【究脈】沈黙の意味
革酎
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シナリオID:2826
オープニング
元シルトラース帝国魔導院エスタル支部長クライス・アクバーとフィルエス大森林に住まう森の賢者フェアロス・アーラ・アスプロスの両名は、ロモズ歩兵団や冒険者達の支援を得て、シルトラース帝国南部から南東部にかけての幾つかの町や小都市を調査し、幽界分樹が根を下ろしている箇所を四つに特定した。
そのうちのふたつは、帝国南西部の小都市ガークハーグに出現した個体よりも小さく、そして非力であろうことが地下のエーテル流量及び流速から推測することが出来た。
それらふたつの幽界分樹が出現している町、即ち小都市ガルメッツァとテムドブルクに対して強行侵入調査を実施した結果、幽界分樹の出現ポイントが帝国魔導院内の龍脈接続ポイント上であることが判明した。
龍脈接続ポイントには、即時通信網構築用装置『龍逓架』が設置されている。
龍逓架は主要な帝国魔導院各支部と帝都本部に置かれている通信装置で、クライスは、この龍逓架が発する魔術的な信号が幽界分樹を呼び寄せた疑いがあると見ていた。
その幽界分樹出現ポイントと龍逓架設置場所が重なっていた事実をクライス自身が視認したのは、それまでのところ東部鎮守都市エスタルのみであった。
だが今回の一連の調査で、ガルメッツァとテムドブルク両小都市に於いても幽界分樹の出現ポイントと龍逓架設置場所が重なっていることが確認出来たことで、クライスは自らの仮説に裏打ちが為されたと確信。
更にその後クライスは帝国北部鎮守都市オルセンの魔導院にも足を運び、オルセン出現の幽界分樹も龍逓架設置場所の真上だったことを確認した。
エスタル、ガルメッツァ、テムドブルク、そしてオルセン。これら四つの都市に於ける調査及び情報収集の結果、幽界分樹出現ポイントと龍逓架設置場所がイコールであると結論付けることが出来た――かに見えた。
が、帝国魔導院オルセン支部に於いて、想定外の情報がもたらされた。
帝国北西の小都市ルグランブラードには幽界分樹は出現しなかった、というのである。
ルグランブラードにも帝国魔導院の支部が置かれており、そして龍逓架も間違い無く設置されていた筈であった。
にも関わらず、幽界分樹は出現せず、この小都市に於いては沈黙を守った。ルグランブラードはその後、帝国崩壊の折に各所で大量発生した無数のクリーパーの群れに蹂躙され、都市としての機能が失われたとの情報が飛び交っている。
現在はクリーパーや魔物が跋扈する廃墟と化しているらしいが、実態は不明だ。
(どういうことだ……幽界分樹は、龍逓架の発する信号に反応して現れるのではなかったのか?)
もしかすると、龍逓架以外にも幽界分樹出現の条件が隠されているのかも知れない。
クライスはフェアロスと共に、急ぎルグランブラードへと向かった。
●雪に覆われた廃墟
うっすらと雪化粧に覆われた帝国北西部の寒冷地帯。
その一角に位置する小都市ルグランブラードは周辺の山々と同様、雪に覆われた白い町並みを冷たい空気の中にぼんやりと浮かび上がらせていた。
「……黒い霧はありませんね」
ルグランブラードを望む馬車道で歩を止めたフェアロスが、緊張した面持ちで静かに吐き出した。そしてそのまましゃがみ込み、雪を掻き分けて大地に掌を押し付ける。
エーテル流量及び流速は、ガルメッツァやテムドブルク近辺と比べても、然程に変わらない。龍脈の条件としては幽界分樹が出現しても、おかしくはない筈だ。
その傍らでクライスは、事前に入手していたルグランブラードの見取り図を広げている。小都市の配置や機能そのものは特に不審な点は無く、地勢という観点から見れば、特別ここだけが幽界分樹出現を回避出来た理由は無い。
では一体、何が命運を分けたのか。
「支部が置かれていたのは町の中央、太守の館に隣接したこの辺りですね」
立ち上がったフェアロスが傍らから覗き込み、見取り図の一点を指差した。フェアロスは過去、このルグランブラードに一カ月弱程滞在したことがあったとの由。
「幽界樹対策調査隊の突入は、一旦は保留としましょうか」
次いでフェアロスは、後方に控えている荷馬車と、十数名の人員にそっと振り向いた。
今回も幽界樹対策調査隊は幽界分樹出現に備えて本格式凝黒装置を移送してきたが、黒い霧が発生していない現状では、彼らの出番は無さそうに思える。
クライスも静かに頷き返し、調査隊員のひとりにここで待機する様にと命じた。
「幽界分樹や種付きは居なさそうですが、通常のクリーパーや魔獣の類は棲みついている様です。応援として、オルセンの冒険者ギルドで何人かの募集をかけておきました。彼らの到着を待って、ルグランブラードに入るとしましょう」
未だ釈然としない表情で、クライスは町の見取り図を懐に仕舞い込んだ。
その時、フェアロスが眉間に皺を寄せた。何かを発見したのだ。彼は更に十数メートル先へと歩みを進めてから、不意にしゃがみ込んだ。
