【灼砂】埋み火【屍涯】
炙りとろ左門
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シナリオID:2686
オープニング
「多少予想外のこともあったが、今のところは概ね筋書き通り、か」
そもそもこれらの計画自体が、【薬毒】レイカの除去による環境汚染の拡大という不慮の事態からはじまったことだ。より正確に言えば、計画の障害となっていた人命の問題を解決するために利用された出来事、というべきか。
「蠍亜人の引き入れとその後始末についても、もうこれ以上の労力をかける必要はない……」
本命であり、崩落に巻き込まれた【屍涯宮】の頭目は行方不明のまま――できればそこは確実に死体を確かめたいところだが、この状況では捜索にも危険が伴う。
「この街ごと地下に眠る『星』を封じる――最悪それさえ叶えば言うことはない」
『月の砂』は小さくため息をつき、背後に控える黒衣の従者を振り返った。
「ところで、住民の避難は進んでいますか?」
「あまり芳しいとは」
「……すでに沈んだ地区もあるというのに、のんきなことですね」
二度目のため息。心底呆れたという様子で、『月の砂』は再び窓の外を見やる。
「ここが安全だとは、もはや彼らも考えてはいないでしょう。しかし当局の対応の遅さや、動けないものたちもおりますゆえ。右往左往している、というところが正確では」
「それが『のんき』だというのです」
細い指がカーテンを引いた。
「国内、国外問わず、『危機』というものを対岸の火事だと思っている。この地がいずれ崩れることは、これまで何度も進言してきたというのに」
帝国にしろ王国にしろ、ロスガリア大陸は動乱の最中と言っていい情勢なのだ。王都でも騒乱が終息したばかりであり、実質的な渦中になかったとして、交易や人の流れを通して都市は少なからず影響を受ける。物価の変動、狂い始める市場の需要と供給――肌身に感じるほどの変化は、確かにそこにあったはずなのに。
「……最後まで、疎ましいものだな。あれの落とし子たちも、人という生き物も」
忌々しげに顔を顰めるその仕草は、清廉潔白な塔の主というイメージを保っている『月の砂』にしては、珍しいものだった。
「……主上。冒険者たちが来たようです」
黒衣の従者がそう告げ、塔の魔術師が冒険者たちを『月の砂』の部屋へと通した。『月の砂』は顔を隠す薄布の下で笑みを作り、振り返る――。
====
冒険者たちがガゼルタへ到着する少し前。近隣の【享楽都市】イサナにて、冒険者たちはある人物と密会していた。
「ガゼルタの街が崩壊し始めているそうですね」
ハーヴェン伯領領主代行キーリは、『月の砂』から依頼を受けた冒険者たちを集めると、挨拶もそこそこにそう切り出す。
「もともと地盤強度に不安はあったらしいとは聞いています。逃げ遅れた人々を蠍亜人たちが襲っているという報告もあり、事態は混迷を極めていると……」
キーリは困惑しきっているようだった。理由は明白である。その街には、夫であるハーヴェン伯が滞在中なのだ。
「逃げていてくれると、良いのですが。そういうことはしない方なので」
そうでなくとも、崩落中の街に取り残されている住民がおり、蠍亜人がそれを襲っているという。更に不運なことに、当局はこのような事態に慣れていないのか指揮系統も乱れているという話だ。だからこそ冒険者たちに依頼が出されたのだが……。
「【ガゼルタの星】……それを埋めるために、多くの人を巻き込んで……しかし【屍涯宮】の狙いがそれだというのなら、彼らも必死で足掻くでしょう。そしてそれを先んじて手に入れる、あるいは隠滅することができれば、セウェルス=マルキアスの――未だ謎に包まれているとはいえ、世の善なる存在の脅威となるであろう目的を、潰すことができると考えています」
愛する人の去就にも関わること、それらと人命とを天秤にかけるには、キーリはまだ幼い。膝の上で握り締められた手は震えている。
「もちろん、人々の救出と避難が最優先です。ですがこの機会をみすみす逃すわけには参りません。どうか……」
キーリは深く頭を下げる。
こうして、冒険者には「人命救助」と「【ガゼルタの星】の奪取または隠滅」というふたつの任務が課せられたのだった。
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「ぐっ……」
頬に落ちてきた水滴の冷たさに、セウェルスは目を覚ました。気を失い、間歇的に目覚めては意識を喪う、ということの繰り返しだったおかげで、どれほどの時間が経過しているのか皆目見当もつかない。【魂喰い】に負わされた傷の処置は済んでいるが、万全とは言えない。そしてそんな状況であれを迎え撃つことは避けたい。
「ああもう、ついてないなぁ」
そのうちロヴェルが迎えに来るだろうと楽観視していたが、彼を含めイェリアスやロドスといった面々との共有はほぼ断たれてしまっていた。その原因は――。
「これなんだよね」
セウェルスはなんとか身を起こして壁に背中を預け、床に刻まれた紋章を眺める。
「【ガゼルタの星】、か」
国ひとつぶんの人間の魂を焚べてひとつにしたと伝えられる、創造と破滅の火。
そして、師父なる女がかつて追い求めた、希望の灯火。
セウェルスは周囲を見回した。シンクホールの底に沈んだ石板に刻まれた図は、これが封じられた場所を示していたのだ。
「話には聞いてたけど、見るのは初めてだな……」
床という床、壁という壁に難解な魔法式がさまざまな記法で刻まれている。この部屋全体が『一冊の魔導書』と呼ぶべき規模だ。言語も記法も異なる魔法式が混在するこの空間でエーテルを操作しようとすれば、結果は火を見るよりも明らかである。
セウェルスはちぇっと舌打ちして、自由の利く足で床を軽く蹴った。
「……ここが潰される前に、内容を頭に叩き込んでおかないとね」
これは、悲願を果すに足りない欠片を、埋めるはずのものなのだから。
しかしセウェルスはそこで頭を掻く。
「……で、こういう時は必ず邪魔が入るものなんだ」
