あなたの「死に様」、売って下さい
北織 翼
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シナリオID:526
オープニング
リーンエス王国王都・グランスパーダの郊外の一角に、コール子爵の邸宅がある。
子爵は無類の演劇好きだ。金に物を言わせ邸宅内にプライベート小劇場を設け、役者に裏方、音楽家はては劇作家まで気に入った者たちを次々と抱え込み、日々演劇鑑賞を楽しんでいた。
その中でも、子爵は特に悲劇を好む。真冬の路肩で売れないマッチを抱えて死んでいく少女の物語、愛した王子のためにその身を捧げ海の泡となった女の話……とにかく子爵は「主人公の死にオチ」が大の好物なのだ。
ただ、誤解はしないでほしい。
子爵は決して残忍な性格でなければ人の不幸や死を喜ぶ悪漢でもない。
ただ、彼は常に「死」を恐れており、生きていればいつか己の身にも訪れるであろう「死」を少しでも恐れずそして穏やかに迎える心づもりをしたいだけなのだ。
多くの「死」をその目と心で見届ける事で、「死への恐怖」に対する耐性を身に着けたいのだ。
●
そんなコール子爵のお抱え劇作家のひとりに、ウリエルという男がいた。
劇作家としてはまだまだ若いが、彼が書く悲劇には誰もが涙し、時には慟哭さえ上げると評判だ。
しかし……。
ある日、ウリエルは子爵の邸宅から怒号と共に弾き出された。
「最近の貴様の悲劇は精彩に欠ける! ありきたりでオチが丸見えで、登場人物の死に方はいつもワンパターンだ! つまらん、実につまらん! 儂の心を震わせる悲劇を持ってこい! でなければ貴様はクビだ!」
子爵のそんな罵倒が何度も脳内リフレインする中、灰色に曇った空の下をとぼとぼと歩くウリエル。
彼はどうやら劇作家としてスランプに陥っているらしい。
子爵の度肝を抜くような悲劇的ラストシーンが思い浮かばず、ここのところ毎度毎度『結ばれぬ恋路の果てに毒薬で心中する男女』といった話ばかり書いて凌いでいたが、とうとうそれも限界、子爵を誤魔化す事が出来なくなっていたのだ。
「どうしたらいいものか、どうしたら人の劇的な死に際が書けるのか……」
どんなに頭を捻ってもさっぱりアイディアは降臨しないが、それがいわゆる「ネタ切れ」の状態なのだと彼が気付くまでそう時間は掛からなかった。
「いっそのこと、自分が死ぬ場面を劇にしてみようか……」
細いドブ川を石橋の上から見下ろしながら、ウリエルはぽつりと呟く。
例えば、新しい台本が書けず精神的に追い詰められた劇作家が川に身を投げる話。
悪くはない。今まで彼にはなかった切り口だ。
だが、ウリエルはふと我に返った。
「これで書ける劇は、恐らく一作品だけだ……このままじゃ、その先また僕は何も書けなくなる。そうなったら、今度こそお払い箱だ……」
ウリエルには病弱な妹がおり、彼女の治療を続けるために何が何でも子爵のお抱え劇作家として安定した収入を得続ける必要がある。
「こうなったら、もうなりふり構っていられない……!」
ウリエルは意を決してギルドに足を踏み入れた。
「誰か、僕に『死に様』を売って下さい!」
解説
マスターより
リプレイ
若手劇作家ウリエルは、十人の冒険者と共にコール子爵の小劇場に入った。
脇を固める役者や裏方は既に手配済み、あとは客席の中央最前列に鎮座する子爵を満足させるだけだ。
「儂が渇望して止まぬ悲劇は用意出来たのか?」
挨拶のために舞台に立ったウリエルに子爵は厳しい顔つきで問うが、ウリエルは袖で出番を待つ冒険者たちの存在をその背に感じながら堂々とお辞儀した。
「最高の悲劇を、どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さい」
●同じ時に、同じ場所で
原作……レイス、バンシー
脚本……ウリエル
出演……レイス(お抱えアクション女優)・バンシー(お抱え清純派女優)・賊(お抱え殺陣集団)・一般人(お抱え劇団)・語りと挿入歌(お抱え吟遊詩人)
「やはり死に際を語るなど……縁起でもなかったのではないか?」
「レイスさんはちょっと思うところもあるでしょうけれど……でも、どんな悲劇に仕上がるか面白そうじゃありません?」
「それは、まぁ……引き受けたからには頑張らなければと思いの外熱く語っていたかもしれないな」
そんな会話をしながら小劇場の客席の隅に並んで腰掛けるのはレイスとバンシーだ。
彼女たちの近くでは、ウリエルからの依頼に応じたセロンガード・シュタインドルフとキュベレーも席に座って悲劇の始まりを待つ。
やがて舞台の幕が上がると、怒号と武器のぶつかり合う金属音が響き始めた。
山麓を下る馬車の前で数人の賊を相手にレイスが愛用の剣を華麗に振るう。
その剣閃は速く美しい反面、たとえようのない哀しみと苛烈さを醸していた。
馬車から飛び出したバンシーは、レイスの戦いぶりから、彼女の表情から、目が離せない。
人さらいの賊に捕らわれ馬車に揺られること数日、己の人生を悲観する事しか出来なかったバンシーの前に現れた冒険者・レイス。
レイスが剣を振るう度に賊は一人、また一人と断末魔の叫びと共に地に伏し、血溜まりに沈む。
やがて全ての賊を斬り伏せると、レイスは立ち尽くすバンシーに手を差し伸べた。
「この峠を下れば集落がある。帰るあてがないのならばそこまで送るが」
「あの、私……貴女の傍にいちゃ駄目ですか? 人を攫う賊をどんなに恨んでも足りませんし、そんな賊を退治する者として、貴女と共にいたいのです」
バンシーが口にした賊への恨み、それはレイスも抱くものであり彼女の原動力でもあった。
幼い頃に故郷の里を賊に襲われ、レイスは一夜にして里も仲間も……家族も失った。