何事かと追従してきたクライスも、フェアロスの行動の意味を知り、渋面を浮かべる。
雪化粧が施された地面に、幾つもの巨大な足跡が乱れ舞っていた。
「……アバランチレディースが、ここにも来ている様ですね」
フェアロスは、過去形では表現しなかった。
獣家の町と称された小都市テムドブルクで、幽界分樹出現直前に猛攻を仕掛けた雌オーガゾンビ部隊。
恐るべき巨躯と破壊力を誇る屍の群れが現在、ルグランブラード内に居座っている。新雪に踏みつけられたこれらの比較的新しい足跡が、その証拠だ。
幽界分樹も種付きクリーパーも居ないが、別の敵が彼らを待ち受けていた。
解説
マスターより
リプレイ
シルトラース帝国北西部に位置する小都市ルグランブラードは、これといった特徴のある町ではない。
人口はせいぜい2000人に届かない程度で、町の規模としてもこぢんまりしている方だ。
街壁や町並みは小都市というよりも、幾つかの町がひと塊になって身を寄せ合っている様な雰囲気が漂っており、平時ならばやや牧歌的な光景に見えるだろう。
一年を通して寒気に包まれ易く、夏季以外はほぼ雪化粧に白く塗られる地であると考えて良い。
周囲には雪山が幾つも連なっている為、帝都から見ても、ルグランブラードを含むこの地域は雪と寒さを象徴する土地であるとの印象を抱かれていたことだろう。
そのルグランブラードの街壁を遠目に眺める丘の間の馬車道で、アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトは幽界樹対策調査隊の面々と焚火を囲んで暖を取っていた。
元シルトラース帝国魔導院エスタル支部長クライス・アクバーとフィルエス大森林に住まう森の賢者フェアロス・アーラ・アスプロスのふたりが、雇い入れた冒険者達を率いてルグランブラード入りしてから、既に小一時間程が経過している。
町の内部で何が起きていたとしても、ここからではほとんど分からないだろう。しかし多くの手練れが調査に参加している今回、アルベルトはクライスとフェアロスを然程に心配する素振りも見せず、ただ自らの使命を全うすることだけを考えていた。
アルベルトは護衛らしい護衛を付けずにルグランブラード郊外で待機している幽界樹対策調査隊の護衛を、自ら買って出た。
念の為に、今回も本格式凝黒装置をここまで運搬してきている。ここでもしメドゥの指先からの襲撃を受け、大事な装置を奪われてしまっては目も当てられない。
だがアルベルトが護衛に付いていることで、敵は少なからず警戒するだろう。仮に襲撃を企んでいたとしても躊躇する筈だ。メドゥの指先との戦闘経験でいえば、アルベルトは幹部クラスとの対戦経験もある。その事実を知っていれば、おいそれと手出しは出来ないだろう。
その時、ルグランブラード方面から大気を殷々と震わせる爆音の様な震動が伝わってきた。
「あれは空間爆砕か……どうやら、始まった様だな」
のっそりと立ち上がりながら、アルベルトは低く呟いた。
廃墟と化したルグランブラードの、荒れ果てた町並みの中心を走る大通りの一角。
そこでコルネリウス・アーラは愛用の聖盾を構えつつ、素早いステップで敵との間合いを取った。
目の前で仁王立ちになっている巨躯は、通常個体とは比べ物にならない程の大柄なオーガだ。
視点は定まらず、涎なのかそれ以外の体液なのかよく分からない不気味な粘液を口や耳から垂れ流し、くすんだ緑色に変色しつつある体色は明らかに生物のそれではない。間違い無く、これはアンデッドだ。
体型から僅かに雌であることが伺えるその化け物は、メドゥの指先所属の死霊術師ザーティ・アンドロポフ率いる雌オーガゾンビ部隊『アバランチレディース』の最強個体ビッグ・デッド・ママに違いない。
振り下ろされる豪腕は驚異のひと言に尽き、直撃すればただでは済まないだろう。
コルネリウスは自身の能力で徹底的に守りを固めた他、父フェアロスの支援も受けて更に防御力を固めてこの難敵の対処に臨んでいた。
ビッグ・デッド・ママの背後ではレピド・クロサイトが素早く刃を振るっては一瞬で離脱し、少しずつではあるが確実に打撃を蓄積させている。
疾風の如き三段攻撃に時折毒撃を加えつつ、ビッグ・デッド・ママの脚や脇腹に刃を突き込んでゆくレピド。打撃が入っている手応えはあるのだが、この化け物はまるで動じた様子を見せず、なりふり構わず巨大な拳を振り回し続けていた。
「中々頑丈ですね……私が壁エルフなら、この怪物は壁ゾンビといったところでしょうか」
「でも変な能力は無さそうですね。このまま一気に、斃し切ってしまいましょう」
コルネリウスの後方から、ルアンナ・ミュラーが敵の魔法防御を削ぎ落としていた。そして頃合い良しと判断したルアンナは、コルネリウスとレピドを一瞬だけ後退させ、圧倒的な破壊力を伴う衝撃波を炸裂させた。
郊外でアルベルトが耳にした衝撃音は、この空間爆砕だった。
