【学祭】ドゥジンシ即売会~コスプレイヤー大募集!
おおくまねこ
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オープニング
「遊びにいってきます!」
畑仕事から帰ってきたレイウェスト・バルダスは農具を放り出すと、征竜の虹宝剣(国宝)を持って勢いよく玄関へと駆け出した。
「レイウェスト! 待ちなさい! 宿題やったの!?」
靴を履こうとしている弟(息子)へと声をかけるイダ・バルダス。
「帰ってからやります! 姉(母)上!」
靴と床でトントンとやりながら、レイウェストは言った。早く出発しないとウィリアム王子との待ち合わせに遅れてしまう。今日は河原で一戦交える約束をしているのだ。
「おやおや、また拙が手伝うことになるのでは?」
丁度トイレから出てきたエフレムは肩を竦めた。彼はレイウェストと同居しているイダの旦那さんである。
「そうよ、エフレム、あなたも言ってあげて! レイウェストったら、こないだもまた公務すっぽかしたんだから! バルディオン将軍、カンカンだったのよ!」
ぷんすかと怒るイダ。その時、ガラガラッと軽快な音を立て、玄関の扉が開いた。
「スウィイイイイイイト! 酒屋でえええええす! おや、取り込み中ですかね?」
やってきたのは近所の酒屋の兄ちゃん、ヤコブだ。青白い顔でダサい服装だが、元気の良さと芸術的センスには定評があるナイスガイである……。
●
「どう? これ。今回は全年齢対象のホームコメディにしてみたわ」
「な、なかなか斬新なレイウェスト像ね……彼、こんなキャラだっけ……というか登場人物全員、噂に聞く人物像とかけ離れてるんだけど……」
レヴェリア(ペンネームはリザ)の新作ドゥジンシ(全年齢対象)の感想を求められた第三演劇部の部長ラティオは困惑した。
「皇子はまだ16才よ。精神年齢も年相応ならこんな感じかもしれないわ」
「なるほど。帝国崩壊が無ければあるいはこんな感じの少年だった可能性は否定できないわね。まあ、いつものリザードマンBLネタじゃないだけマシか」
ラティオは納得した。本当はしてないけど、それ以上考えるのはやめた。
「あれは顧問から『ドゥジケット準備会名義でコレ出すのはダメッス』って止められちゃってねー。文学部の方で出すわ」
「ふうん」
「ところで、ラティオにお願いがあるんだけど」
「うん? お願い?」
ラティオは首をかしげる。
「うん。学園祭でドゥジンシ即売会やるから、第三演劇部の衣装を貸して欲しいの」
「ふぅん? 何着?」
「ぜんぶ」
「却下。うちはレンタル衣装屋じゃないのよ。一着二着ならともかく、ホイホイ何十着も持っていかれたら困るわよ」
「そこをなんとか! お願い! ドゥジケット準備会の知名度アップのまたとないチャンスなの! コスプレとドゥジンは切っても切り離せないものなの!」
「うーん……」
ラティオは悩む。
「まあまあ、ドゥジケット準備会に貸し出すのならいいんじゃありません? ラティオちゃん。あそこは参加者の身元もしっかりしてますし、衣装の持ち逃げなんてしませんわ」
「あ、マリリン!」
割って入ったのは、会計のマリリンだった。夏休みに誘拐され、本気で死にかけたが、新学期も普通に初日から登校していた鋼の意志を持つ少女である。生徒会の任期が終わりに近づき、最近は割とヒマにしているようだ。
「ああ、そういえば生徒会の任期終わったらマリリンもドゥジケット準備会入るって言っってたっけ……」
「ええ、そうですわ。厳密にはまだ引継ぎが残ってますけど……。ラティオちゃんも入りません? ドゥジケット準備会」
「私はどちらかというと消費する側だから……」
「むー、残念ですわ。それで、衣装は貸していただけませんの? 第三が協力を断ると第二の方に話が行くかもしれませんわよ。ドゥジケット準備会の影のドン、メイ様はパーシア先輩とも懇意だそうですから。パーシア先輩の味方が増えるのはラティオちゃんにとってもよくないのではありませんこと?」
「む。確かにそれは癪ね……。あの乳牛が生徒会長になるのは避けたいし……。いいわ、レヴェリア。衣装、貸してあげる。その代わり、綺麗に使うのよ」
「ありがとう、ラティオ! 恩に着るわ!」
こうして、ドゥジケット準備会は第三演劇部のバックアップを得る約束を取り付けたのだった。
●
「待ちに待った時が来ましたわ! 我々ドゥジケット準備会は、今日、学園祭に模擬店を出店します!」
部長であるアルベルティーヌを差し置き、商家の娘・メイは拡声紋具握りしめて高らかに宣言した。彼女の服装はリーンエス王国に伝わる伝説の姫騎士である。彼女だけではない。他のドゥジケット準備会メンバーも、売り子のアルバイトとして雇われた冒険者達も、みな何らかのコスプレをしている。
なぜコスプレなどしているのか? それはドゥジケット準備会の模擬店のスペースはあまり目立たぬ学園の片隅だったからである。ドゥジケット準備会はまだ誕生して半年足らずの弱小クラブに過ぎない。王女との関係も学園サイドには秘密なので、特別に便宜を図ってもらうこともできなかったのだ。そこで、王女はクラブの存在を目立たせるため、コスプレした人員に売り子をさせる(そして自身もコスプレする)という作戦を敢行した。人目を惹く衣装の数々については、豊富な衣装を有する第三演劇部の協力と各自の持ち込みにより実現したのである!
