【滄溟】ふたりの巫女

炙りとろ左門

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シナリオID:2105

オープニング

 リーンエス王国南部、マーレ伯爵領。
 白い石壁と青い屋根の家々が並ぶ観光地「ティラ=マーレ」はこの伯爵領の岸壁都市だ。
 もともと温暖な気候の王国の春の盛りに、ティラ=マーレでは初夏の頃といえるような爽やかな日差しが降り注ぎ、すでに海開きが行われた。海の水はまだ少し冷たいが、海に慣れ親しんだティラ=マーレの住民にとってはこれくらいなんともない。むしろようやく涼めるといった具合——。

 そんな街の賑わいから、隔絶された場所がある。
 青の代わりに、色とりどりの草花と、日陰を作るための樹木が植えられた白亜の園——領主館の離れ。ひとりの少女のために用意された小さな世界。白い壁、白い床、白いシーツ。おおよそ穢れのないその世界に埋もれるように、ベッドに静かに横たわる少女。
「リティア」
 マーレの「滄の巫女」、エルアはそっと呼びかける。真っ白な睫毛がわずかに震え、宝石のような紫瞳(しどう)が覗いた。
「エルアおねえさま……」
 紡がれる声は庇護欲をそそるほどにか細い。いつもは物憂げに伏せられているだけの瞳が、エルアを見ると淡く輝く。
 会いにきてくれて嬉しい——そう言おうとする小さな唇を、エルアはそっと指先でとどめる。
「具合が悪いんだから、安静にね」
「おねえさまとおしゃべりするくらい、なんともないわ」
 エルアは水差しを持つと、器に注ぐ。そして少女を助けおこすと、口元に近づけてゆっくりと飲ませた。そのあと真白い額に触れ、エルアは表情を曇らせる。
「まだ少し熱があるんだ……」
 エルアの母親(はら)違いの妹、リティア。可憐な小花を体現したかのような少女は、生まれつき病弱で、この清らかな世界から出たことがない。
 リティアの世界に住む人々は、姉であるエルアと巫女の守護者のセシリオ、そして娘を溺愛する領主(ちち)——それから、数人の使用人だけ。そんな世界で、リティアは臥して死を待つ儚い命そのものだった。
「ごめんね、お薬が……早く、用意するから」
 毎晩飲む必要のある薬。それが底をついて数日。リティアの具合はどんどん悪くなる。エルアも何とかしたいが、薬の材料になる薬水が湧く洞窟に入れないのだ。
「だいじょうぶ……あのお薬は苦くて、好きじゃないの」
 そう小さく笑った後、リティアは苦しそうに胸元を押さえた。
「リティアっ」
「へ……平気よ」
 エルアはリティアは横たえ、リティアの呼吸が整うまで手を強く握っていた。
(魔獣の活発化……今までは、問題にならなかったのに)
 傭兵や冒険者に依頼して下せる程度の魔獣が、昨今、授恵者でなければ太刀打ちできないような強さになっているという。このため洞窟は封鎖され、リティアの薬を作れない。
 このままでは、リティアだけではない。街の、病に苦しむ人々を不安にさせてしまう。
「巫女様」
 と、いつの間にそこにいたのか、セシリオが部屋の入り口のところに立っていた。
「御館様がお呼びです。リティア様のことでお話がある、と」
「……分かった。リティアをお願い」
 父が呼んでいる。大方言われることを想像し、エルアの気分は沈んだ。

── ○ ──

 エルアとリティアは、半分は血がつながっているというのに、あまり似ていない。エルアは母に似て、黒い髪に青い瞳。リティアは父に似て、白い髪に紫の瞳。
 それを、リティアは残念そうに語る——おねえさまと同じが良かった。
 そして、父も。リティアではなくお前が、紫瞳の巫女だったなら。
「リティアの様子はどうだ」
「芳しくはありません」
 領主(ちち)バーシルが気にかけるのは、いつも、最愛の恋人との間に生まれたかよわい娘リティアのこと。正妻とは政略結婚で愛情のかけらもなく、正妻(はは)に似たエルアのことを好くはずもなく。
「お前が、巫女としての責務を怠っているからではないのか」
 いつもそんなふうに、エルアを責め立てる。
「……申し訳ありません」
 リティアの病と、エルアの努力に関係などない。巫女に何の力もないことは分かっているはずなのに、結局のところ、エルアを責める理由が欲しいだけなのだ。
「お前の瞳が紫であったなら、リティアは苦しまずに済むだろうに。可哀想な子だ」
 紫瞳。海嘯蛇(シーサーペント)を撃退したと伝えられる巫女の家系には、必ず紫瞳の子が産まれた。領主家にのみ伝わることだが、紫瞳の子は巫女の生まれ変わりと言われ、「滄の巫女」として街の祭事を取り仕切る。今代の本当の巫女はリティアだった。
 しかし、リティアは外に出せる体ではない。ゆえにエルアが代わって巫女を務めている。それはバーシルが決めたことなのに、それが気に入らないのだ。
「洞窟の封鎖を解き、冒険者に解決を頼みましょう」
 良い加減、この件でバーシルにねちねちと言われるのも厭(いや)だ。エルアは先日街を訪れた冒険者の面々を思い浮かべる。バーシルは片眉を上げた。
「余所者の手を借りると。怠惰な者が考えつきそうなことだ」
「私では力不足であることは承知しておりますが故……」
 エルアの言葉に、バーシルはふんと鼻を鳴らす。
「承認しよう。下がれ」
 バーシルにとっても、事態の解決は急務である。エルアはほっと胸を撫で下ろしながら場を辞して、離れへと戻った。
「リティア、」
 心配ないと、伝えたかった。苦しみはじきに取り除かれる。
 部屋では、リティアとセシリオが視線を交わし、静かに、穏やかに言葉を交わしていた。
「——……」
 ふたりの、お互いを見つめる視線にこもる熱がなんなのか、エルアもさすがに気づいている。
 エルアはそっと離れから立ち去った。想い合うふたりを引き裂く立場にいることが、どうしようもなく苦しい。
(愛の力、なんて)
 それがまやかしに過ぎないことは、伝説が証明しているというのに。