ビッグ・デッド・ママは流石に堪え切れず、その場に這いつくばった。が、すぐさま立ち上がり、獰猛な勢いでコルネリウスに挑みかかる。
「しかし、いきなりこいつが単体で現れたというのは少し、引っかかるな」
レピドが疑問を呈する様に、ビッグ・デッド・ママは死霊術師を伴わず、いきなりコルネリウス達の前に姿を現した。もしかすると吸血屍と同じく自律型なのかも知れない。
実際、すぐ近くで別の個体と戦闘に突入しているロゼットもジャマーが効かなかったことから、この雌オーガゾンビ部隊は一部、或いは全部が自律型で生成されたのかも知れぬと考え始めていた。
ロゼットが相手に廻しているのはビッグ・デッド・ママ程の巨躯ではないものの、矢張り通常のオーガと比べると幾分体格が大きい個体だ。恐らくはこれがアバランチレディース二番手の戦力オーント・スイサイドなのだろう。
「全く、メドゥの指先も厄介な技術を開発してくれたものね」
オーント・スイサイドの猛攻を躱しながら、ロゼットは渋い表情を浮かべた。
自律型は本能で人間サイズの動く物体を襲う代わりに、死霊術師の命令を受け付けない欠点がある。が、生成時に術師を襲わぬ様にと命令を刷り込んでおけば、術師自身が動く物体として自律型を率いて敵性存在の前へと誘い出せば、後は勝手に攻撃してくれる。
正確に指示を受け付ける通常のアンデッドとは異なり、操作には幾分の癖があるが、術師自身が操作対象との精神的な支配接続を必要としない利点があった。
「ザーティの野郎は、一体どこに居やがるんだ?」
ロゼットひとりでは危ないと見たハヤト=ガラン=ヴォルファングが、オーント・スイサイドの対処に廻りながら周辺に素早く視線を走らせた。
クライスからの情報で、ザーティが何かを知っていると踏んだハヤトだが、そのザーティを捕縛しようにも相手が姿を見せてくれなければ、どうしようもない。
「死霊術師のひと、居ない、なら……目の前の、敵、斃すしか、ない」
エルも同じくザーティ狙いで周辺を索敵してみたものの、矢張りそれらしい姿は見当たらない。であれば、まずはコルネリウスとロゼット相手に猛威を振るっている二体の怪物を始末し、然る後にザーティを探す以外に無いだろう。
エーテルを込めた鏃を叩き込み、オーント・スイサイドの動きを徐々に鈍らせつつあるエル。直接の打撃はハヤトの目にも止まらぬ鋭い刃の方が有効だが、巨大な怪物の回避力を確実に削ぎ落とすならば、エルの重撃射の方が遥かに有効であった。
●帝国魔導院ルグランブラード支部
ビッグ・デッド・ママとオーント・スイサイドが大通りで冒険者相手に激闘を繰り広げている一方、旧帝国魔導院ルグランブラード支部前では、通常サイズの雌オーガゾンビがクライス達の行く手を阻んでいた。
アバランチレディースの一般戦力であるウォーガールズの四体だ。
「下手に躱すよりも、ここで仕留めた方が手っ取り早そうだね」
愛用の弓を構えるルチル・プルメリア・グレイハーツが、頭蓋面の奥から鋭い眼光を煌めかせる。クライスも同感だと格闘戦の構えを取った。
「ここに四体居るということは、残る敵はザーティだけだ。君達は先行して支部内へ入ってくれ」
クライスの指示を受けて、ディレイン・オールドケイジとシャドウ、ナハト・シュライバー、ベルク・オスマットの四人は静かに頷き返した。
「それにしても何故私達と同じ時期に、このルグランブラードに足を運んだのかしら?」
四体のうちの二体の足元に稲妻の如き光の群れを迸らせて出足を封じたアウレーリア・フォン・ネーベルベルクが、突撃してゆくクライスの背中を眺めつつ小首を傾げた。
段階的に戦力を分けてきたということは、こちらの殲滅を狙って待ち受けていたのではなく、寧ろ足止めを意図している様にも受け取れる。敵は敵で何かを調べようとしているのか、或いは何らかの作業を実施しようとしているのだろうか。
しかし、考えるのは後だ。まずは目の前の敵を全て始末してしまう方が先決だろう。
「それにしても、龍逓架のある所に幽界分樹がなかった……妙な話だね」
鏃を立て続けに放ちながら、ルチルは頭蓋面の中で渋い表情を浮かべた。加えて、メドゥの指先がクライスの調査に合わせる様なタイミングで攻撃を仕掛けてきた。どうにも嫌な予感がする。
幽界分樹がここルグランブラードに出現しなかった理由や可能性は幾つも考えられるが、矢張り実際に龍逓架の状態を調べないことには、何もいえないだろう。
(仮説が間違っていた……んじゃなくて、まだ知らない他の条件があった、と考える方が自然だろうね)
ウォーガールズの一体の膝を撃ち砕きつつ、ルチルは更に思考を重ねた。相棒の栗鼠ラトが先行した四人に同行して魔導院支部内へと走っているから、何かあればすぐに分かるだろう。
それまでは、目の前の四体を斃すことに集中する。
既にクライスがゾンビ一体を叩き伏せており、一方でアウレーリアが得意とする爆炎で二体のゾンビを纏めて焼き払おうとしていた。
(テムドブルクの幽界分樹出現が襲撃直後なら、襲撃がトリガーとなって幽界分樹を呼び寄せた……?)
