【ソーレ】力持つ者の選択
紀藤トキ
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シナリオID:2275
オープニング
「あの子を、別の村の祭りに……ですか。昨年から聞いていた『エーテル浄化者』の話は、本当なんですなあ」
「実際、彼女が手伝ってくれた場所と、それ以外だと作物の元気が違うとは聞く」
戦闘向けの授恵者のように目に見えた力は無いのだが、ソーレ村の村長ボウノの娘、タントは弱いながらもエーテル浄化者と目されていた。個人の力を計測する方法がある訳ではなく、あくまで関わった植物の育ちが良いという間接的な証拠による。エーテル浄化者の能力もピンキリで、中には大きな街の収穫を左右する、聖女と呼ぶにふさわしい力の持ち主もいるそうだ。
「タントの力と言うのは大した事は無いんでしょう? その、デリス村とやらに伺ってお役に立てなかったら」
「その場合はヴィントの方で何とかする、とは思う。依頼されているのは、デリス村の祭りの巫女役だけで、その後の収穫については努力目標もない。気にせずとも良いだろう、が……」
命令では無く依頼。しかし、ヴィントからソーレ村には、タントの持つこの能力故に補助金が降りている。一度協力を渋ったとしても打ち切られるような物でもないだろうが、役に立てないのに資金だけ貰っているという引け目を覚えてしまうのは否めない。それに、タントが『エーテル浄化者』と知られてしまうことの弊害もありうる。村の運営を助言してくれている冒険者達は、能力発覚の当初より人の悪意をまず警戒していた。
「……あの子はまだ6歳で、自分の身は守れません。不安、にはなりますが」
「もしも引き受けるなら、冒険者諸君にデリスへの道中警護を依頼すべきだろうな」
現地では、夕方に簡単な祭祀が行われるらしい。巫女役といっても特別な服があったり道具がある訳でもなく、村の若い娘たちが簡単な歌を歌いながら、焚火にもう繕えない古着や完全に壊れてしまった農具などを入れていく、という単純な儀式だ。古い物を処分して新しい気分で過ごす為の、暦があやふやな場所での年度や季節の切り替えの祭祀が起源だったのだろう。
「それに、問題はもう一つある。村の入植者へ彼女の事を話すかどうか。話すなら誰まで話すのか」
「……皆さん、良い人ばかりに思うので信用して良いと思うのですが、甘いでしょうかね」
ジェシカが連れてきた移住希望者たちは、良く働き村の生活にも馴染んでいる。男所帯の兵士の誰かと良い感じに成った、と言う話はまだ無いのだが、だいぶ打ち解けて来てはいるようだ。しかし、事前の約束であれば、ジェシカと老大工はそろそろヴィントへ帰る頃合いである。いなくなる人間に秘密を明かすことは、危険を招くと言われればそうだ。
「残る中では、……やはり、リースは何かがあると確信しているようだが、あえて探ったりしてはいない。約束通り、こちらが話すまで待つつもりなのだろう」
「クロネコ商店のご夫妻は?」
「あの人たちも、この村に何か特別な事情があるという所までは理解しているだろう。穿った見方をしているのではなく、運が良い村に来れた、と思っている位だと思うが」
新参者の中でリーダー格のロッコ、クロネの夫妻は、自分達の名前にちなんだ商店を営んでいる。といっても村の規模的にも農業兼業で、朝と夕食時期の一時間程開くだけなのだが。育ちの良さそうな少女リースは、今のところは農地で働いており、特に文句も言ってはいない。アロイスやボウノら指導者の仕事を手伝える素養があるのでは、と指摘されてはいるのだが、誘って良い物か悩んでもいた。
「彼らは全員残ってくれますかね? ジェシカさんと共に街へ帰りたいと言う人もいるんじゃないかと思うんですが」
「色々試してもらったのが良かったのか、自分に興味のできる仕事をほとんどの人は見つけられたようではあるが」
クロネコ夫妻と、もう一組のカップルの女性が商業を。若い未亡人は、ジェシカに習って厨房仕事を楽しんでいる娘がいる。もう1人は動物が好きなのか、馬の面倒をよく見ていたが少し人付き合いは悪いようだ。意外な所では、リースより少し年上の少女が大工の頭領にべったりだったことか。
「……カップルの彼氏さんが、いまいち向いている仕事が無いと悩んでいたそうですね」
「リースも、任されたことはそつなくこなしていたが、気に入っている感じではないな」
ローテーションで農地、牧場、家事を回して適正を見ていたところ、その2人以外は自分なりに向いた仕事が何か探せたらしい。が、そうでない2人をそのままにして、仕事が見つからなければやる気を失ってしまうかもしれなかった。今のままでは村から去ってしまうかもしれない人にタントの秘密を明かすかどうか、考えるべきではあろう。
「つまり、大きな問題は2つあって。一つはデリス村へタントを送り出すべきか。もう一つは村人にタントの事を説明するかどうか。説明するなら、どの方までにするか……。と言った辺りですな」
「答えが必要なのは、それだ。加えて新規の住人のケア、か。私達軍人はストレスには強いが、彼らは元々一般の民だからな。無理に何かを続ければどこかで崩れてしまいかねん」
