【悪華】茂みの中の悪魔
空色みなも
コメント 30
シナリオID:2772
オープニング
煉瓦建築が並ぶ石畳の道に、人々が行き交い。
馬車が鳴らす車輪の音を伴奏に、歌うように商売人が客を呼び込む。
リーンエス王国の中でも北部に位置する町で、今日も当たり前の日常が繰り広げられていた。
そう。この町を激震が襲う、その瞬間までは。
●
「至急! 謎の敵性勢力対応を冒険者に依頼されたし!」
町の冒険者ギルド支部へ早馬が駆け込んでくるのに、そう時間はかからなかった。
何かしら騒ぎが起こっているであろうことは、すでに冒険者ギルド側でも感じ取られている。
なにせ、逃げ惑う人々が冒険者ギルド周辺にも到達していたのだから。
その場に居合わせた冒険者たちが早馬に乗っていた警備隊員に話を聞くと。
なんでも町に武装集団が現れ、破壊行為を始めたという。
その数、五人。
町一つを攻め落とそうとしているにしては、本来あまりに少ない手勢である。
だが、現に町の外周部はすでに倒壊が進んでいる。
町の警備を担っていた戦力も、その五人にあっという間に蹴散らされてしまったらしい。
こうなれば冒険者が頼りだ。
中でも腕に覚えがある者が募られ、敵性勢力の対処へと向かうことになる――。
●
「ニシシシシ、やっぱり冒険者の奴らが慌てて駆けつけてきやがったぜ」
遠目に冒険者たちの姿を認めて、まだどこか幼さを残したような女が歯をむき出しにして笑う。
その黒髪から突き出す、二本の角と。獣めいた耳を見れば、彼女が黒山羊のハーフビーストであることが類推できるだろう。
その手には、女の身長からすれば巨大とも言えるグレイブが握られており。
少なくとも彼女はそれを苦も無く扱える実力がある、ということを表している。
「邪魔が入りそうですね。どうしますか?」
周囲には、大槌を手にした熊のハーフビースト四人。
大柄で力もありそうな彼らが、どちらかというと小柄な女に付き従うように接している。
この関係を見るに、女のほうが力も上なのだろう。
「当然! このまま続けるぜ。なぁに、冒険者なんて町を壊すついでで吹き飛ばしてやればいい」
女はニヤリと口角を上げると、グレイブを振るった。
大地に向け――片手に持ったまま。
ズン!
重い地響きとともに衝撃が広がり、これまでの破壊活動によりひび割れていた周囲の建造物が一斉に崩壊した。
「これはワルとして冒険者に対する宣戦布告だ! オレサマ、ニゲラ・ブラックゴート様のなぁ!」
崩れ落ちる瓦礫の立てる音を伴奏に。
ニゲラ・ブラックゴートと名乗った女の高笑いが町に響き渡った。
解説
マスターより
リプレイ
「こいつぁ、また派手に暴れてくれてやがんな……」
現場へ駆けつけたハヤト=ガラン=ヴォルファングを待ち受けていたのは、まさに惨状と言うべき光景だった。
美しかった町並みが、今や見る影もない。
「見たとこ、あの幼女っぽいのが頭か? よし、俺はあいつを抑えに行くぜ!」
ハヤトが爆発的な脚力を発揮し、破壊の元凶であろう女――ニゲラ・ブラックゴートへと大きく距離を詰めていく。
と、ニゲラからも冒険者たちへ向かって猛然と駆けてくるではないか。
どうやら破壊範囲を広げるために、すでに壊滅したエリアからは出たいらしい。
巨大な武器を抱えているにも関わらず、その速度は軽装の冒険者に見劣りしない。
「酷いことを……理由なく誰かを傷つけることは許されません」
それを見たゲルダ・クラインが、ハヤトの後につく形で走る。
「ニゲラと言ったか。俺も奴に向かう。奴を自由にさせるのが一番、まずそうだしな」
「……ワルに憧れるお年頃ってやつなのかねぇ」
それにセリオス・オーガストとディレイン・オールドケイジの二人も続く。
(おじさんも心当たりがないでもないけど……ある程度の年がかさむと、自分でつらくなるんだよねえ)
ディレインはニゲラの表情を窺ってみるも、そこには不敵な笑みが浮かんでいるばかり。
心の内は読めない。
「あいつ……ワシより強くねー?」
「オレたちはまず手下をぶっ潰す! 行くぜ、シャドウ!」
シャドウが瓦礫の山を生み出した敵リーダーに思わず気を取られ、呟いていると。
ナキルに発破をかけられ、左奥でハンマーを振るう熊のハーフビーストへ二人で向かう。
「建物の倒壊で怪我人が出ていないかも気になるけど……まずは彼らを止めなくてはね。ララベル、これを!」
「ありがとう! よし、これ以上あいつらの好きにはさせないぞ!」
ロゼットから淡い光を武器に受け取り、ララベル・サン・ディーベルが風のように戦場を吹き抜ける。
二人が向かうのは、左手前の手下だ。
「ワルぶって街を壊して粋がってるつもりですか……ここは年上としてわからせてあげます!」
トーラはニゲラにチラリと視線を向けるも、相手取るのはまずは手下だ。
右手前の手下へと近づくように、一気に加速する。
「バルバロイの類でしょうか。メドゥの方かもしれませんが。何にしてもまずは目の前の事ですか」
ヴィルヘルミナもトーラに続くように、突進の勢いで疾駆する。
「なんだってこんなことを……なんて聞くには、まずは合流してからかね」
「ええ、私としても一言、彼女に物申したいところではありますが」
そしてルイドとグレイブ・ヤードの目標が、最後の手下がいる右奥である。
その手下たちの様子はと言えば、ハンマーを闇雲に振り回して、周囲の家屋にヒビを入れて回っておりながらも。
じわじわと、冒険者たちに近づくように移動を始めていた。
言葉通り、町を壊す『ついで』で冒険者たちを倒そうとでも言うつもりだろうか。
「うるぁ! ブレイブファング傭兵団のハヤト様が相手になってやんぜ!」
「ニシシ! オレサマの相手がオマエに務まるかなぁ!?」
最も早く戦端を開いたのは、ハヤトとニゲラであった。
ニゲラが瞬息で繰り出した突きを、ハヤトは紙一重で避ける。
(やべぇ、全力を出してこれか……)
胸を刃が掠め、ハヤトの額を冷や汗が伝う。
回避に意識を割き、攻撃の軌道を見極めたうえでやっとかわすことができた。
見切る余裕がなくなれば、その時はニゲラも確実に命中させてくるだろう。
「オレサマの突きをかわしただと? 少しはやるようだな! が、いつまで持つか見物だぜ!」