抵抗すれば殺され、抵抗しなければ人身売買の商品とされる、当時そんな究極の二択しか与えられなかったレイスは己の誇りと尊厳を懸け抵抗する道を選ぶ。
死を覚悟したが、彼女の命は愛ある者の手で守られた。
それを機に、レイスは賊狩りに人生を捧げる事となる……彼女から全てを奪った賊を狩るべく。
賊を狩れば必然的に村や人々を助ける事に繋がったが、助けた人々と如何な交流を持ってもレイスの心が穏やかになる事はなかった。
それどころか、むしろそうした人々の営みを脅かす賊への敵意が充ち満ちていくばかりだ。
バンシーとの交流も、レイスにとっては賊への憎悪を増すだけのものに過ぎなかった……まだ、この時は。
暗転、明転。
幕が開き場面は変わる。
「私が相手をする! 早く逃げろ!」
馬車の幌を斬り破って捕らえられた人々を逃がすレイスの叫びを皮切りに、舞台では再び馬車の傍での戦闘シーンが始まった。
馬車を襲う賊に速攻を仕掛けるレイスはいつも以上に殺気立っている。
「貴様らの顔を何度夢に見たか! その汚い声が何度耳の奥でこだましたか! 私の里を蹂躙した報い、受けてもらう!」
今レイスの目の前にいる賊たちは、かつて彼女から全てを奪った者たちだった。
レイスは剣で賊を一人薙ぎ払うと、刃を返し更に奥に踏み込んでもう一人を斬り伏せる。
横から斧を振り下ろしてきた賊には身を屈めて避けた後に回転斬りを一閃。
「殺す……一人でも多く……殺す、殺す、殺す!」
レイスの手に掛かった賊の屍は、両手の指では数え切れない。
彼女はさらに一歩跳び剣を振るうが……。
「あっ!」
振るった拍子に、レイスの手から剣がするりと抜け飛んだ。
多勢に無勢、賊の数はレイスひとりが相手にするには多過ぎた。
レイスもそれは最初から自覚していたが、馬車を襲う賊の姿を目にした時には既に、体が勝手に動いていたのだ……。
数に物を言わせ四方を取り囲む賊に、レイスは改めて己の劣勢を自覚する。
包囲を抜けようにも切れ切れの息と笑う膝ではままならず、賊の薄汚い腕がレイスを羽交い締めにした。
「こいつ、女じゃねぇか。まだ若そうだし、売りゃあそれなりの値になるぞ」
憤怒と嫌悪でレイスの肌が粟立つ。
「くそぉ! 殺せぇ! 殺せぇー!」
「うるせぇな! 黙りやがれ」
賊はレイスを締め落とし、荷物のように抱えていった。
直後、入れ替わるようにバンシーが現れる。
「街で見かけた時ひどく殺気立った様子で駆けていったので心配になって来てみたのですが……」
駆けつけた時にはレイスは既に賊に囲まれており、バンシーが飛び込んでどうにかなる状況ではなかった。
「ああ、レイスさん……」
「殺せ」というレイスの慟哭がバンシーの耳について離れない。
バンシーは賊が少人数になるタイミングを待つべく、レイスを連れた賊たちの後をこっそりと追う。
暗転、明転。
レイスは、今度は賊のアジトらしきあばら家で縛られたまま床の中央に引きずり出されていた。
賊のひとりが上座にいる頭らしき男に向けてレイスの髪を鷲掴んで無理やり顔を上げさせる。
頭はレイスの顔を見て眉をしかめた。
「てめぇの顔、見覚えがある。確か、いつぞやの集落で殺した筈だが……生きてやがったとはなぁ」
頭は剣を抜き、レイスの首に刃を当てる。
「てめぇは死んで当然だが……どうだ? みっともなく命乞いすりゃ殺さずに売り飛ばしてやってもいいぜ?」
一触即発のこの状況を、バンシーは入口の戸の隙間から目撃した。
「賊の頭がレイスさんを知っていたなんて……」
因縁のある相手となれば頭が執着するのは当然で、隙を見せる筈もない。
賊が手薄になってから助けるなど考えが甘かったとバンシーは唇を噛む。
一方、レイスは頭の提案に対し唾棄を返した。
「てめぇ……!」
激昂し剣を振り上げる頭を見て、バンシーは居ても立っても居られず飛び出す。
頭とレイスの間に滑り込み、短剣で頭の剣を弾くと、頭が蹌踉めいている間にレイスの拘束を解いた。
あとはこの場を脱するのみだったが、賊たちはすぐに得物を構えて二人に襲い掛かる。
バンシーは短剣で応戦するものの、長剣大剣の類を振り回す賊たちに囲まれ……。
「うっ……」
非情な刃がバンシーを串刺しにし、レイスを抉った。
その場に膝を着き、倒れる二人。
冷たい床をレイスの手が這い、バンシーの手に重なる。
「巻き込んで……すまないな」
徐々に冷えていくその手の温もりに、バンシーは
「とんでもない……貴女のための事、後悔はありません……」
と返しながら、儚い笑みを浮かべた。
バンシーの視界の端で、賊の凶刃がきらりと光る。
全てが終わる事を、彼女は悟った。
「私たちは、同じ時に同じ場所で死ぬのです……これ以上の事はないでしょう……」
賊の剣が振り下ろされた瞬間、舞台は暗転し、幕が下りた。
●そして皆、いなくなった
原作……ルーファス・W・ワーズワース、ギド・フェルミ、リンタロウ・イナバ、Talara、オゴス、カズマ クレセントブラッド
脚本……ウリエル
出演……ルーファス(本人)・ギド(本人)・リンタロウ(本人)・Talara(本人)・オゴス(本人)・カズマ(本人)・人質の女性(お抱え清純派女優)・人質の子供(子爵の孫娘、純朴少女)・ルーファスの執事(お抱えシニア俳優)・語りと挿入歌(お抱え吟遊詩人)
レイスとバンシーの悲劇から一転、舞台は寝室を思わせるセットに変わっている。
舞台中央のベッドに横たわるのはギド。持ち前の演技力は若年の彼を見事に老人に見せてくれていた。
「人は最期の時に、人生の幸福な記憶を振り返ると言う。だが……」
嗄れた老人の声を演じ、客席の子爵らに語りかけるように紡がれる台詞に、子爵の姿勢は序盤から既に前のめりだ。
「私の記憶は、いつまでもあの日を繰り返し続けている……」
