【灰葬】湖の詩人が歌うのは
炙りとろ左門
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シナリオID:1317
オープニング
目覚めて一番にその訃報を受け取ったハーヴェン伯ロヴェルは、急いで身支度を整えた。長い髪を手櫛でひとつ結びにまとめると、〈死灰の守り人〉であることを示す黒い外套に身を包む。〈守り人〉たちが住まうバーレン城の別棟には、すでに物悲しい雰囲気が満ちていた。
老詩人メイズの体調は、ここのところ思わしくなかった。心臓を患い、先の鎮魂祭でも大事をとって休ませていたのだ。王都での工芸祭の土産を手渡した時にも、あまり顔色が良くなかった。王都から優秀な医師を呼び寄せようかと検討していた、その矢先だった。
寝台の上で冷たくなっている老詩人の体に、鐘撞き番のリリーが泣き縋る。その悲しみを慰めようにも、誰も気の利いた言葉が出てこない。〈守り人〉たちの集まるメイズの部屋の中は、そんな様子だった。
ロヴェルが部屋に駆け込むと、リリーを見守っていた〈守り人〉たちが壁際に寄って道を開けた。皆一様に悲しみを堪え、啜り泣く声が静かに響く中、ロヴェルはリリーのそばに跪いた。
「リリー」
「っ……、御領主様……!」
ロヴェルが声をかけると、リリーは涙でくしゃりと歪んだ顔を上げ、ロヴェルの胸に顔を埋めた。ロヴェルはリリーの頭を撫でて、宥める。
〈守り人〉皆にとって、メイズは祖父であり、父であり、大切な友人だった。特にリリーにとっては、血こそ繋がっていないが、父親がわりのロヴェルと同じく「愛する家族」だった。メイズはリリーに〈守り人〉のなんたるかを教え、そして身寄りをなくしたリリーと再び家族になってくれた人だったのだ。
幼くして両親を病で喪ったロヴェルにとっても、メイズは特別な存在だった。思い悩むロヴェルに常に的確な助言を与え続け、庇護者として振る舞った。ロヴェルがリリーから「父」と慕われるに至るには、根底にメイズからの無償の愛があったためだ。
「……このこと、大婆様にはすでに?」
ロヴェルが一番近くにいた〈守り人〉に尋ねる。〈守り人〉は頷いた後、言いにくそうにしながら、手に持っていた楽譜をロヴェルに差し出した。
「最後まで作譜をされていたようです。そのことをお伝えしましたら、後継に続きを書かせるように、と」
「メイズが死んだというのにか……いや、大婆様の判断は……正しいな」
イアリ=ハーヴェン。ロヴェルの実の祖母であり、大婆様と呼ばれる、ハーヴェン伯爵家の実質的な家長として扱われている女傑である。その決定は、ハーヴェン伯爵であるロヴェルですら無視できない。
悲しみに浸っている暇はないと、〈守り人〉たちには果たす使命があることを告げるイアリの態度は、冷徹とも思えるが、正しい。
「しかし、メイズほど詩作に長けた者は……私たちの中にはおりませんぞ。あれの仕事を引き継げる者はまだ育ちきっておりませぬし」
〈守り人〉のひとりが不安そうに声をあげる。ロヴェルは一旦立ち上がり、〈守り人〉たちを見回した。
「私がなんとかしよう。メイズを頼む。お前は死亡手続きを。後で私が引き継ぐからそのつもりで。それからリリーはしばらく休ませる」
「旦那様……旦那様も今日ばかりはお休みに」
「ありがたいが、気持ちだけもらっておこう」
身近な者の別れを経験するのは、これが初めてではない——ロヴェルの瞼の裏に一瞬、懐かしい影がよぎる。
『お前も彼女もそろそろ、過去から解放されるべきだね』
先日、ロヴェルとの談笑の合間にそう呟いた老詩人の目は、やはり穏やかで。
そしてその一言は、ロヴェルに微かな疑念を抱かせた。
(彼女が死んでから、その話を私にすることなど、なかったのに)
彼女のことを忘れた日などない。共に過ごした日々のことを。あの日起こった惨劇を。なぜなら彼女はずっと、ロヴェルのそばにいるから。
ふと手の中にある楽譜の存在が気にかかり、改めて視線を落とす。それは、メイズから貴族の教養として音楽を教わったロヴェルだからこそ気づくことができた、実に些細な「違和感」だった。
(メイズが書いたにしてはやや精彩さに欠ける)
彼の修辞は常に完璧である。それはこの遺作についても同様だ。筆跡もメイズのものである。
だが作譜が、音の運びが、いつもと違う。
ともすれば「挑戦的」とも解釈されうるその作譜は、しかし、妙な引っ掛かりを覚えさせる。
「……大婆様はこれを見たのか? その上で続きを書かせろ、と?」
「? いいえ。特に確認などは……どうかなさいましたか?」
「いや……」
ロヴェルは口を噤む。この楽譜の中身を、正直に周囲に話して良いものではない。そんな直感があった。
(そうだ。本棚の、)
メイズが心臓を患った時、私が死んだらあれをあげよう、と、ロヴェルに笑って告げた、その書物。
7歳の誕生日。メイズがロヴェルの誕生祝いに書き上げた戯曲本。
(3段目の右から5冊目——)
視線だけでそれを確認する。すでに贈ったものを、「あげよう」という、妙な言い回し。
(な、い)
そこには、別の本が収まっていた。
「御領主様?」
「……なんでもない」
努めて、冷静に。もともと貴族として腹の内を読まれぬよう、表情が動くこと自体が少ないとはいえ、勘繰られては面倒だ。
疑念は確信へと変わる。何かが、おかしい。メイズは本当に病死だったのか?
