【灰葬】亡者の行進

炙りとろ左門

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シナリオID:1401

オープニング

 怖い思いをした。
 だからだろうか、こんな夢を見るのは。
 どこまでも続く暗闇。重い雨。体は鉛のように重く、うまく歩けない。
 ……怖い。
 自分で自分を抱きしめるようにして、うずくまる。

 ふと、頬にあたたかいものが触れた。

 薄く目を開ける。その瞬間、やはり夢だったのだ、夢で良かったと安堵した。そのままぼうっとしていると、頬にかかった髪が退けられる。
 誰かいる。寝台に腰掛けて、子供をあやすようにキーリの髪を指で梳く、その人は。
「……伯爵?」
 驚いて、キーリはぱちくりと目を瞬かせた。常に嵌めている手袋は外されていて、夜休むまできっちり着込んでいる黒い上着も脱いでいる。なんだか新鮮だ——とそこまで考えて、自分の着ている服に思い当たる。

 寝巻きだ。というかここはキーリの寝室である。慌ててシーツを引き上げて頭からかぶる。
「は、破廉恥です! 未婚の娘の寝室に入るなんて」
 婚約者であることは正式に決まったし、自分の気持ちも知っているくせに——なんだか意地悪な言い方になってしまって、キーリはおずおずとシーツをちょっと下ろしてロヴェルの様子を伺う。
「……すまない。浅慮だった」
 ロヴェルは相変わらずの無表情だったが、声音は少し沈んでいた。
「きちんと眠れているかと」
「子供ではないのですから」
 むっとしてそう言い返すと、ロヴェルはきょとんとキーリを見た。
 なんだその反応は。「いや子供だろう」とでも言いたげな顔をして。
「私は子供ではありません」
「あ、ああ……うん?」
 なんで理解に苦しんでいるんだこの人は。これまで絶妙に距離を取っておいて。

 ああいやでも、最初に会った時からこの人は自分を子供として見ていた気がする。
「伯爵」
「なにかな」
「私をどう思っていらっしゃいますか?」
 こういう手合いには直球勝負だ。もし「娘のように思っている」などと言われたらショックだが、まだ想定内である分傷は浅いかもしれない。
 だが、ロヴェルの答えはキーリの予想を外れていた。
「……侯爵家で君がどのような扱いを受けていたかは知っている」
 ひゅっと喉が鳴る。家での仕打ちが脳裏によぎったからだ。身を竦ませるキーリの頬を、ロヴェルはそっと撫でる。
「ここで、君が憂いなく暮らせるようにする。約束しよう」
 つまりは、絶対的な庇護者として。
 それは単に、キーリを年齢だけで「子供」と思っているのではなく。

「起こしてすまなかった。おやすみ」
 その一言ともに離れていく手に、キーリは縋りついた。
「……キーリ?」
「眠れません」
 俯いて、随分情けない姿を晒していると思う。それでもよかった。
 それでもいいと、この人なら言ってくれる。
「……ので、もう少し……いてください」
「未婚の娘の寝室に入り浸るのは、」
「子供でいいです! 今は子供でいいですから」
 妙なところで線を引きたがるのも、自分で引いた線を乗り越えてしまって戸惑うのも、どうやらお互い様らしい。

◆─◆─◆

 眠ったキーリを見届け、寝室を出て静かに扉を閉める。すると少し距離を置いて、闇の中から声がした。
「器にするのかと思ったのに」
 器。魂の器。そんなことは考えもつかなかった。
「お前は、殺すつもりでいただろう」
 振り返らず、しかしまだ部屋の前ということもあり、声を潜める。
 この扉の向こうで眠っている少女は、殺されかけた。
「うん。君への祝福になると思って」
 そんな、くだらない理由で。

「……怒らないんだ?」
 少し驚いたような声。それに思わず、ため息が漏れた。
「そうやって、人を試そうとするのはやめなさい」
 怒りはない。こういう人物だとは分かっている。元からそうだったのか、そうなってしまったのか、彼(かのじょ)の思考回路は唯人のそれから外れてしまっている。
「人は矮小で、脆弱で、その矩を越えることなどできない。私も、お前も」
「知ってるよ」
 いつものようにけらけら笑うのではなく。
 その一言はどこか、寂しそうにも聞こえた。

● 鏖殺の夜
 人気のない路地裏を男が走る。
(どうして、どうして)
 男の脳内を駆け巡るのはそれだけだ。
 犯した罪は随分昔のことで、どうして今更その影に怯えなければならないのか。伯爵家の一員である、この俺が。閉じ込められ、拷問にかけられ、ぼろぼろになって逃げ出さなければならないのか。

 行き止まり。足がもつれて転倒する。
「ひっ」
 ゆっくりと足音が近づいてくる。
「た、助けてくれ! 俺は全部話した! だから、」
 闇の中から現れたその影は、無言のまま男の鳩尾を蹴り上げ、頸を踏みつけた。
「だから?」
 低く、静かな声。怯える男を宥めるように、しかしその底には燃えるような怒りが滲んでいる。
「ゆる、してくれ」
「なぜ?」
 その声が、あまりにも静かで、この状況に似つかわしくないからか。男は慈悲をかけられたものと勘違いしてしまう。
「し、知らなかったんだ! 俺は何も! 言われた通りにしただけ——」
「いいや」
 ぐ、と喉を踏みつける足に力がこもる。影が少し身をかがめると、長い黒髪が肩を滑り落ちた。
「お前たちは知っていた」
「た、たす、け」
 目深に被ったフードの下で細められた青灰色の瞳は、怜悧で、憎悪に凝る。
「……彼女もそう言ったのだろうか」
 男の体に青く輝くエーテルがまとわりつき、その体を捻り折った。

「まあ、自業自得だよね。お前たちは、いつかこの日が来ると分かっていたはずだ」
 ゆらめく蝋燭の光のもとで怒りに震えるイアリを、墓掘り人(アンダーテイカー)は嘲笑う。
「あの子がなぜ、死霊術を」
「俺(わたし)が教えたから」
 墓掘り人は芝居がかった仕草で両腕を広げた。
「敬愛する両親を病で喪い、続けざまに恋人を殺され、無惨な死体を目の当たりにした! あんまり哀れだから、ちょっと優しくしてあげたんだ」
 彼には才能があった。絶望の淵に追いやられながらも光を求める強さがあった。その魂の輝きを、欲しいと思った。
「あなたは——はじめから、この画(え)を」
 墓掘り人の唇が赤く弧を描く。
「そうだよ! もしかして、俺(わたし)たちのことを共犯者だとか思ってた? まあ多少協力してあげてたけど、彼のためであって、お前たちのためではないよ」
 すべてはこの時のために。
「我々(かれ)は到る。これはその『お祝い』で、お前たちは『供物』なんだ。……別に、今ここでは何もしないよ。我々は、彼のお願いはできる限り聞いてあげようと思ってるんだ。なんせ半世紀ぶりに見つけた逸材だからね! それくらいの特典は用意してあげないと、やる気が出ないだろう?」
 ひとしきり言葉を投げつけた後、墓掘り人はうんと伸びをする。
「もう行くよ。授業参観に遅れてしまうからね」
「待ちなさい……!」
 イアリが放った魔矢を、墓掘り人はひらりと躱す。
「さようなら、ハーヴェン家の諸君。お前たちの血で贖われ、生まれる我が子に祝福を!」

解説

皆さんは灰の湖都で起きている連続殺人事件の対応を頼まれました。 依頼人はイアリ=ハーヴェン。ハーヴェン伯爵家の実質的な支配者たる人物です。 被害者は全員伯爵家とその分家の者たち。脅迫状や反抗声明などはなく、毎晩1人ずつ殺されています。一方このことは領民には伏せられており、街は平穏そのものです。 イアリは犯人に心当たりがあるようですが、その名を漏らすことはしません。しかし、「練度の高いキャスターであり、エーテルの扱いに長けている」との情報は与えてくれます。 次なる犠牲者にはすでにあたりがついています。狙われるのは以下より1人。 彼らを護衛し、犯行の妨害をしてください。護衛対象が死亡した場合、依頼失敗となります。 目標:対象の護衛 成功条件:対象を守り切る(戦闘が発生した場合、3ラウンド防衛) 敗北条件:対象の死亡 ■護衛対象 ★マウリッツ=ハーヴェン  ロヴェルの従兄にあたる人物。42歳。気弱で大人しい男性ですが、ロヴェルとの仲は良好でした。しかしマウリッツはティツィのことで彼に負い目があるようです。 ★エリアス=ベックマン  ハーヴェン伯爵家の分家の当主。57歳。伯爵家に連なる面々でもひときわ過激なヒューマン至上主義者です。異種族を毛嫌いする一方でこそこそと隠れるのが嫌いで、今回も殺せるものなら殺してみろと護衛を拒否して息巻いています。 ★バーバラ=エルリン  ハーヴェン伯爵家の分家に嫁いだ女性。37歳。平民出身で、異種族に対する忌避感はそれほどでもありません。20年前の事件において、その隠蔽に関わったと目されています。 ■エネミー ★青炎の報復者 生命力:??? ● 装備スキル 【霊剣】メインアクション/範囲・対象:1へクス・最大3人/射程:0〜6/ダメージ:物理攻撃力+魔法攻撃力(物防、魔防低い方でダメージを算出)/対象識別/エーテルで形取った剣を振るう・射出する。命中した場合さらに【魔防・物防低下:20%】のバッドステータス付与判定を行う。集合による頭割り軽減可※1。 ※1:対象となるPCでダメージを均等配分します。3人で受けることで、配分ダメージを最小に抑えることができます。 ほか、キャスタークラスのスキル。

