【ソーレ】水源の主
紀藤トキ
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シナリオID:2143
オープニング
前回、村の水源を我が物顔に闊歩していた魚魔獣は、より強い存在に駆逐された。まだ半分以上は生き残っているのだが、もっとも大きなボスは討ち取られている。稚魚と魚卵を大幅に減らされたこともあり、その存在感は大きく衰えるだろう。果たして、その結果はどのような形となるのか――。
●
今はまだ農地も足りているが、今回ジェシカが連れてきた数名の難民が上手くいけば、次の募集も進められるはずだ。早晩、いまの水量では行き詰ってしまう未来が見えており、水路の復旧は急ぎたい。アロイスは再び冒険者達に退治依頼を出す前に、自ら水源の偵察に出かけていた。
「……池の水面近くに、前はいなかった魔獣の姿が見えた。この間の奴は、魚っぽかったが今回見えたのは蛙の子に似ていたな」
「オタマジャクシ、ですか?」
「大きさは私の腕程あったが。あそこには、以前にもそういった魔獣は現れていたのだろうか」
「むむ、私は村を早くに出てしまいまして、申し訳ないがわかりません」
アロイスがまとめたかつての村の資料にも、水路の先の魔獣についてはほとんど記されていなかった。あるいはボウノの生まれるずっと前、この村が拓かれた頃から常識になっていて、記録には残されなかった事なのかもしれない。
「にしても、オタマジャクシですか。蛙になるんでしょうかね?」
「初めて見る魔獣だから、分からない。が、もしも育つなら厄介だと思ってな……」
魚魔獣は一般人が相手するには大きくて強力だが、近づかなければ害が無いとも言える。一方、蛙の魔獣は魚魔獣ほどに育つかは不明だが、陸に上がる事が出来るのではないか。ちょうど、ソーレ村に再訪していたジェシカは、自分が不在だった間の話を聞くと顔をしかめた。
「……魔獣だって生き物だ。獣を下手に間引きすぎちゃ、森が荒れるって聞いたことがあるよ」
「魚でも同じって事でしょうか」
「さあ。アタシは海も川も縁が無かったから知らないけどね。冒険者に聞けば、何か知ってるんじゃないかい」
「ほほー。余所者じゃが、ちょっと話をさせてもらえるかの?」
そんな話をしていると、ジェシカに連れてこられた老大工が手を挙げる。老大工などと言うと偏屈爺さんが思い浮かぶのだが、線の細い職人っぽい老人であった。
「ワシ、ヴィントの生まれなんじゃが。解放する時に従軍したんじゃよ。その時、街の外の駐屯地に蟻の亜人が沸いておってな」
それが、どこかからやって来て住み着いたわけではなく、エーテル環境変化によって発生したと聞いたのだとか。首を傾げたボウノが、軍人として当事者だったろうアロイスへ目を向ける。
「自然に魔物が生まれる? そういう事が、あるんですか?」
「私も詳しくは無いのだが、そういえば……。あの蟻塚については、確か『自然ダンジョン』と呼ばれていたな」
エーテルの偏在がその土地に及ぼす影響は、人にとって有益な事例ばかりではない。数日前まで何もいなかった筈の場所に、住処とセットでオークの集団が忽然と現れたりすることもあるのだ。無論、そこまでの大異変が生じる前には、予兆がもちろんあり、あの川辺がダンジョンになるとは思えない。だが、そこまで至らない程度のエーテルの偏りはロスガリア大陸にしばしばみられた。狼やら熊やらの動物系魔獣の住処となっている森は、だいたい魔獣が発生しやすい程にエーテルの偏在した場所である。
「もしかしたら、じゃが。その川辺の場所はそういう所なのではないかの?」
「それも聞いてみたら良いんじゃないかい? 冒険者なら、魔獣関係の知恵もあろうし、調べる伝手もあるさね」
老大工とジェシカと言葉を交わし、ボウノとアロイスは腕組みする。魔獣が倒しても倒しても現れるというのなら、冒険者に一度依頼して解決するという問題ではないのかもしれない。対処方法を誤れば、かえって面倒な事にもなりうる。
「まあ、それはそれとして。あの子らにも住処と仕事をやっておくれよ。アンタらがやりにくくないように、年は若い方で揃えたから元気は余ってる筈さ」
「は、はい! よろしくお願いします!」
頭を下げたのは、移住者の中の最年長である夫婦者の夫(23)。もう一組も恋人同士らしく、あとの4名は独身。ただし2人は未亡人である。年齢はジェシカが言うように、ボウノよりも若い。最年少の少女に至っては14歳だ。さすがに21歳のアロイスより年長の者はいるにせよ、若者をそろえたというのは本当らしい。
「動ける手が増えるのは助かる。私達は元軍人で体力自慢とはいえ、6名は任務で傷を受けていてな。出来る作業には限りがある」