解説

皆さんは、リーンエス王国南部にある海辺の街「ティラ=マーレ」へとやってきました。そして領主の娘「滄の巫女」エルアから、薬水の採取を依頼されます。 目 標:薬水の採取 副目標:魔獣活性化の原因調査 薬水が湧く洞窟では、最近になって水棲の魔獣が活発化しており、一般人は近づけません。冒険者さんの力を貸してください! ■エネミー情報 ★オーレリア(水海月)×たくさん  水中と空中を浮遊するミズクラゲの魔獣です。長い触手を何本も持っており、触れると【スリップ:強度3】【移動阻害:強度3】のBS付与判定が発生します。それ以外特筆した能力は持ちませんが、BSの累積にはご注意ください。 ★マーレクラブ(海蟹)×3  堅い甲殻に包まれた大きな海蟹です。巨大な鋏を振り回し、時に泡を吐いて攻撃します。 ■エリア情報/薬水の洞窟  薬の調合の際に使用する、混合液を作るのに適した清らかな水が湧く洞窟です。特に薬水自体に治癒の力はありませんが、このような経緯から一般人の立ち入りは制限されています。しかし最近水棲魔獣の活動が活発化し、採取の妨げになっています。  内部は明かりが少なく、足元は滑りやすくなっています。 ■NPC 今回洞窟には連れて行くことはできませんが、調査パートで指名可能です。 ★エルア:ティラ=マーレの領主の娘で今代の「滄の巫女」です。腹違いの妹リティアの病に効く薬のため、薬水の採取を依頼します。 ★リティア:エルアの腹違いの妹で、病弱なために臥せきりである少女です。外界と隔絶されているため、外の世界のことはほとんど知りません。 ■特記 マスターページは参照しなくても判定に影響はありませんが、上記の他、描写やマスタリングに関する項目があります。

マスターより

初めましての方は初めまして。こんにちは、炙りとろ左門です。 本連作は4話または5話で完結予定で、本シナリオは第2話となります。ミドルですので、前半は採取、後半は調査、といった感じになると思います。 途中からの参加も大歓迎です。もしティラ=マーレの雰囲気を知りたいという場合は、第1話「【滄溟】歌を白南風に乗せて」をお読みください! それでは皆様のご参加&プレイング、お待ちしております!

リプレイ

 依頼を受けた冒険者たちは、領主館の一室に通されていた。程なくして、依頼人であるエルアが慌てて部屋に入ってくる。
「おまたせ! ごめんね、用事が長引いちゃって」
 『滄の巫女』の仕事は祭事を取り仕切ることだけではない。領主家の人間である以上、その政務にも関わっているという。エルアは冒険者たちを待たせたことを詫びた。
「事前に聞きたいことがあるって呼んだのは、こっちだからな」
 ペルゼィックはぶっきらぼうに言ったが、エルアは柔らかい微笑みを浮かべた。
「ありがと。依頼書なんて書くの初めてだったし、手間取らせちゃったね。可能な限り答えるよ。あ、とにかく楽にして! 堅苦しいのは苦手なの」
 振る舞われる茶から、柑橘系の香りが立ち上る。
「この街には、海嘯蛇(シーサーペント)退治の伝説があると聞いたが……」
 ローザリカ・L(リベラ)・ディオールがそう切り出したので、エルアは小首を傾げた。
「うん。それが、どうかした?」
「言い伝えが、過去の災害などに対する警鐘だったりすることはよくある話だろう? 何かのヒントになるかもしれないし、一度詳しく聞いてみたいと思って」
「なるほど……うーん、セシリオの話だと、大津波とか大時化(しけ)、大海渦(メイルシュトロム)と同じように語られたこともあったみたい」
 まだ要領を得られないといった様子のエルアは、不思議に思いつつも更なる問いを待つ。
「そうか……活発化しているのは、洞窟の魔獣だけなのかな? 種類も、水棲の魔獣だけ?」
「今のところ危険だとみなされているのは、洞窟の様子くらいだけど……漁に出た船舶が、近海じゃみかけない魔獣と出くわして引き返してきた、って報告は増えてるかも」
 沖の魔獣が海岸に流れ着いたり、近海まで泳いできたりすることは稀にある。とはいえその報告数はまだ、例年並みだという。
「ありがとう。……まあ、一見関係のないようなことでも、原因として考えられるということはあるからな」
「原因……」
 エルアの表情が一瞬曇る。だが、すぐになんでもないように笑みを被せた。
「他に質問は?」
「洞窟の内部や、周辺の地図……なければ、洞窟内の地形情報などが欲しいな。採取行動に役立てたい。それと、同じようなことは過去にあったのかどうか、など」
 だわが尋ねると、エルアは部屋に備え付けられた机から筆記用具を取り出す。
「立ち入るのは皆慣れた人たちだから、地図とかは……あっても記録用のしかなくて、そっちは閲覧許可が降りないかも。私の記憶頼りでよければ用意するね」
 エルアがさらさらと地図や注意事項を書き記していくのを、ペルゼィックが覗き込む。
「どーも。ま、大事なモン取ってくんのに、あとからいちゃもんつけられたらかなわねーからな」
「そうだね。みんな勝手はわからないだろうし。これ、役立てて。それから……」
 と、エルアは記憶を辿るように腕を組む。
「洞窟内の魔獣が強くなるっていうことは……私が覚えている限りでははじめて、かな? 街の爺様たちにも聞いてみるよ」
 何か大きなことの前触れかもしれない——冒険者たちの危惧は、エルアにも伝わったようだ。
「今回の依頼は、妹(リティア)の病のためだけじゃない……街に住んでる、病に苦しむ人たちのためにも、お願いします」
「おまかせください」
 頭を下げるエルアに、アリオン・リューは胸に手を当てて応える。薬が無い苦しみは、アリオン自身、身近に感じたばかりのことだ。やる気は十分である。
「そうだね。他人事にも思えないし、さ」
 依頼には調査も含まれている。一時凌ぎにはしないという意図を汲んだ海神(うみがみ)・江流(える)は、依頼人の人柄を把握した上で、そう言い添えた。
 病弱な妹。立場ゆえに苦しむ姉。それは、江流と、剣の主である彼女の姿に重なるものがある。ゆえにできる限り、その憂いを晴らしたい——そう考えていた。
「あたしは妹だけど、お姉ちゃんのこと大好きだから……任せて! リティアちゃんだっけ、その子も喜ぶよ!」
 ツィーラ・イェレミースも、エルアに対して感じるものがあったようだ。ローザリカも「妹」という単語に反応を見せる。
「折角の縁だ、なんでも頼ってほしい。余所者だからこそ出来ることもあるだろうさ」
 顔を上げたエルアは、ぱちりと目を瞬く。
「……ありがとう。道中、気をつけてね!」

