【鉄鱗】帝国東部偵察任務
九蓮宝燈
コメント 15
シナリオID:1142
オープニング
凶刃に見舞われながらも一命を取り留めたレイウェスト・バルダス。
意識を回復してまだ一月足らず。未だ病床を離れられない身ではあるが、すでに用を足すのに介助を必要としない程度には復調している。
痩せた体に礼を失しない程度の装いをまとい、気難しげな真紅の瞳を縁取る長いまつげの影を青白い頬に落として、本日の面会者を待つ。
「チョリ~ッス! 元気ぃ~?」
帝国兵士に案内されて――最大限警戒されながらも、それを一切気にするそぶりなく――入室したのは、あまりにもチャラ過ぎる少女。
ドワーフ王国当代『匠王』シグルラン。
王の風格などまるでないが、刀の製法を現代によみがえらせた功績をもって、実力で『匠王』の座に上った才媛である。
「これお見舞い~。流行のスイーツだよ~」
シグルランがレイウェストにバスケットを渡す。
中には丸いブリオッシュ生地に切り込みを入れ、そこにたっぷりクリームを詰めた菓子、マリトッツォがいくつか入っていた。
レイウェストが室内に控えた侍従をちらと見ると、侍従は咳払いした。
毒味など必要な手続きはされていないらしい。
レイウェストはシグルランが気を悪くしないよう、そこをとがめることをせず、何気なくエフレムを呼ぼうとして……彼がもういないことを思い出した。
「ありがとう。あとでいただくとする……」
バスケットの中のマリトッツォが偶数であることも、今のレイウェストには悲しく思えた。
「ところで、本日の用件は」
椅子の上で片膝を立てて座るシグルランにレイウェストは来意を尋ねた。
「ん~。ヴィントとれたっしょ? んで~、次はそこからドコ行き、ってハナシになるじゃん? だからさ。ウチに東側の偵察やらせてくんね~かなぁと思って」
何気なく切り出された話題。
ピリ、と緊張が走る。
偵察をすれば、それだけではすまないだろう。侵攻、そして……。
「アタシとレイレイの仲だもん、ダメとは言わないよね~?」
「まさかゴブリンのように領土が目当てなのか?」
「まっさか。ウチらは山が天国だし? ん~、ちょっとあのダンジョンの素材は気になるっちゃ気になるケド~」
ヴィントの東に興味はないが、ヴィントには食指が動く。
レイウェストには、シグルランの発言がそのように聞こえた。
「……気になるなら、ウチの手勢じゃなくて冒険者を使うってのはどう? しかも少数」
そんなレイウェストの心中を察したのかそうでもないのか。シグルランは譲歩の姿勢を見せる。
偵察という名目で兵を入れ、そのままどこかしらを占拠することはしない。
おそらく、そう言いたいのだろう。
「……了解した」
自由がきかぬレイウェストは、自分でかの地域を調査する手段に乏しい。
シグルランがやってくれるというのなら、多少ややこしいことにはなるだろうが、レイウェストにも利があるというもの。
「ただし、結果の報告はこちらにも回していただきたい」
「おっけおっけ~」
差し伸べられた手を余さず握る。それが帝国の国是である。
シグルランが退出したあと、レイウェストは痛む頭に指を当てて考え込んでいた。
(果たしてあれは、腹に一物ある雌狸か。それとも……)
ドワーフ王国の首長は血縁ではなく鍛冶の腕によって選出される。
ゆえに匠王は、幼少のみぎりより為政者となるために帝王学をたたき込まれて育った人間ではない。まともな政治感覚を身につけているはずがない。
だがシグルランがかのドン・ゴーフルにどぎつい一撃を食らわせたことは事実なのである。
(わからない。わからないが、今は差し伸べられた手をえり好みしている場合ではない)
レイウェストは物憂げな眉をひそめ、寝具をぎゅっと握りしめた。
「今の私は……一人なのだから」
●ノリと勢い
「……っつーワケでぇ。アタシと一緒にピクニックっしょ」
集めた少数精鋭の冒険者たちにシグルランは言った。
