【血旗】悪虐の痕【屍涯】

炙りとろ左門

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シナリオID:1643

オープニング

● 王国騎士の憂い
 シュナイデルの名が冒険者によって齎(もたら)されたことに、アレクシスは少なからず動揺していた。
 シュナイデルは家名を捨てた王国騎士だ。その人物が、生家の娘、キーリ=グラシル(グラシル侯爵家の血縁)を通して接触してきたことに、政治的意図がないはずがない。なかなか成果を上げられない部下をせっついているという体ならまだかわいいものだが、アレクシスの生家であるベレス子爵家とグラシル侯爵系は、かつて寄り子と寄り親の関係にあり、縁戚であったのだ。
 ベレス子爵領はグラシル侯爵領の『飛び地』として存在していた。それが現ベレス子爵ロランスの代で、より近いガロラント侯爵領に組み込まれた。グラシル侯爵家とはまだ細々とながら交流が続いており、今回のことは、表向きには侯爵家の子女であるキーリが私用で親戚のアレクシスを頼った……ということには、なるのだろう。
 それにしても危ない橋だ。シュナイデルはキーリや冒険者に全てを伝えていなかったようで、危うくアレクシスが身分を伏せて潜伏中であることが、父(ロランス)にも仲間(レジスタンス)にも晒されそうだったのである。もう少し気を遣っていただきたい。背中から刺されるなんてごめんだ。
(まあ、抗議したところで、『無能を部下にしたつもりはない』なんて言われそうだな……)
 爽やかな笑顔で言い放たれるのが容易に想像できる。
 本来、上司と部下とはいえどもアレクシスとシュナイデルは別々の任務を与えられて動いている。ゆえに、シュナイデルがアレクシスの仕事に口を出してくるとなれば、それはアレクシスの失態ゆえなのだ。冒険者たちをうまく使え——そういうことだろう。
 これまで、アレクシスの仕事ぶりは「優秀」であること以外に価値がなかった。それがこうも躓いてしまっているのには理由がある。
(叩いて出る埃がここまで揃っているのに、いずれも決定打に欠ける)
 あと少しというところで、ふっと途切れてしまう糸。それはどの証拠においても同様であるのがまた、不気味である。
 先日、冒険者のひとりが市庁舎に潜入して帳簿を隅々まであらったらしいが、二重帳簿や『飛ばし』の可能性があるという。となればおそらく、父が保管しているのだろう。
 中央府から監査が入るとなれば、決定的な証拠は全てどこかに移されるか、処分されるか。それを避けるために身を隠してきたが。

「アレク」

 ふと声をかけられて、アレクシスは振り返った。そこにはクーガーと彼の妹(エスリン)が気遣わしげな表情で立っていた。
「どうした? 考え事……はいつもか。なんていうかその、悩み事、か?」
「ああ、うん……」
 アレクシスは曖昧に濁して言葉を探す。
「ほら、隠れ家を引き払っただろう? リラの様子を知るのに、次はどこに移すべきかと……」
 先日、冒険者との接触を最後に、用心のためにベレスの首府リラ内にある隠れ家からは立ち退いた。しかし次の場所を探さなければ、街の中にいるレジスタンスと連絡が取りにくくなる。
「それならロイドに任せておけばいい。少し休んだほうがいいぞ」
「……そうだね」
 クーガーの、アレクシスへの信頼は揺らいでいない。しかし、クーガーをはじめとするレジスタンス〈血旗(ブラッディ・バウンズ)〉は、アレクシスが王国騎士であることも、ベレス公子であることも知らない。
 最初に出会った際に打ち明けるべきだったのかもしれない。レジスタンスが信用できる組織なのか見極めるために後回しにした結果がこれだ。結局言い出せないままずるずると、言い出したその瞬間に、これまで積み上げてきた信頼が瓦解するような状況になってしまっていた。
(まだだ。冒険者が協力してくれるなら、彼らとレジスタンスを繋いでからでなければ……)
 幸い、すでに冒険者の一部はレジスタンスに協調姿勢を見せている。あの用心深いロイドが頷く相手なのだから、信頼もできるのだろう。
(急ごう。もともと時間もあまりない)
 今の蓄えでは、農村部は冬越えで多くの餓死者を出すことになる。
「おい、」
 クーガーがアレクシスの肩を軽く叩く。
「お前、抱え込むからな。ちゃんと相談しろよ」
「分かっているとも。……大丈夫」
 本当だな、と目を眇(すが)めるクーガーに、アレクシスは苦笑を返しつつ。
 冒険者ギルド支部のある最寄りの街「ルエリ」へと向かうのだった。

● 闇の中で
 ルエリはガロラント侯爵領の東に位置する交易街だ。侯爵領の首府ほどではないがそれなりに大きく、ベレスにはない冒険者ギルドの支部もここにある。
 つまるところ、冒険者たちと接触するには、向こうから来てもらうからルエリまで出向くか、である。
「改めて、私は王国騎士のアレクシスです。この依頼内容は非常に機密性の高い案件、他言無用でお願いします」
 アレクシスは冒険者を交えた今回の調査で、ベレス領内の不正な金の流れの動かぬ証拠を掴むつもりでいた。
 多額の税収はどこへ消えているのか——行政府にある帳簿に不審なところはなかった。となれば、どこかに出納を『飛ばし』た内容が記録されたものがあるはずなのだ。しかし、それがどこにあるか。
「帳簿に限らず、証拠は領主の手の届くところ……と見ています。十中八九、領主館でしょう。他の施設ですと、万一の時にすぐに処分できませんから。が、領主館は警備も厳重です。危険も伴うかと」
 アレクシスは続いて丸めた紙を取り出し、机の上に広げた。
「領主館の見取り図です。……その、10年前の記憶に基づくものですから、隠し部屋も増えているかもしれません」
 諸事情あって同行できない旨を最後に伝え、アレクシスは冒険者たちに頭を下げた。
「十分な報酬をお支払いします。ベレスの民を救うため、どうか」

