竜への階
空色みなも
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シナリオID:1274
オープニング
ローブを着た男の目前に、総勢五十名の配下らしきリザードマンが集っていた。
「お前たちに朗報がある。我らが竜への階を登る、その時が来たのだ」
男が告げた言葉に、その配下たちは俄かに色めき立つ。
一般に、リザードマンにとって竜へ至ることは生涯を賭けた――いや、輪廻の中で目指すべき目標なのだ。
その悲願を達成できると聞けば、場がどよめくのも無理はない。
「そのための儀式を、これより執り行う」
フードから覗くのは、紫の鱗に覆われた肌――男もまた、リザードマンであった。
名をラスリャマスという、メドゥの指先幹部である。
本来、リザードマンは魂を磨くことで、竜への転生を志す種族である。
しかしラスリャマスは、そのような価値観に信を置いていなかった。
竜の高みへと今生で至る――それが、ラスリャマスの企てである。
それも、生贄を用いた外法によって。
ラスリャマスを中心とし、地面に光り輝く紋様が広がった。
たちまち紋様はラスリャマスの配下たちの足もとまで達し――。
体から力が抜け、次々と頽れていく配下たち。
「喜べ、お前たちの命は竜の一部となるのだ」
永遠の闇に沈もうとする配下たちの視界の中で、ラスリャマスの体は見る間に膨張していた――。
●
ラスリャマスの術は果たしてここに成った。
湿原に巨体がそびえている。
その背中には膜の張った翼が広がっており。
まさに竜と見紛うほどの威容を誇っていた。
「……何かが、足りぬ」
しかし、ラスリャマスの本能は告げていた。
これは、竜ではない。
そもそも、竜とそうでないものを分かつ境界はどこにあるのか。
それも判然としないまま、ラスリャマスは儀式に及んでしまった。
竜にも劣らぬ力を手に入れれば、竜の高みに届くと思っていた。
しかし、これは違うのだと。
ラスリャマスにも残されたリザードマンとしての衝動が、訴えてくるのだ。
そう、ラスリャマスは追い詰められていた。
冒険者たちの介入により、思うように生贄は集まらず。
そればかりか、配下は数を減らすばかり。
先日に至っては、いよいよ自慢の結界を破られ、肩に矢傷を受けてしまった。
日々に募る焦りが、ラスリャマスを早計な判断に走らせたのだ。
「やはりアシムベート……貴様が必要か」
ここにきても、ラスリャマスは不足しているものが儀式の素材であると考えていた。
リザードマンを束ねる資質を持つ者を生贄に捧げることが、自身を竜へと転じさせると信じて。
ラスリャマスは膨大な質量を有する体を翼で浮かせ、湿地帯を往く。
その目指す先にあるのは――ギシュム族の集落であった。
●
「湿地帯に巨大なリザードマンが出現した、だと?」
ギシュム族大酋長――アシムベート・グリオウが、金色の目を鋭くする。
「ええ。紫の鱗、そして傷ついた左目――」
「間違いあるまい――ラスリャマス、だな」
報告を行っていたサディーク・アルトゥフーラから、突如現れた怪物の特徴を聞いたアシムベートは天を仰いだ。
ラスリャマスはこれまでも、ディズルの地に暮らすリザードマンたちを苦しめてきた。
一体いつまで、ディズルの民はラスリャマスの脅威に晒されなければいけないのか。
「腹を括るべきかもしれんな。ラスリャマスめは、おそらく儂を狙うであろう――サディーク、ここは儂が出る」
アシムベートは、ここでラスリャマスに引導を渡す決意を固めたようだった。
「もちろん俺もお供します、アシムベート様。急ぎ、冒険者ギルドに連絡しましょう」
サディークの言うように、ラスリャマスの力に対抗するためには、冒険者の力を借りるのは必要不可欠であった。
こうして冒険者ギルドに協力が仰がれ、ラスリャマス討伐部隊が結成される運びとなったのだった。
解説
マスターより
リプレイ
冒険者たちが離れて取り巻く中心で、ラスリャマスの巨躯が天を衝いていた。
ラスリャマスが近づく様子は、まるで山が迫るかのような威圧感を冒険者たちへ与えてくる。
「……大きさがかなり違っていますね」
「姿形ばかり竜に成ったとて何だというのでしょう。私には竜を目指す姿勢にこそ意味があるように思えてなりません」
リディリディ・トゥラ・イェレミースがラスリャマスの巨体を見上げて呟けば、まるでそれに応じたかのようにアウレーリア・フォン・ネーベルベルクが離れた位置で呟きを重ねる。
「ですが怯えるほどのものではありません。こんなもの、本当のリザードマンが目指す竜とは似ても似つかないのですから」
リディリディが愛用の杖を掲げると、身を寄せるように周囲に集まった冒険者たちへ、水上歩行を可能とする魔力が付与される。
アウレーリアも同様に、周りの冒険者たちへ水上歩行の魔法を施していた。
「攻撃の嵐に耐えて頂く前の方々が生命線です。これで、少しでもその助けになれば」
同じくイズレンディル・パラリムも冒険者たちを集め、魔法で水上歩行を可能とさせる。
初動で希望者全員に行きわたらせるには魔法の使い手が不足していたため、自力での移動に難があるものを優先することになった。
「大酋長様のご心痛やお覚悟、察するに余りあることでございます。私も微力ながら、お手伝いをさせて頂きます――全員で生還し、取り戻した平穏を分かち合えるように」
レティシア・レインフィールが短い発声とともにエーテルを放つと、アシムベート・グリオウ、サディーク・アルトゥフーラの二人を含め、冒険者たちの体の奥からふつふつと力が湧き上がってきた。
「み、皆様……いきますよ! えっおー!」
ララノアも掛け声とともに、同行する仲間たちの力を引き出していく。
「ありがとう、ララノアちゃん。おねえさん、助かっちゃうわ」
「ええ、みんなで頑張りましょ。ありがとね」
それを受け、エミリア・シバとアルラ・ニグラスが口々にララノアに感謝を述べた。
(仲間を生贄に……その目指す先に……いったい何が……?)
