砂丘の払暁戦

京乃ゆらさ

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シナリオID:1583

オープニング

 砂交じりの乾いた横風が余所者を拒むが如く吹き付ける。
 纏った装束を片手で押さえつけた冒険者たちは、目を細めて周囲を見晴るかした。
「砂嵐は……なさそうだが」
 眼前には見渡す限りの砂の海。頭上には照り付ける太陽。ざらざらと流れゆく砂粒が足に絡み、冒険者はぐっと踏ん張ってため息をついた。
「敵を間引く前に疲れ果てそうだ……」
 苛烈なる大自然の洗礼に呪詛を吐き、冒険者は受けた依頼を思い返す。
 このシラー砂漠に足を踏み入れることになってしまった、高額(一見オイシそうな)依頼を……。

●砂漠の民
 リーンエス王国西部、シラー砂漠に面した地を守る貴族のうちの1つ、マイヤー子爵家本邸に1人の来訪者が現れた。
 薄青の貫頭衣(ガラベーヤ)をゆったりと着て、頭には布を巻いている。一目で砂漠の民だと判る姿だが、その男はバルバロイではない。というのもマイヤー家との友誼を示す証――飾り布が襟元をぐるりと一周するように縫い付けられており、故に子爵家が警戒することはなかった。
「本日はいかがした、ハマール族の……」
「ラシード・ファフル・エル・ハマール(ハマール族のファフルの子ラシード)と申す」
「ラシード・ファフル殿か。若い戦士(青年)のように見受けられるが、1人で来られたのかな?」
 応接間でマイヤー子爵家当主が問う。
 ハマール族とは長年友好関係を結んでいる為、ラシードが本邸に来るのは不思議ではない。が、普段は商いの関係で訪れるのがほとんどで、こうしてハマール族の者がたった1人でやって来ることは珍しいと言えた。
 訊かれたラシードはぐったりとした様子で頭を下げる。
「どうか某(それがし)どもをお救いいただきたい」
「……詳しく話してほしい。村に何かがあったのか?」
「は。実はこのところ村に近付く這者(クリーパー)や魔獣の数が……」
 頭を上げたラシードは、思い出すようにぽつりぽつりと語っていった。冒険者に依頼を出すことになる、ハマール族の現状を。

 依頼を受けた冒険者たちがマイヤー家本邸に出向くと、応接間に通された。中には既に砂漠の民らしき男が座っており、壁際に私兵らしき者も数人並んでいる。
 室内を観察してしばらく、壮年の男が入室してきた。顎に少しばかり蓄えた短い髭がそこはかとなく威厳を醸し出している。男はタラフォス・マイヤーと端的に名乗り、挨拶もそこそこに早速依頼の話に入った。
「諸君にはそこなラシード・ファフル殿と共に砂漠に入り、ハマール族の村の様子を見てきてもらいたい。加えて道中の敵性存在の確認と、その間引きだ」
 軽く礼をする砂漠の民を一瞥し、冒険者が口を開く。
「敵性存在の確認?」
「うむ。ラシード殿はそのハマール族の戦士でな、どうにも這者や魔獣どもとの争いが増えておるらしい。本来はその真偽を確かめたいところだが、一度の依頼でそれを判断せよとは言えん」
 そこで、とタラフォス・マイヤーが話を切る。そして使用人に全員分の水を頼むと、「大したもてなしもできずにすまぬな」とにやりと笑った。
 タラフォスは女中が持ってきた水を美味そうにぐいっと半分ほど飲み、話を続ける。
「そこで村の周りに敵が存在するかどうかを確かめてくれ。同時に、少しでも数を減らすべく道中で出くわした敵を幾らか討伐してほしい」
 つまり村の近くまで行き、索敵し、敵を少し討伐する。やることは単純だ。
 冒険者が頷き、ラシードと呼ばれた男に視線をやる。
「彼は道案内、と?」
「案内役ではあるが、戦士としても諸君の足を引っ張ることはなかろう」
「馬か駱駝は貸していただけますか?」
「すまぬが、貸せるほどの余裕がない」
「……ハマール族の村まではどれほどの距離が?」
「徒歩で2日。案内があればな」
「……」
 高額依頼には訳がある。重々承知してはいたが、今回もしっかりそれに当てはまったようだ。真夏や真冬ではないだけまだマシかもしれないが……。
 やることは単純なれど厳しそうな先行きに、冒険者は眉を寄せて口を噤んだ。

●砂丘の払暁戦
 広大に思える砂砂漠(エルグ)を抜け、礫(れき)に覆われた地に入る。
 剥き出しの岩が遠く点在している光景はひどく荒涼としているが、よくよく探れば生物らしき気配が多くなったような気がした。
 一歩、また一歩と着実に進んで岩場に辿り着くと、各自用意していた水を口に含んだ。ごくごくと貪りたい衝動と自制せねばという理性が同時に押し寄せる。天を仰げば太陽はやや傾いていたが、まだ暑い。
 案内人(ラシード)の指示でさらに先へ進み、一行は再び砂海に入った。
 ここまでの道程で討伐した敵性存在の数は20に満たぬ程度。多いか少ないかは判らないが、今のところまともに対峙することさえできればどうにかなる敵ばかり。
 冒険者たちはひたすらに歩き、気付けば砂丘の谷間に宵闇が落ちる頃合いになっていた。
「ここで夜営する」
 ラシードが告げたのは緩やかな砂丘の下り斜面の中腹だった。
 後ろには越えてきた丘があり、前方にもなだらかな起伏が連なっている。前後の見通しが悪いが代わりに発見されづらそうでもあり、一長一短ではあった。
 左右は開けているものの、そちらから敵が来た場合はこちらが高所を取れる為、位置的には有利と考えられる。
 一行は言葉少なに火を熾して食事を摂り、夜営の準備を整えた。見張りをする者、先に眠る者、それぞれがそれぞれの役割を果たす。
 頭上には昼間と打って変わった満天の星空が広がっている。
 肌寒さを感じながら砂丘に寝転がって見上げる夜空はなかなか趣深い。もっとも、真冬の砂漠ならそんな悠長なことは言っていられないのだろうけれども。

