【極草】選択の行方
真柄 葉
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シナリオID:2286
オープニング
完璧に防寒した冒険者達は、ビヒモーが引く荷車を中心に極北の大地を往く。
「でかい獣だなぁ。もふもふで温かそうだ」
「……触ったら噛まれるわよ」
「うへぇ!」
巨獣を従える少女ビ=ネクから注意され、巨人族の少年ケイルは巨体とは思えぬ素早さで後退った。
「極北は、ずっとこんな景色なの」
「ううん、いろんなところがあるよ。こないだ通ったのは雪原と氷湖だったしね。他にも灰林とか、黒沼地とかあるらしい」
「……らしいって、知らないの」
「知らないよ? そんな危ない所、わざわざ行きたくもないし」
「……そう」
二人は冒険者達の後方に付き、極北の大地を歩く。
途中、食事休憩を挟みつつ、ひたすら無機質な荒野を進む事、約半日。
ようやく、景色が変わった。
「あれが『胚の谷』。あの割れ目から先に進むんだ」
ケイルが指差したのは断崖を割く様に入った亀裂だった。
断崖へ近づけばそれが『道』だという事がわかる。
このまま進むのかと問いかけてくるビ=ネクに、ケイルは首を振る。
「夜は本当に真暗になるからね。ここで野営して朝になったら出発だよ」
そうケイルに言われビ=ネクは野営の準備を始める冒険者達に視線を移した。
●
翌日、『胚の谷』へアタックが開始される。
「弱点は塩水だ!」
この場所を良く知る冒険者の一人が声を上げた。
ここは極北最初の難関『胚の谷』。
切り立った断崖に挟まれた隘路が、何kmも続いている場所だ。
そして、ここに現れるクリーパーが……。
「とり付かれるなっ! エーテルを吸われるぞ!」
また別の冒険者が声を上げた。
色とりどりのクリーパー『胚』が降ってくる。大型のヒルにも似たそのクリーパーは、個々の能力はさほど大した事はない。それよりも脅威なのはその圧倒的な『数』だった。
冒険者達は馬車へと固まると、辺りに塩水を撒き始める。
すると、うぞうぞと這い寄るクリーパー達の波が一斉に引いていった。
「上からも来るわ!」
『胚』は壁面から直接跳躍し襲ってくる。
しかし、それも前回の情報を元に対策済み。遠距離攻撃に長けた冒険者達が、その尽くを打ち落としていった。
『胚』はそれほど脅威ではないとはいえ、ここは極北。何が起こるかわからない。決してあせらず、確実に前進していく。そんな時だった――。
「……っ! 馬車を壁際に寄せて! 急いで!」
突然ビ=ネクが声を上げた。
冒険者達は突然の大声に驚いたが、理由も聞かず、馬車の進路を変え壁際へ寄せる。
そして、壁へと張り付き息を殺した。
(……何か来るわ)
オルトロスのエイヲの背に跨るビ=ネクが空を見上げる。
切り立った崖に囲まれた狭い空を、息を飲み見上げた。
峡谷に影が落ちる。
それは巨大な影だった。
正体はわからないが、空を飛ぶ何かだ。
冒険者達は気配を殺し、影の去るのをじっと待った。
それを相手にするなと本能が告げている。
(……行ったわ)
しばらく上空を旋回していた巨大な影は、数分もしないうちにどこかへ飛び去っていった。
冒険者達はゆっくりと壁際から身を離し、しばらくの間警戒を続けるが、巨大な影が戻ってくる気配はない。
「胚が襲ってこなかったね」
「それだけヤバい存在って事……?」
「かも」
エイルとビ=ネクは言葉少なに語りあい、揃って薄暗い空を見上げた。
●
『影』の襲来に足止めされたが、その後は順調に進んだ。
胚の渓谷を抜けた冒険者達は、地面に開いた巨大な穴の袂へと辿り着く。
「ふぅ、ようやく休めるね」
ケイルの言葉に頷いた冒険者達は、巨大な穴の壁面に打ち込まれた木の杭を階段に、下へ下へと下りていく。
ここは『井戸』と呼ばれる安全地帯。極北において数少ないクリーパーの発生しないエリアの一つだった。
井戸の底へと辿り着いた冒険者達は早速野営の準備を始める。
テントを建て火を起こし、井戸の中央にある潮の泉から水を汲み、蒸発させて水と塩を補給した。
食料は先ほどいやという程見てきたクリーパー『胚』の肉。
特にうまくもまずくもない無味乾燥とした肉を焼き、持ち込んだ香辛料や塩で味をつけ口にする。
厳しい極北行の中では、現地調達できる食料は貴重だ。
持ち込んだ食料を消費する事無く、腹を満たせる。味に贅沢なんて言っていられない。
冒険者達は空腹を満たす為だけの食事に勤しむ。
腹を満たせば次は睡眠。
安全地帯とはいえ、何が起こるかわからないのが極北だ。最低限の見張りを立てつつ、後退で休息をとる。
