【学乱】白澱の火種

京乃ゆらさ

コメント 26

シナリオID:1270

オープニング

 ザリザリと爪を齧れば気分が少し落ち着いた。
 ザリザリと、ガリガリと。血が滲み、爪の間が朱に染まっていく。1秒ごとに色鮮やかに変わっていく指先はひどく美しく、男――灰目は心が満たされていくのを感じた。
 近頃は失敗続きでささくれ立っていた心が嘘のよう。邪魔ばかりしてくる冒険者(クソ)どものことを考えても、今ではほんの少ししか腹立たない。
 爪というのは何故こんなにも安心するのだろう。指を舐(ねぶ)る感触も、味も、鈍い痛みも、色も、舌に残る爪も、噛み砕く音も、何もかもが安らぎを与えてくれる。
 母ちゃん、のようなものなのかもしれない。灰目は思う。もう見ることも話すこともできない母ちゃんが見守ってくれているのだ。
 失敗だらけで落ち込んでいた気持ちが慰められているのが、自分でも解る。あまりの温かさに涙すらこぼれそうになって、しかし灰目は天を仰いでそれを堪えた。
 自分にはやらねばならないことがある。泣くのは全てを終えた後だ。
 灰目はごしごしと目元を拭うと、机の上の紙に視線を落とした。そこにはいくつかの襲撃案が記されている。既に何度となく検討してきたことだが、それをもう一度確かめる。母ちゃんが見守ってくれているなら新しい何かが思い浮かぶかもしれない。
(毒は使えない……超長距離もできない……魔獣も使えない……数でも押せない……クソ……クソクソクソ冒険者(ゴミ)がッ! あのクズどもがッ、クズどもがいなけりゃ……)
 貴族派などと派閥で遊ぶボンボンに取り入ったのは良かった。そのガキが学園守衛の1人やら何やらを手駒にした時は最高だった。だのに冒険者どもが学園に出入りし始めたせいで全部台無しだ。
 ボンボンは捕まった。自分にとって面倒だった女教師は確保できなかった。物に宿るエーテルの性質なんか研究するな。おかげで自分の白澱(エーテル)を長期的に摂取させ続けることができなくなった。
 仕方ないから自分で直接動こうと思ったら抜け目のなさそうな冒険者どものせいで動けなかった。散々だ。
(クソッ……やってやる……やってやりゃあいいんだろッ!!)
 なあに、母ちゃんがついてるんだから何とかなるさ。
 ザリザリと爪を噛み砕く灰目の指に指輪などは一切ない。
 灰目はただ自分のために人を殺す。人を――帝国人留学生を殺し、国同士(クソども)が争うのを嗤ってやる。

●ウィストラータ・メルシャートの選択・1
「かしこまりました。講義が終われば可及的速やかに護衛と共に帰宅いたします」
「……うむ。日中に何かがあった時は校長先生の許に避難するように」
「はい。行ってまいります」
 ウィストラータ・メルシャートは父イエンゼンの忠告に恭しく一礼し、邸を出る。
 華美でもなく質素でもない、実直という言葉が似合う邸を振り返り、ウィータ(ウィストラータ)は息を吐いた。
 学園の騒動が表面化してから父は随分と裏で動いているようだけれど、それを知らされたことはない。冒険者の様子等から悟っただけ。しかしそれでも解ることはある。
 朝にあんな注意を長々と聞かされるほどに、危険性が増しているのだろう。
 そして大きな争点になることと言えば、生徒会総選挙。つまり選挙までに何かが起こる――かもしれない。
 けれどもウィータはそこまで考え、自嘲の笑みを浮かべる。
 自分にいったい何ができるものか。授恵者となれたのに大した能力は得られなかった。唯一、目が良いだとか胆力があるだとか言ってくれた人はいたけれど、それ以降で何ものかと戦わせてもらえたことはない。
 所詮はその程度。結局のところ、やはり才能はなかったのだ。
 軋みを上げる胸を無視し、馬車に乗り込む。硬い背もたれに身体を預け、ウィータは乾いた笑いを零した。
「……そうだ」
 ――危ないというのなら、何かと戦う機会があるのでは?

「ファウドク様、彼女の護衛をいたしましょう。人は護られれば恋に落ちるものです」
「いやそれは偏見だと思うが……」
「狩猟大会です。大会当日に彼女は森に出ます。その時こそ絶好の機会ですよ」
 かくてウィストラータ・メルシャートはザカラート・ファウドクと共に狩猟大会の運営として同行することになった。
 帝国人留学生、シュレーディレ・ルンスヴェートを護衛するために……。

●狩猟大会
 大会の行われる森は、木漏れ日溢れる穏やかな自然だった。
 深すぎず、けれど直射日光を概ね遮ってくれる木々。落葉は絨毯と言うほどではなく、地面は踏み締められる程度に歩きやすい。森の恵みは豊富で、多くの動物たちが生存競争を繰り広げている。
 森の中心部付近は冒険者が下見した結果、脚に刃の生えた大蜘蛛の魔獣の巣があるだろうと推測されたものの、縄張りに立ち入らなければ基本的には問題ないだろうと思われた。
 また大会本部のある泉の畔は広場のようになっており、多人数でゆったり過ごせる場所になっている。下見段階でお茶会ができるように整えられたため、付き添いで来た令嬢も退屈しない。
 前日の昼間に小雨が降ったようで、それだけは不安要素だったが、地面のぬかるみや川の増水はなく、問題なく大会を決行する向きとなっていた。
「それでは皆さま、本日は面倒事を忘れて楽しく森で遊びましょうね。狩猟に参加される方、殿方のご活躍を心待ちになさる方、大会運営をお手伝いいただいた方、全ての方々に感謝いたします」
 泉に薄く朝靄がかかる中、シュレーディレ・ルンスヴェート(帝国人留学生)の挨拶から狩猟大会が始まった。

