【暗都】断罪のチケット
赤坂
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シナリオID:1309
オープニング
はじまりに愛があった。
誰も彼もがそれをくれた。幼い腕ではとても抱えきれぬほどの量だった。零れ落ちたそれをまた誰かが拾い上げてくれた。口付けをくれた。抱擁をくれた。歌をくれた。
けれど、もうよく覚えていない。自分を囲んでいた人達の顔は逆光の中に埋もれてしまった。日記をどれだけ捲っても全ての名前が黒く塗り潰されてしまっていた。
気付けば、自分は何処か薄暗い所で“商品”として檻の中にいた。
沢山のヒト、視線、笑顔に囲まれたが、それは以前のような慈愛によるものではなく、もっと下劣で醜悪な何かだった。
世界にある悲劇としては生易しい部類の話だったと、後に私は悟る事になった。だが、優しさしか知らなかった子供の心を破壊するには充分でもあった。
この時に覚えた感情が私の心の中核を成した。はじまりにあった愛がすっぽりと抜け落ちた跡を埋めるように、その感情が心の容量いっぱいまでを満たしていった。
孤独だった。
買い手が見つかったと聞いた時は嬉しかった。永遠にも思えた孤独の終焉が幸福を齎すと思った。もう自分は一人じゃないんだ! 誰かに名前で呼んで貰えるんだ! おはようって挨拶できるんだ! 一緒にケーキを食べられるんだ! そのためだったら、何だってやろう。うんと気に入ってもらえるよう、何だって。
私を購入した人の名前はダグザ・コランダム。同じ時期に別の場所で三人の子供を買い取っていたらしい。
その三人は私と同じ、ウサギのハーフビーストだった。
きっと家族になれるって、直感した事をよく覚えている。
●
「取り引きが打ち切られました」
「こちらもです! 犯罪者と仕事をするなどご免だと……」
「何が犯罪だ、我々はコランダム商会だぞ!? 真っ当に仕事をしているだけだ!」
「ですが数々の証拠をリブラネスタのセルッティ商会が握っていると……ダグザ様、違法薬物の密売や人身売買、果ては猟奇殺人事件にウチが加担しているなどと、奴らは平気で吹聴している! 次の評議会で正式に抗議すべきでは!?」
「評議会を待つまでもあるまい! 我々はエスト・ポーラを牽引する存在だ! 都市を挙げてリブラネスタに直談判すればよろしかろう!」
「あいや待たれよ、それでは此方が悪者にもなりかねませんぞ。まずはローレラウラの連中を抱き込みましてな……」
ダグザ・コランダムの屋敷に詰めかけたコランダム商会の役人達が、上等な机を取り囲んで唾を飛ばし合っている。
ダグザの悪事を知る者は商会の中ではごくひと握りだった。多くの者は真っ当に仕事に打ち込み、給金を受け、家族を養う善良な人々だった。
しかし、それでもダグザにまつわる黒い噂は耳に入った。アントマンという危険な集団を操り何か恐ろしい事に手を染めている……そんな噂がここ数ヶ月で特に囁かれるようになった。
「ダグザ様、対応はどのように……」
「このままでは商会が危うい。ご決断を頂かねば」
役員たちから一斉に水を向けられ、いっとう上質な椅子にその肥満体を沈めるダグザは静かに、しかし凄絶に笑った。
「リブラ、ネスタァ……」
怨嗟のありありと滲む声だった。役員達はダグザの血走った眼に自分達が映っていない事に気付いた。それはリブラネスタという都市に向けた、狂気的な執着の眼差しだった。
「おれを追い詰めたつもりか……。だがおれにはまだアントマンがいる。このおれが手塩に掛けて、あらゆる“悪”を教えた連中だ。正義の味方気取りの連中には勝てん……。あいつらがいる限り、逆転の目がまだ、まだ、まだァ……!」
その剣幕に呑まれ、役員達は言葉を失った。静寂のコランダム邸にダグザの笑い声ばかりが響く……。
●
だから私は求められる全てを習得した。
文字を学び、学問を修め、商売を知った。剣を振り、槍を操り、ヒトを殺した。
私達には“アントマン”という名が与えられた。殊更に献身的だった私はダグザ様の御身をお守りする役目を賜る事が多かった。
アルネブ兄様、アレクト姉様、ピレネーちゃんとは家族になれたと思う。家族になるために沢山お話をしたし、ご飯をあげたりしたし、頼み事があれば何でも聞いた。三人の細くて折れ曲がった可愛い耳の真似をして、私の耳も同じ細さになるまでナイフで肉を削いだし、折れ曲がるまで金槌で叩いた。何度叩いても翌日にはピンと立ってしまうから、毎朝の日課になっていた。
白い毛並みばかりは、どうにも出来なかったけれど。
私は家族の一員になれたはずだった。
それを、壊そうとする者達がいるのだ。
●
「魔法薬『ヘイヴン』の精製を行っている者の所在を掴んだわ」
依頼の仔細について説明を受けるためセルッティ商会を訪れた冒険者達は、ヴィルジニアからそのように切り出された。
「コランダム商会の人間はその多くがダグザの悪事を知らない。アイツは腹心と外部の人間を使って尾を掴ませないようにしてきた。でも今回のターゲットは違う。ダグザから直接指示を受け、前任のアントマンから仕事を引き継いだ人物みたいよ」
手渡された資料に、その情報を手に入れた経緯が簡単に記されていた。これまでの事件で冒険者達が集めた証拠に聖真教が独自に調査をした内容も加わる事で、ここまで行きついたようだった。
「いい? 必ず捕らえて」
ヴィルジニアが告げる。
迫真の眼差しが、依頼の重要性をまざまざと訴えかけている。
「ソイツの証言が、ダグザ・コランダムを断罪する為のチケットになるわ」
●
エスト・ポーラの下水道に、その人物の根城があった。かつては魔法薬『ヘイヴン』の開発者であるアントマンが使っていた工房であるようだった。
工房に近付くほど、ひどい臭気から解放された。その区画は下水を流す以外の目的で新たに掘られた穴であるかも知れなかった。
ひと際開けた空間に出る。
光源がなく完全な暗闇に包まれていたため、冒険者達は隠密性の観点から控えていた松明をやむなく使用した。松明の灯りが橙色に辺りの様子を照らし出す。壁一面の棚。何らかの液体の入った大釜。虫食いだらけのベッドはかさかさに乾燥し、ロスガリアでは貴重なはずの本や書類が壁際に散乱している。
その中央に――まるでテリトリーを主張するように佇む一人の少女。
「ようこそ、私の家族の部屋へ」
アントマンのカナール。事件の裏側で粛々と主の邪魔者を始末し続けた、四人目の仕事人。
彼女は、明確に冒険者達を待ち受けていた。松明が照らすより前から冒険者達に視線を向け、長大な薙刀を構えていた。その瞳は深い憎悪、激しい憤怒、そしてあまりに鋭い殺意に彩られている。
「私はもう、私の家族とご主人様以外どうでもいいんです……。大地が砕けようと、空が落っこちようと、私の大事な人達が明日も生きていればそれでいい。私が孤独でなければそれでいい……」
そう独白すると深く息を吸い込み、突然声を張った。
「準備はまだですか!? 私が時間を稼ぎます。その隙にお逃げなさい!」
彼女の背後の扉から、返事と思しい声が届いた。その声の主が今回の依頼の捕縛対象である事は明白だ。
にわかに焦り出す冒険者達を、カナールは煮え滾る激情を映した昏い瞳で睨みつけ、得物の穂先を突き付ける。
殺す。
深い沼底のようなどす黒い瞳が、そう告げていた。
「私はもう誰も失いません。家族を守るため――お前達という“悪”を討ちます」
解説
マスターより
リプレイ
「私はもう誰も失いません。家族を守るため――お前達という“悪”を討ちます」