『胚の谷』での疲労がどっと押し寄せ、冒険者達は深い眠りへと落ちていった。
翌日、朝日と共に目覚めた一行はすぐに出立の準備を始める。
「……ルートはどこを通るの」
準備を進めるケイルに、ビ=ネクが問いかけた。
「それは僕が決める事じゃないかな」
「……あなた、ガイドでしょ」
「そうだけど、これは征竜様の元へいく為の試練でもあるからね。僕が口に出していいのは『判断材料』までだよ」
「……竜の里に向かいたい者が決めろという事ね」
「そういう事。ルートは二つかな。一つは前に征竜様の巫女さんが通った雪原の道。もう一つは峠を越えるルートだね。どちらにするかはみんなで相談して決めて。僕はどちらでも文句言わないから」
「……相談、ね」
「うん、相談」
面倒臭そうに肩を落とすビ=ネクに、ケイルは楽しそうに笑顔を向けた。
解説
マスターより
リプレイ
「極北はこれで何度目でしょうか」
ヴィルヘルミナが黒く淀んだ極北の空を眺めつつ、白い息を吐いた。
「実質二回目? でも一年ぶりだもんね、何だかとても昔な気がするよ」
答えたララベル・サン・ディーベルが、去年通った雪原の方角を見る。
ここからではまだ確認できないが、あの地平線の先に白と黒しかない無機質な世界が広がっているのだ。
「……もう一つの道は、本当に通れるんですか?」
そんな二人から少し離れ、リディリディ・トゥラ・イェレミースが水先案内人である巨人族の少年ケイルに問いかける。
「うん、そう言われているんだけど、前に通ったのが100年以上前だって話だから、今はどうだろう」
「それは……巨人族だけが通れる、とかそういう道なのでしょうか」
「ううん、巡礼者の道だよ」
「巡礼者の道ですか……」
リディリディと共にケイルの話を聞いていたアクティオンが考え込む。
「ケイル君、地図の他に何か伝わっている情報はありませんか。例えばクリーパーの有無や地形的な特徴などです」
アクティオンは考えた。巨人族も知らなかった雪原ルートではまさに手探りだったが、話の残る峠越えなら調査の前に何か得られないかと考えたのだ。
「休憩用の洞窟以外って事? それならないかなぁ。そもそも巡礼者を送る為の道だから、クリーパーなんて出たらダメでしょ?」
「なるほど……それは一理ありますか」
ケイルの言にアクティオンは再び考え込む。
「一体どっちが正解なんだろう」
二つの『道』へと続く方角を見つめ、ハーヴィが呟いた。
「こんな時、ヒルルクさんがいれば道を示してくれるのかな」
ハーヴィは後ろを振り向き『南』を見つめる。
「あのおっちょこちょい巫女が居ても変わりませんわ」
「うわっ!?」
そんなハーヴィの目の前に突如として現れたバンビは、彼の呟きにふるふると頭を振った。
「前回の案内は全て征竜によるもの。ヒルルク様の手柄なんてこれっぽっちもありませんわ」
そういうとバンビは親指と人差し指の間に、小さな小さな隙間を作って見せた。
「そ、そっかぁ……今回はその征竜さんも力を貸してくれなさそうだし、僕達だけで何とかしなきゃね」
「よくお分かりで、そういう事ですわ」
苦笑するハーヴィにバンビは頷いた。
「……だからこそ、両方のルートを調べる必要があるのですわ」
準備へと向かうハーヴィを見送り、バンビは独り言ちる。
泣く泣く新調した灰色のローブを身に纏い、ちゃんとお靴を履いた換毛バンビは考えていた。
竜の里が目的地であるのなら、通れるルートは多い方がいい。それも、向かいたい者が自力で踏破できるルートを。
いつまでも巨人族に甘えているわけにはいかないし、知ることは未然に危険を防ぐことにもなる。
だからこそ、分散しての調査を、バンビは反対したいと思っていた。雪原ルートがある程度分かっている以上、峠越えの調査に注力すべきだと。
「とはいえ、峠が通れない可能性の事を考えると、やはり両方の調査は必要ですわね……」
他人の意見をそのまま受け入れるのではなく、自分自身で導き出した答えがそれだった。だからバンビは納得した。納得して、峠越えルートをがんばって調査しようと思った。
でなければ、アイデンティティを曲げてまでここまで来た意味がない。
辿り着く事の出来なかった竜の里へ。今回こそは辿り着くと、決意を新たにした。
「晴れたかと思えばすぐに曇り、雪が降ったかと思えばすぐに雨に変わる」
極北の空を見つめながらセロンガード・シュタインドルフが呟いた。
「おまけに見た事もないクリーパーの数々……退屈せずに済みそうですね」
「そう言っていられるのも今の内だよ」
そんな初めて極北の地を踏んだセロンガードに、ルチル・プルメリア・グレイハーツが話しかけた。