近づいてくる禍々しい気配を感じ、セウェルスはなんとか立ち上がった。狂瀾怒濤という言葉を体現したような【魂喰い】に、ようやく手中に収まろうという欠片を砕かれるわけにはいかない。ひとまずここでやり合うわけにはいかない以上、離脱するしかないというのが口惜しいところだ。
「冒険者の手も借りたいくらいだよ」
====
「うるせえ!」
両親とはぐれ、泣き叫ぶ子供を前にイェリアスは頭を抱えた。その横でロヴェルが無言で子供を抱き上げる。
「おいおいまさかそいつ連れてくんじゃねえだろうな」
「貴公らは街を出るといい。私は親を探す」
「いや言われなくともそのつもりだけどよ」
イェリアスの小脇には、すでに歩幅の短いロドスが抱えられている。
「俺たちが街から離れれば、【魂喰い】がこっちに喰いつかもしれねえし、」
イェリアスが言い終える前に、ロヴェルは歩き出そうと一歩踏み出す。イェリアスはその肩を掴んでロヴェルを振り向かせた。
「聞けよ! ったく……おい! さっさと親を見つけて離脱するからな」
解説
マスターより
リプレイ
シルヴィア・A・カペルは南区へと走った。すでに崩落しているという西区からの被害が拡大する前に、逃げ遅れている人々を見つけ、誘導せねばならない――それは他の区においても同様だが、東区にはジュスト・ヴェルジーが、北区にはローザリカ・L・ディオールとミゼリア・L・ステュクスが向かっている。
いずれも信頼できる仲間たちだ。であれば、自分もできるかぎりの力を尽くそう。シルヴィアは混乱する人々の中に怪我人を見つけ、その傷を癒して回る。
「落ち着いて避難してください! 怪我人はこちらへ!」
そうして、広場に凛とした声が響いた。土埃と恐慌の真っ只中、美しい銀髪を翻して現れた女に視線が集まる。
「皆さんを助けるために派遣された者です。安全な通り道へ案内します」
人々はシルヴィアの誘導に従って南門を目指す。しかし困惑しつつも留まる者がいた。
「息子が、息子がまだどこかに……どうしたら……!」
この混乱で子とはぐれてしまったらしい。シルヴィアが若い母親を宥めていると、「ママ!」という子供の声が聞こえた。声のする方を振り返ると、イェリアスが不機嫌そうな表情で幼い子供を抱えてこちらへ走ってきていた。
「ああ、ありがとうございます……」
「そういうのは良い! 次だ次」
イェリアスはさっさと子供を母親に引き渡すと、後から歩いてきたロヴェルとロドスを振り返った。ロヴェルもまた、幼い子供を抱えている。
「誘拐……?」
「親・探・し! ロヴェルが聞かねえから」
シルヴィアが半目でイェリアスを見つめると、イェリアスはムキになって否定する。
「冗談だよ、わかってる。なんなら手伝うよ。蠍亜人たちの動向も気になるし……」
シルヴィアは【屍涯宮】の面々を見渡す。
「この混乱は君たちが齎したものではないようだしね。ひとまずこの子の親を見つけて、住民の避難が完了したら……話を聞かせてくれないかな?」
東区の空に甲高い笛の音が響き渡る。ジュストが避難誘導用に吹き鳴らしているものだ。音が聞こえた住民ははたと足を止め、やがて人伝にそれが避難誘導のために用いられている符号と聞かされると、ひとりまたひとりと落ち着きを取り戻していく。
声や音による先導は、無秩序だった人の流れを整えていく。動けない老人や病人は、動ける若者たちにフォローを頼んだ。マジカルポケットでひとまとめにして持ち込んだ、ロープや担架が随所で役立っている。
(このまま何事もなく避難が終わってくれれば良いけど……)
嫌な予感というのは当たるものだし、最悪の事態というのは、往々にして起こりうるものだ。ジュストはそれらに備えることを怠らない。
東門へ向かう人々の列の後方で声が上がる。
「蠍亜人だ!」
恐慌が再び波のように広がった。人々が駆け出し、門に殺到すれば大事故に繋がりかねない。ジュストはすばやく騒ぎの起こった場所に向かって駆け出し、杖を抜くと構える。
(雷光よ、)
想像するのは稲妻のように迸る光。それを張り巡らせるため、エーテルをかき集め、渦を作るように杖を振るう。ジュストの手によって励起したエーテルは蠍亜人たちを取り囲むように三点展開し、輝きを増した。
「アーケインストリーム!」
ジュストが術式をそう結ぶと、瞬間、光が弾けて蠍亜人たちの体にまとわりつき、動きを鈍らせる。
「今のうちに!」
その光に住民たちもまた驚いていたが、ジュストがそう叫ぶと我に返り、蠍亜人たちの動きを気にしつつも門へと急ぐ。ジュストは再びエーテルを練り上げ、風の精霊の力を借りて動けぬ蠍亜人たちを一掃した。
「……ふぅ」
ジュストは服の埃を祓い、避難する人々の列を振り返る。
(蠍亜人たちの出現を考えると、避難が完了するまでここを離れるわけにはいかない)
だが。各区で仲間が蠍亜人たちを相手にしていることを考えると、心配なのは彼女のことだ。
(――ロゼ)
剣戟の音がかすかに聞こえてくる方向――北区へと目を向け、ジュストは杖を握る手に力を込めた。
逃げ遅れた少女が瓦礫に足を取られて転ぶ。その小さな背中に向かって、蠍亜人が斧を振り上げた。
「ひっ――」
恐怖に引き攣る声。しかし、直後、それをかき消す轟音とエーテルが蠍亜人を踏みつけた。
「……まったく、優雅じゃないな」
気絶した蠍亜人の上に立つ女性、彼女がまとっているドレスには綻びひとつない。華奢な手が日傘を開き、艶やかな唇が柔く弧を描いた。
「大丈夫かい?」
ローザリカに助けられた少女は、しばし呆然と、蠍亜人を踏みつけた貴婦人に見惚れていた。およそ非現実的な光景――しかしどうやら、いたいけな少女の命は救われた。
「君たちを助けに来たんだ。門から街の外へ。仲間たちも誘導にあたっている」
「あ……ありがとう」
少女はローザリカの手を借りて立ち上がると、ぺこりとお辞儀をして走り出した。そこへ、別の蠍亜人をしとめたミゼリアが駆け寄る。
「……ごぶじですか?」
ミゼリアの声は控えめで、ともすれば剣戟の音に負けてしまいそうだ。だが、ローザリカはそれを聞き漏らすことはない。満足そうに頷き、蠍亜人の上から降りるとくるりと手の中で傘軸を回す。
「君が蠍亜人たちを惹きつけてくれていたおかげで、間に合ったよ。頼もしい限りだ」
「……いえ……」