「あの。私達とこの子は、読み書きができます。それから、全員農村育ちなので畑仕事は苦になりません」
故郷で店をやっていたという夫婦者と、無言で頷く最年少少女が読み書きできるらしい。未亡人も含め、健康であるとの事だ。
「……命令する側の人間だった感じだな」
少女の様子にアロイスがそう呟くと、ジェシカが「目ざといねぇ」と笑った。とはいえ、村人としての受け入れに納得しているそうではあり、畑仕事の経験があるというのも本当らしい。
「ワシは二月程は居るつもりじゃよ。その間に出来る事ならやってやるし、手が足りんなら弟子を呼んでもいい。そいつらの分は金が要るけどな」
「アタシも二月、調理場を預かったげるよ。ついでに、家事をやりたい子は仕込んであげるさね」
老大工自身の工賃は別に要らず、住処や食べ物を貰えれば良いという。居心地が良ければ、そのまま戻らずに居つくつもりだとか。ジェシカも似たような事を言っていたが、子供の代になって家業を少し任せて様子見ということらしい。
「つまり。今回の課題は水路の先の魔獣の件と。移住者の受け入れと対応。それから今後の計画と言う事だな。冒険者にはそれぞれについてアドバイスは貰いたいが、優先順位が高いのは水路か」
ギルドへの依頼はいつもながら散漫な感じになるが、今回も良いように取捨してまとめてくれるだろうという信頼が村の面々にはあった。
解説
マスターより
リプレイ
「僕は今回は移住希望者が気になる。水源には向かわないつもりだが、君はどうするんだい?」
「ロゼの話だけじゃなく自分の目でも見ておきたいな」
ローザリカ・L・ディオールが前回は不在だったジュスト・ヴェルジーに情報を共有している。初めてソーレ村を訪れたミィアも、依頼の第一要件である水源問題へ目を向けていた。
「私も調査に携わるつもりです。戦いになりましたら、基本的には回復に専念しますね」
熟練者なら引き込まれ窒息させられない限り、不覚を取る相手では無い。が、ミィアはほぼ初陣である事もあって、慎重な立ち回りを選んでいた。
「君はまだ戦い慣れしていないのかな。今回のメンバーは頼れるから、もう少し肩の力を抜いても大丈夫だよ?」
などと優しく声を掛けるのはジュストにとって平常運転でローザリカも気にしてはいない。とはいえ、声は掛ける事にした。
「いざとなれば、この男を使うと良い。婚約者の僕が許す」
「ふふ、分かりました。でも、戦闘自体あるかどうかわかりませんし」
(妹と同じ年頃だし、心配になっただけなんだけど。信用無いなあ……)
微笑むミィアと、ジュストがため息一つ。妹と同年代といえば移住希望の中にも、自分達と同じ気配の少女が気に掛かる。
「政治とかの事はよく分からないし興味もないし、農業は専門に任せた方が良さそうだし? 俺は俺の出来る事をしようかね」
と、職人道具を背負ったサイラスは水源へ。専門家ことハリス・アル・ターミルは、だいぶ前のめりであった。
「早速農地の今後について相談致しましょう!」
「え、は、はい? そうですね?」
移住希望者へキラキラ輝く目を向ける。一般的な帝国民である彼女らはリザードマンに馴染は無いが、邪気を感じさせないハリスのペースに呑まれていた。
「程々にな、ハリス」
「水が来れば、もっと大掛かりに農業が出来ますからね! 食料が自給できるようにこれからも頑張りましょう!」
フェイサル・セイフが頼もしすぎる同胞にクールダウンを促し、トーラがそう説明しなおした。前回は村の外に回ったトーラだが、今回は村の問題を片付けようと考えている。残る面々は、水源に現れた新顔の魔獣について額を寄せていた。
「まさか別の魔獣の兆しがあるとは。今回でしっかり調べておかなきゃね」
「魚の次は蛙か。だが、前よりは落ち着いて来たんじゃないかね?」
ヨル・スレイマンがそう言い、アロイス達から目撃数などを聞いたルチル・プルメリア・グレイハーツが前向きに応じる。
「魔獣もまた環境生物である為狩り過ぎると何かの弊害が出るかもしれないのだ。蛙と魚の関係を調べ、観察せねばなるまい」
ストレガ・L・リベルガストラも、現在はまだオタマジャクシであるらしい魔獣について、推測を巡らせていた。
「天敵となる魚が減ったことで、今回はたまたま蛙の卵が多く残った可能性が高いかな」
「今までと変わった要素はそれだけの筈だからね。変化と因果関係がある方がしっくりはくる」
「だとすると、これまでも幾らかはいたという事だよね?」
「慣れぬ環境では体調も崩すし、逆に不都合の無い場所では放っておいても数を増やす。そこはヒトと同じだな」