 ――そうして夜を明かす、未明。陽が姿を現すより前の、静まり返った暁の頃。
 空には星が瞬き、地平線の際だけが仄かに色づき始めている。砂海は未だ暗く、眼下――砂丘の谷間は真夜中そのものと言っていい。
 そんな、払暁。
 敵の気配が、押し寄せた。
 気配――もとい砂を駆ける蹄の音。破壊を振り撒くが如き気配は一息にして凶暴な音となり、こちらに敵の強襲を伝えてきた。見張りの者が素早く戦闘態勢に入りながら警告を発す。
「敵襲――ッ!!」
 直後、冒険者は敵の姿を捉えた。
 後方。昨夜登った砂丘の頂から、敵が逆落としをかけてくる。数は5。馬、いや半人馬(ケンタウロス)のような影が5つ、鋒矢の形で肉薄せんとしていた。
「っ、初撃を――!」
 この突撃(チャージ)はまずい。まともに喰らえば一撃で戦闘不能に陥る可能性すら秘めているかもしれない。冒険者が直感して顔を顰めた。

 かくて不意の遭遇戦が始まる。
 彼誰時(かはたれどき)の砂海の片隅で、生存を賭した純粋なる闘争が――。

解説

▼目的 敵の討伐。 ▼状況 時刻は夜明け直前の払暁。天候は晴れ。 PCは砂丘の斜面中腹で夜営していたところ、砂丘の頂からやって来る敵に襲われる形になる。 最初の1ラウンド目の時点で敵の移動範囲内である為、おそらく即座に接敵することになるだろう。 周囲にある遮蔽物は、PCが休息する為に組み立てた天幕のみ。 PCが戦闘開始時点で天幕内にいるか外にいるかを各自選択できる。 この時間に見張りをしていた者もいれば寝ていた者もいるだろうが、判定上で寝ていた者が不利になることはない(寝ぼけていたから1ラウンド目は行動不能、等の判定はしない)。 純粋に寝起きで戦うRPやちょっと眠いけど戦うRP等に各人で活用してほしい。 払暁、砂丘という点から、基本的に命中・回避・移動の能力値にマイナス補正がかかる。何らかの対策がなされていれば、その補正が小さくなる可能性はある。 また敵の初撃は強襲かつ逆落としという点から非常に攻撃力が高くなっている。単純に防御に専念するだけにこだわらず、複合的な対策を行ってみるのもいいかもしれない。 ▼味方戦力 ラシード・ファフル・エル・ハマール  20代男性。砂漠の戦士。  シーフ。曲刀使い。スキルは不明。PCで言えばレベル28あたりの実力。物理防御が低い。  指示があればそれに従うし、PCと連携もしようとする。 ▼敵戦力 砂騎獣:5体  クリーパー。半人馬のような輪郭だが、顔等はなく流砂を半人馬の形に押し込めたような外見。体を構成する砂が蠢いている。  5体それぞれ腕の作りが若干異なっており、内訳は以下。 ・腕が大剣と盾のような形状で、他4体より巨体。 ・片腕が鋭利に尖っている。 ・両腕が異様に長く、駆けながら地についている。 ・腕がない。 ・特徴的な形状はないが、異様に動きが鈍い。 ▼その他 依頼成功度は敵を5体とも討伐できたか+αによる。 リプレイの描写はプレイングにもよるが、戦闘2、その後1くらいの割合が基準になる予定。 払暁、砂丘、奇襲気味という状況下での各人の戦い方を柔軟に考えて、色々な手段を講じてみるのが重要かと思われる。

マスターより

どうもです。京乃です。 簡単に言えば、クリーパーを討伐する依頼です。 戦闘状況がやや特殊なのでそこに注意する必要はありますが、それはともかくとして一心不乱に闘争しましょうね。 敵は5体で難易度「難しい」ですから、なかなかの強さのはずです。1人1人の戦闘をじっくりねっとりと描きたいと思います。 砂漠、良いですよね。砂漠のど真ん中で立ち往生してしまって、もうダメだぁーって時に通りすがりの人に助けられたりなんかしたいですよね!(迷惑) ……それではよろしくお願いします。

リプレイ

 敵襲を告げる切迫した声が天幕に届く。
 瞑目し、片膝を立てて座っていたヨル・スレイマンが音もなく腰を上げると、端の方で体を丸めて眠っていたゲルダ・クラインがびくんと何かに急き立てられるように飛び起きた。
「敵ですかっ!?」
「らしいね。全く、早くゆっくりしたいものだ」
 まろびながら装備を確かめ天幕を飛び出すゲルダに並び、ヨルも外へ向かう。手には無銘の祭刀。首から上には頭骨(いつもの)。既に戦闘準備は整っている。
 外、何の気負いもなく寄ってきたナハシュがニッと笑いかけてくる。
「ま、頼むわ」
「っ、気楽に言うなぁ! あ――――!」
 ヨルは敵襲の憂さを晴らすが如く蒼き澱を励起した。

 敵影を最初に発見したのは付近を哨戒中だったナハティガル=ラーだった。警告を発しながら野営地に駆ければ外にいた3人は早くも臨戦態勢。
 砂丘に寝転がって空を仰いでいたナハシュは億劫そうに起き上がり、案内人(ラシード・ファフル・エル・ハマール)と話していたキリアン・フィッツジェラルドは手に数本の矢を掴んでゴリラ(ペット)に指示を出している。近くを見回っていたフリックも荒々しい音とは逆側へ退き、短杖を砂丘の頂に向けていた。
「っは――……もうちょいで交代だってのに、ツイてねえな」
「僕も砂漠の野営について聞きたい事はまだまだあるのに、忌々しい!」
 ぼやくナハシュとキリアンの傍、天幕からは仮眠中だった2人が飛び出してくる。
 これで最も危険なのは、敵影を目視してから退避してきたナハティガル当人だ。
「数は5、半人馬を模ったような何かだ!」
 砂丘を駆け下りるナハティガルが彼我の状況を確かめる。
 敵は既に砂丘の頂を越え、突撃してきている。一方でこちらは個々の状態は問題ないとはいえ集団としての態勢(バフ付与と戦闘陣形)がまだ整っていない。
 僅かな逡巡。そしてナハティガルは、仲間との合流を諦めた。
「俺が一当りする……!」

