【北乱】夜闇に紛れるは、船に破壊をもたらすモノ
菊華 伴
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シナリオID:2970
オープニング
船。海を渡るために必要な物。
「それさえなければ、冒険者達だって立ち回れないはずだよな」
とある真夜中。ハーフリングの青年が、港でいくつもの係留された船を見ていた。そして、いくつか品定めすると、誰もいないことをいい事に長杖を構える。彼は、金色の目をぎらつかせたまま何かに命令する。
「てめぇら、こいつをぶち壊せ……!!」
彼の声に呼応するように、何かを引きずる音がいくつも聞こえてくる。よく見れば、アザラシと、セイウチ……のゾンビが船へと体当たりを始めているではないか。それだけではない。まるで肉の塊のようなスライムが、船を這いずってボロボロにし始めていた。
彼は、爪をガジガジ噛みながら迫る者達の行動を見つめ……懐を押さえる。その中にはちょっと特別な物が入っていた。
(命を削るかもしれない。でも、今はこいつに頼るしか……)
僅かに息苦しさを覚えながらも、彼はぐっ、と杖を握り締め呟く。
「レビジュ、今度会ったらたっぷり苦しめて、アンデットにしてこき使ってやる」
翌日。
2,3隻の船がボロボロの状態で見つかる。その他、2隻の船がロープを切られ流されていた。船の近くにいた物は、大半は酷い怪我を負っていた。
●船を守るには?
「というわけで、冒険者の皆さんには船を守ってもらいます」
そう言ったのは、いまだ包帯が取れないカタバミ・ナルカミだった。彼は事件の経緯を簡単に説明する。
まず、ゾンビセイウチは1頭。全長3.5m。
体当たりと牙での攻撃を主にする。これは船の破壊活動を主眼に置いているため、冒険者を襲うというよりは追い払おうとするらしい。
次に、10体のゾンビアザラシ。全長1.5m~1.8m。
彼らは噛みつきと滑ってのボディーアタックを主な攻撃としている上、金属や木材の上を通ると腐敗させる特性を持つ。彼らも船を破壊するために行動するが、冒険者を見かけるとボディーアタックを仕掛けてくる。
最後に5匹もいる肉の塊に見えるスライム。
彼らが、アザラシに腐敗能力を与えている可能性がある。彼らもまた金属と木材を腐らせる特製を持つ。彼らは冒険者にも纏わりつき防具などを腐敗させようとする可能性がある。
今回、死霊術士はどう出るかはわからない。だが、念のため戦う事を頭に入れていおいた方がいいだろう、とはカタバミの言葉だ。
カタバミは今回万が一けが人が出た場合の回復担当として動くため冒険者とは別行動になるという。また、作戦としては船に集まったところを叩く予定だそうだな、何か他に思いついたことがあれば、やってみてもよいだろう。
「船が壊されると、困る人も多い。よろしく頼む」
カタバミは深々と一礼した。
●そして……深夜
翌朝の出港準備にむけて、6,7人の船員が縁起を担ぎ掃除をしていた。彼らの村では、旅立つ前の夜に乗り物を掃除することで安全な旅ができるという風習があったのだ。
「しかし、嫌な予感がしますね。なんかこう、生臭いにおいもしますし」
「確かに。早く掃除を済ませよう」
ユキヒョウのハーフビーストらしき若者の言葉に、エルフの女性が頷く。他の船員たちも必死に掃除を終わらせようとしていた。が、しかし。急に船が妙に揺れたのだ。
「なんだ!?」
ユキヒョウの若者が甲板にでると……そこには大きなセイウチがいた。その後ろには、ボロボロのアザラシと、スライムのような、肉の塊のような物。そして……、ハーフリングの少年。少年は、船員たちを見て表情を険しくし、無言でアンデットを嗾けるのだった。
冒険者たちが到着したのは……。
解説
マスターより
リプレイ
どこかの闇の中。
少年は長杖を手にし、詠唱に集中しているようだった。
(強くなれば、幹部になれるかな……。そもそも、幹部になる条件ってなんだろ?)
