【死軍】寛大なるワタシの厚意に感謝しなさァい
紀藤トキ
コメント 28
シナリオID:340
オープニング
「……ヤコブ・ヴィリアンだぁ? 正気か」
思わずぶっちゃけたのも、仕方がないだろう。つい先日まで、そいつがけしかけてきた死者の大軍と人類は一大決戦を強いられていたのだ。が、相手は狂人。何を考えているのか等わかりはしない。ギルドの支部長は自分の手には余ると判断してそれを即日上に送り、リブラネスタの本部を経て、その情報はヴァイセントラフ砦に届いた。正確には、そこのウィリアム王子の手に、だ。
「……これはホンモノだなあ。ホンモノの、おかしい人だ」
うすら笑いを浮かべつつも、苦笑せざるをえない。曰く、「冒険者ギルドは奸賊バルディオンに騙された被害者に過ぎません。過去の不幸な行き違いを水に流し、正しい道を歩むワタシを助力することで……、そう、アナタたちに魂の禊の機会を与えてあげたいのでぇす」らしい。突っ込みどころしかなくて何も言えなくなるが、少なくとも確かなことは、この情報をバルディオンにあげてはいけないことだ。
「殴り飛ばしに行きたくはなるだろうけれど、今、この砦は彼を失うわけにはいかないな……」
それをいえば、ウィリアムの手勢やアーチボルト辺境伯も。総出で掛かれば運が良ければ討ち取れるやもしれないが、犠牲は確実に出る。相手は単身で王国騎士団の追っ手を返り討ちにした怪人なのだから。
「とはいえ。これは好機ではある。相手が間抜けなら付け込ませてもらおうじゃないか」
そう。相手が自分の拠点まで勝手に案内してくれるというなら見せてもらえばいい。ヤコブの思惑からやりようから丸裸にしてしまおう。冒険者には、そう依頼することにした。まあ、ついでに何かしら起きたとしても。「寛大なヤコブ様」ならなんとでもごまかせるだろう。
解説
マスターより
リプレイ
「仲間が失礼いたしました。皆さんの動きについていくのが精いっぱいなので、ミスが出たようです」
ノックス・マグナとかいう、こいつだ。しおらし気に項垂れる首を今すぐへし折ってやりたい。先の戦でヤコブ様の拳をその身に受けて改心したなどと。我々ですらお手で触れていただく機会はほとんどないというのに。
「……お前たちに期待はしていない。それに、最初から事故が起きるかもしれないとは思っていた」
「うー……」
ニーラ・メッコは味方同士で睨みあうその様子を苦く見つめていた。エルフの誇りに掛けてだまし討ちに加担はしたくない。彼女自身は護衛として任務を受けた以上、任を果たすつもりだ。
「もういい。戦いに戻れ」
その誠意が通じたのだろうか。吸血鬼はそれ以上の事は言わなかった。
(今こやつらが死ねば、寛大なヤコブ様のこと、ゾンビとして再生しかねない。ゾンビはかの御方の気紛れで同志と遇される危険な前例がある。口惜しいがノックスを縊り殺す事も、ナハティガルの首をへし折る事も出来ない……!)
特に通じてはいなかった。
●
ヤコブに取り入ろうという、授恵者達の計画は簡単に成功していた。ヤコブの呼び方はシモン=プレーディが「ヤコブ様」と最初に呼び掛けて無事に受け入れられたので、そういうことになっている。そして、クリーパーが出たという理由で休憩している今も接待は続行中だった。
「わ~スゴ~い流石はヤコブ様!」
「やこぶさまは、とっても、みりょくてきですのね」
右にエルゼリオ・レイノーラ、左にマレーネ・シェーンベルグと男女の綺麗どころを侍らせている。もっとも、彼らの美しさや若さに特に魅了されている様子はない。人間にあるような欲求は枯れているのか、それとも彼がいう所の腐敗した王国貴族とは違うと見せたい故かは分からなかった。
「今回のことはお互いに親睦が無かったからすれ違ったんだと思うんだよねっ!」
だから酒を酌み交わして仲良くなろう、と提案したサフィラ・アズラク・ナハルハルアリーブが、既にかなりの量を飲ませているがその様子に変わったところはない。もっともヤコブは酒ではなく、最初から空虚な誉め言葉に酔いっ放しのようだが。
(祝福を捧げてもらった酒は、効果なしか)
(私の血には気がついたようだけどね……)
サイラスとベゴニアが視線を交わす。あまり期待していなかったサイラスはともかく、ベゴニアは少々肝が冷えた。なにせ、ヤコブ自身は口に含んだ後でちらっと視線をよこしただけだったのだが。
「いい気になるなよ、半人間が……。ヤコブ様のお身体に汚らわしい体液を注ぐなど……!」
お供の吸血鬼に背後を盗られ、耳元でそう囁かれたのだ。相手の実力と、性癖の二重の意味でぞっとした。一方、周囲から持ち上げられていい気になりまくったヤコブへ、飯塚・麦穂とルチル・プルメリア・グレイハーツが提案をはじめる。
「アタイ達は情報を扱う仕事をしているのさ。ヤコブ様の偉大さっていうのを皆に知らせるのもいいかと思ってね?」
ルチルは二人の行いをざっくりまとめて紹介したが、広く情報を伝える新聞屋と秘めた情報を扱う情報屋の差など、ヤコブにはわかるまい。
「ほうほうほう。このワタシの、偉大さをねぇ……」
にんまりと笑ってから、はたと何か思いついたかのように。ヤコブは遠い目をする。
「いや! ワタシはキミ達や彼のような同志を導く者に過ぎないのですよ! ワタシの偉大さを称えるキミ達の言葉は嬉しいですがね! まあ、どうしてもというならキミ達と共に王国を攻め滅ぼす際にはワタシが指揮を執っても構いません」
「ヤコブ様の寛大さ、心より敬服いたします」
軽蔑と怒りを笑顔に隠して、マリイ・パルティスがそう持ち上げる。一方で、ヨナ・シャハムはヤコブの様子に首をかしげていた。
(煽てに乗りやすい狂人かと思えば、突然に謙遜して見せる。誰か操り手がいるのか?)
