【帝国】クリーパーがリンゴ担いでやってくる?
菊華 伴
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シナリオID:1418
オープニング
――帝国南部・ズレハノ村
「食べ物が足りない?」
「うん。この辺だと、だいたいどこ行っても食べ物が足りないって聞くぜ」
帝国南部、復興最中のとある村。様子を見に行ったリットが新米帝国兵のユジンへと報告した。リットは「もう一つ」と付け加えるように、
「あと、燃やすものも足りなくてこまってるってさ。なんか薪が足りないとかそんな感じで」
「薪も、かぁ……マジでヤバいじゃねぇかよ……」
ユジンはそういいながらリットとその村を見た。
周辺に木は少なく、燃料になるような物もあまりない。このままでは冬が越せない可能性が高い。
「村の人も冒険者にも力を借りてどうにかできねぇかなって言ってたし……ユジンにーちゃん、どうにかできねぇ?」
「とりあえず、帝国兵からの依頼ってことで協力を仰いでみる。リット、他にはどんなことを聞いた?」
ユジンは案外綺麗な字でメモを取り、確認すると、リットは帽子をかぶりなおしながら考え……「そうそう!」と声を上げた。
「わっ! いきなり大きな声出さないでくれ……」
「悪い、悪い! 俺が思い出したのは、村の近くにこんなんがいきなり生えてたから食べ物に関してはちょっと解決できるんじゃねぇかなって!」
獅子の耳を押さえたユジンに、からから笑うリットは……『いきなり生えてた』というナニカをユジンに見せるべく外に出よう、と言った。
リットに連れられたのは、村から500m離れた所にある、大きな木。一見なんも変哲もないリンゴの木みたいなものだが……。
「村の人の話によると、ここ2,3日で生えたみたいだって」
「いや、どうみてもこれ異常だろ!?」
リットの報告に、ユジンが頭を抱える。2,3日で木がこんなに大きくなるはずがないからだ。
「あれはなんだ?! こんなところにあったか?」
「みて、リンゴがいっぱいなってるわ!」
木(?)の周りには沢山の村人たちが集まっており、不思議そうに見ている。その内、風もないのに枝が揺れ、音を立てて幾つものリンゴ……のような物が落ちてきた。
「すっごくいい匂いがするぞ!」
「あら、美味しそう!」
村人たちは落ちてきたリンゴのような物を拾い始める。リットは不思議そうにそれを拾い上げ、匂いを嗅いだ。
「うん、匂いはリンゴだ。凄く美味そう」
「でも、本当にリンゴなのか? 急に生えていたんだろ?」
ユジンが訝しがり、少し考えた後……、とある人物を呼び出した。
●美味しそうだが一先ずは……
「これが、ユジンさんが言っていた木かぁ」
白衣っぽいローブを纏ったレビジュ・バトーが木を見上げながら言った。彼は元々帝国軍からの依頼でこの村に傷薬などを作っていた。ユジンは、薬草に詳しい彼ならばなんかわかるのではないか、と思ったらしい。
「この実、どう見てもリンゴっぽいよな」
リットがその実をレビジュに見せれば、彼は礼を述べて思いっきり齧った。本人は毒見の心算だったのだろうが、これにユジンは面食らう。
「おい! 毒だったら……」
「うん。普通のリンゴと同じだねっ。とても美味しいよ! いきなり生えてきたらしい木はもしかしたらクリーパーかもしれないけれど……」
と木から距離をとりながら言えば、急に根っこが動き出し、僅かに地面がうねる。
「うぉっ?! こいつは授恵者案件か? リット、俺達で民間人を避難させよう! レビジュ、近くの授恵者を集められるか?」
ユジンの問いに、レビジュは「ん~」と考えつつ襲い掛かってくる根を避ける。
「やれるだけのこと、やってみるよ。ユジンさんとリットさんは村の人をお願い!」
レビジュはそれだけいうと、襲い掛かってくる根から回避し続けた。ある程度離れると鎮静化したのか、地面のうねりは減り、たくさんのリンゴを落とす。そして、少しだけ木の皮や枝も落ちてきていた。
「このリンゴは美味しいし、村の人に食べて貰いたいんだけど……」
この枝や皮も使えるし、としばし観察をするレビジュ。彼は大きな木っぽいクリーパーを見上げながら、「この村の食糧問題と薪問題の解決に一役買いそうだなぁ」と算段するのであった。
解説
マスターより
リプレイ
●大きなクリーパーの下で
目の前に聳える、一見リンゴの木っぽいクリーパー。確かに脅威ではあるが、これを倒せば沢山の食料と沢山の薪が入手できる。
「リスさん、お願いしますね~っ!」
エルナ・クルプファルツは、エーテルリンクしたリスを木に解き放ち、リンゴっぽい実の近くで跳ねさせる。どうやら、こうして木の実を落とす作戦らしい。
クリーパーではあるが、その辺りは気にしないらしい。特に邪魔される事無くリスは楽し気に跳ね、実を落とす。
(落ちた木の実をどんどん拾って、麻袋に入れていきましょう!)
