【呑竜】南瓜馬車はチキンの香り
馬車猪
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シナリオID:3183
オープニング
パンクリアース学園は編入するだけでも大変だ。
編入試験を突破した後も同等以上の才人相手の過酷な競争があり、有力者からの支援がなければ競争を続けるための努力を続けることも難しい。
だから賄い付きのバイトは非常に有り難い。
誰もが大富豪や有力貴族に支援されている訳ではないのだ。
「お疲れ」
「うん」
出身地は違っても同じような過程で編入試験に挑んで突破したハーフビースト達が着替え室で支給品の帽子を外すと毛量たっぷりな白犬耳と垂れた黒犬耳が姿を現す。
この扱いも差別といえば差別だが、ヒューマンである調理人はもっと厳重に抜け毛対策しているので文句も言いづらい。
ヒューマンに割り増しの時給が払われるような差別主義の食堂ではあるが、遅配も誤魔化しも一切無いという時点で学外にある一般的職場よりかなりマシなのだ。
「明日の課題どう?」
「それは大丈夫だけど」
白は積極的で、黒は学業と労働で疲れていても穏やかだ。
故郷では家族はもちろん一族全体から期待されていたのはどちらも同じ。
油断も慢心もなく全力で努力してようやくこの学園での平凡でしかない。
コネや特権だけで入学した貴族子女よりは学力は上ではあるが、そんな連中は最初から競争相手ではないのだ。
「今ならまだ私達みたいな平民にもチャンスがあるわ」
「でも競争相手は王宮の女官さんや王都の美人さん達だよ」
ウィリアム・リーンエスが妻や妾を集めているのは周知の事実だ。
実際に候補を集めているのは王家でありウィリアムは義務として夫やその候補としての役割に徹しているだけだが事実は1つだ。
「それが何だってのよ。学園卒って箔より巨大派閥を率いる公爵の公式愛妾って箔の方が上よ。私は絶対に狙うんだから!」
地位、名誉、意地、憧憬。
どれか1つではなく複数の強い思いが多くの女性を駆り立てる。
「公爵愛妾に相応しい知識や常識が身についていないと選考で最初に落とされちゃうよ。でも身につけるために時間を使うと学園の成績が……」
諦められない想いはあるが、苦労して入った学園で脱落するのも耐えがたい。
着替えた2人は不景気な顔のまま、賄いを食べるために食堂へ向かった。
●
「今日はあんまり食べないね?」
食堂オーナーが不思議そうに小首を傾げた。
なお、普通の成人男性1食分程度の豪華賄いを食べているがこの2人は普段は倍は食べている。思考が高速で激しい運動も日々こなしているのでエネルギー消費量がすごいのだ。
「なにかなやみ? ごめん今のあとまわし。明日からきゅーりょーちょっとふやすね」
友達のおねーさんからちょっとね、と本人は大人っぽいと思っている表情を浮かべる7歳児に2人は自然と微笑んだ。
それが彼のやりくちである。
可愛い子供のふりをして相手の懐へ入り込むのだ!
「ちしきやじょーしき?」
「そうそう」
「ダンスとか、作法とか、貴族的な知識とかそういうの」
なお事実として子供なので演技が1割で後は素である。
「そーゆーのは冒険者さんにたのめばいいんだよ! ね!」
「はい、依頼ですか。食べ終わるまで待って下さい」
何故かその場にいた冒険者ギルド職員は3枚目のチキンキッシュにとりかかっている。
「冒険者さんはすごいんだよー」
全身を使って説明するオーナーが、女の子を王子の元へ連れて行く何かに見えていた。
●
同じ食堂の中で冒険者ギルド職員が冒険者に説明をしている。
「ウィリアム殿下、もうすぐウィリアム公爵の女じゃなくて婚約者集めの話はご存じだと思います」
ほぼ確定なのは第1夫人候補と第2夫人候補だけなのでまだまだ募集中、とはいえ巨大な後宮を運営する気はないらしいので立候補の締め切りはおそらく近い。
「結婚適齢期で顔や教養やコネに自信がある女性なら狙う人は多いと思います」
愛妾の座でも、本人はもちろん血族の名誉や利益に直結する。
既に良い男を捕まえているか別の男を狙っているなら話は別だが。
「今回お願いしたいのは愛妾に必要や技能や知識の教授です」
生徒は現時点で2人。
いずれも十代半ばの学園生でハーフビーストだ。
冒険者の中にいる美形達には及ばないとはいえ十分に美しく、編入試験を突破できるだけあって頭も良い。
素質だけなら合格ラインは超えている。
「作法、知識、ドレスなどの実技、化粧や心構えなど足りないものが非常に多いです」
しかし素質を除けば壊滅的だ。
王家にもウィリアムにも平民虐めの意図はない。
最低限このくらいこなせないと、側室や愛妾になった側が不幸になると考えているのだ。
「なお、今回の依頼では側室や愛妾としての立候補を受け付けています」
2人も合格させたら強力なアピールになるかもしれませんねと、職員は淡々と付け加えて説明を終えるのだった。
解説
マスターより
リプレイ
