翠湖包煙・岬砦防衛戦
真柄 葉
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シナリオID:1137
オープニング
「な、なんだっ!?」
砦を揺るがす地響きが眠気をふっ飛ばす。
見張りは慌てて視線を巡らせた。まず最初に見たのは湖。
いつも敵はそこから現れる。
「ち、違う……マーマンが地響きなんて起こすわけがない」
しかし、湖はいたって平和。波一つない湖面が朝日を浴びでキラキラと輝いていた。
よくよく考えればマーマン達が地響きを起こせるわけはない。見張りは安堵し、ゆっくりと唯一の陸地へと視線を向け――目を剥いた。
「地震か何かか? まったく、脅かして……な、なんだあれはっ!?」
見れば陸地から濛々と砂埃が立ち上がっている。
「て、敵襲!!!???」
見張りは見張り台に取り付けられている銅鑼を一心不乱に叩きまくると、急いで見張り台から降り、まだ宿舎で惰眠を貪っているであろう同僚たちを叩き起こして回った。
そして、偶然この砦に詰めていた冒険者達にも声をかける。
「敵襲だ! 急いで迎撃の準備をしてくれ!! もう、そこまで迫ってきている!!」
見張りはそれだけ言い残すと再び自らの持ち場へと戻っていく。
「来てる……」
見張りが呟いた。
この砦はそもそも対マーマンを想定して作られた砦だ。湖への防備はかなり硬い。
しかし、こと陸地へ目を向ければ、そこはただの輸送路でしかなかった。
もちろん城壁も城門も備わって入るが、攻められる想定をしていないそれらは、修復や整備などどうしても後回しになってしまう。
そこへ現れたのがあの土煙。どんどんと近づいてくる土煙と地響きは、それが大群なのだと知らしめる。
見張りはごくりと喉を鳴らし遠方にじっと目を凝らした。すると――。
「で、でかい……!」
土煙の隙間から真っ赤な巨人の姿が見える。
「あ、あれはまさか……!」
そして、見張りはその巨人を知っていた。特徴的な真っ赤な巨体。武器に使用しているのは森から直接引っこ抜いてきたような大木。何より顔半分を焼かれた鬼のような形相――。
「『首折りグゥーク』だ……」
見張りは声を震わせた。
それはつい先日詰所で見た手配書に書かれていた大物であったから。
もちろん、敵はそれだけではない。グゥークの足元には何匹ものオークが群れていた。
「まさか他にも、名付きがいるのか……?」
見張りは額から流れ落ちる汗にも気づかず、ずっと遠方を見つめた――。
解説
マスターより
リプレイ
「む……土埃が邪魔ですね」
見張り台へと駆けあがったヴィルヘルミナが【超視覚】を駆使しつつ、敵を探るも土煙に邪魔をされ詳しい陣容はわからなかったが、賞金首三体の姿は土煙の隙間から確認できた。
「間違いありませんね。敵陣にオークロード三体を確認しました」
「ああ、こちらでも確認したよ」
同じく見張り台に立つルチル・プルメリア・グレイハーツが【超視覚】で前を見る。
確認できるのはどれもなかなかの賞金額を刻む一級品達だ。
「……徒党を組んでくるとはな」
「ああ、それに夜討ちに朝駆けか……軍師格の個体がいるのかもしれない」
ロイ・アウレアがルチルの呟きに答えた。
オークロードに統率されているとはいえ、タイミングが絶妙すぎる。ロイは策士の存在を訝しむ。
「ええ、まさに奇襲。機を狙ったとしか思えないタイミングです」
そんな推察にアクティオンが頷いた。
「アクティオンさん、迎撃準備を急ごう。あまり時間が無い」
「ええ、わかっています。迎撃設備も使わせてもらいましょう」
ロイに言われアクティオンは城壁に据えられている大型の弩を見やる。
「工兵の方と連携し、移設してみます」
「わかった。オレは城壁兵に準備をお願いしてくる」
二人のシューターは互いに確認すると、守備兵達と連携すべく即座に行動を開始した。
「ネフリは後方支援に徹するのです」
シューター二人を見送ったネフリティス=N=クリスタロスが城壁の上で呟いた。
本来であれば敵陣へと単騎ででも突撃を仕掛けたい所。それが家の教えであり、数々の戦場でそうしてきた。しかし、今この砦に居る癒し手は自分一人。もし自分が倒れるようなことがあれば、他の仲間の命を危険にさらすとネフリティスは後方にて味方を援護する決意を固めた。
「……なんで、オークが」
同じく城壁の上で迫るオーク軍団に形のいい眉を歪ませる人物がいた。
リディリディ・トゥラ・イェレミースは、濛々と揚がる土煙をまるで穢れたものでも見るように見下しながら呟く。
「私の邪魔をするなんて……なんて汚らわしい……」
誰にも見えぬよう顔をしかめ、誰にも聞こえぬよう毒を吐く。リディリディは予想される未来の事を思いつつ、敵陣を睨み付けていた。
「イデア、どうするの」
ララベル・サン・ディーベルがイデアに問いかける。
「少しお待ちを」
イデアは床に描いた地図をじっと眺めながら答えた。
「先行突撃案は有効だと思うんです」
「そうだな、出鼻を挫く意味でも先当ては悪い戦術ではない」
トーラとナハティガル=ラーもイデアの書いた地図を囲み答えを待つ。
「問題は接敵位置です。あまりに距離が遠いと移動に労力を使い的になる。かと言って近すぎると迎撃態勢の邪魔になる」
「ベストの位置……それがここだって言うの?」
イデアが印をつけた場所を指さしララベルが再び問いかけた。
「まだ迷っています」
「相手もただの烏合の衆ではなさそうだ。そうだな、こういう戦術はどうだろう――」
と、ナハティガルが三人に顔を寄せるように手振りで示す。
「……なるほど、釣瓶式にですか」
ナハティガルの提案に深く頷いたトーラ。
「距離も時も稼げる。悪くはないと思うが」
「有用な作戦でしょう。ただ、実行中は各自単騎となることだけは十分にご注意を」
ナハティガルの作戦を後押しするイデアが最後に注意を喚起した。
「ねぇ、そろそろ準備をしようよ。もう敵がそこまで迫ってるよ」
土煙を指さしたララベルに三人も土煙へと視線を向けた。
●