(似ている。あの時と)
彼女が死んだ、あの時。ロヴェルがいくら真相を探ろうとしても、確証ひとつ得られず、少しずつ周囲の人間が入れ替えられ、やがて彼女のことを語るものがいなくなった時。
「お前は、私たちが与えるものを享受していればいい」と、言われているような、あの閉塞感。
思わず楽譜を握り込んだせいで、それがくしゃりと小さな音を立てた。
それから数日後、冒険者ギルドに、秘密裏に1通の依頼が寄せられた。
葬送詩の作譜の手助けを募集するというそれは、表向きの話。巧妙に隠された暗号を紐解けば、それは。
湖の詩人の死の真相を突き止めて欲しい——というものだった。
解説
マスターより
リプレイ
今にも泣き出しそうな重く暗い空の下、ハーヴェン伯ロヴェルが応接室にて彼らを出迎え、簡単な挨拶と依頼の説明を済ませたあと。
「メイズ様に祈りを捧げたいのですが、よろしいでしょうか?」
ルカ・アインス・シュテルンはそう切り出した。ロヴェルは一瞬考え込んだが、すぐに頷き、立ち上がった。
● 語らずの死者
「灰の湖都」周辺で亡くなった者は、火葬のためバーレン城に運び込まれる。メイズに関しては城内の居室から安置所に移されたが、〈鐘撞き番〉のリリーが寝込んでしまい葬儀の日程が狂ってしまった。
「このため遺骸の損耗を抑える処置を施し、安置している」
冒険者たちは火女のローラからそれぞれ生花を受け取り、地下の安置所へと先導するロヴェルの後をついていく。
「これだ」
ロヴェルがランタンをかざす。薄暗い安置所の中央に、質素な木棺が浮かび上がった。
本来であれば遺骸を出来るだけ空気に触れさせぬように蓋は閉めたままにしておくが、献花のために蓋を開ける。
「……生きているうちにお会いできなかったのが本当に残念です」
セヴラン・クアルトがメイズの痩せた首元に花を捧げる。それに、ルカ、サマエラ=フォリウム、ナタリア・フィッツジェラルド、ヴァン・ローラントが続く。花を捧げ、その際にさりげなく遺体を注意深く観察し——スー・ルーも仲間に倣って鼻を利かせてみるが、防腐剤の香気に阻まれてしまった。
「さて、」
ライオネル・ギシュムやフリューリングスルフト=ティエラが続いて祈りを捧げている間に、ヴァンがシルヴィア・A・カペルへと目配せする。シルヴィアはロヴェルとヴァンの近くに立つと、エリアサイレンスによる結界を張った。
「ありがとうございます、カペルさん。……これで、近距離であれば憚ることなく話ができます、伯爵」
「彼の死因について疑問がある」
あまり時間はかけられないと判断したか、ロヴェルがそう切り出すと、ヴァンは頷いた。
「お任せください。……遺体については?」
ヴァンに肩を叩かれたフリックが、検死を行なっていた面々が得た情報を伝える。
「少なくとも心臓が原因じゃなさそうだ。老衰みたいな、安らかにって感じでもねぇな」
その一言に、ロヴェルが眉を顰める。
これ以上留まるのは不自然と判断し、結界が解除された。棺は再び閉ざされ、地上へと歩き出しながらフリューが「本来の仕事」について言及する。
「お仕事やけど、せめて4日は欲しいんさぁ」
それに、シルヴィアがやれやれと首を振って同意する。
「文筆家の立場から言えば、1週間は欲しいけれどね」
「急かしてすまない。滞在中の費用や衣食住については、伯爵家で持とう」
階段を上がり、ロヴェルは地上で待っていたローラにランタンを手渡す。
「作業の間、リリーさんをお見舞いしてもいいかな?」
ライオネルはローラもちらりと見ながら、小首を傾げた。なかなかあざとい仕草である。
「ローラ、この子たちはリリーの友人で……他にも面識があるものがいる。リリーにとっても悪くはない話だと思うが」
「ええ、ええ。是非お願いね。リリーちゃん、元気がないのよ……お熱も下がらないしねえ」
「ありがと! じゃあ、美味しいもの買ってこなくちゃ。スーさん、行こう!」
ライオネルがスーを連れて城門へと駆けていく。それを、ローラが「船を出すからお待ちなさい」と言いながら、ゆったりと追った。
「とはいえ、あまり時間はかけられないな」
三者の背中を見送りながら、ナタリアが呟く。検死の結果、遺体の爪の変色から推測できる死因は「毒殺」。この見解を共有しているサマエラも、神妙に頷いた。
● 1日目
ライオネルとスーが街に買い物に出たのを見送ったその足で、フリューとサマエラはセヴランとシルヴィアを連れてリリーの居室を訪れていた。
「これからお仕事なんやけど、顔見に来ちゃったさぁ〜」
「フリューさん……?」
明るく、独特の喋り方をするフリューの声を聞いて、リリーはまどろみから目覚めたようだった。顔色も悪く起きあがろうとするリリーを、サマエラが押し留める。
「これは、随分……無理せず、横になっていてくれ」
そして手早く状態を見る。動悸に頻脈と高熱。心臓に負担がかかっているのは一目瞭然だ。
「すみま、せん」
「ええんやて! ほら、これお守り代わりさぁ♪」
フリューが取り出しリリーの枕元においたのは、【手製のぬいぐるみ・F〜たぬきver〜】。白いマントを羽織った、デフォルメされた赤毛の狸のぬいぐるみだ。
「うちに似てかわいいやろ?」
リリーは微笑んで頷く。その後辛そうに胸を押さえたリリーに、サマエラが素早く治癒魔法を施した。ほどなくして、その呼吸が落ち着いていく。
(リリーは授恵者……常人より毒への抵抗力はあるだろうが、疾患となると)
難しい顔をするサマエラの様子を気取られまいと、扉のそばに立っていたシルヴィアが会話に加わる。
「……大丈夫かな? よければ私を紹介してくれないかい? 伯爵にはご挨拶をしたけれど」
「あ、そうそう。リリーさん、この人はシルヴィアさんいうんよ。セヴランさんは知ってると思うさぁ。二人は音楽が得意だから、メイズさんの詩の続きは任せてさぁ♪」
メイズの名が出て、リリーはひとつ瞬いた。セヴランはそばに歩み寄ると、少し屈んで微笑みかける。
「彼の作った音が、少しでも慰めになれば良いと思って。近くで弾いても?」
「はい……是非、お願いします」
そこへ、メイズが書いたという他の作品を取りに行っていたヴァンが戻ってくる。シルヴィア、セヴラン、ヴァンの3人は早速丸椅子を並べて座ると、楽曲分析に取り掛かった。フリューもそれを横から覗き込む。
サマエラはそれを横目にするりと部屋を出ると、急ぎ食堂へと向かった。
「フリック、」
その道すがら、トレーに粥と薬を載せて運ぶフリックとでくわす。そばには「早速軽食を調達しました」という体のナタリアとルカがいた。
「滋養あるんだろうけど、むちゃくちゃ苦ぇのな」
「まったく、無茶をする……」
うぇ、と顔を歪めるフリックを、ナタリアが呆れまじりに見やる。
メイズの死は、「王都から医師を呼び寄せようとしていた矢先」のこと。そのタイミングを訝しんだフリックは、メイズとリリーの主治医が怪しいと睨んでいた。そしてナタリアやルカの表情からして、それは当たってしまったのだろう。
「主治医の往診は明後日のようだ。それまでに証拠を集めよう」
声を潜めたナタリアに、3人は小さく頷いた。
● 2日目
「詩って難しいのな……」
リリーの部屋で頭を抱えるのは、スーだ。それらしい文章を紙に書き出してみるも、字体が荒削りなのもあいまって豪快に感じられる。街で買ってきた林檎の皮を剥きながら、ライオネルは苦笑した。