解説

皆さんは王国騎士アレクシスより、領主館のどこかにある可能性が高いという「不正な金の流れを示す動かぬ証拠」の入手を依頼されました。最もわかりやすい例は「帳簿」ですが、証拠として説得力があればそれ(物証)以外のものでも構いません。 どう忍び込むか、潜入の時間帯や、まとまって動くかどうかもお任せします。ただし時間をかけすぎると失敗する危険性が高まります。 ■領主館 3階建て。口の字に棟がひと繋がりになっており、中庭が存在します。領主の寝室や書斎は3階の北側にあります。 1階:入り口、厨房、使用人寝室等 2階:客室、応接室、広間、湯室等 3階:領主の寝室、書斎 ■NPC ★依頼人:アレク(アレクシス=リラ=ベレス)  ヒューマン/男/21歳  王国の命により、傭兵に身をやつして子爵の身辺調査を行なっている王国騎士です。レジスタンス〈血旗〉の一員でもあり、リーダーのクーガーとは親友同士です。  ※アレクシスがベレス子爵令息であることはPC情報として共有されています。今回は同行しません。 ★ロランス=リラ=べレス  ヒューマン/男/42歳  べレス子爵領を治める典型的な貴族派貴族です。彼の代から首府リラの様子は変わり、ヒューマンと異種族間の溝は深まるばかり。好色な人物としても知られていますが、一人息子以外には私生児などもいません。 ・プレイングで指定しなければ、NPCはリプレイには登場しません。 ・字数の都合でNPCとのやりとりがカットされる場合もございます。ご了承ください。

マスターより

初めましての方は初めまして。こんにちは、炙りとろ左門です。 帳簿を手に入れるぞ〜という話ですが、潜入・探索・脱出と結構やることが多めの上に難易度も高めのようです……? 本シナリオは「【灰葬】」シリーズの続編、「【屍涯】」第1部「【血旗】」の第1話にあたります。だいぶ話数も重なってきたためなかなか追うのも大変かと思うのですが、継続の方も新規の方も大歓迎です。 【血旗】の舞台であるべレス子爵領については「【血旗OP】灰より目覚めて【屍涯】」をどうぞ。 また、ハーヴェンってなんぞやという方は「【灰葬】」シリーズ(全8回)を、セウェルスって誰やという方はあわせて「夏の夜のおばけ退治」をどうぞ。 本シナリオにはNPC「セウェルス=マルキアス」および「ロヴェル=ハーヴェン」が関連づけられておりますが、質疑応答はありません。 それでは皆様のプレイング、お待ちしております!

リプレイ

 冒険者たちは、アレクシスが書き起こした地図を複製し、2人1組になって交代で領主館の下見を行う。
 多額の税収の行き先がわかれば、領主の圧政の証拠を確保することが出来るはず——アレクシスはそう見込んでいた。

● 沈黙の領主館
 領主館近くの時計塔に潜入したルチル・プルメリア・グレイハーツとライオネル・ギシュムは、広げた地図を覗き込む。
「10年前の記憶だから、不正確なところがあるかも……って、アレクシスさんは言ってたね」
 ライオネルはそう言いつつ、館の外壁が地図上の間取りと一致するかを見比べる。
「明らかに地図にはない建物があるけれど……あれはなんだろう?」
 東側から見た外壁には特に目立った改装場所はなかったため、ライオネルは敷地内にある真新しい建物を指差す。ルチルは目を細め、その建物の窓から中を見通した。
「あれは……蒸留室だね」
「蒸留室?」
「薬の調合をする場所だ。確か、領主に取り立てられた魔女とやらは、白枯病の薬を作っているらしいね。それじゃないか?」
「なるほど……」
 ライオネルは地図に赤いインクで蒸留室を書き込む。その間に、ルチルは領主館の周囲にある建物をチェックしていた。
「狙撃に使えそうな高い建物は……ここだけか。まあ、城館を見下ろせるような高い建物を早々作らせはしないだろうから、仕方ないか」
「位置取りとしてはどうなのかな?」
 そのほか、気になる点などを地図へ書き込んだライオネルが顔を上げ、ルチルに尋ねる。
「ここからは外郭の大窓……これは使用人の寝室と、広間か。射線が通る場所は、そこだけだね。窓際に出てきてくれるなら別だけど」
 時計塔は、領主館の東南東にある。真東にあれば東側の全部屋を対象にできるが、そううまくはいかないものだ。
「分かった。皆にも共有するね」
「ああ。あとは中だね」
 ルチルは目を閉じ、栗鼠(ラト)と視界を共有(エーテルリンク)する。ラトは木を伝って無事に敷地内に潜入を果たしたようだ。広い敷地内をラトだけで調査することはできないため、他の冒険者のペットと範囲を分担する。
「この時間は換気をしているのか。助かる」
 開け放された窓からラトが内部へと侵入する。梁を伝うようにして建具と同化し、使用人たちの会話も拾う。
『御領主様、今朝からずっと書斎から出てこられないけれど……お掃除はよろしいのかしら』
『ああ、いいんだよ。今日は決裁の日だから。俺もよく知らないんだけど……きっと重要な書類を扱っていらっしゃるんじゃないか? 入っていいって言われるの、リジーさんくらいだしな』
『あの方に食事を運んでもらったりするの、悪い気がするのよね。使用人ではないのだし』
 ふむ、とルチルは腕を組む。
「一体どんな書類を決裁しているのか、気になるが……」
 3階は行き交う人々が多く、内部から様子を見ることは断念する。
「よし、ラト。帰っておいで。慎重にね」