何故蛙魔獣が発生したかを推測するヨルとルチル。フェイサルも、環境が変わって都合が良くなった事での変化だろうと意見を口にした。
「蛙が卵を産む場所ってどこだっけ? 浅瀬とか? 結構卵も潰したけどな」
サイラスは前回の行動を思い返しつつ、そんな事を言う。ハリスは郷里の蛙について思い返した。
「川の中ではなく、その辺りの水たまりに産み付けていたのかもしれません」
音響で死ぬのは繋がっている範囲だけであろうから、水たまりの卵が生き残った可能性は有る。
「双方は敵対関係にあると予想できる。とはいえお互い魔獣なら、一方的な捕食関係ではないかもしれないのだ」
「オタマジャクシが蛙になり始める時期も気にかかるね。肢が生えだしてはいないかな」
ストレガがサイズなり蛙側が魚より優位になる状況も考慮に挙げ、ジュストが懸念を述べる。
「もしかして、これも駆除し過ぎると今度は蚊や蝿などの虫魔獣が発生したりしないですよね?」
「うーん。ありえないとは言えないかな。変化に対応できるように、記録を残し続ける方針にした方が良いかもしれないね」
魔獣で無く普通の蛙であれば虫を食べるとトーラが言及した。考えを巡らせていたヨルは、長期観察を提案する。今回現れた魔獣が記録にない点が気に掛かっているようだ。
「昔から何か対策なりされていて蛙が増えなかったなら良いのだけど。突然出てきた可能性も考えるべきかなって」
「しかし、魚の事すらあまり書かれていなかった。水源地は、村長が把握するべき内容ではなかったのかもしれない」
ヨルの疑問に対しては、アロイスが不文律は書き留めていなかった可能性も言及した。
「あたいは魚魔獣がオタマジャクシを食べていたってのがこれまでの流れかな、と思うんだけどね。今回は退治するとして、今後どのくらいで間引いたら良いか観察と記録はして欲しいな」
「蛙には毒を持つ種類もいます。水源に向かう方はできれば確認願いたい」
「うむ。食べれるかどうかにも関わるので、しっかり確認するつもりなのだ」
「脅威度が高い場合は、柵などでの侵入阻止も考慮すべきでしょう」
ルチルは今回の件は二種間のバランスが崩れた事によると考えているが、ハリスともども経過観察が必要という点には同意している。ストレガの確認次第だが毒持ちなど蛙の脅威度が高ければ、ハリスは手立ての必要があるとも考えていた。推測を様々に巡らせつつ、一同は現地へ向かう。
●
「私は村へ引き込む部分の設計をしようかと思います。それと、前回に話に上がったように幅を狭めるとして、どこで調節するかの検討ですね」
「んじゃあ、俺も図面できたら作業にかかるけど。それまでは水源を見てくるかな」
ハリスが足を止めた所で、水路周りの分担を相談する。
「私は水路に水漏れとかが無いか、双波で確認しようと思います」
「お手伝いします。地面の下の亀裂もあるかもしれませんし」
「なるほど。ハリス、私は知識はないが指示をしてくれれば手伝おう」
「助かりますぞ、フェイサル殿。計測は手があればあるだけ有難い」
既にある水路は概ね問題なさそうだが、最終確認をトーラとミィアが。新規部分の設計をハリスが担当し、フェイサルは手伝いを買って出た。サイラスは始まってから力仕事に入るつもりのようだ。
「水路の形や柵は、うーん……、あまり工夫されてなかったみたいだなあ」
水路部分を見ても蛙魔獣へ何か対策を取っていたようには見えないとヨルが首を傾げる。
「やっぱり普通の蛙が魔獣化したのでしょうか? 川から離れた場所にはいませんね」
「水路に水が通れば、ここにも産卵するかもしれません。あまり速い流れにはならなさそうですし。小型の魚は入れるようにして、卵を食べて貰うのがよいかもですね」
「なるほど、蛙の対策のためにわざと魔獣が入りやすいようにしていたかもしれないのか」
トーラとミィアは水路の状態を確認しつつ、ゆっくり向かっている。相槌を打ったヨルとサイラスは水源の周囲をまず見回ることにした。
「周りの木々の様子に変化はないようだけれど、エーテルだまりがあるとしたら、どう影響するのだろう?」
現場の水辺に樹は生えておらず、少し離れてまばらに生えている。ヨルが気にしていた季節外れの開花や結実などの異常も見当たらない。生育に関しては、ここも帝国の飢饉の影響を受けているようだ。植物共感で様子を伺ってみれば、やはり元気が無いようにも思えた。
「お、水たまりに卵発見ー。でも、これ普通の蛙じゃね? 魔獣っていうサイズじゃないな」
蛙魔獣の産卵地を探していたサイラスは幾つか産み付けられた卵を見つけるが、さほど大きくはない。大きな卵を探すも、それらしき物は見当たらなかった。水辺に先着したストレガとルチル、ジュストはさっそく魔獣の様子を確認している。
