【悪華】悪逆
空色みなも
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シナリオID:3040
オープニング
「ボクはここまで来ましたよ。あなたも約束通り、ここへ来ていますよね?」
吹き荒ぶ風に金髪を揺らし、少年が声を張る。
フレイ・アラムハーク――リーンエス王国アラムハーク侯爵領を統治していたダルム・アラムハーク侯爵の、子息。
彼の手には、一通の手紙が握られている。
領地を荒らされたくなければ、王国外れの荒野まで来い、と。
「ニシシシ! クソマジメなオマエのことだ。きっとそうするだろうと思ってたぜ」
叫びに呼び寄せられるようにして現れた黒い影。
二ヵ所を結わいた黒髪の間から存在を主張する山羊の角。
メドゥの指先幹部『緑の薬指』にして――フレイの異母姉にあたる、ニゲラ・ブラックゴートだ。
ニゲラは貴族であるダルム侯爵のもとに生まれ、その結果、命だけはと考えた母により人買いのもとへ逃がされる。
彼女は生家であるアラムハーク家に憎悪を向けるに至り、ダルム侯爵はその凶刃に倒れた。
そして――。
「ニシシシシ、次はオマエの番だな。首を差し出す覚悟は十分か?」
ニゲラは口角を吊り上げる。
ダルム侯爵の遺した男子――ニゲラの異母弟でありながら、ヒューマンに生まれ何不自由なく貴族として生活していたフレイを憎み。
得物であるグレイブに、その血を吸わせようというのだ。
「いいえ。そのような覚悟は不要です。その代わりに――」
フレイは静かに首を横に振った。
父を殺めるという悪逆――それを犯した異母姉を討ち、業を背負わんとする覚悟。
それを、固めてきた。
「一人で来い、とは手紙に書かれていませんでしたからね」
フレイの周りに、冒険者たちが展開する。
「ニシシシシ! オレサマもオマエたちが来てくれて嬉しいぜ。憎たらしい奴らを、コイツの一振りでまとめて吹き飛ばせるからな!」
ニゲラは巨大なグレイブを片手でいとも易々と持ち上げると、冒険者たちに突き付けた。
「オレサマが死ぬか、オマエが死ぬか――あるいは両方か。オレサマ今回、退く気はないぜ」
グレイブの先端を嘗め回すように冒険者たちへ順に向け、最後。
ニゲラとフレイが持つ金色の瞳が、宙で視線を絡ませ合った。
解説
マスターより
リプレイ
大地がひび割れ、悲鳴を上げている。
ニゲラ・ブラックゴートがその巨大な得物を大上段に振り上げ、叩きつけたのだ。
衝撃が走り、冒険者たち――そして、フレイ・アラムハークを襲う。
しかし、フレイが破壊の渦に巻き込まれることはなかった。
「ニゲラ様に、フレイ様は殺させません。大丈夫です――今回も、必ず護り通します!」
ゲルダ・クラインがフレイの盾となったのだ。
(王国という国の歪みが起こした悲劇――きっと、ニゲラ様も被害者だった。『悪』を為すだけの理由は、あったのかもしれない)
ゲルダは、盾を挟んで対峙したニゲラの事情を想う。
「――それでも。その『悪』が誰かを傷付けるものならば。わたしは、わたしの『義』に従って、貴女を止めます」
構えた盾をビリビリと震わされながらも、揺らぐことなく立ち続けるゲルダの小さな背は。
護られるフレイの目には、本来より遥かに大きく、頼もしく映ったことだろう。
「その攻撃はもう見切ってます!」
トーラは襲いくる衝撃を寸前で見切って、軽やかな身のこなしによって避けた。
ニゲラによる衝撃は、捉えた者の動きを鈍らせる性質を持つ。
初撃を凌ぐのが特に肝心と、かわすことに意識を集中させて――。
(不思議なものだな。生い立ちは似ているのに、悪どうしである筈なのに、こうして対峙しているのは)
レピド・クロサイトが身をひねった脇を、衝撃が通り過ぎていく。
自身もまた悪――それがレピドの認識であった。
ホムンクルスとして生を受ける前、レピドは暗殺者を生業にしていた記憶が存在する。
ニゲラもまた悪であるとして。
二人の命運をこうして分けたものは、果たして何であろうか。
だが互いに敵として戦場に立った今、そうした思索に囚われて剣を鈍らせることも――ない。
「俺を捕まえるには、それじゃ遅いぜ!」
衝撃の速度を音の速さで例えるならば、さしずめハヤト=ガラン=ヴォルファングの見せた動きは光の速さと言うべきか。
決して回避が容易とは言えない一撃を、ハヤトは悠々とやり過ごす。
「……活きのいい獲物のほうが狩り甲斐もあるというものだ」
だがこの衝撃に対し、セリオス・オーガストは直撃を受けてしまうことになる。
ニゲラの真正面に立たずとも、衝撃は周囲一帯をなめるように揺るがしていた。
本来であれば敵の射程圏内に踏み込むことも少ない、射手の身。
屈強な戦士にすら被害を及ぼし得る衝撃を受け、何事もないというわけにはいかない。
全身が砕けたかのような痛みに襲われながらも、しかしセリオスは弓に矢を番え、構えようとする。
幸い、冒険者たちの中には治療術を扱える者が揃っている。
倒れさえしなければ、傷は瞬く間に癒されてしまうだろう。
それもある種の信頼の為せる業だ。