 シェオルとミーミル・ロッポラは、背の高い木に登り、南側から領主館を観察する。
「庭園から入っていくのが良さそうだね。それにしても……なんていうか、貴族の庭にしては雑然としているような……?」
 首を傾げるシェオルに、ミーミルが解説を加える。
「多分、そういうスタイルなんじゃないのかな? そういう話を聞いた覚えがあるよ」
 庭造りというのも芸術の一部だ。ミーミルの出身地であるヴェルクリエにも、庭師がいる。彼らとの会話の中で、こういった自然の庭を好む貴族もいるのだという話をしたことを思い出したのだ。
「でも、造るのはあくまで人だから、どうしても人工的な部分が出てくるんだよね。あのあたりの植物とか、多分植えたものだよ」
「へえ。でもそのおかげで、身を隠しやすそうだ」
「うん。……それにしても」
 と、ミーミルは言葉を切る。
「不正なお金が流れた証拠……って、具体的にどんなものなんだろうね。パッと見てわかるものなのかな」
「分かりやすいところでは帳簿とか……あと、絵画の裏とか調度品の下とかにメモを忍ばせているかも、みたいなことをクレア君が言ってたよ。他にも、暗号化した日記とか刺繍とか」
「刺繍に? そっか、貴族らしいというか」
 ミーミルは感嘆の声をあげる。貴族の世界ってすごい。
「じゃあ、侵入は庭から……かな。庭に続く外壁に綻びがないか、一応見てくるよ」
 アレクシスの話では、幼い頃に館を抜け出すために使った場所が何個かあるのだという。いずれも外壁に空いた小さな穴で、植え込みで隠すようにしていたらしい。
「補修されている可能性もあるということだから、あまり期待はしない方がいいけれど。いざとなれば乗り越えられる高さだしね」
 シェオルの言う通り、授恵者であればなんのことはない高さだ。シーフであれば道具もなく突破できるだろう。
「ボクはもう少し外から観察してみる」
「わかった。気をつけて」
 残って観察を続けるというミーミルに頷き、シェオルはするすると木を降りた。


「彼、随分と領主と身近な人物だったね」
 セヴラン・クアルトは地図から顔を上げる。ナハティガル=ラーはそれを受けて、小さく頷いた。
「危うい立場ではある……が」
「うん。以前のものとはいえ、確実な情報はありがたい」
 そう言って、セヴランはリラに出入りしている商会の徽章をスケッチしたリストを、ナハティガルに渡す。
「館に出入りしている商人がこの中にいるか、見て欲しいんだ」
「任せてくれ」
 2人がいるのは領主館の南西だ。ラトが館の東側を担当した分、セヴランの栗鼠(ララ)が西側の調査に入る。
 勝手口、使用人の部屋、詰所。それらの位置を把握した後、庭先から館に潜入する経路を導出する。
「……ここがアレクシスさんの部屋」
 エーテルリンクで繋いだ視界を、セヴランはじっと観察する。
「随分片付いている……というか、なんだろう、これ……」
「どうかしたのか?」
 館に出入りする人々の様子を注意深く観察したまま、ナハティガルは問う。それに、セヴランは首を傾げる。
「ううん、なんていうのかな……変な感じ……」
「妙なものが置いてある、というわけではなく?」
「うん。一見普通の部屋で……普通の部屋なのが妙、というか」
「……まさか依頼人にやましいところがある、と?」
「いや、それはないと思う。表現が難しいな……掃除は行き届いていて……鍵がかかっているのは窓だけか」
 ここにずっと留まっているのも危ない。セヴランはアレクシスから事前に伝えられていた部屋へとララを移す。
「ここは亡くなった奥さんの部屋、だね」
 アレクシスの話では、領主の妻、すなわちアレクシスの母親は産褥で亡くなったという。そしてその部屋を見回した瞬間、セヴランは違和感の正体に気づいた。
「昔のままなんだ」
 流行を過ぎた調度品、テキスタイル。その部屋だけ、時が止まったように残されているのだ。そう、保たれている。
 ただ、ベッドの上に捧げられた花は毎日交換がされているのか、瑞々しい。
「……自分だけが大事、というには」
 丁寧に。大切に。自分のもとを去り、戻ってこない者たちの痕を、残している。
「セヴラン」
 ナハティガルに呼びかけられ、セヴランは一度視界を自身に戻した。そしてナハティガルが指さす先を見て、目を細める。
「あれは、ガロラント侯爵家の家紋じゃないか?」
「そうだね。おそらくは使者、だろうけど……」
 重要な書類を決裁する日に、訪れる使者。無関係であるということはないだろう。


 フリューリングスルフト=ティエラは、衝立の向こうから出てきたクレア・エクレールの姿に目を瞬く。
「メイドさんさぁ」
「そう。尻尾はスカートに、耳は帽子(キャップ)の中に隠せばいけると思うし……髪も上手く染まったね。深く突っ込まれたら、新人、とでも言うことにするよ」
「なるほど」
 フリューにもクレアにも闇夜に溶け込むスキルがあるため、本来変装は必要ない。しかしクレアには冒険者たちを館に引き入れるという役割上、「自然な行動」が求められる。
「……領主の変化には、必ずきっかけがあるはず」
 フリューは考え込む。ロランスの代になってから、ヒューマンと、ヒューマン以外が「異種族」として分かたれた。そのきっかけとなることがあったはずだ。
「確か……今の領主へ代替わりしたのは20年前で、奥さんがそのくらいに亡くなってるんだって」
 クレアの言葉に、フリューは頷く。
「女好きって話だったけど、奥さんの部屋は綺麗に残ってて、毎日献花があって……。そんな人が、悪政なんてするんやろか?」
「……自分と、自分の大切な人以外はどうでもいい、って人もいる。分からないものだよ」
 人には、いろんな側面がある。悪性そのものという人間はいないだろう。しかし、悪人の善性だけを取り上げるということも健全ではない。
「現に、この街の人たちは、領主の政治で苦しめられてる」
 街の現状を知らない、ということはないだろう。陳情を握りつぶして、見て見ぬ振りをしているのだ。
「それも、ガロラント侯(お上)のお墨付きかもしれないんだから」
 子が子なら親も親。この関係を詳らかにできれば、アレクシスの切り札(カード)になるだろう。
「わかったさぁ」
 フリューは拳を握り込む。今はまだ憶測でしかない情報の断片を、今夜、つなぎ合わせる。
 クレアも同じく頷くと、地図上の一点を指さす。
「ボクは使用人口から入るよ。自然だし、薄暗い中なら顔とかも分かりづらいだろうし」
 そして、クレアが開けた窓からそれぞれ侵入する手筈になっている。
「脱出経路の誘導はミーミルさんがしてくれるから。でも、あまり時間はかけられない」
「うん。じゃあ、手筈通りに……やってみせるさぁ」
 フリューは事前に用意したバンダナで顔を隠す。日はすでに沈んでおり、真夜中を待つだけだ。