「今日はドゥジン作家の未来を切り開く為の大切な第一歩となる日です! 目標は、全品完売ですわ! 全てのドゥジン作家達に勝利を!」
「「ジーク・ドゥジケット! ジーク・ドゥジケット!」」
果たして、メアリー王女(PNメイ)の書いたドゥジンはちゃんと売れるのか。他のドゥジン作家達のドゥジンや物販も、順調に捌けるのか?
無駄に王族のカリスマを発揮したメアリー王女と、ドゥジケット準備会メンバーたちの挑戦が今始まろうとしていた!
解説
マスターより
リプレイ
一日前。
「僕のぶ……知り合いが言ってたんだけど、『ここが最後尾です』って看板以外にも、『ここは最後尾ではありません』って看板が必要になる可能性があるとか。始まる前に作っておいた方がいいんじゃないかな?」」
ルーンス・ラグネルは人間ほどの大きさの木の板を机の上に置き、部室に集まったメンバーにそう提案した。ここにはドゥジケット準備会の部員や顧問、その友人たち、そして応援に駆け付けた冒険者達がいる。
「ルーンス様、ナイスアイデアですわ! わたくしも絵にはちょっと自信があります! 」
ミレイユ・ヴェルジーはにっこりと微笑んだ。絵心のある者達はさっそく、看板製作に取り掛かり始める。
「一番大きい看板にはみんなで合作イラストを描いてはどうかな?」
「「賛成!」」
●
そして、模擬店開催当日。
「ドゥジケット準備会の知名度を上げるため、ドゥジン作家の未来のため! コスプレしてのドゥジンシ販売を頑張りましょう! ジーク・ドゥジケット!」
シェルリア・リトヴァールは拳を握り、天へと突き出した。服装はドゥジケット準備会の基本衣装である。メイド服+白鳥の翼である。
「フフフフフ、同志の活動を応援するのは当然というものです。ドゥジンが広まれば広まるほど本が売れる、皆の妄想が形になり他の人の妄想に繋がりつまり世界は平和になります。ドゥジンで世界の人の心は一つに! フフフフ!」
同じくメイドさんになったギーゼラは高笑いをした。
「衣装、良い出来ですね! 翼なんて本物みたいです!」
シェルリアはスタンダード衣装のメイド天使に着替え、くるりと一回転に横ピースをキメた。
「私みたいに可愛い女の子だと本物の天使みたいでしょう!」
シェルリアがドヤ顔で宣言すると、「自分で言っちゃった……」とウィーズルや一部冒険者達が生暖かい目で見つめてきた。
「なんですか自称だしいいじゃないですかっ」
「ジーク・ドゥジケット! ジーク・ドゥジケット!!」
ナハシュはその言葉の意味を理解していないが、なんとなく語呂がいいので一緒になって連呼していた。彼の今日の服装は、なんと女子部員達と同じくメイド服+背中に白い翼だ。だが、彼をナハシュだと見抜ける人間は少ないだろう。彼は『フェイクカバー』のスキルを使用し、ボンキュボンのナイスバディメイドになりきっているのだから。ただし、乳を盛っただけで、顔の造形とかはあくまでナハシュのままだ。
「あ、アルベルティーヌ様、新刊下さいませんか?」
「ええ、どうぞ。ガサ入れには注意して下さいませ」
「ええ、心得ております!」
シェルリアは模擬店開催前に、従業員割引価格でアルベルティーヌのラミ×ウィル本をゲットした。そのほか、リザの『バルダス一家の日常』やメイの王国騎士×法衣貴族本やギーゼラのウィル×レイ本など、様々な戦利品を獲得し、シェルリアのカバンはパンパンになった。
「新たな一面が見れるのもドゥジンシの魅力ですよね! それに一見ほのぼのだからこそ膨らむ妄想も……殿下の『王子と河原で一戦交える』とは一体どのような……あ、いえ、独り言です」
「ところでシェルリア様はどのようなものをお書きに?」
「私もラミ・ウィル本新刊を用意してきました! 友情ものです! 大切な友人同士、けれどそれだけじゃない思慕、気付かれてはいけないのに隠せない感情……そんな心の揺れ動きや切ない表情を表現したつもりです。アルベルティーヌ様と共に、まずは学園内にラミ・ウィル旋風を巻き起こしましょう!」
「まあ、推しカプが一緒で嬉しいですわ」
シェルリアはアルベルティーヌとがっしり握手した。
「今更なんだが、ドゥジン、とは何なんだ……?」
レピド・クロサイトは首をひねった。今回の仕事はパンクリアース学園の学園祭で『ドゥジケット準備会』なるクラブの売り子を手伝うことなのだという。それはいいのだが、『ドゥジン』とは一体何なのだろう?
