思い出と想いを、現在から未来へ

狐野径

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シナリオID:2676

オープニング

●変わりゆく景色
 リーンエス王国も変わっていく。
 それはパンクリアース学園の動きにも反映されている。
 学園から変わっていくのか、もしれないが、広い視野で見てみないとわからないだろう。今だけでなく、未来の人たちが評価することだ。
 だからこそ、記録が必要だと、その人は考えた。定期的に書物として蓄積できれば、よい、と。
 それにより、王都にある、とある出版社に書物を作る依頼が舞い込む。

 請け負うことになった出版社はカペル侯爵家に関わりのあるところだった。
 カペル侯爵家の芸術団にして広報部署、同時に諜報工作機関でもある『青薔薇』の。
 青薔薇の花匠(マイスター)であるアーカネラ・ユルヴェウスは、その仕事を引き受けることに否はなかった。
 季刊誌として情報を集めることで、見えてくることはあると理解できる。
 今までの貴族だけの文化に浸された学園が、平民に大きく開かれた結果、どう変わっていくのか。
 現在は「元々の学園文化」に「冒険者や平民の文化」が混ざり合っていく過渡期だ。
 これがどういうことにつながるかなど、現在を生きる誰にもわからない。
 遠い未来の学園や王国への影響があるか、また、戻ったりするのか……など、未来になってみないとわからない。
 未来の人が分析するにも、当世の雰囲気の記録は、当世でしかできない。
 蓄積があってこその、情報だ。

 早速、アーカネラは出版に向けて計画を立てる。
 学園であったことなどの情報は、記者が調べて書くこともできる。事件や歴史などはそれにあたる。
 一方でそこで感じたもの、見聞きしているものは学園生でしか話すことはできない。
 貴族の子弟はどう考えたのか、新たに入った者はどうなのか……随所で取材はいるだろう。
 それには学園側の協力もいるのだ。
 その交渉には、どういう物を作りたいか企画書がいる。
 それを整え、アーカネラは学園側にアポイントメントを取った。

 学園側との交渉はスムーズだった。
 学園生に対する取材に対しては、勉学の邪魔にならないこと、が注意として与えられる。無理強いせず、きちんと対応することも求められた。
 アーカネラは柔らかく微笑む。
「もちろん、そのつもりです。開いている時間や放課後の時間を使いまして、インタビューをできればと思います」
 書物の制作のための取材は許可され、覚書を交わした。
 出版にこぎつけたならば、学園への寄贈もある。それこそ、学園に関わる資料なのだから、図書館にも所蔵されるべきものだ。

 季刊誌の名前は『四季の庭』。
 移ろいゆく季節のように、学園も移りいくものだろうか――。

●座談会
 冒険者でパンクリアース学園に通う者限定の依頼が出る。
 学園についての季刊誌を作るにあたり、取材をしたいというものだった。
 指定の日時に、学園の中庭にて集合。テーブルを囲み、お茶が供される。お茶会形式でざっくばらんに話してもらえればよいという事だった。
 どういうことを聞かれるかというのは、学園生活についてであり――

 一日の流れ、
 鞄の中身、
 寮や通学について、
 休日の過ごし方、
 今一番充実している事や今後の目標、
 学園内のスポット紹介

 ――といった内容だという。
 また、氏名の記載をするつもりだという。個別に仮名や名を伏せたいことは対応するとのこと。実名記載であることで、情報の信ぴょう性も出てくるし、学園内外での交流が深まるだろうという考えがあった。

「昔から今も変わっているのよね? そうなれば、今聞いたことも、10年後、20年後……変わるかもしれない……」
 アーカネラは話を聞くことが楽しみだった。
 情報が積み重なっていく先を想像すると、気持ちが昂る。

