【怨都】帝国暗黒領域探索

おおくまねこ

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シナリオID:2548

オープニング

●とある、滅びた街にて
「グリゼルダ様。このクリーパー達は全てお一人で倒されたのですか?」
「そうよ! さあ、キメラゾンビの作成を急ぎなさい! 早く早く! もうじきパーティが始まるの。ウィリアムが私を待っているのよ!」

 巨大な爬虫類の死体の山を見て目を丸くする部下へと、女はヒステリックに叫んだ。彼女の名はグリゼルダ。メドゥの指先の幹部である。そして、ドワーフ王国の都市ハレウド、リーンエス王国の第二王子ウィリアム、エラトゥーン都市同盟の首都リブラネスタと、世界各地の大都市や要人を襲撃しまくった、世界でも有数の極悪テロリストだ。だが、感情の赴くままに秩序への挑戦を続けた結果、彼女に味方する者は少しずつ減り、ついにはこんな僻地への逃亡を余儀なくされていた。
 しかし、幾度世界を敵に回そうとも彼女が懲りる様子はない。彼女の生きる目的とは、何を犠牲にしてでも、遥か昔に失われた愛(アラン)を取り戻すことだけなのだから。部下をこきつかい、キメラゾンビの作成を急がせながら、グリゼルダは恍惚とした表情で南東に流れていく雲を見上げる。

「ああ、アランと同じ、青い瞳のウィリアム。愛しいアランの生まれ変わり……。もう少しだけ、待っていて下さいね。もうじき、また貴方に会いに行くから……」

●ニコラ元侯爵を追って
「冒険者諸君、私は王国騎士のネイトラという者だ。諸君らに、国外逃亡したニコラ元侯爵の追跡を依頼したい。調査対象となる土地は、シルトラース帝国西部だ」
 王家の使いとして冒険者ギルドにやってきた騎士は世界地図を広げ、要件を切り出した。メアリー王女と冒険者の調査により、メドゥの指先との黒い交際が露見した元法衣(ほうい)貴族ニコラ・ゴルティエは騎士団に屋敷を包囲されながらも、騎士達と冒険者を出し抜き逃走に成功した。その後の足取りを王家が追跡していたのだが、どうやらメドゥの指先の手引きでシルトラース帝国に逃走したらしい、ということが判明したのだ。

「国境を越えた後の奴の足取りだが、かろうじて残っていた馬の足跡からヴィントの方向ではなく北西に向かって進んだことが分かっている。知っての通り、シルトラース帝国は帝都崩壊以降国土の全域にクリーパーが闊歩する危険な地域となっている。西部に至っては今や人類の文化圏と呼べない未奪還領域だ。悪人が潜伏するにはうってつけだ。もちろん、襲い掛かってくるクリーパーを返り討ちにできる戦力があればの話だがな」

 騎士は溜息を吐いた。レイウェスト率いるシルトラース帝国は南部のヴィントを中心に徐々に国土をクリーパーから奪還しつつあるが、帝国の西部は未だ未奪還状態の暗黒領域だ。メアリー王女はそんな帝国西部のどこかに侯爵が潜伏していると予想しているという。

「帝国西部に奴(ニコラ)が潜伏しているという根拠はもう一つある。『帝国過激派』の存在だ」
 騎士はそこで一呼吸置き、こう続けた。
「ヨゼフ皇帝率いる帝国過激派の本拠地も帝国西部のどこかにあると言われている。メドゥの指先の連中は帝国過激派の連中とは協力関係にあるからな。ニコラが帝国に潜伏しているなら、レイウェスト皇子が調査しにくい帝国過激派の連中に保護されている可能性がある」

 先日の会談により、レイウェストはヨゼフとは当面事を構えず、イダの捜索を優先するという約束を交わしている。したがって、今はレイウェストは帝国西部においそれと兵を送りにくい状況にあるのだ。ニコラ侯爵やメドゥの指先はそういった帝国の複雑な情勢につけこみ、帝国過激派に身を寄せているのではないか――それがメアリー王女の推測なのだという。

「王国はレイウェスト皇子には貸しがあるが、そのような事情があり、ニコラ侯爵の調査の件では兵を動かしてもらうことは難しい。そこで、君達冒険者に白羽の矢が立った。極めて危険な任務となるが、なんとかお願いできないだろうか?」

 ネイトラの言う通り、このミッションはかなりの困難が予想される。
 まず第一に、無尽蔵にいるであろうクリーパーと交戦・あるいは回避しながら帝国の国土を移動しなければならない。
 第二に、もしニコラの痕跡を発見できても、ニコラに与する勢力が冒険者を妨害してくることが予想される。
 第三に、ニコラ侯爵の潜伏先にはメドゥに指先や、帝国過激派の戦力が大量にいるであろうことが想像に難くない。
 そして最後に、帝国の現状を鑑みると調査期間中は「人里」に立ち寄れる可能性が低く、衣食住を冒険者自身で確保する必要があることだ。

「王国の威信にかけて、ニコラを野放しにしておくわけには行かんのだ。危険な分、報酬は弾む。どうか、よろしく頼む」
 騎士は説明を終えると、冒険者達へと頭を下げた。

解説

目標:帝国西部を偵察し、ニコラ元侯爵の潜伏地の手がかりを探す。 舞台:帝国南部~北西の平原地帯・山脈地帯及び、放棄された村落や都市。 依頼人:リーンエス王国 状況:メアリー王女はニコラ元侯爵は密かに王国の国境を抜け、帝国に亡命したことを突き止めた。冒険者達の任務は帝国の未奪還地域を探索し、ニコラ元侯爵の潜伏場所についての情報を掴むことである。なお、本シナリオでは帝国の都市ヴィントから出発し、帝国南部から北西に進むルートが調査対象となる。 ●移動ルートについて 出発地点は帝国南部の都市ヴィントで移動ルートの大半は平原ですが、国土の西端に近づけば山脈地帯に入ります。一応仮の目標地点は帝国西部鎮守都市ヨラヒムに設定されているが、ニコラ元侯爵の痕跡を発見した場合はそちらを追跡することが優先される。 ●衣食住について ヴィントを出発して数日で人里が無くなる為、衣食住の確保は各自で行う必要がある。劣悪な環境に置かれた状態が続くと一日につき本来の数値から最大30%ずつステータスが低下する。 ●想定される脅威 クリーパー 無数 帝国崩壊以降、帝国全土は無数のクリーパーが跳梁跋扈する危険地帯となっている。一体と交戦すると血の匂いや戦いの音を聞きつけ、際限なく他の個体も寄ってくる可能性がある。 本シナリオに登場するクリーパーは肉食恐竜型や巨大昆虫型。 帝国過激派の戦士 数十人 帝国北西部の滅びたはずの村落「ラハーダ」に駐留している帝国過激派の末端構成員達。授恵者に割合は一割程度。冒険者と交戦になった場合、伝令が馬で逃走を図る。 吸血鬼ダイアナ 死霊術師 霧に変身する能力を持つ吸血鬼の少女。地毛は金髪だが何故か黒髪ロングのウィッグを付けている。死霊術と槍術、オリジナルの攻撃スキルを扱う。ラハーダの支配者だが昼間は洞窟の中で寝ており、夜間にしか活動しない。昼間に冒険者の襲撃を察知した場合、村落を放棄して脱出する。彼女の親世代の吸血鬼が一体誰なのか、というのは重要な情報となる。 アンデッド・ダイナソー 数体 恐竜型クリーパーのゾンビ。アロサウルスに似た形状。ラハーダの護衛についている。 ●『青の親指』グリゼルダ 死霊術師 ヒューマン 帝国西部のとある街にいる凄腕の死霊術師。 今回は道中でもかなりの消耗が予想されるため、遭遇した場合は即時撤退を推奨。 ※その他、グリゼルダやニコラ元侯爵の潜伏先には多数の敵勢力が存在することが予想される。

マスターより

こんにちは。おおくまねこです。今回は帝国西部の暗黒領域を偵察するシナリオです。今回は戦闘能力だけでなく、調査能力、偵察能力、サバイバル能力などの幅広い能力が要求されます。食料が枯渇するなどの深刻な状況に陥れば、帰還を余儀なくされるでしょう。そこまでいかなくても、食事が毎日同じメニューばかりだとか、血と汗でドロドロの服を着た状態で数日間過ごす、などの状況が続けば、本来の実力は十分発揮できなくなる恐れがあります。 逆に言えば、戦闘能力が多少低くとも別の方面で十分に貢献できる可能性があります。ご興味がありましたらよろしくお願いします。