ニゲラとハヤトの間で、目にも留まらぬ攻防が始まった――。
●
「喰らえ、旋風三連撃だ!」
最初に手下への攻撃を開始できたのは、瞬発力の高いララベルであった。
細剣が三度振るわれ、手下の熊めいた毛皮が深く切り裂かれていく。
ロゼットによる強化も、手数で攻めるララベルの戦闘スタイルとよくマッチしていた。
「おっと!」
ララベルは手下が水平に振るったハンマーを、屈むことで回避した。
本来であれば攻撃を加えた後すぐに後退したかったが、強い加速で前進したためそれもままならず、その場に留まっていたのだ。
「町を壊したりしたら、めっ! ですよ!」
トーラは射程を生かし、手下への攻撃を開始する。
杖の先端についた石が輝いたかと思うと、弾丸のように光が飛び出し、手下を撃ち抜いた。
「壊すのに夢中で、こちらへは意識がお留守ですか?」
ヴィルヘルミナが薙いだ刀身から衝撃の刃が迸り。
手下を切り裂いて、熊の毛が宙に散る。
「これでも喰らいやがれっ!」
ハヤトが閃光弾のピンを抜き、地面へ投げつけた。
「ちっ……ならこうしてやるよ!」
強い光に一瞬、ニゲラも目標を見失ったのか、ハヤトを狙うのを諦め。
背後に振りかぶった武器を、回転の勢いをつけて大地へ叩きつけた。
途端、巻き起こる衝撃。
石畳がめくれ上がり、宙を舞う。
破壊が、広がっていく。
「なんて攻撃範囲! まるで災害ですね……」
その光景に、トーラが目を丸くする。
不幸中の幸いと言うべきか、トーラはまだ後方にいたため巻き込まれていなかったが。
位置関係が最初と変わっていたため、多くの冒険者たちがその攻撃範囲に含まれていた。
中でもゲルダ、ディレイン、ナキル、ルイドは衝撃を捌き損ねてダメージを負っている。
「エーテルの作用もあるのでしょうか……やっかいですね」
ゲルダは優れた平衡感覚で地面に揺れによる影響を抑えて走るものの。
それとは別に、まとわりつくエーテルによって手足に痺れのようなものを感じることになった。
「……見えた」
「ちぃ!」
じっくりと弓の狙いをつけていたセリオスが、縦横無尽に動き回るニゲラへ矢を放った。
ニゲラの肩を掠った鏃には毒性のエーテルが込められており、ニゲラの体力を徐々に削り始めていく。
セリオスの放つ圧に、ニゲラも注意を割かざるを得ないようだ。
少なくとも、壊滅したエリアから進行する足は止まっている。
「お待たせ!」
ロゼットがララベルと入れ替わりに手下の前に立つ。
手下は目前に現れたロゼットにハンマーを振り下ろすが、ロゼットはその攻撃を円形の盾で逸らしてしまった。
「人を守り、人を癒し、人を救え……それが神官としての務めだからね」
ロゼットは盾の裏にも刻まれた神の教えを改めて噛みしめつつ。
眩いエーテルを棍に収束させていく。
「やあっ!」
「ぐっ……!?」
その棍でロゼットが短い動作の一撃を叩き込むと、エーテルが開放され爆発的な衝撃が手下を襲った。
「貴方たち、何故こんなことをするの!?」
「それを知りたければニゲラ様から聞き出すことだ。俺の口からは言えんな」
ロゼットの問いに口をつぐむことから見ても、手下の忠誠心は高いものと窺えた。
彼らも寄せ集めの集団ではないということか。
「ちょこまかと鬱陶しい奴だな!」
「ったく、それはこっちの台詞だぜ!」
ニゲラの突きを再び避けたハヤト。
返礼にニゲラの懐に飛び込んで、三連撃を見舞ってやる。
一閃、もう一閃とニゲラの肌を切りつけるが、深手にはなっていない。
だが、ハヤトの役割はここでニゲラを押しとどめること。
これもあくまで牽制に過ぎないことは、ハヤトだって百も承知だった。
実際、ハヤトが一刻も早くニゲラと交戦を開始したおかげで、町への被害は抑えられている。
「狙いが定まりませんね……」
そこへ追いつきつつあるゲルダが、ニゲラへ殺気を込めたエーテルを放つが、これはニゲラの脇を通り過ぎてしまう。
「さっきの攻撃で変調をきたしてるみたいだね。ここはおじさんに任せて」
「ありがとうございます……!」
ディレインはそれを見てゲルダの抵抗力を活性化させ、手足を痺れさせていた悪性のエーテルを取り除いた。
「さて、合流までにどれだけ痛手を与えられるか」
セリオスはエーテルの力で矢を鋭く放ち、ニゲラの肌を削り取っていく。
合流前の現状では、ニゲラを最も深く傷つける攻撃能力があるのはセリオスだ。
できるだけ早く町の破壊をやめさせるためにも、射撃の手を休めるわけにはいかない。
「あのニゲラとやらならいざ知らず、手下のアンタに負けるわけにはいかないな」
ここでシャドウも奥にいる手下のもとへ辿り着いていた。
手下による大振りのハンマーをかわし、すれ違いざまに手下を切りつけるシャドウ。
得物はなんということはない愛用のダガーだが、そのなんということはないダガーの切れ味が、甚く鋭い。
「そこは私の間合いですよ」
ヴィルヘルミナが、前に踏み込んできた手下の振るったハンマーを盾で受け。
一瞬の後、放ったのは威力重視の鋭い斬撃。
それを受けた手下はもはや満身創痍となり――。
「これで!」
それを見たトーラがすかさず魔法の弾丸を叩き入れ。
まずは手下を一体、地に沈めることに成功した。
●
右奥に位置していた手下との間でも、開戦の狼煙は上がろうとしていた。
「どうした? 大きな口を叩いといて、俺たちにてめぇから向かってくることもできねぇのか?」
ルイドが挑発するように手下へと殺気を叩きつける。
エーテルの作用に侵された手下は、まるっきり獣になったように雄叫びを上げルイドへと向かってきた。
「攻撃が大味なんだっての」
手下のハンマーは、虚しくもそれまでルイドが立っていた地面を叩く。
横っ飛びに攻撃を避けていたルイドが強い踏み込みから漆黒の鎌を振るい、手下の生命力を大きく刈り取った。
「さて、貴方たちに仲間意識があるのかは知りませんが。欠片でもあるなら、仲間が苦しむ姿に士気を保てますかね?」
そこにグレイブも加わり、淡い光を宿した棍で手下の脚を強かに打つ。
関節を狙った一撃は手下に大きな苦痛を生み出したと考えられたが、敵の目から反抗の光はまだ消えていない。
