【蠱毒】姿の見えない悪意
空色みなも
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シナリオID:650
オープニング
敵性存在たちが壺の中で互いに食い合う中で、月吸蟲は食物連鎖の頂点に位置し、リザードマンたちによる大規模な攻撃により損耗したエーテルも、他の存在を貪ることで、十年も経つ頃には取り戻してしまう。
月吸蟲から溢れ出る乱れたエーテルは、封印地帯を囲う結界を徐々に侵食するため、放置すればリザードマンたちの集落に大きな被害を招くこととなる。
この年もまた、大湿地帯のリザードマンたちは月吸蟲に対して攻撃を加える必要に迫られていた。
しかし、今年は少しばかり今までと事情が異なる。
崩壊した帝国を取り戻すため、生き残りの皇子がリザードマンたちに協力を要請し、その対価として、月吸蟲への攻撃に冒険者ギルドから冒険者を派遣することになったのだ。
冒険者ギルドは帝国崩壊に関する事柄に主体的に対応するという取り決めがなされている。
リザードマンたちの助力を得ることが帝国奪還のために必要不可欠である以上、そのために必要な協力は惜しまないというのが冒険者ギルドの姿勢だった。
●
亡国の皇子レイウェスト・バルダスは、月吸蟲の現在地を特定するため、冒険者たちを伴い封印地帯を訪れていた。
「そなたら冒険者が依頼を遂行したことで、計画は予定以上に進んでいる。こうして封印地帯の奥地へ捜索に来ることができたのも、そなたらのような冒険者が出入口近辺の雲霞鳥を討伐したおかげ」
レイウェストは自らの依頼を受け同行した冒険者たちに感謝を告げる。
封印地帯は広大であり、ところどころ深い霧に覆われていて視界が遮られるため、月吸蟲が巨大で目立つはずの存在とはいえ、その捜索は人員と根気を必要とする作業であった。
先程までは周囲の視界は保たれていたが、今もまた霧が風に流され、レイウェストと冒険者たちを覆った。
「先が見えないというのは、どうにも不安をかきたてるものだな……」
先行きは霧で覆われ、足下は沼のぬかるみにはまり込んでいる。
現在の状況を自らの境遇に重ねたのか、レイウェストがそんなことを呟いた、その時――。
何かがボコッと泡立つような音がし、周囲にエーテルの気配が高まった。
「散れっ!」
直観的に危険を感じとったレイウェストが叫ぶと同時、紫色の煙が広がり、冒険者たちを包み込む。
間違いない、これは――魔法の毒霧だ。
位置により濃淡のある毒霧に対し、レイウェストは辛うじて毒霧が薄い場所へ逃げ込み、影響を受けることを免れた。
一体どこから魔法が使われたのか――レイウェストは周囲を見回すも、先程、風に流されてきた濃霧により、視線が通る範囲には何も見当たらない。
こうして、姿の見えない襲撃者との戦いが始まった――。
解説
マスターより
リプレイ
時は遡り、レイウェストと冒険者たちが何事もなく沼地を進んでいた場面。
「ああ、レイウェスト殿下と共に闘うことができる日が来ようとは……このアルベルト、殿下をお守りするために粉骨砕身、頑張る次第だぜ!」
帝国の名門貴族を出自とするアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトは、レイウェストへの忠誠を示すことのできる絶好の機会に、闘志を燃やしていた。
「頼りにしている。しかし、先が見えないというのは、どうにも不安をかきたてるものだな……」
「引き続き、殿下の御身は私共が命に代えてお守り致します。これも祖国の為、民の為。そして帝室の藩屏たるべき一族の務め……」
霧に覆われた進路の、はるか奥深くを見つめようとするかのように、レイウェストが目を細めた。
と、アウレーリア・フォン・ネーベルベルクが進み出て、恭しく告げる。
「この先が如何なる見通しであろうとも、それは変わりません」
アウレーリアはレイウェストの眺める先に同じく目を向けながら、力強く言い切った。
「霧はいつか晴れますよ。帝国の未来は明るいのです。なぜなら、私たちはいつも前向きだからです! 私が殿下の剣となりましょう!」
その言葉通り、ユークリア・フィナンシェも顔を前に向け、沼地の泥をものともせず歩を進めている。
「また沼が深い場所に差し掛かってきましたね……私の周りに集まってください。ネーベルベルクさんも、どうかご協力を」
そのとき、ゼラルム・エルホワイトは冒険者たちの足もとが沼に深くはまり込んでいるのを見て、水上歩行を可能とする魔法を準備していた。
水上歩行の魔法は効果時間と使用回数が限られているため、長時間に及ぶ探索においては、こうして度々、機を見て掛け直す必要があったからだ。
ゼラルムの声かけを受け、周囲に冒険者たちが集合しようとした、そんな折のことであった。
バシャバシャと泥が跳ねる足音に紛れ、ボコリ……と何かが泡立つような音。
「散れっ!」
レイウェストの叫びに、冒険者たちもそれぞれ、咄嗟の行動に出た。
(毒、か。霧が無色でないのはありがたいが……どれほどの毒性と即効性を持っているかが問題か)
エーテルに対する鋭敏な感覚も生かし、あたり一面に充満した紫色の煙から辛うじて逃れたルオは、毒を吸い込んで肺を冒されることのないよう、上着の襟で口を覆う。
(姿が視えない? ……のではなく、もう視えているとしたら? 例えば保護色だとか)
油断なく周囲を見渡したルオの目にも、襲撃者の姿は映っていなかった。
ルオが考察したように、敵は霧に紛れているのではなく、冒険者たちのすぐ近くに潜んでいる可能性は考慮に値した。
(それに気になるのは、あの音だ。あれの発生源が、もし――)
瞬時に状況の分析を済ませたルオは、自らの推察に従い、目ぼしい場所に探知用のエーテルを走らせる。
「不意打ちとはやってくれるわね……視界が悪いのは困るけど、私はそれだけじゃないわ」