アタシも行くと――。
「レイレイもダメとは言ってないケド。一応アンタらは中立の立場ってコトでヨロシクね」
冒険者の中から調査の意図を尋ねる声が上がる。
「そうね~~。ま、ドワーフ王国とヴィントとで挟み撃ちしたらちょっとは奪還しやすくなるんじゃないかな~~~~ぁぐらいは思ってるケド」
なるほど理にかなっている。一応ドワーフ王国や帝国のためを思っての行動ではあるらしい。
「なにその顔。ぶっちゃけ当初の目的だし? アタシちゃんと覚えてたし? 忘れてなかったし?」
冒険者たちの頭に水着でビーチでレッツパーリィしていたシグルランの姿が浮かぶ。
忘れてた。この人、絶対一瞬忘れてた。思い出してくれてよかったなぁ。
安堵を胸に、冒険者たちは出立の準備を始めた。
解説
マスターより
リプレイ
「一緒に来る必要ってありました?」
セロンガード・シュタインドルフが『匠王』シグルランに尋ねた。
一応シグルランは要人。叔父に貴族として育てられたセロンガードは礼法をわきまえた青年である。実際はもっと丁寧な聞き方であったが、意図としてはそのようなものであった。
シグルランはヴィントの急造拠点で無聊にタピっていたわけではない。
様々な決済、報告、嘆願――トップとして地味かつ重要な仕事をしていた。
そして、その合間にヴィンダールヴルが裁縫を教えようとしてくるのだ。
ヴィンダールヴルに捕まると長い。刀を打つ時間がなくなってしまうほどに。
「……ついカッとなって?」
シグルランは短く答えた。
「てか、ウチも困ってンのよォ~! 帝国難民!」
難民問題を抱えているのはリーンエス王国だけではない。国境を接するドワーフ王国に逃げ込んだ者も少なくない。
シグルランが帝国の土地を取り返したい目的は、自国民を入れるためではなく難民を帰すためなのだ。
「仮にも調査依頼というのにピクニック気分……それだけ腕に覚えありということか?」
ナタリア・フィッツジェラルドはシグルランの武力が気になっていた。
散歩にしては危険すぎる。
しかしどこぞの王子もこのようなフットワークだった気がしないでもない。
「そういや、シグルランの戦いの実力ってどんな感じなんだろう?」
ナタリアと同じことが気になっていたケン・Z・ブラッドリーが相づちを打つ。
「呼び方とかどうすればいいんでしょうね。砕けた態度でいいなら、思い切り砕けますけど」
ヴィルヘルミナはまずは距離感をつかむところから。
匠王は世襲ではなく鍛冶の腕で決まる。シグルランはいち市民そのもの。
雰囲気が楽しいことが一番大事で、あだ名で呼ぶなどはむしろ大歓迎のようだ。
「アンタのことはなんて呼べばい~の? ミーナとか?」
楽しそうな雰囲気につられてナタリアも雑談に混じる。
「女子もう一人いんじゃ~ん。アンタもおいでよ~」
メモ用紙や筆記具等、入念に荷物の確認をしているサマエラ=フォリウムにシグルランが声をかけた。
ノックス・マグナは楽しそうな女子グループを横目に見つつ、仕事を優先する。
シグルランに実力を示すことで認められ、いつかの日に刀を打ってもらうのが彼の目標だ。
(今回の調査はシグルランさん肝煎りの依頼ですから気を抜くことはできませんね)
●街道を行く
一行は素直に街道に沿って移動することに。
帝国は降雨が少なく乾燥、そして寒さの厳しい気候である。
それでも草が伸び繁り、通行に便利とはいかない様子だ。しかし少なくともここまでに大きな地割れなどで通行不可になっているところはなかった。
「平時ならここを通る馬が周囲の雑草を食べますから、それで手入れされるのでこうは荒れないものなのですが」
ノックスは草を噛みちぎった跡がないことを確認する。
無人であるのをいいことに侵入した誰かがいないとも限らないからだ。
次いで、轍、足跡などが残っていないか捜索するが、とくには見つからなかった。
