【鬼哭】逃亡者、その名はアダム
そうすけ
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シナリオID:2671
オープニング
「い、痛い。どうして? アダム、悪くない。悪いのはゴーフル……サチコ、アイツ嫌い。アダム悪くないのに、火をつけた」
アダムは火傷の痛みに顔をしかめながら、アキュアリスタ遺跡を目指して走っていた。いまなら水の上に門が出ているに違いない。
今後、確実に逃げ切るためには……と考えて、アダムはメドゥの指先時代の知識を使うことにした。追手を完全に振り切るには、アキュアリスタ遺跡から別の遺跡へ、遠く離れた場所へ跳ぶのが手っ取り早い。
辺りの風景がふいに翳りを帯びはじめた。
空を覆う雲が厚くなり、初冬の弱々しい日差しを完全に掻き消す。
遠くで地響きのような音が轟いたかと思った途端、石畳が黒く染まりだした。恐ろしいほど大粒の、叩きつけるような雨が降ってきたのだ。
吹きつける雨が土産物を売る商店のルーフの上で弾け、砕け散っては水路へ流れていく。負った火傷に大粒の雨が当たって痛い。
火傷を癒すのは逃げ切ってからと決めていた。
犯罪者の動物的な感というのか。それとも追われているから感じるのか。アダムは自分の周囲にブラックデスと授恵者たちの手が伸びてきているのを、濡れた肌で感じていた。
さっき振り切ったばかりだというのにもう……。
追手に取り囲まれそうになるたびに、アダムは【禍呪詛】や【影渡り】を使って逃げた。追手の半分は途中で出会ったメドゥの指先、オルテンシアがおとりになって引きつけてくれている。
なぜ彼女が国際会議場にいたのか分からないが、たぶんイダの指金なんだろう。自分の口がイダの声で勝手にしゃべりだした時は薄気味悪かったけど。
遺跡の手前でふいに雨があがり、雲の隙間から光が地上に射し始めた。
雨上がりの街に水滴によって汚れが流し去られたあとの透明な大気が漂い、濡れた石畳が光を返してアキュアリスタの街並みが輝いて見える。
対照的に、地下遺跡の入口は暗く沈んで見えた。
観光地化した場所には用はない。アダムはさっさと階段を下り、冬季以外は水の下に沈んでいるエリアを目指す。
危険防止のために張られたロープをナイフで切り落とし、壁に掛けられたカンテラを盗んでさらに地下へ。
やがて水音がこだまするだだっ広い空間に行き当たった。
入口から遠くに門らしきものが見える。
「ク、クククク……。これで、逃げ切れる」
自分の喉から出る笑い声がどこか獣じみて聞こえる。
ああ、そうだ、これはまともだった頃のオレの声。
水たまりに映るのは、人間になる前のオレの姿。
アダムは水が張った部分に落ちないよう、慎重に進んで門にたどり着いた。
もう大丈夫、ここまでくれば逃げ切れる。なぜなら、追手は門の動かし方を知らないはずだからだ。
すぐそこまで追手が迫ってきているという不吉な予感を押し殺しながら、アダムはドン・ゴーフルのことを考えた。
捕らわれた瞬間、仕えるまでの経緯、初めて言葉を交わしたときのこと。それから起こった幾多の出来事、そのひとつひとつを……。
検証はしない。分析もしない。ただ、時の流れを遡り、思い返すだけ。
「アダムは自由。ゴブリンらしく、縛られない」
カンテラの光が水に反射して、ジュクジュクと血が滲む火傷をギラリと光らせた。
●
逃走中のアダムが分裂した。いや、アダムの逃亡を支援する者がアダムに成り済まして合流、追手を撒くために別の方角へ逃げたのだろう。
どちらが本物か、追手たちの位置からは判別できない。
ブラックデス幹部、タ・ロウは悪態をついた。
「チッ、どこのどいつだ。しゃらくせえマネしやがって!」
立ち止まって考える暇はない。授恵者たちは阿吽の呼吸で二手に分かれることになった。
一方はアダムを援護する謎の集団を足止めし、捕まえる。もう一方は、逃げたアダムを追う。
後は任せた、必ず捕まえてくれ、という声にさっと手をあげて応えると、タ・ロウとアダムを追う者たちは先を急ぐ。
「曇ってきやがったぜ。好都合だ、これでヤツは【影渡り】を使って逃げられねえ」
【影渡り】は、アダムが独自に使える技だ。影に潜り、影から影に渡ることができる。影は最低でも30センチ四方が必要で、影渡りの間隔は自身を中心に9メートル以内。影のないところでは使えない。
しかし、いまにも雨が降りだしそうな天気とあってはしばらく【影渡り】は使えないだろう。だからアダムを追うのはそう難しくはない。
そう思っていたら、いきなり土砂降りになった。
「降ってきやがったか。クソ……なにがなんでも捕まえて、ドンの前に跪かせてやる。おう、テメェら、雨の中でヤツの姿を見逃すんじゃねぇぞ」
しばらくすると、この雨の中でも観光客で賑わう一角に突きあたった。
「あそこは確か……」
アキュアリスタ遺跡だ、と誰かが言った。
唐突に雨が上がった。
太陽が雲の間から顔を出し、石畳に張った薄い水の上で明るく輝きだす。
「いたぞ、アダムだ!」
仲間の指が示す先に、遺跡の中へ消えようとしているアダムの後ろ姿があった。
タ・ロウは帽子を脱いで窪みに溜まった水を落とすと、ボウガンのカバーを外した。
「いいか、半殺しにして構わねぇから、絶対に逃がすんじゃねえぞ。サチコは殺せと言っていたがな、オレはこの手でヤツにドンを刺したことを泣いて後悔させてやりてぇんだよ。死体をいたぶっても気は晴れねぇからな」
●
遺跡の最下層にある門前広場はところどころ水没していた。冬が深まっても完全に水が引くことはない。
(まだ、早かった。水ある。けど、好都合)
水の上に出ている部分が少なければ、おのずと動ける範囲が限られてくる。門にたどり着くまでのルートが特定されるので、門と同時に起動するガーディアンの餌食になりやすい。
アダムは門の前に立って、息を整えた。
門を開くには膨大な量のエーテルが必要となる。
メドゥの左腕はアダムにどれだけエーテルが必要になるかは教えてくれなかった。
足元にカンテラを置いて、両手を自由にする。
(……確か。最初は、こう)
頭の中でメドゥの左腕から大樹海の遺跡で聞いた手順を忠実にトレースした。
――と、石が組み直されるような音が広場に響き渡った。高い天井に当たってこだまする。
(お!? 動いた)
門と柱の表面に発光する紋様が浮かび上がる。
広場の天井を支える太い柱からブゥンという低く唸る音がしたかと思うと、柱の飾り窓に安置されていたガーゴイルの目に光が灯った。
「ククク、起きたか。侵入者、すぐ来る。門を開くアダム守れ」
バサッと音をたてて翼を広げると、ガーゴイルたちは次々と飾り窓から飛び出した。闇の中で赤く光る目が、階段を降りて来た追跡者たちをとらえる。
解説
マスターより
リプレイ
授恵者たちが遺跡の最下層にたどり着いた途端、薄い石を擦りすりあわせたような音が闇深い空間いっぱいに轟いた。
対になった小さな赤い点がぐんぐん近づいてくる。
ハヤト=ガラン=ヴォルファングは暗視を目に施すと、視点を空間の天井付近に移した。
(なんだここ?)