向く仕事がない2人に何かを提案しても良い。それから、ジェシカや老大工はヴィントの家族の元へ戻る予定だが、戻ったとして今後のソーレとのつきあいをどうするのか。またこちらに来てくれれば猫の手も借りたい村は歓迎するし、そうでなくともヴィントで協力者として人集めを手伝ってくれても有り難い。
「私達だけで考えても、きっと良い事にはなりませんよ。いつも申し訳ないですが、皆さんにも意見を伺いましょう」
「そうだな。決断は、あくまでボウノ村長と私が責任を持つべきだが、彼らの広い視野は参考にさせてもらうべきだ」
細かい事を言えば、そろそろ牧場に動物を入れたいが何が良いかとか。水路のオタマジャクシはあれから増えていないが魚が又育ってきたとか。農地や牧草地(予定)へもぐりこんでくる兎やネズミは罠と柵で減ったのだが、最近鹿が戻ってきているのが気になるとか。狩りの獲物としては良いのだが、はぐれた若い雄と雌が数頭の小さな群れなので置いておく手もある。
「……なかなか、一筋縄ではいきませんな」
「それが人生だと、ヴィントに着く前に助けてくれた人ならいいそうだ。……そういえば、あの人もソーレ村に少し興味を持っていたな。引退するなら田舎が良い、とか」
帝国滅亡で妻子を失ったハンス・ゲルトという優秀な授恵者がヴィントの正規軍にいる。アロイスとは書簡のやり取りを続けており、そんな話になったらしい。このご時世、アロイスのような臨時徴収組ならいざ知らず、正規の帝国軍人が簡単に退役できるはずもないが、将来に夢を見る位は自由だろう。
さて、今回のソーレ村は、どのような方向へ舵を取るのだろうか。
解説
マスターより
リプレイ
「エリカ君、こっちだ」
初めて村を訪れるエリカ・プレトリウスは、友人を自負するローザリカ・L・ディオールが先導している。エリカは今回の懸念の一つ、エーテル浄化者であるタントをデリス村へ送る件についての『解決策』であった。
「私が『巫女』を名乗り、目立つようにすればタント嬢は安全だと思います」
「それはありがたい、ですが」
「他に適任の方が、おられれば良かったのですけれど」
ボウノが恐縮するも、遠慮がちなエリカの言葉にハッとしたようだ。エリカを除けば冒険者の女性は異種族の3人か、村人には見えないローザリカ。村に住む女性はといえば、タントの事情を知らされていない。
「タント殿はデリスへ連れていくべきと考えるのだ。そのうえで、隠蔽する方策は大事なのだ」
「断るのも心苦しいしね。アンタが表向きの巫女役をやってくれるなら、アタイも賛成する」
ストレガ・L・リベルガストラは積極的に、ルチル・プルメリア・グレイハーツもエリカの説明を聞いて納得した。ローザリカと共に仕掛け人の側であろうジュスト・ヴェルジーも賛成の立ち位置だ。
「ん、支援には出す派かなー。エーテル浄化も初めて見る訳じゃないし、盛り上げも手伝えるよ?」
サイラスも賛成で、タントの身柄を守る事にも言及する。帝国の派遣である事や、もっと上位の浄化者が存在する事などを伝え、人の汚い欲が向かないように配慮すべきと彼は考えていた。
「ひとたび便利な農地活性装置と思ったら最後、同じ人間と思って接してくれるとは限らないし。警戒はして損は無い」
世の中が皆、お人よしの善人ではないと釘を刺されてボウノは神妙に頷く。
「……頼りたくなる気持ちは解りますが、ね」
ハリス・アル・ターミルには、今の帝国にエーテル浄化者の力は必要と理解はするも、安易に頼るようにならないかという危惧もある。農業には『自助努力』こそがまず必要という、彼の信念だ。
「しかし、ハリス。その危惧は実際に伝えてこそではないか」
「確かに。その村もお困りであるならば、我々の知識で手伝えることもあるやもしれません」
盟友たるフェイサル・セイフの言に、ハリスも頷く。もう一人、賛成意見を述べるのはトーラだ。
「タントちゃんとボウノさんが良ければ、わたしもデリス村のエーテル浄化をやって貰えたらと思います」
前回、人馬との交渉にタントを同行させた際には、ボウノを連れていく余裕が無かった。今回はボウノも来て大丈夫だし、タントの護衛もしっかりすると胸を張る。人馬と話が通じそうと分かるとトーラも交渉に出てしまったので、最後まで護衛を遂行はできなかった事を気にしているのかもしれない。
「お父さんも一緒? うん、いいよ」
最初は1人で行くと思っていたタントは、『1人で出来るもん』と『お父さんと一緒』の両者で揺れるも、父の同行を鷹揚に認めた。
「リース殿にもしも話すのなら、その後で一緒にデリス村に行ってもらっても良いかもしれないのだ」
別の場所で『儀式』に参加した経験から、賑やかになるのも良いとストレガが提案したが、ジュストが言葉を制する。
「タント嬢の情報公開に関しては、いずれ全員に知らせるにせよ、段階を踏む必要があると思う」
見回し、冒険者や村の主導者格の表情に異論がないのを見て言葉を続けた。
「ありがとう。まずはリーダー格の夫妻には話すべきと考える。リース嬢に関しては、彼女の遺志を尊重したい」
