ったんですけど、そのまま尾行に移るのは無理がありそうなので壁歩きに変えて尾行に専念させて貰います…! >テレパス 個別に行動するのでもない限り、何人か用意しているのであれば必要なものを優先して良いと思いますよー。
出発ギリギリとなってしまってごめんなさい! >シーラ様 ありがとうございます! 字数上は問題ありませんので、聞き込みの依頼についてこちらで記載しておきますね。 他に、以前【鬼哭】で黒薔薇竜を通してイダ様のお声を聞いたことがありますので、その時の事についてシーラ様にお伝えする予定です。
すまない、質問に悩みすぎて遅くなった。 何も聞かないよりはと超越者について聞いてみようと思う。 イダもそうだし、メドゥの首領についても神でもなければ 人と呼べるものでもないと言っていたし何か拾えたら御の字かな、と。