「過去がどうあれ、思惑がどうあれ、もはや戦り合って片付ける他ねぇわな」
ルイドは黒水晶のような透き通った盾を撫でる衝撃を感じながら独り言つ。
「どのみち小難しいのは得意じゃねぇ。とりあえず倒してやるから――遠慮せずかかってきやがれ」
衝撃が吹き荒れた後も、その立ち姿は微塵も傾いではいなかった。
その風格は、まさに守護者と呼ぶに相応しい。
「色々と腑には落ちてませんが――今回で決着という感じですか」
ヴィルヘルミナの身にまとったマントを、衝撃が叩く。
外套は邪竜の翼膜から作られた特製の品だけあって、衝撃をうまく流してくれる。
また、衝撃に伴う身の動きを阻害するエーテルにもヴィルヘルミナは抗ってみせた。
「右も左もメドゥメドゥでいい加減、うんざりしてきたぜ。オレが死ぬかテメーが死ぬか? 馬鹿言ってんじゃねえや。テメーがどんだけ早くくたばるかだ」
厳めしい小手を構え、衝撃を受け流したのはアーテミシア。
こちらもエーテルによる阻害に打ち克ち、また、ほとんど傷つくこともなく万全に近い状態でニゲラを睨んでいる。
「そもそも少しばかりおかしいのですよ。掛け違っている、と言ってもいい」
グレイブ・ヤードは衝撃に打たれながらも、思索する。
(命を守るなら王国外に連れ出すとかのほうが安定でしょう。侯爵という立場があるなら、それなりに融通を利かせられる手段はあるでしょうから)
グレイブが気にかけているのは、ニゲラの生い立ち。
(それもなく人買い直行というのが違和感ですし、まるで誰かが本来の道を歪ませたかのような印象なのです。まして、たやすく裏事情を話すなど――)
服のボタンを掛け違えているときのような、薄気味悪さを感じる――それがグレイブの率直な感想であった。
(健やかに生き延びて欲しかったのが、願いだったのではと)
グレイブの考えるように、ニゲラの母は我が子の幸せを願っていたのかもしれない。
その道を歪めてしまう何かが、存在したのだろう。
だとすれば、この場には『他の目』が存在したとしてもおかしくはない――。
そうした思いから、グレイブは戦場の周囲へも目を光らせる。
(フレイ君には業を背負って欲しくないし、ニゲラちゃんには生きてて欲しい――まあ、これはおじさんの希望でしかないけど……)
ディレイン・オールドケイジは衝撃を真っ向から受ける形となりながら、なお自らの願望に思いを巡らす。
「そのためにはまず、全力でぶつからないとどっちも止まれないよね!」
ディレインからエーテルが波紋のように広がった。
波動は全ての冒険者たちを包み、蒼白いオーラを立ち上らせる。
この鬼火のごときエーテルをまとう限り、冒険者たちの能力は大きく引き出されることだろう。
「おじさんも今日はちょっとやる気だよ」
続けざまにディレインは癒しの光を周囲一帯へと放つ。
深い傷を負ったセリオスは完治といかなかったものの、先程の衝撃に巻き込まれた冒険者たちの傷口が塞がっていく。
「この瞬間を待っていたぜ!」
支援が行き届くのを待っていたハヤトが、すかさずニゲラとの距離を詰めた。
その様は、まるで地面が縮むことによって、目的地のほうからハヤトを迎え入れたかのよう。
「俺も亜人なうえに半獣の血も混ざってっから迫害の経験もあるし、同情はするけどな! フレイを殺ったところで復讐になんのかよ!」
「ああ! なるぜ! 復讐が悪なら、殺して悪いヤツを狙ってこその復讐だろ? ニシシシ!」
ハヤトの息もつかせぬ三連撃と、それを長物で受けるニゲラとの応酬。
常人であれば、目で追うことも困難であっただろう。
脚を覆う鎧で繰り出された蹴りが、ニゲラの得物を跳ね上げて。
微かに生まれた隙に、双刀が一閃、もう一閃。
ニゲラの肌に、紅い筋を刻んでいく。
「悪いが命を取るつもりで戦わせて貰う。フレイも覚悟を決めたことだし、な」
レピドの振るった漆黒の短刀が、戦場を自在に跳び回るニゲラの脛を捉えた。
効率よくエーテルを扱えるよう繊細な細工の施された刃から。
身のこなしを鈍らせるエーテルがニゲラに流し込まれ、その身を蝕んだ。
「メドゥの指先は『欠落』を持った者の集まりと聞きます。貴女のそれは何ですか? 愛情? 罪悪感? それとも……正義ですか?」
「さあな! ただ、そいつらはどれもオレサマにはないものだな。愛情も、罪悪感も――そして正義もだ!」
その隙を逃さず大地を蹴ったトーラが、一瞬でニゲラに肉薄。
問いを投げかけながらも、両の手に握った短剣を三度、閃かせる。
そのうち二撃がニゲラの肌を掠め、鮮血を宙に散らせた。
「――っ、当てます!」
小柄なゲルダには不釣り合いにも見える強弓の撃ち出した矢が、風に押されるようにしてグン――と加速する。
攻撃のため神経を研ぎ澄ませて放たれた矢は、さしものニゲラも避けること能わず。
肩を貫かれ、その肌をますます紅く濡らしていく。
「先程の礼はさせて貰うぞ」
その頃にはセリオス・オーガストも、矢を番えた弓を構え、鏃をニゲラへと向けていた。
直後、エーテルをまとった矢がニゲラを穿ち。
