【鬼哭】イダの刻印と蒼炎の魔女
おおくまねこ
コメント 16
シナリオID:2664
オープニング
「帝国のゴブリン達が凶暴化している原因が分かった。どうやらイダ・バルダスの刻印によるものらしい。我らが帝国では、これから刻印の解除の研究をするつもりだ。それと並行して刻印の解除が可能な人材についても集めようとしている。君達にはこの人物に接触し、帝国への協力を呼び掛けて貰いたい」
冒険者ギルドにやってきた帝国兵は、一枚の人相書きを机の上に置いた。そこには、キャスターらしき服装をした、銀髪のエルフが描かれていた。
「彼女の名はラピスラズリ・ファーレンハイト。かつてリーンエス王国の北部で百年間大型クリーパーを封印していた人物らしい。彼女は冒険者ギルドに籍があったため、我々の調査網に引っかかったのだ」
帝国兵によると、冒険者ギルドに「研究に協力してくれそうな強力な授恵者に心当たりはないか?」と問い合わせたところ、彼女の名が挙がったのだという。
「このエルフは非常に優れたキャスターのはずだが、どこの国の要職にもつかず大陸を旅しているようだ。今いる場所については、冒険者ギルドでつい最近依頼を受けた記録があった。今はゴールディのあたりにいるはずだ。ゴールディならエルフは目立つし、ペットとしてとても大きな猫を連れているらしいから、発見するのはそう難しくはないだろう」
帝国兵の言う通り、ラピラズリはかなり目立つ人物だ。旅人というのが厄介だが、人探しとしての難易度は決して高くはない。争点となるのは、やはり帝国に協力してくれるか否かであろう。気難しいことで知られる種族であるエルフとの交渉ならばなおさらだ。
「決してエルフに幻想を抱いているわけではないが、ギルドの記録を見る限りラピスラズリは高潔な人物であるはずだ。発見さえできれば交渉の余地は十分あると見ている。どうか、彼女を帝国に連れてきてくれ。よろしく頼む」
●魔女の冒険
「なんだと? 子供が行方不明?」
「そうなんだ、きっと、珍しい虫でも探して森にいったに違いねえ。一緒に探しに来てくれねえか? あの森は最近、幽霊が出るって噂なんだ」
ゴールディにて。宿泊先の宿屋の亭主(ゴブリン)にラピスラズリは口説かれていた。何でも、彼の幼い娘が夕食の時間になっても遊びに行ったまま戻っても来ないらしいのだ。
「なぜ私に頼む。私は通りすがりの旅人だぞ。かよわい乙女でもある」
「冗談きついぜ。あんた冒険者だろ。この治安の悪いゴールディで、女一人で旅をしているヤツなんてそうじゃなきゃ考えられねえよ」
「むう……」
「なあ、頼むよ。宿代はタダにするからさ。なんなら、明日の朝食には蜂蜜をたっぷり塗ったパンとステーキを付けてもいい」
「……いいだろう。だが、私に不埒なことをしようとしたら命はないと思え」
「安心しろ。そんなことをしたらアンタの前に女房に殺される」
こうして、ラピスラズリは宿屋のおやじと共に、夜の森にゴブリナの少女を探しに行くことになった。
「そういえば、あの連中と出会ったのも、森で迷っていた子供に関することだったな」
出かける準備の途中ラピスラズリはふと、数か月前のことを思い出していた。
●魔女VS死霊術師
古びた洋館の玄関ホールにて。ラピスラズリと女死霊術師が戦っていた。天井の近くには、鉄の檻に入れられた小さなゴブリナ(注:メスしかいないゴブリン。外見は人間によく似ている)が吊るされている。
「これで止めだ。あの世で殺した連中に詫びるのだな、死霊術師!」
ラピスラズリの杖から、超密度の紫の炎弾が飛び出した。直撃を受けた死霊術師は一瞬で全身を焼き尽くされ、黒焦げになって地面へと崩れ落ちる。
「くそ……あと一歩で、儂は永遠の命を……こんな……邪魔が入るとは……」
「それはすまなかったな。エルフはいつまでも若く美しいから、寿命に悩む人間の気持ちは分からんのだ」
「おのれ……! 末代まで呪ってやるぞ!」
年老いた死霊術師は血走った目でラピスラズリを睨み付けながら絶命した。
「怖い思いをさせたな。今そこから出してやろう」
ラピスラズリは斬撃魔法で鉄檻の鎖を切り、錠前を杖で殴ってこじ開けて少女を檻から出してやった。宿屋の主人は娘に駆け寄り、その体を抱き締めた。
「キウイ! 怪我はねえか!」
「お父ちゃあああん!」
「よし、これで一件落着だな。帰ろう……いや、その前にこの屋敷は燃やしてしまった方が――ぐっ!?」
突然、ラピスラズリが苦しみ始めた。
「き、貴様……! まだこの世に残っていたのか……! これは、まさか……!」