心優しいララノアには、配下すら生贄に捧げるラスリャマスの心中を計り知ることはできない。
それはこの戦いを通じて、見極めていくしかないのであろう。
「すいません、アルトゥフーラ氏。こちらの散開包囲が完成するまで、攻撃を引きつけて頂いても?」
「ああ、もちろんだ。俺たちはそのためにここに来た」
やはり周辺の冒険者たちの能力を底上げしたキーゼの要請に応え、サディークがアシムベートと共に前線へ向かう。
「ラスリャマスにはいい加減、退場を願いましょ」
それを見たエミリアがラスリャマスにエーテルを飛ばし、光印を刻み込む。
ラスリャマスはもともとが膨大な魔力を操る魔術師だ。
生贄の儀式によりさらに強化された魔力を、エミリアの刻んだ光印が大きく乱した。
「儂はここにいるぞ、ラスリャマス!」
「アシムベートォオオー!」
仁王立ちでアシムベートが前方に立つと、ラスリャマスは叫びながら顎を開いたその口から、眩い光の奔流を吐き出した。
「アシムベート様!」
そばに控えたサディークがそれを真正面から受け止める。
一瞬、戦場の空が白く染まったかと思うと、サディークは体中に深い火傷を負っていた。
エミリアが光印を刻んだうえで、この被害――もし万全の魔力で吐息を受けていたらと思うと、サディークの肝が冷える。
「サディークさんは一度、下がって!」
そこで代わりに前に出たのが、ライオネル・ギシュムだ。
「俺の願いは『皆を守れるようになりたい』だ。もう奪われないように、自分の弱さに泣かなくてもいいように。こんな俺でもギシュムの戦士として認めてくれた仲間のために――大酋長は俺が絶対、守ります!」
戦士としての誓いを胸に、ライオネルはラスリャマスの赤い目をきっと睨みつけた。
「討伐失敗時に奪われるくらいなら大酋長が死んでおけばいい……って話でもないみたいね」
一方で、サイラスはラスリャマスの術の性質から、死者は生贄にできないと考えていた。
実際そうであったとして、結局、アシムベートを奪われさえしなければよいという話ではないようだったが。
「ま、勝ったら翼とか鱗とか貰いたいし?」
サイラスが血のように赤い穂先を持つ三叉槍を、ラスリャマスに向け突き付ける。
魔術具である槍の穂先から飛び出したエーテルは、ラスリャマスの体に浸透すると、その強大な膂力を一時的に衰えさせた。
「私から二度逃れることができた者はいません。彼もまたここで屍を晒すことになるでしょう」
ノックス・マグナが弓に番えた矢の周辺が、陽炎のように揺らめいて見える。
矢に重力波のエーテルが収束されており、光の通り道が曲げられているのだ。
放たれた矢がラスリャマスに突き刺さると、その大きな質量を誇る巨体を重力波が縛り付けた。
「見なよ。見てくれこそ大仰だが、ちゃんと飛べていない。あれは竜ではない」
「ええ、渇望の末路……その醜い姿こそが終わりに相応しい!」
ルチル・プルメリア・グレイハーツとの掛け合いの後、ハリス・アル・ターミルが沼地を物ともせずに爆発的に加速し、ラスリャマスへ向かって駆けて行った。
「せいぜい苦しむがいいさ」
含みを持たせた台詞を口にし、ルチルが放った矢は、毒のように体を蝕むエーテルをまとっていた。
突き立った矢に体を冒され、うめくラスリャマス。
「力で得たのは力で奪わる。仲間が宝、力合わせていれば竜にも勝る力を手にできていたかもな」
ロイ・アウレアはラスリャマスに向けて語りかけるでもなく、一人呟いていた。
その手に構えた魔弓には、強い光が集まっている。
限界までしなった魔弓から解放された矢は、ラスリャマスの頑丈な鱗の一枚を砕き、肉体に刺さったのだった。
●
「邪魔だ――失せろ!」
ラスリャマスの咆哮が突き抜けた空に、無数の光球が浮かび上がる。
その数、実に十八個。
「その光、放置したらやっかいそうだね。潰させてもらうよ」
シルヴィア・A・カペルが瑠璃色の蝶が舞う扇を広げた。
湧き上がった小さな光弾の群れが、空に浮かぶ光球とぶつかり合い、激しい閃光を伴って相殺される。
残り、十六個。
「ちょっとこの背中にロープ付きのペグを打ち込むのは大変そうだね」
トゥーリが宙に浮きながら大暴れするラスリャマスを見上げて独り言つ。
バランス感覚に優れるトゥーリとはいえ、あまりに不安定な足場に、鋼のように固い鱗に覆われたラスリャマスの表皮。
杭を固定する作業は見るからに容易ではない。
「なら、先にこっちを対処しようか」
トゥーリは気持ちを切り替え、手にした杖から魔法の光を飛ばすことで、空の光球を一つ潰した。
「大酋長は狙わせるもんか!」
ライオネルが放った魔法の矢が、アシムベートの近くまで迫りつつあった光球の一つを貫く。
「前に感じた渦巻くような憎悪が気になってねー。方法はともかく、竜への熱意だけは本物だったのかなー……この人」
アルマ・ヴァレンタインが呟きを漏らしながら、魔術具の箒を空へと掲げる。
無数の光弾が空へ殺到し、また二個の光球を消し去った。
「アルマさんを狙えそうな光球は優先して排除しよう」
温度を視覚化していたロイが、攻撃の予兆としてラスリャマスの体温に変化はないと判断し、通常の視覚に切り替える。
魔弓から放った矢の衝撃は、同時に二つの光球を貫くには至らなかったが、着実に一つの光球を打ち消した。
「賢しい真似をしてくれるじゃないか」
戦場を俯瞰視点で眺めるルチルは、空に浮く光球を効率よく消すための攻撃位置を見極めていた。
魔弓から放った矢が空で弾け、光の花が咲いた。
まき散らされた光の礫は、空の光球を二つ巻き込んでともに消える。
「お前の身を焼き滅ぼすのは、自らの妄執と知りなさい」
瞬時に天地から掻き集めたエーテルの助けを借りたアウレーリアが爆炎を打ち上げ、光球を二つ滅した。
さらに、収集したエーテルの効力が尽きないうちに、アウレーリアは魔法の鉄壁を召還し、まさにその守りを鉄板とした。
「リザードマンと違う流儀で竜を望むとはいうが、そもそも彼らの望む竜ってなんなんだ」
ナタリア・フィッツジェラルドの思案する竜の定義――それこそ、ラスリャマスが生涯を賭けて追い求めてきたものなのかもしれない。
「しかし、それに思いをはせても詮無きこと。目の前の試練に打ち克って、彼らの信仰を証明しようぞ」
空を見上げたナタリアの杖から放たれた魔法の光が、また一つ光球を減らす。
「その程度の数、私たちが処理しきれないとでも思いましたか?」