リプレイ

●旅の始まり
 リーンエス王国から国外逃亡したニコラ元侯爵の追跡依頼を受けた冒険者達は、帝国南部の街ヴィントへと集まり、作戦会議をしていた。

「危険地帯も、使う者次第では天然の要塞にもなるわけか……厄介だな」
 旅の過酷さを予感し、レピド・クロサイトは呟いた。
「元侯爵は同じ王国貴族として許し難い。命を懸けて追跡しよう」
 シルヴィア・A・カペルは決意を秘めた眼差しで言った。彼女は侯爵令嬢という高貴な身分にも関わらず、しかるべき目的があればどこにでも行く。砂漠だろうと、下水道だろうと、クリーパーの跋扈する人類の手を離れた暗黒領域だろうと。
「今回は長旅になりそうですね……せっかくならシルヴィア様達と旅行したかったですが」
 ガルシアは溜息を吐く。旅行めいた依頼は冒険者ギルドにたまに出されることがあるが、今回の行先は旅行と呼ぶにはあまりにもサバイバル環境過ぎる。

「ニコラの野郎はまんまと逃がしちまったからな……絶対ぇ見つけてやんぜ!」
 ハヤト=ガラン=ヴォルファングも燃えていた。彼は以前ニコラ元侯爵の捕縛作戦に参加した冒険者の一人だ。しかし、捕まえたはずの元侯爵は別人と入れ替わっており、本物にはまんまと逃げられてしまったのだ。

「国外まで逃亡するということですし、余裕がないのでしょうね。なりふり構っていられないといったところでしょうか」
 リディリディ・トゥラ・イェレミースが呟く。帝国西部はクリーパーと魔獣が支配する暗黒領域であり、もはや人類の文明圏ではない。そんな所に逃げ込むとは貴族とは思えない所業だが、どうあっても捕まりたくはないのだろう。捕まれば、王城の地下牢で処刑を待つ元侯爵夫人と同じく、死が待っているのみなのだから。

「さて、探索コースだが……ここ(ヴィント)から出発して西部鎮護都市のヨラヒムを目指す。ルートは北西方向でいいんだよな?」
 ヨル・スレイマンが確認すると、ベルク・オスマットが頷いた

「うむ。その通りだが、もう少し具体的なルートを詰めよう。元侯爵は法衣貴族と聞く。ならば軍人貴族や領主貴族と違って体を動かすことには慣れていないはずだ。故に移動中は馬車ないし馬に乗っていた可能性が高いはず、それらが動けるルートを前提として探すことを提案する。あと、過激派の元に身を寄せているなら人が多く、水の確保が容易なところとして川沿いが候補になると思う」
 ベルクがそう提案すると、シルヴィアが口を挟んだ。
「となると、ルートはやはり元々帝国の街道だった道かな? 侯爵としては極力移動の痕跡は消したいだろうが、馬車で完全な荒野を進むのは難しいだろうから」
「それなんだが、ちょっとこれを見てくれ。帝国崩壊前の地図だ」
 海神 江流はヴィントで軍人と交渉し、譲ってもらった一枚の地図を示した。そこには、崩壊前の帝国西部に存在した街や村の名前が記されていた。
「なるほど、昔の地図か、帝国西部はほとんど調査が進んでいない。これらの村はほとんどが滅び去っているだろう。だが……」
「もしニコラ侯爵やその協力者が潜伏しているなら、人里だった場所を利用している可能性は高いですね」
「うむ。この地図を頼りに、ニコラの足取りを追うとしよう」

●帝国西部の旅路
 ヴィントと出てからしばらくは冒険者は街道沿いに旅をし、最後に帝国兵が馬車の轍(わだち)を目撃した所までやってきた。そこから先はもう人類の文化圏ではない。。帝国の調査もまだ及んでいない暗黒領域だ。

「さて、ここからが本番だな。しばらく宿屋には泊まれねーがみんな準備は大丈夫か?」
 ハヤトが問うと、ミゼリア・L・ステュクスがこくりと頷いた。
「わたしは……ごはん食べなくても……平気です」
 彼女に続いて、シルヴィアと江流、そしてナタリア・フィッツジェラルドが口を開いた。
「お泊りセットは用意してあるよ。俺とシルヴィアの分でだけでも10人は入れる」
「見張りに二人は立つようにすれば、まあスペースは問題ないだろう。男女比もほぼ半々だしね」
「ゲルも用意してあるから安心してくれ。全員が横になれるスぺ―スも確保できるはずだ」

●
「うむ。こちらの方向にはクリーパーはいない。宗波で確認した」
 偵察から戻って来たベルクは偵察して確認した地形を地図に書き、仲間達に渡した。冒険者達は偵察と迂回を徹底し、極力クリーパーとの戦闘は避ける方針を取った。今回の依頼内容はクリーパー退治ではないし、現在の帝国には幽界樹の影響でクリーパーは無尽蔵と言ってもいいほど棲息しており、いちいち相手をしているとキリがないからだ。

「出来る限りクリーパーの狩猟は控えましょう。戦闘をすると、周りのクリーパーを刺激してしまうかもしれません」
 コルネリウス・アーラは木で作った銛(もり)。で川魚を捕り、食べられそうな野草をたくさん摘んできた。念のため、サバイバル知識が豊富なナハト・シュライバーとナタリアにも見てもらい、OKが出たものだけを食料に回した。
「このキノコはどうだろうか? 大きいので食べごたえがありそうなんだが……」
 レピドがとってきたキノコは誰がどう見ても毒キノコにしか見えない禍々しい見た目の大きなキノコだった。
「残念だが、それは毒キノコだ」
「そうか……残念だ」
 ナタリアが首を横に振ると、レピドはしょんぼりした様子でキノコを放り捨てた。

●
 シルヴィアと江流のダンジョン野営セットとナタリアのゲルがあったので、冒険者達が眠る際のスペースについては問題なかった。だが調理の際、ちょっとした問題が浮上した。

「この中で料理が得意な方はいらっしゃいますか?」
 ハーブ塩と食用草オイルを取り出したナハトが問いかけたが、挙手する者はいなかった。
「……料理に関してはみんな似たり寄ったりと言うことですね。ちなみに生活魔法で火を起こせる方はいらっしゃいます?」
 今度も、誰も挙手しなかった。
「あ、私、火打石持ってます。お肉が焼けないのは困るので……」
 しばらく間が空いた後、ためらいがちにリディリディが挙手した。
「助かりました! これで火は起こせますね!」
「危なかったな……まだ秋とはいえ、夜はなかなかに冷えるからな。私もオイルは持ってきた。シェフはいないが、薬草や香辛料にも使える野草、及び可食物の茸(きのこ)があるだけでも食事に変化がつくものだ。その辺りでなんとか頑張ろうじゃないか」
 ナタリアの言葉に、冒険者達は安堵の表情を浮かべた。
「キノコと野菜生活ですか……お肉が食べたいですね……」
 リディリディのテンションはダダ下がりだったが。

●
「みんな、今日の調査はここまでにしよう。ちゃんと休まないと、体が保たないからね」
 ナタリアが言った。少しでもニコラの追跡調査を進めたいのは山々だが、日が沈んだ後は痕跡を見つけるのも難しい。冒険者達も火が沈んだ後は野営をして体を休めることにした。

「みはりは、わたしと……この子に、まかせてください……」
 ミゼリアが黒狼の頭を撫でながら言った。ミゼリアは睡眠時間を圧縮するスキルを装備してきたので、ほとんど寝なくても活動に支障はない。ちなみにミゼリアのペットの狼は女性陣の水浴びの際にハヤトがゲルから出てこないよう封印・監視するという重大な使命も帯びている。
「私もショートスリーパーを装備してきた。見張りは私とミゼリア、あとこの狼(こ)に任せて貰おう」
 ミゼリアの黒狼を撫でさせてもらいながら、シルヴィアが微笑む。
「そうか。なら、ありがたく俺達は体を休めることにする。ミゼリアは寒かったらこの外套(マント)を着てくれ」
「ありがとうございます」
 レピドはこんな場所でも半裸同然のミゼリアに自分のマントを渡した。

●
「ギャオオオオオ!」
 凄まじい吠え声が原野に轟き、冒険者達は身構えた。運悪く、冒険者達が野営の準備をしている最中にクリーパーがやってきてしまったのだ。襲い掛かってきたのは、2メートルほどの高さがある、二足歩行する巨大なトカゲのようなクリーパーの群れだった。
「どうしましょう……逃げますか?」
「いや、野営道具を捨てていくわけにはいかない。交戦するしかないな」
 コルネリウスの問いに、江流は溜息を吐いた。極力クリーパーとの交戦は避ける方針だが、この状況ではやるしかない。とはいえ、冒険者達は歴戦の兵(つわもの)達。大した怪我も負うことなく、速やかにクリーパーを無力化することができた。

「少し、お肉をもらっていきましょう」
 ガルシアは仲間達が荷物を運ぶ準備をしている間に手早くクリーパーの死体を切り刻み、肉を袋に入れた。
「……おにく」
 リディリディがその様子をじぃ……っと見つめていることに気付き、ガルシアはちょっと怖いな、と思った。