「急ぎましょう。もう敵は目前です」
アクティオンは工兵と共に、大型弩の取り外し作業を急いでいた。
「こちらは弓の準備ができた。後は配置だけど――」
そこへ弓兵の準備を終えたロイが駆けてくる。
そして、ロイは弓兵の配置予定をアクティオンに伝えた。
「随分広範囲にばらけさせますね」
アクティオンは作業の手を止め、首をかしげる。
ロイの説明では城壁に弓兵を均等に並べるという。しかし、敵兵が狙うのは城門。普通に考えれば中央を厚くするべきなのだが――。
「敵もそれは読むと思っているんだ。だから、不規則性と多方向性を持たせる。もちろん弩も使って多様性も合わせてね」
「なるほど、攪乱込みの一斉射ですか」
「おっ。さすが話が早い。って、訳で早く運んでしまおう。そろそろ、戦端が開く」
「ええ、作業を急ぎます」
アクティオンは再び弩の移設作業に戻り、ロイは城壁を駆け戻っていった。
●
「どうですか?」
「……駄目だね」
ルチルは敵襲と同時に、相棒のラトを湖沿いに走らせ敵の後背をとらせていた。
もちろん、敵軍を後方から観測する為なのだが……
「土煙のせいでエーテルリンクを結んでも、ほとんど見えない」
「そうですか。後ろからの把握も難しい……ありがとうございます。今後、戦局がどう動くかわかりませんので、引き続き偵察をお願いします」
イデアに言われルチルはこくりと頷いた。
「やっぱり、故意ですか」
小さく呟いたヴィルヘルミナの言葉に、イデアとルチルが振り向く。
「そうだね……進軍だけであそこまで砂煙が立ち上るのは不自然だ。何かやってるのは間違いないだろう。イデア、どうだい?」
ルチルに言われ、イデアが【天眼】で敵軍を俯瞰する。
「……確かに何かしていますね。それが何かはわかりませんが」
「こちらに悟らせない、か。やるじゃないか」
「褒めている場合じゃないですよ。敵の全容が掴めないのは戦術的にもまずいです」
敵の戦術に一応の賛辞を贈るルチルに、ヴィルヘルミナが溜息混じりに答えた。
「いう事はわかるが、土煙の原因を探っている間に敵が距離を詰めてくるぞ」
「む……それはそうですが」
「ともかく、いくつか当ててみて様子を探るしかないでしょう。相手も馬鹿じゃないとだけ心に刻んでおきましょう」
イデアの言葉に二人は頷く。
「シーフの方々が出るみたいです。私も一度出て感触を見てきます」
そう言い残すとヴィルヘルミナが階段を降りて行った。
●
「先に出ます! 少しでも時間を稼ぐので、準備をお願いします!」
弩の準備を進める仲間に一声かけ、ヴィルヘルミナが城門をくぐった。
ヴィルヘルミナはそのまま突き進み、彼我の距離を一気に詰めた。目の前には土煙と共に進軍してくるオーク軍団が迫る。ヴィルヘルミナは間近に迫るオーク軍団に向け【殺界】を敷いた。
「止まってもらいます!」
ヴィルヘルミナはオーク軍団の行動を阻害すると共にその数を削ろうと動くが――。
――ブォン!!
【殺界】を展開するヴィルヘルミナを大地ごと抉らんとする丸太の一撃が吹き飛ばした。
「ぐっ……」
幸い丸太の直撃は免れたが、吹き飛ばされた衝撃で体が動かない。このままではオーク軍団の波に呑まれてしまう。
「ヴィルヘルミナさん!」
そんな時、ヴィルヘルミナに続く様にトーラが砦から飛び出してきた。
「エーテル集中、弾けて! ストーンブラスト!!」
トーラはヴィルヘルミナを轢き潰さんとするオーク集団に向け魔法をぶっ放す。
「よしっ! ――っ!?」
トーラの魔法でオーク軍団の進撃が緩む。しかし、トーラは嫌な気配を感じすぐさま後方へ飛んだ。瞬間、トーラの居た位置に突き刺さる魔法の矢。
「やりますね! でも、これで終わりじゃありません! ヴィルヘルミナさん、一旦退きましょう!」
トーラはヴィルヘルミナの手を取ると、砦へと撤退していく。
トーラの魔法によりオーク軍団を覆う土煙が吹き飛ばされ、その陣容の一部が明るみになっていた。
●
「破城槌か。やっぱり戦術を立てられる策士がいるな」
トーラの一撃を城壁から見つめていたロイが呟いた。
「あれを城門まで到達させちゃうと、色々まずいと思うのです……」
「ああ、その通りだ。それまでに出来るだけ戦力を減らす。ただ、こちらもある程度の消耗は覚悟しないといけないから、ネフリティスさん、君の回復に頼ると思う」
「おぉ! 任せてほしいのです! どどーんと回復しちゃうのですの!」
ヒーラーとして頼りにされたことが嬉しかったのか、ネフリティスはうんうんと何度も頷く。
「相手には悪い効果をかけてくる敵もいるみたいなので、ばっちり回復しちゃうのです!」
むふっと鼻息荒く祭刀を握り直したネフリティス。
「頼りにするよ。――さて」
ロイはやる気に満ちるネフリティスから視線を戦場へ戻す。
一時混乱していたオーク軍団が再編成を始めた。
「――早いな。だが、わざわざ回復の時間をやる程、俺達は甘くないぞ」
退いた二人に代わりナハティガルが突出する。ナハティガルはオーク軍団に肉薄すると隊列をはみ出ていた一体に狙いを定める。
「まずは数を減らす」
はみ出たオーク兵が気付く間もなく、そのわき腹にナハティガルの短剣が吸い込まれた。
ナハティガルは確かな手ごたえを感じると、すぐさまその場から飛び退る。
「次は僕の番だ!」
入れ替わる様にララベルが猛進してきた。しかし、軍団はすでに土埃で覆われている。
だからララベルは土煙に向け【捜波・改】を放った。
「思ったよりたくさんいる……! でも!」
オーク達にマーキングを施したララベルは、そのまま、敵のど真ん中に【衝撃刃2】を放つ。不可視の刃は土煙を切り裂き、その奥に隠れていたオーク兵達に襲い掛かった。
そして、土埃の中から多数の悲鳴と怨嗟が響き、ララベルもまたその場から飛び退る。
●
開戦初期段階において、シーフ三人による波状攻撃は一定の効果を得るも、それでオーク軍団の進撃が止まるかと言えば、否であった。
「くっ!」
魔弾の一撃に、ララベルが大きく後退させられる。
「俺が出る。一旦引け」
