【魂禍】いとけなき生命の挽歌
京乃ゆらさ
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シナリオID:1955
オープニング
そも人造授恵者の創造などという外法が、易々と完全な成功作を量産できるはずがない。個体によって限界は違うだろうが、少なくとも少年にとっての限界はすぐ近くだった。
だが異貌の少年がそれを悲観することはない。そんな機能は存在しない。だから少年は、植え付けられた闘争本能と命令に従って敵の排除だけを考える。
魔獣や這者、人間などに荒らされ放題の工房を一気に取り返すのは困難だ。地道に削るしかない。しかしたとえ1体ずつ戦えたとしても、単独で全ての敵を排除できないのは先の遭遇戦で分かっている。
ではどうする?
敵を確殺する仕掛けをもっと万全にして待ち構えればいい。
「…………」
耐用限界を迎える前に必ず敵を排除しなければ。異貌の少年は己に刻まれた至上命題に従い、ただ一心に来たるべき時に備える。
ここは少年が生まれた場所であり、人生で最も長くいた場所である。部屋の仕掛けを操るのは初めてだが、どこにどんな物があるのかは分かっている。これらを利用して敵を殺すのだ。
工房の奥に残っていた人造授恵者を動員して部屋の出入口は封鎖し、抜け穴だけに限定する。触れれば肌が溶け、吸えば身体中に激痛が走り目から血が出る煙が、残量こそ少ないもののまだあったのは僥倖だった。
他にも傷口から体内に入ったら痺れる液体や、真っ赤で熱い針が飛び出る小型装置など、人を殺す為の良い仕掛けが幾つかある。さらに、
「――■■……ッ!」
飼育されていた、子どもを噛み殺す魔獣が生き残っていた。体躯は痩せこけ今にも死にそうに見える。けれどもその眼光と人に喰らいつかんとする本能は健在で、扉を開ければ暴れてくれるだろうことは間違いなかった。
この戦力で、必ずや工房を取り返してみせる。異貌の少年は冒険者に射抜かれた右肩を回し、弓を引く動作を繰り返す。
痛い。そんな感覚も、存在しなかった。
●辺獄回天
帝国過激派の尖兵となる人造授恵者を保護することで相手戦力を削り、その後、魂喰らう黒泥晶と帝国皇帝に対処する。
その方針の下、着々と人造授恵者の保護を成功させてきた冒険者達だったが、そんな折に驚天動地の報がもたらされた。
帝国皇帝ヨゼフ・バルダス、動く。
神の力を収奪した皇帝の次なる狙いは、黒泥晶。神に加えて超大型這者の力まで得て、それを十全に振るえるようになってしまえば、本当に単独で大陸を制しかねない。
シグモルの民と冒険者ギルドは皇帝に先んじて黒泥晶を消し去る方針へと転換し、多くの冒険者がそちらの対処に向かうことになった。
――その一方、工房の探索を継続した冒険者らもまた戦いに赴かんとしていた。
奥まった一角、人造授恵者生誕の悍ましい地の一つで、残された人造授恵者を救う為に……。
●魂の行く先
工房に侵入した冒険者達は内部環境が辺獄の屋外と変わらないことに気付いた。
基本的には人間の過ごしやすい環境に設定されていたはずの工房内。この一角だけの変化なのか他の場所でもそうなのか分からないが、ここに至って変化があるのは良い傾向とは思えない。
「先に言うが、俺ァ真っ暗闇が苦手でな、灯りがねえとポンコツになっちまう。もしもの時ァ、さっさと殴り飛ばしてくれ」
同行する老戦士の冒険者、サブル・イラーダ・エル・ハマールが天井の灯りや仄かに光る壁面を見ながら、おどけるように笑う。気温に変化があったのだから灯りがいつ消えてもおかしくはない。とはいえ現状はまだ照明に問題はなさそうだ。
細心の注意を払って通路を進み、小部屋を確認していくも新発見はなし。そして戦闘の痕跡激しい四叉路に差し掛かり、一行は四方を警戒しながら素早く左折した。
先に一度この区画に侵入した際はここで人造授恵者・魔獣・這者と交戦したのち、物陰で抜け道を発見した。その穴は今も変わっていない。
屈んで1人ずつしか入れなさそうな道。この先に敵が待っていた場合、先行した数人は特に危険に曝されるだろう。できれば他の道を探したい。
この道を使うのは後に回し、一行はまず奥を探索することにした。
重要度の低い小部屋を覗きつつ進めば分かれ道があった。直進してしばらく行くと、ぽっかりと外への出口が開いている。戻って分かれ道を曲がればその道はやや下っているようだった。
曲がりくねって少しずつ下る通路の途上には幾つかの部屋があったが、どれも崩落して中に入るのに苦労しそうだ。
ひとまず通路を進むと、少しして最奥に行き当たった。ここも崩落して通れない。
「仮にこの先が抜け穴の向こうだったとして、だ。これを掘り返すのとどっちが安全か怪しいもんだ」
時間も労力もかかる上にこれはこれで危険がある。それなら先程の抜け道の方が楽だし、何なら一番槍を務めてもいいとまでサブル・イラーダが言う。
この老戦士、老いてなお脳筋である。
が、それも一つの答えではある。皇帝や黒泥晶との戦いも控える中で時間をかけすぎるのはまずいし、奥に人造授恵者がいた場合は衰弱死する可能性もある。
冒険者達は奥の崩落に触れず、途中の小部屋に潜り込んでみた。
手前の部屋は武具が散乱する訓練施設のような所で、奥は何もないただの空間だった。――いや部屋に入って右前方壁面に観覧席が、片隅には朽ちた骸がある。そして黒ずんだ床。何がこびり付いているのかなど、想像するまでもない。
朽ちた骸は獣だった。四足獣で、巨大な牙がついている。まだ腐敗しておらず、痩せ細った体躯が見て取れた。さらに詳しく探索すると幾つかの仕掛けの痕跡があった。