仰向けに遠くを見つめるギド老人だけを明かりが照らす中、彼の声が悔恨に震えたところで舞台は暗転し幕が一度下がる。
再び幕が上がると、舞台上は今度は貴族の邸宅を摸していた。
子爵の息子役としてルーファスが装飾の施された椅子に腰掛けている。
「あの村さえなければ伯爵に干渉される事なく鉱山資源を手に入れられるというのに。しかし、あの村は授恵者を抱えている……あの二人の授恵者はいわば村の砦、彼らがいる限り排除などままなりません。かと言って伯爵とやり合うには爵位も財力も兵力も及ばない……」
事の発端は、子爵領と伯爵領の境にある開拓村近郊で希少鉱脈が見つかった事だった。
幸いにも鉱脈は子爵領の方に伸びていたのだが、鉱脈の一部は開拓村内にあり、発見したのも開拓村の村人たちだ。
良心的な伯爵は、鉱脈の独占を目論む子爵に村の利権を認めるよう主張してきていた。
「ならば、授恵者が戦えない状況を作り出してはいかがでございましょう?」
「授恵者が戦えない状況、ですか……」
老執事の助言をぶつぶつと繰り返した後、ルーファスは成程と頷く。
「腕の立つ者を何人か見繕い、村人を拉致するよう命じて下さい。村人の命が懸かれば、さすがの授恵者も武器を捨てざるを得ないでしょう」
「……御意」
老執事が一礼して去り、ひとり残ったルーファスはどこか寂しげな笑みを口元に宿した。
「これできっと、父さんは僕を褒めてくれる……愛してくれる筈です」
舞台は薄暗く鉄格子のはめられた牢に変わる。
「食事だ」
オゴスが鉄格子の向こうに監禁されている母娘にパンとスープを差し出した。
しかし、母娘は無言でオゴスと食事を交互に見つめるばかりだ。
娘を怯えさせたくない一心で気丈にも平静を装う母親と、母親を想い決して泣くまいと堪える幼い娘。
そこに、リンタロウがやって来た。
(ウリエルの野郎、ちゃっかり出番増やしやがって……)
リンタロウが想定していた出番はもっと後だったのだが、この後のオゴスの行動に深みを持たせるためにとウリエルが勝手に出番を増やしたのだ……と、そんな裏事情はさておき。
リンタロウは手の付けられていない食事を一瞥するとオゴスの脛を蹴飛ばす。
「おい、チンタラしてねぇでさくさく食わせろよ」
「はい、アニキ」
頭を垂れるオゴスに舌打ちを返し、リンタロウは去っていった。
すると、溜め息を吐くオゴスを娘が心配そうに見上げ、
「……痛いの痛いの、飛んでけぇ」
と口ずさむ。
その無垢な声色と純朴な眼差しに、オゴスは心が掻き乱されるような心地を覚えた。
それからというもの、オゴスは食事にちょっとした「おまけ」を付けるようになった。
屋敷の外で見つけた野花を手折ったり、ルーファスが手を付けなかった菓子を捨てられる前にくすねてきたりして添えた。
これといった言葉を交わさずとも、娘とオゴスの間には不思議な心の交流が芽生えていた。
しかし……。
暗転、幕が閉じる。
やがて幕が上がり舞台が明るくなると、子爵邸の前が戦場と化していた。
「お前らが人質取って監禁してるチンピラ共だな? いいぜ、さっさとぶっ飛ばして人質を返してもらうぞ」
ルーファスが雇った用心棒らに、カズマは挑発的に、しかし普段とそう変わらぬ調子でそう告げると、早速両腰の剣を抜き突撃する。
二振りの剣から連続して繰り出される剣閃が子爵邸の用心棒らに傷を刻み、悲鳴を上げさせた。
猛進するカズマと共に戦うTalaraも槍を光らせ豪快に薙ぎ払う。
Talaraが薙ぎ払って蹴散らし、カズマが素早く切り込む……二人はまさに破竹の勢いで子爵邸の前を突っ切り屋敷に突入し人質のいる牢を目指した。
だが、用心棒らは増援に次ぐ増援で数を増やし、壁に身を隠しながらカズマに次々と投石したり矢を射たりする。
「ハハ……さっきは格好良くああ言ったが、やっぱきちぃな……」
カズマの息が疲労と怪我のせいで上がり始めた。
「もっとメンバーや時間があれば別のやり方があったかもしれねぇが、まぁ仕方ねぇ。ここまで来たらやるしかねぇもんな……っ」
そう零しながら用心棒を斬り捨て蹴飛ばすカズマの手傷は明らかに増え続け、露出する肌は次第に紅に染まっていく。
それを見てTalaraが声を上げた。
「Talara残る。カズマ、先行く。戦い、殿、Talaraの役目」
カズマは一瞬唖然とする。
共に戦う仲間を置いていけるかとカズマは喉のすぐそこまで出かけたが、人質の安全も気掛かりな状況ではそんな事を言う余裕もない。
「……分かった、頼んだぞTalara!」
Talaraが怒号に近い声を上げ殺気を滾らせ、怯んだ前方の用心棒らを槍で突くと、カズマはそこを突破する。
直後、駆けるカズマと、部下を率いて迎撃に向かうルーファスが屋敷の広い廊下で鉢合わせたが、ルーファスは部下たちにカズマの追跡を命じはしなかった。
「人質には護衛も配している。授恵者一人くらいなら上手く処理するでしょう。それよりあなたたちは向こうで暴れている者を始末して下さい」
カズマの背中を見送ると、Talaraは槍の石突を床にドンと突いた。
そして、
「劣勢の戦場、多勢に無勢……」
と零しながら、間合いを測る用心棒らをじとりと睨む。
「死ねやオラァ!」
「知人友人、誰も見ない……」
物騒に叫びながら飛び込んできた短剣持ちを槍の柄で払い、
「見るの敵だけ、知らない相手……」
と追撃の用心棒に槍の穂先を刺す。
「一人で迎える、一人で殿、一人で……」
刺し抜きざまに、返り血に染まりながら背後の用心棒の鳩尾に石突を一撃。
だが、そこに彼女目がけて投げナイフやら毒矢やらが豪速で飛んでくる。
呻き声と共に膝を着いたTalaraの前に、ルーファスが歩み寄った。
「死にたくなければ、別にあなたも逃げていいんですよ?」