『フフフ、ハハハ! 油断したな! 貴様の体を乗っ取ってやったぞ! 喜べ、貴様自慢の若く美しい体はこの儂がもらってやる!』
ラピスラズリは目まぐるしく表情を変え、一人で会話を始めた。
「シャー!」
ラピスラズリの連れていた大きな山猫は威嚇態勢を取り、主人に対し唸り声を上げている。何か尋常ではないことが起きていることは魔法の知識のないゴブリン親子にも明白だった。
「お姉ちゃん、ど、どうしたの!? 大丈夫!?」
少女が問いかけると、ラピスラズリは少女を突き飛ばした。
「逃げろ!! お前達だけで帰れ!」
凄い剣幕でラピスラズリに怒鳴り付けられ、宿屋の主人はこくこく頷く。
「わ、分かりました! 逃げるぞ、キウイ!」
ゴブリンの親子は脱兎のごとく、洋館から逃げ出していった。
……。
「素晴らしい体だ。どうやらこの女、相当強力な授恵者だったようだな……。殺されはしたが、棚からぼた餅というやつか。今日から私は『蒼炎の魔女』として生きていこう。さて、この体にいつまでへばりついていられるか分からん。この女の魂を消し去り、儂の魂を定着させる方法を早く探さねば……」
ラピスラズリの体に憑依した死霊術師の老人は、足早に洋館の研究室へと向かった。
解説
マスターより
リプレイ
最後にラピスラズリが目撃された町で目撃情報を集めた冒険者達は、彼女が最後に泊まったという宿屋のすぐ側まで来ていた。
「ここの宿屋に泊まったらしいね。ラピスラズリさんは」
エルゼリオ・レイノーラは手に持っているラピスラズリの資料をしまい、前方にあった建物を指差した。
「ええと、駄目なお姉さん……もとい、ラピスラズリが泊まった宿屋はゴブリン一家が経営する宿屋って話だよな。まあ、この辺じゃむしろそっちが普通だろうけど」
「そうだな。むちむちエルフ……じゃなかったラピスラズリはゴブリンの未来に関わる重要人物かもしれん。なんとしてもあのねーちゃんの協力を取り付けないとな!」
ギャメルとハヤト=ガラン=ヴォルファングは頷き合った。魔女ラピスラズリはナイスバディなエルフであり、汚部屋の片づけの手伝いの依頼を冒険者ギルドに出したことがあるダメなお姉さんでもあるらしい。そのせいか、二人はちょっとそわそわしていた。
「二人共待て。あれは衛兵じゃないか?」
セリオス・オーガストは宿屋の前にいた、宿屋の主人らしきゴブリンと立ち話をしている鎧姿のゴブリンを指差した。鎧に街の紋章が刻まれていることから、野盗の類ではない。秩序を守る側のゴブリンだろう。
「ほんとですぅ。ここで何かあったのでしょうか?」
ネフリティス=N=クリスタロスは首を捻る。
「えー、それは困るなあ。魔女さんと関係ないなら別にいいけどさ」
アシュリー・レドルナンは唇を尖らせた。今回は顔見知り(しかもこっちに貸しがある)を説得するだけの楽なお仕事なはず。業務外のお仕事はノーサンキューである。
「何やら厄介事の予感がしますね……」
嫌な予感がしたヴェルヘルミナはぽつりと呟いた。
「ともかく、話を聞いてみましょう」
「そうですね。まだラピスラズリと関係があると決まったわけではありません」
ゼラルム・エルホワイトの言葉にリコリス・アデュラリアは頷いた。とりあえず一同を代表し、見た目がゴブリンゴブリンしたタイプのゴブリンであるギャメルが宿屋の主人に話しかけてみた。
「ラピスラズリってエルフ女性を探してる。何か知らねぇ?」
「! あんたら、彼女の知り合いか?」
「えーと、俺は会ったことないんだけど、後ろの連中は知り合いだ。ちょっと頼みたいことがあって、探してる」
「そうか! 見た所、おめえらカタギじゃないな。いや、マフィア的な意味じゃなく。ちょっと中に入ってくれ!」
招かれた冒険者達(ついでに街の衛兵も)は店主の後を追い、宿屋へと入っていった。
●
「……と、いうわけだ。ラピスラズリはおかしくなっちまった……」
「そんな……ラピスラズリさんが……」
エルゼリオは項垂れる。
「……こんなに早く再会するのは予想外でしたが、まさかこのような厄介事に巻き込まれているとは」
リコリスは溜息を吐いた。
「たぶん、ラピスラズリはその死霊術師に憑依されちまったんだろうな。死霊術とは死者の魂を操る術だし」
「私もその推測に賛成です。強力な死霊術師なら肉体を失った後に他人に憑依することも可能でしょう」
「恐らくそうでしょうね。最後に彼女が言ったという台詞にも説明がつきますから」
魔法知識に長けるギャメルとリコリスはラピスラズリの状況の分析を語った。優れた洞察力を持つゼラルムもその意見に同意する。冒険者達はいかにしてラピスラズリを救出するかについて作戦会議を始めた。