これが烏合の衆であれば、命が惜しくなって逃げ出したとしても不思議はないところであるが――。
「それでお返しのつもりですか? ――残念ながら、自分はいくら破損しようが直せばいいのでね。直し方は知っているし、何度も直している。問題ない」
苦し紛れに手下が振るったハンマーが、今度はグレイブとルイドを捉えるも。
痛覚を遮断できるグレイブに、苦痛はない。
そればかりか、潰れた腕が自然と治っていくではないか。
グレイブは戦列に加わる前に、自身へ再生を促す術を施していたのだ。
「テメェの相手はこっちだ、毛皮野郎!」
一方、左奥へ向かったナキルは手下へと殺気をぶつけ、その激昂を誘っていた。
「轟き響け! ダウ・ジャール!」
そしてたっぷりと助走をつけ、手甲を構えたナキルが手下へと突進する。
その様子はさながら彗星の爆発。
煌めくエーテルの尾を引いて、戦場を突き抜けた。
「ぐあっ!?」
翠色の鉱石が埋め込まれた手甲に弾かれ、熊のハーフビーストが派手に吹き飛ぶ。
地面を何度もバウンドし、気付けばその姿は遥か遠く。
しかしナキルに執着する手下は、全力で元の場所へ戻ろうと駆けてきた。
離した距離は埋められた反面、その間は手下も走るのに精いっぱいで、町にハンマーを振るうことを忘れていたとも言える。
「テメェらは何が目的なんだよ!」
ナキルもまともな答えが聞けるとは期待していなかったが、手下がうっかり何か漏らすのではないかと念のため問いかけてみる。
「俺たちはニゲラ様の御心に従っているだけだ」
「そうかよ! なんにせよ、傍迷惑野郎はここで潰すぜ」
手下の返答を確かめたナキルが蒼剣で強く切りつける。
破壊だけが目的。
そう答えが返ってくるかとも思っていたが、そういうわけでもないらしい。
一つ類推できたのは、相手はかなり組織的な集団らしいこと。
(組織、ね……まさか、メドゥのつま先、だっけか。それか何かか?)
嫌な感覚か胸をよぎるも、今ナキルに出来るのは目の前にいる敵の打倒のみ。
シャドウと並び、ひたすらに剣を振るう。
「リーダー格に向かった四人が心配だわ。部下の相手を早く終わらせて、加勢に向かいましょう」
ロゼットの棍が淡い光を帯び、目前の手下を打ち倒した。
荷物にあったロープを用い、手下の拘束にかかるロゼット。
「うん! でもまずは奥にいる手下の相手に合流しよう! 時間をかけるわけにはいかないからね」
ララベルは一足先に、ナキルとシャドウへ助力するため駆け出した。
「ニシシ! オレサマの間合いに自分から飛び込んでくるとはなぁ!」
そしてニゲラ。
彼女はゲルダに鋭い突きを入れていた。
刃のまとったエーテルが作用し、本来は堅牢であるゲルダの身の守りを半減させる。
「ええ、これ以上、貴女の好きにさせるわけにはいきませんからっ! わたしの持つ正義感がそうさせるんです!」
正義――ゲルダはそう口にした。
彼女とて、全ての正義が冒険者側にあると主張したいわけでもないだろう。
ニゲラが悪に拘ることから、正義に対して敵対意識を持つであろうと推測し、意識を引き付けようとしたのだ。
「あぁ!? 気に食わねぇなぁ!? でも、そうこなくちゃな! それでこそワルが打倒するに相応しい!」
どうやらこの言動は、ニゲラに対してクリティカルヒットしたらしい。
「今ですっ!」
「おあっ!?」
ゲルダはそこに隙を見て、戦場を飛び回っていたニゲラを鎖で引き寄せる。
「なぜ、そんなにも冒険者を憎んでいるんですか?」
「うるさい! やることやっといて、そうやって正義面してる冒険者ってやつ。オレサマ、いけ好かないと思うね!」
ゲルダが静かな殺気を込めて問い質すと、ニゲラは食いつきを見せた。
完全に『かかって』いる。
「怒らせすぎても何してくるか分からないよ。気を付けて……!」
ディレインは危険に身を晒すゲルダを案じ、その防具に淡い光を宿らせた。
「吹っ飛べ!」
「くっ……! ですが、この場は引きません……!」
長柄の武器を大きく振り回すニゲラの斬撃が、戦場を吹き荒れる。
ゲルダは鎧の装甲が厚い部位で攻撃を受け、低減した防御能力を補うことでどうにか耐え凌ぐ。
しかし少なくない衝撃がゲルダの体を揺さぶった。
「ゲルダちゃん……!」
ディレインがゲルダを魔術で癒し、ゲルダ自身も治療術を発動する。
「……貴女は、ここで止めますっ」
これによりゲルダも持ち直し、なおニゲラの前に立ちふさがり続けるのだった。
●
「手伝いにきたよっ!」
「ああ、助かる」
戦場左奥に到達したララベルは、シャドウと短く言葉を交わし頷き合うと。
手にした細剣で手下を切り刻む。
シャドウとナキルもそれによりさらに勢いづき、手下への攻撃は苛烈を極めていく。
「シャドウ!?」
「ぐっ、ぬかったか……? だがまだ戦える」
手下のハンマーをナキルが耐えた横で、回避が命綱であるシャドウにアンラッキーなヒットが起こってしまう。
しかしシャドウは痛む体に鞭打って、手下を切り続けた。
「待ってて、すぐに向かうわ!」
そこへロゼットが駆け付けて、シャドウに癒しの光を放つ。
これによりシャドウの受けた傷は見る間に塞がっていく。
「こっちももうすぐケリがつきそうか?」
「ええ、この方も耐えがたい痛みを受けている頃でしょうし」
ルイドとグレイブが叩き続けてきた手下も、もはや足がふらつき始めていた。
そこに近場の手下を先に倒したトーラとヴィルヘルミナも加わって総攻撃を加えたものだから、手下はひとたまりもない。
「――戯言を抜かした上司や、それに乗った自分を恨みながらくたばっているがいい」
ついに地に伏した手下を見下ろしたグレイブは、一言、言い捨てると。
彼らの上司であるニゲラを振り向いた。
●
激震。
ニゲラがもう一度、武器を大地へと振るったのだ。
そこら中の建造物が、ギシギシと悲鳴を上げる。
手下が暴れていた領域では、すでに倒壊する家屋も出始めた。
「ほんと出鱈目な攻撃ですね……」
トーラは右奥にいた手下を攻撃するために範囲内へと踏み込んでおり、これに巻き込まれるが。
大地を走る衝撃が吹き飛ばしたのは残像。
彼女自身は回避に成功していた。
とはいえ、衝撃に襲われた冒険者も複数いた。