「つまり、リース君がこの村に留まる意思を持つか。その立ち位置を確認してから、タント君の話をするかしないかを決めたいんだ」
ジュストの言葉をローザリカがそう補足する。出発までにリースにタントの件を話すかどうか、決断は難しいとストレガは理解した。
「少なくとも首脳陣には話す、っていうのにおれも賛成かなー」
「はい。信用できそうな方の人選は残る方にお任せします」
「うむ。秘密がある事に気づいているリース殿は、それが共有できて、やっと村の仲間になれたと思う気持ちもあると思うのだ」
サイラスとトーラも大枠に同意し、ストレガはリースの気持ちも鑑みて、出来れば共有する方向に話が進むと良いと考えた。
「村の事は、ルチル殿にお任せします。ルチル殿、宜しく頼みます」
「ハリスがそう判断するなら、私も倣おう。現場にいる者の方が良い判断をするのは何事も同じだ」
デリス村へ向かうハリスとフェイサルは諸々をルチルへ一任する旨を伝え、言われたルチルは被った頭蓋骨の下で目をパチパチさせる。
「アタイは公開の範囲はそっちの2人に任せようと思ってたんだがね。いいのかい?」
「ええ。それも含めての委任です。ああ、農園についてもお願いしますよ」
「そっちの方が責任重大だねぇ」
縦も横も大きなハリスの圧が強い。
「では、デリス村行きが決まったようなので、ヴィントへの返答を考えましょう。タントちゃんが浄化者であるとはこれまで通り公表しないで欲しい事と、偽の巫女を立てること……を伝えれば良いでしょうか」
「うむ。ヴィントもタント嬢の事は知った上で依頼してきているのだ。協力はしてくれると思うのだ」
トーラとストレガの助言を受け、アロイスが文面を書きボウノがサインを入れる。その間に、エリカは家の外へ出て、花壇に居たタントへ話しかけていた。
「初めまして、エリカといいます」
「私はタント。6歳です」
立ち上がってパッパと土を払った幼女と、屈んだエリカの視線の高さが合う。
「遠くの村に行くお話は、聞いていますか?」
「お祭りに行くかもしれないって、聞きました。でもまだ決まってない、って」
行かなくなる場合もあるという事も含め、話はしていたらしい。行った時には祭りの手伝いをするとも聞いていたようだ。
「私が巫女を名乗るので、デリス村でもし『あなたは何?』と聞かれたら巫女のお手伝いだとお話してください」
「エリカお姉ちゃんのお手伝い? 何をすればいいの?」
お手伝いが楽しいお年頃らしく、食いつきの良い幼女にエリカは目を瞬く。自分がこの年頃は生きるのも困難な孤児だった頃か、シュルトハイス子爵に保護されて『エリカ』に適応するのに精一杯だった頃か。
「この子は私のお友達でネムって言います。私は多分今日あまりこの子を遊べないと思うので、よかったら肩に乗せて時々構ってあげてくれませんか?」
「栗鼠! ネムちゃん。はじめまして」
低い頭をもう一つ下げて挨拶する少女へ、ネムがゆらゆら尻尾を振りつつ近づいていく。「今日は貴女を人に預けるからその子の周りをよく見ててね」とエリカに頼まれたので否はないが、それはそれとして警戒は尾に出るようだ。幸い、タントは小動物を乱暴に扱ってはならぬと知っているらしい。視線を交わすことしばし、ひょいっと手に乗った栗鼠を見て、幼女は嬉しそうに笑う。
「ネムがお腹を空かせたら、おやつをあげてくださいね」
「うん。わかった!」
当人は元気よく頷き、肩に移ったネムも任せておけと言うように片目をつぶった。
「いいかい? 皆の言う事をよく聞いて決して離れないようにするんだよ」
「はい。ルチルお姉さん」
「エリカ嬢がいてくれるから安心だけど、くれぐれも外部にはタント嬢が巫女と解らないようにね」
「はい。何とか巫女を演じてみます」
ルチルがタントへ、ジュストがエリカへと声を掛ける。普段から被っている上流階級子女っぽい役を、巫女に変えるだけと思えばエリカも大丈夫な気がした。巫女らしさが疑われても、タントより自分の方が目を引いていれば問題ない。
「今はいいけど、近づいたら顔隠す方がいいだろうし、フードみたいなの被る? 脱げにくいように、留め具作ったし」
「ありがとう!」
儀式の性質が陽の気をもっていそうなので、踊ったりはしゃいだりすれば外れる事もあるだろうとサイラスが言い、小道具を渡されたタントが礼を言う。
「わたしもエリカさんのお付き役で、タントちゃんと一緒に歩きますね」
「トーラちゃんも一緒?」
「はい。村まではムームーも一緒ですよ」
何度か顔を合わせたお気に入りのミニビヒモーの名前を聞いて、幼女がにっこり笑った。
●
帝国南東部の安全度は今では高く、デリス村までの道行きはのんびりしたものとなった。ハリスが提供した馬車の御者をボウノが務め、そこに道中必要な物を纏めたお陰で、ムームーが引く馬車にはエリカ、トーラ、タントの少女3名が乗れている。軍人4名、リザードマン男子3名は、警戒と先行偵察を行っていた。幼いタントの負担を考えたフェイサルの提案で、休憩時間は多めの行程だ。