襲撃に対し、アヴェラ・ウッチェロも即座に反応しており、瞬間的に爆発的な反応力を発揮することで毒霧を回避していた。
霧による視界不良の中で、アヴェラもエーテルの波動による索敵を選択する。
(さっきの音は、敵が何かを沼に落とした……可能性もなくはないけど、順当に考えれば――)
アヴェラも、ルオと同様に敵の居場所に目星をつけており、その捜索の方針は一致していた。
「クソっ! いきなり襲ってきやがって!」
やはり瞬時に高めた反応力で毒霧をかわしたハヤト=ガラン=ヴォルファングも、行動に移るまでが早かった。
「野郎……あぶり出してやる!」
ハヤトもエーテルによる敵の捜索に加わることで、急速に敵の居場所の絞り込みが進んでいく。
「御身に何かあれば一大事です。ここは我々が!」
「すまない、ここはそなたらに頼らせて貰おう」
ハリス・アル・ターミルはレイウェストを後方に下げ、前に立つ。
毒霧に対し、ハリスは回避が間に合わないと判断し、咄嗟に護りを固めることで対処していた。
体表が焼け焦げるような感覚に苛まれつつも、ハリスの身体は霧が持つ毒性に対し抵抗を見せていた。
「霧の中に熱源が見当たる様子はありませんね……となれば」
温度を視覚化して周囲を見渡したハリスも、おそらく敵は霧の中に潜んでいるのではない、との結論を得る。
(湿地帯に生息する魔獣やクリーパーで似たような習性を持つものといえば……クリーパーはそもそも個性豊かすぎて、どのような能力の個体もありえますが……)
ハリスは素早く自らの知識の中を検索するも、現在の情報からは、敵の特定までには至らなかった。
「ケホッケホッ……ほんと、やってくれるね。雲霞鳥の群れの次は、姿の見えない襲撃者と来た」
ルチル・プルメリア・グレイハーツは、自らの身体を蝕む毒霧にむせ返りながら、封印地帯における戦闘の厳しさを噛み締めていた。
しかし、そこはルチルもリザードマンの戦士の一族、戦いが苛烈だからといって戦意を失うほど、その決意は生半可なものではない。
ルチルの意志の力は、毒霧による継続的な影響を跳ねのけていた。
「こちら全体の様子を見ておいてくれ」
「引き受けた。それに関しては任されよう」
ルチルはレイウェストに一声かけ、温度を可視化したものに視界を切り替える。
「毒霧を使う魔物、どこかに似たような奴がいたかね……雲霞鳥、というわけじゃなさそうだけど。普通はあの霧に毒なんてないからね」
ルチルもリザードマンとして湿地帯の生態系に関する記憶を辿るも、現段階で襲撃者を特定するのは難しい。
そしてやはり、ルチルの視界にも熱源は映っていなかった。
「ということは、敵がいるはずの場所は限られてくるねえ」
ルチルはエーテルによる索敵に意識を移し、予測される潜伏地点を調べていく。
あえて相棒を連れていない射手による感覚は、通常より研ぎ澄まされたものになっている。
狙った場所に潜む者あれば、ほぼ確実にあぶり出してくれることだろう。
「殿下! ご無事ですか!」
「ああ、なんとか……それより、そなたは大丈夫なのか?」
ルーファス・W・ワーズワースはレイウェストに退避を促すことを優先したため、毒霧をもろに浴びていた。
そこは身の護りに優れたルーファスのこと、直接の負傷は最小限に抑えられている。
しかし、毒はルーファスの身体を内側から冒していた。
「レイウェスト殿下。命には厳密に優先順位があります。この敵は此処で討たねばならない。でなければ犠牲が増えるだけです」
ルーファスの言葉は、暗に告げていた。
上に立つ人間として、非情な判断を必要とする時もある――大義のためなら、自分たち冒険者の命をも使え、と。
「……そなたらの力は、この先まだ必要なんだ。努々、忘れてくれるなよ」
しかしレイウェストの答えは示していた――全員で生きて帰るのだ、と。
「いずれにしても、殿下は俺たちがお守りするぜ?」
アルベルトもレイウェストをいつでも庇える位置に入っている。
毒霧による大きな被害を受けていたものの、それで膝をつくほどアルベルトもやわではない。
アルベルトは鋭い直感に従い、襲撃者の気配を探っていく。
「おのれ不意打ちとは卑怯ですよ! 名を名乗るがよいのです!」
毒霧の濃淡を見極めることにより攻撃をかわし、正々堂々と戦うように要求したユークリアの声に、しかし襲撃者の答えはない。
(霧が出たことによって襲撃を受けたのは、雲霞鳥の生態と関係が……?)
もしこの襲撃が原生生物による狩りであるとしたならば、その本来の対象は雲霞鳥ではないだろうか――そのように、ユークリアは考察を進めていた。
「かはっ……毒とはやっかいですね」
輝くエーテルをまとわせ、瞬間的に性能を高めた盾で毒霧を受けたゼラルムは、肺にまで入り込んだ毒に咳き込みつつも、戦闘態勢をとる。
(可能性の高い居場所はある――しかし敵の正体も、そして数すらも、不明。決めつけず注意すべきです)
ゼラルムも熱源を可視化し、そして鋭敏な聴覚に意識を傾ける。
最も優先度が高いのは――毒霧が発生した際に聞こえた、泡の音。
「あの音は、沼の中で気泡が立ち上る音……とすれば、敵は沼の中に潜んでいる可能性が高い、と考えられるわね」
ここで冒険者たちの辿り着いた結論を口にしたのは、アウレーリア。
アウレーリアは広がる毒霧を流れを見切り、影響を受けることをまぬがれていた。
可能であれば透視能力を用いて、その結論の正否を確かめたところであるが、すでに気を抜けない戦闘の最中、精神を集中する余裕はない。
「ええ。そして襲撃のタイミングから見て、沼下から音源に反応したと思われます」
ハリスもアウレーリアの意見に同意し、さらに視界不良の中で襲撃者が索敵を行う方法について、予測を述べた。
「そしてこの襲撃がもし捕食のためであるとするならば、毒霧だけでなく直接的な攻撃手段もあるのではないかと」
そこへさらに、ゼラルムが自らの推察に基づき、注意を喚起する。