地下にしては広い。闇に滲むように淡く光る青の点を散らせた太い柱が12本、高い天井を支えている。元は16本で支えていたようだ。柱の光は影を作るほど強くはない。奥にも青白い光の点を浮かべる壁がある。
そして耳障りな音の正体は――。
「ガーゴイル! 剣を持ってるぞ」
警告を発した直後、先陣切って飛来した1体がハヤトに切りかかってきた。
頭上から振り下ろされた刃を体を斜めにして避ける。
「アブねぇ」
ガーゴイルの群れは勢い急に、侵入者である授恵者たちを攻めつけた。
猛り狂う羽音が耳に障る。ガーゴイルたちが手にする石の剣は元より、殺気が込められたくちばしも脅威だ。
ナハティガル=ラーは空間の闇を飛びまわる影を眼で追いながら、荒い息を洩らした。
「うっとおしいな。集中してアダムを……見つけた。一番奥にいる。壁の前で何かしているな」
ハヤトが天眼で得た情報を仲間と共有する。
「メチャクチャ広い。しかも床のところどころに倒れた太柱が転がってやがる。クソ、アダムのところまで結構時間がかかりそうだぜ」
ナハティガルはアダムが対面している壁に目に注目した。
床に置かれたランタンに照らされた壁は、淡い青の光点が浮かぶ部分を埋め込まれた柱で区切られている。なんとなく門のようにも見えなくもない。
「いやな予感がする。一刻も早くアダムを捕まえよう」
「ここの他に出口は?」、と大声で問うたのはキオルティスだ。
ナハティガルとハヤトが同時に「ない」と答える。
「じゃあ、袋のネズミならぬ――、シルヴィア危ないッ」
キオルティスの警告にシルヴィアは余裕の笑みを浮かべる。
「知っていた」
背後から迫ってきたガーゴイルを余裕でかわした。
キオルティスが旋回して向かってくるガーゴイルに衝撃刃を飛ばす。
キン、と甲高い音が響いた。
「うわぁ!?」
別のガーゴイルがブラックデスの1人を剣で切りつけた。
胸を右上から左下へ斜めに切られ、声を発することなく後ろへ倒れる。
シルヴィアと横からハヤトが腕を出し、まるで石のように硬直した体を抱きとめた。
「これは……行動阻害系の何かが付与されている?」
「マジか。クソ厄介だな」
ナタリア・フィッツジェラルドは迫ってきたガーゴイルを屈んでかわすと、ブラックデス構成員の胸に手をあてた。
その手がみるみるうちに血で濡れていく。
「……まずい、先に傷を塞がないと。体の硬直を解くのはあとだ。君たち、援護して」
治療に専念するナタリアとブラックデスをみんなでカバーする。
ナハティガルはアダムの動向が気になった。
「アダムは何か企んでいる。このまま全員一緒に行動していては、アダムを止められない。距離が開いているうえに障害物も多いから俺とハヤト、キオルティスで先行する」
シルヴィアが風神の譚詩曲を発動させながらいう。
「アダムは手ごわい。ましてや手負い。ヒーラーが居なければ早々に戦線が崩壊する。シーフだけで先行して大丈夫なのか」
「みんなが来るまで持ちこたえてみせるさ」
こんどは治癒を終えたナタリアが標的になった。
無防備な背中めがけてガーゴイルが急降下してくる。
タ・ロウがナタリアに襲い掛かる赤い点――ガーゴイルの目と目の間を狙ってボーガンを撃った。
「背中を向けてるヤツしか襲えねぇ卑怯モンが!」
金属の矢が石を打つ音が、ばしっばしっと響く。わずかに遅れてカラン、カランと矢が床に落ちた音が聞こえた。
「刺さらねえ。コイツらクソ固えぜ」
ガーゴイルがそのままナタリアの頭の上をすっと通過したところを見ると、あまりダメージは与えられなかったようだ。
「ありがとう、助かった」
「礼はいいから、そいつの傷を直してくれ」
「ナタリアさん、また飛んでくる!」
キオルティスは急いで治療を終えたナタリアの手をとり、立ち上がりをエスコートした。
●
ガーゴイルは剣を持った手で額を押さえて、ギャーギャー鳴きながら左旋回した。
「ラト、先にアダムの所へお行き。アイツが何をしているか確かるんだ」
ルチル・プルメリア・グレイハーツはローブの前を開いて、懐に抱いていた栗鼠のラトを放った。
矢にエーテルを込めてアーバレストを構える。
「1体ずつなんてかったるいことやってらンないよ。固いっていうならなおさら、まとめてダメージを入れていかないとさ」
頭蓋の空洞から僅かに覗く金の眼が、手負いのガーゴイルをとらえる。
「こんな風にね!」
鋭く放たれた矢はガーゴイルの翼のつけ根で破裂した。
エーテルの衝撃波が直線上に広く伸びて、正面とその後ろの近くにいた敵を攻撃する。
石と石がぶつかり合う音が最下層に響いた。
キオルティスも竜牙の細剣を優雅に振り下ろし、衝撃刃を飛ばした。
「避けてばかりしてちゃあ、レディたちの前で格好がつかないからね」
半月を描くエーテルの衝撃波が、正面から突っ込んできたうちの1体の脚を砕く。
ギャメルが「ざまあみろ!」と拳を突き上げる。
「この調子でガンガン落として、さっさとアダムを止めに行くぜ」
ギャメルはアダムの小さな背を見た。
一体、何を思ってドン・ゴーフルを刺したのか。
サウゼル大樹海で初めて出会ったとき、ギャメルはアダムから世界に対する激しい憎悪と絶望を感じた。ドンに護衛として仕えるようになってから表情の変化に乏しくなったが、怒りと絶望が溶けて心が平穏になったのだろうと思っていたのに。
(アダムの絶望をオレはまだ理解できてねぇ。これはチャンスだ。今度こそアダムを理解して、助けてやるぜ!)