セリオスはこの攻撃を受けたことで手許が狂い、毒性のエーテルを込めた矢の二本目をかわされてしまっている。
もともとの命中精度が高いほど、阻害によって受ける影響もまた大きいのだ。
「立て直しが必要みたいだね……みんな、彼女から離れて」
「なんだとっ……!?」
ディレインが祈りを込めると、輝く六角柱がニゲラを封じ込める。
「こんなものっ!」
しかしニゲラは光の檻をたった一刀のもとに切り伏せてしまう。
これはたかが一手、されど一手。
一手のもたらす被害が甚大であるほど、消費させる価値は大きいのだ。
その間に、冒険者たちは大急ぎで回復などを進めていく。
「いい加減、沈めっ!」
ナキルの強烈な一撃が、いよいよ最後の手下を叩き伏せる。
これで手下は全て片付いた。
冒険者たちが、ニゲラのもとへ集結しようと走り出す。
「手下どもが片付いたか! さあ、こっからが本番だぜ!」
これまでは防戦を意識していたハヤトも、攻勢へと転じ始める。
繰り出す三連撃の切れ味が増し、ニゲラの体を捉える頻度も高くなっていく。
「ここいらが切り時か」
セリオスの弓に光が集中していく。
そう、今度は外さない。
外すわけもない。
セリオスが全身全霊を込めた一射なのだから。
結論から述べると、この矢は冒険者側において最大級の威力を誇っていた。
「ぬあっ!?」
矢はニゲラの左肩を削り取ってなお勢いが衰えず、はるか彼方へと飛び去る。
傷を増やし、血に濡れ始めた彼女であるが、どこから気力が湧いてくるのか、士気に関しては衰えていないようだ。
「まだ続けるおつもりですか?」
「ニシシ、言っておくが、オレサマはまだ元気だからな?」
ゲルダも治療術の使用に交え、ニゲラと激しい剣戟を繰り広げている。
「って、うわっと!?」
そこへ突然、魔法の弾丸がニゲラに飛来し、炸裂した。
「悪く思わないでくださいね。動き回って狙いが付け辛かったので……!」
トーラが瓦礫の陰に潜伏し、攻撃を加えるチャンスを狙っていたのだ。
意識外からの攻撃が、狙い通り功を奏した形である。
「おらっ!」
そうして生まれた隙に、ルイドもフェイントを交えた一撃をニゲラに放つ。
極力、予備動作を排した攻撃は、戦場を自在に跳ね回るニゲラを確実に捉えていく。
「何のためにこんなことしてんだ、お前? いや、ワルっつってたか……まぁ、ワルならそういうもんなのかね? 自分が何者か知ってるってのは、羨ましい限り」
ルイドは己の鎌と、ニゲラの武器が交錯した瞬間。
ダメでもともとと、問うてみた。
悪をやめても善とは限らないがと、自身を省みつつの質問は。
ニゲラから思いもよらぬ答えを引き出した。
「なるほど、その左目――オマエはホムンクルスか? まあ、オレサマも『全てを知っている訳じゃない』が……」
「ん……? どういうことだ?」
ニゲラが零した言葉に、ルイドは思わず怪訝な顔をするが。
「おっと、お喋りはここまでだぜ!」
ニゲラは武器を大きく振るい、反動を生かしつつルイドから距離を取ってしまった。
「逃がしませんよ」
それを追うように、ヴィルヘルミナが刀で空を切り裂いて衝撃の刃を生み出す。
高速で飛翔した衝撃は、ニゲラの脚に切り傷を刻んだ。
「ちっ――が、オマエら分かってるか? オレサマの真価は対多人数戦でこそ発揮されるんだぜ?」
そして冒険者たちがニゲラと交戦を開始してから、三度目の震撃。
ここに来て、範囲には全ての冒険者が集結している。
運よく回避できた者を除き、被害は広範に渡った。
建造物への被害も大きい。
同様の攻撃をあと一回でも許せば、広く倒壊が起こることも免れないだろう。
「貴女の部下は捕まえたわよ! もう投降しなさい!」
合流し、忙しく仲間の治療を行うロゼットがニゲラへと呼びかける。
「お、人質作戦か? ふん、オレサマ、そういうの嫌いじゃねえぜ? もっと本性をむき出しにしてこうぜ、冒険者ども!」
「なっ……」
ニゲラの物言いは、ロゼットからすれば絶句したくなるようなものだった。
どうかしている。
人として大切な何かが、ニゲラには欠けているとでもいうのだろうか。
「貴女、はじめに宣戦布告と言いましたか? つまり貴女は戦争を仕掛ける、と?」
「あん? ああ、そう言ったな?」
やはり冒険者の治療に加わっていたグレイブも、ニゲラに告げるべきことがあった。
「詰まるところそれは、戦争を望むことでありますが。それは、己の属する者が、その一片も残さず滅ぼされても構わない、ということだな? それ程の深い意義を持っていると、そういうのだな?」
グレイブの問いに、ニゲラの返答は。
「上等だ。オレサマの首、取れるもんなら取って見ろよ!」
どうやらニゲラも命がけで戦場に臨んでいるらしい。
そうでないのであれば、いささか『強すぎる』言葉であると、グレイブも忠告するつもりではあったが。
「であれば宜しい、その宣言を受け取る――滅ぼそう」
グレイブが念じると同時、光の六角柱が再度ニゲラを取り囲んだ。
「またこいつか!」
ニゲラがそれを叩き壊そうと武器を振るう間に。
「みんな、できるだけおじさんの周りに集まって……!」
ディレインが付近にいた冒険者たちを呼び集める。
冒険者たちの多くは、ニゲラの全体攻撃で深い傷を負っていた。
その傷を治すのが、癒し手たるディレインの役目。
温かい光が周囲一帯を包み込み。
冒険者たちに活力を取り戻させていく。
直後、ニゲラを封じていた六角柱が光の粒子となって砕け散った。
「貴女が何者であれ、これ以上、町を壊させるわけにはいかないわ」
ロゼットの魔力が矢を成してニゲラに突き刺さる。
次に大技が使われる前に、何としてもニゲラを退けなければならない。
その一心で。
「平和に暮らしている人たちがいる……お前、どうしてこんな酷い事を平気でできるんだ」
ララベルもニゲラと切り結びながら、疑問をぶつける。
「もとよりオレサマはいい事をしているつもりはないぜ? 悪いことと知って、なおそれをやる……それがワルだろ?」
「それが僕には分からないって言ってるんだ!」
平然と言ってのけるニゲラをララベルは切りつけながらも。
その暴威に巻き込まれることがないよう、一旦、距離を取る。
「シャドウさん!」
「ん? どうした?」