ノックスが手に取った杖を振るうことで上空に起こった爆発は、光球を二つ飲み込んでいた。
「そんなの、こけおどしにしかなってないけど?」
サイラスの呼び出した大量の光弾が襲いかかることで、空に浮かんだ光球はいよいよ残り二つ。
「光球を操る間に動きが止まるなら好機かとも思いましたが、そういうわけではなさそうですね」
キーゼが観察した結果、ラスリャマスは光球を生み出すことによって動作が鈍ることはなかった。
魔弓を引き絞ったキーゼは、炸裂する魔力の矢により、最後に残された二つの光球を空から除いた。
「面倒そうな光の球が消えた今こそ機が熟したと言えよう――こうなれば、ただでかいだけのトカゲじゃな」
鼻も歪むような得も言われぬ匂いを引き連れて、ク・サーヤ・クッセーワがラスリャマスに向かい水上を疾駆する。
以前に邪竜退治のため要塞に潜り込んだ時ほどの恐怖は感じない――なぜならあれは紛い物であるからだ。
「なりそこないめ、わらわの悪臭におかされて死ね」
サーヤにより、厚い鱗の隙間を縫って、ラスリャマスに暗器が突き立てられる。
「ち、一度で効かぬなら、二度三度と試みるまでじゃ」
サーヤの暗器には攻撃の精度を鈍らせるエーテルが仕込んであったが、一度では効果を表さなかったようだった。
「人の命を犠牲にする妄執、ここで終わりにしなくちゃ!」
ララベル・サン・ディーベルの足が、宙を蹴った。
爆発的にエーテルを噴出することにより、空中を走ることを可能にしたのだ。
「僕の刻み込んだ残像の呪縛から逃れられるかな?」
ララベルは前に、ラスリャマスに残像を用いた回避を見せている。
それが大技の牽制に繋がるのではないかとララベルは考えていた。
現に、ラスリャマスはララベルを積極的に狙う様子は見せていない。
「竜モドキ――喰らえ必殺、夢の翼!」
ララベルが両手に握った細剣による連撃が、ラスリャマスの分厚い鱗を割って血を流させる。
暴れるラスリャマスの攻撃に巻き込まれぬよう、ララベルは即座に後方に跳躍した。
「寄って集って攻撃するけど、恨まないでね?」
入れ替わりにアルラがラスリャマスの足もとに飛び込み、爪を振るう。
爪のまとったエーテルがラスリャマスを蝕み、その頑丈な鱗を脆くした。
攻撃後、アルラもまたラスリャマスから距離を取る。
「前はお任せください、必ず護りきります!」
コルネリウス・アーラが前に立ち、盾で押さえつけるようにしてラスリャマスの前進を阻む。
『今のところ光球の対処は手が足りているようです。イズさんは本体への攻撃に専念してください』
コルネリウスは折を見て、思念による通信をイズレンディルに送っていた。
思念を送る間は攻撃の手を休める必要があり、常時とはいかないため、連携に必要な最小限の情報を互いに共有する。
「ありがとうございます、コルネさん。では、私は全力で攻撃を!」
思念を受け取ったイズレンディルは、辺り一帯に漂うエーテルを自身へ集め、魔力を練り上げ始めた。
次に強烈な一撃を放つ、そのために。
「魂を磨かないで外法に走って出来損ないになってるなんて、逆説的に魂を磨く必要があるって証明してるな」
ケン・Z・ブラッドリーはまさに首狩りのためにあるような刀を手に、虎視眈々とラスリャマスの首を狙う。
「さっさと屑を狩っちまおうか」
まずは首を刈り取る機会を生み出すため、ケンは刀でラスリャマスの脚を深く切り裂いた。
すでにラスリャマスは弱体化が重なっているため、衰弱させるための手段はこのときは温存した。
「竜、というよりは膨れ上がっただけのような……多くの命を啜った結果がこれですか」
どこか憐れむような言葉を発したイヴェール・イリュジオンだが、悪を討つのに躊躇はない。
水に弾かれるようにして水面を走ったイヴェールは、大剣でラスリャマスの脚めがけて渾身の一撃を見舞う。
衝撃により砕け散った紫の鱗が、宙を舞いながら煌めいた。
翼による浮力に助けられているとはいえ、体重を支える役割を重要と見ての脚狙いだ。
「皆様で勝利を喜び合うためには、サディーク様も欠けてはならないのを忘れないでください」
レティシアは下がってきたサディークに治療を施す。
月の意匠を持つ白銀色の杖を手に、聖歌を捧げることで届けられた祈りは、サディークの火傷を見る間に綺麗にしていく。
しかし絶大な効果を誇るレティシアの治療術をもって完治に至らないのを見るに、ラスリャマスの攻撃の苛烈さもまた窺えた。
「リザードマンとしての道は、そんなショートカットして到達するものじゃないよ!」
バクル・バスリーが突撃の勢いを乗せるように大太刀を振るい、ラスリャマスの脚に傷を入れる。
「ディズルの民として引導を渡します!」
前衛が一度に薙ぎ払われることを防ぐため、ハリスは一旦、距離を残したままラスリャマスに鍬を振るった。
竜の爪に引き裂かれたかのように、鍬に切られた空気は衝撃の刃を生む。
ラスリャマスまで届いた衝撃により、大きな鱗が砕け散った。
「長くかかりましたが、ここで決着をつけましょう」
リディリディが守りを疎かにしてでも全神経を集中して放った魔法の弾丸は、シンプルに高い威力を誇っていた。
ラスリャマスに着弾した一点から魔力が迸り、周辺の鱗が大きくめくれ上がる。
「おのれ、まとめて吹き飛ばしてくれよう」
ラスリャマスが尻尾を振るう。
ただそれだけで、破壊が周囲に巻き起こる。
「耐えることに関しては絶対に負けないね。特に、易い手段に流れた君にはね!」
バクルはこの一撃を、盾を最大限に生かして凌いでいた。
「大丈夫です、私は壁エルフのお姉さんですから!」
コルネリウスも盾へ瞬間的に光を収束させ、ラスリャマスの尻尾を防ぐ。
「この程度……痛くも痒くもありませんよ」
イヴェールも盾で攻撃を受けたうえで、痛覚を遮断して痛みを捻じ伏せる。
この結果が得られたのは、各々の守備力の高さに加え、サイラスがラスリャマスの力を衰えさせていたことも大きく影響していただろう。
「それはわらわのお臭いさまじゃ」
つい先ほどまでサーヤがいた空間に満ちた悪臭を、ラスリャマスの尻尾が突っ切る。
「ロープがなくったって、これくらい!」
トゥーリは尻尾が振り回される前兆を見て、尻尾が届かないラスリャマスの脚にしがみつき、難を逃れていた。
「っと、危ねえな」
ケンはキーゼに引き上げられた身体能力を生かし、バックステップで飛び退いて尻尾をかわす。