何かを噴射する機構や使用済みの針など、気分が悪くなりそうな物ばかり。そして奥、壁の中を潜っていくような階段を上れば観覧席に辿り着く。
そこには瓦礫に埋まった扉と、何らかの制御板らしき紋具があった。おそらくここで部屋の仕掛けを動かしていたのだろう。
「ガキどもの生誕の地の一つ、ってえわけか」
恐怖と絶望を与える為に色々と試したのだろう。ここでは魔獣との戦闘や拷問でそれらの感情を子どもの魂に塗布した、と。
がぁん、と壁面を叩き付ける轟音。
心優しい冒険者は子ども達の絶望を憂い、冷静な者は仕掛けがまだ稼働している区画があるのではないかと思考する。
「……一刻も早く行かないと」
冒険者の1人が声を震わせ、拳を握り締めた。
そうして抜け道に戻ってきた一行は、危険を承知で虎口に飛び込むことを選択した。
危険すぎると内心で思う者もいるだろう。しかし他に立候補がなければ自分が最も危険な先頭を務めるとまで老戦士に強弁されては反対しづらい。
「悪いな。慎重な奴こそが正しいと分かっちゃあいるが、ここは老い先短え爺の顔立ててくれや。もっとも、敬老精神と慈愛に満ちた奴がいるんなら、先頭を譲ってやってもいいがな」
サブル・イラーダが顔面の傷痕を歪ませてにやりと笑う。
かくて冒険者達は工房の最奥に程近い人造授恵者生誕の地の一つへと踏み込む。
いとけない少年少女らを保護する為に。あるいは、それが叶わぬならば――。
解説
マスターより
リプレイ
神の御許に辿り着けなかった魂が迷い出そうな空気を祓うが如く、ロゼットは老戦士に誇らしげに笑いかける。
「ここには敬老精神と慈愛に満ちた人しか居ないみたいよ」
「みてえだな。ハ、これだから若え奴らはよ」
老戦士は悪態をつきながらも破顔して役割を譲る。彼は後方を警戒してほしいと言うだわに従い、孫を見るような目で若い戦士達に一任した。
なお森人たるリディリディ・トゥラ・イェレミースは老戦士と同年代だが、ゲルダ・クラインの焼く肉に夢中の彼女は大層若者らしいので問題ない。
「いきなり罠が発動したり集中砲火されたりする可能性は高いよ。蒼火は使うけど気を付けて」
エルゼリオ・レイノーラが言えば、セリオス・オーガストが足で物を除けつつ加える。
「灯りはあるか? 戦場も足元がこれならば面倒だ」
「問題ない」
ナタリア・フィッツジェラルドがロゼットと共に照明を灯す事を告げた。
老戦士はそうして打ち合せる彼らを見つめ、久方ぶりに望郷の念に駆られた。そして故郷を想う事もできないかもしれぬ子らへの同情も。
(若えのはこうじゃあねえといけねえ)
だから、人造授恵者は救われなければならない。
その願いはアーシェル・G・クラインも変らない。やり切れない激情を抱えアーシェルは表情を歪ませる。
(ガキは腹一杯飯食って、沢山遊んで、幸せそうに笑ってなきゃなんねぇんだよ……)
「悪いが俺が先陣を切らせてもらう。どうしても耐えられねぇよ」
怒りを押し込め子どもを救わんとする姿にロゼットとエルゼリオが微笑む。
全員を救う。そんな固い意志を覗かせる彼らを見回し、だわは瞑目した。
子は守られるべきという信念には同意できるが此度はその子ら自身が敵でもある。その場で洗脳が解けるならまだしも、解けなかった場合は連れ帰っても誰も幸せにならない可能性がある。それに何より、敵だ。
ならばいっそ――。
「……なるべく傷付けず、全員を、連れ帰るのだな?」
異を唱えたいが子どもの保護も理解できる。だわが綯交ぜの感情を鎮めて確かめると、4人が肯じた。
「了解した」
方針が明確ならそれに従うだけだ。だわは昔を滲ませる応えを返す。
その動向を見守っていたナタリアは「無茶する者が多そうだ」と苦笑混じりに早期回復を心がけた。
(もっと調査して安全そうな所を探すべきだとは思いますが……斥候役もいませんし、確かに時間もない。仕方ありませんね……)
大人しく堅そうな人の傍にいよう。
リディは秘かに決意するが、傍目にはかぶりつきで焼肉を凝視しているように見える。いや実際肉の観察こそが主目的だが、真面目な事も考えている。
「……」
「……あの」
無言で見つめてくる圧に負け、ゲルダは声をかけた。リディが小首を傾げる。
「子ども達用で、あと魔獣がいるならその気を引く為でもあるので……」
「……」
「…………、ぜ」
「……」
「全部はだめです……」
成程。一部許可をもぎ取ったリディはすぐさま串に刺さった肉を頬張り、恍惚とした表情を浮かべた。だらしない蕩け顔にゲルダも苦笑を禁じ得ない。
(あの子達もこれくらいちょろ……いえ感情豊かになってくれれば……)
肉を布に包んで異空に収め、ゲルダは人造授恵者がいつか笑顔になる日を想像した。
●突入
眩い閃光。
ロゼットの投擲したそれが室内を白く塗り潰した直後、アーシェルは盾を押し出し突っ込んだ。
「少し痛えが我慢しろよ!」
その警告は相手へのもの。閃光の残滓残る中で真っ先に突入したアーシェルは、正面の子を壁際まで弾くと素早く盾を右に翳した。衝撃。盾を貫き昏い澱が肉体を蝕んでくる。
が、それ以外の攻撃が少ない。
閃光を回避しきれなかったか。いや光が収まるまで待機しているのか。アーシェルが存在を主張すべく吼えれば呼応するように光弾が飛来した。同時、だわとゲルダが突入する!
だわは右、ゲルダは中央。左のアーシェルを合せれば橋頭堡と言ってよく、短時間ながら半円状のそれを3人で支える形になる。
「突入口に罠なし。右に援護不要」
剣気を巡らせるだわ。そこに炎弾が放たれるも数は1。盾剣で受け火の粉を払う。
右への攻撃が少なく、左も余裕がある。では中央は?