マスターより

初めましての方は初めまして。こんにちは、炙りとろ左門です。EXだよ!(学んだ) 相談期間が【3日】と短め、そして敵も結構強いので心して臨んでください。目標は「対象の護衛」、守り切れれば冒険者側の勝利です。 本シナリオは「【灰葬】」シリーズの第5話です。途中からでも参加可能であり、前話を知らなくても問題ありませんが、第1話「【灰葬】灰の湖都の鎮魂祭」OPにハーヴェン領の情報がありますので、ハーヴェンってなんぞやという方はどうぞ。 本依頼にはOPにも登場したNPC「ロヴェル=ハーヴェン」が関連づけられていますが、【今回は質疑応答を行いません】。ご注意ください。 それでは皆様のプレイング、お待ちしております!

リプレイ

● 捧げられる贄
 イアリ=ハーヴェンはバーレン城の隅に居室を持っている。それは、当代のハーヴェン伯であり孫のロヴェルの権勢を阻害しないためである。しかし一方で、そこは彼女が陰謀を巡らせるのに都合の良い場所でもあった。
 イアリの厳格さを知る者は、その部屋には近づかない。そこに今、8人の冒険者が彼女によって集められている。
「まさか、私が冒険者たちに頼ることになるとは」
 イアリの声音に嘲りはない。冒険者を侮っている、というわけではなさそうだ。漏れる溜め息も、単に自身の手駒ではない者に頼るという事態に対してのものであろう。
「犯人の標的は、確かに3人に絞られているのですね」
 セヴラン・クアルトは前提を確認する。
「仮にこの者たち以外の人間が殺されたとしても、それはあなたたちの落ち度ではありません」
 セヴランが暗に刺そうとした事柄からは、少しズレた返答があった。しかしそれもまた大事なことではあるので、セヴランはサマエラ=フォリウムに発言を譲る。
「3人まとめて護衛をしたいのですが、彼らが集まってくれるよう、貴女にご協力を願いたいのです」
「というと?」
 窓の外を眺めていたイアリが、サマエラを振り返る。
「表向きは『茶会』ということで……エリアス氏の邸宅にマウリッツ氏とバーバラ氏を招きたいのです。冒険者に協力してもらえるよう、一筆認(したた)めていただきたい。馬車の手配も、できれば」
「なるほど。よいでしょう。ですが、私の言葉はあなた方の希望を必ず叶えるものではありませんよ」
「承知しております」
 意外とすんなり要求が通ったのを見て、フリューリングスルフト=ティエラは目を瞬く。自分なりに、丁寧に、真摯な言葉を用意してきただけに拍子抜けといった様子だ。
「貴公らであれば、」
 イアリは目を細める。
「……と。あの子ならそう言うでしょう」
 イアリが言及した人物に思い当たったシルヴィア・A(アルヴィン)・カペルは、口を開く。
「伯爵にも護衛が必要なのでは?」
「必要ないでしょう。あの子に剣の使い方を叩き込んだのは私です」
 それは強いのか弱いのか。イアリの実力を計りかねた一同は皆一様に口を閉ざした。
(いや、まあ、護衛がいらないというのならそれなりなのだろうけど)
 シルヴィアは考え込む。ロヴェルが魔術師(キャスター)クラスの授恵者であることは、先日の晩餐会で耳にした。説明があった犯人もまた、腕の立つ魔術師(キャスター)だという。イアリは、それ以上のことを言わない。
(ハーヴェンのためならば手段を問わぬ彼女が……)
 それこそ、身内すらも非情に切り捨てていけるような彼女が。しかし、ロヴェルのためと、彼の恋人であったハーフビーストの少女を亡きものとしたのも事実。
 シルヴィアの横で、ライオネル・ギシュムもまた同じ結論に至ったらしい。その表情が強張る。
(仮に、ロヴェル様が犯人だとして)
 スィーリーンは殺人の動機について一旦保留した。イアリが、犯人の捕縛を要件に乗せなかったのが気にかかる。次なる被害者を出さないためには、捕縛を命じるべきだろう。
 そうしない、理由。
 肝心なことを黙って、抱え込んで、手放して。そういうヒトを、スィーリーンは知っている。どうやら自分はそんな相手と縁があるらしい。
 イアリが手紙に封をしてセヴランに差し出す。それを受け取り、セヴランは仲間達と共に部屋を出た。
「ティツィさん絡みかな」
 湖の畔で船を待つ間、セヴランはぽつりと呟く。
 これまでの犠牲者の共通点を、イアリは知っている。犯人の目星もついていてこちらに伝えない。
 セヴランの呟きに、サマエラも頷いた。
「3人から詳しく話を聞こう。尤も……エリアス氏との交渉は、私では難しそうだ」
 サマエラが肩をすくめ、セヴランはフードを目深に下ろして耳を隠す。
 エリアス=ベックマン。ハーヴェン家に連なる者たちの中でも、ひときわ過激なヒューマン至上主義者だという。今回依頼を受けた冒険者の中で、ヒューマンはシルヴィアひとり。説得は任せて欲しい、とシルヴィアは付け加えた。
 ナハシュとスー・ルーがそれぞれ船頭となり、湖を渡る。時刻は正午を回っていた。