ノックスによる重力波がなければいざ知らず、動きの鈍ったラスリャマスに後れをとるケンではない。
「ふん……しぶとい奴らだ」
冒険者たちが未だ健在なのを見て、ラスリャマスがつまらなそうに吐き捨てる。
「おい、そこの貴様……貴様のせいで魔力がうまく操れぬ」
「……何する気?」
ラスリャマスの右目にねめつけられ、接近していたエミリアが身構える。
「うっ……力が抜けて……!?」
突如、襲い掛かった脱力感に、膝をつきそうになるのをどうにか耐えるエミリア。
代わりにラスリャマスの傷が幾分か塞がっているのを見るに、体内のエーテルを強奪されたらしい。
「エミリア様! す、すぐに回復しましゅっ!」
それに慌てたララノアが、エミリアに癒しの光を放ち、活力を取り戻させる。
(ラスリャマス……貴方の見たかった世界とは、いったいどのような……)
ララノアの見据えた視線の先で、ラスリャマスは暴虐の限りを尽くしていた。
まるで何かが満たされず、癇癪を起したように――。
●
「オォオオ!」
ラスリャマスが雄叫びを上げると、ラスリャマスの鱗を脆くしていたエーテルが吹き飛んだ。
「こんなことで私を止められると思わないことね」
脱力感を振り払ったエミリアが、ラスリャマスに駆け寄って暗器を突き刺すと、瞬時に離脱する。
暗器のまとっていた赤光が糸のようにラスリャマスの全身を縛り付け、さらに身動きを困難にした。
「なぜ竜になりたいの? 竜になった後のこと、考えたことはあったかい?」
シルヴィアはラスリャマスの犠牲を是とする精神を、竜に相応しくないものと考えていた。
鍔に水仙の透かし彫りされた太刀がシルヴィアにより振るわれ、ラスリャマスの鱗を貫く。
「よし、今度は効いたぞ。死出の旅路のお供に、わらわの悪臭じゃ」
サーヤが暗器にまとわせたエーテルが、ラスリャマスの攻撃からますます精彩を欠かせる。
ラスリャマスは数多の妨害により、雁字搦めとなっていた。
『鱗も固いですが、魔法に対してより耐久力があるようですね。流石はもともとが術師と言いますか』
コルネリウスがイズレンディルに思念を送りながら、前衛をスイッチすべく後ろへ下がる。
囮を務めるアシムベートの護衛のほうもちらりと見やるが、治療役もいることで安定しており、今は交代の必要もなさそうだ。
「了解です。皆さん、物理的な攻撃と魔法攻撃を選べる方は、物理攻撃を試みるようにしてください」
思念を受け、イズレンディルは得られた情報を周知する。
「何かに憑かれるのは幸せであり……哀れなものだな」
ロイの放った矢が、ラスリャマスの瞳を目掛けて鋭く飛翔する。
放つのに魔弓を用いたが、コルネリウスの情報もあったため、これは物理的な一射だ。
ラスリャマスは咄嗟に瞼を閉じて眼球を守ったものの、分厚い瞼に矢が刺さった状態となった。
「ここは私にお任せください!」
後退した前衛に代わり、発光することで自身を目立たせたハリスが進み出る。
ハリスの鍬が槍のように先を尖らせ、ラスリャマスの鱗を突き、砕いた。
「これでは竜というより、袋の鼠ですね」
ノックスの弓から解き放たれた矢が、ラスリャマスの体表を穿つ。
「さあ、覚悟はよろしいですか?」
杖を手にエーテルを集積していたイズレンディルが、自らの生命力をも魔力へ転化する。
得物を魔弓に持ち替えたイズレンディルが放った魔法の一射は、衝撃で翼ごとラスリャマスを貫き、翼の膜に穴を開けた。
「おのれ……!」
体勢を崩しながらも、ラスリャマスは尻尾を振り回す。
「これ以上、ディズルの地を荒らすことは許しません!」
ハリスの持つ、征竜のレリーフを配した円盾が尻尾を弾き。
「そんな闇雲な攻撃が当たるとでも思ったかい?」
尻尾の軌道を見切ったシルヴィアが、ひらりと回避する。
「アシムベートォ! 貴様さえ手に入れば!」
くわっ、と開かれたラスリャマスの口から、アシムベートに向かい眩い光が照射された。
「させない!」
しかし、その光は盾を構えたライオネルが、体を張って受け止める。
「竜は『世界の守護者』だ。同胞の命と思いを奪った時点で、お前の竜への道は閉ざされてるよ」
それでも揺るぐことなく立っていたライオネルは、ラスリャマスを真っすぐ見据えて、言い放ったのだった。
●
「ここからが本当の地獄だ……貴様らの自慢する魂ごと消し去ってやる」
ラスリャマスの動きを縛っていたエーテルが、毒性のものと赤光の糸を除いて振り払われる。
そして、再び十八個の光球で埋め尽くされる湿原の空。
「なりふり構わなくなっているようですね。ここからは捨て身の攻撃が来ますよ」
キーゼがラスリャマスを観察した結果を冒険者たちに伝えると、先程のように魔力の矢を爆ぜさせ、光球を処理した。
光球に対処する冒険者の数も揃っていたため、空は瞬く間に本来の青さを取り戻す。
「ここはぼくの番だね。ぼくに恐れをなしたんじゃなけりゃ、こっちへ来なよ!」
バクルが放った殺気が、ラスリャマスを激高させる。
「貴様……私を愚弄する気か!」
「さぁ、ぼくが相手だ!」
一歩、後ろに引いていたバクルに向け、ラスリャマスは吸い寄せられるようにして突進し、尻尾を振るう。
「おわっと!?」
尻尾のあまりの速度に、周りを囲んでいたケンが今度はかわしきれず、大きく吹き飛ばされる。
「ぐ……先程までと、まるで違いますね……!」
流石のハリスも、この一撃を受け止めた際には、後ずさりを余儀なくされた。
「ぼくは負けないよ……たとえどんなに敵が強大であろうとも!」
バクルは防具を最大限に活用して耐え凌ぎ、ラスリャマスの前に立ち塞がり続けていた。
●
ラスリャマスを苦しめていた毒性のエーテルもここでいよいよ効力を失い、ラスリャマスにより巻き起こる破壊も熾烈を極めていた。
「野郎、絶対あの首狩ってやる」
「しっかり頼むよ。君の刀は頼りになるんだからね」
起き上がって口元に流れる血を拭ったケンを、シルヴィアが柔らかい光で包んで治療する。
「これで打たれ弱くなっちゃうといいよ!」
トゥーリがエーテルを乗せた杖でラスリャマスを殴りつけた。
固さを取り戻していたラスリャマスの鱗は、エーテルが浸透することにより、またしても脆くなる。
この機を逃してはならないと、冒険者たちはいっせいにラスリャマスへと猛攻をかけた。
「ここが踏ん張りどころだよー」
医療知識で怪我の程度を見比べたアルマが、現時点で負傷の著しいハリスに、温かい光を飛ばす。