●廃村の探索
 冒険者達は最初の廃村、ヨモヘ村へと辿り着いた、事前の偵察で村に人の気配が全くないことは確認済だ。
「酷い有様だな。たった数年でこれほどまでに荒れるものか」
 急速に経年劣化が進んでいる村の有様を見て、ナタリアは溜息をついた。かつて帝国で暮らしていた者としては思う所があるのだろう。
「一応ここも調べてみよう。もぬけの殻でも、もしニコラ侯爵が通過していたとすれば、何か痕跡が残っているかもしれない」
 シルヴィアの言葉に冒険者達は頷き、二人一組になって村の探索を始めた。

「この家……、タンスの中に衣服が全く残っていないね。誰かが持ち去ったんじゃないかな」
 ナハトと一緒に民家を調べていたヨルが言った。文書や死体などは特になかったが、服が全く残っていない民家を見つけたのだ。
「ニコラがやったと決まったわけではありませんが、少なくとも、崩壊後に誰かがこの村を訪れたということは確実なようですね。進む方角は間違っていなさそうです」
 ナハトが頷く。冒険者達はその日は無人となった村の建物を借用し、一夜を明かした。

●ニコラ元侯爵の痕跡
「みんな、来てくれ! 変なもんを見つけた!」
 斥候をしていたハヤトの叫び声に、冒険者達は集合した。そこにあったのは、5体の恐竜型クリーパーの死体だった。冒険者達は早速、周辺の状況の確認に取り掛かった。

「一応聞くけど、ニコラの匂いが残ってたりする?」
 江流が尋ねると、ハヤトは首を横に振った。
「いや、分からん。死臭が強すぎて鼻が曲がりそうだ。ニコラがやったわけじゃねえとは思う」
「死因は剣と……攻撃魔法だろうな。切断面が鋭利過ぎる。クリーパー同士のナワバリ争いなら、爆発が起こっていることの説明がつかないし」
 死体を検分していたヨルが言った。この辺りをナワバリにしているクリーパーは恐竜や昆虫型のクリーパーばかりだ。剣の様に鋭い牙を持つクリーパーや、爆発を起こすクリーパーにはまだお目にかかっていない。この死体は人間がやったものだと考えた方が自然だろう。

「腐敗の進行具合からして、死後一週間といったところだろうか。時期的にはニコラ侯爵の供回りがやった可能性は高いだろうな」
 ナタリアの言葉にレピドが頷く。
「ニコラ侯爵が帝国の奥地に逃げて行ったのなら、こいつらみたいな死体があちこちに転がってるかもしれないということか。思ったより追跡は楽かもしれないな」

 冒険者達の予想通り、クリーパーの死体があちこちで見つかった。また、野営の後も見つかり、冒険者達はニコラ元侯爵の足取りを終えていることを実感していた。そして、冒険者達は幾つ目かのかつて人里だった場所に差し掛かった。ラハーダという廃村だ。

●ラハーダ偵察
「もうすぐ村があるみたいだ。ラハーダって名前だな」
「今は人は生き残ってはおるまいが……ニコラ侯爵が潜伏している可能性はあるな。調べてみよう」
 江流が地図と示すと、ベルクは斥候を務めるべく前に進み出た。シーフ達が周辺の気配を探った後、ちょうどいい岩場を見つけたナハトが岩をよじ登り、ラハーダの様子を観察した。

「! 人がいますね。どうやら、ラハーダは帝国過激派の拠点のようです」
 高台から村の様子を観察していたナハトが言った。
「ナハト殿。メドゥの指先ではなく帝国過激派の方なのか?」
「ええ。帝国の紋章を付けた兵士がたくさんいますから。あと、ゾンビもいますね。道中に見かけた恐竜型クリーパーを素材として利用しているようです」
 ラハーダにニコラがいる可能性がある。そう考えた冒険者達はラハーダを徹底的に調べることにした。

「流石に、この立地では旅人は苦しいか。いくら何でも人里から遠すぎる」
 当てが外れたヨルは苦笑した。
「間者になるのは無理そうだな。まずはシーフだけで村に潜入し、兵力と村の構造を探ろう」
「だな。屋根の上とかを伝ってぐるっと村を一周するか」
「見つかったら一気に不利になるね。とにかく見つからないことを優先しようか」
「分かった。俺はハイディングを使う。村の中心や建物の中は俺に任せてくれ。江流、ハヤト、ベルクは村の外側を頼む」
 シーフ達は打ち合わせをした後、ナハトの大鼬も斥候に加え、ラハーダの偵察を敢行した。

●
「ニコラ侯爵らしき人物は見当たらなかったな。けど、一つ怪しい建物があった。村外れの教会だ。窓は塞がれていて、入口には常に兵隊が見張りについてた。もしかしたら、あそこにニコラ侯爵がいるかもね」
「そこだけは俺も中に入れなかった。中はどうなっているんだろうな」
 江流の言葉に、レピドは頷いた。

「その教会はかなり怪しいですが、この村にはニコラ侯爵はいないかもしれません。鼬で帝国兵の会話を盗み聞いた所、『ダイアナ様』という名前が聞こえました。どうやら、そいつがこの村の支配者のようです」
 
「ダイアナ……明らかに女性の名前だね。ニコラの偽名、と言う可能性もゼロではないが」
 村に放っていたペットの大鼬を回収したナハトの言葉に、ヨルは肩を竦めた。

「ニコラがいるかどうかはともかく、怪しすぎる村だよな……。教会もそうだが、兵隊の数が多すぎて全部の建物の中までこっそり調べるのは無理だ。これ以上調べるとなると、やっぱり戦うしかねえと思う。みんな疲れてきてるし、万全の態勢とは言えねえが……腹を括ってくれ」
 ハヤトの言葉に、冒険者達は頷いた。

●ラハーダ強襲作戦、開始
 冒険者達は日没を待ち、辺りが暗くなった時間を見計らってラハーダの強襲作戦を開始した。

「まずは見張り台の兵士を……!」
 ナハトは見張り台の上にいた兵士に向かって矢を放った。認識外の位置から不意打ちを受けた兵士は頭を失い、羽虫のようにもがきながらこと切れた。ナハトは見張り台を乗っ取るべく、自らも見張り台へと駆け寄る。この村はさほど広くない。見張り台の上からなら、村のほとんどの場所が弓の射程内に収まるだろう。

「あそこが教会ですね!」
 見張りが倒れた瞬間、ガルシアとミゼリアは教会の扉を破るべく武器を構えて突進した。当然、すぐに帝国兵に発見され、二人はあっという間に敵兵に囲まれた。

「出会え! 出会え! 冒険者だ!」
 兵士達の怒号がラハーダに轟き、村は騒然となった。

「おっと、ガルシアさんが危ないな。加勢しよう」
 高所から戦況を観察していた江流はガルシア達の近くに降り立った。「ダイアナ」とやらは未だ姿を見せていないが、教会周辺の警護は特に厳重だ。やはり敵の親玉が潜んでいる可能性は高い。

「おのれ、こんなところまで追いかけて来るとは! 奴らを八つ裂きにしろ!」
「ギャオオオオ!!」
 死霊術師達が命令を下すと、雄叫びを上げながら、4体の恐竜のゾンビが冒険者達に襲い掛かってきた。ミゼリアとシルヴィアは体を張って恐竜の突進を受け止め、敵の猛攻を凌いでいた。その間に、ガルシアは教会への到達を目指した。

●
 一方、村の裏側では敵の逃走を防ぐため、馬小屋へと冒険者達が忍び寄っていた。
「インフィニティロアをかけた。頼むぞ」
 ナタリアは馬小屋対応班にインフィニティロアを付与し、自身も敵の主力の足止めに向かった。

「始まったな! 我らも行くぞ!」
 ベルクは馬小屋に駆け寄ると、繋がれている三頭の馬をあっという間に皆殺しにした。
(馬に罪はないが……仕方ない。せめてみんなの飯にして弔ってやるとしよう)
「敵襲! 敵襲! 馬が襲われた!」
 馬の悲鳴に気付き、すぐさま見張り番が大声を上げる。だがその直後、ベルクとは別方向から秘かに馬小屋に駆け寄っていたコルネリウスが見張りの兵を薙ぎ倒した。コルネリウスは敵兵の反撃を食らっても動じず、そのまま殺界の発動準備に入る。
(兵はともかく、馬は殺界を越えられないはず)

「チッ!」
 コルネリウスが殺界を発動した直後、シーフらしき兵が馬小屋とは反対方向から逃走を図った。しかし、そちら側に回り込んだリディリディがアーケインストリームを放ち、帝国兵の逃走を阻止した。足を止められた兵にすぐレピドとナハトの鼬が襲いかかり、兵は沈黙した。