● ほどけない糸
 一行は、エリアスの邸宅に向かう者、マウリッツおよびバーバラを迎えに行く者とで分かれた。
「まあ、最悪縛ろう」
 セヴランの不安を払拭するようにシルヴィアは笑う。提案を聞き入れてもらえるならそれが一番だが、最悪の事態も考えておかねばならない。
「手紙、君に渡しておくよ」
「ああ、悪いね」
 シルヴィアは封書を受け取り、封蝋に刻まれた伯爵家の紋章を見つめる。
「これを守るために、何人殺されてきたんだろう。こんなこと……やめさせないと」
「そうだね。やめろといってやめられるなら……こんなことにはなっていないのだろうけど。でも、どこかで断ち切らなければ、リリーさん達にも累が及ぶ」
 それが分からない男ではないはずだが——そう、考え事をしている間に目的の邸宅に辿り着く。
 てっきりシルヴィアのみ通されると思っていたセヴランだったが、エリアスの執事は特に不快そうな反応も見せずに2人を招き入れた。その上応接室に席まで用意されて、セヴランは戸惑う。
「なんだか話に聞いてたのと違うけど、これ、エリアス氏が入ってきた瞬間に追い出されたりしないかな?」
「さすがにそれはないんじゃないかな……?」
 席につくべきかセヴランが迷っていると、扉が開いた。セヴランは慌てて居住まいを正し、立ち上がったシルヴィアの斜め後ろに位置取る。
「貴公らが話にあった冒険者か」
 まさしく武人、という出立ちは、細身のロヴェルとは対照的だ。精悍な体つきに顎髭を蓄え、その佇まいには一分の隙も見受けられない。
「エリアス=ベックマンだ。まあ、知っていて来たのだから、名乗りは不要か」
「シルヴィア・A・カペルと申します。彼はセヴラン・クアルト」
 シルヴィアの紹介を受けて、セヴランは軽く会釈する。エリアスはふんと鼻を鳴らすとつかつかとセヴランに近づき、手を伸ばした。
「エリアス殿——!」
 色めきたつシルヴィアが制するよりも先に、エリアスはセヴランのフードをやや乱雑に剥いだ。
「儂についてどう聞いていたのか知らんが、堂々としていろ」
 そう言って、向かいの席に腰を下ろす。シルヴィアとセヴランはしばし固まっていたが、エリアスが座ったため、こちらも倣い話し合いの態勢に入る。
「儂に対する守りは不要だ」
「エリアス殿には不要かもしれません。ですが、他のお二人……マウリッツ殿とバーバラ殿はそうではないはずです」
 聞く限り、マウリッツとバーバラは一般人である。依頼人からの要望を鑑みても、護衛しないという選択肢はそもない。
「犯人を迎え撃ち、捕まえるための囮になっていただきたい」
「囮だと?」
 エリアスが片眉を上げた。わずかに怒気を孕む声音に、シルヴィアは己の失点を瞬時に悟る。
「そのような逃げ腰の作戦に儂を付き合わせるというのか!」
 しまった。こういう人間には上手い誘導が必要である。シルヴィアは一瞬のうちに思考を巡らせる。
「失礼しました。ごもっともです。では、正々堂々と——人殺しを迎え撃ちましょう、ここで」
 シルヴィアは、乗ってくるか、とエリアスを見つめる。エリアスもまた目をすがめてシルヴィアを見つめ、そして、鷹揚に頷いた。
「それならばよかろう」
「ありがとうございます」
 シルヴィアはほっと胸を撫で下ろした。勢いと言い方は大事である。できれば立場ある人間を縛り上げて使うということは避けたいものだ。何やら試された気もするが。
「では、このお屋敷でお茶会を開かせて欲しいのですが、よろしいですか? 命を狙われているという状況下にあっても、少しでも気が休まればと思うのです」
「構わん」
 本来の囮作戦に変更はない。しかしそこは、ものはいいよう、というやつである。
 エリアスの協力を無事取り付けたシルヴィアとセヴランは、マウリッツとバーバラを出迎えに行っている仲間たちを待つため、門前に出た。
「……一時はどうなることかと思ったけど」
 セヴランはじっと影のように佇んでいた。エリアスの人となりは予想していたものとは少し違ったが、横から口を挟むことまで許されるか未知数だったため、沈黙を貫いていた。
「嘘のつけない人だね。無論、彼も何らかの形でティツィに関わりがあるんだろうけど」
 セヴランは頷く。エリアスが信じる公正と、我々が信じる公正が同じ方向を向いているとは限らない。
「あと……もしかして彼、犯人がロヴェルさんだとは、思ってないんじゃないかな」
 シルヴィアが目を瞬く。ややあって、シルヴィアはなるほど、と頷いた。
「真実、嘘のつけない人間、ということか」

◆─◆─◆

 マウリッツとバーバラは、突然馬車で迎えに来た冒険者たちに面食らっていたが、イアリの依頼の件だとわかると素直に従った。冒険者たちに護送されながら、道中何事もなく、2人はエリアス邸へと到着する。
 エリアスにああ言った手前、実際に茶会が催されることとなった。マウリッツとバーバラは、そのままエリアスと夕餐を共にするため、本日彼らは本邸不在である、ということを家臣たちを通じてそれとなく広めてもらった。
 実際の茶会の席は、どうにもぎこちないものではあったのだが。
 ロヴェルの従兄であるというマウリッツは、どことなく血縁を感じさせる見目であったが、ロヴェルと比べて雰囲気が暗い。ロヴェルが「憂い」を感じさせる眼差しであるのに比べて、マウリッツのそれは「気鬱」に満ちている。身だしなみは整えているが、痩せているというよりはやつれている。わかりやすく言えば不健康だ。それが、命を狙われているという状況による変化なのかは分からないが。
 対してバーバラは、穏やかな雰囲気を纏いつつも、その瞳の光は彼女の芯の強さを感じさせるものだ。年齢相応の女性だが、子供を成人まで育て上げた母親の貫禄がある。命を狙われているというこの状況にはやや緊張した面持ちで臨んでいるが、彼女の語りは柔らかく、人に好意を抱かせるものだった。
「お前たちは儂が守る。安心しろ」
「……僕は、別に殺されたって構いませんけどね」
「マウリッツさん……!」
 冷めた紅茶に減らない茶菓子。同室で3人を警護していたナハシュは、頭を掻いて口を開いた。
「イアリ=ハーヴェンは明確にお前らの名を上げた。殺されるかもしれない、と思う理由があるんだよな」
 マウリッツが目を伏せ、バーバラも口を噤む。我関せずのエリアスは無視してナハシュは続けた。
「20年前、結局ティツィは殺されたんだろ? そん時のことを詳しく知ってる奴等が居なくてなあ。あの日、何があったんだ?」
「う、」
 マウリッツの喉から引き攣った声が漏れる。そのまま椅子を蹴って立ち上がり、テーブルの上の茶器が音を立てた。
「ぼ、僕は。そうだ、僕が、あの日、」
「マウリッツ!」
 バーバラがよろけたマウリッツを支える。マウリッツはぶつぶつと何かを呟いているが、視線は揺れ、自身を掻き抱くようにして縮こまった。その豹変に、ナハシュは目をすがめる。
「すみません、別の部屋で……お話ししますから。……皆が殺されはじめてから、こうなんです」
 バーバラの言葉に、エリアスもまた席を立つ。茶会は解散、そういうことだ。ナハシュは話を一度切り上げ、扉の外で待機していたスールに声をかける。
「あー……部屋を移る。今度は俺たちとおしゃべりの時間だ」
「わかった」
 スールは別室で待機する仲間たちを呼びに行く。
(説得だとか話を聞くだとかは、他の奴らに頼むとして)
 夜に備え、明るいうちに邸宅の構造を把握する。鼻を利かせる。スールにできるのはそれくらいだ。
 それにしても、この土地とは随分、縁ができた。
「……あんまり難しいことになってくれるなよ」
 伯爵家を取り巻く事情も、過去に起きたことも、イアリが何を考えているのかも、複雑に絡まった糸のように思われる。ロヴェルとリリーに付き添って王都を巡ったあの日が、随分遠い日のことのようだ。
(そういやあいつ、見てねえな)
 すれ違えば香る紫檀(ローズウッド)も、城では感じられなかった。出かけているのか、執務室に篭っているのか。廊下の窓からバーレン城を見やれば、遺骸を焼く煙が立ち上っていた。


 バーバラに宥められ、マウリッツは落ち着きを取り戻しつつあった。ソファに横たえられたマウリッツを見て、バーバラが切り出す。
「どこから、お話しすれば……」
「殺されてもいいって、殺されて当然だって、思うようなことをしたの?」
 ライオネルの声はかたい。フリューとスィーリーンがそれを見守る。しばしの沈黙のあと、マウリッツは細く息を吐いた。
「……そうだよ。僕は、本来なら一番に殺されるはずだった。そうなるべきだった」
 ロヴェルと同じ青灰色の瞳は、どこか遠くを見ていた。
「ロヴェルと……彼女のことを知った時。良くないと思ったんだ。知っての通り、王国貴族は異種族の血が入ることを嫌う。おぞましいとさえ思っている。僕もそうだ。そう教えられてきたからね。だから僕は何度も考え直すように言った。ロヴェルはちっとも言うことを聞かなかったけれど」
 マウリッツとロヴェルの仲は良好だというのは、イアリの言だ。2人は兄弟のように育ち、ロヴェルは博識なマウリッツを敬愛していたらしい。
 そんな従兄の言葉を跳ね除け続けたというのだから、ロヴェルとティツィの間にあった愛は深いものだったのだろう。
「僕はたまたまその日、神殿で彼女が仲間と話しているのを聞いたんだ。彼と一緒に旅に出て、どこか遠くに行けたらいいのに、って。僕は焦った。ロヴェルは頷くと思ったし、彼が連れていかれてしまうと思ったんだ。僕は大婆様に報告して、それからあの子を——賊を雇って、殺したんだ」
 言葉を失ったライオネルの代わりに、スィーリーンが口を開く。
「ティツィ様の最期については、聞いております」
 ようやくその人と分かる程に切り刻まれて、打ち捨てられた。それがどれほどの苦痛を伴うものだったかは、想像に易い。
「そうか。……ああ、あんな殺され方をするなんて、思ってなかった。でも、殺せと言ったのは僕なんだ。最も血塗れているのは僕だ」
 だから早く、殺しに来てくれ。
 絞り出すようなマウリッツの声に、ライオネルは身を乗り出す。
「ロヴェルさんに押し付けるの? それはマウリッツさんが背負うべきものじゃないの?」
「もう耐えられない。だけど、首を括る勇気もないんだ」
「勝手だ! そんな……そんなの」
 憤るライオネルの肩に、フリューが触れ、静かに首を横に振った。ライオネルは言葉を飲み込み、悔しそうに唸る。
「……守るよ。あなたを殺させない」
 マウリッツは答えなかった。それ以降は沈黙を貫いたため、フリューはバーバラに水を向ける。
「守る為、止める為に、教えて欲しいさぁ」
 バーバラは少し間を置いて、語りはじめた。
「私は……マウリッツさんのしたことを、隠したんです。ティツィさんに関わることは、それだけで」
「マウリッツさんのしたこと、ロヴェルさんは……」
「ずっと知らなかったと思います。『何を思い悩んでいるのか教えてくれない』——と、零していらしたのを聞いたことが」
 あるいは薄々気づいていて、だが、確証が得られなかったのか。
「あまりにも、」
 続く言葉が見つからず、スィーリーンは目を閉じ、椅子に腰掛けた。
 スィーリーンは、ロヴェルが犯人だという線を最後まで否定するつもりでいた。考えすぎだ、と。今だって、マウリッツやバーバラがそう思い込んでいるだけかもしれない。ロヴェルは何も知らないままでいるかもしれない。
 それはそれで、あまりに不幸だが——いずれにせよこの地には、裁かれぬままの罪が灰の如く降り積っている。
「ええ、我々は、大罪人なのです」