どうにも、聞いているところと今の会話と、少し前の会話と、人物像が一貫しない。それこそが狂人の特徴だと言えばそれまでなのだが。
「つまり、真実を語る者と、それを伝える者がいないのが問題。私達はバルディオン将軍の言葉に騙された」
麦穂が、ヤコブの言う『真実』を正しく伝えねばならない、と言い。なるほど、とマリイが相槌を打った。
「お恥ずかしながら、私も帝国の民でありながら外の様子を全く知らずに暮らしていました」
ヤコブの言う真実。王国の罪、貴族を憎む理由。まずはそれを聞き出そうと話を運んでいく。
●
そして、二時間ほどが過ぎた。
「……ということなのですよ! 許しがたい愚か! 度し難い悪! ワタシは彼らにこの手を差し伸べてやったというのに!」
聞き上手、煽て上手が手を尽くしたためか。ヤコブは絶好調だったが、聞いている側はげんなりしていた。話が長すぎて、クリーパーを退治しに行った面々も戻ってきているのだが、まだ続いている。要約すれば、自分が正当に評価されなかった恨み、である。請われるがままに様々な奇跡を見せてやったのに侮蔑的な言動を受けたと悲し気に語るのだが。
「ヨコプ……じゃなかったヤコブって変な人なんだね……」
お口チャックしていたトーラが思わずそう零してしまっても不思議はない。が、まあ一時期辛酸を舐めたというのは本当ではあるようだ。メドゥの指先に接触したのもその頃の事らしい。
「では、ヤコブ……様は、帝国の御出身ではないのですね」
リディリディ・トゥラ・イェレミースが念のためにと問うと、ヤコブは悲し気に頷いた。
「不幸にも。ああ、不幸にもワタシは帝国に生まれなかった。もしも帝国民であったなら、皇帝陛下はワタシを見過ごされなかったでしょう! 才能ある者をしかるべく迎え入れる帝国であったならば! 必ず! 評価された! はずです!」
「間違いないですね。帝国軍に身を置いているわたしが保証します」
「帝国貴族の端くれだった私もそう思いますよ」
ノノアがそう告げ、アスドルバル・ガルシア・ペレイロも同意して見せた。二人はともに、王国を敵視する軍人と貴族と言う役どころを演じている。そもそも経歴には嘘はあまりついていないので疑われにくくはあるだろう。ヤコブは合流時の自己紹介では滂沱の涙を流しながら二人の経歴を聞き、以後は同志と呼んでいる。おかげで配下吸血鬼の殺意は最初からクライマックスだった。
(我の作り話には乗ってこなかったが……)
ベルク・オスマットはかなり盛った過去を語ったつもりだ。ヤコブの嫌う王国貴族に虐げられ、ボロボロになった元奴隷。王国を恨む心は強く、ヤコブの目的に心から賛同している、と。まさか見透かされたとは思えない。あの時はベルクの手を取り、抱きしめて涙まで流していたのに。あの二人を見る目と自分を見る目には明らかに熱量の差があった。
「宜しければ故郷の料理をお作りしますが?」
休憩も長くなってきたので、とベゴニアが提案する。彼女はヤコブの出身を王国だと踏んでいた。果たして、故郷と言う単語を耳にしたヤコブが眉間に皺を寄せる。
「……故郷とはワタシにとって、唾棄すべき地なのです。いや、王国はワタシの故郷などではありません! 否! 断じて、否! むしろ帝国こそ我が魂の故郷……! ソウルホームなのでしょう! ああ、王国は滅びてワタシは新たに帝国へ生まれ変わるのでしょうか? そうに違いありません! 故にそうなのです!」
「ヤコブ様は太陽も克服する偉大な方だと聞き及んでおりますが、王国は斯様にお嫌いなのですね。私達の無作法をお許しください」
シモンが慇懃に言葉と酒を注ぐと、ヤコブはまるで先の激昂が嘘のようにケロリと元の様相に戻る。下手な舞台役者を見ているようだとも思えた。
「失礼しました。ヤコブ様の魂の故郷の帝国料理をお作りするにあたって、苦手な物などあれば伺いたく」
「……苦手な物、ですか。ああ、ワタシの血統は特別ですからね」
気を取り直したベゴニアの言葉に、一つ頷く。何かを思い出したかのような、比較的まともに戻った様子に、ヨナが注目した。
「ふむ……吸血鬼ですからねぇ。飲食に好みはありませんし、嫌いな物というものもないのですよ」
「苦手はない、ですか。なるほど……ニンニクやニラも?」
「十字の聖印とか、そういうのも気にならないので?」
「まあ、吸血鬼の中にはそれが苦手な血統もありますが。ワタシは陽光も魔よけの類も気には留めませんねぇ」
食材の話をするベゴニアに、興味本位の風情でサイラスも問いかける。彼が真実を語っているとしたら、太陽にもニンニクにもニラにも信仰の類にもヤコブは脅威を覚えないという事になる。その代わりに、聞いてみた限りは霧になるだとかコウモリや狼に変化するといった異能にも縁がない様子だ。どれか一部ではなく、伝承のことごとくから縁遠いヤコブは、吸血鬼としてもかなり異端なのだろう。
「そのヤコブ様の素晴らしい死霊術は、貴種であるヴァンパイアになられてからの研究なのですか?」
「いいえ。ワタシが死霊術を修めたのはもうずいぶんと昔ですねぇ。吸血鬼となったのは行きずりの事で、死霊術とは関係が無いのですが……。まあ、組み合わせとして相性が良いのは間違いないでしょう」