ノックスのリスとセロンガードの捜波による索敵。
敵影は四。やり方によっては二体ずつ釣り出せそうであった。
ノックスが共有した視覚で把握した敵の特徴を伝えると、ヴィルヘルミナの記憶にあるものと似ているようだった。
この中で、先の決戦でヴィント市内でのクリーパー排除の任に当たったのはヴィルヘルミナとナタリア。
ナタリアにも確認したところ、ヴィルヘルミナと同意見だった。
「外見が似た変異種かもしれないですし、一度交戦してみるのはどうでしょう」
ノックスの提案に全員が同意した。
射程のあるノックス、セロンガードが先頭となり超視覚で様子をうかがいながら接近。
シグルランの直掩はサマエラが担当している。
敵がこちらを見たのを確認してヴィルヘルミナが言う。
「感知範囲も既知の敵と同じくらいですね」
まずはセロンガードが重撃射で弱体化を付与。
次いでノックスが通常攻撃で同一個体に攻撃。
冒険者たちは敵より先に気づくための工夫をし、射程外から先手を取れる状況を作っていた。そのおかげで敵は攻撃より接近を優先することとなり、待ち構えていたナタリアにより負傷していた一体が撃破される。
「戦闘力はたいしたことないみたいだな」
サマエラ、ヴィルヘルミナの攻撃に次いでケンが前に出、敵の首を狩る。
「既知の敵ならば、積極交戦する利は薄い、と思う。その分、一つでも多くの街を、めぐるべきだ」
サマエラが提案する。
「そ~だね~。目的は戦闘じゃなくて調査だし」
シグルランの決定により、スキル温存の意味でも不要な交戦は避けて先を急ぐことにした。
「宿駅まで移動してみましょう」
セロンガードがもう二体はスルーして先を急ぐことを促す。
宿駅。
セロンガードは宿駅内の施設跡――貸し馬屋、宿屋、酒場をざっくりと調査していた。
「ひとまず小休止するには十分事足りそうですね」
セロンガードが最も気にかけているのは、軍の機動が問題なく可能であるか。
街道をしくような場所なのだから悪路ではなくて当然。だから確認すべきは安全性である、と考えている。
古い惨劇の痕跡はあった。
かつて、帝都をはじめとする帝国内の大きな都市で、突如大量のクリーパーが湧いた。
そして地震による建物の倒壊。異質な大気。
都市から離れたこの小さな宿駅の被害は比較的小さかったのではないかと思える。だが、惨劇には違いない。
「ここの従業員はすべて亡くなったのでしょうか。それともどこかに逃れて難民に……」
荒廃していなければいいと願っていたが。帝国のどこにもあの大災害を逃れた場所などないのかもしれない、と思えた。
「とりあえずここを拠点にして周辺を調査するっていうのはどうだろう」
ケンが提案した。ケンが気にしているのは未確認の敵の存在と、その強さである。
その結果、未知の敵の存在は確認できなかった。
一行は宿駅ごとに調査と小休止をとりつつ、街へ。
●街の中
街は宿駅とあまり変わらないか、それよりひどいくらいの様子だった。
地震による被害の程度は同じくらいであろうが、生き物が多いほどクリーパーはそこに引き寄せられるもの。クリーパー被害は規模に比例して大きくなっているようだ。
ヴィルヘルミナはここが廃墟となったあとに人が入った形跡を調べていた。
このような場所はバルバロイやメドゥが潜むには絶好のシチュエーションである。
「……!」
かなり古いが、たき火の跡があった。
「何者がどんな目的でうろついていたのかはわかりませんが……油断はできないようですね」
その後、周辺の土壌を調査していたヴィルヘルミナは、井戸を調査していたサマエラに合流。
「水質はどうですか?」
「長らく手入れがされていないので、荒れてはいるが……異状はないようだ」
ゴミのようなものが中で朽ちていたり、くみ上げのための桶が痛んでいたりして、ここの水を飲むのは覚悟が要りそうだ。
ヴィルヘルミナとサマエラは水や食料を持ち込んでおいてよかったと安堵した。