ゲルダは奥に扉があるのを確認していた。万一その先に魔獣がいた場合、即応できねば子どもに害が及ぶ。そう判断し中央を走ったゲルダはこの時、最も室内に踏み込んでいた。
故に多くの攻めに曝される。剣戟、盾で受ければ迸る光矢。狙いが甘い。矢を見送るも、直後迸った光条が頭部を直撃した。
たたらを踏むゲルダ。追撃――は、ない。
閃光が時機を狂わせていた。加えて先行班が拡がった事で敵攻撃が分散した。各々が最大限相手を引き受けんとした結果、敵の確殺範囲を瓦解させたと言える。
「皆様、お願いしますっ!」
「いざって時ァ俺が体張る! だから頼む、こいつらを傷付けねえでやってくれ!」
最も危険だった先行班に重傷者なし。
この余力を保護に注いでほしいというアーシェルの懇願を合図に、後続が雪崩れ込んだ。
部屋に突入したナタリアが即座にしたのは先日見た異貌の少年の確認だった。
少年か、然らずんば照明か。戦況を左右しかねない最初の数秒の後、果たしてナタリアは居場所の特定に成功した。間髪入れず放つ光。屹立する檻が異貌を閉じ込めたのを確認するや、ナタリアは息を吐いた。
「異貌封印確認。今のうちに保護を進めるといい」
エルゼリオがゲルダの後に続き、セリオスの風矢が奥の子の祭刀らしき物を持つ腕を貫く。ロゼットが魔光を灯せば、漸く室内の様子がはっきり見えた。
相手は人造授恵者8と異貌1。仄暗い中、いち早く異貌を特定できたのは僥倖だったかもしれない。
ロゼットの後ろ、光弾を放つリディの傍で、ナタリアは光柱越しに異貌を見つめた。
「悪いな。彼女らが本願を果たすまで大人しくしてくれ」
「貴方たちへの命令は終わったわ! もう戦わなくて良いの!」
ロゼットが両手を広げ呼びかける脇を、数多の光弾が弧を描いて飛翔する。狙いは子ども達の得物。剣に杖、爪がガラガラと転がり、リディは内心喜んだ。
(みんなー! 中りましたよー!)
大雑把なリディにとって会心の魔術だったが、それを報告する暇などない。そもそんな元気に振る舞う勇気もない。よくやった、と老戦士が一声かけアーシェル側を分厚くする。
一方必殺の初撃を往なされた相手にとってこの瞬間は立て直す好機だった。
武器を狙うなら破壊か回収を徹底せねば容易に復帰され得る。当然一時的に手数は減るが戦力自体は残るのだ。だから異貌は光柱に囚われながらその指示を下した。
『――■■……』
餓えた魔獣を解き放つ指示を。
アーシェルは壁際に弾いた子が向かって来るのを、納刀したままの鞘で受けた。
短剣を巻いて床に落し、その上に盾を放って武器を隠す。そうしてアーシェルは、無防備に踏み込んで幼子を抱き締めた。
「痛くて怖かったよな。思いきり泣いて、怒っていい。その後は、一緒に外へ出よう」
腕の中で藻掻く子――少女を拘束はしない。強く、けれど優しく。少女が拳を胸に叩き付けて抵抗するが、アーシェルはされるがままに受け止める。
これは嘆きだ。絶望の末に死すらも利用された娘の声なき慟哭を、受け止めてやらない筈がない。
「……俺もな、大事な団員、お前と同じ辛い目に遭わせちまったよ。辛かったよなぁ……」
家族の面々の姿が脳裏を過る。
副長の瞳を思い出すと胸が軋んだ。唾を飲んで吐き出しそうな感情を押し留め、少女の頭に顔を押し付けて溢れそうな想いを見られないようにする。
「なぁ、頼む……頼むよ……一緒に帰ろうぜ……」
間に合わなかった副長は二度と元に戻らない。少女もそうだ。記憶も失せたかもしれないし、人格だって耐えられなかったかもしれない。何もかもが手遅れかもしれない。
でも、それでも。
一緒に、帰ろう。
アーシェルの切なる願いは果たして――、
「…………、ぁ……ぇ、……ぅぉ……?」
少女を連れ戻すに、至った。
アーシェルが声を詰まらせ眉間を歪ませる。深呼吸して体を離し、途切れがちに笑いかけた。
「さぁな。さて、俺はもう一仕事してくるから隅っこで待ってな」
●混戦
「魔獣……!」「抑えるわ!」
それは極限まで研ぎ澄まされた妖刀の如き威容だった。
ゲルダとロゼットが肉薄せんとするも、のそりと現れた餓虎の咆哮が臓腑を震わす。その2人の間を貫くのはセリオスの鋭射。大気穿つ音を曳き敵顔面を捉えた一矢はしかし、体毛に逸らされ頬を削るに留まる。
――餓虎の澱んだ双眸が、セリオスを射抜いた。
「来い」
左に寄って虎と己の間にいる人造授恵者を減らさんとした狩人だが、虎の出現と行動が早すぎた。
喉を鳴らした敵が次の瞬間、膨大な澱を纏って駆ける。
音すら置き去りにした突進は瞬時にゲルダとロゼットを吹っ飛ばし、周囲にいた子数人をも巻き込んだ。悲鳴も何もなく物の如く撥ねられる彼ら。ゲルダとエルゼリオが息を呑み――ロゼットが、命を繋ぎ止める。
間髪を容れぬ聖術。慈悲深き女神官は己に損耗を移しながら光を連射する。
仲間を護る大いなる献身が、稚い命を引き戻す!
「ゲルダ、虎を!」「っ、はい!」
ゲルダとエルゼリオが中央を走る。
「途中の小部屋と同じ構造なら奥に罠の制御装置がある……そしてそこにも保護対象がいる筈!」
エルゼリオが全速で駆けていく。餓虎の脇を抜け奥へ行くのは勇気か蛮勇か。いや彼にとってそんな事はどうでもいい。子ども達を助けられるなら。
その意志は皆に伝わっている。虎の気を引くべくゲルダが突進すれば、呼気を整えただわが右から大回りに圧力をかけ斬撃を飛ばす。
中央、突如生み出されたのは氷嵐と炎弾。荒れ狂う室内でナタリアが治癒を施せば、リディの魔矢が虎の腹に孔を空けた。
虎がよろめくも、迫力は未だ衰えない。敵咆哮。ナタリアがエルゼリオに光を付与し、
「何があるか判らん、気を付けろ」
「了解!」
手を挙げ奥に消える桃髪勇者。それを虎が一瞥した瞬間、
「お前はこっちだ」
セリオスの鋭射が再び鼻面を削った。
じわり、と。激情を堪えるように緩慢に振り返る餓虎の動きは、人を喰らう獣の風格を感じさせる。その虎が、縮地の如くセリオスに肉薄した――が、
「させませんっ!」
ゲルダが正面から突進を受けるや、粉塵引いて押し込まれた分だけ盾で押し返す!
