【暗都】ティータイムは聖域で

赤坂

コメント 23

シナリオID:1115

オープニング

●
 エラトゥーン都市同盟には表と裏の顔がある。
 表の顔が何であるかは、多くの者が口を揃えてこう答えるだろう。活気満ちる国、商人の国、職人の国……。
 一方裏の顔については人によって様々だ。ある者は暴力だと言い、ある者は陰謀だと言う。差別、狂気、搾取、悪徳――それらの全てだと言う者もいる。
 嘗(かつ)てこの国は平等を認め、多様な成功と発展を生んだ。しかしそれはヒトの暗黒面も多様化する事を意味していたのだ。

 だからこそ“アントマン”は生まれたのだろう。

 アントマン。エラトゥーンの裏社会に時折現れては、凄惨な“悪”を撒き散らして消えてゆく裏稼業専門の集団。全員が黒兎のハーフビーストで、その頭部から伸びる黒い耳が病的に痩せ細り、中ほどから折れ曲がっているさまが蟻の触覚に喩えられた事からその名が付いた……だの、与えられた仕事を忠実に遂行する姿から名付けられただのと言われている。
 彼らの一人が仕事につけば死体がひと山積みあがる。二人ならばふた山。三人ならば、数える事さえ億劫だろう。
 今、そんなアントマンの全員がリブラネスタに集結し、各々の仕事に着手している。
 冒険者達の調べによってそれが明らかになったと同時に、幾つかの事件がこの国を騒がせ始めた。

 悪辣な魔法薬の流行。
 奴隷市場の活性。
 無差別連続バラバラ殺人。
 コランダム商会の調査に当たった者達の変死。

 彼らは、コランダム商会の頭でありリブラネスタ陥落を狙うダグザ・コランダムの配下である事が確実視されている。
 事件の先にアントマンがおり、その背後にダグザがいる。コランダム商会が混乱に乗じて影響力を拡大している情勢を鑑みれば、早急に解決せねばリブラネスタに更なる混沌の闇が落ちる事は間違いない。
 だが同時に、これから始める戦いに秘められた困難も直視するべきだ。
 冒険者達よ心せよ。この戦いはヒトの悪性との戦いなのだ――。

●
「――って感じの話をした手前、言いにくいんだけど」
 ヴィルジニア・テレーザ・セルッティは、顰め面でそのように切り出した。
 彼女はエラトゥーンが誇る『セルッティ商会』の女主人であり、リブラネスタの市長でもある。現在リブラネスタで発生している様々な事件の解決に向けて、冒険者ギルドと合同で調査に当たっていた。今回はその一環で数名の冒険者を商会に招いている。
 依頼の内容は、魔法薬『ヘイヴン』流行に関する調査。
 事件の裏に危険人物であるアントマンの存在がある以上、その調査には手練れの授恵者を見繕わねばならない。そういった事情で集められた冒険者達に告げられた言葉は……
 しかし、まったくもって予想だにしない内容なのだった。
「魔薬の流行の裏にいたと思われるアントマンの死体が、今朝発見されたわ」
 アントマン。
 裏社会の危険人物。事件を主導する存在。
 これから一戦交えんとしていた難敵であるが、冒険者達が仕事に挑むより先に、何故かその一角が死亡したという。
「どういう事なのかは分からないけど……裏も取れてる情報なのよ」
 発見された状況もヴィルジニアは語った。曰く、冒険者ギルドに匿名の手紙が届いたらしい。そこには、魔薬流行の裏で暗躍するアントマンが死亡した事と、死体の位置、そして“祈りを”という一文が添えられていたという。
「どうにも気味が悪いけど……アントマンがいないのなら、魔薬の調査は我々セルッティ商会の方で進められるわ。だからあなた達には別口の調査を頼みたいの」
 そう告げると、ヴィルジニアは卓上に質素なつくりの十字架を置いて見せる。
「『聖真教アーサー』。これを調べて頂戴」

●
 聖真教アーサー。
 エスト・ポーラに拠点を置く、アーサーという実在の人物を神と崇めている特異な信仰。
 授恵者の僧兵を持ち、自発的に魔獣退治や凶悪犯罪の取り締まりなどを行っているため評判は良好。
 だが、コランダム商会との繋がりが指摘されている。
 コランダム商会の奸計により冒険者ギルドの悪評が一部で囁かれるようになった時、その比較対象として持ち上げられ、賞賛を浴びていたのが聖真教であった。
 果たしてその実態は、善か、悪か?
 調査対象を聖真教へと変更した冒険者達は、拠点の存在するエスト・ポーラに向かう。

●
 エスト・ポーラの郊外に位置する聖真教の拠点、“大聖堂マリアナ”。その門の外から冒険者達が中の様子を伺っていると、敷地内から一人の少女が近づいて来た。
「あなた方、どなたかお探しかしら?」
 少女は、まだ十代半ばほどと思しい、あどけなく、そして可憐な顔立ちであった。灰色がかった銀の髪に、純白の服がよく映える。そして、その額には短い槍が突き刺さっていた。
「「「…………」」」
「……?」
 その額には、短い槍が突き刺さっていた。
「「「…………」」」
「どうかなさって?」
 その額には――短い槍が突き刺さっていた。
 唖然とする冒険者達をよそに、少女は何かを閃いたような顔をすると、彼らの手を取って強引に大聖堂の敷地内へ招き入れる。
「わかったわ。お客様ね! 近頃は多いのよ、私達の教義に興味を持たれる方々が。うふふ、今日はどんな風におもてなししようかしら!」
 あれよあれよと中へ誘(いざな)われる冒険者達。その額に刺さった槍のわけについて尋ねる暇もなく、少女による大聖堂の案内を受ける。