カナールがそう告げた瞬間、冒険者達は一斉に行動を開始した。
最も動きが速かったのは中村・右衛門佐・勘次郎だった。一切の躊躇いもなくカナールの眼前まで迫り、大太刀で袈裟に斬りつける。
「お前さんが、ブデッリ村の住人をヤクで廃人にした糞野郎か」
「だったら何です?」――勘次郎のひと太刀を薙刀で軽々と受け止めたカナールが鋭い眼光で応じる。勘次郎は刮目し、吼えた。
「知れたことだ! その首此処で、貰い受ける!」
数合の斬り結びがあった。幾度と響く鉄と鉄の衝突音。橙の火花が散るたび、暗闇の中から勘次郎とカナールの顔が照らし出される。
今だ。
激情の裏側にある心の冷静な部分で勘次郎が告げると同時に、小さな影が矢の如く彼らの小脇を走り抜ける。
影は、恐るべき機動力でカナールの背後を取り、猛然と迫った。
「ここ、です――!」
片刃の剣を携えた、ゲルダ・クラインだ。
突進の勢いのまま放ったゲルダの渾身のひと太刀が届くその刹那、カナールの視線が肩越しにゲルダと交差する。
「不意を打ったつもりですか」
カナールは怜悧な言葉を放つと同時に反転。達人の域にさえ届きかねない薙刀捌きでその一撃を受け止める――。
「それが、狙いッ――です!」
鍔迫り合いの格好となったゲルダだが、更に一歩を前へ踏み込み、力づくでカナールを弾き飛ばした。
「なっ――!?」
カナールの身体が、飛ぶ。
虚を突かれたカナールは空中で忌々しげにゲルダと勘次郎を睨みつける。守るべき扉は彼らの遥か向こうへ遠のいてゆく――着地。
扉から大きく離されてしまったが、カナールはウォーリアとしては破格の移動速度を誇った。駿足を以て即座に扉のもとへ戻ろうとしたその瞬間、カナールの足元に魔法陣の燐光が浮かび上がり、辺りを荒れ狂う雷光が埋め尽くす。
「思うよりも簡単に掛かって貰えましたね」
今の隙にゲルダに追従していたゼラルム・エルホワイトが蕾を象った杖を構え、召喚術を行使していた。
紫電に纏わり付かれたカナールは動きを鈍らせて、ぎこちなくその場に膝をつく。
「読書はお好きですか? お近付きの印に名著を紹介します。どうぞ座って」
「お前、達はァ……ッ!」
カナールはまんまと冒険者達の術中に嵌められた事を自覚し、悔しさに震えた。
まず勘次郎が正面から斬り結んで注意を引き。
その隙を突いてゲルダが背後からカナールを弾き飛ばし。
着地点に縫い付けるように、ゼラルムが動きを鈍らせる空間を召喚する。
まことに鮮やかと言う他ない手際であるが、冒険者達の本命は他にあった。
(ターゲットはあの扉の先だな? なら)――剣戟に乗じてナハシュが気配を殺す。闇に溶け込み、カナールの視線を縫って音もなく駆け出した。
(最優先事項は扉の突破!)――ハヤト=ガラン=ヴォルファングも存在感を希薄化する。“疾風足”による並外れた加速力で瞬時に戦場を横断するが、カナールに気取られた様子はない。
(そして、その役目はぼく達が適任、だね)――更にティトも影に紛れた。前傾を取り、夜目の効く瞳で扉を見据え、獣の如く疾走する。
勘次郎らは囮である。カナールの注目を彼らが引き受けたこの隙に、シーフたる三人が“隠遁”を駆使してカナールの意識を潜り抜け、扉を目指した。いずれも、第一目標である薬師確保のためのアプローチであった。
手筈通りに進んでいる事を確認したエイル・アーティライトは“エンライト”を発動し自らが光源となりつつカナールから距離を取る。これに合わせて、ルチル・プルメリア・グレイハーツは勘次郎とゲルダの背後まで移動し用済みである松明を床に放った。
短い沈黙をエイルが破る。
「誰かと思えば、あの時のハーフビーストですか」
「……ブデッリにいた虫ですね。余計な事をしてくれたものです」
カナールが応じたため、エイルとルチルは互いに目配せをした。
本命たるシーフらに注意を向けさせぬために、彼女達は言葉による揺さぶりをかけ、カナールの気を引く事を目論んでいる。
エイルが言葉を続ける。
「あの時、テレサを見て逃げましたね? 主人から衝突を避けるよう命令でも受けましたか?」
「答える義理はありませんが、隠す理由もない」
カナールは紫電が荒れ狂う空間を緩慢に前進しながら答える。
「額に刺さった武器……あの女は聖真教の“聖人”でしょう。まともに戦いを挑むべきではない相手です」
これは、エイルにとっては予想外の言葉だった。
コランダム商会と聖真教の間に繋がりがある事は把握していた。そのしがらみが理由であろうと予想していたのだが、カナールの言葉をそのまま受け止めればこういう事になる。“カナールほどの実力者でもテレサとの争いは忌避すべき事である”……。
「ピレネーと言ったかい」続けてルチルがその名を口にした瞬間、カナールの耳が反応した。「コランダム氏は、ピレネーの死にどう反応を?」
「その問いこそ答える義理などありませんが」
即座に応じたカナールの瞳には“拒絶”の二文字が浮かんでいた。だが、その反応が物語るものを洞察に長けるルチルは見抜く。
(ピレネーの死は、よほどお前の心を逆撫でるようだねぇ)
エイルとルチルは今の短い応酬の中にカナールの気を引く為の活路を見出した。
ピレネーを殺したのは、聖真教だからだ。
●
カナールは扉のもとへ戻る為に紫電の中を進む。大きく動きを鈍らせながらも、その動きは機敏だ。
圧倒的な人数不利ではあるが、薬師が逃げるまでの時間さえ稼げばよい。急いで扉の前まで走り、冒険者達の行く手を阻み、その過程で一人二人の首をも挙げれば上々。カナールの見立てはそのようなものだった。
「みすみす許すと思いますか?」
勘次郎とゲルダの背後に立つゼラルムが杖を振るう。するとカナールの足元に再び魔法陣が浮かび上がり、雷光に混じってエーテルの光球も現れた。それらはカナールの身に纏わりつき、移動速度を急激に低下させる。
「こ、ンの……ッ!」
「此処は慌てずにいきましょう。互いをよく知るには、時間をかけるのが一番ですから」
微笑みながらそのように告げたゼラルムは、更にカナールの眼前に“アーケインテンペスト”を追加で出現させた。
これにより、カナールと扉の実質的な距離は更に開いた事になる。
「邪魔、邪魔、邪魔邪魔邪魔……ッ!」
「ええ、はい。その為に色々、準備をしましたので」
エイルが後に続いて杖を振るうと――ゼラルムのそれの先に、三つ目の“アーケインテンペスト”が出現する。
カナールの思惑を嘲笑うかの如く、もはやこの空間は殆どが彼女の機動力のみを削ぐ状態に変貌していた。
妨害という一点に特化した、実に鮮やかな展開と言えよう。
だが、此処は戦場だ。
小さな要素で容易く流れが変わる事を、冒険者達は痛感する事になる。
眼球を充血させ怒りと苛立ちを露わにするカナールの背後に勘次郎が仁王立ちし、笑う。
「ハッ、アントマンは凄腕の暗殺者と聞いたが、お前さんは大した事ねェな!」
肩越しに勘次郎を睨み付けるカナール。
勘次郎は、敢えて嘲笑の響きを含ませながら言葉を続ける。
「耳も白ェし、所詮は二級品……いや三級品以下の落ち零れってェ処だなァ!」
それは、挑発だった。囮である以上は注意を集めねばならぬ。特にシーフの三人は隠遁状態にある。だから勘次郎は彼らがカナールの視界に入らぬよう、扉とは逆の側に立つことを選んだ。
その選択は、正しかった。
だが、複数の要素により、状況は勘次郎の思い描く結果にはならなかった。
「耳の事を言うな、忌々しい――」
ひとつ。カナールの抵抗が高かったため、“シーザーロア”が付与できなかった。挑発も含めた事で運次第では付与も叶ったが、女神は味方をしなかった。