その前に、邪魔なガーゴイルたちを倒さなくては。同時にアダムを止めなくてはならない。
(……そのためには)
ギャメルは魔法をかけて仲間たちの戦闘力を高めることにした。
魔法を発動させた瞬間、ハヤトが手にする2振りの竜爪の短剣がエーテルを帯びて淡く光る。
「ハヤト! こいつらはオレたちに任せて、アダムを捕まえてくれ」
「おう。2度目も俺がアイツを捕まえてやんぜ!」
直後、 ボチャンという音がした。続いてバシャバシャという水の中でもがく音が聞こえてくる。
ルチルに片翼をもがれたガーゴイルが水たまり、いや広場のあちらこちらを走る水路に落下したのだ。
「黒くみえているのは水路か! でもって水の中に何かいるぜ、ガーゴイルがその何かに攻撃をされてもがいてやがる」、とハヤト。
「さらに厄介者が増えたか……。だが、相手をしている暇はない。要は水に落ちなければいいだけのことだ。ジュスト、あれを頼む」
ナハティガルがジュスト・ヴェルジーにウォーターウォークをリクエストする。
「任せろ」
石の羽の音も姦しく4体のガーゴイルが向かってきた。2体が正面からまっすぐ突貫を仕掛けてくる。残り2体は左右に分かれて授恵者たちの後ろへ回った。
さらにもう2体、柱の高いところから翼をたたんで弾丸よろしく急降下してくる。残り5体は様子見をして、同じ場所をグルグルと飛び回っていた。
ジュストは飛んでくるガーゴイルたちを睨みつけた。
「うるさい羽虫たちだね。あとで相手をしてやる、ちょっと待ってな」
ジュストは黒革のハーフグローブをはめた指を強くこすり合わせた。指と指の間でエーテルを共鳴させて、シーフ組が水の上を動けるようにウォーターウォークをかける。
「2人とも行くぞ!」
ナハティガルたちはガーゴイルを無視して駆けだした。
授恵者たちの動きを見て、5体のうち3体が待機の環から外れてシーフ組を追っていく。
その他のガーゴイルはジュストを含めた授恵者たちを阻むつもりだ。
「W.Wをかけたはいいが……ガーゴイルと戦いながら移動となると距離が稼げないな」
ルチルはアーバレストに矢をつがえた。
「アタイはこのウルサイ連中を黙らせることに専念する。援護するから、先に行きな」
ギャメルが割り込んできた。
ルチルに輝刃をかけながらいう。
「いや、アダムを止めるやつは多いほうがいい。ルチルも行ってくれ。オレとタ・ロウたちでガーゴイルを引き付ける。いいよな、タ・ロウ?」
「構わねえぜ、足が遅ぇのが2人いるしな」
ジュストはガーゴイルの剣をかわした。
ブラックデスの構成員たちが上から襲い掛かってくるガーゴイルをめがけて一斉に矢を放つ。
「じゃあ、二番手はアタイとジュスト、それに――」
「私とカペルで行こう」
そういうと、ナタリアはシルヴィアに輝刃をかけた。
●
シルヴィアは白銀の舞扇を広げた。
「ここはなかなか美しい、まるで神殿のようだね。無骨で無粋な彼らはさしずめガーディアン、ってところかな? だけど……」
口の端に冷たい笑みを乗せてひとさし舞う。
舞扇に描かれた瑠璃色の蝶が青い光を漂わせてひらり、ひらりと闇に舞い、シルヴィアの周りに小さな光弾をいくつも呼び寄せた。
「守るべきものを間違えているお間抜けな番人には、さっさとご退場願うとしよう」
青の一振りで光弾を、授恵者たちの上を飛び回るガーゴイルの背へと雨のごとくに降らせる。
授恵者たちの先の闇で、一瞬光が輝いた。甲高い口笛のような音がそれに続く。光弾がガーゴイルたちに命中し、石の体が炎のような光に包まれた。
耳をつんざくような轟音に首をすくめたギャメルは、ガーゴイルだった石片が床に降り注ぐのを目撃した。
喝采を叫んで喜んでいたら、メテオライトの難を逃れたガーゴイルがけたたましく鳴きながら向かってきた。
「うわっ」
ギャメルに続いて、ブラックデスたちとタ・ロウも石の剣にかかる。
ナタリアはまずギャメルの治療に取り掛かった。
「グレイハーツ、牽制して。身動きできない3人が襲われたら大変だ」
「牽制といわずアタイは仕留める気まんまんさ!」
ガーゴイルたちが直線上に並んだところへエーテルを込めた矢を射る。矢は空中で爆発して衝撃波を広げた。
ダメージを受けながらも散り散りになって逃げるガーゴイルを見て、忌々しく呟く。
「こうも立て続けに攻撃されちゃあ、矢に細工をしている暇がないね」
「何をするつもりなんだい?」、とジュスト。
「アダムが偽太陽を作ろうとしたときにさ、あんまり離れていたら矢に閃光塗弾をつけて飛ばそうって考えたのさ」
「なるほど、おもしろいね。目の付けどころはいいと思うよ」
「ありがとう。でもまあ、よくよく考えてみたらさ、矢が重く――っ?!」
「どうした?」
「ラトから……壁が揺らいで……あ、な? アダムの前に穴が開いて……別の遺跡? こことは随分雰囲気が違う景色が見えるよ。一体どうなって――」
ジュストは奥の壁へ顔を向けた。