光はハリスの受けた損傷を回復し、ラスリャマスへ立ち向かう活力を与えた。
「逃がすかぁ!」
「うわっ!?」
ラスリャマスを引き連れようと後退するバクルから、ラスリャマスが強引にエーテルを吸収する。
巨体が乱戦に引っかかって追いかけるのがままならないため、攻撃を優先したようだ。
「消し炭になるがいい!」
続け様にラスリャマスが放った光の吐息を浴びたバクルは、耐えきれずその場に倒れてしまったのだった。
●
「消えろぉー!」
赤光の糸を引き千切ったラスリャマスは、バクルが倒れてなお執着の晴れる気配がない。
そして空に光球が浮かぶ光景を見上げるのも、これで三度目になる。
「しつこい男は嫌われるわよ?」
耐性が失われた頃を見計らい、エミリアが再びラスリャマスへ魔力の集中を乱す光印を刻む。
「すまない、ちょっと光球の掃除を代わって貰えないか」
「ええ、私にもそのための準備はあります」
ナタリアの求めに応じ、コルネリウスが魔法の矢で光球の一つを消し飛ばした。
「大丈夫かい? 君も無茶にならない程度にな」
「あいたた……ごめん、助かったよ」
そうして空いた手でナタリアはバクルを治療し、意識を取り戻させる。
「わわ、酷い怪我でし!」
「大酋長様が守られているのは、バクル様のおかげでもありますね」
それでも治しきれないバクルの傷は、治癒魔法の届く範囲にいたララノアやレティシアにより、可能な限り塞がれた。
「できるかぎりの治療は施したが、それでも完治はしていない。しばらくは下がるんだ」
ナタリアの助言にバクルは静かに頷くと、ラスリャマスから大きく距離をとる。
「どけぇー! 行かせろぉ!」
今回も光球の処理は間に合ったものの、群がる冒険者たちをラスリャマスが尻尾で薙ぎ払おうとするのは止められない。
往復で振るわれた尻尾を、ケンとトゥーリは回避することで難を逃れる。
これにはサーヤが再度、ラスリャマスの攻撃精度を鈍らせていたことも手伝った。
当のサーヤは、残像の助けも借りてどうにか連撃をかわしきることができたようだったが。
そしてハリスとイヴェールは盾で防いで、耐え忍ぶ。
ラスリャマスを討ち取る好機は、遠からず訪れると信じて――。
●
「オォオオオオオオ!」
ラスリャマスが咆哮とともに、体を侵蝕するエーテルを吹き飛ばし、鱗の強度を取り戻す。
「僕もそうですが、広範囲を攻撃できる魔法が尽きた方も多いようです。次に光球を出されるとよくないので――そろそろ片を付けるべきでしょう」
キーゼの分析を受け、冒険者たちは覚悟を決めた一斉攻撃に移った。
「ある意味、今とても『竜』っぽいわね」
誰に向けるでもなく、アルラが呟いた。
アルラの爪はラスリャマスの鱗に引っかき傷をつけ、傷痕から浸透するエーテルがラスリャマスの体を蝕もうとする。
しかし、ラスリャマスの抵抗力はエーテルの毒を弾き返したようだった。
「ちぇ、毎回うまくはいかないか。ベル、あとはお願いね!」
「任せて! 大湿地帯に平和を取り戻そう!」
アルラが下がるのと入れ替わりに、二本の細剣を手にしたララベルが飛び込んでくる。
目を見張るような速さで、細剣が二度、閃いた。
一閃ごとに、ラスリャマスの鱗が割れ、破片が宙を舞う。
「根本が間違えている以上、大酋長を得ても無意味だ。大人しく沈め」
ルチルの魔弓が射出した矢に翼を射抜かれ、ラスリャマスが沼に足を付く。
辛うじて沼に沈み込むのは免れているものの、もはや宙に浮くほどの力も残されていないようだ。
「どうですか、あなたと比べて遥かに小さな存在に、土を付けられる気分は」
水面に立ち、強く踏み込んだイヴェールが脚を切りつけると、ラスリャマスの巨体が――傾いだ。
「無様ね、逃げることも叶わない。袋小路の哀れな蜥蜴」
鉄壁の影からアウレーリアが姿を晒し、手にした杖の炎を模した象嵌を輝かせる。
杖の先端から飛び出した魔法の光は、弾丸となってラスリャマスの胸板を撃ち抜いた。
「馬鹿な、馬鹿なぁ……こんなはずは、こんなはずは……!」
ラスリャマスは全ての予想に裏切られていた。
配下を生贄に捧げた結果、思う以上に竜とかけ離れた存在にしかなれなかったことも。
それでも得られた力が、冒険者たちの結束に遥かに及ばないことも。
これもラスリャマスが同胞を裏切ったことに対する報いだとでも言うのだろうか。
「前回は結界に阻まれましたが、今度こそ……」
付近一帯のエーテルが、リディリディに向かって急速に集められていく。
「エーテルアローよ、穿通する力となれ……!」
リディリディがそれらのエーテルを凝縮して生み出した、槍のように太い魔法の矢が、ラスリャマスの喉元に向かって真っすぐ吸い込まれ――。
「ぐぁああああああああああ!」
ラスリャマスの絶叫が、長く、長く響いた。
城壁をも打ち砕くのではないかと思えるような魔法の矢を受け、ラスリャマスの首を覆っていた鱗は、軒並み砕け散っている。
「いい加減その首おいて、今まで犠牲にした奴らに詫びに逝けやぁあああ!」
響き渡る絶叫をも上書きするような叫びを轟かせながら、ケンが姿勢の低くなったラスリャマスの背を駆け上がった。
ケンの手にした、ただでさえ赤黒い刃先を持つ刀が、燃え上がるように赤い輝きを帯びる。
その刀が稲妻のごとき速度で振るわれ――。
すっかり鱗のはげたラスリャマスの首が、切り落とされた。
それが、ラスリャマスの最期となった。
●
「ディズルの地を長く脅かし続けたラスリャマスの奴めも、こうしてみると呆気ない最期であったな」
「ええ、最後の最後まで馬鹿な野郎でしたよ、あいつは」
一部始終を見届けることになったアシムベートとサディークが、ラスリャマスの遺体を遠く眺め、しみじみと語り合っている。
その傍らには、静かにたたずむコハクの姿もあった。
「他人からうわべ奪うだけじゃあねぇ……何を求められてるか忘れてるなぁ」
サイラスはラスリャマスの残留思念から、竜となるためのヒントを探ろうとしていた。
残されていたのは原始的な感情であったため、ラスリャマスの研究内容をはっきりと知ることはできなかったが――。
(ガワは使えるかもしれんが、やはり魂にも干渉が要るか)
サイラスは思う。
ラスリャマスという失敗例が示していたのは、竜へ至るために魂の変質が必要という事実だと。
「……外法に果てた幾多の同胞たちの魂に、どうか安らぎのあらんことを」
ディズルに生を受けたリザードマンとして、ハリスは祈りを捧げていた。