エルナは麻袋を取り出し、素早く入れていく。すると……少し離れた所で観察していたミツキ・アインホルンが黄の魔導書を手に表情を引き締めていた。
(木材と食材の不足を解決し、クリーパー討伐にもなる。これは、最大限の成果を上げないと、ね)
呼吸を整えたミツキは、早速装甲や肉体を脆くさせるエーテルを木に放つ。すると、木がぶるん、と身震いし、木の実をちょっとだけ落とした。
ミツキに続き、動く者がいた。
「クリーパーめ! 貴様を倒して、林檎と薪を村に届けるぜ!」
という勇ましい声と共に派手な音が辺りに響く。その発生源は勢い良くクリーパーに迫り、〈雷神剣〉をぶちかましたアルベルト=V=シュタールシュヴェーアト。因みに本日は〈キャッスルガード〉装備なのでスピードは犠牲になったがより頑強になっている!
衝撃の強さで再び実が沢山落ちる。勿論根がうねって彼らを襲うがそこは腕の立つ冒険者。稚拙な根っこ捌きでは彼らを捕らえることはできない。
光輝くエーテルを纏い、鞭となった枝を受け止めるサマエラ=フォリウムは、攻撃を引き付けようと動いていた。
(食糧と薪になるクリーパー……。実に素晴らしいな、まさに現状に即している)
ここできっちり食料と薪を入手する為に、攻撃の引き付けに専念しようと気合を入れるサマエラ。
落下攻撃を誘うように動けば、木の実が次々に落ちていく。その合間にベルク・オスマットやイズル・M・ヴォルゴールが傷つく前に回収していく。
「できるだけ多くの木の実を集めよう」
「枝も集めて行こう!」
ベルクは一まとめにしてマジカルポケットに、イズルはバックパックに木の実を、手早く回収していく。彼はその他にも枝をマントに集め、決めた場所に集めておく。
(根を引き付けてくれる人がいるのは有難い)
サマエラに引き付けられなかった木の根を軽やかな足取りで躱したベルク。彼女は次々と木の実を素早く拾い上げ、袋に収めて言った。
一方イズルは他の面々の動きや状況を把握しながら、木の枝と木の実を回収していく。
彼が集めた木の実は印をつけた安全な場所に纏めておくようにすると、マジカルポケットを持っていない者は彼に倣い、そこに置いていく。そしてその度にイズルは〈戦術眼〉で戦場の様子を確認した。
(今の所、攻撃は木を攻撃する人にむいてる?)
そう考察している間にもミツキが木を弱体化させ、サマエラが引き付け、アルベルトが攻撃する。上手く連携が取れている様子に、彼が感心していると「危ない!」と声がかかる。
その声へと根が動き、切られる。どうやら、サマエラが助けてくれたようだ。
「念の為かけておくね」
と、〈ハウリング・オブ・ブルーフレア〉を発動させるアルマ・ヴァレンタイン。彼女のお陰でこの木の周辺にいる面々のほぼ全員が青白い炎を身に纏ったようにみえる。
(見た目はただのりんごの木でもクリーパーだもんねー……)
油断はできない、と思っての発動だろう。そして、少しでも木の実が傷つかぬよう、とブランケットを地面にひいて対策してみる。
その傍らで木を見上げていたエヴァン・ピオネロは木の実を見上げながら考える。
「爆炎だと焼きリンゴに成りそうですね……」
威力を弱めた〈豪風〉でどうにか落とせないか試してみると、面白いほどに木の実がぽろぽろ落ちていく。これには慌ててルルト・アーキスが袋を持って駆け出す他、イズルとベルクも必死に拾っていく。
「わぁ! 豊作だねっ! ともかく安心して冬を越せるように林檎集め頑張るよ!」
「気をつけろよ! 俺がいる限り怪我させないけどな」
と、ルルトよりやや前方に立ち、木を攻撃するアルバス・ロウルが注意を促す。
「おい、クリーパー! その実は飾りか!」
明らかな挑発に、クリーパーが身を震わせる。その刹那、音を立てて木の実が落ちてきた。そして一緒に落ちてくるエルナの相棒。
「わわっ?! キミ、大丈夫?」
ルルトがリスに問いかけると、リスは大丈夫というように尻尾を揺らして木へ飛び移る。様子が見えたのか、エルナが「ありがとう!」と手を振った。
一方、カルフ・オルヴォとセオ・ウルジオが協力して木の枝をゲットしていた。
(木の実を拾う人が多い気がしますね。寒いのは嫌ですし……)
彼は祭刀を手に祈り、カルフを中心にして仲間たちに守護の力を秘めた光を放つ。
「! ありがとよ、セオ」
カルフは感謝を込めてセオの頭をぽんぽんすると、大太刀を構えて陽動を狙う。
(苗木とかで生かしといて定期的に収穫出来りゃあ良いんだが……。それは無理な話か?)