「ということは、私たちのとるべき方法は……ハヤト、アヴェラ、ハリス! こっちに集まって!」
アウレーリアは大声で冒険者たちの名前を呼んだ――まるで襲撃者に聞かせるかのように。
●
「ありがとう! おかげで歩きやすくなったわ!」
「助かります! ここは足場が悪過ぎる!」
アヴェラとハリスの二人が、水上歩行の魔法をアウレーリアより受け、やはり大声で感謝を口にする。
ハリスに至っては、手にした槍で自らの盾をガンガンと打ち鳴らし、金属音を響き渡らせていた。
「ほら、出てきやがれ! 俺らは逃げも隠れもしねぇぜ!」
同じく水上歩行の魔法の効果を受けたハヤトも、両の手にそれぞれ持った剣どうしを打ち付け、派手に音を立てている。
(何か魔法的手段で視界を確保しているのでもない限り、向こうも音や匂いなどで知覚しているはず。でもこの環境で匂いはあてにならない……つまり、音だわ)
アヴェラの思考が示すように、冒険者たちの狙いは……音による囮だ。
逆にアヴェラも襲撃者の音を拾うため、聴覚に神経を集中する。
また、このときアヴェラは霧の中で仲間を見失わないよう、仲間の持つエーテルの気配を記憶しておいた。
『今からそちらに肉を投げ込んでみます!』
ユークリアの思念が、アウレーリアの脳裏に直接、届けられる。
囮を引き受けた者達の代わりにユークリアがうっかり敵の注意を引きつけてしまうことのないよう、大声を出さずに済む連絡手段として選ばれた方法だ。
その言葉通り、ユークリアの手によって天高く放り投げられた鳥一羽分の肉が、ボチャリと沼に着水する。
毒霧によって雲霞鳥が墜落する際の再現である。もし襲撃者が捕食のために毒霧を放っていたのだとしたら、獲物が出すような音に反応するはず――それがユークリアの考えであった。
そして――果たして襲撃者は姿を現した。
結論から言えば、敵の所在は冒険者たちの読み通り、沼の底であった。
もとよりこの段階で、冒険者たちはそのことを確信していたのだ。
何故なら、多くの冒険者たちが沼を重点的に捜索したことにより、その気配はすでに発見されていたからだ。
これも、沼の中に敵が潜む可能性に、冒険者たちがあらかじめ注意を向けていたからこそである。
こうなれば、後は沼の底から敵を釣り出すだけ。
囮として発した音のうち、どの音が最も効果を発揮したのかは定かではないが、とにもかくにも襲撃者は姿を見せたのだ。
「これは――やっぱりクリーパー、かしら? 大型……とまでは言わないけれど、また大きいわね」
囮を務めていたアウレーリアは、自身の位置を仲間たちに示せるようにと魔法の照明を灯していたので、間近に現れた敵の姿をよく観察することができた。
クリーパーと目される敵は、全身が泥のようなもので覆われている、人型とも獣型ともつかぬ怪物であった。
「おっと、また潜ったりはさせないからな」
爆発的にエーテルを噴射することにより、ルオが宙を駆ける。
やっかいな沼も、そこに足をつけることがなければ、移動を阻むことはない。
「食らえ」
沼に落下した肉を周辺の泥ごと飲み込んだクリーパーの胴体に、ルオが細剣を突き入れる。
「よし、今のうちにやってくれ」
ルオの剣が刺さったことにより、クリーパーが再び沼に潜行しようとする動作が阻害された。
その隙を逃すまいと、冒険者たちによる一斉攻撃が開始される。
「その毒霧は、当たらないことが肝要――邪魔させてもらいますよ」
ゼラルムがそう呟くと同時、クリーパーの周囲を靄が包み込む。
それは一帯を覆う封印地帯の霧とはまた、異質なもの。
エーテルの靄により、獲物を捕らえるためにクリーパーが有していた鋭い感覚が奪われていく。
「水面に浮かんだ波紋の場所と多さで生きのいい獲物を探り当てる生物がいると聞いたことがあるけど……これはユークリアが投げた肉でも効いたかねえ」
剣に動きを阻まれ、もがくクリーパーの様子を確認し、囮役より目立つことのないようこれまで激しい動作を控えていたルチルも、一転して機敏な動きを見せる。
なお、ルチルは索敵結果を静かに囮役に伝えてもらうため、ユークリアと行動を共にしていた。
「相手からの攻撃に対する妨害は十分……なら、少しでも多く削っておくほうがいいね」
ルチルが矢をつがえた弓に、強い光が宿っていく。
輝く弓はルチルの膂力により大きくしなることで、敵を誅するための力を限界まで蓄え――。
ヒュンッと鋭い音を響かせて放たれた矢は、クリーパーに突き刺さると、その泥状の体表を大きく吹き飛ばした。
「殿下、僕たちから離れないでください。まだ敵の毒霧がどこまで届くかも分かっていません。油断はなされぬよう」
ルーファスがクリーパーからの射線を塞ぐように、レイウェストの前に立つ。
このとき、ルーファスの視点は戦場全体を見下ろすように捉えていた。
敵が霧を利用した戦闘を行なうと予想し、ルーファスは仲間たちを少しでも霧の薄い場所へと誘導する。
「毒霧はかわせないのであれば耐える必要がありますので……ご武運を」
そしてルーファスがそっと目を伏せて念じると、クリーパーを引きつける役を買って出ているうちの一人である、ハリスの防具が淡い光を帯びる。
ルーファスはハリスに守護の力を貸し与えたのだ。
「殿下のそばを離れるわけにもいかないな……」
アルベルトは後方に控えるレイウェストをちらりと見やって呟いた。
レイウェストは、囮役の冒険者たちに向けて毒霧が使われても巻き込まれることのないよう位置を下げ、弓でクリーパーに射かけている。
ここでアルベルトがクリーパーに突撃すればレイウェストを庇える範囲から外れてしまうし、だからといってレイウェストを前方に出せば、それはかえってレイウェストを危険にさらすことになる。
また、不用意に前に出ることによって、迂闊に味方の射線を塞いでしまうわけにもいかない。
「ならば、こうだ!」
しかしアルベルトにも、こういう時の備えはある。