「身に余る最期、有終の美……」
そう独りごちた後、Talaraは
「GYAHA! たった一人、ゴブリン一人! 群れて戦う、臆病者!」
と、目を剥き声を荒げルーファスを笑い飛ばす。
「一体あなたは何のために戦っているんです? あの村の者たちは不幸であり不運だった。同情出来ます……が、それだけだ。あの村を滅ぼす事が、この国では正義なんです。とはいえ、どうやらあなたはそれでは納得しないようだ。無為に命を捨てたいなら、止めはしません……」
ルーファスは嘆息し大剣を抜いて切っ先をTalaraに向けた。
「大義には礎も必要だ」
ルーファスの部下たちもTalaraを警戒し得物を突き付けたが、ルーファスは
「手出し無用。国賊退治も貴族の義務です」
とそれを制し、気合いの一声と同時にTalaraに剣を振り上げた。
Talaraは立ち上がり槍の柄で受け止め、一歩引いていなして槍を振る。
風を切る音と金属音が幾度となく響く度に、Talaraの傷口からは鮮血が迸りルーファスの衣は裂けて赤が走った。
「くっ!」
ルーファスの顔からは完全に余裕が消え、呼吸はぜいぜいと荒い。
毒矢に蝕まれているTalaraは、ごふっと血を吐きたたらを踏みながらも獣のように咆哮を上げ、けたたましい笑い声と共にルーファスに襲い掛かった。
「くそっ、手負いの獣ごときが!」
悔し紛れに悪態をついてみるが、ルーファスの剣さばきは乱れており、その緩い軌道はTalaraの脅威ではない。
「子爵の息子」と「手負いの獣」による一騎打ちは完全にTalara優勢で進んでいく。
とうとうルーファスの背中がドンッと壁に当たり、追い込まれた彼は控えさせていた部下たちに
「何を呆っとしている! お前たちが携えたものは飾りか!! 僕が――」
と怒鳴った……が。
「――っ」
鋭く走った熱い痛みは、ほんの一瞬だった。
何が起ったのか分からず、混乱する思考のまま痛みの元を視線で辿れば、胸元に見えるのは深く深く突き刺さった槍。
耳に響くのは、
「GYAHA、HAha、hahAHAH!!」
と狂気の沙汰すら感じさせる笑い声。
「Talaraの相手、最期の相手!」
「そ、んな……馬鹿、な……」
ルーファスはようやく己の身に起きた事を悟り、ほんの一瞬でも部下たちに気を取られTalaraから目を離した事を激しく後悔した。
「HahhhHahahaha!!」
Talaraが高笑いしながら槍を引き抜くと、傷口から勢いよく飛び出したルーファスの血潮が、屋敷の床に、壁に、窓に飛び散る。
白いキャンバスに絵の具を派手に撒き散らしたような光景にTalaraは恍惚に笑み、視界が暗転するルーファスの双眸からは滔々と涙が溢れた。
暗闇で藻掻くように、ルーファスは震える手を伸ばす……まるで、誰かに縋るように。
「……とう、さん。僕は……僕は、ただ……あ、いし……」
それ以上の言葉を遺す前に力尽き、ルーファスの手はだらりと落ちた。
ルーファスは、父である子爵にただ愛してほしかった、それだけのために村を滅ぼし富を得ようとしたのだ。
ただただ、愛されたかった……それだけだったのだ。
ルーファスの死に部下たちはどよめいた。
武装しておきながら息子をみすみす死なせたとなれば間違いなく子爵は激昂する。
せめて目の前で血塗れで笑っているこの授恵者を始末しなければ己らの命はないだろう。
部下たちはTalaraを取り囲み一斉に襲い掛かった。
「GYAHHHHahhh! HAhaaah!」
悲鳴とも咆哮とも哄笑ともつかぬ叫び声を上げながらTalaraは狂ったように槍を振り回す。
「叩き付ける! Talaraの文様、戦いの跡! Talara、戦場を彩る!」
Talaraの槍の穂先は絵筆のように血を吸って散らし、朱色や褐色で文様を描いた。
やがて生き残った部下たちが数歩後退り、僅かに空間が開けると、そこには物言わぬ姿でTalaraが倒れている。
彼女は血塗れで、それが彼女自身の血なのか返り血なのかも分からない。
倒れるルーファスとTalaraを残して舞台は幕間に入り、幕の外に出てきた吟遊詩人が語る。
「戦いの場に描かれたのは、数多の血潮による文様、それは絵画のようでもあり、落書きのようでもあった。だが、それは確かにTalaraの痕、彼女の証、彼女の色。嗚呼、人は彼女を愚かと断じるか、はたまた戦士と称えるか。後の世を生きる人々は勝手思うままに語るのであろう。彼女はもはや物言わぬ屍、彼女が如何な想いを胸に戦ったか、その真実を我らが知る術はない。しかし彼女の最期は色濃く残るのだ、この館に、我らの心に」
客席でむせび泣く子爵の前で、幕が開いた。
「返してもらうぜ……俺の、大切な人たちを」
今度は鉄格子の前で、囚われの母娘が緊張した面持ちで見守る中オゴスとカズマの戦いが始まる。
負傷しているカズマは、とにかく早く決着を付けようと二本の剣でオゴスに速攻を仕掛けた。
対するオゴスはカズマの猛攻を辛うじて避け、毒を仕込ませた暗器を握りしめた拳を繰り出す。
拳はカズマの腕を掠めたが、カズマは間合いに飛び込んできたオゴスを逃がすまいと切り付けた。
「あんた、少しはやるみたいだな……」
「……そうでもないですよ。これが精一杯です」
オゴスの肩から鮮血が飛び、二人は得物を構え睨み合いながら言葉を交わす。
「なら、無理しねぇで通してくれると助かるのだが……勿論そうはいかねぇよな!」
カズマは更にオゴスに畳み掛けようとするが……。
「うぅっ」
オゴスの暗器が掠った腕から毒が回り始め、カズマは膝を付いた。
「カズマ!」
牢の中から母親の方が彼の名を悲痛に呼ぶ。
これまで娘のために精一杯感情を抑え込んでいた母親が、苦しむカズマを見て明らかに心を乱していた。