『――■■■■ッ!』
「援護する」
右のだわ、左の老戦士が袈裟に斬るが、敵の落ち窪んだ目はゲルダとセリオスを睨めつけるばかり。焼肉の匂いに効果があったかは不明だが、虎の敵意は2人に集中――、
「あ」
いや、リディの魔槍で腹を再び抉られた虎が森人にも殺意を向けた。
餓虎を5人で抑える一方、人造授恵者の集中砲火を浴びていたのはロゼットとナタリアだった。
子ども達にとって虎は危険ながらも今は味方。故に落された得物を拾う者とアーシェルに絆された子を除き、連撃が左右から押し寄せる。
「ッ……痛くても我慢なさい。後で診てあげるわ!」
「その時は私も手伝おう」
押し潰さんとしてくる光塊を受け、氷嵐と炎弾に耐える。反撃――と踏み込んだロゼットに頭上から落下攻撃してきたのは軽戦士か。
「良い連携よ」
思わず褒めたロゼットが冷静に聖盾で払い、軽戦士の脛を殴打した――その空隙を捉えられた。
「ッ、光縛封が解けた、気を付……」
光矢が、炸裂した。
痛撃。光片が3人を襲う中、最速で応射したのは同じ射手だった。
最後尾、虎に敵意を向けられながらも冷徹に、凪いだ心を体現するが如き射法。強靭な体幹で以て引かれ、心身に気が満ちた瞬間にふつと放たれた一矢が、異貌の少年の腕を貫く!
結果を見届ける間もなく淡々と虎に視線を戻すセリオスだが、その効果は大きい。だわ、ロゼット、老戦士が臨機応変に入れ替りながら子ども達と虎の両者を引き剥がせば、ナタリアが子どもに解呪を試みる猶予が生まれた。
「効くといいが」
効かねば拘束せねばならなくなる。それは避けたかったナタリアだが、
「……無理か。まあ、暴れる患者を抑えるのも慣れたものだ」
やはり洗脳解除は彼女らに任せよう。
変らず向かってくる子を大鎌の柄で受け、ナタリアは縄を巻き付けた。
奥の部屋に入ったエルゼリオが1歩踏み出せば頭上で異音が鳴った。
「!?」
咄嗟に前へ身を投げ前転するも、勢いよく噴射された煙は床を舐めるように拡がり、容赦なくエルゼリオを呑み込んだ。
まろぶように駆け出し前を見据える。口元に布を巻いていたおかげで吸入は少ない。肌が引き攣る痛みがあるが無視できる程度。
もしかすると初手飽和攻撃に失敗した場合、ここに引いて罠と集中射を加える二段構えだったのかもしれない。とすれば今や相手の策は破綻したも同然。後は保護するだけだ。
エルゼリオが走る。と、正面観覧席に小さな影。階段に向か――うより先に床から突起が出てきたかと思えば何かが吐き出された。まともに浴びるも、エルゼリオは止まらない。
溶解した肌から薬液が入り込み全身を蝕んでいく。次第に感覚が薄れゆく体に鞭打ち、階段を上り切る。
制御盤の前には、剣を構えた少女がいた。
ぼさぼさの白髪。ぎょろりと飛び出た眼。擦り切れた服から伸びる手足は枯れ枝のようで、エルゼリオは悲嘆と憤怒に歪みそうな表情を辛うじて抑えた。
「……」
言葉が出ない。深呼吸して己と彼女を癒し、エルゼリオは努めて微笑を浮かべた。
「キミを保護しに来た。もう敵なんていない。闘う必要もない。……ボク達と、一緒に外に出よう?」
手を、差し延べる。もう絶対に、諦めないと決めた手を。
返ってきたのは剣。けれどその剣閃は楽に躱せる程度で、だからこそエルゼリオはその刃を深く握った。剣を引き、抱き寄せる。万一にも離れないように。
「そうだ。これ、知ってる?」
剣を取り上げ、懐から出したのは香り袋とそれに括り付けていた紅釣花。香りは記憶を想起させるという。ならば外から持ち込んだこれはきっと、少女の心を解してくれる筈だ。
こちらを見上げる娘の瞳が揺れている。
この子らが無感情なんて、嘘だ。
だってこんなにも苦しんでいる。助けを訴えている。辛くて痛くてもう嫌で、それでも生きたいと叫んでいる!