「汚染されていないのはいいことです。ヴィントのようにダンジョン化して何かが変異してはいないかと思ったのですが」
自然発生ダンジョンは危険ではあるが悪いことばかりではなく、動植物や鉱石が変化して人の役に立つものになることも多い。
「珍しい鉱石のひとつでもあればと思いましたがそううまくはいきませんね」
「シグルランも、喜んだろうにな」
しかし帝国の気候や植生は他の地域とは違っている。一般的なものであってもよそでは取れない素材があることには違いない。
「ところで、獣の気配は感じましたか?」
ヴィルヘルミナの問いに、サマエラは首を振った。
「クリーパーにでも、食い尽くされたのやもしれぬな」
ナタリアは戦闘の跡などに触れてみる。
「残留思念反応を使ってみたが、なにも読み取れなかった」
残留思念反応で読み取れる思念はせいぜい十時間前まで。
「これだけの戦闘の跡なら血痕が残っているのが自然だが、きれいなものだ。雨にでも打たれて流れたのか」
あらかた調査したのち、街道に戻って次の街へ。
●野営
夏季とはいえ帝国の気候は肌寒い。
倒壊した建物は宿泊には使えないが、風よけか目隠し程度にはなりそうだった。
(さぁて……せっかく刀匠王と話せる機会だ。この機会を逃すわけにはいかん)
ケンの父はシグルランの元門徒で、母方のシマヅ家も刀に助けられている。
ケンが父の特徴を伝えると、顔と名前の一致にそれなりの時間があったにせよ、シグルランは覚えてはいたようだ。
「あ~……あ~~あの人ね~~! パッパだったんだへぇ~~!」
しかし過去の具体的なエピソードについては、シグルランは今が楽しいことが大事な性格なのであまり聞き出せなかった。
「ところで、こいつを見てほしいんだが」
首狩刀『SHIMADZU』。
首を狩るために厚く長い刀で、敵の血を吸ったように赤黒い刃先をもつ。
「へぇ~変わったカタチ」
刃が細剣のハンドガードのような形に柄尻まで伸びており、刀身の中に柄があるように見える。接近戦で有利になるようにと凝らされた工夫だ。
「この柄を取外して共有化できるようにしてあるんだ」
「何コレ!! 面白~」
ギミック満載のケンの刀をシグルランはいじくり倒している。
シグルランの機嫌がよさそうなのを見て、ケンはさらに一歩踏み込む。
「ところで、刀と剣の両方の特性をもった新しい『刀剣』という一種別を確立したいと思っているんだが、その目があるだろうか?」
「もうちょっと詳しくないとワカンナイな~。刀の素材を使った剣って意味? それとも片刃の直刀か両刃の曲刀ってコト?」
深く聞いてきたシグルランから、少しでも技術を吸収しようとケンは神経を研ぎ澄ませる。
(それくらいやらないと『匠王』にはなれないだろうしな)
ナタリアは兵器開発についての話題を振る。
「投石機の類いがないわけではないのだから、ドワーフの中にそういった手合いもいるのだろうか?」
「対邪竜戦用バリスタのコト?」
ドワーフ王国が大きな戦いがあるときに時々供与しているアレである。
「兵器作る人もいるよ。ヴィント迷宮の海に浮いてるハコ、ウチで作ったヤツだし」
工房で半完成状態まで作られた資材を現場に持ち込み、そこで組み上げることで迅速に陣地設営するための発明である。
天幕に替わる、要人を護衛しやすい司令部に、病人が安楽に過ごせる医療拠点にと、使い方は色々想定されている。
ヴィント迷宮のものはその試作品である。
「でっかい戦いでみんながラクになるようなモノ、増やせたらいいね~。ネタが出ればだけど~」
食事の支度をしていたサマエラとヴィルヘルミナが合流した。
「補給も調査効率に関わる……と、思う」
材料は携帯食料ではあるが、ヴィルヘルミナが火種を用意していたため、温かく食べやすくなっていた。
「じゃ乾杯しよ~!」
シグルランはそう言うとつぶつぶした乾燥タピオカを! 火酒で! 戻す!!