緊張した表情のハーフビースト学園生2人に、得意げな表情の7歳児。
出迎えた面々を見たヴィノニスは依頼の背景を深いところまで察して若干げんなりした。
(小言は依頼が終わってからね)
ヴィノニスの心の声は聞こえないはずなのに、桃髪の7歳児は嫌な予感に気付いてテキトーな言い訳をしてこの場を離れようとし始める。
「学園や関連する人材が登用されればあなたにも得でしょ? 話はまとめておくから用意はしておきなさい」
「わかった!」
せんせーの言うことは聞く良い子ではあるのだ。
「講義を始める前にあなた達が目指す立場について良く知ってもらう。これは講義の効率を上げるために必要なことだから気合いを入れて聞きなさい」
見た目は幼げですらあるが、ヴィノニスの話術と教えるための技術は極めて高度で実体験からくる説得力まである。
食堂の椅子にちょこんと座って慣れた様子で羊皮紙に書き始める7歳児とは対照的に、2人のハーフビーストは露骨に緊張する。
「次期公爵の愛妾になるのが一つの立身出世であることは否定しないわ?」
公爵基準でとても小さな余禄でも、平民にとっては巨大な利益になる。
「ところで、利益を得るために必要な負担は理解している? 第一第二夫人候補はいるという話だから、社交界におけるお飾りは既に足りているわよね。つまり実際にすることになるのは……」
母体の予備。
お飾りの予備。
子の乳母や教育役。
嗜好品としてのパートナー。
非ヒューマンに良い顔をするための道具。
どれも負担はとても大きく、聞かされた白と黒のハーフビーストの顔色は悪くなっていく。
「愛がないとは言わないけど平民が想像する愛は期待しない方がいいわ。一夫一妻で情熱的なんてのは滅多にないのだから」
なお、書きながらヴィノニスの話を聞いて書き損じている7歳児の両親は例外に属するので、この7歳児は自身が依頼人となった依頼の生臭さを想像できていない。
「身ぎれいかつ健康であり人当たりが良好なら、乳母、教育役、母体の予備までなら良い条件を狙えるかしら。肝心なことだけど、今回の講義内容を身につけるのはもちろん、文武の一芸に秀でていて最低限の貴族階級のコネや学園生としての横の繋がりがあるのは最低限の条件よ」
最低限でも非常に高い基準なので基準を満たせば公爵以外にも拾ってくれる貴族はいるかもしれないが今言う必要はない。そのときになれば現れるだろうし。
「王女サマと婚約した皇子サマの血筋? のこともあるしハーフビーストのお二人にもチャンスはあると思うよ!」
アルマ・ヴァレンタインがハーフビースト2人を元気づける。
(あの胡散くさそうな王子サマの愛妾入りが幸せかどうかはボクには分かりかねるけどねー……)
本音はこちらだが応援する気は本物だ。
食堂が朝の営業が始まるまでの短い時間も、精一杯有効に使っていた。
●
ストレガ・L・リベルガストラは配膳に向かおうとする白黒の2人を呼び止める。
「賄いは用意した。今日のバイトは終わりにするのだ」
用意されている食事は、材料は普段と同じだが明らかに凝っている。
複数のカトラリーを使いこなせないなら食べるのが面倒になる種類の、複数の皿が1度に出されていることを除けばコース料理だ。
食堂の内装はいつも通りで庶民的よりやや上あたり。そして、食器などの配置も盛り付けも明らかに普段より上だ。
「相手だけでなく、自分を不快にしない為に品位を保つのだ」
ストレガは南瓜のスープを音を立てずに味わう。
「大事なのは作法に気をとられて味を感じない等とならない事。『美味しくない』は顔に出るのだ」
自身の表情は分かりづらいかもしれないと考え、非常に分かり易い例を示す。
しっかりお昼寝したのでまだまだ元気な桃髪7歳児は、7歳にしては上出来な作法を維持したまま目をきらきらさせている。これを見て不快に感じる人間はあまりいない。
「その為の作法ではあるが、土壇場で忘れたならそれでもいいのだ。失敗には正直である方がよい」
王子も第一第二夫人も悪い性格はしていない、とストレガは冷静かつ理知的に語る。
「そういえば明日から商家のお嬢さんも来るんだよねー……。合間の糖分補給にかぼちゃスイーツなんかを出して良さをアピールできれば商家の娘さんたちの縁で在庫販売につなげられるかもー……?」
「リーラントのきょーど料理は人気ないからお菓子つくれる人をさがさなきゃ、なんだよ」
アルマと7歳児はすっかり馴染んでいる。
「バランスの良い食事は肌を健康にするのだ。レトリー殿を見れば明らかだろう。肉、野菜、穀物。好き嫌いせず食べるといいのだ」
聞き取りやすい音量と速度を維持し、料理はしっかり味わいながらストレガは講義を続ける。
「鶏肉は肌を作るのに必要な要素を持っている。南瓜は肌荒れを治す効果が期待できるのだ。他にも……」
職種に関係なく有用な知識だ。
食堂の正職員も、2人の邪魔をしない距離で熱心に聞いてメモもとっていた。
(もしや学園は男の趣味が悪い奴が多いのか?)