「レピド様も、御覧になられますか? これ、ウリアス様の新作です」
ミレイユははにかみながらレピドに一冊のドゥジンシを差し出した。そこにはそこはかとなく見覚えのある伯爵家次男の青年が首輪で貴婦人とお散歩したり、ウィリアム王子にそっくりの青年がウェディンドレス姿でレイウェストっぽい人に鞭で打たれ、歯を食い縛っていたりするイラストが描かれていた。
「???」
レピドはますます混乱した。ドゥジンシとは、もしやホムンクルスの製造法を記した禁書の類なのか?
「フフフ。それはちょっと上級者向けですね。こちらの方がビギナー向けですよぉ!」
ひょっこりを顔を出したのはギーゼラだった。ギーゼラはそっとレピドに部員のリザの著作である『バルダス一家の日常』を差し出す。
「ああ……。ありがとう。ところでテンション高いな」
「当然です! 冒険者稼業の合間に何日徹夜したと思ってるのですか!」
ギーゼラは自作のドゥジンシを高々と天に掲げた。
「それもドゥジンシなのか……。表紙に描かれているのはレイウェストとウィリアム? 人気者だな……」
「ふふふ、そうです! 僕のドゥジンもぜひ読んでみてください!」
「ギルドで教わった話と違うようだが……今みたいになる前は帝国はこんなに平和だったのか」
レピドは首をかしげた。
「では、ボクの作品もどうぞ。題して『素直になれない殿下は王子に熱愛をされる』でしょうか! 王子と殿下のじれったい恋にヤキモキしつつ、応援したくなる、ピュアな恋物語に皆夢中になる事間違いなしですよぉぉぉ!! フフフフフ!」
ギーゼラのドゥジンシの表紙では、顔を赤らめたレイウェストとウィリアムが背中合わせになっている素敵なイラストが描かれていた。
●特別収録『素直になれない殿下は王子に熱愛をされる』のワンシーン
「レイウェスト。国際会談の席ではああ言ったが、僕はもちろん妹ではなくこの僕と結婚してもらいたいと思っているんだ」
「はいはい。貴方が守りたいのは私ではなく、王国の未来でしょう?」
「そんなことはないさ! 僕は君を誰よりも愛してるんだ!」
……。
「レイウェスト皇子殿下……お気分が優れないようですが」
「ああ、実はまたウィリアム王子に冷たく当たってしまったんだ……」
「殿下……あなたも本当はウィリアム王子のことを……おいたわしや……」
メイドに心の内を吐露し、レイウェストは物憂げな眼差しで失敗作のラブレターをくずかごに捨てた。
●
「なるほど、鉄板の組み合わせですわね!」
「ウィリアム×レイウェスト……公式のカップリングですわね!」
「正に王道ですわね!」
うんうんと頷くドゥジケット準備会の部員達。何故かメアリー王女も混ざっている気がするが、いいのか、それで。
「フフフ、メイ様にもご好評なようで何よりです! これは売れますよぉ!」
●
「オシャレして本販売、楽しそーだなー! え、オシャレじゃない?……まー細かいことは置いておいて……それじゃあバシバシ宣伝してくぞ!」
アステルはレイウェスト皇子のコスプレをしていた。瞳の色は変えられなかったことと、レイウェスト本人があまりにも美形過ぎたせいで、瓜二つとまではいかなかったが、それなりに似た感じに仕上がり、声の方はレイウェストに最も近しい冒険者の一人であるアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトが「似てる」と太鼓判を押すクオリティで模倣できた。
「私の名はレイウェスト・バルダス……帝国の再興を目指す者。こんなもんか?」
「なるほど、レイウェスト皇子はこんな感じのお方ですのね」
アステルのレイウェストコスプレを見て、メイは興味深そうに頷いている。
「こっちも見てくれ!」
黒のウィッグを被ったアルベルトは雄々しくポーズを取り、自身の姿を猛アピールした。彼もコスプレもアステルと同じくレイウェストだ。身長約2メートルのやけに筋肉質なレイウェスト、ともいう。
「どうだ、似合うだろ? 俺のレイウェスト殿下のコスプレは。俺は、このコスプレをすることでレイウェスト殿下への忠誠と敬愛の念を示すのだ!」
「俺もウィリアム王子になってみました! どうですか?」
ウィリアムのコスプレをしたダニエル・ヘリントンはニッコリ笑った。こちらはアルベルトとは逆に本物より背が低かったが、髪と目の色が王子と同じだったため、それなりに似た仕上がりになっていた。
「お二人の配役は逆の方が良かったのでは?」
マリリン・クリニエーラがぽつりと口にすると、二人は首を横に振った。
「いや、俺はレイウェスト皇子の臣下だからな。コスプレするならやはり皇子だろう」
「俺は王都生まれなんで……。やっぱり大陸最強ウォーリアとの呼び声もあるウィリアム王子を推したいです」
「ふむ……推しは人それぞれですわ。背格好が似ているからといって強要はできません。このまま行きましょう。あちらにナイスバディなウィリアムさんもおりますし」
アルベルティーヌ部長が指差した先には、ウィリアムコスに身を包んだシルク・メイプルリーフがいた。
●
数時間前。