●突撃(チャージ)
 一直線に駆け下りていたナハティガルが突如曲がり、敵とぶつかったのはヨルとゲルダが天幕から出た直後だった。ゲルダが息を呑み、ヨルが蒼火聖痕(ブルーフレア・スティグマータ)の時機を待つ。
 できれば全員に蒼火を与えたいが、それには時が足りない(敵のINI値が高い)。
 その貴重な間を、ナハティガルは作り出した。
 敵にぶつかり、しかし曲芸の如き動き(アクロバティックアーツ)で衝撃を逃がしたナハティガルが吹っ飛ばされつつも退避してくる。
 敵のうち最も速い個体の突撃を潰した。故に、蒼火が全員に通る!
「無茶するね」
「問題はない」
 僅か数秒の駆け引きを以てヨルの聖痕の最大付与を成さしめた直後、戦闘が始まった。

「受けます! 下がってください!」
 前に出たゲルダが敵を見れば、ナハティガルに止められた個体(とんがり)を除く4体が至近に迫っている。人間以上の巨躯4体が逆落しをかけてくる圧力に耐え、ゲルダは敵――その向く先を、見定めた。
 ナハティガルを狙う2体。ゲルダを見る1体。そして――
「っ、わたしみたいなちびすら避ける敵なら怖くありません!」
 ヨルを狙っていた1体(腕長)を、ゲルダは挑発(シーザーロア)で引き寄せた。
 直後に盾を襲う激しい衝撃。盾越しに窺えば敵はやや(1hex)前で腕を振り抜いている。礫の散弾。駆けながら収集した礫を撃ち放つ個体か。認識すると同時、案内人(ラシード)の曲刀が腕長を襲う。
 中距離で戦える敵。危険ではある――が、それより危険な存在が、いた。
「魔法……ッ」
 影法師の如く身を潜め敵を観察していたナハシュが言うや、敵側から礫雨が降り注いだ。ヨルの蒼火を受けるべく密集していただけに被害は大きい。フリックが身を伏せ、キリアンが横に転がりつつゴリラを前に出す。
「塞いでください!」
 ゲルダに並び立つゴリラ。盾の如き腕の巨体と正対し、体ごと押し潰さんとしてきた敵を受け止め――ようとしたその間隙に、ゲルダが潜り込む(カバリング)。
「やら、せ……ませんっ!」
『――■■ッ!』
 臓腑震わす重圧がゲルダを押し潰す。
 盾を翳してもなお小さな少女はしかし、決して膝をつかない(生命値603)。奥歯を噛み締め重心を前に、渾身の力で盾を横に払いながら一歩踏み出せば、敵巨体は気圧されたが如く剣腕を引いた。
 そこにフリックの短杖から稲光が迸る。
「くっそ、遅れた……!」
 澱嵐(アーケイン)を腕長近辺に発現、さらにフリックは膝立ちとなって敵盾持ちに氷矢(フリーズボルト)を放つ。砂丘を飛翔した氷は過たず敵を穿ち、瞬後、
「これは俺が抑える……!」
 ナハティガルが地を駆け盾持ちに突っ込んだ。

●中央の戦い
 戦場を俯瞰すれば、盾持ちとナハティガルが対峙する今、残る敵は2組に分けられた。
 前・中衛の腕長(礫散弾)、尖鋭(とんがり)。後衛の腕無(魔術師)、ウスノロ(正体不明)。ナハティガルが敵を食い止めゲルダとゴリラが前を固めた為、強襲されたにも拘(かかわ)らず乱戦になっていない。
 この優位が、戦場を好転させる。

 ナハシュが身を潜め、ヨルがゲルダを治癒する。敵尖鋭がヨルを狙うも、その進路上にはゲルダ(生命値おばけ)がいた。
 宵闇に溶けるが如き刺突が少女の右肩を貫く。彼女は小さく呻くも、捕まえたとばかり澱(エーテル)を叩き付けた。
「とんがりさんも腕無さんも、纏めてわたしを喰らってみればいいっ!」
 礫散弾と敵魔法がゲルダを中心に迸る。
 砂塵舞い血潮散る中、キリアンは全身を撓らせて魔弓を引き絞り、大気穿つ一矢(真ハーツベインショット)を盾持ちに見舞った。
 ナハティガルと斬り結ぶ敵巨体。彼に釣られ一定速度で右に動く巨体を狙うのは容易い。キリアンは追撃すべきかを冷静に思案する。
(優先順位は数を減らす事……)
 フリックの魔霞が腕無を捉えたのを見たキリアンはそこに炸光矢を撃ち込まんとするも、それより早くウスノロが腕を掲げて光を放った。それは盾持ちの体に溶けゆき、その体を構成する砂が増量したのが見て取れる。
 最後尾(ウスノロ)は回復役。あれを優先すべきか。僅かに手を止めたキリアンだが、それより早く宙を駆ける影がいた。
「あれは俺がもらう!」
 影に徹していた男(ナハシュ)が全速で敵中に躍り込む!
(判断が早い……なら僕は、残る3体(尖鋭・腕長・腕無)を可及的速やかに排除します!)
 解き放たれるのを今か今かと待ち望む魔弓の軋みを感じながらキリアンが光矢を手放すと、一条の光となったそれはゲルダに夢中な敵3体の中心に着弾し、光片をばら撒いた。