● 薬水を求めて
 海辺にある洞窟の中はひんやりとしていた。ランタンを掲げて薄暗い中を照らせば、波や潮の満ち引きによって浸食を受けて形成された壁や床の細部を確認できた。
 入り口付近は静かなものだが、洞窟の一部は海と繋がっているという。
「何か解決の手がかりになるものが得られるといいのですが……」
 ゲルダは光源から離れないよう気をつけながら歩を進める。湿った土が足元で音を立てた。
「っと、滑るといけないな……」
 同じく足元の状態の悪さに気づいたジュスト・ヴェルジーが、皆の中心でウォーターウォークを唱える。
「これで多少は歩きやすくなるはずだよ」
「効果が切れたら、俺がかける」
 ペルゼィックも歩きやすさを確認しつつ、皆に声をかけた。
「頼もしい限りだ。一応滑り止めの加工は施してきたけど、これでは心もとなかったからね」
 バランス感覚に滑り止めの加工を施した靴。シルヴィア・A(アルヴィン)・カペルの準備も万端だ。
「さて……現在地においては、エーテルだまりのようなものはなさそうだが」
 シルヴィアはランタンを掲げ、冒険者としての感覚を研ぎ澄ませる。エーテルの濃淡を測るスキルは今の所伝授者がいないが、ダンジョン化してしまうほどのエーテル濃度であれば第六感が教えてくれるだろう。
 エーテル濃度が高まることでの現象の観測によってでも、ある程度推測は可能だが、入り口の時点では『ただの洞窟』だ。
「……ん?」
 と、シルヴィアの耳がかすかに物音を捉えた。水の滴る音に混じって聞こえるその「ツコツコ」という足音は、洞窟の奥から聞こえてくるようだ。
 そのことを仲間たちに伝えると、サマエラ=フォリウムが目を細めて、続いて江流を見た。
「海蟹(マーレクラブ)だろうか? 水海月(オーレリア)は浮くことができるということだから……」
「かもしれないね。厄介なのはそっちのほうだと思ってる」
 江流は頷き、歩き出した。音もなく近づいてくるその敵は、エルアの話では水中に潜ることもするらしい。あまり深く潜られると面倒だ。
「じゃあ、手はず通りに」
 アリオンが剣を抜いてそれに続き、一行は洞窟の奥へと足を踏み入れた——。

── ○ ──

 一行はまず、群がってくる水海月の対処に集中した。水中と空中をふよふよと漂い、こちらを痺れさせてくる以外には特筆すべき行動をとってこないこれらが、敵の中でも最も脅威であるという分析は正しかった。
 全員の身動きが取れなくなる前に一掃が求められる中、アリオンが放った【殺界】は功を奏した。その準備が整うまでゲルダが海蟹を吹き飛ばしてアリオンに近づけさせないようにしていたのだが、吹き飛ばした先に運悪く(冒険者たちにとっては運の良いことに)海蟹が密集しており、魔獣たちは混乱に陥ったようだった。
「……なるほど、これは使えますね」
 ゲルダはうそぶく。魔法や武器による攻撃が通りにくい相手だ。正面から挑むより、こうして文字通り手玉に取ってしまえば、水海月への対処に時間を割ける。回数に限りがあるため乱発はできないが——。
「あたしも手伝うよ〜!」
 頼もしい仲間、ツィーラがゲルダの応援に駆けつけた。
「とおりゃーっ(つぃーら・きっく)!」
 緊張感に乏しい掛け声と共に繰り出される蹴りは、しかし苛烈な鋭さと速さでもって海蟹の甲羅の隙間を穿つ。
 ペルゼィックはその様子を見て「大丈夫そうだ」と判断すると、水海月(オーレリア)に向き合った。
「ものは試しだ。役に立つかはわかんねぇけど——」
 ペルゼィックは仲間に下がるように促すと、水海月の群れを巻き込むように【氷嵐】を起こす。
「ちっ」
 効いてはいるようだが、水場を凍らせることはできなかった。スキルによる炎や氷といったものは自然現象ではなく、永続的な効果を持たない、いわば「エフェクト」であるからだ。スキルによって発火した現象は、目的の達成とともに速やかに収束する。ペルゼィックは舌打ちしたが、「大活躍じゃないか」とジュストが魔弓を引き絞った。
「これであとは、弱った相手を確実に倒すだけだ。無駄うちを抑制できる。水に潜られる前に処理してしまえばいいことだしね」
 ジュストがそう言った通り、水海月一匹一匹の戦闘力は高くなく、あとは斬り捨てるのみだ。
 返事をしようとして、ペルゼィックは痺れた体をこわばらせた。これはなかなか、やりにくい。
「大丈夫かい?」
 動きにくそうにしているペルゼィックの肩をぽんと叩いて、シルヴィアが【解呪】を施した。
「……ありがとな」
「これが役目だからね。お互い様さ」
 そう言っている間にも、サマエラが【魔矢】を、だわも長射程からの攻撃をおこなっている。そうしてあっという間に水海月たちは掃討された。
「っと、ディオールさん! そいつは逃すから、そこまで、そのへんに」
「む」
 海蟹に対して強烈な【超説法(物理)(我々の業界ではご褒美です)】を繰り出そうとしていたローザリカの脚が、江流の声かけでぴたりと止まる。もちろんローザリカも逃すつもりで手数を調整していたのだが、ちょっと(主に捲れ上がるドレスの裾の)勢いが良すぎたらしい。止められた。
「これは失敬。さあ、どこへ行くつもりかな」
 ローザリカが逃げ出す海蟹を見送る先で、だわも水海月を何匹か見逃した。それらはふよふよツコツコと、洞窟のさらに奥へと逃げていく。それは、薬水が湧いているという場所とは別の方向だった。
「あれれ、どうしよ」
 ツィーラが戸惑いの声を上げる。ゲルダは少し考えた後、逃げ出した魔獣たちの方を指差した。
「先にあちらの様子を見ましょう」