詠唱を終えると、鈍い痛みが全身に流れる。それでも声を抑えながら外の様子を見る。
(今は、この船壊そう。被害を出していれば、妨害にはなる筈)
用意したゾンビとスライムたちは、船員をほどほどに痛めつけているようだった。少年の金色の瞳が、嬉しそうに輝く。
(沢山のゾンビやスケルトンを操れるようになってきている。普段だったら途中で辛くなるのに、今は楽だ。……実力でそうなれるように、ならないとな)
長杖の石附で船室の床を軽く叩き、船がどんどん破壊されていく様子を見つめる少年。だが、彼はなにかを感じ取り、不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「来やがったか」
少年は、吐き捨てるように呟くと、呼吸を整えながら甲板を見つめるのだった。
●
暗い海、響く悲鳴、現れたる敵。
船員たちは、突然の侵入者に面食らうばかり。その光景に、駆けつけた10人の冒険者たちはすぐさま行動を起こす。
風のように現れたのは、ベルク・オスマット。彼女は船員とアザラシの間に立ち、素早く切りつける。
「船員は、これで全員か?」
「はいっ! 船室には残っていない筈です!」
彼女の問いに答えた船員は、ユキヒョウの尻尾をピンと立てて答え、他の船員も頷き返す。
破壊を続けるセイウチの死角から、突風の如き攻撃が。短刀を握ったナハシュである。彼は破壊活動をやめないセイウチを見、口笛を吹くと「ひゅー! でけぇな!!」とやる気に満ちた目を受けた。
「こちらに」
別の船員を庇うべく、ライナ・フレイヴァルツが聖盾を発動させる傍ら、敵には闇色をしたエーテルの魔弾が降り注ぐ。どうやら晦冥の燐火を使っているらしい。
勿論、スライムたちをこのままにしておくつもりはない。コルネリウス・アーラはアザラシやスライムを弾き飛ばすような勢いで攻撃する。
「避難誘導を行う人に従ってください!」
「みんな、こっちだ!」
コルネリウスの言葉通り、避難誘導を行うものがいた。イズル・M・ヴォルゴールである。彼は、手前にいた船員から橋を渡るように、といって避難口を示す。レティシア・レインフィールもまた、スライムと船員の間に入ると船員にランタンを渡し避難に使って欲しいと言った。
「近寄らせません」
鋼の祭刀にエーテル光を纏わせ長大な刃と成して、フロマーシュ・ダイヤドロップが構える。不可視のエーテルを範囲内へと張り巡らせれば、心なしかスライムやアザラシが動きを鈍らせたように見えた。
(大きい……)
セイウチへと一撃見舞うヘレン・ワーグナーは、いったん距離を置きながらも死霊術士のカインを探す。甲板にいないなら船室だろうと予測はできるのだが……。
彼女はダマスカス鋼の大太刀を振るい、不可視の衝撃をセイウチへと放ち様子を伺う。
そこに「どいてくれっ」という鋭い声。ペルゼィックである。彼は、出入り口付近に『味方は通り抜けられる光の壁』を生み出すと愛用の武器を強く握りしめる。
「船がやられる前に……ぶっ潰す!」
彼の言葉と同時に放たれるは、轟音と衝撃波。強力な破壊力を持つエーテルの奔流。これにより、直線状にいたスライムやアザラシにもかなりのダメージが入ったように思える。
だが、セイウチはその奔流を受けながらも船を破壊せんと船室へとヘッドバッドを繰り出していた。ナハシュとヘレンは、それを見戦慄する。
「まだ始まったばかりだよ! 元気出していこう!!」
僅かに緊張が高まった中、仲間達を元気づけるアリア・ティーダの声が響く。同時に仲間の身体から立ち上るは青白い光。幾分か、身体が軽くなったような気がするのは、この効果か、アリアの人懐っこさからくる程よい緊張の解れかはわからない。だが、身体が軽くなる事はよい事だ。
アザラシとスライムは、攻撃対象を船員から冒険者へ変え、次々に滑ってくる。だが、冒険者達はかるく回避。船員たちを避難させていたイズルが軽めのダメージを喰らうが、それもささやかな物だ。
「船員はこっちに誘導してくれ! けが人はいないかー?」
船の外で、カタバミ・ナルカミが手を振っている。今回、状況が状況なだけに、避難誘導用としてタラップを用意していた。冒険者達が船に駆け込んだのもこれのおかげである。
カタバミの周りには、授恵者と思われるギルドスタッフが待機している。ここで簡易的に治療を行うのと事情聴取の為だろう。
「負傷者4名! 重傷者は無し! ただ全員精神的ダメージを負っている可能性が大きい!」
「カンテラを先頭の船員に持たせています!目印にしてください!」
イズルとレティシアの声に、カタバミを頷いた。
その後ろでは冒険者達がアンデットとの戦闘を繰り広げているが、ライナの聖盾とペルゼィックが出した光の壁はダメージさえ入らなければ暫くの間持つはずだ。だが、嫌な予感がするのだろう。カタバミの表情は曇ったままだ。
「……長い夜に、なりそうだな」
タラップを降りてくる船員を介助しながら、カタバミがぽつりと呟いた。
●
にわかに外が騒がしくなった。
だが、少年は長杖を握り締めたまま動かない。
(どうせバレるんなら……派手に巻き込みたいよな)
彼は船室の窓から冒険者たちの様子を見る。そして、船員を避難させる姿を見……、小さく舌打ちした。
「さっきの上から目線っぽいキャスターから倒そうかとおもったけど、やめだ」
次の瞬間、彼のいる場所に近い辺りの甲板に、大量の小さな光弾が降り注いだ。
「! これって〈メテオライト〉?!」
ヘレナは頬を掠めた光弾に、表情を曇らせる。ナハシュは無事回避できたが、ペルゼィックやコルネリウスなど数名がダメージを追っていた。
(この近くに死霊術士が……いるってコト?)