解説

●目的・目標  雑誌『四季の庭』の刊行に向けたインタビューに答える。  お茶会な座談会形式。 ●質問内容  ・一日の流れ  ・鞄の中身  ・寮や通学について  ・休日の過ごし方  ・今一番充実している事や今後の目標  ・学園内のスポット紹介  座談会となると、すべてに何かしら答えてはいるでしょう。  プレイングに複数答えを書くことは構いません。もちろん、語りたいところがあるならば、ピンポイントでも構いません。  いずれにせよ、「ここは!」というところを選択いただくことは重要かもしれません。  そもそも、興味があることないこと、得意不得意があるでしょう。「ここは絶対答えるんだ!」ということがあると思われます。  なお、匿名とか覆面座談会ではなく氏名記載が基本です。  とはいえ、皆さんの状況は様々ですので、仮名や伏せたいとかも対応はされます。  氏名記載は座談会での情報の信ぴょう性を高めるためであり、学園内外の理解深める機会とするためです。ここで言う氏名とは冒険者としての名を出すかどうかということでよいでしょう。

マスターより

 こんにちは、狐野径です。  パンクリアース学園も色々変わっていく時期です。王国の情勢、世界の情勢……様々ある中、学園生活および冒険者として活動する皆さまは、様々なことを見てきている勉強していることになります。一般学生に比べればそれだけで視野が広いことになりますね!  リプレイではアーカネラさんは司会進行、参加者さんは質問に対して話をする……と言いますか、座談会参加者主体です。  さて、私自身、学校生活の中で学校の新聞か何かで座談会に参加したことありました。何を、しゃべったかなんて記憶はないです。このシナリオ書く途中思い出したくらいです。  よろしくお願いします。

リプレイ

●それでは
 アーカネラ・ユルヴェウスは開始しようとして、声を掛けるのを一旦止めた。
 その時、ティトリー=R=アルバートが駆けてくる。
「す、す、すみません! 遅れました! ――手間取って……ティトリー=R=アルバートです。よろしくお願いします」
 何に手間取ったのかは、心の中で言うにとどめた。

 アーカネラは「早速の自己紹介ありがとう」と述べた。
「今回は集まっていただきありがとうございます」
 アーカネラがした今日の趣旨の説明を聞き、ティトリーは大いなる問題に気づく。
(まずい……どうしよう)
 カバンを思わず抱きしめた。

 さて、自己紹介が続く。
 エフィルミアは「二学年のエフィルミアです! よろしくお願いしますっ」と元気よく言う。
 海神 江流は名乗り、学園に通い出した経緯を話した。
「座学で得られる知識に興味があって去年、編入試験を受け入学した。現在二学年生。秋からは生徒会書記をやらせてもらっています。今日はよろしく。使ってもらえるなら、名前は出して大丈夫です」
 シルヴィア・A・カペルは、他の参加者のように自己紹介をし、氏名の記載は希望する旨を告げた。
「今日はよろしく」
 ルベア・ベルニはインタビューには慣れていないけれども、知っている人が多いから緊張しないかなと思っていた。実際、中庭でテーブルを囲んだときは緊張していたが、皆が話し出したころにはほぐれていた。
 自己紹介をし「よろしく」と締めた。
 ガルシアがシルヴィアに誘われてきたのは、シルヴィアや江流の話に興味があるためだ。こういう場所に来たことはないため、ガチガチに緊張している。
「ざ、ざ、雑誌のインタビュー……ですか? 私あんまり……話せるようなことがないので……その……面白くなんか……」
 アーカネラは柔和な笑み。
「あら? そんなことはないわ。他の人はそれを聞くことで『なるほど』と思うかもしれないのよ? 無理はしなくてはいいけれども、話したいことも無理はしないでね」
 そして、ジュスト・ヴェルジーとローザリカ・L・ディオールが続き、初めの質問に移る。