 シュレーディレが主催した狩猟大会は、参加者数80余名となかなかの盛況ぶりを見せていた。大会に参加しない従者や同行者を含めれば、数は倍以上に膨れ上がるだろう。
 その中には最近の物騒すぎる学園から逃れたくて参加した者もいるだろうし、避暑で遊びに来た者もいるだろう。
 そのおかげもあってか、大会本部を設営した森の泉近辺は、下見の時以上の騒がしさに満ちている。シュレーディレは本部からその光景を見回し、狩猟大会の成功を確信した。
 大会と言っても本気で狩猟の腕を競わせたいわけではない。ただ生徒会総選挙を盛り上げる一環として企画しただけだ。立候補して狩猟でアピールしたい人もいるかもしれないが、極論、気分良く遊んで少し選挙の話でもすればいい。
 透き通った泉の傍でお茶会を楽しんでいる令嬢。しっかりと警備している人たち。森の中からは狩った獲物を持ってくる者が時折現れては、集計小屋に報告してまたすぐ狩りに戻っていく。
 彼ら彼女らの姿を見れば、やはり主催してよかったとシュレーディレは思う。
 冒険者の情報を受け取ったらしい騎士団から、自分が狙われているかもしれないという警告を聞いた。少なくとも現地に行くべきではないとも。だが主催者としてそれはできない。
 シュレーディレは自然の音楽に耳を傾けながら、ゆっくりと紅茶を飲む。遠く鳥たちの鳴き声に、近く泉で跳ねる魚の水音。風に揺られた枝葉が歌えば、学生たちの姦しいお喋りが彩を添える。
 前日の小雨の影響か、川を伝いくる靄に煙(けぶ)る泉は涼やかで美しい。
「……、護衛の皆さまもお願いします。どうか私を助けてくださいな」
 シュレーディレがカップを置き、いかにもわざとらしくあざとさを見せると、冒険者ら(護衛)は各々面白い反応を返してくれる。

 狩猟大会の終わりまで約6時間。
 白澱の火種は、既に撒かれている。

解説

【支援派閥】無し このシナリオは学園生徒の投票率にのみ影響を与えます。影響力は成功度合いに準拠します。 ※このシナリオでは生徒会役員への立候補を受け付けます。詳細は【学乱】連動特設ページをご覧ください。 ▼目的 帝国人留学生の護衛 ▼状況 時刻は昼前から夕方まで。天候は晴れ。 PCは「シュレーディレ・ルンスヴェートに雇われた護衛」として参加することになる。 狩猟大会の警備は別にいる。 舞台は穏やかな森。中心部には大蜘蛛の魔獣が巣を張っているようだが、それ以外の場所は通常の小動物や狼、蛇、熊等いる程度。 下見の冒険者が獲物の分布図や地形情報を記した地図を用意し、また木々に色違いのロープを巻いて安全性を分かりやすく示しているため、狩猟大会参加者はかなり安全に狩猟に勤しむことができる。 今回、狩猟参加者には危険はないだろう。 森の外縁部にある泉の畔に大会本部が設営されており、その周辺でお茶会を楽しむ者などが多くいる。 シュレーディレもこの本部に詰めていて、ずっとお茶会に参加している予定。 下見の冒険者の証言から、怪しかった男の人相書きをシュレーディレが所持しており、大会警備にも大会参加者にもその従者にもその男がいないことを確認している。 またこの森を周辺の領主には特に危険性はなく、思想の偏りもないため、領兵等を警戒する必要はない。 ▼登場人物 シュレーディレ・ルンスヴェート  帝国人留学生。帝国における伯爵令嬢だった。非授恵者。  護衛対象。 ザカラート・ファウドク  王国人。伯爵家嫡子。非授恵者。  大会警備の一員として大会本部を警備する予定。 ウィストラータ・メルシャート  王国人。子爵令嬢。キャスターだが才能がなく現状メテオライトしか使えない。  お茶会に参加したり泉の傍で色々したりする予定。 ▼敵情報(PL情報) 灰目  メドゥの指先構成員。例の指輪の影響下等でなく、己の意思で行動している。  帝国人留学生を殺害し、それを王党派貴族の仕業とした上でヴィントで喧伝することで両国を煽ろうとしている。  特定の物質と己のエーテルを反応させ、物質に応じた効果を生じさせることができる。  効果は、毒や小爆発等、スキルに存在する程度のもの。 ▼その他 依頼成功度は護衛対象の状況と、他の被害状況による。 他の被害については、大会参加者より泉の畔にいる人たちの方が重要になってくるだろう。 護衛の形に囚われすぎず、複合的に行動することが重要かと思われる。

マスターより

どうもです。京乃です。 簡単に言えば、森の泉の畔にいる要人を護る依頼です。 舞台背景には拙作『【学乱】風見鶏の生き方』『【学乱】絡め取る糸』『【学乱】狩りとお茶は貴族の嗜み』がありますが、見なくても大丈夫な仕様かと思います。 前回のPCの活躍のおかげで狩猟大会参加者の安全が確保され、そして敵が独りぼっちになりました。 敵が、独りぼっちに、なりました。魔獣さん助けてあげてッ……! しかしながら立派に戦い抜いてやりますとも!(敵目線) ちなみに生徒会役員への立候補も受け付けておりますので、ぜひみんなで会長になろう! リプレイ字数に余裕があれば、立候補するよという会話を入れることもあるかもしれません。 さて、【学乱】はだいぶ危険なことになってきておりますが、こちらは相も変わらず課外活動。どうしてこうなった。 ……それではよろしくお願いします!

リプレイ

 森は奇妙な静けさ――に包まれる訳でもなく、下見時と同様に自然の営みが感じられた。
 狩人に交じり森に入ったナハシュは、適当な所で下生え(草木)に潜り、泉の見える所まで戻った。灌木の脇に屈み、むずむずと体を震わす。
(ぬぁ……下手すりゃこれで半日か)
 前回黒幕らしき男と間近で接したナハシュは乗馬服に似た服と帽子で変装していた。人目から外れた(ハイディングした)今ならもう脱いでいいか。いやだが万一を考えれば!
 そんな内なる誘惑に耐え、秘かに泉を監視する。
(さて。奴も変装してんのか?)
 視線の先には多くの人がいる。ここは彼らの喧噪が聞こえる程度に近いが、ここから見るそれはまるで隔絶された世界のようだ。
 ナハシュは独り、森に潜む。