 サマエラは廊下に出たところでエリアスと鉢合わせた。緊張したサマエラだったが、エリアスは意外にも、向こうから話しかけてきた。
「真相を公にし、裁きを求めるべきだと思うか?」
 突然の問いに、サマエラは目を瞬く。
「一般論としてだ」
「それは……王国に王国法がある限りは、そうだろうかと」
 サマエラは少し悩んでから、口を開く。
「ご質問の意図をお聞かせ願っても?」
「伯爵はハーヴェンに住まう民を愛しているが——」
 エリアスは窓の外に視線を逃す。
「我ら伯爵家の面々については、憎んでいるのではないかと。この状況を静観しているのも、憎悪ゆえなのでは、とな」
 静観どころか凶行に及んでいるとサマエラは見ているのだが、エリアスはそう思ってはいないらしい。あるいは、分かっていて尚、否定したいのか。
「真相を公にし、裁きを法に委ねれば、この殺人事件も止められるだろう、と?」
「見立てが甘いか?」
 サマエラは返答に詰まった。そう簡単にことが収まるのなら、はじめからそうしているはずなのだから。イアリにしても、ロヴェルにしても。
「貴殿は、ティツィとは……」
「言葉を交わしたのは一度だけだ。殺される前日のこと」
 サマエラが問うと、エリアスは遠い記憶を思い起こし、目を細める。
「好いた男のことを想うのならば、早々にハーヴェンを出て行くことだ、と。あの時の表情を、まだ覚えている」
「後悔を?」
「儂は、かける言葉を誤ったとは思っていない」
 そうだろう。ヒューマンとハーフビーストでは、王国貴族社会では番になれない。愛妾として置く者はあっても、正妻としては周囲が許さない。
「現状では不幸になるだけだ。だが——」
 言い淀んだエリアスの言葉を、サマエラは引き継ぐ。
「結局、ティツィは無惨に殺された」
 後悔はしていないが、とエリアスは溜め息混じりにこぼす。
「時が戻るなら、もう少し早く、2人を引き離していただろうな。今やなんの意味も持たない、老いぼれの戯言だが……」
 器から溢れた水は戻せない。壊れた器は直せない。
 流れた血は憎悪とともにくべられた。

 ——陽が、沈む。

● 咎人たちの夜
 食事を終え、ナハシュはスールと共に襲撃に備える。これまでの殺人における推定犯行時刻は真夜中だが、今回もそれを守ってくれるとは限らない。
 冒険者8人が立ち回るのに十分な広さを持ち、かつ窓と扉が少ない部屋の選定に少し時間を取られた上に、結局玄関ホールで待ち受けるという結論が出た時には、ナハシュは腹を抱えて笑ったが——しかしこれ以上の良条件は他にない。誘われていると向こうにも伝わっているだろうし、お行儀よく済ませる必要はないだろう。
「窓や扉は限られてるけど、割と障害物が多いんだよな」
 ナハシュは胸像やら柱やらを軽く小突く。
「壊しても問題ねえんだろ?」
「多分な」
 請求はイアリにしよう。2人は頷きあい、階段上の大窓をチェックするスィーリーンに声をかける。
「そっちはどうだ?」
「はい。あの、カーテンを引いて、アイアンウォールで塞げれば、と思うのですが」
「ああ、俺の出番だな。任せろ」
 スィーリーンが真紅の遮幕(カーテン)を引き、スールがアイアンウォールを唱えて塞ぐ。窓の上部がギリギリ隠せていないが、人が通るには狭い。そこから入ってこようとは思わないだろう。
「じゃ、俺は索敵巡回に。危ねえから窓には近づくなよ」
 ナハシュが別館に続く扉の向こうに消えたのを見届けて、スールとスィーリーンは階段下へと降りた。正面玄関を家具で塞ぎ終わったライオネルとサマエラが、マウリッツとバーバラを階段脇へと誘導する。壁を背にするのは得策ではないが、敵がどこから現れるかわからない以上、建具を盾にできるのならその方がいい。
「エリアスのおっさんは?」
「屋敷に残っている使用人がいないか見て回ると」
 エリアスのそばには、セヴランがエーテルリンクで繋いだ相棒(ララ)を忍ばせている。何かあればセヴランがすぐに感づくだろう。
「そしたらそろそろ交代……お、噂をすりゃあ」
 シルヴィアとフリューが西棟の巡回から戻ってきた。特に索敵には何も引っ掛からなかったようだ。
「交代だ。一応不審な点はなかったけれど……授恵者相手だからね、油断は禁物だ」
 腕を組むシルヴィアの横で、フリューは警戒を続けている。
「なんか気になることでもあんのか?」
「百合の匂いがしないかなあって」
「百合?」
「ううん、こっちの話さぁ」
 眉間に皺を寄せてむむむと唸るフリューだったが、ぶんぶんと頭を振ると近くのベンチに腰掛ける。
「そうか。じゃ、クァルト、行くぞ」
「うん」
 入れ替わりに、スールとセヴランが西棟に向かう。
「……誰が犯人でも驚かないけど」
 しばらくして、フリューはそう呟いた。
 シルヴィアが疑い、スィーリーンがそうであって欲しくないと願う相手。
 負の感情に寄り添うことはできないが、フリューはそれを止めたいと思ったからこそ、ここにいる。
「リリーさん、今どうしてるかな」
 気にかかるのは、友人のこと。全てを知らされたとき、彼女はきっと泣いてしまうだろうから。
 スィーリーンも思うところがあるのだろう。軽く目を伏せ——その瞬間、西棟の方から爆発音が響いた。
「何——」
「皆様はそこにいてください!」
 戦闘が始まったのか、敵方の罠かまだわからない。スィーリーンは手摺から身を乗り出し、サマエラに向けて声を張ると、すでに駆け出していたフリューを追う。