カナールの視線が勘次郎から外れる。
「二級品でも三級品でも、何と呼ばれようと構いませんが――」
ふたつ。扉とは逆側に立つ事を選んだ者が勘次郎のみであったことに対し、扉の側に立つことを選んだ者は三人いた。
つまりこの時、カナールが守るべき扉の方向に、最も戦力が集中していたのだ。
「ダグザ様の為、あの薬師だけは――」
故に、カナールの目はどうしても扉の方へ向く。状況も、思惑も、扉の方を警戒すべきだと告げていた。
勘次郎を振り返りかけたカナールの身体が、再び扉の方を向く。
「――――、」
だから、本命たるシーフ達が、カナールの視界に入ってしまう。
それは、隠遁状態を看破されうる最も基礎的な条件のひとつ。
まずいと思い勘次郎が駆ける。ゲルダが突撃する。ゼラルムが杖を構える。エイルとルチルが咄嗟の挑発の為に口を開く。
「そこで何をしていますか、虫」
しかし、間に合わない。
ハヤトとティトが見付かり、氷の如きカナールの言葉が告げられる。扉の前で待機していたハヤトには殊に鋭い視線が向けられた。
ハヤトが瞠目し、ティトが扉のもとへ急ぐ。
瞬間、カナールの全身を激しいエーテルの奔流が包んだかと思えば、どす黒い煙が空間いっぱいに充満する。これを受けた冒険者達は理由の知れぬ激情に駆られ、思考をカナールへの敵意に支配された。
「あ――あああぁぁぁぁぁッ!」
ゲルダがらしからぬ雄叫びと共に突撃。
「コイツは、良くないね……!」
ルチルが不必要にカナールとの距離を縮めながら矢を射る。
「クソ、こうなりゃ先にアントマンをぶった斬るか……!?」
ハヤトがその表情に獰猛さを滲ませながら躍りかかる。
「これじゃ、もう隠れられない、な……!」
二振りの短剣を振り被り、ティトもカナールの懐に飛び込んだ。
「邪ぁ――魔ぁ――ッ!」
それら全ての攻撃を捌ききったカナールが、返す刀で嵐の如く薙刀を振るう。振るう。振るう。
これを受けた者は扉とは逆方向に飛ばされ、回避に成功した者も依然カナールの間合いの内に立たされる事となる。
この時、そのような展開の外側にいる者が一人、暗闇の中に潜んでいた。
(あー……どうすっかな。あいつらがやられてる隙に、俺だけでも薬師を追うか……?)
ナハシュだった。
彼は味方と自分の位置関係を意識し、同時に発見されるリスクを排除する動きを取っていたため看破に引っ掛かる事がなかった。
警戒されてなお暗闇と同化し続けるそのさまは、あたかも此処こそが己の生きる場所だと言わんばかりだ。
だが、先ほどの短い打ち合せでは同時に扉にアタックを仕掛ける事になっていたため、単独では動きあぐねた。
切っ掛けが要る。そう思った。
(こっから巻き返すだけの、デカい切っ掛けを誰かが作れば――)
●
執着状態は早々に解除された。これから十秒の間は同じ技を受ける心配がない。
それは、十秒の間にシーフ達を扉の向こうへ送り届けねばならぬとも言えた。この猶予を経てもなお再び執着を付与されるほど手間取った場合、その後に扉を開いたとて薬師の姿が何処にもない可能性が高いからだ。
冒険者達は、カナールと距離を取る者と、“ヒール”の授受のさなかにある者とで二分された。兎角、先ほどのカナールの技“怒暴”による被害が大きい。対策無しで二度も受ければそれだけで半壊の危険があった。
態勢を整えるためにもここは冷静になるべきところだが、その一手さえ惜しい状況だとルチルは思う。
(切っ掛けを作らなきゃマズいね)
同じことを、ルチルから“ヒール”を受ける勘次郎と、自己回復をするゲルダも感じていた。
(扉の突破が作戦の第一段階……だったよなァ。だがこりゃ、奴さンに馬鹿みてェに警戒されちまってる)
(だから、この状況を打破するための切っ掛けが必要……!)
(欲しいのは切っ掛け、だけど)
同時。ティトが再び“ハイディング”を使用して気配を消した。
警戒された状況でも隠遁状態に入る事が出来るのが“ハイディング”の強みだ。ティトはこれにより強引にカナールの認識から外れ、シーフの脚力を駆使して一直線に扉へ駆ける。
(ぼくに出来る事は、味方を信じて愚直に扉を目指す事、それだけ――!)
ハヤトもまた扉までの突貫を敢行する。
(今はコッチ見るんじゃねえぞ……!)
彼の顔には少々の焦りがあった。“ハイディング”を使う予定だったが、準備するスキルを誤っていたため使用が叶わなかったのだ。このためハヤトはカナールの視線から自身が外れた一瞬を狙って隠遁状態に入り、すぐさま扉へ向けて駆けだしている。
(正直危うい橋だが、これしかねえ! 後は切っ掛けだ、切っ掛けさえあれば――!)
ナハシュもまた、初手で飛ばしていた“捜波”の効果で隠遁状態にある味方の位置関係を把握し、扉へのアタックが再開された事を確認する。
(多分ラストチャンスだ。デカいの頼むぜ、お味方さん)
切っ掛け。
それが必要だと、この場の誰もが思い、生み出す為の言葉や行動を模索する。
その最初の一歩を踏んだのは、エイルの冷徹な一言だった。
「ピレネーを殺したのは聖真教ですよ」
今まさに薙刀を振るわんとしていたカナールの動きが停止する。
「……は?」舞い降りた静寂の中、カナールの視線が氷のようなエイルの瞳と交差した。
「ですから。ピレネーを殺したのは聖真教だと、そう教えて差し上げたのです」
「何だい、知らなかったのか」ルチルが後に続く。「確かに殺したのは聖真教さ。仇討ちは良いのかい? こんなとこで、油を売ってる場合かねぇ?」
カナールの顔には戸惑いの色が滲んだが、すぐに冷静さを取り戻したようだった。「何……を、下らない事を。私が家族を守る為に出来る事は、あの薬師を逃がす事です。ダグザ様がそのようにおっしゃったのですから、此処を死守するのは当然です」
揺さぶりは効いている。だが、少々の言葉だけでは心の落ち着きは崩れない。
それは、カナールの持つ“明鏡”というスキルの効果だけではないのかも知れない。
家族という名の信仰にも似たひとつの芯に彼女が縋る限り、己を見失う事はないのだ。
「もしかしたら、ですけど」
だからこそ――その一言は待ち望まれた契機に他ならない。
ゲルダがカナールの前に立ち、躊躇いがちに告げた。
「家族だと信じているのは自分だけかもしれないと、思っていませんか?」
その瞬間、カナールの表情が歪んだ。
如何な状況でも凛々しさを忘れなかったその顔が、まるでずっと隠してきた悪戯を大好きな母親に指摘されてしまった子供のように、茫然とさせられていた。
(ああ、痛い――)ゲルダは思った。(槍で相手を貫くより、剣でお腹を抉られるより、こんな風に誰かの心を痛めつけなきゃいけない事は、よっぽど痛いんだ)
そう感じながらも、状況は躊躇を許してはくれない。ゲルダは油断なく剣を構えながら言葉を続ける。
「家族なら、血の繋がりも、見た目の違いも、関係ないはず」
「黙りなさい」
「なのにあなたは形に拘っています。目に見える安心材料がなければ、心を保てないから……」
「やめて!」
「本当に家族ですか? 彼らは、あなたが求めていた“家族”なんですか?」
自覚していた事だった。
家族、家族と何度も口にする事も、耳の形をナイフや金槌で無理矢理に似せた事も、全て不安の裏返しだ。
ピレネーにはよく殴られた。アレクトには内心で疎まれた。アルネブには憐れまれていた。ダグザが自分を見る視線に情など欠片も含まれなかった。嘗て自分を囲んでくれた暖かな人達はもう永遠に帰ってこないのだ。
自分はとっくに独りだった。
そんな事、本当は最初から分かっていたのに。