鏃からニゲラへ浸透した毒性のエーテルが、その身体をじわじわと、しかし苛烈に蝕んでいく。
「あちらも相当な使い手ですからね。少しの負傷を残すのも命取りになりかねません」
グレイブはまだセリオスに傷が残っているのを見て取って、淡い光でセリオスを包む。
これでセリオスの負傷も癒え、少なくとも体力面では冒険者たちは万全の状態に戻ったと言える。
しかしエーテルによる阻害もあり、まだまだ油断がならないのも事実だ。
次の一手に備え、グレイブはじりじりと自らの位置取りを調整する。
「全く、やることが多くて忙しいこった」
アーテミシアが突進の勢いで、しかし回り込むようにしてニゲラの懐へ飛び込んだ。
できるだけ密着状態を維持するようにし、ハンマーを叩きつけてニゲラの動きの自由を妨げるよう努めるアーテミシア。
(結局、どちらの親にハーフビーストの血が混じっていたのでしょうね。前回の調査では明らかになってませんし。父親側に血が混じっているなら、フレイさんにも……ということになるのですが)
ヴィルヘルミナは目前で大立ち回りを繰り広げるハーフビーストの少女について考えを巡らせていた。
(表に出ないだけで同類なのに、この差は? となはなりそうです。真であれば、ですが)
ヴィルヘルミナは思い至る。
そう、表に出るか出ないか。
本質的には同じものであったとしても、その本質が目には映らないものであったとしたならば。
目に見えるものこそが命運を分けてしまうという、世界の現状に。
(貴族に穢れの血はいらないという過激派や、フレイさんを亡き者にしたいと考えている第三者などいたら――)
ヴィルヘルミナは思考を走らせながらも、同時に戦いの状況もよく見ていた。
これまでの交戦経験から、ニゲラの間合いは知り尽くしている。
衝撃を用いない限り、ニゲラからは手の届かない位置をとり――。
「だとしたら、茶番ですね。推測というか邪推なので、的外れかもしれませんけど」
ぽつりと呟きを漏らしつつ、ヴィルヘルミナは虹色に輝く刀で宙を薙いだ。
途端、不可視の衝撃が刃となり、ニゲラを襲う。
ニゲラの頬に一筋の傷が開き、華咲くように紅が散る。
「俺も俺で覚悟を決めてんだ。何が何でも勝って、守るべきを守る覚悟を」
ルイドが縦横無尽に動くニゲラへ向け、踏み込む。
刹那、ニゲラの意識からルイドの存在感が消え失せ――。
気づいた時には、黒水晶のごとき刃がニゲラの目前まで迫っていた。
身をひねってそれをかわそうとするニゲラであった、が。
そのことを読んでいたかのように、剣筋がニゲラを追いかけ――脇腹を、裂いた。
「逃がしゃしねぇよ!」
「フン、心配しなくてもオマエら冒険者どもから先に片付けてやるよ!」
ハヤトはニゲラが冒険者たちを突破してフレイのもとへ向かうことを警戒し、ぴったり貼り付くように立ち回っていた。
双刀による斬撃と蹴りを駆使し、ニゲラの動きを制限していくハヤト。
ニゲラはニゲラで、今フレイを狙ってもゲルダに庇われることが分かっているためか、冒険者たちの相手を優先しているようだ。
「そうはさせない」
レピドが今度は腕の腱を狙ってニゲラへ短刀を見舞う。
剣先が掠ると、やはりエーテルがニゲラの腕へまとわりつき。
彼女が得物を振るう精度を陰らせていく。
「やってくれるな! こいつはお返しだ!」
その返礼とでも言わんばかりに、ニゲラの斬撃が一帯に吹き荒れる。
ハヤト、トーラはこれを回避。
レピドも瞬間的に反応速度を高めることで、難を逃れた。
「ハッ! 虫が刺してンのかと思ったぜ」
「なんだ、てめぇはその程度だったか?」
アーテミシアはガントレットを用いることでこれを受け。
ルイドは守りへの意識を高める自己暗示も活用し、耐える。
二人はこのように言うが、ここに家屋があればそれを吹き飛ばしかねない程の猛攻。
それを受け止めたうえで、なお倒れない二人が尋常ではないだけの話だ。
「復讐は貴女にとって正義かもしれません。ですが、止めさせて貰います!」
トーラが目にも留まらぬ速さで短剣を舞わせながら、発した言葉に。
「あ――? 復讐が正義だ?」
「ええ、貴女はそれが正しいと思ってやっているのではないのですか? ならばそれは――貴女にとっては正義なのでしょう」
ニゲラが怪訝な顔をすると、トーラはさらに畳みかける。
「オレサマはワルだ! 正義だなんて――反吐が出るぜ!」
どうやらこのやりとりはニゲラの逆鱗に触れたらしい。
それによりトーラも否応なく気づかされる。
ニゲラは気づいていないのだ。
結局は『悪』と名付けた己の『正義』を振りかざしているに過ぎないことに。
あるいは、今となってはどうあっても気付きたくないのかもしれないが。
(ニゲラ様は、王国に――王国の貴族に憎悪を向けるように仕向けられていた……? ニゲラ様を拾ったという『人買いの親』が、そうさせたんでしょうか)
ゲルダは弓の狙いをニゲラに定めつつ、彼女の境遇を思う。
(もし、すべて仕組まれていたものだとしたら。ニゲラ様の境遇が、何らかの陰謀によるものだとしたら――ニゲラ様の恨みの先は、本当にフレイ様なんでしょうか?)