ヨナに答えるヤコブは案外理性的に見える。もう少し何かを聞き出せるか、と思った瞬間。
「……お、いま閃きましたよ! つまり、酒に酔わない筈のワタシは皆様の真心! そう、真摯な誠意にこそ酔っているというわけです! ああ、恍惚……、ワタシを満たすこの恍惚こそが、酔い! ワタシは今、最ッ高に酩酊して! おりますねぇ!」
理性が勝っていたように見えたのはしばらくの間だけだった。何が理性と狂気を行き来する引き金になったのか、それともそれすら見せかけなのか。ヨナはヤコブの思考を見極めようとする。
「吸血鬼かあ。どうやったら成れるのかな?」
サイラスがそう口にしたのは話の流れだった。だが、ヤコブからは今までになく冷たい視線が返った。これまで授恵者達に見せたものとは違う温度の目だ。
「アナタは吸血鬼などになりたいのですか? あれはワタシにとってはただの道具ですが」
「道具? いや、まだ人間は辞めるつもりはないけど」
「そうですか。ええ、それが良いでしょうとも」
思わず返したサイラスから視線を外し、ヤコブは興が失せた様子で立ち上がった。主の気まぐれも心得た様子で吸血鬼の一人がゾンビ馬の馬車を回してくる。最初に見た時は一同ぎょっとしたものだが、そろそろ慣れてきた。
「……不興を買ったかな? しかし、道具扱いをされている割に、甲斐甲斐しいものだな」
「もしかしたら……、彼の背後には彼をも道具のように動かすような何かがいるのかしら。誰かか、それとも何か……」
「吸血鬼の『親』か? しかし行きずり……偶然だと言っていたあの様子だと、分からないな」
サイラスが独白し、続くテュリン・ヴィングの考察にヨナがそう答える。ヤコブの配下がもれなくヤコブに熱狂的な好意を示しているのに比べれば、ヤコブが自分のルーツに触れる際の熱の無さは際立っていた。もしも配下のような忠誠を持っていたとして、果たして彼に隠せるものだろうか?
●
クリーパーが倒された地点を通り過ぎるときに、不意にヤコブが馬車を止めさせた。
「そぉいえば。先ほどどなたか、ワタシの力を見たいと仰ってましたねェ?」
「ヨコプさまの必殺技とか見たいなー?」
言えば、トーラがぴょんぴょん跳ねながら手を振ってアピールする。なお、彼女の呼び間違いはヤコブは完全にスルーしているようだった。配下の吸血鬼の怒りは、間違えるたびに上がっているようなのだが。
「……フフフ、いいでしょぉ~う。ワタシの力を特別に。そう、特別に見せて差し上げましょう……。ふぁあああ!」
気の抜ける掛け声とともに。クリーパーの死骸がミシミシと音を立てて動き出す。クリーパーにヒトの魂を詰め込んで動かしているからアレはワタシの命令を理解するのだ、とヤコブは自慢げに説明した。さらりと行われる冒涜的な所業に、絶句する面々もいる中。
「まあ、すてきですわ」
真っ先に返ったマレーネからの賛辞に、口先だけで謙遜しつつヤコブは胸を張る。
「……リーンエス王国に攻め込みたいならさぁ。リーンエス王国に入ってからゾンビ作ったらダメなの?」
ニーラが首をかしげると、わずかに言葉に詰まったが。
「ふふふ、死霊術に詳しくないアナタには分からないでしょうが、死者を操るにも作法という物がありましてねェ……。王国の愚昧な連中の魂では碌なゾンビもできないでしょう」
「帝国と王国で何か違うのかな?」
「全く違いますとも。あれほどの数の死者を目覚めさせたのはワタシの力だけではありません。むしろワタシの呼びかけに彼らが答えてくれたのです! 王国が憎い、王国を滅ぼしたい、と。ええ、いかにワタシといえど、四万もの死者を蘇らせることなど容易にできようはずもないのです。ですが、彼らを幾度よみがえらせてもなお、ワタシの力は尽きることが無かった。これすなわち、天命というものです。天が王国の! 滅びを願っているに他ならないでしょう!」
相変わらず早口で話が長い。そもそも吸血鬼の癖に天意を語るなどちゃんちゃらおかしい、と思ったとしてもこの場の面々は口にはしなかった。
「なるほど。ヤコブ殿のその精強なる軍団が居れば王国など問題ではありますまい。今回はお連れになっていないようですが」
そうアスドルバルが話を振ると、今度は天を仰いで悔し気に歯噛みする。
「かの。王国の暴虐に対して立ち上がりし勇士たちは滅びました。悲しい事です。もちろん、アナタ達に非はない。騙されていたのですからねぇ。憎むべきはバルディオン! 愚かなるはバルディオン! ああ、なぜ無残にもあたら勇士達が野に屍を晒す事となったのでしょうか! 悲しい、ワタシは悲しみに暮れておりますよ!」
誰に向かって語っているのか。芝居がかった口調であれこれ言っているが、どうもヤコブの脳内ではヴィントで動員した死者達はヴァイセントラフ砦で全滅したことになっているようだ。いまもヴィント周辺では残余の死軍を配下が必死にまとめているのだが、ヤコブはそれを一顧だにしなかった。ヤコブの認識では自身に従う物はいまや、数十名の吸血鬼があるのみ、ということらしい。むしろ、失敗の記憶に繋がる死軍は忘却の彼方に追いやりたいと思っている節すらある。