「捜波に反応があるのは……、成程、前回よりも増えている。そう時間は経っていないのだがな」
ルチルが水中にエーテル波を数度放つと、精査するまでもなく反応が返った。小さな雑魚を無視して、敵になりえそうなサイズだけ見繕う。岸辺近くに数体、水面付近、水底の方にもいた。
「少し間引いてみたい。ウォーターウォークは必要なのだ?」
「まずは岸から手を出してみない? 陸地に上がってくるかどうか確認したいな」
ストレガは魔獣のサンプルを手にしたかったようだが、ジュストの発言にも一理ある。水面近くの魚影を撃つと、ばしゃりと跳ねて水弾を撃ち返してきた。魔法防御の高いジュストならこのまま撃ち合っても分が良さそうではあるが、相手の動きを見たかっただけなのでひとまず距離を取る。
「さすがに、岸から離れていてはこうなるか。噂のオタマジャクシはどうかな?」
「岸近くの反応がそうみたいだね」
個体を見分けるには捜波は不向きであるが、敵対していると思われるのだから、魚と離れているのが蛙だろうと推測はつく。じっと見れば、魚魔獣と違う丸っこいシルエットだ。サイズは概ね人の腕程。小型の魚魔獣よりは大きいが、中型には劣る。大型には一呑みにされそうだ。、一か月程度で増えたにしては多い。
「足はまだ生えてないが、魔獣の成長の早さは良く分からない。安心はできないね」
様子見にジュストが魔矢を撃つと、オタマジャクシは吹き飛んだ。素の魔法攻撃でも、ルチルの『アーバレスト』でも同じ結果である。飛び道具を使っての手加減というのは難しい。
「相手が弱すぎる、っていうのも面倒だねぇ」
「これでどうなのだ?」
最後にストレガが『叡智に至る万覚帳』から素の魔法攻撃を放ち、ようやく即死させない事に成功した。が、怯えたのか反撃の手段が無いのか、じっと動かずに川底に沈んでいるだけだ。浅瀬に這い出てくる手段はありそうなものだが。
「撃っても来ないようなので、やはりこちらから回収に行かねばなのだ」
陸から一方的に撃てるオタマジャクシの脅威度は、たまに水弾で反撃してくる魚魔獣より低い。一般人の弓兵でも一方的に倒せそうだ。川の真ん中へ逃げようとしないのは、大型の魚魔獣を恐れてか。
「大体わかったので、倒してしまうのだ」
ストレガが無慈悲に言い、浅瀬へと『雷蛇禍』を撃ち込んだ。稲光がまとわりつき、オタマジャクシの動きを阻害する。ミィアとトーラが合流するころには、岸辺のオタマジャクシは全滅していた。女性陣に汚れ仕事をさせるのを厭ったジュストが自前でウォーターウォークを使い、原形をとどめたオタマジャクシを引き上げている。
「最初に撃ったのは、ちょっとダメかな。小魚にたかられているみたいだし」
原型を留めぬ残骸に、小魚が喰いついていた。形を見るに、これが変異して魔獣になるのかもしれない。
「まだ残っている魚魔獣は、川の中ほどの底と、水面付近だね。対岸の浅瀬にオタマジャクシもいるようだ」
「わかりました。見通してみます」
ルチルに状況を聞いたミィアが目を凝らす。多少の濁りや障害は透視できるし、水底近くの暗がりも暗視で対応している。川の対岸までは無理にしても、何とか手前半分は見通せた。
「……プルメリアさんに窺っているよりも、随分魚の数が多いです」
「小魚は隠れるのが上手いから、見つけきれないんだよ」
もっとも、全て見えてしまえばかえって混乱するかもしれない。捜波系では大きさまでは分からないので、区分をするなら目視が勝る。ルチルの発見、ミィアの精査、ストレガがメモ取りと分担していくと、川の手前側の状況は大体判明した。周囲をざっと調査に回ったヨルと、卵の産卵場所を確認してきたサイラスも合流する。
「普通の魚と魔獣になった魚は同種のものだと思われるのだ。オタマジャクシも同様なのだ」
大きさが違うだけで外見が類似しているというのもさることながら、魔獣の卵が存在しなかった事が決め手だ。普通の魚やオタマジャクシとして卵から孵り、どこかのタイミングで魔獣に成ったり成らなかったりするのだろう。
「エーテル溜まりが見てわかる様なものだったらよかったのですけど」
トーラがしょんぼり眉を下げる。ダンジョン化するほどのエーテル溜まりであれば、見てわかる程の変化を見せる事もあるが『ちょっと他よりもエーテルが濃い一帯』というのは状況証拠以外に判別の仕様が無い。
「まあ、あるとしたら水の中だろうね」
「周りの植物には変化が無かったし、動物の巣穴なんかも特別妙な物はなかったよ」