アダムの頭の少し上あたりを中心にして、壁の青白く淡い光がゆっくりと渦を巻き始めていた。目を凝らすと、たしかに渦の中心に小さく別の場所の風景が見える。
「……出口はあった。あれは、あの壁は門、古代の転移装置だったんだ」
心なしか柱や壁の青白い光が強くなっているような気もする。闇一色に近かった広大な地下空間に蒼い波が静かに漂う。
動けるようになったギャメルが切られた腕を手で押さえながら、「行ってくれ。あとは大丈夫だ」と言った。
ジュストはギャメルの肩をグッとつかんだ。
「わかった。無理せず俺たちと合流することを第一に考えてくれ。いいね?」
ジュストはためらいを見せるナタリアにも声をかけた。
「行こう」
ナタリアはダメというふうに銀の前髪を横に揺らす。
「ギャメルがタ・ロウの回復に手を取られている隙を狙われたら危険ではないか? さっき行くと言ったが、私は殿として残る」
「誰が動けねぇって?」
みんなが一斉に声の主を見た。
「タ・ロウ!? なんで」、とギャメル。
「なんもクソもねえ。どうやらアレで切られて動けなくなるのは数十秒って所だな。だから無理に解除する必要はねえ。と、またきやがった」
●
水路に落ちてもがくガーゴイルの首を一振りで刈ったハヤトは、 他の2人とともに目の前に横たわる太い倒柱をひとつ、ふたつ跳び越えた。
着地後、開けた視界に壁の青白く淡い光が飛び込んでくる。それは明らかに動いていた。
「なんだありゃ!?」
「壁に浮かんだ紋様が渦を巻き始めているな。動かしているのはアダムだろう」
そのアダムからは、距離が縮んだせいか呪文のような呟きが低く聞こえてくる。
「クソ、何をする気がしらねぇがやらせるかよ!」
先を急ぐ二人の背後に、石の羽音が急接近してきた。
「ハヤト、行け! ガーゴイルは俺とキオルティスが引き受ける」
ハヤトは頷き1つで駆けだした。
ナハティガルとキオルティスもまたハヤトを顧みることなく来た道を振り返る。
ナハティガルは白顎と名付けた短刀を抜いた。
(追手は3体、止められるのか? 否、止める!)
真バーストストライクは最後に取っておくつもりだったが、いまここを抜けさせるわけにはいかない。
頭の中で攻撃の動きを組み立てる。
(まず1体仕留める、確実に)
一連の流れで別個体からの攻撃をかわしつつ足を捕える。残りはキオルティスが止めてくれるだろう。
問題は、考えたように上手くいくかだ。
やるしかない、とナハティガルは体内のエーテルを爆発させた。
胸を反らせて体を大きくみせ、狼のような咆哮でガーゴイルたちの気を引く。
「我はナハティガル=ラー。闇を切裂く月光なり!」
ナハティガルが放った一撃は、これまでの優雅に見えなくもなかったどの剣筋よりも鮮やかなものだった。
正面から突っ込んできたガーゴイルの一体を左右対象にするりと切り裂く。他の2体もその爆発的な一撃に怯えて後ろに大きく飛び下がった。
怯んだ隙をついてジャンプし、右のガーゴイルの足を掴む。
刹那、キオルティスが動いた。
「アキュアリスタ遺跡の番人たちよ、我れがなす技をしかとその身に刻むがいい!」
竜牙の細剣、 竜牙の細剣 、そして竜爪の短剣。二刀流による超高速三段連撃がガーゴイルに襲い掛かる。
最初の二振りで両翼を落とされ落下したガーゴイルの額にキオルティス竜爪の一撃を見舞った。
「ギャ、ギギ……」
ガーゴイルは瀕死だがまだ戦いを放棄していなかった。剣を振り回してキオルティスを威嚇する。
ナハティガルが捉えていたガーゴイルが、足で顔を蹴った。
「――くっ!」
一瞬だけ手の力が緩んだ隙に、ガーゴイルが逃げる。
「くそ、ハヤトが危ない!」
倒れた石柱の上にシルヴィアが現れて、ハヤトを追いかけていくガーゴイルに光弾の雨を降らせた。
「残念、アダムには届かなかったか」
ルチルも倒れた石柱の上に姿を見せた。
ハヤトを追うガーゴイルに矢を放つ。
「ちぇ、仕留められなかったか。ナハティガル、キオルティス聞いとくれ。あの壁は移転装置だよ。アダムは別の場所に跳ぼうとしてるんだ!」
「なに?」
シルヴィアも倒れた石柱に登ってきた。
「このすぐ下にジュストとナタリアもいる。そこのやつは私たちがやろう」
言い終える前にナハティガルとキオルティスは踵を返していた。
小さな体をいっぱい使ってギャメルは剣撃を飛ばし、ガーゴイルの固い体を切り砕いた。
「見たか、ヒーラーだってやる時はやるんだぜ!」
「やるじゃねぇか」
タ・ロウはギャメルを褒めた。
「みんなの助けがあったからだぜ。これで残り1だ」
「ああ、だが急がねぇとマジであの野郎に逃げられるぞ!」
ブラックデスたちがわずか一体になってしまったガーゴイルを射る。失速しながら落ちて来たところを狙って、ギャメルとタ・ロウが同時に攻撃を放って仕留めた。
「これでかたづいた。全速力でアダムのところへ行くぜ!」
ギャメルたちは最奥、開いた門へ急ぐ。
●