「う――うるさい、うるさい、うるさい――!」
カナールは明らかに取り乱し、薙刀で周囲の冒険者達を熾烈に攻撃しながら喚きたてた。
「私は、努力をしてアントマンの名を与えられた! それは信頼の証だ――家族の証だ! お前のような子供に何が――!」
「捨て駒だよ」
それを紙一重で躱しながら、ルチルは追い打ちをかけるように言葉を挟む。
「本当にお前を家族として見るなら、複数人を配置するだろう。それが単独とは……捨て駒の扱いじゃないかい?」
「おおかた、時間稼ぎ程度しか期待をされていないのでしょうね」
間一髪で範囲外に逃れていたゼラルムもこれに続いた。
彼らは知る由もない事だが、これは事実とは異なった。単独で配置された事はダグザの絶対的信頼の証左だった。追い詰められつつあるダグザは、現状を打開するための逆転の目をアントマンに見ている。彼女一人さえいれば冒険者が何人来ようと追い返せる……そう考えていたのだ。
しかし、そのダグザとの間に絆など存在しないという事を突き付けられた今のカナールには、ルチルとゼラルムの言葉が真実かも知れぬと思えた。
「ダグザ様が私を……捨てるはずがありません。だって私は……何でもやって……来たから」
「あなたには治療が要ります」
足元をふらつかせたカナールは、エイルの言葉に機械的に反応する。
もはやカナールは卓越した武芸者ではなく、心の脆い部分を突かれた哀れな少女に過ぎない。
故に、この瞬間まで気付く事が出来なかった。
「心を深く病んでいる。だから視界が曇り、見るべき真実も、討つべき敵も見誤るのですよ。ええ、このように――」
告げるが早いか、エイルは杖の先にエーテルの光を収束させ、放った。
それは極太の光槍と化してカナールの身に迫った。咄嗟に身を躱したカナールだが、このとき即座に真の狙いに気付けたのは流石と言えるだろう。
背後を振り返ったカナールの顔に絶望が浮かぶ。
「そんな――!?」
その瞬間カナールの目に映ったものは、いつの間にか扉の前に辿り着いていたナハシュ、ハヤト、ティトの三人の姿と、光槍が扉を貫き破壊する瞬間であった。
●
「今しかねえ、入るぜ――!」
吹き飛んだ扉の先へ、ハヤトが真っ先に踏み入った。後にティトとナハシュも続く。
三人は味方が契機を作り出す事を信じ、隠遁状態のまま扉の付近で待機していた。
そして、カナールの注意が完全に味方に向いた瞬間を狙い、扉を蹴破りにかかったのだ。
だが、扉を攻撃すれば騒音が鳴る。いくら取り乱したカナールでも気付かぬ筈はないだろう。
彼らは如何にしてカナールに気付かれぬまま扉を破壊せしめたか?
(“エリアサイレンス”……使い勝手が良いとは言えねえが、何とかハマったな)
答えは、ハヤトの発動した遮音の結界にあった。
これを敷いた状態では音が外に漏れぬため、カナールに気取られずに済んだ。
術者が攻撃行動を行うと結界が解除されてしまうが、ナハシュとティトに加えエイルも扉の破壊を担っていたため、手数は足りていた。ハヤトは扉に攻撃を加える必要がなかったのだ。
三人が飛び込んだ先は、何かの保管庫と思しい場所だった。色とりどりの薬品の入った無数の小瓶が壁一面の棚に納められている。
一部の棚や机がひっくり返したように散らかっているので、薬師が準備をした跡だと知れた。
薬師の姿は、ない。
「あっちだな」「向こうにいるぜ!」「あそこだ、よ……!」
即座に“捜波”を飛ばした三人は逃走中の薬師を補足。シーフの優れた脚力で追跡し、瞬く間に追いついてしまう。
「ひぃぃいい!?」
冒険者達に目の前に回り込まれた薬師は、驚いて腰を抜かした。薬師は、大きなトランクケースを抱えている。それがコランダム商会の急所となりうる重要な代物であろう事は想像に難くない。
「き、聞いてないぞ、何で三人も来るんだ! あの女、とんだ役立たずじゃないか!」
「おお、災難だったな。どっちかっつうと、俺達が有能過ぎたんだよ」
胸を張るハヤト。この場に彼とごく親しい人物がいれば頭を叩かれたかも知れない。
「あのね、ぼくたちはあなたと、取引をしたいんだ」
怯える薬師の前にティトが一歩踏み出した。
「証拠と証言をぼくたちにくれたら、あなたは減刑が望める。利害の一致があると思う、な」
「減刑……減刑だって? 私は、罰せられるのか?」
「うーん。このままだとー……死罪?」
「何だってぇ……?」
ティトは司法に詳しいわけではなかったため半ば出任せだったが、怯え切った薬師にはよく効いたようだった。
薬師はややあってから、懐からナイフを引き抜いて構える。ティトは驚いたが、その手が大きく震えていたため武器を構えない事を選んだ。
「書類は……あ、あるのか! そう、減刑を約束する、書類だ!」
咄嗟にそのように要求されてティトは困ったが、これは本当に書類を求めているわけではないだろうとも思った。揺さぶりを掛けられた結果、寝返る事を検討してはいるが、その決断を下すために安心材料が要るのだ。魔薬という大きな悪事に手を染めながらも、男の器は小さかった。
「あー書状か。コイツだよ」事態を見守っていたナハシュが、いつの間にか音もなく薬師に接近し、屈みこんでいた。呆けた顔の男に人の良さそうな笑顔を向けると、手甲から伸びる刃爪でおもむろに男の片足を斬り落とした。
「え――」
一瞬何が起きたか分からなかった薬師だが、短くなった脚先がびゅうびゅうと心臓の鼓動に合わせて血液を吐き出すさまを見つめ、その顔を真っ青に染め上げて絶叫した。
「もう一枚欲しいか? 欲しいよな、念のためにな。時間がねーから、大盤振る舞いだ。満足するまでくれてやるぜ」
「いっ、いっ、いいぃぃいいぃい!」
嗜虐でも、悦楽でもなく、世間話でもするような笑顔を浮かべて人体を破壊するナハシュの事を、薬師は心底から恐れた。足をばたつかせて縮こまりながら、訳も分からず首を振る。どうやら寝返りの同意が得られたらしいと知れたため、ナハシュは「そっか」とだけ告げて立ち上がった。
そこでナハシュは、今の絶叫をカナールに聞かれやしなかったかと思ったが、杞憂だった。ハヤトが敷いた遮音の結界があったからだ。
「ぼくは、正義の味方じゃ、ない」ティトがその脚をロープで縛って止血しながら告げる。「だから、君がどうしようもない悪だとしても、ぼくの目的を果たす助けをしてくれるなら……君の味方になってあげられる」
涙を流す薬師が、嗚咽交じりにティトの言葉を聞いている。示し合わせたわけではなかったが、それはナハシュの言動と合わせてちょうど飴と鞭になっていた。些か鞭が強すぎる感は否めないが、一刻を争う状況ならば有効だ。
仲間達はカナールを上手く抑え込んだが、状況は優勢とは言えない。迅速に目的を達成する必要があったのだ。
「だから、ねぇ……ぼくと来て?」
そう告げながらティトが差し出した手を薬師が握ったため、交渉は成立となった。
後は誰が薬師を外へ送り届けるべきかを決めるのみだが……その時、ハヤトの服の裾を引っ張るモノがあった。
足元からハヤトが摘まみ上げてみると、それは見覚えのある小さな一匹の栗鼠だった。
「確かコイツぁルチルの……」
●
「そんな――!?」
時は巻き戻り、シーフ達が扉を突破した直後。
カナールはその顔に浮かべた絶望を即座に引っ込め、瞳に殺意を宿した。シーフらの背を睨み薙刀を振り被る。
まずいと勘次郎は思った。シーフ達は完全に扉の方を向いている。距離こそ開いているものの、カナールの技はそこまで届く。如何な回避に長ける彼らでも背面からの攻撃であれば被弾のリスクは高い。
(やるしかねェ……!)