と、考えながら木を見上げるも、
「まぁ、冷静に考えて巨大化されても面倒という事なら仕方がないか」
軽やかに攻撃を避けながらカルフは頷く。そんな彼の姿をセオは「カフさんそこだー! いけー!」と応援しているのだが、その間も木の実が降ってくるわけで……。
「ウルジオ殿、木の実が潰れてしまうぞ」
「はっ?!」
ベルクの言葉で我に帰ると、〈天眼〉で全体把握し木の傍へ。そして、潰されそうな位置の木の実を次々に拾っては開いたままのバックパックへと入れていく。
合間に地震がおこるも、どうにか堪えられるのは授恵者だからだろうか?
(みんな凄いわね)
ミツキはクリーパーを弱体化させようとスキルを振るいつつも仲間の動きに感心していた。
アルバスが「ほら、こっちだ!」と自信満々な笑みで挑発して根を誘い、カルフとサマエラもまた呼吸を合わせ、根を引き付けていく。そしてエヴァンが風で木の実を落とし、アルベルトが〈チャージング〉からの強力な攻撃でクリーパーにダメージを与える。傷を負えばアルマが回復し前線へと送ってくれる。
前衛組が頑張る中、ベルク、イズル、セオ、ルルトも手分けして木の実や枝を拾い、集めていく。回復の必要がない時は、アルマも拾うのを手伝ってくれた。
「そっちの方は任せたよー!」
「はいっ! あ、カフさん、いっけー!!」
ルルトの声に反応しつつも、セオはそつなくカルフを応援する。一方イズルは〈戦術眼〉で戦況を見極め、アルマが動けなかった場合適度に癒しのエーテルを飛ばす。
「こっち回復に動く! 木の実を!」
「任せろ」
ベルクがその隙間を縫うように木の実採取に動き、潰さないよう心掛ける。
「さぁ、この調子でいこう!」
アルベルトが掛け声をかければ、いくつもの声が返ってくる。
(なかなか順調かしら?)
自分でも木の実を拾いながら、エルナはバランスの良いメンバー配置により効率よく回収している面々に口元を綻ばせる。だが、反対側はどうだろうか。
(少し気になりますね)
彼女は、なんとなく反対側の様子を見るのだった。
●回収するために戦いましょう
一方、その頃……エヴァンたちが戦っている場所の反対側では……。
「矢が刺さった木の実は穴が開いちゃうけど、傷む前にジャムとかに加工すれば無問題ですよね!」
「ええ。傷のついた物も、無傷の物も、食料になるなら利用させて貰いましょう!」
キリクが地震の影響を受けない絶妙な位置から木の実に矢を放ち、クリーパーの弱体化を狙っていた。その合間を縫うように接敵したトーラが、短剣に赤いエーテルを纏わせて幹を切り付ける。解けた赤い光が幹を戒めれば、僅かに根の攻撃が鈍くなったような気がした。本当に効果があったかは不明だが。
キリクから少し離れた場所では一人のゴブリナがむふぅ、と楽し気にクリーパーを見ている。
「『鴨が葱背負って』という言葉がシャルガネの言葉にあったのだ。このクリーパーは、天の供物で救世主となるのだ」
一応害を為す者ではあるが感謝を示すといい、とストレガ・L・リベルガストラは黄の魔導書を開き、手を木へと伸ばす。
パリッ、と乾いた音がいくつも響き、発動するは稲光のような光の檻。キリクが打ち抜いたリンゴを手早く拾っていたクオーレル ライアースは、その様子に「凄いな」と思わずつぶやく。
走り回る事が得意だと自負するだけあり、クオーレルの身のこなしは羽根のように軽やかだ。
「うん、地面に落ちる前に拾った方がよさそうだ」
「そうそう。潰れたりしたら食べれなくなっちゃうし」
そう相槌を打ったのはエミリア・シバ。彼女もまた洗練された素早さで木の実や枝を拾い上げる。麻袋も準備万端だ。
「三者三様、己が最善を尽くしているんだ。私達とて、不甲斐ない所は見せられん」
ナタリア・フィッツジェラルドがうんうんと頷き、集まった木の実が入った袋を荷馬車に乗せていく。今回はナタリアとエミリアが馬車を提供してくれたおかげで素早く村に木の実や枝を運べるだろう。
勿論、ナタリアも採取に動いている。万が一の事があればエーテルの波動を解放して仲間を援護する所存だ。
再び乾いた音が響く。ヴァンゲルス・ロッドが疾風の如き足捌きでもって接敵し、二本の閃きが木を揺らす。振動で木の実が落ち、クオーレルたちが回収に動く。
「木の実を落とす度にパワーダウンするってぇなら、拾いやすくもなるし、落とさない手はねぇな!」