婚姻による成り上がりも目的なのは分かるがそれがあっても思い切りが良すぎだとベルク・オスマットは考えている。
彼女はレイウェスト殿下至上主義者なので、王子であるウィリアムへの評価は結構きつい。
「危機感は態度には出さずに維持しろ。男の趣味はとやかく言わんが、愛妾になるというなら絶対押さえておかねばいかんのは政治知識だ、何故か? 貴族の奥の領域は帝国だろうが王国だろうが政治の領域だ。知識もなくうっかり踏み入れば良くて幽閉、最悪は人知れずどこぞのスラムなどの闇の領域で死ぬまで玩具として嬲り物だな」
ベルクは意図して刺激の強い表現を使う。
表に出す態度を選択するのは貴族やそれ以上の地位のものと関わる場合は必須の技能だ。これが無理なら愛妾など諦めた方が良い。
「現状で貴様らの目指す場は、バデーニ家令嬢のエルヴィラ閥とアイオーラ家令嬢のパーシア閥に分かれる可能性が有力視されている。ちなみに貴様らが入れるのはほぼ確実に現生徒会長のパーシア嬢の派閥だけだからな?」
前者はつい最近まで貴族派、後者はウィリアム至上主義。
入る難易度もその中に居続ける難易度も後者の方が圧倒的にマシなはずだ。
「できる限り生徒会の手伝いするなりなんなりして媚び売るのと顔見せしておけ、縁の有無は後ろ盾の強さにもかかわるからな」
媚びを売るにも知識と技術と品性が必要だ。
知識は私が教えるが他の内容もしっかり身につけろと言い、じろりと白黒の2人を眺める。
「ちなみにそこの伯爵公子殿の言ってることややってる事は間違いなく貴族の仕事であるし、愛妾であってもお主らが関わる可能性があるからな? 領内の特産物の宣伝や販促をお茶会などでしたりなどな、言っとくがこれも政治だぞ? 繋がりを作って売れる場所の確保やタイミングの把握を行うのも政治の一部だ」
作法が崩れているぞと、動揺して少し動きが雑になった白黒の2人を注意するベルクであった。
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「今日は私が担当します」
少し肌寒さを感じさせる時間帯に、セロンガード・シュタインドルフの講義が始まる。
「日常生活で人々との会話に関する話術について指導します。……その前に」
平民ではまず機会がなく、学園生でもコネか余程の才覚がない限り触れることが難しいことを教える。
「生兵法は大怪我のもとなのは事実です。しかし知識と経験の欠如は深刻な事態を招きます」
今から余所を借りて行うのは弓の訓練だ。
指に鍛錬の跡が残るほどするつもりはないが、大貴族に連なる人間としては最低限の知っておくべきことの一部である。
「がんばれー!」
資金とコネの後ろ盾は7歳児だ。
「一概に話術と呼ばれることがありますが、情報を引き出すことや自らに有利な状況を作り出す事や、日常の会話で人を惹きつける事以外も含む言葉であり概念です」
いわゆる修辞学である。
王家や有力な貴族家では幼少時からの教育で身に付くのかもしれないが、高度な話術に普通の庶民が触れる機会はまずない。
「忘れてはいけないのは話術は道具であって、道具を使う心構えや道具の使い方は別に必要ということです」
生徒が涙目になってもセロンガードは容赦なく時間ぎりぎりまで講義を続ける。
「最後に……いえ本当に最後です。支援が弱小ならなおさら将来のための基盤を作るのが重要です。多くを望んで転落しないよう気を付けた上で……」
非常に役には立つが、頭を酷使し通常の授業に影響が出るほど過酷な授業になっていた。
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「立候補するなら必要な技能やら知識やらもたくさんだけど-」
アルマが腕を組む。
全てを同時に教え込むのは現実的ではない。
そういう形で学んでも身に付くのは冒険者くらいのものだ。
「生徒さん候補を大勢巻き込むのは無理ー……? そっかー、限界があるかー……」
とりあえず、アルマは今受け持つ生徒達に全力を注ぐことにする。
「まずこれだけは絶対おぼえておこー……!」
長身で騎士志望なフリーゼは健康美が。
小柄で穏やかなレトリーには可憐さやお淑やかさが強調される服装とメイクを教え込む。