● 襲撃と潜入
 真夜中、予定時刻となった。
 ミーミルも髪と口元をバンダナで覆う。
(でもこの格好、なんだか完全に悪者って感じだなぁ……)
 見つかった際に「盗賊」ということで誤魔化せるかもしれないが。まあ、ここは作戦を優先することとする。
 ミーミルの仕事は逃走路の確保だ。そしてそれは、潜入前からはじまっている。
 シェオルが見つけてくれた外壁の綻びを利用して、木々の生い茂る庭先からお邪魔する。帰りも、シーフ以外は同じ道だ。シーフ組が派手に壁を飛び越えて警備の目を惹きつけているうちに、残りの人員は壁の穴から脱出する。
「みんな、入れた?」
 背の高い者を招き入れるために事前に少し穴を広げたが、まあ、補修費用は領主に請求しておいて欲しい。ミーミルの問いに、皆頷く。作戦開始だ。


 まずはクレアが使用人に扮して勝手口から中に入る。そこから空き部屋に侵入し、仲間を招き入れるために窓の鍵をいくつか開け、誘導する。
 外で待機しているルチル以外の7人が侵入者だ。クレアはまず仲間たちが上の階へ向かえるよう、1階にて他の使用人たちを迫真の演技で誤魔化す。できれば館の人間との接触は避けたかったが、仕方がない。
「向こうは見て回ってきたばかりだよ。もう、新人だからってすぐ押し付けてくるんだから……」
 そうクレアが足止めしている間に、冒険者たちは2階への階段を音もなく駆け上がる。ラトとその分身、そしてララも潜入に大きく貢献していた。
 セヴランは館の外に残っている。闇に紛れられる暗い色のマントとフード、そしてバンダナで顔を覆い、庭の茂みの中に隠れていた。
『幸い、まだ気づかれていないみたいだ』
 セヴランのテレパスが、ナハティガルへ、そしてナハティガルからシェオルへと伝えられる。
『西階段、人が降りてくる。隠れて』
 セヴランの的確な指示により、ナハティガルとシェオルは3階へと到着する。
『用具倉庫があるから、危ない時はそこに隠れてね』
『了解した。シェオルにも伝えておく』
 その動きを、ルチルは時計塔から超視覚で確認する。ルチルもまた、布で顔を覆っていた。相手方に授恵者がおり、同じように超視覚で周囲を観察していないとも限らないからだ。油断せず、顔を覚えられない工夫は必要である。
 ナハティガルとシェオルが3階に到達したのを確認して、ルチルは1階へと視線を戻す。広間の窓際にミーミルが現れ、逃走経路として使う窓の鍵を開けた。
(順調だな……)
 ラトとその分身は、それぞれ2階と3階に。ラトの分身が2階でクレアとライオネルを導く。
(絵画の裏とか花瓶の下とかに、隠してあったりとか……)
 クレアはインテリアを入念に調べる。皆の目が届く、関係のなさそうな場所に秘密のメモなどが隠されている——というのは、なるほど、小説などでよく見る手段である。
 しかし、この屋敷の使用人は存外真面目に働いているらしい。絵画の裏にも花瓶の下にも、それらしいメモやメッセージは残されていなかった。
(となると、使用人たちはシロの可能性が高まるか……)
 ラトを通じてルチルが聞き取った限りでは、使用人たちは領主の公務についてあまり知らされていないらしい。もっと立場が上の、侍従長あたりであれば何か知っている可能性はあるが、下級の使用人たちから秘密が漏れないようにしているのは確かだ。
(めげない! 次!)
 その侍従長は現在、領主の書斎に詰めているらしい。その隙にと、クレアは2階にある侍従長室へと侵入し、何か怪しいものがないか探す。
 鍵のかかっている机の引き出しを、シーフズツールで開ける。そしてすぐさま、底板を指で押した。浅い。明らかに二重底だ。こんなところに入っているものが、やましいものでないはずがない。
 その時、部屋の入り口で物音がした。クレアは素早く振り返る。
「クレアさん、俺、俺!」
 ライオネルだった。ライオネルも部屋を回ってきたらしい。
「何か見つかった? こっちは気になる階段があったよ」
 ライオネルは客室や応接室を回りつつ、隠し扉がないかをチェックしていた。そして、2階から地下へと向かう隠し階段を発見したのだ。隣の部屋との間隔がやけに空いており、その間に仕込まれたものだった。
「地下へ……? そっか、地下への増設もあるよね」
 2人の話を聞いていたラトがライオネルの服の裾を噛んで引く。
「うん。ラトに見てきてもらおう。こっちはなんか怪しい……なんだろう、これ?」
 クレアは二重底から薄い手帳を取り出す。ぱらぱらとめくってみるが、料理帖か何かのようだ。
「……ただの料理帖を二重底の下に隠しておくかなあ?」
 ライオネルが首を傾げ、クレアもそれに頷く。
「だよね。うん、これは持ち帰ろう」
 2人はそのまま侍従長室を出ると、脱出待機のために1階へと降りる。
「あ、」
「ふたりとも、こっちこっち」
 と、クレアとライオネルが人と鉢合わせそうになったところ、フリューが物陰から手招きした。
 完璧に闇に紛れた彼女とともに、明かりのない風呂場へと潜む。見回りのランタンの灯りが通り過ぎていくのを、息を殺して待った。
「……行ったさぁ? はあ、よかった」
 フリューが息をつくと、クレアもライオネルも緊張を解いた。
「ちょっと異変に気づいた人たちがいるかも。見回りの数が多くなった気がするんさぁ」
「まあ窓の鍵がかかってないところがいくつもあれば、そうだよね」
 フリューが声を潜め、ライオネルがむむむと考え込む。
 フリューは探索しつつ、鍵の開け閉めを管理していた。しかし人が多くなってくると、脱出も不利になってくる。
「1階はあと、中庭だけなんさぁ……」
「ちょっと、危ないと思う」
 クレアの助言は、フリューも承知の上だ。そこに何かがあるとしても、中庭へ向かうことのリスクは大きい。庭園には噴水や茂み、木々などがあるが、上階からは丸見えである。
「でも……あの階段から行ける地下、中庭からも行けたりしないかな」
 ライオネルが呟き、フリューは少し考えこむ。
 その時——外庭のほうで大きな物音がした。外壁が崩れたような音だ。