更に次なる攻撃魔法の発動態勢に入っていたアウレーリアも、同様に考察を重ねていた。クライスがいっていた未知の条件とは、破壊行為に該当するものなのだろうか。
しかしそれでは襲撃が無かったガルメッツァでの出現条件が分からない。一体、何が違うというのだろう。
(もしかすると……今からここにも、幽界分樹が生える可能性がある訳よね)
余り考えたくはない可能性ではあったが、しかし否定は出来ない。
想像するだけで気が重くなる話だが、あらゆる状況を想定して行動してゆく必要があるだろう。
クライスの指示を受けて先に魔導院支部内へと突入した四人と一匹は、地上階付近で小型の野良クリーパーと遭遇したものの、即座に撃破して地下への階段に到達した。
先頭を行くベルクが索敵を重ね、安全を確保してから後続の三人に手信号でサインを出す。
合図を受けた三人は周辺に対する警戒を怠ることなく、ゆっくりと歩を進めていった。
「龍逓架の信号を狙って勝手に生えてくるんじゃなくて、外的要因に誘発されて生えるのかなあ?」
ディレインは突入直後からメモ帳を開き、少しでも気になるポイントがあれば全て書き留めるつもりで周囲に視線を走らせ続けていた。場合によっては閃光塗弾を投擲する必要もあり、懐に忍ばせておいたのだが、今のところはまだ、出番は無さそうだ。
「龍逓架は幽界分樹の種や芽の様なものを急速に成長させるもので、幽界分樹そのものは誰かが龍逓架のある場所に持ちこんだのではないでしょうか」
ナハトは事前にクライスから、活性化した幽界分樹の位置と活性化順、そしてルグランブラードの位置から活性化や龍脈の法則性、或いは戦略の様なものが見えてこないかと訊いてみたが、クライスの口からは期待された様な回答は得られなかった。
幽界分樹がどの都市に、どのタイミングで出現したのかを把握するデータは存在していない。恐らくその事実を掴んでいるのは帝都シルトラースに居座っているイダ・バルダスぐらいであろう。
冒険者ギルドも帝国軍も、幽界樹や幽界分樹出現の全体像としての情報を握るには至っておらず、それが分からないからこそ今回クライスが態々私的に調査隊を発足させたのだ。
「まぁ……それが分かっていれば、ここまで後手を踏むことも無かっただろうな」
ナハトはシャドウの言葉に頷き返しつつ、全てを知るには今回の調査の結果次第だと、頭を切り替えざるを得なかった。
そして先頭を行くベルクは、クライスの仮説が最も正しいと信じている。
ルグランブラードに入る直前、ベルクはクライスに、王国内で起きた一連の問題――緑の人差し指ラネンターカムが企んでいた謀略と、その結果についてをクライスに説明していた。
ラネンターカムは王家に接収されたカルナッケル山地内の地下で、何かを研究していた。そしてそこで発見された絵図には、ルグランブラードのものと思しき龍逓架の全体像が描かれていた。
「クライス卿……恐らく卿の仮説は間違っていない。尤も、我は龍逓架を守れた都市と守れなかった都市の明暗だと思ってはいたのだがな」
過去に強行侵入調査を実施したガルメッツァとテムドブルクの魔導院地下では、幽界分樹出現に際して破壊された龍逓架の残骸が発見されている。その数や部品形状、そして規模から見て、そこにあった龍逓架が幽界分樹出現時には木っ端微塵に吹っ飛ばされたことが伺える。
つまり龍逓架は幽界分樹を呼び寄せるまでに存在していればそれで良く、幽界分樹出現後は最早無用の長物と化す代物なのだろう。
問題は、呼び寄せるまでに何が必要となるのか、だ。龍逓架が放つ魔法的な信号だけでは、まだ何かが足りないのだろうか。
(まぁそれも……実際にここで見て調べれば分かることか)
ベルクは次々と湧き起こる嫌な予感を意志の力で捻じ伏せながら、兎に角も魔導院地下の最奥部を目指し続けた。
そして四人は、漸く辿り着いた。
●真実
帝国魔導院ルグランブラード支部地下の龍逓架設置室に到着した四人は、入室するなり左右に展開して戦闘態勢を取った。
広い室内の一角では、ランタンの灯りが煌々と冷たい石床や天井を照らし出していた。
そして更に、ふたつの人影をも薄闇の中にぼうっと浮かび上がらせている。
ひとりは髭面の中年男性で、冒険者ギルドで手配されている似顔絵から、死霊術師ザーティ・アンドロポフであろうことはすぐに分かった。
問題は、もうひとりの人影である。白銀虎の半獣人、そして端正な顔立ち――メドゥの指先幹部『青の中指』ジルベルだった。
「貴様……ここで何をしている!」
ベルクが刃を抜き放ちながら獰猛に叫んだ。
ナハトとシャドウも思わぬ強敵の出現に警戒感をあらわにした。まさかメドゥの幹部クラスが直々に姿を見せようとは、思っても見なかった。
その一方でディレインは、ジルベルが石床に並べている長い木製の棒に着目していた。表面には何やら、特徴的な紋様が細かく描かれている。
ジルベルは四人の冒険者に面を向け、いつもの調子で馴れ馴れしく手を振ってきた。