「我々のような冒険者や兵士にはそれもまた日常だがな。移動というのは本来、定住している人間には負担だ」
フェイサルの言うように、タントは荷馬車の中でうつらうつらしていた。ネムがその膝の上で耳を立てている。
「そろそろ村が近いでしょうか」
「その丘を越えたらすぐ、だそうです」
ボウノの返事に頷いて、エリカは武具類をマジカルポケットへ仕舞いこんだ。この先は『巫女』っぽく振舞わねばならない。髪を一本の三つ編みにまとめ、ヴェールを掛けて外から顔が見えないようにすると少し緊張が和らいだ。
「何かキラキラしたのつけた方が神聖っぽいし? これ、留め金につけとく?」
サイラスがエリカの見た目の巫女っぽさにもう一工夫を付け加えている間に、トーラがタントを起こしてサイラスの渡していたフードを被せる。
「エリカお姉ちゃん、可愛いね。そのお花!」
「さっき摘んでおいた花を、髪飾り代わりに。後ろの方をつけるのを手伝って貰えますか?」
お手伝い! と気を良くする幼女を載せて、荷馬車は進む。デリス村は、祭りの前の落ち着かない空気で一同を出迎えた。ボウノは先方の村長に挨拶を交わしている。
「祭りの本番は夜だそうで。娘の事は、軍の方から聞いていると。滞在の為に空き家を一軒、提供してくれるそうです」
警戒に軍人がつき、サイラスは空き家の中で荷解きを始めている。チョコレートファウンテンを設置し、振舞うつもりらしい。楽器演奏やスキルを使った芸も披露しようとも考えている。時折村の中心から練習の楽の音が漏れ聞こえるのを見るに、祭りでは村人が演奏するようだ。
「混ぜて貰ってもいいけど、怖がられるかもしれないし? 外で賑やかしでもして盛り上げようかと」
ソーレに残ったストレガも言っていたように、エーテル浄化の儀式は周囲の楽しみも大事だ。一方、ハリスとフェイサルは、待ち時間の間に村の農地の様子を見てこようと考えていた。
「と、その前に。タント殿にこれを。道中で集めた果実の類だ」
「ありがとう。ネムちゃんも、皆で食べようね」
差し出された籠の中には村の近くに自生していなかった物もあり、タントは珍しそうにのぞき込む。待ち時間の退屈はそれで凌げるだろうとフェイサルは頷きハリスの後を追った。
「ふむ、ソーレ村より山に近いからか、植えられた作物も違うようですね」
「なんだ!? あ。ああ、ソーレ村から来たって言う人たちのお連れさんかい?」
農地に居た男は最初こそ驚いた様子だったが、リザードマンへの忌避は無いようだ。ヴィントの解放辺りから異種族を見る機会も増え、まだ珍しさはあるものの怖さは無いらしい。ソーレ村と違い、元の農民が生き残っているのでハリスの目から見てもおかしなことはしていないようだ。
「しかし、今は土地の力が衰えています。この辺りの土質では保水力も変わっていそうですから、畝の高さを変えてみても良いかもしれませんね」
「お、そう思うか? そうなんだよなあ、いつも通りだとちょっと勝手が違ってよお」
横で聞いているフェイサルには分からぬレベルで意気投合する辺り、『自助努力』を疎かにしている訳では無いようだ。というよりむしろ、噂でしか聞いていない巫女には期待していないらしい。
「よそで祭りに聖女様とか、巫女様とかが出てぶわーっと麦が元気になったとか言うがよお。今までそんな話聞いたこともねぇ。今回の話も、偉い人が気に掛けてくれるだけ有難いとは思うんだが……」
バルディオン将軍もレイウェスト皇子も農業の専門家でもなし、と農民は言う。村にまた住めるようにしてくれるまでが偉い人、そこからが自分達の仕事だという姿にハリスは感激したようでアドバイスにも熱が入った。
「……熱いのは結構だが程々にな、ハリス」
思っていたのとは違う状況だな、とフェイサルは思いつつもそれならそれで良いと、別の住民に医療の提供を申し出る。
「ははあ、お医者様……。死にそうだとかじゃなく、腰が痛いとか、そういう話でもええのかい?」
「もちろんだ。私も本来は単なる護衛だったのだが……こうして訪れたのも何かの縁だろう。予想外の収穫とでも捉えてくれれば、嬉しい」
想像よりも彼らの助力が受け入れられているのは、それに効果があると理解しているから。つまり、巫女の力で収穫が改善する姿を見てしまえば、態度が一変する危険性は有る。夕刻まで時間を潰したハリスとフェイサルが戻り、状況を報告するとまずはサイラスが懸念を表明した。
「儀式で何か効果がありそうに見えたら、絶対今後も欲しがる奴いるんじゃね?」
「その可能性は有る……が」
「しかし、皆様の熱意は本物でした。誠意をもって話せばご理解頂けると思います」
蜥蜴3人衆が儀式の後の事を悩む間に、3人娘は世話にやってきた娘と交流を深めている。
「あの、出来ればこの村のやり方に合わせたいのですがよろしければ私たちにも祝唄をお教え頂けませんか?」
「村の外の人も歌ってくれるのは嬉しいです。歌詞は、お父さ……村長が言うのを繰り返すだけだから簡単ですよ」
男声は村長のみ。女声は大勢で応じ、高音と低音でパートが分かれたりするらしい。エリカは主旋律で、タントとトーラは高音だ。