ヴァンゲルスはふわっ、と軽やかな足捌きで下がれば、木の根が襲い掛かってくる。それでも軽やかに躱してしまう。海神・江流は「お見事」と彼の動きの洗練さを認めた。
「沢山叩けば沢山落ちるはず。俺もいこう!」
幹に刻まれる三連撃。江流は〈戦術眼〉と〈天眼〉を併用しながら状況を把握し、「雨のように降ってきたりんごで怪我したとか笑えないもんな」と落ちてきた木の実をキャッチしながら爽やかに笑った。
そこを狙う根の攻撃。「来ますよ!」とトーラが声をかければ、軽く返事を返し2人とも躱す。その動きに感心しながらも幹に攻撃をするロバ耳少年の姿を見つけ、ハーフリングの少女が「……ふぅん、元気そうじゃん」と興味深そうに微笑んだ。
「レビジュが真面目に仕事してるって聞いたから(揶揄いついでに)来てみたのだけどね。ま、私も手伝ってあげるわよ」
Re:Leeは何を思ったのか、クリーパーに近付くと鋼鉄の壁を展開。それを防壁にして木の実を拾い始めた。
「そういう使い方もあるんだ」
「なんでも使いようなのよ」
レビジュ・バトーがちょっと顔を強張らせているのは、この壁の所為で過去に痛い目を見たからだろうか? Re:Leeはレビジュの反応に苦笑いしつつも自分に攻撃がきたら〈魔霞〉で対応しようか、など考えていた。
「ふむ、こっちならば大丈夫な筈なのだ」
ストレガは木へと手を伸ばし、呼吸を整えてエーテルを収縮させる。炸裂する風は絶妙な加減で枝を直撃せず、風の力により実だけが落ちていく。
「……ストレガって派手にいくタイプなのかしら?」
鋼鉄の壁で身を庇うRe:Leeは、〈ハリケーンウォール〉で身を守りながら木の実を回収する。風に乗る銀髪を陽光に煌めかせ、彼女は拾った木の実を手に艶っぽく笑う。
「それにしても、これ、『リンゴ』っぽいわね!『リンゴ』、なんだか懐かしいわねー」
ね~? とレビジュに視線を向ければ、レビジュが「そうだねー」と複雑な表情を浮かべるのだった。
「友達も一緒だから、前よりちょびっと怖くねぇ……気がする!」
と、両手を握り締めるのは今回が戦闘依頼につくのが二回目らしいエクレア。その傍らでは、友達のユズがこくり、と頷いていた。
(出来たら、この依頼を切欠に、攻撃に自信、少しでも持って、欲しい)
自分もなかなか自信が持てなかった、とユズは年下の友達を暖かい眼差しで見つめる。
「あ、足引っ張ったらごめんな!?」と心配するエクレアに首を振り、ユズはこくり、と頷いて
「待ってて。先に、弱らせる」
少しでも魔法を当たり易くする為〈魔糸〉を発動させる。てきぱきと魔法を展開する友達の姿にエクレアは歓声を上げながら拍手する。
その様子をちらりと見ていたのは、ダチュラとハルノ・ヒビキ。
「なんか、ほのぼのしてますね」
「そうだな」
ちょっとほっこりした気がする2人だが、目的もちゃんと忘れてはいない。ヒビキはダチュラに勝負を持ち掛けていたのである。
「よーし、どっちがリンゴを多くゲットできるか勝負ですよー!!」
「クククッ、勝負な♪ わかったわかった♪ けど無茶はするなよ?」
元気に宣言するヒビキに、ダチュラは笑顔で頷いて早速勝負開始。攻撃の振動などで落ちる枝や木の実を(振動に耐えながら)拾っていく。
「採取は任せた!」
エクレアが2人にいえば「任された!」とヒビキが手を上げ返す。その間にユズは呼吸を整え木に不可視のエーテルを纏わせた。
「エクレアさん、……今、だよ」
「はぇ?! おう! ……が、頑張ってみる!!」
ユズに促され、エクレアが長杖を木の幹へ向けた。光輝くエーテルが高速で収束し、射出されたそれが音を立てて幹に突き立つ。
「!! たくさん落ちてくる!!」
エクレアが発動させた〈フリーズボルト〉の影響で一気に枝と木の実が落ちていく。それをダチュラとヒビキは見逃さなかった。
木の根の攻撃も何のその、彼女は軽いステップで避けてリンゴを拾う。まぁ、さり気無く回避の際ダチュラもフォローしていたりするが。ダチュラはヒビキが怪我をしないよう、全力でフォローするつもりらしい。
(さりげなく……)
とヒビキの袋に自分が拾った木の実を入れていたりするが、彼女は気付いていない(ユズは何か悟って見なかったことにした)。
と、そこで地震が発生。だが、ヒビキはどこ吹く風で拾い続ける。
(祖先がいた東方は地震が多かったらしいし、これぐらい余裕余裕!)