ヘレナが推理している間に、ナハシュが動き出す。
(頑丈で、その上強い……。こいつぁ、強敵かもな)
再び死角から陽炎のように迫り、強力な一撃を見舞うナハシュ。彼を援護するように、ヘレンも攻撃に加わる。
一方、避難誘導に当たっているコルネリウス達にもアザラシは迫るが、複数の光の壁のお陰でダメージは入らない。
アリアはこの隙に範囲攻撃を持つペルゼィックの傍により、ライナとフロマーシュも呼んだ。不思議そうな顔の3人に微笑みながら、アリアはそっと己の胸に手を当てる。
「なにか策があるのか!」
「これで複数に添付できる筈だよ!」
ペルゼィックの言葉に答えつつ、アリアが続けて祈れば、3人の武器が淡い光を帯びる。
「! ありがとう!」
ライナが礼を述べ、早速アザラシたちへ暗く深い闇の色をしたエーテルの黒弾を降らせば、それに合わせるようにペルゼィックも光弾を降らせる。絨毯爆撃ともいえる応酬に、スライムは震え、アザラシは痛そうに身を捩らせる。
さらに重なるは、フロマーシュが強く振り下ろす、巨大な光塊を纏わせた鋼の祭刀。
「少しでも仕留める!」
一匹のアザラシが動かなくなったのを確認し、ベルクもまた一体に攻撃し戦力を削ごうと武器を振るう。
(船員は、他にいるのか?)
ベルクが辺りを見渡せば、逃げ損ねた船員はいないようだ。イズル達が速やかに動いたおかげで、そこまで時間をかけず避難を完了できそうだと踏んだ彼女は、表情を引き締めた。
「あの二人は、もうすぐ戻りますから!」
コルネリウスの言葉に冒険者たちは頷く。彼らは少しでも敵にダメージを追わせるべく戦った。
残った者たちは、少しでもセイウチとスライム、アザラシにダメージを与えようと奮戦した。
(なんか、あのアザラシ怪しいな。なにか出てこようとしているように見える)
その最中、ペルゼィックは3匹ほどのアザラシに対し嫌な予感を覚える。彼は瞬間的に生命エネルギーを転化し、魔力を増幅させた状態で光弾を降らせた。
その頃、レティシアとイズルによって7人の船員全員がカタバミの元に送られた。
「ありがとう、冒険者さん達」
リーダーであろうエルフにそう言われ微笑むレティシアとイズル。だが、二人は一礼すると後をカタバミに任せ、船に戻っていった。
「時間との戦いでしょうか? アザラシとスライムが通った後は腐食が進んでいそうな気がします」
「それに、気がかりなこともある。……急ごう!」
レティシアが甲板の状態を思い出せば、イズルも頷く。
二人が船に戻り甲板にたどり着くと……、鈍い音を立てて2匹のアザラシからスライムが現れた。
そして……、セイウチの動きが止まった。
●
「スライムが……?!」
「離れろ!」
フロマーシュはアザラシからでたスライムに目を丸くし、咄嗟にライナが彼女を下がらせる。次の瞬間、アザラシは派手な音を立てて爆発した。
「1匹はスライムが出る前に倒せたようだな。けど……」
ペルゼィックは爆破したアザラシの肉がボロリと崩れる瞬間を見てしまう。ライナとフロマーシュも見てしまい、3人は気持ち悪くなりそうだった。
セイウチが、音を立てて冒険者の方を見る。ナハシュは一瞬目が合った気がし……、何かを察した気がした。
「下がれ!」
ナハシュの言葉に頷き、ヘレンもまたバックステップ。だが、僅かな空気の変化を感じた気がする彼女は、セイウチのいる場所の近くに人の気配を覚えていた。
(死霊術士は、案外近くにいそう!)
(マジか?!)
ヘレンの耳打ちに、ナハシュは僅かに目を見開く。同時に動くセイウチ。ナハシュへのしかかり攻撃を行おうとしたのだろう。だが、彼は素早く回避する。そしていつの間にか移動し、エーテルを纏った強力な一撃を叩き込む。
「さぁ、こちらを見なさい!」
レティシアとイズルが戻ったのを確認したコルネリウスが、セイウチへと殺気と共にエーテルを叩きつける。と、セイウチの視線がコルネリウスへと向いた。
(食いつきましたね!)