「……すまねぇ、もうちぃとばかし待っててくれ、絶対……絶対俺が助け出してやるからよ!!」
カズマは無理に笑顔を見せると、剣を杖代わりにして立ち上がり、呻き声の混じったような苦しげな呼吸をしながらも気力で剣を振るう。
その鬼気迫る様子に気圧されたのか、オゴスは防戦一方だ。
だが、一閃一閃剣先を走らせる度にカズマは毒が体を蝕んでいくのを自覚せざるを得ない。
今にも吐き出しそうになる血、痺れて感覚をなくしていく手足、狭窄していく視界……。
「早く、早くケリ付けねぇと……!」
焦りを感じたカズマはオゴスに剣を振るう事ばかりに集中し、背後でドアが秘かに開閉し人影が無造作に積み上げられた荷物の陰に忍び込んだ事にもオゴスの視線が動いた事にも気付かない。
そして……。
「ぅがっ!」
「いやぁぁぁっ! カズマッ!!」
突如荷物の陰からカズマの背中にナイフが飛んできて深々と刺さり、呻いて吐血するカズマを見た母親は悲鳴を上げた。
「……すまねぇ……俺が……こんな、ところ、で……」
カズマは懸命に牢に手を伸ばすが、
「オゴスよぉ、いつまで手間取ってんだてめえ……」
と、怜悧な台詞を吐きながら荷物の陰から出てきたリンタロウが倒れるカズマの背に刺さるナイフの柄を足で押し込む。
カズマの手がぱたりと床に落ち、彼は息絶えた。
「入り込んだ鼠くらい秒で始末しろや……」
「……すみません、アニキ」
頭を下げたオゴスだったが、その拍子に娘と視線がかち合う。
恐怖と絶望に満ちた娘の表情に、オゴスの胸は抉られた。
「鼠らが好き勝手やって子爵のボンボンまでおっ死んだ。子爵は完全にキレちまってよぉ、村民皆殺しの畜生働きを命じてきたぜ。んなもんでそこの女とガキは用済みだ。さっさと始末して村に行くぞ」
リンタロウはカズマの背中からナイフを抜き、血塗れの切っ先を娘に向ける。
それを目の当たりにしたオゴスは、唇を噛みしめ何かを振り払うように素早く牢を開け、中から二人を引きずり出すと
「逃げろ!」
とドアを開け母娘を外に通じる廊下に弾き出した。
「オゴス、てめえどういう了見だ? ああ?」
ドアを閉め、通せんぼをするようにドアの前に立ちはだかるオゴスに、リンタロウは凄みを利かせる。
ごくりと唾を飲み込み、覚悟を決めたオゴスが口を開いた。
「苦渋の決断ってやつです……ボスやアニキには拾ってもらった恩があります。どんな事にも従ってきましたし、これからも何があっても忠義を尽くすつもりでした。でも……こんな愚直な犬のような小悪党にも、どうしても譲れない一線はあるんですよ」
「今更善人面か? あのガキにしてみりゃてめえも所詮は外道、感謝されるどころか恨まれ憎まれ、下手すりゃ何もかも忘れられちまうってのによぉ」
リンタロウはオゴスを罵り殺気を滾らせ切り掛かる。
それを押し返し、ナイフを払い、オゴスは珍しく涙ぐんで声を荒げた。
「分かっています、分かっていますよ、そんな事はっ」
だが、どこまでも鋭い悪意はオゴスのか弱い良心に無残に刺さり続ける。
リンタロウが攻撃の手を緩める筈もなく、オゴスは体の至る所に刺し傷を負った。
やがて手を止めたリンタロウは、立ち尽くすオゴスの耳元で
「恨むなら俺たちを裏切ったてめえを恨め」
と吐き捨て、オゴスを避けてドアを開ける。
廊下にはとっくに母娘の姿はない。
「ちっ、逃がしたか……使えねぇ部下だな……」
リンタロウは舌打ちすると、その足で村に向かった。
オゴスは目を剥き歯を食いしばった凄絶な表情のまま、開け放たれたドアを背に立ち尽くしたままだ。
そして、彼が再び動く事は……なかった。
幕が閉じ、暫くして開くと舞台は阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
悲鳴や怒号が耳をつんざく中、リンタロウは次々と村人を刺し殺す。
そこに、
「リンタロウ……お前、何をやっているんだ……っ!」
とギドが現れた。
急いで駆けつけた彼の息は切れ、瞳はこの惨劇に間に合わなかった悔恨で揺れている。
「……ああ、昔から……いつもこうだ……」
村人の返り血で深紅に染まったリンタロウがゆらりとギドにナイフを構えた。
「何かと俺の前に立ち塞がるのはてめえだったぜ……ギド……!」
リンタロウはギドにナイフを突き出し、ギドは素早くこれを躱す。
「逃げ回ってるだけじゃ何も解決しねぇぜ! 俺を止めたきゃ殺す気で来いや!」
リンタロウの挑発にギドは唇を噛みながら近場に落ちていた棒を拾い上げた。
「お前は優しい心の持ち主だった。俺はそんなお前を友として尊敬していた……なのに! どうしてこんな酷い事をっ!」
ギドの言葉が癪に障ったのか、リンタロウはギドの足を切りつける。
「うるせぇ!! いい子ちゃんのてめえなんかに俺の気持ちが分かるもんかよ!!」
ギドは足を負傷しながらも棒でリンタロウのナイフを払った。
「お前こそ! 俺の何が分かる!? 友達だと思ってた、お前がこんなことする筈ないと思ってた! なのに……なのに!」
リンタロウはギドから距離を取ると、ナイフを持ち直しながらギドを睨む。
「……俺は……ずっとてめえに嫉妬していた、羨ましいと思ってた! 俺が優しいだぁ? 尊敬していただぁ? 友達だと思ってただぁ!? 生憎こっちはそんなお花畑な思考は持ち合わせちゃいねぇんだよ! てめえみたいに能天気に正しく綺麗なものだけ見て生きられたらどんなにいいか……っ。でも俺には無理なんだよ……!」
リンタロウは苦痛に耐えるかのように顔を歪め、ひゅんひゅんとナイフを振るった。
そこには何の躊躇いもない。
「そんな、リンタロウ……何が、何がお前をこんな……」