 道すがら他の聖真教の信者と思しい者と何度かすれ違ったが、全員が好意的な挨拶をくれた。彼らは虫一匹さえ殺せぬような善人に見えたし、当然、頭部に何かが刺さっているような事もなかった。
 建物の中は、芸術品のひとつもない質素な装いであった。しかし不思議と貧しさのようなものは感じず、それどころか、神聖ささえ感じるようだった。
「お、何だ何だ、お客さんかい?」
 やがて少女の案内が中庭に差し掛かった頃、一行を呼び止める男があった。
 男は筋骨隆々とした体格で、年の頃は三十代の半ばほどであると伺えた。竹を割ったような性格の滲む笑顔を浮かべており、その額に杖が突き刺さっている。
「さては俺達の教義に興味を持った奴らだな? どうだ、当たりだろう! なんたって俺は世界で二番目に勘が良い男さ」
「あらヤダ、素敵な方々じゃない。独り占めするつもりじゃないでしょうね、テレサちゃん?」
 続いて、矢鱈とカラフルな髪をした男も現れた。男は独特な髪型とメイクをしており、側頭部から伸びる一対の長耳がエルフである事を示している。また、額に剣が突き刺さっていた。
 三種の武器を額に突き刺した謎の人物に囲まれて言葉を失う冒険者達をよそに、彼らは寄り集まって実に楽しそうにもてなしの方法を話し合う。
「筋トレ大会だな。絶対そうだ。世界で二番目のアイデアマンが保証するぜ」
「こういう時は生け花大会よ。粋な自己紹介じゃない?」
「球技大会ってのもアリだ」
「ポエムを読むのもいいわね」
「いっそ模擬戦か!」
「皆でミュージカルでも!」
「うんぬんかんぬん!」
「あれやこれや!」
「もーーーーーー! ストップ! ストップよ、二人とも!」
 白熱する議論に割り入ったのは、テレサと呼ばれた少女である。
 テレサは、ぱん、と手を叩いて冒険者達を振り返ると、次のように提案する。
 それを聞いた他の二人も納得したように頷いた為、まさしく鶴の一声であった。
「私、お茶会がいいわ。みんなでお茶会。そうしませんこと、皆さま?」
 なし崩し的に、そういう事になった。

解説

●依頼目標 ・『聖真教アーサー』の調査 ・聖真教の信者とお茶会を楽しむ ●状況 時刻は昼。場所は聖真教の拠点『大聖堂マリアナ』の中庭。 中庭は広く、緑が豊かで手入れも行き届いている。 その中央にテーブルと日傘が設けられ、お茶会が開催されている。 ●登場人物 >“聖槍”テレサ 十代半ばほどとみられる銀髪の少女。 笑顔が絶えない明るい性格でありながらも、その言葉遣いから育ちの良さも感じさせる。 頭に槍が刺さっている。 >“聖杖”マルコ 三十代半ばほどとみられる青髪の青年。 筋骨隆々とした体格で、明るく豪快。武闘派っぽい。 頭に杖が刺さっている。 >“聖剣”ロレンツォ 年齢不詳のエルフ。カラフルな髪色。女口調で喋る男。 痩せ型の長身。文化人らしき口ぶりだ。 頭に剣が刺さっている。 ●ルール 今回のお茶会に於いて、話せるのは上記三人のうち一人のみです。 参加者各々が一人ずつ選ぶのではなく、参加者全体が一人を選び、リプレイでその人物と話す……という事です。 従って、相談で三人の中から一人を選び、下記のいずれかを参加者のどなたかが記載してください。 テレサと話す→【テ】 マルコと話す→【マ】 ロレンツォと話す→【ロ】 もし各々のプレイングの内容に食い違いがあった場合、指定されているキャラクターの中からランダムに一人が決定されます。 この人選に正解はありませんので、お好きに選んで頂いて大丈夫です。 ただし、今後の展開には影響します。 また、調査依頼ではありますが、半ば日常シナリオと同等のものです。 もちろん情報の開示はありますが、調査部分に関しては難易度相当でお考え頂いて問題ありません。 このため、思い切って依頼を忘れて楽しんでしまうのも良いでしょう。

マスターより

九蓮MS、久生MSというメチャスゴMSに囲まれてミジンコのようになっている赤坂です。 【暗都】の第2フェーズです。そして、ここからが本当のスタートだと言っても過言ではないでしょう。 事件。悪。コランダム商会。アントマン。うーん、謎がいっぱいです。 しかし……私の預かるストーリーに関しては、どうやらイレギュラーが発生しており、あれだけ前振りをしたヤベー存在であるはずの『アントマン』がのっけから死亡している展開。どうなっているのかは分かりませんが、ボスキャラが死んだならラッキーである事には違いありません。 魔薬の調査は一旦セルッティ商会に任せ、今はお茶会を楽しむ事にしましょう。