ラスリャマスの犠牲になった、リザードマンたちのために。
同行していたルチルは何を語るでもなく、ただハリスのそばにあった。
そして聖印を携えて、やはり祈りを捧げる姿がもう一人。
(これだけ悪いことしても竜に成れなかったんだから、次の輪廻ではたくさん善いことをして竜を目指して欲しいなー……なんて)
アルマが祈っていたのは、来世に向かうはずのラスリャマスに対してだった。
ラスリャマスは転生の理を信じなかったがために、外法にすがろうとしたのだとしたら。
そのラスリャマスの魂は輪廻の巡りに乗りながら今、何を思うのか――誰にも知る術はない。
それでも確かなものは、冒険者たちが勝利を手にしたということだけだった。
ディズルの脅威は、なにもラスリャマスだけではない。
しかし、ラスリャマスを討ち果たしたことにより、せめて一時の安息がディズルの民にあらんことを。
マスターコメント
イベントシナリオ非常に難しい 報酬:標準25 / 20〜25人
2021年08月16日 12時11分59秒 公開
参加者
相談掲示板
何と醜い有様か……魂が竜に及ばぬからこそリザードマンとして生まれるもの。 それを磨かずして竜の力のみを求めたとしても、ああなるのは当然の帰結でしょう。 ラスリャマスはディズルの地と同胞を長らく苦しめた怨敵。 如何なる姿になろうとも必ずや打倒せねばなりません。私も全霊を以て戦います。 どうかこの地に住まう同胞たちに平穏をもたらす為、皆様のお力をお貸し下さい。 >敵戦力 部下はなく単騎で仕掛けてきた様子。しかし過去とは隔絶した力を持っている筈です。 飛ぶとはいえ微かに浮く程度ならば近接攻撃が当たらない、ということはないでしょう。 しかし強力な魔法範囲攻撃を持ち接近が困難な上に、至近でも物理範囲攻撃があります。 アシムベート族長の誘引があるとはいえ、正面から当たるのは得策とは言えませんね。 少なくとも光の吐息に巻き込まれぬようある程度散開・包囲した状態で攻めるべきかと。 光条の雨は始動中に遠距離職の方々に破壊して頂ければ楽になりそうです。 超吸収については…これで戦闘不能にならないということなら、ダメージを多く受けた者 が標的になればそのぶん吸収できる生命力が減少し、敵の回復量が下げられる可能性が。 尤も追撃で戦闘不能になる恐れがありますから危険なことに変わりありませんが…。 敵は恐らく抵抗力も高い筈ですし、注視を付与するのも難しそうですね。 >アシムベート族長 囮役を担って下さるとの事ですし、族長自身も強力な戦士です。 しかしそれだけに、もしラスリャマスの手に落ちれば非常に危険と思われます。 任せきりにせずフォローは適宜入れるべきかと。
No.2
サイラスだ、よろしくなー 移動力半減の戦場で研究成果からの内容だろうからいつぞやの大規模の少年竜の上位互換+魔法攻撃、範囲攻撃追加な感じかな? 散開、包囲に賛成、近接に関しては一応過去依頼で飛んで逃げてるの考えると念の為衝撃刃とか持ち込めたら持ち込んだ方がいいんじゃ無いかな?とは思う。 とりま物理、魔法両方あるから鎧着るつもり。魔法の方は体力で受ける感じで。 一応杖だけど魔法攻撃手段あるからまあ光条の雨破壊担当には回れるね。火力ないし残りが分散する関係で有効な状況くるか微妙なカバリングくらいしかやれる事なくなるんでどうしようもなければやる感じだけど
アルラ・ニグラスよ、よろしくね~。 取り合えず、足場の悪さに関してはエアーライドで数回だけ無視できるから、早期のポジション取りや緊急時の大移動は出来るよって事はアピールしておくわね。 もっとも、連携したい人が居るからまずはそこ次第だけどね~。
さて、よろしくお願いします。 ひとまず戦場としては前回同様の沼地。 となれば、頼めるならばキャスターの方にはウォーターウォークをお願いしたく。 また、光条の雨に優先対処出来る遠距離専任の配置。 テイルスイングが主力となり得る以上、接近勢に関してはスイッチをしての消耗の抑制 が必須でしょうか。 光の吐息に関しては、移動も加味する以上ある程度密集を避けての警戒が基本で、超吸収についてはこれはある程度仕方ないと割り切るべきでしょうね。 ひとまず、集団戦の利点である密集しての陣形はあちらに有利になりやすいですから、このあたりの対策、でしょう
キャスター、アウレーリアよ。宜しく。 これまで通り、ウォーターウォークについては任されました。 今回は準備時間がないので、不可避的に初動は遅れますが止むを得ません。 それと、付与時には密集しがちなので射程外で。済んだら即散開かしらね。 基本配置として散開包囲には賛成です。 損害に応じて輪の内側と外側が入れ替わるイメージかしら。 一番外側にはシューター・キャスター等の遠距離戦力を置く感じになるでしょう。 光球対処はそこそこ手数が必要そうですし、範囲攻撃でまとめて減らそうかと。
ウォーリアのバクルだよ。よろしくね 散開した状態であたるべき、というのは賛成だよ。 ぼくは前でて引き付けるね。ハリスさんの言う通り、アシムベートさんが囮をしてくれてるとはいえ、ずっと引き付けてもらうのも危険だろうし
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 散開包囲と、近接勢はダメージ状況によってスイッチするのも賛成だよ。 光条の雨は範囲が結構広いね……前に出つつ、射程内に現れた魔法の光球は最優先で攻撃する予定だ。
ごきげんよう。ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 私も散開包囲を行う事に異論はございません。 ウォーターウォークも使用して頂けるのであれば大変心強く。 そして囮をなさる大酋長様やサディーク様には レゾナンス・オブ・ヴァローでの援護を検討しているのですが、如何でしょうか? 勿論、範囲内に入るのであれば他の皆様も含めて付与致します。
シーフのサーヤてある。よろしく。 散開包囲については了承。ウォーターウオークについては感謝の極み。 なんといってもエアーライドはそうもたんしな。
No.10
キャスターのリディリディです。 その・・・、よろしくお願いします。 これでラスリャマスと決着をつけれられば良いですね。 ウォーターウォークは私も用意しておきますが・・・。 今回はキャスターの人数が足りませんね。 ウォーリア、シーフ、ヒーラーの方へ付与ということになりそうです。
ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 取り急ぎ、私は前衛での引き付けを担おうと思います。 散開包囲と近接のスイッチについても問題ありません。
エルフのキャスター、イズレンディル・パラリムと申します。 宜しくお願い致します。 私は後方からの攻撃を担当致します。魔弓装備で射程外から狙うように致しますね。 光条の雨も対処可能ですが、攻撃に専念した方が良いでしょうか? ここは分担の人数次第で調整させてください。光条の雨対応が少ないようでしたら並行して対応致します。 >ウォーターウォーク 私も持参致しますね。ひとまずは前衛の方を最優先に、でしょうか。
ぇと…えと…ヒーラーの、ララノアでしッ よ、よろしゅくお願いいたしまいで…(がばちょー どう動くかは、少し考え中にございまして… 光縛封で…尻尾の攻撃はわずかでも止めれるかなと思いはしましたが… ひ、ひとまず…ご挨拶まで(ぺこーーー
シューターのロイ・アウレアです。ヨロシク。 魔弓で光条の雨の対処と、遠距離からダメージを入れようと思う。 他の動きに変える事も出来るので、言って貰えれば変更します。
シーフのエミリアよ、よろしくね。 おねえさんは、これだけのやつに効くかわからないけれど、 付与系を中心に持って行ってみようかしらって思うわ。 特に魔法威力を下げれる魔乱印とか付与できればいいのだけれど。 あ、ウォーターウォークはかけてもらえると嬉しいわね。 >光条の雨 これ一気に18個も出てくるのよね? 耐久が特に言われてないし、魔法威力低い人の魔矢でも消せるのかしら? 説明からすると、高さ無視すると、出した時に16hex以上離れている人には届かないってことになるのかしら? あと「それぞれ異なる対象」にってことは、狙われるのは一人最大一回とすると、 威力次第では無視してダメージ蓄積した後に、ヒーラーに回復してもらうとかの方が効率よくなる可能性もあるかもしれないわねとちょっと思ったわ。 まあ、怖いからあまりやりたくはないけれど。
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター。よろしく。 急ごしらえで竜を目指した結果こうなったか……馬鹿なヤツ。 さて、取り巻きがいない分単体での能力は相当増してるようだな。大酋長を狙ってるしここで仕留めてやらねば。 現状の方針に異論はない。 ウォーターウォークは射程があるので近接職を優先してくれて結構。 光条の雨対応に今回は魔弓を持ち込もうと考えているが、分担については他の遠距離魔法攻撃持ちと相談できればと思っているよ。 光球の耐久力は言及されてないが…文面の受け取り方では「一発でも当ててやれば破壊できる」とも取れるね。最大18人も狙えるからそれくらい脆い方が有難いが。
トゥーリだよ、よろしくね! 殴り寄りのヒーラーだからワタシも結構接近戦が多いかな? ウォータウォークは余裕があればワタシにも掛けてもらえるとうれしいな。 >光条の雨 むむむ……正直なところワタシにとっては鬼門に近いね( とりあえず魔法射撃攻撃を一つは持っていくようにするよ。 セットアップでこれを使われると攻撃回数でかなりのアドを取られるんだね……
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 立ち位置としては短杖や魔弾といった援護射撃は可能だが、ラスリャマスの範囲というか複数同時攻撃への備えとしてヒーリングオーラを持っていく以上、どうしてもある程度は前に出なければならない。 更に言えば超吸収による行動阻害の解除手段として解呪や聖別、サルベーション辺りを持っていくつもりでもある。 ウォーターウォークに関しては、戦局次第か。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー。 立ち位置は前衛さんよりは後ろめ並びに注意、あとは魔防高めでいくねー。 ふつうに回復とかと光条の雨は直径9ヘクスの範囲内に18個だっけー… 杖装備の範囲魔法で届く範囲のまとめて狙ってみたりして皆の手数を稼げるように頑張るね。
No.20
とりあえず何人ごとに別れるかとかそろそろ相談し始める?族長のフォローメインにする人誰かつけるかとかもあるかもやし。 とりあえず行動の方言ってた通り杖使おうかなと。火力ないけど光条の雨減らすのには使えるだろうし、使わないターンならデバフかけようかと。俺だとキャスターの人の方が火力出るしね。
ウォーリアーのケンだ よろしくな いつかその首狩ってやろうとか思ってたやつが狩りがいの首になって飛び込んできたとあっちゃ狩らなきゃ気がすまねぇ とりあえず連続使用できない面倒なスキルを複数持ってるのが厄介だな どれにしてもウォーリアーには分が悪いな 光条の雨は全部打ち消すには魔法範囲攻撃で対処するか18人魔法攻撃で撃ち落とす手を準備しておくしかないのかな? まぁどっちにしろ 俺は接近戦で首を狩りに行くしかできないけどな
まあ、具体的に人数などは決めなくてもいいと思いますよ? 必要なのは ●前に出て攻撃を加え続ける攻め手 ●戦線を支える支援と回復 ●光条対策 シンプルにこの3点でしょうから。 後は、友人同士などで組んで動く、等もあるでしょうから。 密集しすぎて薙ぎ払われないことだけ注意すれば。 例えば、一つの集団が前に出て相手をしているなら、その間に負傷した集団は距離を取り回復する、などでも十分かと。 僕個人は、恐らく魔弓でもって光条対策と回復基本、ですかね。 それと、ウォーターウォークに関しては、今回もタグ化して字数削減しておきましょうか。 前回の物を流用できるでしょうし。 ・【水歩】=術師による希望者ウォーターウォーク付与
ウォーリアのライオネルだよ。よろしくね! 正しい竜への道かぁ…何が正しいかなんてまだ分からないけど 他の命を犠牲にするラスリャマスが正しくないっていうのは分かるよ。 役割としては魔法防御をなるべく上げて、大酋長の盾役がいいかな。 サディークさんだけで大酋長を守るのはきついだろうし!頑張るぞー! ウォーターウォークは余裕があれば欲しいけど、攻め側の方が必要そうだから 足りなそうなら攻める人を優先して貰って大丈夫!