最初の威勢はどこへやら、リンタロウが放つ負の感情と友達だと信じていた者への喪失感で頭が真っ白になったギドの言葉はどんどん尻すぼみになり弱々しくなっていく。
すると、リンタロウは動きに精彩を欠くギドではなく逃げ遅れた幼子に目を向けた。
彼の足が幼子に向いたのを見て、ギドははっと我に返る。
ギドは棒を握りしめ咄嗟にリンタロウの頭を殴打した。
強烈な一撃を受け、リンタロウは呆然とした面持ちでギドを振り返りながらも、ナイフを振りかざす。
ギドは一心不乱にリンタロウを殴りつけた。
だが、その手は次第に力を緩めていく。
「何で、何でこんな事になってしまったんだ……リンタロウ!」
何度頭に棒を食らったか、やがてリンタロウはまるで遠くを見つめているかのようなぼんやりとした顔で蹌踉めくと、仰向けに倒れた。
「甘かったぜ……俺も、どうやらてめえを友達だと思ってたみてぇだ……てめえは本気で俺を殺しはしねぇって……どっかでタカを括ってた……」
「リンタロウ……」
怒りと後悔、憐憫で混乱するギドに、リンタロウは力無い笑みを浮かべる。
「やっぱり俺は……てめえには、勝てねぇの……かな……ギド……」
そう囁いたリンタロウは、ゆっくりと瞼を閉じた。
ギドの手からコロンと棒が零れ落ちる。
「リンタロウ、リンタロウ……!」
ギドが何度その名を叫んでも、友が再び目を覚ます事はなかった。
リンタロウの亡骸を前に、ギドは己の両手を見つめながら唇を震わせ、呆然と呟く。
「俺のせい、なのか……?」
暗転、幕が閉じる。そして、最後の幕が開いた。
舞台は最初のギド老人の寝室に戻っている。
「彼らは惨めに生き延びた私を嘲笑っているのだろうか?」
ギド老人はうわごとのように語りながら咳き込んだ。
口元を押さえた掌は鮮血に染まっている……彼の命は、まさに尽きようとしていた。
「罪を償うにももう遅い、何もかも手遅れだ……」
ギド老人の顔が激しい後悔に歪む。
「――ああっ、死にたくない!」
狂気を孕んだその声は、まさにギド老人の断末魔の叫びだった。
その叫びを最期にギド老人はぴくりとも動かなくなり、舞台には日が昇るような感じで徐々に明かりが差し込み始める。
差し込む明かりでベッドの周りも見え始めたが、そこは他に誰ひとりいない殺風景な小部屋だった。
かつて友を喪ったギド老人は、孤独な死を迎えたのだ……。
●子爵、ご満悦
「ブラボー! ブラボーだ!!」
コール子爵は感極まり涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながらスタンディングオベーションをキメた。
「ウリエル、此度の悲劇は二本とも素晴らしかった! 命とは何と儚いのか、そして何と熱いのか!」
子爵はウリエルの手を握りぶんぶんとシェイクしながら、今回ネタを提供した授恵者たちにも賞賛を送る。
「君たちの理想とする死に様は何と気高く美しいのか! 儂は心から、心から君たちを讃えよう!!」
「子爵のお言葉、有り難い限り。ですが……」
ギドが進み出て穏やかな笑みを浮かべながら子爵に告げる。
「どう死ぬかよりもどう生きるかが大事なんじゃないでしょうか? 長生きしても人生を後悔しながら死ぬなんて劇の中だけで十分だと思いませんか?」
「うむ……」
子爵はギドの言葉を否定する事なく黙って頷いたが、何かを思いついたらしくウリエルの背中をバンバンと叩き出した。
「ウリエルよ! ならば後悔しない素晴らしき人生を送った者の最期を劇にするのだ!」
「結局そうなるのかー」
「まぁ、拙い素人の芝居に喜んでくれてるんだ、ウリエルもこれで食い繋げられる事だし、良しとしようじゃねぇか」
相変わらずの子爵にギドとリンタロウは苦笑を浮かべ、オゴスはウリエルに
「俺も悲しい物語を読みたくなる時はありますが、子爵の悲劇好きは度を越してますね。ウリエルさんも大変だ」
とそっと耳打ちするが、ウリエルは
「でも、何だかんだで僕も劇を書くのが好きなんですよね」
と笑ってみせた。
「それに、皆さんのお陰で今色々と物語が思い浮かんでいるんです。きっと暫くは書き続けられますよ。でも……」
ウリエルの笑みが深まる。
「いつかまた書くのに困ったら、その時は力を貸して下さい」
マスターコメント
ショートEX普通 報酬:標準10 / 4〜10人
2021年02月11日 01時19分16秒 公開
相談掲示板
No.1
我だ。 特に何か案がある訳でもないが各々個別に”死に様”を提供する、という事になるであろうか?
ルーファスと言います。どうぞ良しなに。 基本、個人で死に様を演じれば良いみたいですが。 凝った事をするなら複数名で組んだ方がし易そうではありますね。
Talara、よろしく。 個々、完結。複数、足並み、揃える。 各々、理想の死、別々多分。擦り合わせ、出来そう? Talara、少し疑問。
リンタロウだ、よろしく。 すり合わせをするにもまずは案出しからだろ。ちなみに俺ァ悪党の死に様、みたいな感じでやろうかと考えてる。
ギドだよ、よろしく頼むなー。 いつ死ぬかわかんない仕事はしてるけど、実際理想の死に方ってどんな感じかね。 俺はしっかり歳取って大往生できればいいかなーって感じだけど劇にするならもう一捻り入れるつもり。 群像劇みたいな感じでそれぞれの最期にフォーカスしながら一つの劇に収めるって言うのも面白そうだなと思ったけど、やりたいことはそれぞれあるだろうしね。 お互いの案見て合わせられそうだなって思ったら擦り合わせするとかどうだろう。
No.6
強要している訳でもないゆえあまり気にするな。 我は死に様というよりは斯様に悲劇がお好みであるのなれば子爵が死ぬ脚本でも書けば良かろうと例を提案するつもりである。比喩で皮肉を重ねてやるだけであるがな...