「いやいや、敵地なんですから酒はやめましょうよ」
セロンガードがつっこむ。
「はぁー?! ただのミルクティーのトッピングなんだけどォー?!」
シグルランはキレた。ドワーフから酒を取り上げようとすれば当然だ。
「なんだミルクティーに入れるのか? せっかく持ってきたんだけどな」
ケンは各種酒類を持ち込んでいた。
「アンタ話わかんじゃーん!」
盛り上がるドワーフたちを見て、サマエラは自分が多めに夜間の見張りをしようと思った。
酔っ払うシグルランの隣に座ったヴィルヘルミナが刀トークを振る。
「刀は大太刀はありますけど、普通の長さがないのが気になる人いそうですね」
「そ~なの? 大は小を兼ねね~モン?」
「ええ。こう、振りかぶったときに屋内だと刺さっちゃうんですよ梁とかに。長さを切り詰めつつ強靭にして……なんて考えたこともありましたね」
「ふ~ん?」
シグルランは酒を置いてヴィルヘルミナの意見に耳を傾け始めた。
●匠王の決断
今回調査した地域――もとい、いくつかの小都市未満の街々は全て無人であった。
クリーパーはいたが、先の決戦でみられたのと同種のものばかりで、ヴィントから流れてきたものと推測される。
この先にある大きな都市はわからないが、今回見たところには幽界樹が生えている気配がなかったのは吉報か。
そして、今回見た街のクリーパー出現率は、帝国以外の他の地域と変わらないように見えた。
帝国内にはびこるクリーパーは幽界樹が生えている場所から出現したものが殆ど……であると仮説を立てることができそうだ。
「ん~~~~」
シグルランは考えた。
匠王は為政者となるべき教育を受けていない。政治的センスは皆無と言っていい。
しかし王の発言の重さはわかる。
そしてヴィルヘルミナが懸念していたことで気づいたのだが、一見無人であるこの場にメドゥの密偵などが潜んでいないとも限らない。盗み聞きされ、情報が漏れたらまずい。
「ちょ~~ッと今はどーってコトは言えないカナ~~」
シグルランは、メンゴ! と手を合わせる。
「とりま、今は備えだけしとくって方向でヨロ!」
シグルランの目的は難民問題の解決。なのでゴブリンのような熱意もなければ旨みも少ない。つまり、緊急性が低いのだ。
ヴィントの奪還でさえ半年もの準備期間が必要だった。次の作戦もそれくらいの期間は見ておかねばならないだろう。
シグルランはこうも思った。
――この辺は大丈夫だったけれど、もしかしてドワーフ王国最寄りの大都市も、かつてのヴィントと同じ状況なのではないか――と。
もしそうであれば帝国の協力は不可欠。
なぜなら、現在、征竜の虹宝剣以外に幽界樹に対抗する手段がないのだ。
(レイレイの都合がまだわかんないんだからアタシが勝手なこと言うのはナシナシのナシだよね)
レイウェストのやつれた様子が思い浮かぶ。
(国と国の話になるし、それ以前にレイレイが元気になってからじゃないとカワイソーだよね)
ちゃんとやれる算段がついたら公式に発表しよう。
シグルランはそう考えた。
ノックスの表情は暗かった。
帝国の奪還が彼の悲願。しかし、惨状を目の当たりにして、復興に対し諦念を覚え始めていた。
今回の調査でも、あまり朗報らしい朗報を得ることができなかった。
「なにシケたカオしてんの~~」
壊れた町並みを見ていたノックスにシグルランが声をかけた。
「少なくとも建物は、ウチが前よりステキに直すし~? あとは戻ってきて住む人次第っしょ」
シグルランはギャルである。
ワガママに見えて様々な人の気持ちを考えているのだ。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2021年07月26日 21時38分11秒 公開
相談掲示板
おはよう〜〜。 ちょっちなんやかんやあってOPには書ききれなかったんだケド〜。 質問答えられっから誤字とかあったらつっついてね。
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いします。 今回の調査はいくつかの壊滅した市街地を巡る感じですか。一つ一つの規模はさほど大きくないみたいですが。 とりあえず色々な情報を集めておきたいですね。
ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。よろしく頼む。 調査したい内容は様々かと思うが 協力し合って、それぞれ精度を高めていけたら良いな。 【質問】 調査時間がどれくらいあるか知りたいのだが、 これは朝に出発して夜までに帰ってくる……感じなのだろうか?