アルベルトが空気を裂くようにヒュッと大太刀を振るうと、その衝撃はそのまま遠方のクリーパーまで到達し、クリーパーの体表を切り刻んだ。
もとは空から襲い掛かる敵への備えとして準備していた、衝撃により離れた敵を斬る技だ。
「うるぁ! やっと出てきたな、この野郎!」
ハヤトが宙を駆け、クリーパーへと急速に、しかし沼で水音を立てることなく接近する。
クリーパーが泥がはねる音に強く反応することが分かったため、クリーパーの意識の外から攻撃を加えようとしているのだ。
「そらっ、食らいやがれ!」
ハヤトの握る剣が、そしてもう一方の手に収まった短剣が、合わせて三度、閃く。
目にも留まらぬ斬撃を繰り出した二本の剣は、回避を試みようと身をよじったクリーパーをそれぞれ一度ずつ捉え、その身体を抉った。
剣がクリーパーを削るたび、泥のような構成物が宙に散る。
(レイウェスト皇子は……いまんとこ、ルーファスとアルベルトがカバーに入ってるから大丈夫そうか)
進んで前に出ながらも、ハヤトは後方に控えるレイウェストに注意を払うのを怠らない。
「そこね」
水上歩行を可能にする魔法の効力もあり、アヴェラはぬかるみに足を取られることなくクリーパーに駆け寄ることができた。
クリーパーへと肉薄したアヴェラにより繰り出されるのは、爪による鋭い一撃。
その威力を重視した攻撃は、クリーパーに深い爪痕を残したのだった。
●
「逃がすものか」
再び沼へと姿を隠そうとするクリーパーを、ルオは突き刺した剣を介して妨害しようとする。
それに抗おうとするかのように、クリーパーはその泥にまみれた腕を、ルオへと目掛け振るってきた。
何の変哲もない、ただの打撃――のはずであるそれが、異様に速い。
「おおっと……危なかった」
流石にそれを受けてやるわけにはいかないと、ルオは身をかわす。
ゼラルムの魔法により劣化しているはずの攻撃精度で、これだ。
もし何の対策もなければ、クリーパーの腕はルオを吹き飛ばしていただろう。
そう思うと、まだ奥の手を残しているとはいえ、ルオも内心穏やかではなかった。
ルオが事なきを得たとはいえ、クリーパーはルオの体勢を崩した隙をついて、その身を沼にうずめようと試みていた。
「させません」
それを見たハリスが、光の塊をまとわせた槍を振りかぶり、クリーパーが沈みゆく沼へ、強く叩きつけた。
炸裂した光は、攻撃としてクリーパーに届くことはなかったものの、沼を叩く激しい音に注意を引きつけられたのか、クリーパーの動きが一瞬、停止する。
「美味しそうな食事を目の前にして、逃げ出すこともないでしょう?」
クリーパーに言葉が通じるわけではないが、ハリスは挑発をまじえながら、クリーパーを誘き出そうと殺気をぶつける。
しかし、この挑発に対しては、クリーパーも応じる気配を見せない。
どうやらエーテルによる誘引に抗ったらしい。
「辛そうにしていますね。そろそろ治療が必要でしょうか」
「すいません、ありがとうございます」
仲間たちの状態に常に気を配っていたルーファスが、ゼラルムの顔色が優れないのに気付き、急ぎエーテルによる治療を施す。
ゼラルムは最初に浴びた毒霧の影響が長引いていたのだ。
「大丈夫ですか? 毒も取り除いておきましょう!」
ユークリアが放った温かい光が、じんわりとゼラルムの身体を活性化し、抵抗力を引き上げていく。
それにより、ゼラルムはついにエーテルの毒素を体内から払拭することに成功した。
「あのクリーパー、やはり一発殴っておかないといけませんね」
ついでに、ここぞという場面でクリーパーに一撃を加えるべく、足を取られる沼地であってもすぐ詰められる距離まで、ユークリアは位置を上げていた。
「逃がさないようにするなら、私も手伝いましょうか」
ゼラルムが魔法により鋭く尖った氷塊を生成し、矢のように射出する。
クリーパーに氷の矢が着弾することにより、クリーパーの体表を覆う泥が凍り付いたように流動性を失い、クリーパーの動きが緩慢なものになる。
「今のところ、毒霧と沼への潜伏を除けば、目立った能力は見当たらない、かねえ」
ルチルはクリーパーの能力に対する分析を進めながら、エーテルをまとわせた矢によってクリーパーの身体にまた一つ穴を穿つ。
こうして並べてみれば、クリーパーの能力そのものは至極単純だ。
しかし、その単純なクリーパーの能力が純粋に強力であるため、決して侮れない。
「見逃すと思ったか?」
アルベルトは常にレイウェストを庇える位置をキープしながらも再度、大太刀による衝撃で離れた場所からクリーパーを叩き切っていた。
念のため、対多数の攻撃手段も使えるよう、準備してある。敵の増援が現れたら、まとめて叩き潰す算段だ。
「現状だと、狙える敵は一体だけ……なら、こうね」
アウレーリアも複数の敵に囲まれる事態を想定し、広範囲を焼き払う魔法も準備していたが、姿を見せているクリーパーは単独であった。
「わたしが受けた痛みを理解するといいわ」
アウレーリアの生命力が魔力へと転化され、身体に収まりきらないエーテルが周囲へと溢れ出していく。
そうしたエーテルをまとめて濃縮した魔法の弾丸は、一瞬でクリーパーのもとへ到達し、その肩の一部を消し飛ばした。
●
クリーパーは沼へと戻ることを妨げられたことに、よほど怒りを覚えたとでもいうのか、なりふり構わない行動に出始めた。
身の護りをかなぐり捨てたかのような体勢から、勢いよく毒霧を周囲に噴射したのだ。
「なめんじゃねぇ! 当たってやるもんかよ!」
瞬時の反応で、ハヤトはかえって毒霧が薄いクリーパーの懐に飛び込むことによって、毒霧による負傷を回避する。
そのまま一発、二発、三発、と立て続けに三連撃を加えていくハヤト。
クリーパーが攻めに転じていることもあり、今度はその全てがクリーパーの身体に傷を刻んでいく。
「ぐ……奥の手まで切らされたか」
ルオは残像によりクリーパーが毒霧を噴出する先を誘導することで、毒霧から逃れていた。