 ヨルがゲルダを回復し、ゲルダがウスノロを挑発(シーザーロア)するも抵抗される。計3体の敵視を浴びた少女は、さらに一歩を踏み出した。
「わたしが全ての護りを請け負います! 皆様は総攻撃、ラシード様は遊撃を!」
「女の子に怪我をさせるのは忍びないのだけど」
 呟くヨルだが少女は彼を一顧だにしない。
 集中する敵攻撃。尖鋭の刺突を槍で逸らし、腕長の散弾に盾を合せた。宙を駆けたラシードが赤熱した曲刀で腕無(魔術師)を袈裟に斬れば、キリアンの光矢が弾け飛んだ。フリックと敵腕無の魔法が交錯するように放たれ、砂煙の中に誰かの呻き声が小さく漏れる。
 ――その、砂塵に紛れ。
 敵尖鋭が、煌いた。
 幾つもの状況が重なったが故の、最大の致命的機会だった。一瞬の加速。一条の閃光。迫る凶刃に気付いたのは、ゲルダの胸を敵槍腕が穿通する寸前。
「っ……」
 痛みを感じるより早く、ゲルダは身を捩りながら敵の腕を抱え込んだ。
「ほかの、てきをっ」
 尖鋭(この場の最速)を捕まえたゲルダが、喀血交じりに気炎を吐いた。

(……アンタも)
 フリックは砂丘に伏臥したまま凍矢、魔蝕、魔糸と嫌がらせ(デバフ系魔法)を放つ傍ら、最前衛で血反吐を吐いて立ち続ける少女に、己に通ずる何かを見た気がした。
 それは後悔なんてものではなくて、ただそこにあるもの。肺腑に沈んで、凝(こご)って、時々自分の中の大切な所をザリザリと撫でてゆくのだ。
 じくりと胸を刺す痛みに蓋をして、フリックは澱(エーテル)を励起する。
 発現するは光弾(メテオライト2)。逃亡阻止用に用意していた魔法だが、どう考えても4回(最大回数)は多い。だったらこのドロドロとしたものを込めてぶつけてしまってもいいだろう。
「どいつもこいつも纏めて――消えろ!」
 薄闇に弧を描いた数多の光弾が敵に吸い込まれ、腕無(魔術師)が声もなく崩れ落ちる。敵1体を撃破。けれどいちいち気分良くなったりはしない。そんな喜びに浸るより先にやる事があるから。
 フリックは口内に入り込む砂を吐き捨て、次の敵に狙いを定めた。

「早めに終らせたい、が……仕方ないね。俺が相手だ。かかっておいで」
 ヨルが前衛に上がったのはゲルダへの攻撃を一部受け持つ為だった。
 奇しくも彼女への敵視は薄れる(【執着】は切れる)頃。攻撃が彼女に集中しすぎて回復しかできずアビス(招霊呪怨縛)を使う余裕もなかったが、1体を落した今なら攻めに出られる。
 放つのは魔矢。目標は腕長(礫散弾)だ。
「一気にいこう」
 ヨルがゲルダをちらと見やって祭刀を振り下すと、暗闇に瞬く一矢が腹(人と馬の境)に風穴を空けた。対して敵尖鋭とゲルダはもつれ合うように互いの命を削っていく。
 どこぞの剣闘士の如き闘いを横目に、ヨルは礫散弾を小盾で受けた。重い。2発で瀕死になりそうだ。
 が、そうはならない。案内人(ラシード)の斬撃とキリアンの一矢に耐え切れず、敵は砂と化して雲散霧消していった。
 中央に残る敵は1体。ゴリラが尖鋭を殴りつけて強引にゲルダから引き剥がすや、5人の速攻が敵を幻界(アストラル界)に叩き返した。

●ゴブリン達の闘争
 中央の戦いが過熱する前、敵回復役を確認し敵中に躍り込んだナハシュは宙で体を捻って遠心力を加え、背、肩、腕、手首を鞭の如くに連動させた渾身の一撃(死齎刃・改)をウスノロに叩き付けた。
 澱(エーテル)が蛇のように敵に絡みつくのを見る間もなく着地、ぶつかるようにウスノロに密着すれば、敵は振り払いながらも盾持ちを回復する。
(へぇ……?)
 己の消耗やナハシュの接近に対処するより先に盾持ちを癒す。もしや面白い奴か?
 ナハシュはやや離れた敵(腕無)が魔術師である事を視界端に捉え、片手間にそちらへ魔乱印を打ち込みながら回復役を付かず離れず牽制する。
 ウスノロがまたも盾持ちを癒す。瞬後、懐に潜り込んだナハシュが砂の鎧を砕くように(破鎧砕3で)削れば、敵はようやく己の回復に着手した。
(破鎧砕の影響か……?)
 判らないが、にやりと笑ったナハシュは鈍重な敵をひたすら翻弄してやる事に決めた。
 宙から背後に回って一撃離脱すれば、一転して左右に振りながら飛び込み斬りつける。
 敵は死澱(スリップ)の影響もあるか、反撃する暇もないらしい。膝をつき、他の支援もできない敵に、ナハシュの興味は急速に失せていく。所詮は這者(クリーパー)か。敵を一瞥する傍ら、戦場把握に努める。
 中央は片付くとして、次に行くべきは盾持ち。同じ臭いを感じるナハティガルを救援するのは妙な気分になるが、ともあれ早く終らせよう。そして帰ればヨルと晩酌だ。
 ナハシュは暗針を握り直し、消える運命の敵へ律儀にご挨拶差し上げる。
「じゃあな。次はもっと頑張れよ」
 己が身より盾持ちを優先する挺身を感じた最初こそ少し愉しかったが、すぐに化けの皮が剥がれてしまった。ナハシュは独り塵(ウスノロ)を斬り捨て、救援に向かった。