代わりにナハティガルが突出するも――。
「危ないっ!!」
不可視の吹き矢が出鼻を狙ってきた。
トーラの掛け声を受け咄嗟に回避集中に切り替えたナハティガルは寸でで吹き矢をかわすも、脚を止められる。
こうして徐々にではあるが戦局の天秤はオーク軍団へ傾きつつあった。
その頃、砦では――。
「お待たせしました。急ぎ設置を完了しました」
工作員の大部分を動員し移設した弩が陸地側に向けられていた。
アクティオンは待機していたロイとイデアに声をかけ、自身も配置につく。
彼我の距離――約300m。
「シーフの三人が押されています」
戻ってきたアクティオンにイデアが簡潔に説明する。
「やっぱり、あの土埃が邪魔だ。ララベルさんの【捜波】である程度の狙いは付けられてるみたいだけど、攻撃が向けられているかまではわからないからな」
そして、ロイが戦場を指さした。シーフ達の奮闘虚しく、徐々にであるがオークの進軍速度が上がっていた。
「正確性を欠くのがいただけないね。前からも、後ろからもこれじゃ、埒が明かない」
と、見張り台からルチルの声がした。ルチルは索敵能力の高さを生かし、砦の眼となって全体を俯瞰しているが、今だ敵の詳細は知れなかった。
そして、リディリディは――
「……遅いです」
ちょっとイライラしていた。
遅々として進まない迎撃、のんびりゆっくり進んでくる敵軍。いつまでたっても攻撃が届かない距離。そして、刻一刻と進む時計の針――。
普段温厚なリディリディの口元がぎゅっと結ばれるほど、彼女はピリピリしていた。
「リディリディさん……?」
「……はい、何でしょう」
そんなリディリディにネフリティスが心配そうに声をかけた。
「だ、大丈夫ですの……? その、顔色が」
「……はい、問題ないです。一点を除いては」
「な、何かあったらこのヒーラーであるネフリに言ってほしいのです!」
「そ、それじゃ、軽くおに……」
「おに?」
「何でもありません……それより、まだ来ませんね……おに……じゃなくてオーク」
「そうですの。まだ来ませんの。おに?」
二人は遅々として進まない戦局にじっと耐えていた。
●
「一旦退こう! このままじゃ僕達が邪魔になっちゃうよ!」
「同感です。ここまで面倒だとは……!」
「仕方ない。味方の援護を待って再突撃だ」
三人のシーフは攻撃を切り上げ砦に退いていく。それに伴ってオーク軍団の進軍速度が上がった。
オーク達は相変わらず土煙に紛れ進軍を続け――遂に砦まで100mを切った。
「一斉射!!」
アクティオンの号令と共に、砦から無数の矢がオーク軍団目がけて放たれた。
射手は城壁に並んだ守備兵達。そして、移設した弩。更にはシューターの三人だ。
土煙で正確な狙いは付けられないが射られた矢は、全て土煙の中へと吸い込まれていく。
土煙の中からは矢が弾かれる金属音と共に、オーク達の悲鳴も混じっていた。しかし、当たっても急所を外すことが多いのか、進軍速度はそれほど変わっていなかった。
そんな中でも、戦果を挙げていたのがロイだった。
【サーマルアイ】を活用しながら、着実に人型の急所となる場所へ矢を見舞っていく。
「一体どれが破城槌を持っている……」
ロイは矢を放ちながら呟く。
出来る事なら破城槌を持つオークを始末し、城門への決定打を防ぎたい。しかしながら、【サーマルアイ】での索敵には限界があった。
それでもロイは確実に数を減らすべきと、人型への射撃を続けた。
「あの土煙さえ何とかなれば、どうとでもできるんだがな……ここまで悩まされるとは」
見張り台でルチルが呟く。土煙はオーク軍団を隠し、時折隙間から得られる情報を繋ぎ合わせ全体像を想像するしかない。
情報屋として磨いてきたスキルを総動員し、敵の陣容の把握に努めようとするルチルは焦っていた。
「どこに居るんだ『呪いメーロ』」
広範囲魔法攻撃を得意とすると手配書にはあった。もし、その攻撃が砦を捉えたら――。
「だが魔法であればまだ届かないはずだ。今のうちに何とか――」
と、ルチルが再び土煙に視線を向けた、その時だった。
突然、土煙が逆巻き、中から大人の腕ほどもありそうな丸太が飛び出してくる。
「なっ! 総員ショック態勢をとれ!!」
ルチルはすぐさま声を上げる。その声を聞き、守備兵や射手達は射撃を止め地面に踏ん張った。
――ドォンッ!!
土煙から射出された丸太が城壁を打ち砕け散る。
被害こそ城壁の一部を削り取っただけであったが、その衝撃に守備兵達は息をのんだ。
「なんて攻撃だ。こんな事が出来るのは……」
「グレイハーツさん、今のは首折りグゥークの攻撃ではないのですか!」
砦を大きく揺らした一撃に、ヴィルヘルミナが城壁から見張り台を見上げる。
「ああ、十中八九間違いないだろう……厄介だな」
答えたルチルがこくりと頷いた。
「わかりました。私が何とかします!」
「なんとかって……おい、ヴィルヘルミナ! 怪我は大丈夫なのか!」
ルチルが問う間もなくヴィルヘルミナが城壁から階段を駆け下りていく。
「……まったく、無茶するんじゃないよ」
ルチルは小さく呟くと、再び迎撃と索敵に戻った。
●
「ヴィルヘルミナ、もう一度出ます!」
城門がわずかに開かれ、ヴィルヘルミナが砦外へ躍り出る。
眼前には矢の雨の中、濛々と揚がる土煙が確実に迫ってくる。
「城壁にいくら当てても崩れはしません。でも、ここは違う」
と、ヴィルヘルミナは城門を背に城壁をちらりと見やった。
城壁には心配そうにこちらを見下ろすネフリティスの姿。ヴィルヘルミナは彼女に小さく頭を下げ先ほどの礼を言うと、大太刀を構えた。
「来るなら来なさい。全部叩き落します……!」
「ヴィルヘルミナが出てくれたみたい」
「彼女が正面に立ってくれるのならよほどのことがない限り大丈夫だろう」
「でも、わたしたちはどうしましょう。もう少し距離が詰まったら魔法での応酬も始まって余計に混戦になります」
城壁ではシーフの三人が今後の動きを決めかねていた。
「三人様、少しお話が」
そんな三人もとにイデアがやってくる。