「別に声の大きな人に釣られても大丈夫ですよ。今年1年お世話になった色々なものに感謝の気持ちが届けばいいので」
「そういうお祭りなのですか。私も故郷を思って歌わせて頂きますね」
「じょうろとかにも、ちゃんとお礼を言うんだねえ」
道具や食べ物、人などあらゆる物に感謝するお祭りらしい。タントは感心しきりで、謂れを聞いたエリカも気持ちが籠った演技が出来そうだと頷いた。
●
素朴な儀式には複雑な段取りも無く、好きに飲み食いしながら夜を待つ。楽器の演奏は飛び入りのサイラスのお陰で盛り上がり、他所から来た少女達を拍手で迎えてから本番が始まった。
「あの光は一体……?」
儀式の締めに、地面が光った。淡い一瞬の光だが、これまでの儀式でそんな事は起きなかったと語る村人たちの目が、エリカへ向く。
「そちらのお嬢さんの手元で何かが光って、それから地面がふわあっと……」
「もしかして、土地が良くなるってのは本当の話か」
ざわめく村人の誰かが、一歩踏み出したところへハリスが声を上げた。」
「巫女殿の力は確かに素晴らしいものですが、その力も無限ではありません」
「そう、なのか?」
「……少女一人に身を削らせて得る糧に、何の誇りがありましょうか! 奇跡は畏れ敬うもの。依存するものではありません」
代償がいるのか、と言う事に思い立った村人の前で、エリカが気を張っていたのが途切れた、というようによろめいて見せる。タントも眠そうにしているが、トーラに手を握られて何とか起きていた。
「皆様は己の努力でここまで村を再興してきた、誇りある農民とお見受けします。巫女殿程の歳の子供達もこの村にはいる。……どうか、巫女の力について考える前に、その事をご一考下さい」
「馬車、回してきたし。夜だけどここから離れね?」
この空気を予測していたサイラスが小声を掛けると、やはり驚いた様子だった村長が手を叩いて皆を鎮める。祭りの趣旨に沿い巫女に感謝しましょう、と村長の娘が声を上げると、大人たちは居心地悪そうに視線を交わし、深々と頭を下げた。
●
鹿の群れの様子を見に行ったルチルとストレガは、それが幾ばくかの怪我を負っているのに気づいた。矢傷である。腹に矢柄の刺さったままの個体は助かるまい。逃がさないようにストレガがスキルを張り、丁寧に止めを刺した。
「今頃、あっちはどうしてるかねえ」
「祭りで美味しい物が出ているかもしれないのだ」
群れに魔獣などが混ざっていない事を確認し、2人は獲物を持ち帰る。狩り担当の半分がデリス村へ行っているので、肉の確保も期待されていた。ストレガが糞の分布や足跡などを調べた結果、この群れ以外の集団はまだいないようだ。
「この矢は、人のものではないのだ?」
「って言うと、聖地に戻っていないケンタウロスのはぐれ者かい?」
縄張りを捨てる程の大移動では、痕跡を追うのも難しい。トロルの元根城の更に北からやってきたことまでは、ルチル(の代わりに向かったラト)の調査で推測がついた。場合によっては、ケンタウロスの集団が後を追って来る可能性もある。
「アロイスには書簡を送って貰ったけれど、さて、そちらはどうなることかね」
敵対的な人馬が近隣にいるなら授恵者がアロイス1人というのは不安もある。ルチルはアロイスの知人がソーレ村を気に掛けてくれるなら、積極的に呼び込むべきと考えていた。守る為の札は多すぎて困るものではない。鹿については、現場で血抜きを済ませて持ち帰る事にした。
「若い番いと子だけだったので、放っておいて増えるのを待つのだ。ただ、柵は低いので高くした方が良いのだ」
「まあ、森に恵みのある間は人を恐れて寄ってこないだろうけどね」
脚を範囲スキルで封じられ、逃げる事も出来ずに仲間が殺されるのを間近で見たのだ。畑を荒らす気になるのは秋か冬であろう。
●
村人との面談を任されたジュストとローザリカは、まだ希望の仕事が見つからないリースと男性に話をする場を設けた。
「ローテした仕事に無かったもの……、武器を使う仕事やペンを持つ仕事はどうだろう」
ジュストの言葉に男性が反応を示す。どうやら村を守る仕事につきたかったらしい。
「ちゃんとした軍人さんがあんなにいるんで、俺の出る幕は無いとは思うんですけど」
「いや。防衛に関わると言っても弓を引くばかりでは無い。例えば……」
柵を作り罠を修繕する事から始め、剣や弓の腕は今から磨けば良いとローザリカが言うと、これまで興味を持てなかった大工仕事も見方が変わったようだ。彼が退出し、リースへの面談が続く。
「これまでの様子から、リース嬢は軍人家系のご出身ではないかと思ったのだけれど違うかい?」
別に答えなくとも良い、というジュストにリースはため息を吐く。
「……おっしゃるように、私はある街の世襲代官の娘でした」
帝国で街を預かる者は、その多くが民を逃がす為に討ち死にした。彼女は子供だからと逃がされ、その先で今度は領民に守られて生き延びたのだという。最後は散り散りになって逃げた為、彼女以外の生き残りがいるかどうかも分からない。
「ヴィントに居たら、誰かに会うかもしれません。それが怖くてこの村に逃げ出したのかもしれないですね」