「じゃあ、すぐ戻るから」
 エリアスが近くまで戻ってきていることを察したセヴランが、その場を離れる。スールはそれに片手をあげて応じた。
 ふと、視線を右手へと移す。バルコニーへ続くガラス扉は閉ざされ、遮幕(カーテン)が引かれていた。窓には近づくなよ、というナハシュの言が思い出されたが、確認するためには近づかなければならない。杖で首筋をとんとんと叩きながら思案する。
 と、スールの鼻が覚えのある香りを捉えた。
(知ってる匂いだ)
 だが、ここに居るのはおかしい相手。
「お前かよ。そいつぁ良いや」
 壁際まで下がって、扉を背に杖を構える。バルコニーに降り立ち、こちらへ近づいてくる足音の主は、スールの存在を感知しているのかいないのか。
「よく知らねぇ奴をぶん殴るよりは、よっぽど本気でやれるから——な!」
 詠唱(マインドセット)、起点指定、発動。自分も巻き込まれるのは覚悟の上だ。
 ガラス扉を中心に爆炎が轟いた。その直前、スールは背後の扉に手をかける。扉が内開きであったのは幸運だった。
 吹き飛ばされたガラスや建材の破片が舞う中、スールは部屋の中央まで転がると、軋む体を起こす。
「いっつつ……」
 部屋の入り口をなんとか視界に収める。暗闇の中、細い剣身が月明かりを反射した。
 侵入者が服の埃を払うと、紫檀の香りが微かに広がる。
 相手がほぼほぼ無傷であることに、スールは歯噛みする。魔力を高める暇がなかったとはいえ、傷のひとつやふたつは見込んでいたのだが。
 だがこの騒ぎだ。セヴランも他の仲間もすぐに駆けつける。スールは瞬時に部屋の中に視線を走らせ、ソファの後ろへと隠れた。
「中に押し込んで!」
 セヴランの声が聞こえる。剣戟の音が続き、侵入者が室内に向かって飛び退いた気配がする。匂いからして、扉のところに立っているのはフリュー、少し離れたところにシルヴィアとスィーリーン、その反対側にセヴランとエリアス。
「……予定が狂ったな」
「そりゃこっちの台詞だぜ……玄関で待ってんだからそっちに行けよな」
 声は、ハーヴェン伯ロヴェルのものだ。呟きは近くにいるスールにしか聞こえなかっただろうが、答えがあったことに小さく笑った気配がする。
「ロヴェル様……」
 侵入者がエンライトで照らされる。フードの下から覗く青灰色の瞳を見て、スィーリーンは嘆いた。
「もうおやめください。復讐を成し遂げてもティツィ様は戻りません。キーリ様も悲しまれ——」
「ああ、そうだ。もう、あの日には戻れない」
 どこか虚ろな受け答えのあと、シルヴィアが息を呑む。
「ロヴェル……君はまさか、恋人の魂を」
 スールはソファから少し顔を出して様子を窺った。ロヴェルはこちらに完全に背を向けている。しかし、その周囲に漂う青白いエーテルと目があった。
(なあ、あんたは、こいつのこと弔ってやらなかったのか?)
 スールは問いを飲み込む。そうこうしているうちにサマエラとライオネルが到着する。今にも飛び出しそうなエリアスをセヴランが押し留めていた。
「彼と、」
 目にも留まらぬ速さで、ロヴェルの剣の切先が、ひたりとスールの眉間に向けられる。
「マウリッツを交換だ」
 ち、とスールは舌打ちする。
「俺はまだ武器も持ってるし魔法も撃てるけどな」
「私の剣と貴公の詠唱(マインドセット)と、どちらが疾いか試してみるか?」
 一同に緊張が走る。しかし、
「俺の獲物のが疾ェよ」
 その宣言とともに、部屋の窓が砕け散った。
 こぼれる破片に紛れ、ウーツ鋼の暗針がロヴェルを襲う。それをロヴェルは瞬時に張ったエーテルの膜で防御するが、さすがに無傷とはいかなかったようだ。
 ナハシュは部屋に乗り込んだその勢いで、スールとロヴェルの間に割り込む。
「悪い、東棟にいたからよ」
「おかげで助かったけどな……」
 ナハシュの背中に庇われつつ、スールは立ち上がる。
 シルヴィアが光縛封の中にロヴェルを閉じ込め、フリューがロヴェルの前に出て射線を塞ぎ、爪と短剣による3連撃を繰り出した。その間にサマエラがエリアスたちを光縛封で保護する。
「……今回は、守るんが仕事やから。マウリッツさんも、あなたも」
「舐められたものだ」
 フリューの攻撃により手傷を負ってはいるが、彼は動きを止めることはない。エーテルを込めた剣の一撃が結界にひびを入れ、砕く。
「優男に見えてとんでもねえな」
 ナハシュが思わずこぼしたのを聞いても、シルヴィアは微笑みを崩さない。
「彼の一手を奪えただけでも十分な戦果だ」
 魔力量ではキャスターに敵わないことは分かりきっている。シルヴィアの影からライオネルが飛び出し、同じく至近距離で相対するフリューを庇うようにする。
「ロヴェルさん、どうして!」
 牽制の一撃をいなされつつ、ライオネルは言葉をぶつける。
「今やってる事がリリーさんやキーリさんを守る事に繋がると思ってる? ロヴェルさんがそばに居なきゃふたりとも泣いちゃうでしょ! それじゃあ意味ないんだよ!」
 吼えるライオネルの脇をすり抜けて、セヴランの矢がロヴェルの足元で炸裂する。重力波エーテルを手で払って、ロヴェルは舌打ちした。
 続いてスールの魔矢が迸り、スィーリーンがフリーズボルトで移動の阻害を試みるも、これは失敗。間隙を入れずに放たれたナハシュの魔乱印は通るが——
「邪魔だ!」
 ロヴェルが掲げた手の周囲にエーテルで形取られた剣が浮かび上がり、咄嗟にライオネルがフリューを庇う。
「やめて!」
 ライオネルの叫びに、一瞬、ロヴェルが躊躇いを見せる。しかしすでに詠唱は完了しており、放たれた霊剣が盾ごとライオネルの体を貫いた。
「いっ、」
 軽く吹き飛んだライオネルが、震える腕を床について、そのまま崩れ落ちる。
「ライオネル!?」
 サマエラが駆け寄り、ライオネルの肩に触れる。サマエラの体を通じて転化された生命力がライオネルに流れ込む。
 手を下ろしたロヴェルを見据え、フリューは短剣を握りしめた。足を踏み出したその瞬間、しかし、フリューはその場から飛び退く。
 同時にロヴェルも窓側に飛び、身を屈める。瞬間、3人がいた場所に魔弾が打ち込まれた。
「……私ごと撃とうとしたか?」
「君なら避けられるでしょ」
 場違いな陽気さを伴って窓辺に降り立ったその影は、ロヴェルの手を取る。
「逃げるのか?」
 ナハシュの言葉に、墓掘り人(アンダーテイカー)は笑った。
「ご案内するのさ、舞台が整ったからね」

● 涯(はて)への階(きざはし)をのぼれ
「舞台、とは?」
 スィーリーンが尋ねると、墓掘り人は楽しそうに頷く。
「そうだよ。お前たちのための舞台さ。若干名贄(キャスト)の用意が間に合ってないけど、まあ許容範囲内かな」
 冒険者たちは油断なく武器を構えるが、墓掘り人は気にも留めない。
「でもロヴェル君、さっきのはいただけない。お前の大好きな『民(みんな)』の命は、お前の決断にかかってるのに」
 ロヴェルは表情を動かさず、立ち上がる。
「余計なことを漏らすな」
「俺(わたし)は面白い物語が好きなんだよ。冒険者(かれら)は、きっとそれを提供してくれると思ってる」
 墓掘り人は満足げに頷いて、
「涯(はて)への階(きざはし)をのぼり、贖罪の鐘を鳴らせ! 煉獄の炎は鎮められ、閉幕は贄の血で染め上げられる——」
 まるで、劇のような口上を歌い上げた。
「俺の台本が気に入らないなら、書き換えればいいのさ。だから、待ってるよ。冒険者君」
 ロヴェルが窓の向こうに消える。墓掘り人もそれに続こうとして、あ、と声を上げてフリューを見た。
「集合場所教えるの忘れてた。彼女が殺されたあの場所で、このあとね。イアリも呼んでいるからすぐ来てね!」
「……風の疾さと陽の如くどこまでも、この緋は必ず君の前で輝いてみせるさぁ」
「わー俺愛されてる。じゃあまたねー」
 墓掘り人が姿を消すと、サマエラの治療で復帰したライオネルが深く息をつく。
 フリューは窓に寄り、警戒しつつ下を覗き込んだ。2人の姿はすでにない。
 だが、冒険者たちには息つく暇もないようで。
「……参りましょう。これで幕引きだというのなら、悲しみが癒される物語に」
 スィーリーンは夜闇を見つめた。

 ——たとえ、現実が、御伽噺のようにはいかないとしても。

マスターコメント

前置きと説明が長いのよぶりとろ。8人EXにして正解だったわね……。 自分で書いててアレなんですけどこんなやばい犯罪者と幇助者がごろごろ野放しの伯爵家やばいな。潰しておいた方が良い気がしてきた。そらお姫様たち泣くわ 怖いもん 今回の標的はマウリッツくん。見事守り切り3ラウンド防衛もクリアでしたので成功です。 MVPは交渉決裂かなと思ったら判定で覆してくれた方と、今回のむちゃくちゃカッコいい男賞です。魔乱印怖い……怖くない? 刺さって二度見した 次回は【灰葬】最終章、このあとすぐの時系列でロヴェルとの対決となります(EDは別にあります)。継続さんも新規さんも歓迎のぶりとろ、難易度ひじょむずでお待ちしておりますので是非ともよろしくお願いします。 それではまたお会いしましょう!
ショートEX

ショートEX難しい 報酬:多い8 / 6〜8人

2021年09月16日 16時12分17秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ロヴェル=ハーヴェン