標語は持ち味をいかせ、だ。
ハンドクリームも知ってはいてもろくに使ったことない2人が相手なので、おしゃれも得意なアルマでも大変だ。
「美容と健康は種族によるところではないから何方も聞いていくといいのだ」
そんなことを言ってアルマの講義を補足していたストレガだが、アルマの次に始めた講義の内容は非常に濃かった。
「まず風呂なのだ」
新たな生徒の親によって送り込まれた美容の専門家と美容商品の専門家も引き連れ、学園から貸して貰った風呂へ入らせる。
「清潔さと健康の維持の点で効果が大きいのだ。資金やコネが十分なら頻繁に使うことを心がけるのだ」
最初の2人を見本に、毛玉のほぐし方とブラシの当て方の見本を見せる。
されている側は安心と気持ち良さで眠ってしまう。
ストレガは医療と薬学に詳しいのでこれも医療なのかもしれない。
「匂いのコントロールも容易になるのだ。種族でも個人でも変わる。犬のハーフビーストなら匂いのきつくない化粧品を選ぶのだ」
美容は人間にとっての重大事。
夜遅くなっても、誰1人集中を切らさずストレガの講義についていっていた。
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「とってもゆーめーなのだけで百家とかそれより新しい有力貴族もあることだし、家紋にこだわりとか思い入れがあるお貴族サマもいるだろうからー……」
紋章知識は、特に貴族社会では生存に最低限必要な知識であるとアルマは説明する。
「全部同じじゃないですか!? この下品なくらい派手なの以外見分けがつきませんよ!」
桃、紫、金からなる紋章を振り回しながら言う商人の娘が1人。
「万一家紋にこだわりとか思い入れがないとしてもー、面子に関わるからお貴族サマも強硬になるしー」
アルマは穏やかな表情で、7歳児は寂しげな顔で、その護衛達は無表情まま冷たい殺気を放っている。
「これだから平民出身はダメだ、なんて言われないよう気を付けてねー……?」
あまりに実践的過ぎる講義は、効率に限れば最高の内容だった。
講義の中にはダンスもある。
紋章知識と比較すれば触れる機会が多い教養ではあるが、高位貴族の愛妾以上を目指せる水準に触れる機会は少ない。
「俺のステップ真似してみて」
イズル・M・ヴォルゴールは社交ダンスの女性パートを踊る。
長身であり、顔立ちは整ってはいても男性にしか見えないのに、姿勢と動きは女性的な優美さも兼ね備えている。
(女性を引き立てる為にと姉上達に覚えさせられた技能が役に立つとは……)
得意不得意はあっても全て踊れて当然な域にいるのがイズルだ。
講義の存在を聞きつけて訪れた女性に一通り教えた後は、初日から頑張ってきた女性達に声をかける。
「次は私と一曲交代で踊ってみよう。もちろん男性パートは俺だよ」
緊張をほぐすための冗談を口にして、貴族基準でも合格点越えの礼儀作法で女性達に接する。
リードは完璧。男性パートに相応しく紳士な動きと雰囲気だ。
「ダンスは楽しく、笑顔を忘れないで」
心掛けも技術もどちらも重要だ。
たまに心とは関係なく圧倒的な技術で世渡りできる者もいるがそういうのは例外だ。イズルはやろうと思えばできるかもしれないが今するつもりはない。
実際の夜会の作法や慣習、婚約者や正妻、側室妾の踊る回数の違い等まで五感と言葉で叩き込む。
「そろそろ時間だ」
イズルの言葉で緊張感と熱意が増す。
努力の成果を全員で確かめるという、ある意味では非常に過酷なイベントが予定されている。
イベントの時間は短く、その内容は非常に濃かった。
全ての講義が終わった後、イズルは生徒達を茶に誘う。
なお、生徒はもう依頼が終わったと思っているが実際にはもう少し期間が残っている。
イズルは生徒にどの程度身に付いたか聞き取り、自身の体験談を交えて側室生活について語る。
うまれが貴族で母親は側室なので説得力は極上だ。
「側室もしっかり仕事がありますよ。妾だと選ばれる基準は様々です。作った人の好みや綺麗なこと以外だと一芸秀でてる方も多いです。だから、家の有事の際に正妻も側室も妾も皆で協力して家を守り苦難を乗り越えるのです」