 セヴランが陽動のために外壁の一部を弓矢で穿った、その少し前——。
 ナハティガルとシェオルは探波で館の構造を把握しつつ、領主の書斎近くの物陰に潜んでいた。
 中にはまだ人がいる。おそらく領主(ロランス)と侍従長と思しき人物だ。そしてもう1人、女性の声。
「聖女(リジー)か?」
「そうじゃないかな? ……うん。そう呼びかけられてる」
「出くわすのはまずいか」
 リジーは領主のそばにいるが、アレクシスが信頼する相手だ。自分たちの登場で、彼女を窮地に立たせてしまうかもしれない。
「でも、こんな夜更けまで一体何を話しているんだろう……」
 そう、部屋の中に気配はあれど、会話は途切れ途切れだ。それも不自然に聞こえたり、聞こえなくなったりする。何かしらのスキルを使用しているのだろうと、ナハティガルはあたりをつけた。
「リジー君は授恵者だったね。彼女かな」
 シェオルの発した何げない言葉に、ナハティガルは暫し考え込む。
「……陽動を要請しよう。それで無人にならなければ、突入する」
 ナハティガルの提案にシェオルは頷き、テレパスでセヴランに伝える。程なくしてセヴランの放った一撃が外壁の一角を崩した大きな音がした。
 書斎の扉が開く。「レジスタンスの襲撃か?」と慌てた様子の侍従長と、青白い顔のロランス。やがてリジーに何ごとかを促された領主は、駆け足で階下へと向かう。
「リジー」
 ナハティガルがやや硬い声で呼びかけると、リジーは桃色の髪を揺らしてナハティガルを振り返った。
「今のうちに。私は蒸留室へ向かいます」
「……話が早くて助かる」
 リジーが反対方向の階段へと早足で向かうのを見送り、シェオルとナハティガルはラトに領主の追跡を任せて書斎へと潜入する。
「俺は家具全般を漁る。アンタは本棚と机の方を頼む」
「任せて」
 ナハティガルは額縁の裏からベッドや敷物の下、花瓶の中などを片端から、シェオルは本棚に収蔵された本の中から、繰り返し開かれて背が劣化している本を重点的に探す。
「こちらはなしの礫か。そっちはどうだ?」
「これかも」
 シェオルは本棚の背板と本の間に隠されていた手紙を引き出す。
「これは……ガロラント侯からの書状?」
 開封前の真新しいものだ。後で読もうと、とりあえずここに隠したのかもしれない。
「ガロラント侯……確か、ベレスの寄り親だったな」
「中身はともかく、持ち帰ろう。あまり時間もない」
 帳簿らしきものは見つからなかったが、「隠したがるような手紙」に書かれていることなど知れている。撤退を促すシェオルにナハティガルは頷き、共に書斎を出た。


「レジスタンスの襲撃だ! 兵を集めろ!」
 警備兵たちが叫ぶ。冒険者たちは盗賊ではなく、そのように思われているらしかった。
 ルチルの一射やセヴランの煙幕工作によって追い詰められた一同は、ひとまず所定の場所へと逃げ込む。すでにミーミルの手によって開け放された大窓から脱出すると、冒険者たちは二手に分かれた。
「くっ、まずいな……! だから貴族様の邸宅で盗みなんてやめようって言ったんだ」
 セヴランは声を低くして、追っ手にそう聞かせる。レジスタンスの仕業と思われては不都合だ。街での収穫が上がらず貴族の邸宅に入り込んだという体でなければならない。
(これで誤解してくれたら良いんだけど)
 セヴランは再び煙幕に紛れ、庭園へと逃げ込み、ミーミルの案内で外壁の綻びから外に出た。
「あれ、ララはどうしたの?」
 全ての冒険者の脱出が完了したのを見届けてから、ミーミルは首を傾げる。
「まだ館に残しているんだ。状況を見るためにね」
「なるほどね。じゃあ、すぐ落ち着ける場所に移動しよう」
 冒険者たちは闇夜に紛れて撤退する。行き先は住宅街の空き家だ。貧民窟に逃げ込んではもしもの時に迷惑がかかるし、レジスタンスの隠れ家についても同様である。
「……っはぁ。みんな無事やね?」
 フリューが顔を覆っていた布を下ろして同行者の数を確認する。その間に、ルチルが裏口から入ってきた。
「上手くいったようだね。では……」
 ルチルはセヴランに視線を送る。セヴランは頷き、2人は椅子に座って目を閉じると、それぞれの相棒と視界を共有した。
「……館の中はまだ混乱してるね。リジーさんがまとめてくれているみたいだ」
 セヴランの報告に、ナハティガルは顎をさする。
「領主は今どこに?」
「……ライオネルが見つけた隠し階段から地下へ……これは……」
 ルチルは静かに言葉を選ぶ。どこか緊張しているようにも思えた。
「墓?」
 ラトの瞳が捉えたのは、石棺と、それに詰められた白い薔薇の花だ。溢れた花や花弁が石床に散らばっている。ラトが柱を伝って天井まで移動し、その中身が見える。
 それに、ルチルは喉の奥で唸った。
 ミイラ化した死体だ。
『リオレーヌ。大丈夫か? いや、無理に起きなくていい。騒ぎはすぐに収まるよ。……ああ、問題ない。怖がらせてすまないね。今日はいい天気だ。あとで散歩に出かけよう。ああ、でも、お前は身重だからね、無理はさせられないな——』
 ルチルはラトにすぐさま帰還を命じた。手に入れるべき情報は手に入った以上、あんなところにラトを置いておけない。
「ルチルさん?」
 手で目元を覆うルチルを、セヴランが気遣う。それに、ルチルは細い息を吐いて答えた。
「……領主はどうやら狂っている。狂気に落とされたのかもしれないが、これは……どう、報告すべきか」
 いや、依頼は達成したのだ。であればこの先は、依頼人がどうにかするべきことだろう。
「……ひとまず街を出よう。長居はきっと、よくないだろうしね」