ミゼリアが息をつけば、軽く伏せられた瞳がゆれる。人形のように美しく精緻な顔に浮かぶ憂いは、彼女を神秘的で儚げな美少女として完成させていた。この少女があまたの蠍亜人を屠ってきたなどと、実際にその場面を見たことがなければ信じられないほどだ。
「……ほかの区のようすも……みにいきたいのですが。すこし……数がおおい、ですね」
「ああ……だが、確実に勢いを削ぐことはできている」
ローザリカはミゼリアの傷を癒す。住民たちを蠍亜人たちの攻撃から庇ったために負ったものだ。
「僕にもっと力があれば、君に負担をかけることもないだろうに」
魔術師である幼馴染みであれば、蠍亜人の群れをもっと早く退けることができたかもしれない。そうすればミゼリアが負う傷もその分少なくて済んだであろう。
「……きずは、いやしてしまえば、なくなります」
そんなローザリカを慰めるように言葉を紡ぐミゼリアだったが、ローザリカは首を横に振る。
「痛みや恐怖まで消えるわけではないだろう」
ローザリカの言葉に、ミゼリアは小首を傾げた。自分は【ペインキル】によって痛覚を遮断している。【アダマントボディ】によって【不壊】を得れば、傷などあってないようなものだ、と。
「そうではないんだ……」
ローザリカは眉尻を下げる。それは貴族令嬢である彼女にしては少し、珍しいことだ。
ミゼリアの戦いぶりを見たローザリカは、彼女に危うさを感じていた。住民を守るろうと、身につけたあらゆる技術を活用し戦場を駆け回る彼女は、時折攻勢にも出た。鉄塊の如き両手剣は、撫で切ると言うよりは、叩きつけるようにして振るわれていた。荒々しく、身を削ることをも厭わぬ戦い方――あるいは、「痛い」のはローザリカの心の方なのかもしれない。
「それよりも……みんなに、声をかけないと」
「……そうだな」
ミゼリアに促されたローザリカは気を取り直し、住民たちが集まっている場所へと足を向ける。
「これは予期せぬ出来事ではない!」
【サウンドボマー】にて拡声し、ローザリカは住民たちに呼びかける。パニック一歩手前だった住民たちは、ローザリカの言葉に気を取られる。
「これは、【月の塔】の者たちが予測していたことだ! 予測できれば対応できる。助け合い、門の外へ!」
ローザリカに向かってきた蠍亜人の一体を、ミゼリアが武器を振り回して退ける。吹き飛ばされた蠍亜人はなんとか立ち上がったが、形勢は一目瞭然だ。
勇気づけられた住民たちは、ローザリカの指示に従い動き出す。それにほっと胸を撫で下ろしつつ、ローザリカは官庁舎にいた役人たちが住民を見捨てて真っ先に逃げ出したことを、心苦しく思うのだった。
● 底にて輝く
冒険者たちは、いつ崩落するともしれぬ地下に潜って捜索を続けていた。
すでに前回の依頼時に、ここに【屍涯宮】のセウェルス=マルキアスおよび、【魂喰い】なる異形がいることは共有されている。そして先刻、冒険者の面々は【魂喰い】と遭遇した。
「敵だけでなく、時間の余裕もないというのは厳しいな」
ナタリア・フィッツジェラルドはエンライトで狭い通路を照らし、駆け抜ける。フセイン ラファは後ろを気にしつつも頷いた。
「【魂喰い】にしろ【ガゼルタの星】にしろ、あんなのが街に出られても困るし、他に持ち出されても困るわ。なんとかしたいところね」
「しっかし、闇雲に走り回るわけにもいかないしな」
2人に同行しているサイラスは眉を顰めた。依頼内容を鑑み、【魂喰い】の討伐よりも【ガゼルタの星】の奪取もしくは隠滅を優先した冒険者たちは、足止め班と調査班の二手に分かれている。【魂喰い】を足止めするために残ったのは、サマエラ=フォリウム、フリューリングスルフト=ティエラ、そしてスー・ルーの3人だが――。
「! 待って」
ラファは先行しているサイラスを呼び止めた。サイラスもラファと同時に異変に気付き、足を止める。通路の角からひょっこりと金色の頭が覗いたからだ。
「おっと……冒険者くん、」
セウェルスの言葉が終わる前に、ナタリアは魔法を発動させる。彼と少なくない相対を重ねてきたナタリアの直感がそうさせた。本当はもっと後に取っておきたかったが、仕方がない。
「……そこまで警戒しなくても」
セウェルスは不敵に笑う。しかし腹部からの出血の痕や、戦闘を重ねていたと思われる風体では「満身創痍」と表現するのがふさわしい。
「君がまだ生きていて、ここにいるということは……まだ目的のものは手に入れていないと考えていいのだろうな」
「……」
5秒。
ナタリアの推測に、セウェルスは返答しない。【魂喰い】に追われ続けているにしても、目的のものを手に入れられない状況には他にも原因がある――光縛封の効果時間はそう長くはない。沈黙の間に思考を研ぎ澄ませ、ナタリアは彼に対して取れる有効打をいくつも想定する。
「【魂喰い】は俺にとっても脅威でね。どうかな、共同戦線というのは」
「君のことだ、そう言いつつ私たちを囮にしようというのだろう?」
10秒。サイラスとラファが油断なく構える。セウェルスは笑った。
「あれだけは、どうしても譲れないからね」
フリューたちが目星をつけた場所に辿り着くための道。複数あるそれを、短い会話の中で選別していく。
15秒――光の壁が消えた。直後、サイラスがナタリアとラファを両脇に抱え、ラファがセウェルスに向かって【フリーズボルト】を唱える。そしてサイラスの背中を中心にエーテルが迸ると、焔の翼となってセウェルスの脇をすり抜けて駆け抜けていった。
サイラスはナタリアとセウェルスが相対している間、ガゼルタの星がどこにあるかについての思考を重ねていた。ナタリアの推論とセウェルスが走ってきた方向、その他諸々の状況を鑑み、道を選ぶ。
ラファは抱えられながらセウェルスの表情を確認した。サイラスたちを焦燥の表情で睨んでいる様子から、サイラスが選んだ道は間違っていなかったようだ。
「……この壁の向こう!」
そして冒険者たちは、ラファの【透視】によって壁の中に存在する階段を見つけることができたのだった。
一方その頃――。
「……相変わらず、ぶん殴ってもピンピンしてやがる」
【魂喰い】を前に、スールは毒づく。サマエラやフリューは【魂喰い】の足止めのために残っていたが苦戦を強いられ、移動しながらの遅滞戦闘を行っていた。