── ○ ──

「こうして観察すると……話に聞いた通り、近海で見るタイプの魔獣ですね」
「色と大きさが微妙に違う気がするが、亜種というやつか?」
「あるいは突然変異か……それにしても、数が多いと思う」
 ゲルダとだわと江流が団子のように頭を縦に並べて、物陰から魔獣たちの様子を伺う。弱った魔獣たちが逃げ込んだ穴には、傷ついた魔獣たちがぐったりと身を横たえていた。洞窟にやってきた者たちにやられたのかと思えば、別の個体が奥にある波打ち際から上がってくると、同じように浅瀬に転がった。
「……どう思う?」
「皆成獣ですよね……個体同士で殖(ふ)えている感じでもなさそうですし、外敵に追いやられた、という状況でしょうか」
 江流の問いに、ゲルダは慎重に分析を重ねる。おそらく奥の水辺は海に繋がっているのだろう。応急処置だが、出入り口さえ塞いでしまうことができれば、魔獣の侵入を多少なり抑制できそうだ。
 ゲルダの【残留思念感応】では、魔物のそれを汲み取ることはできない。しかし自分達以外のヒトの思念を拾えないということは——例えばこの状況を作り出している人間の存在は排除できる。ほどほどの収穫を得て、3人は薬水採取に向かった仲間達と合流した。
「薬水は汚染されてなかったぜ」
「十分量は確保できたと思うよ〜」
 ペルゼィックとツィーラは薬水を汲んだ水袋を掲げた。ペルゼィックとサマエラとの調査の結果、薬水は純度の高い水であり、それ以上でもそれ以下でもなかったようだ。海辺でこのような水の湧出点があることに、ローザリカは興味津々だったが……それ以上に敵を知るため、余った水袋に水海月を詰めていた。
「そっか〜、魔獣は海から……」
 ツィーラは江流から報告を聞き、うーんと考え込んだ。
「帰っていろいろ聞くのがいいかも! とりあえず、薬水を早くとどけてあげないとね」

● ふたりの巫女
 無事薬水を採取し終えた冒険者達は、エルアの案内で街の薬屋を回り、それを分けた。薬師達は冒険者達にいたく感謝し、それぞれ土産物を寄越すので、領主館に帰る頃にはそれぞれの腕の中はたくさんの食べ物でいっぱいになっていた。
「本当に助かったよ、ありがとう! 妹のお医者さんにも薬水を渡せたし、これで安心。あとは調査報告も聞きたいし、今日はうちでゆっくり休んでいってね」
 エルアはそう言うと、ぱんぱんと手を叩いた。するとどこからともなく使用人達が現れ、冒険者達を風呂場へ連行して行くのだった。