「一人は生け捕りにしてくれ! 後で尋問したい!」
「分かった」
 その時、恐竜の足止めをしていたシルヴィアが叫んだ。彼女の言葉を聞き入れ、レピドは倒した兵に止めは刺さず、両足を切り裂くだけに留めた。

 その頃、ハヤトとナハトは夜闇と乱戦の混乱に乗じ、帝国兵を暗殺していた。ナハトは村最大の高所である見張り台を乗っ取り、頭上の死角から帝国兵達を次々と射殺している。
「見っけ」
 ハヤトは民家の陰から飛び出すと、一瞬で敵の眼前まで踏み込み、短剣で敵の喉笛を切り裂いた。

●
 逃走を図った兵士達は瞬殺されたが、ここはクリーパーの跋扈する危険地帯。帝国過激派の兵達も雑魚ばかりではなかった。冒険者達は徹底抗戦の構えを取る帝国兵と、大型恐竜のゾンビ達と激しく戦っていた。

「このぉ!」
 コルネリウスは津波の様に襲い掛かってくる帝国兵達や恐竜ゾンビの攻撃を聖盾(せいじゅん)で受け止め、剣で反撃した。

「あやつが術師だな」
 ベルクは一瞬で死霊術師との間合いを詰め、その首を刎ねた。
「止まるか……? くそ、駄目か!」
 術師が死ねばゾンビも止まるかと期待したが、恐竜はむしろ凶暴性を増した様子でコルネリウスを襲っている。どうやら術師が死ぬと暴走するタイプのゾンビだったようだ。

「ただのゾンビがこれほどの強さとは……私達が長旅で弱っているせいだと思いたいところだね」
 シルヴィアはぼやきながら軍刀を恐竜ゾンビへと叩きつけた。これまで消耗の激しいスキルは温存してきたが、もう出し惜しみは難しそうだ。敵を引き付けてくれているコルネリウスがやたらと頑丈なせいで、あまりヒールは必要なさそうなのが救いだが。

「帝国過激派の村……やはりニコラ侯爵は帝国過激派に匿われているのか?」
 レピドは疑問を頭の片隅へと追いやり、恐竜のゾンビに暗針を突き立てた。邪竜の牙を加工して作られた暗針は象のように分厚い恐竜の皮膚にも突き刺さり、幾許かのダメージを与えた。
 恐竜はレピドへと大きく口を開いて噛みついてきたが。レピドは姿勢を低くし、恐竜の脇をすり抜けた。

「こんな場所に配置されるだけのことはある。手練れ揃いだな」
「ゾンビや帝国兵ではお肉にはなりませんね……」
 ナタリアとリディリディはメテオライトを放ち、帝国兵達をまとめて吹き飛ばした。

●吸血鬼ダイアナ、登場
「やかましいっっ!!」
 教会の周辺で戦っていた冒険者達に一瞬寒気が走った。バァン、と教会の扉が吹き飛び、中から悍(おぞま)ましいエーテルを纏った黒髪の少女が飛び出してきたのだ。
「何よコレ、村が襲われてるじゃない! あんた達、何者!?」
 見るからに吸血鬼然としたファッションの少女は槍を構え、冒険者達へと問いかけた。

(ベラドンナ!?)
 江流はかつて戦った敵を思わせる吸血鬼の登場に一瞬目を疑ったが。すぐに別人だと気付いた。髪型や瞳の色はそっくりだが、あの少女吸血鬼と比べると、年齢は少し上だ。

「敵の頭は、吸血鬼か」
 江流は恐竜ゾンビに攻撃を加えつつ横をすり抜け、吸血鬼との距離を詰めようとしたが、盾を構え、横並びになっていた帝国兵達に阻まれた。

(あれがダイアナ……どういうことだ。髪の色を隠している?)
 教会の屋根に潜み、戦況を伺っていたヨルはダイアナがウィッグを付けていることに気付いた。ヨルは屋根から飛び降りると、江流とガルシア、ミゼリアを巻き込んでインフィニティロアを発動した。

「ダイアナ様をお守りしろ!」
 帝国過激派の兵達や死霊術師はこれ以上彼女に冒険者達を近づけまいと、防御陣形を作っている。

(あれがダイアナ……突破します!)
 流血の詩を口ずさみながらガルシアは帝国兵へと突撃し、帝国兵を一撃で斬り捨てた。

(あかい目……あれが、吸血鬼……)
「クリーパーは……わたしが」
 一瞬ダイアナに目を奪われたミゼリアは恐竜のゾンビに睨み付け、シーザーロアを叩きつけた。その瞬間、江流を追おうとしていたゾンビはくるりと矛先を変え、ミゼリアへと向き直った。

「よし、今の内に……!」
 江流はガルシアがこじあけた戦線を突き抜け、ダイアナへと肉薄した。江流は様子見がてら腱撃を撃ち込んだが、ダイアナは槍で軌道を逸らし、斬撃を回避した。
「ブラッドレイン!」
 吸血鬼ダイアナは槍を振り回しながら吠え、赤いエーテル球を空へと打ち上げた。球は弾け、血の槍となって冒険者達へと降り注ぐ。江流は血の槍を回避し切ったが、降り注ぐ赤い槍はヨル、ガルシア、ミゼリアを貫き、その体を血で染めた。

「我々は冒険者さ。ここで出会ったのも何かの縁。少し話でもどうだろうかお嬢さん」
 ヨルはダイアナへと話しかけながら光縛封を発動し、ダイアナを光の檻へと封じ込めた。

「よし、今の内だ」
ナタリアは負傷していたガルシアへとヒールをかける。回復したガルシアは果敢に恐竜に飛び掛かり、背中から真っ二つに切り裂いてトドメを刺した。

「フン、こんな結界、無駄よ!」
 ダイアナが叫んだ瞬間、光縛封の内側にいたダイアナの姿が掻き消えた。ガラン、と音を立て、彼女の槍が地面に転がる。
「!?」
 瞠目する冒険者達。ヨルは背後に殺気を感じて振り向いたが、いつの間にか背後に立っていたダイアナに手刀で胸を抉られてしまった。
「ちっ! まさかすり抜けられるとは」

「こいつ、霧になる能力を持ってるぞ! みんな気を付けろ!」
 夜目が利く江流は、ダイアナが光縛封をすり抜けたトリックを見破っていた。ダイアナは己の体を霧へと変え、上から光縛封を抜けて、ヨルの背後でまた実体化したのだ。

「あなたがダイアナですか」
 密かに教会に近づいていたナハトは民家の屋根の上からダイアナへと矢を浴びせた。
 矢がダイアナの頭部を掠め、ウィッグが吹き飛び、彼女の本来の髪である金髪が露わとなる。
「金よりも黒が好きなんですか?」
「好きで着けてたんじゃないわよ! 師匠の指示よ!」

(師匠? 親吸血鬼とは別なのか?)
「師匠の名はニコラかな?」
 ヨルはヒールをかけながらダイアナへと問いかけた。
「違うわ! あんな女と偉大なるニコラ様を一緒にしないで!」
「!」
(この口ぶり、彼女の親吸血鬼はニコラか!)

 ダイアナは素手で戦闘しながらも落とした槍を回収しようとしたが、冒険者達がそれを許すはずもない。帝国兵達は次第に数を減らしていき、恐竜ゾンビ達も全滅した。最後の一人となったダイアナはなおも奮戦したが、ついに倒れる時がやってきた。

「もらった!」
 ダイアナが霧から実体に戻った瞬間を狙ったベルクの鉤爪がダイアナの心臓を貫いた。さらに続けて放たれた蹴りがダイアナの首を吹き飛ばす。
「くそ、こんな所で……ニコラ様ぁ――!」
 脅威的な再生力を持っていたダイアナはその一撃で限界を迎え、塵に帰った。

「生け捕りにした帝国兵を尋問しなければ……」
 シルヴィアが生け捕りにした帝国兵に尋問しようと近づくと、すでに帝国兵はこと切れていた。ナタリアの見立てでは、奥歯に仕込んだ毒で自決したのだろう、とのことだった。

●
 冒険者達がラハーダの建物の中を調べると、食料運搬などの物流に関する資料が見つかった。ここはヨラヒムへと物資を運ぶ中継地点だったようだ。そしてその資料の中には、ニコラ元侯爵の希望する物品に関するものもあった。これで、帝国過激派がメドゥの指先と結託し、ニコラ元侯爵を匿っていることは決定的となった。だが、ニコラ元侯爵が誰の手によって吸血鬼となったのか? それを示す資料は見つからなかった。

「吸血鬼は親吸血鬼から特異体質を受け継ぐとお祖母様に聞いたことがある。ダイアナの親がニコラ侯爵であるというのなら、ニコラ侯爵も体を霧に変えられるのかもしれないな。そして、その親吸血鬼も」
 資料に関する情報をまとめた後、シルヴィアが言った。体を霧に変えるというのは『スキル』の領域を超えた特異体質であり、吸血鬼の伝承に多くみられる能力だ。ダイアナの見せた霧変化の能力が血統依存の特異体質なら、親吸血鬼から受け継いだものである可能性は高い。