「ボクは」唇を噛む。百万の想いを込め、言葉を紡ぎ出す。「ボクはキミを守るよ」
少女の手にサシェを持たせ、それごと握り締めた。折れそうな指の感触に胸が詰まる。そうして暫し、娘が腕の中で呻き声を零した。
エルゼリオは彼女の想いを代弁するが如く、全力で祭刀を制御盤に振り下した。
●虎狩り
リディは餓虎に対し己が最も消耗させている自覚があった。
狩りの人の強弓すら耐える堅さでは物理攻撃は非効率的だ。故に自分は唯一の魔術師として虎を狙わねばならない。決して光弾の精密射撃がしたくない訳ではない。畢竟目立つのは解っていた。
だから魔槍を放たんとしたリディは風壁を張れた。
虎に狙いを定めながらも、異貌が自分に何かを向けたのを視界端に捉えた。そして気付いた時には術式を風壁に換えていた。
何かが飛来したのだろう。逆巻く風が金糸を翻し、けれどリディは一瞥くれるだけ。
(洗脳解除できると良いですが……敵、ですし……重力場は忘れないようにしましょう)
杖を虎に向けたまま思考する。
魔槍顕現、照準固定、射出準備、完了。行っておいでと押してやれば、それは刹那の内に虎の腹に着弾していた。
(お腹ばかり撃つのは……お肉食べられなくて可哀想かも)
でも1番狙いやすいのだから仕方ない。リディは虎の咆哮に身を竦め、ロゼットの陰に隠れた。
異貌の小型装置から射出された針を難なく躱し、平然と孔を空けたリディを虎も狙いたいが邪魔が多い。八つ当りとばかり餓虎の爪が手近なだわを襲う。
が、彼はその全てを読み切る。飛び掛かってきて右爪、左に踏み込み往なして躱し、転じた払いを鎧で受ける。勢いままに振り上げられた左爪を上に弾くと、開いた胸元にセリオスの矢が突き立った。直後だわとゲルダの連撃が敵前脚を飛ばすや、
「おぉぉおぉおおおおらぁ!」
合せろと言わんばかりの気合と共に、アーシェルの突進が虎を弾いた。そして弾いた先――奥への扉の脇にいるのは、レイノーラの戦士。
「……子どもを何人も喰い殺したんだろうな」
『――■■ッ!?』
背後からの完璧な奇襲だった。背を裂く祭刀。噴き出す血潮。虎が喉を鳴らして足を折り、そこに至って漸く諦めたが如く双眸を閉じた。その表情は――。
『……ぐる』
瞬後、リディ最後の魔槍が大気を穿ち、餓えた魔獣を討ち滅ぼした。
●帰るところ
どう、と虎が倒れ伏した時、戦闘可能な者は既に人造授恵者1人と異貌のみだった。
アーシェルとエルゼリオが洗脳を解いた2人。ナタリアが拘束した2人。セリオスとロゼットが手足を負傷させた3人。だわが武器を破壊した1人。後半4人は徒手空拳があるが、素人体術など敵ではない。
ロゼット、アーシェル、だわが警戒しつつ各々子ども達に接する一方、ナタリアは武器を下さぬ異貌に光の秘儀を放つ。
効果、なし。歪められた在様が正常と認識されているのかもしれない事に思い至り、ナタリアは顔を顰めた。
リディが異貌周りに重力場を展開し、セリオスが弓を引いて静止する。子ども達は微動だにせず異貌を仰ぎ、異貌は同じく矢を番えたまま。
膠着状態――まず動いたのはゲルダだ。
「その……お肉、食べますか?」
香ばしい匂いを漂わせ、異空から出した布を差し出すという暴挙であった。
ぐう。
「わ、私ではないですよ?」
訊かれてもないのに馬脚を現すリディはさておき、ゲルダはぽかんと口を開けた子らを見て彼らは大丈夫だと手応えを得た。仲間に肉串を配ってもらい、異貌と対峙する。
肉など一顧だにせず今も活路を探す少年の体は健康そうで、食物は通用しそうにない。
少女を連れたエルゼリオが並び、娘にサシェを見せるようお願いする。少女が手を翳すと緑豊かな香りが広がり、目を瞑れば草原の中の昼食会のような心地がした。
「綺麗な物も、汚い物も。外の世界には沢山あるんだ。――キミにも見て欲しい。そして感想を聞かせて……?」
色んな物を見聞きしてほしいと願うエルゼリオに、アーシェルが泣き笑いのような表情で続く。
「外に帰ろう、な? これからなんだ、お前らは!」
そして想いはゲルダも変らない。
「もう、大丈夫です。戦わなくて、大丈夫なんです」
何をしてもいいし、何を思ってもいい。一緒に外に出る事もできるし――痛くて、辛くて、悲しいと、嘆いてもいい。
話すうちに1つの光景が現在を塗り潰した。手を延ばせばこちらに向けた小さな手が、重なる事なく抜けていく。永遠に触れる事の叶わぬ幻。
軋む心を見ない振りして現実の少年に目をやれば、彼は浅い呼吸を繰り返し弓引く腕を震わせていた。慌てて駆け寄ると何故か痙攣を起しかけている。
「回復を!」
何で? いや当然だ。先日も今日も射られ治療してもいない。3人が治癒するも痙攣は止まらない。
「な、何で!?」
振り仰げば医者と神官が首を横に振る。頼もしい筈の仲間が、ひどく不吉な組合せに見えた。
心臓が早鐘を打つ。エルゼリオ、アーシェル、見れば唇を噛んでいる。
その姿がゲルダに安堵と諦念を齎した。同じ気持ちの人がいる安堵と、もう無理なのだという諦念。
ゲルダは少年の体をゆっくり寝かせ、頭を膝に乗せた。痙攣は止まらない。おそらく外法の拒否反応だ。額に手を置き、少年の異貌を見る。水晶瞳。犬鼻。蝙蝠耳。ただそれだけ。彼の名前も何も知らない。
ゲルダはふと思い出し自分の腰元を探った。目当ての物を見つけ、彼の口に当てる。
「チョコレート、今度こそ食べてください」
(どうか……悲しいままで終らないで)
口に入れると少年が目を見開いた。そうして暫く、彼は震える両手を持ち上げ、3人を見た。朗らかですらある微笑を浮かべ、
「……………………、……」
――両手が床に、落ちた。
いっそ聴こえなければ幸せな想像をしていられただろう。けれど少年はそんな夢も与えてくれなかった。
ゲルダは事切れた少年を掻き抱き、声もなく蹲った。
ナタリアが少女の肩に触れる。少しでも心が伝わるようにと……。
ロゼットは異貌の魂に道を示すのを後に回し、虎の亡骸に近付いた。
魔獣の表情は最期に楽しかったと言わんばかりに安らかで、何とも苛立たしい。
「……この虎でさえ、今は憐れに思うわ」
が、軟禁され、利用されていたのも間違いなかろう。ロゼットは遺骸を整え、黙祷を捧げた。