 この場で最も先に敵と交戦したのが誰かと言えばナハティガルだ。故にナハティガルが5体の敵の軸と思しき個体(盾腕の巨体)とぶつかるのは、けだし当然と言えた。
 敵の初手突撃を全員で食い止めた時、ナハティガルは蒼火(ブルーフレア)を身に宿しながら敵を観察していた。最速は尖鋭(とんがり)だが軸は巨体(盾持ち)。それはすぐに解った。巨体が他4体を護り、その間に他が攻める。
 だから、ナハティガルは己を敵の軸にぶつけた。
「これは俺が抑える……!」
 宣言するや地を駆る銀鬼。曲技(アクロバティックアーツ)によって砂丘を味方につけた初動は、砂騎獣如きに捉えられるものではない。
 下から伸び上がる斬り上げ、すれ違いざまに左逆手の短剣で斬りつける。敵が後を追うように大剣を薙げば、ナハティガルは冷徹な瞳で剣閃を見送りながら体ごと砂に伏せた。
 頭上を抜ける大剣(敵の腕)。重そうな風切音。直後横合いから飛来した何か、もとい氷矢が敵を貫いた。フリックか。間髪を容れずナハティガルが攻勢に出た。
 足捌きで滑るように敵右方に回るや右の剣で脇を突き、左で前肢を斬り裂く。敵は右腕が大剣、左が盾。守勢重視なら左からだろうが、現状敵の大剣は躱せる。
 なればこそ、右。強気に背後に回ったナハティガルは敵後肢の強烈な蹴撃を紙一重で躱し、敵の体を注視した。
 蠢く流砂。これは体内で何かが動いているのか?
 這者(クリーパー)の生体など不条理なものも多いが、仮に砂を個体として纏める為の核があるなら狙わない手は、ない。ナハティガルはこの闘争で初めて宙を駆け、交差しながら蠢いた箇所へ連撃を叩き込む!
(どうだ?)
 ナハティガルが砂を巻き上げ停止――直後右へ側転する。頬を削って地に叩き付けられる敵大剣。砂が爆発するが如く弾け、ナハティガルは小さく舌を打った。
「……地道に削るしかないようだな」
 ただでさえ体力が多そうな敵だが、加えて何度か回復されている。巨体を引き付けているだけで役目を果たしているのは確かだが。
 ナハティガルが嘆息しかけた、刹那。

「助太刀だ、銀鬼」

 中空から落ちてきた影が、敵背部を砕かんばかりに衝突する(に死齎刃・改を喰らわせる)!
『――■■ッ!!』
「ハ、苦しそうな声なんか出るのかよ」
 苦悶らしき音をどこからか発す巨体に影――ナハシュが笑う。そして銀鬼の方に振り返ろうとすると、その時には既にナハティガルは敵を追撃していた。
(油断も隙もねえ……)
 銀鬼が正面ならナハシュは側背。敵が大剣(右腕)を周囲四方にぶん回せば、2人は得物を翳して受け流す。反撃――しかけたナハティガルに敵盾腕がまともに衝突。飛ばされた銀鬼の間隙を埋めんとナハシュが攻めかかると、礼だとばかりナハティガルの左右の剣が閃いた。
 強力な授恵者(レベル33と34の)2人を相手に単独で粘れる敵は確かに脅威だろう。だがこの巨体には、火力と速度が、足りない。
 それを悟ったか、敵が火力を補うべく後肢で立ち上がり、大剣を大上段に振りかぶった――瞬間、
「最後には間に合ったか……」
 その言葉は初手に澱嵐が間に合わなかった事へのフリックの悲哀か。
 左側方から押し寄せた数多の光(ヨルの魔矢・キリアンの真ハーツベインショット・フリックのメテオライト2)が敵を呑み込んだ。

 一足早い夜明けは数秒で消え、辺りは元の薄闇に覆われる。
 されど敵の姿はそこになく、ただ砂塵が舞うのみであった……。

<了>

 敵を討伐しハマール族の村まで見回った一行は、案内人(ラシード・ファフル)の好意から村で一晩休む事になった。王国に従う砂漠の民(ハマール族)だけに、質素ながらも身の危険は感じない夜だった。
 そうして砂漠を脱出し子爵家本邸に戻ってきた7人は、応接間で再び子爵(依頼人)に対面する。皆が口頭で報告する中、出くわした敵性存在の情報を抜け目なく紙に記録したキリアンは特に子爵を喜ばせた。
「ふぅむ……最短距離で彼の村に行って帰るだけでこれか。確かに敵は増加傾向にあるかもしれん」
 子爵はキリアンの紙に目を落して唸ると、次に視線を上げ冒険者を見回した。
「また諸君に助力を求める事になるかもしれんな。あちら(お国)は忙しそうだ」
 はははと明け透けに笑う子爵は、成程中央貴族とは反りが合わなかろう。

 そんなやり取りを眺めていたナハティガルは、ふと隣に立つゲルダを見やった。胸甲を深紅に(血で)染めた小さな少女は視線に気付き、えへぇーと微笑んでみせる。
 その歪な姿は、ひどく美しかった。

マスターコメント

皆さま、こんばんは。京乃です。 この度はご参加いただき、ありがとうございました。 シチュエーションにこだわった戦闘シナリオが私は大好きなのですが、今回は砂丘・払暁・逆落とし(される方)でした。 払暁の、次第に明るくなっていく戦場とか最高じゃないですか! もっと暗さと夜明けを描きたかった……! MVPは子爵の依頼をしっかり果たした方と、回避盾の方に。 後者はどちらの盾役にしようか迷ったのですが、盾持ち巨体が他個体を庇える位置取りを維持していたらより難しい戦いになったであろう点から、こちらに。 そういえば今回、とっても面白い事がありました。 判定を始めるにあたって順に皆さまのステータスシートを開いていくじゃないですか。 1人目:ヒーラーがINI値28 ←????? 2人目:生命値603 ←?????????? この絶望感たるや!(敵視点) ……さて、リプレイ最後にもあります通り、これからも時々この辺でガチ戦闘していきたいなと思っています。うおぉぉおぉクリーパーと魔獣を討伐させろぉおお! という方はぜひどうぞ! それでは、またのご参加をお待ちしております。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜6人