マスターコメント

メイド服いいな……(悔しがる声) ちょっとみんなにメイド服着せる与太シナリオが浮かびましたがシリアスぶっ壊すので単発で出そうね というわけでお疲れ様でした! ちょっと書ききれませんでしたが、手に入れたものの内容については次回OPで解説します。少なくとも証拠はバッチリ揃いました! あとは告発するだけですねェ! でもその前に何やら一悶着ありそうです……? 恒例のスーパーMVPは証拠入手のための働きが効果的だった人へ。さらに、皆様に称号を贈らせていただきました。 それではまた、お会いしましょう!
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ難しい 報酬:多い8 / 6〜8人

2021年12月01日 12時24分09秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. クレア・エクレール

    シーフのクレアでーっす、よろしくよろしくー! 「不正な金の流れを示す動かぬ証拠」ねぇ。 帳簿が一番分かりやすいけど、それ以外だとなんだろ。 あ、帳簿って形とってない場合もあるのか。 書類とか手紙とか、関係なさそうな本とか日記みたいな。 そうそう、侵入タイミングとかアプローチ方法は擦り合わせておきたいね。 一度侵入がばれると、次の警備はもっときつくなるだろうし。 でも全員で同じ時間に侵入すると皆ばらばらでもばれやすくはなるよねー……まぁばれやすいのを逆手にとってバレた人は陽動に切換えるって手もあるけど、理想は極力長時間ばれずに探索して、気づかれずに全員撤収ーって形かな?

  2. ミーミル・ロッポラ

    ウォーリアのミーミルだよ! 今回はよろしくねっ! うーん、館の中を8人全員でうろうろとするのは見つかるかもしれないよね。 全員揃って侵入、そこからバラバラに2、3人くらいで3組に分かれて探っていくのが良いかなぁ。 丁度、3階まであるから、A組が1階、B組が2階みたいに・・・。 それとも、陽動班・潜入班みたいな形で二手に分かれる?

  3. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    情報屋のルチルだ。よろしく。 とりあえず、一回侵入に気づかれたら二度目以降は難しいだろうね。 参加者にシーフが多いから、時間短縮を兼ねて各フロアに人員を置いて捜索した方が効率的だろう。 バラバラにせよ、同時にせよタイミングを打ち合わせておく事に賛成だ。 見つけておくべきは動かぬ証拠である帳簿だが、それ以外だと……そうだね。 密かに金を工面しているのならば、何かしらを買い付けているか溜め込んでいるかの二択だ。 取引に用いてるのならその証文書や書簡がありそうだ。 >陽動 全員非ヒューマンだと客人を装う、って手も使いづらいな。種族差別が強い貴族だと特に。 依頼人である〈血旗〉との繋がりを悟られるのもよくないし、顔を隠すぐらいの備えは必要になるかね。

  4. ライオネル・ギシュム

    ウォーリアのライオネルだよ!よろしくね。 俺もタイミングの打ち合わせに賛成だよ! 全員でこっそり見つからない様に出来るのが一番だけど さすがにこの人数が全員見つからない様にするのは結構難しいかな? 陽動をやるなら広間とかで仮面をつけて大暴れしてみせてもいいかも? ちょうどヒューマンの人はいないし、この街の差別に耐え切れなくなった住人を装って…とか!

  5. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。宜しく頼む。 既に挙がっているように全員揃って潜入し、数班ずつに分かれて行動するのが手堅いかと。 警備の注意を引き付ける陽動班があっても良いかも知れない。 >潜入の時間帯 領主館に人の出入りが少ない時間帯に潜入するのが理想ではあるが―― 夜間は領主が帰宅している可能性が高い為、昼間の方が良いのだろうか? どちらも一長一短ありそうではあるが……。 >帳簿 一番怪しいのは3階かと思うが、意表を突いて思いも寄らない場所に隠してある可能性もありそうだ。 >行動 俺は【探波】で領主館の構造や罠の有無を調べながら、主に3階での帳簿探しを考えている。

  6. シェオル

    エルフのシーフ、シェオル。 どうぞよろしくね。 うん、タイミングをしっかり合わせていくのも、ある程度分かれて動くのも賛成だよ。 連絡用にテレパスとか使えると、情報共有もし易そうだね。 >陽動 陽動班を置いておくならー……連絡取れる前提になるけれど やらないと潜入が難しそうなら初っ端に、でなければどこかの班が必要としたタイミングで、 意識を引き付けられると動き易そうかな? >時間帯 暗視とか、光源で目立たないようにできるなら夜間の方がばれにくいかな……? 警備状況にも依るかもだけれど……。 >証拠 隠し部屋……地下室とかもあり得るのかなぁ。 あえて領主に危機感を抱かせて証拠のところまで向かわせて、 それをこっそり尾行……とかもできなくはないかな? 危ない?

  7. クレア・エクレール

    そうだねー、ボクも全員揃って潜入し、数班ずつに分かれて行動って案に賛成かな。 >時間 時間に関しては敢えて昼、もしくは領主も寝て夜の見廻りしか動いてないであろう真夜中……個人的にはどちらでもいけるかな。 >陽動 あ、進入時間帯にも関係することなんだけど、ボクは陽動っていうか、使用人に変装して他の人が侵入しやすいように鍵開けておいたり、人払いとかして探索支援しようかなって考えてたよー! 一応主な活動フロアは二階希望しておくね。 >連携 確かにテレパスあると合わせるのに便利だね。 所持スキルの関係でテレパス持っていけない人もいるかもしれないから他に連絡手段とれると良いかもって思ったんだけど、あとはメモとかかなぁ? もし侵入時間が夜で、屋敷の中ではなく屋外にいる人がいれば窓際でランプの灯りを点滅させるとかで撤収とか見つかりそうになった時の救援要請的な合図送れるかなーとか思ったり。 シェオルさんが指摘してくれてるけど、異変に気付いた際領主なり重要なポジにいる人が大切なものが無事か確認する為に移動する可能性は確かにあるんだよね。 ただ、それを尾行して見つけた場合、証拠の奪取と撤収が結構シビアになりそう。