「ニコラが吸血鬼化してるいるとはね……。厄介な話だ。けど、この先にニコラ侯爵がいることは間違いなさそうだ。それに、ダイアナの師匠とやらも気になる。ヨラヒムまでいけそうなら、もう少し進まないか?」
 冒険者達はヨルの提案を実行可能かどうか検討し、戦闘はもう行わないことを前提にもう少し偵察を行うことにした。

●青の親指グリゼルダ
「ひでえ匂いだ。近くにゾンビがいるぜ。それに、この匂いは……」
 偵察から戻ってきたハヤトが言った。
「もしや、ニコラ侯爵の匂いを見つけたのか?」
 ナタリアが問うと、ハヤトは首を横に振った。

「いや、違うな。この匂いは嗅いだことがある。グリゼルダの香水だ」
 その言葉に、皆は沈黙した。グリゼルダと言えば、ドワーフ王国のハレウドを滅ぼし、リーンエス王国の密偵部隊を壊滅させ、先日は冒険者本部のある街リブラネスタも襲撃した筋金入りの凶悪テロリストの名だったからだ。

「グリゼルダ? 『青の親指』がここにいるのですか? リブラネスタを襲った後は消息不明と聞いていましたが……」
 ガルシアは目を丸くした。
「メドゥの指先の幹部がいるとなると、やっぱりヨラヒムを守っているのでしょうか。ここはまだヨラヒムとは少し距離がありますが……」
 ナハトが首を捻ると、ハヤトは立ち上がった。
「分かった。じゃあ俺が近くにいないか見てくる。今回はおっぱい揉むのは諦めるぜ」
 ハヤトは親指を立て、グリゼルダの匂いを辿るべく出発した。
「?」
 ハヤトの言葉の意味が分からなかったミゼリアは首をかしげた。

●
「すまん! 見つかった!」
「貴方達、冒険者ね! 私をウィリアムのところに案内してくれるために来たのかしら!?」
 ハヤトは人間離れした速度で走って追いかけて来るグリゼルダを引き連れて戻ってきた。ハヤトに落ち度はない。グリゼルダの看破能力が鋭すぎたのだ。

(くそ、ここまで来てグリゼルダに見つかるとは! 今の状況でコイツと戦うのは危険すぎる!)
 ベルクは舌打ちし、全力でグリゼルダからの逃走を図った。今は偵察任務中だ。たとえ生存者が自分一人となろうとも、ヴィントに情報を持ち帰らねばならない。
「皆さん、逃げて下さい! なんとか時間を稼ぎます!」
「やっぱり師匠ってこいつだったか……」
「江流様、私も一緒に!」
 コルネリウス、江流、ガルシアの三人は仲間達が逃げる時間を稼ぐ為、グリゼルダの前に立ちはだかった。一瞬で間合いを詰めたグリゼルダが攻撃目標に選んだのは、コルネリウスだった。
 ガィン!
 黒い炎を纏った第三の腕が振り下ろされ、激しい衝突音と共にコルネリウスの姿がその場から消えた。盾ごしに殴打されたコルネリウスは宙に浮き、後方に数十メートルほど吹き飛ばされた。だが、なんとか意識を保っていたコルネリウスは剣も盾も手放さなかった。

「こいつがグリゼルダか……! 閃光塗弾を使う!」
 レピドがピンを抜いて投げた閃光塗弾の中身がグリゼルダの眼前で炸裂し、彼女の視界が白く塗り潰される。グリゼルダが思わず目を瞑ったその隙に、ナタリアの放った光縛封がグリゼルダを包みこんだ。
「いくら奴でも数秒ぐらいは保つはずだ! 今の内に逃げるぞ!」
「ええい、小賢しい真似を……! ウィリアムに伝えなさい! 近い内にまた貴方に会いに行くと!」
 グリゼルダが光縛封を殴りつけながら喚(わめ)く声を尻目に、冒険者達は全力でその場を離脱した。こうして、冒険者達は帝国西部鎮護都市ヨラヒムまでは辿り着けなかったものの、帝国過激派とメドゥの指先が結託して吸血鬼になったニコラ元侯爵を匿っていることを突き止め、帰還したのだった。

マスターコメント

 ヨラヒムまでは辿り着けなかったものの、ニコラ元侯爵の痕跡を発見でき、眷属の一体を葬ることに成功。ついでに指幹部のグリゼルダが帝国西部にいることも発見できたので、結果は成功とさせていただきます。帰ってから食べるご飯はきっとおいしかったことでしょう。  ちなみにグリゼルダのドラゴ●ボールみたいな威力のパンチですが、あれは彼女のスキルの一つである「素手でも出来るドラゴンチャリオッツ」(仮名)の効果となります。【恋眼】のイメージノベルでウィリアムが喰らってたのと同じ技です。
ロングシナリオ

ロングシナリオ非常に難しい 報酬:多い12 / 6〜12人

2022年11月09日 16時15分30秒 公開

成功

相談掲示板

  1. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 移動ルートについては記載のある通り、ヨラヒムを目指しつつ痕跡を発見次第それを追う形になりますね。 取り急ぎとなりますが。 >衣食住 ステータスを低下させない事は前提になると思いますので、今思いつく範囲で、水、食料、火、寝床の確保について必要なことを一先ず書き出してみます。 水の確保は体を拭く、飲水などにピュアウォーターが使えますね。一日10リットルまでなので数人で使用するなどが必要になるかもしれません。 寝床はゲルが使用できるでしょうか。 食料は箱に入れてマジカルポケットを使えば鮮度保持と保管が可能かと思いますので、保存の効く携帯食料や狩猟・食べられる植物の採取などと併せて利用できれば大分QOLは保てるかなと。 火打ち石もあると良さそうです。 飲食不要やショートスリーパーも利用出来そうですが、必要なスキルとの兼ね合いにもよりますね。 >方針 痕跡発見までは成るべく敵との接触は避けたいですね。 あとはクリーパー以外の敵と接触した際には、こちらが調査しているという情報を持ち帰られないように確実に対処しなければならないかなと思います。 帝国の戦士、特に伝令を逃がしてしまうと失敗のつもりで挑みたいですね。 ラハーダには立ち寄る事になるのかな、と思うのでこちらは夜間に訪れるという認識で良いでしょうか。

  2. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 依頼の要綱に加えて、コルネリウスの懸念から医学的見地が求められると思って参じた。 水の確保にあたっては水袋(大)が求められるだろうけど、授恵者の力を以てしてもコストは無視できず、物資搬入の為に荷馬車と黒汗馬を使おうとしても、劣悪な環境で調査要員が参りかねないくらいだという中で、勇猛とは言えない馬が耐えられるのか?という疑問もある。 寝床のゲルは2つ持っているから、これらは私が担おう。 保存食の類といえば干物セットを1つ持っているくらいだな。 過激派の兵士が数十人という中で、伝令が何名居るのかというのも課題か。 光縛封で逃がさないようにしても、あれは1回だけしか使えないからな。 山脈地帯となれば、どこかに川や湖があるなら釣りと漁(それぞれLv3。幽霊船DAにて習得)があるが、どうする?

  3. ナタリア・フィッツジェラルド

    連投失礼する。 私から出来る事は、ゲルを2つ持参。 医療薬学を主としつつ、もう1つはショートスリーパーで極力フル稼働するか、サバイバル知識を持参して薬草類の確保にも動くか。 食糧確保に関しては先述の通り漁や釣りがある。

  4. ナハト・シュライバー

    シューターのナハトです、よろしくお願いします。 >方針 痕跡を見つけ追跡するのが最優先かと思うので、交戦は極力避ける方向で異存ありません。 あとは衣食住の確保と調査追跡、必要に応じて戦闘や撤退とやることが多いので役割は相談して分担しておきたいですね。 >役割 僕は屋外の調査、斥候などが得意ですがマジックポケットでの物資運搬、衣食住の内狩猟で食材確保、料理などはお手伝い出来そうです。 何かに特化させるか、両方満遍なく出来るようにするかは皆さんの持参スキルや行動などによって考えたく。 >道中訪れるかもしれない場所 帝国南部の都市ヴィントを出発し、仮目標地点を帝国西部鎮守都市ヨラヒムに設定 しかし痕跡を発見したらそちらを優先との事なのですが…… 解説で出された2箇所は ラハーダ: 帝国北西部の滅びたはずの村落 帝国西部のとある街(ヨラヒムもしくは別の街か?):グリゼルダがいると思しき街 これらはどの痕跡を追ったか、というか僕たちが通ったルートによって辿り着いたりつかなかったりするのかな? と思ったのですが、認識が誤っていたら申し訳ありません。 元公爵の足取りを追うならラハーダでの情報収集をしたいところ。 こちらは昼と夜、どの時間帯で訪れてどう行動するかで展開が変わりそうですが、ここにいる吸血鬼の親吸血鬼が誰かが重要な情報との事なので。 その情報を仕入れるなら夜なんですが……ただ既に触れられているように帝国兵に逃げ出されるとこちらの動きがバレてしまうんですよね。 夜襲で真っ先に馬を潰しておいてから帝国兵を暗殺して吸血鬼に接触……とか考えましたがアンデットダイナソーも邪魔ですね