残像を生じるほどの機動は身体への負荷も強く、同じ手は二度、使えない。
この先は、自力で攻撃をかわし続ける必要があるだろう。
「くっ、間に合わない……!? なら!」
毒霧が噴射された瞬間、アヴェラはちょうどクリーパーに攻撃を加えようとしていたところだった。
噴出孔の一つはアヴェラへと向けられており、アヴェラはもろに毒霧を浴びてしまう。
高めた反応速度をもってしてなお、回避不能と判断したアヴェラは、毒霧をそのまま突っ切ってクリーパーへと鋭い反撃を見舞った。
「ゲホッ、ゲホッ……やってくれますね……!」
「治療の担い手が簡単に倒れて貰っては困りますよ」
攻勢へ転じようとクリーパーに近づいていたユークリアも、毒霧を見切ろうとしたものの、結果として直撃を受ける。
そこへルーファスが、激しくむせるユークリアの傷をエーテルで癒していく。
仲間の継戦能力に最大限、注意を払うルーファスにとって、治療の術を扱えるユークリアの優先度は、レイウェストに次いで高いのだ。
ルーファスはいざとなれば、ユークリアへの攻撃を庇いに走るのも辞さない構えだった。
「これはお返しです!」
ユークリアの魔力が込められて輝く祭刀により、クリーパーの体表が一段と深く、抉られる。
「まさか、そのまま逃げるつもりではないでしょうね?」
ハリスは持ち前の防御技術に加え、ルーファスからの支援もあり、二度にわたる毒霧を耐え抜いていた。
殺気をぶつけることにより注意を引いた一瞬の隙をついて、ハリスの強い膂力が込められた槍がクリーパーへと突き入れられる。
(敵が群れで狩りをしている可能性もありましたが……今のところ、その心配はなさそうですね)
現れたクリーパーに対峙すると同時に、ハリスは増援に対する警戒もまた、怠ってはいなかった。
「分かってはいたけど、これは気を抜けないわね……」
囮を務めていたアウレーリアは毒霧の範囲内にいたが、充満する毒霧の濃淡を見極め、回避に成功していた。
生命力を魔力に転化しながら戦っているアウレーリアにとって、この毒霧はたとえ一撃でも致命傷になり得る。
まさに綱渡りの戦いが繰り広げられていた。
「私も治療を手伝います。このままでは手が足りない」
冒険者たちに負傷が積み重なる速度が、治療の速度を上回るのを見て、ゼラルムは最も傷が深いと見られたアヴェラへと回復を施した。
●
なりふり構わず毒霧をばらまいたことにより、冒険者たちが怯んだのを見てか、クリーパーは再度、その身を沼へと沈め込んだ。
「泡は情報の塊です。注意して下さい。どちらから来たか。誰が音を立てたか。どんな範囲か。そこから所在は割り出せなくとも、射出方向は読めてくる」
ルーファスは再び地下から毒霧による攻撃が行われることを警戒し、レイウェストを庇うように立ちながら、レイウェストに声をかける。
レイウェストは授恵者として経験を積まねばならない――このときルーファスの頭には、そのような言葉が浮かんでいた。
「この下にいるわよ!」
そのとき、アヴェラが動きを見せた。
探知の際に記憶していたクリーパーの気配をもとに、クリーパーが潜む直上まで駆け、大声を上げたのだ。
そのアヴェラを飲み込もうとするように、沼が大きく裂け――。
「もう、そこにはいないわ」
しかし、アヴェラは回避に全神経を集中することで、浮上したクリーパーに捕らわれるのを避けていた。
このときアヴェラの脚は、ユークリアの支援により淡い光を帯びており、反応速度が高められていた。
こうして目前に姿をさらしたクリーパーに、冒険者たちによる総攻撃が加えられていく――。
●
冒険者たちも手数こそ多いものの、迂闊に攻撃のみに意識を割けない状況も手伝って、クリーパーとの戦いは長期戦の様相を帯びていた。
「そこにいるのは分かってるんだよ」
視界の悪い霧の中にあって、ルチルの矢はクリーパーに真っすぐ吸い込まれていく。
熱源を感知する能力などの準備に加え、クリーパーの気配を記憶しておいたおかげもあるだろう。
ここでもう一度。
クリーパーがなりふり構わず周囲一帯に毒霧をまき散らす。
この時、クリーパーはゼラルムによる魔法の靄の影響をすでに脱しており、その毒霧の攻撃精度は恐るべき域に達していた。
「これしき……!」
ハリスはエーテルを収束させた盾で毒霧の奔流を受け止め、この攻撃をしのぎ切る。
「がはっ……」
「うっ……」
運悪く、この毒霧により大きな被害を受けたのは、ルオとアウレーリアだった。
二人は戦いの中で自らの生命力を代償にしていたこともあって、もはや青息吐息の状態になっていた。
アウレーリアは途中、ルーファスによる治療を受けていたため、どうにか持ち堪えたが、ルオは意識を手放しかけている。
「大丈夫ですか!?」
「すぐに治療を施します」
ユークリアとルーファスが、毒霧を強く浴びたルオとアウレーリアを慌ただしく癒していく。
これにより、ルオもどうにか持ち直すことができた。
「やってくれるじゃねぇか!」
がむしゃらな行動に出たクリーパーに生まれた隙を、見逃すハヤトではない。
ハヤトはクリーパーが全力をつぎ込んだ毒霧すらもかわし切り、両の手に握った剣で、舞い踊るようにクリーパーを切り刻んでいく。
「これで終わりだ!」
足場の悪い沼にありながらも、アルベルトが強く前に踏み込みながら剣を振るって放たれた衝撃は、ついにクリーパーの胴を両断するに至ったのだった。
●
「お怪我はないですか、殿下?」
戦いが終わって、アルベルトは真っ先にレイウェストの無事を確かめた。
もとより、レイウェストのそばを離れることは無かったので、大事がないのは承知のうえだが、些細な負傷でもあれば一大事と考えたからだ。
「ああ、なにも問題はない。これも、そなたらのおかげだ」
冒険者たちがレイウェストを守るように動いていた甲斐もあって、レイウェストは無傷であった。
