【聖祭】学園地下ダンジョン・肝試し大会
おおくまねこ
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オープニング
「はぁ~……。結局、今年の聖霊節には間に合いそうにありませんわね、リオン君……」
パンクリアース学園生徒会室にて。会計のマリリン・クリニエーラは盛大に溜息を吐いた。リオンというのは、彼女の部活の一個下の後輩に当たる少年だ。家柄は下級貴族である男爵家。性格は貴族ながらも控え目で(貴族が集まるこの学園ではそこまで立派な家柄ではないというのもあるが)、顔立ちも中性的な美少年だ。
「せっかくラティオちゃんがフリーなこと、教えてあげたのに……。思った以上にヘタレですわ……」
しかし、マリリンはリオンが自分に愛の告白をすることを待ちわびているわけではない。実は、マリリンがリオンに告白して欲しい相手はマリリンの親友ラティオであった。彼が親友に片想いしていことに気付いたマリリンは、親友ラティオとカップリングが成立したら面白……素敵だなあ、と思い、影ながら彼をサポートしているのである。
ちなみにリオンの名誉の為に断っておくと、リオンはヘタレどころか、かつて冒険者と共にワイバーンを撃退したこともある学園有数の勇気ある少年である。奥手なだけで。
「ラティオちゃん、冒険者好きだから押せばいけると思うんですけど……はぁ」
マリリンは再び溜息を吐きながら、机の上に山積みされた書類に目を通していく。まだ役員に当選してからそう日も経っていないが、『聖霊節』が近い事もあり、色んなクラブやサークルがイベントの許可を申請してきているのだ。その中から「これは」というものを選別し、学園執行部に後援を提案するのは生徒会の重要な役割の一つである。
「『学園に魔獣闘技場を作りたい。賭け試合も開催すれば利権で大儲けできます』。却下。寝言は寝て言えですわ。次。『アシムベート・グリオウを特別講師として学園に招いてほしい。大陸最強戦士(たぶん)の授業ならみんな真面目に受けると思います』。うーん、難しいと思いますが、ギシュム族の退役戦士とかならワンチャン……これはちょっと保留しておきましょう。次は……飼育部からですわね。『ジャイアントパンダを学園で飼いたい』……うーん、惹かれるものはありますが、クマは流石に危ないのでダメですわね。却下。何か、面白そうな企画はないかしら……カップル作りの役に立ちそうな……」
微妙に私情を挟みつつ、マリリンは生徒会役員の仕事をテキパキとこなしていく。そして、数分後、マリリンは一枚の申請書をガン見した。
「『学園の体育館の地下ダンジョンを貸し切り、ダンジョンアタック的なイベントをしたいです。王都内の一般市民も参加可能とすれば、『開かれた学園』というテーマにも合うと思います』……ちょっと季節外れですが、肝試し大会風にすれば吊り橋効果も狙えますわね! ラティオちゃん冒険好きだし、誘えば間違いなく参加します! これですわ!」
マリリンはダンジョン研究部からの申請書をわしっと掴み、職員室へとダッシュしていった。
●肝試し大会のお知らせ
「パンクリアース学園から、肝試し大会のお知らせが来ているわ。依頼ではないけど、せっかくだから掲示しておくわね」
王都グランスパーダにて。冒険者の酒場のマスターは、学園生が作ったチラシを店の壁に貼り出した。なんでも、パンクリアース学園体育館の地下にある模擬ダンジョンで肝試し大会が開催されるのだという。参加者と、イベントスタッフ(ボランティア)を募集しているようだ。
「パンクリアース学園の体育館の地下はダンジョン関係の授業用に作られた模擬ダンジョンなの。今回のイベントは、学園の『ダンジョン研究部』の仕切りで肝試し大会をするみたいね」
イベント参加者は模擬ダンジョンに仕掛けられたトラップや、クリーパーや魔獣に扮したダンジョン研究部員達の妨害を退け、ゴールを目指す、という趣旨のイベントのようだ。チラシの雰囲気では登場するモンスターはアンデッドや亜人が多いようだ。まあ、ドラゴンやグリフォンに変装するのも難しいだろうから、人型のモンスターの方が学生にも都合が良いのだろう。なお、学園に備蓄されている紋具も使用される為、鬼火が飛んだり、半透明な人間の幻覚が見えたりといった、魔法的な演出もあるようだ。
「ギルドが仲介してる依頼ではないから報酬は出ないけど、ボランティアスタッフには豪華なお弁当やおやつが支給されるみたいね。学園生はお金持ちだし、クオリティは期待できるかも?」
その言葉を聞き、一部冒険者がゴクリと喉を鳴らした。貴族クオリティのお弁当! もしかして、物凄い高級なお肉とか、素晴らしいスイーツとかが入っているのでは!?