楽しそうに木の実を拾い続ける少女であったが、ふと木と木の実を見比べる。
(いっそのこと、地面に落ちる前にゲットすればいいのでは!!)
「ちょっと待ってくれ! 魔法が発動する!」
その視線で気づいたのか、エクレアが声を上げる。事実、ユズの方から木目掛け大量の小さな光弾が降り注いでいた。
「わわっ!? これはこれで一気に降ってくるな!?」
「傷はついてるけど、まだ食べられる」
ダチュラが袋を広げて身構え、落ちてくる木の実を受け止める。その近くでクオーレルはメテオライトの影響で傷ついたリンゴを拾って確認。実にいいリンゴの匂いがしてちょっとお腹がすいてしまったのは秘密だ。
「果梗部分なら、そんなに傷つかないかしら?」
と、〈魔矢〉を放つRe:Lee。絶妙なコントロールで打ち抜けば、木の実が落ちてくる。
(1つずつは効率が悪いかもしれないけど、もっと少なくなったらつかってみようかな)
攻撃がこちらに向いたら強化して回避しよう、と考えながら採取に勤しむRe:Leeであった。
攻撃組がバンバン攻撃していくが、まだ木は倒れそうにない。
(意外と頑丈ですね)
キリクは、もしいけそうなら〈見えない死神〉を放って倒せないかと考えていた。だが、いまではない、と地震攻撃や根の攻撃の勢いから感じた。
だが、木の根を軽々と回避しつつ枝を拾うエミリアたち回収組は微妙な違いに気付いていた。
「うふふ、ちょっと木の根の勢いが削がれたかしら?」
「そういえば、地震もちょっと弱まった気が……?」
ナタリアが最初の揺れを思い出して首を傾げる。だが、木を見上げれば木の実の数が減っているのを目視した。
(これは順調に行っているな)
彼女はふむ、と1つ頷く。
まだ油断はできないものの、ナタリアはエミリアを呼ぶと2,3打合せする。
「そうねぇ。反対側の方はイズルちゃんが一か所に纏めてるのよね~。もうちょっと木の根の攻撃が遅くなればもっと早く荷馬車に積み込めるかしら?」
「私も、そう思う。とにかく、今しばらくは攻撃と採取に専念しよう」
ナタリアとエミリアが頷き合っていると、エルナと目が合った。渡りに船だ、と思った2人は、エルナを手招きしイズルたちへ伝言を頼むのだった。
「そっち、根っこ行きました!」
「おっと!」
トーラの声で死角からの攻撃に気付いた江流は、バックステップでそれをかわす。目礼すると、トーラはちょっと照れたように笑った。
「それにしても、この木は頑丈ですね」
トーラは肉体を蝕むエーテルをまとわせた短剣を振るい、攻撃しながら呟く。それは江流とヴァンゲルスも考えた事であった。
遠方から攻撃している4人は直接幹に攻撃していない。その為気付きにくかったのかもしれない。
「思った以上に硬てぇな……」
「装甲が厚いのかなって最初思ったけど、単に体力が多いだけって可能性もあるかも?」
「だけど、攻撃の手を緩める理由にはならないな。幸い、木の攻撃は徐々に弱体化している」
ヴァンゲルスが顎を一撫でして頷き、レビジュが相槌を打ちつつ首を傾げる。江流はぐっ、と拳を握って3人を励ました。ぱっ、と見た限りでは場に合った言葉。しかし実の所、江流はちらっと木の実を見て小さく微笑み。
(数ある果物で一番好きなのがりんごなんだよね。あれは香りも似ている。味も似ているかもしれない。ちょっと食べるのが楽しみだな)
それ故に、ちょっと張り切っちゃっている江流であった。
「木の実、まだありますね……」
キリクが額に浮かんだ汗をぬぐいながら呟く。と、エクレアが、
「ちょっとどいてくれー! 派手にいくぞー!」
と警告。攻撃組が散開すれば、エーテルが収縮し、輝く氷嵐が枝を揺さぶる。