「これより更なる混戦が予想されます。そこで一計を案じてみたのですが――」
イデアは三人に顔を寄せるように言うと、作戦を語った。
「――いかがでしょうか」
イデアの話を聞いた三人はそれぞれ考え込む。
「悪くない。戦術的に利用可能な足場が増えるのはいい。だが、遮蔽物が存在しないと我々の姿は丸見えだ」
「それは正面から行っても同じだよ。むしろ正面から行く方がよっぽど見つかると思うし」
「そうです! たぶん敵は正面以外には意識を向けていないはずです。それにこれなら挟撃が可能になります!」
ナハティガル、ララベル、トーラ、三人の頭の中で戦場が広がっていく。
イデアのもたらした案を自らの中で組み立てた三人は大きく頷いた。
「ありがとうございます。ただし、制限時間は10分です」
「余裕です!」
最後にトーラがぐっと拳を握った。
●
砦から矢の雨も完全な足止めには至っていない。
それも仕方がない。リーダー『首折りグゥーク』が振り回す丸太が、多数の矢を絡めとってしまうのだ。
しかし、副次効果もあった。グゥークが振り回した丸太が土煙を払い、オーク軍団の全容が把握できた。
「射る手を休めないでください!」
アクティオンが守備兵に檄を送る。
グゥークが丸太を振るのをやめれば再び土煙が敵を隠す。守備兵もそれがわかっているのか、懸命に射続けた。
そして、彼我の距離が60mを割った。
「それ以上は進ませませんよ」
魔法の射程を的確に捉えたイデアが魔導書を開き魔法を詠唱する。
放たれた澱嵐が先頭集団を絡めとり移動を阻害した。
「……待ちくたびれました」
イデアの魔法効果を待ってリディリディが静かに立ち上がる。
射手達の活躍で敵が視認できた。――という事はどこに撃てばいいかわかる。今、オーク達は、狙いをつけるのが下手なリディリディにはとってこれ以上ない『的』となった。
「……さっさと倒して、朝食です」
杖を正面に立て、瞳を閉じたリディリディが小さく唇を動かす。
呟くような詠唱を繰り返し、力ある言葉を練り上げていく。
「……解き放つ、明けの明星」
そして、力ある言葉と共に杖に魔力が収束し、紅蓮の巨星となって解き放たれた。
イデアの澱嵐により隊列が詰まった軍団の中央、破城槌を引く攻城兵達の直上に達した巨星は、オーク達の視線を集め――爆散。飛び散る礫片が次々とオーク達を襲った。
「見えた、メーロだ!」
リディリディの魔法が開けた軍団の中の『穴』。風通りの良くなった軍団の中に、ルチルは一際目立つ人影を見つけた。
ルチルはすぐさま矢を番えると発射。【鋭射2】は仄かなエーテルの光に包まれ軍団の中へ吸い込まれていく。
「ちぃ、姑息な」
しかし、メーロはルチルの攻撃を察知したのか、手近に居たオーク兵を引き寄せるとその身を盾にした。
「だけど魔法の詠唱の隙は与えない。釘付けにさせてもらうぞ」
一撃で仕留められればよし、でなければ次の手だと、ルチルは継ぐ矢をメーロに向け続ける。
「どこだ。どこにいる」
ルチルがメーロを釘付けにしている間に、ロイは【サーマルアイ】を使ってもう一つの脅威を探していた。
ルチルから前方にその影はないと伝えられた『貪蜂トト』。この戦場のどこかに潜んでいるはず。
「また外れた。どこかに絶対いるはずなんだ」
ロイと共にトトを探すララベル。開戦時に放った【捜波】の効果時間は既に切れている。あの瞬間に捉えられていたとしても、今はわからない。
「手分けして探そう。砦の眼は前に向いている。俺達で後顧の憂いを断つんだ」
「うん、任せてよ! 必ず見つけて見せるから!」
【サーマルアイ】では人混みに紛れられると発見が困難だし、【捜波2】は看破される可能性がある。
二人が懸命にトトを探していた、その時だった――。
「うっ……」
守備兵の一人が突然泡を吹いて倒れた。
しかも、一人だけではない。次々と守備兵が倒れていく。
「西か!」
「そっちはさっき調べたのに……!」
ロイとララベルが急いで西側へと向かった。
「ネフリティス!」
「大丈夫ですの! 麻痺させられているだけなのです!」
ララベル達がついた頃には、既にネフリティスによる治療が行われていた。
ネフリティスは守備兵に撃ち込まれた神経毒を魔法で治癒していく。
「でも、治癒にも限界がありますの。早く倒してくださいですの!」
治癒を続けながら言うネフリティスに、二人は深く頷いた。
●
砦内部で混乱の兆しが見える中、正面の軍団の激戦は変わらず続いていた。
イデア、リディリディの魔法がオーク兵を薙ぎ払い、アクティオン、ルチルがメーロをけん制する。そして、ヴィルヘルミナがグゥークの遠距離攻撃を防いだ。
徐々に減る彼我の距離。オーク兵の半数以上は既に脱落しているものの、リーダー格であろう三体はいまだ健在だったため、進撃は止まっていない。
メーロがけん制の隙をつき魔法を放ち込み反撃を試みると、グゥークは投擲するものがなくなると、味方の死体を投げつけてくる。そして、不気味に潜むトト。その行方はまだ知れなかった。
「ぐっ! 味方を投げるなんて、なんという無法!」
城門を死守するヴィルヘルミナが飛んできた死体を切り払う。
「ヴィルヘルミナ様!」
そんなヴィルヘルミナに城壁からイデアが声をかけた。
そして、視線が合うと指を三本立てて頷く。
「……3本。なるほど、わかりました」
ヴィルヘルミナはすぐに意図を悟ると、正面の敵を見据え挑発する様に剣を掲げた。
「リディリディ様、我々も。ボス級を狙う仲間達の道を切り開くのです」
「は、はい、わかりました……」
イデアが声をかけ、リディリディがこくりと頷く。
オーク軍団のタフさは驚愕に値した。しかし、相手がタフならばそれを上回ればいいだけ。至ってシンプル。そして、それこそリディリディの得意とする戦いだった。
「……空っぽになるまで撃ちます」
「お願いします。ただ、地形まで変えませんように」
魔力を漲らせるリディリディに淡々と答えるイデア。
両キャスターの魔力が武器へと収束し、オーク軍団へ放たれた。
――ドゴォォン!!!