「聖霊節の季節だし、肝試しってカップル向けでもあるわよね。予定が空いていたら、行ってみたら?」
マスターはそう言って、冒険者達にウインクした。
解説
マスターより
リプレイ
「このイベントはマリリン様が開催を提案したのですね。生徒会のお仕事ですか?」
「はい、それもありますが、ちょっと耳を貸して下さいませ」
マリリンはスィーリーンに今回のイベントの真の目的について耳打ちした。
「え、リオン様がラティオ様に……まあまあ」
スィーリーンは目を細めた。第三演劇部の部長に想いを寄せる少年……マリリンのお墨付きならきっといい人なのだろう。スィーリーンは影ながら、マリリンに協力することを決意した。
「では恋バナに明るそうな方……レヴェリア様の助言を……いえ、ダメですね。何だかダメな気がします」
「なぜあの子の名前が!? 絶対ダメですよ、リオン君の相手に異種族の男性を紹介したらどうするんですか!」
怒られた。なお、件のBLドゥジン作家は執筆が忙しいらしい。ちなみに今回の題材は略奪愛で、ウィリアムとヴィンダールヴルがレイウェストを奪い合い、さらにヴィンダールヴルに想いを寄せるドン・ゴーフルまでもが乱入してくるというカオスな内容だとか。
「やはりリオンか……オレも協力する」
「あら、ロイさん」
いつの間にか体育館に来ていたロイ・アウレアは凛々しい顔で告げ、マリリンと固く握手を交わした。
「折角だし、リア充が爆発するくらい楽しんで貰えたらなって思う」
ララベル・サン・ディーベルは凄惨(?)な宣言をしながらにっこりと笑った。今は聖霊節だ。学園内にもリア充が溢れている。
「私には全身に斑点をお願いします」
「オッケー。これで暗がりからぬーっと出たら、バッチリだよ!」
ヴィルヘルミナの要望に応え、ララベルは黒い斑点を全身に書きまくる。
「邪妖精の衣装、頼めるかな? スィーリーン氏」
「ええ、もちろんです、パヴェル様」
「我は怨霊風で頼む」
「オッケー! エヴァ君手伝って!」
「了解です!」
脅かし役のパヴェル・A・サムルガチェフとベルク・オスマットは、衣装役のスィーリーン、ララベルと同じくメイク担当のアルマ・ヴァレンタインとエヴァン・ピオネロの協力を受け、会場入りの準備をしていた。
(こういう雰囲気は好きだなぁ)
パヴェルは冒険者達と学園生達が協力してイベントの準備をしている雰囲気にほっこりしていた。ダンジョンという、冒険者の仕事とモロにバッティングする研究テーマを扱っているせいか、ダンジョン研究部員達は冒険者達にとてもフレンドリーだ。
「胆力を養う鍛錬はGP教でも推奨している、意義のある試みだ」
「あなたはGP教のお坊さんなんですね! よろしくお願いします!」
準備中の体育館へとやってきたハッタ・ムラムラは部長と固く握手した。
「前途ある若者が、積極的にこうした行事に取り組もうとしていることに感心する。ここはひとつ、おれも力を貸すことにしよう」
ハッタの言葉に、女子部員達が目をキラキラと輝かせる。
「わあ、パンダの冒険者さんが……!? 客寄せ効果、凄そうですね!」
「……客寄せパンダではなくダンジョン内のスタッフが希望だ」
●
「肝試しとっても面白そう……! 私も行きた……い……」
一方その頃。生徒会長エフィルミアはかれこれ三日ほど生徒会室で缶詰になっていた。遠方の仕事から戻り、久々に学園に顔を出したところ、生徒会付きの教職員たちに包囲され、捕獲されてしまったのだ。ハンコを押せども押せども終わらぬ書類の山を見ると、絶望だけが募ってくる……。
「生徒会長、まだ半分も終わってませんよ。遊びに行くのは全て片付けてからにして下さい。仕事ならともかく、遊びで抜けるのは駄目です」
エフィルミアが肝試しのチラシを凝視していると、若いスーツの男が冷淡に告げた。彼は生徒会付きの職員なのだが、エフィルミアにとっては獄卒のような存在であった。エフィルミアはそれからしばらくの間、書類と格闘していたが……。
「遊ぶわけじゃありません! 部活動をチェックするのも大事なお仕事なのです!」
ついに限界を迎えたエフィルミアは、職員の一瞬の隙を突き、自由を求めて旅立っていった。
●
「ナキルくん今暇だよね!? 学園案内してあげる! 今ダンジョン部で肝試しやってるんだよ! 一緒に行こー!」
ビヒモーのような勢いで廊下を走っていた(注:校則違反)エフィルミアは、ナキルを発見すると、ぐいぐい腕を引っ張った。
「あれ、ミア? 生徒会室の方、何か騒がしくなかったか?」
「ソンナコトナイヨ?」
(この感じ……さては逃げて来たな……)
ナキルはミアの態度でだいたいの事情を察した。ナキルは何度か、生徒会室の窓からエフィルミアがダイブしている姿や、マリリンや生徒会付き職員達に追いかけられている姿を目撃したことがある。学園では何かとエフィルミアと共に行動する機会が多いナキルとしても頭の痛い話である。が。
「ま、息抜きは大事だからな。学園の案内、よろしく頼むぜ、生徒会長」
そういって、ナキルはエフィルミアの頭をポンっと叩いた。なんだかんだ言って、エフィルミアには甘いのだ。エフィルミアはナキルをひきずる勢いで体育館へと駆けていく。
●
「マリリン様。お久しぶりですね。これ、差し入れのお菓子です」