  5. レピド・クロサイト

    レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 >方針 交戦は極力避ける方向で異論なし。 一人が持てるスキルには限りがあるから分担にも賛成。 >衣食住 メタい事を言うとオーブ(300)とSP(3)を浮かせている状態なので、必要そうな物をこれから取るつもりだ。 今考えている候補としては採取か狩猟、位置感覚、ピュアウォーター、マジックポケット辺り。 >痕跡 これを探す為に正直、看破(Lv4)も持っていきたいんだよな…… メドゥの指先の手引きで逃走しているなら痕跡を隠蔽されている可能性は十分ある、と思ったので。

  6. シルヴィア・A・カペル

    ヒーラーのシルヴィアだ。今回はよろしくね。 戦闘能力、調査・偵察能力、サバイバル能力……どれも重要だね。特に精神的余裕を考えた時、水と食料の確保は欠かせない。夜眠る時には交代交代で見張り役も作りたいな。 方針については追跡と調査が最優先、敵との交戦は出来る限り避ける事に賛成だよ。道中訪れるかもしれない場所は遭遇者やニコラ元侯爵の手掛かりによって変わると考えて良さそうだ。 >ラハーダ 夜に訪れるという認識で良いと思う。吸血鬼ダイアナは「昼間に冒険者の襲撃を察知した場合、村落を放棄して脱出する」とあるから、夜間に親吸血鬼の情報を探りたい。可能なら昼の間に索敵、馬の位置も分かれば良いな、とも。 伝令役は馬で逃走を図るようだから、まずは馬の脚を潰して伝令役の確保をしたいな。ナハトが言ってくれたように夜襲で真っ先に馬を潰してから帝国兵・吸血鬼と接触というのが良いと思う。夜間にアンデッドダイナソーと戦っていれば、騒ぎを聞きつけて帝国兵と吸血鬼も来るかもしれない。来ないなら来ないで、帝国兵と吸血鬼を優先して追う人を決めておいても良いと思う。敵についてはPL情報だから事前の偵察結果にもよるかな。 >役割 私も皆の持って行くスキルやアイテムによって変えたいと思っているよ。 今の所、戦闘能力に特化した方が良さそうかな? ショートスリーパーと超聴覚、バフと回復スキルを考えている。アイテムは衛生面を考えてスライム石鹸&コスメセットを持って行こうかなと思っているよ。干物詰め合わせセットもある。

  7. ミゼリア・L・ステュクス

    ……ウォーリアの、ミゼリア……です。よろしく、おねがいします……ね。 方針は……わたしも、いま出ているお話に、さんせい……です。 >個人 飲食不要と、ショートスリーパーで…… 夜のあいだの、見張り番を……たんとう、しようかなと……。 ……なにかあったら、起こします……ので、みなさんには……ぐっすり、ねむって、いただけたら……。……長旅には、すいみんも、大事……ですよね……? アイテムは……今のところ、干し肉とか、水袋(大)とかを、持っていこうかと、思ってますが……ショップで買えるものなら、何か、ご要望があれば……分担にも、ご協力できそう……かと。 あとは……吸血鬼の、生態が……気になるので…… とくに、ラハーダでの、情報収集を……がんばってみたい……です……。 ナハトさんの、「夜襲で真っ先に馬を潰しておいてから帝国兵を暗殺して吸血鬼に接触」……の順番は、とても、よさそう……だと、思い……ました。 アンデッドダイナソーが、じゃまになりそうなら……馬や、伝令役を、倒すまでは……ダイナソーの足止めを……しておきましょうか……?

  8. シルヴィア・A・カペル

    投稿時間が重なって申し訳ない……!( 夜の見張り役は、ショートスリーパーを使いつつ私も担当しようと思う。ナタリアがゲルを二つ持っていってくれるし、見張り役は数人いた方が良さそうだ。ミゼリアはよろしく頼むよ。 >ラハーダでの動き アンデッドダイナソーの足止めも有難い。 戦闘についてはバフ・回復役メインで立ち回れたらと思うから、どう動くかはヒーラー仲間のヨルとナタリアの動きを聞きつつ考えたいと思っている。一旦保留で。 ダイアナの親吸血鬼については探りたいと思っているよ。

  9. コルネリウス・アーラ

    >役割 私が現状持てる汎用スキルはマジカルポケット、ピュアウォーター、採取、ショートスリーパーですね。料理の担当も行えます。 全体の希望や分担の割合を見てどれにするかを決めようと思います。 ゲルも手持ちはありますが、ナタリアさんが2つ持たれるのでしたら私は別のものにしようかと。 >ラハーダ ナハトさんが仰っていますが、確かにラハーダも確実に寄るかは不明なのですよね。もしかしたら痕跡を発見するタイミング次第では進行ルートからズレてしまう可能性もありますし、寄る場合の動きを前提にしつつ、どちらも視野に入れたほうが良いかもしれません。 出来るだけラハーダで情報収集したいのは同意です。 吸血鬼ダイアナは昼に襲撃すると脱出してしまうのであれば、夜襲で足になる馬を潰してしまう案が良いかもしれません。 アンデッドダイナソーをミゼリアさんが対応されるのであれば、私は伝令を確実に潰すために足止めをするかダイアナの対応に回るかをしましょう。 どちらに行くかも全体の方針を見ながら決定しますね。 >道中訪れるかもしれない場所 グリゼルダかいるかもしれない街については、補給などで立ち寄ったりする可能性…などでしょうかね?認識が少し難しいのですが。 遭遇してしまうと撤退一択しかありませんし、出来れば避けたいところであります。 立ち寄る場所についても、基準などを決めておいたほうが良いでしょうか?

  10. No.10

    あの・・・、キャスターのリディリディです。 よ、よろしくお願いします・・・。 すみません、まずは準備していくものだけをお伝えします。 えっと、火の件ですが、私が生活魔法を準備していっても良いかなと思います。 食事を作る際の種火や、明かりに火を灯すくらいならば役に立つでしょうし。 あとはマジックポケットを考えています。 この人数ですので、荷はどうしても多くなりがちですから、複数人居ても良さそうです。 戦闘がメインではないので、攻撃というより移動阻害を主とした形にします。

  11. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ、よろしく頼む。 飲食不要と暗視を持っていこうと思う。 非戦方針は賛成だ、むやみに戦うより情報収集に徹するべきだと考える。

  12. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 方針としては情報収集優先ってので問題ねぇぜ! サバイバル的なフォローしてくれる面子も多そうだから俺は追跡&偵察に特化したスタイルで行こうかと思ってんぜ。 具体的には《宗波》《超嗅覚》《看破Lv5》あたりで索敵偵察をメインにしよーかと思ってる。他に希望があれば言ってくれりゃ調整も可だぜ! ちなみに夜襲する時の戦闘ではタナトスバイト改で一撃暗殺狙いだな。 逃げられそうな時は疾風足で追い詰めてにがさねぇつもりだ。

  13. 海神 江流

    海神 江流だよ。今回は宜しくね。 情報収集優先で戦闘は極力避ける方針ってのは了承。 ハヤトさん同様、宗波は用意可能。 戦闘を避ける方針なら、トリプルファングは外してしまってハイディングとかの方が此方に気付かれずに探索・捜索を進める意味では有用かなと思案中。 アクションスキルは移動系でまとめておくつもり。 ま、このへんはみんなの様子を見て。 持ち物は今のところ誰も用意がないみたいだから、ダンジョン野営セットを持っていくよ。 6人までの野営用の調理器具・寝具・照明が纏まってるんで有用かと。 あとはバックパックに着替え入れておいて長期活動に備えようかなと。