コルネリウスは、このままセイウチを引き付けるべく身構える。彼女がちらり、と周囲を見れば、少し離れた所からはヘレンが不可視の衝撃を再び放った。
「この調子で……!」
ヘレンが手ごたえを感じたその刹那、僅かな光が零れたかと思えばセイウチの傷が癒える。その様子から、確かにカインは近くにいるとヘレンは睨んだ。
イズルは戻ってくるなり戦槌をセイウチに向け、装甲や肉体を脆くするエーテルを解き放つ。
(こいつで少しはマシになればいいが……)
イズルが祈るような気持ちで見つめる中、アリアが棘付き鎖鉄球で攻撃する。アリアは手ごたえを感じるが、眼前のセイウチに怯んだ様子はない。
勢いよくコルネリウスへのしかかりしてくるセイウチ。
(来ます!)
コルネリウスは洞察力を発揮し、難なく回避。その巧みさに感心しながらも一同は慎重に攻撃していこう、と顔を見合わせ頷くのだった。
一方、アザラシとスライムを相手にしている面々は、予想以上に素早いアザラシの対応に追われていた。
「ちょこまかと……!」
ベルクが素早くアザラシを切りつければ、ライナが眩い星光のような光を発現させ、流星のごとく降らせる。スライムとアザラシ数匹を巻き込めば、1匹のスライムと2匹のアザラシが動かなくなる。
よく見れば数匹のアザラシが固まっている。これは好機、とレティシアは祈る。すると霧が発生し、その中で幾筋もの雷が落ちる。そこに響く、フロマーシュの声。
「レティシア様に続きますっ!」
落雷でダメージを負ったアザラシに容赦なく振り下ろされる、光の固まり。これによりまた2体のアザラシが動かなくなった。
「煩わせるなよ」とペルゼィックが更に続き、セイウチを巻き込んでエーテル光線を打ち込むことでさらに1匹のスライムと2匹アザラシが戦闘不能となった。
「この調子で倒していくぞ!」
ベルクの言葉に勇気づけられた冒険者達だったが、時間をあまりかけられないことも忘れていない。さすがにスライムとアザラシの影響か、甲板が少々軋みをあげるようになっているのだ。
滑り込んでくるアザラシを必死に避けるが、ペルゼィックが回避できず足を取られる。もう一匹そこに滑り込もうとしたがそれをライナがエーテルで生成した闇夜のように暗い騎士剣を投げて仕留めていた。
「急いだほうがよさそうだな」
ライナは、残ったスライムとアザラシたちを睨みつけた。
ベルクは、〈宗波〉でもって船室にだれかがいる事を感じていた。だが、船員は全員避難したのを見ていた彼女は、例の死霊術士だろうと睨んだ。
鈍い音を立てセイウチが迫る。まだコルネリウスに〈執着〉しているのだろう、彼女へとのしかかりを仕掛けてくる。
「甘いですよッ!」
コルネリウスが軽い足取りで回避し、ナハシュが死角から鋭い攻撃を放つ。コルネリウスも攻撃をすれば、ヘレンも不可視の衝撃を放つ。
その時、セイウチが派手に転び船室の壁が壊れる。と、そこから小柄な影が飛び出し、〈魔矢〉がコルネリウス目掛け飛んでくる。
その正体は、金色の目のハーフリング――死霊術士のカイン。その姿を見た冒険者達は表情を引き締める。
何度か対峙していたアリアは、彼の表情が前に比べ厳しい物になっているように思えた。
「やっぱり、すぐ近くにいたんだね」
ヘレンの言葉にカインは舌打ちしながら長杖を構える。
冒険者達は、セイウチの他死霊術士も相手にしなければならなくなった現状に緊張感が高まった。
冒険者達の連携により、アザラシとスライムの数はだいぶ減っていた。
レティシアがセイウチの対処を行っているメンバーの方を見ると、なんだか騒がしい。よく聞けばカインが現れたと聞こえる。
「セイウチの対処フォローに回りたく思いますが、よいでしょうか?」
「大丈夫ですよ、レティシア様。残りも少なくなりましたし」
フロマーシュの言葉に、ベルク達も頷く。レティシアは一礼し、速やかにセイウチの方へ向かう。
それを追うように滑っていくアザラシにむけ、ライナはもう一度闇夜色の騎士剣を投げて牽制する。
「アザラシの数も10を切った。スライムも弱ってきている。すべて倒すぞ」
「ええっ!」
ペルゼィックの言葉に、フロマーシュが力強く頷いた。
●
セイウチの対処に動いた者達は、カインも相手にすることになり手間取った。セイウチにはコルネリウスが〈シーザーロア〉を仕掛け〈執着〉させる事で他の者が攻撃されることを防ぐことが出来たが、カインは光弾を降らせ冒険者を苛む。
ニヤニヤ顔のカインだったが、彼の足元から闇のような色のエーテルが立ち上り、絡みつく。僅かに怪訝そうな顔になった彼を軽く睨んだのは、かなり離れている筈のライナ。彼女は回避を阻害しようと〈執着の嘆声〉を放ったようだ。
カインがライナに気を取られた隙に、ヘレナが動く。
「早く倒れて……!」
ヘレンが不可視の衝撃を放ち叫ぶも、カインにはアンデットを回復させる術がある。それが厄介だと冒険者達は渋い顔になる。
「お久しぶり、カインくん。でも、ちょーっと待っててねぇー」
アリアが愛用の鉄球を叩きつければ、セイウチが身悶える。イズルは戦槌をセイウチへと振り下ろしながらもカインを警戒した。
セイウチののしかかり攻撃が、またコルネリウスへと向く。うまく回避した彼女は、僅かに床が割れるような音を聞く。
(セイウチの重みか?)