熟練した3人の攻撃は、確かに命中しているのに――【魂喰い】には躊躇というものが見られない。これが生身の人間であれば、痛みや恐怖で怯んだり、慎重になったりもするだろう。知能の低い獣ですら強者への畏怖を本能的に理解するものだというのに。ただただ全力で突撃してくる化物相手にこんなにも気力をくじかれるものか、とサマエラは残りの【ヒール】の回数を数える。おそらく、【魂喰い】の能力のひとつだ。
しかし、分かったこともある。一定の距離を取れば、【魂喰い】はこちらに興味を失うようなのだ。
「どうする?」
フリューは【魂喰い】の攻撃を躱しつつ、サマエラの意向を伺う。
「ナタリアさんたち、【ガゼルタの星】がある場所には辿り着けたんかな」
であれば、もう少し引き付けておくのが良い。サマエラは頷いて剣を構え直す。
「先ほど【テレパス】で連絡が入った。だが、セウェルスと遭遇したようだ」
「ってことは……」
サマエラの言葉を受けて、スールは杖の先を【魂喰い】に向けた。
「あいつがそのナントカの星ってのを手に入れる前に、【魂喰い】をぶつけりゃいいってわけだ」
その間にこちらの目的を果たす。たが、フリューは迷っていた。
「アンちゃん、連れ帰ることって、できないかな?」
「まあ……一応『ジューヨーサンコーニン』ってやつみたいだし、生け捕りにするってんならそう動くが」
問題はその余裕があるか、だ。【魂喰い】の勢いはまるで暴風であるし、セウェルスも抵抗するかもしれない。
「話長いかもしんねえし、何発か殴ることになると思うが、それでもよければ」
「では……」
話がまとまったところで、サマエラたちはじりじりと後退した。【魂喰い】は冒険者たちが離れたことでその荒々しさを少しだけ収め、何かを探すように首を巡らせる。そして下層へ向かって駆け出した。
「追うぞ!」
スールがそう声をかけ、フリューは索敵をかけながら、サマエラはいつでも仲間を庇える位置に陣取り、【魂喰い】を追跡する。
だが、【魂喰い】は道を選ぶということをしなくなった。壁を壊し、床を抜くその膂力は、一体どこから引き出されているのか。3人は【魂喰い】による破壊の影響で退路を絶たれることを懸念しつつもそれに続き、そしてついに、少しひらけた場所でセウェルスと遭遇した。
「お前ッ――!」
セウェルスは苦々しい顔をして【魂喰い】を睨みつける。そして【魂喰い】がセウェルスを上から叩き潰すように腕を振り上げた瞬間、赤い影が間に割って入り、セウェルスを抱えたまま転がった。ふたりが先ほどまでいた場所に剣が振り下ろされ、床がひび割れる。
「くらえ!」
「大人しく、しろ!」
その攻撃後の硬直を狙って、スールとサマエラは【魂喰い】に襲いかかった。宿木の杖が横殴りに【魂喰い】の頭部を叩き、サマエラの盾が【魂喰い】の体を軽く吹き飛ばす。【魂喰い】はたたらを踏んで転ぶ――と思いきや、もう片方の手に握った大剣を叩きつけるようにして床に刺し、支えとした。
それが思いの外大きな衝撃だったのか。ズッ、と周囲が歪む音とともに、ふわりと体が浮くような感覚が冒険者たちを襲う。
「まずい……床が抜ける!」
サマエラはスールに駆け寄って手を伸ばす。指先がローブの袖を掴んだと同時に、がらりと足元が崩れた。
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「これが、そう、なのか……?」
仲間たちの事前準備とサイラスの【チャージング】によって真っ直ぐその場所へと辿り着くことができたナタリアは、部屋一面に刻まれた術式を前に立ち尽くしていた。
見たことのない文字、これまで考えもつかなかった構築式。それに最も興味を抱いたのはサイラスだった。
「これは写し取ったところから破壊していくのがいいか?」
そう言いつつ、すでにサイラスはノートに書き込みをはじめている。
「ここのエーテルはこの術によって滞留しているわけじゃなさそうだ。なら、削っていくぶんには問題ないだろ」
「そうか……」
ナタリアはサイラスの【魔法知識】による知見を受け入れる。この場で解析を試みるには、この術式はあまりにも複雑だということがナタリアにもわかるからだ。であれば、これを隠滅し、断片でも持ち帰って手札とするのが良いだろう。
「では、私も作業に入ろう」
サマエラからのテレパスを受け取ったラファによれば、あまり時間はないようだ。
「話では、一夜にして街を滅ぼした……とか? そんなものがずっと、この地の地下に?」
ラファは周囲の警戒を引き受け、ふたりの作業を見守りつつ思案する。天井、壁、床。至る所にびっしりと書き込まれたそれは、一冊の魔導書のようだ。
「実際にこれが齎すものについての正確なところは不明だが、セウェルスが手に入れたいと願うものであれば、まったく無用の長物ということではないだろう」
ナタリアは刻まれた文字らしきものを指でなぞる。サイラスの【魔法知識】によってできるだけ術式のコアとなる部分を抽出し、正確に写し取り、紙幅が足りなくなれば頭に叩き込む。
「歴史的・考古学的価値は高そうなだけに、これを破壊するのはしのびないな」
ナタリアがため息と共にそう漏らすと、ふと、ラファが天井を睨みつけた。
「どうした?」
「今、何か上で音がしなかったかしら?」
サイラスもふたりの会話に反応し、天井を見上げる。そしてはっと立ち上がると、ナタリアとラファを再び抱えて広間の隅へと後退した。
「なんだ!?」
がらりと天井の一部が崩れ、床の一部を覆う。サイラスは舞い上がった土埃の向こう側に目を凝らした。
「その声は……サイラスか!?」
響いたのはサマエラの声だ。それに、サイラスはひとまず抱えていたふたりを地面に降ろす。
「距離を取るんだ! 【魂喰い】も一緒にいる!」
「なーるほど」
続く警告に、サイラスは武器を構えた。立ち込める煙でまだ彼我の状況は掴めない。
「移動しながら戦っていて、偶然真上にいたってことね」
ラファは明かりとして用意していた松明の火を消し、それをできるだけ遠くへと放り投げた。サイラスは闇に溶け込み、ナタリアはサマエラたちがいる場所へ声を張り上げる。
「急いでこっちへ! 回復する!」
====
……。
…………!
……が……まだ……しろ!