「メイズさんの言葉運びは繊細で、なかなか寄せるのは難しいよね……はい、うさぎさん!」
「わあ、かわいい」
ライオネルがうさぎの形に器用に皮を剥いたりんごを見て、リリーは目を輝かせる。ルカたちが昨日の時点でリリーの薬を偽薬にすり替え、食事もライオネルがこのようにさりげなく自分たちの管理下においたことで、リリーの調子は多少ましになっていた。まだ起き上がることはできないが、脈は落ち着きを取り戻し、熱も下がりつつある。
「皆さんが来てくださったからでしょうか……なんだか元気が出てきた気がします」
「よかった。今回が初対面の人もいるけど、皆リリーさんのことをお見舞いしたいって……あ、眠りたい時は言ってね!」
「ええ、ありがとうございます」
リリーは毒を盛られていたことなどつゆほども知らず。スーもライオネルも、告げないことを選んだ。
(授恵者がここまで弱るなんてな。それほど強い毒を用いるってことは……殺す気ってわけか)
メイズの次は彼女を。理由はわからないが、ナタリアたちが主治医を締め上げて吐かせるだろう。それはそれとしてこの事態は気に食わないと、スーは目を細める。
(シュテルンとローラントは、メイズの部屋を見てくると言ってたが)
と、ライオネルがふと思い出したように口を開く。
「そうだ、リリーさん。メイズさんから何か受け取ったりしてない?」
「何か、ですか? いえ、特には……工芸祭のお土産を渡した時は、お礼にお菓子をいただきましたけど」
「……へえ。気のいい爺さんだったんだな。そうだ、昔話でも教えてくれよ。なんか参考になるかも」
ライオネルの問いが不自然に聞こえないよう、スーがするりと後を引き継ぐ。義祖父のことを懐かしみながら話すリリーの横顔を見ながら、スーは思案した。
(楽譜の謎はまだ分からねぇ、か)
一方その頃、フリューとサマエラ、そしてシルヴィアは、別棟に貸し出された部屋に集まっていた。シルヴィアが空間にエリアサイレンスを施しつつ、楽譜に描かれていた植物について考察する。
「百合のように見えんくもないさぁ……でも百合にしては、その、変やね」
「そうだな……」
既存の植物と照らし合わせるのなら百合が最も近いが、どこか歪なのだ。サマエラは考え込む。
「不自然な音階、楽譜の欠落……音階と文字が対応しているのではないかとライオネルは言っていたが」
「よくある暗号方法だね。でも、意味のある単語は生まれなかった……いや、歯抜けているようにも感じられる」
シルヴィアはしばらく考え込んでいたが、少し休憩が必要だろうと席を立つ。
食堂に飲み物を取りに行こうと部屋を出たところで、黒い髪を靡かせてロヴェルが通り過ぎる。手ぶらでうろつくその様子が気になり、シルヴィアは声をかけた。
「何を探しているんだい?」
ロヴェルは少し驚いたようだったが、周囲に他に誰もいないのを確認してから、「戯曲本を」と短く答えた。
「……なるほど。いつの間にか部屋から消えていた、と。怪しいね」
そのメイズの部屋を、ヴァンはぐるりと見回した。
「特におかしなところは……」
「いや、」
ルカが空のベッドの上に無造作に置かれた花を手に取る。カーテンの影に隠れて見えにくかったが、昨日はなかったそれに、ヴァンは目を瞬いた。
「百合?」
「そのようだけれど……なんだろう、これ」
百合に似た、百合ではない花。その不気味さにルカは目を細めた。
● 3日目
セヴランが〈守り人〉たちに聞いたところによれば、この葬送詩は死者一人一人のために贈られるものだという。遺族から「必要ない」という申し出がない限りは作られ、墓碑に刻まれる。
(ではこれは……誰に捧げた詩なんだ?)
直近に該当の死者がいないことが分かった以上、あるいは自分宛という可能性もある。
セヴランはひとつひとつ丁寧に欠けた音を拾う。それも難しくなってくると、少し遠くから楽譜を眺め、何か浮かんでこないかと目を凝らす。
「欠けた音と、謎の植物」
その様子を見ていたナタリアが、はっと顔を上げた。そしておもむろに、謎の演奏記号を重ね合わせるようにしてそれぞれの楽譜を広げていく。
「これは……」
重なった部分から完璧になる旋律。セヴランは身を乗り出した。
「それだけではない。この記号の位置……場所を指しているんじゃないか?」
そんな折、ルカは街に出ていた。先日見つけた謎の花の正体を探るためだ。しかし何件か花屋を回ってみるも、同一の花は見つからず。収穫なしと肩を落とす。
「やあ、頑張ってるね」
そこへ朗らかな声がかかる。振り返ると、耳元に「百合に似た百合ではない謎の花」を飾った男とも女ともつかぬ青年が、片手を上げてルカに笑いかけていた。
「ああ、そんなに怯えないで欲しいな。別にあんたを害したいわけじゃない。労おうと思ってね」
「……君は何者?」
ルカは相手の耳元の花を見つめて問うた。鮮やかな橙色のそれは、ルカの手元にある花と一致する。
「それは追々、ね。はい、頑張ってるご褒美」
青年が差し出したのは、なんの変哲もない、この街の地図だ。ルカは思案したのちにそれを受け取る。
「観光でもしていろ、と?」
「あ、それもいいねぇ。ことが落ち着いたら、そうしたらいいよ。じゃ、渡したからね」
そうして、ひらひらと手を振って青年は立ち去った。ルカは訝しげにその背中を見送ったあと、足早に城へと戻る。
日が沈もうとしていた。
証拠集めに奔走していたサマエラとフリックは、満を持して、往診に来た主治医を別室に押し込んでいた。
「あんたがメイズやリリーにしたこと、全部吐いてもらうぜ」
主治医に逃げられないように、そして尻尾切りに遭わないように慎重に証拠を集めていた3人は、主治医の背後にイアリがいることを突き止めた。あとは主治医の口からそれを確認するだけだ。
最初はしらを切っていた主治医も、サマエラから処方箋の改竄を指摘され、強く迫られると口を割る。
曰く。いずれも大婆様の命令で。メイズは知りすぎたために、リリーはロヴェルへの警告として。
「メイズは何を知ったんだ?」
フリックの問いに、主治医は震え上がりながら答えた。
20年前の惨劇。伯爵の恋人であったハーフビーストが、イアリの命令で殺され、その事実が揉み消されたことを。
● 湖の詩人はかく語りき
楽譜の謎は解かれた。セヴランの要請を受けて、ヴァンは街の郊外へと向かう。その手には、ルカが謎の青年から手渡された地図があった。
「どうにも手の平の上というのは腹立たしいですが」
楽譜が指し示す場所は空き家となっており、ヴァンは机の引き出しの二重底から戯曲本を探し当てた。それに挟まれた譜面を持ち帰り、揃える。
ようやく完成した葬送詩は、20年前に殺された或る少女に贈られたものであり、メイズの遺書でもあった。
大婆様の罪を知った自分もまた殺されるであろうこと。
死んでも、ロヴェルとリリーを愛していること。
リリーを守って欲しいこと。
詳らかになった真実をスーから告げられたロヴェルの表情は硬い。
その思い詰めた顔色を見て、スーは軽くロヴェルの胸を叩いた。
「馬鹿なことを考えたりすんなよ? あんたにも死なれたら……困るからな。俺も、ここのやつらも」
冒険者たちの手によって亡き少女への葬送詩は完成し、メイズが自身のために用意した葬送詩へとカモフラージュされる。
ナタリアが新たに作った処方箋のおかげでリリーの体調は順調に回復し、これならば数日以内にはメイズの葬儀を執り行えるだろうということだった。