咄嗟の判断で、勘次郎はカナールの懐に飛び込んだ。“殺界”を発動するつもりだったが、該当のスキルを持たなかったためそれは叶わない。だから、強引に技を受け止めるしかない。
薙刀の先から黒い刃が三重に放たれる。禍々しい破壊力を秘めたそれらに突撃し大太刀で受けた。「がッ、あ――!」到底威力を殺し切れるものではなく、三つの刃は勘次郎の身体ごと後ろへ引き摺り、やがて弾き飛ばしてしまう。
だが、技自体も狙いが逸れ、あらぬ方向の壁に着弾した。
殺界を狙っていた勘次郎の覚悟と、激しく心を乱されていたカナールの精神状態が重なる事で成った、奇跡の如き結果であった。
だが、それはあくまで奇跡などではないのだ。当然の代償として、倒れ伏した勘次郎は起き上がる事が出来ない。
「勘次郎さん!」
「まだ、だァ……! 奴を止めろ……ッ!」
ゲルダに身を案じられた勘次郎だが、死力を振り絞って警鐘を鳴らす。
今のカナールは二度動けるのだ。その事を思い出したゲルダが咄嗟にカナールに突撃を敢行すると、カナールもまた扉を目掛けて駆けていた。
礫の如く躍りかかったカナールとゲルダが衝突する。剣と薙刀が交差し、互いのエーテルの奔流が暴風となって吹き抜ける。
ゲルダは突撃の勢いのままカナールを弾き飛ばそうとするが、同じ手は喰わぬとばかりに躱されてしまう。
前進を止めるべくルチルが矢を放ち、逆側に立つエイルが魔法を撃つ。それらを薙刀で捌いて見せると、なおも突き進まんと前を向いた。
そこに、男は立っていた。
「自分を使い捨てる相手の為に、そこまでするのですか」
ゼラルムだ。
扉があった場所の正面に、門番のように立ち塞がる。キャスターである彼は決して守りが堅いわけではなかったが、それでも立っていた。
「まだ分かりませんか? あなたはまた捨てられたのですよ」
「その耳障りな口を閉じなさいそれとも私が手ずから喉を裂き発声器官を引きずり出して差し上げましょうか」
マグマのような煮え滾る怒りの滲む表情で、カナールは告げる。
だが、武器を握る手が微かに震えている事を見て取ったゼラルムは、ゆっくりと彼女に歩み寄った。
「あなたは己の行動を家族の為だと嘯いた。しかし、それは自分の孤独を埋める手段なのでしょう?」
「近付くと斬ります」
「その家族に捨てられたのなら、孤独を埋める為の次の手段が要るでしょう」
「何を言って……」
「私達と来てみませんか?」
これには、カナールも唖然とした。
構わずにゼラルムは言葉を続ける。
「多くの友が出来るかも知れない。それ以上の関係が紡げるかも知れない。誰に縛られる事もなく、自由な生活を送れるでしょう。だから」
ゼラルムは両手を広げながらカナールに近付く。戸惑うカナールは武器を構えて後退りをするが、ゼラルムはなおも構わず歩み寄り、そしてカナールを優しく抱擁した。
「来てみませんか、私た、ぢ、」
ゼラルムが目を見開き、痙攣する。その背から刃が突き出る。
カナールが薙刀を腹から引き抜くと、ゼラルムは吐血し力なくその場に崩れ落ちた。
カナールは、茫然としていた。一拍遅れてから床に倒れたゼラルムに気付き、あれ、と呟いた。自分がゼラルムを刺した事に気付いていないようだった。
「おと……さ……? あれ……あれ?」
ゼラルムを見て何事か呟いた声は、まるで幼い子供のような声色だった。
「こりゃ、どういう状況だ!」
「かなりピンチって感じだ、ね……!」
そこで、扉の先からハヤトとティトが駆け込んで来る。彼らを先導していた小さな栗鼠が床上を跳ぶように駆けると、ルチルのローブの中に潜り込んだ。
ルチルのペット、ラトだ。彼女は壁の小さな隙間を探り、そこからラトを扉の先へ潜り込ませていたのだ。
主には薬師の捕捉と地理の確認が目的だったが、勘次郎とゼラルムが戦闘不能となった時点で咄嗟に連絡役として機能させたのだ。
逡巡があった。
冒険者側は二人の戦闘不能者が出たが、他の者はまだ戦える。二人のシーフを加えて、五人が揃っていた。
カナールは、度重なる揺さぶりを受け明らかに様子をおかしくしているが、ここまで有効打を与えられずにいるのも確かであった。
継続か、撤退か。その判断に一拍の間を要したが、ゲルダの一声が方針を決定づけた。
「目標は、既に果たしました!」
告げるや否や、ゲルダは無防備なカナールを剣で弾き飛ばす。
薬師を確保した事は、シーフ二人と、ラトを走らせていたルチルの表情から分かった。主目標を達成した以上依頼は成功なのだ。
そして、彼らの作戦は討伐ではなく妨害に偏っている。深追いは博打に他ならなかった。
「二人を頼むよ!」
ルチルが二人のシーフにそう声を張ると同時にエーテルの光弾を放つ。カナールの足元にそれが着弾すると、弾けるようにして現れた濃煙がカナールの姿を覆った。
この隙にハヤトとティトが勘次郎とゼラルムを拾い上げて駆ける。エイルが煙の広がった空間に“タイダルストリーム”を放ち足止めする。
「何も見えない……何も見えないよ、お父さん! 何処!? 何処に――」
煙の中でカナールが叫ぶ。
その声を後目に、冒険者達は来た道をひた走った。
「そうです……ダグザ様、ダグザ様はどちらに……冒険者ァアア! 私の家族を何処に隠したァ! あ……あああ、ごめんねピレネーちゃん、殴らないで? 嫌わないで? 今夜のご飯、あげるから……!」
背後から響く支離滅裂な声を聴きながら、ハヤトはカナールを憐れんだ。アントマンは誰も彼もが心を壊されてしまった者のようだ。その中でも最も心が脆かったのが、きっとカナールだったのだろう。
終わらせてやりたかった。
一抹の悔いを噛み締めながら、闇の中を走った。
●
セルッティ商会に送り届けられた薬師はすっかり大人しくなっていた。脚に重傷を負った状態のまま馬の早駆けでリブラネスタまで移動したため、まずは治療する運びになった。
「やり過ぎだよ」
「わりーわりー」
ヴィルジニア・テレーザ・セルッティが咎めるが、ナハシュは何処吹く風である。嘆息したヴィルジニアはそれ以上追求せず、謝意を口にした。
「感謝するよ。コランダム商会にトドメを刺す事が出来そうだ」
「んじゃ、事件は終わりか?」
ナハシュの問いを受けたヴィルジニアは、少し考えてから答える。
「終わりだよ――ダグザが簡単にお縄につくのならね」
<了>
マスターコメント
ショートEX非常に難しい 報酬:多い8 / 4〜8人
2021年08月31日 18時05分30秒 公開
相談掲示板
情報屋のルチルだ。よろしく。 相手は難敵だが目的はシンプルだ。 最優先するべきは魔法薬の薬師の確保、立ち塞がるはアントマンの一人カナール。 どうにかカナールを足止めし、逃走前に奥の扉をこじ開けて取り押さえるのが必須だね。 さて、障害となるカナールだが……敗北パターンの意味を正しく受け取れているか不安だが、 考えられる展開は吹き飛ばしやBSによる足止め、扉に到達できても苛烈な二回行動による速攻撃破辺りか。 察してる者もいそうだが、これは精神的な揺さぶりをかけて隙を作れという事かね。 我々の前で口にしてる台詞からも他のアントマンや仲間と認識してる存在への強い執着は見えている。 先日死亡したピレネーというアントマンの件、そこから捨て駒にされるのではという疑念を煽る…今思いつく範囲だとこんな感じかね。 後は、周囲は暗いから暗視やエンライトによる照明の用意が必要か。 松明だと片手が塞がるからね。
よォ、ウォーリアの勘次郎だ。よろしく頼むゼ。 さて…状況は随分と切羽詰まってやがンな 視界確保出来ないほど暗い部屋に 厄介な技能持ちのウォーリア、恐らくは扉の前に陣取ってるだろうナ。 カナールを抑えつつ奥の扉を突破して薬師を確保するってのが大体の流れか… 役割を分けっとすンなら あっしとゲルダの嬢ちゃんでカナールを抑え、シーフの面々が扉を突破して薬師に向かうってェ処が理想かね。 キャスターの御二方のアーケインもありゃァ一先ずカナールの動きは止めれそうだが… (発言が被った為修正)
役割分担はそれでいいと思う。 壁役、確保役、足止めの遠距離…満遍なく揃ってるからバランスとしては悪くなさそうだね。 ただ今回はヒーラーがいないから、各自抵抗の値に少し気を配った方がよさそうか。