「どうにか探索を続ける余力を残すことはできましたが、かといって、このような相手がウロウロしているとあっては、長引かせるのも得策ではなさそうですね……」
同じくレイウェストを護ることを意識して動いていたルーファスが、額の汗をぬぐいながら率直な感想を告げる。
「やれやれ、こいつがそう何体も現れるなんて考えたくはないけどね」
ルチルは戦闘中には行う余裕のなかった自らの傷の手当を、自前の治療手段で行っていた。
「しかし確実に、泥血啜る月吸蟲はこれより強力なのです。心してかからねば……」
帰還時の報告のためにクリーパーの死骸を検めながら、ハリスは月吸蟲への攻撃に際しての覚悟を改めて固める。
「沼にも敵がいる可能性があると分かった以上、この先も同じ注意をしていかないとね」
アヴェラは戦闘が終わった後も、油断なく聴覚から得られる情報に意識を集中していた。
「すまない、手間をかける」
「いいですよ。しかしこうなると、戦力の分散は避け、固まって探索したほうがいいかもしれませんね」
ルオは毒を取り除くため、ユークリアによる治療を受けている。
「俺の働きが気に入ったら、また傭兵団に声をかけてくれよな!」
ハヤトは自らの傭兵団の名を、レイウェストに売り込んでいた。
自らの仕事がまた、傭兵団の仲間達にも次の仕事を運んでくれればいい――そのような思いからだ。
その間も、ハヤトは周囲に探知用のエーテルを走らせるのを忘れない。
ここは敵性存在の跋扈する封印地帯のただ中、いつ他の敵が襲ってこないとも限らないからだ。
「今のところは、沼の中にも、霧の向こうにも敵影は見えないわね」
戦闘が終わり、精神が統一できる状況が確保できたところで、アウレーリアは改めて透視能力を発動して、通常の視覚では見えない場所の確認を行っていた。
「あのような敵と戦った後だと、それも嵐の前の静けさのように思えてしまうのが困りますね」
なんなら透明なクリーパーでも出てくるかもしれないですし――とゼラルムは溜息をつく。
「あぁ、本当に。こんな怪物ばかりが閉じ込められた場所なのね」
それに釣られてか、アウレーリアもまた、溜息を一つ。
「もし何かで結界が解けて溢れ出たりしたら、おぞましい限り……混乱を望む者たちにはきっといい玩具箱でしょう。それはもう、引っくり返したくなるほどに」
アウレーリアは透けて見通せるようになった霧の向こうになお、まだ見えない何かが潜んでいるような、言い知れぬ予感のようなものを覚えていた。
マスターコメント
ショートEX非常に難しい 報酬:標準10 / 6〜10人
2021年03月19日 01時35分53秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのユークリアです、よろしくお願いします! とりあえず無難に回避系をあげていこうとは思っています。 バッドステータス解除スキルも積んで置こうと思います。 探索するとしたら役立つのは【位置感覚】と【テレパシー】あたりでしょうか。 問題は奇襲してきた人をどう捉えるかですよね…
キャスター、エルホワイトと申します。以後お見知りおきを さて、此度の目的は封印地帯をより広範囲において捜索する事。その過程において襲撃者を撃退することがほぼ必定である以上、まずは襲撃者の位置把握から、ですね 私は【サーマルアイ】とあと一枠、相談に応じて活性化していくとしましょう ひとまず気になる点といたしましては ・視界が遮られるほどの濃霧であるはずなのに、何故襲撃者は私達に攻撃を加えることが可能であるのか ・”何かがボコッと泡立つような音がし、周囲にエーテルの気配が高まった”(OPより)。泡立つような音は何故、何処から発生したのか。順当に考え発生源は沼と仮定しても、毒霧との関連性は何か ・・・・・・まぁ、メタ的に考えてしまえば、後者に関しては「沸き立つ毒霧」の名称の通り毒霧が沼から湧き出ている、という事なのでしょうか 無論他にも襲撃者との関連性がないとは言い切れませんが
ウオーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 ついに、レイウェスト殿下と共に闘うことができるのか・・・、感激だぜ!! 絶対に、殿下をお守りしていいところを見せるぜ! 今回は回避をできる限り高めて、毒霧を躱して見せるぜ あとは『看破』を活性化して襲撃者を見つけてみようと思っているぜ 襲撃者が空を飛んで俺達を「上から見ている」可能性を考えて『衝撃刃2』も持っていくぜ
シーフのルオだ。 よろしく頼む。
キャスター、アウレーリアよ。宜しく。 んー、とりあえず手持ちで使えそうなのは透視かしらね。 それと位置感覚なんかあるとはぐれずに済みそうね。超聴覚も役に立つかも知れないわ。 敵の位置は、順当に考えると沼の中になりそうだけれど。 例えば足音や体温なんかを感知して攻撃してくる、というのはありそうな話だわ。 この沼地はかなりハードな食物連鎖が繰り広げられてるみたいだし、狩りに優れている筈。 獲物を拘束したり、いきなり奇襲を仕掛けたり、そういう振舞いはありそうよね。 前に殿下とお話しさせていただいた際には、空にも色々危険生物がいると仰っていました。 だから、次点で空からの攻撃という可能性も捨てずに置きましょう。 いずれにせよ、簡単に攻撃の届く相手ではないかも知れないわね……。