だわは人造授恵者に剣を向けたまま、悲嘆に暮れる3人を見やって目を伏せた。
子どもだが敵である者の死をまっすぐに悼む事ができる彼らがひどく眩しい。心配になる程に甘くて、ひたむきで――どうしようもなく見ていられない。
この苦みが何なのかと考えていると、己と同様に警戒したままのセリオスが目に映り得心した。
(……俺は)
彼我の差は割り切れるか否かだ。
今回は割り切れた。次も割り切れるだろう。ではもしあの娘が同じ目に遭ったら、己は躊躇なく割り切るのだろうか。それとも殺す事を躊躇えるのだろうか。
もしも。もしも敵と断じてしまえたら、その時、自分は――――、この剣で、■■■■■。
剣を持つ腕が、小さく震えた。
余計な事を考えるな。だわは秘かに気息を整え、人造授恵者に目を向ける。
訳もなく首元の黒い襟巻に触れると、何故か気分が凪いだ。剣に触れている時に似た、けれど少し違うような心地。ふ、と息を吐き、襟巻で口元を覆う。
気付けばロゼットらが異貌の遺体を抱え、脱出せんとしていた。彼を弔うのだろう。異貌は確かに敵だったが、死ねば守るべきだった子でもある。こんな所に捨て置かれるより余程良い。
「殿を務めよう」
言うや、だわは数秒の祈りを捧げて後尾についた。
かくて冒険者達は工房を脱出し、異貌の亡骸を辺獄外に埋葬した。
保護した人造授恵者は9名。彼らと共に帰還した冒険者達は、程なく次の戦いに備える事になった。
辺獄を巡る戦役に、終止符を打つ為に……。
<了>
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:標準8 / 6〜8人
2022年03月09日 01時08分46秒 公開
参加者
ゲルダ・クライン
エルゼリオ・レイノーラ
- イェレミース トゥラ リディリディ
セリオス・オーガスト
ロゼット
アーシェル・G・クライン
ナタリア・フィッツジェラルド
だわ
相談掲示板
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 前回逃げられたとされる、やたらと戦意の高かった改造人造授恵者との再会、で宜しいのかな? 人造授恵者2人と剣牙虎との距離差は扉を挟んだだけで、扉の破壊も時間の問題故に早速助けに出たい所だが。 2人の下に辿り着こうにせよ、人造授恵者があちこちに散らばっている上に工房への侵入者の排除に動こうとする以上、一筋縄ではいかんだろう。 特に略図でいえば。 ▼略図 ■■■■■■観覧席■■ ■ ■ ■ ■ ■ 獣 ■ ■扉扉■■■■■■■■ ■▽▽ ▽▼▽ ■ ■ ▽ ▽▽■ ■ ★ ☆ ■瓦礫■■■■■■■■ ■:壁 ☆:PC侵入口 ▽:人造授恵者 ▼:異貌の少年 獣:剣牙虎 ちょっとわかりやすく伝える為に改変したが、侵入口の目の前に立っている、この★の人造授恵者をどう突破するかが課題か。 メンバーの集まり次第だが、ドラチャリでぶっ飛ばすか、アーケインを設置して動きを阻害してみるか? 光縛封に関しては、獣でも進路上の授恵者の足止めでも、使い時が特に考えられようか。 戦術面の相談もそうだが、肉体の耐用が限界を迎えつつある改造授恵者の保護が仮に成功したとて、如何にして看取るのかも課題だろうか?
ゲルダです。よろしくお願いしますね。 ひとりでも多くの方を救えるように、力を尽くします。 >罠 人造授恵者の配置もですが、工房内部の罠についても対策は必要かな、と。 オープニングを読む限りですと、以下の4点でしょうか。 ・触れれば肌が溶け、吸えば身体中に激痛が走り目から血が出る煙 ※少量 ・傷口から体内に入ったら痺れる液体 ・真っ赤で熱い針が飛び出る小型装置 扉を開けると出てくる、子どもを噛み殺す魔獣(※剣牙虎)……は、例外だと思いますので除きますね。 考えられる対策としては、少し強引な手ではありますが、誰かが囮となって先行して内部に入り、罠をすべて発動させる、などでしょうか。……むむむ、やっぱり難しいですかね? >ダンジョン肉 あの、……すごく、突拍子のないことと承知の上での提案なのですが。 工房内部への道の入り口でお肉を焼いてみる、というのはいかがでしょうか。 ええと、人造授恵者の皆様、とてもお腹がすいていると思うので。美味しそうな香りで注意を逸らすことができるかも、と思いまして。そのまま食べていただいたら、もしかしたら洗脳も解けるかも?というのは、希望的憶測ですが(えへへ) 他にも、身体にお肉の香りが染みついていたら、剣牙虎さんの気も引けて、人造授恵者への攻撃も防げるかも、と。
はっ!! 罠、4点ではなく3点ですね……! ごめんなさい!剣牙虎さんを例外で除いた後に、数の修正が漏れてました……
No.4
えと、キャスターのリディリディです。 その・・・、よろしくお願いします。 OPで罠をいくつか発見しているので、警戒することについては問題なさそうですね。 ただ、対処そのものについては難しそうですね・・・。 作動させないことが難しいですし、ヒーラーの方がすでにおふたり居るのは心強いです。 剣牙虎という魔獣については魔法攻撃が有効そうですし、私個人の行動方針としてそちらへの注力を行いますね。 とはいえ、近づかれると私ではひとたまりもなさそうですが・・・。 人造授恵者は光縛呪を試みたほうが良いでしょうか。