……遠くで声が聞こえる。
頭の中でこもる音に、耳か頭かをぶつけたか。フリューはゆっくりと手指を動かし、五体満足であることを確認する。
フリューはなんとか体を起こした。徐々に感覚が正常に戻っていくことがわかる。倒れた柱を挟んで向こう側に【魂喰い】と冒険者たちが、こちら側にフリューとセウェルスが、完全に分断されてしまっている。
「……これは、師父のものだ。渡さない」
声に反応して、【魂喰い】がセウェルスの方を振り向いた。その後ろからサマエラが斬りかかる。【魂喰い】の注意が外れ、戦闘がはじまった。
「アンちゃん……!」
フリューはセウェルスを捕まえ、担ぎ上げて連れ帰ろうと試みる。が、伸ばした手は強く振り払われた。そのことに思いのほか衝撃を受けてしまったのは、きっとセウェルスの視線が初めて見る厳しさを孕んでいたのもあるだろう。
「これは師父の遺したものだ。これで俺は……師父を見つける。邪魔はさせない。誰にも――君にも」
剣戟が遠い。だが、フリューはそれでも手を伸ばした。
「言うたさぁ。この緋は必ず、君の前で輝いて見せるって。だから――こっちを向いてよ」
向日葵色の君。そう呟くと同時に、剣と剣がぶつかり合った。
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「――離脱だ!」
フリューがセウェルスの確保に苦戦しているを見てとり、サマエラは声を張り上げた。あのぼろぼろの体のどこにそれほどの力が残っているのか。このまま押せば、わかりやすく弱ってきた【魂喰い】を仕留めることはできようが、その後セウェルスを相手にして地上へ戻る余力を考えれば、そう判断せざるを得ない。
「スール、サイラス、退路の確保を頼む!」
「了解。いい加減杖が折れそうだし。情報も集まったみたいだし、これだけ荒れてりゃ十分だろ」
広間に刻まれた術式を誤作動させないよう、スールは魔法の使用を控えていた。しかしサイラスたちが術式の一部を破壊したこともあり、脱出路を確保するためにエーテルを集める。
「一緒に生き埋めになるのはごめんだから、な!」
スールは時間を稼ぐために【スタティックフィールド】を【魂喰い】の周囲に展開した。背後ではサイラスが壁を破壊し、上階へ続く通路へと皆を誘導する。
「おーい! こっち来られるか!」
そして、セウェルスと相対するフリューに声をかける。フリューはぐっと奥歯を噛んだ後、宙を駆けた。
セウェルスはそれを追わない。ただ、崩落に巻き込まれて瓦礫の下敷きになった【魂喰い】の様子を眺めるだけだ。
「……欠片でも、いいだろう。だが君たちが奪ったものは必ず返してもらう」
短剣を握りしめ、セウェルスもまた身を翻した。広間には瓦礫だけでなく水も流れ込みはじめていた。
ラファは最後に振り返り、広場を満たす水を見て、次にその底で蠢く【魂喰い】を見やる。水中に適応していない限りは、あれが再び地上を彷徨うことはあるまい。
「あなたの魂は、どこへ流れ着くのかしら」
人としてのかたちをもはや残していない、生命とも呼べないもの――。
ラファは仲間に促され、腕の中の包みを抱え直し、階段を駆け上がった。
● 手にした猶予
街の外の合流地点で、冒険者たちは互いの無事を確かめ合った。ローザリカはシルヴィアと一緒に、地下を潜行していた仲間たちに治療を施す。
「本当に、無事でよかった。セウェルスの確保はならなかったけれど、それは依頼に含まれていないしね」
そうフォローするジュストに、【魂喰い】の末路が共有される。ジュストはふむと考え込んだあと、イェリアスらがすでにこの場を離れたことを伝えた。
「彼らがセウェルスについてきたのは、【魂喰い】を仲間から引き離すためらしいんだ。でも【魂喰い】が討伐されたということなら、その必要もなくなる……」
ジュストが言わんとしていることに、ナタリアは眉を顰めた。
「邪魔がなくなれば、大きく動き出すかもしれない、か」
とはいえ、【ガゼルタの星】についての情報は、互いの手のうちに分割された。彼がそれを欲する以上衝突は避けられないが、すぐに惨劇が引き起こされることはないだろう。
依頼は果たした。冒険者たちはそのことを改めて確認し、砂まじりの汗を拭うのだった。
マスターコメント
ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:多い10 / 6〜10人
2022年12月28日 22時29分18秒 公開
参加者
相談掲示板
……ウォーリアの、ミゼリアです。よろしく、おねがいします……ね。 ええと……ちじょうも、ちかも、 りょうほう何とかしないといけない感じ……でしょうか。 ひとまず……わたしは、ちじょうで、蠍亜人から、街のひとたちを守って…… ぶじに、ひなんしてもらおうかなと……。 盾役的な……タンクのうごきになるかと、おもい……ます。
シルヴィアだ。今回はよろしく。 二手に分かれて依頼を遂行する形になりそうだね。 >個人行動予定 私は「地下に眠る【ガゼルタの星】の奪取もしくは隠滅」に行くつもりだ。セウェルスも心配だしね……「セウェルスを魂喰いから助けた」という貸しで、【ガゼルタの星】について諦めて貰うか(流石に難しいかな)、或いは時間稼ぎをしつつ先んじて星を発見、こっそり隠滅を狙いたい。彼から更なるヒントを引き出せたら良いのだけれど……。 >【ガゼルタの星】 以前の報告書に「『創造の火』『破滅の火』と呼ばれる古の魔法」「国ひとつぶんの人間の魂を焚べたとも言われている」と書かれていたね。 セウェルスがいる部屋全体が『一冊の魔導書』という事は、部屋の何処かに魔法に関する記述があるか、或いは魂が込められたアイテムがあるのかな。 >魂喰い 真正面から交戦は難しい。進行ルートを誘導するのが良さそうだ。 セウェルスを狙ってくるだろうし、まずは彼を回復させるよ。
キャスターのジュストだ、今回もよろしくね。 シルヴィア嬢も触れてくれているように二手、住民の救出・避難を行う地上組と、【ガゼルタの星】の奪取もしくは隠滅を行う地下組に分かれる必要があるね。 俺は地上地下どちらでも対応可能だよ。 魔術師としては【ガゼルタの星】が気になる所ではあるけれど、『月の塔』に恩を売っておくのも悪くないし。
ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 そうだね、同時に完遂するべき二つの目標。どちらに向かうか悩ましいな…… 僕もどちらでの行動でも構わないので、ある程度様子を見て動こうかな。 >【ガゼルタの星】 部屋全体が魔導書……部屋に刻まれた術式でガゼルタの星というアイテムを封じているのか、 はたまた刻まれた術式を解析するなり覚えるなりして此方だけ情報を得た状態で 他の者に渡らないよう破壊なりすればいいのか……どうなのだろうな。 >避難誘導 東、南、北の3区域それぞれに逃げ遅れた住民がいるようだし此方でも別れるか…… 動ける現地の者に避難誘導を手伝って貰うなりする必要があるだろうか。 避難誘導についてはサウンドボマーが役立ちそうだと思ったよ。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ、宜しく。 行動に関しては目標1における住民救出と避難誘導において、地質学Lv3を活かして動きたい。 どこがどう崩落の危機にあるのか、ある程度でもアタリを付けられるなら、最悪の場合でも犠牲は少なくて済むはず。 勿論、医者としての本分であり依頼に関わるからには誰一人死なせない事こそ至上だが。 それで、もう1枠持って行くとすれば暗視にするか、視界を光源に頼る形で応急処置の為に医療薬学にすべきか、考えどころだな。
●地上 ミゼリア ナタリア ●地下 シルヴィア ●未定 ジュスト ローザリカ ……とりあえず、こんな感じ……でしょうか。 ナタリアさんは……おなじ、ちじょう……ですね。よろしく、おねがいします……。 いまのところ、わたしは……北で、亜人をぜんぶたおしてから、そのまま北で、ひなんゆうどうをして…… おわったら、東→南の順で、回ろうかと思って……います。
No.7
サイラスだ、よろしくなー とりあえず俺も様子見 地上だとサウンドボマーとかで誘導?になるかな?大声で誘導路伝えるとか。 地下だと聴覚とかつかって索敵とかになる?シーフの人一人だしな、その人の行き方次第か。後は戦闘は防衛主体になるな。カウンター面倒だし、何より生きてて貰った方が戦闘参加とかも含めて足止めに使える 共通は暗視。後はカバリングか殺界になるな。 カバリングなら地上は回数足りない?地下は魂喰いの効果ですぐ回数切れるけど確実に防衛出来る、殺界は捕獲しなきゃいけないけど効果による被害が足止め能力に影響出にくいかなと。
シーフのフリューさぁ、よろしく! 二手に分かれて行動するの異論ないさぁ サウンドボマーもえぇと思う! パッとすぐ浮かんだ懸念点として、門がひとつしかないみたいやから、パニックで人が押し寄せてしまう事もあるやも? そこで時間くうてしまうかもしれんから対策はあった方が良いかな?と思た。 ひとまず!行動希望は地下。 セウェルスが心配やから行きたいかな。崩落に巻き込まれんようにする必要はあるけど戦闘に乗じて部屋ごと壊せんかなとか思う。や、危険やと思うから最終手段的な?