「お姉ちゃん、私、助けてくれた。助けてあげて」
冒険者達が会議をしていると、宿屋の娘であるキウイが冒険者達にそう懇願してきた。
「任せろ。キウイ、優しい魔女に伝言はあるか?」
ギャメルはキウイの髪を優しく撫でる。
「ありがとう、今度一緒にちょうちょをとろうって伝えて」
「分かった」
「えーと、俺もついていった方がいいのか?」
成り行きで同席していた衛兵が冒険者達に問いかけると、ゼラルムは首を横に振った。
「いえ、死霊術師が相手では、非授恵者では分が悪い。洋館には我々だけで行きます」
(死体の数が増えると相手の手駒が増える可能性もあるしな)
「そ、そうか。じゃあ俺は街のお偉いさんに報告しとくぜ。幸運を祈る。あと、死霊術師の屋敷は全部終わったら焼き払うことになると思うぜ」
衛兵はそう告げると、街へと帰っていった。
●
森の奥で冒険者がみたものは、所々壁に大きな穴が空いた洋館だった。宿屋のゴブリン達の証言によると魔女が死霊術師と屋敷で交戦したそうなので、その痕跡だろう。そして、建物の入口の側では、豹ほども大きさのあるヤマネコが建物の入口の扉をじっと見つめていた。
「あのでかい猫……見覚えあるぜ」
ハヤトが呟いた。
「ああ、あれはラピスラズリのペットだ。俺も見覚えがある」
「だよな。確かケット・シーって名前だ」
セリオスとナキルが頷く。
「ケット・シー!」
リコリスは猫の名を呼んだ。名前を呼ばれた大きな猫は振り向き、冒険者達を警戒するように見つめ、低い唸り声を上げた。
「フー……フー……」
「我々は味方です。ラピスラズリを助けに来ました」
「おう。久しぶりだな、ケット・シー。俺はナキルだ。覚えてるか? 今日は食えそうなものは持ってねえけど」
「私がおやつを持ってきました」
リコリスはしゃがみ込むと、包装から半分剥いた魚肉ソーセージをケット・シーへと差し出した。
「!」
ケット・シーはダッシュでリコリスへと突っ込むと、ソーセージを奪い取る。そして、器用に爪で包装を剥がし、一分もしない間に平らげてしまった。
「お腹が空いてたのかな?」
「かもしれませんね。恐らく事件が発生してからずっとここにいたのでしょうから」
アシュリーの言葉にリコリスは頷いた。
「ケット・シー。私達はラピスラズリを助けにここに来ました。あなたも協力してくれますか?」
「ニャーオ」
ソーセージを食べ終えたケット・シーの頭に手を置き、リコリスが問いかけると、ケット・シーは屋敷の扉へと歩み寄り、前足で扉をガリガリと引っかき始めた。
「案内してくれるつもりのようです」
リコリスは洋館の扉へと近づいていく。
「ええー。ここたぶんお化け屋敷だよ? 猫ちゃん連れて帰ったらギルドの人に納得してもらえないかな」
アシュリーは難色を示す。ただでさえ荒事は避けたいのに、死霊術師の住んでた館に入るなんてとんでもない!
「ここに屋敷の見取り図があります。宿屋の人に書いてもらいました。屋敷は二階建てで、入ってすぐ二階に繋がるホールがあるようですね」
ゼラルムはビビっているアシュリーを無視し、宿屋の主人に書いてもらった地図を広げた。
「お、助かるぜ。けっこう広いんだな」
「ホールなら武器がつっかえる危険もなさそうですぅ! 戦闘になったらホールに誘い込むのですぅ!」
「逃げる時は壁の穴が使えそうです。窓を破るのも手ですね」
アシュリーを除く皆は中に入る気満々だ。ギャメル、ネフリティス、ゼラルムは地図を覗き込み、作戦を相談している。冒険者達はアンデッドと戦闘になった際の打ち合わせをした後、扉の近くへと移動した。
「ちょっと待って。入ってすぐに戦闘になるかもしれない。『ウェイブ・オブ・インフィニティロア』を使うから、みんなボクの側に集まってほしい」
エルゼリオの周囲に冒険者達が集まる。彼が祭刀を天に掲げてエーテルの波動を解放すると、冒険者達全員が黄金色のエーテルに包まれた。
●
「ラピスラズリー。いますかぁ?」
「留守みたいだね! 帰ろう!」
「アシュリー、帰っちゃだめですぅ!」
「待て、何か聞こえる」
逃亡を図ったアシュリーの首根っこを掴んでいたネフリティスへとセリオスが警告した。
その直後、悍ましい叫び声がホールに木霊し、空間からにじみ出るように、空中に半透明な人間が現れた。数は――全部で八体。
「冷タイ……苦シイ……」
「生キテル人間……羨マシイ……」
「ゴースト! 気を付けて下さい、こいつらは死霊術師が操るアンデッドです!」
ヴェルヘルミナが警告を発し、冒険者達は戦闘を開始した。
●
「うらぁ! 邪魔だ!」