「わあ! ラベンダ―入りのチョコ! ありがとうございます!」
レティシア・レインフィールは体育館の受付にいたマリリンへと菓子折りを渡した。マリリンはそれを笑顔で受け取る。
「生徒会と第三演劇部の会計のお仕事もお忙しいでしょうに。あまりご無理はなさらないで下さいね」
「はい。ちょっと大変ですが、これも学園の為です」
マリリンは裏事情を知らないOGに、天使のような微笑みを返した。
「ラティオ先輩、まだ来てないな……」
「お、久しぶりやね、少年」
「あ、サイラスさん。その節はお世話になりました」
既に肝試し大会の参加者受付を済ませていたサイラスはひょいと手を上げ、リオンに話しかけた。サイラスはリオンが第三演劇部に入部する前に、彼の依頼を受けたことがあるのだ。二人は再会を喜び合い、しばし世間話をした。
「ところでリオン、君は婚約者とかおるん?」
突然、サイラスはリオンに剛速球を投げた。リオンがサイラスと立ち話をしながら、受付に並んでいる少女をチラチラ見ていることに気付いたので、ちょっとリオンをつついてみたくなったのだ。
「え!? いや、いませんけど」
「ほう。じゃあ気になる人とかは?」
「ちょちょちょ、急にどうしたんですか、一体!?」
大慌てのリオン。しかし、その視線は少し離れた所でマリリンと談笑しているラティオ(二人が雑談してる間に到着していた)へと向けられていた。サイラスは分かりやすい奴やなーと思いつつ、リオンの肩をポンと叩いた。
「君、貴族やろ? 婚約とかもそろそろ出て来るだろうし、恋愛は若い内にやっといた方がいいよ。いつまでそうでいられるかわからないんだからねぇ? さあ、行け!」
「はい……!」
ウィンクするサイラスに見送られ、リオンはおっかなびっくりラティオの方へと近づいていった。
「あら、リオン。アンタも来てたんだ。そのブレスレット、どこで買ったの? かっこいいじゃん」
「あ、ありがとうございます! ちょっとオシャレしたくて!」
(よしっ!)
近くで二人を見張っていた工作員達は拳を握った。とりあえず掴みは好感触だ。もはやリオンは装飾品選びを担当したスィーリーン達に足を向けて寝ることはできまい。
「ところでここ、なんか、カップル多くない? てっきり、アクション系のイベントだと思ってたんだけど……」
ラティオは不満そうに唇を尖らせた。彼女の言う通り、今回の肝試し大会は聖霊節に開かれたイベントだけあり、カップル参加率は妙に高い。
(さあ、ここが第一関門だ。若い子の恋愛事は見ていて微笑ましいねぇ)
遠目に様子を観察していたロベリアは微笑む。ラティオとリオンが別々に行動してしまっては意味がない。この二人がバディで肝試し大会に参加できるか? そこが第一のハードルだ。ロベリアのみならず、リオンの恋を応援する一部の冒険者達は、リオンを凝視していた。
――ラティオさんの特別な微笑が欲しいと思いませんか? 行動した人だけが見れるのですよ。
その時、リオンはさっき出会った小さな少年の言葉を思い出していた。アルマという恋人を持つ彼は聖霊節リア充冒険者の一人であり、可愛い恋人を連れていてとても幸せそうだった。
(僕も、ラティオ先輩と……。)
「ら、ラティオ先輩」
リオンは震える足を抑え、想い人の名を呼んだ。
●
「やあマリリン、久しぶり。肝試しとは面白い企画だね」
「あ、副会長」
体育館にやってきたシルヴィア・A・カペルは微笑んだ。
「……肝試し。というのはあれか、不測の事態にもすぐさま対応できるような平常心や即応力を養う訓練か」
エル=バ=ノイアンは頷いた。なかなか興味深い企画だ。さすがは大陸最高峰の学び舎と言うべきか。シルヴィアはマリリンと少し雑談した後、ラティオと一緒に順番を待っていたリオンを呼び止め、声をかける。
「リオン、当然だけどラティオは女の子だ。君が守ってあげてね」
「はい」
リオンは迷いのない応えにシルヴィアは満足そうに頷いた。それからしばらくし、シルヴィア達の順番が来た。
「……頼りにしてるよ」
シルヴィアがノイアンを見上げて言うと。
「……わかった」
些細な違和感を覚えつつも、ノイアンはこくりと頷いた。
●
「此より先……地獄なれば……あらゆる苦痛……あらゆる悍ましさ……襲い来ることと、覚悟せよ……」
入口に配置されたシェオルは、スタッフに念写してもらった幽霊の幻影に声を当て、雰囲気作りに貢献していた。
「おおー! すごーい! 本物みたい!」
ネロは兎耳をぴょこぴょこと動かし、まじまじと幽霊を見つめた。一般人にとっては恐怖の対象である幽霊も、冒険者にとってはそれほどでもないようだ。もっとも、幽霊を苦手とする冒険者がいないわけではないのだが。
「ふむ、これが学園地下ダンジョン……イベントもそこそこ凝ってるね」
サイラスはふむふむと唸りながら、奥へと進んでいく。ちなみに今回はお遊びイベントなので武装はしていない。
「わ、幽霊だ」
「へえ、けっこう本格的じゃない。この幽霊は魔法かしら?」
(む、カップル!)
リオンとラティオの姿を確認したシェオルは目を細め、対カップル用の特別な台詞を詠唱する。
「……守りたき者、あるならば……手を繋ぐ……腕を組む……肩を抱く……等の接触を以て……手放さぬよう構えておくが、良いだろう……」
(チャンス……!)