リプレイ

●
「本日はお越し頂き感謝します。お相手を務めさせて頂く、テレサと申します」
 日傘が作る薄い影を浴びながら、テレサは純白のスカートを摘まんで可愛らしく一礼した。マルコとロレンツォは他の来客の対応で既にこの場を離れた後だ。
 薄桃色のクロスの引かれた長机を囲んで一同が見守る中、紅茶のポットや焼き菓子が信者達の手で並べられてゆく。
「へへ、こいつはご丁寧にどうもッス。こんな可憐な姉さんと紅茶が飲めるなら、何てんでしたっけ……甘露? それに違いねッス!」
 最初に口を開いたのは、スフェーンであった。気さくな物腰だが、お茶会というものにとんと縁のない人生であった為、内心では緊張が勝っていた。
「ホント、良い香りー♪ 案内だけでなく、ご馳走までしてくれてありがとう!」
 後に続いたのは、クレア・エクレールのよく弾む声だった。こちらは対照的に状況を楽しんでいる様子だが、出された料理の状態を持ち前の鋭い嗅覚で探らんとする冷静さも忘れていなかった。
(と言っても、不審な点は特になさそうかな)
「このようなかんげいをいただき、まことにこうえいのいたり……ですわ」
 その隣に座るマレーネ・シェーンベルグも挨拶と共に目礼をする。活発なクレアと浮世離れしたマレーネは一見して正反対の人物だが、よき友人関係にあった。
「いずれ様も、ご機嫌よろしゅうござりまする」
 そのような中、ひと際よく通る声が響く。
 皆が背凭れつきの小洒落た椅子に腰かける中、中村・右衛門佐・勘次郎は一人だけ敷物を被せた丸椅子の上に正座をし、神妙な面持ちをテレサに向けていた。
「麗しきご尊顔を拝し、お慶びを申し上げ奉りまする中村・右衛門佐・勘次郎にござりまする。先日あっしの生業にてアーサー殿より多大なるご助力を賜りました事、厚く御礼を申し上げる次第にござりまする」
 そのように独特な発声で告げると深く頭を下げてみせる。調査の為に下手に出ている事情はあるが、義理を軽んじない彼なりの誠意でもあろう。
「これウメェな! いくらか持ち帰ってもいいか?」
 ナハシュは、既に料理に手をつけていた。お世辞にもマナーがなっているとは言えないが、テレサは気にする素振りを見せず、美味そうに料理を平らげてゆく様を満足そうに見つめている。
「めっちゃ美味い。一生食える。聖真教入ったらデフォでこのメシが出てくんのか?」
「淹れてくれた紅茶も美味しい。何より、テレサ君という素敵なレディがいる」
 ナハシュの友人であるヨル・スレイマンも後に続く。「まあ」と照れくさそうにはにかむテレサの表情は、年相応の少女そのものだ。
「彼ら二人は、早くも入信を決めたようだねぇ」
 そんなナハシュとヨルの様子を揶揄するように、ルチル・プルメリア・グレイハーツが声を挟んだ。
 彼女は歓談の一方で“ラト”と名付けたリスの視界を“エーテルリンク”で視ている。少なくとも現在この周辺に不審は観測できていない。
 兎角、和やかなムードで始まったお茶会であるが。
 ただ一人、わなわなと身を震わせながら、それは猛然と椅子から立ち上がる者があった。
「いやいや! 誰も指摘しないの、おかしいだろ! これ突っ込まないのは嘘だって!」
 キリクである。
 彼はある種の使命感にも似た感情を原動力に、テレサに向けて人差し指を勢いよく突き付けて、そして力の限りに言い放つ。
「そのっ! 槍はっ! 何だ――――っ!!」

●
 当然極まる突っ込みであった。
 テレサは頭部に槍が突き刺さったまま平然と動き回り、会話を交わしているのだ。キリクはその事実が気になって、お茶会どころか案内を受ける段階から気もそぞろであった。溜め込みぬいたエネルギーが爆発するように、矢継ぎ早に疑問を浴びせる。
「どういう状態なんだよ、それ! 頭蓋骨貫通してるのか? 脳は無事なのか? 邪魔じゃないか?」
「そうね、邪魔になる事もあるわ……」
「あるのかよ!」
「振り向きざまに、隣の方にぶつかってしまう事が」
「リアルな邪魔さだな……!」
 それからひとしきりキリクの疑問に答えたテレサは、口を押さえてころころと笑う。
「ごめんなさい、私達にとってはもう当たり前なので、説明が遅れてしまったわ。まず、この槍は“神具”です」
 神具。
 滅多に触れる機会のない代物だが、冒険者はその限りではない。キリクは記憶を辿りながらテレサの額の槍を注視した。
「神具って言うと、大昔に神様が作ったっていう……」
「その神具よ。それと、頭蓋骨と脳は貫通しているわ」
「えっ怖」
「それでも私が無事でいられるのは、アーサー様の御業によるものです」
 それまで見守っていたクレアが、そこで口を開く。
「その槍、アーサー様から貰ったの?」
「ええ! 選定基準は分からないけれど、アーサー様が『これは』と思われた方に神具をお与えになり、それを以て“聖人”就任の証とするのよ」
 嬉しそうに語るテレサに、キリクとクレアが交互に疑問を投じる。
「さっきの二人にも刺さってたが……要はその“聖人”ってのが教団の幹部なのか?」
「そうよ。偉ぶりたくはないのだけれど、光栄な事だわ」
「でも、何でわざわざ刺すの? ただ渡すだけでも良いと思うんだけど」
「簡単に言うと、アーサー様の御業と神具の力を合わせて、授恵者としての力を高めるためにあるわ」
「んひゃあは(んじゃあさ)」
 そこで、茶菓子を頬張るナハシュが声を上げた。
「何でボスには刺さってないんだ?」
 テレサを見る彼の瞳には、駆け引きでも調査でもない、単純な好奇の色が滲んでいる。
「そんなに有り難いもんなら、自分にも刺しゃ良いじゃねーか。刺せば強くなる、しかも死なない。そんなもん刺し得だろ」
 これを受けたテレサは……考えた事もなかったとでも言いたげな様子で目を丸くしたのち、可愛らしく微笑んでこう答える。
「アーサー様にはいらないわ。なくっても充分すぎるくらい、お強いんですもの!」