ハリスと申します、どうぞ宜しく。 レイウェスト殿下の護衛中に奇襲とは厄介ですね…。我々ディズルのリザードマンとの 交渉も終え、帝国奪回がこれからという時に重傷を負われるような事があれば一大事。 襲撃者の意図は不明ですが、全力でお守りせねばなりますまい。 >スキル 私が捜索においてお役に立てそうなのはサーマルアイ、超嗅覚程度でしょうか。 ただ、沼地でかつ戦闘中に嗅覚を発揮するのはやや難しいでしょう。 持っていくとすればサーマルアイの方になるかとは思います。 『泡立つ音』が気になりますから、超聴覚や探波などをお持ちの方がいれば盤石かと。 >敵の位置 私もアウレーリア殿の「沼の中にいる」という見解に賛成です。 殿下が見える範囲に存在しないということは、見えない部分にいる訳ですから。 ただ、周囲に霧が発生している理由については現状では不明点が多い。 サーマルアイや超視覚などで霧に紛れている可能性も同時に潰すべきかとは。 仮に沼下にあるとした場合、我々の位置をどう探っているかという点が肝要ですね。 有力なものは『音』でしょうか。殿下が『呟いた』後に攻撃が来ていますから。 >対策 音でこちらを感知しているのならば、水面下に爆音を伴う衝撃を与えることで攻撃と 撹乱を同時に行える可能性はあります。あるいは一人だけ派手に音を立てて囮など。 私は魔法にはやや脆いですが、必要とあれば囮役を担いますので。 こちらも敵の攻撃時に発生する音の起点を探る事で探知できるかもしれませんね。 もし沼から引きずり出せれば…水上歩行でもかけてやれば潜行を妨害できる可能性も。
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! レイウェスト殿下を護りながら敵を見つけて撃破しねぇといけねーとなると役割分担も重要になりそうだな。 姿が見えねぇ敵か… シーフとシューターなら【捜波】を連携して使ったらそれなりの範囲でも索敵出来ねぇかな? まずは敵の位置を把握すんのが優先になるだろーしよ。
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター。よろしく。 この環境だとペットを連れて行くのはきついな。 捜波で見つけられるかもしれんし、今回はペットを外して孤高者の捜波とサーマルアイよる探知に注力するか。 沼に潜んで音や体温でこちらの気配を察知してるって線に賛成だよ。 どんな見た目をしてるかすら分からんから想像になるが、毒霧で弱らせ、もがいた所を仕留める……って戦法を取ってそうだね。 足音を読んでるなら大きな音で見張りができるのもあるが、それ以外は迂闊に動かない方がよさそうだな。
ご挨拶が遅れました。ウォーリアのルーファスと言います。どうぞ良しなに。 >敵の所在 沼に潜んでいる、という可能性は確かに割と高いと思います。 ただ、沼の中なら敵側からはサーマルアイによる体温感知はかなり難しいでしょう。 温度が沼に拡散してしまいますから、それこそ全身浸してでもいるならともかく。 靴を履いた足だけ、等であれば見て分かる程温度差が有るとは思えません。 となると。相手の探知情報はハリスさんが仰る通り『音』である可能性が高い。 逆説、囮役が大きな音や声で注意を引けば、他は捜索に専念出来るかもしれませんね。 ただ普通に考えれば、定点攻撃かつ、直径5ヘクス円の範囲攻撃。 これだけ広範囲の攻撃なら識別などしなくともどうとでも当たるだろうに、 敢えて対象識別能力を持っているとなると、敵が1体ではない可能性は有り得る。 同じ理由で、囮も複数名で手分けした方が良いでしょう。 初期地点から北と南、或いは東と西のように分散するとか、ですね。 それで一方だけが攻撃を被るなら、その方角に居るという事になりますし。
>敵の位置、対策 皆さん凄い推察力ですね…。確かに沼の中に居て、音で感知してる可能性高そうですね。 私のはただの想像ですが、霧に覆われる=雲霞鳥の群れが近づいてきた、という事からの原生生物の防衛行動かもしれません。範囲も広くまばらですし。雲霞鳥は沼地帯でもっとも数の多く脅威度の高い原生生物ですから、生態系もそれに適応してそうです。なので霧をどうにかすればなんとかなるかもしれない、という予想です。
ちなみにワールガイドの湿地帯に情報が少しあります(雲霞鳥のとか) https://world-guide.alpaca-connect.com/world0/5/6
シーフのアヴェラよ。よろしくおねがいするわ わたしは今回捜索中心に組んで、捜波、探波、看破、超聴覚あたりを持ち込むわ。 あと囮が必要なら、引き受けるわ。
とりあえず、音っていう線で考えるならサウンドボマーが使い道あるかしら。 単純に考えれば引き寄せ効果がありそうだし、凄い音だからショック効果もあり得るかも。 鳴らしている間に展開して足音をマスキングするとか、色々思いつくことはあるわ。 ルーファスの言うような分散配置と組み合わせて、所在の絞り込みと誘導も出来そう。 問題はスキルの特性上交戦中に使いにくいのと、使用者に攻撃が向く点ね。 後者の解決には、回避の高い人にお願いすることになるのでしょうけど。 普通の声や足音に比べて明確に大きくないと、意図した誘導にはなり得ないものね。
>サウンドボマー 有れば便利、と言う感じですが取得者がどれだけ居るかですね。 音に敏感であるなら明らかに効果がある筈なので、 所有している方がいれば使ってみて損はないと思います。 >仮説検証 「ぼこ」が沼の中を経由した定点攻撃であると推定するなら、 理屈上アイアンウォールで防げる筈なので、 囮役が窮地に陥った場合の緊急避難として有ると良いかもしれません。 とりあえず囮役はハリスさんとアヴェラさんが立候補していらっしゃいますが、 今回の敵の攻撃の性質的に、回避特化に振り易いシーフの方が囮向きではあります。 ウォーリアはカバリングとチャージングでフォロー役に回った方が良さそうな感じですね。 幸い、いずれも2名以上居ますので、この辺を2班に分けては如何でしょう。 >霧に覆われる=雲霞鳥 どちらかと言うと本当に近場に雲霞鳥が居る。 という流れが最悪だなあと言われてみて少し思いました。 いやまあ、余程大丈夫だとは思うのですが。
>囮 確かに今回の敵の攻撃方法だと回避出来る面子が囮になった方がいいかもしんねーな。 アヴェラも囮役を買ってでてくれてるが必要なら俺もお取引になってもいいぜ!