キャスター、エイル・アーティライト。 よろしくお願いします。 集中力をかき乱せば守りが薄くなるタイプですか。 防御面をスキルに頼っている部分が大きいようなので揺さぶって隙を作るのが妥当かと。 危機的状況で発動する《危察》でも揺さぶれそうですが、対策なしでは対価が大きそうで。 主人や家族に対しての執着が強く、孤独に対する恐怖が強いのであれば生死に関わる情報で揺さぶる事は出来そうです。 妄信してもいるので相手に捨て駒にされる可能性を説くのは家族の為になるならそれでいいと返されそうな。 激昂させるだけならピレネーらの死に様を語る方が効果がありそうです。 扉は蹴破る事で破壊可能ならタイダルストリームなど遠距離攻撃でカナールごと攻撃出来そうな気がします。 扉前で時間をかけるよりは早く突破出来るのでは。
ウォーリアの、ゲルダです。よろしくお願いします。 >集中力 そうですね、他のアントマンの方と違って、「白い」ということを指摘するのは、いかがでしょうか? 血のつながった家族ではない……ということが、コンプレックスになっていのではと思いまして。 >方針 扉もろとも……は、扉の耐久力的を考えれば、良い案かもしれませんが 薬師対応に回る方々のことも考えますと……まずは、カナール様を扉から引きはがすことが先決かな、と思いました。 ドラゴンチャリオッツでカナール様を扉とは逆側に吹き飛ばして、扉とカナール様の間に皆様が入ることができたら、理想的かなと。 イメージ的にはこんな感じですね。 【扉】←(扉対応) (後衛職)→ (ウォーリア)→ ←(カナール) この方針で問題なければ、わたしが初手でドラゴンチャリオッツを使おうかなと思います。 >ヒーラー不在 本当ですね……!今までヒーラーの方とご一緒することが多かったので、少し新鮮です。 はい、抵抗を高めにしておくことは可能ですので、そのように対応しますね。 あとは、ヒーラー武器の準備もできていますので、 《ヒール2》と《堅甲2》での回復手、支援手としても動けると思います。
エルホワイトと申します。クラスはキャスター どうぞよろしくお願いいたしますね さて。先ずは既に触れられている敗北パターンについてでしょうか 私が考えていましたのは2パターン 1.【執着】付与後ガン逃げの繰り返しで薬師逃走までの時間を稼がれすぎる 2.薬師にそもそも逃げに徹される 1に関しては、2ターン分のBS無効時間があるとは言え、彼我の付与対抗差によってはないとは言い切れません 何より直径10hexに執着付与という壊れスキルですからね。広間の中心に居座られると扉を手早く破らない限り延々と付与され続けるでしょう 2に関しては薬師のクラスはシーフです これが意味するのは無対策のまま逃走に徹されると同じシーフ以外は追いつく事すら不可能で、シーフでも追いつく以上の事は難しいという事です この2パターンについては、意識しておいて損はないかと ひとまず私の考えとしましては、カナールを最低限の人数で足止め。残りのメンバーで扉を一気に壊し、手早く薬師を確保、でしょうか 執着を抜きにすれば相手の足止め能力はそこまで高くはありません。極力移動をさせぬ様にBSとZOCで足止めできれば幾分か勝機はあるかと まぁ、最悪シーフの方々だけでも扉に向かって破壊してくだされば ・・・・・・ところでこの執着付与スキル、流石に命中判定はしますよね? 命中判定抜きで付与判定とかになったら洒落にならないのですが
シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 >負けパターン 上がっている内容で今んとこ異論はない。執着付与についてはウォーリアのシーザーロアと似たようなもんなら、いきなり抵抗判定なんじゃねえかな…? 薬師の逃走力とヒーラー無しを考えると、憎刃の束縛もかなり厄介にみえるな。抵抗は上げて行こうと思う。 あと気になるのは光源かな。現状松明がなくなったら闇だろ。 エンライト、もしくは軽く光る夜光石+暗視みたいな形で確保しておかねえと視界で詰むんじゃねえかと思うがどうだろう。 >対応 主に上がっている足止め・確保の2班に分かれるで異論ない。 カナールの集中を乱すのも足止め組がやる感じになるか。家族の事や生死で揺さぶるのはありだと思う。とっくに孤独なんだという事を突きつけたら脆そうだよな。 カナールについてもチャリオットや足止めスキルで奴の位置を調節しつつってので同意だ。攻撃バカ高いらしいから、ヒールあるなら助かるな‥。 薬師については対応者が扉に着く前に貫通技でいくらか壊しておくってのは、それはそれでありだと思うな。時間短縮にはなりそうだ。やった奴はすげえカナールに狙われそうだが。 >チャリオット 普通に言い案だと思うんだが、ウォリアーについて無学だから確認だけするぜ。 OP的に初期位置は「扉・カナ―ル・冒険者」だと思うんだが、この状況で初手チャリオットを使うとカナールを扉側にぶっ飛ばさねえか? スキルの説明的に、四方好きな所にぶっ飛ばせるのかちょっとわからなくてよ。それとも初手で奴がこちら側に前進してきたところを狙い、扉側に回ってぶっ飛ばす、とかそういう感じかね。
シーフのティトです。よろしく、ね。 >負けパターン だいたいはみんなが思ってる通り・・・だと思う。小物の薬師は保身を第一に考える、から一目散に逃げる。だから、当然カナールと戦う時には敵の戦力にはカウントされない。故に、 カナールさえなんとかすれば目標達成は難しくはない・・・のかな? 不思議に感じたのは、ね・・・ダグザからあらゆる“悪”を教えられた、という言い回しを受けているカナールが、“悪”を討つと言っていること、だよ。根本的に何か違う気がした、ね。 ぼくがどうしても気になったのは今回の主目標が薬師の捕縛であることかな。と思った、よ。 この場で1番容易に薬師を殺せそうなのはカナールかな・・・って。 カナールをどう切り抜けるかも重要な事だと思うけど、生かしたまま薬師を捕らえる事がなんらかの外因で難しいんじゃないかなって思った、よ。
>揺さぶり 他のアントマンとの外見の違いを突っつくのもいいと思うね。 耳を兎に近づけるように、かなり無理をしたようだから見た目でコンプレックスに気づけそうだな。 また《明鏡》なんて多少の揺さぶりなら無効化できるスキルが存在してるんだから、妄信に罅入れるぐらいはやっておかないと足りないだろうと思うよ。 >扉の破壊 10hex程度の距離なら余裕で弓の射程内でもあるし、壊すだけなら直接近づくより撃ったりダイダルストリームでカナールごと狙ってやった方が手っ取り早いね。 ただあまり早いタイミングで吹き飛ばしてやると薬師が荷物の持ち出しを諦めて逃走を優先させてしまう可能性がある。 なるべくシーフが扉に到達してすぐに入れるタイミングで狙いたいな。 それに合わせて扉の破壊に時間をかけると逃げられる危険が高まるから、なるべくシーフ全員に扉の方へ回ってもらいたいのだが。 >薬師が殺される可能性 場合によっては、有り得る。これを言うと伏兵が逃走先にいる可能性まで否定できなくなってくるが。 ともあれカナールが薬師を殺してしまう展開を防ぐにはやはりカナールの注意を足止めの方に向ける事が肝心、と思うね。 >戦闘 理想的なのはゲルダの提示した状況を作る事だな。 必要に応じて後衛職から薬師捕獲に向けて援護射撃を飛ばす事もできる。 ただ、確かにドラゴンチャリオッツは力の加わった方向へ飛ばすものであって、好きな方向に飛ばせるものではない気がするね。 吹き飛ばしのために回り込むなら、冷静さを欠いて釘付けにしつつ更にアーケインでダメ押しぐらいはした方がやりやすいか。
>揺さぶり 成程なァ、確かに他のアントマンとは違うのを随分と気にして居るようだからそこを揺さぶるってェのは中々効くかもしれンなァ。 >薬師の殺害 それは盲点だったが…有り得ン話では無いな となるとカナール足止めはシーザーロアと殺界辺りで強固に縛り付けとくかねェ… >ドラチャリ ゲルダの嬢ちゃんがやるならあっしが引き付けてる間に回り込ンでやるのが成功率上がりそうだナ。 ただ、エイルのダイダルストリームで扉ごと吹っ飛ばす作戦と並行でやンならちと矛盾しねェか?