●
「俺は、教義について知りたいな」
「わたくしも、きょうみがありますわ。うかがっても?」
 続けて口を開いたのはヨルとマレーネであった。
「過去に剣奴だった俺は、多くの人を殺している。貴女の神がお赦しになるのか……」
「わたくしも、よなかにこっそりおかしをたべることもある、わるいこですわ」
 二人の疑問に対し、テレサは瞼を伏せて次の言葉を告げた。
「救いなさい。愛しなさい。喜びなさい。赦しなさい。守りなさい。……“聖条”と呼ばれる基本の教義です。この中に赦しの文字がある事が答えになるでしょう」
 続けてテレサは、次の二つの言葉も付け加える。
 ――力あるもの弱きを守り悪しきに手を差し伸べなさい。
 強くあれば悪をも救えると彼らは考えているらしい。これは、力の為に神具を頭に刺す理由でもあるようだ。
(それを目的に修行してるって事か)
 信者の向上心が何処へ向くかを気にしていたナハシュがそのように納得を得る。
 ――救いは背比べをしない。
 雑草を抜く事も、命を救う事も、等しく救いであるため、上下をつけてはならないらしい。授恵者とそれ以外の信者の間に格差をつける事を、アーサーが嫌ったそうだ。
(総じて『救い』に重きが置かれた内容だ。けれど……)
 ヨルが抱いた感想は、彼が覚える違和感をより強めるものでもある。

●
「アーサー殿に『アントマンに備えよ』と忠告を受けましたが、どういった意味で御座いましょうか」
 勘次郎が切り出した言葉は話題の中心を“アントマン”に移した。
 マレーネもこれに続く。
「いぜん、ぐうぜんおさけのせきをごいっしょしたかたが、あんとまん……さん? をおそれていらしたの」
「一体何者で御座いましょうか。あなた方とはどのようなご関係で?」
 関係、と告げる瞬間はさしもの勘次郎も緊張を覚えた。危険な犯罪者集団と聖真教に関係がある事を疑う発言になるからだ。
 だが、テレサは気にする素振りを見せず、ただ、少しだけ悲しそうな顔をする。
「コランダム商会に雇われている、裏稼業に特化した授恵者の集団……そう伺っています」
「だから、こらんだむのかたがたは、“きょうぎ”にそぐわない……と?」
 マレーネの言葉に、テレサは驚いた顔をする。コランダム商会からの要請を聖真教が断り、その理由が教義にあるという事実は表沙汰になっていない筈だからだ。
「『弱きを守り、悪しきに手を差し伸べなさい』……それが教義なら」
 話の流れを静観していたヨルが、畳み掛けるように口を開く。

「今朝アントマンが討伐された事に、聖真教は関与していないのか?」

 静寂が、訪れた。
 仲間の何人かは、少なからず驚愕している。それがあまりに大胆な発言だからであり、ヨル自身も自覚していた。
 だが、確かめたいと思った。
 本当に聖真教が悪人を救うのなら。
 そしてアントマンの死に聖真教が関与しているのなら。
 この二つの事実には、矛盾が横たわっている。
 突然の言葉に唖然とするテレサであったが……やがて意を決したように瞼を閉じ、そして。

●
「テレサさんも魔獣や、悪い奴らと戦ったりするの?」
「あたいも興味があるよ。何でも、裏組織との戦いで華々しい功績を上げたとか」
 クレアとルチルの質問に、テレサはころころと笑う。
「それが主な活動というわけではないけれど、時には武器を取る事もあるわ」
「アーサー卿のみならず、その信者も実力者揃いというワケかい」
「ええ、頼りになる方ばかり! 特にマルコなんて、私よりよっぽど強いんだから!」
「そいつは頼もしいね。どれ、あたいにも教えてくれないかい、マルコって奴の具体的な力をさ」
 頭蓋骨の奥でルチルの目が光る。戦力の程が知れれば良し。断るならテレサという人物が測れるため、それもまた良しという目論見だ。
 果たしてテレサは、悪戯っぽく笑って見せる。
「いずれ一緒に戦う時のお楽しみ……ではいけなくって?」
(流石に弁えてるかい。幹部に選ばれるだけはあるね)
 テレサが情報の価値を理解しているらしい事を、ルチルだからこそ見抜いた。敵対的な関係にある訳ではないが、子供だと侮れる訳でもなさそうだ。
「それにしても……よく突発的にお茶会なんて開けるッスね」
 そこで、おずおずとスフェーンが口を開いた。
「ええ、どうして?」――尋ね返すテレサに対して、スフェーンは慎重に言葉を選ぶ。
「その、何て言うんスかね……例えば身寄りのない子供が来たとして。教義に触れたら、独り立ちまで面倒、とか……せめて少しの助けになってくれるんスか、みたいな……」
 ルチルのような駆け引き、ヨルのような大胆さ。そのいずれも彼の手札にはなかったため、たどたどしい言葉となってしまったが……果たしてテレサの反応は、この日一番の笑顔であった。
「とってもお優しいのね、綺麗な瞳のミスター」
「そんなんじゃねッス」
「身寄りのないまま聖真教に入った方は、此処や、私達の寄付する孤児院で暮らす事になります」
 質問にテレサが答える。
「定期的に炊き出しをします。近隣の子に文字を教える事もあります。大嵐が来る日は見回りや呼び掛けをします」
「そういうのの資金って、何処から来るんスか? その、どこかの商会と協力したり、とか……」
 問う事に僅かな躊躇があった。その答えを聞いてしまっては、自分が感じているテレサ達への“淡い期待”が崩れ去るかも知れないからだ。
「資金源は、寄付と、ロレンツォよ。ロレンツォはとってもお金持ちなの。商会については……最近大口の寄付を頂いたのは、コランダム商会のみだわ」
 コランダム商会。
 あまりにも容易くソレと聖真教を結び付ける証言が飛び出たため、一同は息を吞む。
 だがその熱は……続いてテレサが見せた寂しそうな微笑みによって霧散する結果となる。
「でも、決してあの方達の手先という訳ではないつもりよ。だから……いつか疑いが晴れると嬉しいわ、素敵な冒険者の皆さま」