シェオルの声に導かれたリオンはラティオの方にそっと手を伸ばすが……。
「妙にセクハラっぽい文言ね。聖霊節、意識し過ぎじゃない?」
身を躱され、少年の手は空しく空を切った。
「とう!」
二人に最初に襲い掛かったのはララベルだ。赤い絵の具を全身に塗りたくり、蜘蛛よろしく天井に張り付いていたララベルはラティオの首筋へと濡れタオルを投下した。
「ひゃん!?」
「先輩!?」
(今だ!)
首の後ろに濡れタオルを当てられ、ラティオが吃驚した瞬間、ララベル本体も急降下。四つん這いとなり、「がおーっ」唸り声を上げて二人を威嚇した。
「く、クリーパー!?」
「先輩、気を付けて!」
リオンは咄嗟にラティオの前に立つ。ララベルは壁を蹴って天井へと戻ると、逆さになったまま天井を走ってダンジョンの奥へと消えていった。
「す、すごい動きね……。人間じゃねえ」
「あはは。流石冒険者……」
ララベルの人間離れした動きを見送った二人は、苦笑いをするのだった。
●
「ふふふ、このボクが本当の恐怖を教えてあげよう」
リオン組が近づいてくるのを確認したロベリアは含み笑いを漏らした。見た所、ラティオはまだまだ余裕があるようだ。ここは彼女を追い詰め、リオンの株を上げてやる必要があるだろう。ロベリアは紋具で火の玉を作り出し、ゆらゆらと揺らした。
「あ、人魂ね。生活魔法かしら」
ラティオは平然としていた。
(これは布石さ)
ロベリアはすぐさま楽器の音をエーテルで増幅し、落雷のような音を作り出した。さらに恐ろしい形相の女の霊を作り出し、ラティオの隣に立たせる。
「きゃああああっ!」
流石にこれは怖かったのか、ラティオは反射的に後ろに飛びずさった。リオンはラティオを庇う姿勢を見せたものの、顔が引きつっている。
「くっ……。ここであの子をリオン君にしがみつかせる予定だったのに!」
●
「わるいご、いねがぁ?」
大きなずた袋を担いだ凶悪そうな怪物に扮したパヴェルは、白煙と赤い光に包まれながら、通りかかる者を脅かした。彼曰く、この衣装は赤い月の夜に姿を現し、悪い子を攫って眷属へと変えてしまう邪妖精を模したものだそうだ。角だけは自前だが。
「うわー! 怪物だ―!」
「わるいご、いねがぁ……」
大人には容赦なく脅かしたが、小さな子供が相手の時は、パヴェルは露骨に声のトーンを下げ、あまり怖くない感じで叫んだ……。
●
「エヴァくん、そろそろ時間だよ……あ。口にケチャップついてる」
アルマはエヴァンが立っている場所の前に念写で壁の映像をセットすると、ハンカチでエヴァンの口を拭いた。
「ありがと、アルマ」
「じゃあ、頑張ってねー」
エヴァンはスタッフルームへと引き揚げていくアルマに手を振った。
「ヴヴヴ……ゥォォ……」
「ピキューーッ!」
エヴァンは喉を震わせ、魔獣の唸りや叫びを再現した。いつも仕事で聞いているので、再現はお手の物だ。念写でアルマが作った偽の壁の裏から何度も不気味な声を出した。エヴァンは熱心に仕事に励んでいたのだが……。
「おーい、エヴァくん、やりすぎ! 小さい子が泣いちゃった!」
「あわわ、レスキューしてきます!」
伝声管でアルマに怒られたエヴァンは慌てて通路に飛び出し、泣いた子を出口まで連れていった。
●
「さあ、始めるぜヨル」
ヨル・スレイマンと組んだナハシュは、適当なダンジョンの隅に陣取り、念写で自分達の目前に周囲の壁の映像を作り出した。
「君はほんと、こういうの(悪戯)は得意だよね……」
「おう! さらに『エリアサイレンス』! これで俺達はナイショ話し放題だぜ! 壁の裏は俺達にも見えねえけど、捜波で探知すれば問題ねえ」
ナハシュの歯がキラリと光った。イキイキとした相棒の姿に、ヨルはうんうんと頷く。
(今日は大いに勉強させて貰う事にしよう)
ナハシュは定期的に捜波を使って気配を探りながら、エリアサイレンスをその都度かけ直し、挑戦者を待った。
「ヨル、今だ!」
「よし」
ナハシュから合図をもらったヨルは、閃光塗弾から取り出した液を腕に塗布し、にゅっと壁から突き出した。
「おわー! びっくりした!」
たまたま通りかかったネロは飛び出した腕に驚き、悲鳴を上げた。客の反応は上々だ。手応えを感じたヨルは、続いて閃光液でブランケットにお化けの絵を描いてみた。
「お化けってこんな感じ?」
「いいんじゃね? ちょっと顔が人間離れしてるけど」
「血に飢えた亡者だから顔はこんな感じだよ」