>囮 そうですね・・・・・・ 魔法攻撃を防ぐ、というだけであれば我々キャスターがキャスター鎧と盾、重点硬化を併用して囮になるという手もありましたが、今回の毒霧はBSがメインの様な気もしなくも無いですし、そもそも当たらない事を重視した方が良いのでしょう 大変申し訳ないのですが、シーフの方々に敵の攻撃を引きつけていただけると助かります。無論、私も微力ながらヒールでの援護は致しますので >班を分ける 私としましては異論はございません ただ、今回BSの解除が可能なのがフィナンシェさんしかいらっしゃらないので、離れて探索するのでしたら、もう片方の班は解除できない事を前提にヒールを多めに持っていくなどの対策は必要でしょうか ・・・・・・戦闘開始前に準備する時間はないと書いてありますし、ウォーターウォークは使えませんよね 探索をする以上前もって使っていてもおかしくはないと主張できなくもなさそうではありますが、”歩ける”だけなので戦闘行為時における安定感に疑問もありますし というか戦闘時におけるウォーターウォークの使用例少なすぎなんですよ・・・・・・
流石に解説にもない上、対処が困難な雲霞鳥が同時に来るほど意地が悪いとは思いたくはないが……。 >囮 毒霧自体は魔法攻撃だが敵が魔法攻撃ばかり使うとは限らないだろう。 回避の高い者が囮になるで賛成だね。 >班分け 毒霧の対象を減らす事もできるがスリップの解除手段が片班だけ自動解除に頼るのが不安な所だね。 各自一つは持っていた方がいいだろうね。
>班分け 範囲攻撃での全滅予防という点でも、分ける事には賛成なのだけど。 運用の段取りは少し考えないといけないわね。 足元悪くてスピード出ないから、片方の班が窮地に陥っても援護に時間が掛かるし。 今回も殿下がご同行なさっているから、いざという時はお守りしなければ。 回避か耐久が見込めるシーフ+ウォーリアの囮班と、回復援護付き後衛班とか? 殿下ご自身はシーフだけど、囮をお願いするのは私からはちょっと。 まぁ、今回は初手で確定先制だから、分散する前に体制立て直す時間が要るかもね……。 >ウォーターウォーク 水面が波で大荒れじゃない限り、戦闘はできる程度に安定よ。 戦闘始まってから使えないことはないけど、貴重なメインアクション使う価値があるかは……。 そもそもキャスターがそんなに走り回る需要あるかっていうと、あんまりなさそう。 これって他人に掛けることは出来るのかしら。囮組に掛けとくならアリだと思うけど。
>ウォーターウォーク 対象は10分間の間水上を歩行できるようになる。対象が水中にいる場合は使用できない。 【タイミング】メインアクション 【範囲・対象】1hex 【取得可能クラス】キャスター ってことだから同hex内にいる4人には纏めて付与できるんじゃねーか? シーフとウォーリアあたりにかけとくのはありじゃねーかと思うぜ!
ウォーターウォーク結構使えそうですね。 1ヘクス5メートルなので、班分けして毒霧の範囲より外となると25メートルより離れる感じですね。殿下は後衛班でしょうか。 立候補者で分けるならこんな感じですか? 囮班 ・ハヤト(シーフ ・ハリス(ウォーリア ・アヴェラ(シーフ 後衛班 ・レイウェスト殿下(シーフ ・ユークリア(ヒーラー ・アルベルド(ウォーリア ・ルーファス(ウォーリア ・ルオ(シーフ ・アウレーリア(キャスター ・ルチル(シューター ・ゼラルム(キャスター 後で完全に離れて班で探索するとしたらテレパシーをどなたかと一緒に取りたいです。 その時の班分けは戦術眼とか利用してその場の流れで決めるようにして相談を省くのもありでしょうか…
じゃあ、ウォーターウォークは持って行くわね。 何度も使うものじゃないと思うけど、一度に全員掛けられないから囮メインでね。 囮が3人だとちょっと心許ないかしらね……。 もし後衛の比重が大き過ぎるようだったら、私が囮へ行っても良いわ。 シーフほどじゃないけど、多少の回避は利く筈です。
アウレーリア殿がウォーターウォークを使用して下さるようで。 流石に足場が不安定では回避にも悪影響が出ますから、ありがたい事です。 >レイウェスト殿下について 後衛で問題ないかとは。ご本人が納得されるかは別にして、今は状況が状況です。 殿下が傷を負う可能性は多少でも低い方が良いでしょう。 あとは、できるだけ音を立てないよう注進する必要があるかもしれませんね。 >行動 私は囮役ですね。了解いたしました。 ひとまずは鎧や盾で金属音を鳴らし、音による探知の可能性を探ってみます。 私はこの地の出身ですから、沼地に生息するものに該当する特徴を持つものがいないか 思い出せるよう努めてもみましょう。もし正体が解れば対応もし易いかと…。
顔を出さず申し訳ない。 視えない敵を探索するために俺も捜波は持っていこうと思う。
班分けは承知致しました。ネーベルベルクさんが囮班の方に向かわれるようでしたら、私の方でもウォーターウォークを活性化して行きますね
プレイングの頭に【囮班】か【後衛班】をつけて分けておきますか。
それじゃ、こういう構成で確定して良いかしら。 初撃を上手くやり過ごせたら、囮班の3人は私の周りに集まって頂戴。 ウォーターウォークを掛けて、それから索敵に出発します。 連絡用のテレパスは私が持つわ。もう一つは地中探査用に透視ね。 囮班 ・ハヤト(シーフ ・ハリス(ウォーリア ・アヴェラ(シーフ ・アウレーリア(キャスター 後衛班 ・レイウェスト殿下(シーフ ・ユークリア(ヒーラー ・アルベルド(ウォーリア ・ルーファス(ウォーリア ・ルオ(シーフ ・ルチル(シューター ・ゼラルム(キャスター
纏めありがとう。ここまでの流れ、了解したわ。 アウレーリアさん、頼らせてもらうわね
テレパスありがとうございます! 用意しておきますね!
相談の詰めに参加出来ず申し訳ありません。 差し当たりここまでの流れは把握してあります。 班分けについても了解しました。 超視覚と天眼の併用で極力霧の薄い場所を探すなどしつつ 前回同様殿下の護衛を兼ねようかと思います。 では、どうぞ宜しくお願いします。
詰めの方任せきりになってすまない。 班分けは了解したよ。 こっちは前も言った通り、襲撃者の正体をなるべく早く突き止めてみせるさ。 分かった事は共有したいが、大声を出すと所在が気づかれそうだしテレパス持ちのユークリアの近くでいようかね。
相談のまとめを丸投げしてしまい申し訳ありませんでした。 作戦内容及び班分けの方は了解しました。 俺の行動は 1:殿下の護衛をしつつ 2:殿下の近くに敵がいないか警戒 3:敵がいたら撃破に向かう となるかな。 囮班 ・ハヤト(シーフ ・ハリス(ウォーリア ・アヴェラ(シーフ ・アウレーリア(キャスター 後衛班 ・レイウェスト殿下(シーフ ・ユークリア(ヒーラー ・アルベルト(ウォーリア ・ルーファス(ウォーリア ・ルオ(シーフ ・ルチル(シューター ・ゼラルム(キャスター