ヒーラーの神官戦士ロゼット、参加したわ。 前編の依頼はざっと読んできたけど、おかしなことを 言ってたら、申し訳ないけど参加者の人は教えてね。 >PC侵入口「横に並んで歩けないような、屈んで通る道」 ひとりずつしか侵入できないみたいね。 立候補が居ないと、あまり頑丈でないサブルさんが先頭で 行ってしまうから、できれば侵入する順番を決めたいかな。 私自身は耐久型のつもりだから前の方、先頭でも構わないわ。 あと侵入する直前に、閃光塗弾を投じるのはどうかしら? 内部は薄暗いようだし、薄闇に目が慣れた状態だと辛いと思う。 上手くいけば最初の何人かが侵入する間、目潰しできないかな。 >罠 汎用技能の「看破」で発見や「罠解除」での停止はできるかしら。 乱暴だけど、噴射する機構なんかを直接、破壊する試みもあり…? あとは受けることを割り切って、受けた後の手当ての方法かな。 表現を聞いた感じ、強酸性の煙、麻痺性の毒、高熱の針かしら。 ヒールだけでなく、BS解除もあった方が良いかな? >人造授恵者 基本は倒して戦闘不能後、捕縛して保護…で良いのよね? 異貌の少年については、前編参加者さんの希望次第かな。 >ゲルダ 私のお腹が鳴りそう、という心の声は置いておいて。 突入を遅らせるだけだし、実行に反対とかは無いのだけど、 魔獣の様子から気を引く以上の結果、暴走しないかな?とは。 読んだ感じ、飢餓状態っぽいから余計に見境がなくなりそうで。 人造授恵者、彼らの場合は反応が分からないから答えにくいわ。 長文ゴメンなさい。まずは侵入する順番決めかな、と。
ウォーリアのアーシェルだ。 俺も今回からの参加になる。よろしくな。 >肉の匂いで誘き寄せ 肉を焼くのか?(食い気味に) 人造受恵者達が腹が減ってるなら美味そうな匂いに誘き寄せられそうだな。 だが気になるのはホムンクルス特有の『無感情』ってとこだな。 食欲を喪失しているのだとしたら極上の肉の匂いにも反応しなさそうだと思うんだが、感情と生理的欲求は別物かもしれねぇしな。 試してみるのに賛成だ。 >罠 不意に食らう前にこちらから食らいにいく作戦だな。 煙が発動後に暫くその場に残るかもしれねぇのが気がかりだが、その他の奴なら先に食らっちまうのも有りかもしれねぇ。 煙や液体は天井から、針は壁や床から……のイメージでいる。 ロゼットの案の看破で探し出したり、罠解除で発動しねぇようにしたり、見つけたら装置をぶっ壊すのは安全策だな。 看破なら持っていけるぜ。 >虎 リディリディの魔法で焼き虎になりそうだな( シンプルだが物理防御高めのメンバーが壁になって、後方からぶっ放してもらうのはどうだ? 抑えきれなくて抜かれないように前衛組で脚を潰すのもいいかもな。 >順番 他にいないなら先頭に立候補させてくれ。 罠を敢えて発動させるなら食らってくるから、その後の回復を頼む。 >敵 光縛封で足止めしてもらえるのはありがたいな。 ドラチャリも持っていけるが、これはエルゼリオとゲルダと装弾して決めれたらと思う。 人造受恵者は武器を奪うか壊してちまえばスキルの使用を防げそうだな。
>人造受恵者 理想は全員を保護。 叶わなくても出来るだけ多くを救いたい。 洗脳を解くには『希望』を感じてもらうのがいいんだったな。 真心を込めた言葉なら響くと信じてぇし、声の限り伝えるつもりだ。 PL情報だが異貌の奴は看取ってやらなきゃならねぇのか。 ……やりきれねぇな。 洗脳を解くのは非常に困難だが不可能ではなさそうだ。 感情を失ったまま逝くはある意味救いかもしれねぇし、死の間際に正気を取り戻すのは残酷かもしれねぇな。
>だわ ドラチャリの相談についての発言で謝らせてくれ。 参加者の確認不足でだわの名前が抜けちまってごめんな。
参加させてもらう。 ウォーリアだ、だわと呼んでもらえれば。よろしく頼む。 > アーシェル ん、気にしないでくれ。こちらこそ発言が遅れた。 > all 先行した者から罠を全て発動させて回る案……んん……理にかなっている部分もあるな……。 罠発見用の看破も強行突破用のドラチャリも持ち合わせは程々だが、いずれにせよ俺も前の方に手を挙げておく。足止め用に殺界も視野に入れる。 報告に散見される「希望を抱かせれば洗脳解除できる」というのも、試すなら無力化後にやるのが良さそうに思う。 戦闘中なら、成功すれば敵の手数が減る可能性もあるが、洗脳が解ければホムンクルス達から味方でないと見なされて狙われる恐れがありそうで。 異貌の奴に関しては、無力化後に洗脳解除を試みて手応えがなければ殺す、という方針に1票。恐らく死ぬまで抵抗するだろうから、捕縛して連れ帰るのはリスクが高すぎるか。 ……本来守られるべき子供に対して、それしかしてやれないのも苦しいものはあるがな。
>内部への侵入順 ウォーリアが増えたしアーシェルを先頭に、ウォーリア4名 (アーシェル、だわ、ゲルダ、NPCサブル)から先に侵入して、 ドラゴンチャリオッツや殺界で、入口を確保してもらうのはどう? で、他クラスの皆はその後から侵入、各自の行動を取る感じで。 これが分かりやすいかなって。 >リディリディ 剣牙虎を抑えにいく際の壁役、やりましょうか? 私なら生命と物防は多少あるし、近接で魔法打撃も出来るから。 とりあえず侵入後、人造授恵者の前衛を相手にしつつ、剣牙虎が 解放されたら、リディリディの壁役として動く予定にしようかな。 他のヒーラーの動きとか、分からないからスキルは保留で。 ヒールとBS解除は各1つくらい、入れておきましょうか。
>侵入順 ウォーリアから侵入、という方針で大丈夫かなと思います。 ですが、……そうですね。サブル様は物理魔法ともに防御が薄いとのことですので、侵入順としては後の方がよいかな、と思いました。 >お肉 剣牙虎の暴走についてですが、剣牙虎は人造授恵者が扉を開けるまでは現れないのかな、という認識でした。 扉を開けた後に、真っ先に攻撃する相手は……お肉の匂いが一番強い人かな、と。 ですので、お肉を焼いておくことで、剣牙虎の壁役としても動けるかなと考えていました。 抵抗が高いとのことですし、シーザーロアの執着が効かない可能性が大きいので、その代わりに。 >剣牙虎の壁役 そんな感じで、剣牙虎の盾役としても動く想定でした。 よろしければ、一緒に壁役として動く形でも大丈夫でしょうか? ロゼット様がご一緒だと、とても頼もしいので……! >人造授恵者 ……そうですね。落ち着いてしまうとまた逃げられてしまうかもですので、まずは無力化をしたいという方針に賛成です。 できればあんまり傷つけずに、武器を奪うなどができればという形が望ましいかなと。 前の依頼では、完全に洗脳解除されたのはチョコレートがきっかけでしたが、その前の声掛けも無意味ではなさそうだったかなと。 わたしのわがままですが、改造人造授恵者さんにも最期には希望を持ってほしいなと。 『明日が来なくても構わない』ままで終わってしまうのは、……とっても、悲しいと思うので。