ハヤトは吠え、一番近くにいたゴーストへと突進した。黄金の炎を纏った爪牙と忍刀がゴーストへと叩き込まれ、消滅した。ハヤトは飛び込んだの勢いのまま、後方へと走り抜けつつ、二体目のゴーストにも蹴りをぶち当て、1メートルほど後方に吹き飛ばした。
「オオオオ」
ゴースト達は宙を舞い、逃げたハヤトを追いかけてきた。ハヤトはあっという間に残っている七体のゴーストに包囲されてしまった。だが、ゴースト達は囲んだ状態でハヤトに冷たい視線を向けて来るばかりで、攻撃してくる気配がない。
(仕掛けてこねえ? どういうつもりだ……)
「なんだこいつら! ラピスラズリはどこだ?」
ナキルはゴースト達の元に一気に踏む込むと、蒼剣アルサレアを一閃した。エーテルが通った刃は実体を持たぬゴーストの肉体を一刀両断した。
「こいつらに用はない。さっさと片付けよう」
セリオスの手にした弓から瞬時に放たれた二本の矢は過たず二体のゴーストに命中し、消滅させた。
「衝撃波……は味方を巻き込んじまうな」
ギャメルはランタンを床に置くと、祭刀から衝撃刃を放った。弧を描いて飛んだ刃はハヤトを囲んでいたゴーストの一体を仕留めた。
「何か違和感を感じます……これは、呪いか何かでしょうか」
ゴースト達の動きに違和感を感じたヴィルヘルミナは目を凝らし、ゴーストの周囲の空間に何かよくないものが漂っていることに気付いた。ヴェルヘルミナは安全そうな場所を選んで通り、太刀を一閃した。エーテルを纏った青い軌跡はこの世ならざるゴーストのエーテルを苦も無く貫き、一撃で真っ二つに両断した。
「汝の先、襲うものあれば全力をもって滅する! ネフリ、行きますぅ!」
一瞬でゴーストとの間合いを詰めたネフリティスは祭刀を振るい、ゴーストの一体に切りかかった。ゴーストは断末魔の叫び声をあげ、虚空に溶けて消えた。
「あと一体……こいつらはさほど耐久力は高くはないみたいだな……攻撃の気配のない奴らが気になるけど……とりあえず倒してしまおう」
天眼で敵味方の動きを捉えたエルゼリオは戦況をそう分析した。エルゼリオは味方と適度に離れた位置に移動した後、空中に向かって祭刀を一閃。エーテルの刃がゴーストを捉え、腰のあたりを通り抜けた。これで八体のゴーストは全滅だ。
「……終わりましたか。大したことない相手でしたが……まだ油断はできませんね」
ゼラルムは杖を降ろし、周りを様子を窺った。
「ラピスラズリを探しましょう。ケット・シーは二階に行きたがっているようです」
リコリスはケット・シーの様子を確認し、仲間達に告げた。
「おばけだああああ! 祟りじゃああああ! 怖いよー! ぴええええ!! え、もう終わった?」
アシュリーは冷静さを取り戻し、泣き叫ぶのをやめた。
●
「よし、じゃあこの屋敷を捜索だな。とりあえず――ん!?」
仲間達と合流しようとしたハヤトはふいに悪寒を感じ、表情を変えた。悪寒の正体はゴースト達の遺した呪縛の罠。ゴースト達は先ほどハヤトを包囲した際、通過しようとし者の身動きを封じる呪縛の霊験を設置していたのだ。
「やっべえ、動けねえ……!」
ハヤトは呪縛から逃れんと全身に力を籠める。エルゼリオのウェイブ・オブ・インフィニティロアの加護がまだ続いていたハヤトはなんとか呪縛を吹き飛ばした。
「ゴーストの遺した呪いだ! みんな、気を付けて! まだそこら中に残ってる!」
「サンキュ、エルゼリオ。くそ、設置型の行動不能トラップってのはひじょーに厄介だな……見えにくいし。もう戦闘が終わってたからよかっ――」
ぼやきかけたハヤトは途中で言葉を切った。
かつん。かつん。二階の廊下の奥から、足音が聞こえてくる。冒険者達は最大級に警戒を強め、陣形を整え直して二階を見上げた。
「シャー!」
リコリスの隣にいたケット・シーが吠える。その瞬間、倒したはずのゴーストが再び出現した!
「また出たぁああああ!」
悲鳴を上げるアシュリー。だが彼以外の冒険者達はゴースト達を警戒しつつも、二階から目を離さなかった。
「騒々しいな。私は忙しい。空き巣の類なら見逃してやるからさっさと帰ってくれ」
階段の上に現れたラピスラズリは、冷たい目で冒険者達を見下ろしていた。
●
「ラピスラズリ。久しぶりですね」
「よう。前に世話になった借りを返す予定だったんだけどな」
リコリスとナキルはケット・シーの位置に気を配りつつ、ラピスラズリへと話しかけた。
「なんだ、貴様らは。まさかこの女の仲間――ぐっ! 貴様、まだ!?」
突然苦しみ出すラピスラズリ。その瞬間、ゴースト達が冒険者達へと襲い掛かってきた!