「よぅ、早かったなぁ。けど、こっちの用事はもう済んだから、後は好きにしてくれて良いぜぇ」
ベルクの額から頬にかけて、脂汗が伝い落ちた。ジルベルとザーティを同時に相手取るには、ここに居る四人だけでは明らかに戦力不足だ。
ザーティについては今回が初めての遭遇だが、ジルベルの実力はよく分かっている。コルネリウスやアルベルトクラスの盾役が最低ひとり、そして攻撃主力としてベルクやルアンナクラスが最低ふたり乃至三人は必須の強敵だ。
そこに加えて戦闘力未知数のザーティまでもが居る。とてもではないが、互角に戦うことすら困難を極めるだろう。
ところがここで、ディレインが呑気に踏み出してジルベル達との距離を僅かに詰めた。否、詰めたというよりも、歩みかかったといった方が正しいだろう。
ディレインはザーティは兎も角、少なくともジルベルには戦う意思が無いことを敏感に察知していた。
「参考までに、教えてくれるかな? ここで一体、何をしてたんだい?」
「龍逓架の正しい設置方法ってやつさ。俺が奪う前に一応、ひと通りはここの職員から聞き出してはいたんだけどよぉ、龍逓架に繋ぐ部品とかの正確な寸法とかは聞いてなかったもんでね」
驚くべきひと言が返ってきた。
ジルベルは確かに今、奪ったといった。即ち、メドゥの指先はルグランブラードに設置されていた龍逓架を奪取した、ということなのだろうか。
ナハトが生唾を呑み込みながら改めて問いかけると、ジルベルは、
「うん、そうだよ」
などと茶飲み話でもするかの様な軽い調子で、簡単に応じた。
「……どうして、そんなことを?」
「何故って、そりゃおめぇ、何となく気になったからだよ。帝国が研究に研究を重ねた最新式の装置だ。どんなもんか、欲しくなるじゃねぇか」
ナハトの問いに、ジルベルは相変わらず軽い調子で答え続ける。隠すつもりは、さらさら無い様だ。
情報源はメドゥの右腕らしい。彼から龍逓架の話を聞いたジルベルは今から二年以上前、ザーティやアバランチレディースと協力してルグランブラードを強襲し、龍逓架を奪取したという。
帝都シルトラースに幽界樹が出現する、ほんの数日前のことだった。
つまり――ここルグランブラードに幽界分樹が出現しなかった理由はごく単純な話だった。龍逓架が、既に無かった。だから幽界分樹も出現しなかった。
それだけのことであった。
「けどよぉ、ぶっちゃけどう活用したものか全然分かんなかったからさ、しばらくほったらかしにしてたんだよな。そしたらかのご高名なクライス先生が龍逓架と幽界分樹の関連性について調査してるって話じゃねぇか。俺もびっくりしたけどよ、こりゃ利用しねぇ手はねぇだろうって思い直したって訳さ」
ルグランブラードの龍逓架は現在もジルベルとラネンターカムの手の内にある。
そこでベルクは漸く、ラネンターカムの意図を理解した。緑の人差し指が何故、エーテル浄化者を自身の子吸血鬼に迎えたのか。
「……龍逓架と龍脈を繋ぎ直して、新たな幽界分樹を出現させるつもりか」
「ま、その辺はご想像にお任せしますってぇやつだな」
ジルベルはからりと笑ったが、冒険者達にとっては――否、ロスガリア全土にとっては、笑い事では済まない話だった。
●世を震撼させる現実
何かを書き込んでいたらしいメモ帳を懐に仕舞い込んでから、ジルベルは石床に置いていたランタンを手に取った。
「んじゃ、失礼するぜ。俺の用事はもう終わったから、お前さん達、何かしてぇんならご自由にどうぞ」
「ジルベル殿。我がアバランチレディースを犠牲にしてまで今回の調査に付き合ったのだ。見返りはあるのだろうな?」
立ち去ろうとするジルベルの背中にザーティが苦り切った表情で呼びかけたが、ジルベルはケチなこといってんじゃねぇよと笑いながら冒険者達の間を悠々と歩き去ってゆく。
ここでシャドウが追撃の態勢を取ろうとしたが、ベルクがやめておけと咄嗟に制した。この場に居る四人だけでは間違い無く返り討ちに遭う。加えて、知りたい事実は全てジルベル自身が語った今、これ以上の危険を冒す理由は何ひとつ見いだせなかった。
この地下での一連のやり取りを、地上のルチルはラトの目と耳を通じて余すところなく全て見聞きした。
「クライス……ジルベルと死霊術師が出てくるよ」
既にウォーガールズ四体を始末し終えたクライス、ルチル、アウレーリアの三人は、最も恐るべき強敵との遭遇戦に備えた。
が、待てども待てどもジルベルとザーティは姿を見せない。しばらくして突入していた四人が地上に引き返してきたが、結局青の中指と死霊術師は現れなかった。恐らく別のルートを取って離脱していったのだろう。
ベルクとナハトは幾分青ざめた表情で、地下でジルベルが語った内容をクライスに伝えた。
クライスは表情こそ変えなかったものの、黒眼鏡の奥でその眼光が次第に険しい色を帯びてゆくのが手に取る様に分かった。
「……ジルベルが本当のことを語っているとは限らないだろうけど……恐らく、事実でしょうね」
アウレーリアも若干血の気の引いた表情で、小さくかぶりを振った。そして態々ジルベルが全てを語ったということは、この情報を持ち帰れといっているに違いない。