そうした疑念は抱きながらも、ゲルダの弓がブレることはない。
ヒュッという風切り音と共に放たれた矢が、ニゲラを射抜いた。
「ずいぶんと頑なな奴だ」
セリオスの弓からは、エーテルにより鋭さを増した矢がニゲラに送り出される。
矢はニゲラの肩を貫通するが、それでも彼女はまだ止まらない。
「負傷が積み重なるものならば、治療も積み重ねていくことが大事でしょう」
グレイブは淡く光る治癒の魔法陣を広く展開していた。
迂闊にニゲラの間合いに踏み込めないことと、彼女を巻き込めば諸共に治癒してしまう都合上、回復対象が絞られる形となったが。
先程ルイドが受けた傷を全快することであればできた。
「そういえば、ニゲラちゃんがメドゥの指先に所属してる理由は聞いたことなかったね。君の親と家族を奪った冒険者が憎いのは分かるけど……そんな君に声をかけたのは誰?」
と、ディレインがふとした疑問を口にする。
「あ? オレサマがメドゥの指先で幹部をやっているのはな――声を聴いたんだ」
そうした問いに素直に答えるあたりは、ニゲラの律義なところと言えるだろうか。
しかし答えられたところで、どうにもよく分からない。
「声?」
ディレインが訝しむと――。
「ああ、声だ。頭ん中に直接、響く声がオレサマを導いたのさ」
どうやらニゲラを導いたのは、メドゥの指先の中でも『声』を届けることのできる存在らしい。
しかも、幹部を指名できる立場となれば――。
組織の中でも、高い地位を持っている者であることは間違いないだろう。
「そンな長柄モノじゃ取り回しも悪いだろ?」
アーテミシアがニゲラの背後をとり、タックルをかけるような形で組み付いた。
後ろから腹を抱えるように腕を回し、ガッチリとホールド。
少なくともこの瞬間、ニゲラは動きを止める。
「よし、今が好機だな」
レピドの手で煌めきが見えたときにはもう、ニゲラの肌には三筋の傷が刻まれていた。
二刀流の神髄を、ここに。
レピドの極めた暗技である。
「邪魔なんだよっ!」
「ちっ……!」
動きを制限されたニゲラは、得物の石突を使って背後にいるアーテミシアの腹を強打。
と、同時に、悪性のエーテルがアーテミシアを蝕み、その装甲を脆くする。
「ヤロー、ふざけた真似しやがって……」
「丈夫なのは知ってるけど、あまり無理しないでね。命だいじに、だよ」
一旦、後ろに下がって自らを治療術で手当てするアーテミシアに。
ディレインは抵抗力を活性化させる光を放ち、エーテルによる悪影響から復調させる。
「ちまちまやってたんじゃ埒が明かねぇ。どうせなら存分に殴り合おうぜ!」
ニゲラの振り回す得物の軌道がより一層、鋭くなる。
守りを捨て去り、攻めに転じようというらしい。
ハヤト、トーラとレピドはどうにか回避を成功させているが。
アーテミシアとルイドの受けた一撃は、ますます重いものとなっていた。
「戦線を維持するためには、一瞬たりとも気が抜けなさそうですね」
そうして冒険者たちが受けた負傷は、グレイブの魔法陣により継続して癒されていく。
「これは早く方を付ける必要があるな」
レピドはニゲラの体力を徐々に削っていたエーテルが効力を失っているのを見て取って。
同様の効果が見込めるエーテルを短刀に流し込み、ニゲラを切りつける。
そのエーテルがニゲラの体を蝕む勢いは、セリオスの与えていたものに負けず劣らず強いものであった。
「これで最期にしてやんぜ……!」
ハヤトの三連撃の最後、双刀のうち一本が深くニゲラの胸に突き刺さって――。
「ふん――いいぜ、これで最期にしてやる」
口元から真っ赤な液体を零したニゲラがしかし、不敵に笑む。
「その代わり――オマエら全員、道連れだ!」
ニゲラは長柄の得物を大きく振り上げると、どす黒い闇を周囲一帯に放ち始めた。
それはまるで、戦場に不吉な華が開いたような光景だった――。
●
「これは――」
戦況把握に努めていたゲルダはニゲラのただならぬ気配を感じ、即座に行動を起こした。
ゲルダを中心に巨大な光の壁がそびえ立ち、冒険者たちを包む。
直後、戦場一帯を激震が襲った。
町一つは壊滅できるのではなかろうかと思えるほどに、大地が揺さぶられ。
冒険者たちへ向かい、暴風のごとく衝撃波が吹き荒れる。
俊敏なハヤトと、衝撃の軌道を瞬時に見極めたトーラはこれを避けることができた。
しかし、逆を言えばそれ以外の冒険者たちは大きな被害を受けることになる。
「なにも油断したわけではなかったのだがな……」
特に、反応力を高めるも、ぎりぎり間に合わず被弾したレピドの状況は深刻だ。
痛みこそ強制的に抑え込むことができるとはいえ。
エーテルにより動きを制限されたのは、回避を主軸に戦う前衛としては痛手と言える。
「最初に受けたからこそ分かるが――護られたうえでなお、これか」
セリオスも今度ばかりは、辛うじて立っていられるという状況だ。
明らかに初撃より大きな傷を負わされている。
ゲルダが光の壁を広げる判断をしていなければ、戦線が瓦解していてもおかしくなかっただろう。
「早々に決着をつけねばなるまい」
ここでセリオスは矢に対し、身体を蝕むエーテルを込めるつもりでいたが。
ニゲラもレピドの短刀により与えられていたエーテルに抗ったことで、しばらくは耐性を得ている。
であれば、ここは確実に当てにいくため、精度に優れた技術を用いるのがよいだろう。