「せっかくなので私もウィリアム王子のコスプレなどをしてみようかしら」
「まあ、おに……じゃなかった、ウィリアム王子のコスプレを? それは良いお考えですわ!」
シルク・メイプルリーフの言葉にメイ(実は王女)は賛成した。
「ふむ……シルク様はお胸が大きいので、コンセプトはウィリアム王子の女体化で行きましょうか」
「なるほど、女体化ですか。それはきっとレイウェスト皇子もお喜びになりますわね」
こうしてシルクはメアリー王女の監修の元、ウィリアム王子(女体化バージョン)になったのである。
●
「あ、レイウェスト発見!」
シルクはたたたーとレイウェストのコスプレをしていた女子学生に接近し、おもむろにバックドロップ……ではなく、ハグをした。そのままリフトアップに移行し、猛烈に仲良しアピールしてくるシルクに女子学生は困惑する。
「ひゃあ!? あ、あなたは一体!?」
「私がなぜレイウエストに手を差し伸べていると思う? 愛さ」
「なるほど、愛ならば仕方ありませんわね」
女子学園生(ウィル×レイ派)は納得した。
「お、ちょうどいいところに! ダニエル、俺とポーズを取ろう!」
「了解です、アルベルトさん! ギャラリーの希望のポーズがあればやりますよ!」
合わせの構図でのポージングにも挑戦するアルベルトとダニエル。二人は集まってきた学生達の要求に応え、ポーズを取る。
「ダニエルさん、笑顔にうさん臭さが足りませんわ! もう少し口角を下げて!」
「こ、こうですか?」
「アルベルト氏はもっと儚げな佇まいでお願いします。消え入りそうな笑顔で!」
「難しい注文だな……」
途中でなぜか演劇部員の演技指導まで入り、アルベルトとダニエルは立ち居振る舞いが洗練された。少女達は『本物』についてはよく知らないわけだが、世間的なイメージはそんなものなのだろう。
●
ローザリカ・L・ディオールの衣装は清楚なシスター服だ。自分の商会に作らせ持ち込んだ特注品である。しかし、よく見たり動いたりすると大胆なスリットなど巧妙な露出に気づける魅惑の構造だ。
(確かな筋から掴んだ情報によれば、ミレイユの兄はこういったものが好みらしい)
「折角だと思って凝ってみたんだが。……好み? 本当に?」
ちょっと大胆な衣装に首をかしげるローザリカ。セクシー効果で男性客の集客には大きく寄与してはいるが。
「……ま、まあ! やることは変わらない! 模擬店だというなら盛り上げて見せようとも」
「おーい! ローザリカ!」
と思っていたら、ローザリカの知り合いが来た。ローザリカが招待した迷宮鼠のレベッカとその恋人シモンである。
「やあ、レベッカ君。それにシモン君。久しぶりだね。よく来てくれた」
レベッカとシモンに挨拶され、ローザリカは微笑みを返した。
「久しぶりだな! あの時は世話になった!」
「ご招待感謝します。レベッカと一緒にかの有名なパンクリアース学園に足を運べるとは光栄の至りです。ああ、もちろん彼女のご両親にはちゃんと許可をいただいておりますよ」
「そうか、順調なようで安心したよ」
ローザリカが立ち話をしていると、メイとミレイユが近寄ってきた。
「こちらのお二人はローザリカ様のお知り合いですか?」
「ええ。以前、シモン君の依頼を受けたことがありまして。実は二人は……。ごにょごにょ」
「まあまあ! それはそれは! 晩餐会に、ユニコーン……。ぜひ、お二人のお話をゆっくり聞かせてくださいませ!」
興奮した様子で早口でまくしたてるメイ。彼女の次の新刊のテーマが決定した瞬間である。
「まあ、貴方がたがレベッカ様とシモン様……お二人のお話はローザリカお姉さまやお兄様からも伺っておりました」
ミレイユも丁寧に二人に挨拶した。
「お前はあの鬼きょ……ごほん。熱心な先生の妹なのか。お前の兄にも世話になった」
「うふふ、私とも仲良くしていただけると嬉しいですわ」
「レベッカ君、良かったらこれをどうぞ」
ローザリカはウィーズルが配布している『生徒会選挙通信』を一部手に取ってレベッカへと渡した。
「? 本? ずいぶんと薄いな」
「今この学園は生徒会選挙をしていてね。実は僕らも出馬しているんだ」
「そうなのか。後でシモンと一緒に読んでみる。ありがとう」
レベッカがドゥジンシをカバンにしまうと、気を利かせたルーンスがレベッカに声をかけた。
「もし良かったら組紐もお土産にどうかな? 二人お揃いのも作れるよ!」
「ほう、それはそれは。レベッカ、せっかくですから一組作って貰いましょうか。翡翠色と、蒼色で」
「うん!」
●ローザリカ(会計立候補)へのインタビュー記事
ウィーズル:会計職に当選したら将来やりたいことを聞かせて下さいッス。
ローザリカ:当選後やりたいことは部活動主催のイベント開催だね。ドゥジケットも定期開催が見込めるだろうし、生徒の発想次第で大会やコンテストなど楽しみは広がるはずだ。
……。
ウィーズル:じゃあ、最後に好きな異性の名前をお願いするッス。
ローザリカ:ふむ、好きな異性。当然、そんなものは決まって……って、誰が答えるか! 何なんだこの質問は!