「まあ、吸血鬼など手駒が足りなくなったら作ればいいのですから。人数などいちいち覚えておりませんねぇ」
もっと詳しい勢力を知りたいと踏み込んで尋ねた麦穂に、ヤコブはそう答えた。
●
移動の間、ヤコブの近くに一つの死体が座っていた。ヤコブからはJrと呼ばれているハーフビーストの子供だ。
「そういやお前首切られてたっけな……」
ナハシュが痛ましげに言う。子供の首から上には、どこかの人形から拾ってきた首が載っていた。どういう仕組みなのか、その目や口が動いている。子供なのだからお絵かきなどを喜ぶだろうか、と渡された紙にもペンにも反応を見せなかった。誰に言うでもなく、点数稼ぎだと口にしてキーゼが渡したお菓子にも同様だ。
(……何を言おうと、あいつらは賊にも劣る屑どもだ)
その様子に、ベルクが歯噛みした。他にも、幾人もの仲間たちが心を痛めていると知っている。しかし、どうする手立てもない。
「……解放してやりたかったのだがな」
痛ましげに呟くナハティガルに、常の無表情さはなく。ただ己の無力を嘆くのみだった。彼は実際、隙をついて仮初の首を切り落としている。吸血鬼はそれをわざと見逃し、そしてヤコブに事故だと注進した。それを聞いたヤコブが大した事でもないように。
「問題ありませんよ。すぐに直せますからねぇ」
指を一振りすると、Jrは自分の手で人形の首を拾い上げて肩の上に載せた。
「ヤコブ様の目と手の届く範囲で、あの死体が壊れることなどありはしない。クク、無駄なあがきだったな、劣等種」
嘲弄する吸血鬼の声がまだ頭の中に響いている。
「しかし、簡単な事故で壊れてしまっては、彼の真心に申し訳ありません……。そうですねぇ、後でJrはもう少し強くしてあげましょう。……そうですか、御父上の代わりに戦えることが嬉しいと? 親とは似ても似つかぬ賢い子ですねぇ」
死者をさらに冒涜するようなヤコブの言葉を聞いて。どうすれば良かったのかと自問するも、答えなど分かりはしなかった。
●
それからしばらく移動を続けて、一行はようやく目的地近くに着いた。
「わ~スゴ~い流石はヤコブ様! いつの間にかこんな拠点をお作りになってたんですね」
「ヤコブんのお家見てみたーい! ねね、いいでしょ?」
エルゼリオとサフィラが煽てると、ルチルが「貢物にワインを用意しております。中にお運びしても?」と後を継ぐ。この場に配下吸血鬼のどちらかがいれば制止したかもしれないが、ちょうどトーラが大騒ぎして注意を引き付けており、拠点から出迎えに来た新手の吸血鬼しかいなかった。
「ん~、いいでしょう。急ごしらえのあばら屋ですがねぇ。どうぞおはいりなさい」
急ごしらえなのは間違いなさそうだ。というか、まだ作業中である。奥の方では今も死体が穴を拡張し、死体が土を運び出し、死体が壁を固めている。栗鼠を送り込もうとしていたルチルが二の足を踏む程度には酷い状況だった。まだましな通路を案内され、殺風景な広間にたどり着く。王国からの密偵に会うのは明日で、それまでは適当に時間を潰しているようにとのことだ。
「素敵な場所ね。後で色々中を見て来ても良いですか?」
ノノアの問いにも、ヤコブは鷹揚に頷く。死体達の作業の邪魔にならぬよう、と注意された。エルゼリオが他に誰かいるなら教えて欲しいと尋ねると、ヤコブは先ほど出迎えに出てきた吸血鬼へ目を向ける。彼女は主と目が合っただけで恍惚とした表情となり、頷いた。
「は、この場には吸血鬼を常に6名配置しておりますわ。作業用の死者は40名です」
「ふむ……。なるほど? ワタシがいない時に王国が攻めてくればいささか、わずかに不安がありますねぇ。バルディオンの卑劣な裏切りで束の間の勝利を盗んだ王国。これ以上、奴らを! 万に一つも! 図に乗らせるわけにいきません! ……ああ、さっきのアレを置いていきましょう。大きすぎて邪魔です」
「は、はは! ありがたき幸せ……!」
ゾンビクリーパーもアジトの守備に加わる事になったようだ。
「この拠点はどういう意図で作られたもの?」
「良い質問ですねぇ。ここは、ワタシの歩んできた正義の歴史を語る宝物庫なのですよ。ワタシが愚昧な王国貴族に刻み付けた恐怖と! 悪を許さぬ強い意志を! 忘れぬために! 必要なものを保管してあるのです」
向けられた麦穂の問いに、ヤコブはそう答える。彼がこれまでに手に入れた様々な持ち運べない物を隠しておく場所なのだと。一瞬、宝物と言う単語に耳をそばだてた者もいたが、よくよく聞けば一般的な意味で貴重な物はない。しいて言えば、葬られた貴族の遺品が高価なくらいだろうか。あくまで、ヤコブにとっての記念品ということのようだ。
「いずれは、そう。いずれ世界がワタシの正義を認め、愚劣な王国貴族どもを断罪し続けるための記念館を作った暁には! 快く寄贈する予定なのですよ。それまでは、決して失われぬことなきようにせねば……」
「そういえば、その、王国での貴族の連続殺害事件、というのは……?」