「侮っている訳ではないのです。ただ、楽しみでもあると」
「そうかい。まぁ、そういう気概でも持っていなけりゃ、こんな極地に来たりはしないだろうけどね」
「では、ここに集った方は気概の塊ですね」
「はは、そうかもしれないね」
二人は互いに肩をすくめると、進むべき『道』を見る。
「そっちは任せるよ」
「はい、そちらもご武運を」
「別に戦いやしないがね」
そう言って二人が別れるのを合図に、進むべき道の調査が開始された。
●
雪原はあの時と何も変わらず、世界を白く覆っていた。
雪原ルートへ向かった者達は、ソリを装着し雪原へと足を踏み入れた。
「見た感じは変わっていないようにも見えるね」
「はい……相変わらず寒いです。帰りたくなってきました……馬車の荷台でゴロゴロしてたいです」
白き毛皮を纏いて先頭を往くルチルと、もっこもこにまん丸なリディリディ。
前回はこの果てしない雪原をビヒモーに引かせた馬車で越えたが、もしもクリーパーの襲撃があった場合、ただの的にしかならないと、ルチルが置いてきたのだ。
「雪が降れば寒さはマシになるっていうけど……これだけ寒いんじゃあんまり変わらないかな」
そして、【超視覚】で辺りを探索するハーヴィ。
三人は雪に足を取られないよう慎重に進めつつ、辺りの調査を開始した。
「あ、あった。あれが言ってた杭だよね」
程なくして、ハーヴィが何かを見つけ前方を指さす。
そこには雪原から突き出す黄色い杭があった。前回の極北行で冒険者達が目印にと設置した杭が、今も雪に埋もれる事無くその行き先を示してくれていた。
「一先ず、道に迷う心配はなさそうだ」
「……はい、道は繋がっていそうですね」
一年前にここを通った二人は、ほっと胸をなでおろす。
「今日は天気も悪くない。何かあればすぐに見つけられるだろうが、念には念を入れようか」
そういうとルチルは毛皮の中で寒さに耐える相棒のラトに声をかけると、その分身を作る。そして、分身を雪の上に放つと先へと走らせた。
「分身、便利だね」
「この寒さで本体を出してやるわけにもいかないからね」
ルチルは毛皮の上から相棒を撫でながら、ハーヴィに答える。
「道はいいとしても……今回もクリーパーがお留守にしてくれていればいいんですけど」
後ろでぽつりと呟いたリディリディに、二人も頷いた。
「前回、クリーパーの姿どころか、気配すらもなかったのは、ヒルルクの導きがあったからこそかもしれないからね」
「やっぱりついてきてもらうべきだった?」
「必要ないです……あんな危険な人」
「まぁ、そう言ってやるな。あの子にはあの子なりの考えがあるんだ」
「それでも……『敵』を庇う人は信用できません」
「あはは……なんだか僕まで耳が痛いや」
賑やかに話をしながらも三人は周囲への警戒を怠らない。
ルチルとハーヴィが【超視覚】や【ホークアイ】で周囲を警戒し、リディリディが【サーマルアイ】や【看破】で辺りの小さな変化を見逃さない。三人は杭を辿りながら、雪原を先へ先へと進んでいった。
●
「野営跡は流石に埋まってしまっているか」
半日ほど雪原を進んだ先にあったはずの『それ』は、すっかり雪に埋もれていた。
「ここに何かあったの?」
「はい、かまくらがあったんです」
「へぇ、そこで野営してたんだ」
「ああ、資材は限られているからね。利用できるものは何でも利用しないと」
ルチルはソリを外すと、杭に囲まれた場所に積もった雪を足で払い退ける。
「どうします……掘り返しますか?」
「そうだね、夜は危険があるかもしれない」
ルチルの言葉に二人は頷き、早速かまくら発掘に取り掛かった。
「もう……ダメです」
「いや、まだ3分しかたってないよ!?」
早々にリタイアを宣言するリディリディにハーヴィが思わずツッコんだ。
「いいよ、リディは周囲を警戒しておいておくれ」
「はい、それなら……」
ルチルに言われリディリディはもぞもぞと発掘現場を離れていく。
「……いいの?」
「適材適所って奴だ。出来ない事はさせない方がいい。じゃないといざという時に力を発揮してくれないからね」
「確かにそうかも」
雪の上にちょこんと座り、取り出した毛布に身をくるんだリディリディを見ながら、ハーヴィは答えた。
「さて、手早くやるよ。うかうかしていたら日が暮れるからね」
「うん!」
ルチルに言われハーヴィは再びスコップを手に取った――――。
●
「見えた。出口だ」
相棒の分身の眼を借りたルチルが声を上げる。
日の出と共に野営地を出てから、既に半日。見晴らしのいい雪原では、こちらが敵に発見されるリスクも非常に高い。三人はずっと神経を研ぎ澄まし、周囲を警戒していた。