  14. ヨル・スレイマン

    ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しく。 >道中 スキルの分担賛成。クリーパー基本回避の方向性も賛成だよ。 回避に関しては双波で斥候して貰うのが心強そうだ。 「戦闘音」と「血の匂い」で寄ってくるというのがちょっと気になるね。聴覚と嗅覚だ。 採取はともかく、狩猟で敵を引きつける可能性があるということかもしれない。そういう意味では匂いの強そうな干物もそのまま持っていくと怖いんだろうか? マジカルポケットは非常に有用そうだね。 戦闘せざるを得ない場合の泥沼も怖いから、回避失敗した時にどう対応するか、も軽く入れておいた方がいいかも。 すぐ回復させるのも大事だし、光縛封は一回だけだけど持って行っておいてもいいかもしれないと思っている。 >ラハーダでの動き 夜襲で真っ先に馬を潰しておいてから帝国兵を暗殺して吸血鬼に接触、良さそうだなと思ったよ。 「親吸血鬼へ繋がる情報を得る」のが目的なら、わざと逃走させた後に近辺を調べるでも十分かもしれないけれど、それ以上を求めるなら戦いながら動作や癖を観察する形になるかな? それならば洞察を持って行ってもいいなと思っている。 この辺りはもう少し考えてみるね。 >個人の動き スキルとしては回復重視。あとは暗視、料理、看破あたりで足りなさそうなものを入れておく予定だよ。

  15. ヨル・スレイマン

    俺を含めて全体のバランスを見てスキルを選ぶ人が多いようだったので、ざっくりここまでの流れのメモを貼っておくね。 見た感じ重要そうなところを抜き出したので、抜けがあったら書き足したりしてくれれば。 コルネリウス:(マジカルポケット、ピュアウォーター、採取、ショートスリーパー、料理) ナタリア:ゲル×2、(干物セット)、(釣り、漁)、医療系スキル ナハト:(屋外の調査、斥候、マジカルポケット、狩猟、料理) レピド:看破、(採取か狩猟、位置感覚、ピュアウォーター、マジカルポケット) シルヴィア:ショートスリーパーと超聴覚、バフと回復スキル、スライム石鹸、夜間見張り ミゼリア:飲食不要とショートスリーパーで夜間見張り、干し肉、水袋(大) リディリディ:生活魔法、マジカルポケット ベルク:飲食不要、暗視 ハヤト:双波、超嗅覚、看破、追跡&偵察に特化 江流:ダンジョン野営セット、双波、移動系スキル重視 ヨル:回復スキル重視、(暗視、料理、看破、洞察)

  16. レピド・クロサイト

    ここまでの相談で持っていく者がいなさそうな「位置感覚」を取ってきた。 汎用二つ目はハヤトが看破を持っていってくれるようなので、ひとまず「超視覚」にしようかと。 なるべくギリギリまで変更には対応するつもり。 ○波系は双波までしかないのでより上位のスキルを持っている者に任せたい。 持ち物は俺も職人通りで買えるもの頼りだな。 ざっくり考えていたのは夜間の防寒に外套、保存食系、水袋辺りか。

  17. ナハト・シュライバー

    ヨルさんは纏めありがとうございます! >役割分担 確かに狩猟すると血の匂いで他のを惹きつけてしまう可能性があるんですよね。 釣りや採取をお持ちの方もいますし、僕はまだ挙がっていなくて有用そうなサバイバル知識を持参しましょうか。 あと汎用は隠蔽、アクションスキルからホークアイを選んでおきますね。 特性は偵察用にエーテルリンク、ラハーダでの戦闘に備えて見えない死神を検討してます。 ラハーダではアンデットダイナソーの足止めをして下さる方がいるなら僕は馬と帝国兵の排除を担当出来れば。 吸血鬼に関しては昼に訪れると情報入手前に逃げられそうなので、夜に交戦というか対話を試みてもよいのかと。 >調査 馬の足跡や車輪跡、行軍した痕跡など追えばラハーダの方に向かえる確率が上がるでしょうか? グリゼルダの滞在している街が仮の目的地であるヨラヒムだった場合、ラハーダを発見、立ち寄ることなくそのまま進んだ場合遭遇するとかそんな感じになるのかなと思ったのですが確証が無いんですよね……。 とはいえ向こうより早めに相手の存在を察知すれば交戦することなく撤退も可能かと思うので、斥候頑張りたいです。

  18. シルヴィア・A・カペル

    ヨルは分担の纏め有難う。分かりやすいよ。 >持ち物について ダンジョン野営セット、私も持っていくよ。寝具は人数分欲しいのと、調理器具には色々と用途がありそうだと思って。浅い鍋をそのままお皿に使っても良いしね。あとは、私もバックパックに着替えを詰めていこうかな。 >特性スキル ハイパーヒーリングオーラと、吸血鬼用にウェイブ・オブ・インフィニティロアにする予定。アクションスキルで輝刃も持って行くつもり。 >戦闘回避失敗の場合 血の臭いや戦闘音で他の個体も寄ってくる、というのが厄介だね……12人いるし、どうしても戦闘が避けられない場合は集中攻撃で倒して逃げるしかないかな。 現時点では狩猟を持って行く予定の人はいないようだから、狩猟は止めてしまうのも良さそうだ。 >ラハーダでの動き ヨルが洞察を持って行ってくれるなら吸血鬼を優先して探して貰った方が良さそうだね。 馬と帝国兵潰しは既に表明してくれているし、アンデッド・ダイナソー数体の対応に向かおうと思う(まだ確定ではなく、他のヒーラーの面々の動きを見て考えるよ)。 >道中訪れるかもしれない場所 行軍の痕跡がある場所や帝国兵がいる場所は、ニコラ元侯爵と帝国過激派の手掛かりがあるかもしれないから調査が必要になる思う。痕跡や兵の気配がない場所については、グリゼルダがいるなら極力回避したいし、立ち寄らずに進むのも良さそうだね。出来るだけ早めに敵の情報を得たい。斥候、頼りにさせて貰うよ。

  19. ナタリア・フィッツジェラルド

    とりあえず、1日2日考え込んだ結果としてサバイバル知識を持参する事にして、それにあたりLv4にしてみた。 本当ならLv5にしておきたかったところだが、メダルが不足していてな…… サイズ的にマジカルポケットで薬草や香辛料の持参は出来なくもないかもしれないが、負担が色々と大きすぎるし、ヴィントを出発してから数日で人里が無くなる訳だから極力その手の代物は現地で確保する事がベストといえよう。 毎日同じメニューの食事も心的負担に繋がりかねんから、香草を変えたり茸を添えるだけでも大分違ってくる筈。 釣りと漁に関しては、釣り竿や銛が要される事だろうから帝国過激派や恐竜との戦闘に支障をきたしかねないから取り下げる。 副装備にキャスター武器をも持って行きたいと思っていてな。 >スキル 私からもインフィニティロアを持ち込む事は決まっているとして、もう1枠はハイパーヒーリングオーラと光縛封のどちらにしたものか考え中だ。 シルヴィアと連携して回復やバフの支援を行う事も有用だろうけど、光縛封は恐竜の足止めにおいても重要だからな。 仮にグリゼルダと遭遇した際、一瞬でも足止めできるかどうかも問題だ。 >情報収集 これに関しては、ラハーダに立ち寄れるか否かは道中にて敵と遭遇したか否かによってタイミングが変わりかねんか。 それに何にしても、調査において何も無かったという事が分かっただけでも一つの成果といえるのだから。

  20. ミゼリア・L・ステュクス

    >ヨルさん ……まとめ、ありがとう……ございます。 >シルヴィアさん ……あ、いえ……わたしこそ、時間が、かさなってしまって……。 夜の見張りも、こちらこそ、よろしく、おねがいします……ね。 >戦闘 ……いまのところ、ダイナソーに見つかってしまった場合に……シーザーロアで、こっちにひきつけて、ヒールで、少しですけど、自己回復もしつつ……持久戦的なうごきを、かんがえて……います。 ……攻撃は、あまり……得意ではないので……馬と、帝国兵さんたちの、処理が終わったら……加勢に来ていただけたら、心強い……です……。

  21. ベルク・オスマット

    >ヨル殿 まとめに感謝を。 よく考えたら偵察目的ではあるが、後日に討伐隊が通る可能性もあるわけだからマッピングも必要だと思い至ったので、我も宗波を持っていってマッピングをしようと思う。 討伐でなくとも行く行くの復興の役にも立つだろうしな。

  22. レピド・クロサイト

    >ヨル 纏め感謝。助かる。 >戦闘回避失敗の場合 集中して一気に倒して逃げるのに賛成を。 閃光塗弾辺りが使えないか考えたが、それで別の敵に見つかったら元も子もないし。 >ラハーダ 馬や帝国兵が単独とは限らないし、俺も馬と帝国兵の排除に回っても良いだろうか。 時間は吸血鬼対応の都合もあるが、それを抜きにしてもゾンビの警護する街だ、白昼堂々より夜に訪れる方が自然な気がする。 >ゾンビ アンデットダイナソーは出てくる肉食恐竜型クリーパーのゾンビなんだよな。 特に「キメラ」とはついてない。 ということは逆に何らかの合成……キメラなゾンビがいたらグリゼルダがいる可能性を疑ってみる、とか?