●華やかなりしお茶会の裏
「しかし今日は快い気温だ。帝国人にはこのくらいが良い。そう思わないか、ルンスヴェート卿」
 ナタリア・フィッツジェラルドがカップを傾けて香りを楽しめば、護衛対象(シュレーディレ)は苦笑して頷いた。
「けれどその暑さが食の多様性に繋がるのかもしれない、とも思います」
「ふむ。植物の生育環境の話かね? 君は王国留学で何を見た?」
「心の余裕を」
 令嬢が人々を見回す。ナタリアが笑みを浮かべると、相手も花が咲いたように微笑んだ。
 異国で出会う同郷の者特有の気安さ。ナタリアは令嬢がそれを求めているのを感じながら給仕を呼び止める。
「軽食の準備を頼む。帝国料理があると嬉しいがね」
「かしこまりました」
 給仕――に扮したナハト・シュライバーが一礼し、調理場へ向かう。料理人に注文を伝え、幾つかの卓を巡っていく。
 その間もナハトは警戒を怠らない。背筋をピンと伸ばして歩き、周辺視野を広く保つ。血臭や薬品臭がしないかを念頭に置き、時に捜波まで使って。
 そうして働くナハト(ハーフビースト)に悪意を向ける者はこの場に殆どいない。それを不思議に思うナハトだが、帝国人(シュレーディレ)に紅茶を淹れる傍らそれもそうかと思い直した。
(彼女の賛同者(シンパ)が多いからか)
 同じ帝国人の彼女が作ってきた人脈にナハトは微かな憧憬を覚える。耳を震わせ、大会警備(ザカラート・ファウドク)に目を向けた。
(今、両国が争う訳にいかない。あちらも縁を繋ぎたいようですし、小さな所から関係を積み重ねたいですね……)
 両国の友好を深める為、まずは眼前の2人を結び付けたい。そうした個人の関係が帝国を守る事に繋がる筈だ。
 ナハトは給仕しながら、彼女(同じ帝国人留学生)を守らねばならぬと決意を新たにした。

「ギャメル、素直なのは美徳だが気を付けた方がいい」
「え? 何が……ですか?」
「先のルンスヴェート嬢のお願いを安請け合いしていただろう」
「? オレ何て言ったっけ、ですか?」
「任せてくれとか……いや、もうよい」
 首を傾げるギャメルに伯爵令息(ザカラート)が眉根を寄せる。その言動からはギャメル(ゴブリン)に対する好意が見て取れ、レティシア・レインフィールは薄く微笑んだ。
「仲良しですね」
「……」
 ザカラートは居心地の悪さを感じたか、咳払いして話を戻す。
「避難誘導は請け負った。小屋の前で纏まり、森の外側へ向かう事になるだろう」
「それがいい、です。下見である程度の危険は減らせたと思う、ますけれど、こういう時こそ破れかぶれの動きがあるかもしれない、です」
 蒋・璃龍が森の奥を見据える。
 狩猟大会の安全性を大いに高めたのは他ならぬ璃龍やナハシュらである。問題は純粋に、敵の襲撃だけ。璃龍はウィータ(ウィストラータ)に向き直る。
「同じ授恵者として、協力を依頼する、です、魔術師さん(キャスター)」
「……構いませんけれど」
 胡乱げな目を向けるウィータ。その視線にどうにも嫌な感覚を覚えつつ、
「護衛対象の最も近くで、最終防衛を担ってほしい、です。負傷する事自体が争いの種になりかねない、ですので、安全第一、です」
「……何故私に?」
「魔術師は貴女だけですから」
 レティシアが事もなげに告げた理由にウィータが納得し、頷いた。
 彼女(ウィータ)が璃龍との細かい話に移る一方、レティシアは他の大会警備とも挨拶を交す。
「下見から引き続き警備のお手伝いに参りました。よろしくお願い致しますね」
 ――握手をし(エンパシーで探り)ながら。
(警備の方に私達への悪感情はない……襲撃者が紛れるとすればお茶会……?)
 レティシアは思念的に可能性を絞り込んでいく。

●お茶会模様
「体調は悪くない、ですか?」
 シュレーディレの傍に控える璃龍が問えば、護衛対象は首を傾げて返す。
「大丈夫ですが、どうしてです?」
「小雨の影響で冷えた、ですので」
 話しつつも璃龍は視野全体をぼんやりと捉え、視界内の違和感を探る。茂みが揺れればそこを、卓上布(テーブルクロス)がズレたらその周りを。樹上や空にも目を向ける璃龍は、まさしく人体の死角を知る武を修める者らしい観点だ。
「確かにな」
 ナタリアが帝国風オムレツに舌鼓を打ち、璃龍に同意する。
「大きな行事がある上に敵の標的となっている現状、些細な事にも注意した方がよかろう」
「そうですね」
 頭を下げる彼女に璃龍がさらに踏み込む。
「今日だけではなく、体調が気になった時はある、ますか?」
 布で口元を拭い、水をこくりと嚥下してから令嬢は首を横に振る。
 自覚症状はない、と。だが長期的に蓄積させて弱らせる毒の場合、それだけで判断しては足を掬われかねない。
 璃龍が一礼して護衛に戻る。ナタリアはサラダに手をつけながら、良い視点だと呟いた。
「過去を疑うのは研究者として必要な資質だ。故に私も気になってしまう。怪しまれたかもしれないと思った犯人が少しも変装しないでいられるのかと」
「人相書きは過信すべきではない?」
 ナタリアが首肯し、ちらとお茶会参加者を見回した。
「無論、思念的調査(残留思念感応)でも警戒しているがね」
 よほど強固に心理を隠せる者でなければ、これを掻い潜って近辺に潜伏し続けるのは困難だろう。ナタリアは葉野菜の食感と優しい酸味(ドレッシング)に笑みを浮かべ、ゆっくりと咀嚼する。
 周囲に異常はなく、日差しは柔らかい。狩猟の方を見れば、共同で熊を狩った者が現れたとかで盛り上がっていた。

 ナタリアと同じく思念的警護(残留思念感応)を巡らせるレティシアは、幾つかの卓を回り(ホスト側として行動し)ながらナハト(給仕)と連携していく。
 各人と間近で接し、機会があれば相手に触れ(エンパシーで探り)、情報を共有する。
 敵が内に潜伏していればほぼ見抜ける。それ程の警戒網を構築していた。
 ――それ、故に。
 外の変事に気付くのが遅れたのかもしれない。あるいは湖畔だった(近すぎた)為か。
 泉の異変に警戒していたナハトもまた、状態が変じた訳ではない泉を即座に異変と断じる事はできなかった。
 泉は――泉の靄は。
 日が中天を越え(気温が上がりきって)微風が枝葉を揺らす今も尚、少しも晴れていない。