両キャスターの放った魔法は、まさに地形を変える勢いで、オーク軍団の中央に巨大な『穴』を穿つと、多数のオーク兵がその威力に絶命した。
二人の狼煙を合図に、ずっと潜伏していたトーラとナハティガルが湖上より挟撃を図る。
イデアの【ウォーターウォーク】を受けた二人は、大きく湖上を回り、オーク軍団の横っ腹に迫った。
「エーテル集中、爆炎! いっけぇぇー!!」
右側から迫ったトーラが一番目立つグゥークに向け魔法を放つと、炸裂した爆炎はグゥークを中心に辺りもまとめて炎に包んだ。
『グオアアァァァァ!!!』
炎の中から怒りの咆哮が聞こえる。グゥークは丸太を振り回し爆炎の炎を振り払った。
「その首級、もらい受けるぞ……!」
グゥークがトーラの爆炎を掻き消したと同時、左側から回り込むナハティガルが突撃する。湖上より一直線に距離を詰めたナハティガルは、グゥークの周りに侍るオークを足場に跳躍。一気に頭の高さを合わせる。
「死角からの攻撃はかわせまい……!」
ナハティガルは以前視界を潰された左側から、神速の一閃で首を狙うが――。
「くっ……何という硬さだ」
斬った感触は確かにあった。しかし、皮膚の硬さに邪魔され手ごたえが全く感じられない。グゥークは一瞬怯むも致命傷には程遠かった。
ナハティガルはグゥークの肩を足場に後方に飛び退る。
「足元がお留守ですよ!」
そんなナハティガルに変わる様に突出してきたのは、ヴィルヘルミナだった。
【チャージング】で一気に距離を詰め、グゥークの足元へ達したヴィルヘルミナは銀月をグゥークの脛へと叩きつける。ナハティガルの一撃を見て咄嗟に斬撃から打撃へと切り替えたヴィルヘルミナの一撃に、グゥークの表情が歪んだ。
「次はわたしの番です!」
その隙を更に広げるために、トーラが再び魔法を打ち込む。今度の魔法は二人の乱戦の邪魔にならないように、グゥークの直上。丁度、頭だけが攻撃範囲に入る様に発動された爆炎に、グゥークは目を焼かれ叫び声を上げた。
今この三人の連携が可能だったのも、名持ち以外の勢力をせん滅した両キャスターの働きがあってのもの。
そして、最大の脅威と見られていた『呪いメーロ』が、沈黙しているのもまた、二人のシューターの功績だった。
「隠れるものなどもうないぞ。それともリーダーを盾にするか?」
ルチルが見張り台から的確にメーロを狙う。例えグゥークに隠れようとも、ルチルにはもう一つの眼がある。そう、隠れたとしても後ろから視えるのだ。
「当てなくて大丈夫です。メーロの足元に打ち込んで視界を遮ってください!」
そして、守備兵を束ねるアクティオン。トトに城壁の戦列を乱されながらも、移設した弩と共にメーロを狙い続けていた。
砦前で激戦が繰り広げられる中、砦内では静かな攻防が続けられていた。
姿こそ見えないが、トトが砦内に潜入している事は最早疑う余地はない。
「今度はあそこですの!?」
ネフリティスが悲痛な声を上げ、城壁の上を駆けだした。
トトは攻撃の要である冒険者はまるで狙わずに、執拗に守備兵を狙っていた。
「ララベルさん」
「うん、大体わかったよ」
二人はネフリティスや守備兵に申し訳ないと思いつつも、じっと相手の出方を観察していた。そして、ようやく法則性らしきものを捉えたのだ。
「僕が射線に飛び出るから、トトを狙ってもらえる?」
「ああ、もうネフリティスの魔法も使用限界だろうしな。一発で決めよう」
ララベルは頷くと物陰から飛び出した。【疾風足】で速度を限界まで上げ、目指すのは一人の守備兵の背後。狙われる順番を読み、次はその守備兵だとララベルは賭けた。
「ここだろ! わかってるんだからな!」
ララベルは守備兵の背後にぴったりと着くと、直上に剣を交差させた。
――キーン!
辺りに響く金属音。ララベルの剣に当たり弾かれたのは小さな針だった。
「当たりだ! ロイ!」
「そこか!」
ララベルの声が届くよりも早く、ロイの一矢が空に向け打ち出される。
矢は風切り音を上げ一直線に空を射貫いた。
『ギャッ!』
短い悲鳴と共に小さな影が城壁へ落下してくる。
「まさか空からだなんてね。いろいろ勉強になったよ」
ロイの矢に射貫かれ、城壁へ体を打ち付けた『貪蜂トト』へ、ララベルが刃を振り下ろした。
●
トトが落ちた。
この報はすぐに仲間達に伝えられ、守備側の士気が一気に上がる。
そして、上がった士気の勢いを借り、守備側は攻勢を強めていった。
「後顧の憂いは無くなった。一気に射貫くよ、アクティオン!」
「ええ、敵は既に二体。物量で押し切ります」
両シューターは、ジャラジャラとヒトの装飾具を鳴らすメーロに改めて狙いを定める。
「あぶり出します」
グゥークの太い脚に半身を隠すメーロに向け、アクティオンはバスターアローを射かけた。
光矢はメーロの隠れるグゥークの左足を射貫き弾き飛ばす。そして、弾かれた左足はその背後に身を隠していたメーロを上空高くまで蹴り上げた。
「最高だよ、アクティオン」
「褒められるほどの事ではありませんよ」
グゥークに蹴り上げられたメーロはあわあわと宙を泳ぐ。それは、ただの的でしかなかった。
ルチルは弩を構えると、矢先をメーロに向けると――。
「ただの一度の活躍もないままに、逝くがいいさ」
ゆっくりと引き金を引いた。
●
「一撃! さすがです!」
ルチルの一矢に絶命し落下してくるメーロを見やりトーラが叫ぶ。
グゥークに対する三人はH&Aでゆっくりとグゥークの巨体を削っていた。
「既に味方は死んだぞ。退くのなら見逃してやらないでもない」
ナハティガルが挑発する様に囁く。言葉は通じないが、雰囲気でそれを悟ったグゥークが一層吠える。
「冷静を失っては勝てるものも勝てませんよ」
怒りにさらに苛烈になる丸太の攻撃をあっさりと避けつつ、ヴィルヘルミナが銀月を閃かせた。
流石のタフさを誇るグゥークも、三人の素早い動きに翻弄され、更には狙いすましたかのような砦からの遠距離攻撃にまで削られる。