リディリディがそう水を向けると、ヤコブは自分が正しいと信じている者特有の酔った口調で戦い……ではなく、虐殺の過程を克明に語りだした。彼を門前払いした貴族、水をかけて追い払った貴族、犬をけしかけた貴族。いずれも、当主や妻に幼い子供、近い分家まで家門に連なるものを一人残らず吸い殺したのだと。
「まかり間違って吸血鬼になって生き延びられても目障りですからね。貴族と言う高貴な身にふさわしくない血は徹底的に、消去したのですよ。これで王国も少しはマシになったでしょう」
(でも、あれだけの事を起こして、逆恨み以外に本当に何も理由がないなんて……)
リディリディの耳はへんにょりしていたが、ヤコブは絶好調だ。
「ヤコブ様は今までどのような戦いをしていたのでしょうか?」
マリイが戦いにアクセントを置いて尋ねると、ふむ、と一声。そういえばと語りだした騎士団の追っ手との交戦は、魔術師の物とは思えぬ肉弾戦だった。
「その、魔術で自らを強化して、とか?」
「いいえ。吸血鬼となったこの身は咎人の血潮を力に変えるのです。いわば、貴族の穢れた血の力が、その手先たる騎士を討ったわけですね!」
つまり、これまでの戦いでは死霊魔術を使っていないということだ。使えないのならばよい、だが使っていないのであればまだ手札があるのだろうか。殴る蹴るの戦い方は、裏を返せば最初は舐めて掛かっているのかもしれない。マリイはにこやかに相手の戦い方を分析する。
「宝物庫にはその時に騎士どもから得た品々もあるのですよ! 例えばァ……」
「あの。密偵と言うのはどんな方なんですか? 明日にお会いするという事ですが、まだ到着はしていないんですね」
そのまま宝物自慢に入りそうだった所で、シャロン・ラ・モリエールが他の話題を振った。この依頼を受けた当初はヤコブが実はよい人なのではないかと思っていたシャロンだが、受け答えを見てその可能性はなさそうだと既に理解している。ヤコブ自身をどうこうできずともその邪魔はできるので、密偵を先回りして始末しようと考えたのだ。ケン・Z・ブラッドリーもそちらに回るつもりだった。
「なるほど、決まった人が来るわけではないのですね。どんな方かはわからないのですか」
「そもそもその密偵というのは何者で?」
「メドゥの指先の使者ですよ。ワタシを上級の幹部に昇格させると言ってきているのですが、今更そんな当然のことを言い出すとは。ワタシの壮挙に加われなかった詫びのつもりですかねぇ?」
シャロンに乗っかる形のルチルの問いに、ヤコブが答える。メドゥの指先はあまり横のつながりは無いらしく、幹部である彼にも全容は知れていない。というよりは興味が無いようだった。書簡をすり替えられれば、ともナハシュは思ったがヤコブ側が受け取ったものはこの場に無いようだ。そもそも書簡と言う形をとっていない可能性もなくはない。
「そう、メドゥの指先はさしずめワタシの理想や目的のための道具……といった所ですねぇ」
彼らと同じですよ、と指を差された吸血鬼たちはヤコブと視線が合っただけで恍惚に表情を歪める。
●
「僕、もっとここ色々見て、案内して貰いながら素晴らしい話を聞かせてほしいな」
「ほう? 王国貴族どもの遺品に興味でもありますか?」
ララベル・サン・ディーベルがヤコブの視線と配下吸血鬼の殺気を引き付けた。
「この拠点に戦力はどれ位配備されていらっしゃるんですか? 興味あるなあ~」
と、エルゼリオも媚を売り、一時間ほど洞窟の奥を案内された二人は少しだけこの場所の構造に詳しくなった。しかし、ところどころに置かれた死霊は今は動かないようにしているとか、ゾンビが出入りするから罠の類などは仕掛けられないのだ、と言う情報はきっと意味がある。
「行きましょうか、ノノア氏」
ララベル達がヤコブを引き付けている間に、ノノアとキーゼも探索に向かった。周囲に思いのほか気配が無い事に驚く。そこそこ広い場所だったのに、本当に誰もいない。足音や呼吸の無い吸血鬼は捉えにくいというのを差し引いても、だ。
「鍵が掛かっている部屋もないのね……」
正確に言えば鍵はあるのだが、掛けられていなかった。ちらりと覗き込んだ中にあったのは、成金趣味な服や実用性の低そうな武具に趣味の悪い絵画などだ。たまに見かける部下の話に耳を澄ませてもみたが、洞窟掘りの進捗だとか当たり障りのない話題が主だった。あと、その会話の中に含まれるヤコブ様に声をかけられただの目を向けられただのと言うマウント合戦。
「あまり仲が良い、というわけではないようですね」
それと、収穫と言うには微妙ではあるのだが。奥へ入り込んで吸血鬼に見とがめられた際に「トイレを探して迷っていた」と告げた際には「トイレだと……?」というような返事が返ってきた。つまり、ヤコブ一派以外の住人は想定していない施設なのだろう。別口で散歩していたナハシュがその会話を聞いて噴き出しかけていたのは余談である。また、嫌がらせの為にこっそり放置した牛乳雑巾が朝にはララベルの枕元に戻っていたのも余談である。
●
夜も更けた頃、ヨル・スレイマンはヤコブをゲームへと誘った。何のことは無い、盤面で駒を取り合って勝敗が付く遊技だ。最初は渋っていたヤコブだが、吸血鬼がそれとなく助言を入れることで勝ちに傾くと上機嫌になった。
(差し手としては、並かな……?)