●靄
 ギャメルは敢えて目立つよう巡回警備していた。
 お茶会の場と森の合間を絶えず歩き、判りやすく目を光らせる。主に見張るのは魔法的・紋具的罠を仕掛けやすそうな所だ。
 例えば枝に魔弾を放つ罠を仕掛け、同時に発動できれば四方八方から飽和攻撃できる。あるいは狩られた動物が爆発しても場は大混乱に陥るし、鳥が空から落ちてくるのも怖い。そうして幾つもの可能性に思い巡らす内の1つに、それがあった。
(靄、か。ちょっと怖ぇな……あいやオレは怖くねぇけど!? でも靄だか煙だかってよく見るんだよな。授恵者の技能で……)
 射手(シューター)の煙幕は言うに及ばず、祈雷の前兆など霧そのものだ。今のところ泉の靄が拡大したりお茶会の場を覆ったりはしていない、が。
 ギャメルは泉からやや離れた所で、誰よりも靄の事を考えていた。
 だから、気付けた。
 日が傾き、何者かが潜みやすい夕闇がそこらに生まれるより先に。
(……普通の靄って、消えねぇんだっけ?)
 ふと疑問を覚えた瞬間ぞくりと悪寒が走り、考える間もなくギャメルは笛を吹いた。

 甲高い警告音が森に木霊する。
 即座に警戒態勢に移るお茶会班。護衛対象が立ち上がり、大会警備が何事かとギャメルを見た。四方を警戒した璃龍らを除く殆どの者が泉と逆側のギャメルに目を向けた、その間隙に。
 泉の方から何かが放たれたのを、ギャメルは視認した。
「ッ光縛封ゥ――――!!」
 叫びながら駆ける駆ける駆ける!
 見る間に縮まる護衛対象との距離。が、遠い。ギャメルが届くより早く光が溢れた。
 爆発――いや。
 誰かの光縛封が発動しているのが黒煙越しに見える。問題は間に合ったか否か。ギャメルが黒煙に突っ込まんとした直後、足下から激しい衝撃が奔った。

●灰目
 森に潜んだナハシュは昼食も水と干肉で済ませ、広場の周囲を少しずつ移動していた。
 東から出発し、南を回って西へ。北に泉がある事を考えれば人々の退路を確保したとも言えるが、そうして他者と異なる距離・角度から護衛したが故に判る事もある。
 ――襲撃の瞬間。
 泉の淵、決して深くない葦原の中から何かが放たれた瞬間を見たのはナハシュだけだった。
 ギャメルの笛に爆発音、遅れて重なる悲鳴。長閑だった広場が戦場へと姿を変える中、ナハシュは地を這い駆ける。
(あの葦原……隠れられる高さもないと思ったが)
 事前に穴でも掘っていたか。走るナハシュの視線の先、見覚えのある男がのそりと姿を現すと再び何かを投擲する。鋭く飛んだそれがお茶会付近に着弾するや、爆発が黒煙をさらに撒き散らした。
 哄笑。仇敵を殺したが如く男が高笑いを上げている。お茶会側をちらと見やれば上空、黒煙舞う狭間に光柱が見えた。護衛は充分。ならば自分は攻めるのみ。
 捜波(マーキング)。敵がこちらに気付いたがもう遅い。跳び上がって加速したナハシュが半身から腰を捻り、引き絞った腕に速度を乗せて、体ごと拳(暗針)を突き出した!
「ッ■■ぁあ■ぁ■■■ああ!!!?」
 渾身の毒撃を腹に喰らった男が土煙を巻き上げ吹っ飛んでいく。ナハシュは勢いままに前転して体勢を整えると、砂交じりの唾を吐き捨てた。
「うるせえよ」

「ッ光縛封ゥ――――!!」
 その警告を認識した刹那に動いた(ダイスが囁いた)のはナタリアだった。光柱がシュレーディレを包み、直後、その光に何かが触れた。
 爆発。
 黒煙が辺りに拡がり視界が黒に覆われる。が、自身の損傷はそれ程でもない。見回せば煙の合間に見え隠れする卓も全滅という訳ではなさそうだ。ナタリアは大声で屈むよう指示しながら目を細めた。
 衝撃が光柱から横に抜けたおかげで被害が減っている。幸先が良い。遅れてレティシアの光柱が、泉に対して壁となるように立ち昇る。流石だ。ナタリアは独りごち、立ち上がった。
「離脱できる者は泉と逆側へ! 動けない者を見つけたら声を上げろ! 大丈夫、私がすぐに回復しよう、全ての者をだ!」
 治癒師(ヒーラー)として従軍経験すらあるナタリアの冷静な声が、混乱の最中にある人々の心を鎮める。
 一方で同じく令嬢方の護衛に動くレティシアは光柱を顕現すると、傍の人々に癒しを与えていく。
 光柱の中を見れば、椅子に座り直した護衛対象が優雅に紅茶を飲んでいた。その精神に感嘆しつつレティシアが5人目を癒した時、黒煙から影が飛び込んできた。咄嗟に構え、
「待った! オレだ!」
「っ、ご無事……ではございませんね」
「オレの怪我より護衛だぜ!」
 へへ、と笑うギャメルを癒し、レティシアは辺りを見回す。
 気付けば攻撃が止んでいる。光柱が切れるより先に2人が泉側に回ると、黒煙を貫く光がまさに放たれたところだった。
 魔弓を限界まで引き絞ったナハトの一矢。遠く破裂音が響いたと思うや、ナハトが呻きを漏らして膝をついた。応射か。黒煙を貫いただけにその射線はさぞ判りやすかったろう。
 光柱が解け、黒煙が薄れていく。テーブルを横倒しにして護衛対象を匿うと、ギャメルとナハトが前、レティシアとウィータ(ウィストラータ)が後ろの布陣を敷いた。

 敵が血反吐を吐いて立つのと、璃龍が中距離から斬撃を放つのはほぼ同時だった。
 咄嗟に靄を纏って逃れんとする敵だが璃龍の武はそれ程に甘くない。腰元を削られ敵が体勢を崩すと、ナハシュが伸び上がるような攻めを見せた。たたらを踏んで尻餅をつく敵。その位置に合せて璃龍は細かく動き、護衛対象との射線を必ず遮る。
 捕縛を優先しつつ、けれど焦って起死回生の一手を与えない。美しい立ち回りを見せる璃龍の脇を、光の一矢が貫いた。着弾し、炸裂した(ナハトの)矢が過たず敵を穿ち、瞬後に応射が迸る。
 ナハトの呻きがこの場にまで届き、しかし璃龍とナハシュは止まらない。
 敵にかける言葉も味方への合図も何もない。武力を以てこの騒動に幕を引く。2人の脳裏にあるのはただそれだけ。
 敵の纏った靄が紅に変色する。毒か。構わず肉薄したナハシュが下段へ拳(暗針)を振り下す。腰を落す敵。その足下に璃龍の刺突が翻る――が、足りない。
 それは、敵を殺す気があったか否かの差か。
 声なき慟哭を上げるが如く歯を食いしばった灰目は、震える拳をその場で開いて倒れ伏した。
 一瞬の空隙。何をしたかったのか首を傾げ、即座にそれに思い至った。
「ッ自ば……!」「蹴飛ばせ!!」
 敵の体を吹っ飛ばした瞬間、目を灼く衝撃が噴き上がった……。