「……結局、雪原にクリーパーは無し、でしたね」
通ってきた雪原を振り返り、リディリディはほっと一息つく。
「でも休んでいる暇はないよ。もうすぐ出口って事は、前回クリーパーがいたところだよね」
「ああ、角突きの鯨がいた。まぁ、前回の奴等は倒してしまったけどね」
問いかけるハーヴィにルチルが答えた。
「だからこそ、新しいのが居ついているかもしれません……空白地になった縄張りには、新しいものが居つくのは、自然界ではよくあることです」
そう呟いたリディリディに、二人は神妙に頷く。
「行こう」
三人は慎重にソリを滑らせ、雪原を脱した。
●
「氷の柱があんなに……すごい幻想的だね」
氷の湖から突き出した逆さ氷柱の姿に感動するハーヴィ。
辿り着いた湖は相変わらず、一面の氷に覆われていた。
「……寒すぎませんか……ルール違反です」
一方リディリディは抜ける寒風を避けるため、氷柱の隙間に身を隠す。
「何のルールだい、まったく。ともかく、調査を始めよう。何もなければいいんだけど――――隠れなっ!!」
突然、毛皮の中でラトが危険を知らせる声を上げるのを聞いたルチルが叫んだ。
二人は急いでリディリディの元へ駆け寄り、身を隠す。息を殺し、辺りの気配に意識を集中させると……。
(あ、あれは……)
ハーヴィが小声でつぶやく。
(……あの時の鳥ですね)
リディリディもその姿に見覚えがあった。
(あれが、ここの新しい支配者って訳かい)
ルチルの言葉通り、一際大きな氷柱の上で羽を休めるそれは、ここが縄張りだと言わんばかりに圧倒的な存在感を放っていた。
(……どうしよう。倒す……のはちょっと難しいかもしれないけど、実力を見る為につついてみる……?)
(やめておいた方がいいですよ……こっちは人数少ないですし、ヒーラーもいません。何より、あれはどう見たって……大型クリーパー……いえ、下手をすればそれ以上の存在かもしれません)
数多くの強敵と戦ってきたリディリディには、その実力が遠目からもわかった。
あれは手を出していい存在ではない、と。
(引き上げませんか……?)
だからリディリディはそう二人に提案した。
(そうだね。今はそれしか方法はなさそうだ。氷湖を通るのなら、あれから気付かれないように逃げるか、どこかへ行くのを待つしかないと報告しよう)
(それに、ここまで飛んでくるって事は、雪原の上も飛んでる可能性があるって事だよね)
(地理的に見てそうだろうね。それも報告だ)
三人は怪鳥に気付かれぬよう、調査を切り上げ『井戸』へと戻っていく――。
●
一方、峠越えのルートへと向かった5人は――。
「足場が悪いから、気をつけてっ!」
険しい山道を先行するララベルが後続に声をかける。
先頭を行くララベルは、その高い調査能力をいかんなく発揮し、危険をいち早く察知していた。
山道が所々崩れていたり、崖崩れの兆候があったり、クリーパーの痕跡を見つけたり。
【超視覚】【超聴覚】さらには【双波】も併用して、立派に斥候を務めあげた。
ララベルのおかげで、後ろに続く仲間達はスムーズに登坂する事が出来ている。
「地図との差異は今のところありませんね。小さな崖崩れなんかのちょっとした変化はありますが、ルートを変更するほどではなさそうです」
ララベルの調査報告を受けつつ、ヴィルヘルミナは地図と地形を見比べる。
100年以上前の骨董品である地図に、信頼を寄せるのは危険だが、今のところ信用に足るものだと判断できる。
「この先、谷になっている場所があるようです。注意してください」
ヴィルヘルミナがララベルに声をかけると、彼は手を上げて応えた。
「その谷を越えれば、もうすぐ頂上ですね」
「はい、地図では休憩できる洞窟があるようですが、今どうなっているか」
「ディーベル君の報告ではクリーパーらしき痕跡もあったとの事ですし、『巣』と化していない事を祈ります」
「あんまり不吉な事は言わないでください。現実になりますよ?」
「おっと……失礼」
深く頭を下げたアクティオンに、ヴィルヘルミナが苦笑する。
そして、最後方を行くセロンガードは仲間達に歩調を合わせながらも、別の事を考えていた。
「本当に、このルートが安全なのでしょうか……いや、極北に安全なルートなど存在するのでしょうか」
前回の極北行には優秀な道案内がいた。それは彼女を介し、かの征竜が保証した道だと言っても過言ではないだろう。しかし、今回はどうだ。前回通った道の安全に保障はない。
「安全なルート、というよりは、実績のあるルートといった方が正しいのかもしれませんね」
それから2時間。ひたすら山道を登っていき、一行はついに峠の頂上へ到達した。