  23. コルネリウス・アーラ

    ヨルさんは纏めありがとうございます。 >役割分担 私は汎用はピュアウォーター、採集にします。 アイテムはスライム石鹸、水袋は持ちますね。 >戦闘回避失敗の場合 閃光塗弾については、これ以上調査継続不可と判断した際、完全撤退する時の目眩ましとして使うのは有効かなと思います。 >ラハーダ 私の動きは、馬と帝国兵潰す方向で確定しておきます。 タンク寄りですので、足を止めて味方が攻撃しやすいように補助をする役割になると思います。 >道中訪れるかもしれない場所 斥候をして頂けるのでしたら、立ち寄りの判断に非常に助かりますね。よろしくお願いします。

  24. ガルシア

    随分相談が進んでしまいました…ウォーリアのガルシアです 私は建築・土木が多少扱えますので休息地点の簡易整地をお手伝いするくらいしか… 戦闘では前を張ってくださる方が多そうなので私は火力重視なビルドにしていく予定です

  25. No.26

    えっと、戦闘については極力回避ということで良いんですよね? もちろん戦闘になってしまった場合のことは考えないといけないのですけども・・・。 すみません・・・。回避前提で考えていたので、戦闘関連のお話が多く少し混乱していました。 えっと、生活魔法と言っていましたが、 サーマルアイに切り替えようと思います。 代わりと言ってはなんですが、火打箱を持っていくことにします。 せっかくヨルさんにまとめて頂いたのに申し訳ないのですが。

  26. シルヴィア・A・カペル

    元侯爵の追跡と調査が最優先で、戦闘は極力回避で良いと思う。 ラハーダには帝国兵(伝令役含む)と吸血鬼がいるし、調査に加えて戦闘も必要になりそうだ……という認識でいるよ。 >ヒーラーの特性スキルについて 強敵との遭遇を考えて撤退用に光縛封は欲しい。同様に日数が経過すれば多かれ少なかれステータス低下は発生するだろうから、範囲バフスキルも欲しい……範囲回復も持って行きたいし悩み所だね。 とりあえず、私は先述通りインフィロニティロアとハイパーヒーリングオーラでセットしておくよ。 >ラハーダでの動き 出発はもう少し先だけれどそろそろ詰めておきたいな。 アンデッド・ダイナソーの対応に向かうよ。回復は担当するから、ミゼリアには敵の引きつけ・足止めをお願いしたい。持久戦の方針だから、輝刃についても堅甲に変更で。敵への攻撃も出来る限り頑張るつもりだ。ミゼリアは夜の見張り共々よろしくね。 他班の帝国兵と馬潰し、アンデッド・ダイナソーの足止めと撃破が終わったら吸血鬼対応に加勢しに行くつもりだ。 >戦闘回避失敗の場合 そうだね、閃光塗弾は撤退用の目眩ましとしてなら有効だと思う。 >ゾンビ 成程……死霊術師が支配できる死霊の質と量は術者依存だし、継ぎ接ぎのキメラゾンビなんて早々は作れない筈。キメラゾンビがいたらグリゼルダの可能性を疑ってみて良さそうだ。

  27. ナハト・シュライバー

    >方針 はい、リディリディさんの仰るように道中基本戦闘は回避……なんですが、ラバーダで調査を行う場合、帝国過激派に情報を持ち帰らせない、吸血鬼から情報を得る、これらの事をなそうとする場合交戦に発展する可能性が高いという認識です。 ただラハーダにおいてもいきなり襲撃というより、隠密偵察で可能な限り情報を集め、その上で更なる情報が欲しい時や敵に気づかれた場合、馬を優先して潰したり、ダイナソーが集落への侵入が許さないならその対応と侵入優先、侵入も過激派対応と吸血鬼対応に別れて対応(戦闘に限らない)というイメージでした。

  28. コルネリウス・アーラ

    >戦闘について すでにナハトさんが説明してくださっているように「道中のクリーパーとの戦闘については極力回避」という方針の認識です。 ラハーダでも、まずは痕跡がないかなどの調査を優先かと思いますが、敵の配置次第で戦闘は避けらないかな、と思っていました。 (ラハーダでは戦闘になることを前提として私は考えていた為、それまでの消耗は極力抑えたい、という認識です) 戦闘関係については、その際の役割分担について表明をしている流れですね。

  29. ナタリア・フィッツジェラルド

    今更ながらの話になるが、スレイマンは纏めに感謝を。 そしてシュライバーが先んじてサバイバル知識持参を表明していた事に気付かず申し訳ない。 クリーパーは無数にいる訳だから、こちらとしても消耗を抑える為にも道中の過程での交戦は避けるとの認識だな。 あくまで目下の問題は、ラハーダの護衛に立っているダイナソーの対処と、帝国過激派の伝令を最優先で潰すべきという事で。 過激派がひしめく中で、どいつが伝令か分からないと仮定すればインフィニティロア込みでの範囲攻撃で皆殺しというのがスッキリするんじゃないかと思ってしまうが、それだと無数のクリーパーはおろかグリゼルダをも招きかねないか。 光縛封の件も了解。 範囲回復役はシルヴィアに一任という事で負担がかかりかねないが、改めて私からも光縛封を持参しよう。 それと水の使い道に関しては、計画性を立てておく必要がありそうか。 ピュアウォーターは1日につき10リットルしか最大生成できず、2名が名乗りを上げた事に加えて水袋(大)持参となれば単純計算で最大40リットルの水を確保する事になるというか。 調査活動、ならびに道中で数日使うと仮定すれば、そこまで問題にはならないかもしれないが…… ゲル2つ持参という事で白紙は許されないから私は先に仮プレを出した中で、朝露や花の蜜を集めて僅かでも渇きを潤すという風にしているよ。

  30. 海神 江流

    消耗を避ける意味での道中の交戦を避ける。 認識としては共有できているつもり。 先に述べた通りで野営セット持参。 シルヴィも持参してくれるとの事だから全員分の寝具、調理器具に不足はなさそうだね。 単独行動用に水袋(小)と着替えを入れたバックパックの持ち込みで行くね。 汎用スキルは、夜襲もあるって事なんで暗視を俺も持参しておくので、必要なら夜の番の交代要員も対応するよ。 遭遇戦を避ける意味で幸運の星を持っておいて、単独偵察もできるようにしとく。 宗波は感波の効果もあるんで、敵の捜波を受けた時に相手の座標を拾えるから、一方的にこっちの存在が見破られるリスクも減らせると思うんだけど、ハヤトさんとベルクさんが持参してくれるならそっちは任せて、 他の移動型スキルと合わせて、ホライゾナルジャンプで敵を取り逃さない動きに切り替えておいた方が役割分担できるかなと切り替えてみた。 もしオーダーがあれば対応するので声かけてくださいな。 ラハーダでの戦闘が最終的に控えていると想定して、そこに向けてフィジカルが維持できるように上手く補い合っていけるといいやね。

  31. No.32

    戦闘回避について有り難う御座います。 クリーパーとは回避するという意味だったのですね。 グリゼルダやニコラ元侯爵に見つからないようにということで回避するという感覚で捉えていました。 それを踏まえて行動する事にします。

  32. レピド・クロサイト

    そろそろスキルや持ち物を固めたい頃だな。 ここまでを鑑みて汎用は位置感覚とピュアウォーター、持ち物は外套・バックパック(着替え)・閃光塗弾。 特性やアクションは戦闘寄りにしてる。 >閃光塗弾 なるほど、完全撤退時には確かに使えそうだ。念のため持っていく。

  33. ヨル・スレイマン

    少し間が空いてしまった。すまないね。 >全体の流れ 1:ラハーダまでの道のり(敵は可能な限り回避) 2:ラハーダの調査(バレないように行う) 3:ラハーダでの戦闘(主に対吸血鬼) だいたいこの3つのまとまりで予定しておくことになるという感じかな。 戦士・ダイナソーは向こうの位置と動きによっては2で戦闘になる可能性もある。 そうしたら起こる場合は吸血鬼戦へ、洞察と暗視を持ち込むよ。 スキルは光縛封とインフィニティロアを考えている。あとは概ね回復を持っていくことになるかな。 戦闘をある程度保たせるための回復と、こちらの撤退時に備えておく感じになるかと思う。

  34. シルヴィア・A・カペル

    >ヒーラーの特性スキルについて ナタリアとヨルは持って行くスキルについて教えてくれてありがとう。 参加人数が12人。役割分担も多そうだから、インフィニティロアを持って行ける人は多い方が良いと思う。私のインフィニティロアの使用タイミングは臨機応変にしておくよ。範囲回復役も頑張るね。 二人が光縛封を持って行ってくれるなら心強い。撤退時はよろしく頼むよ。 >夜の見張り 江流は交代要員への対応有難い。ショートスリーパーでも完全に寝ないというのは難しいだろうし……単独偵察が必要な時も頼りにしている。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0