並みの初心者といったところだ。駒の動かし方もおぼつかないが、ヨルが勝たせてやっている事にも気づかない。たぶん周囲で見ている吸血鬼はヨルの意図に気づいているが、手を抜くことを責める様子はなかった。しばし時が過ぎて、ヨルが降参する。
「まあ、初めての遊戯でしたが! あふれる才能が! 勝利を呼び込むこともあるのですねぇ! ああ、アナタが弱かったわけではないのですよ! ワタシが! 強すぎたのです!」
この素晴らしい遊戯盤を入手しておくように、と吸血鬼へ指示を出しているのを眺めつつ。
「でも残念だね。本当の戦争じゃこうはいかない。実際打つ手はもう無いでしょう?」
と、今の状況をそれとなく匂わせ、次の手があるのかどうかを伺うと。
「ふ、ふふふ、ふっふっふっふ! このワタシに今後の計画が無い、と。アナタはそう考えるのですねぇ。いけません、それでは愚昧な王国と同じになってしまいますよ。いいですか、優れた者の行動は常に二手先、三手先になってはじめてわかるのです! あの砦の戦いは、大局的な世界の動きの中の序章! まだ王国滅亡への大きなうねりは始まったばかりなのです!」
ヤコブは何やら早口で大きなことを言い始めた。中身は特になかった。
「しかし、あなたは一人で戦い続けていて大変だ。あなたの善は本当に誰かを救うのかい?」
「無論、ワタシの正義はいずれ世界に認められることでしょう!」
交わした握手は冷たく、言葉は最後まで空虚だ。その会話を横で聞きながら、テュリンは考え込む。
(この手合いは、自分が特別だと思わせる……思い込ませる存在が居るからこそ行動を起こすはずよ。そう思って、聞き出そうとしていたけれど……)
もしや、その存在は彼の脳内にしかいないのではないか。そこまでいかずとも、空想の中にしかいないのではないか。例えば、今口先だけでヤコブを褒め称えている授恵者達すら、彼の視点から見れば「特別なヤコブ様に期待をかけている」原動力になっているのではないか、と。
●
ヨルとヤコブの遊戯が始まったころに洞窟を出たシャロンとケンは夜道を南下する。夜明け近くにメドゥの指先に目論見通り遭遇した。国境近くを単身で動くような輩が弱者の筈はなく、二人がかりで挑んでも取り逃がしてしまったのだが。
「ねえ、ケン様。あいつ、『ヤコブめ、まさか我らの思惑に気づいたのか?』って言ってましたよね」
「ああ。どういう事かは分からないが……」
戦いの間、男は終始周囲を警戒していた。吸血鬼どもめ、と吐き捨てて去ったところを見ると、まだ伏せている敵がいると勘違いしていたのかもしれない。
「つまり、メドゥの指先とヤコブは一枚岩ではない、ということか?」
翌日、ヤコブはいつまで待っても来ないメドゥの指先の密偵を待たずに、帰路に就いた。地下組織だけあってそういう事はちょくちょくあるのだそうだ。ヤコブの機嫌が悪くなかったのは、メドゥの指先に会う事よりも授恵者達と親交を深められたことを収穫と思っているかららしい。
その言葉通り、帰りもヤコブは授恵者達と表向きはにこやかに歓談し、合間にJrを愛でた。
そして、再びヴィントに近づいたところで、一行は解散した。
「また会いましょう、皆さん! バルディオンの口車に載せられていないアナタ達は真の賢人です! いずれワタシたちは歴史に残る大義をなすでしょう! 必ず!」
「次はいつお会いできますか?」
「次! 次ィ……? ……。…………。そう、いずれ! いずれ、ワタシたちには天の導きがある事でしょう! それまで、さらば!!!!」
しおらしく問うマリイへ、ヤコブは返答を濁して走り去った。というより、昨日までの様子からすれば単に彼に今後の計画が無いだけなのだろう。例えて言えば、課題の未提出を咎められて、これから考えますと悪びれもせずに答える学生のような……。いや、学生はこんなに中も外も汚くはなかった。
この短い旅路で望んだものを得られたか、それとも無為に終わったのか。それは冒険者達自身が判断する事だろう。ルチルが別れ際に渡したヤコブを称える歌や、麦穂が最初に渡した新聞記事を、ヤコブ達がどう評価したかは分からなかった。
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:標準25 / 4〜25人
2020年12月15日 16時32分59秒 公開
参加者
相談掲示板
キャスターのニーラ・メッコです。 よろしくね!