ソーレ村に秘密があると知って、それでも踏み込まなかったのは自分に秘密を聞くような資格は無いと思ったからだ。ここで住みたいのではなく、逃げ場所が欲しかっただけの自分には。
「なるほど。僕達は君さえ良ければその秘密を教えようと思っていた。定住する意志のある者にだけ打ち明けたいというのが本音でね、その指標のひとつが職だ」
「……試した物はどれも人並みには出来る事ですので、何でも構いません」
「それも悪くはないが、君の才覚や能力は、村を導くのに有用だと俺は思う。適材適所が実力主義の帝国らしいんじゃないかな?」
教養と判断力があり、物おじせず忍耐力がある。体を動かすことは苦ではない……、とジュストがリースの資質を述べると、少女は居心地悪そうに視線を落した。
「そう、ですか。そうなのかもしれませんね」
彼女にも彼女なりに抱える事情や村に馴染まぬ理由がある。それが聞き出せただけでも上々か。
「事情を正直にお話頂き有難うございました。私ももう少し……身の振り方を考えます」
その後、呼び出した雑貨店の夫婦にタントの事を打ち明ける。彼らは驚いた様子ではあったが、秘密を守る事の大事さは理解できたようだ。
●
「見張り台……。確かに、警戒は大事ですね!」
「あ。はい」
やる気を見せた青年に、提案したサイラスがちょっと引き、(え、こんなんだった?)みたいな顔をしている。
「……と言う訳で、儀式終了後は早めに抜けさせてもらった」
「タントちゃんと農地を見せて貰うかと思ったんですけれど、それどころじゃなかったですね……」
ボウノにアロイスが報告している横で、トーラがそう補足する。当人も造園に心得があるだけに、アドバイスが出来なかったのは残念そうだ。
「ここの皆は、色々試しているみたいだぞ、ハリス」
ハリスからの宿題として、農園で自給したい作物は何かと尋ねて回っていたルチル。実はソーレ村の農民は、かつてハリスに収穫時期をずらした植え付けを提案されていた事から、同じ野菜を数日おきに植えたり違う種類を植えたりと少量で試していたらしい。
「まだここにいる住民で食うだけだからねえ。極端な話、当番が朝に幾らか野菜をもいでくるだけで足りるんだよ」
「たまに私が見た事も無い野菜とか、ありますけどね」
厨房を預かるジェシカと、彼氏が立ち直って嬉しそうな女性がそう言う。ちょっと多く取れた分は干したりしているが、まだ売り物になる出来や量ではないそうだ。それも含めてお試し中なのだろう。
「なるほど。そうするとここの土地にあいそうな野菜を私も考えてみましょう」
デリス村で植えていた葉野菜なども悪くない、とハリスは考えを巡らせる。タントが道中楽しんでいたような、ベリーなども選択肢になるだろうか。
「麦だけは広めにやりましたので、収穫は皆でやらないと間に合わないでしょうね」
農村としては、野菜も大事だがやはり麦。主食が取れて初めて自給できた感覚が生まれるようで、ボウノはその時を楽しみにしているようだ。冬に種をは蒔けなかったので、収穫は秋になる予定である。
マスターコメント
ミドルシナリオ普通 報酬:標準9 / 6〜10人
2022年07月03日 20時58分57秒 公開
相談掲示板
トーラです。 よろしくお願いします! 意見を統一する必要はないですけど、意見の交換で良い案が出るかもしれませんし、皆さんの考えを効かせて貰えたらと思っているのでよかったらどう考えているか教えて貰えると助かります。 とりあえずわたしの考えは…、 デリス村のエーテル浄化については、タントちゃんに負担がないなら行った方が良いとは思うんですけど、タントちゃんを表に出すのは危険かなと考えてます。 誰か別の人を巫女ということにして、タントちゃんは同行者の一人として儀式に参加することでエーテル浄化が出来ないかなと。 村の人にタントちゃんのことを話すかは、悩ましいですけど、長い間黙っているのも知った時に良い気持ちはしないでしょうし、この機会に話すのも良いかなと思っています。 ただ、村人のことをよく知っているのはアロイスさんとボウノさんですし、最終的な判断はお二人に任せた方が良いかなと考えています。
ジュストだ、今回もよろしくね。 あと一人で成立だが、相談は始めておこうか。 タント嬢についてはデリス村に行って貰う方が良いように思う。 ただトーラ嬢のいうように別の人、冒険者を巫女役、タント嬢は巫女見習いか手伝い役のような感じにしておいた方が安全かもね。 巫女役は仮面とかベールとかで女性ということ以外解らないようにするとか。 村の人に伝えるかどうかだけれど、ひとまず定住してくれそうな商店夫妻、そしてリース嬢には今回を機に伝えた方が今後の為になるんじゃないかな。 説明範囲というか内容に関しては「僅かだけれど土地を豊かにして開拓をし易くするような力がある」とか。 帝国は実力主義だし、何かしらの力があるから支援されているっていうのを明かせば色々納得してくれそうだと思った。 リース嬢に関しては今の仕事がしっくりきていないみたいだし、指導補佐の仕事を打診してみてやるというなら、という条件になるかもしれないけど。 ただリース嬢の適正に関しては指導補佐以外もあるかもしれないし、その辺りは本人と要相談かなって。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 タント殿については同じく。 断ってもヴィントの支援は絶えることはないだろうが心象が違うのだ。 要請するのだからヴィントからも何らかの協力が得られるだろう。 タント殿が目立たないように配慮。 それこそ、リース殿にタント殿の事を伝えてデリス村行きのパートナーになってもらうのもよいのだ。