腐食したような様子はない為、ナハシュはそのように考えながらセイウチへと強力な攻撃を行う。ふらふらになったセイウチは、弱々しく体を震わせる。
「ちぃっ!」
カインが回復の準備に入るが、それよりも早くコルネリウスとヘレナが不可視の衝撃を放つ。
(回復させませんよ!)
レティシアもまた間髪入れず〈魔矢〉を放ち、セイウチはまた激しく身もだえた。カインが悔し気に歯噛みし、冒険者を睨みつける。
「お前ら、ふざけんなよ」
カインは、ぎゅっと長杖を握り締めた。
「行かせぬ」
ベルクがヘレンへ体当たりしようとしたアザラシを切り伏せれば、力尽きて動かなくなる。スライムが後を追っていたが、フロマーシュの攻撃により動かなくなった。
「一気に仕留める」
ペルゼィックが三度光弾を降らせれば、そこにいたスライムが全て動かなくなっていた。
ライナがカインに何かしかけたのを見た彼はちらり、とカインを見、逃走した際どのルートを取るのか考える。
アザラシは残り数が減ったものの、またスライムが出てくる可能性がある。現に残ったアザラシの5匹のうち、3匹の身体が妙に動いている。
「残りはアザラシだけだ。早めに片付ける」
ベルクが再び武器を振るい、そのうちの1匹を仕留める。
彼らがのこりのアザラシを仕留めるのも時間の問題だった。
セイウチは一人でも道連れにせんと、コルネリウスへのしかかり。だが、コルネリウスは踊るかのような動きでさがる。同時にナハシュと入れ替わり、素晴らしいほどの一撃を決める。
「てめぇっ!」
カインがナハシュ……ではなくレティシアに長杖をむければ、背筋に冷たい物が流れる。レティシアは、それが〈カース〉によるもののような気がした。
だが、すでにコルネウスは動いていた。彼女が放った不可視の斬撃が、セイウチの動きを止めた。
用意したアザラシとスライムも既に倒されている。自分に味方がいないと悟ったカインは
「……くそっ、また失敗だ!」
と舌打ちしどうにか逃げようとする。
しかし、カインの逃走経路をイメージしていたペルゼィックが、カインの足元に〈魔矢〉を打ち込む。
「逃がすと思ってんのか?」
彼の言葉に、カインはあからさまに苦々しい表情を見せた。
●去る者への手向け
セイウチは倒され、カインは憎しみの篭った眼差しで冒険者たちを睨む。だが、そこに声をかける者がいた。
「カイン、すまなかった! 俺、二人と早く話したくて気遣いができてなかった! 俺は、お前とも沢山話したい! それに、お前に死霊術教えてもらいたいんだ!」
「はぁ? ついに頭イカれたか?!」
イズルの思わぬ言葉に、ペルゼィックが彼の胸倉をつかもうとする。だが、レティシアが「おやめください!」と速やかに間に入り事なきを得る。
だが、カインはめちゃくちゃ険しい顔のまま立ちすくんでしまった。それに対し不思議に思いつつ、レティシアとアリアが更に言葉をかける。
「何故、カイン様はメドゥの指先にいる事に拘るのですか? レビジュ様達は、貴方の事をきっと今も心配されておりますよ」
「ユールフェスで、レビジュ君がカイン君に手紙を書いていたよ。ボク、取り持てるようにするからもう一度会って話してみない?」
二人が優しい笑みを向ける。それにカインは一瞬目を見開き……
(ん? 反応あり?)
アリアが僅かな期待を持った瞬間、エーテルの一矢が彼女の心臓目掛け放たれる。咄嗟に盾を構えるようとするアリアをレティシアとベルクがしゃがませることで回避。その隙に、カインは夜の海へと身を躍らせた。
「待て……っ!」
ナハシュが追いかけるも、よく見れば準備していたのか、小舟に乗り夜の海へと消えていくカイン。
ペルゼィックを振り切ったイズルは「約束だぞ……!」とカインの背に声をかけるのだった。
「……くっ」
ペイゼィックが何か言いたげにイズルを見やるも、イズルは去っていくカインを見つめるばかり。気をもんだヘレンは、そっと彼の肩を叩いた。
「そういえば聞いたことがあります。なんでも死霊術は世間的に外法と見なされる魔法ではありますが、学ぶことや興味を持つこと自体は罪ではないと」
コルネリウスの言葉に、冒険者達の中には驚いたものもいるようだ。ライナは「敵を知るという意味では得ていてもおかしくないかもしれない」と頷いた。
(何も知らないくせに)
カインは、いつの間にか泣いている事に気付きながらもイズルとアリア、レティシアの言葉を思い出していた。
あのような言葉をかけてくれたのは、かつて慕った仲間達。そして――弟だけだった。だけど、もう……。
だから、彼はその知識に手を伸ばした。誰も教えてくれなかったから、その術の書かれた本をかたっぱしから読み、身に着けた。
だが、その人物そのものの魂を呼び出すことは、未だ叶わない。
(でも、きっと方法がある。俺なら見つけ出せる! なぁ、エクレール!)