●一日の流れ
 江流は冒険者だから授業に出られない日もあるという。
「講義に出れる日は、学業に専念する。昼間は講義を受けて、放課後は手が空いている先生に補講をお願いしたり、生徒会の仕事にまわったり……。公約でギルドの窓口を作ると掲げたのもあって、自分自身がまず、窓口になれるように学園内あちこちに顔を出していますね」
 一日忙しく回るが、学べる喜びには代えられない。
「あと、ペットの揺満月の世話と研究で、生物学や鉱物学の教室にお邪魔したりかな」
 揺満月が江流の肩の上で、注目を受けたためかコロコロ鳴いている。
「北壁山脈に生息していた鉱石に含まれるエーテルを食べる鳥で、去年から一緒に旅しているんです。可愛いでしょ」
 江流がかわいがっていることがわかる。
 ガルシアは深呼吸後、話をする。
「学園になじめてないのですが……とりあえず、授業には参加して、ほとんどの時間は図書館で過ごしていします。授業に追いつくのが精いっぱいなのに、知らないことがたくさんありますから……」
 言葉を切り、続けた。
「それと、シルヴィア様や江流様のお手伝い等もしています。お二人には本に載っていない色んなことを教えてくれますし……それに」
 シルヴィアが「そういってくれると嬉しいよ」と答える。
「ガルシアが頑張っているのだから、わかることは教えるし、わからないことは私も聞くよ」
 その言葉に、江流もうなずく。ガルシアはホッとした顔になる。

 ジュストは「冒険者の仕事がない日は起床して、身支度をして授業を受けて、っていうのは皆と同じだ」と、ティトリーを見た。
「俺の場合、ティトリーを起こして一緒に登校するというのも日課かな」
「えっ!? あ、そ、そうです、ぼ……わ、私は朝が弱くて……恥ずかしながら、彼に起こしてもらっていて……なので、彼の声を聞くと一日がまた始まったなという気がしています……」
「親同士に付き合いがあっての縁だけど、本当に世話が焼ける。最近はマシになったけど、昔は文字通り引っ張り出していたんだよね」
「そ、そこまで暴露しないでー」
 ティトリーがしょげ返るが、ジュストの説明は続く。
「放課後は生徒会の仕事や課題をしたり、実家の書類仕事を手伝ったり。朝食と夕食は取ったり、取ら……いや、最近は取ってる! 結構取ってる。砂糖入りのお茶だけで済ませたりしていない」
 途中から、ローザリカの視線が鋭く刺さっていた。
「えーっと、入浴を欠かさないかな。石鹸や香油は実家から色んな植物を使ったものが届くんだ。寝る前に手紙を書いたり、読書もするよ」
 ジュストをにらんだまま、ローザリカが話す。
「起床後に紅茶を飲むのがお気に入りかな。茶葉は侍女に任せる。彼女の選ぶものは外れないから。学内では授業や部活動、今年は生徒会の活動もあるから意外と忙しいが、食事はきちんと取る……そう、そこの男と違ってだ」
 ようやく視線が穏やかになる。
「空き時間には食堂や憩いの場などに赴いて、実家の商会の仕事のためにも最近の流行を探る。夜は本を読んだり、手紙を書いたり」
 寮生活も伝わる内容だ。

「丁寧にありがとう。皆、それぞれね。では、次に移るわね?」
 とアーカネラがまとめた。

●カバンの中身
 エフィルミアは「私のカバンは普通で面白くないかもですけど」と言いながら、見せてくれる。
 教科書、ノートに文房具、ハンドクリームやハンカチにティッシュ、メイク道具などが並ぶ。
「武器はカバンに入れてないので安心してください! 持っていることを悟られないように、身体に忍ばせておくのが乙女のたしなみです」
 胸を張って言う。
「この羽ペンは特にお気に入りで、こ、恋人が私のために作ってくれた特別品なんです……っ」
 照れるエフィルミアに、アーカネラは「素敵ね」と微笑む。
「色もきれいだし、彼の色合いで嬉しくなっちゃうし、これで勉強してると頑張ろうとって気持ちになれて……本人には言いませんけどね! すぐに調子に乗るし!」
 一冊の本を取り出す。
「この『春永し』はシルヴィア姉様からもらったカペルの本なんですよ! 何度読み直しても幸せな気持ちになれるので、空き時間に読むために持って歩いているんです」
「読んでもらえてうれしい」
 シルヴィアはそういった後、自分のカバンの中身を見せる。
 参考書とノート、曲を書くための楽譜、ハンカチとハンドクリーム、故郷の花を使った香水。
「この羽ペン、ヴェルクリエ製なんだ。色合いがきれいだし、軽くて持ちやすいから気に入っている」
「どこで購入したのかしら?」
「彼にもらったの、知ってるだろう?」
 シルヴィアは少し赤面し、はっとしてアーカネラに「その件は記録外だ!」とくぎを刺す。
 シルヴィアは穏やかに微笑み、
「エフィも恋人に羽根ペンをもらったんだね。頑張ろうと思えるその気持ちよくわかる」
 というのだった。