◆─◆─◆
「さてそろそろ、頃合いかな」
星月の見えぬ暗い夜、降りしきる雨。闇に紛れて、百合花の青年はそう嘯いた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準10 / 4〜10人
2021年08月30日 11時11分36秒 公開
参加者
相談掲示板
シルヴィアだ。今回はよろしく頼むよ。 思いつく調査項目としては、 ・楽譜を調べる→欠落した一枚を探す・記号の装飾について調べる ・メイズの死体の調査 ・リリーの体調確認(メイズの死体と何か共通点は無いか)。可能なら励ましも ・メイズとリリーの主治医に話を聞く ・ロヴェルの探し物の手伝い ・可能であれば〈死灰の守り人〉への聞き込み、メイズの部屋の調査 ……かな? 他にもあると思う。 >個人行動 今の所、楽譜を調べたいと思っている。 あと、ロヴェルに楽譜の記号の装飾について思い当たることがないか聞きたい。ハーヴェン伯爵領の植物についてなら知っているかもしれないし、何処かの紋章の可能性もあるかなって。 欠落した一枚を探してから解読かな……ロヴェルの戯曲本も必要になるかもしれないね。出来れば其方も探したい。
探偵をやってるヴァンだ。 俺は音楽関係の知識はさっぱりだし、分かる奴に任せるよ。 楽譜の記号については暗号になってる可能性もあるかもしれない。見つけたら解読してみよう。 後は、伯爵の探し物かな。
セヴラン・クアルトだよ宜しく。 メイズ氏には一度お目にかかりたかったから残念だよ リリーさんの容態も気になる所だけど… 楽譜のスコア自体も暗号か地図になっている気がするね 音楽方面の観点から調査してみようか あとは、表向きの依頼をこなす方もね。 依頼人のハーヴェン伯以外に 本来の依頼の件を把握しているのは誰だろうね 今回ハーヴェン伯に聞けないから 彼だけだと想定して調査した方が良いかなと僕は思うよ
フリックだ、キャスターやってる。 >調査項目 おおよそカペルが挙げたもんで問題ねぇと思う。 敢えて言うなら「大婆様」ってのが気にはなるが、領主である伯爵も無視できねぇってなると迂闊な手出しはなぁ…… 音楽面はオレもさっぱりだ。 暗号、ってのはまあそうなんだろうが、演奏記号の装飾のせいで意味不明になってる部分があるってのがなんかな……暗号って隠すもんだと思うんだがな、「楽譜として意味不明」ってメッセージを隠したことがバレそうで何とも気になる。 最初に伯爵が見るだろうって前提だったのかもしれねぇが。 オレは主治医に当たってみようかね。 ただ、そもそも「ぶっちゃけどーよ」と聞いて今の診断以上の話は出ねぇだろうし、リリーの状況というか今の療養状況なんかを見てみて、って感じか。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 音楽面の知識は演奏も嗜むから、無い訳では無いのだがLv1ゆえにカペルと比べれば天と地の差だ。 なので助けを借りながら資料探索をしつつ、リリーのメンタルケアも行う次第だが。 調査判定に失敗すると死亡するともあるから、感けすぎてもどうにもならないか。 死体も調べようというなら、医療・薬学Lv4があるから、やれるだけの事はやってみよう。
ライオネルだよ!よろしくねー! この間リリーさんと観光を楽しんだばっかりなのに まさかこんな事になるなんて…。 シルヴィアさん調査項目あげてくれてありがとー! やる事が多いから、分担して皆で頑張ろう! >主治医について 俺は正直主治医が怪しいと思ってるんだよね。 寝込んだのは心労からかもしれないけど、主治医に毒盛られてる可能性はあると思う。 「症状が日々悪化しています」に加えて「ハーヴェン家に長らく仕えている侍医」となると、大婆様の味方だしね。 同時に出たもう一個の依頼をみると、リリーさんくらいの年の女の子と政略結婚させられそうになってるし 大婆様がリリーさんが邪魔だから消そうとしててもおかしくないかも。 少なくとも主治医が出した薬は飲んだふりしてこれ以上飲まないとか、何か対策が必要かな。 >欠落した一枚 誰かに持ち去られたのか、メイズさんがメッセージとしてわざと抜いたのか…。 どちらにしても大っぴらに探すのは危ないから、前後から想定するしかないかなぁ。 >リリーさんについて提案 出来れば護衛として誰かが常についている状態にしたいなーって思うんだけど、どうだろう? リリーさんと面識がある人が結構いるし、皆で交代で心配だからついていたいってすれば 不自然にならないようにいけないかな?
ヒーラーのルカだよ、よろしくね。 調査項目ありがとうね。 僕は死因の調査がしたいから、お祈りを口実にメイズ氏の死体の様子を見にいこうと思うよ。 楽譜に植物が書かれてるし、ストレートだけど毒の可能性は十分ありそうだね。直接な死因はまた別の可能性もあるからそれも踏まえて色々見てみるよ。 リリー君も心配だから診ておきたいけど、他に診てくれる人がいるならお願いしようかな。余裕があればお手伝いとかはしたいけどね。
ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。 よろしく頼む……依頼の成功とリリーの回復と、どちらも目指さねば、な。 シルヴィアは、項目の列挙をありがとう。 暗号については、解読方法にも依るが…… 欠落した1枚がなければ解けない、解けても要点が分からない、だと手詰まりか。 もしくは、欠落そのものがヒント……だとか。 ……難しいな、私も考えてはみたいが、調査判定に投げるかもしれない。 一応こちらも医療・薬学はあるが、メイズの死因は任せてしまっても、大丈夫そうだろうか。 では、そうだな。リリーの容態を診るのと、護衛の方も行うならば手伝おう。 主治医の行動も注視し、怪しげなものがあればひそかに対応したり、 それをもとにしつつ、私も話を聞いたりできればと思う。
シーフのフリューさぁ、よろしくね! シルヴィアさん調査項目出してくれてありがとうさぁ! >主治医 んむむ。確かに怪しさはあるよね。 もし薬に本当に毒物が混ざってたら、リリーさんが知ったらたぶん相当ショックやと思う。ここは慎重にリリーさんに隠れながら調査した方が良いかなぁと思ったさぁ。 一人がリリーさんの気ひき、もう一人が薬をちょっとだけ貰うとか。 医学・薬学知識、超味覚もあれば役立つかなと思ったさぁ 護衛はいたら安心かな!お見舞いと称して、交代制も良いけど入れ代わり立ち代わりしたらリリーさんの体に負担が~言われて追い出されてしまうかな? 寄り添ってあげたい、みたいな理由なら一人二人くらいまでなら許されるやもしれん。ここは行ってみないとわからんね。状況次第で対応出来るようにしたいね。 >個人行動 歌に関しては多少心得あるから、楽譜の調査と表向きの依頼である作譜を進めようかな。 で、それを理由に〈死灰の守り人〉達への聞き込みと看破とか探波持ってるから、メイズさんのお部屋の調査。 リリーさんのお見舞いも行きたいなぁ、これは余裕があれば。調査よりは励ましに近い感じ。 ひとまず皆さんの考えをもとに行動予定をまとめてみたよ、字数の関係で連続発言になる、すまんち! また、こちらで解釈しちゃったものもあるんで違ったらごめんね、修正してくれたら嬉しいな!