アダムは歯をむき出して笑った。ついに門が開いたのだ。
メドゥの左腕がやればもっと広がっていただろう。また安定もしていたはずだ。だが、いまは自分1人が通り抜けられれば問題ない。
「ク、ククク。アダムの勝ち、逃げ切った。……ン?」
ハヤトは縮地を使って一気にアダムの背の後ろについた。門の向こう側から差し込む薄い光があるが念のためにランタンを蹴り壊し、さらにアダムの横を回り込んで門との間に割り込む。
「おっと、こっから先は行かせねぇよ!」
「入るナ! 閉じる!」
「はあ?」
アダムの目はハヤトではなく、その斜め下を走るものへ向けられていた。
「ラト?!」
ハヤトの目がそれを捕えた時、2つのことが同時に起こった。1つはラトが開いた門の向こう側へ飛び込もうとしたこと、もう1つはジャンプしたラトに向けてアダムがエーテルを帯びたナイフを振るおうとしたこと。
ハヤトは反射的に腕を伸ばしてラトを捕まえ、庇う。
エーテルの刃の3連撃がハヤトの背を切り裂き、血が飛び散った。
「今のウチ、逃げル」
瀕死の状態で胸にラトを抱きながら、足を伸ばしてアダムを転ばせる。
「……い、行かせねえ……って言ってんだろ」
「死にぞこない、邪魔!」
振り下ろされるナイフを横に払ったのは、ナハティガルだ。
「――アダム!! お前は最初からイダと繋がっていたのか?」
アダムは問いかけを無視した。胸の前で手のひらを合わせるように掲げる。
その直後にルチルたちがガーゴイルを倒してやって来た。
アダムの動作を見たシルヴィアが声を張って仲間に警告する。
「偽太陽を作りだす気だ!」
閃光塗弾を取り出すと、目でルチルとジュストを促す。
ナタリアは閃光塗弾を投げると同時に、後ろから追いかけてきているタ・ロウにも影を潰せと指示する。
「ギャメル、かわりに頼む。思いっきり遠くに投げろ」
タ・ロウから譲られるやいなや、ギャメルは閃光塗弾を大遠投した。
偽の太陽が輝くとほぼ同時に5つの閃光塗弾が爆発する。
「クソ、クソ、クソ!」
辺りを白く飛ばした光に目を焼かれたアダムが、闇雲に門を目指して走る。
ハヤトをシルヴィアに託したナハティガルが前を阻むも、回避され――。
戻りつつある闇の中に、光輝を放つ六角形の柱がすっくと立った。
「うわ!?」
アダムは光の柱に阻まれた。
シルヴィアが光縛封を唱えたのだ。
「捕まえろ」
ラトを懐に入れたルチルの矢が、アダムの利き足を射抜いた。
アダムは倒れ込みながらナイフに黒いエーテルを纏わせ、ナハティガルに切りかかる。
必殺の一撃はギリギリで避けられてしまったが、門の前が開けた。
ナタリアに回復を受けたハヤトが、痛みを堪えて走るアダムに飛びつく。
「死ンでろ!」
ハヤトは組み伏したアダムに強烈な頭突きを食らった。
「ひっ!?」と悲鳴をあげたのはアダムだ。
ハヤトの下から抜け出ようとして頭を出したところへ、キオルティスが放った衝撃刃が飛んできたものだから慌てて立ち上がる。
だが、キオルティスの狙いは初めから首ではなく足だったようで、左足を太ももから切り落とされてしまった。
床の上をのたうち回る。
「痛そうだね。はやく足を生やしたほうがいいんじゃないかな?」
「ウルサイ!」
アダムは矢が刺さる片足で立ち上がると、閉じ始めた門へ飛び込もうとした。ただ痛みに転がっていただけではなく、門までの距離を稼いでいたのだ。
「逃がさないよ」
風の精霊が運んだ金木犀に似たかぐわしき香が、月下香のような官能的な香りを纏って門の前に漂う。
「アダム君に聞かせてあげよう、翠風挽歌を」
ジュストの指を鳴らすしぐさで風が悲し気な音をたてて鳴り、不可視の衝撃波が爆発的に広がる。
「アダム!」
ギャメルは後ろへ吹き飛んだアダムの体を受け止めた。
直後、門が青白い光を解き広げながら閉じた。
閉門と同時に遺跡の最下層は深い闇に閉ざされた。
ナタリアはアダムに逃げられないように注意しながらランタンに火をともし、門の前に置く。
アダムの尋問が始まった。
一番手はルチルだ。
「アンタ、イダ妃に操られてた自覚、あんの? あるんならいいなよ、アタイたちがイダから解放してあげる。そのかわり情報を寄越しな」
「イヤだね」
ギャメルはフン、と顔をそむけたアダムの精神状態を探った。ドンを刺したことを後悔しているのであれば、と思ったのだが……。
(あの顔……後悔は後悔でも、とどめを刺せなかったことを悔しがってるみたいだ)
がっかりしたが、気を取り直して質問する。
「ドンのために命張ってあちこち行ってたよな、その時にイダの術をかけられた?」
「何にをいってる、アダム分からない」、とすっとぼけられた。
キオルティスが突っ込む。
「アダムさん、君はイダ妃と無関係じゃないよね?」
「関係? ない。知ってる、けどナイ。直接会った、一度だけ」
「刻印のことは」
「知らナイ」
今度はハヤトが角度を変えて質問した。
「お前、捕らえられた後は妙なくれぇドンに従順だったが洗脳でもされてたのか?」