── ○ ──

 サマエラは一足先に湯から上がると、広間にいるエルアのもとを訪れた。エルアは冒険者達の報告書に目を通しており、サマエラに気づくと軽く手を振る。
「急にごめんね。御館様が潔癖症でさ」
「いや、病気の妹君がいるのだから、身を清めるのは当然だ。それにとてもいい香りもしたし……」
 依頼に不慣れなせいで不足を出したエルアなりの誠意なのだろう。サマエラは言葉にすることはせず、一緒になって報告書を覗き込む。
「持ち帰った魔獣の遺骸はギルドで保管してもらっているが、のちほど、普段洞窟に入っていたもの達にも見てもらいたい。気づくことがあるかもしれない」
「そうだね、助かるよ。現時点で私から言えることは……」
 エルアは報告書の内容について、「これはどういうことか」とサマエラに細かく聞きつつ、過去聞いた話との差異を洗い出していく。
「見た目は近海で見るタイプの魔獣だけど、それより大きいし、能力もちょっと違うみたい……突然変異にしては数が多いし、個体同士で殖(ふ)えている感じでもない、と……」
 そこへ、他の冒険者達も集まってくる。エルアは大きな机に一度移動すると、報告書を広げた。
「このあたりの潮の流れがどうなっているか、教えてもらっていいかな? できれば広域図で示してもらいたい」
 そう尋ねたのはジュストだ。エルアは指示通り、簡易的な潮流図を描く。
「今の季節はこんな感じかな。漁師さん達の方がもっと詳しく書けるだろうけど」
「いや、十分だよ」
 エルアがかいた潮流図は、陸はティラ=マーレ周辺と例の洞窟、海は冲までのそれを示している。潮の流れは複雑だが、沖と洞窟を結ぶ流れがあった。
「……普段は沖にいる魔獣が流れてきていると考えるべきか。洞窟内の環境に変化がないのなら……つまり異変は冲で起こっていると言える」
 だわがそう指摘しつつ、少し間を置いて推測を述べた。
「最初、洞窟がダンジョン化しているのではないかと思っていた。だが……海の中にもエーテルだまりが生まれる可能性は十分にある」
 そうなると、解決は容易ではない。沖は魔獣やクリーパーが跋扈する魔海だ。そこに出せる船も人員も、備えていないのが普通である。
「過去にこういうことはあったんでしょうか?」
 仮に沖合のエーテルだまりが原因であるならば、似たようなことが過去にもあったはずである——ゲルダが言外にそう含めるのを、エルアは少し考える素振りを見せた。
「おじいちゃんおばあちゃんたちが、そういう話を知らないってことは……」
 少なくともその親世代より前——100年以上前の出来事となる。
「伝承で、今と似たような事象は伝えられていないのかな?」
 シルヴィアが、「たとえば」と続ける。
「海嘯蛇と巫女伝説のような……それに関連する形で」
「うーん……」
 エルアは腕を組む。
「海嘯蛇は魔獣だって話だけど……こういうのは、セシリオに聞くのが早いかも。私よりずっと詳しいもの」
 今はリティアのそばにいるはずだということで、冒険者達は離れへと案内された。しかし、セシリオはすでに帰宅したという。
「ごめんなさい、私を早く休ませようとしてくれたの」
「入れ違いになっちゃったか……ううん、ありがとリティア」
 エルアに助け起こされたリティアの肌は透き通るように白く、声はか細く、儚げだった。
「この方々のおかげであなたの薬が作れるようになったの。ご挨拶できる?」
「はい。……私や街の人のために、ありがとうございました」
 リティアの顔色はすぐれないが、冒険者達の働きにより快方へ向かうだろう。アリオンはほっとしつつも、一歩踏み出した。
「当然のことをしたまでだよ。その……実は君にも話を聞きたくて」
 大丈夫かな? とアリオンが遠慮がちに尋ねると、リティアは微笑んで答えた。
「私がおねえさまやみなさまのお役に立てるのなら、これほど嬉しいことはありません。なんでしょう?」
「今、薬水が採れる洞窟にいる魔獣に異変があって……その原因を調べるために、君の力も借りたいんだ」
 アリオンは冒険者たちの推察をリティアにかいつまんで説明する。
「……そういうわけで、海嘯蛇と巫女の伝承について、もっとよく知りたくて。セシリオさんから何か聞いていたりしないかな?」
「今回のことにつながりそうなこと、ですか……」
 リティアはうーんと考え込む。彼女の頭の中にどれほどの情報があるかはわからないが、どこから話すべきか悩んでいるようにも見えた。ツィーラばそれに気づくと、口を開く。
「たとえば、その海嘯蛇はどこから来たんだろう。あの洞窟の近くからってことはないのかな……海嘯蛇が魔獣たちを強くしちゃってるとか。……あ、でも海嘯蛇は倒されちゃったんだっけ?」
「いえ、滅ぼされたというわけでは、ないみたいです」
「あくまで撃退した、ということだね。どこから来たかはわからないけど、海の底へ戻った、って感じだったと思う」
 リティアの言葉を継いだエルアに、ツィーラはふんふんと頷く。
「また街を襲うためにやってきたりとか、するのかな?」
「巫女が祈り続ける限りは、街は守られるはずです」
 リティアはエルアを誇らしげに見つめる。それに、エルアは曖昧な笑みを返した。
「そのことなんだけど……巫女には何か特別な力があったのかな? ほら、伝承でも『愛の力で海嘯蛇を退けた』とある」
 シルヴィアが寝台の脇に寄せた椅子に腰掛けつつ尋ねると、リティアは「これはセシリオさんが話してくれたことですが」と前置いた。
「もしかしたら授恵者だったのでは……と」
「なるほど。ありそうな話だね」
 人々の口から口へと渡る際に、仔細がぼやけることはままあることだ。現実的に考えて、大波を起こすような巨大な魔獣に対抗できる力があるとすれば、祝福かそれに準ずる力だろう。
「私は授恵者じゃないけどね」
「授恵者でなくても、おねえさまは立派な巫女です」
 自嘲気味に表情を翳らせるエルアの体にそっと寄り添い、リティアははげましの言葉をかける。
「本当は私の役目なのに……こんな体のせいで、おねえさまに押し付けてしまって」
「……リティアさんの役目、ですか?」
 ゲルダが不思議そうに首を傾げると、リティアははっと口を塞いだ。
「あ、いえ、その」
「……私はリティアの代役。リティアが本物の〈滄の巫女〉なの」
 エルアは小さくため息をついた。リティアはおろおろと、姉と冒険者の表情を窺う。
「街の人には秘密にしてね。リティアに負担をかけたくないから」
 エルアはそう言って、小さくため息をついた。
「……ちょっと、本題とはずれるのだけど」
 少し間をおいて、ジュストが切り出す。
「伝承の巫女はひとりなのかな? 海嘯蛇を退けた巫女と、守護者と結ばれた巫女は同じ少女ではないのかなと気になって。貴女がたと同じように」
 リティアはぱちりと目を瞬いた。そして、エルアを見上げる。エルアは目を伏せたまま、しばらく口をつぐんでいた。

── ○ ──

 夜。サマエラとシルヴィアは、与えられた客室で思案していた。
 これから話すことは、ギルドへ出す報告書には含まないでほしいと念を押された伝承の内容は、伝え聞くものとはかなり違っていた。

 表向きに伝えられている内容は、かなりシンプルなものになっている。そのために、大元の話とだいぶ乖離してしまっているとエルアは語った。それが作為的なものなのか、自然にそうなったのかは不明だが、少なくとも後世の巫女とその守護者がそれをよしとしたことは確かだ。

「双子の巫女に、それぞれに婚約者と恋人がいた……か」
 この時点で既にややこしい。シルヴィアは紙に登場人物を書き出していく。
 双子の姉妹。姉は領主と婚約しており、妹には恋人がいた。
 悲劇の始まりは、姉が妹の恋人に横恋慕したことだ。海嘯蛇は妹を妬む姉の心に忍び寄り、街を襲ったという。
「この、海嘯蛇の能力も気になるが……」
 サマエラは眉を顰める。話はまだ続くのだ。
 妹は海嘯蛇の巫女となってしまった姉を、愛する人や故郷を守りたいと願った。そして天の祝福を受けたのだ。
「愛の力と呼ばれるくだりだね。授恵者だったのではないかというのも、あながちまちがいではないかもしれない」
 シルヴィアは妹から海嘯蛇へ線を引く。
「そして妹は海嘯蛇に挑み、その命と引き換えに海嘯蛇を撃退した、と」
 姉巫女は妹の健闘により救われ正気を取り戻し、領主と共に街を守っていくことを決めた。やがて姉巫女と領主の間には子が生まれ、その中に紫瞳の娘が現れた。ふたりはそれを、妹の生まれ変わりだといって大切に育てるようにと遺した——これが『ふたりの滄の巫女』の伝承である。
「重要なのは、海嘯蛇はいまだ生きている可能性があるということだ」
 サマエラは報告書にどう書き残すか思案しつつ、つぶやく。その魔獣の寿命がどれほどのものかはわからないが、生きているとしたら。
 エルアは懸念事項について後日改めて調査を依頼するかもしれない、と言った。確かに沖合に出る危険を冒せるのは、冒険者くらいのものだろう。
「大ごとにならなければいいがな」
「本当に」
 しかし、ふたりの勘はそれを否定する。
 ティラ=マーレにふたたび、災禍の波が押し寄せようとしていた——。