●
その洞窟は地下へと下っているように見えた。
「慎重に調べましょう。ここの安全化が成れば、極北行の大いなる助けになります」
セロンガードの言葉に、4人は頷き、それぞれスキルを駆使して外から洞窟内を調べ始めた。
「……あれ、意外と狭い?」
双波を放ち地形を確認したララベルが首をかしげる。
中は暗くてよく見えないが、入って10mも進まない場所で行き止まりになっていた。
「敵、でしょうか」
その危険性を鑑み、アクティオンがじっと耳を澄ます。
「……何もいなさそうだね」
「そのようです」
「という事は、中で崩れているのでしょうか」
危険はないと報告する二人に、ヴィルヘルミナは地図を取り出した。
地図には洞窟の事も記されており、おおよその大きさを知ることができる。
「中継地点として有用な場所です。崩落しているのなら復旧するべきでしょう」
そんなセロンガードの提案に否を唱える者はいなかった。
5人は慎重に洞窟へと侵入する。
洞窟は巨人族でも入れるほど巨大だったが、やはり予想通り途中で崩落していた。
「……これ以上崩落の危険は低そうです」
【地質学】に明るいセロンガードの見立てにより危険はないと判断した一行は、拠点確保のため崩落した岩の撤去を始めた。
岩を通行の邪魔にならない脇へ寄せつつ、奥へ続く通路を確保する。
小一時間ほど撤去作業を続け、ようやく通路の確保に成功した。
「……大丈夫、中には何もいないよ」
念のためとララベルが【双波】を放ち安全を確認すると、一行は奥へと進んだ。
●
「暖かいですわね」
バンビが灰ローブを躊躇なく脱ぐ。
洞窟の奥にあった空間は、不思議と暖かかった。
「地熱か……?」
セロンガードが再び【地質学】の知識を用い辺りを探ると、やはり壁面や床面がほんのり温かい。
「地熱という事は、火山でもあるのでしょうか」
「そうですね、その可能性はあります……しかし、そうなると次の目的地に不安が残りますね」
壁を触って確かめるアクティオンを見つつ、セロンガードは考え込んだ。
この一帯が火山の影響下にあるのなら、次の目的地『巣』も何等かの影響があると考えることができる。
「考察も大事ですが、今は休みませんか?」
そんな二人に嘆息しつつ、ヴィルヘルミナは食事の準備を始めた。
「一先ず、食事でもして一息つきましょう。調べるのならその後でいいのでは?」
そんな彼女の言葉に従い、一行は休息をとる。持ち込んだ食料を使いヴィルヘルミナが作ってくれた夕食をとり、体を横たえた。
こうして一夜を洞窟で過ごした一行は、朝日が昇るのに合わせ、再び行軍を開始する――。
●
「ここからは更に危険な道になりますね」
峠を越えた先に広がる雄大な景色を前に、アクティオンは気を引き締める。
目の前には雪に覆われた尾根があった。
頼りないその『道』を目で辿っていくと、遥か先に次の目的地『巣』を捉えることができる。
「すぐ近くに見えているようで、結構距離がありますね」
ヴィルヘルミナが呟くと、再び地図を広げる。
次の目的地までは、昨日登ってきた峠道とほぼ同じ距離があった。
「それじゃ、また先に行って偵察してくるねっ」
ララベルは地図を確認すると、改めて尾根の道へと足を踏み出す――。
「ストップっ! ですわ」
「うわっ!?」
と、その前にバンビに止められた。
「尾根の雪を舐めてはいけませんわ。これは人を食う恐怖の雪ですの」
「きょ、恐怖の雪っ!?」
人差指を立て教師然に語るバンビに、皆が怪訝な表情を浮かべる。
「見るといいですわ、あの形を」
そして、その指でビシッと尾根を指さした。
「……若干、右側が広がっている?」
「よくぞ見抜きましたわ。あれは雪庇。風に吹かれ雪が片側に堆積した、天然の罠ですわ」
アクティオンの気付きにバンビはよしよしと……したかったが届かないのであきらめる。
「雪庇ですか……そうなると、強風にも注意していかないといけませんね」
「そうですね。今は吹いていませんが、突風への警戒も必要でしょう。さて、どう進んだものか」
雪庇のおかげか尾根の道は広く見えるが、それはすべて自然が作り出した罠。
ヴィルヘルミナとセロンガードはどう進むべきかと思案する。
「崩していくにせよ避けていくにせよ、環境の変化に即対応する為の安全策は必要でしょう。それに、まだクリーパーを見かけていない」
そんな二人にアクティオンが話しかけた。
「見晴らしのいい場所なので、外敵の発見は容易いでしょう。しかし、雪や地面に隠れ潜むものがいないとも限らない。