【回答】 (ワールドガイドにあるのと同じ地図広げ) シルトラース帝国を時計に見立てて、4時5時のあたりに街道か川か、なんかの線があるっしょ? 今回の偵察はこの辺! 泊まりにはなるだろ〜ねぇ〜。 難易度普通だから、やりたいことベースでオッケ〜。 野営については書いてあれば加点だけど、書いてなければ減点ってコトはないよ。
シグルラン、回答をありがとう。 日は跨ぐのだな、良かった。 クリーパーの情報など集めたかったので、 それならば日中と夜間で、どちらが活発化するかとか、出現種に差異があるかとか、 そのあたりも、調べられそうだ。
シューターのノックスです。よろしくお願いします。 私は街道の調査をしたいですね。 放置された街道が今も使える保証は無いので。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 調査という趣旨は無論こなすつもりだが、個人的にはシグルランと少しばかり話をしておきたいかな。 調査で分かった事は、筆記用具の類を道具として持ち込んで、それにメモしておく形か。
ウォーリアーのケンだ よろしくな 調査はどこを見ようか悩み中だが、個人的なメインはシグルランとの交流になりそうな気がする せっかく刀匠王と話せる機会、一鍛冶師として逃してなるものか
貴重な交流の機であるのも同意なので、そちらを円滑に進めるためにも、 恙無く、行動していけると良いな。 主な方針として、 ノックスの希望にも合わせ、移動経路は街道中心で良さそうだろうか。 戦闘面は、迂回して避けることもできそうだが、 できれば初見の敵については、一度遠距離からの観察と、交戦も行えたら、嬉しく思う。 何か素材でも取れたら、シグルランに見てもらうのも、面白そうかなと。
シューター、セロンガードです。 よろしくお願い致します。 移動経路は街道中心で問題ないかと思います。 その経路に点在する市街地を優先的に調査致しましょうか。 他に帝国に属する身としては、シグルラン様と対話して、考えについて聞いてみたいですね。
この依頼に興味を持った方々は少なからず匠王に興味があった人が多いでしょうし、そちらに力を入れるのでしたらそれでいいかと。私もそんな感じですしね。 調査は何を調べて、何を知りたいか書いておけば最低限のラインは満たせるでしょうし。 何を調べるかはまだ考え中です。
交流の機には同意したのだが、 とはいえ最低限、方針の摺り合わせ程度は、しておきたいな……。 私はどちらかというと、今後の足掛かりが欲しくて、志願したのもあるが。 街道を通るのは、進行速度の意味でも問題なさそうに思うので、これは確定で良さそうか。 戦闘面は、相談中に交戦の同意が得られたなら、そのように。 難しければ、迂回しての回避を中心にするよう書いておく。 ただどちらにせよ観察はしたいので、超視覚は所持する予定だ。 あとはそうだな、PL情報だが出現は少数の小型クリーパーとのことで、 それだけだと情報も少ないかもしれないので、他にも何か…… 調査か、調査の手伝いか、できればと。
>調査 地質とかの調査でもやろうかなと考えています。あとは周辺の環境でしょうか。 住むにしても、道にするにしても、人が留まるのに十分な感じかどうか。クリーパーに大分荒らされましたしね。 他は…人が立ち入った痕跡とかはあるのかなと。バルバロイとかその辺りが、考えすぎかもしれませんけど。 >クリーパー 先の決戦やその関連で出てきたのと同種の個体が出現する可能性は高そうかなと。 新種が出てこないとも限らないので出てきたら調査したい所ですけど。魔獣とかは生息しているのか謎ですが。
調査の過程で戦闘が必要となると確かに協力は必要ですね。 戦闘を行うのであれば私も参加いたしましょう。
済まないな、ありがとう。 それと確かに、先に出てきた個体と同種の可能性もあるか…… そこも含め、既に情報のある個体は回避優先として、 不明の個体とのみ、なるだけ少数釣り出して交戦できたらと、思う。 何か問題あれば修正するので、指摘もらえたら幸いだ。 あとの行動は……地質調査ならば手伝えそうなので、 何かしらの汚染がないか等、私も探ってみよう。 ついでに、水源についても同様に見ておけたら、と。