●
「何も混ざってなかった……?」
 キリクは、ヴィルジニアからの報告を聞き唖然とした。
 あの日お茶会で出された飲み物に魔法薬“ヘイヴン”が混入していると予測し、こっそり持ち帰ってセルッティ商会に調べて貰ったのだ。
 だが、彼ら曰く不審は発見されなかった。
(魔薬は聖真教とは無関係なのか……? 結局、コランダム商会とは繋がってるのか、違うのか……)

(売人は無事だった。変わった様子もねェ。いや……)
 勘次郎は帰りがけに以前依頼で剣を交えた魔薬の売人と出くわし、その安否を確認した。
 見る限り変わった様子はなく、粗暴な言動も相変わらずだったが……
『今は此処で、色々考えたいと思ってる。……あん時は悪かった』
 バツが悪そうに頭を下げる彼の姿に、勘次郎は衝撃を覚えていた。
(聖真教で更生したってのか? ヤクも洗脳もなく、ただ純粋に? 気味が悪い)

「果たして善か悪か、ねェ……難問と言うべきか、愚問と言うべきか」
「見る限り、他の信者に不審はなかったな」
 各々の方法でテレサ以外の信者の動きを見ていたルチルとナハシュは、哲学にも似た会話に興じる。
「依頼の趣旨は“聖真教の善悪の判断”。でも善悪なんぞは簡単に引っ繰り返る」
「そういう時は賭けが良い。お前はどっちに賭けるんだ?」
「そうだね、あたいは悪に賭けるとしようかね」
「じゃ、俺も悪に賭けるぜ」
「待ちなよ、それじゃ賭けにならない」
「わたくしが」
 二人の会話に割り入ったのは、微笑みをたたえたマレーネ。
「わたくしが、“ぜん”にかけますわ。よろしくて?」

「善悪かぁ……何とも言えない結果だねー」
「何とも言えないが、テレサ君は可愛かった」
「否定しないけど、そこじゃないよ!」
「あの槍、意外とチャーミングじゃない?」
「どうでもよくないけどどうでもいいー!」
 クレアから呆れた視線を受けながら、ヨルはお茶会での一幕を想起する。

『今朝アントマンが討伐された事に、聖真教は関与していないのか?』
 あの時ヨルが尋ねると、テレサはこのように語り始めた。
『ピレネーというお名前の、女の子でした。
 薬学に精通してらしたわ。沢山のお薬で人々を助けて……それ以上の人々を苦しめていたようです。
 でもそこに善悪の区別はなかったみたい。あの方は聡明でいらっしゃったけれど、薬の作り方が独特で……自分に投与して効果を確かめていたようです。
 その影響で人格に異常を来たして……近年は自分の名前や性別さえ認識できず、日によって喋り方が男性だったり、女性だったり、お友達の誰かの真似をしたりしていたそうよ。アーサー様が仰っていたわ』
 それから彼女は眉を下げて、このように締め括る。
 ――世の中には、死ぬ事でしか救われない方が、時々いらっしゃるの。

(それが、事実上の告白だとしても)
 スフェーンは、手土産に渡された十字架を見つめていた。
 聖真教は善か悪か。
 そもそも善悪とは何なのか?
 答えの出ぬ問いがいつまでも彼の胸に残り続ける。

<了>

マスターコメント

テレサは聡い少女であるため、PCたちが何らかの調査に来た冒険者ギルドの人間である事は、会話の内容から察する事ができます。作中では実際に勘づいていますが、決定打はヨルさんの質問でした。 しかし、それでもリスクが発生しづらいからこその難易度「易しい」でありました。その上で全員が丁寧に対応していたからこそ、大胆なアプローチが確実に決まったと言えるでしょう。 依頼の焦点は「聖真教の善悪」にありました。これを判断する上で重要な情報に恐れず踏み込んだ方と、心情面で掘り下げられた方のお二人がMVPです。 蛇足ながら付け加えるとすれば、聖真教とコランダム商会が繋がりを持ちつつも蜜月ではない事を推察する事自体は可能であるため、そこを突いて話す事、提案する事を踏み込んで考えてみても面白かったかもしれません。 今回は字数が過去最高に苦しかったので泣く泣くカットしたシーンもありましたが、皆さまの鋭いプレイングが大成功を引き寄せました。 ご参加いただきありがとうございました。
ショートシナリオ

ショートシナリオ易しい 報酬:標準8 / 4〜8人

2021年07月19日 12時05分38秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. キリク

    キリクです、今回はよろしく。 …もう色々と嫌な予感しかしないな。( 話せるのは1人だけって事だが、誰が良いのか…。 それでもまだまともそうなのは、テレサっていう槍刺さってる奴なんだけど。 あと色々刺さってるのについて突っ込んで良い?良いのか?