マスターコメント

お疲れ様でした! 相変わらず開示する情報が多くてすみませんヒィヒィ……(っ "ω" )φ三φ MVPは推測が的確だった方と、洞窟内戦闘での立ち回りが上手だった方に。 ティラ=マーレに押し寄せんとする災禍の波の正体とは…… それではまた、お会いしましょう〜!
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ普通 報酬:多い10 / 6〜10人

2022年05月03日 12時54分47秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. だわ

    ウォーリア、だわと呼んでもらえれば。よろしく頼む。 目的は採取と調査だな。 ■採取 過去に何度も人が訪れた場所なら、簡単な地図や薬水を汲むのに適した地形などエルアから事前に聞いておけるかもしれない。 実際に汲んだものが薬水か、それとも普通の水かを見分ける方法もあれば尚良いか。 明かりはこちらで「テラリウムのランタン」を持ち込める。ヒカリゴケ光源だから水に浸かっても光が消えないものだな。 ■調査 調査パートでは薬水の洞窟付近で調査を行うのも有りだろうし、街での聞き込みもできるようだな。リティアを指名できるところを見ると。 洞窟内の魔獣は邪魔になるだろうから早めに討伐……といきたいところだが、巣などの場所を探すため敢えて少し様子を見るのもありかもしれない。原因調査の手掛かりになる可能性もゼロではないかと。

  2. ツィーラ・イェレミース

    ツィーラ・イェレミースだよぅー! みんな、よろしくねっ! えと、OPの内容ってあたしたちは知らないものかと思ったけど、NPCを指名可能ってあるし、依頼主として知っている程度で良いのかなぁ。 いきなり最初にメタな話をしてごめんね。ちょっと気になっちゃった。 採取の方は、薬水を持って帰るのに必要な水袋を持っていった方が良さそうだね。 大きい方の水袋を持っていくつもりだったけど、ちょっと大きすぎるかなぁ。 授恵者だったら問題なく持てるかもしれないけど、持ったことないんだよね。

  3. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく頼むよ。 薬水の洞窟は海辺に面した場所なんだろうか? もしくは海からは離れているけど繋がっているとか……。 足元の滑り易さが海水が入り込んでいる浅瀬故とかならウォーターウォークを持ち込もうかと考えていたよ。 あと灯りに関してはエンライトも持ち込み可能だ。 魔獣に関してはオーレリアは数が多いし、無理に掃討しようとして包囲されてBSが累積されても厄介だね。 薬水が沸いている場所周辺やそこに到達するまでに邪魔な奴だけ片付けるでも良さそうだ。 ただ、だわ殿も触れているように魔獣活性化の原因を探るヒントがあるかもしれないし、出方など様子を見つつ戦った方が良いと思った。 魔獣活性化の原因なんだけれど、もし海辺の洞窟なら潮流に変化が起きていた場合、周辺海域に生息していた魔獣も何かしらの影響を受けそうだよね。 あとは潮流以外の周辺の環境……たとえば海の方に強い魔物が現れたからそれから逃げたり、餌場を変えようとして移動してきたとかもあり得そうかな、と。

  4. ジュスト・V・ケレス

    >OP内容 マーレ伯爵家のお家事情関係はなんとなく領民にも話の一部は流れているような気がしないでもないね。 個々に向ける感情はともかく、家族構成だったり領主とエルア嬢の軋轢を知ること自体は難しくなさそう。 薬水を入手する依頼という内容上エルア嬢からリティア嬢の体の弱さなどは説明があったという前提で知っていて良いように思うけれど、今回の依頼とは直接関係ないお家事情まで知ることが出来るかどうかは俺達とエルア嬢の関わり方や調査の動き次第かもしれないね。

  5. ペルゼィック

    ペルゼィック。(←挨拶 正真正銘の新人なんで、戦闘は諸先輩がたにほぼほぼ任せようと思ってるぜ。 後ろで適当にスキル使ってるわ。 洞窟は水中と空中から敵が来んなら、それなりに水に深さも天井高もあんだろ? 地底の川か池か湖かもわかんねぇ感じなんだ。ウォーターウォークは調査にも必要だ持ってく。 他はシーウォーカーをスキルどっちに寄せるか決まったら入れるかもしれねぇ。(攻撃か調査 あと回復役もいるようだし、主要な仕事の水汲みはするし、別に飲む。俺は。 薬水なんて言ってわざわざ取りに行く水だったら、そのままでもなんかあんだろ。 NPCとやらに情報貰えるなら、採取時の約束事で聞きたい事はまあ、それなりにあるな。 質問が被るなら誰かに聞いた事にでもしとくから俺の質問内容は特に気にしなくて良いぜ。

  6. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしくね。 OPの内容については、「■NPC」の「腹違いの妹リティアの病に効く薬のため、薬水の採取を依頼します」という部分と、付随してリティアの現状について教えて貰えていると思っていたよ。詳しい家の事情については調査中に聞き出したいな。 >採取 足元が滑りやすいのはバランス感覚も有効そうかな。 明かりについてはランタン、エンライト、暗視も良さそうだ。 もし光源やウォーターウォークを持って行ってもらえるなら是非お願いしたい。 事前にエルアから薬水の洞窟について聞くのも、水袋を持って行くのも賛成だよ。 >調査 既に言って貰っているように、巣等の魔獣が発生しているポイントも調べられたら良いなと思う。 第一目標は薬水の採取だから、採取に邪魔な敵を優先的に片づけたいのも同じく。オーレリアに遭遇したら出来るだけ接近を避ける、接近前に遠距離攻撃や範囲攻撃等もしたいな。 今の所、エルアに巫女の伝説の詳細と紫の瞳について聞いてみたいと考えている。過去の出来事に魔獣活性化の原因についてのヒントがあるかもしれないかなって。聞き方については考え中。