セリオスの射た矢は空中で加速し、ニゲラの腿を貫いてみせた。
「おじさんの周りに集まって!」
ディレインが声を張り、治癒の光を周囲へ満ち溢れさせる。
現在の状況で直接ニゲラを抑える形になっているハヤトとアーテミシアは含めることができなかったが、こうしたディレインの範囲回復が冒険者たちの生命線のひとつとなっていることは間違いなかった。
「それは少し未来の貴方の姿。歩みを止めぬ限り、それは明日の己となるでしょう――貴方自身の理想を彼女に見せてみなさい」
そこへ重ねるように、グレイブの術が結ばれる。
各々は自らの理想の姿を纏い、無意識下のリミッターが外された。
そう、それは暗示の力。
理想を抱く限り、人はどこまでも強くなれる。
その術はフレイにもまた、己の理想を見せた。
同時に、グレイブは癒えきっていないレピドの傷を治療していく。
「まるでロウソクの最期の輝きのようですね。その炎――切らせていただきます」
ヴィルヘルミナが走る。
ニゲラのもとへ、駆け寄るように。
その勢いのまま、虹色の太刀を全力をもって振り抜けば。
青き焔のごときエーテルが刀身から靡いて、儚く消えていく。
見れば、刃が通ったニゲラの胸にはざっくりと深い傷が刻まれている。
だが、それでも。
ニゲラの黒き輝きは止むことなく吹き上がっていた。
「たとえ少しでも――その動き、止めさせて貰う」
短期決戦を狙うのであれば、対する敵の回避行動は可能な限り制限したいと。
レピドはなおも前線に留まり、短刀でニゲラの脛を裂く。
再びエーテルがニゲラの脚を侵し、攻撃への反応を困難とさせる――が。
「オレサマの『悪』を見せてやる!」
「……いいぜ、来い。正義のつもりはあんまりねぇが、ワルになりたがってるやつを止めるくらい、やってやる」
ニゲラはルイドに向け、黒いエーテルを放つ。
蔓のようにルイドへ絡みついたエーテルは、彼の堅牢な護りを大きく衰えさせ――そして。
「さあ、これで終わりにしてやるぜ! 吹き飛べ!」
ニゲラの手に握られた長柄の一振りが、一帯を大きく薙ぎ払う。
その破壊力は、それですら脅威であったもともとの力とも比較にならないほど高く。
彼女の間合いに踏み込んでいたヴィルヘルミナを含め、ルイドをも大きく傷つけた。
そんな一撃を――。
「ぐっ――」
レピドが、受けてしまう。
地面に叩きつけられた体が、大きく跳ね上がり――。
そこで、レピドの意識は途切れることになる。
「オイオイ、大丈夫かよ」
だがその暴威に曝されてなお、アーテミシアは平然とすら見える様子で立っていた。
守備の極地に達したとでも言うべき、彼女であるからこそなせる業だ。
メドゥの指先幹部たるニゲラの攻撃を受ければ、無事では済まないほうが普通なのである。
「っと、そのまま殺らせるわけにはいかねーな」
この状況に対処したのは、ハヤトだ。
ニゲラによる薙ぎ払いを潜り抜けていたハヤトは、レピドを担いで後方へ下がっていく。
「これまた手酷くやられたものですね」
「――すまん、手間をかけさせた」
すかさずグレイブが術を施して手当てすると、レピドもどうやら意識を取り戻したようだった。
しかしかのニゲラを相手に、これ以上の無理は禁物だろう。
「もうこれ以上は――いえ、あなたはわたしたちが止めるのでしたね。止めます。止めてみせます!」
トーラがニゲラの足下へ滑り込み、そのまま足を払おうとする。
ニゲラも然る者、それで転倒するようなことはなかったが――微かにバランスを崩した、そこへ。
「もらった」
セリオスが弓の狙いをつけていた。
彼の弓には、眩い光がすでに限界まで溜まりきっており。
瞬刻の後には、光を纏った矢がニゲラの脇腹を大きく抉っていた。
とうに身体中の血液が失われていてもおかしくないのではないか。
そう思えるほど血を流しても、ニゲラが戦いを止めることはなかった。
「いい加減、しつけーンだよ」
アーテミシアが鋭く一歩、踏み込み――ニゲラの足を踏みつける。
このまま足を止め続けることができるほど、甘い相手ではないだろう。
しかし生み出す隙など、わずかで構わない。
一瞬の隙が命運を分ける、激しい戦いであればあるほどだ。
「てめぇもこの戦いに命を懸けてんだろ? こっちも全力で応えてやる」
もちろん、その隙をルイドが見逃すことはなかった。
剣を振るうために必要のない雑念は、ことごとく払った。
これより放つ一撃に、全身全霊を込めて。
無念無想の秘奥が、今――。
●
「オレサマは――勝てなかった、のか? 冒険者のヤツらに――」
胸を袈裟懸けに切り抜かれたニゲラが、ルイドの足下に倒れ伏している。
しばらくは悔しそうに顔を歪めていたニゲラだったが、やがて瞼を下ろし。
彼女が漂わせていた黒い覇気も、消え失せた。
「終わった――か?」
ルイドが屈みこんで、ニゲラの様子を確かめると――。
微かではあるが、まだ息はあるようだった。
「ニゲラに言っておきたいことはあるか?」
「言っておきたいこと――」
ここでレピドがフレイに投げかけた言葉は、すなわち――これを最期にしよう、ということだ。
フレイとて覚悟は決めてきた。
だが、いざ最期に言葉をかけるとなると、まるで何もまとまる気がしない。
それでもどうにか紡いだ、手向け。
「あなたは大罪人です。領主を殺め、領民の暮らしを脅かしました。ボクは領の代表として、あなたを憎むべきです」
フレイはそこで言葉を切り、小さく首を横に振った。