 ――――――。
 ――――。
 ――。

●結末
 結局、敵は重体ながら一命を取り留め、その身柄確保に成功した。
 もし護衛対象の傍で自爆されていたら防ぎきれなかった可能性もある。そう考えれば強固な警戒網を構築し早期発見できた事が被害軽減、引いては王国帝国間の関係を守る事に繋がったのだろう。
 かくて帝国人(シュレーディレ)主催の狩猟大会は成功を収めたのだった。

「皆さまは私(わたくし)の命の恩人ですね」
 大きな炎が暗闇を煌々と照らす中、胡散臭い笑顔でシュレーディレが言うとギャメルが「いやぁ」とテレた。
「だから真に受けるなと……」
 ギャメルの講師気分が抜けないザカラートが注意すれば、シュレーディレはくすくすと楽しげに目を細めた。その彼女に握手を求めたレティシアは、許可をもらって彼我共に解呪をかけた後、握手しながら問う。
「けれど何故強硬にここに来たがったのです?」
 掌に指輪の感触はない。令嬢はレティシアが何事か確認している事を察している、と伝えるように目を合せ、
「だって主催者ですもの(その方が面白いでしょう?)」
 責任感(愉悦)溢れる言葉を返したのだった。

 ナハシュが遠巻きに警備を続行し、ナハトとナタリアが怪我人の世話をする傍ら、璃龍はウィータ(ウィストラータ)に話しかけた。
「助かった、です」
「何もしてませんけれどね」
 璃龍が首を振り、
「最後に手札が1枚ある、それが大きい、です」
 そも役割は振ったが、今回は彼女が動かねばならない状況になる事自体を避ける作戦だった。故に何もしなかったのは良い事なのだが、納得できないらしい。
 璃龍が新人冒険者を諭すように言う。
「授恵者でも、1人でできる事はちょっと、です。最低限の力があるに越した事はない、ですけれど、協力、そしてどう動くかの作戦が重要、です」
「……そうですね(じゃあ最低限未満の私はどうすればいいの?)」
 彼女の微笑はいっそ愉しげですらあった。

 ――そのやり取りを、2人は見つめている。
 レティシアは己が心を垣間見るように。
 ナタリアは内心を悟らせぬよう眉を寄せて……。

<了>

マスターコメント

皆さま、こんばんは。京乃です。 この度はご参加いただき、ありがとうございました。 狩猟大会本番などと言いながら大会の模様そっちのけでお茶会警備をする京乃の【学乱】4本目になります。 大会はどんな人が優勝したのでしょうね。それは私にも分かりません。が、依頼失敗で大会が中断するような事態になっていませんので、きっと総選挙への注目度が上がるような人が劇的勝利を収めたはずです。 MVPは「靄」について最も考えてくださった方と、視点の異なる護衛をして最もこちらからの攻勢を意識しておられた方に。 灰目……もっと能力を使わせてあげたかったけれど警戒が強すぎました……! さて、【学乱】における私の騒動の黒幕が捕まったのですが、最後にもう1本、総選挙と絡めつつまとめみたいなシナリオを出せるかもしれません。 黒幕の灰目の、さらに背後には何者かがいるのか!? ウィストラータは今どんな感じなのか!? ザカラートは求婚できるのか!? そんな行動や総選挙への活動ができる……かも(未定)ですので、もしよろしければお付き合いいただけますと幸いです。 それでは、またのご参加をお待ちしております。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜6人

2021年08月25日 18時10分12秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ギャメル

    ヒーラーのギャメルだ。皆、よろしくなー! オレはこの一連の依頼に参加するのははじめてだが、気になってたシリーズなんだ。頑張るぜ。 敵の言動やお茶会って状況からして、エーテル由来の毒を盛ってくんのかな? 長期的なのじゃなくて、即効性のヤツ。 他には野生動物をエーテルの爆発で驚かして、混乱した状況を作り出したりとか?

  2. ナタリア・フィッツジェラルド

    同じくヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 前回は疲労困憊故に参加を逃した身だから何とも言えないが、前回の一件の報告書を見るに、大蜘蛛と戦ったそうじゃないか。 その際接触した男が挙動不審じみた態度だったそうだが、もしかしてそいつが依頼冒頭での灰目なのか? あと、大会参加者より泉の畔に居る人々が重要とされるそうだが、参加者というのは護衛対象にして運営側の一員であるルンスヴェート卿も含まれかねんのだが…… それを踏まえれば、怪しかった者の人相書きという分かりやすい情報にも囚われ過ぎると危険な可能性もある。 何せ泉の畔の人々が重要とされるだけに、変装なりして彼らに紛れて事を起こす可能性も否定出来ん……ルンスヴェート卿を殺害して王党派の仕業に見せかけようというくらいには賢しい奴だ。 毒といっても、小爆発についても触れられているとなれば毒煙の類の可能性もあるか?

  3. ナタリア・フィッツジェラルド

    あと、今思い付いた事だが、これまでと同じようにウィストラータと談笑しようかと思っていたが。 前回参加を逃した分、灰目?の可能性が考えられる不審者は私の顔は知らないんじゃないかとも思ってな…… なら私は泉の畔にて、お茶会を楽しむ予定の一般人というか学園貴族という振る舞いで動いてみるつもりだ。

  4. レティシア・R・クラティアス

    ごきげんよう。ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 >襲撃 ギャメル様の仰るように爆発で起きた混乱に乗じて シュレーディレ様が狙われる可能性は充分にございますね。 あとはナタリア様が仰ったように毒でも毒煙も想定される手段でしょうか。 >シュレーディレ様 今回最優先の護衛対象となる方ですから 何があっても彼女の側から離れない方を予め決めておく必要がございますね。 例えば私ですと、有事の際に光縛封で防御を固める形となりますでしょうか。 >ウィストラータ様 彼女との会話自体は恐らく大会終了後にも多少は可能でしょうから もしナタリア様がよろしければ、そのように振る舞って頂けると有難く存じます。 ……それと、これはあまり依頼の成否には関係は無いのですけれど。 少々、彼女に危ういものを感じますので、何か出来ないだろうかと考えております。 例えば戦闘となった際、彼女に危険が無い範囲内でお手伝いをして頂くとか……。