ここでトーラがシャドウに何事か耳打ちをした。
シャドウはニゲラの全体攻撃を受け、立て直しのため後方に下がっていたのだ。
「……なるほど。承知した」
シャドウは軽く頷くと、トーラから離れるように走り出した。
「こっちです!」
「なんだぁ?」
そこでトーラはニゲラの意識を自分へと向けた。
その杖の先端は、魔法を放たんと輝きを帯び始めている。
「うおっと!?」
だがニゲラへ魔法の弾丸が飛んできたのは、別方向からだった。
見れば、いつの間にかトーラがいた位置にはシャドウが立っていた。
代わりに、魔法がやって来た方向にトーラがいる。
「ちょっとしたイリュージョンです! シャドウさん、ご協力ありがとうございました」
「なに、問題ない」
トーラは見せかけの幻影を用いて、二人の位置が入れ替わったように見せたのだ。
ここでシャドウも自身の動きを妨げるエーテルを振り払い、ニゲラへの攻撃に加わっていく。
「隙あり、ってな」
これを好機と見たルイドの振るった鎌の鋭さ。
それは例えるならば、稲妻の閃きすら両断し得る一撃。
ニゲラもこれには肉を断たれずにやり過ごすことはできなかった。
しかし、だくだくと血に汚れながらもニゲラは止まらない。
「何があなたをそう突き動かすのかは知りませんが――その妄執ごと断つとしましょう」
ヴィルヘルミナの手許で、キン――と澄んだ音が鳴った。
と思う間もなく、鞘に納められていたはずの刀が抜き放たれていた。
刃の切っ先がニゲラを捉え、ぱっと血しぶきが散る。
「しかし大丈夫かい? ずいぶんと傷が――」
「私なら平気です。それより、他の方の治療を優先してください」
だがディレインが案じたくなるくらい、ヴィルヘルミナもまた深く傷ついていた。
ヴィルヘルミナからの攻撃が届くということは、彼女もニゲラの射程圏内に捉えられることになっていたからだ。
「だが――」
「大丈夫です」
ディレインは口にしかけた言葉をヴィルヘルミナに遮られ。
分かった、と小さく呟いてゲルダの傷を癒した。
そこまで言うなら、ヴィルヘルミナを信じようと。
大いなる理不尽を止めるべく、冒険者たちの総攻撃がニゲラへと殺到する。
「うるぁ! そろそろ観念したらどうだ!」
「これでトドメだ!」
ハヤトの織りなす三連撃が。
跳躍するようにして踏み込んだララベルの三連撃と重なり、怒涛の六連撃を成す。
「アンタが悪を名乗るというのなら、俺も手段は選ばない」
そこにシャドウの振るう短剣も加わり、さしものニゲラも押され始めたように見えた。
「いける! このまま押し切るぜ!」
ナキルが蒼剣から放っていた衝撃の刃もニゲラをついに捕まえ――鮮血が宙を舞う。
血の花が咲き誇る戦場。
それが現状に似合いの形容だった。
「今更、逃げようと思うなよ?」
セリオスがエーテルを弓に込め、矢を鋭く射出するのもこれでもう十度目になろうか。
その実、回避能力も高いニゲラに最も安定して痛手を与えているのはおそらくセリオスだろう。
ベテランの射手として、彼の矢は優れた命中精度を誇っているのだから。
「はん! 何を。オマエらだってボロボロじゃねぇか!」
だがニゲラも黙って突っ立っている的ではない。
ニゲラがその細腕で膨大な膂力を発揮し、得物を振り回す。
「つっ……」
そしてついに限界を迎え、膝をつく者がいた。
それは、先ほど大丈夫だと口にしていたはずのヴィルヘルミナだった。
「ニシシシシ! やっぱり冒険者なんていうのは口ほどにもねえ――」
それを見たニゲラが高らかに笑い。
長柄の武器を、高く掲げた。
これが再び大地を揺るがせば、大きな破壊が町を襲うことになる――。
「――なっ!?」
だが、ニゲラの腕は振り上げられたまま固まってしまった。
夜空に煌めく月のような、白銀の刀身に右腕を貫かれていたから。
「詰めが甘いですね。私はまだ終わっていませんよ」
刀を突きだしていたのは、倒れたはずのヴィルヘルミナだった。
そう、彼女はまだ秘められた力を切り札として残していたのだ――。
●
「……くそっ。やるじゃねえか。いいぜ、もう十分だ。ここは一旦、退いてやらあ」
「今になって命が惜しくなりましたか? あれだけ強い言葉を使っておいて」
腕を刀から引き抜き、大きく後退したニゲラを見て、グレイブが咎めるように言い放つ。
「別に恐れをなしたわけじゃねぇぜ。オレサマには、まだちょっとばかりやることがあるんでな」
「やること……? おじさんたち訳を知らないし、そろそろキミが何者かくらい教えてくれたっていいんじゃないかな?」
ニゲラの話には、とにかく分からないことが多い。
少しでも情報が得られればと、ディレインも疑問点を口にする。
「ああ、よく覚えておけ。オレサマはメドゥの指先幹部――緑の薬指、ニゲラ・ブラックゴート様だ!」
それだけ、ニゲラは捨て台詞を残すと。
瓦礫の山を飛び移りながら、その場を去ってしまった。
「……逃げたか」
セリオスは逃亡阻止にニゲラの脚へ狙いをつけようとしていたが、逃げに徹した彼女の姿はあっという間に小さくなってしまった。
「あいつがメドゥの指先幹部? ――なかなかのものだな」
ところどころ崩れた町並みを目の当たりにし、シャドウも独り言つ。
冒険者ギルドにもメドゥの指先幹部との交戦記録は様々に残されている。
死者の大軍を率いて砦に攻め寄せただの、巨大化して暴れまわっただの、それらの記録は幹部という存在が災害級であることを示しており。
ニゲラもその仲間なのであると、被害を受けた町がありありと物語っていた。
「ということは、貴方たちもメドゥの指先の関係者かしら? ずいぶん直接的すぎる攻撃だったけど」
「どちらにせよ、関係者であるとは言えるだろう。だが、これ以上は何も言えん」
ロゼットが捕らえた手下も治療してやり、問いかけるも。
手下はそう言ったきり、口をつぐんでしまった。
「なんか、また面倒くせぇのが増えたか……? ともかく、どうにか無事だった建物の修繕とかオレたちで手伝わねぇか?」
「そうだね、このままじゃ町の人たちが悲しむだろうし」
ナキルの提案には、ララベルも賛同を示した。
「ま、なんとか追い払えてよかったんじゃねぇか?」