  8. ナハティガル=ラー

    >時間帯 個人的には昼・夜どちらでも対応可能ではある。 いずれにしても警備状況によっては陽動班に動いて貰う事が必要となりそうか。 >スキル 夜間なら暗視、それ以外だとテレパスも持って行く事は可能だ。 >証拠 小火(ぼや)騒ぎを起こして帳簿の在処を知っている人物に移動させる、等はどうだろうか? これなら比較的難易度は低いかもしれん。

  9. ナハティガル=ラー

    連投すまない。 >証拠の奪取 下記の方法等で騒ぎを起こした場合は移動中に奪取を試みる事となる為、 クレアも言っているようにリスクは高くなるな。

  10. フリューリングスルフト=ティエラ

    シーフのフリューさぁ、よろしく! うちも、全員で侵入後に分散して捜索っていうのに賛成さぁ。 時間帯は昼間か夜間。暗視は持ってるからどちらでもいけるよ。 双波、テレパスも持ってる。 帳簿以外の証拠の一例としてルチルさんが挙げてくれた「買い付け」と「溜めこみ」なんやけど、これ昼間にそういうのが運ばれてくるって事もあるのかな? そしたら侵入が夜からでも昼からでも出入りする何かに関しても見てる者がいても良い、のかなって思ったさぁ。 ボヤ騒ぎに関してなんやけど、うちも有効かな?と考えたけどリスクの方がこわいかな ので、ちょっちそれはやめた方がいいなって思ってる。

  11. セヴラン・クアルト

    シューターのセヴランだよ 顔を出すのが遅くなって申し訳ない。 僕も全員で分散してで異論は無いよ 移動する人物を尾行するだけならエーテルリンクで繋いだうちの栗鼠のララが 比較的行けるかな。 フリューさんの昼間に買い付け等の運び込みの観察は賛成だよ あとは夜中に忍び込んで、見つかったら金目の物を狙った盗賊として 陽動班が動いて 隠密に特化した誰かが残るとかな…

  12. セヴラン・クアルト

    連投ごめん そう言えば小火なんだけどね  薄煙炸弾が取れるから 工夫は必要だけど火を使わずに小火っぽい状況は作れるかもしれない 見つかった時の陽動にも使えるかも知れないね

  13. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    物の出入りを見るついでに、外から家人の人数や行動パターンの観察もできそうだね。 潜入前の下調べとしていいと思う。 時間帯は…まだ甲乙つけがたいと思っているな。 領主のいない時間帯を狙えば足が付きにくい。領主が居た方が隠し部屋への仕掛けなどがあっても暴き出しやすい。 暗闇への対応についても、暗視や照明器具を使えば打ち消しはできる。気づかれてもいい陽動なら、目印として灯りをつけても問題はない。 クレアのメイド潜入は同僚の顔を覚えている古株や勘のいい者がいると気づかれるかもしれんが、逆に言えばそういうヤツは少々情報源として使えるんだよな…。 まあアタイ個人の意見では、乱暴な手段を使って確実に引っ張り出すなら夜間だな。

  14. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >陽動 襲撃犯を装うなら種族差別に不満を持った非ヒューマンより、レジスタンスの目的と結びつきにくい盗賊がいいと思う。後々無関係な非ヒューマン達への弾圧が酷くなる可能性が考えられるからね。 盗賊を装い家人を一か所に集め、貴重品の在処を知っている者には案内。他の者はその内に別フロアを探索するってのはどうだろう。 ただまあ、金目の物を取らないで帰って行く盗賊は怪しい。 調査が済んだ所で、盗賊を追って冒険者が来たという体で無関係な物品を置いて撤退がいいんじゃないかと。 かなり分担が細かくなるが相手に授恵者はいないから1,2人でも対処はできるんじゃないかな。 言い出した身だし、この手を使うなら窓から矢を飛ばして盗賊を追い払う役をしようかと。姿を見せなくてもいいし、栗鼠を使えば屋敷の中へ目を届かせる事も、連絡役に使う事もできる。 >>小火騒ぎ 小火騒ぎも誘導の手段として考えたが、目的達成のためなら消火より脱出を優先させるほどの騒ぎが効果的だ。だが貴族の屋敷でそれぐらいやると、万が一もある。 悪徳貴族だからと言って依頼内容を逸脱して屋敷を全焼させたり、死人を出すのはまずい。 その点でいえば煙幕を使えば火を使わずに小火のような状況が作れるが薄煙炸弾の効果時間は3ラウンド×4回分。 1ラウンド5秒だから15秒を4回分しか展開できないね。よっぽど切羽詰まった状況に打ち込めば消えた事に気づかないでいてくれそうだが、恐らく家人は一人ではないだろうしね…。 盗賊が貴重品まで案内させても違和感はないから、安定を取るなら撤退時に使う方が得策ではと。

  15. クレア・エクレール

    気がついたら出発が明日の昼だった! そろそろ纏めないとねぇ。 うーん、みんなの意見統合すると侵入時間は昼夜甲乙付け難いけど夜間動けるスキル持ちも多いみたいだし……昼は遠目から観察とか侵入しない方向で情報収集、で、夜に侵入って感じでどうだろ? 個人的に使用人に扮する場合はルチルさんが指摘してくれたようなリスクあるし、暗くて顔とか良く見えない方が都合良いってのもあるし。 ある程度調査が出来た、ないし気づかれたら煙幕とか使って撤収で。 撤収時に余裕ある人っていうか幸運にも怪しい動きをしてたり、何かを持ち出そうとしている奴を見つけられたら撤収途中に奪取チャレンジ! してみても良いと思うよー。

  16. フリューリングスルフト=ティエラ

    ん。そしたら 屋敷は口の形に棟が連なってるらしいから、人数的に1辺に2人くらいで手分けして屋敷を周囲から観察&情報収集 夜間は全員で侵入し探索とサポート希望の方はサポート。 事前準備として10年前のものとはいえ、手掛かりになるかもしれないからアレクさんから屋敷の情報(地図のようなものなど)を貰っておこうと思う。 あとは全員顔を隠すような布とかを。 以上の内容で良ければうちのほうで全体方針まとめて記載しておこうか? あと、探索カ所や希望役割が被らないように簡易的にだけど一覧にしてみたさぁ 間違っていたり表明見逃してたらごめん! それとうち、テレパス持ってるんだけど昼の観察は良いんだけど、夜の探索にも携わる場合看破とか持っていきたいので、サポートか探索メインか、どっちかのみになると思う。 個人的希望は探索のほうだけど、連絡手段が欲しいと希望があればそのように動くよ。 特になければ探索行ってしまうから、その時はごめんね。 〇希望行動 ・1階 フリュー(探索希望だがサポートに変更も可) ・2階 クレア(サポートも行動範囲に入れている) ・3階 ナハティガル