シーフのトーラです。よろしくお願いします! ヨコプ・ドリアン(←素)から依頼が来るとは思わなかったですね。 勢いで受けたので何も考えてないですけど、何か弱味を聞き出すか嫌がらせをしたいと思ってます!
にゃ!シーフのサフィラだよっ! ヤコブ・ヴィリアン、略してヤコブんからの挑戦状…! 道中、アゲにアゲまくって飲ませに飲ませまくってへべれけにして秘密をボロボロ喋ってもらおう作戦! 名付けて【接待】大作戦を思いついたから手伝ってくれる子ぼしゅーちゅーだよっ!
シューターのノックスです。よろしくお願いします。 先日はボコボコにされたので、意趣返しはしたいところ。 しかし、それ以上に知りたいことが多いので普通に取り入ろうと思います。
ノノアよ。よろしくね。 わたしは拠点の内部調査など出来たらしてみようかしら。 後は同伴者の護衛も必要ね。
キャスターのヨナ・シャハムだ。よろしくな。 正直なところ、人づての噂話みたいなものでしか知らない人物だし、あれだけの事を仕出かした相手の事を知りたいとは考えてるな。 実際会ってみて、どういう気持ちになるかは判らないけど。 >サフィラさん 嫌がらせは考えてないから、サフィラさんが良ければ【接待】に参加させて貰っていいかな?
シャロンと申します。よろしくお願いします。 あくまでPCの考えですが「冒険者ギルドに依頼するということは後ろ暗いことが本当にないのでは?」と考え、「奸賊バルディオンに騙された」という言い分を真面目に聞いてみたいと思います。 >同伴者 これはヤコブの部下だから隙をみて殺せとウィリアム王子の指示が出ていると、わが背後にまします神が言っているのですが、『行方不明』になってもらうほうがよくないですか?
キャスターのベゴニアだ。 皆、今回はよろしくお願いするよ。 しかし、ヤコブの事は狂人だと話には聞いていたけれど凄いね。 色々な意味で驚きを隠せないよ。 そうだね、聞きたい事はいくつかあるけれど……。 とりあえず料理でもして苦手なものでも聞き出そうかな。 もちろん吸血鬼が通常の飲食不要なのは判ってるけど、 もてなしって言えば食べてくれるんじゃないかな。 >サフィラさん お酒じゃないけど、食べさせるもの関係をするつもりだから、 一緒に【接待】の行動に参加させてもらって良いかな? >同伴者が行方不明に できる……というか、やったとしても誤魔化せそうな雰囲気はあるね。 ただ、さすがに抵抗はされると思うから、不意をうつとか袋叩きにするとか、 事故に見せかけるとかで工夫をする必要はあると思うけれど。
(ベゴニアさんの話しを聞いて) 同伴者は敵の方ね。それなら多少の事故があって行方不明になるのは仕方ないわね。ちょっと剣先がそれてもヤコブさんなら気にしないと思うわね。 メインは砦調査の方をするので、行動に余裕があるなら入れてみるわ。
ヨナにベゴニアせんせーは協力ありがとー! とりあえず「お酒でべろべろにする」以外は特に縛りもないから自由にやっちゃおー! うーん、同伴者の人もお酒でべろべろにして“行方不明”になってもらう?(かくり)
まれーねと、もうします。まれーね・しぇーんべるぐ、ですわ。 はい、おもに、やこぶ……さまに、おはなしをおうかがいすることに、なるかな、と。 たしかに、おさけがあればくちがかるくなるというもの。 わたくしも、【接待】にさんかさせていただいても? いやがらせについて、ですが。……わたくしは、そういうものは、ふえて、でして。 ほかのかたがたに、おまかせするかたちで、おねがいいたしたく。
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター。よろしく。 さて、面白い相手が直接出向いて来たもんだね。 アタイもヤコブから情報をばんばん抜いておきたいと思ってるし【接待】の方に参加させてもらおうかね。 致命的な情報を抜いておきたいし、話す内容は考え中だよ。
キャスターのテュリン・ヴィングよ。今回はよろしくね さてと、どういう情報を引き出すかは考えておかないとかな。
……………(バルディオンJrのイラストが変更された)。 いや……うん。 子供のこういう姿を見ると私もこんな気分になるんだね、自分でもビックリだよ。 >同行者への対処 私もメインにはできないから、参加者がそれなりの数いないと難しいかな。 同行者にも飲ませるんだったら、そのつもりで行動するけれど。 何らかの方法で、少しの間ヤコブから離れてもらうとか、 手が滑ったと言い訳ができる範囲で攻撃が可能なシチュエーションを考えないとね。 クリーパーには注意して見つかるように行動すれば逆に遭遇できると思うから、 戦闘自体は発生すると考えて良いかな。
一時的な幻のようね(姿が変わったのを見る) ヤコブから情報を聞く方が多いですが、砦内部を調査する方とかどれぐらいいるかですね。わたしは透視と暗視で地下の暗い場所や、やたら警備等が多い箇所などを重点に地形把握をかねてしてみる予定ですわ。 それと戦闘中に同行者を範囲で巻き込んだなどは、事故として終わりそうね。