「クソがっ! こっちはゴブリンの未来がかかってるっつーのに邪魔すんじゃねー!!」
ハヤトは叫び、襲い掛かってきたゴーストを瞬時に引き裂いた。天眼でゴーストの遺した呪いの位置を把握しているハヤトは、今度は呪いには触れず、安全な位置を移動して魔女へと近づいて行く。
「逃げろ……!」
ラピスラズリは言葉とは裏腹に、階段を登ろうとしていた冒険者達へと杖を向けた。杖から放たれた巨大な火球は流星となって降り注ぎ、冒険者達を襲う――!
「メテオライトだ! 皆、退避を――!」
エルゼリオが警告を発した。だが間に合うか。凄まじい熱量を讃えた破壊の雨は、既に階段を上りかけていたハヤトを襲った!
「うおおおッ!」
ハヤトは全神経を集中し、ラピスの炎の雨を回避した。その直後、背後ですさまじい破壊音がした。あと一瞬判断が遅れていたら黒焦げになっていたに違いない。
「ち、やはり正気を失っているか!」
セリオスはゴーストに向けて矢を放つ。空中で炸裂した光の矢はゴースト達二体をまとめて消滅させた。
「何やってんだよ!」
ナキルはラピスラズリへと怒鳴りながら、メテオライトで穴だらけになった階段を一足で飛びこえ、ハヤトの反対側まで一気に駆け上った。着地と同時に剣を叩きつけ、ゴーストの一体を無に帰す。
「オオオオ」
ゴースト達はハヤトやナキルを睨み付けるが、動かない。よくよく見ると、周辺の空気が僅かに揺らいでいるのが見えた。きわめて視認しにくいが、あれが呪いの霊験なのだろう。
「ラピスラズリさんを止めないと!」
エルゼリオは自身に輝刃を付与した。突入直後に使用した加護はまだ続いているが、あと三十秒ももたないだろう。
「どうやら、戦わねばならないようですぅ!」
ネフリティスは階段には近づかず、間合いを保ったまま祭刀をラピスラズリへと向けた。死霊術師に憑依されているようだが、ラピスラズリが噂通りの人物ならば彼女は『神の階梯に届き得る程強力な授恵者』ということになる。最大級に警戒しなければならない相手だ。
「まずは小手調べですぅ!」
ネフリティスの祭刀の先端からエーテルの光矢が飛び、ラピスラズリを飲み込む。だが、直撃を受けたはずのラピスラズリは大したダメージを受けた様子はない。
「硬……! やたら頑丈なキャスターですぅ!」
「相手はキャスターです! 固まると一網打尽にされますよ!」
ヴィルヘルミナは皆に警告を発すると、ラピスラズリの周りにたむろしているゴーストの群れに飛び込み、愛刀を横一文字に振り抜いた。薙ぎ払われたゴースト達はまとめて切り裂かれ、三体のゴーストが消滅した。
「ラピスラズリ! キウイが言ってたぞ! 『ありがとう、一緒にちょうちょ取りに行きたい』ってよ! 分かるか、あんたが助けた宿屋の子だよ!」
ギャメルはラピスラズリへと呼びかけながら、ゴーストの一体を衝撃刃で消し飛ばした。
(くそ、身を隠せるものはないな)
ゼラルムは舌打ちし、自身の前に魔法の障壁を展開した。
「ラピスラズリ、ケット・シーもここに来ています。攻撃をやめてください」
「!」
リコリスは射程ギリギリの位置に陣取ると、ラピスラズリへと呼びかけながら魔力を減衰させる魔法を放った。リコリスのエーテルに侵蝕された魔女はエーテルの集中が乱れ、幾分魔力が弱まる。
「ぴぃっ!! 死ぬー!」
アシュリーは泣き叫びつつ、魔女に魔乱印を浴びせたが、魔女は魔乱印を弾き飛ばしてしまった。
(ぐすっ。封印解除してもらうってはずなのになんでこんなことになってるの!? ボク、こういう荒事はすごい苦手なんだけど……絶対ギルドからは違約金と危険手当つけてもらわないと!)
●
「ぐあああっ!」
「かはっ……!」
ラピスラズリの放つ紫炎が猛威を振るう。最初に直撃を受けたギャメルが半死半生の状態に追い込まれ、続いてヴェルへルミナが倒れた。ゴースト達は既に全滅しているが、遺した霊験はまだ消えていない。冒険者達はラピスが死霊術師を体から追い出すことを信じつつ、ラピスを無力化する為の攻撃を続けていた。
「まだ、倒れるわけには……」
斃れたはずのヴィルヘルミナがゆらりと立ち上がった。焼け焦げた全身を奮い立たせ、ヴェルヘルミナは再び太刀を握り締める。
「しぶとい奴らだ!」
(こっちにも来るか!)