>薬師の殺害 ええと、オープニングを読む限りでは、……ですが、カナール様は薬師の逃亡を手助けしているような気がするんです。 「準備はまだですか!? 私が時間を稼ぎます。その隙にお逃げなさい!」というセリフ、薬師に対するものですよね。 カナール様にとっても薬師もまた『家族』の一人なのではないかな、と。 ですので、カナール様が薬師を殺害、というのは、初期段階では可能性が低いのではと思っています。 ……ただ、それを上回る優先事項が……例えば、『ダグザの身の安全を脅かす』ことに繋がれば、確かに、その可能性は……ううん、あるのでしょうか? >戦闘 《ドラゴンチャリオッツ》の【吹飛】方向については、サブアクションで《チャージング》を使うことで、ある程度の自由は効くと思います。 動きのイメージとしては、《チャージング》でカナール様と扉の間に入り込んで、そのまま《ドラゴンチャリオッツ》で扉とは反対方向に吹き飛ばす、という感じです。 ただ、【吹飛】だけですとそのまま接敵されてしまいますので、それとは別に移動や行動を阻害するスキルを使っていただけるのは、とっても助かります! あとは……カナール様の抵抗が高めに設定されているみたいなので、《シーザーロア》を使う場合は付与の値に注意が必要かもしれません。 >扉 わたしの案の主目的が、扉対応に向かう方の安全を少しでも向上させるために、ですので 1. 範囲攻撃持ちのバステ担当以外が扉+カナール様をまとめて攻撃 2. ドラゴンチャリオッツでカナール様を扉から引きはがす 3. 扉担当の方が扉へと向かう という順番は、いかがでしょう?
>扉を纏めて攻撃 不可能ではないと思われます。一手で2つの目標を攻撃出来ることに越した事はございませんし ただ、先に触れられている様に早いタイミングで仕掛けすぎると薬師が逃走を早める可能性がある点 そして、私達が扉の前まで到達せずとも、扉にある程度のダメージが入った時点でスキル《危察》の発動条件を満たす恐れがある、という点が懸念材料でしょうか >薬師の殺害 なくはない、でしょうか 扉の先にある重要な情報とやらがどの程度なのかは分かりませんが、ここの情報だけでは製造が行えない上に薬師以外にもヘイヴンを製造できる人物が居るのであれば、口封じの為に殺害はあり得るかと クラインさんの懸念に関しましても、カナールがここで足止めしているのはそれが主のためになると信じているからであってあくまで薬師は家族ではあらず、主の為になると信じる事が出来れば最悪薬師の殺害も行い得る、と考えることもできます >足止め 私の方でアーケインとスタティックフィールドを活性化予定であります 相手は抵抗が高いとの事ですが、こちらも付与性能以外のほぼ全てを捨てて付与性能を上げている身ですので、最悪でも1,2ターン程度であれば足止めをこなしてみせましょう >執着付与 >シーザーロアと似た様なもの 性能がイカレてる・・・・・・(小声)
>扉を纏めて攻撃 薬師が保身を優先する小物という事で、扉が早々に破壊されるなどすれば逃走を早める可能性はありますね。 扉の損傷に気付けば《危察》の発動条件を満たす可能性もあります。 狙うにしても使うタイミングを考える必要がありますか。 カナールが扉の前から動かない場合の手段なのでこれに拘る必要はありませんが。 >戦闘 ドラゴンチャリオッツの使用するに際してカナールと扉の間に入るのであれば《危察》の発動条件を満たす恐れ、またカナールを広間の中央寄りに飛ばす形になるので懸念された《怖独》を付与するのに都合の良い位置に行かせる事になりそうな。 前者はゲルダの順番に沿うなら既に発動している可能性もありますが。 >薬師の殺害 飼い主の指示も無く殺しはしないと思いますが、逆に指示があれば躊躇しないかと。 >光源 松明台は消される恐れがあるので使わないとして、エンライトは必要なら活性化しておきます。
>戦闘 なるほど、チャージングがあれば回り込んでのドラゴンチャリオッツが狙えそうだ。 しかし扉の破壊タイミングは初手ではなく、カナールの冷静さを奪い扉に到達してからの方がやはりいいと思う。 最悪、薬師としては身一つあれば立て直しはできると踏むだろうさ。暫くは「まだカナールが守ってくれる」という安心感に浸らせてやった方がいい。 扉が破壊されると、まだカナールがいるとしても焦りを煽るだろうしね。 まあ、《怖独》は広間の中なら影響を免れないほどの範囲の広さに【執着】付与と足止めに優れたスキルだから少しは甘い所も欲しいという気持ちはわかるさ。 だが生命力コスト&防御面はスキルに頼りっぱなしのカナールでは不用意に連発できないし、冷静さに欠ければ防御面の欠落どころか敵を足止めするという目的を見失って使用そのものが封印される可能性だってある。 そこまで壊れって話ではないと思うよ。 >個人 ヒーラー不在だしアタイは足止めの方に残って魔弓装備で援護に回ろうかね。 足止めに成功してもカナールの猛攻を耐えきれなければ本末転倒だ。 できれば、薬師に向かった方にも手助けできればいいが…そこはできたらの話で。
発言が被ったので連投になる。 エイルの懸念だが、カナールの初期位置が空間の中央、《危察》の発動条件は「扉の前にPCが到達した時」と明記されているから、いきなりカナールが扉の前まで下がらない限りは気にしなくていいんじゃなかろうか。 「割って入る」と「到達」は同じニュアンスにはならないと思うね。取り違えがあったらすまない。
>薬師の殺害 これについては同じくカナールが錯乱状態になった後、薬師を殺すことが家族や自分の為と思い込んだ時有り得る可能性だと思う。 もしくはコイツの保身に走る小物ってのが気になるな。こいつが形勢不利と思った時、自ら投降する等ダグザの不利益になる行動をとろうとした場合殺されたりしねえ? その辺を警戒するなら捕獲後逃走経路の抜け道から外に出る、もしくはカナールを無力化するまで奴から距離を保ち護衛を兼ねつつ待機みたいな対応は必要か? >カナール 成程、チャージングで回り込みつつか。それなら納得だ。その後阻害系で止められんなら越したこともねえな。殺界もいざという時非常に助かる。 《危察》の条件についても扉につくこと、要は自分を抜けて扉の先に向かえそうになった時発動するんじゃねえかと思うから、割って入る事についてはおそらく含まれねえと思うね。 遠距離からの破壊についてどの道やるとしたら言われてる通り、扉担当者とタイミング合わせる方向で行けば問題ねえと思う。クラインが上げた1,2,3を、2,13みたいなイメージでいいのかね。 >薬師 これは今んとこシーフ3人で抑えに行くって認識で良いのかね。 どの程度のレベルか分からねえが、多少追跡できるよう捜波は持っておいた方がいいか?使う余裕があるかは状況次第だろうが、扉の前に3人そろう、かつ遠距離からの攻撃も見込めるなら1人くらいはマークを試みてもいいんじゃねえかとは。それよりさっさと破壊していった方がいいなら回避系、縛刃、壁歩き辺りで組もうと思っている。あとはコッチも光源ないかもしれねえから、エンライトは持ち込むつもりでいるな。
>カナール ああ、広間の中央にいる、という情報を見落としていました。 であれば割って入るのに問題は無いかと。 >薬師の殺害 家族と飼い主を大事にするカナールにとって敵に投降する、という行為は飼い主への裏切りと判断されそうですね。 捕獲した時点でカナールの手の届かない場所に連れ出すなど対応するのは同意します。薬師の監視と守りには2人は必要ですか?