ストレガとユズが弱体化させるべく〈魔蝕〉と〈魔糸〉を与えているのも絶妙に効いているらしく、木は心なしか元気を失ってきているように思えた。
●収穫は、戦いだ
攻撃組が木の根や地震に耐えて攻撃していく中、回収組も奮闘し沢山の木の実や枝を回収することができた。イズルはエルナ経由でエミリアの伝言を聞き、頷く。
そして、エミリアから合図を貰い、ナタリアと同時に「一斉攻撃!」と叫んだ。
――決着をつける時である。
「リスさん! もっとゆすってくださいっ! あと一息でこの木は倒せそうですし!!」
エルナがリスへそう言えば、リスが楽し気に枝の上で跳ねる。〈エーテルリンク〉の力で分身したリス2匹分のジャンプは微力ながら木の実や枝を落とすのに役立っている。
「最後まで油断せずに……!」
「そろそろ効果が切れる頃」
ミツキとユズが木を挟むようにして〈マジックディソナンス〉や〈魔蝕〉を発動させる。そしてストレガがエクレアに「手分けして攻撃するのだ」と武器を構えさせ、エクレアが「おう!」と元気に応じる。
ストレガが〈豪風〉を、エクレアが〈魔矢〉を放ち、怯んだ隙にアルマとイズルが声を掛け合って治癒のエーテルを放つ。さすがに回避しきれない木の根もあり、傷つく者もいたようだ。
「沢山落とせー! そのまま薪に成れー!」
エヴァンもまた幹へ小さな光弾を幾つも叩きつけ、幹を揺らしていく。
それに続いたのはサマエラだ。
「これが効果を持つならば、沢山木の実を落とすかもしれないな」
彼女が踏み出して〈闘気槌〉を勢いよく叩きつければ、木の実と枝が雨のように降り注ぐ。さらにレビジュも続き、強力な三連撃を見舞う。
「揺れろ! 自分の揺れで実を落し、弱っちまえ!」
カルフが大太刀にエーテルを纏わせたまま幹へ不可視の衝撃を飛ばし、少し遅れて江流とトーラがそれぞれ強力な攻撃を見舞う。
「それにしても、よくこんなに実がなってたわね……」
エーテルを吸い上げて木の実にしていたのかしら? とRe:Leeが考察しながら木の実を拾う。
「よーし、幹によじ登ってみるよー!!」
とヒビキが木に登ろうとしたので、ダチュラは慌てて彼女を肩車。
(傍にいてみていれば大丈夫……か?)
ちょっと心配しつつもダチュラが見上げれば、ヒビキは「ありがと!」と彼に手を振って太目の枝を揺すっている。
「ふふっ、木の実の雨だな」
「確かにな」
クオーレルとベルクは降ってくる木の実を次々に受け止め、袋に入れていく。彼らから少し離れた所では、セオが太い枝を引っ張って……?
「わぁ立派な枝だなぁ……?! あれっ、抜けない??」
「それは根っこだっ!」
アルバスが根っこを断ち切る事で事なきを得た。因みに彼はちょっと前にセオの近くにいたルルトを根っこ攻撃から〈カバリング〉で守っていた為、直ぐに対応できたようだ。
そしてそのルルトは、相棒たるイイズナのシロと協力して木の実を拾っていた。
「シロ、木の実は終わってからだよ」
ルルトが優しく言えば、シロは愛らしい声を上げて返事する。
「うふふ♪ 傷つく前に拾わないと、ね?」
エミリアが風のように駆け込んで木の実を拾っていき、自分の持つ袋がかなり溜まってきたことに微笑む。
「こっちだ!」
ナタリアが、袋を運ぶ者たちを安全に荷馬車まで誘導する。幾つもの袋をひっくり返せば、荷馬車の中にリンゴに似た甘酸っぱい香りがふんわりと広がった。
「あと少し、か?」
ヴァンゲルスが流れるように二連撃を決め、その手ごたえから木の体力も底をつきかけているように思えた。
(だいぶ木の実が落ちたね。これならば……!)