オゴスと申します。皆様よろしくお願いいたします。 理想の死に方ですか。 罪のない子供を命がけで守って死ぬとか、ロマンですよねえ。 キュベレーさんのアイディア、俺は気に入りました。 上手い皮肉ってのは文学的な美しさがありますよね。
ん…… 弱者を護って死ぬ。と言うのは本懐では有りますが。 理想の死に方、ですか…… そうですね。結局自分の我儘に殉じて死ぬ。 ということになるのでしょうね。 家族に囲まれ大往生も憧れますし、素敵だと思いますが。 自分にとってそれが理想か。となると、多分そうではないのでしょう。
あ。でも劇にするならという前提ですが、 死力を尽くして武を競い合い血塗れになって息絶える。 というのも良いですね。武人のロマンと言うか、華がある。
セロンガードです。 よろしくお願いいたします。 悲劇といわれると、ロミジュリ辺りが出て来ましたが、多種多様、人によって千差万別のようですね。
んー、Talara、死に様、戦死、考える。 圧倒的、武力、戦力差、難敵。殿、務める、倒れる。 華々しく倒れる、武の誉れ。考えてる。
やべぇ挨拶遅くなっちまったぜ カズマだ、前衛シーフやってるぜ。よろしくな 俺は強敵と戦って死ぬって感じ…あ、ダメだ 多分やられる寸前まで笑顔でいちまうぜ( なら…あれか?大事な人を前にして殺され、自分も不意打ちでやられる…とかかな?
ナイス皮肉だぜ。 いっそ参加者同士で戦い相討ち、ってのも面白そうじゃないか?
今、出ている物だけを組み合わせて悲劇を一節仕上げるとしましたならば。 ギドさん>配役:語り部 →家族に囲まれて老衰。リンタロウさんの旧友。 最期に若い頃友人を止められなかった未練を語る。 オゴスさん>配役:悪役 →リンタロウさんの部下として人質を監視、 リンタロウさんに纏めて殺されそうになった人質の子供を庇い殺される。 カズマさん>配役:善玉 →大切な人とその子供がリンタロウさんの人質になっていると知り、 オゴスさんと交戦中にリンタロウさんに殺される。 ルーファス>配役:悪役 →圧倒的戦力を率いて善玉の面々を追い立てるも、 もう一押しで戦いが終わると言う段でTararaさんと相討ち。 Tararaさん>配役:善玉 →カズマさんに協力して殿を努めカズマさんを逃がし、 ルーファスと相打ち。 リンタロウさん>配役:悪役 →最後まで生き残り、邪魔者を皆殺しにした結果権勢を得るも、 訪ねてきた旧友のギドさんに後ろから刺され殺される。 と、例えば配役を割り振ったと仮定しまして。
現在の(老衰寸前の)ギドさんの過去語りスタートで、 →カズマさんとTataraさんが人質を救うために組織に喧嘩を売る。 →ルーファスとその部下が立ち塞がる。 →Tataraさんが「ここは任せて先に行け」的にカズマさんを人質の元へ進ませる。 →カズマさんが人質を救おうとしてオゴスさんと揉み合う。 →リンタロウさんが登場してカズマさんを不意打ちで殺す。 →ルーファスとTataraさんが相討ち。部下健在。 →役目が済んだ人質をリンタロウさんが始末しようとするも、 オゴスさんが庇って人質を逃がす。 →リンタロウさんが一人生き残り、邪魔だったカズマさんと Tataraさんが居なくなった村なり街なりを蹂躙する。 →逃された人質から事情を聞いたギドさんが訪ねていき、 既に手遅れと知りながらリンタロウさんを後ろから刺す(オチ) →全てを語り終えたギドさんが、何もかも手遅れだった 未練を語りながら息絶える。で〆 という形で一応部隊脚本ぽくはなりますね。 あくまで各人の希望の死に様をざっくりまとめただけではありますが。
すまんしばらく見てない間にすごいまとめてくれてた…! ルーファスのまとめてくれた流れも面白そうだ、俺は出発ギリギリまで相談できるから何か合わせがあれば積極的にいきたいな。
ルーファスさん脚本お疲れ、すげえな……面白くていいと思うぜ。 ギドさん、こういう殺し方がしたい、みたいなのあったら俺のやられプレイングに組み合わせとこうか? 俺もギリギリまで相談はできるぜー。
ルーファス、脚本、ありがと。 Talaraも良い、思う。子爵、要望、満たしてる。死に様ある、幸せない、見事なバッドエンド。 ルーファスも、殺し方、希望ある? Talara、血潮で死ぬ、予定。大体対応、出来る、思う。
>ルーファスさん す、すごい……。すごいです、ルーファスさん! 楽しそうです!! 部下を率いているルーファスさんが組織のボスで、リンタロウさんが俺の直属の上司ですね。 お芝居ではルーファスさんをボス、リンタロウさんをアニキと呼ばせていただきましょう。 >リンタロウさん 殺害シーンのご相談です。 俺は人質の子供を逃がした後、ドアの前を塞いだまま立ち往生がしたいと思っています。 リンタロウさんの得意だったり好きな殺害方法があれば教えてください。 >カズマさん 俺とは戦うだけですが、こんな戦闘シーンが良いとの希望があればお聞かせください。 正統派の強敵として戦うか、卑劣な悪党として戦うか。またはそれ以外。 カズマさんの見せ場なのでカズマさんの好みでどうぞ!