ローザリカ、今回もよろしく頼もう。 僕も、上がっている意見と相違はないかな。 依頼は引き受けつつ、巫女役には別の者を立てることでタント君の素性は秘匿する案に賛成だ。 あまり格式張った儀式ではなく、参加自体はするのだから依頼者からしても文句はないだろう。 村人に打ち明ける件についても、隠し通すことは出来ないのだし 信頼できる、村の中心に立つ者らを中心に今回打ち明けてしまう方が良いと僕も思う。 積み重ねで不信を募らせてしまうリスクの回避は勿論、協力を仰げるようになるのも大きい。 特にリース君。 打ち明けられないことに何か理由があるとわかっていながら詮索しない聡明さを買いたいし、 馴染む仕事もまだないようだから情報を得ることで取り得る選択肢が増えるのは良いように思う。
いつもの、といった様子だが情報屋のルチルだ。 今回もよろしく頼むよ。 タントのデリス村出張の件は今あがってる案の通りで構わない。 ただのお出かけならいざ知らず、特殊な能力持ちとしてタントを担ぎ上げるのは不安要素が多い。 エーテル浄化者の顔としては代役を立てても、本人が向かっているなら形式上は問題ないだろうと思うね。 村人にタントの能力を公表するかについても、首脳陣辺りになると話さない方が不都合が多いだろう。 村を出て行きそうな面々との話し合いも気になるが、デリス村出張がメインになりそうな関係上あまりソーレには比重を避けそうにないね…。 やる事ばらけすぎても全て採用されると限らないし、ソーレの方では鹿の群れが来てる件について探りを入れてみようかと考えている。
No.6
サイラスだ、よろしくなー 意見は他の人の言う通りでいいと思う。変装いるかね? 行かせない方針だと心象は悪いだろう、けどよく知らんが6歳なら簡単に放り出すとリスク大きいね。浄化者誘拐される依頼もあったし 公表に関しても首脳陣や中核になる人らが知らんのは方針に影響が出るし不信感がねーと とりあえず行動としてはエーテル浄化依頼だと大体並行して盛り上げないと力が効きにくいから兎に角盛り上げろってこと多いから現地で変装させつつ盛り上げに使えそうな物でなんか芸でも 又は設備とかのチェックと生物調査?巫女衣装とか気をつければ目立たんだろうさな
こんな時間の飛び入り失礼します。 シューター、エリカ・プレトリウスです。 今までこの村に関わったことがなく顔を知られておりませんから、よろしければ巫女の代役は私にやらせて頂けませんでしょうか。 リスのネムを連れて行って、自然に親しみのある人物を演じられればと。 その場合逆に、意見提示事項に関しては今までを知らないだけに安易な口出しは控えたく。 大幅に字数が余ることが想定されるので何か手伝いが欲しい所があればお教えください。出来る範囲でお手伝いいたします。
個人行動としては鹿を見てくるのだ。鹿が増えすぎると畑を襲われるので防衛兼ねて柵の強化は必要なのだ。
エリカ嬢は協力の申し出ありがとう。 もし良ければ巫女の代役とタント嬢の護衛併せてお任せ出来れば幸いだ。 ちなみに俺は今回はデリス村ではなくソーレの方で活動予定。 タント嬢の秘密開示の件に触れるのと、リース嬢及び適職が見つからない男性の相談に乗る予定。 リース嬢に関してはストレガ殿が挙げていたデリス村同行も検討して貰っても良いかなと考えているよ。 そんなわけでタント嬢を派遣することに賛同したけれど、タント嬢や祭祀周りのことはデリス村の方に向かう皆にお任せしてしまう形になってしまい申し訳ない。
そうですね。 エリカさんに巫女役をやって貰えるのならお願いできたらと思います。 エーテル浄化者と打ち明けるかの話しは、言われてみれば全員に話す必要はないですね。 その方向でいいと思います。 個人行動はデリス村への同行しようと思います。 あとはそれに関するヴィントへの要望とかになるでしょうか。村の事にはあまり関われないと思うので、そちらはストレガさん達にお願いできたら…。
レベルが低くて申し訳ないのですが、一応汎用で演技は持ち込もうと思います。 もう1つを変装(こちらもレベル1ですが)にするべきか、護衛時は使うことになる装備類を巫女役時に隠す為のマジカルポケットにするか悩んでいる所です。 基本的にはネムをタント様に預けておこうかと考えています。エーテルリンクで視界を共有することで危機管理がしやすくなりますし、緊張されていればネムがほぐして差し上げられるかもしれません。