「でも、ボクはあなたを憎んではいない。そのうえで、あなたに罪を贖わせます。これも、あなたにとっては――正義なのでしょうかね」
そう繋げられたフレイの言葉を聞いて。
「関わった時間は僅かだが、アンタのことは覚えておく――」
レピドが覚束ない足取りながらも、ニゲラへ近づこうとしたとき――。
「待って」
声を上げたのは、ディレインだった。
「俺ね、またニゲラちゃんと一緒にご飯食べたいんだよね。ニゲラちゃんの食べっぷりは見てて気持ちよかったから」
ディレインはレピドを制して、自らがニゲラのもとへ。
ロープでニゲラを拘束したうえで、応急手当を施そうとした。
その際、ディレインは気づくことになる。
ニゲラの状態は、この時点で想像以上に深刻であることに。
ひょっとしたら、授恵者としての力もこの戦いで使い切っているのかもしれない。
今ここで命を奪わなかったと仮定して、そう長くは生きられない可能性もある。
だが、たとえそうだとしても――。
「ダメ――かな?」
「ディレインさん――」
暗にディレインはこの場でニゲラを処断するなと求めている。
フレイには分かっていた。
王国の掟に則ろうとする限り。
それにより生まれるのは、わずかな時間でしかないことを。
「ほんの、一時になりますよ。それでも、いいんですね?」
「すぐに決めちゃおうとするよりかは――無理を言ってごめんね、ありがとう」
フレイにしても、ディレインといった冒険者たちの力なしにニゲラへの勝利がありえなかったのは分かっており。
この言葉が引き出されたのも、そこからくる彼なりの気遣いなのだろう。
「これで、よかったのか?」
「さあな。依頼人のアイツがそれで満足ならいいンだけどよ」
そのやり取りを見ていたセリオスとアーテミシアが、ポツリと漏らした呟きに。
「私個人としては『償わせる』方向を考えておりましたので、生きていて頂いていいのですが」
グレイブの独言が、重なった。
罪を償わせるにせよ、ただ生きているというだけの状態では難しいかもしれないが――。
それでも、可能性が潰えてしまうよりかはいい。
「ま、別に俺もトドメにこだわっちゃいないからな」
ハヤトにしても、フレイの下した決断に異論があるわけではないようだ。
「それがフレイさんの考えなのであれば、わたしとしても尊重したいです」
トーラもニゲラの処遇はフレイに任せる心づもりだったようで、特に口を挟むでもなく成り行きを見守っていた。
「ま、俺は何れにせよ味方するつもりなんでな。好きに決めたらいいんじゃねぇかな」
ルイドの姿勢もまた、この言葉が全てを表している。
「ニゲラ様――この先、どうなるんでしょうか」
ゲルダはニゲラを止めることができた。
では、ニゲラが歩みを止めたその先。
彼女を待ち受けているのは、どのような運命であるというのか。
未だ訪れぬ未来は誰にも、分からない。
分からないながらも、進む道を選び取っていかねばならないのが人生なのだ。
「彼女の置いて行ったという宝石、あれも何の意味があったのでしょうね」
ヴィルヘルミナは以前、行った調査を思い出していた。
ニゲラに流れるハーフビーストの血が父母どちらに由来するかを現状、見分けられないように。
いったん歴史が失われてしまえば、そのとき見えていることから背景を夢想するしかなくなるものだ。
だからこれは想像のひとつに過ぎないが。
ニゲラがあの宝石を持たされたことにも、誰かの想いか。
あるいは誰かの思惑があったのかも、しれない。
「少しでも、そうした背景の一端に触れられないものでしょうか」
ふと思いついたように、ヴィルヘルミナは戦場に残されたニゲラの残留思念を読み取ってみる。
見れば、レピドもニゲラの手にしていた長柄の得物から残留思念を拾おうとしているようだ。
それにより分かるのは、特に原始的な感情だ。
そこに強く憎しみを感じるのは、言動からも予想される通りであったが。
尊大な振る舞いに反し、そこに自己を肯定するような感情は欠け落ちていた――。
●
こうしてリーンエス王国北部――アラムハーク侯爵領を巡るニゲラとの戦いは、終息を見せた。
力を喪ったニゲラはアラムハーク侯爵領に囚われ。
その命運が定まる日を、牢内で待つこととなる。
この事件の解決は、フレイに何をもたらしただろうか。
彼の身の安全や、領民の暮らしを守ったのは確かだ。
しかし何より。
困難に打ち克ち、前へ進もうとする覚悟を。
フレイに与えたというのもまた、一側面であろう。
今後、王国内におけるヒューマンと異なる種族に対する扱いも変化を見せていくべきだ。
そのためには。
ハーフビーストを祖先に持つかもしれない貴族、フレイ少年。
彼による王国への働きかけは重要になる――かもしれない。
冒険者たちの中には、今後そうしたフレイの暮らしぶりや。
ニゲラの様子を窺いに訪ねる者もいることだろう。
それはまた、別の話――。
マスターコメント
ロングシナリオ非常に難しい 報酬:標準10 / 6〜12人
2023年07月12日 10時38分40秒 公開
相談掲示板
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! フレイさんを守りつつニゲラを討伐しないといけない訳ですね……。 前回戦った感じだと、それなりに長期戦になる上に背水之陣の効果で追い詰めるとステータスも上昇するので、レゾナンスオブヴァロー等の支援は複数回あると助かります。 それとBS付与で戦った感じだと紫電清霜の対象になるBSでなければある程度は有効だったんですけど、背水之陣の効果で解除されるのが厳しいですね……。