ルチルが状況から推測した内容は、ヨルの調査もその後押しとなる。今回の魔獣発生に至るエーテル溜まりがタントのせいで無さそうだということで、ヨルは内心で安堵していた。エーテル浄化者の能力はまだ分からない事も多いが、タントは中では小粒な存在でもある。無意識にであれ、一度も来たことのない場所のエーテルを魔獣化するほど変容させることはできないだろう。
「もうちょい間引いとく? 大型の奴もいるみたいだけど」
「そうだね。中型以下の奴だけ残るように退治しようか」
そんなやり取りのあとで、サイラスが魚魔獣を討伐に入った。川中に引っ張り込むくらいしか有効打の無い魚魔獣は、水泳達者なサイラスに抗すべくもない。逃げる大型を倒して引き上げる。
「魚の調理法は前と同じ。今回はオタマジャクシの調査がメインなのだ」
念のため川岸から離れた場所でストレガが獲物の解体を始めた。ハリスとフェイサルも合流し、サイラスとトーラも加わって水路の手直しと開通の準備に入る。
「狭くする作業とか、この図面通りでいいの? 俺の方でやっとくけど」
「私は水路に水を入れる所までやっておきたいです」
サイラスがそう言うと、早く農地も見に行きたいと顔に書いてあるハリスが破顔した。トーラは水路側の作業を最後まで片付けていきたいようだ。
●
一方、村に残ったローザリカは、移住希望者たちと接していた。村は男性ばかり故、女性である自分の方が話しやすい事もあろうと思ったのだ。しかし彼女は自分で思う程とっつきやすいタイプでもなく、どうにも距離が詰めにくい。
「最初に話しといただろう? 色々な冒険者がいるってね。遠慮せず話しといで」
「いやー、農業をやるのに、リザードマンの皆さんは頼もしいですが」
ジェシカに諭されている夫婦者の夫と少女がリーダー格らしい。らちが明かないので、ローザリカから言葉を掛ける。
「僕の方からは、料理が得意な人がいないかを聞きたい。相談したい事があれば言って欲しい」
飲食業だったジェシカが頭一つ抜け、他は『食べられる程度の物は作れる』程のようだ。やる気を見せている女性が2人いるので、ジェシカの手伝いから始めればよいだろう。
「一つ質問があります。この村は、何故こんなに余裕があるんですか?」
婚約者が気に掛けていた少女の質問は、村の状況を訝しむものだった。ヴィントからは離れ、生存者はほとんどいない。普通ならば存続できないだろう所に元兵士らしき集団が住み着き、新規の募集まで始める景気の良さ。
「私はジェシカさんの人を見る目を信じているけれど、状況だけ見ればとても怪しい事は分かって欲しい」
元の村人は死んだと説明されたが、あるいは売り飛ばされたのではないか。大工を呼んで家を建てるだけのお金の余裕があると聞けば、そんな勘繰りもしたくなる、と目を細めた。
「む、それは……」
「そうではない、という事は何か他の理由があるのでしょう? 話して良くなったら教えて下さい」
タントの存在と帝国の支援はローザリカの一存で話せる事ではない。少女に無理に聞き出す様子はなかった。ここに来るまでに話し合ったのか、他の移住希望者達も頷いている。
「そんな真っ正直に聞く事じゃないだろうに。まあ、アタシらも何か妙だって事は分かった上で来てるっていう事さね」
その後は、気を取り直して今後の村の話をする。特産品になるような料理を作れないかというローザリカの提案は、まず村に観光客を呼ぶつもりかどうかが先決になりそうだ。村長のボウノは考えた事も無かったという顔をしている。
「人が来るようになれば、そりゃあ歓迎はしたいですね。それくらいの余裕はある村になると良いんですが」
「ホイ、そこはお前さんがやる気を見せる所じゃろ?」
老大工に突っ込まれたボウノには、栄える村の未来がピンとこないようだった。
「もっと簡単な内職の思案もあるんだ。これは婚約者殿の方が詳しいから、後で話を聞いてみようか」
「戻って来たよ!」
表に出ていたタントが声を上げる。サイラスとトーラは水路の調整と開栓の為に残り、それ以外は戻ってきた。ストレガは現地で下処理までを終えた獲物を持って作業小屋へ。農地へ向かう他の面々に、ローザリカと新規衆もついていくことにする。
「あの子と話をしようと思うんだが、何かあったかい?」
「誤解しないでくれるかな、婚約者殿。あいにくこの目は生まれつきでね」
わざとらしくジュストを睨んでから、ローザリカは少女が年齢以上に聡い事と、まだこちらに心を許していない事を伝えた。
「読み書き計算が出来て頭も回るなら、内政に興味を持って欲しいけれど……」
急に指導陣に加われと言えば引かれてしまうかもしれない。様子を見て判断してもらうのが吉だろう。フェイサルは医務室担当になった兵士と話をするつもりのようだ。
「重ねて言うが、程々にな。ハリス」
「しっかり話してきてください、フェイサル殿。薬草を作るだけでなく、広く活用できる知識があればこの村独自の価値となりましょう」