  2. 中村・右衛門佐・勘次郎

    おう、勘次郎ってモンだ。よろしく頼むぜ。 前回のヤクの売人捕縛で教祖のアーサーって野郎に一本取られちまったから、汚名返上と行きたい処だナ。 あっしは剣のブッ刺さったロレンツォってヤツと話がしてェな。 >刺さってるの突っ込んでもいいの? あー…まぁ、特に禁忌って訳でも無さそうだし…あっしらは色々と知らン訳だから、懇切丁寧に教えてくれるかも知れンな。

  3. No.3

    スフェーンッス。今回はよろしくッス。 ン~。ほんと難しい処ッスね。どこまで踏み込んでいいのか、が曖昧なとこが憎いとこッス。 ……そもそも武器を刺してる時点でまともじゃあないんじゃないッスか? >刺さってるの突っ込んでもいいの? 良いんじゃないッスか? 槍、剣、杖。何らかの宗教上の役割を持っているか、或いは戦うときの役割か……はたまた、アーサーって言う輩の逸話か。何かしら引き出せるとは思うッス。

  4. ヨル・スレイマン

    ヨル・スレイマンと云う。宜しく頼むよ。 >どこまで踏み込む? この流れでお茶会を決めたということは、お茶会なら穏便に話ができると向こうが踏んだってことだ。 であれば、慎重さよりはやや大胆に切り込んでしまってもいいと俺は思う。順序は大事だけどね。 何より、今回は全員で一人と話すらしい。誰かが踏み込みを違えても、ある程度なら誰かがフォローすることができる。 >誰と話をするか 全員が統一する以上、まずはここを早めに決めた方がいいかもね。 一見テレサ君が一番発言力がありそうだけど、姿形からすると3人とも同立場なのかな。 各々の提案から趣味みたいなものは垣間見える気がするけれど、逆に今はそのくらいしかわからないね。 俺としては誰になっても大丈夫かなー。 あっでも、個人的な気分としては、お話しするなら女の子(テレサ君)がいいな!(

  5. クレア・エクレール

    クレア・エクレールだよ、よろしくね。 色んな意味で興味深い人達とお茶会できるなんてワクワクするなー! >誰と話すか うーん、ボクはどの人と話しても面白そうだから特に強い希望はないよ。 三人とも同格っぽい気がするし。 >どこまで踏み込むか 頭に刺さってる奴含めてあれこれ聞いても問題はないんじゃないかなって思ってる。 むしろ色々訊いた方が教義に強い興味持ってくれてる人ってことでたくさんお喋りしてくれるんじゃないかなぁ? ただ、お茶会なんだしあまり喧嘩腰でのぞんだり、挑発じみたことする人がいる場合はフォロー役を用意しておきたいかなって思ったよー。

  6. マレーネ・シェーンベルグ

    まれーねと、もうします。まれーね・しぇーんべるぐ、ですわ。 ……ここからは、ふしぎなちから……いかりゃく、ですわ (面倒くさくなったようだ) ◆◆◆ >誰と話すか ……そうですわね。最初にお茶会を提案されたのはテレサ様ですし わたくしは、テレサ様に一票、ですわ。 とてもお話しやすそうな方ですし、きっと、たのしくお話できると思いますの。 >どこまで話すか 相手側には、わたくしたちが『聖真教アーサー』の調査を行っている冒険者……というのは、相手側には伝わっていないという認識でよいのですのよね。 相手側にとって、わたくしたちはただの信者候補。……ですので、アーサーさまを貶すようなことさえ口にしなければ、問題はないのではと、思いますわ。 >お茶会の話題 依頼の目的は、『聖真教アーサー』についての情報を入手すること。 ……ですので、どんな質問をすれば『聖真教アーサー』についてお教えいただけるのかについて、お話合いをしたほうが良いのかな、と。 普段の活動やアーサーさまの人となりを聞くのはもちろんですが、ええと、コ……なんとか、という商会との繋がりなんかも、問題がなければ聞いてみたいな、と。 偶然にも、お酒の席で依頼を断った、というお話を耳にしたことですし。……うふふ、偶然ってすごいですわね。

  7. ナハシュ

    ナハシュだ。よろしく。 >誰と話すか 全部頭になんか刺さってんじゃねえか。愉快な連中だな( 俺も特に希望もねえし誰でもいいぜ。合わせる。 >お茶会 現状上がってる内容で特に異論もねえな!アーサーや教義をけなすようなことをしなけりゃ、まあ普通に話は出来るんじゃねえの。

  8. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    情報屋のルチルだ。よろしく。 以前の依頼に携わってはないが、聖真教アーサーとなんか刺さってる信者達…そそるネタではあるね。 >誰と話すか 本音を言うと全員と話したいが…できないならやむを得ないね。 誰を選ぶかに正解はない辺り各自の持ってる情報量は同じくらいかね? 強いて選ぶならテレサだが多数派の意見に合わせるよ。 >会話の内容 相手方はこちらの教義に興味を持ってくれて来た連中と思ってるだろうし、頭に刺さってる武器とか教義に関わりそうな所は踏み込んで聞いてしまってもいい気がする。 向こう側は今の所友好的に見えるし、未来の信者候補が相手なら多少口は緩いと思うさ。 その中で言えない・知らない情報を聞き出す工夫が必要になるかもしれないとは考えているが。