カインは、引っ込んだままの人格、エクレールにそっと呼びかけた。
――冒険者ギルド。
冒険者たちは、あの後船のことも念のため被害状況を記録していた。
調査の結果、敵は船室の壁に穴をあけた他、甲板の床もそこそこダメージがはいっていたらしく、一部は修理する事になったらしい。だが、冒険者たちのお陰で船員は皆(少しの怪我はあれど)無事で、船も沈まずに済んだ。文句なしの結果と言えよう。
味方の報告書をまとめていたイズルは、レティシアとアリアと共にギルドに赴く。と、そこではカタバミが待っていた。彼は3人から報告書を受け取ると依頼に関して礼を述べた上でイズルを見る。
「イズルさん、お話は少々聞き及んでおります」
「はあ……」
カタバミの言葉に心当たりがあったため、イズルは生返事を重ね、アリアとレティシアは静かに言葉を待つ。
カタバミはそんな彼らにそっと諭す。
「……カインという子が気になるのもわかる。でも、肩入れしすぎないように。でないと足元をすくわれるよ」
「! けれどイズル君は……」
反論しようとしたアリアだったが、レティシアに止められる。だが、彼女もまた複雑な表情を出すまい、と堪えていた。
「……」「イズル……」
3人がギルドから出ると、ペルゼィックとヘレンが出迎える。ペルゼィックの厳しい眼差しがイズルを射貫く横で、ヘレンが心配そうに二人を見る。
「その3人については、そっとしておこう」
なにか言わんとしたアリアに対し、ベルクが釘をさすように告げる。彼女の横でコルネリウスも静かに頷く、複雑そうなアリアをレティシアは窘めた。
「それにしても、カイン様はどこへいったのでしょう……?」
「船に乗って逃げたのは確かだ。……追えればよかったが」
フロマーシュとライナはそういうが、依頼は「船を守る事」である。一先ずは依頼を達成している。
「また、何か起これば出てくるだろ?」
「暫くは静観するしかありませんね」
ナハシュが頭を掻きながらそう言えば、コルネリウスは同意するように頷いた。
レティシアとアリアは少し考え……、カインを気にかけている帝国の小さな薬師へと手紙を書く事にした。
こうして、事件は解決する。
冒険者たちはそれぞれの思いを抱えたまま、次の依頼へと旅立っていった。
(終)
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:標準10 / 6〜25人
2023年05月29日 12時27分09秒 公開
参加者
相談掲示板
ペルゼィック。キャスター(←挨拶 これで成立だな。 成功条件が「ゾンビセイウチを倒し、残りを追い払う」だから、まずはそこからだ。 死霊術師は明言されてねぇが、フリーにするのはちとスキルが厄介だな。 MS提示の選択肢の番号がやることの優先順位と同じって思っていいだろう。 アザラシとスライムが留めておくと甲板を溶かすらしいなら、範囲魔法がこっちには都合いいって感じか?