2021年11月18日 11時29分17秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. キリアン・フィッツジェラルド

    どうも。シューターのキリアン・フィッツジェラルドと申します。 宜しくお願い致します。 此度の依頼は、単にクリーパーを倒すだけと…… 難易度は単純に難敵相手であるのと、以下の理由で僕達が不利な所でしょうか。 払暁、砂丘という点から基本的に命中・回避・移動の能力値にマイナス補正がかかる。 何らかの対策がなされていれば、その補正が小さくなる可能性はある。 また敵の初撃は強襲かつ逆落としという点から非常に攻撃力が高くなっている。 単純に防御に専念するだけにこだわらず、複合的な対策を行ってみるのもいいかもしれない。 マイナス補正を小さくするにはバランス感覚を持った方が良いでしょうか? 敵に関しても流砂で構築されたクリーパーみたいですから、物理といいますか射撃の効き目があるかどうか。 なので備えとしてキャスター武器を持って行くつもりです。魔法攻撃も言う程低くないですので。 敵の注意点としては、1体1体の腕が大きく異なると。

  2. ゲルダ・クライン

    ウォーリアの、ゲルダです。よろしくお願いしますね。 現状の課題としては、二点でしょうか。 ・敵の初撃(突撃攻撃)に対する対応方法 ・足場不良、視界不良によるマイナス補正を抱えながらの迎撃 >突撃攻撃 まずは初撃をどうにかしないと、ですよね。 「強襲かつ逆落としという点から非常に攻撃力が高く、まともに受けたら一撃で戦闘不能の可能性あり」とのことですので……マイナス補正を打ち消したうえで回避、もしくは衝撃を和らげながらの防御行動を行う必要がありそうです。 個人的に取れそうなアクションとしては、防御を固めてカバリングか、シーザーロアで引き付けながらの回避か、ドラゴンチャリオッツでの対衝突を狙う……あたりかなと。 行動阻害や移動阻害を付与するスキル、光縛符などのオブジェクト召喚なども有用かなと思いました。 >マイナス補正 足場不良について、確かにバランス感覚は有用そうですね。視界不良については、暗視、天眼、超視覚……は、遠方を見る際の補正なのでちょっと違うかもですね。 >迎撃 ええと、まずはそれぞれの特徴を基に五体の呼称を決めちゃいましょうか。 「盾持ち」さん、「とんがり」さん、「腕長」さん、「腕無」さん、「うすのろ」さん……? 盾持ちさんは防御タイプ、とんがりさんは命中タイプ、腕長さんは射程が長くて、うすのろさんは威力タイプ……? 腕無さんは……ちょっと読めませんね。砂を飛ばして攻撃してくる、とかでしょうか。 まずは最初の初撃を上手くいなしてから、前衛に後衛、遊撃と迎撃体勢を整えるイメージかなと。 回避でいくか防御でいくかは考え中ですが、前衛として挙手しておきますね。

  3. フリック

    フリックだ、キャスターやってる。 >初撃 逆落としで勢いがあるから怖い、ってことで、すっころばせれば……と思ったが、流砂を固めたようなってことだから「転倒」するかは怪しいか? ただ、物理的に自分の体をもってないと「高低差を駆け下りて勢いをつけたから威力が上がる」ってことになるかどうか、ってのも気になる。 あとはまぁ、勢いがついてる以上は方向転換とかは柔軟にはいかねぇだろうから、軸を外すか視界を奪ってうまくかわすかって感じかね。 足場はバランス感覚、払暁(暗い)のは暗視とかあればフォロー出来っかな。 >迎撃 まあ初撃をどうにかすれば基本的に陣形を組んで対応ってので異論はねぇ。 ちょいと気になるのは、動きが異常に鈍いってやつだな。速いとかなら強みなんだが、鈍いって普通は欠点だ。わざわざそんな特徴持ってるのは、目に見えてねぇ長所の副作用か、「鈍い方が得か」だ。 見た目の割に重かったりする(ゲルダが言うように攻撃の威力が高い)のか、囮っつーか誘いでもかけてんのか……

  4. ナハシュ

    シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 >足場や視界 これについては上がってる暗視やサーマルアイ、バランス感覚が妥当かな。視界についてはエンライトを誰か持って行くでもありだとは思うが、そいつが倒されるかもしれねえと思うと前者の方がいいかね。 >初撃 カバーリングが死ぬほど頼もしい。既に上がっている ・射線を遮る ・視界をくらませる 辺りはかなり有効じゃねえかと思うな。光縛にしろ煙弾にしろ置いておくだけでも違うだろうし、移動阻害の結界もかなり威力ある気がする。問題はこの辺‥特にメイン行動のものをやる場合、敵より早く動けねえと突撃後に撃つことになる可能性か。 視界については最近ショップに並んだ閃光塗弾なんかも使える気がするね。 俺個人として可能なのは、閃光弾を投げ込む・1体のみ縛糸刃で束縛を付与・ハイディングで消えちまって攻撃対象から外れておく(攻撃対象を絞らせる)の3拓くらいだな。 >迎撃 基本各々の役割に沿ってという形で異論はない。 敵についてはまず盾持ちのカバーリング要因っぽいのが面倒くさそうだな。他のとうまく引きはがせたらいいんだが。 腕無しと動きが鈍いのは何なんだろうな‥‥ものによっては優先的に片づけた方がいいのかね。