竜擬きと戦えると聞いて参加。 シーフコハク、どうぞよろしく。 良くも悪くも攻めに加わるしかないから…まぁ願わくばヒーラー役の知り合いでも誘って前線で頑張るよ。 あ、一応物理というより付与系で行く予定。
No.25
なるほど了解〜 じゃあ改めて、俺は対光条、近くの壁、余裕あれば弱体乗せる感じになるかねー。 ウォーターウォークは俺以外優先でどうぞー。近接する人の方が先に接近出来んと始まらんし
そうですね、大幅に人数が偏っている等が無ければ私も問題ないと思います。 前衛のローテーションと回復支援は生命線になりますので、そこが抑えられていれば大丈夫そうだと感じますね。 >光条対策 こちらは対策して頂ける方も多そうですので、私は攻撃優先で動きますね。 手が足りない時は光条対策にも動くように致します。 >ウォーターウォーク タグ化ありがとうございます!活用させて頂きますね。
さて、あまり時間もありませんから注意点などをいくつかですかね。 ●近接対応 ここは消耗必死ですからね。 テイルスイング2連や、テイルスイング→吐息で一掃される可能性が非常に高い。 特に物理に優れていても魔法攻撃で追撃されると思うので。魔法に弱いとバレたらつかれるかと。 敵の狙いに合わせてヒーラー主体とした防御系統の強化や、先に触れた展開とローテで致命的になる前に下がり回復するしかないかと。 前に立つもの、横や後ろを取るものなど、このあたりはここやプレイングで調整ですかね。 勝手に動くと思わぬ弊害が置きやすいですから。 ●遠距離勢 敵も馬鹿ではないですからね。持久力が低いとも思われたりすると、まずは前衛を無視して、という展開もあるかと。 光縛封で閉じ込められない大きさですし、殺界で留めるにも恐らく難しい。 大きさ的に、光縛封2本を1HEX感覚で立てれば通ることもできないでしょうが。 ここに関しても、密集を避けて誰かが落ちても代わりがいる、ぐらいは備えておかないとまずいかと。 ●光条の雨 これは、光球基準とすると最大射程21HEXなんですよね。しかもランダム配置とない以上、任意における可能性が高い。 ある程度の被害は織り込んで、被害を最小限に抑えるように壊すことですかね。 ただ、これ、セットアップですから。ヒーラーの祈雷のように、これを使ったラウンドは動けないという可能性もあります。攻め時ではあるかと。 ●序盤 アウレーリア氏も触れていますが。付与時が最大の隙ですね。 キャスターが3名でしたか? 3箇所に別れたほうがいいかと。どのみち密集は避けますから。
連投失礼 ●対序盤 ここに関しては、NPCを有効活用しましょう。 元々囮になる為に来てくれているわけですから。すぐには落ちないかと。 あと、多分失敗したらこっちをかばう為に死にそうですね、この方々。 それと、敵火力と回復を天秤にかければ恐らく敵が勝ります。 全員十全に動けるうちにどれだけ当てれるか、ですね。超吸収も2ラウンドに一度限り。それに体力が多そうなもの、例えばNPCを狙う可能性も高い。 この攻撃、一番被害が軽いので、実はありがたいのですよね
間が空いてしまってすみません。 キーゼさんは対応の方針を纏めてくださりありがとうございます。 私もライオネルさんと同じように大酋長の負担軽減を行いながら、状況を見ながら倒れないように下がって交代しつつ抑えていく予定です。 魔防もそれなりにありますし、前をフォロー出来たらと考えています。
注意点の列記感謝する。 大酋長の方はサディーク含めウォーリアが3人。 後はヒーラーが最低でも1人つけば安泰だがここはレティシアが表明しているね。 遠距離勢もバラけるのは賛成だ。 ある程度魔防は上げて行く予定だが、近接勢の頭飛び越えて来られてからの壊滅は避けたい。 ウォーターウォークによる機動力の確保、キャスターの数から大きく3つの集団を作るぐらいが適当かね。
>光条の雨 これは光球の配置をセットアップで行って、攻撃はラウンド終了時じゃないかしら。 「ラウンド終了時に破壊されていない光球は(中略)魔法射撃攻撃を行い、消滅する」とあるわ。 だから、配置直後のメインアクションで間引くなり射程外へ逃れるなりすれば対処可能でしょう。 配置次第ですけど、射線切りとか使えば意外と死角はありそうな気もします。 誰にも攻撃できなかった光球はどうなるのかしら。消滅してくれればいいけど。 >序盤・水歩 キャスター毎にばらけて集団形成、賛成です。 ウォーターウォークを付与できるのは一度に4人までだから、各班の前衛がそれくらい。 そこに後衛や支援役をもう4人程度つけて、およそ8人班3つってとこかしらね。
キーゼさん、とりまとめありがとうございます。 内容、特に異論ありません。 私は予定通り初動はウォーターウォーク付与、以降は魔弓で敵の射程外から攻撃、 範囲攻撃で光球破壊も必要に応じて動きますね。 >光条の雨 光条の雨対策で動いて頂ける方は、宣言して頂いている範囲ですと10名に満たないので、もしかしたら不足するかもしれませんね。 高魔法防御の方はまだ大丈夫かもしれませんが、回避型の方は光球が破壊された場所に移動する等の対策もあった方が良いかもしれません。 >光の吐息 射程2~11ですので中衛付近の方も要注意ですね。 防御の薄い方の被弾が増えると、全体で回復が間に合わない状況が予想されます。 幸い、光の吐息は連続使用はできませんので、使用されるターンには一旦後ろに下がる等も考慮頂けると良いかなとは思います。
色々とミスがありお直しです、すみません。 >序盤・水歩 キャスターの皆さんはウォーターウォークの付与、ありがとうございます。 【水歩】のタグは私も入れさせて頂いているので、よろしくお願いします。 >光条の雨 取り急ぎ、宣言が出来ていませんでしたが、こちらの光球は私も魔矢で対応予定です。少しでも数を減らせるようにフォローしますね。
顔出しが遅くなり申し訳ございません。。 ウォーリアのイヴェール・イリュジオンと申します。 私は近接主体で横から仕掛けてみようかと思います。 前衛のスイッチの方を気にした方がいいのでしたらそちらに回りますが… >序盤・水歩 足元気にせずに戦えるのは助かりますね、こちらありがとうございます。 私の方も【水歩】のタグは使わせて頂きますね。 >光条の雨 迎撃の人数が足りていないようでしたので私も魔矢の方を用意させて頂きました。
>光の吐息・光条の雨 一応、主に前衛の方向けの待避所として鉄壁を配置する予定です。 光球を全て落とし切れるか分かりませんし、狙われたら回避困難ですもの。 上手く射線切り用の盾として使ってください。
ギリギリになってしまって申し訳ない。 ギーゼは纏めありがとう。 >序盤・水歩 キャスターの皆はウォーターウォーク感謝だ。接近戦予定だから【水歩】のタグは私も是非使わせてもらいたい。よろしくね。 >光の吐息・光条の雨 アウレーリア、鉄壁ありがとう。光球射程外の場所に移動出来たら良いけど、難しい場合は射線切りに使わせてもらうね。 そろそろ出発か。現地ではよろしく頼むよ。