盟友と言葉を交わし、医務室へ。僅かな間にフェイサルの嗅ぎなれた匂いの部屋に成りつつあった。
「言われたことはやっているつもりだが、これで問題ないか?」
「ふむ、見事だ。しっかり処理されている。ただ、この辺りは雨振りの日に作業したのではないか?」
「む、どうだったかな……」
干された薬草の一束を示すと年長の兵士は考えこむ。雨の日は湿度が高いので、陰干しの時間を変える必要があると伝えれば、なるほどと納得したようだ。
「この草は香草として料理にも使える筈だ。多めに作れたらそちらで使っても良い」
「なるほど。薬なんだから食べても害はないか」
この歳になって新しい事を覚えるのは大変だと笑う兵士に、フェイサルは敬意をもってしばし語り合った。
●
「これだけの人数がいるのです。順次農地は増やしていけそうですね!」
「まあ、柵の様子も見つつかねえ。兎が通れたっていう事は、小さい魔獣が抜けてくるかもしれないだろう?」
鼻息荒いハリスも、ルチルの言に頷く。鼠程度の魔獣でも一般人を食い殺すことはあるのだ。ルチルは柵の改良を提案すべく、実際に侵入された現場を見に回る。
「ここに穴が掘られています。あ、そこにも……」
ミィアが透視で兎の通路を見つけていくと、思っていた以上に食い込まれていたらしく村人の顔が青くなる。牧草地の予定地も見て回ると彼女が言えば、お願いしますと頭を下げた。どうやらそっちには巣穴まで作られているらしい。
「古い使われていない巣穴が殆どなんですが、住み着いてるのもあるんじゃないかと思うんで」
「なるほど。足を折ったら危ないですし、畜獣を入れるまでに埋めてしまいたいですよね」
案内兼作業員の村人を連れて、ミィアは牧場をてくてく歩く。ルチルも柵を一通り見て状況を把握したようだ。
「時に、侵入した兎はどうしてるんだい?」
「罠で捕まえた奴は夕食になってますね。まあ、なかなか捕まらんのですが」
狩り担当の村人が罠を設置したりもしているらしいが、半分以上は逃げられているらしい。
「兎を殺して食べるのに抵抗がある女性は、いないかな?」
「ふむ、忌避感がある者はいないようだね」
ローザリカとルチルの危惧もどこへやら、農民系女子は思考的にはハリスの側らしく、害獣に掛ける情けはない。ならばとルチルが美味しい締め方や調理法の説明をする。
「土地は耕してくれていますから、まずは種まき。これは晴れている間にすませたい。ボウノ殿が良ければ、全員でやるのが良いでしょう。牧畜についてはそろそろ羊なりを購入しても良いかもしれませんな」
ハリスは村長のボウノも立てつつ、今すぐに取り掛かるべき内容から説明していく。一通り説明が終わった頃に、ローザリカがハリスへ声をかけた。
「先ほど話していたのだが、ドライフラワーやポプリのような内職も出来ると良いかと思ってね」
「なるほど。作物によっては花を一緒に植える事で良い効果を発揮する組み合わせがあります。あいにく、加工出来る花であるかまでは知らないのですが……」
「では、僕の方で花のリストを作ろう。実際にこの辺りで育つ物なのか、作る予定の作物と合うのかは君の方で見て選んで貰えるかな」
この辺りの花であればタントが詳しいとボウノが推薦し、なかなか凸凹したトリオが結成された。一通り畑を見て回って戻ると、トーラが手をブンブン振っている。
「水路に水を通しましたよー! 村の外まで水が来てます!」
「取水口に簡単な柵は作っといたけど、まあ魚魔獣もだいぶ減ってるから寄って来ないかも?」
片手間で、というにはそれなりにしっかりとサイラスが手を掛けたようで、しばらくは大丈夫だろう。早速水路を見に行って、ボウノ親子が感嘆の声を上げている。新規の移住者よりも感慨はひとしおのようだ。水源地の様子や、今後の観察についてなどを共有していると、そろそろ一日が終わる。
「皆、お疲れなのだ。今夜は魚料理なのだ。オタマジャクシは毒は無かったけれど、内臓は虫がいそうだし、食べれる肉は少なかったのだ」
作業小屋から出てきたストレガが、がっかりした顔でそう報告した。
マスターコメント
ミドルシナリオ普通 報酬:標準10 / 6〜10人
2022年05月15日 13時51分23秒 公開
相談掲示板