「そういうもんか。――あ、ヨル。また来たぞ!」
「来た? 出す?」
「おう! 出せ!」
●
「学園はちょっとだけ来たことあるの! 案内してあげるわ」
ふんす、鼻息を荒くし、どや顔を披露したシャロン・ラ・モリエールは意気揚々と悠人・ラドルファスを引っ張り回していた。なんか学園で面白いイベントがあるという噂を聞きつけ、共に学園に繰り出してきたのだ。
「きもだめし……? よくわからないわ。悠人、分かる?」
しかし、体育館へと辿り着いたシャロンは首をかしげていた。
「俺も良く分からん」
悠人も首を横に振る。悠人に至っては肝試し大会どころか、パンクリアース学園自体が何なのかよく分からない状態でここに連れてこられたのであった。
「ともかく行ってみましょう、なんだか楽しそうな看板があるし!」
そんな風に鼻息荒く、学園地下ダンジョンに足を踏み入れたシャロンだったが……。
「ここ、なんだか気味が悪いわ……」
体育館の地下に降りる階段の時点で、シャロンはすでにしぼんでいた。どうやら学園地下のダンジョンに来るのは初めてだったらしい。悠人は溜息をつき、シャロンを先導して階段を降りて行く。
●
「カップルが多いのを見ると聖霊節近い感じしてくるなー。別に良いんだけどね、別に僻んではいない……恋人いないけど」
近づいてくるシャロンと悠人を羨ましそうに見つめながら、ぼそりと呟くヨル。カップルを脅かして盛り上げるという役割に、ふと一抹の空しさを覚えてしまったのだ。
シュバッ! それでもヨルがお化けの絵を突き出すと、シャロンが悲鳴を上げた。
「きゃわーっ!?」
たまらず悲鳴を上げ、悠人に抱きつく。悠人はしっかりシャロンを抱き留めながら尻尾に目を落とした。シャロンの尻尾は膨張し、極太しっぽになっている。ついでに耳もイカ耳状態。これはかなりキている証拠だ。
「いやぁぁ!! 助けてぇ悠人ー!」
「大丈夫だ」
悠人はシャロンの髪をやさしく撫でながら、めったに言わない優しい言葉をかけ、シャロンを慰めた。あまりにシャロンが怖がるので、悠人は我ながら無粋だなと思いつつも、シャロンを諭す。
「幽霊なんてものが干渉できるなら俺達もちゃんと殺せる、だから怖くない」
「幽霊は殺せる? ……はっ、そうよね、相手が触れるならこっちも触れるはずよね……?」
(やばそう)
死の危険を感じたヨルは、慌ててお化けを引っ込めた。
「でも急にグオオオオとか言われたらびっくりするのは反射なので我慢できないの……」
「分かった、突っ切ろう」
シャロンに再びしがみつかれた悠人は、シャロンの手を引き、仕掛けや怪物を全部無視して突っ走った。二人がようやく出口に辿り着き、一息ついた後。
「私の婚約者は最高ね」
シャロンはそう言ってにっこり笑った。
●
「怨霊や怪物の扮装をするのも良いが、それらは「実在する」以上、怖いパワーは低めだ。やはり人を真に恐怖させるのは、この世に有り得べからざるモノであろう。見よ! 恐怖! 白黒逆転ジャイアントパンダ!」
ダンジョン内に配備されたハッタは、パンダボディの黒毛部分を白に、白毛部分を黒く塗り替えて、ダンジョンに立っていた。いわば、反転ハッタである。
(脳が理解を拒む……GPが贈るこの冬最大の恐怖……。ぜひ存分に堪能してもらいたいところだ)
「なんかブチ猫みたいなマスコットキャラがいる! 癒されるー!」
「すみません、息子を撫でてもらえますか?」
(ふむう……市民たちはおれの想像以上に胆力があるようだな……流石は王都グランスパーダ……)
彼の予想に反し、リバース・ハッタは女性客やキッズ層に大好評であった。
「うわああああ! 白黒逆のパンダだー!」
だがネロだけは、出会い頭に悲鳴を上げた。
●
「怪物とかは脅かされるという実感を伴ってこその恐怖ですからね。作り物だと気が抜けて怖がってくれるか分かりませんし、普通に修羅場くぐってる方が最近少なくないので」
スタッフ用の隠し通路に身を隠しているヴィルヘルミナの全身にはまるで奇病に感染したかのように謎の斑点が大量に浮かび上がっていた。他の怪物役スタッフと差別化する為、特殊メイク担当者に頼んでそうしてもらったのだ。
「私のはそこまで怖くない方なので大丈夫でしょうきっと」
などと、本人は思っていたのだが。
「きゃー!」
「ぬわーー!」
通りがかる人々は漏れなく彼女の姿に悲鳴を上げた。歴戦の冒険者達と一般人では「怪物」に対する感覚が大きくずれていたのだ。