※最後の質問はローザリカの要望により、『生徒会選挙通信』の本稿からはカットされております。
●ナハシュ(庶務立候補)のインタビュー記事
ウィ―ズル:まずは生徒会庶務に立候補された理由をお聞かせ下さいッス。
ナハシュ:面白そうだから。
ウィ―ズル:もう少し詳しく。
ナハシュ:んー? 学園は最早嫌でも変わるだろ。既に舵は切られ、だから俺みたいなのが堂々と学生をしているし今後も増え続ける。なら増え続ける俺達は貴族王党それ以外どの波に乗るか、決めるのは誰かって話で、その為の種だ。貴族主義でガッチガチに固められたこの場所で、俺らが戦えるのはこの選挙くらいなもんってことだな。まあこの辺は賑やかしのついで。
ウィーズル:なるほど。では、学園生に何か一言あれば。
ナハシュ:しかし対抗馬少ねえなぁ!! いいのかぁ? 週一登校するだけで許されるゴブリン役員が生まれて! まあ対抗馬は強いからな!
●
「ひぇ……」
ヨル・スレイマンは女性姿のナハシュに出会い尊さに崩れ落ちた。そして盛られた特盛バストを凝視する。偽乳だとわかっているのにまったく胸から目が離せないのは悲しき男のサガである。
「ナハシュ、こういう時、真っ先にベストを尽くすところすごく好きだよ……」
「女装でもいいと思ったんだが、去年やったからな! 今年は女体化だ!!」
「……君はあまりうろうろしない方がいい。その姿は間違いなくナンパされてしまう」
「そうか? なら客引きの役に立ちそうだな!」
(好みなんだよなあ!)
無自覚なナハシュと、頭を抱えるヨル。そんな二人をドゥジケット部員達は生暖かい目で見つめていた。
「で、ヨルも買い物か?」
ナハシュはバッと事前購入し、見本としてディスプレイしていたドゥジンシやグッズをヨルに示す。
「大図書館の本も良いのだけど、ここにしかない希少本があると聞いたから」
ヨルの狙いはなんといっても、ウィーズルの『生徒会選挙通信』だ。理由はもちろん、ナハシュのインタビュー記事と選挙ポスターの写しが掲載されているからだ。
「お前も愉快なレイウェストの奴読みに来たのか!? 場所知ってるぜ。せっかくだからお前も手伝えよ。従業員割引制度もあるぜ! マリリン、こいつの分の衣装ある?」
ナハシュはチラっとマリリンの方を見た。
「ええ、予備の衣装もございますわ。ヨルさん、お久しぶりです。その節はお世話になりました」
「やあ、マリリンも久しぶり。ああ、勿論販売も手伝うよ。そのためのコスプレだしね」
深々と礼をするマリリンにヨルは微笑んだ。
ヨルはいつも被っている骨の兜を外し、素顔でナハシュとお揃いのメイド天使姿となった。
「骨の兜あった方がウケるかもなー。普段からコスプレっぽい格好だし」
「普段着の方がコスプレっぽい……? はは、まさか」
●
「新刊たくさんありますわ~! ご興味のある方はぜひ手に取って御覧下さいませ!」
ミレイユは薔薇をモチーフにした改造メイド服を着用し、熱心に客引きを行っていた。
「あら、『痛みのウリアス』様の新刊も出ておりますのね」
来客はミレイユの書いたドゥジンを手に取り、中身も見ずにお買い上げし、素早くその場を去った。
(ウリアス? そんな部員はいたかな?)
ローザリカはつい気になり、ウリアスとやらの同人を手に取る。そしてパラパラとページをめくり、ミレイユの兄に似たイラストを発見してつい見入ってしまった。
(この、首輪で貴婦人とお散歩させられている男は……!)