ヒーラー、グレイブ・ヤードです。 見えないものも多いわけですが…さて。 一応ウェイブ・オブ・インフィニティロアの準備はできますので支援については多少は大丈夫です。 ここまでくるとスキルというか如何に意地を通すか、意思を挫くかになっているかもしれませんね
ヒーラーのディレイン・オールドケイジ。よろしく。 インフィニティロアには劣るけど、ヴァローは持っていくつもり。 あと、能力低下対策に解呪も持ってこうかと。 こっちの余力がまだあるうちに背水之陣状態へ移行させられれば…と思うんだよね。 BSはかけなおし前提でいくしかないかも。
ウォーリア、ルイド。よしなに。 支援複数準備してもらえるのはありがたい、効果が続いてるうちに何とか削ってしまいてぇな。 背水之陣がどれくらいの残生命値で発動するのかはわからねぇが、そこから時間かけるほどにきつくなっていくと思うんで、発動後はなるだけ速やかに決着つけたいとこ。 俺はとりあえず今んとこ前衛でスキル等火力に寄せようと思ってるが、守り寄りにするなり調整は可能。作戦・バランスに合わせるわ。
ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 今回は向こうも本気ですか。窮地に追い込めば更に強くなると。 震天動地もあるので、あまり長期戦は好ましくないですね。回復が追いつかないので。 フレイさんは授恵者ですが、クラスは何なのでしょうね。スキル次第では多少の自衛は出来そうですが。 震天動地でようやく一発耐えられる程度みたいなので、近接攻撃は耐えられるか少し不安ですね。 ニゲラも隙あらば仕留める腹積もりはあるでしょうし。
レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 フレイといえば、フレイの初期位置も指定出来るんだな。 ヒーラーの近くにいてもらう感じがいいのだろうか。 後に解除されるとしても、長期戦を避けるのなら紫電清霜対象外のBSは最初から積極的に入れていった方が良いように思った。
ウォリアーのアーテミシアだ とりあえずオレは守り重視で行くかね。 殺界なりシーザーロアなりがあれば多少は動きを制限できるか? チャージングで強引に突っ込んで組み付いてみるのもアリか
フレイさんのクラスはウォーリアだったような気がするんですけど、過去の依頼の解説を確認しても記述が見つかりませんね。勘違いだったかもしれません……。 それではわたしは魔道書を持ってBSメインで行きますね。 魔乱印は確定で、あとは攻撃低下か回避低下になりますけど、ほかのものも含めて希望があれば言って下さい。
ちょっと前の依頼の読み直しをしてみましょうか。 何というか、違和感があるんですよねぇ・・・。
「本作のオープニングをもとに行動して頂ければ、シナリオの成功に関して『は』十分に狙えます。」 個人的にはここが少し引っかかりますね。何かあるのかもしれませんが、それが何なのかは…という感じです。
ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 フレイ様についてですが、特にクラスについては言及されていなかったような――。前々回はわたしがカバリングとアイアンヴェールで庇った感じでした。 フレイ様の護衛役をやりたい方が他にいらっしゃらなければ、今回も同じ構成でフレイ様の護衛を主に担当しますね。 >縦横無尽 バーバリアンデスチェーンでニゲラ様を引き寄せるのもありかなと考えています。三ヘクス以内に入るための強行突破を無視できますので。 シーザーロアを使用する場合と同様に、高めの命中が必要になるかと思いますが…… >背水之陣 発動した後は短期決戦に持ち込みたいので、高威力技などはここに温存しておくのがよさそうかなと思いました。
範囲ヒールは持ってくとして… 単体ヒールも回数が欲しいんだけど、治療強化と解呪も持ってくなら攻撃スキルどうするかって悩んでるところ。 前に戦った時は全体的に火力がもうひと押しほしい感じだったんだよね。 あとはまあ…やっぱりなーんかもやもやするんだよねえ。 (侯爵が「自分じゃない」と言ってたのが気になりました) できればニゲラちゃんには生きてほしいんだけどなあ。
何というのでしょうか・・・(自分視点ですが) 「死産と偽ってまで隠す」「その後教育して反旗を翻させる」 ここがまあ、偏執的というか執念みたいなものを感じるのですよね。 ただではつぶさない、みたいな
ただニゲラを討伐するだけでは後味の悪い結末になる……という感じだろうか? ニゲラ視点で最高の復讐になりそうな事を考えてみたら「憎い冒険者に憎いフレイを殺させる」かなと思ったが、そんな状況になりそうなスキルは無さそうだし……うーん…… >BS 俺が持っていけそうなのは毒と命中or回避の低下になるかな。