「そういえば、今回は一般人向けのイベントでしたね……」
ヴィルヘルミナはぽんと手を叩いた。
「それはそれとして、逃げるなら追いかけます」
ヴィルヘルミナは逃げる市民をダッシュで追いかけ回したのであった。
●
「収穫祭の時に用意したこの衣装に、まさか二度目の出番が来る事になろうとは」
クローリカは漆黒のタキシードに袖を通しながら、ぽつりと呟いた。さらにのっぺりした不気味な白い仮面を装着し、怪人『ボスお化け』の復活である。
「まあ、今回はボスではなく普通のお化け役なのですが」
今回のイベントは肝試し大会だ。戦うのはNGなので演出だけで怖がらせる必要がある。
「あら、あんな所に鏡があるわ。下にあるのは、手紙?」
(来ましたね)
クローリカは気配を殺し、来訪者が近づくのを待った。そして来訪者が鏡の前に置いてある手紙を拾い上げ、読もうとした瞬間を見計らい、クローリカは隠し扉を使い、来訪者の後ろに出現した。
「いつの間にか鏡に人が……!?」
(ナイスリアクションです! 演出から自分で考えた甲斐もあるというもの)
「フハハハハハハ!」
怪人になりきっているクローリカは高笑いを上げ、再び隠し通路の奥へと消えた。
●
ノイアンは幽霊の類を恐ろしいとは思っていない。授恵者ならば、他の怪物達と同じく排除が可能だからだ。もちろんその実力はピンキリなので侮っているわけではないが、今回の「お化け」の正体は学生のコスプレだ。ノイアンが恐れる理由はない。
「……」
一方、シルヴィアは不安そうな顔をしていた。貴族としてというだけではなく、友人や後輩のマリリンに心配を掛けたくないから表には出さなかったが、彼女はノイアンほどには肝が据わってはいないのだ。シルヴィアもノイアンと同じく、幽霊は全く怖くないのだが、「暗闇から突然何かが出てくること」を恐れていた。良家の生まれであるがゆえの、不意打ちや暗殺への不安。恐怖心というより驚きによるものだ。
「……もしかして、怖いのか? 少し入場も躊躇っていたように見えたが」
ノイアンにとって、シルヴィアの反応は少し意外だった。
「いや――」
シルヴィアがノイアンに反論しようとしたその時だった。
「恨めしや、恨めしや、故郷はどこぞ、故郷はどこぞ、恨めしや、恨めしや」
亜人奴隷のゾンビに扮したベルクが暗がりからぬっと飛び出してきた。血糊をたっぷりと付け、ぼさぼさの髪と手枷の鎖を振り乱しながら、ベルクは狂ったように笑い声を上げる。
「きゃああああああ」
たまらず悲鳴を上げたシルヴィアは、ノイアンの後ろへと隠れ、服をぎゅっと握った。
「けけけけけけけけけけけ!」
(驚かすのは久しぶりで本能がうずくの、いたずらしがいがある♪)
ベルクは満足そうににたりと笑うと、そのまま二人の脇をすり抜けて通路の奥へと消えた。
「今の悲鳴は、その、聞き間違いだろうか」
珍しく驚愕に目を見開いたノイアンは、自分の背後から慌てて出てきたシルヴィアへと問いかけた。
「怖くないわ! 早く行きましょう……!」
シルヴィアに涙目で睨まれ、ノイアンは。
「そ、そうだな。そうしよう」
こくこくと頷き、シルヴィアと共に出口へと向かったのだった。
●
「……模擬ダンジョンね……こんな事もできるのか。面白いな」
ダンジョンの内装にナキルは感心した。見た感じはいかにも迷宮という感じだ。とても体育館の地下とは思えない。
「怖かったら手、繋いでも良いんだぜ?」
ナキルはミアをからかうように笑った。だが。
「わるいご、いねがぁ?」
「うわぁメイク本格的! 凄い!」
「ヴヴヴ……ゥォォ……」
「音が本物のダンジョンより迫力あるー! 出てくるタイミングが最高!」
エフィルミアはご機嫌だった。スタッフたちは泣かすつもりで頑張っているが、百戦錬磨の冒険者であるエフィルミアには流石に通じなかったようだ。
「ぐぬぬ……これならどうです!」
物陰に隠れていたトーラは紋具のスイッチを操作し、天井の照明をチカチカさせた。さらに、四つん這いになってその辺を高速で走り回り、カサカサと不気味な音を立てて恐怖を煽る。前々から、トーラはこの二人の関係についてはやきもきしていたのだ。
(くっつけ~くっつけ~)
トーラは二人に対し念を送った。すると、トーラの思念が通じたのか、ナキルがそっとエフィルミアの手を握った。
(怖かったのかな? 可愛い!)