  5. ナハト・シュライバー

    シューターのナハト・シュライバーです。 どうぞよろしくお願い致します。 >襲撃 小爆発や煙幕などで注意を惹いて、その騒ぎに乗じて本命に接近してくるようなイメージでした。 毒煙で直接狙われたら厄介ですが、レティシア様の光縛封なら遮ることも可能でしょうか? >シュレーディレ様の護衛 二人程度はずっとお傍についていた方が良いでしょうか? 僕は野外での索敵が得意なので早めに危険を察知して報せることが出来ればと思って、お傍についていようと考えていました。 同じ帝国からの留学生ですし。 ナタリアさんやレティシアさんがウィストラータ嬢に気を回して頂けるなら、僕はファウドク様の方を。 シュレーディレ様を守ろうとして無茶されるかもしれませんし、シュレーディレ様の近くに来られるようならその時に少しお話してみようかと。

  6. ギャメル

    オレはお茶会とは少し離れて、怪しい物や人に注意してるぜ。 怪しい男の人相書きも見せてもらおっと! 的外れな深読みの気もするけど、前日の小雨について書かれてるのが気になるぜ。 増水とかぬかるみの問題はないってのに、わざわざこの情報が挟まれてるのがなんかあやしーぞ! この時の小雨にエーテルで何か悪いモンを仕込んでねぇと良いんだが……。

  7. 蒋・璃龍

    ウォーリアの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます 前回の調査のおかげで、警戒すべき対象がだいぶ少なくなっていそう、です >襲撃 毒を盛るにしても、毒霧を使うにしても、狙いがシュレーディレさんである以上、すでに出ている通り、何らかの形で気を引いた上で、そこから本命の行動にでるんじゃないかと思う、ます 小爆発とかまさに気を引いて、混乱を引き起こすのにちょうど良い使い方だと思う、ですし、前日に小雨が降った状況であれば、水とエーテル反応をさせることで、濃霧を作り出して、視界を塞いでくることも思いつく、ます なので、視界が悪くとも、怪しい対象を見つけ出せるスキルの準備とかがあると、便利かもしれない、です >護衛 ワタシもどちらかというと、がっつり護衛メインの動きになりそう、ですけれども、超嗅覚で視界が封じられた際の対応と、殺界 での足止め、万が一のときのためのカバーリングを準備しておく、です >犯人像 ある程度、メドゥの指先が関わっていると予測がつくのであれば、指輪の有無について確認したついでに、PL情報、ですけれども、指先というか、爪先が荒れている相手を見つけ出せるかもしれない、です それとなく気をつけて、周りを確認しておくといいかもしれないと思う、ました >ウィストラータさん ワタシも、ちょっと危ういところがあると思うので、気にかけたいところ、です。今回のお茶会でも、襲撃が発生した際に、かえって危険な目にあいそうなので、注意して、できれば、あえて危険の少ない役割を与えてあげたいと思う、ます

  8. ナタリア・フィッツジェラルド

    >ウィストラータ 成程……実際に過去の報告書の締めくくりにおいて、彼女の地雷云々について触れられていたな。 彼女との接触は私心である事は事実だが、同時に「護衛の形に囚われすぎず、複合的に行動することが重要かと思われる」という一文が引っ掛かってな。 談笑する学園貴族とか大会参加者を装っての護衛というか周辺警戒も手なのか?とも思った次第だ。 であれば彼女の事はレインフィールや蒋に任せておくべきか。 私が潜入捜査とばかりに参加者などとして振る舞った所で、学園の関係者じゃない以上、見た事のない人間だとか正体不明でしかない。 それに同郷の人間であるルンスヴェート卿も気になるからな。 >光縛封 結界が張られた所は、術者の任意解除や耐久力減少、時間経過でもないかぎり侵入と脱出は出来ないにせよ。 エーテル由来の毒を小雨に混ぜると仮定すれば、もし魔法由来のものであればいつまで持つ事か…… 耐久力は術者の魔法攻撃力のX倍である上、魔法防御は0として計算されるものだ。

  9. ナハシュ

    シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 >襲撃 同じく現状出ているようなイメージだな。特に毒を盛る場合は何かしら気を引いた上で仕掛けねえと難しそうだが、毒霧の場合は面倒癖えな‥。方法としてもエーテル反応での爆発や霧発生等で同じく異論はない。あとはエーテルを反応させるってのがどの程度距離を置いてできるもんなのかも気になるな‥近場のものしか流せねえならそこそこ限られる気もするんだが。 >個人 ギャメルと同じく二人からは離れて周囲の奴を警戒しておこうと思うが、前回話しかけた奴が銀眼だとしたら思いっきり顔割れてんだよな。だもんで今の所、ハイディングで姿を消した上で探りを入れようかと思っている。あれを使った状態でも捜波なんかは出来る筈だし、特にギャメルや護衛組を警戒するような動きをする奴がいないかは警戒しておこうと思う。

  10. レティシア・R・クラティアス

    >襲撃 ギャメル様や璃龍様が仰るように 小雨による水とエーテル反応での濃霧も、確かに警戒が必要でございますね。 >避難誘導 そして護衛対象以外の被害状況も依頼の成否に関わりますけれど 大会参加者より泉の畔にいらっしゃる方々の方が重要との事でしたので 例えば、事前に警備の方に想定される襲撃方法を共有し、私達が襲撃者対応をしている間に 予め決定していた避難先に誘導して頂く、というのは如何でしょうか? >犯人像 璃龍様の指輪確認も兼ねて指先を確認される案に賛成致します。 手袋をされていたら確認は難しいですけれど 少数の方でしたら、少々失礼ですけれど水などを溢し 乾かす名目で外して頂くという名目は立ちますし。 それに大会参加者やその従者、同行者の大半は貴族の方やその関係者でしょうから 爪先を荒れたままにされた方は少々不自然でございますから。 >ウィストラータ様 危険の無い事ですと、有事の際にシュレーディレ様やザカラート様の側に居て頂き 最終防衛ラインも兼ねて、最後衛からメテオライトで援護をして頂く形となりますでしょうか。 標的であるシュレーディレ様が動かれると他の方々が巻き込まれる危険性がございますから その場に留まって頂き、その場の最高戦力である私達でお守りした方が、まだ安全でしょうし。

  11. ナハト・シュライバー

    >襲撃 確かに視界が充分に確保できない状況が作られると想定して、視界に頼らない索敵というか警戒方法は備えておいた方が良さそうですね。 >避難誘導 そうですね、ファウドク様が警備にあたられているようですし、情報共有をして他の方々の避難誘導をお願いしてみましょうか。

  12. ギャメル

    >ウィストラータ 依頼の目的以外でも関わる人を気遣ったりってのはステキな考えだ。 レティシアと璃龍なら、不安定な一面のあるウィストラータに精神的な手助けができそうだな。 >避難誘導 うん! ナイスアイディアだと思うぜ。 >離れて行動 連絡手段があると安心だが、テレパスだと距離がキツイか。 警戒を促す合図に小型の楽器を使うとか? 魔法攻撃でも使えばそれだけで目立つだろうが、コイツはちょっと荒っぽい手段かな?