それは何故か。
「ロスガリアの全ての国や政治体に、幽界分樹がいつ、どこに出現するか分からないというメッセージを突き付ける為だろうね」
ルチルの分析に、誰も異を挟まなかった。恐らく、それがジルベルの狙いだろう。この恐るべき情報を冒険者ギルドの報告書経由で世界中にばら撒くことで恐慌を引き起こさせることが目的であるに違いない。
だが冒険者ギルドに、事実を伝えない訳にもいかない。ジルベルの狙いが達成されることは必然であった。
ビッグ・デッド・ママ、そしてオーント・スイサイドとの戦いもいよいよ佳境に差し掛かろうとしている。
コルネリウスとレピドで接近戦を仕掛け、ルアンナとフェアロスで後方からの遠隔攻撃で徐々に体力を削ぎ落とすというオーソドックスな戦法は、単純な接近戦能力しか持たない怪物相手には極めて有効だった。
圧倒的な破壊力を誇るビッグ・デッド・ママの圧迫感は、コルネリウスでなければ恐らく耐え切れなかっただろう。兎に角、一撃が重い。レピドがもし一発でも拳による強打を喰らっていたら、しばらくは起き上がれなかったかも知れない。
そういう意味では、コルネリウスの壁エルフとしての面目躍如だ。彼女は最後まで、ビッグ・デッド・ママの猛攻を凌ぎ切ってみせた。
しかし先に斃れたのは、オーント・スイサイドの方であった。
臨時の盾役として真正面に立ったロゼットが、防御技術と治癒術を巧みに使い分けてひたすら攻撃を受け続けている間に、ハヤトとエルが敵の死角から次々と攻撃をクリーンヒットさせてゆく。
自律型ゾンビの最大の弱点は、己の視界に入る最も近しい獲物に襲い掛かることであった。ロゼットがオーント・スイサイドの正面に入ってその視界内で動き回ることで、常に敵の注意を引き続ける。そうすることでハヤトとエルは自由に攻撃を加えることが出来た。
防御を気にしなくて良いのであれば、ハヤトもエルも攻撃の手に意識を集中させることが出来る。
「そろそろ、仕留め、られそう、です」
「うるぁ! さっさとくたばりやがれ!」
オーント・スイサイドの上体がぐらりと揺れ、片膝を付いて動きが止まった。
そこへハヤトが無数に近い手数で次々と刃を振り抜き、別の角度からはエルが怒涛の勢いで鏃を叩き込んでくる。
やがて、オーント・スイサイドはぴくりとも動かなくなり、そのまま地面に突っ伏した。
「や……やったのかしら?」
流石に疲れ切った様子のロゼット。肩で息をしながら尚も警戒を重ねていたが、オーント・スイサイドは完全に沈黙していた。自律型のアンデッドには死に真似を披露する様な知能は無い。動かなくなったということは即ち、撃破が為ったと考えて良いだろう。
「次は、ビッグ・デッド・ママ」
エルはロゼットに少し休憩する様にといい渡してから、コルネリウスが正面に立って相手取っている巨大な化け物へと照準を切り替えた。
●待ち受ける地獄
最後に残った敵ビッグ・デッド・ママは、流石にしぶとかった。
「余り大き過ぎず、それでいて人間を圧倒するサイズで突進されると、こうも圧迫感があるものですか」
これまでにも幾度と無く巨大な怪物と相対してきたコルネリウスだが、それらの敵は却って大き過ぎて、目の前の部分だけが視界に入っていた。
しかしこのビッグ・デッド・ママは丁度全身が視界に収まるサイズだ。それでいて巨体であり、しかも恐ろしい程の迫力で迫ってくる。精神的な圧迫感は寧ろ、今まで戦ってきた相手の中でもトップクラスに入るのではないだろうか。
そんなことを漠然と考えつつ、コルネリウスはひたすら重い拳撃に耐え続けた。
だが、ビッグ・デッド・ママにもいよいよ最期の時が訪れようとしている。レピドが徹底的に脚へと攻撃ポイントを絞っていた為に、巨大な怪物は最終的にはその場から動けなくなっていた。
移動が出来ないなら、最早それ以上コルネリウスが正面に立って盾役を引き受ける必要は無い。後はルアンナとフェアロスの攻撃魔法で決着をつけてくれれば、それで良かった。
「後は任せて下さい!」
ルアンナの掛け声に応じて、コルネリウスとレピドは一気に間合いを離した。
その直後、ルアンナが放つ魔法攻撃が次から次へと襲い掛かる。ビッグ・デッド・ママは最早為す術も無く、膨大な魔力の奔流を一身に浴び続けるしかない。
やがて、その規格外の巨躯が突っ伏した。
「……どうやら、死んだ様だ。既に命が無いアンデッドが死んだ、というのも変な表現だが」
レピドが警戒しながら倒れたビッグ・デッド・ママへと近づき、横合いからそっと覗き込んだ。刃先で巨躯の何カ所かを突いてみたが、全く反応が無い。
巨大なオーガゾンビは間違い無く、その機能を停止していた。
エルとハヤトが参戦するまでもなく、アバランチレディース最強個体の討伐も完了した。必ずしも全ての敵を斃す必要は無いと考えていた一同だったが、結果的に厄介なゾンビ集団を少しでも多く討伐出来たのは、僥倖といって良いだろう。