調査項目 ・楽譜を調べる→欠落した一枚を探す・記号の装飾について調べる ・メイズの死体の調査 ・リリーの体調確認(メイズの死体と何か共通点は無いか)。可能なら励ましも ・メイズとリリーの主治医に話を聞く ・ロヴェルの探し物の手伝い ・可能であれば〈死灰の守り人〉への聞き込み、メイズの部屋の調査 シルヴィア:楽譜調査 ヴァン:ロヴェル探し物 セヴラン:楽譜調査 フリック:主治医に話を聞く ナタリア:資料探索、リリーの体調確認、メイズ死体調査 ライオネル:主治医について? ルカ:死因調査 サマエラ:リリー体調確認、護衛? フリュー:楽譜調査、聞き込み、メイズ部屋探索。余裕あればリリーお見舞い
フリューは分担の纏めありがとう。分かりやすいよ。 私は先述通り楽譜の調査と、表向きの依頼もこなそうと思っている。まずは楽譜の解読を試みて、手掛かりが足りないなら楽譜・戯曲本の捜索かな。基本的に「故人の意思を尊重した葬送詩を作譜するため」という名目で調査するつもりだ。 欠落した一枚についても、あくまでメイズの曲のために探しているという形にしたい……ただ誰かに処分されても困るし、あまり大っぴらには言いたくないのも確かだ。ロヴェルかリリーに心当たりがあれば良いんだけど。 スキルは演奏と文芸を持っていくね。 >毒殺 有り得ると思う。となると死体だけではなく、リリーの薬をこっそり貰って調べる必要がありそうかな。 私は医療・薬学はさっぱりだから、ナタリアやルカに死体を調べて貰えるなら心強い。サマエラもリリーの容態診察よろしく頼むよ。 >依頼の件 ゼウランも言ってくれているけど、今回の依頼の件はロヴェルのみ知っていると想定して調査をした方が良いと思う。リリーに真っ向から話すのはショックが大きすぎるし、隠し事が出来るタイプじゃなさそうだし……。侍医は疑惑の人で、〈死灰の守り人〉にしても大婆様の息のかかった人物がいるかもしれない。 依頼についてはロヴェルと、薬を飲まないようにするという点だけリリーに話す感じで良いと思う。 あ、リリーは自室で休んでいるらしいけど場所はあくまで城の中だ。誰が聞いているか分からないし、可能であれば口では雑談でもしながら筆談で薬を飲まないように伝えたいな。紙は此方ですぐ処分で。
連投ごめんね。 >大婆様(イアリ) 相手の権力と表向きの依頼内容を考えると迂闊に手出しは出来なさそうだね……侍医がクロだった時に何か吐くかな、って位だと思う。 >リリーの護衛 ライオネルに賛成だ。無いとは思いたいけど、侍医や他の存在が殺しに来る(直接毒を飲ませに来る、等)可能性に備えて護衛は常につけておきたい。状況次第で対応出来るように……私も必要なら手伝うよ。
>毒殺説について 医者が黒なら有り得る話だと思うな。少しずつリリーに毒を飲ませて弱らせ、病死に見せかける算段かもしれない。 薬をくすねて調べたいが、俺は薬学スキル無いしな…。 いっそ飲んでみるか?それでリリーと同じ様な症状が出れば医者を問い詰めて吐かせれば良い。解毒方法も聞き出そう。 一回飲んだだけで死ぬようなものじゃないと思うが…。
No.14
悪ぃ、遅れた。スールだ。 爺さん死んだのか、まぁ体調崩してるって言ってたしな。 調査の方は手伝えることあるかちと考えるけどよ…… 俺ぁどっちかって言うとリリーについててやりたくて参加したんだよな。 依頼は詩を作る手伝いなんだろ? 世話になった爺さんに送る詩なら、リリーにも手伝わせてやった方がいいんじゃねぇかって思ってよ だから、えーっと……話に合わせるとすりゃあ リリーの体調確認、ってことになんのかね
>主治医 >毒殺? ああ、「王都から優秀な医師を呼び寄せようかと検討していた、その矢先だった。」ってあるしな。 毒まであからさまではなくとも、「治らないように調整」してて、そういうしがらみのない医者が来たらバレるから今、ってことはあると思うぜ。 急ぐ理由がないなら、詩作の後継が育ってからでも良かったろうし。 リリーが次狙われるとすれば、メイズの死に納得しないだろう存在筆頭だからって感じだろうか。 何か盛るとすれば、薬の他は食事かねぇ……少なくとも「最初の発熱」の前にいきなりリリーに薬を飲ませるのは理由がないから難しいだろうし。 「オレの地元じゃ弱ってる時はこれだ」とか適当な理屈つけてこっちで用意したもんでも食わすか? >楽譜 メイズが寝込んでたって話考えると、戯曲本を隠す余裕があったかどうかだな。ただ、他の誰かに隠されたんだとすると黒幕の手に渡ったってことになるから、取り戻せるか微妙だが。 逆に言えば、メイズが隠したのなら、「体調を崩して休んでた爺さんが無理なく行ける範囲」ってことか。
毒殺といっても、いきなりというかごく短時間で死に至らしめるというのも大なり小なり怪しまれかねん……もみ消せる範疇であってもな。 なので服用したリリーにとっても自覚症状の類が無いまま、長期的に作用し続けてゆっくりと死に至らしめるような形が好都合だろう。 今のリリーは心神喪失状態だろうし、もしかすると既に何がしかのものを服用していたり一服盛った食事を口にしていればその影響が、という可能性も否定出来ん。 仮に毒見とばかりに、主治医が拵えた薬を飲むにしても解呪とかで何とかなるものかね……? 私からは代わりの薬を拵えて、秘密裏の形でリリーに服用させようというのも考えているが。 単にそれをするだけなら薬学スキルで十分なのか、醸造も関わってくるのかとも思ってなあ。
>解呪・解毒薬 『〈守り人〉たちは数十人存在するが、「鐘撞き番」や「火女」といった特別な役職には授恵者が就くことがならわしとなっている』 …と以前書かれていたね。 リリーは授恵者。となるとエーテルによる毒であれば自力で治せると思う。 ロスガリアでは外傷なら魔法で直せるけど、感染症や疾患の治療に関しては症候に即した薬草の類を調剤する必要があるはずだ。だからもし毒であるなら、ナタリアのように医療・薬学の造詣が深い人に解毒剤を作ってもらえたら有難い…ただどんな種類の毒かを把握する事が必要な上、薬の材料があるか不明だから調剤自体は駄目元になりそうだ。ロヴェルに言えば材料を取り寄せて貰えるかな? >リリーの薬を飲んでみる どんな毒か分からない&解呪が効かないからあまりお勧めはしないけど…超味覚の説明に、 「味覚について、超人的な感覚を有しており、かすかな異物や毒物、調理法や隠し味の存在を認識することができる。ただし、細かな情報については薬物や調理法などに関する知識が必要」 …とある。「超味覚」「医療・薬学」を両方持っている人がちょっと飲む位なら有りだと思う。私はどちらも持っていない、申し訳ない…。 あ、上記を持っていない人が飲んでも死ぬことはないと思う。毒自体微量だろうしね。 >食事 そうか、食事に混ぜている可能性も有るね。リリーが医者が勧める食事を拒めるか、か……フリックが言ってくれた「此方が用意したものを食べて貰う」が良いと思う。リリーと面識があるメンバーが彼女の為にと用意するならごり押し出来るかなって。もし出来なかった場合も同室で食事をとって、こっそり此方の分と交換するとか。