「あら、ローザリカお姉様。そちらのドゥジンシが気になりますの?」
ローザリカは思わず飛び上がりそうになる。
「ミ、ミレイユ!? べ、別に彼に似ていたから見つめていたわけではないのだが……!」
「……ふふふ、実は私、そのポストカードでお兄様そっくりのものを持っているのですが、お気に召しましたら後でお渡しいたしますわね」
「あ、うん、有難う。ミレイユから贈り物が貰えるとは嬉しいな」
ローザリカは顔を真っ赤にしながら、こくこくと頷いた。
「ミレイユ、この作者のファンなのか。案外激しい趣味なんだな……」
「うふふ、少し恥ずかしいですわね」
実はミレイユは『痛みのウリアス』のファンではなく、作者その人であった。ミレイユはメアリー王女と同じく、覆面同人作家である。彼女は見目麗しい男性が傷ついたり縛り上げられたり吊るされていたりと苦難に遭う姿、苦痛に耐える姿をモチーフにした絵ばかり描いている。
今回は自作ドゥジンシとして画集『痕』(目玉ページは第二王子っぽいイケメンによって逃げないように赤いロープで縛められ、恥辱に耐えるウェディングドレス姿の皇子っぽい美少年のイラスト)と、開封するまで中身が解らないイラストカードガチャを置いていた。
「しかし、ガチャか……貴族相手なら大儲けできる可能性がある商売方法だな……!」
「僕も、同じことを考えていたよ」
「実は、私も……」
ミレイユの用意した抽選箱形式のイラストカード販売に、キラリと目を輝かせる商人たち。
「あの~。学園であんまりあくどい商売はしないで下さいッスね?」
顧問(元行商人)はツッコミを入れた。
●
「どうだ! 俺の作ったコスプレ衣装! なかなかだろう?」
持参した大量の衣装をテーブルに並べ、アルベルト(見た目は大きなレイウェスト)は胸を張った。
「ずいぶんたくさん衣装を用意したんスね。あ、フォルトゥナ学園長の衣装まである……着るんスか?」
「着るか! これは販売用だ!」
顧問のオトボケ発言にアルベルトは全力で突っ込んだ。アルベルトは夜なべし、自作のレイウェスト皇子の衣装をこしらえたのだ。さらに、販売用にレイウェスト皇子やバルディオン将軍を始めとする帝国の有名人の衣装を各種取り揃えている。さらに一応女性用としてドワーフ王のシグルラン、冒険者ギルド受付嬢のリーミル、職人通りのポピー、フォルトゥナ学園長、メアリー王女など、レパートリーは豊富に取り揃えている。ゴツイ見た目の割にアルベルトの衣装は異様に出来が良かった。ハンドメイドで数が少なかったこともあり、アルベルトの自作衣装はあっという間に完売した。
「いらっしゃいませ! ゆっくり見てけよ!」
「隠してもわかる。君はこのBL本を買いに来たんだろう? ゆっくりみていくと良い」
白い翼を背負ったナハシュとヨルは熱心に客引きをしていた。ヨルの衣装はメイド服ではなく、執事服だ。
「ドゥジケット準備会です! 新刊あります! 私達の活動、熱意を知って頂く機会ですからねっ。同志も増えれば更に嬉しいです!」
「ええと、これを読めばいいんだな? 新刊あります! 『第二王子の亡国の王子征服計画』! 『虹宝剣流出事件~犯人は誰だ!? 返してほしければ花嫁衣裳で踊る子熊亭に来い!?』さあ、よってらっしゃい!」
シェルリアとアステルも声を張り上げる。
「……それにしても、レイウェストとイダって姉弟だったんだな。親子じゃなくて」
休憩中にリザのドゥジンシを読んだアステルはポンと手を打った。
――レイウェストはイダの弟である。だが、同時に、レイウェストはイダの息子である。なぜそんなことになっているのかというと、答えは簡単だ。ヨゼフ皇帝は実の娘と結婚し、レイウェストを産ませたからである。これは過激なドゥジン設定などではなく、歴史的事実である。
「姉妹でもあり、親子でもあるのよ」
「? あんたリザだっけ。どういうことだ?」
「えーとね、王国で例えると、ジョージ国王陛下がメア……」
「王国騎士です。お嬢さん、ちょっとお話があるんですがいいですか?」
そこまで言いかけた時、リザは風の速さで出現した王国騎士のお姉さんに連行されていった。
「アステルくん、実は……ごにょごにょ」
「そ、そうだったのか……レイウェスト……そうだったのか……」
マリリンから真実を教えられたレイウェストの出生の秘密に衝撃を受けたアステルはちょっと大人になった。
●
「目標は全品完売だね! さあ、張り切って売りさばこう!」
ルーンスはシルクハットの位置を正し、パンと両手を合わせた。彼はコスプレはしていないが、商人としての正装で今回の模擬店に臨んでいる。つまり本気だ。ルーンスが販売する商品は栞と組紐だ。栞は多くのバリエーションを予め自作してきた。組紐の方は種類と図案パターンを取り揃えてあり、好きな糸二色と図案を選んでもらって実演販売をする形式だ。組紐と栞の見本は文箱を使って目立つところに飾ってある。
「どちらの色を左側にするか、右側にするか……あなた次第ってね」
ドゥジケット準備会の客層は(部員に女性が多く、女性向けの作品が多い為)女性客の比率が高い。だからアクセサリーの需要も高いと踏んでいた。
(左右間違えると大変なことになるって、僕の商会でその道に詳しい従業員が言ってたからねぇ。だからこそ、サポートする方面のビジネスチャンスってあると思うんだけど)
「こんにちはー。この栞、色のパターンが逆のバージョンってあったりします?」
「いらっしゃいませ! うん、あるよ!」
「お洒落な紐ですね。色の組み合わせは選べるんですか?」