と、そこへクライス達が魔導院支部方面から引き返してきた。
「あら、調査はもう終わったの? ということは、太守の館を調べるまでもなかったってことかしら」
ひと息入れていたロゼットが出迎えたものの、クライスや他の面々は一様に、表情が硬かった。
引き返してきたということはそれなりの調査結果を得た筈なのだが、彼らがこんなにも渋い顔を見せているのはどういう訳なのか。
ロゼットは何となく、暗い予感を覚えた。
クライスからの報告を受けて、フェアロスは言葉を失っていた。
「では……フィルエスに幽界分樹が出現する可能性もある、という訳ですね」
「はい、誠に遺憾ながら」
漸く絞り出したフェアロスの声に、クライスは努めて冷静に頷き返した。
だが他の冒険者達は、いずれも表情が硬い。幽界分樹が出現するというだけでも極めて厄介な話である。それがどこに、どのタイミングで出現するかも分からないというのは、最早恐怖以外の何物でもない。
「クライス卿、我はこの事実をいち早く殿下とバルディオン将軍へ上奏しようと思う」
ベルクの申し出に、クライスも是非そうしてくれと頷くしかない。これ程の極めて重要な報告は、一刻も早い方が良いだろう。
この後、一行はルグランブラードを出てアルベルトが護衛する幽界樹対策調査隊と合流した。
クライス以下、全員が硬い表情を見せているのに対し、アルベルトはどうしたのかと小首を傾げるばかりであったが、恐るべき事実を伝えられた後は、アルベルトも同様に渋面を浮かべる様になっていた。
ロスガリア大陸全土を揺るがす恐るべき事実が、もう間も無く冒険者ギルドに報告されようとしていた。
後日、帝国内の某地にて。
ジルベルとザーティはランタンの灯りが照らし出す薄闇の中に居た。
そこに美貌の影がふたつ、加わる。
緑の人差し指ラネンターカムと、彼女の子吸血鬼にしてエーテル浄化者の力を併せ持つセティア・オルストフの両名であった。
ジルベルが懐から取り出したメモと絵図を、ラネンターカムとセティアが揃って覗き込む。
「必要な部材も一式揃えましたんで、後はお好みの場所に龍逓架を持っていくだけですな」
「……承知致しました。龍脈への接続ポイントは、私の方で探り当てます」
ジルベルに応じてから、セティアはラネンターカムに視線を転じた。
ランタンの灯りの中で、ラネンターカムは満足げに頷いた。
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:標準13 / 4〜25人
2023年03月12日 22時47分00秒 公開
参加者
相談掲示板
ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 最終的に人数がどれくらいになるか解りませんけれど、大まかに調査メインの方と敵の対応に分かれる形になるでしょうか? アバランチレディースの対応に少々骨が折れそうですので、こちらにやや比率を置けたら良いかな、と思っています。 なんとなく、ジルベルとか、さらっと来そうな予感もしていますが…横槍が入る場合も想定して挑みたいですね。
ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 参加メンバーや、目的の整理だけど。 >参加メンバー 今回は黒い霧が無くて、調査隊も凝黒装置も置いていくらしいから、 街に入るのはクライスさんとフェアロスさん、冒険者で良いのよね。 >目的 街に入ってからは、帝国魔導院の支部に行って装置『龍逓架』の 状態をクライスさんに見てもらって、幽界分樹の発生する謎が 解けないようなら、余力のある限り街内を探索する、かな? アバランチレディースのザーティが、幽界分樹について情報を 知っているかもしれないから、捕縛を試みるなら分散しすぎて 戦力を落とすのも良くないかもしれないわね。 >ジャマーの可否 死霊術師にゾンビと戦うなら、スキル「ジャマー」で術の妨害が できるかもしれないけど、持ち込んで使用しても良いかしら? スキル「テレパス」も妨害しちゃうから、確認までに。
ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 今回俺は、調査隊の護衛に着こうと思う。 待機している調査隊がメドゥの指先の奇襲を受けたら堪ったものでは無いからな。(登場NPCにジルベルがいるのがすごい気になる)
シューターのナハトです。よろしくお願いします。 僕は今のところ戦闘そのものより調査のお手伝いの方で動こうかと。 索敵もする予定ですが、もしジャマーを使う方がいれば伝達方法はちょっと考えなければいけませんね。 テレパスを使うにしても効果範囲の制限もありますし汎用スキルを一つ使う必要もあるので、悩ましいのですが。
シャドウだ。よろしく。 クライスに随伴する形で動こうと思う。 正直、調査といっても俺にはよく分からないし 敵が出れば戦うだけだ。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 我は調査班に入る。 ちょっと確かめないといけないことが出たのでな。