>暗殺理由 あくまで私の推測だから間違っているかもしれないけど……。 PL情報だけど、もう一つの依頼で大婆様は「ハーヴェンの安寧は守られなければなりません」と言っている。20年前ロヴェルの恋人を殺したのもそれが理由だろう。かつ、最近ロヴェルに跡継ぎを急がせ婚約者を用意した。 ロヴェルの婚約者は、ロヴェルの過去(恋人だったハーフビーストの神官)を探ろうとしたから殺されそうになっている。 メイズは先日ロヴェルに『お前も彼女もそろそろ、過去から解放されるべきだね』と呟いた。何かを知っていて、ロヴェルに伝えようとしたから邪魔判定されたのかなって。フリックが言ってくれたように、優秀な医師が来てバレる前にという思惑もあっただろう。 リリーについてなんだけど……ロヴェルの想い人は旅の神官だった。リリーと同じ流れ者だ。 リリーはロヴェルを慕っていて、ロヴェルもまた「私に娘がいれば、同じくらいの年頃だろうか」とリリーを大事にしているようだった。かつ、先日リリーはロヴェルにプレゼントを贈っている……。 将来ロヴェルと恋仲になり得る不穏分子として認識されたんじゃないかなって。何かを知っているメイズと親しかったのも大きい。 とは言ったものの、あくまで予想だから話半分で聞いてね(汗
フリューは分担のまとめ、ありがとう。 悩ましいな……毒に絞って備えるなら一応、医療・薬学も超味覚も、所持はできるのだが、 主治医の行動全般について見るなら、看破や洞察等も適していそうな気もしていて。 何れにせよ、護衛も含みそのあたりしっかりと対応するならば、 私は適宜の見舞いではなく、基本リリーの傍につき続ける形が良いのだろうか。 ただその場合、直接の調査面はかなり任せ気味になりそうなのも気になるので…… 何か他にもできることはないか、考えてみる。 毒自体は、言われている通り食事に混ぜ込まれていたりとか、 即効性のものでなく徐々に蝕んでゆくものでありそうとか、私も可能性ありそうに思う。 あったとして、こちらで解毒剤まで作れるかは分からない、が、 ヴァンが言うように、その際は恐らく主治医は対処法を知っていそうだな。 暗殺理由については…… そうだな、今は予測するしかないが、どうあれ愉快な話でなさそうなのは確か。 リリーもまた狙われているとして、シルヴィアの推測もあり得ると思う。 ……それ以上に碌でもない理由がないことを、祈るばかりだが。
>毒 超味覚だけならあるが、薬の知識とかは全然だな。 ま、「なんか変なものが入ってるかどうか」を確定させるだけなら超味覚でいけるだろうし、薬にせよ向こうが用意したリリーの食事にせよ口にするならオレがやるか? ぶっちゃけ、他に有用そうなスキルがないから枠は余ってるし。 正直、別にすでに確定してるわけでもないのに、今現在議論が毒の話に寄り過ぎてる気がするんで始まる前から「詳細が分からない」とか言い出すよりとりあえず試してみていいんじゃねぇの? 一口でいきなりどうにかなるようなもの仕込んであれば騒ぎになるっつーなら、毒見の一口で取り返しがつかなくなることもないだろ。 >戯曲本 これ、メイズが隠して残された楽譜が暗号ならそれを解けばいいんだが、メイズ以外が(意図はどうあれ)持ってっちまってた場合どうするかな。 大婆様とやらが裏で糸を引いてるなら、信用できる人間なんてこっちじゃ分かんねぇから迂闊に話も聞けねえし…… メイズ自身が隠した、という前提で考えて、亡くなる前になんか変わったこと言ったりしたりしてなかったか、ぐらいは世間話に織り交ぜて聞けるだろうか。
そうだね、毒が入っているのは確定事項という訳でもないし、毒が入っているとしても少量食べるだけなら問題ないと思う。 そういえば看破は隠してあるものを探すには最適なスキルだね……!すっかり忘れてたよ。サマエラ、ありがとう。 >フリックとナタリア リリーの薬又は食事をフリックに食べて貰って、横で医療・薬学持ちのナタリアに見ていて貰うのはどうだろう。それなら二つのスキルの合わせ技になるかなって。 >リリーの傍につき続ける 各人が持っていけるスキルにも限りがあるし、出来れば手分けして調査したいと思っているよ。別の場所で情報を取得した上でリリーやロヴェルと話せば何か分かることもあるかもしれないし、リリーの体調確認(護衛)だけに絞るのは勿体ないかもしれない。 ただ、やっぱりリリーが心配なのも事実だから……手分けしてお見舞いをしたい。彼女の負担にならない範囲で。 >戯曲本 まず戯曲本の存在をロヴェルから聞き出さなければならないんだよね……。 個人的には楽譜調査で妙な記号と楽譜の欠落を発見→ロヴェルに心当たりはないか聞く。その時にメイズに関して何か気になる点は無いか質問して戯曲本の存在を教えて貰う、という流れを考えている。ヴァンが先にロヴェルから聞き出してくれるなら嬉しい、とも← 他の〈守り人〉にも、世間話の体でメイズについて聞く位なら問題は無いと思う。メイズが隠したならともかく、悪意ある誰かが持って行ってしまっていたら……調査判定で( あとは……メイズが心臓を患ったのは半年前らしいから(別依頼)、その後書き始めた楽譜が戯曲本の暗号を解く手がかりになっている可能性もあるかなと思ってるよ。
ちょいと認識の確認というか、すり合わせいうか、しておきたいんやけど。 これ、リリーの回復みたいんもあるし。 2~3日かかる、かけたいって感じで良ぇかな? 皆の必要としたい時間の長さを知っておきたいなと。 それによっては一応、念の為、ハーヴェン伯に滞在許可を得る必要があるかもと。 万が一の保険って感じで!ちょい不安になってしもうて! >戯曲本 願わくば、メイズさん自身が隠したものと思うけど。 本の存在をうちらが知る為の流れはシルヴィアさんので良いと思うさぁ。 これまでメイズさんが作った楽譜を調査するんも良いと思う。 >作譜 ルーさんの、リリーさんにも作譜の手伝いを。というんは良いと思う。 その為にも回復してもらわんとね!!