ゼラルムはエーテルバリアを展開し、エーテル弾の直撃を防いだ。
「ギャメル、可能なら彼女から離れて下さい。もう一撃貰えば命に関わります」
「すまねえ……」
魔女の死角へと避難していくギャメルにヒールを施しながら、リコリスが声をかけた。
「すぐに解放してやっから悪く思うなよ!」
ハヤトは荒れ狂う炎の嵐を掻い潜り、ラピスラズリへと肉薄すると、胴体に三連撃を叩き込んだ。連撃の終わりに胸を蹴りつけた反動で再び距離を取ったハヤトは、仲間が射線に入らぬような位置に魔女を誘導すべく、二階に着地する。
「ラピスラズリを死なせるわけにはいかんが……このままではこちらに死人が出るな」
セリオスは魔女の足を狙い、矢を放つ。これを受けてはまずいと思ったのか、魔女はエーテルバリアで矢を叩き落とした。
「こっちだ!」
エルゼリオは魔女の視界を塞ぐように立ちながら、ナキルに輝刃を付与した。意識を拡大し、戦況を一度冷静に確認する。冒険者達は一箇所に集まらないように散開できている。この状況なら、ラピスラズリのペットであるケット・シー(リコリスの側にいた)が巻き込まれる心配もないだろう。
「目ぇ覚まさせてやる!」
ナキルは加減抜きの渾身の一撃を魔女へと叩きつけた。紫のエーテルと青いエーテルが衝突し、激しい火花が散ったが、魔女の肉体は浅く切り裂かれたのみだ。
「武神カサヴァよ、ネフリに力を!」
ネフリティスは最後の一発となった魔矢を魔女へと叩きつけた。
(威力はとんでもないが、手数が少ないのが救いだな)
ゼラルムはセリオスを援護すべく、彼の眼前にクレネルウォールを設置した。
●
激しい戦いが続いている。冒険者達は魔女の猛攻をなんとか捌き、際限なく召喚されるゴースト達を殲滅し続けていた。だが消耗は激しく、これ以上長引けば回復が間に合わぬ脱落者が出る瀬戸際にきていた。
「こうなったら一か……八か!」
エルゼリオは魔女に『解呪』をかけた!
「うああああああっ!!」
魔女の絶叫と共に、彼女の体から半透明な老人が飛び出した。彼の名はメナス。ラピスラズリに殺された後、彼女に取り憑いていた死霊術師だ。ラピスラズリは今ので体力を使い果たしたのか、ばたりと倒れた。
「おのれ! 冒険者共め! 覚えておれ!」
メナスは盾代わりにゴーストを3体召喚すると、屋敷の端を目指して飛んでいった。
「あれが死霊術師です! 止めを!」
ゼラルムが叫び、メテオライトを斉射する。光弾はゴーストを貫通し、三体まとめて消滅させた。
「よっしゃあ! 逃がさねえぞ! この野郎!」
「出るものが出たな! 逃がすかっ!」
死霊術師の背を追うハヤトとナキル。二人共、駆け星や疾風速を使う余力はもうない。だが二人は鍛え上げた脚力で死霊術師の背に追いつき、渾身の力で追撃を浴びせた。
「勇牙雷龍撃!」
「星輝!」
「ごはっ!」
爆音と共に死霊術師の体が薄れ、ナキルの爆風に巻き込まれたメナスは一階へと叩き墜とされた!
「消えろ!」
セリオスは残りのエーテルを全て矢に注ぎ込み、極大の光矢を放つ。光に呑まれた死霊術師はもう殆ど消えかかっていたが、まだこの世にへばりついていた。
「往生際が……悪いですぅ!」
全身に紅い闘気を纏った血まみれのネフリティスは最後の力を振り絞り、メナスを勢いよく切りつけた。
「くそ……儂は……永遠の……」
「逃がしません!」
ヴェルへルミナがメナスへと駆け寄り、その体を刺し貫いた。ヴェルヘルミナが刀を引き抜くと、刀身を包んでいた青い焔が蛍火のように揺らいで消えた。そして、死霊術師メナスも。
「良かった、息はありますね」
リコリスは気絶したラピスラズリも鼓動を確認し、安堵の溜息を吐いた。
●
「あれ? 私は……」
「お、良かった。目を覚ましたんだな」
ラピスラズリを治療したギャメルは手を振った。ヒール使い達の尽力により、冒険者達の戦闘での負傷も既に治療は終わっている。
「ニャア」
ケット・シーはリコリスの膝から降りると、ラピス・ラズリにのしかかり、猛烈な勢いで顔を舐め回した。
「あなたのことをとても心配していたようですよ」
リコリスは珍しく口元を少し緩ませ、ラピスラズリへと告げた。
「アンタみたいな凄い奴でもこういうことがあるんだな」
(これはもっと修練しないとダメだな)
ナキルは密かに、さらなる修練を心に誓った。
「しかし、なんというか、つくづく厄介ごとに巻き込まれてるな」
セリオスは意識を取り戻したラピスラズリを見てぽつりと呟いた。
●
「今、ゴブリンさん達がイダの刻印の影響で大変な事になってて……。ラピスラズリさんの力が必要なんだ」
「頼む。ゴブリンを助けてほしい」
「分かった。お前達には命を救われた身でもあるしな。帝国は少し遠いが、協力しよう」
エルゼリオとギャメルがラピスラズリに頼みこむと、ラピスラズリはあっさり帝国のゴブリン問題への協力を承諾した。ちなみにギャメルが用意していた手土産の樹海の甘露蜜はケット・シーのおやつになった。