  5. ヨル・スレイマン

    ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しくね。 >初撃 ・攻撃を受ける人へバフをかける ・敵1体へ束縛を付与 ・光縛封で足止め この三択かな。 ゲルダ君がカバリングで前に出てくれるのなら、そこにバフをかけるのがベターかもしれない。 問題はやっぱり速さなのでINIは高めにしていきたいね⋯⋯。バフは大体メインだがブルーフレアはサブアクションなので、これをゲルダ君(とその時点で入れるだけの全員)にかけるのも手ではある。 何をもっていくかは、全体的な動きを見て考えたい。 >敵の特性 ゲルダ君はわかりやすい呼称をありがとう。可愛いね。 全体を通して見ると「体を構成する砂が蠢いている」が若干気になる。砂に潜る能力がある可能性は⋯⋯無いかな⋯⋯?  特徴と攻撃手法が噛み合っていると考えるなら、「腕無」さんはキャスター系(攻撃を行うために武器がないので)かもしれないね。 うすのろさんはちょっとわからないけど、動きの鈍さにちょっとシンパシーを感じる。ヒーラー系かもしれない( まあ全体的に戦ってみないとわからないね! 盾持ちを他のと引き離すのは俺もありだと思う。彼らは連携をしそうな形だし。 >位置 回復スキルの射程もあって、前衛かその周辺に居たいなと思っている。

  6. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。今回は宜しく頼む。 >初撃 ナハシュが閃光塗弾を投擲するなら、俺は閃光に怯んだ敵一体に対して攻撃を試みようかと思っている。 >足場や視界 俺は【暗視】を持って行く予定だ。 >敵の特性 実際に戦ってみない事には何とも言えん部分が多いな。 ただ「盾持ち」に関しては、他の個体と引き離す方向で異論はない。 >位置 基本は遊撃として前~中衛辺りを行き来する感じとなるだろうか?

  7. キリアン・フィッツジェラルド

    >初撃 保険として孤高の零距離殺撃者2を持参するしかないのかと思いましたが、閃光塗弾という手がありましたか! >戦場の対策 僕から出来る事といえばバランス感覚持参と、先述の通り兎に角回避を上げるとも補う事を主とするつもりですね。 ペットの扱いに関しても、生命力を共有する事になってますから栗鼠以外の扱いに慣れてませんので。 知覚手段については暗視やサーマルアイも持ってますが、僕からは超聴覚を。 >敵の特性 異様に動きが鈍いとなれば、それだけ固い相手なのかそれとも何がしかの搦め手保有なのか。 こればかりは実際に対峙して見ないと分からないかもしれません。 物理の通りが悪いなどに備えて真ハーツペインショットも持って行こうかと思います。 スリップ付与さえ出来れば、固さは余り関係ないかと。

  8. フリック

    >初撃 閃光は助かる。 こっちは暗視で一旦状況確認したら閃光で乱れてる隙にアーケインでも仕掛けるか? >戦闘 基本的には後ろから魔法撃ってく形になると思う。 単純に攻撃にするより、相手にデバフがかかるやつ優先していく方が良さそうだな、俺の実力だと。

  9. ゲルダ・クライン

    >閃光 良い案だなと思って、少し考えてみたんですが……。もしかしたら、少しリスクが大きいかもしれません。 といいますのも、敵の索敵能力が視力によるものではない可能性があるのと、閃光を放つ際のこちら側への影響も考えないといけないかな、と。 例えば、敵が超音波とか砂とかを使って索敵をしている場合、閃光弾で視力を奪うという手段あまり有用ではない可能性があるかもと思いました。 その際に、閃光を放つ際の合図で味方が目を閉じたりしていると、その瞬間を狙われる可能性があるのかなと思いました。 ……わたしの考えすぎかもしれませんので、その場合はその旨ご指摘くださいっ >初撃 では、防御を固めてカバリングで対応しますね。 ただ、カバリングは1Rに1回しか使えませんので……全員を庇う、というのは難しいです。 隣接ヘクスにいらっしゃる、どなたか1名のみ、ですね。 あとは、同時にシーザーロアで【執着】を付与しておこうかなと。 初撃で3体からの攻撃をいただくことになりますが……装甲防御を使いつつ、生命値も高めておきましたので、おそらく耐えられるかな、と。 個人的にもヒールは積んでおきますが、もしかしたら焼石に水かもしれないですので……余裕がある方がいらっしゃいましたら、初撃の後に回復していただけると助かります……! >迎撃 なるほど、盾持ちさんを引き離す……とっても良いと思います! ドラゴンチャリオッツが使えればよかったんですが、……枠が足りなさそうですので、盾持ちさん以外の敵に【執着】を付与する形で対応できればなと。 現状は、とんがりさん>腕長さん>腕無さんの優先度で考えています。

  10. ナハシュ

    >初撃 ア―ケインもあるならすげえ助かるな。 閃光塗弾に関しては同じく相手が視覚を持っているか否かにかかっているが、そもそもが煙幕や障害物、移動阻害等で複合的な対策をとるという前提での話であるのと、閃光のみでなく破裂するということだから最低限の効果は見込めると踏んでいる。眼を閉じた隙に関してはクラインの言う探知方法の場合、敵側は俺らが眼を閉じたかどうか察知できないと思うぜ。 とはいえデメリットの方が大きいと思うなら無しでいいと思うな!相手の知覚がどういうものか迄はちょいと分からねえし、一瞬目を閉じるか背けるかしなきゃならねえのは確かだ。 その場合そこそこ対抗手の手は足りている気がするから、回避専念かハイディングで対象から外れる方向で行こうと思う。 >戦闘 基本的に遊撃タイプなんだな。とりあえずいまんとこ能力が分かりにくい2体の中に回復手がいたらそいつを優先的に、いなければ盾持ちにスリップでもいれていこうかとは思ってるぜ。

  11. ナハティガル=ラー

    >敵の視覚 『半人馬のような輪郭だが、顔等はなく流砂を半人馬の形に押し込めたような外見。体を構成する砂が蠢いている。』 …と記載されている為、ゲルダの指摘にあるように視覚(その他の知覚系も)は存在しない可能性はあるな。 その場合、閃光だけではなく煙幕等も無効となるか…。 >戦闘 知覚の隙を突く戦法が難しいのなら、前衛で回避盾として立ち回るとしよう。 味方と挟撃体制に持って行き、H&Aで敵側面や背後から攻撃する形を考えている。