ハヤトは頭の後ろで手を組み、形の残った家屋に背を預けている。
「ご無事でよかったです、ヴィルヘルミナ様」
「ご心配をかけましたが、この通りピンピンしていますよ」
ゲルダもヴィルヘルミナが倒れた際には肝が冷えたようだが、今は安堵の息を吐いていた。
「どうしました、ルイドさん?」
「ん? いやなに、ちょっと考え事をな」
トーラがルイドに声をかけたのは、ルイドが難しい顔をしているように見えたからだ。
(全てを知っている訳じゃない――奴に賢者の石があるようには見えないし、俺の同類でもなさそうだが。今は考えても仕方ないか)
ルイドを悩ませていたのは、ニゲラの残した言葉の一つであった。
なんにせよ、一定の物的損害は受けたものの。
冒険者たちの活躍によって町は静けさを取り戻した。
少なくとも町の未来が守られたことだけは間違いないだろう。
マスターコメント
ロングシナリオ非常に難しい 報酬:標準12 / 8〜12人
2023年02月07日 13時44分07秒 公開
相談掲示板
ではヒーラー、グレイブ・ヤードです。 とりあえず重体重傷を防ぐつもりで動きますよ
ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 達成目標は二つ、 ・町への被害を最小限に抑える。 ・冒険者たちが重傷を受けない。 ですので、まずは『冒険者なんて町を壊すついでで吹き飛ばそう』としているニゲラ様や手下の方々の注意を引いて、一刻も早く戦闘に持ち込む必要がありそうかな、と。 ただ、彼女たちは散らばって各箇所で破壊行動をしている……とのことですので、 そうですね、全体の方針としましては ① ニゲラ様の注意を引いて彼女自身の破壊行動を遅らせる ② ①と並行して手下の方々を集中砲火で攻撃して迅速に戦闘不能状態にする ③ ②対応後①と合流、メンバー全員でニゲラ様と戦闘、撃破 がよさそうかな、と思いました。 人数比については①が3~4名(耐久メイン)、②が8~9名(攻撃メイン)の想定です。
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! 手下の人はハンマーブレイク持ちのウォーリアでしょうか? 破壊を止めるならシーザーロアを通して他に被害が出ない場所へ誘導するとかでしょうか。 ただ、離れている様なので複数の人にシーザーロアを持って貰うことになるより別の方法も用意した方が良さそうですね。 わたしは疾風足で手下のところへ駆けて魔法攻撃での気絶を狙おうかと考えています。
①につきましては・・・光縛封で捕らえる、というのも少し考えております。 文字通りの時間稼ぎの役にしかたちませんが(魔法攻撃もするので) 1手だけでも使用させて、その間に手下の数を減らせればその後を少し楽にできますかと。
ヒーラーの神官戦士ロゼット、加勢に来たわ。 見覚えのない相手だけど…初見、で良いのかしら。 ゲルダの言うように、町の被害を抑えるために早く戦闘に 持ち込みたくはあるけど、敵がかなりバラけているわ。 冒険者を最低の8人で見積もった場合、ニゲラに4人が 向かうなら、熊人には1対1を4カ所で対抗しにいくか、 2人組で2対1を2連戦するぐらいになってしまうわね。 作戦案(参加者が増えた場合、数字が増える) A:ニゲラに4人、熊人に1人ずつ付いて対応 B:ニゲラに4人、熊人1名に2人組で対応を2連戦 私は今のところ、役割に希望はないけど 熊人の対処からでも、いきなりニゲラでも、大丈夫よ。 >初期配置イメージ(崩れてたらゴメンなさい) 熊ーーー羊---熊 ーーーーーーーーー ーー熊ーーー熊ーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーー冒ーーーー 羊…ニゲラ・ブラックゴート 熊…手下、熊のハーフビースト×4人 冒…冒険者(8~12人)のスタート位置 ・ニゲラを中心とした直径41へクスの建造物はすでに破壊されている ・ニゲラを中心に半円状、30へクスの距離で手下が散らばっている ・冒険者のスタート位置はニゲラから距離60へクスほどの距離 ・町の住人は破壊活動が行われている周辺からは逃げている
「ナキルだ、手が足りて無かったみてぇだからやって来たぜ。 よろしく頼むぜ!! 今回は街への被害もそうだけど、オレ等もやられちゃいけねぇんだよな。 装備面、防御とかも考慮しておくか。 「シーザーロア」で狙いを逸らすのはやったほうが良さそうだな。 ちっと攻撃系スキル満載の方が手が早いか、悩んじまうけど。 そのヘンは後の面子次第か。 敵の行動の抑えも必要だしな……フルメンバーでどう編成できるか、で構成考えた方が良い気もするが。 個人的には… 羊:1~2人 他熊:1~2人 熊:一体に火力集中 って1体ずつ潰す案もあるかなって思うぜ。」
ウォーリア、ルイド。良しなに。 行動を阻害するBSは概ね効かねぇ、移動は止め辛い、範囲攻撃多め……結構なキツさだな。囲んでしまいたいとこだが、あんま複数で近寄り過ぎると纏めて削られちまうか。 執着への抵抗が上がらないのは幸い。付与試すの良いと思うぜ、俺も所持は可能。 光縛封も確かに良さげ。仮に1ラウンドでもバフ重ねたり手下に集中したりする時間があるのは大きそうだ。 あとはそうだな、適当に問いかけてみるとか挑発するとか、意識引くための行動も何か考えとくわ。 町の被害を最小限にってことなら手下にゃ即対応するべきだろうし、ニゲラと手下で分かれるのも異論ねぇよ。俺も特に役割に希望はねぇから足りない方に入る。 あるいは、とにかくニゲラを速攻で倒すなり追い払うなりして、手下は戦意喪失を狙うってのもできるかもしれねぇが……相当前のめりにいかねぇと時間かかって町壊れちまうか。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! なんかまた手強そうな奴が出てきたな! 方針としては少数でニゲラを引き付けといて先に邪魔な熊共を片付けちまうってのを推すぜ。 継戦能力的にニゲラの相手は俺が向いてそーだから初っ端からニゲラにまとわりついて時間稼ぎするつもりでいんぜ!