こうして、冒険者達はイダの刻印に対抗できる可能性のある人物の確保に成功したのだった。
マスターコメント
ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:多い10 / 6〜10人
2022年12月27日 12時58分26秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。どうぞヨロシクね! ……何だか『神の領域』に近付きつつある人達が増えてる感じ?(ドンとか、ウィリアム王子とか) >『狂気の魔女』ラピスラズリ 5ラウンドに1度の憑依解除判定を目標に継戦力を重視して戦う感じになるのかな? ラピスラズリさんが憑依解除判定に成功するか、戦闘不能になったら『悪霊』メナスとも戦わないといけないし……最初から全力で戦うのは厳しいよね。
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いします。 今回の相手は魔法攻撃主体なので、守りを固めるなら魔法防御重視で良さそうですね。 全部避ければ問題ないという方は行動不能付与のオブジェクトには気を付けたい所ですが。避けられなくなりますし。 魔女の方は粘って自力解除に賭けるか、あるいは叩きのめすか…ですか。どの道辛い所ですね。 非常に高レベルの授恵者のようですが、使用スキルが一般的なのが幸いです。攻撃スキルが範囲系なので固まっているとまとめて吹き飛ばされそうですが。 専用の高性能スキルを持っていたり、メインアクション複数回とか。偶によく分からない方いますので。 エーテルバリアで結構守りが固いようですが、ゴーストを範囲攻撃で始末しやすくも感じます。ちょっとくらい巻き込んでも支障なさそうですし。
キャスターのリコリス・アデュラリアです。 ……よろしくお願いします。 流れとしてはゴースト八体を殲滅した後 新たなゴースト六体と共に現れたラピスラズリと戦闘。 更に召喚されるゴーストも倒しつつ 彼女を戦闘不能か憑依解除をし、メナスを撃破する形になりますか。 基本的には魔法防御を高める方向で異論ありません。 ヴィルヘルミナの言うように、回避型は行動不能付与のオブジェクトには要注意ですが。 あとは設置によるこちらの分断も警戒する必要があるかと。 私個人としては範囲攻撃によるゴースト対処の他は 対ラピスラズリに関しては攻撃でダメージを与えるよりもBS付与を想定しています。 現時点では『マジックディソナンス改』による 【BS能力低下:魔法攻撃:2】【BS能力低下:魔法防御:2】と 『魔錆3』の【物防低下:20%】を検討中ですね。 あとは、知らない顔でもないので戦闘に支障が無い範囲内で ラピスラズリに声掛けをし、憑依解除の確立を上げられないか試すつもりです。
「『神の領域』ブーム…? は、まぁさておき、ナキルだ、よろしく頼むぜ。 …ちっと貸しを返せるかと思ったけど、なかなか厄介な事になってんな… 対ゴーストを優先してラピスラズリにはBS付与ってのは異論無ぇな。 あんまり叩き過ぎると、最終的な協力の取次に支障がありそうってのが懸念か? まぁ、回復したらなんとかなっかな?」
>各種能力上昇 INIがボクより高い人は、付与してから行動して貰う形になっちゃうけど。 1ラウンド目に【ウェイブ・オブ・インフィニティロア】を全体付与する予定だよ。 >回復 【ハイパーヒーリングオーラ】と【サイドヒール改】、特性枠で持って行くならどっちの方が良いかな? 範囲攻撃対策で分散するなら【サイドヒール改】の方が良い?(迷い中) >憑依解除 ボクは【解呪4】を付与してみるね。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! だいたいの流れは把握したぜ! 俺はラピスラズリの体力を削りにいく方向で動く予定でいんぜ!! 基本、相手の攻撃は回避で手数増やしてエーテルバリアを削り切ってって感じで考えてんぜ!!
シーフのアシュリーだよ。 よろしくねっ! 蒼炎の魔女って、あの時のエルフのお姉さんかぁ。 元に戻ったらお姉さんからも報酬もらおうっと。 ボクは回避型に入るかなぁ。 ないよりマシな程度だけど【対魔感】もあるし。 霊験オブジェクトは【看破】と【スカウトの心得】を試してみるよ。
ヒーラーのギャメルだぜ。よろしくな。 敵の数もそこそこ多くて、危険な強敵も二段構えで登場する。気の抜けねぇ戦いになりそうだな。 >特性スキル 重体や死亡判定に備えて「リヴァーオブヴァイタル」と汎用性の高い「サイドヒール改」あたりで考えてるぜ。 ただ長期戦を見据えて、エルゼリオの全体付与の効果終了後に予備の「ハウリング・オブ・ブルーフレア」とか 最初の全体付与のタイミングで「コモンブラッド」で範囲化した堅甲4とかもありかなって気もする。このあたりは作戦次第!