「そうだ。お前たちも。ゴーフルに影響、受けてる」
キオルティスが首を傾げる。
「ドン・ゴーフルに? アダムさんはドン・ゴーフルのことをどう思っているの?」
「ゴーフル、ゴブリンからゴブリンらしさを奪った。お前たち、異常、不自然! いいかげん目覚めろ!」
タ・ロウが忌々し気にアダムの言葉を否定する。
「なに言ってやがるコイツ」
授恵者たちの反応も概ね同じようなものだった。ただ一人、ドン・ゴーフルの行動を怪しんでいるナタリア以外は。
「もういい、サチコのところへ連れていくぞ」
「待ってくれ。アダム、もう一度聞く。お前はイダと手を組んでいたのか?」
「しつこい。イダとアダム、関係ない。アッチが勝手に……勝手に……アレ、勝手に、なんだ?」
「立て!」
シルヴィアはここまでの会話の内容と様子からアダムを分析した。
理性的に振る舞っているが、不安定さも感じる。イダのとは断定できないが、何かしら影響が残っていて混乱しているようだ。
アキュアリスタ遺跡地下の門とドン・ゴーフル殺傷事件の真相究明は、後日に持ち越された。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:多い8 / 6〜8人
2022年12月29日 17時15分44秒 公開
相談掲示板
シーフのナハティガル=ラーだ。宜しく頼む。 アダムはイダ妃に操られてドンを刺した訳ではなく、元から暗殺の機会を狙っていた……という事だったのだろうか? アダムは何故――ドンや俺達『混じり者』を憎むのだろうな……。 >アダム 開門までどの程度の猶予があるのかは不明だが。 『アダムと門の間は2ラウンドの距離がある』と記載されている事から、『2ラウンド以内』にストーンガーコイル12体を迎撃or躱してアダムに接近。阻止行動を取る必要があると推測する。
ヒーラーのギャメルだ。よろしくな。 敵以外だと、ところどころの水没箇所と明るさが気になるな。 アダムの周りに影が出来ちまうと厄介だぜ。 前にアダムと戦った時は、大勢でエンライトを使って対応したが、 メインアクションを消費するし、少数で使うと逆に影が出来そうな気もして悩むんだよな……。 アダムへの接近を優先する人と、ガーゴイルを喰いとめる人とに分かれるのが良いかもな。 分担する場合はオレはガーゴイル側を担当する。 アダムに向かう人が気配を消していくんなら、注意を引く役目とかもできるぜ。
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 今回はどうぞ宜しくね! アダムの本意がどうかは分からないけれど、何か在ったのは事実かな、と。 『ずっと』暗殺の機会を狙っていたのではなく、その『有事』の際に そう言う意識が芽生えた、もしくはピックアップされたんじゃないかって。 「大樹海の遺跡で」とあるからには、イダの…ハイアルヴの声を 聴いているハズだし、その時に既に刻印がなされたかもしれない。 ヨゼフとも直接会っているだろうし、何か有ってもおかしくないかな、と。 まぁ何を言っても憶測に過ぎないし、直接訊いてみるに限る、ね。 >気になる箇所 アダムと門の距離は一応『2ラウンド分』だけど、アダムと俺たちとの距離が 気になった、かな。どうやって追い掛けるかの指針にもなるしね。 あと、タ・ロウさんたちは視界を何で補うのかも気になるね。 光源があるとすれば、アダムの周囲に影が発生する可能性も否めない。 この辺りの調整は必要かな…と。 >アダム 俺もギャメルさんの言うように、分担して動くのが適当かな、と。 距離が分からない状況のこの場合、足が速いかどうかで分けても 良いくらい、かもしれないね。 あとはブラックデスのシューターたちにどういう動きをして貰うのかも 大事になって来そうかな。一番良い形で動いて貰いたいけれど… 基本はガーゴイルたちの足止めとか行動制限を掛けたりとかかな?
連投失礼。 因みに視界は念には念を入れて暗視を使うのが無難かなーと思ったり。 皆が暗視を使えるなら、アダムのカンテラを壊すのも一興かな。 追い付く直前や追い付いた後なんかにアダムの視界を奪ってみれば 此方が優位に立てないかな、って思ったりしたよ。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! アダムの奴に関しちゃ、捕らえてからドンが何らかの力を使って洗脳して部下として使ってたんじゃねーかと俺は思ってたからよ… 今回はイダの力でその洗脳が解かれて元に戻っただけじゃねーかと… ドンを刺したのはイダが操ってた可能性も高ぇと思うけどな。 キオルティスの言うようにシーフ3人が先行してアダムを捕らえに動いてもいいかもな。 俺はどの道アダム優先でまずは駆けつけるつもりでいたからよ。 前回同様、今度も俺が捕まえてやんぜ!!