チャンス到来、とばかりにキリクが〈見えない死神〉を発動させ矢を放つ。だが、ワンショットキルとまではいかなかったようだ。
「しぶといが、これで終わりだ!」
勢いよく駆け込んだアルベルトが鋭い一撃を幹に見舞う。と、先ほどキリクが放った矢が刺さり、皹が入った場所の反対側に刃が入る。そして……そのままミシミシと音を立て揺れ始めた。
「! 倒れるぞーっ!」
アルベルトの声が響き渡る。全員がどうにかこうにか安全な場所まで退避したころ、木は村とは反対方向に倒れたのであった。
「ふぅ、ようやくか……」
と、一息つくカルフだったが、ひょっこり現れたセオが彼の怪我を治癒しながら言う。
「まだ一仕事残っています。次はアレを薪にするために切るそうですよ」
「……だよなぁ」
でもちょっとだけ休ませてくれ、と思うカルフ。
それは他のメンバーも同じである。思いのほか敵は(頑丈的な意味で)強かった。しかし、元気が有り余っている者達は早速倒れた木を薪にするべく行動を開始していた。
「よぉし、次は枝打ちだな!」
「まだ木の実も残っているみたいだな。拾おう」
「こっちもやるのだ」
アルベルトが元気のある者を集めて率先して作業をはじめ、倒木の際落ちた木の実や、まだ枝についている木の実を採取しようとサマエラやストレガが袋片手に歩き出す。
「やるか」「はいっ」
カルフとセオも頷き合って動き出したのだった。
●おつかれさまでした
「これなら、この村が一冬過ごすには十分な量になったんじゃないかな」
集められた薪を見ながら、レビジュがうんうん、と頷く。
彼曰く、物凄くリンゴに似ているらしく、よく乾かせばよい薪になるだろう、との事だった。それを聞いたアルベルトは「リット君、いい樹を見つけたな。グッジョブだぜ!」と感心していた。
「クリーパー、不思議……なのだ。うむ、美味しいのだー」
ストレガは、むふぅ、と心を弾ませながら木の実を齧り「味もリンゴなのだ」と呟いた。
木の実は村の人々が一冬越すには十分な量を確保できた。それ故に冒険者たちにも振る舞われた。それだけの余裕があるほど木の実が収穫できたということは、喜ばしい。まぁ、暫くは加工に大わらわになるだろうが……。
「確かに、旨いなこれ……」
木の実を齧ったベルクが、ちょっと驚いたように呟く。アルベルトもまたベルクと同意見であり、2人は顔を見合わせる。
(クリーパーはエーテルを吸っている……らしいな)
(たらふく吸い込んだエーテルがこの木の実を美味しくしたのか?)
アルベルトとベルクは、しばしストレガも交えて木の実について話すのだった。
「おつかれさまでした」
トーラがレビジュに話しかけると、少年は「おつかれさま、協力ありがと」と少し照れ交じりに頭を下げる。
「思ったより元気そうですね」
とトーラに言われ、レビジュは「まぁね」と恥ずかしそうに小さく頷く。
彼女は、レビジュの行動に責任を持つと誓った身であり、約束通り働いている姿にほっ、としたようだ。
(他の子供達にも関わってきますし、早く会えたらいいですね)
トーラは、そっと祈りながらレビジュを見つめるのだった。
一方、Re:Leeもまたレビジュに話しかける。
「そういえば、なんかすごくウキウキしてない?」
「だって、匂いも味も大好きなリンゴっぽいから……っ」
レビジュはそう言ってから、顔を真っ赤にしてしまう。年相応に子供っぽい姿を見られて恥ずかしがる少年に、トーラとRe:Leeは優しく微笑んだ。
(とりあえず今の問題は解決できたけど、恒久対応は考えないとね……)
ミツキは、分け合った木の実を食べながらそんなことを考えていた。戦闘後ちょっと調査してみたが、この辺りは土が乾いている。
「乾燥してる土だと、植物を育てるのは骨が折れそうね……」
何か対策を考えなくては、と思う彼女の傍で、イズルと江流が木の実片手に何かを話している。何だろう、と思い聞いてみると、江流が木の実を見せた。
「種から苗木を作れたら、長期的な食料燃料対策にならないかなって。それで〈植物共感〉を使ってもらってるんだ」
しばらくして、イズルは残念そうに首を振った。
「やっぱり正体がクリーパーだからかな。できなかったよ。……試しに植えてみてもいいけど念のため離れた所がいいかな?」
「そうね……」
ミツキは相槌を打ちつつも、乾いた土の事が気になっていた。なんか、こう、言葉では表せないが、『何か』が乏しい気がするのである。
因みに、傷ついた果実の使い道についてはイズルが菓子などへの加工を提案しており、それはとても喜ばれ採用されたのだった。
一方、分けてもらえた木の実を早速持ってきた『鍋』や身に着けた『生活魔法』などを駆使して調理する者もいた。アルマである。
「はい、できあがり♪」
完成した焼きリンゴ風木の実に、エヴァン、アルバス、ルルトが歓声をあげる。
「そのまま食べるのもいいけど、アルマの料理もいいな。美味しい」
幸せそうな顔になるエヴァンに、アルマが照れる。アルバスは、出来立ての料理をはふはふ言いながら口にし、満足気に笑う。
「このとろりとした感じがいいな……」
「ちょっと冷えてきたから、暖かいのがうれしいな」