  13. 蒋・璃龍

    >護衛 注意すべき内容を相談している、ますけれど、物に宿るエーテルの性質の研究をしていた先生が何故狙われたかのPL情報を、PC情報に落とし込んだ上じゃないと、霧とか、毒霧とかは、ちょっと警戒しづらいんじゃないかと思う、ました 前回までの依頼で研究内容は話に出ていたみたい、ですので、多少、そこの考察についてプレイングに乗せておいたほうが安心だと思う、ます >ウィストラータさん レティシアさんの言うとおり、最終防衛ラインを担ってもらうのがよさそう、です。 ワタシからの働きかけは、護衛開始時は護衛の協力をお願いしつつ、焦らないこと、自分自身の安全も確保した上で動くことを、言葉で伝えたりして、お願いしようと思っている、です あ、あと、依頼終了後も、なにか話せたらとは思う、ますけれど、字数の都合もあるので、ちょっとまだ考え中、です >犯人像 オープニングで気になる文章があって、「おかげで自分の白澱エーテルを長期的に摂取させ続けることができなくなった。」と、もともとは出来ていたけれども、それが不可能になった、という風に見えて、つまり、すでに犯人はシュレーディレさんと、何らかの形で関わりがあると思う、ます PL情報ではあるので、そのまま対応には活かせない、ですけれども、参考までに情報共有しておきたかった、です

  14. レティシア・R・クラティアス

    >護衛 確かに璃龍様の仰る通り、先生の件については各々の考察などが必要となりますね。 ただ、本命の攻撃の為に煙幕や爆音などで意識を逸らすのはよくある手段ですので それに類する物に対しても同様の対応を、とすれば臨機応変に動けるのではないかと。 無論、考察をするのに越した事はございませんので、私も対応させて頂きます。 あと、恐らく襲撃を受けた時は泉の側でしょうから 湖を背にする形で戦闘出来れば背後からの不意打ちの警戒は不要となりますが 万が一の時、避難して頂くのが難しくなるのが難点でございますね。 この辺りもよく検討させて頂ければと存じます。 >連絡手段 ギャメル様が仰るように、笛を始めとした小型の楽器が使い勝手がよろしいのではないかと。 こちらも警備の方と情報を共有し、可能あれば警備の方にもお持ち頂くのも手でしょうか。

  15. レティシア・R・クラティアス

    >ウィストラータ様 璃龍様が具体的な行動をお願いして下さるのであれば 私は何故そのようなお願いをするのか、補強する形のお言葉を掛けさせて頂きましょうか。 例えば、この場に居るキャスターはウィストラータ様のみですから 敵の増援があった際、魔法範囲攻撃が頼りになるとか。 >ファウドク様 あ、少し紛らわしい言い方だったかもしれませんので一応補足をさせて頂きますと ファウドク様にはウィストラータ様と共に シュレーディレ様の護衛をして頂く形となりますね。 彼にも目的があって彼女の護衛をなさっておられるようですので。 ただ彼を経由し、他の警備の方々に対し 事前に避難誘導の件をお話して頂くのはよろしいかもしれません。 >犯人像 確かに、璃龍様が仰るような可能性がございますね。 私も今回対応が難しそうですけれど……もう少し考えてみようかと。

  16. ナハト・シュライバー

    >ファウドク様 成程、あくまで避難誘導の件に関してファウドク様を通じて警備の方々にご連絡・協力を仰ぐ程度におさめるということで承知致しました。 >連絡手段 警備の方々に関しては既に使っている連絡手段があればそれを使って頂く方が良いかと思いますが、なければ冒険者側で何か危機を察した場合は警笛を鳴らすこと含めて提案しても良いのでは。 ただ、少し心配なのはその情報が襲撃者にもれて利用されたら警備体制に混乱が生じてしまうのではないかということですね。 あと実際に襲撃が起きた時ならともかく、不審者の姿や痕跡を見つけた段階からものものしい音が飛び交うと茶会にご参加のみ皆さんの不興を買うかも知れませんので、連絡手段として音を使うなら緊急時以外は茶会の空気を乱さないようにした方が良いかと思いました。

  17. 蒋・璃龍

    >ウィストラータさん レティシアさんに補足してもらえるのなら、是非、お願いする、ます どうも、自分から危険に飛び込んで戦闘をすることを目的に、動いている節が見られるので、そのあたり、依頼後に少し話せればと思う、です >犯人像 物にエーテルを込めるのであれば、残留思念感応を使うと、害意や殺意を読み取れるかもしれないと思う、ます 即時的な作用に対しては、ちょっと厳しそう、ですけれど、毒とか、時間をかけなければ行けない物や、今回のお茶会会場に罠を仕掛けてあった場合は、何かしら読み取れそうだと思う、ました 残念ながら、ワタシはスキルを持っていなくて、ちょっとSPも足りないので取得は出来なかった、です

  18. ナタリア・フィッツジェラルド

    >犯人像 汎用スキルを見直してみたが、個人的にはエンパシーあたりは使いどころではないかと思っている。 あれはあくまで対象の記憶とかは読み取れなくても、触れた対象の「現在の感情・感覚」は読み取る事は可能だ。 レインフィールの案として出した、粗相をしてしまった事への対処という名目で相手の指先を確認するとかで、相手に触れるという事は成立する筈。 とはいえ私は私個人の領分から、それを取りたいとは思っているけども諸般の都合で未だ取れず終い……他力本願という事になるな。 >スキル 卓の流れを踏まえれば、これで行くと決まっているのは特性だと光縛封にサルベーション。 汎用は天眼に超視覚、アクションは聖別や解呪といった所だ。