やあ、何だか余計なお世話でなくて良かったです。 では僕も精一杯悪役ぶらせて貰いましょうか。 >希望 Tataraさんには、まず人海戦術で攻め立てる方針で行くつもりです。 良く有る「その悪足掻きに免じて引導はこの手で下してあげましょう」 的なシチュエーションですね。武器は剣を用います。 部下に囲まれ絶対的に優位な立場から余裕ぶっていきますので、 それはもう情け容赦無く殺して下さい。その方が映えますし。
了解、皆で良い劇にしようぜ! 言い忘れちゃってたけどルーファスまとめと脚本ほんとうにありがとうな! >リンタロウ 殺し方の希望ってなかなか聞かない単語だ…。 獲物は落ちてた誰かの遺品とかどうかなーって思ってる。手遅れ現場見て突発的にざくーっとやっちゃうか言い合いの果てに斬り合いになるかのどっちかを考えてたけどどっちにしようか。 友人同士で仲良くしてる思い出振り返りながら最後まで信じつつ不本意な殺し方する、みたいな感じだと後味悪くなっていい感じになりそう。 リンタロウの希望も遠慮なく教えてくれたら嬉しいぜ。
ん、了解。余裕、見せつけた所、反撃、合わせる。 Talara、手負い。多分、狂気染みた感じ、なる、思う。よろしく。
オゴスさん> そうだな……シチュエーション的に後ろから俺が攻撃して「使えねぇ部下だな……恨むなら俺達を裏切ったてめえを恨め」って吐き捨てるのがいいんじゃねえかと思う。オゴスさんの希望もあったら教えてくれ。 ギドさん> 言い合いの果てに……ってのいいと思うぜ。昔の思い出の他にも長年秘めてた負の感情とかぶつけ合ったら後味もっと悪くなりそうだよな。かつての旧友が殺し合う悲劇、みたいな?獲物はお任せするぜ。刃物か鈍器か、だけ教えてくれ。 カズマさん> 俺は手間取ってる部下の手助けをする、みたいな感じで不意打ちしようと思ってるが……何か他にも不意打ちシーンの希望あったら教えてくれ。 俺の凶器はナイフを考えてるぜ。
おぉ、疲れて寝落ちしてる間にすげぇ相談進んじまってた 脚色感謝するぜ! オゴスさん、よろしくな んー…俺としては別に常に真っ向から戦うほど愚直でもなく けど搦め手に特化してるわけでもない、アタッカー二刀流剣士だからな 戦い方については周りに警戒しながらも二刀で一気にラッシュかます感じの短期決戦っぽい感じにする予定だぜ だからそんな感じの俺を相手する策で来てくれたら全然オッケーだぜ! おう、リンタロウさんもよろしくな そうだな…そこまで行くともう視界が狭まってるだろうし、たぶん不意打ちとか全然気づけねぇと思うわ(サムズアップ さっくりやって大丈夫だぜ! リンタロウさんの方で何かあったら全然かまわないぜ
>リンタロウ おっと武器の形状言ってなかったすまん! 鈍器いいな、何度も振り下す絵面が凄惨さも増すし一回殴ってもう後戻りできないって焦燥感も出て情動的だ。 リンタロウの方から反撃も遠慮なく来てくれると嬉しい!
自分で発言を遡っていて気付きましたが! 名前!間違えてる!!!間違って発言してる!!!!! Talaraさんですね!ごめんなさい!本当にごめんなさい!! 次から間違えないようにします!!Talaraさん、ですね!! 失礼しましたっ!!(平伏)
>カズマさん 慎重さと勇猛さを併せ持つ感じの二刀流アタッカーなんですね。 カズマさんの攻撃に俺は圧倒されつつ、悪役っぽい卑怯な手段でダブルエッジの猛攻をしのぐ、みたいな感じで立ち回ろうかと思います。 そしてリンタロウさんの攻撃で……みたいな流れになるでしょうか。よろしくお願いいたします。 >リンタロウさん 良い感じですね! 最初は人質を逃がすために後ろを向いていて背中をナイフで刺され、その後前をむいて 逃げた人質を追えないようドアを塞ぐのが俺の目的なので、抵抗したとしても腕で押したり払ったりするぐらいで、特に反撃の予定はありません。 目を開けて立ったまま、気づいたら死んでいた、みたいなのが理想です。
委細承知。仮プレあげるぜ。 ● 登場シーン カズマさん暗殺シーン~自分の死まで 影からナイフを投げてカズマさんに刺し登場 「オゴスよ。いつまで手間取ってんだてめえ……。入り込んだ鼠くらい秒で始末しろや……」 後ろから人質を庇うオゴスさんをナイフで刺し 「ちっ、逃がしたか……使えねぇ部下だな……今更善人面か?恨むなら俺達を裏切ったてめえを恨め」と耳元で吐き捨てそのまま村へ 村に行き蹂躙してるところに止めにきたギドさんと遭遇 「……ああ、昔から……いつもこうだ……俺の前に立ち塞がるのはてめえだったぜ……ギド……!」 と返り血で血塗れになりながらナイフを構え戦闘へ 「うるせぇ!!いい子ちゃんのてめえなんかに俺の気持ちが分かるもんかよ!!」 「……俺は……ずっとてめえに嫉妬していた、羨ましいと思ってた!お前みたいに能天気に正しく綺麗な物だけ見て生きられたらどんなにいいか……ッでも俺には無理なんだよ……!」 鬱屈した怒りや嫉妬等の負の感情を曝しながら殺り合う 最終的に鈍器で殴られ昏倒しながら 「……やっぱり俺は……お前には、勝てねえの……かな……ギド……」 ゆっくりと目蓋を閉じ事切れる とまぁ、こんな感じでいくわ。周りの状況に合わせてアドリブも混ぜて対応していくぞ。芝居に関しちゃ素人だし、拙い部分が多いのは大目に見てくれ。 ●
ん、気にしない。Talaraも間違える、ある。Talaraの名前、発音、難しい。 プレ、ルーファスの脚本、乗る形、書いた。ギリギリだけど、よろしく。
リンタロウ仮プレありがとう! 参考にさせてもらって合わせる形になると思う! 書きたいこと多すぎて文字数足りないな、大事なところ以外は脚本家サンにアドリブをお願いするか。 ギリギリまでプレイング調整しつつ、とりあえず相談お疲れ様だ!当日はよろしくなー。
https://pbwmemo.net/v/AL2gjPIQ 仮プレも置いておくな。 始まりの台詞とか終わりを演劇の独白っぽくしてみたんだけどこんな感じで大丈夫…大丈夫?(心配)