No.9
よぉ、よろしくな 地下に行く。塔のやつよりは知ってるやつの依頼の方がやりやすい ただ【ガゼルタの星】のダー……ダッシュかインメツって事だがよ これ、部屋一つ全部がそうって事に思えるぜ。んなもん持って帰りようがねぇと思うんだが、どうなんだ? 壊すなら壊すけど、魔法でぶっ壊すとまずいことがあるかもしれねぇ感じがするぜ。 ●地上 ミゼリア ナタリア ●地下 シルヴィア フリューリングスルフト スー ●未定 ジュスト ローザリカ サイラス
ヒーラー、サマエラだ。 よろしく頼む。 >行先 希望としては地下寄りではあるが、強いこだわりはないな。 一旦そちらで記載しておくが、配分次第で変更も問題ない。 >【ガゼルタの星】 挙げられたように隠されたアイテムなり、核となる記述なり、 何かしらありそうな気は、するが……分からなければそうだな、どうにか隠滅するしかなさそうだ。 エーテル操作がまずそうなのも、確かにその通りなので…… 魔導書として見るなら、記述をデタラメに上書きする、などでも隠滅できるのだろうか? >避難誘導 サウンドボマーは良いな。右往左往している状況でも、指針があれば動きやすくなる。 人が押し寄せた場合もそうだな、転倒でもすれば大きな事故となる危険もあるので、 慌てすぎないよう、落ち着いて逃げるよう、呼び掛けるのも良いやもしれない。 ●地上 ミゼリア ナタリア ●地下 シルヴィア フリューリングスルフト スー サマエラ ●未定 ジュスト ローザリカ サイラス
>ガゼルダの星 正直、部屋そのものが秘宝の類と仮定されるなら隠滅に関しては、通路と思わしき通路は全て破壊する事で隔絶された状態にしなければならないんじゃないかって思ってしまうよ。 通路の材質次第では、そんな事を可能とするのは複数がかりの空間爆砕でも使わない事にはというイメージ。 核といえる何かが存在するとして、安易に破壊したり奪取、機能停止させる事は地下はおろか地上に何かあった時にどうなるか、皆目見当もつかん。 悠長が過ぎるかもしれないが、シルヴィアが対セウェルスの交渉という形で時間稼ぎに出ている隙に、可能な限りガゼルタの星に関する解析を進めなければならない感じか? 避難誘導におけるサウンドボマーも了解。 地質学に関しては、出発時に間に合えばLv4にも出来るかもしれない。
連投失礼します。そして以下私信となります。 ナタリア・フィッツジェラルドの背後です。 私自身が、という訳では無いですが背後の身内にコロナの陽性反応が出た事により、私含めて濃厚接触者の定義を満たしてしまいました。 家屋という隔離環境の中での感染防止に尽力する次第ではありますが、それでも完全ではない以上、最悪私自身も感染する事による白紙プレイングの可能性もあります。 なので現段階を以って、要点を記載した仮プレを出す事にします。 とはいえ、このまま相談を続行する事には問題ない可能性もありますので、最低でも400字のプレイングを目標としたいと思います。
ナタリア君は伝えてくれてありがとう。 ……大事ないよう、無理はせずに。 >班分け それじゃあ僕は地上で避難誘導、北区での戦闘から始めようかな。 戦闘に当たるものが複数いた方がいいかと思うし、回復役としても力になれれば。 最初は戦闘に当たるが、サウンドボマーは僕も持っていくつもりだよ。 ●地上 ミゼリア ナタリア ローザリカ ●地下 シルヴィア フリューリングスルフト スー サマエラ ●未定 ジュスト サイラス
No.14
魔導書とか核になるものがあるならそこぶっこ抜いてマジカルポケットとかいけそうやなぁ。ランタンとか光源にしていいなら魔術知識も盛れそう 地下行くならそっち担当出来るがどうしよか?