自己紹介は…もういいでしょう!( 皆様、この度もよろしくお願いいたします。 >人員 今回は!農作業に従事していただけるという方が!来ているそうですね!!!( 大変に喜ばしい!直ぐにでも畑の拡張に取り組みたいところですが…最初から全力で飛ばしては 貴重な人手を潰してしまいますから、できるだけ抑えつつ皆様の得手不得手や適性を知る機会に させていただきましょう。それを見た上で農業と鶏の世話のどちらを担当するかを決める形で。 あ、ウサギ対策に罠もかけましょう。肉は食べられます(無慈悲(← >長期計画 ソーレ村が将来的に帝国の中でどういった役割を果たす場所になるかを明確にすべきですね。 現状は浄化能力者という保険を持ち安定した農業が行える場所という他に、魔獣等の問題はあれ 水源や猟場などといった恵まれた生活環境があり、開拓と保安さえできれば移住に向くといった 売りがあります。私としては以下のようなものはどうかと。 1:帝国の各都市から難民や移住希望者の受け入れを継続 2:薬草や野菜の生産は自給自足並びに後述の将来性のために早めに軌道に載せる 3:水源の安全を確保し水路を整備。また森の伐採・開拓と建築を並行 4:将来的には多種の薬草と滋養のある食材、薬草とそれを元にした薬の生産・流通を視野に 交通の要所・補給地として以外にも医療技術を高め傷病者の療養地としての役割を期待 この村が未だ戦禍の傷癒えぬ帝国の人々を癒やし支える場所になって欲しいと思っています。
トーラです。 よろしくお願いします! とりあえず水路を使えるようにしたいですね。 水場は前回触れれなかったんですけど、魚魔獣が居たから蛙魔獣が居付けなかったのかも? とはいえ残しておくと明確に村の人の驚異になりますし、難しいですね……(むむぅ) それで考えたんですけど、水路の入り口を狭くして、大型の魚魔獣が入って来れないようにするのはどうでしょうか? その上で水路にいる大型の魚魔獣のみ駆除して、驚異にならない位の小型を残せばオタマジャクシを食べてくれないかと。魚魔獣もすぐに大型に成長しないでしょうし、頃合いを見て釣って食料にするとか。 それと、エーテル溜まりが無いかの確認もしておきたいですね。
ジュストだ、今回もよろしく頼むよ。 試験的にとはいえ、人が増えたのは喜ばしいね。 ハリス殿が張り切るのも解るよ。 ただ農業を本格的に始める為にも水源水路関係はしっかり抑えておきたい所。 だから俺は今回水源周辺のエーテル溜まりや魔獣の調査に赴こうかなと。 その調査結果次第な所もあるけれど、水路の工夫としてトーラ嬢が挙げてくれたような案は良いかもしれない。 ただ水路の入口をあまり狭くし過ぎると、別の問題も起きるからそのあたりは要調整という感じで。 ソーレ村が将来的に帝国の中でどういった役割を果たす場所になるかを明確にすべきというのは同意。 概ねハリス殿が挙げてくれたような段階を踏んで進めていきたいところだけれど、4に関しては集まった住民の意見も反映させたいかな。 調査とあわせて可能なら内政・外交あたりにも少し触れるつもりだよ。
ヨルだ。宜しく。 人がだいぶ増えてきたし、村の様相になってきた感じがするね。嬉しいな。 >水路 前回の今回だし、水路はしっかり解決しておきたいのは同意。 水路の入り口を狭くするのは良さそうだ。大型の魚魔獣の移動を制限する、というだけなら他にもやりようがある気もするので、合わせて補修する感じで考えてみてもいいのかな。 >調査 水路付近にエーテル溜まりの有無、どちらも気になるところだね。 別の魔物の発生源が新しく1つできるだけでガラッと変わりそうだし、丁寧に調べておいて良さそうだ。 資料には水路のこととか書いてないということだけど、当然のこととして処理されていたなら行事や慣習に名残がある可能性もある⋯⋯といえばあるね。余裕があれば見てみようかな。 >個人 俺は国政のこととかちょっとわかんないけど、ハリス君のあげてる方針はわかりやすくて良いと思う。 最終的には集まった住民の意見を聞いて、というのも賛成。 俺個人の動きとしては水路の解決、エーテル溜まりの現地調査をメインに、あとはちょっと料理関係を見直したいね⋯⋯。【外交】で料理に長ける人や医療に長ける人を誘致するのが早いのだろうか。
No.5
サイラスだ、よろしくなー 水路側また俺弄りに回ろかー?前回水路のやってたしその続きと柵追加くらいならいけるんでなかろか。ついでに近いから調査側の補助も出来ればと まあ建物でもなんでも作れる物作るから足りなければ人足りないとこの補助に回れるとは思う 狭くするついでに申し訳程度に柵でも用意するとか?制限するだけならそれでいけそうかと。 後は資料漁ったりオタマジャクシ確認してみたいなとは。水弾とかあれば危ないだろうし、近くに親いないかとか