ヒーラーのヨル。宜しく頼む。 面白い人だなと思ってたらやっぱり面白い人なんだね。 できたら情報収集、できたら本人を見てみたいなーと思っているのでそのあたりで考えているよ。 詳細はどうしよっかな、もう少し考えるね。 >戦闘 こちらの人数も人数だものな。戦闘は多少はあるものと構えていていいと思う。
No.17
サイラスだ、よろしくなー とりあえずは無難に話し合いかなー?反映とか次第ではちょっと冒険したくもあるけど
ちょっと思い付いたんですけど、ヤコブに王国と戦うための力を付ける指導をして貰うという名目で、手合わせを頼んでみるのはどうでしょうか? 上手くいけばヤコブの能力や得意なスキルが分からないかなと思って。
【接待】の一貫だが貢物を用意してアジトに運ぶという体で何人か送り込む案を思いついた。 飲食は必要ない種族だがこの性格だと「貢物」という言葉だけで喜びそうだ。 普通は止められそうだが、何かの片手間とかで手が離せない時を狙って丸め込んでやれば簡単に通してくれそうだと思うよ。 あまり拠点探索を怠りたくはないが、ヤコブからの情報収集メインで考えてるもんでそちらへの案出しが多めになる。 既に挙がってるヤツもあるが、 ・ヤコブの能力についての詳細 ・「奸賊バルディオン」に関する言い分 ・王国からの密偵について この辺りが知りたい。 密偵はヤコブの使うアンデッドの可能性もあるが、なんというかヤツのアンデッドはあまり器用ではない印象がある。 「メドゥの指先」の一員でもあるから、そちらの人間な気がするね。 ヤコブが「メドゥの指先」の計画について情報を持ってるなら引っこ抜いておきたい。 「奸賊バルディオン」の言い分も、一応繋がりがある連中の話がぽろっと出てくるかもしれないって所に期待してるわけだ。 兎に角奴さんをおだてる言葉ならたんまり出てくるもんで道化としてひたすら気分良くさせるつもりだ。 >模擬戦 一応、護衛任務になるぐらいにはクリーパーが出る場所とあるのであまり消耗するようでなければという気持ちがある。 模擬戦と言っても手加減が上手いか下手かは別と思うからね。 まあ、負傷者の面倒を見るためにヴィントへの帰還に同行できない……と言った言い訳は使えそうだが。 能力を見るなら、戦闘になった際におだてて「ちょっといいとこ見てみたい」と動かす方が安全だと思うよ。
No.20
あ、挨拶が遅れてしまってすみません・・・。 キャスターのリディリディです。 その・・・、よろしくお願いします。 まだ何をするかが定まっていないので、少し考えます。
顔出しが遅くなってゴメンね! ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラだよ。 今回はヨロシク! >行動 ボクも【接待】でヤコブを煽てて情報引き出す感じになるかなー? 特に拠点の構造や配備されてる戦力、『王国からきた密偵』については気になるよね。 >ヤコブの能力 トーラさんの『戦闘の指導をして貰う』案、面白いと思う! 模擬戦じゃなくて、剣術指南みたいな形なら危険度は低そうだし。 ボクも『ヤコブ様にその御業を御指導して頂きたいです~。一生の想い出に致します(ハート)』みたいな感じにおねだりしてみようかな?
にゃ!ルチルとマレーネとエルゼリオはよろしくねっ! いまちょっと迷ってるのは 【接待】を「道中」でするのか「アジト」でするかで迷ってるかなぁ 「道中」で酒盛りに誘って良さそうだったらそのままするけど、帰るのを優先しそうなら「アジト」で酒盛りって感じで考えてるけど…うーん
遅くなりました。私もサフィラさんの接待に参加させて頂いてもよろしいでしょうか? 道中は敵もいますし、アジトのしやすでしょうかね。アジトで探りを入れる方がいるなら引き付けておいた方がやりやすそうです。
【接待】に参加する皆よろしくな。 >サフィラさん 道中はちょっと難しそうかなという気がしたから、アジトに着いてからかなぁ?その方が砦の中を探る人にもいいかなと思うし。 気持ちよくなったところで王国の密偵と会って貰えれば、情報を得やすくなるかもしれないし。 俺は多分、吸血鬼の特性についてなんかの質問になると思うので、成功するか失敗するか微妙な所なんだよなぁ。
>模擬戦 それでは指導をお願いして手本を見せて貰うことにしますね。
>サフィラ アタイも酒盛りはアジトでやった方がいいと思う。 行程的には折り返し地点ってとこだが落ち着ける感じがあるだろうさ。
ナハシュだ。よろしく。 折角だからアジト内は散策しておこうとおもうが、他は考え中だな。 なんか適当に遊んでると思うぜ。
シーフのシモンです。 悩みましたがボクも【接待】に参加させていただこうと思います。