極北には大型クリーパー級がゴロゴロいると聞いています。そういうクリーパーから身を守る為、環境などに擬態するクリーパーがここにもいる可能性がある。現に、峡谷の胚達は大型クリーパーから身を守る為にあのような狭所へ身を潜めていたわけですから」
アクティオンの推測に4人はじっと考え込む。
「……しかし、ケイルさんの話にも地図にもそのようなクリーパーはいなかったはずですが」
「ケイル様のお話は100年以上も前ですわ。新たに発生した、又はどこかから逃げてきた可能性もありますわ」
ヴィルヘルミナとバンビが言葉を交わす。
「とにかく進んでみない? 警戒が必要なのはもっともだけど、ここで話してるだけじゃ何もわからないよ」
そう話すララベルに4人は確かにと頷くと、いよいよ尾根へのアタックへ入った。
●
雪の積もる尾根を慎重に進む一行。
問題の雪庇は進行方向左側に大きくせり出しており、歩く位置さえ見誤らなければ、尾根の道自体はそれほど障害にはならなかった。
空から襲撃してくるようなクリーパーの姿も見えず、行軍は順調に進むかと思われたが――。
「待ってください!」
その異変に気付いたのはアクティオンだった。
「今、斜面の雪が動きました」
その声に、仲間達は一斉に身構えるとアクティオンの指さす方角をじっと見た。すると、斜面の雪が次々と盛り上がってくる。
「クリーパー……」
「でしょうね。極北に生物がいるとは考えられません」
ララベルとヴィルヘルミナがぽこぽこと盛り上がっていく『雪』を注視する。
「雪玉……のようですね」
セロンガードが呟いた。それはまさに『雪玉』。拳ほどの大きさの雪玉が無数に姿を見せる。
「でもどうして左側だけに……?」
「雪庇が左側にせり出してますわ。右側からくる強風から身を隠しているのかもしれません」
ララベルの疑問に答えるように、バンビが右側の斜面を指さす。
「攻撃してくるでしょうか」
「可能性は十分あるでしょうね。我々は極北では数少ない『餌』でしょうし」
「ならば撤退するのが最良でしょうが、あれ等の実力を見て見たくはありますね。それ次第でここが使えるかどうか判断できます」
武器を構えながらヴィルヘルミナとセロンガードが言葉を交わした。
「それなら、一番身軽な僕が見てくるよ。大丈夫無茶はしないから!」
そう言うと、ララベルは【疾風足】を使い尾根をかける。
ころころと転がり雪庇を上がってきた一体に狙いを定めると、必殺の三連撃を見舞った。
雪玉は攻撃も防御もするそぶりを見せず、ララベルの刃の餌食となる。
「よしっ! これなら僕達でも対処……でき……ええっっ!?」
雪玉の実力を確認したララベル。消滅していく雪玉からふと視線を上げれば、目の前には大量の――。
「逃げろ!」
誰が叫んだのかはわからないが、その声に冒険者達は一斉に回れ右。
踏み固めた尾根を急いで撤退した――。
●
調査を終えた両班は再び『井戸』に集った。
「……なるほどね。踏破の可能性はそちらの方が高いか」
ルチルが峠ルートの話を聞き考える。
「うん、極北で敵を倒せるって事はなかなかないし、峠の方がいいんじゃないかなって気がするよ」
「それに、小型のクリーパーがあれほど集まっているという事は、あの場所に大型は来ないという証左になるとも」
ルチルの試案を後押しするようにララベルとアクティオンが話す。
「ただ、何に反応したのかが気になる所ですね。我々が放ったスキルに反応した可能性もなくはない」
「それは確かに。安全対策を含め、ちゃんと作戦を立てる必要がありそうです」
セロンガードとヴィルヘルミナが懸念点を上げると。
「……纏めて焼き払えばいいんじゃないですか?」
「うんうん、幸いキャスターは沢山いるし、攻撃が効くのなら僕もそれに賛成かな」
「最速で殲滅して差し上げますわ。何なら雪崩でも起こして纏めて流して差し上げますわ」
キャスター三人が頼もしく声を上げた。
この後も冒険者達は議論に議論を重ねる。
遠目からは確認できたものの、直接到達できなかった『巣』も気がかりではあるが、討伐不能と思われる大型クリーパーが居座るルートよりは可能性がある。
「それじゃ、峠へ向かうとしようか」
進むべき道は、峠と決まった――――。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:標準8 / 6〜8人
2022年07月01日 10時55分16秒 公開
参加者
ヴィルヘルミナ
ルチル・プルメリア・グレイハーツ
- イェレミース トゥラ リディリディ
ララベル・サン・ディーベル
バンビ
アクティオン
セロンガード・シュタインドルフ
ハーヴィ
相談掲示板
僕は、シーフのララベルサンディーベル。 みんな、宜しくね!