ナタリア、伝えてくれてありがとう。 どうか無理はせずに。背後さんの無事を祈っているね。 >【ガゼルタの星】 私も最初OPを読んだ時、スールと同じく部屋全体が【ガゼルタの星】なのかなと思ったよ。セウェルスもまだ星を探しているという素振りでは無かったし……ただそうなると「古の魔法」ではなくなってしまうな、と不思議で。アイテムか、部屋の中の魔法の呪文等かなと思ったんだ。明記が無いから本当に悩ましいね……。 ローザリカが言ってくれた「部屋に刻まれた術式でガゼルタの星というアイテムを封じている」というのも有りそうだと思ったよ。 何にせよ、セウェルスを部屋の中には戻さない方が良さそうだ。 >セウェルスがいる部屋について 部屋の中で戦闘は避けた方が良さそうというのは同じ意見。フリューの最終手段で壊すというのは良いと思う。その場合も崩落の危険性があるし、ある程度【ガゼルタの星】の手掛かりがある場所に検討がついてから壊したいな。記述をデタラメに上書きするのも時間が掛からないし妙案だ。 まずは迷宮内のセウェルスと魂喰いを発見する所から、かな。彼は部屋を離脱しようとしたようだけど、状態から見て部屋からはそれ程離れてはいないと思う。 >セウェルスとの交渉 ……これ、セウェルスの回復は最小限にして、動けない彼を担いで全員で地上へ向かうのは有りだろうか? 崩落でいずれ部屋が潰れるのは確定だろうし、魂喰いから逃げているという体で崩落を待つとか。魂喰いと戦うなら、地下班は出来るだけ纏まって動いた方が良い。 勿論【ガゼルタの星】の手掛かりが掴めたら直接奪取・隠滅に行くのも有りだと思う。
連投ごめんね。 【ガゼルタの星】を隠滅すると、結局正体が分からなくなるのと、『月の塔』の人達の思惑通りに動く事になるのは少し気がかりではある。奪取出来れば最良、なのかな。 >ロヴェル達について イェリアスとロドスは街の外に出る事で魂喰いを食いつかせ、セウェルスを助けるつもりらしい。迷子の親御さん探しが早く終わればセウェルスが助かる可能性は上がるかな。魂食いが狙う優先度は分からないけれど、人数が多い・自分から離れようとする方に標的を変更するかもしれない。セウェルスの状態(前回攻撃を受け地下に落下した事)を説明すれば協力もしてくれそうだ。 >個人行動予定 戦闘となる北区に複数人行った方が良いというのも同じ意見。 一旦個人行動を、地上の南区でロヴェル達を手伝う事、避難誘導に変更するよ。今後の相談の動きを見てまた変更するかもしれない。 >サイラス 今の所ほぼ同じ人数で分かれているから、もしサイラスが悩んでいるなら皆の分担希望を見てから決めるのも有りだと思うよ。
●地上 ミゼリア(北区) ナタリア ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ ●未定 ジュスト サイラス
ナタリア女史はお大事にね。 では俺は地上で東区の方の避難誘導を。 完了次第北区に向かってまだ交戦状態なら増援という形で支援しよう。 ●地上 ミゼリア(北区) ナタリア ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ジュスト(東区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ ●未定 サイラス
ナタリアさんありがとうさぁ。身内様共にお大事にさぁ。 >ガゼルタの星 ん。うちも部屋全体の事を星と思ってたさぁ。でも、奪取という言葉と、核があるんじゃないかって事や国ひとつ分の人間の魂を焚べたって説もあるから……焚べるってことは見た目的にも燃えてるアイテムだったりするんかな? あとはその場所の権利をこちらで握るって意味なのかな?とも思ったさぁ >セウェルス シルヴィアさんの言うように星のある部屋からは離れてそうやから、魂喰いとはそこで戦闘したいな。で、セウェルスがその間にこっそり部屋に戻らんようにも注意しておきたい。って思ってるのと、シルヴィアさんの案の、セウェルスを担いでってやつ。やれそうならやろか? その場合、部屋を調べたい誰かには隠れてもらって、魂喰いもセウェルスにつられていなくなれば部屋調べられる? >ロヴェルさん達 彼等については交渉次第で迷子探し兼避難誘導に協力してくれそう?とちょい思った。門のとこで誘導してもらいつつ、迷子の親さん探せるのでは?とか。 >地下 迷宮になってるって事とエネミーがいるかもって事やから、うちは双波、超聴覚または暗視で索敵して進んでいこうかと思うさぁ。
ナタリアは連絡をありがとう。 事情は承知した、大事なきことを祈る。 >セウェルス 可能なら担いで移動、とても良いと思う。主導権もなるべく握りたいものな。 部屋の調査とセウェルスの対応とで分担するなら、できればテレパス等の連絡手段は欲しいか。 それでいくなら、私も一応魔法知識は鍛えたので、部屋の調査でも良いし、 もし魂喰いと接触した際に備えて、セウェルス側で緊急時の盾役兼治療役にも回れる。 >魂喰い まともにやり合うのは避けたいが、抑えざるを得ない場面はあるやもしれないので、 回復・防御支援に寄せて、準備はしておく予定だ。 【侵蝕】もあるので、性能より回数をやや重視しようかと思う。
色々と心配、有難う。 今のところは発熱の症状は出ていないから大丈夫だ。 西区に関しては崩落済だったから、削除して書き直し…… それはそうと、人数配分を見るに地下班の数が聊か不安に思えるのだが大丈夫だろうか? 地上での救助活動は4人も居れば十分となれば私がそっちに移る事も考えてはいるよ。 そっちでも地質学は活かせそうだろうし、なんなら記憶力と併せてガゼルタの星の解析に出てもいい。 避難活動に関しては、このままでいいというなら私は南区の避難に従事しよう。 ●地上 ミゼリア(北区) ナタリア(南区) ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ジュスト(東区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ ●未定 サイラス
No.23
なら地下行くぞー とりあえずランタン系で光源確保して調査回ろかなと ●地上 ミゼリア(北区) ナタリア(南区) ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ジュスト(東区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ サイラス
No.24
>フィッツジェラルド 狭いけど広いだろ、上が大丈夫そうならお前が来てくれれば俺としちゃ助かるぜ ただ、無理そうなら早めに言えよ >ガゼルタの星 結局部屋なのかモノなのか、見て見なきゃ分かんねぇか。そりゃそうだな 部屋ならできるだけ覚えて魔法を使わずにぶっ壊す、 物なら持って帰れそうならそうする、無理なら壊すってことでいいか? >魂喰い こいつは獲物をちゃんと決めてんだろ、行きに俺らと会ってもそこまで食って掛かってこねぇかもな アイツを拾った後、逃げる時はそうだな……どうせ潰す場所だし、こう、崩して足止め……みてぇにするとかよ 人手があれば一人かそこら後を付けさせて、こっちと鉢合わせしねぇようにすりゃいいんだが