  7. アリオン・リュー

    僕はウォーリアのアリオン。皆、よろしくね。 >採取 海蟹が居るくらいだし、海水があるっぽいかな?ウォーターウォークは助かりそうだね。 普通の水との判別は、これまでも普通に採取されてたみたいだし事前に確認しておけば大丈夫だよね。 水袋(大)とランタン(通常、テラリウムどちらでも)を用意できるよ。 戦闘は、オーレリア対策でなぎ払いや殺界を用意しようかな。何かあれば教えてね。 >調査 多分持ち帰った薬水を屋敷に運ぶ事になるだろうし、そこで色々聞く形になるのかな? 魔獣は数が増えたというよりは個体の強さが増してる様な印象だし、何かエーテル的な変化を調べれると良いのかも。方法は思い付かないけど…。

  8. 海神 江流

    シーフの海神江流だよ。今回は宜しくね。 ツィーラさんの言ってる採取した水の持ち帰りは、言ってくれてる水袋で良さそうに思うけれど、予め、中はきれいに洗っておいたほうが良さそうかな。 俺も持参しようと思うんだけど、水袋小じゃないとちと戦闘面に影響が出そう。 視界については自分は動き回ると思うんで、暗視を用意した方が良いかと考えてる。 作戦次第で他のスキルの方を優先した方が良さそうならエンライトの光源に頼らせてもらうかも。 調査の方だけれど、手負いにした魔獣を一匹逃して、後を追ってみるのはどうかな? 巣があるならそこに逃げ帰るかもしれん。 まぁ、逃げる素振りがなさそうなら殲滅しかないんだが。 追跡する感じなら、何かの役にたつかも知れんから、双波とかハイディングとか持ち込みも視野に入れてみるよ。 NPCへの接触は俺持ちと興味はあるんだけど、今のところはまだノープラン。 単純に心情的なものに留まるかも。

  9. ゲルダ・クライン

    ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 >採取 現状の案に異論はありません。ウォーターウォークも、とっても助かります……! その、わたし個人は水袋を持っていく余裕はなさそうで。採取中の周囲の警戒でお役に立てればなと思っています。 >戦闘 数が多いのもあってヒールがたくさん必要になる状況は少し厳しいかなと思いますので、回避主体の戦闘になるかなと。 特性は採取中の警戒のための「殺界」と、もう一つは「ドラゴンチャリオッツ」かなと。 >調査 魔物の活発化については、 今回の魔物の活発化には何らかの『環境の変化』が発生していて、これを調べる必要がある――と認識しています。 ……そう、ですね。魔物が一定の方向から移動してくるのであれば、魔物が出てくる方向に何かあるのかなと思いました。ですので、魔物の多い方向に敢えて向かう必要があるかなと。 NPCの接触についてですが、わたし個人は洞窟に住む魔物が普段はどのような様子なのかをお伺いする予定です。

  10. サマエラ=フォリウム

    ヒーラー、サマエラだ。 よろしく頼む。 >採取 薬水の量としては、どのくらい持ち帰れば良いのだろう……ひとまず、水袋は私も持とう。 光源も、何か持ち込もうと思う。足元対策は、滑りにくそうな靴もあれば良いか。 ウォーターウォークもありがたく、用意助かる。 >戦闘 今のところ、BS解除と回復中心の構成で、予定している。 手が空けば、魔矢……マーレクラブ相手の時は、破鎧砕あたりでも支援しようか。 オーレリアは、見敵必殺では切が無さそうなのもあり、邪魔な個体に絞って撃破で良いと思う。 巣の調査、敵の多い場所を探る等、この時点で手を付けておくのにも、賛成だ。 >調査 活発化は……個体の強さそのものも、強化されているとなると、 要因としても何か変わったものが、あるのかもしれないな。 可能そうなら、撃破した魔獣自体もいくらか持ち帰って、詳しく調べたいが……。 馬と荷馬車でも、用意しておこうか。水を持ち帰るのも、楽になるやも。 NPCについては、何かしら声は掛けると思うが、調査に絡めるかどうかは、 私もまだ、考え中だ。

  11. ローザリカ・D・ケレス

    ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 >採取 水袋が多い分には構わないだろうから僕も持ち込もう。 調査のために薬水以外のものを持ち帰ってもいいかもしれないしね。 採取時は邪魔立てされないように、光縛封で敵を隔離したりも出来そうなら試してみよう。 >調査 ウォーターウォークや光源などの用意、助かるよ。 僕自身は暗視の用意があるから、洞窟の壁や天井を注視しながら進むようにしよう。 奥まった場所など、照らしきれない範囲に見落としが出来ないように。 >戦闘 触れるだけで付与されるBSが本当に厄介だな。僕も解除手段は用意しよう。 必要最低限、邪魔になる個体にだけ此方から仕掛ける方針にも賛成だ。 その前に群れている場所を確認したり、巣を探ってみるなどの調査も並行して行うのも異論はないよ。

  12. シルヴィア・A・カペル

    確かに魔獣自体も調べられると良いよね。 水も重量があるものだし、荷馬車と馬もとても助かるよ。 >採取する薬水の量 多ければ多い方が良いと思う。勿論無理のない範囲で。 >所持品・スキル 私も光源と水袋を持って行く予定だ。 スキルはまだ悩んでいるけど、BS解除と回復は用意するよ。 あと魔物の群れに向かう時の為にブルーフレアと、範囲攻撃用のメテオライト。 汎用スキルは探索用の超聴覚と、調査用の話術かな。

  13. だわ

    > 足元対策 ウォーターウォークの持ち込み、ありがたい。適宜貰いに行く。 > 薬水の量 そう大量に必要かは分からないが、不足するよりは余る方がいいだろうな。 水袋(大)が邪魔になるなら、採取してから荷馬車へ運ぶまでの間はマジカルポケットに入れておくのもひとつの手か。 > クラゲ魔獣 触手に「触れると」BS付与。クラゲからの攻撃に当たるだけでなく「こちらの近接攻撃を魔獣が触手で受ける」も含まれるかもしれないから気をつけておきたい。 俺は弓装備で行こうかと考えているところだ。 > 調査 手負いの魔獣をわざと見逃したり魔獣の死体を持ち帰るのも良さそうだな。 見逃そうとしても逃げなければそれはそれで。もし普段と異なる挙動ならそれもひとつの情報になりそうだな。 > 個人行動 弓の貫通衝撃射でオーレリア中心に魔獣を狩っていく予定だ。 汎用はバランス感覚と……洞窟内調査用の看破かな。 所持品はひとまず光源、他は考え中だ。