  9. キリク

    今のところ、テレサが多数ってとこか。 しかしこの教団、怪しいクスリを売り捌いてる奴らと関わりがあるかもしれないんだろ? …飲み食いしたくないな、出されたもの。 それで出された飲み物を持ち帰って調べて貰いたいんだ。 手段として考えたのは、手が滑ったフリをして飲み物をテーブルにこぼして、ハンカチで拭いたのを持って帰るって作戦。 流石に客人の私物を回収したりはしないだろうと思うんだけど、どうかな。

  10. No.11

    >誰と話すか じゃあオイラマルコの兄さんと話してみたいッスね! 勿論男なので女の子に心惹かれる所はあるんスけど、やっぱここは武闘派、実動として動きそうな人も少し抑えておきたいなって気持ちがあるッス。 >会話の内容について 全体多数としては、『ある程度踏み込んでも大丈夫』 留意点としては『アーサーへの侮辱は避ける』『教義への必要以上の疑い』『お茶会の枠を超えた話題に関してはフォローを入れたい』ってところッスかね。 会話の内容の、大まかな摺合せもできたらしたいッスね。やっぱ人数が多いとそれぞれどれくらいが許されるか、が違いまスし。 飲みもんはどうッスかねえ。 少なくともオイラ達は『私達の教義に興味を持たれる方々』ッスよね。そこに不用意なもんを入れる必要はあるのか、と言われるとないと思われるッス。 ですけど、仮にしたいってんならオイラは止めはしないッス。消極的な賛成っスね。

  11. クレア・エクレール

    ボク達はまだ調査にきた冒険者とは気づかれてないとは思う。 ただ向こうが授恵者ならボク達が多少なりとも力を有していることは気付いちゃうかもね。 でも、向こうは信者が増やせるなら相手は誰でも良い、どんな奴が来ようと対処できるから問題ないって思っているからこそ、この余裕なのかもー。 >誰と話すか 強いて挙げるならっていうのも有効票にカウントするなら ロレンツォ:1 マルコ:1 テレサ:4 誰でもOK:2 って感じ? それならボクは今回テレサさんで異存ないよー。 >何を聞くか 額に刺さってる奴について突っ込みたいけど突っ込みにくいって人がいるならボク聞こうかなって思ったけど、他に突っ込みたい人いるー? 他にいたら後はシンプルかつ初歩的な「アーサー様ってどういう方なんですか?」って方を聞こうかなって思ってるよー。 それで語っている内に口が滑らかになるんじゃないかなって踏んでる。 >飲食物 流石に全員がこそこそするのは不自然だけど、ボクは普通に飲み食いする予定だからキリクさんがこっそり持ち帰る分には大丈夫じゃないかな? 飲み物はちょっと厳しいかもだけど。 クッキー位なら見つかっても「お土産にしようと思って」っていう言い訳もそんなに苦しくない気がするし。

  12. 中村・右衛門佐・勘次郎

    なるほどなァ…依頼で来たことには気づかれてない前提なら、相手の口も滑らかになりそうだな。適当に煽てて、重要な情報をうっかり漏らしてもらえりゃァ御の字か。 >誰と話すか テレサに決まりそうな流れだな。 個人的な印象だと、一番奥底が知れねェ奴だが 果たして何処まで探れるか… >何を話すか あっしが気になるのは『刺さっているのに平然としてる』その絡繰りだなァ。 十中八九「アーサー様の御業」と応えられそうだが、『どの様な御業』なのか『刺すまでの経緯』『刺していることの意味』を探る積もりだ。 >飲食物 もしかしたら、刺さってない連中は『ヘイヴン』で馴らされているのかもしンねェな。 基本手をつけないか、手をつける振りをして【マジカルポケット】にし舞い込むなり何なりした方が良さそうだな。

  13. ヨル・スレイマン

    >誰と話すか テレサ君に決まるようならタグは俺が入れておこうか。まあ誰でもいいとは思うんだけど。 『一番奥底が知れない』は俺も同意だな。ちょっと突っ込んで聞いても躱されそうな空気はある。 >何を話すか 入信を考えているていで行くなら、少なくとも表向きの教義は聞きやすそうだね。 商会との関係、死んだアントマンとの関係あたりも聞いてみたいけど、話せないことは話さないだろうし聞き方は考えるところ……。 >飲食物 俺は食べるよ!!! せっかくのお茶会だものね。たーのしみー。 とはいえ食べない人がいるのはそれはそれで心強いし、持ち帰ることも意義はない。何が隠れてるかわからない以上、恐れずなんでもやってみるほうがいいよ、きっとね。

  14. マレーネ・シェーンベルグ

    >誰と話すか はい、可能であれば、テレサさまとお話ができれば。 底は知れない、……ですが。 逆に、どんな話題であっても一定以上の回答はいただけると思っておりますの。 >何を話すか 商会の件について、お酒の席で『偶然』耳にした、という形で聞いてみようかと思っております。教義を理由に断っただなんて、とっても面白そうですもの。具体的なお話をお伺いしたいですわ。 あとは、わたくしは直接関与していないのですが、勘次郎さまの依頼ではアーサーさまから直接「アントマンに気を付けろ」と助言をいただいたのですよね。 勘次郎さまさえよろしければ、アントマンの件は勘次郎さまから直接聞いていただいたほうが自然かな、と思いましたわ。 >飲食物 わたくしも、もちろんご馳走になりますわ。ええ、おいしいものに罪はありませんもの。 ふふ。これで、もしわたくしたちの様子が「おかしく」なってしまったら、それも材料の一つになりますわね。 ……とはいえ、個人的に可能性は低いと思っているのですが。