    <MS:お集まりいただきありがとうございます! 担当MSの炙りとろ左門です。マスターコメントにもあります通り、今回紐付けNPCによる質疑応答は行いません。ただ、出発が【9/14 8:00】と相談期間が短いため、ご注意くださいませ。それではみなさんのプレイング、お待ちしております!>

  2. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしくね。 毎晩1人ずつ殺されているなら、護衛対象の三人は全員遅かれ早かれ殺される可能性が高い。順番があるとしたら、過去の行いの度合いかな……と思う。 まずイアリに話を聞いて戦闘に備えたいね。あとは三人に、過去何をしたか話を聞いてその度合いを確かめる……イアリからの依頼だと言えば応じてくれるんじゃないかな。 ロヴェルについては、動向や居場所を確認しておくのは悪くないかも。 一番確実なのは、護衛対象を一か所に集めて全員で護衛する事? エリアスは護衛を拒否しているようだから、イアリに「大事な話があるから」と三人に集まるよう頼んでもらうのが良いかな。出来れば戦力分散はしたくないところだ。 どうすれば良いか悩んでいるから、他の案も遠慮なく言って欲しい。

  3. サマエラ=フォリウム

    ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。よろしく頼む。 ……思うところはあれど。まずはやるべきことを、やらねば、な。 そうだな、一か所に集まっていてくれるなら、私もそれが一番やり易いと思う。 まとめて光縛封で囲むことも、できるようになるな。 イアリからの口利きは、是非試したいとして…… 一晩はそのまま居てもらう必要があるので、変に怪しまれないよう、 集める理由は隠さず伝えても、良いやも。 マウリッツとバーバラには、守るために、と。 エリアスには……確実に迎え撃つため、とでもしてもらえば、 多少は呑んでもらい易く、ならないだろうか……。 分散して対処せざるを得ない場合は、配分が難しいな。 仮に3:3:2となると、守る手段も限られてくる…… スキル的には光縛封と、必要あればスケープセイントも取得はして来れるので、 多少は時間稼ぎできればと、思う。

  4. セヴラン・クアルト

    エルフのシューター セヴラン・クアルトだよ 宜しくね この三人に絞られたって事は この三人しか残っていないって事かな… と言う事はさておき。 そうだね出来るなら一か所に纏まって貰いたい ベックマン氏にはサマエラさんが言ってる様にこちらが護衛すると言うよりは囮になって頂く位で 協力を頼むもありだと思う。 参加者でヒューマンはシルヴィアさんだけだから やるとするなら交渉を頼むことになってしまうけれど。 でも最低限 二手に別れるのは想定に入れおくと良いかもしれないね。 3:5位かな… 何処かに集まって貰うにもその道中も気を付けるに越した事は無いから それぞれついた方がいいと思うよ。

  5. スィーリーン

    リザードマンのキャスター、スィーリーンと申します。 よろしくお願いします。 一か所に集まって頂くのは良い案だと思います。 エリアス様が拒否されるのも確かにありそうと思いますので、 二手に分かれる想定もしておいた方が良さそうですね。

  6. フリューリングスルフト=ティエラ

    シーフのフリューさぁ、よろしく。 一か所に集まってもらって守る、うん、良いと思うさぁ イアリさんの口利きもお願いできたらと思うけど……どこまで叶うか、かな やからセヴランさんと同じく、シルヴィアさんに交渉役をお願いできたらなと思う 二手に分かれる方も考えるの賛成さぁ 護衛中、戦闘前も戦闘中も戦闘後も。うちは常に索敵と自分たち以外の存在にマーク付与しておくさぁ。

  7. No.7

    スール、キャスターだぜ。 先に言っとくが戦闘の依頼ってのは初めてでな、勝手がいまいちわかってねぇ いつも通りできる事を考えりゃいいんだろうが……変な事を言ってたら教えてくれっと助かるぜ で、だな。一か所に集まってもらえるならそれが一番やりやすい、と俺も思うぜ 向こうさんにとっても一度で三人仕留められる、って事にもなるだろうが、そこはこっちが頑張るところだしな。 まあ、そもそも夜までに全員合流させられるかってのがちょっと分かんねぇ所だけどよ…… 灰の湖都でおきてる、って事だからそう離れ離れにいるって訳でもねぇだろ、だよな? >エリアス=ベックマン ベックマンの説得はヒューマンがやる、方がいいのか? ヒューマンシジョーシュギ、ってのはつまり、ヒューマン以外が嫌いってことだろ 連れてきた先に俺が居たら騙したとかなんとかって怒り出しそうだぜ、先に説明しといてくれよ >マウリッツ=ハーヴェン 負い目があるってのがちょっとあれだ、なんだ、よく分かんねぇんが、こいつ守られてぇ気、あるか? それがねぇならふらふらーっと敵の方行っちまったりしねぇか、ちょっと心配だと思うぜ >集める どこに集めるか、ってのは決めた方がいいもんなのか? 誰かの家にすんならあんまりでかいもんは振り回せねぇし、 外なら外で上とか横とか開けてっから、色々見なきゃなんねぇ所は増えるぜ にしても、偉い奴ってのは飯食ったり狙われたり忙しいもんだぜ…… ハーヴェンが襲われてるってんならロヴェルの奴も狙われそうなもんだけど まあ、あいつは強いらしいから護衛はいらねぇって事なのかな?

  8. ライオネル・ギシュム

    ウォーリアのライオネルだよ!よろしくね。 まさかロヴェルさんがこんな状況になるなんて思ってなかったから どんな顔すればいいか分からなくて、取り合えずぬいぐるみになるよ…。(ずーん…) 今になって考えれば、前の依頼の『なぜなら彼女はずっと、ロヴェルのそばにいるから。』って気持ちの問題じゃなく、死霊術でこの世に留めてるって事…? 俺はリリーさんにもキーリさんにも、もう泣いてほしくないなって思ってるんだ。 ロヴェルさんはまだこっち側に戻ってこれると信じて、説得したいなって思う。 全員に復讐しちゃったら、もう戻ってこれないと思うから ここで何としても3人を守りたい。 >一か所に集まって貰う 俺もそれがいいと思う。 3人を纏めて光縛封に入れられれば、1、2ラウンドくらいは耐えれないかな? ロヴェルさんがキャスターだからすぐ壊されちゃうだろうけど、時間稼ぎにはなると思う。 >個人行動 高レベルキャスターだとシザーロアを付与するのは厳しそうなんだよね。 ドラゴンチャリオッツで吹っ飛ばすとか、カバリングで要救助者を守る方が効果がありそうな気もするから、スキルについてはもうちょっと悩む…!

  9. ナハシュ

    シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 可能なら1ヵ所に集める、難しけりゃ2手、という形で同じく賛成だな。 合流についてイアリ・ハーヴェンを使うのも悪くねえと思うぜ。 ハーヴェンに連なるものなら、あのババアからの呼び出しは早々断れなさそうだしな。 場所については、敵さんのルール的に1日一殺かつ今日中に一人やるんだろ?ってなると3人集めるならそれぞれ近いとこに居るのが前提になるよな。 3人のうち誰かの屋敷か、近場の空き家を借りる形とかはどうだろ。 3人(もしくは2人)+俺らが1カ所に集まれる護衛に適した場所となると、そこそこ広くねえといけないだろうしよ。護衛中それぞれの事情を聴くのも兼ねるなら、個室に分けておいた方がよさそうな気もするが。

  10. シルヴィア・A・カペル

    成程……確かに口利きはイアリにお願いするとしても、集める理由は三人に正直に伝えても良さそうだね。エリアスには「犯人を迎え撃つため囮になって欲しい」と説明するのも賛成だ。 マウリッツとバーバラは素直に言う事を聞いてくれそうだけど、万が一エリアスを説得できなかった場合はセヴランが言ってくれたように3:5で分かれたい。エリアスに三人で。もし分かれてもお互いすぐ駆け付けられる場所が良いな。 >エリアスへの説得 了解だ。私がエリアスに頼んでみるね。 ヒューマン相手になるから少なくとも話は聞いて貰えると思いたい。 >マウリッツ あ、そうか。彼は断罪されたいと思っている可能性もあるね。その場合は説得、駄目ならマークするしかないかな……私はエリアス対応になるから、誰かにお願いしたいな。 >集める場所 スールやナハシュが言ってくれたように、灰の湖都で起きている事件だし、ハーヴェンの血筋が狙われているから三人の距離はそれほど離れていない筈だ。 ……いっそ、バーレン城に集めても良いかも。晩餐会の会場になった大広間もあるし、もう少し小さいホールや話を聞きやすい個室もあるかもしれない。イアリに召集をかけて貰うなら違和感がない場所でもある。ホールは窓が多そうなのと、そもそもロヴェルが住んでいる場所だから構造把握されているのがちょっと心配だけど……。 三人とも広い屋敷に住んでいるだろうし、誰かの屋敷でも良いと思う。