エフィルミアはそっとその手を握り返した。
「コレ、終わったら生徒会室連行すっからな。さーて、息抜き楽しもうぜー!」
ナキルは繋いだ手を持ち上げ、「おーっ」と気合を入れた。
「この後連行!? ナキルくんの裏切り者ー!!」
エフィルミアはバタバタともがいたが、ナキルは決して手を離さなかった。
●
「中はどうなっているのでしょうか……楽しみですよね」
イヴェール・イリュジオンは地下への階段を下りながら、イイ笑顔で同行者のレティシアへと話しかけた。すると、レティシアは優雅に微笑んだ。
「ええ、とても楽しみですね」
実のところ、レティシアはこういう雰囲気は苦手だ。だが学園OGとして、そして貴族として、後輩達に無様な姿を見せるわけにはいかないと、気丈に振舞っているのである。イヴェールはそれを察しているのか、レティシアの足取りがいつもより微妙に遅いことに気付きつつも、気付かないフリをしていた。ちなみにイヴェールがここに来た目的は怖がっているレティシアの姿を余すことなく観察することである。
「こういう場所は頭上や横道から何かが出てきたりするものですが……あ、レティシアさん足元」
「あら」
レティシアの顔が下を向いた瞬間、イヴェールはすかさずレティシアの首元に魔法で作り出した水滴を落とした。さらにシーフ顔負けの俊敏さを発揮し、すっ……と来た道を戻って通路の角に滑り込み、顔だけ出してレティシアの様子を観察した。おろおろしている様子を十分楽しんだ後、またすっと近づき、背後から声をかけた。
「ひゃあああああああ!?」
ぺたんと床に座り込んだレティシアは羞恥に震えながら、イヴェールに上目遣いで抗議の視線を送った。
「ごめんなさい。大変失礼だとは思うのですが素直に怖がるレティシアさんが可愛くてつい……」
その時、どこからかエコーがかかった厳かな声が聞こえてきた。
「守りたき者、あるならば……手を繋ぎ……手放さぬよう構えておくが、良いだろう……」
「あら、この声、どこかで聞いたような……」
「レティシアさん。この声はきっと導きの声なので従いましょう」
イヴェールは戸惑うレティシアの手を取ると、今度は離れないようにしっかりと手を繋いだ。しばらく歩いた後、レティシアはぼそぼそとイヴェールの耳元で囁く。
「……あの、先程の事は忘れて頂けませんか……?」
●
「そろそろ勝負時だな」
距離を保ったまま、透視能力を駆使して壁の裏からリオンとラティオをストーキングしていたロイはぼそりと呟いた。マリリンからあらかた仕掛けの情報をリークされていたリオンと違い、ラティオはちょっと弱ってきている。あとはリオンに活躍の場を与えればあるいは。(色んな意味で)覚悟を決めたロイは、相棒の栗鼠の分身に魔獣の皮(自家製)を被せ、二人の前へと突撃させた。
「キュラアアアアア!」
ロイのリス魔獣はジャンプし、リオンの腹を殴りつけた!
「がはっ!」
いきなり殴り付けられたリオンはよろめいた。手加減こそしているが、この演出はリオンにも知らせていない。いわば片八百長である。ロイはリオンの本気に賭けたのだ。
「なにこれ!? もしかして、本物の怪物!?」
「キュウウ!」
怪物はラティオの前に立ちはだかり、威嚇のポーズを取った。
「先輩に手を出すなッ!」
リオンがギロリとリスを睨み付けると、リスは煙のように消滅し、魔獣の皮だけがその場に残った。
「なんだ、幻か……。あっぶないわねー。リオン、本当に怪我してない? 大丈夫?」
「いえ、大丈夫です。先輩に怪我がなくてよかった」
二人の雰囲気が少し変わったことを見届け、ロイは満足そうに笑った。
「ああ、良い仕事をした……悔いは無い……」
なお、ロイは全てが終わった後、「やりすぎだ」と各方面からめちゃくちゃ怒られた。
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「うおお! うまい! お弁当も飲み物も最高! お手伝いした甲斐がありました!」
「うまいなぁ、これ」
イベント終了後、シェオルとパヴェルは貴族弁当をもりもり食べ、ジュースをガブ飲みし、感激していた。
「酒がないのが辛いが、この弁当とお菓子はおいしいな!!」
ベルクも貴族弁当を堪能していた。とろけるような牛肉や、ホクホクのジャガイモ、自分ではとても買う気になれない高級フルーツなどがぎっしり詰まったお弁当に舌鼓を打ち、百合茶を何杯も飲み、スイーツを攫って行く。
「ヨル、紅茶もくれ。甘いのだけだと死ぬ」
「ほい、お茶。なんか高そうなやつ」
「サンキュ! おやつ食べ放題ってのは役得だな!」
ナハシュもヨルと共に、おやつに舌鼓を打っている。
「はい、あーん」
「あーん。流石、貴族弁当ですね! お美味しいです! ぼくはこの為にスタッフになりました!」
「それは良かったです!」
エヴァンはアルマといちゃついている姿を生暖かく見守る学園生達へとグッと親指を立てた。
「みなさん、お疲れ様でした。いいものが見れたので私は満足です」
「イヴェール様、後輩の前でその話は……!」
「おっと、失礼。忘れる約束でしたね」
「?」
友人が口を滑らせ、慌てるレティシア。珍しい光景に首をかしげつつ、ヴィルヘルミナはお茶をすすり、弁当を頂いていた。
「あれ、部長。マリリンさんどこ行ったの? それに、冒険者さんも何人かいなくなってんだけど」
「ああ、あの人達なら、なんか大事な用があるから後で来るって」
「ふーん」
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「先輩、今日はありがとうございました。楽しかったです」
「私も楽しかったわ。それに、さっきのはちょっとかっこよかったわよ」
(抱けぇー! リオン! ここで肩を抱けぇー!)
(リオン様! 今こそ勇気を!)
(リオンさん、頑張って!)