イズルのこの発言も本当ではあるのだが、遣り甲斐とそれ以上の大変さを教えられた生徒達は素直には受け取れない。
「以上で全ての講義を終わります。健闘を祈りますね」
イズルは颯爽と去って行く。
残された生徒達はしばらく呆気にとられていたが、自らの人生最大の挑戦がすぐそこまで迫っていることを思い出し、気合いを入れ直してそれぞれの居場所へ戻って行くのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ易しい 報酬:多い6 / 4〜8人
2023年09月04日 10時48分32秒 公開
相談掲示板
イズル・ヴォルゴールです。今回はよろしくお願いします。 お力になればと参加しました。 正式にお受けしてるのは 白犬ハーフビーストの「フリーゼさん」 黒犬ハーフビーストの「レトリーさん」 の、二人だな。これ移行、増えるのは一向にかまわない。 >期間は3日 >照明や教育のための経費は依頼者負担 小公子様にご迷惑はかけられないが、多少の無茶も受け入れてくれそうな気配はする。 俺はリーラントの小公子様もその姉君にも面識がないので、積極的に絡まないと思います。 >愛妾に必要な知識 教えるべきものは、ギルドの職員さんや小公子様が言ってる部分で足りると思う。 【作法、ドレスなどの実技、化粧、心構え、ダンス、作法、貴族的な知識】 教導が無いからうまく教えられるかは別問題になるが、自分が教えられそうなのは演奏Lv4で弦楽器とか、舞踏Lv3でダンスの練習相手とか、礼儀作法Lv3、くらいだな。 あと、おしゃれさんはLv1(実家地元や居住地の流行りの把握限定、女性のドレス着付け習得程度で所有)で持ってる。ドレス関係を教える人の手伝いは出来る。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー キレイになって王子サマに見初めてもらうなんて絵本の物語みたいだねー 期限も短いし身に着けることも多いしでかなりの詰め込みになるけど 得意?のオサレさん(7)と美容(5)方面でお手伝いしようかなと あとはある程度絞ってもいろいろな分野の知識が必要になるっぽいし ぜんぶ一斉に~ってわけにもいかないからほかに参加者さんも募って それぞれの担当を持ち回りで教えていくって方式はどうかなって
>それぞれの担当を持ち回りで教えていくって方式はどうかなって そうしたいのですが、他の方が何を教えたいのかわからないので正直困っています。 特に回答がないのなら、俺は最初に言った舞踏と礼儀作法を持っていこうと思う。 これでダンスの基礎と最低できていた方がいい礼儀や挨拶、追加程度で「側室の生活はこういう感じ」というのを俺が知る範囲で話そうと思ってる。 側室…王子の築こうとしてる後宮がどういったものを想定しているかはわからないけど、何かの役に立てられたら良いと思ってる。 王子の築くハーレムだし酷い場所にはならないと信じたいけど、そこに集まる女性達によってはどうなるかはわからないしね。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 我は政治知識を教えるかな、貴族社会で生きるなら政治知識は重要になる。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 料理と美容に関係するところをケアしようかなど考えてるのだ。
あと一日くらいで出発になったねー 心配だった教える内容もある程度バラけて担当できそうだし ボクは美容から紋章知識にスイッチするね 家紋にこだわりとか思い入れがあるお貴族サマもいてめんどくさ… じゃなかった、地雷を踏まずに済むこともあるかなと
明日の朝には出発ですね。よろしくお願いします。 社交ダンスですが、食堂の広さ分からないし、椅子やテーブルの移動の時間も惜しいので、解説の場所に明記されてる広場にでてやろうと思っているんですが大丈夫ですか? 時間はMSにおまかせ予定です。 夜でも大丈夫なようにランタンも持っていきますが、朝の時間帯なら他の生徒にも見られやすくなるので他に生徒が増えてしまうかも。 生徒が増えないようにダンスを教えるのは食堂限定にしたほうが良いですか?