ヒーラーのイズル・M・ヴォルゴールです。よろしく。 ゾンビセイウチを最優先は賛成かな。 >死霊術師 PL情報に ・戦闘もあります ・カインはゾンビセイウチが倒された時点で逃亡しますのでこのシナリオでは捉えられません。 とある。捉えられないとは出てるけど、捕まえちゃダメとは言われてないからその手の行動は否定しない。 このスキル編成だと、俺は解呪にライフアンカーやリジェネーションの組み合わせがいいか? 俺も死霊術師の彼とは再度話したいし、できるなら相手になって行動の妨害もしたい。 でも、セイウチがMSから出されたオーダーだし、それを最優先に行動はしたいかな。
ヒーラーのアリアだよっ。 純火力はあまり期待しないでねっ…なんてっ。 よろしくお願いしますさーっ! >死霊術師 あー、やっぱり気になってる人はボクも含めていっぱい居るよねぇ。とりあえず「船内へのモンスターの侵入による被害を食い止める」とかの理由で閉じ込めといて。 かと言ってモンスター全滅したらあっという間に撤収しちゃうだろうから。 ほどほどに敵が片付いてきたら「船内に万が一敵が入ってないか確認」あたりの名目で入って遭遇できないかなぁ、とは。 >戦闘・優先 気になるのが今回はイベシナ形式って事で。 挙げられた ・ゾンビセイウチ対応 ・アザラシ対応 ・スライム対応 ・その他 で戦域が区切られてる様な書き方だったから。区域別の人はお互いが干渉できない様になってる感なのかな…? 読み間違いだったらごめんっ なら、人数、戦力の割り振りが重要…なのかも? 皆が言っている通り、速攻できるような火力持ちがセイウチ班に集まれば幸いかなぁ? ボクは数も多くバステも怖いアザラシ相手に動こうかなぁ。バステ回復スキルと範囲攻撃。それに光縛封辺りを積んでおけば上手く行けばアザラシのうち何匹かがターン経過自爆するまで拘束できるかもしれないしっ(ぐっ
出発まで後2日くらいだな。 あとは、そうだな… 戦闘の他に船を掃除してた6,7人の船員がいるんだったな。 要救助者の対応をどの選択肢で担当するかは相談かもな。あと、逃がす先。 船内は死霊術師もいる。俺達はそいつの居場所は初手で知らねえが、船内に避難させて敵と救助者が一瞬でも一緒になる状況はよくないだろうな。 それを口実に死霊術師行きたい奴が一緒に船内に入ることはできても、敵と遭遇して戦闘になれば救助者を巻き込む可能性が高いからそこも相談だ。 OPでも「大半は酷い怪我を負っていた。」とあるから遭遇すればあっちはお構いなしだろう。 OPにNPCがいるが関係NPCになってねえ。そいつをアテ(要救助者の誘導先に指定等)にするのも微妙かもな。 それに港ってことは船の下は当然海だ。 戦闘がどうなるかわからねえが、ウォーターウォークの有無は意見をくれ。 アザラシは「その場に留まって戦うと床の腐食を進めてしまう可能性があります。」とか言われてんなら、光縛封はかけどころ間違うと船がやられる。俺は賛成しないぜ。 スライムも「その他金属と木材を腐らせる特製を持つ。彼らは冒険者にも纏わりつき防具などを腐敗させようとする。」らしいから、防御にデバフかかると思ったほうがいいかもしれねえ。
やー、ヘレンだよ・・・。 死術師は気になるけど、甲板上の船員の避難経路確保、ぞんびーたまちゃんたちの排除が優先って感じなのはみんなと一緒かな。死術師との戦闘もありますって明言されてるから、現れた際の迎撃方法考えるのがいいんじゃないかな・・・。 選択肢だけど、1,2,3が戦闘要員、4は救助要員で数名(避難完了後に戦闘)みたいなのが理想だと思うけど、すっぱり分かれてる感じじゃないと思うから、かたづいたら他を手伝っても問題ないんじゃないかなー。
さっきの発言、言葉足らずな部分があった。 「大半は酷い怪我を負っていた。」のは、この船の前に襲われた船の話だ。誤解生むような発言ですまねえ。 マスターよりに「カタバミは、船員が救助された後治療に集中します。」だと見つけた。 なら、船員は救助したあと安全な場所に逃がすって書けば大丈夫だろう。
連投で悪いな。 さっき光縛封はダメじゃないか?と言ったが、俺が光縛封範囲のアザラシの下にアイアンウォール発動すれば船への被害が最小限に収まるんじゃねぇかって考えた。 あんた(アリアさん)も検討してみてくれ。他の奴も意見くれると助かる。
私はとりあえず1でセイウチ相手にしてるよー。一緒に行く人がいれば・・・私は少し距離を取って展開、遠距離から攻撃してセイウチをおびき寄せて強打、味方にヘイト向かったら遠距離攻撃して・・・ってセイウチが一か所にとどまらないようにするつもり。セイウチ倒せば他も逃げるってことだから今のとこ他の敵の対処は考えてないけど・・・。
>ペルゼィック氏・光縛封について なるほどその手が…! 面白そうだし、乗ったっ!宜しくねっ! 上手く集める方法も考えなきゃ、かなかなっ? >ヘレン氏 なるほど。「手すきならお手伝い」…的な感じならいけそう、と。 じゃあボクもそれにならってメインはペルゼィック氏とのアザラシ対応。 手が空いたら解呪や他の敵を、盾と耐久力で敵の気を惹くお手伝いに行こうかなっ。 >死霊術士との戦闘 ボクはモンスターたちが退くまでは隠れてモンスターの操作に全力を出す。 …ってイメージだったけどて合ってるのかな? それともモンスターが居ても数が減ったら直接出てくるのかなぁ…。 うーん、色々と戦いたくない相手だし…(PL情報だけど同MS様のNPCにこだわりがあるみたいだからここで自殺行動はしない…?) モンスターが退いた事とこっちが追撃する気が無い事を 表せば帰ってくれないかなぁ…。
シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 いろいろ気になることも多そうだが、とりあえずセイウチの排除が最優先ってのには同意だ。 この人数だと、避難や死霊術師に割いてる余裕はあまりないんじゃねえか‥?セイウチとアザラシとスライムの相手で手一杯な気がするな。 船員を船内避難させるにしても鉢合わせが怖いってんなら、宗波か透視で船内ざっと見てそいつがいない方の船室へ誘導する‥くらいならできると思う。 個人としてはセイウチの攻撃集中をメインにするか、アザラシたちと腐敗進行防止を兼ねた鬼ごっこしながら戦闘するかのどちらかにしようかと思ってるぜ。
>光縛封 見損ねた!可能なら面白いと思うな。 纏めたところでメテオライト上から降らせる、とかが出来るなら凄ぇ便利に見える。
誰も避難誘導いなかったら俺がやろうか? 俺も今のところ1に行こうと思ってるけど、初手はデバフにしようと思ってるから戦闘に一歩出遅れても大丈夫かなって思った。 まだ決まってない避難先はどうする? ペルゼィックが言う感じなら「カタバミさんに預ける」で大丈夫か? セイウチの戦闘はのしかかり対策が必要だろうけど、PL情報なら落とし込みが必要ってことだよな。 妨害って壁で邪魔するのも有効なら、セイウチ用にも光縛封持っていったほうが効果的かもしれない。 セイウチが魔法攻撃じゃないなら効果的かと思った。 他の人の発言聞いてから、スキルとか行動の詳細決めます。
>光縛封&ウォール系の合せ技 今ウォール系スキルを確認した。 発動する箇所に水と空気以外があるとNGだそうだ。 床にめり込んだ状態で召喚不可なら、床に腹ばいで接してるアザラシの下に置くのは無理だな。 せっかく乗ってもらったが、この案は白紙に戻す。 アザラシは識別可能の範囲魔法を主軸に攻撃する。 あと、俺はタイダルストリームで敵三種類一気に攻撃しようと思う。
要救助者対応に声が上がらないから、俺は最初そっちに行く事にする。 船から降ろせたらセイウチに参加する。 参加最初に敵に防御低下のデバフ付与する。 特性が少し迷ってて、死霊術師がカース持ってるから解呪無効にされる可能性があるから、低確率でつくスリップはカース解除まで回復で補おうと思っててリジェネかサイドヒールで悩み中。 光縛封は発言したけど取り下げて、そこも未定かな。 決まったら再度発言します。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 とりあえずアザラシの相手で攪乱と言うか囮でもやろうか。 少しでも引きつけられれば避難誘導もやりやすいだろうし。
ウォーリアのコルネリウスです。 かなりギリギリの滑り込みで申し訳ないのですが、よろしくお願いします。 避難誘導、手が足りていないようですのでそちらをまず優先に行いますね。 その後はセイウチの対処に回ります。 一箇所に留まらないようにするとのことですから、引き付けをしつつ味方のサポートが出来ればと思います。
キャスター、ライナ・フレイヴァルツだ。よろしく頼む。 直前参加となるが全力を尽くそう。 行先としては、スライム担当に行こうと思っている。 他の対象も範囲攻撃で纏めていけるようなら識別で魔法を当てていく算段だ。 一応対スライム以外にも対応できるように準備しておく。
ウォーリアのフロマーシュ・ダイヤドロップと申します。皆様よろしくお願いいたしますっ! かなりギリギリの参加になりましたけど、よろしくお願いいたしますっ! 私も今のところはスライムへの対応に向かう予定ですが、他の担当の方も含めた皆様をお守りする事もできるようにしていくつもりですっ。
今晩出発だー! 参加してくれたみんなに本当に感謝…頑張ろうねっ!(ぐっ ボク個人の最終予定は 「バフで各人を強化して人手=手数の少なさをステータス底上げで補う&セイウチ狙い」だよっ。 初手はブルーフレアで遊撃の味方の生存率上昇と全員の防御底上げ。 ついで「コモンブラッド」で一気に「輝刃4」を撒いて次ターンから範囲火力を上げれれば…! その後はセイウチを通常攻撃で狙いつつ、『流血』には『治療強化4』載せた 『ヒール2』で押して。 『スリップ』を優先して『解呪』しようと思ってます…! カイン君に送る言葉を入れる余裕は無かったけど…。 こう、「力づくでやっちゃう前に、言葉を尽くす感じの方が後悔しないよっ」ってのをお節介でも態度でそれっぽく示せたら…良いなぁ。
まず、今回の相談卓は結構喋った。かき回したようならすまんな。 スキルとしては敵の殲滅に寄せた。が、そこまで火力がねえ(無い)からそこを爆光で補う感じだ。 回復持ちには面倒かけるシーンが出ると思うがよろしく頼む。 あと、クルネルウォールは敵と避難してる奴等を隔てるのに使用する。 敵をある程度防いで、避難後は壁すり抜けて戦闘復帰が早くなるからな。