>参加メンバー 幽界樹対策調査隊の突入は保留とのことですし、私もロゼットさんと同じ認識ですね。 何かあると心配ということであれば、アルベルトさんのように何方か気にかけておいても良いかもしれませんね。 >目的 流れについては私もロゼットさんのおっしゃるイメージと概ね同じです。 捕縛を試みる場合も含めて、敵側の戦力がどれくらいかまだ具体的には不明ですし、こちらの戦力も分散しすぎてしまうと少し怖いかな、というのは思っています。
レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 俺はアバランチレディースの方に回るかな。 こちらが手薄だと調査の大きな妨げになるだろうし。
エル、です。…シューター、です。 どうぞ、よろしく。 わたし、は、アバランチレディースの対応、に、し、ます。 死霊術師の人、が、何か知ってないか、と、思う、ので。 調査隊のところ、に、リル(ペットの栗鼠)、を、残し、て、おき、ましょう、か? 何か、あったら、わかる、かも。 …こっちも戦闘中、だと、何もできない、かも、です、けど。
>ジャマー アバランチレディース戦で、使わせてもらうわね。 範囲も戦闘の現場周辺くらいで、持続も5ラウンドだから、 テレパスが調査全体で使えなくなる訳じゃないでしょうし。 >アバランチレディース戦 ヒーラーとして、回復行動を中心に立ち回らせてもらうわ。 前衛が不足なら前に出るけど、最強個体は荷が重そうだから 二番手か一般主戦力の方で、盾役はやらせてもらうわね。
キャスターのルアンナです、よろしくお願いします! 私もアバランチレディースとの戦闘に参加しますね、操っているであろうザーティは何か知ってそうですし捕まえられれば真実に近づけそうですね。 それにしてもジルベルがいるのが気になります。乱入して来るんでしょうか?
>アバランチレディース戦 私も此方の対応をします。 現状、前衛が不足気味ですがビッグ・デッド・ママの抑えをする予定です。 父さんにはどう動いてもらいましょうか? クライスさんと龍逓架の状態を見てくれるとは思うのですが、戦闘の補助もお願いできると思いますので、必要があれば私の方で一応記載をしようと思います。 >ジルベル 乱入も可能性としてはあるのではないかと思います。以前は去り際に来たこともありましたし、タイミングは読めませんけれど、クリーパーや魔獣もいますから横槍に警戒していれば察知も出来るのではと思っています。
フェアロスさんはクライス先生と一緒に調査出来るようになるまでは戦闘の補助に入って頂けると心強いですね。 コルネリウスさんからお伝えして頂けるならありがたく。 僕は調査に重きをおきますが、単独行動ではなくクライス先生達と一緒に行動予定でした。 調査に集中できるよう行きたい場所へ進む際の安全確保だったり、ジルベル介入の警戒だったりをする関係で戦闘も入れるつもりです。
キャスター、アウレーリアです。宜しく。 私は調査隊に護衛も兼ねて同行しようかと思います。 調査それ自体も大いに気になるところですし。 戦闘班と調査班が分かれていますが、別行動をするわけではないという認識で合っていますか。 今回は紋具や馬車の護衛があるわけではありませんし、役割分担しつつも概ね同行ですよね。 必要に応じて両班の戦力を統合できるように動ければ、あとは人数が足りるかの問題でしょう。 双方があまり遠くへ離れないのであれば、テレパスの妨害は心配し過ぎなくても良いかと。 一応、楽器などそれ以外の連絡手段も持っていく心算です。
ヒーラーのディレイン・オールドケイジだ、よろしく。 戦闘班…というか、アバランチレディース班なのかな? 積極的に探しに行くのなら別行動になりそうにも思うんだけど。 俺自身は調査のほうに重きを置くつもり。
満員ならともかく、皆まとまって行動で良いと思うわ。 隠密で単独行動!とか、アルベルトさんみたいに目的あっての 別行動ならともかく、基本は団体行動で良いかなって。 >戦闘 アバランチレディースの出現は確実らしいし、探さなくても 向こうから襲ってきそうだから、その対応を主にする感じね。 調査と戦闘、人によって好みや得意とかあるでしょうし。 >フェアロスさん 私からは特に、クライスさんもだけど依頼人だし、 労働は冒険者が主で、余力を残してもらえたら良いかなって。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺も基本的にはクライス達と調査に向かう形でまとまって街の中に入る認識でいんぜ! 自慢の鼻でジルベルの野郎が来てるのも察知出来りゃ警戒も出来るかもしんねーが… 死霊術師達の目的も読めてねぇ段階だとどう動いてくんのかは何とも言えねぇな。 個人的には警戒護衛を念頭に戦闘メインで動くつもりでいんぜ!!