  11. シルヴィア・A・カペル

    連投ごめんね。 >ロヴェル 恋人の魂を傍に置いていそうだよね。キーリが悪い子だったら器にされていた可能性もあるのかな……私も出来る限り説得したいと思うよ。 ……「生命力???」は、彼が持っている魂が生命力になっているか、盾にしているか、ありそうだよね。今まで何人か殺したみたいだし……あくまで想像だけど。 >戦闘での個人行動 とにかく急いで光縛封を彼に撃って1ターン消費させたい。 【霊剣】は厄介なスキルだね。魔防物防低下の後にまた霊剣を使われたら更に困ってしまう。集合による頭割り軽減も考えてるよ。回復スキルも持って行きたいな。 >護衛班 説得もあるし、二手に分かれる場合はエリアス護衛班に行く予定だ。 勿論三人一か所に集められるのが一番だけどね。

  12. フリューリングスルフト=ティエラ

    シルヴィアさん、エリアスさんへの説得役ありがとう!よろしくお願いします! >マウリッツにマーク んむむむ。戦闘中は周囲警戒したいなぁ思うので、他の方にお願いしたい。 でも希望なので、誰もおらんかったらやるよ。 >ロヴェルさんに護衛>スー・ルーさん 次の犠牲者にあたりをつけている、って解説にあるから、いまのところはロヴェルさんは大丈夫って判断で、やから「今は」護衛はいらないってことなんやと思う。 OPはPL情報やし、解説でもイアリさんは心当たりあれど名前は伏せている状態なので、PC視点からの考えというのは少し難しいなと思うから、恐らくこういう事なのでは?という推測になるんやけど。 ここに至るまでの情報(過去依頼)とイアリさんからの情報で推理(落とし込み)し、ロヴェルさんに犯人かなぁ疑う事は出来ると思うし、戦闘中にもしかしたら顔見れて、犯人が誰か分かってロヴェルさんだったら説得するっていうのも、たぶん行動としては出来る思う、かなっ。

  13. フリューリングスルフト=ティエラ

    連投ごめんさぁ! >集める場所 バーレン城は、確かに広い場所あるけど、、、キーリさん達もお城にいるん、だよね? 騒ぎを聞きつけて戦闘に巻き込まれたりとかしないかなってちょっと心配がある。 もしお城の一部が戦闘で壊れたりした場合、あ、勿論しないようにしたいけど。 その騒ぎが領民の方まで広がって不安にさせたら、隠してる意味がなくなってしまうから避けたいなって思った。 ので、護衛対象3人のどなたかのお屋敷とかが良いかなって思う。 その場合、犯人が3人の居場所を知らず、空振りした結果他のハーヴェン家の誰かを襲う事は阻止したいので。(もしかしたらアンダーテイカーが情報収集してて犯人に伝えるかもだけど、シナリオとしてそういうことは起こらないかもしれないが念の為) なんかこう、それとなーく、どこどこで3人がお茶会(仮)開いてるんだってーみたいな情報を流しておきたい。これは流す相手をロヴェルさんに限定ってしても良いかな。 >3人に事情聴取 個室に分けるって話が出てたね!うん、それは賛成。昼間とかにやれたらな良いなって思うさぁ

  14. No.14

    >集まる場所 ……あー、三人の誰かの家、ってんならベックマンの家、で良いんじゃねぇのか? や、まあヒューマン以外は家に入れてもらえねぇって可能性はあるだろうけどよ。 そいつの家に俺らが行く、って形なら少なくとも合流できねぇって事にはならない……よな? 広ぇし城でもいいかと思ったけどよ、フリューが言うように確かに関係ねぇ奴が沢山いそうだぜ 城より屋敷の方が壊しちまっても怒られなさそうだしよ、俺はどっちかってと屋敷の方がいいな >マウリッツ=ハーヴェン/エリアス=ベックマン もし守られたくねぇって嫌がるんなら、こう、ぐるぐるっと……しちまうのもありじゃねぇのか?駄目か? 婆さんも死にさえしなきゃ良い、ってこったろ?下手に動かれるよりは小さく纏めておく方が楽だぜ >戦闘での行動 迷ってるぜ。 いや、まあそもそも戦闘にならねぇ筋ってのはありはするんだろうけどよ。 えーっと……まず、倒すんじゃなくて耐えきればいい、って考えであってんだよな? じゃあ、アイアンウォールとか、あー……魔霞か?守れるやつと、命中を落とすやつだ もしそういうのは足りてる、殴っていい、ってんなら殴るぜ。いや、言ってみただけだ。 うーーん……悪ぃ、もうちょっと考えるぜ、良い案あるなら教えてくれ。

  15. セヴラン・クアルト

    >ハーヴェン伯にそれとなく伝える 何処に集めるにも人を移動させなくてはいけない訳で。 いっそ僕等で迎えに行ってはどうだろう? 口利きや招集の一筆を大婆様に 馬車の融通はハーヴェン伯に頼んで見るとか。 馬車は大婆様に頼んでも馬丁から伯に伝わると思うな 伯に挑戦状を叩きつける様なものだけれど、 被害者が想定されているなら、当時の関係者は城の二人を除いたらもうこの3人しか居ないんだと思うよ。 他の家や人は襲わないと思いたい。

  16. ナハシュ

    >交渉 エリアスはカペルが行ってくれる感じか。助かるぜ。 他二人も齟齬がないよう決めといた方がいいかな?異種族みたいな地雷がなさそうなら、まあ適当に誰か行くでも良いかもしれねえが。 >ハーヴェンにそれとなく伝える イアリや屋敷の住人に噂で流してもらう程度で自然と耳に入るようにした方がいいんじゃねえかな。茶会みたいな噂は、個人に限って流す方がかえって難しそうだ。 あとは同じくこの3人以外が襲われる可能性について、今回考える必要はないと思うね。理由はクァルトが上げた物と同様だ。それはそれとして行動を誘導するために噂を流すのは異論ない。 確実に着て貰って迎え撃つ方針ならガチの居場所を、ブラフを立てて多少時間を稼ぎつつってんなら別の場所を流すのでいいんじゃねえかとは思うな。 >マウリッツ、エリアル どうしても気になる乃至相手が落ち着かない様子なら、同じくふんじばるか意識刈り取っておけばいいんじゃねえの?置物の方が護りやすい事はままあるよな。 まあ移動中や合流後事情聴取の段階で向うさんが非協力的なら取っても良い手段だと思うぜ。 >護衛/襲撃時 アイアンウォールで遮っちまうのはありだと思うな。範囲攻撃は地味に困る。 個人としては同じく索敵用の捜波は持って行くつもりだ。後は単純に魔乱印で火力低下を狙うのと、他は光縛封やその他周囲に合わせて動ければと思う。

  17. ナハシュ

    光縛封やチャリオットについては異論ねえし、光縛については少しでも破壊を遅らせるよう印を打てたらと思うぜ!

  18. シルヴィア・A・カペル

    >ロヴェル 前回の晩餐会の依頼でロヴェルがキャスターだと聞き出してくれた冒険者がいる。かつ、ハーヴェンの為ならあらゆる手段を尽くしそうなイアリが口籠る相手というと、バレるとハーヴェンにとって不味い相手……身内の恥ということで、ロヴェルだろうと推測するつもりだった。領主のロヴェルを狙われる候補から外している時点で怪しいなって。 フリューの言う通り、推測したり戦闘中に顔を見たりで説得行動は出来ると思っているよ。説得されてくれるかどうかは……頑張ろう。 >ロヴェルに伝える ロヴェルは領主、かつアンダーテイカーも味方にいる死霊術師だから、イアリからの依頼だとしても依頼内容は筒抜けにはなっているかも。あとは「此方がどう動くか」が不明……噂を流して行動を誘導するのは良いと思う。嘘を言ってもバレそうだから本当の居場所を。私も彼は他の家や人は襲わないと思いたい。 >集める場所 確かに城だと無関係の人を巻き込んでしまう可能性があるね……エリアスの家でお茶会にしてもらおうか。イアリに頼んでみよう。例え護衛や囮を拒否されたとしても、自宅に集まっていたらもう受け入れるしかないかなって← >護衛対象を縛る 皆アグレッシブだね……!?( 確かに、動かない方が逆に守りやすいかも……? と、ともあれ最後の手段、必要なら辞さない形で。 >戦闘 ああ、3ラウンド防衛出来れば良いから倒す必要は無いよ。スキル情報等を取得できればとも思うけど、可能であればかな……スールのアイアンウォールやナハシュの魔乱印、有難い。是非よろしく頼むよ。 ロヴェルはキャスターだから魔霞は掛かるか分からないけど試してみて良いと思う。