  12. ヨル・スレイマン

    >敵の視覚 あーそうか、そうだね。敵が何で知覚してるかは戦ってみるまでわからないものな。 個人的にはいろいろ試してみて良いと思うけど、初撃に関しては手堅い手段で固めておくのも安心かもしれないな。 こいつらはこんな好戦的にも関わらず、俺達は1日会わなかったわけで、単純に夜行性なのかなーと思っていたけど。例えばサーマルアイみたいは知覚手段なら、夜や砂の視界不良を掻い潜り、かつ昼より気温の低い夜の方が動きやすい理由には一応なるね。 >戦闘 基本は他者回復主体になるかなと思っている。少なくとも執着付与が効いている間は、ゲルダ君の回復射程範囲内に居たいね。結果的に攻撃もゲルダ君の優先に追随する形がいいかな。 初撃直後の回復(次ターン)も入れておく。 その他は基本的に前衛>後衛の優先で他者回復に徹しつつ、合間に何かする感じ。

  13. キリアン・フィッツジェラルド

    身体全体が砂で構築されたような個体となると、振動感知での知覚も有り得るんでしょうかね? あとこれは別件の依頼の出発に備えた際に思いついたものですが、ペットにゴリラを伴ってエーテルリンク2をすればZOCが発動するという話ですから、逆落としによる被害を抑えられるのではないかと思いました。 ただその代わり、僕やゴリラの負担が大きくなりそうですし、そもそも回避型シューターを目指していたもので防御面にまでは気が回らず。 スレイマンさんがクラインさんを優先する以上、万一に備えて自己回復にヒールを持参しましょう。 これも今気づいたものですが、炸光矢は物理だけでなく魔法にもマイナスがつく以上、一応魔法攻撃は可能なんですね。

  14. フリック

    >視覚がない可能性 あー……ありそうか。 まあ「ない」と決まったわけでもねぇし、こっちへの影響が少なそうなら煙幕とかはやってもいいんじゃねえかって気もするが。 >戦闘 盾持ち以外に執着をつけて他から引き剥がすんなら、盾持ちの動きは縛ってく方が良さそうか。 そっち意識してやってみるさ。

  15. ゲルダ・クライン

    >敵の視覚 閃光塗弾については、破裂が約3秒後(戦闘中は同一ラウンド内)とありますので、ピンを抜いてから破裂までの間に敵が接敵している可能性があるかなと。……その状態で破裂の瞬間に合わせて目を閉じたら、その瞬間に(狙わずとも)敵の攻撃がくるかもしれないと思った次第でした。 フリック様の仰る通り、味方側への影響の少ない煙幕などは問題ないと思いますっ >ゴリラ ゴリラさんのZOC、とっても有用だと思います……! 防御力が不安……とのことでしたら、わたしのカバリング先をゴリラさんにしておけば大丈夫かもしれません。一撃でも肩代わりができれば違ってくると思いますので。 >戦闘 ヨル様、ヒールありがとうございます……! とってもとっても助かります! 撃破優先度……セオリー通りでしたら、回復持ちか、遠距離・魔法攻撃持ち……でしょうか。 このあたりは、敵の能力を見ながらの判断になるかなと。

  16. ナハティガル=ラー

    >対応 では、俺は「盾持ち」の足止めに回ろう。 回避盾として「盾持ち」の進路上に布陣し、他の「盾持ち」対応者と連携しながらH&Aで攪乱しつつ攻撃する感じになるかと。

  17. ナハティガル=ラー

    連投すまん。 >ラシード 彼にはどう動いて貰う?

  18. キリアン・フィッツジェラルド

    とりあえず、ウォーリア鎧の甲冑を購入してMAXまで強化し、物防アクセも2つ積んで防御160、生命330くらいにはなりました。 これならゴリラのボーナスにより、物防120%で192として反映されるはずです。 その代わり、魔弓運用の影響で魔法攻撃も200未満になってしまいましたが。 【エーテルリンク2】時、セットアップタイミングに任意で【常設:ZOC】を発動可能となる。 とありますから、ラシードさんが攻撃を受ける可能性を考慮してゴリラを宛がいますかね? ZOC状態ですとゴリラは移動が出来ず独撃しか出来ませんが。 ナハティガルさんが盾持ちを引き付けるなら、僕は「とんがり」さんを引き付けましょう。

  19. ヨル・スレイマン

    >回復 優先はあくまで優先なので、基本的には全員生命半分くらいで回復は投げていきたいね。 ただ今回、足場の悪さと視界の悪さで回復の射程が取りにくそうなので、引き離しで戦場が広域になった場合は即時の回復が難しいのはありそうだ。 自前でヒール持っておいてくれるのは安心感あるし、回復必要時にちょっとこっち近付いてくれたりするとトラブルが減るかもしれない。俺もできる限り対策はする。 >戦闘 回復持ちがいる場合最優先にはなりそうだね。了解。基本的に攻撃する時はラウンド最後の方に手番を下げると思うので、他者に追随して各個撃破できるように考えておくよ。

  20. フリック

    >ラシード んー……スキル不明だけど、レベル的に十分戦えるのは間違いなさそうだよな。 防御低めってんで、基本的には遊撃的に動いてもらうのが良い気はするけども。

  21. ナハシュ

    >戦闘 となると、初撃以降は隠れたまま行動を遅らせつつちょいと観察して対象を決めることにしておくかな。強襲時に5体共どんな感じか解かりゃいいんだが、まあ分からなかったらそんな感じで動くと思うぜ。 >ラシード 特に指示を出さなくても連携しようとはしてくれるらしいが、ZOC付きでゴリラ周囲の敵を狙って貰うのはありだと思う。近くにゲルダもいるならカバーリングも視野に入るだろうしな。

  22. ゲルダ・クライン

    >戦闘 そうですね、ラシード様にゴリラ周辺の敵を優先的に撃破していただくようにお願いするのは、とってもよさそうです。 では、わたしはゴリラさんの隣に立つような形にして……初撃はゴリラさんへの攻撃を1発だけカバリング、その後はラシード様を優先的に庇う感じになるかなと思います。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0