キャスターのハーヴィだよ。前回から引き続きの人も、今回初めましての人も、みんな宜しくね。 んーと、今回はルート選定そのものが目的ってことだね。相談段階で足並み揃える必要はあるのかな? 揃えといた方がより効率良く事を進められるのかなって思ったり。 雪原ルートは昨年通った分、比較的道としては新しいのと、踏破距離も短いのが特徴。 峠越えルートは大きく迂回する必要はあるけど、地図があって昔から知られている道ってゆのが特徴かな。 正直どっちも一長一短で悩ましいね……。 個人的にはどっちの道も困難であることには変わりないし、それなら少しでも距離は短い方が良いのかな?って思ったりするけど。ひとまず他の人達の意見を聞いてみたいな。
シューターのアクティオンです、よろしく。 >ルート選定そのものが目的 >足並みをそろえる必要がある? 「今回は調査が目的なので、調査終了後『井戸』へ戻ってくることになります。」とあるので、どの程度かはともかく選定したルートの下見ぐらいはあるのではないでしょうか。 となると、どっちへ行くかは統一しておいた方が、調査時に出来ることも増えるのではと。 勿論、手分けして調査しつつ『○○のルートでこういう障害があれば取り下げる』といった条件付けでルートを決める方法もないではないですが、何があるか分からない場所で手分け調査が良い手かどうかは分かりません。 >ルート 気になったのは、前回ヒルルク君の案内で通った際、ヒルルク君も初めて通ったかのような反応を示したこと(「ここに出るんだ」発言) 前回、氷湖のルートを通れたのが「機」だとして、その「機」は少ないのかもしれません。 案内役の巨人族に道として伝えられているのなら、「峠」ルートの方がいいような気がしますね。 単純に、今後も竜の里と行き来する機会があるとして、ルートの情報は多い方がいい、という考えもあります。
No.4
キャスターのリディリディです。 よろしくお願いします・・・。 ルートについては、正直どちらが良いのかはわかりません。 前に通った雪原も今はどうなっているかわかりませんし、峠越えも放置されて少し期間が経っていて道が繋がっているかどうか・・・。 視点を変えて、私たちメンバーは ウォーリア1 シューター3 シーフ1 キャスター3 という内訳となっています。 ヒーラーが居ないので、もしもという時のことが考えられません。もちろん戦闘は避けるべきですが、早く着くに越したことはありません。 ですので、距離が短いと思われる雪原ルートを推します。 もちろん、どちらが安全なのかはわからないという前提の上でですが・・・。
ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 ある程度進んだ所で道が分かれたので選択しろと。 どちらも一長一短なので、何に重きを置くかになりますね。 今回は『調査』が目的との事なので、今後行き来するのを想定している感じですか。 生息しているクリーパーの生態を網羅している訳ではないので、想定外の出来事は多そうですね。 雪原側は見晴らしも良く隠れる場所がほぼないので、クリーパーと遭遇するかどうかが懸念ですか。 道のりそのものはそれほど苦労しませんし。 峠越えは遠回りですが比較的安全と。道のりは険しいので時間はかかりますが。 長い間訪れる方もいなかったので途中で何かある可能性はあるかもと。 調査という名目なら峠の方も見てみたい感じはしますね。 地図があるとはいえ、実際に見てみないとわからない事もあるので。 あとは環境が厳しいのである程度対策はした方が良いですね。寒いですし。 汎用スキルも持ち込むものでやれる事も変わりそうです。
情報屋のルチルだ。よろしく。 今回は相談の段階でどちらに行くべきかを決め打ちする必要はないと感じているが…強いて言うなら手分けして偵察しておきたい。 分担については話し合っておきたいね。 敵と遭遇する危険もあるが、本格的な戦闘は回避しておきたいのは同感さ。 今回は偵察に優れたシューターが3人、シーフが1人だからバラけて行動するなら偏り過ぎないようにしておきたい。 一応、アタイは以前通った事があるから雪原の方へ偵察に向かおうと表明しておくよ。 >ルート選びの基準 一長一短は把握した上で、できるなら距離の短い雪原ルートがいいと思う。 しかしこれは危険度が前回以下という前提での話だ。 胚の谷で前回見かけなかった飛行する敵影が登場したように、以前はいなかった敵が出現する可能性は高い。 雪原含めてあれのテリトリーなら、障害物のない雪原じゃいい的だろうね。 というわけで、だ。 基準としては前回と比較してのクリーパーの脅威度や困難さを基準にしておきたいと思う。
むむ、時間的に全員で両方のルート偵察、ってゆのは難しいよね、多分。 ってなると、班分けがいるのかな。現状意見も割れてるし。 戦闘は基本回避しときたいのは僕も同感。 今回の目標を考えても、まともにやりあう必要は無いと思うな。 僕も雪原ルート推しだし、今のところは雪原の方へ偵察に向かうことにしとくね。バランス見て必要なら移動する感じで。 雪原もだけど、連山の尾根もやっぱり見晴らしのいい場所で見つかり易いトコだから、どっちにしても気をつけないとだね。 ルート選びの基準か……んん、僕は今回が初めてだから、前回通った人の意見も参考にしつつ、クリーパーの出現量なんかを基準にしようかな。前回雪原にはクリーパーが居なかったって話だし、今回もし出現したとするなら、もうそれだけで脅威度は増すかなって。