 江流は「学園にいる間だと、面白いものはないかな?」といいながら、見せてくれた。参考書などはともかく、筆記用具に対してアーカネラが「あら?」と声をあげた。江流はすぐにその反応の理由を理解した。
「シャルガネ出なので、これが一般的な王国とは違うんですね。筆と硯、墨が慣れているので。自分用ではない記録にはペンを使いますけど」
 臨機応変な行動。
 ガルシアは「いたって普通です」と見せる。
 年季が入り買い替えが必要そうな筆記具、隙間なくびっしり汚い字で書かれた真っ黒な紙。さらに、ハサミやナイフなどが出てくる。刃物多め?
 ジュストは「教本にノート」と取り出していく。
 携帯用のインク瓶とペン、ハンカチと手袋のスペアに財布、読みかけの本とやりかけの書類が出てくる。
「冬場は乾燥するから唇や手に塗る蜜蝋もかな」
 ローザリカの話が終わり、ティトリーの番になった。

 ティトリーは「えと、中身、中身ですね……」といい、カバンをテーブルに載せる。
「実際に見せる流れですよね……」
 他の人が見せているのだから、そうだと分かっているけれども。
 アーカネラが穏やかに「別に、無理してもらわなくていいわよ?」と言う。
 ティトリーは覚悟を決めて開けたところ、束ねた原稿が勢いよく出てくる。
 ルベアが「原稿!?」と驚きつつも、拾って手渡そうとしたが、表紙に書かれているものが見えた。
「え、ティレル=エインズレイって、あの『王国の娘たち』の……?」
 シルヴィアも表紙が見えたので「え? ティレル=エインズレイ氏?」と驚く。
 ティトリーは泣きだしそうな顔だ。
「あ、ああああ……はい。そ、その……これについては……ぼかしてお願い、出来ますか……?? 一応秘密にしているんです! 家族は知っていますが、ぼくみたいなのが作者だなんて読者さんたちに知られたら……し、失望させてしまいます……むしろ、信じてもらえない……とか」
 アーカネラは「そういう事情は、胸にしまっておくわ」と請け合う。
 ルベアも混乱しているけれども、本の内容から納得できるところもあると感じていた。秘密にしてほしいならそれは守る。
 シルヴィアは『王国の娘たち』を愛読しているため、推し作家が目の前にいることに動揺しつつも、「最新作も楽しみにしている」と微笑むのだった。

●寮や通学について
 ガルシアは「特に支障などありません」という。
 ルベアは「今は親友と寮の同じ部屋です」という。
「学園にも多文化クラスができて、異種族の生徒の数も増えたし、その分、物珍しさからくる視線は減ったけど……部屋に戻ると安心する、かな」
 と微笑んだ。
「たまに、その親友の恋人から大量のプレゼントが送られてきて、部屋が大変なことになっているけど……それも含めて、楽しいって思える時間」
 アーカネラが「そんなにすごいの?」と話を振ると、その様子も伝わった。
 続き、シルヴィアは「貴族寮の個室だ」という。
「侍女は子どもの時からお世話になっている人だ。カペルは王都の近郊領だから、休日には時折帰っている」
 ジュストは「貴族寮の一人部屋だけど、従者を一人連れてきているよ」と告げた。
 ローザリカも「僕も貴族寮の個室。侍女と共に生活しているよ」という。
「元々好きでもあるけど、誰かさんのおかげで、手紙と一緒に季節の花をいただくことも多くてね。僕の部屋はいつだって花の色どりと香りに包まれている、なかなかいいものだよ」
 と惚気るのだった。