人手が必要そうでしたので。 ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 あまり建物が壊れても駄目みたいですし、消極的な動きは出来ないとみるべきですか。 ニゲラに関しては範囲攻撃は半径20へクスなので、向こうの射程外から攻めるのも無理でしょうし。 時間を稼ぐならドラゴンチャリオッツで【吹飛】も手かなと考えましたが、ニゲラへの接近は強行突破の前提があるので安定性に欠けますね。 行動を抑制する状態異常はおおよそ通じないみたいですが、アーケインなどのオブジェクト召喚による妨害は通じそうではあります。 ニゲラに対して時間を稼ぐならスリップで少しずつ削るのも一つの手でしょうか。 私は取り巻きの方にあたりましょう。
あいつ…ワシより強くねー? 攻撃の手は多い方が良いかと思いまして参加した次第です。 皆様よろしくお願いします。 【ニゲラ対応】 ハヤト 【手下対応からのニゲラ対応】 トーラ ヴィルヘルミナ シャドウ 今のところ明確に宣言されている方はこんな感じです。参考までに。
定員ですね! これである程度余裕をもって手分け出来そうです。 とりあえず、12人になったのでニゲラの足止めに4人、熊ハーフビーストに2人ずつ割り当てで良いのではないでしょうか? 確実に熊ハーフビースト4人を撃退して早めにニゲラに人を集中させるのが良いと思います。
ヒーラーのディレイン・オールドケイジだ。よろしく。 流れは了解。 光縛封あれば、最悪立て直しの1ターンは稼げるだろうし、俺も持っていこうと思う。 ニゲラへは、行動阻害系のデバフが効かない以上、他のを撒くのはありなんじゃないかな。
「満員になったな、久しぶりなヤツも初めてのヤツも ナキルだ、よろしく頼むぜ!っと 「シーザーロア」を使うとしたら、オレも「取り巻き」からって所か? しかし、まぁ ウォーリア4名に、シーフ4名って偶然か(すん) あー。敵には物攻より魔攻の方が効きそうな気がしたけど ノーダウンを考えたら物攻仕様の方が安定するか…「シーザーロア」は今回、あった方がよさそうだしな(むむ)」 【ニゲラ対応】 ハヤト 【手下対応からのニゲラ対応】 トーラ ヴィルヘルミナ シャドウ ナキル
>とりあえず、12人になったのでニゲラの足止めに4人、熊ハーフビーストに2人ずつ割り当てで良いのではないでしょうか?< んじゃ、とりあえずこんな感じ? 【ニゲラ対応】 ハヤト 【手下対応からのニゲラ対応】 トーラ ヴィルヘルミナ シャドウ ナキル 【チームA】シャドウ 【チームB】 【チームC】 【チームD】 もちろん異論があればどんどん発言してください
僕はシーフのララベル・サン・ディ-ベル。 みんな、よろしくね! 僕もその流れで賛成だよ。 町にこれ以上被害でない要注意を引いて、迅速に倒さなくちゃね。 >どちらに回るか 手下対応からの方を希望させて貰うね。 【ニゲラ対応】 ハヤト 【手下対応からのニゲラ対応】 トーラ ヴィルヘルミナ シャドウ ナキル ララベル 【チームA】シャドウ 【チームB】ララベル 【チームC】 【チームD】
軽くチーム分けしてみましたよ。 勝手に決めてんじゃねえよゴルァ!って人は遠慮なくおっしゃってください。 【チームA】シャドウ・ナキル 【チームB】ララベル・ロゼット 【チームC】 トーラ・ヴィルヘルミナ 【チームD】
ではDにでも、どちらにせよ混戦になったら同じチームの方を中心に考えるしかないでしょうし。 【チームA】シャドウ・ナキル 【チームB】ララベル・ロゼット 【チームC】 トーラ・ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ 意味があるかはともかく、動機などを問うてみるのはありかもしれませんね。 町を壊す理由なども
満員12名ならニゲラ対応に4名、熊人に各2名で異論ないわ。 私はシャドウの振り分けでも構わないけど、ニゲラ対応にも 回復を重視したヒーラーが入った方が良いんじゃないかしら? 広範囲への魔法があるから、ダメージを受けることも想定した。 >ディレイン 私とグレイブが熊人対応にまわってしまうと、ディレインの 希望次第だけど、ディレインはどう思ってるかしら。 熊人対応の方が良いなら、私は入れ替われるから考えてみてね。 >光縛封 1手は封じられると思うけど、ニゲラの「破竹之勢」を考えると 1手で壊されそうだから、私は他の特性スキルで考えているわ。 自分の行動は、配置がもう少し確定してから詰めていくわね。 難易度と、成否条件に重傷があることから考えて、甘く見てると 負かされる覚悟で、しっかり対策なり、備えはした方が良さそう。 【ニゲラ対応】 ハヤト 熊人対応 【チームA】シャドウ・ナキル 【チームB】ララベル・ロゼット 【チームC】 トーラ・ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ
では、ロゼット氏とディレイン氏にはニゲラ対応に入ってもらって 回復を厚めにするというのはどうか?確かに危険な相手ではあるし。 【ニゲラ対応】 ハヤト ・ロゼット・ディレイン 熊人対応 【チームA】シャドウ・ナキル 【チームB】ララベル 【チームC】 トーラ・ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ
あ、確定みたいに書いてしまいましたが提案です。あくまで。
そうです、ね。 ナキル様の仰るように攻撃手を偏らせて各個撃破――という案も捨てがたいのですが、どうしても1人で対応しないといけない箇所が出来てしまうのはリスクだと思いますので、わたしも二人ずつで熊対応にあたる現在の案がよさそうかなと思います。 >個人行動 ニゲラ様にも【執着】は効くと思いますので、防御を固めてニゲラ様対応に当たろうと思います。 ニゲラ様よりも3ヘクス以内に入るためには強行突破が必要とのことですのですが、『バーバリアンデスチェーン』でこちら側に引き寄せてしまうのもありかな、と。 特性がふたつ埋まってしまうのと、移動力の確保が必要な都合上、防御にやや不安が残りますので、ヒーラーの方にニゲラ様対応に入っていただけると、わたし個人としてもありがたいです。 『光縛符』も、1ラウンドの間行動を封じ込められるのは有効だと思います。 そうですね……。もしよければ、シーザーロアによる『執着』の切れ目に入れていただけると、とても助かります。 ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】 トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ (立候補かどうか分かりにくいので、一旦お名前は除いておきますね)