一先ず私個人の動きといたしましては、扉破壊まではカナールの足止めに専念する形となりましょうか 初手でアーケインを撃ってメインで移動 吹飛と扉攻撃に合わせてアーケイン+スタティックフィールドで足止め 以降は各種BSで戦闘力を削いでいくと言った形でしょうか 私が回復を持ち込んだ所で出力はたかが知れておりますので、回復の持ち込みは他の方にお願いしたく 一応揺さぶりに関しましても、一つ私の方で考えはありますね ただしかなり実現の目が低い上、どちらかというと最後の一押しの面が強いので平静な状態からの揺さぶりには恐らく向いておりませんが >暗闇 私は暗視を活性化可能ですが、エンライトを活性化していただけるのはありがたいです 直径12hex程を照らせるとのことですので、広間を照らすにも十分でしょうし
>薬師の殺害 なんていえばいいんだろう・・・ 正直、どこかに伏兵がいてもおかしくはない、くらいに思った、けど・・・流石にそこまで行ってたらお手上げ、だよね・・・うん。 ひとまずぼくが言いたかったのは、逃げられるのも気をつけないといけないけど、死なれても困る、という事を主張したかった、よ。 カナールの薬師殺害は有り得そうな仮説の一つとして挙げただけだから、カナールがどういう動きをするかはぼくもちょっと予想できない・・・ね。 >薬師の確保 薬師をどうするかなんだけど・・・ 司法取引みたいなこと、出来ないかな? 「有力となり得る情報証拠を渡せば減刑にしてやろう」とか・・・保身が第一ならば、行けなくもないかな・・・って。もちろん、捕縛はするけど、ね。自分が1番可愛い相手とわかっているなら、その辺りの交渉も円滑に行きそう、だよ。 >動き うん、わかった、よ。 ぼくはシーフとして、薬師を抑えにいく、ね。 暗視を積もうかと思ってた、けど・・・どうしよう、か?エンライトかヒールを一応持っていこうかと思ってる、よ。
>薬師の ああ、そういう事か。 捕獲した後に1,2人は見張りに置いていいと思う。 また司法取引を持ちかけるのもアリだと思うよ。そういう場合は「素直に応じれば減刑もあるかもしれない」ぐらいに仄めかしておけば、実際後でどうなったとしても現場の人間の勝手な憶測だ。「話が違う」と言われても言い逃れはできる範囲じゃないかね。 >スキル 余裕があればこちらもエンライトを持っていくつもりだ。発動にメインアクションを消費するから手数の空いた者でうまく発動して起きたい所だね。特に扉に回るシーフ組は時間との戦いだろうし。 ナハシュの言う捜波は事故の確率も下げれるし、いいと思う。
遅くなっちまってすまねぇな! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! だいたいの流れは把握したぜ! まずはカナールを引きつける面子に頑張って貰って、その間にシーフ達で薬師の確保に動けば良い感じだろ? 俺も薬師確保に向かうからまずはカナールの注意を引き付けたのを確認してから回り込む感じで扉前まで距離を詰めるつもりだ。 そしたら『捜波・改』で薬師をマーク、その後『エリアサイレンス』で扉前で発生する音を遮断。 それからシーフ3人で一気に扉を蹴破り突入(1人で蹴破りに3Rと想定すれば3人で蹴破れば1Rで破れる可能性大)突入して身柄確保って段取りはどうだ? 一応ロープも持ってくから捕まえたあとは縛っとくのもありだろ。 捕まえたらカナール撃破の援護に回るつもりだ!
間が空いてしまいました、すみません……! では、初手に接敵。2R目でチャージングで回り込んで扉とは逆方向にドラゴンチャリオッツ、で行きますね。 外見の違いの指摘についてですが、指摘した人に攻撃が集中する可能性がありますので 問題がなければ、わたしが最初に指摘をしようと思います。 >薬師 なるほど。確かに、可能性はなくはない、ですね。 薬師確保担当の方におまかせしてしまう形になってしまいますが、よろしくお願いします。 身柄確保後、担当の方はこちらに戻るのではなく、薬師から抜け道についての情報を聞いてそのまま離脱、でも大丈夫かなと思います。 そちらの方が、リスクは少ないでしょうし。
取り急ぎ、翌朝には出発だから全体の流れのおさらいを記しておく。 揺さぶりに成功して怒らせたら狙われやすくなるという点は同意見なので、できればウォーリアに一番注意が向いてくれるようには考えている。 逃げ道の安全確保も気になるし、カナールの目を盗んで栗鼠に先を見てくれるようにやっておこうかねと。 初手はカナールと接敵。扉と反対方向へ吹き飛ばし(ゲルダ担当)ウォーリアが先立って揺さぶり ↓ カナールの意識が逸れ以下のようになった後、シーフ組は扉へ 【扉】←(扉対応) (後衛職)→ (ウォーリア)→ ←(カナール) できれば遠距離から扉破壊援護 ↓ 薬師を確保。1,2人監視に残し可能であれば戦場から離脱(この時尋問、交渉?) この間カナール撤退または戦闘不能まで持ち堪える >エリアサイエンス 「戦闘中は使用できない」とあるからハヤトの言った感じでは使えないんじゃないだろうか。
>エリアサイエンス この戦闘中って定義が『戦闘判定』に入った時点でその戦場にいる者全員が使用不可ってことなのか、使用者本人が戦闘状態に入ってなけりゃ使えるって判定になるのかを試してみてぇと思ってな。 扉を蹴破るまではハイディングも使ってカナールの認識外に外れたうえで扉の前まで移動しようと思っててよ。 んで、蹴破るまでは戦闘自体には参加しねー方向で考えてんだよな。
ぎりっぎりになった!纏めありがとさんだ。 >薬師 司法取引や交渉は同じく有用だと思う。身の保身が第一らしいしな。 捕縛後監視や離脱で手が必要なら俺もこっちに回る。そのつもりでスキルは基本カナールをすり抜けるのと探索、移動系で固めていくつもりでいるぜ。 あとは俺も同じくハイディングで移動を、と考えていたんだが、これ下手したら見方も観えねえんだよな。だから初手はハイディングの他、捜波で味方丸ごとマーキングさせてもらう。これで少なくとも移動位置は多少合わせられるだろうぜ。 >エリアサイレンス 試してみる分にはありじゃねえかな。俺もその辺どうなのか興味があるし、使えりゃ儲けもんだ。結果を楽しみにしている。
>エリアサイレンス その理論が通じるかはマスタリング次第だから実際にやってみない限りどうとは言えないね。 ただ不発になっても大きな痛手は多分ないだろうから止めはしないさ。
ちと間が空いちまったな…ルチルは纏め感謝すンぜ。 ゲルダの嬢ちゃんが扉側で揺さぶりを掛けンなら、あっしは反対側から斬付ける形で挟み撃ちにしようかね。嬢ちゃんがシーザーロア使うなら、その効果の切れ目で殺界を発動する形で足止めすンぜ。 >エリアサイレンス ハイディングと併用すンなら上手いこと行くンじゃねェか?健闘を祈っとくぜ。