ルルトもほっこりした笑顔を見せて喜び、傍らではシロが木の実を美味しそうに食べている。頑張った甲斐があったな、と笑いあう4人であった。
少し離れた所ではセオとカルフが仲良く木の実を食べていた。
「あぁ、旨くてよい実だな」
どこか懐かしい味に笑みを浮かべるカルフに、セオは頷く。
「沢山木の実も薪も集まって、冬が越せると思うと誇らしいですね!」
彼の言葉に、カルフもまた「そうだな」と小さな声で相槌を打った。
「うまい!」
しゃりしゃりと美味しそうに食べるヒビキに、ダチュラは頷く。そうしながら彼は木の実収集の時の話をふった。
「クククッ♪ それにしても流石だなヒビキちゃん♪ すげー頑張ったじゃねーか♪」
「ふふっ」
ダチュラは、ちょっと優しい眼差しでヒビキを見る。ヒビキが嬉しそうにしているのが、何よりうれしく思うのだった。
馬車を用意したエミリアとナタリアは、沢山の薪や木の実を運ぶ事ができて安堵していた。この2人がそれぞれ用意してくれたおかげで、予想より早く村へ運ぶ事が出来たのだ。
傷ついた木の実はジャムやジュースになるらしい、と聞き2人はそれもおいしそうだ、と笑いあった。
「しかし、不思議だな。あのようなクリーパーがここへ偶然くるとは」
「そうよねぇ。でも、お陰で村が助かるんだもの」
二人は頷き合い、早速村の人が試作した木の実のジュースで乾杯するのであった。
ユズとエクレアも仲良く木の実を食べる。
(ちょっとは、自信、つくといいけれど……)
ユズがエクレアを見ると、彼はちょっとだけ目を輝かせて
「凄かったなぁ! 俺でもなんか強くなった気がする……!!」
とはしゃぐ。そんな彼が今後どんな風に活躍するのか、ちょっと楽しみなユズだった。
「いい匂い……。これはお世話になっている所で、新作パンの食材になる事でしょう」
キリクが木の実を手にし、ちょっと口元を綻ばせて呟く。それを聞いたのか、クオーレルが少し目を輝かせた。
「確かに、パンにも合いそうだ。ジャムにも加工されるようだから、楽しみだ」
「ふふ、きっとあのパン屋でも美味しいものに変わりますよ!」
キリクは木の実を片手に、お世話になったパン屋へ思いをはせる。クオーレルは「そんなに美味しく変わるのか」とちょっと気になった……かもしれない。
「そこのお二人さん! 村の人が試作品でジュースを作ったってさ。飲んでみるか?」
そこにカップを手にしたヴァンゲルスがやってくる。なんでも、試飲のジュースを配る手伝いを頼まれたのだという。キリクとクオーレルは礼を述べて飲んでみることにした。
突然襲来した、謎のクリーパー。
しかし、冒険者たちの活躍で無事に恵みとなり、村を救ったのだった。
(終)
マスターコメント
イベントシナリオ易しい 報酬:標準25 / 5〜25人
2021年10月09日 12時57分25秒 公開
参加者
相談掲示板
キャスターのミツキよ。よろしくね 私は攻撃に回ろうと思うわ。魔錆とかでクリーパーの能力を下げる予定よ。
シーフのクオーレルだ。よろしく頼むよ 僕の方針は…木の実の回収だ 戦闘は、得意な人に任せよう
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 おれは、木型クリーパーを倒して大量の林檎と薪の獲得を狙うぜ
シーフのトーラです。よろしくお願いします! わたしは【1】に回ろうと思います。 クリーパー由来のリンゴとはいえ、食料になるならしっかり集めたいですね。
シーフのヴァンゲルスだ。よろしく頼む。 俺は今回【1】で囮になるつもりだ。実を落とすほど弱くなるってんなら都合良い。拾い易くもなるし一石二鳥だ。
ヒーラーのセオです。 僕は2で、拾うの頑張るね。 よろしくお願いします!
シューターのキリクだ、よろしく。 弓なら近づかなくても実を落とせるから、【1】で参加する。
ウォーリアのカルフと言う、宜しくだ。 打たれ強い方だろうから、囮(陽動)をしながら攻撃を入れようと思う。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 ようやく馬と荷馬車のセットで運用出来るようになったから、拾い集めた枝や実を極力大量かつ高速で運搬したい。 という訳で【2】で貢献だな。
ルルト・アーキス、シュータだよ。よろしくね! んっと、ボクは【2】の木の実や枝を拾おうかな。 シロと一緒に頑張るんだよ。
ヒーラーのイズル。よろしく。 【2】に行こうと思ってる。
シーフの海神江流だよ。 今回は宜しくね。 【1】で根の攻撃誘いながら攻撃に回ってみようかな。
アルバス・ロウル、ウォーリアだ。 よろしくな。 【1】で攻撃に回る。 拾う組に攻撃がいかないように動く予定だ。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 【1】で木を攻撃する人の支援と回復をする予定だよ
ハルノ・ヒビキだよー、よろしくー!! 【2】でリンゴ集めする予定です!!
リリィよ まぁ特にすることもないし【2】かしら
No.17
エクレアだ!よろしく頼む! 【1】で友達と一緒に頑張って木を攻撃してみようと思ってる・・・!