●休日の過ごし方
 エフィルミアは「休日って学園が休みの時ですよね?」と確認する。
 アーカネラが「あら、そうね」とうなずいた。
「普通に冒険者として依頼を受けたり、住んでいる宿兼酒場でウエイトレスをしたり……。できるだけ授業は出たいので、休日を選んで依頼を受けるようにはしていますけど……どうしても、重なっちゃうときは、休日に補講を受けたりしていますね!」
 江流も「繰り返しになってしまうけど、学園生としての休日で冒険者として依頼を受けています」という。
 エフィルミアは「完全なオフなんてありませんよ」と笑う。
 江流が「でも」と口を挟む。
「冒険者の仕事、荒事や事件への対応も多いけど、催事に参加させてもらえるような仕事もあるじゃない? 息抜きはしているでしょ」
「確かに、息抜きはしていますね。こういうお茶会の依頼もいい息抜きですし! お仕事だってわかっても、皆でおしゃべりしてお茶ができるのは嬉しいです」
 ガルシアは「シルヴィア様と一緒でなければ、一人で鍛錬か狩りをしています」と言った後、少し寂しげになる。
「本当は女の子らしく、クラスの友達と遊んだりしたいのですが……」
 ジュストは「仕ご……ゴホン」と怪しい区切りの後、続く。
「仕事に関係のない読書をしたり、季節の花を愛でたりしていることが多いよ。最近は婚約者と過ごす時間が増えた気がする」
 というと、ローザリカが引き取る。
「趣味の物を買い付けに行ったり……婚約者と過ごす時間も増えた。そうでなくとも、彼のことを考えている時間も多……忘れてくれ! ここは掲載不要! いいな!」
 ローザリカは立ち上がり、訴えた。
 アーカネラは「あらあら」というのだった

●目標
 学園内のスポットについて、ガルシアが「私が知りたいですっ!」という。
 江流が「図書館だっていいスポットだと思うよ」と伝えると、他の人からも色々なところの名前が挙がる。結局、学園が広いし、興味あるところは様々だった。

 アーカネラが「最後に、充実していることや目標があれば、教えてもらえるかしら?」と問う。
 ジュストは「学園生活が充実している」と言うと、ローザリカが「確かに」と同意する。ジュストは続けた。
「同じように充実していると感じられる生徒が増えてほしい。一人でも多くの生徒が学園生活に満足できるよう、何かするのが在学中の目標だ」
 シルヴィアは「生徒会副会長だったとき、公約に兄姉制度を掲げた」と切り出した。
「上級生の貴族まで含め、相互意識改革を望むことと、平民や異種族の新入生の居心地の良さを提供すること――両立するのは当分先の未来だと実感した」
 実践したからこそ、わかったこと。
「だからこそ、文化祭を提案したんだ。無事、実施されて嬉しかったよ」
 文化祭の様子を思い浮かべる。
「卒業後も、兄姉制度の土台を整えること、学園生同士の相互理解を深める場や、王国や学園になじめない新入生をフォローしていく場を作っていく手伝いをしたい」
 想像する未来に向けて、行動しなければ変わらないため、その決意だ。
 ガルシアは口ごもるが、言いたいことを整理した。
「まずは、もっと学園の友達はほしいですし、それとおしゃれもしたいですし、あと、ちゃんと怖がらず、部活にも入って活動したくて……それと、えっと」
「おしゃれでしたら、協力しますよ!」
「協力できることはする」
 エフィルミアとシルヴィアから援護があるのだった。
 ルベアは「目標は……まだ秘密」と言い「勉強が足りないから」と笑う。
「充実していることは、知識を学べているってこと。学も何もない状態から、必死に入学したのは、何も持ってない自分を変えたかったからだし。編入して一年くらいだけど、おかげで知識も政治のことも少しだけわかったかな……政治のことは生かせる機会がないけど……」
 知らないより知っていた方がいいのは間違いないと確信はしていた。
 ティトリーは死んだ魚のような目で、言う。
「授恵者として冒険者活動を挟みながら、学業をこなしているので……手帳の書き込みは充実していますね……目標は、無事に卒業することです……このままならたぶん……卒業できるといいなぁ!!」