情報屋のルチルだ、よろしく。 ドンへの敵意はイダ妃とは無関係に持っていたようだが、イダ妃の声で喋り出している辺り彼女の干渉が入っているのは確実だ。 もしかしたら、最初からドンが取り込む事を想定した上で一連のゴブリン狂暴化事案を起こすように仕込まれていたのかもしれない、ともね。 まあ、そこを探るためにも絶対に逃がさず確保しておきたいつもりでいるよ。 >アダム シーフのお方々に先行して何が何でもそのまま逃がさぬよう抑えてもらう方向で賛成さ。 【行動不能】で動きを封じられないように保険を兼ねてシーフは総出で動いてもらった方がいいかと思う。 相手の狙いを潰すなら先に誰かが遺跡の外に出て門を閉める(=再度の開門まで時間をかけさせる)という手もあるが、門の仕組みは我々も知らない話だし容易く内部へ帰れなさそうだ。 正攻法でトコトン妨害するのがベストかね。 エンライトで包囲をやるには人手も時間も足りないが タ・ロウが閃光塗弾を持っている辺り、アダムが影渡りをしようものなら事前に投げて視界ごと影を潰してやれってとこかね。 >暗視 他にどの汎用スキルを持って行くかと相談になるが、アタイは用意が可能だ。 カンテラを壊すつもりで行くなら狙撃もできる。 NPCのブラックデス達だが…ガーゴイルの「赤く光る目」とは文章的な表現というより実際に光っているように見えるね。 それならあれらへ狙いつける分には問題ないか。そうでなかったら、光源の乏しい状況で動きづらくなりそうだが。
キャスターのジュストだ、よろしく。 とりあえず生け捕りを目指すけれど、逃げられそうになったらというか開門されたら殺してでも止めるという方針で相違ないかな? >アダム 足が速いシーフの人達に先行しての妨害がお任せできるならお任せしたい。 所々水没していて足場が悪いようだから、最初にウォーターウォークを付与しようかと考えているよ。 >役割分担 俺はガーゴイル担当の方を挙手しておくね。 足止め、移動阻害系で動きを鈍らせて範囲攻撃で掃討しようかな。 ガーゴイルを早めに無力化してアダム側の支援にも入れると良いんだけど。 ブラックデスの面々にはアダム側に回って貰う形で良いと思う。 タ・ロウと冒険者が閃光弾を投げるタイミングを合わせれば影渡りの妨害も図れるんじゃないかと。 >視界確保 一応暗視や超聴覚などは持っていけるから灯りを潰して貰っても大丈夫だよ。
>方針 基本は生捕りを目指し、逃亡阻止が不可能=開門されて遺跡外への【影渡り】が阻止できない状況になった時は――仕留める他あるまい……。 >足場 ウォーターウォークを付与して貰えるのは非常に助かる。宜しく頼む、ジュスト。 >役割分担 では、俺はアダムの抑えに回らせて貰おう。 門とアダムの間に立ち塞がって遮蔽となって逃走妨害しつつ、(無駄かも知れないが……)説得も試みるつもりだ。 >タ・ロウ&ブラックデス ガーゴイルへの対応と、アダムを狙った閃光塗弾での目眩ましを要請する方向で賛成だ。 >光源 俺は暗視を持って行く事は可能だ。 ただ、ブラックデス面々が暗視を持って行けるかは不明な為、最低限の光源は必要かも知れない。
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 >方針 「アダムの捕縛を目指し、難しい場合は仕留める」「シーフ組が先行してアダムを抑える」、どちらも賛成だよ。 >アダム 戦場には柱があり、崩れた柱石や石像も散らばっている。アダムに【偽太陽】を使われたら失敗する可能性が高くなるから、出来れば開門までに生命力を削っておきたい。あまり気は進まないけれど【超再生】での生命減少は利用するべき……かもしれない。 アダム側としては別段此方を倒す必要は無い。開門までの時間稼ぎに【禍呪詛】は積極的に使ってくると思う。会話の内容次第で変わるかもしれないけれど……。 >タロウとブラックデスのシューター 光源については、アダムから射程を維持して貰って【影渡り】を避けて貰えれば大丈夫そうかな? ガーゴイルへの射撃対応と、アダムへの閃光塗弾投擲をお願いできれば良さそうだと思ったよ。 >足場 ジュストにウォータークォークを使って貰えるのは有難い。是非よろしく頼むよ。 >役割分担 悩ましい所だけど、【禍呪詛】の行動不能はおそらく確定付与だろうし、シーフ組を追いかけてアダム対応に行くつもりだ。ガーゴイル用の範囲攻撃スキルも持って行くね。 >予定スキル 最初にウェイブ・オブ・インフィニティロアを皆に付与するよ。 もう一つの特性スキルは、一手は潰せるかなという事で光縛封を考えている。範囲回復スキルと迷っているから変更するかも。解呪も持って行くね。
連投ごめんね。 >視界確保 私も暗視は持っていけるから、アダムのカンテラは壊してもらって大丈夫だよ。
>足場 ウォーターウォークはありがてぇ! ジュストはよろしく頼むぜ! >光源 俺も暗視を持ってけるから【影渡り】対策でランタンは潰しちまって貰っても構わねぇぜ! ブラックデスの連中にはガーゴイル共の光る赤目をターゲットに由美を撃ち込んで貰えば良さそうだしよ。 >逃亡阻止 ・門 アダムの力では1人がやっと通り抜けられる程度しか開くことができない。誰が通ると閉じる。 アダムと門の間は2ラウンドの距離がある。 ってあるからよ、とりあえず逃亡先の門の外で待ち構える様にってブラックデスの1人に指示してアダムより先に門の外に行かせちまえば、門が開けられたとしても一旦また閉ざせるんじゃねーかと思うんだけどどーよ?