ヒーラーのネフリティスなのです! なかなか手強い相手ですが、頑張るのです! >スキル構成 前哨戦は『エーテルブロー2』で数を減らしていって、ラピスラズリ戦では巻き込まれないように距離を取って『魔矢』、メナス戦では残っていたスキルの他に一気に畳み掛けれるように『輝刃』も使っていくですの 敵の攻撃には『反応強化2』を使って回避して、スキルを全部使い果たした時の奥の手として『神霊憑装』を使っていく予定なのです 一応、『サイドヒール改』も持っていく予定ですけど回復役が足りているようでしたらほかのスキルに交換するですの
エルホワイトと申します。クラスはキャスター どうぞよろしくお願いします さて。やるべきことは比較的単純にして明快ですが 些か以上にロケーションが厄介でしょうか。このままであれば屋内である以上散開しようにも限度がございますので >基本指針 基本方針に異論はございません >BS行動不能 通常のzocと異なり抵抗が可能な点が救いでしょうか インフィニティロア込みであれば素の抵抗34から完全抵抗、26で半分の確率で抵抗が可能ですね >リヴァーオブヴァイタル こちらの戦闘不能に対する備えだけではなく、魔女さんとの交戦後に魔女さんを回復させて戦線復帰していただくのにも使えるので大変ありがたいです >個人指針 特性二つで遮蔽の確保を行いつつメテオライトでゴーストを散らす形になるかと キャスターである以上魔女さん相手には決定打にはなり得ませんので、その辺りは他の方にお任せする形になります 一応ヒールを持ち込んでおりますのでサブヒールも可能です。必要とあればお声かけくだされば BS型にする事も考えましたが・・・・・・ 抵抗を担保した50弱の付与性能程度では無効化の不安が大きい事と、無効化された際に役割がなくなりますので安定を取りこちらにさせていただきました 無論、要請がございましたらBS型への転換は可能ですのでお声かけくださればと
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む。 とりあえずはゴーストを殲滅してメナスを引きずり出さんとな。 ラピスラズリにはこの後協力を頼むから出来たら戦闘不能は避けたいところではあるな。 ゴーストを全部倒してかつ言われてるようにBS付与やらで時間を稼いで抵抗判定を頑張ってもらう、ぐらいか
ゴーストは最初に8体、全滅後に魔女と一緒に6体、『悪霊』が状況に応じて3体ずつ召喚と割と数が多いですね。 召喚で追加されるのが厄介ですが、逆に考えれば一手をそれで消費してくれるとも考えられるので攻撃スキルを受けたくない場合は助かるかもしれません。 相手の癖が分かれば使用タイミングもつかめるかもしれませんが。 魔女のスキル説明欄の後ろにメテオライト『など』という記載があるので、一応留意しておいた方がいいかもしれません。 追加で使用スキルが存在するなら4つ以上セットできるっていいなぁ…という感はあります。 >スキル 特性の片方は英雄再起にする予定です。中途半端に防御上げてもゴーストはともかく魔女の魔法攻撃は凌げる気がしないので。
>真エーテルバリア、エーテルバリア こちらのスキルで防御を固められるのは厄介ではありますが 使用した際には代償として生命が減りますから 逆に言えば戦闘不能にする好機とも言えるかもしれません。 使用を誘導するのであればある程度強力な攻撃手段を用意し 言葉でも防御を固める必要があると判断させられると良いかもしれません。 >ラピスラズリのスキル ヴィルヘルミナの言うように 他にもスキルの用意があると警戒はした方が良いでしょうね。 例えば各種エーテルバリア使用後に備えたヒールはあってもおかしくはありませんし。
>ヒーラーのスキル それじゃ「リヴァーオブヴァイタル」は確定で持っていくぜ! ラピスラズリの回復用にとっておくのも良いな。 もしも仲間二人に死亡判定が起きそう! ってな時は仲間の治療を優先するぜ。 もう一つは「ブルーフレア」にする。 理由は、長期戦になって「インフィニティロア」が解除になった後で、ゴーストの行動不能を喰らいやすくなるのを防ぎたいから。 早期に蹴りがつけば無用なスキルなんで正直少々迷ってもいるが、状況によってはラピスラズリにかけたりもできそうだ。 エルゼリオも迷ってたが、敵が範囲攻撃持ちなのと幽霊屋敷はさほど広大な戦場ってわけでもなさそうだし、「ハイパーヒーリングオーラ」も良さそうだ。 もちろん「サイドヒール改」にも別の強みがあるし、けっこう悩むところだよな。
「初動は支援貰ってからだな、了解だぜ。 予想される敵のステータス的にはゴーストがある程度片付けられたら、ラピスラズリ攻撃に参加するか。 相手の「エーテルバリア」を使わせるって意味じゃ、オレなんかも「使い所」になれるだろーし。 あー 「レグ・フルグス(雷神剣)」って言いながら「ジ・ハーダル(風神剣)」使ってみるかな。 まぁ、ラピスラズリが知ってる”かも”なオレの技を、乗っ取ってるヤツが知ってるってコトはねーんだろうけど まぁ、相手にスキルを「使わせる」のが本命だしな。」
世話になる。出発は明日の朝だ。プレイングの送り忘れには注意してくれ。