既に満身創痍。グゥークはついに後退を始めた。
「逃がすと思いますか?」
もちろんそれを許す者などいない。ヴィルヘルミナが隙を見せたグゥークの脚の腱を断ち転倒させた。
それでもなお這って戦場を離脱しようとするグゥークに――。
「諦めろ。お前の負けだ」
ナハティガルの一刺しが、グゥークの眼窩に沈んだ。
●
「被害は軽微! 完勝ですね!」
オーク軍団を退けた冒険者と守備兵達。
戦後の処理をしながら、トーラが額に浮いた汗をぬぐった。
「ネフリティスのおかげだね。助かったよ!」
トーラの意見に同意したララベルが、ネフリティスを見る。
「え……そう、かな。えへへ」
ネフリティスはヒーラーとしての評価に照れ笑った。
「弩は戻しておきますね。今回がイレギュラーであって、本来の敵は湖にいますから」
そう言って、工兵と共に弩を戻しにかかったアクティオン。
「しかし、このような砦になぜオークが攻め寄せたのでしょうか」
「ふむ……誰かが裏で操っていた可能性か」
イデアの呟きにナハティガルが答えた。
「この砦にそこまでの価値は無い、と思いたいけどね」
「だからこそ攻める理由がわかりませんね。かなり用意周到でした」
ルチルとヴィルヘルミナがともに首をひねる。
「まぁ、考えてもわからないし、撃退できたんだから良しとしようぜ!」
そんな四人にロイがあっけらかんと言う。
「……あの、朝食にはまだ、間に合いますよね……?」
そして、不安そうに問いかけたリディリディの姿に、皆はようやく笑顔を見せたのだった――。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:多い10 / 4〜10人
2021年07月21日 08時47分07秒 公開
参加者
ヴィルヘルミナ
ルチル・プルメリア・グレイハーツ
- イェレミース トゥラ リディリディ
ロイ・アウレア
ララベル・サン・ディーベル
トーラ
アクティオン
ネフリティス=N=クリスタロス
ナハティガル=ラー
- イデア
相談掲示板
シューターのロイ・アウレアです。宜しくお願いします。 申し訳ない、抽選落ちすると思ってたので…考えを纏めきれてません。 感じた事をタラタラと書くので、モノ言うや突っ込み歓迎です。 参加は ヒーラー1名、シューター3名、ウォーリア1名、キャスター2名、シーフ3名 有難い事に、全職そろってるね。 この砦のメリットは城壁の高さ5mと、湖側からは攻めて来ないだろうって点。 盾で防がれたら厄介だが、基本は高所からの攻撃の方が歩があるのと ウォーターウォークや船を使って来ない限り1方向を守れば良いって認識なので 湖側に見張りの兵は置くが、残りは戦闘集中できる。…と、言う認識でいます。 先ずは、シューターが多いので距離を詰められる前に炸光矢で オーク攻城兵→オーク斧兵の優先順で減らし砦の優位を守りたいと思ったがどうかな? その後は…まだ未定、皆様の意見もお聞きしたいです。
No.2
キャスターのイデアと申します、よろしくお願いいたします 攻城兵に突進されては困るでしょうし、 まずは斧兵辺りから重点的に数を減らそうかと私は考えております
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いします。 打って出たり、砦にこもったり、戦い方はいくつかあると思いますが、その辺りは早めに決めたいところではありますね。 なるべくなら防衛兵器をいくつか使えるようにしておきたい所ですが、どれだけの手間がかかるか問題ですか。 既に敵はかなり近くまで接近していますし。作業するとして時間がどれだけあるのでしょうね。 ロードはどれも厄介でしょうが、個人的には『呪いメーロ』が厄介に感じます。 範囲魔法とか守備隊の人たちが受けたら甚大な被害でしょうし。 門は近づけさせないのが一番でしょうが、守るとしたらアーケインで足を鈍らせたりアイアンウォールで扉の前を塞ぐという手もありますね。 破城槌抱えている時点でそれなりには鈍足でしょうし、壁でも槌の一撃で壊れるという事もないでしょうから。 どちらもキャスターの特性なのでどうするかは判断に任せますが。
シーフのトーラです。 砦の防衛頑張りましょう! 基本は弓や魔法で前進してくる敵を攻撃しつつ、近寄ってきたら前衛が迎え討つ形になるでしょうか。 弓での攻撃ですけど、優先を呪いメーロにしてはどうでしょう? 範囲魔法は射程もあって城壁の上まで攻撃が届きますし、それさえ来なければ兵士の人達にも弓を射って貰っても危険は少なくなると思います。
確かに破城槌を持っている敵に合わせているなら、それなりに遅そうですね。 杖を持ってある程度の射程のある攻撃が出来ますけど、走っていって魔法で挑発してみましょうか? 相手の速度を見誤らなければフェザーステップで攻撃と後退が出来ますし、破城槌を置いて向かってくるなら分断したところを弓で狙い射ちも出来ると思います。 壁歩きを持っていけば城壁を駆け上がっての退避も出来ますけどどうでしょう?
ああ…呪いメーロ。 戦闘では、ヒーラー→魔法職の優先順で落すようにと教えられたのを忘れてました…。 魔法の射程に入る前に呪いメーロに攻撃集中するのに賛成です。 その後も優先順を決めて攻撃集中したいと思うが、お勧めとかありますか? ぱっと思いつくのは オーク攻城兵→貪蜂トト(遠距離持ち)→首折り→オーク斧兵の順です。 防衛兵器は撃つ向きの調整で何とかならないか…と考え中です。
っと、リロードを忘れてました。 破城槌を置いて向かってくれるなら助かるし優先順も変わるね。 その動きはシーフならではなので、同職の皆さんに一任しますね。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね!