普通に戦闘する分なら暗視は無くても問題ないが、此度も人造授恵者の保護……特に改造授恵者の保護を至上とするなら暗視や光源は、やはり必要か。 剣牙虎の壁役をクラインとロゼットが担うなら、光縛封は人造授恵者の攻勢を削ぐのにというか、改造授恵者を閉じ込めるのに使ってみよう。 アクションスキルは、ヒールと解呪、治癒強化に盾役強化用の堅甲あたりか。 或いは治癒強化を取り下げて光源確保用のエンライトも考えている。 BS解除に関しては、Orbの備蓄は十分になったからサルベーションオールの習得準備も万全だ。 回数は確か6回だったはずだから、罠を万一起動させてしまった場合でも人造授恵者の洗脳解除にも使える筈。
顔出しが遅れてゴメンね! 継続参加でヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。今回もヨロシク……! >侵入順 ウォーリアから侵入する方針で良いと思う。 それ以外はINI順でも良いかも。 >閃光塗弾 穴から出た途端に人造授恵者達から攻撃(罠だけ発動するとは限らないし)されるのを防ぐには良い手段だと思う。 >お肉 シーザーロアが効かない可能性は高いと思うし、試してみても良いんじゃないかな? >人造授恵者 可能な限り、全員保護を目指したい所。 声掛けしつつ戦闘を行って、まずは無力化。無力化後は対話で洗脳解除を模索する感じで。 異貌の子に関しても同じ方針で行きたいな、と。 洗脳解除できない子達に関しても、武器を奪った上で捕縛して連れ帰りたいと思ってるよ。 >罠 人造授恵者の無力化を試みながら、罠解除/破壊を試みるつもりでいるよ。 >スキル とりあえず、光縛封・ヒール2・解呪2は持って行く予定。
No.15
>ロゼットさん、クラインさん あ、あの・・・。とても助かります。 よろしくお願いします。 術に集中して動くことが出来そうです。 武器を奪うということですが、対象識別の魔法で相手の武器のみに識別して狙って弾き飛ばせればと思います。 ただ、都合よく行くかどうか・・・。初めての試みですし、私は精密な操作も苦手なのであまり、その・・・、上手くいかないかもしれませんが。 お肉・・・、私は我慢するのですね。 しかた・・・、仕方な・・・・・・。
無力化するにあたって武器を奪うのは有効そうだな。 気になるのは、武器無しでも魔法攻撃をしてくる可能性は要注意だろうか。相手のスキル次第なところもあるが。 こちらは入り口確保の後、人造授恵者達の抑えに回ろう。 虎以外は殴らない方針なら、攻撃は少なめでヒールと防御スキルを多めに持っていく。殺界も斬らずに絡めるだけにしておいた方が良さそうだな。 異貌の奴を含めた人造授恵者の処遇についても、そういうことなら方針は理解した。洗脳解除成否に関わらず連れ帰る、だな。 ただ無力化後も、俺は戦闘中と同様に警戒を維持し、何かあれば手を出すつもりだからそれは許してもらいたい。命は狙わないから。 ……その道を選ぶ以上は、洗脳解除が成功しても精神が耐えられないような惨事を起こさないよう守ってやらないとな、と。
なら侵入順はアーシェル先頭で、だわ、ゲルダのウォーリア3名に 続いて他クラスの面々、後詰にサブルさんと書いておくわ。 >リディリディ、ゲルダ 了解。ゲルダはもし庇うなら、私への守りは不要だから、 リディリディと人造授恵者に余力を割いてあげて。 リディリディは安心し…て…飢えた野生がもうひとり…(汗 >ナタリア、エルゼリオ ナタリアは光縛封とサルベーションオールね。了解。 エルゼリオは今セットしてるブルーフレアでも良いかもね。 私はサイドヒール改と魔獣の被害予防にスケープセイントで。 >人造授恵者 全員保護ね。了解したわ。 余談だけど、保護された子たちはボルガニスク神殿が預かる 表明をしてるから、遠慮なく世話を押しつけてちょうだい。
>スキル スキルはこんな感じで行こうかと。 特性:光縛封/ブルーフレア アクション:ヒール2/解呪2/見切り2/残り1枠 罠対策に罠解除の汎用スキルも持って行くね。 >携帯 視界対策にランタン、捕縛用にロープ×1、シーフズツールを持って行く予定だよ。
連投ゴメンね! >ブルーフレア 穴を潜る前に希望者にブルーフレアを付与する予定。 希望者はブルーフレア付与後に穴を潜る旨を明記して貰えると助かるな。
突入順について了解した。 サブル氏は「顔を立ててくれ」とか言って先に行きたがったようだが、代わりに突入時の後方安全を確保する大役で納得してほしいところだな。 > ドラゴンチャリオッツ 初めに突入するアーシェルに用意してもらえるとありがたいのだが、頼めるだろうか。 こちらは殺界(改ではない方)を持ち込んで、地図でいう入口から上の方へ歩を進めながら罠を撤去しつつ人造授恵者達の足止めをする予定でいる。 特性もう1枠はカバリングの予定だ。
もう大丈夫そうかな?プレイング、出しておくわね。 サブルさんへの後方確保は上手く言っておくわ。任せて。 >エルゼリオ 了解。強化ありがとう。 ナタリアと被るかもしれないけど、エンライトでの光源追加を 入れておくわ。足元確認や罠発発見にプラスになりそうだしね。
・・・ん、顔出しが遅くなってすまない、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず全員保護の方針で了解だ。 突入も前衛三人の後ろからだな、後ろから援護する。 獣に関してはこれは普通に扉を開けられるとかでいいのだろうか。その場合濃煙を扉の前にやったら見えないから開けにくくとかはならないか
間が空いちまって悪ぃ。 だわは気遣ってくれてありがとな。 エルゼリオはクラスをウォーリアと勘違いしててすまねぇ。 >作戦等々 取り急ぎだが、出てる作戦や流れや提案に異論は一切ねぇ。 突入が最初なのとドラチャリを持っていくのも了解だ。 忘れずにセットしてくし、ロープも持ってくな。