  19. ギャメル

    >スキル 残留思念感応は未所持だが覚えるSPはある。 エンパシーは用意可能だぜ。でも犯人と接触しやすい人の方が有効活用できるかな? あとは危険物探しには魔法知識や看破。 見つけた危険物を安全に確保するには、光縛封やマジカルポケットが使えそうな気もするぜ。 護衛対象から犯人を遠ざけるには祈雷も効果ありそうだが、動けなくなるのがネックでもあるんだよな……。 光縛封は用意するとして、他にどれを持っていくかはもう少し考える。 >連絡手段 緊急時に湖畔側に警戒を促すために使うイメージだったな。 緊急時と痕跡発見時で音の合図を変えてみるか? とにかく大きな音を出す緊急時と、短い演奏の痕跡発見時ってな風に。 あんまし複雑化すると逆に混乱しちまいそうだ。簡単な演奏がいいだろうな。

  20. レティシア・R・クラティアス

    >残留思念感応 先日利用し、大変有効でしたので今回も私はご用意させて頂こうかと。 少なくともシュレーディレ様周辺の物への使用は事前に行う予定でございます。 無論、護衛中も随時確認をさせて頂く形となります。 >ウィストラータ様 そういえば、私は事前にお話をさせて頂くつもりだったのですけれど それが難しかった場合は有事の際に行う事も想定された方がよろしいかもしれません。 >連絡手段 私も緊急時の使用を想定したのですけれど 痕跡発見時はそのまま必要な方に報告して頂く形でもよろしいのではないかと。 ナハト様のご懸念はご尤もですので情報共有は警備の中でも信用の出来る方 あるいは役職持ち(指示の権限持ち)の方に絞るのも手かもしれません。 >個人 少なくとも光縛封は護衛用に確定でご用意をさせて頂きます。 あとはヒールに解呪、残りはもう少し考えてみようかと。

  21. ナハト・シュライバー

    >連絡方法 あ、すみません、音で連絡する内容の範囲を誤解していたようです。 緊急時のみに使うのなら問題ないかと。 あとは一応冒険者以外に話を通す場合は信用のおける人に限定しておく形で。 緊急時以外、たとえば不審者発見時の情報共有などは音に拘らずレティシアさんの仰るように必要な人、対応して欲しい人にメモを回すなり報告しにいく形で大丈夫かと。 >スキル えっと、PL情報の落とし込みが難しいのですが薬品や毒の類を警戒して、ということと、視界を潰された場合に備えて【超嗅覚】は持っていくつもりです。 指先というか爪に傷があれば手袋等で隠していても血の匂いがするかもしれませんし。 あとは【看破】と【捜波】【ホークアイ】あたりは確定で。 他はもう少し考えます。

  22. レティシア・R・クラティアス

    >スキル 取り急ぎになりますけれど 特性は光縛封とヒーリングオーラとなります。 他は回復用にヒールと解呪、攻撃用に魔矢となります。 あとは治療強化3で回復力を上げておりますね。 汎用については残留思念感応とエンパシーとさせて頂きました。 前者の使用方法は既に宣言済みですので割愛させて頂きますが 後者は事前に情報共有する警備候補者の方にご挨拶させて頂き 前回の下見から継続して依頼を受けた冒険者であると名乗った際の反応で 敵であるかどうか判断させて頂こうかと。 どちらもご依頼があれば他の場面でも使用させて頂きますが シュレーディレ様に危険が及ばぬ範囲内で、という形になりますでしょうか。

  23. ナハシュ

    まっっったく参加できず申し訳ない。 緊急時の連絡手段にしろ避難方法にしろ了解だ。小さな楽器は用意しておく。 エンパシーも残留思念もあれば便利だと思うが同じくSPが足りねえ。お任せするぜ。 基本的には依然述べたのと変わらず、相手に冒険者とばれねえ形で捜索と警戒にかかろうとは思っている。基本的には周囲お茶会参加者の観察及び他冒険者を警戒する奴、離れて行動しようとする奴‥要は動きが不自然な奴を探る感じで。ハイディングで気配を消してか変装を取るかについてはまだ少し考えている。 他スキルは洞察、捜波改は確定。紛れる手段によって探波か一般スキルを何か入れる予定だ。

  24. ナタリア・フィッツジェラルド

    今回はウィストラータのメンタルケアも含め、レインフィールや蒋が頼りだな……色々と済まんな。 複合的に動く事を由とするなら、オーソドックスな護衛任務は私が担おう。 更に言えばエンパシーは対象の現在の感覚も読み取れるのだから、PL情報でしかないが灰目が爪を噛むクセがあるなら、指先の違和感も読み取れる筈。 ましてやレインフィールも令嬢といえるのだから違和感は感じやすい上、そうでなくても挙動不審だとか敵意や殺意は隠し切れないだろう。 冒頭の情報でしかないが、別に灰目は冷酷に任をこなす、絡繰じみた殺人人形って訳でもあるまい。 確かに……毒だろうと煙幕の類にも利用出来そうなら視覚をある程度潰せそうか。 というかそれは最初に私が懸念したのを失念していたよ…… なら超視覚を取り下げ、代わりに看破か残留思念反応に切り替えていく……今の所は前者の予定だ。

  25. ギャメル

    >個人行動 ナハシュが不審者重視で警戒してくれるの助かるぜ。 オレも犯人確保に協力するが、どちらかというと危険物への対処に重みを置くつもりだ これでナハシュといい感じの役割分担になってるんじゃねぇかな。 主に靄を警戒してるけど、それ以外の動植物の状態や魔獣のいる方向にも軽く注意はしてる。 泉やお茶会についてはノータッチだ。そっちは任せることになると思う。よろしくな! >スキル 「魔法知識」で、エーテルを込めやすい物質やそれを設置しやすい場所を推測して探す。 「マジカルポケット」に危険物を突っ込んで無効化を図る。 「祈雷2」で護衛対象を狙う襲撃者や動物を牽制するつもりだが、オレの位置によっては射程外って可能性もある。 「光縛封」は犯人確保用。 アクションは、ヒール2、解呪2、輝甲2、魔矢だ。

  26. 蒋・璃龍

    あとちょっとで出発、ですが、取り急ぎ簡単に個人行動、です。よろしくお願いする、ます >個人行動 改めて、護衛をメインに動いて、ウィストラータさんへの対応模する感じ、です 看破と超嗅覚で周辺に気を配って、カバーリングでシュレーディレさんを守り、殺界で足止め等をして、衝撃刃2をメインに、遠距離攻撃対応もできるようにしている感じ、です

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0