「お目が高い。これは組紐だよ! オーダーメイドで好きな色の組み合わせをお作りするよ! ちょっと見ててね!」
ルーンスは金と青の紐を手に取り、組紐を実演した。
「わー、すごーい!」
パチパチと拍手されるルーンス。客層に合わせた商品を用意していたルーンスの模擬店での売り上げは、なかなかのものだった。
「組紐教室も需要はありそうかな?」
「……飼い猫といると、普段より人に見られたり話しかけられたりするんだ。
だから、注目を集めたいなら猫がいいと思って」
色々悩んだ結果、レピドは猫耳メイド服を着用し、肩に猫を乗せたスタイルで接客することにした。
「俺もメイドでいいのか」と部員や冒険者達に念押しすると、みんな「そうだ」と答えたのだ。
「そういうものか。異性の服を着た方がより目立つものな」
実際にナハシュも女装をしている。レピドが疑う理由はなかった。
「ドゥジケット準備会へようこそ。本やグッズが沢山あって面白いぞ」
むっつりとした表情のまま、売り子を務めるレピド。
「おすすめはどれですか?」
模擬店に立ち寄った男子学園生に尋ねられ、レピドは一冊のドゥジンシを手に取る。
「そうだな。この『救世主伝説フォルトゥナ・荒野の章』などはどうだろう。学園長がシラー砂漠に学園の分校を作る為、蛮族達を平定していくという冒険活劇だ。主人公の台詞が格好いいんだ。『その身に教えて差し上げましょう。私が王家からこの学園を任されているのは、強さ故だということを……!』……まさかあの御老体が辺境伯やウィリアムより強かったとは、驚いたな……」
●
(お、これは王女が書いたのか。恋愛小説っぽいな)
恋愛小説が好きなヨルはメイのドゥジンシを手に取った。
(新境地なジャンルに出会えたら嬉しいんだけど)
「手に取って見てもいいのかな?」
「ええ、もちろんですわ!」
ヨルがメイに話しかけると、メイはヨルの一挙一動を見逃すまいと凝視してきた。この国の王女にガン見されるというある意味大変な名誉を賜りながら、ヨルはパラパラとページをめくり始める。そこには、王国騎士と法衣貴族(王城で働く政務官)と切なくも甘い禁断の関係が、やけに解像度の高い王城内部の情景と共に克明に描かれていた。ヨルは少し興奮した様子で、他の部員達の本も次々と手に取って読み耽る。ふと気が付けば、小一時間ほどが経過していた。あと財布がすっかり軽くなっていた。
「こういうの、君達が書いたんだね。すごいな……」
「ドゥジンシは薄い本ですから、書くこと自体はそれほど難しくはありませんわ。ありのままに、思いを綴ればよいのです」
「誰でも、書けるものなのかな?」
「そうですわね……まず大前提として文字の読み書きができる、ということが前提条件になりますが、読書の習慣さえあれば、そこまで難しく考える必要はありませんわ。市井の方となるとまた話が別ですが。ドゥジン界の真の発展の為には、我が国の識字率の向上も不可欠なのですわ」
早口で熱っぽく語るしゃべるメイ。
「なるほどね。例えば……俺も頑張れば書くことが、できるんだろうか……?」
「ええ、もちろんですわ。ドゥジケット準備会の入部届、持って帰られます?」
入部届を二枚差し出し、メアリーはニッコリ笑った。
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「みんな、緊急警報発令だよ!」
「!」
ルーンスの言葉にドゥジケット部員達に緊張が走る。『緊急警報発令』は、ドゥジン素材になった『生モノ出現』の合図である。この学園の教務主任にして、ウィリアム王子のカップリング相手として根強い人気を誇る男、ラミアス・クルスロードが接近しつつあるのだ。ルーンスの商品はいたって健全な小物類だが、ドゥジン作家達の中には、彼にはお見せできないような作品を作り上げた者が少なからずいた。
「ああ、ピンチですわ! 痛みのウリアスのイラスト集の中にも言い訳できなさそうなキャラが……!」
「実はわたくしのドゥジンシにラミ×ウィルの濃厚なラブシーンが……!」
慌てるドゥジン作家達。その時、救世主たちが名乗りを上げた。
「「俺達(私達)に任せろ!」」
ウィリアムのコスプレをしていたダニエルとシルク、そしてレイウェストのコスプレをしていたアルベルトとアステルがラミアスの前に飛び出し、ラミアスの足止めを図る。
「やあ、なかなか盛況なようですね」
微笑みを浮かべながら模擬店へとやってきたラミアス。すぐさまコスプレイヤー達がラミアスを包囲し、彼の足止めを図る。その隙にドゥジン作家達はサッと新刊タワーの上に無難なドゥジンを被せる。
「こんにちは、ラミアス先生。どうです、このコスプレ?」
「ラミアス先生、ハグしていいですか?」
「ふむ。王子のコスプレですか。なかなか堂に入っていますね。そちらの女性もウィリアム王子……? 不思議と、雰囲気は出ていますね。ですが、ハグは遠慮させて下さい。レイウェスト皇子のコスプレも、噂に聞く姿にそっくりですね」
足を止め、まじまじと観察するラミアス。その隙を突き、ドゥジケット準備会の部員一同はササッとウィリアム題材でやばそうな本を机の下に隠し、ダミーと入れ替えた。ラミアスはしばらくコスプレイヤー達や模擬店を眺めた後……。
「ふむ。学園祭をお楽しみいただけているようで何よりです。ですが、風紀は乱さない範囲でお願いしますね」
ニッコリと笑ったラミアスはメイに会釈して模擬店を去っていった。
「寿命が縮みますね……」
シェルリアは汗をぬぐった。
こうして、ドゥジケット準備会の模擬店は大繁盛し、パンクリアース学園に一定の存在感を示したのであった!