とはいえ、ニゲラは罪を犯していますし、運良く捕らえれたら何らかの方法で償うということになるでしょうか。 ただ、王国の貴族にハーフビーストの血が混じっているのは公に出来ないでしょうし、秘密裏にということになると思います。 その辺りはフレイさん次第でしょうけれど…。 >BS レピドさんが命中と回避低下を持っていくのであれば、わたしは攻撃に回りましょうか? フレイさんの護衛や回復にも手がいりますし、背水の陣後に短期決戦を仕掛けるなら攻撃の手はなるべく多くした方がいいでしょうし。
気になるなら殺さないでボコボコにして締めあげりゃいいンじゃねえの? 見る限り逃げる気配もなさそうだし オブジェクト召喚使えれば多少は行動制限出来るかもな。 すぐ壊されるかもしれねえが、1手使わせるだけでも大分アドバンテージが取れるはずだぜ
ニゲラちゃんが勝てばそれでよし、負ければフレイ君に業を背負わせられるからそれでよし…ってことなのかなあ。 インフィニティロアはヴァローにない攻撃アップがついてるよね。 背水の陣後に回せるよう、ヴァローのほうを先に使った方がいいかな? 光縛封は一瞬で壊されたねー。 その一瞬で立て直しできたけども…そうすると範囲ヒール持てないから、俺はちょっと難しいかも。
どの道、戦いは避けられないのでまずは生き残る所からですね。 手心を加える余裕があるのかという話でもありますし。 >光縛封 魔法攻撃には脆いですからね。向こうは物魔どちらも使える上にオブジェクト破壊に長けているので。
あぁ、私としては別に事情があるから許すとか許さないとかそういうのではなく。 「何らかの裏の企みに動かされているならそれごとぶっ潰したい」 というとてもシンプルなものです。 少なくても十数年単位で仕込んだ計画のようなものでしょうからね。 ただスパンを考えると偏執的というのがそこです >支援 を中心に考えておりますが、十分前で戦える方いらっしゃいますからどうしましょうか。
俺はひとまずこのまま火力に寄せて問題なさげか。通常は命中優先で殴るとして…… 高威力技は後に温存したいのに同意なんで、千鳥雷切斬を終盤用になるべく取っておこうかと。 防御面もほどほどには高めつつ英雄再起も持って行くんで、回復とか解呪とか余裕ない時は、俺のことは後回しにしてもらっても構わねぇ。 >BS 何があっても助かるだろうから取捨選択に悩むが、優先度で言えば回避低下は高めになりそうな印象。 攻撃にしろ他のBS付与にしろ、当たらないことにはな。縦横無尽での回避上昇も辛ぇし。 >スタート位置 範囲バフについては先にヴァローの使用で問題ねぇと思った。 そうすっとその範囲内で固まってスタートすべきなんだろうが、フレイのこと考えるとあんまニゲラ近くには陣取れねぇかね。 最初距離を詰める用にチャージングも持っておくか。
では、わたしはフレイ様の護衛を兼ねつつ後衛から弓を持って支援をさせていただきますね。 高火力の攻撃はできませんが、ないよりはましかな、と。確実に当てられるように、命中上昇系の射撃スキルを持っていきますね。 >縦横無尽 ふと思いついたのですが、殺界と同様の効果(強行突破が必要)なのであれば、ホライゾナルジャンプで飛び越えられるかもしれません。 (以前の依頼で殺界を使用したとき、ホライゾナルジャンプ持ちのシーフの方に突破されたことがありました) 同ヘクスであれば回避上昇はありませんので、シーフの方はご一考いただけると嬉しいです。
>トーラ そうだな、単純に攻撃の手数もいるだろうしそうして貰えると助かる。 代わりにこちらは命中と付与を上げられるだけ上げて挑もうと思う。 >ホライゾナルジャンプ 持っていきたかったが、オーブが……オーブが全然足りない…… 有効そうだったので本当に惜しいんだが。
・・・顔出しがぎりぎりになってすまない、シューターのセリオスだ、よろしくたのむ とりあえずぎりぎりまで削って背水の陣が発動したら最大火力で一気に仕留めに行くぐらいか とりあえず俺は紫電清霜の効果が関係ないスリップダメージを与えるフェイタルアローと火力用のハイパーバスターアローを持っていくつもりだ
そっか。そうだよね。 まずは無力化しないことにはね。 おじさんも支援特化にしますかね。 半端な攻撃するよりはその方が良さそうだ。 で、今更気づいたんだけど、ヴァローじゃなくてブルーフレアだわ… これ前も間違えたことあるんだよね…気づいてよかったわ… >グレイブ君 先にブルーフレア使うね。 ブルーフレアが切れるか、背水の陣に入った段階でインフィニティロアを使ってもらえれば。
>使用タイミング 了解しました、ブルーフレアの後ほどタイミングということにしておきます。 支援はするとして合間合間に言葉を投げかけてみましょうかね。 返答の有無はさておき、問いかけることにも意味はありそうですし
それでは攻撃にシフトしますね。 神材装備が間に合わなかったのでちぐはぐですけど、トリプルファングで二度は攻撃出来るので良しとしましょう。 エーテルイミテイトかアクセラレイターで悩んだんですけれど、ホライゾナルジャンプも用意して行きます。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! ギリギリの参戦だが助太刀して貰うぜ! 俺はホライゾナルジャンプで一気に0距離の間合いに飛び込んでピッタリマークしながら削りに徹するスタンスで動く事にすんぜ! 戦況見て味方にヤバそうな被害が出たら一旦安全圏まで運び出す役目も担うつもりだ!