リオンとラティオはマリリン及び彼女の協力者達がこっそりと見守る中、仲良く寮へと帰って行ったのだった……。
マスターコメント
イベントシナリオ易しい 報酬:無し25 / 4〜25人
2021年12月18日 07時08分28秒 公開
参加者
相談掲示板
ロイ・アウレアです。よろしくお願いします。 出来たら脅される側で、恋人にきゃーとして欲しかったんだが …恐怖で暴走しそう…とD破壊を暗示されたので 肝試しスタッフとして楽しむ予定です。尚、ネタはこれから考えます。
スィーリーンと申します。よろしくお願いします。 スタッフ側で、衣装や小道具作成のお手伝いをする予定です。
パヴェルだ。よろしくなぁ。 スタッフ側で驚かす役になるぜ。 な
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いしますね。 私はスタッフ側で動こうかなと。
ベルクだ、よろしく頼む。 スタッフ側(脅かし役)で参加する。
クローリカです、よろしくお願いします。 脅かす役のスタッフとして参加したいと思います。
ここまでスタッフオンリー……だと!? 錚々たる面子… ……ノイアンだ。友人と一緒に参加者側で参戦の予定だ。よろしく頼む。
シルヴィアだ。今回はよろしくね。 幽霊は怖くないけど、暗闇から突然何か出てくるのは……ほら、不意打ちだろう?( という訳でノイアンと一緒に参加者側で参戦するつもりだ。当日は楽しもうね。
「ナキルだ、よろしくな…! って、結構スタッフ希望多い…か…? いやそうでもねェ? >ロイ兄ちゃん D破壊は流石にやべぇな…生き埋めにされる…」
No.10
サイラスだ、よろしくなー あんまりおらんでもアレだろうから参加者するわ。 後はNPCにはちょっかい出すかも知らん。なんかこうこの名前どっかで聞いたような…気の所為なようなみたいな感じなので気分次第では辞めるけど
僕は参加者で行くね!
ハッタだ。世話になる。
埋まったみてぇだな。みんな楽しもうぜぇ。 スィーリーンの姉ちゃん> おっ、丁度化ける為の小道具や衣装がほしくてよぉ 良かったら手伝ってくれねぇかい? 参加者として楽しむのも此処を見るだろうし、 ネタばらしするのももったいねぇから、 詳しい事は手紙かなんかで伝えようと思うが、どうだろうか。
>パヴェル様 お声かけ有難うございます、私でよろしければ喜んで。 ええ、お手紙で構いませんよ。
ナハシュだ。よろしく。 今んとこはスタッフの予定でいる。お菓子食い放題なんだろ?
「>ナハシュ ショーユも飲み放題だぜ(がし) と、冗談はさておき… とりあえず、参加者側でミアと参加する方針で… もしかすると、ラティオと、リオンとも絡むかもしれねーし。 絡まねェかもしれない。(色々考案中)」
エヴァン・ピオネロです。宜しくお願いします! 貴族弁当がお美味しそうで食べて見たく…スタッフです(グッ) 以前、声帯模写を使って舞台演出のお手伝いをしたので、今回もそう言う系を考えてます。
スタッフ側での仕事は案内看板やダンジョン内の雰囲気づくりをしようと思う。 それと、リオンとラティオに《サクラ》が必要だからと カップルで入って貰って軽く悲鳴(演技力)を頼もうかと思うので 入られてしまうと不味い場合は教えてくださいね。 (能力者として?)頼もしいと思わせるまで行けると良さそうなので 脅かし側の演出に期待と、リオンはシーフと記憶してるから 違う意味の緊急事態(演出)が出来ないかな…とは考えてるよ。(まだ思いつかず)
スィーリーンの姉ちゃん> 有難うなぁ。手紙送っておいたぜ。
>パヴェル様 お手紙有難うございます。 返信いたしましたのでご確認下さいませ。
アルマだよ、どーぞよろしくねー お弁当美味しそう…じゃなかった いつかの演劇の時と同じくメイク?のお手伝いをしようかなと思ってるよ
エフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 生徒会長として部の活動をチェックするのは大事です!(きりっ) という事で参加者でいこうと思いますっ。 決して楽しむためだけに来たわけじゃないのです! これも仕事!仕事ですから!! 生徒会の書類から逃げるための嘘じゃないですから! ちょっと見逃してくださいーーーー!!(ダッシュで逃げつつ
「>ミア あぁ、うん。仕事な、仕事なら仕方ないな(ガシっと捕獲) 息抜きは大事だもんな、解るぜ。オレも勉強、数時間くらいしたら休憩入れるからよ。 よーし、遊ぶぜー! あ、コレ終わったら生徒会室連れ戻すからな。」
……ぁ……レベル8のウォーリアと書いてある。 見落とした上にシーフと思い込んでた…。 違う意味の緊急事態(演出)は二人がDの奥まで入ったタイミングで自分も入り 本物の魔獣が迷い込んだかも知れない(当然に勘違いかも知れない)ので ラティオさんを守って騒ぎ立てず外へとか…知らせようと思う(後は脅かし役の方にタッチ) その為にも中のルートを他人を巻込まないよう一方通行で設定するとか…準備段階で頑張る所存です。 危険・被りとかがありましたらお知らせを…根本的な見直しや手順を考えます。
>コレ終わったら生徒会室連れ戻すからな 何でそういう事するのーー!?(じたばた) ナキルくんの裏切り者ーーー!!うわーん!
「>ミア ……ウォーリアの握力舐めんなよ…(ガッシリ確保) いや、ホント。オレよりいい加減な時はトコトンいい加減だよな… はいはい、裏切り者だー(ズルズル) 終わるまで付き合ってやるからなー…期待されてるんだから、頼むぜ生徒会長さんよ…。」
イベント実行委員のマリリンですわ。みなさま、よろしくお願いいたします。明日の朝8時が出発時間となります。プレイングの送り忘れにはご注意下さいませ。