  19. フリューリングスルフト=ティエラ

    明日の朝出発やから、現時点での全体の流れをひとまず、まとめてみたさぁ 案に対して意見が多かった方を採用って形にしました。 間違っている部分等あれば言うてくださいな! 全体の流れ 護衛対象3名を一か所に集める 理想はベックマン家。説得はシルヴィアが行う。 拒否時はベックマン家に3名、近場の空き家を拝借しそこに残り護衛対象と冒険者を配置。 戦闘時、護衛対象を守り切る事優先。 3人の居場所は「茶会」の噂として城内に流す 準備 守りやすさ等を考慮し護衛対象3名を一か所に集めたい旨をイアリに伝え以下の協力を願う その際の表向きの理由は「茶会」 ・護衛対象を迎えに行く馬車の手配 ・もしエリアス氏に協力拒否された時の空き家の拝借 ・護衛対象3名への冒険者へ協力してほしいという口添え ※護衛対象3名には正直に此方の目的を伝える こんな、ところ、やろか? 抜けてるところあったらごめんっ。問題等なければもう少し文字簡略したりして、うちのプレイングに【全体方針】として載せようと思う。 >二手に分かれる場合の護衛分担 今からもうプレイングに間に合わん方もおるかもしれんけど、こう、一応どっちにつく予定だよ!っていうのがわかるといいかな、と!( エリアス:シルヴィア マウリッツ&バーバラ:フリュー

  20. スィーリーン

    発言の間が空いてしまって申し訳ありません。 全体の流れ、有難うございます。異論ありません。 戦闘時には移動阻害等、相手の動きを鈍らせる魔法重点で使用しますね。 >二手に分かれる場合の護衛分担 私は異種族になりますのでマウリッツ様とバーバラ様の方に回ります。 エリアス:シルヴィア マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン

  21. サマエラ=フォリウム

    私も間が空いてしまったな、済まない……。 フリューはまとめをありがとう、とても助かる。 タグ記載もありがたい……文字数厳しい場合は、私も分担して受け持てるので、 その際は教えてもらえたら、幸いだ。 集合場所は、キャスターのスキルでまとめて薙ぎ払われない程度の広さがあれば、 どこでも問題ないと思うので、理想はエリアスの屋敷で、私も異論ない。 拒否時に空き家を借りるなら、その時は庭とかでも良いので、 そこでも多少広さを確保できると、良さそうだろうか……。 縛ったり等は、そうだな、二手に分かれた際のエリアス1人に対する場合は良いが、 以外だと他の護衛対象の心境にも、影響がありそうな気はするので、 縛るなら、全員縛るでも……。とはいえ、最終手段扱いで良いとは思う。 戦闘面は、ひとまず全員集合できた場合、 シルヴィアが光縛封をロヴェルに使ってくれるなら、私の方は護衛対象達へと使っておこうか。 こちらのヒーラー行動後にロヴェルが光縛封を破壊し、 次ターンヒーラー行動前に護衛対象へ攻撃される……流れが、一番マズそうに思うので、 最低限、それは防げる状態にできれば、と。ついでに、勝手に動かれるのも防止に。 護衛分担は、ヒーラーを分ける形にするべきか。 エリアス:シルヴィア マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ

  22. フリューリングスルフト=ティエラ

    こんな感じでプレイングに記載したさぁ! けれど、、、お言葉に甘えてサマエラさん! 『〇準備』以下のところ、受け持ってもらってもえぇやろかっ 【全体方針】 護衛対象を集合させる 場所はベックマン家⇒交渉役シルヴィア 交渉決裂⇒ベックマン家に冒険者3名、近隣空き家or庭などを拠点とし他護衛対象&冒険者配置 「茶会」と称し居場所を城内に情報流す 3名には集合理由を正直に話す 〇準備 護衛の為対象3名を集めたい旨イアリに話し、以下の協力願う ・表向き集合理由「茶会」 ・移動馬車手配 ・エリアス氏交渉決裂時の近隣空き家の拝借 ・護衛対象に冒険者へ協力願う口添え文

  23. サマエラ=フォリウム

    ああ、承知した。それではそちらは、私の方で受け持とう。 【全体方針】タグも付けておくので、一緒に参照してもらえると思う。 改めて、フリューはまとめと記載に感謝を。

  24. セヴラン・クアルト

    シルヴィアさんは交渉を請け負ってくれてありがとう フリューさんは纏めをありがとう。 馬車の手配の件は此方で書いておくよ 自分で言ったことだしね 移動時の索敵含め騎乗スキルを取って 御者をやってもいいと思っているよ。 僕はエリアス氏の方へ行こうか。 フードを被れば耳は隠せるし パッと見はヒューマンで通せるだろう。 スキルは索敵系のものと 戦闘時のものは少し考え中だよ エリアス:シルヴィア マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ エリアス:シルヴィア、セヴラン マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ

  25. No.25

    おう、フリューは纏めてくれたのか。すげぇわかりやすいぜ、ありがとな。 サマエラも助かるぜ、これで迷子にはならねぇだろ。 とりあえずスキルはいれておいたぜ。 言ってたアイアンウォールと魔霧だな 配置だけどよ、あー……敵の攻撃は三人で一緒に受けた方がいい、んだよな? てこたぁ、そっちに行くのがお前らで、それがヒーラーとシューターって事は、 多分遠くから殴るやつが一緒にいた方が良いって事、だよな、多分。 まだ決まってねぇのが、俺とナハシュとライオネルとだから、ってなると俺が行く……って事になんのか? 間違ってねぇなら、俺ぁ別に構わねぇけどよ、さすがに今から身長縮めってのは無理だぜ、大丈夫か? ま、とりあえず一応そう書いとくけどよ。この考え方であってんのか、自信ねぇぜ エリアス:シルヴィア、セヴラン、スール マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ

  26. ナハシュ

    纏めや全体方針ありがとさんだ。 プレには方針に順ずるように書いておく。 捜波持ちが分かれた方がいいだろうから、俺がエリアスの方になるかな。 別に道中奴の視界内に居る必要はねえだろうし、あとまーフード被れば何とかなるだろたぶん。 エリアス:シルヴィア、セヴラン、スール、ナハシュ マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ

  27. No.27

    ん、おう。そうか、悪ぃ、間違えてたな ベックマンの方には三人って事だから、じゃあ俺が移動して…… エリアス:シルヴィア、セヴラン、ナハシュ マウリッツ&バーバラ:フリュー、スィーリーン、サマエラ、スール、ライオネル 多分、こうだな。

  28. セヴラン・クアルト

    スーさんは 移動ありがとう スキルは一先ず移動阻害ができるグラビティボルトを持っていくよ。 光縛封と同へクスに重ね掛けできるなら 索敵はホークアイだけにして  視線を遮れる濃煙炸弾も良いかなと思うんだけど そこはルール確認中だね。

  29. セヴラン・クアルト

    ああ、申し訳ない光縛封は敵じゃなくて 3人を守る為に使うんだね

  30. ライオネル・ギシュム

    間が空いちゃってごめんなさいー! シルヴィアさん説得ありがとー! フリューさんは纏めと全体方針ありがとー! サマエラさんも準備のプレ受け持ちありがとー! 本当助かる…! 室内だとチャリオッツであんまり吹っ飛ばせなそうだし、特性スキルはカバリングにするね! 物防も魔防も上げておいたから【霊剣】も魔法攻撃も耐えれると思う!多分! 取り合えず守って耐えきれれば勝ちなのと、ロヴェルさんを攻撃はしたくないなって思いがあるので 装甲防御とチャージングとヒールで行く予定だよ。

  31. フリューリングスルフト=ティエラ

    おはようございます! サマエラさん準備んところの受け持ちありがとう!助かるさぁ! セヴランさんも馬車手配協力ありがとうさぁ! >スー・ルーさん 仮に二手に分かれた場合の各々の分担やので、どっちになっても光縛封などで対象を守るって感じだけでも良いかなと思うさっ でも移動ありがとうさぁ! >光縛封 3人を守るのにも、敵の足止めとターン数稼ぎにも使用出来たら良いなって話出てたから間違ってないと思う! ライオネルさん頼もしいさぁ!よろしくね! とりいそぎな返信になってしもうてごめんさぁ!それじゃあ依頼頑張ろ!!

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0