  14. ジュスト・V・ケレス

    >調査パート エルア嬢に最近の海の様子、例えば潮流の変化や、漁や釣果について領民から何か話が来てないか聞いてみるつもりだよ。 あわせて洞窟とその周辺の地形情報についても聞いておきたいかなって。 >採取パート ではウォーターウォークは持っていくね。 あとは水袋や採取したものを持った状態だと帰りはよりバランス崩しやすくなったり動き辛くなるだろうし、だわ殿も挙げていたマジックポケットは持っていこうかなと思っている。 『基本的には「一種類・ひとつ」だけ収納可能。ただし、梱包していたり、括り付けていたりなど、「ひとつ」とカウント可能であれば直径2メートルに押し込むことは可能』とあるので、複数の水袋もうまく纏めれば1カウントになるだろうから。 今回は完全に探索・採取支援特化で戦闘や索敵方面ではあまりお役に立てそうにないけれど、包囲された時に突破口作る為の範囲魔法は用意しておくね。 もし手負いの敵を追跡する場合あまり深追いすると危ないかもしれないし、追跡する人は気を付けて。 あ、閃光塗弾を使ってマーキングするのも良いかも。水場だから通常より効果は短いかもしれないけれど。

  15. ツィーラ・イェレミース

    ウォーターウォークは水の上を歩けるっていう魔法だよね。 それをかけてくれるならあたしも有り難いなぁ。 でも、水中にいるクラゲに攻撃する時は難しいかも。 ペルゼィックの言うように調査の時に使う感じだね! スキルは水袋を持っていても大丈夫なようにバランス感覚と、洞窟の中での調査に役に立ちそうな暗視かな。 暗視はもしかしたら位置感覚に替えるかもしれないけど、どっちにしてもランタンは持っていくね。

  16. ペルゼィック

    スキルは範囲、単体各1で射撃攻撃スキル持ってくつもりだ。 残りは調査用スキル。 >ウォーターウォーク 俺としては、使えるのが二人いるんだし戦闘時にも使っちまえば洞窟内の戦闘可能範囲を広げられて良いと思ったが、足元も水になっちまったら敵が飛び出して当たる確率が増える、不意打ちされる、挟み撃ちされるってリスクが増えちまう。 なんで、そこは戦闘で欲しいやつがいたら投げるって感じだな。

  17. 海神 江流

    >追跡 追いかけるならクラゲよりはカニの方がやりやすそうかな。 クラゲに帰巣本能とかあまりイメージがないし。 今のところ俺だけみたいだし、ハイディングで姿を隠しておくようにするよ。 他の個体も居るようなら場所だけ確認して報告に戻るようにするわ。 洞察スキルも持っておこうかな。 ウォーターウォークは戦闘中でもあればありがたいところだね。 集まってれば纏めてかけてもらえる感じなら、戦闘時の初動はそれを受けてから散開するのが使用回数に無駄がなくていいかな?

  18. ツィーラ・イェレミース

    >高波や激しい戦闘の影響などで足場が悪くなった場合などに転倒する場合はあり得ます。 っていうのを聞いたことがあるんだよね。あたしはキャスターじゃないから人から聞いた話だけど。(ワールドガイド Q&A ウォーターウォーク項目) 遠距離攻撃の手段を持っているキャスターの人とか、だわも弓を持ってきてくれるってことだから。 ともかくあたしはカニや空中のくらげを中心に殴っていくね。 調査はあたしも街での聞き取りをやってみようかなぁ。 誰に何を聞くっていうのはまだだけど、ちょっと考えてみるよー。 リティアには聞けるみたいだけど、セシリオ?には話を聞けないのかな。

  19. アリオン・リュー

    >追跡 江流さんが追跡してくれるなら、カニについては注意して戦うようにするね。 >調査 この間セシリオさんに海嘯蛇の伝承を聞いたけど、ちょっと濁してる所があったみたいだし、詳しく聞いてみたいな。 今回はセシリオさんは居なさそうだから、リティアさんに会えれば話を聞いてみようと思うよ。

  20. サマエラ=フォリウム

    >所持品・スキル ではこちらも、ランタンに水袋と、荷馬車で固めよう。 スキルも先の通り、BS解除と回復中心に、魔矢や破鎧砕あたりを。 追えそうなカニは誤って撃破しないようにと、了解だ。 汎用はバランス感覚と、あとはそうだな…… 持ち帰った魔獣を調査したいが、何が適切だろう……医療・薬学でも持ってみようか。 一応、薬水自体の確認にも使えるかと思う。

  21. シルヴィア・A・カペル

    追えそうなカニについて、了解だ。攻撃しないよう気をつけるね。 >マジカルポケット 持っていって貰えるならとても助かるよ。大きな水袋を持っていく予定だから、もし二メートル以内に収まるようであれば括り付けて一緒に収納してもらえると有り難い(もし別のスキルに変更する予定があるなら気にせずに言ってね)。 >スキル 話術をバランス感覚に変更しようかと悩んでいる。足を滑らせたところを複数のクラゲに狙われたら怖いなと思って。一応伝えておくね。

  22. ゲルダ・クライン

    >蟹さんについて わかりました!トドメを刺さないように気を付けますね……!! >汎用スキルについて ひとつはバランス感覚、もうひとつは残留思念感応を考えています。 今回なんらかの人為的な悪意によるものだったりする場合、ヒントになるようなものが得られるかなと思いますので。

  23. アリオン・リュー

    >装備 ランタンは複数人が持ってきてくれるみたいだし、荷馬車やマジカルポケットも用意して貰えるのなら、なるべく多くの薬水を持ち帰れるように、僕はいっそ水袋(大)2つと、くくりつける用にロープにしようかと。まずそうなら教えてね。

  24. ジュスト・V・ケレス

    アリオン君がロープを用意してくれるのは助かるね。 では俺の汎用はマジカルポケットと、もう1つはバランス感覚で。 指摘されているけど、ウォーターウォーク使っていてもバランスを崩してしまうことはあるから。 あとは暗視持つ人も多いようだけど、灯りを持っている人が戦闘したり薬水を採取する時にエンライトを使用することにするよ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0