フェイサル・セイフだ、今回も宜しくお願いする。 >個人行動 水路の方は前回の成果をより確実に、そして一歩深く……という訳だな。 水路の幅を変えてしまうというのは中々良い考えと感じる、 周辺環境の調査も含めて人手は必要そうに思えるし、事故や怪我に備えて私はこちらを主に動こうか。 後は薬草の処理などに担当者がついたようだし、微力ではあるが教えられる事があれば教えておくよ。 >将来的な展望 人数が増えて雰囲気が変わってくる中で、これからどういう形にというのは確かに必要だな。 最終的な方針は住民となる彼らに選んで貰うのは当然として、 目指す先に賛同できなければ去る者も現れるだろうか……価値観のすり合わせは、早くやった方が良い。 そしてどのような形になるにしても、自給自足と安全の確保はやり過ぎという事も無いな。 衣食足りてなんとやらという訳では無いが、余裕を生むためにも一所懸命に働くとしよう。
とりあえず水路の大型魚魔獣は退治する方向で大丈夫でしょうか? 前回多くに逃げられていますし、確実に退治するため水着を着て寄せ餌誘い出してエーテル流体弾で水路の外に弾き出そうと思うんですけどどうでしょう? 同行される方はその対処もやって貰えると助かります! 将来的な展望もハリスさんの案で良いと思います。 あと、折角良い野菜が採れるんですから料理面も強化して美味しいものを売りにするのも良いかもです。
大体見知ったメンツだが、情報屋のルチルだ。 今回もよろしく。 一歩一歩だが、村の発展が進んでいるのが見て取れるね。 今後の方針としてはハリスの挙げてくれた長期計画案で間違いはないかと。 修正・改善案も思いつかないのでそのまま村長達に持っていくといいんじゃないだろうか。 >水路 前回に引き続きこれが最重要課題となるだろうね。 アタイもオタマジャクシ型の魔獣が顔を見せるようになったのはより強い魔獣がいなくなってしまった原因と思うよ。 まあ、オタマジャクシなら小型に食ってもらって大きくなる前に始末という方針で減らせると思うが、他に上のヤツらがいなくなって現れる魔物がいないとも限らないしその辺の調査もやっておこうと思う。 水路を狭めて大型が入って来られないように予防、村民の手では対処しきれない魔獣を始末するように戦闘…で異論はない。 水中系の敵に有効なスキルが多いが、水着装備時はステータスが下がるのも事実。 トーラが倒れないように討伐時は手を貸そうかと。 >個人行動 狩猟・採集、防衛計画は軌道に乗っているが農場で獣害が出ているのが気になるな。 防衛計画の一環にも入るので、目を通しておこうかと。
ストレガなのだ。宜しくなのだ。 作業人員が増えているのは喜ばしいことなのだ。 狩りも順調なら今回は水路の方についていこうか。 今度こそウォーターウォーク持っていくのだ。 魚は捌いてオタマジャクシも生態調査の為に捌いてみたいのだ。 水路を狭くするのはアリだと思うのだ。 あとは料理の話でも。 といっても調味料になるものが豊富に育てられるとよいな程度だが。 香草は虫や動物が忌避しやすいので食害対策にもなるし。 ウサギは食えるし毛皮は売物になるので罠にかけるが良し(無慈悲 あとは柵を増強してもらえるとよいのだ。
ヒーラーのミィアです。 透視で水路を見て回って状況や魔物の生態などを観察しお知らせしようと思っています。 暗いところもあると思いますから暗視も用意しています。 まあ、深さや水の濁り具合などもあるとは思いますけれど。 必要でしたら他のところの透視もします。 よろしくお願いします。
ウサチャ……ん゛ん゛っ 畑を荒らす害獣を美味しく食べてしまおうというのは確かに良い案だ。 移住してきた女性たちに抵抗がなければ料理してしまうのに賛成だ。 >水路 狭めた水路を引き込む件については前回の依頼で提案した時に、低コストなこともあって それなら出来そうと言って貰っていたから時間と手さえあれば実行可能なように思う。 魚魔獣を全て倒してしまうかどうかは新しく発生したオタマジャクシ魔獣のこともあるし 慎重に行った方がいいのではないだろうか。 大型の魚が村に入ってしまう事態は水路を狭めることで防げるし、 過去も大きな問題になっていなかったことを考えるとあえて現状維持でも良いように思う。 やるとしたらオタマジャクシ型の方の調査と討伐かな、と思っていた。
そうですね。 魚魔獣については水路の中に残った大型を駆除して小型は残すつもりです。水路の入口を狭めても小型は入ってくるでしょうし。 とりあえず捜索用の捜波と、殺到されたときの神眼法を持っていって、アクションは撒き餌とエーテル流体弾で行きますね。
……あれ、もしかして水路にはまだ水が入ってません?(汗) 前回討伐したのは川だったみたいですね。水路でのことだと思ってました…… それなら、魚魔獣はそのままで良いですね。 お騒がせしてすみません。