「今日はありがとう。きっと充実した内容になるわ」
 アーカネラは礼を述べた。

 話は整理され、雑誌の編集は進むのだった。

マスターコメント

 色々記載ありがとうございます。  普段から冒険者って行動範囲が広いと考えて書いてましたけれども、勉強しつつ冒険者だと休む間もないというか、勤労学生に通じる何かを感じました。……見習いたい……。  さて、印刷技術は把握していたのですが、執筆段階になって、ふと、どうやって、記録するんだろう……と。  今はICレコーダー、その前はテープとか録音機器……紙とペン……あ、紙とペン! そうなると、アーカネラさんはメモとったり、記憶していたりする……あ、速記! 速記する助手が見えないけどいるんですね、きっと。全部記憶しているというのもありですね。  ということで、そのあたりはリプレイでは直接関係ないということですが何となく考えました。  さて、ご縁があれば、お会いしましょう。
ショートシナリオR

ショートシナリオR易しい 報酬:少ない8 / 4〜8人

2023年01月07日 11時49分34秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. シルヴィア・A・カペル

    リクエスト主のシルヴィアだ。 担当してくださったMSさんと、同意してくれた皆、ありがとう。よろしくね。 さて、申し訳ないのだけど最初に少し連絡をさせて欲しい。 この場を借りる事は迷ったのだけれど、私は外部SNSアカウントを持っていないし、参加してくれている皆にも説明が必要だと思っている。 このリクエストシナリオに関して、外部SNSで話されていた事について遅まきながら知ったんだ。まず、リクエスト内容の趣旨に関してはアルパカ社長のツイートを引用させて欲しい。 『今回のリクシナは、「外部の業者が」「外部で委託されて」「学園の協力のもと」「学生に向けてインタビューをし」「学外向けの雑誌を出す」シナリオです』 様々な意見があると思うけれど、私は「学外誌」としての認識でいたから公約の剽窃とは思っていなかったし、ゆえに今不特定多数から言及のある「事前の連絡」について思い至らなかったというのが現状だ。この事で余計な波風を立て、皆に迷惑をかけたこと、申し訳なく思っている。悪意は一切無いということは信じて欲しい。 ……という訳だ。この場を質疑応答の場にはできないから、これについては以上とさせてほしい。何かあればメッセージを送ってくれ。

  2. エフィルミア

    シルヴィ姉様お誘いありがとうございます! エフィルミアですっ。よろしくお願いします。 何を答えようかわくわくしちゃいますね! 乙女のカバンの中身を見せるのもいいし おススメスポットの案内もしたいし 充実してる事もお話したいし…! うぅーやりたい事が多すぎて絞れない…!

  3. ジュスト・V・ケレス

    ジュストだ、今回もよろしくね。 シルヴィア嬢はお誘い、そして説明もありがとう。 既に文は送らせて貰ってるし、座談会の方に集中させて貰おうかな。 どこに重点をおくかは悩み中。

  4. ローザリカ・D・ケレス

    ローザリカ、よろしく頼もう。 素敵な誘いと、説明についてもありがとう。 学園での生活を話す機会を得れたこと、純粋に嬉しく思うよ。 インタビューでは折角だしいろいろと話せたら。

  5. ティトリー=R=アルバート

    あっ…!す、すみません。(原稿とりたてに)追われていて…遅れましたっ! お誘いありがとうございます。どんなものになるのか、今から楽しみ、です。 よろしくおねがい…します!

  6. 海神 江流

    海神江流だよ。今回はお誘いいただきありがとう。 座談会形式って事だし、気楽に意見報告、交換ができると良いね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0