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず分かれての対応で問題ないと思う。 建物の被害を最小限にしないといかんからな。 その場合どこにも近接ができる奴がいたほうがいいだろうから俺はニゲラ対応に回るとする。 抵抗が上がるのは一部のBSだけのようだからスリップダメージを与える攻撃で削るつもりだ ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ/セリオス ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】 トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ
んー…まあそうだなあ。 熊人を速攻で倒そうとするなら、そっちに向かうヒーラーはダメージ通せるほうがいいだろうな。 その点、俺はちょっと心もとないんで、ニゲラ対応のほうでとにかく粘ることを第一目標にしようと思う。 バステ解除もいるかね? ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ/セリオス/ディレイン ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】 トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ
そんじゃ俺も手下の方に回るわ。 シーザーロアも持ってく。初め手下に使うほか、ニゲラと戦う時も必要に応じて付与狙う予定。 バステ解除はそうだな、用意願えるなら助かる。快刀乱麻は超高命中ってことで、概ね当てられるものとして準備しておいて損無さそうだ。 >個人 手下は火力寄りで、ニゲラは縦横無尽の回避上昇が気になるんで命中寄りで攻撃用意するつもり。 特性はシーザーロアと、あと1枠悩み中。いざって時に盾になれるようカバリングか、少しでも早く削っていけるよう千鳥雷切斬か、そこら辺で。 ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ/セリオス/ディレイン ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ/ルイド
決まった感じですか。私の方は特に異論はありません。 手早く倒して、ニゲラ対応の方に加勢したい所ですがどれだけ打たれ強いかですね。 ハンマー装備と薙ぎ払い使用くらいしか情報ありませんし。 シーザーロアで敵の注意を引いて建物への被害を減らすことも考えましたが、相手の強さの程度がわからないので英雄再起で耐久重視にしました。 一人倒して終わりでもありませんし。 ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ/セリオス/ディレイン ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】 トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ
はい。わたしも大丈夫です。 ヴィルヘルミナさんよろしくお願いします! 後ろから魔弾で攻撃していくので、前衛はお任せしますね。 熊の対処が終わってからのニゲラの対応なんですけど、震天動地があるので分散しても攻撃を受けるのは避けれそうにないですし、回復の出来る方から離れすぎない方が良さそうですね。 あとは人数も多いのでヒールを持っていくか検討中ですけど、攻撃の手が止まれば震天動地の再使用が近付くのが悩ましいところですね…。
「大体、チーム分けはOKってカンジか。 オレも特に「こうした方がいい」ってのがあるワケじゃねぇから これで考えて行って良いと思うし。 後は状況を見て熊対応へ加勢か、ニゲラ対応かって所だな。 その辺は戦術眼と、天眼あたりで判断、指示等のカバーはできると思うぜ。 >シャドウ んじゃ、Aチームだな。よろしく頼むぜ。 とりあえず、「シーザーロア」と、まぁ無難に「ドラチャリ」あたりで 執着とふっ飛ばしで、街から遠ざけようと思うぜ。 使う順番は手番や、状況で変わると思うが、何にせよ飛ばす。(飛ばす)」 ※ルイドが消えてるので再掲載。 ○ ニゲラ対応 ハヤト/ゲルダ/セリオス/ディレイン ○ 熊人対応 【チームA】シャドウ/ナキル 【チームB】ララベル/ロゼット 【チームC】トーラ/ヴィルヘルミナ 【チームD】グレイブ/ルイド
>ナキル氏 よろしく。 俺は単純な殴り屋だから、とにかく殴るよ。(殴る)
チーム分け、僕も大丈夫だよ。 ロゼット、よろしくね。 僕は、無事な建物の方向に行かせないよう進路妨害しつつ、移動力を上げ常に動き回りながら3連続攻撃を加えては、相手の間合いから離れるを繰り返す戦い方になるかな。 ニゲラと戦う時も基本は同じ動きになるけど、もう一つの特性スキルをどれにするかで少し動きが変わるから、悩み中で。
チーム分け、了解したわ。ララベル、こちらこそ。 熊人には、ララベルがヒット&アウェイで戦うなら、 私は近接で自己回復しながら物魔打撃を入れていくわ。 敵の薙ぎ払いで、2人同時に叩かれることはなさそうだし。 あと「輝刃」でララベルの攻撃を強化、早めにカタをつけるわ。 ニゲラ戦は、近接系のクラスも多いみたい離れて、 当たるか分からないけど「魔矢」で射撃攻撃しつつ、 ヒール4で負傷者の回復にあたろうかなって思ってるわ。