  15. No.16

    >誰と話すか ふむ……じゃあオイラとしても異論はないッス。テレサの姉さんで! >何を話すか んー。これは思い付きなんスけど。『教義の話を聞きに来ただろう8名』を『お茶会に招く』っての、結構裕福な事じゃあねえかなって思うッス。 少なくとも恥にならない程度のカップ、菓子に椅子。 幾ら大聖堂を名乗っているからって対応できるのはちょっと華美と言うか、何らかの大口の寄進?があるのかなぁ、ってフックに出来るんじゃあないかと。

  16. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    話し相手はテレサで確定のようだね。 >話す内容 先の依頼でアーサー教側の手元に渡ったと考えられる魔薬への処遇やら、対アントマンへの動き辺りかね。 直接アーサーとの関わりはないが当事者じゃなかったからこそできる聞き方もあると考えてるよ。 後は、入信前の境遇やら経緯とかも気になるね。 >飲食物 食べる食べない、持って帰って調べるかどうかは各自の自由でいいんじゃないかね。 回収のための方便も特段失礼にはならないだろうし。 まあ、もし何か起きても連れて帰るぐらいはできるさ。

  17. キリク

    >ルチル 魔薬やアントマンの話題を出すのは危なくないか? 僕達は「教団に興味を持った一般人」て体で侵入してる訳だし、あまり闇の方向に突っ込んだワードを出すと感づかれると可能性があると思うな。

  18. 中村・右衛門佐・勘次郎

    >ルチル あー、ルチル…アーサーに確保されたのは魔薬の売人なンだわ。魔薬自体はこっちで確保出来たンだがなァ… >マレーネ そうだな…以前の依頼でアーサーの世話になったことを皮切りに、売人の処遇やアーサーから「アントマンに気をつけろ」と言われたがどういう意味かってェのを聞いてみようと思う。 >キリク あっしが切り込めば、アーサーとも会話しているし売人の事やアントマンの事を聞いても不自然な印象は無ェとは思うぜ。

  19. ナハシュ

    テレサと話す感じだな、了解了解。 >話す内容 現状上がってんのは大体異論ねえな!特にスフェーンの資金源を突けそうな話題は、最近の活動内容何かと絡んできそうで結構興味がある。 アントマンについても、アーサーに会ったことある奴から出る分には問題ねえとは思うな。 ただその場合此処に居る奴は全員ギルド所属の冒険者ってことはおのずと明かす、もしくはそれぞれ別々の線で来て偶然かち合った、みたいな形になると思うんだが、そういう方向で行く感じか? まあ此処に来る動機にする聖真教に興味を持ってというのも、コイツに会ったからで納得してくれそうな気はするし、上手くしたらそのままアーサーについても語ってくれそうだと思うが。 >飲食物 同じくす気にするでいいんじゃねえ?俺ぁ普通に飲み食いするし、美味いもんがあったら持って帰る。

  20. ナハシュ

    あとこれは完全に蛇足だと思うからダメならダメでいいんだが、何でアーサーには武器刺さってねえのかすげえ興味ある。もし「何で頭に武器刺さってんのか」って質問で分からなかったら聴いていいか。

  21. クレア・エクレール

    >なんでアーサーには刺さってないか うんうん、ボクはアーサーのことぼんやりとした噂しか知らない感じでいくから、ナハシュさんが突っ込んでくれたらありがたい! >ほの暗い部分について アーサーにあったことがある、アーサーがこの辺りの治安を守っていると聞いて、みたいな感じで聞けば大丈夫かなって。 ボク自身はアーサーの活躍の噂を聞いて興味を持ったってスタンスでいくよ。 興味を持ったきっかけはそれぞれで良いと思うし、全員が冒険者かって所は突っ込まれたら明かしても良いし、シラを切る人がいても良いかなぁとは。 ボクは冒険者かは突っ込まれたり流れで「わぁ偶然だねー」ってなる場合は答えるつもり。 マレーネが問題なければ、マレーネと友達ってことは隠さずアピールしておこうかなぁと思ってるよー。

  22. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >確保されたのは魔薬の売人 おっとすまない。読み違えてたよ。 >ほの暗い部分について クレアが挙げているが、アーサーが治安活動を行っている事自体は秘匿されてないわけだ。 「活躍を聞いて~」と相手を立てるように前置きを置いて警戒されそうな要素は話の流れに応じ伏せるつもりだよ。 これなら変に勘繰られる危険を低くできると思うな。 素性については聞かれたら答えるぐらいのつもりでいるね。 積極的に冒険者である事は明かさないつもりでいる。 探りに来たと思われないようにするなら偶然集まった者同士みたいに言っておくのが妥当だろうか。

  23. マレーネ・シェーンベルグ

    >冒険者 お話の流れ上、冒険者であることを明かす必要がある方はいらっしゃるかもしれませんが、 わたくしたちが「同じ依頼を受けた冒険者」ということさえ黙っていれば、全員が冒険者だと思われることはないかと思いますわ。 わたくしは、お酒の席でたまたま耳にして気になって……という形でいく予定ですの。 >クレアさま まあ、うれしい。うふふ、わたくしたち、お友達ですものね。 ええ、わたくしも、クレアさまとお友達であることを隠すつもりはございませんわ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0