  17. ミーミル・ロッポラ

    間が空いてたよ、ごめんね。 えっと、じゃあ手短になんだけど、ボクは1階希望かな。 それと、探索っていうよりも館から出る時の脱出路の確保をしようかと思っているんだ。 夜に入るなら【暗視】と【超聴覚】でそういったサポートができると思うし。 サポートはボクが受け持つから、フリューは探索に専念してもらった方が良いかも。

  18. シェオル

    ふむふむー……昼間は情報収集の、夜間に潜入だね。 しっかり準備して動けたらそれだけ楽になるだろうし、僕も賛成だよ。 そしたら昼間の内に、潜入し易そうな位置をいくつか見繕っておこうか。 フリュー君は希望一覧ありがとう! 方針のまとめも助かるよ、もし文字数があれだったら僕も分担記載するね。 と、役割はー……盗賊装っての陽動も考えるなら、 テレパス持って連絡受けられるようにしつつ、そっちを担おうかな? 必要ない時は暗視も持って、どこか……3階あたりかな、探索も手伝うとして。 そのままでは潜入が厳しそうなら、最初から陽動へ。 無事にみんな潜入できそうなら撤退時とか、 他に警備の気を引いて欲しいタイミングがあれば、その時に逃げ道確保しつつ動く感じで。 危険も伴う依頼ってことで、派手に動き過ぎるのもちょっと怖いから、 ほどほどに引き付けたら逃げるような形になっちゃうかもだけれど……。

  19. フリューリングスルフト=ティエラ

    ミーミルさんありがとうさぁ!お言葉に甘えて探索に専念するねっ シェオルさんもありがとう!簡易的全体方針だからあまり文字は食わなかった!(ぐっ こんな感じになりました。全体の動きの指針というか流れです。 足りない部分あると思うので、申し訳ない、そこは各自補ってくれると助かるさぁっ 【全体方針】 事前準備:アレクに領主館地図要請/情報共有&全員顔隠す用の布用意 目的:不正な金の流れを示す証拠入手 昼:領主館を4方向より隠密にて観察&情報収集(1方向2人で担当。バランス重視で組作る 夜:全員で同時侵入。各階担当が探索

  20. ライオネル・ギシュム

    間が空いちゃってごめんね! フリューさん全体方針ありがとう! それじゃあ陽動はルチルさんにおまかせして、俺は2階の探索に向かうね。 暗視で見えるようにして、隠し部屋とか隠し金庫とかに隠してる可能性を考えて 壁を軽くコンコン叩いて空洞がないか超聴覚で確認しようと思うよ!

  21. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >ライオネル いや、アタイが直接乗り込んで陽動をやるとは言ってないからその認識だとまずいかもしれないぞ。 まあそれに近い動きは必要に応じてシェオルがすると言ってるし、外からの逃走補助と監視という役回り自体は変わらないかね。 フリューの書いた全体方針と矛盾が生じると見られる危険はあるが。

  22. セヴラン・クアルト

    昼に観察での下準備 夜に潜入で了解だよ。 ええと、ルチルさんは陽動を外から止めに入る役、で良いんだよね? シェオルさんが状況により陽動に入ると。 僕も陽動に入ろうか。 皆が無事に潜入出来ればそのまま栗鼠のララと捜査を続けるしね 濃煙炸弾は僕も持って行くから 煙の範囲のバリエーションも効くだろう。 昼もララと一緒に観察かな

  23. ナハティガル=ラー

    すまん、間が空いてしまったな。 フリューは全体方針の記載感謝する。 昼に四方向から観察、夜に潜入で了解した。 >潜入 探波とスカウトの心得で三階を重点的に探索。 領主の寝室や書斎に人の気配がある際は、テレパスでシェオルやセヴランにその旨を報告して陽動を頼む事になるかもしれない。 ――では、現地では宜しく頼む。

  24. シェオル

    フリュー君は、あらためて記載ありがとう! それじゃばっちり乗っからせてもらっちゃうね。 陽動の方は、 ・全員の潜入or撤退が難しそうな時 ・自身の潜入がバレそうな時 ・陽動願いの連絡を受けた時 ・誰かが陽動を始めた時 何れかで僕も陽動開始、にしてみた! 忍び込んだのがバレたこそ泥みたいな動き方だけれど、 同じ陽動役や逃走補助を担う人と動きを合わせる旨も入れたから、 変に突出とかはしないで済む、かな? 開始条件も動き方も、何かあれば出発までに手直しはできるよ。

  25. ライオネル・ギシュム

    俺の目は節穴です…ごめん。(土下座) シェオルさんが状況により陽動に入って、セヴランが陽動役で ルチルさんが陽動を外から止める役ね! 今度こそ了解! 昼に四方向から観察、夜に実行も了解だよ。 陽動はお任せして俺は探索に全力を尽くしてみる!

  26. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    いいんだ……。 見間違いは誰にでも起こり得る……。 こちらの汎用スキルは『暗視』と『超視覚』で確定だ。 連絡手段の方は栗鼠を使う。という訳で後は現地でよろしく。

  27. クレア・エクレール

    ひゃああ、昨夜は早々に落ちちゃって反応できなくてごめんなさーい! フリューさんは全体方針の記載ありがと、ありがとー!! 助かるよー! ボクの汎用スキルは変装と看破だよー。 あとは壁歩きとハイディング、スカウトの心得を持っていくね。 連絡手段はシューターさんが走らせてくれるリスさんに頼る形になるかな。 なんとか行動は出せたし、皆現地ではよろしくねー!

  28. シェオル

    大丈夫そうかな? そしたら僕もプレイングは確定にしてー…… あとは現地で、どうぞよろしくね!

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0