シューターのアクティオンです、よろしく。 >基本戦術 ネームドに多数の斧兵と揃っているので、真正面から受けるよりは遠距離主体でどうにかしたいところ、ですね。 砦備え付けの防衛兵器も出来れば使いたいところですが、さて……あれもこれも、とは欲張らず、1つ程度に絞った上で解体→再設置のような感じで移動させるか、砦にあるだろう輸送用の道具(荷車とか)の車輪でもくっつけるか…… 湖側は基本的に考えなくていいのは楽ですが、あえて船なりだして「横からの攻撃」も視野に入れますか? 呪いメーロぐらいは落としておかねば安心して使えませんが。 それか……正面を魔法等の防壁で堅くできるなら、その上で「船を出す→船を奪われる」ように仕向けて湖に出るように誘導→沈める、とか…… >優先順位 呪いメーロ・攻城兵あたりを落とせれば、相手が砦の正面を突破するのに有効打を欠くようになるでしょうし、そちらを優先したいところ、です。 攻城兵が破城槌を運ぶのに合わせて進行が遅くなっているようなら、あえてギリギリまで残すことで敵全体の進攻に足かせをかけたままにする、という選択肢もあるかもしれませんが。
No.10
キャスターのリディリディです。 その・・・、よろしくお願いします。 頭領の首折りグゥークを討てれば後は逃げ帰りそうなのですが、そう簡単にはいかないでしょうね・・・。 私もヴィルヘルミナさんと同じく呪いメーロを脅威に思っています。 呪いメーロは射程の長いシューター、数の多い斧兵や攻城兵はキャスターの範囲魔法で対処したいです。 クラスが揃っているので、なんとかなりそうですね・・・。
シーフのナハティガル=ラーだ。今回は宜しく頼む。 >防衛兵器 開始時点で敵との距離は500m。接敵までには数ラウンドある為、 工兵達には城壁ごと防衛兵器をくり抜いて貰い、城門近くへの移動を試みて貰うのはどうだろうか? >優先順 呪いメーロを優先的に撃破するのに異論はない。 俺も思い付く優先度は 呪いメーロ>オーク攻城兵>貪蜂トト>その他…の順となる。
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター。よろしく。 アタイも優先して倒すべきは『呪いメーロ』と思っている。 こいつ一人で守備隊を壊滅させたり、城壁を破壊するぐらいやれそうだしね。 トーラがネームドを挑発してくれるなら、その意識が向いた隙に一斉射撃で先手を取るぐらいはできそうか。 >防衛兵器 頼めるならバリスタとか射程のある兵器が欲しいね。 確かに台車とかはありそうだね。手間はかかりそうだが工兵には全力で持って行ってもらうように頼むのがいいと思う。 船を出すという案についてだが…敵軍の全容は容易に視認可能とあるし、あまり考える事を増やし過ぎないように湖側には警戒の目を置くぐらいがいいと思うね。
>呪いメーロ とりあえず、ここを狙うのはほぼ確定でしょうか。 範囲魔法などをつかうということでシューターや(準備が間に合うなら)防衛兵器主体になるでしょうが、あからさまに狙うと斧兵などが盾になったりしそうですし……初撃が大事になりそうです。 敢えて守備兵(防衛兵器をどうにかする工兵抜き)の弓で、散発・引き気味に撃ってもらい(当たらなくてよし)、「急襲に混乱しており的確な遠距離攻撃不可」を印象付けて前に出てくるように誘導→さらにグレイハーツ君のいうような気を引く挑発を入れて一気に、とか。 >船 まあ、奇策は滑ると普通にやるより効果が低いこともありますか。 それで特別効果的な攻撃が出来るのでなければ、確かに余計な気を回すより正攻法に集中すべきですね。
防衛兵器は投石器と弩がありますがどちらがいいでしょうね。 個人的には弩がいいかなとは。大きさが分かりませんが少なくても1、多くて3くらいなら持ってこれそうな気もしますし。 どれだけ人手を割くかですが軍勢の相手もありますので、配分には注意したい所です。 授恵者がいる方が捗るなら私も手伝うか考えますが、敵が近づくまでは仕事が少ないので。 とりあえず『呪いメーロ』優先でいい感じでしょうか。 こちらに関しては遠隔攻撃可の方々にお任せする事になりそうですね。射程距離がキャスターの方々と同じならシューターの方々が先制できそうですが。 『首折りグゥーク』を倒せば撤退は可能性大ですが、先に倒すのは難しいでしょうね。 先に配下との戦いを行うと思いますし、生命力が他のオークより頭一つは抜けていそうです。 たぶん倒すのは最後になりそうな気もしますが、逃げたりするんでしょうか。 『貪蜂トト』は小柄みたいですし、単独行動時は隠れられるとちょっと面倒ですね。 他と戦っている間にこっそりと潜伏状態で奇襲とか……考えすぎでしょうか? スキルはエーテルブレード+殺界で軍勢を止めるか紫電一閃でロード相手に痛撃を与えるか考え中です。 今回は集団戦が主なので前者かなとは思いますが。
ちょっと言葉足らずでしたので修正 Q:防衛兵器(弩や投石器)の大きさはどれくらいでしょうか?設置場所から陸地側へ動かすとして何人くらい必要なのでしょう。
遅れて申し訳ないです ネフリティス=N=クリスタロスなのです 今回は「難易度:難しい」なのと唯一のヒーラーっていうことで回復スキルとあとは貪蜂トト対策ということで状態異常回復スキルを持っていく予定ですの 呪いメーロを最優先で攻撃するのは賛成なのです あと、貪蜂トトについてですけどヴィルヘルミナのいう通り隠密行動で奇襲されたら困りますので先ほど言ったものに加えて汎用スキル『看破』でトトの動きを警戒しておくのです
呪いメーロ優先でいいみたいですね。 斧兵の影に隠れていそうなので、上手く引き離すかしたいところです。 >投石機とバリスタ 敵が砦から500m弱の距離ということは、移動が4なら9~10ラウンドで到着するので、猶予は1分弱といったところでしょうか。 ちなみに移動3なら11~12ラウンド、移動2なら16~17ラウンドです。 投石機なら石は弧を描いて飛びますし、観測手が居れば向きだけ変えて投石出来ないでしょうか? >船 準備にどれくらい時間がかかるか分からないですし、横からの攻撃を考えるならキャスターの方にウォーターウォークを使ってもらうのはどうでしょう?
お答えしますね! Q:防衛兵器(弩や投石器)の大きさはどれくらいでしょうか?設置場所から陸地側へ動かすとして何人くらい必要なのでしょう。 A:防衛兵器の大きさは、弩がマーマンを一撃で射貫ける程の矢を射出できる程度の大きさ。投石機は人の頭ほどの石を投石できる振り子式の投石機です。 移動に関して、弩の場合は設置場所が完全に湖を向いているので、固定解除⇒移動(運搬)⇒(設置)⇒使用の手順が必要になります。人数は工作兵数名で30分といったところでしょうか。人数を増やしたり設置、運搬を工夫したりすると早くなるかもしれません。 投石機に関しては、その場で回転すれば利用できるので、固定解除⇒回転⇒固定⇒使用という手順になると思います。 こちらも工作兵数名で30分程度で完了するでしょう。 以上です。ご参考にしてくださいね!