>手分け ふむ……まあルート決定を考えるなら両方の情報は必要、ですか。 情報がない状態で絞るよりは良い、と考えるしかないですね。 では、こちらは峠ルートの方に回りましょう。 こちらがいいのではないか、といった身でもありますし。 ビ=ネクくんは峠越えルートに一票ということでこちらの偵察に協力してもらう方が良いでしょうか? >戦闘回避 本格的に突破する時の為に、クリーパーがいればどういう感知方法をとっているかくらいは探っておきたくありますね。 下手に刺激して偵察時点で襲われても困りますが……クリーパー同士での狩りなども行われているかもしれませんし、様子を暫くうかがうぐらいはしてもいいのかも。
>手分け そうだね、両方分かればそれだけこれからにつなげられるもんね。 >希望 僕は前に行った雪原じゃなくて、新しく峠越えルートの方に回りたいな。
ふむ…手分けして両方行く話になっているみたいですね。 どちらにするか皆で相談して決めてとケイルさんは仰っていたようなのでどちらか一方かと個人的には思っていましたが。 懸念としては極北という危険地帯で二手に分かれる事ですか。果たして竜の里まで辿り着けるのか。 人数が少なければ遭遇率も落ちますが、対応力も落ちますし。 情報を多く集めるに越した事はありませんが、無事に帰るのがそも前提ですからね。 出発後にケイルさんとビ=ネクさんに釘を刺されても何ですし、あらかじめ聞いておきますか。
Q:ルート選択において両方というのは可能? 個人的には怖い所なのですが
ご質問ですね! Q:ルート選択において両方というのは可能? A:はい、大丈夫ですよ。二手に分かれて調査してもいいですし、全員で片方調査してからもう一方へ手を伸ばすでも可能だと思います。 ただ、全員で動く場合は時間が足りなくなる可能性があるので――。 二手に分かれる場合は、危険ですが長距離調査が可能。 全員で片方ずつの場合は、危険は減りますが時間的制約により、調査距離が短くなる感じになると思います。 以上です! また何かわからない事があれば質問してください!
回答ありがとうございます。分かれる事自体は問題なさそうですね。 ビ=ネクさんは峠側なので、ケイルさんは雪原側?でしょうか。 まだ意見出してない方もいるようなので、希望次第でお二方とも峠側に行ってもらうのも手ですか。 私は峠側で意見を出したので、一応峠側で。 割り振り次第では雪原でも構いません。前回通ったので初見以外の人を据えておくのもいいでしょうし。
No.14
二手に分かれるということでしたら・・・。 いったん、誰がどちら側に行くかの連ねた方が意見がまだの人も発言しやすいかもしれませんね。 雪原ルート ルチル ハーヴィ リディリディ ケイル 峠ルート アクティオン ララベル ヴィルヘルミナ ビ=ネク ビ=ネクさんは峠越えのルートが良いということでしたので、そのままで良いと思いますが・・・。 ケイルさんは巨人族の方なので、ケイルさんも峠ルートの方が良いかもしれません。 ですが、これは人数次第となるでしょうね。 抜けや間違いあれば申し訳ありません。 いったん挙げさせて頂きましたが、移動希望の方がいらっしゃったら適宜修正をお願いします。
リディリディはまとめありがとう。 NPCの分担もそれで異論ないよ。 >ヴィルヘルミナ ふむ……もしや認識に違いがあるかもしれないね。 手分けするのは偵察の話であって実際に踏破する時は全員で行動するつもりでいるよ。 少なくとも、アタイはそう考えて発言をした。 「相談して決めて」というのも、偵察結果を踏まえた上での「相談」という意味だと思った。 少人数行動での危険性は重々理解しているが、危険な相手との遭遇時に「引き返す」ただ一手のみを取るなら少人数の方が身軽だろうね。
No.16
今回は選択する前の調査ですし、危なくなる前に帰還しましょう。 明日出発の予定ですから、私の方はそろそろ準備しますね。
申し訳ありません、大変遅れました シューター、セロンガードです。 雪原ルートは未踏です故、 峠ルートの偵察に私も行かせていただきます。 取り急ぎ、報告させて頂きます…。
出発、今日の正午でしたか。一日勘違いしてましたね。 もうあまり余裕もないので、現時点の情報を元にプレイングを書く事にします。 そういえば二手に分かれるとして、ここまで引いてきた馬車はどちらのルートで行きます?
>馬車 偵察目的だし、一旦置いておくのがいいんじゃないかね? 調査範囲次第では多めの物資が必要になるかもしれないが、何かが起きて馬車をロストしてしまうと痛い。雪原の踏破には一日で終わる距離ではないがそこまで行くと偵察の域を超えそうだからね…。 まあ状況を見て適宜調整を入れるつもりだが。 と、取り急ぎだ。
>置いておく そうですか。では私の方はそう書いておきます。 他の方が触れるかもしれませんが、それはそれで。