>ガーゴイル サーマルアイ持ちか。 肌温調節を使えば気づかれにくくなったりしねぇかな? >暗視 オレも用意できるぜ。 >ウォーターウォーク、ウェイブ・オブ・インフィニティロア 助かるぜ! ってことは、最初のラウンドでは密集した陣形になるんだな。 オレは範囲化した輝刃4で攻撃力UPの支援をするぜ! >アダム 手加減してる場合じゃなくて思いっきり攻撃した場合でも、 アダムが戦闘不能になってからすぐに光縛呪とリヴァーオブヴァイタルをかけたら、命を奪わずに捕まえられっかな……。 *PCのギャメルはアダムに対して感傷的なRPになりそうですが、 PLとしては「捕縛困難時にアダムを仕留める」方針に同意します。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ、宜しく。 アダムがドンに従う形になったのも、何がしかのマインドコントロールか?という説があったようだが、此度の件でその線が濃くなってきたな…… 前置きはさておき、相談の流れは粗方見させて貰った。 アダムにしてもガーゴイルにしても豊富なBSを取り揃えているようだから、こちらからも解呪を用意する。 回数重視で2か、確実に解除出来る意味で4か、どちらかにするか両方とも持つかは考え中だ。 暗視とサーマルアイも完備している。 超再生によって再び搦め手が使用可能と成り得る代わりに確実に代償に持ち込めるとなれば、これもこれで持久戦になりそうだな。 シルヴィアが光縛封を持って行くなら、ギャメルのオーダーにはこちらが応えてみるとしよう。 もう1枠はインフィニティロアを予定している。
>肌温調節 「数度程度」とあるから完全にターゲットから外れるのは無理そうだが、 狙われにくくなるようにはできる…かもしれないね。 >アダム 【超再生】を使わせる=脱出に必要なエーテルを消耗させるだからね。 万一が起きかけてもシルヴィアのバックアップもあるようだから、積極的に四肢の切断を狙いに行く方向で構わないだろう。 >味方NPC では同じシューターであるアタイから指示を出しておこうか。 カンテラを破壊して完全な暗闇で行く方針なら、暗視で見えている情報から助言を与える事もできそうだ。 閃光塗弾も用意できるし、影渡りの封じに加わる事も可能だよ。 で、構成員に門を渡らせて閉じさせるという案が出たが、 ウォーターウォーク込みでも機動力に優れている訳でもないシューターがガーゴイルとアダムをすり抜けて先に門を渡れるかというと、すんなり行く話ではないと思う。
ジュストさんとシルヴィさん、ギャメルさんの初手動き、ホント助かる。 有難う、宜しくね!初手はいきなり飛び出さないよう、注意しとく。 >方針 ジュストさんが提示してくれたもので間違いなく。 それでもギリギリまで、捕縛を目指したいところではあるけどね。 >役割分担 それじゃ、俺はアダムの方へ。 どう動くかはまだ考え中だけど、折角シーフが3人居ることだし、 ナハティガルさんともハヤトさんとも別の動きをした方が良いのかな、とか。 もしこんな動きをした方が良い、とか在れば是非。 >暗視 皆、持って行けるみたいだね。 じゃあアダムのカンテラは潰す方向で決定かな? 潰すのは俺たちでも良いし、ブラックデスの構成員でも良いね。 どれだけの距離感かにも因るけれど、なるべく早くにアダムの視界不良を誘うなら なるべく長距離での遠距離攻撃の方が効果的なのかもしれない…。 >アダム 積極的に足を狙って行くのがベストっぽいね。 あとは最初期に【超再生】を引出し易いのは、火傷を負った手、かな。 逆に説得や話をするなら、捕縛後…もしくは説得中に火傷を治してあげることで 何らかの信頼関係が築かれるかもしれない。…ま、物凄い小さな希望だけどね。 でも『サチコに因って火傷を負っている』 コレを何らかの形で生かせないかな、って言うのは少し考えてるよ。
ガーゴイルたちが先行追跡組を追えないようにアーケインストリームも用意しておいたし、アダムを追う皆が集中できる環境を整えられるよう尽力するね。 もしアーケインが1発温存出来た場合、門とアダムの間に設置出来れば逃走の妨害が出来るかもしれないし可能なら試してみよう。 アダムは……もし戦闘不能、致命傷を負ってから回復をかけた場合命はなんとか救える可能性はあるかもしれないね。 その方が情報入手出来るし、行動(字数)に余裕があるなら試してみて良いと思ったよ。
ギャメルは輝刃4の付与を、ルチルは構成員への指示をありがとう。とても助かるよ。 >ナタリア 実は昨日、私がインフィニティロアを持って行くと書かせて貰っていたんだ。折角言ってくれたのに申し訳ないのだけれど、ナタリアにはインフィニティロア以外のスキルをお願いしても良いかな? 君の方が総合攻撃力が高いから範囲回復スキルを持って行ってもらえると助かると思う。検討、是非よろしく頼むよ。 >私が持って行くスキルの纏め ウェイブ・オブ・インフィニティロアと光縛封にする予定。 光縛封を使う時、アダムと同じヘクスにいる人は一緒に囲む感じになるかな。 ヒールと解呪も持って行くよ。 アダムのカンテラは壊す方向で良さそうだね。 暗視も持って行くから、遠慮なく壊して欲しい。 >ブラックデス ガーゴイルの赤い目を狙って貰うのは妙案だと思う。 >門を閉じる 転移魔法の一種という可能性もあるかなと思っていたけれど流石にそれはないか( ルチルの容易ではないという意見に賛成だ。門が閉じた後、アダムが戦闘不能になれば構成員が一人遺跡の奥に取り残されてしまうことになるからそれも心配で……アダムに門を開くから見逃せ、と言われても困るしね。 >アダム ああ、出来る限り捕縛の方向で行きたいと思っているし万が一があれば回復させるつもりだ(勿論逃げられないようにした上で)。私も四肢を狙うね。 ギャメルがリヴァーを持って行ってくれるなら心配なく猛攻出来ると思う。【行動不能】の時に追撃されて戦闘不能になるのも防げそうというのもある。勿論、ギャメル次第で。 >肌温調節 狙われにくくなるかも。試してみる価値はありそうだ。
オレの使用スキルはこんな感じ! もし変更した方が都合が良いとこがありゃ、ある程度対応できるぜ。 解呪系スキルを二人が用意してくれるなら、オレはガーゴイルへの攻撃用スキルを持っていこうかな。 衝撃波、衝撃刃、エーテルブロー系あたりでどれか。 リヴァーオブヴァイタル(一回分はアダム用に温存) コモンブラッド 暗視 エンパシー(捕縛できた際にアダムの精神状態を確認) 輝刃4(最初のラウンドで範囲化) ヒール3 光縛呪 攻撃スキル
取り急ぎ。 シルヴィアの動向は了解。ならば私からはハイパーヒーリングオーラを持参しよう。
取り急ぎ。 ギャメルは持っていくスキルについて教えてくれて感謝だ。リヴァーも心強いよ。 ナタリア、ハイパーヒーリングオーラへのスキル変更をありがとう。現地では頼りにしている。 私のアクションスキルについては、メテオライト4、ヒール4、解呪3。もう一つは魔霞(命中低下)か魔錆(物防低下)か、四肢の切断を重視してエーテルブローか……どれかを考えているよ。