呪いメーロ優先で決まりですね 先に個人の動きですが『攻撃集中の宣言』をし火力&確実にBS付与する事に専念します 防御・回避は捨てるので、城壁の上に身を隠しつつ参戦させて頂きますね 汎用は天眼で全体の動きを追い、オーク軍が左右分散し動き出さないように用心するのと 天眼で、貪蜂トトの動きも追って、姿が消えたらサーマルアイで確認しようと思う 打って出る方の援護も視野に入れますが 守備兵全員に弓を装備して貰い、砦内から援護射撃をして貰うのはどうでしょう? 足を狙うか、矢を天から雨のように降らせ続ける事で、当たらなくても接近を遅らせることが出来る 船(ウォーターウォーク?)で出るのは、メリットがピンと来ないです オレの視野が狭いとも思うので、されるのでしたら、平面での戦いとなりますから気をつけて下さいね もし、キャスターが打って出るなら、アーケインや鉄壁を召喚して、同じ移動速度で進めないようにするのはどうでしょう? そうすれば砦に近づいた順に集中砲火で落せる ホリーさん、回答をありがとうございます。トーラさんも到達時間の予測をありがとう。 工作兵数名で30分なら、どちらか1基に絞って全員で取り掛かって貰えれば 接近前に間に合わせるのは無理でも乱戦中に使用可能にできそうな気がしますね 工作兵は戦闘に駆り出すつもりはないですし、優先順を決めて使用可能にして貰うのでどうでしょう? 敵到達迄の1-2分はオレもする事が無いので手伝おうと思うのと 優先は、弩→投石器で、理由は命中率 ぶっちゃけ投石は…遠距離時に隊列を乱すのに有効って認識なので 接近されてからだと出番が無いかもと思ってます
>個人 俺も討って出るつもりだ。 オーク斧兵を攻撃しつつ、オークロード捕捉時は優先攻撃する事を考えている。 布陣的に『貪蜂トト』か『首折りグゥーク』と接敵する確率が高いかと。 >弩と投石器 時間的にどちらか一基に絞る方向で良いと思う。 建物ではなく、敵を直接狙うのなら弩の方が扱い易そうだろうか?
>防衛兵器 弩か投石機か、なら、オークを狙うと考えれば弩優先と考えます。 まあ投石機であくまで敵布陣を混乱させることだけ考えるなら正確に狙う必要がない分攻撃頻度は上がりそうですが……討って出る方がいるならざっくりしすぎた攻撃はしない方が良いでしょうし。 >戦闘 自分は砦から出ていくメリットがほぼないので、防衛兵の方々に弓を使ってもらうならその指揮も兼ねて射撃戦ですかね。 一応、索敵系のスキルについては色々あるので、上から状況を見ることもできるかと。
弩を大勢で1機動かすんですね。 建築とかのスキルがあれば短縮できるかもです。 >船orウォーターウォーク メリットは弓か魔法を持っている前提の話ですけど、横から攻撃できるので相手の意識を前だけに集中させないことと、メーロとトト以外は射程のある攻撃を持っていないようなので、他の攻撃を受けないことでしょうか。 ただ、やる人がいないみたいですし正面からの防衛に集中でいいと思います。 わたしは前言ったように先行して敵を攻撃しますね。 天眼と戦術眼で追い付かれるぎりぎりをキープしながら敵の分断を狙って、魔法や弓の射程に誘導していこうと思います。
No.24
優先討伐順位は『呪いメーロ』、把握いたしました 防衛兵器はおまけ程度な認識ですのでお任せして…… 個人行動としては、私はネームドでない雑魚オークへ集中砲火しておきます ウォーターウォークは持っていくだけ持っていってみますね
防衛兵器は工兵数名で30分…複数運用は現実的ではないですね。運用する前に戦闘が終わりそうです。 一基に集中するとして、運搬が工兵だけで足りないなら守備兵から数名手伝ってもらいますか。 準備が結構かかりそうですし、私も打って出て殺界で足止めする事にします。 相手の勢いを止められないなら打って出た人達はは一度砦に退避する事も考えておきますか。 そうならない方がいいですが数が数ですしね。下手に留まると圧殺されそうです。
No.26
防衛兵器は・・・、そうですね。個人的にはこのまま湖側に向けておいた方がと思います。 動かしたということが分かり、これ幸いとマーマンたちに攻められでもしたら目も当てられません。 私個人の行動は以前自分で言った通り、ひとまずは斧兵と攻城兵にします。 ネームドは脅威ですが、相手の数は無視できませんし。
防衛兵器の複数運用は現実的ではない。ならば弩一つ動かす方に賛成かね。 リディリディの危惧する湖側の防備が手薄化する件についてだが、かなり手厚いと聞くし複数台備えてるならその内一つを持ち出しても大きく問題はないと思う。 守備隊は全員授恵者というわけではないから、弓で迎撃してもらう方が最終的な被害を少なく留められるそうだね。 >個人 こちらも砦から弓での攻撃を行う予定だ。 手分けする形で索敵も行えればいいと考えている。 『貪蜂トト』とか乱戦の合間を縫って砦に急襲をかけてもおかしくはないからね。
>これ幸いとマーマンたちに攻められでも 同意です。湖側に見張りは置くとして、動かすとしたら弩で良い様ですし 投石器はマーマン用にそのままにして貰いましょう。 弓兵への指示はアクティオンさんがしてくれるようなのでお願いして 自分は他の事を考えますね。 >湖へ出るメリット トーラさん、ありがとう! どうしても1方向に考えが固定してしまうから、成る程…と聞きました。 オークが左右散開し過ぎてしまうと砦の両脇からも攻め込まれる可能性があるので 用心に越したことはないですね。 汎用に建築を持つ余裕が無いので固定解除は工作兵に任せオーク接近に備えます。 弩の解除の件はオレのプレに記しますね。
連投失礼します。 工作兵へ指示した後、する事が無い場合は自分も一度打って出て 炸光矢を3発とも、使い切ってから戻るかもしれません。 接近戦する方を巻込む心配が無いうちに使ってしまいたいので…。 でも砦内から打つのが安全ですから、そこはまだ思案中です。
>マーマンに攻められる 一基ならおそらく問題ないかと。戦闘が終わった後は元の位置に戻すでしょうし。 漁夫の利とかオークとマーマンの二面攻撃みたいな知恵や協調性がある相手でしたら確かに厄介ですが。 >スキル 衝撃刃、闘気槌、重点硬化、チャージングの4つと特性は殺界とエーテルブレードの予定です。 切り込むのは無謀なので、迎撃中心です。
No.31
一基ということでしたら、はい。納得しました。 では、そろそろ出発時間も近づいていますね。 何か変化がなければこのままプレイングとします。