フリューさんは纏めをありがとう >滞在の日数 僕は3〜4日は貰えると思っていたよ 誰かのを引き継いで…って言うのは 余分に時間を貰いたいものだろうしね。 元々のメイズ氏の作風を壊さない為に 僕も彼のこれまでの譜は見せて貰ったり 守り人達に話を聞かせて貰ったり 準備はするつもりだよ。 調査判定は何かヒントになるものを見つけられたり聞き出せたら 難易度が下がって行くものだと良いね あと、リリー嬢は見舞いたいけれど その時は女性と同行させて貰うね >戯曲本 誰かに託した線もあるかもしれないね 本人はそれとは知らずに…とか。
No.24
>日数 2日じゃ詩を作るには足りねぇだろ。 っても、死体がダメになる前に済まさなきゃなんねぇだろうし、3日とかじゃねぇか? クアルトの言ってるこれまでの詩、ってのがあるかは分かんねぇけどよ 前に城にヘンサンシツ(編纂室)ってのがあるって言ってたぜ。 編纂室が何かは知らねぇけど、本とかいっぱいある部屋……っぽいよな? >リリーの見舞い/暗殺理由 気分の問題で熱が出てるってんなら、気分転換が大事だと思うぜ。 詩を一緒に作らねぇか誘うってのと他に、リリーの部屋を掃除してもいいぜ。あれだ、えーっと……カンキだ、換気。 つーのもよ、そのリリーが狙われてるってのがどうにもピンとこねぇんだよな。 で、まあ俺なりに考えてみたけどよ……自信はねぇけど 爺さんがリリー可愛がってたんなら、無くなった本ってのを爺さんがリリーに渡したってのもあるかもなって。 婆さんはそれが欲しいけど、大事な本だってバレたくもねぇし、女の部屋勝手に入って探すわけにもいかねぇだろ? でもリリーが死ねば部屋探し放題だろ?分かんねぇけど……いや、分かんねぇな……どうだ? 頭ぁこんがらがってきたぜ……
>依頼の日数 明記はされてないが数日ってイメージだな。 表の依頼が一日で済むような話でもねぇし、かといって一週間だとかそれ以上とか居座れるもんでもない、ぐらいの。 >リリーの傍に ずーっとおんなじ奴がいるのは、「そもそも本来の依頼やれよ」って感じで突っ込まれると苦しい気はする。 まあ人が亡くなった直後で、それを慕ってた奴がふさぎ込んでる、ってなら一般論で心配してもおかしかないから、「誰もいない」状態は作らない感じか。 >毒見 >合わせ技で超味覚+薬学 オレはやるならオッケーだ。変な味とかがすりゃぁ「こんな感じ」ってのを伝えて、その特徴に合いそうな薬とかがないか判断してもらう、って認識で良いんだよな? そこでヒントが出るにせよ空振りにせよ、主治医には当たってみようと思ってる。ヒントが出てくれりゃぁ、カマかけもできるかもな。 >戯曲本 カペルのいう流れが良い感じか。 世間話を装って他の守り人に聞くなら、なるべく人数揃ってる場所が良いかね。あんまり何回も何回も別の相手に話題に出してるってばれると怪しまれる気はする。
どれを持っていこうにも、あながち間違いと言い切れないから迷うというくらいなら。 こればかりは、各自調査や探索にあたって発揮したいとされるスキルを組み合わせて連携を密にした方がいいのかもしれないな。 フリックとの連携案然り。 であれば、先に言った資料探索は取りやめて私も看破を持っていくべきかね。 それで思ったのが、フリックからリリーに私を紹介するというのはどうだろうか? この中で面識が無いのは私くらいだろうし、既に顔を合わせている者を介してなら、ある程度不信感は払拭されるはず。 彼女に感けすぎるのも真実の究明に手間取る一方なら、せめて気の利いた言葉をかけるというか説得して彼女の生を繋ぎとめさせる事くらいか。 メイズの死へのショックも確かに大きいが、病は気からという言葉もある。 メイズ氏の死に付け込んだ連中が陰で動いて、君にまで何かあれば奴らがほくそ笑むという姿は腹立たしい、という風な言葉もかけるかもだが。
>日数 俺も3日くらいは欲しいかなぁ。 詩を作るってそんなにすぐ出来るものじゃないし。 >毒殺かも 皆毒について考察ありがとー! 言い出しっぺの俺が『医療・薬学』も『超味覚』も持ってないので そこはおまかせする形になっちゃうんだけど…! 毒を盛られてるって事や毒の効果が確定出来ればベスト! ご飯とか薬とか毒が入ってそうな物を避けて、リリーさんが元気になれば すぐ殺される危機は脱せるんじゃないかなーっと思うので確定出来なくても、何とかなる…かな? >リリーの傍につき続ける これは俺も交代でやった方がいいと思う! 楽譜の続きを書きに来たはずの冒険者が、1人でリリーさんに付き続けてたら怪しいだろうし 「楽譜ばっかり見てると疲れるから、気分転換とお見舞いを兼ねてリリーさんの様子を見に来た。」って言い訳が通る様に 交代でいけたらいいなーっと思うよ! さすがに夜中に医師が女性の部屋に訪ねてくる…なんて事はしないだろうし。 >戯曲本 シルヴィアさんの流れでいいと思うよ! 守り人に聞くなら、一番詳しそうなのは最高齢で火女のローラさんかな? >楽譜の謎 ありえそうなのは「音楽暗号化法」?ドレミをアルファベッドに変換するやつ。 植物が書かれてるって言われて思い出したのは、ハーヴェンでは鎮魂祭でマーガレットを使うって事だけど…。 もし書かれてるのがマーガレットならお墓とか湖とかに秘密が隠されている可能性もあるかな…?