>ガゼルタの星 持って帰れそうな形なら持って帰る。 無理なら最低でもセウェルスをその場に戻さんこと。最悪は崩して潰す。って感じかなと思っとる。 まぁちょち懸念点としては。月の砂がうちらごと「崩落」って事にして部屋を潰しにこないかなぁくらい? >地下組動き 魂喰いに関してはこっちが手出ししない限りにおいては、そうやね。恐らく手出しはしてこないと思いたい。そんで、部屋調査とセウェルス対応で分担の案がでてたね。それをいれると流れはこんな感じやろか? ・地下組は最初はまとまって行動。各自索敵スキル等使用しつつ、ガゼルタの星を探す ・先に接触したのがセウェルスであれば、魂喰いが一緒又は近くにいて戦闘中の可能性が高いため、交渉又は強制的に担ぐ等して離脱優先に行動。この時、部屋調査する人は接触前から隠れておき、セウェルスと魂喰いを含むメンバーが離脱したのを確認し、探索又は調査を続行 ・先に部屋の方を見つけた場合は、調査する人を残し、他はセウェルスと魂喰いを探しに行く? 調査する側の懸念点は予期せぬ崩落が起きる可能性と、最悪部屋を潰す為の手段を用意する事かな? セウェルス達対応する側の懸念点は調査と対応で分担するなら更に人数が少なくなるから、大変って感じかな? うちテレパスは持ってるんやけど、索敵にスキル枠使いたいなって悩んどる。 調査と対応で分担するなら、希望は対応のほうかな。
>避難誘導 そういえば俺はサウンドボマーの代わりに笛を使いつつ呼びかけるつもりだよ。 サウンドボマーに関しては地面がひび割れていたり今にも崩落しそうな場所を避ければ使用自体は問題ないと思う。 >ガゼルダの星 流石に冒険者がそちらにも向かっていると知れば敵対化したり煩わしいことになるような行動はしないと思いたいね。 ただ、月の砂が何かしなくても「崩落」の危険性はあるし、部屋を潰すならあえて崩落を起こさせるのはありだと思っているよ。
>ガゼルタの星 セウェルスは部屋に戻さない。もし星がアイテムで持ち帰れそうなら持ち帰る。持ち運びできなかったり、部屋そのものだったりしたなら魔法を使わずに物理的に壊すか潰す、に賛成だ。敢えて崩落を起こさせるのも良いね。 >『月の塔』 ギルドを通して冒険者に依頼を出しているし、私も此処でわざわざ敵対行動はしない筈だと信じたいな。崩落で地下を封じる彼らの目的は達成出来るだろうしね。 >地下班 纏めてくれた方針に賛成。フリューがセウェルスを担いでくれるなら助かるよ。 調査班は一人か二人位かな? 魂喰いがいるのと、此方の調査をセウェルスに気付かれるとややこしくなりそうだから魂喰い対応班が多い方が良さそうだ。テレパスは持っておきたいというのも同感だよ。 >ナタリア 南区の避難誘導はロヴェル達にも協力して貰うつもりだし、人数的には大丈夫だと思う。地下は広いし、魂喰いがいる。ナタリアには地下班に行って貰えたら有難いよ。出発前夜だし難しそうなら言って欲しい。 >南区 ロヴェル達に門での誘導を手伝って貰うのは良いね。親御さんが来るなら門だろうしすれ違いも防げる。 南区が落ち着いたら、イェリアスとロドスに街の外に出て貰う事含め、魂喰いが食いつく手段を試したい。セウェルスの状態的に自分で歩くのも大変だろうから、ロヴェルを地下入口まで案内して、直接セウェルスを引き渡す感じになるかな。 >スキル 親御さんの声や崩落音を聞き取れたらと思うから超聴覚の予定。もう一つのスキルは考え中。避難誘導は小さな管楽器を使って呼びかけるつもり。 怪我人の治療の為に回復スキルを持って行くよ。戦闘にも備えられたら。
ラファの表明が現在まで無いみたいだし、他の地上班の意見も聞きたかったのもあるからな。 了解、では改めて地下班に移動し、先述の通り地質学と記憶力で解析も兼ねつつ、通路爆破による星の封印とあらば脱出経路の構築といこう。 その際、不測の事態に備えて光縛封はこちらからも用意するし、他には戦闘というか撃破を目的とするわけではない以上、ハイパーヒーリングオーラをお守り代わりに用意しよう。 光源は私からも用意しておく。 ●地上 ミゼリア(北区) ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ジュスト(東区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ サイラス ナタリア
改めて、地下班として行動するようにプレイングを出してみたのだが。 記憶力を用いて解析を進めたとて、仮に持ち運びが不可能な代物ならば、可能な限り情報を筆記用具を使って紙に記載して持ち帰るというのはアリだろうか? それはそれでセウェルスに奪取される危険性もある以上、最悪の場合は爆炎とかで焼却処分というのも考えている。
ナタリア、地下班への移動ありがとう。 ガゼルタの星の調査や脱出経路の構築も本当に有難いよ。 星の情報を持ち帰る事については、キーリから出されている依頼が「地下に眠る【ガゼルタの星】の奪取もしくは隠滅」だから大丈夫だと思う(奪取に入るかな?と)。キーリに提出する事になりそうだね。 勿論ナタリアが言ってくれているように、セウェルス達に奪取されると不味いからその時は隠滅して貰いたいな。
ナタリアさん地下組へようこそさぁ!調査等の方、よろしくお願いするさぁ。 筆記用具を用いて記録するんは、セウェルスを始めとする彼らの手に渡らんよう気をつけたり、処理してもらえれば良いかなと思うさぁ。 月の砂への懸念点に対する意見をお二人ありがとうさぁっ っと、出発まで時間が少なくなってきたから間に合うかわからんけど うちの方で地下組だけでざっくりとやけどタグと方針をまとめてプレイングにいれようと思うさぁ。 【地下】『方針』 ・目的 ガゼルタの星の捜索と奪取又は隠滅 可能なら回収し、不可能なら隠滅対応へ ・行動 まとまって行動し、ガゼルタの星を捜索 セウェルスや魂喰いを発見した場合、彼らに対応し離脱戦に移行する者と星の捜索・調査続行する者に分担
連投申し訳ない! うちのスキル構成、双波やスカウトの心得、暗視、看破など索敵系に振ったからテレパス持っていけん!ごめん!!
…来るのが遅くなって本当にごめんなさい ラファよ まだやることが纏まらなくてどうしようか悩んでるけど とりあえず地上は4人で充分なら私も地下に向かうわ ●地上 ミゼリア(北区) ローザリカ(北区) シルヴィア(南区) ジュスト(東区) ●地下 フリューリングスルフト スー サマエラ サイラス ナタリア ラファ
>地下班 となると、現状ガゼルタの星の対応には、サイラスとナタリアが回ってくれる感じか。 では私はセウェルス・魂喰いの方で、索敵の補助の他、先の通り緊急時の盾役など担おう。 索敵に超聴覚と、連絡用にテレパスも所持できるが…… ガゼルタの星側では、誰かテレパスの所持は可能だろうか? 難しそうなら、セウェルスが戻ろうとした際などには……合図だとはバレるだろうが、 地下にこちらもサウンドボマーあたり、響かせようか。 フリューはタグ作成、大変助かる。 それに合わせるよう、記載しておく。 >紙に記載 記述そのものに意味がある場合などは特に、情報を持ち帰ることができれば大きそうだな。 もしもの時の処分も考慮の上ということなら、私も否やはないし、用意ありがたく思う。
こんなタイミングであれだけど 必要なら私がテレパス積んでガゼルタの星側に参加するわ。それでも大丈夫ならだけど
ああ、所持願えるならありがたい。 遅くの確認で済まないな……それでは、私もテレパスを持って、 状況に動きがあれば伝えるようにしておこう。
No.37
じゃあ俺は魂喰いの方に行くか タグも使わせてもらうぜ、ありがとうな スキルは、あー…… 戦闘より逃げやすくするほうがいいだろ、そういうやつを持ってく 取りあえずアイアンウォールとスタティックフィールドだな 一応マズいことがねぇように周り見てから使うから心配すんなよ