エリカくんの代役も、タント君に君の相棒を預ける件も頼もしいよ。 正直、君が行くのなら僕も同行しようと言いたいところではあるんだが…… 前回リース君から「話して良くなったら教えて」という言葉を直接聞いたのは僕だったから。 僕個人に乞う言葉では無いにせよ、彼女に打ち明けるというならその任は担いたい。 結果だけ見れば隠すような真似をしていたことに誠意は示したいしね。 というわけで、僕個人の行動としては村で浄化者のことを打ち明けること…… 中でもリース君への対応をメインにしようと思っているよ。 それ以外の行動は、彼女がデリス村出張の同行を申し出た場合に備えて 軽く触れる程度に護衛についての行動をいれるかどうか……くらいかな。
すまない、顔出しがすっかり遅くなってしまった。 初見の者もいるな、フェイサル・セイフだ、宜しくお願いする。 現状の方針としては……タントを連れては行くが注目を集めない。 そして村人に対しては特に重要そうな面々にまず話して先々の不安の芽を摘む……という訳だな。 段階を踏む、肝要では無いだろうか。 では、個人的な行動だが……そういう事であれば、私もデリス村に同行しよう。 立ち位置としては護衛の末席、加えて慣れぬ移動でタントが体調など崩した時の救護役だな。 あるいは、あちらの村に怪我人や病人がいたりすればそちらの方でも役に立てるやも知れん。 その分、ソーレの側には殆ど手も口も出せなくなるのは申し訳ないが…… 個人の事情に踏み込まなければならない辺りは相応にデリケートな問題故に、容易にはな。
と、滑り込みで失礼致します!ハリスです! 相談内容はあらかた読ませて頂きました。 此度は護衛として同行させていただこうと思っております。 >行動 私とサイラス殿とフェイサル殿で女性陣を三方から囲めばまず物理的に手出しはされませんね( それ以外には巫女に過剰に頼る、依存する事の危険性についてデリス村の人々に説こうかと。 また、デリス村の農地を見聞し自助努力で改善できそうな部分を挙げておきましょう。 農民が各々の人事を尽くさずして安易に浄化の力に頼るようなことがあってはなりません。 タント殿を外に出すこと、また浄化に従事させることは重要な経験と勉強になるはずです。 そのこと自体に異論は一切ありません。ただ、彼女を慮れるのは身近かつ親愛なる人のみです。 故に、浄化要請の頻度を減らすにはそもそもの心構えから変えていかねばなりますまい。 >村について そろそろ薬草以外の栽培も視野に入れたいですね。人手も増える当てがあるでしょう。 ここの土壌に合い、かつ滋養のある料理になるようなものが望ましい所です。 村の方々からも案を募ってみるのも良いかも知れませんね。 まあ、私は護衛に出てしまいますから村に残る方々に任せる形になってしまいますが…。
現状の行先まとめを。一部推測でこちらかなと思う方に記載するお名前もあるのでプレイングの比重等の都合もあるやもしれませんが違っていたり変更ありましたらご指摘くださいませ。(以下敬称略) ◆ソーレ村 ルチル、ジュスト、ローザリカ、ストレガ ◆デリス村 サイラス、エリカ、トーラ、フェイサル、ハリス
No.16
あのハリスさんや?それ手出しされないでなくて物騒な高い魔獣の様なのが人を捕食しそうに見えないかな? とりあえず改めて、変装となんかしらの芸事にしようかと。そちら側行った方いい感じぽいし
とりあえず旅装にも見える様な冒険者としての衣装にマント着用、デリス村に入る前に顔を隠す為のヴェールは持ち込む予定です。 もう少し神殿等の巫女風が良ければ聖印を持ち込みますので、その上でサイラス様の変装術のお力をお借りしたいなと。 あとはデリス村で、その村に合わせたやり方がしたいと申し出ることで祝唄を教えて頂いて一緒に歌ってみようかと思います。
……くっ、いろいろ触れたいことはあったのだがやはり行動を広げ過ぎるのも良くないし。 僕は今回ソーレ村の事だけに集中することになりそうだ。 デリス村に向かう面々も増えたことだしね、頼りにさせて貰うよ。 現地でもよろしく頼もう。
おっと、離れていた間に追加で来たようだね。 それで、あー……ソーレとデリス行きは完全に別動になったか? イメージとは違ったが、それなら空いた手でアロイスの知り合いに話を付けに行こうかね。 タントの面倒は頼んだよ。
>完全に別働 ああいえ、そういうわけでは。かけるアクションについてどちらかの村に絞るようにという指示はありませんし、大丈夫だと思います。私もソーレで一度タント様にご挨拶等してからデリス村へ向かう様な形になりますし。 デリス村に向かう人員があまりにも少ないと行動が難しいという考えや、人数を見て方針を変える方がいらっしゃるかもという思いから可視化を図ろうとまとめを作ったらああなっただけでして。 つまり私個人の落ち度です。申し訳ありません。
>エリカ いや、タントをデリス村へ連れて行く方針ならデリスとソーレそれぞれの行動を書く事になるだろうと思っていただけで、具体的な行動は作っていなかったさ。 字数的にもちょうどいいし、分担表明を見るにこのまま同時進行でも問題ないと思うよ。気にしないでいいさね。