>ナタリア 実は私もロヴェルとリリーとは面識が無いんだ← フリックとの連携はOKということで大丈夫かな? 心強いよ。改めてよろしくね。 リリーへの励ましの言葉自体は良いと思うけど、あまりに過激な言葉を使ってしまうとリリーが動揺して敵に感づかれるかもしれない。全ての調査が終わるまでは、話すとしても薬・食事に気を付ける位に留めておいた方が良いと思う。メイズが本当に病で死んだ、リリーは全くの無関係……という可能性も一応あるからね。 >フリック フリックが言ってくれた認識でOKだ。どんな感じかだけでも分かれば毒の種類は絞れると思う。主治医に当たってもらえるのも有難い。よろしく頼むよ。 >表向きの依頼 依頼は「メイズに送る詩」ではなく、彼の職務(湖の詩人)として書いていた「葬送詩の作譜」の手助け人だから、リリーに確認してもらうとしたら「メイズの作風・意思を尊重した葬送詩を作譜出来ているかどうか」になるかな。 リリーに作譜の手伝いをしてもらうのは彼女の気晴らしになるだろうし、傍にいる理由づけになるしで賛成だ。 >日程 皆も言ってくれているように、3、4日は貰えると考えていたよ。一日で詩を作るのは難しい、且つ一週間以上はもらえない位かなと。仮に日帰りだとしたら私は文筆家の立場から文句を言ってしまうと思う(汗
>戯曲本 もし託されているとしたら、それこそ家族のように親しかったリリーかロヴェル……かな。その辺りも二人に質問出来たら良いね。 ライオネルが言ってくれているように、守り人に話を聞くなら火女のローラかなと思っている。皆の前でさらっと聞くか、ローラに絞って尋ねるか……流石に何回も聞くと怪しまれそうだけど、他の人が別の守り人に一回さらっと聞いてみる位なら多少は見逃してくれるかな。とは言いつつ、出来れば同じ話題はあまり振りたくないと思うよ。 >楽譜の謎 楽譜暗号化法……ライオネルは勉強家だね。私も見習わないと。 マーガレットや墓地や湖、か。恋人のお墓はどこにあるんだろう。お墓が無いから「ロヴェルの傍にいる」のかな……楽譜の謎についても可能な限り調べてみたい。 >リリーの傍に 「交代で見舞いつつ、誰もいない状態は作らない」に賛成だ。
間が開いちゃった。ごめんねぇ。 >日程 リリー君も心配だし長期で許されるならいたいね。警戒すべき相手が分からない以上調査自体は早めに進めたいところだけど。 僕の方は死体の調査で解剖するわけでもないし、そんなに時間かからないで終わらせらせるつもりだから他を手伝う余裕はあるかな。 >毒とか んー。そうだねぇ、薬でも量が過ぎれば毒になるし、僕も見させてもらおうと思うよ。 医学以外のスキルちょっと悩んでるんだけど、嗅覚を持って行こうかな?水とか日用品とか、薬以外に仕込まれてる毒や、他にも部屋に残る誰かの匂いとかがわかるかもしれない。 あとは相手も授恵者の可能性もあるし警戒しておきたいね。ライヴスでの毒とか窒息とか諸々あるけどすぐ消えちゃうから残らないし、傷跡とか状況からの予測になりそうだけど。
日程は私も、1日で片付けろとはなかなか言われない、と思う。 特に記載がないということは、具体的に何日かと考える必要までは、ない……のかな、とも。 あまりに日数が掛かる調査方法などは、自動的に調査判定で失敗になるのだろうか。 リリーは交代で見舞い、承知した。 では、食事や診察の時間なども、早めに共有しておけると良いだろうか。 主治医の様子を窺いたいので、私はなるべくその場に居合わせるようにしたいのと…… 食事も毒見等願えるならば、提供されてすぐ調べた、という事実はあって良さそうだ。 戯曲本への流れは、私もシルヴィアが挙げてくれたもので良いと思う。 守り人に話を聞くなら……そちらはお任せして、私は主に楽譜側を見ておこうか。 演奏記号は装飾のせいで、一部が意味不明とのことだが、 となると、記号そのものの意味は別段関係ないとも見えるので、 音階の方……ライオネルの言う変換は、確かにあり得るかもしれないな。
>毒見と判定の連携 やるってことで了解だ、きちっと書いとくぜ。 早めの共有ってのにも異論ない。実際になんか仕込まれてるなら早めに解明して対処するに越したことないしな。 で、あー、そのなんだ。 オレもふつーに名前気安く連呼してたし毒見やら見舞いやら気軽に言ってたから誤解させて済まねぇが、オレもここの仕事初なんだわ( まあ種族的に見た目が若いんで、毒見に関しちゃ「若い奴の悪ふざけ」みたいに出来ねーかな、とかなんとか考えてた。それか、気づかれないようにこそっと一つまみとかな。 ちょっと考えを話す部分が不足してた、すまん。
発言の間が空いたな…。 リリーを交代で見舞って1人にしないのは了解だ。いない間に医者に何かされたら分からないし。 食事と薬の毒味については俺も調べてみる。
サマエラ、交代でのお見舞いをOKしてくれてありがとう。今回は調査に人手が必要な依頼だと思うからとても有難い。楽譜の調査もよろしくね。 早めの共有についても異論無しだよ。 戯曲本の情報の取得方法について、皆に意見を教えて貰って感謝だ。 先述通り楽譜調査で妙な記号と楽譜の欠落を発見→ロヴェルに心当たりはないか聞いて、その時にメイズに関して何か気になる点は無いか質問して戯曲本の存在を教えて貰う、という流れで行くよ。リリーにもお見舞いの時に楽譜・戯曲本について尋ねてみるね。 ……あと、その。エリアサイレンスというスキルについてすっかり忘れていて……( ロヴェルとリリーへの重要な聞き込みの時、周囲に城の人間が居なければ使ってみようと思う。勿論皆は音が聞こえる範囲内にいて貰うつもりだ。調べたら怒られそうな場所を調べる時も使ってみる……って、今回の依頼ではそんな場所には行かないと思うけど。 という訳で、汎用スキルは演奏とエリアサイレンスにするね。念のため光縛封と回復スキルも持って行くよ。 >楽譜 自分で言っておいて申し訳ないんだけど……よくよく考えたら今までメイズが書いた楽譜や詩は大婆様に検閲されていて……死ぬ間際に書いた楽譜だからこそ、暗号を隠せたという方がしっくりくるかも。ただゼウランが言ってくれたように、元々のメイズ氏の作風を壊さず作譜する為にも今までの楽譜も見ておきたい。見比べる事で詳細な違和感に気付れるかもしれないしね。
皆さん、日数に関するご返答ありがとうさぁ! だいたい3~4日くらいが共通認識やね。 表向きな依頼もあるから「しめきり」の意味と、記載がない故のもし仮に万が一がこわかって。 やから、ありがとうさぁ。 リリーさんには交代でお見舞い、おっけい。 皆と情報共有と、共有した結果手が回っていないところ、もしくもう行かなくて良さそうな所とか、特に聞き込みで同じ事同じ人に聞かんようにとか()注意するね。 うちの行動は最初に宣言した感じで変わらんかな! あー、もう間に合わんかもしれんけど。うちはリリーさんや伯爵と面識はあるから。 もし紹介希望する方がいたら助けるってプレイングに一応いれておくさぁー 不要になったらそれそれでよし(
そういえばエリアサイレンスという便利スキルがあったね…! で、俺も思い出したのはマジカルポケットがあったことで。 リリーさんが出されたご飯を食べないようにする…といっても、何も食べさせないわけにいかないから マジカルポケットで発熱時でも食べやすいフルーツを持ち込もうと思うよ!