マスターコメント
ロングシナリオ普通 報酬:多い12 / 6〜12人
2022年10月07日 14時03分47秒 公開
参加者
相談掲示板
なんかオシャレして本売るって聞いたぞ! アステルだ、みんなよろしくな!
ドゥジンなるものはよくわからんが、とにかく普段とは違う格好で売り子の手伝いをすれば良いんだよな……? レピド・クロサイトだ、よろしく頼む。
なんか女装して本を売れって聞いたぞ!! ナハシュだ、よろしくな!
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 ところで、模擬店ってドゥジケットで着るためのコスプレ衣装を売っても良いのか?もし許可さえ出れば夜鍋してコスプレ衣装でも作って販売しようかな・・・。俺自身も何かコスプレしてな。 それにしても「商家の娘のメイ」さんのコスプレ衣装すごい良く似合っているな。まるで本物のお姫様みたいだな(棒読み) ※誤字があったため前の投稿を削除しました
新入部員のマリリンです。皆様、よろしくお願いいたします。ドゥジンシ以外のグッズに関して少し補足しておきますわね。 >コスプレ衣装を売っても良いのか 衣装もドゥジングッズに含まれますので、ご自身が作成されたものを販売されるのは構いませんわ。 ちなみに衣装が基本メイド服となっているのは、ドゥジケット準備会のメンバーに女子が多い(NPCに至っては男子部員が一人も登場したことがない)ことが理由です。男性も必ず女装をしなければいけない、というわけではございません。
ごきげんよう、ドゥジケット準備会の部員でミレイユと申します。 私はメイド服をお借りして、立て看板などを持って宣伝などしようかと。 皆様どうぞよろしくお願い致します!
ルーンス・ラグネルだよ。 よろしく! 僕はグッズ販売だよ。 あ、勿論自作だから、そこは安心してね。 商会ブースはまだ早いと思うんだ……。 >マリリン やあ!ひさしぶり! 新入部員になったんだね、うんうん。 お金回りやスケジュール管理しっかりしてる人が部員だと心強いと思うよ! ほら、締切とか締切とか、ね?
ドゥジケット準備会部員のシェルリア・リトヴァールといいます、よろしくお願いします! ドゥジケット準備会の知名度を上げるため、ドゥジン作家の未来のため! コスプレしてのドゥジンシ販売を頑張りましょう! 私もラミ・ウィル本新刊を用意して臨もうと思います! あ、勿論健全本です。学園内ですしね。 ジーク・ドゥジケット! アルベルティーヌ様の新刊は必ず確保しませんと(決意)。
ルーンス様はお久しぶりです。とりあえず模擬店の会計でクラブの役職としての会計ではございませんが、精一杯頑張りますわね。
僕の名前はダニエル・ヘリントン。 今回も頑張ります。 僕は、コスプレをして模擬店で売り子をします。 ウィリアム王子のコスプレって不敬罪になりませんよね?
ヨル・スレイマン。希少本がたくさん売られるマーケットと聞いて……販売もするんだっけ。 いつもとは違う格好ね。そっちもできる限りは頑張るよ。 宜しくね。
>ウィリアム王子のコスプレって不敬罪になりませんよね? その程度で不敬罪に問われるならば、部長とレヴェリアは既に投獄されておりますわ。
ギーゼラです。よろしくお願いします。 聴講生の身ですが、ドゥジンの話と聞いて飛んできました。 全年齢なのに「弟(息子)」とか「姉(母)上」とか書いてて大丈夫ですかね? 闇が深すぎません?事実が一番闇が深いとか笑っちゃいますけど。 まぁコスプレくらいなら不敬罪にならないでしょう。 僕なんてウィリアム王子×レイウェスト殿下を王子本人の前で公言しましたし 王子の尻にゴリラでヘッドバッドしたりしましたけど無事ですし。 たっぷり怒られましたが。 さて僕はせっかくの機会ですし、新作ドゥジン本を出そうと思います。 フフフフフ、今日から徹夜で書きまくりますよぉ!
5年、部員のローザリカだ。 顔出しが遅くなったがよろしく頼もう。 部員ではあるが僕自身は作家というわけでもないのでね。 コスプレをしての売り子として全霊を尽くさせて貰おう。 まだまだ勉強中の身ではあるがドゥジン本に興味もある。皆の作品が楽しみだ。 ああそれから。生徒会選挙にも立候補してはいるから、 ウィーズル顧問のインタビューも受けてみようかと思っているよ。
出発は明日の朝8時となります。プレイングの送り忘れにはご注意下さいませ。