ペット自慢! だって、私たちの日々の一部だもの
狐野径
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シナリオID:3423
オープニング
リーンエス王国の中にあるけど、シルトラース帝国の国境が見えるような位置にあるチュートの街。
宿場として発展することもなく、防衛拠点としてよいとかもない。幸いなことは住みやすい雰囲気ということで、生き延びてきている街――らしい。
素通りはされるけど、逆に言えば商売に出るにはいい場所ともいえたから、それなりに大きな街になれたのだろう。
帝都奪還の戦いのときは、大きな影響はなかったけれども、いつどうなるかわからない中、固唾を飲んで、日常生活が戻ること、また、あちこちに行けるようになることを願い、戦う人たちの無事を祈った。
そして、帝都奪還の吉報。
戦いに出向いた人たちが戻り、冒険者たちもやってくる――色々忙しくなる、はずだ。
さて、チュートの街の商人たちの集まりは、冒険者や旅人などを受け入れつつ、街のアピールもしたいと考える。
「色々話が聴けるといいよね」
「今後、何かで取引ができるかもしれないし」
「うちの名物食べてもらおうよ」
「イベントできるかな」
「出迎えるだけでいいんじゃない?」
色々話が出たところで、
「催しはササナくんに任せて、売り込みやらおもてなしは頑張ろう」
「ちょ、待ってっ!」
と、会議は終了した。
ササナも商人であり、雑貨店を営んでいる。
押し付けられる原因が、若いから。
とはいえ、催しを押し付けられてはいるが、状況が定まって頼めば手は貸してくれる人たちではあるので、面倒だけれども、助かっていた。
人脈は広がったし、実際よい点もあった。
今だからこそ、前向きに考えられる。
「……まぁ、仕方がないかなぁ。まだ、雑貨ってことでもないし」
ササナはため息をついて、冒険者ギルドでどういうことが求められるか情報収集。
旅するならここを通り抜ける確率が高い。一方で、催しがあれば、早めに休憩して泊ってくれるかもしれないとのこと。
「その催しが困っているのよ……」
「そうですね。冒険者から話を聞く会もありです。例えば、ペット連れている方にペットのことを聞くとかはどうでしょうか?」
「ペット?」
「ええ。戦いの相棒から日常生活の癒しまで、色々活躍してますよ、動物も」
「なるほど……それもいいですね」
今回の催しは「のんびり、楽しんで」と言うことだから、ペットの自慢をしてもらうことで、冒険者のこれまでの生活とかもしれるかも。また、これからどうしていきたいとか話してくれるのも。それは、話し手の思いによるだろうから、ペットについて語り自慢するということが主題だ。
広場に舞台を作って、屋台も出せる。周りに店だけでなく、屋台もあれば、冒険者だけでなく街の人も集まりやすくなる。
こんな時に塔から飛び降りるのはしたくないだろうし、冒険者の協力がいるし。
皆疲れているときに、ハードなことをする必要もないのだ。
ササナは日程を決めて、冒険者ギルド、街中に案内を貼ってもらう。
あなたのペットの自慢を聞かせて!
連れているペットはどんな子ですか?
どんなところでも凛々しく怯えない子、人見知りで隠れてしまう子。
あなたを助けてくれる子、気にしていないようで実は優しい子。
実は、芸達者で色々できちゃうとか、いつもは寝てるけど頼りになるとか?
あなたが、自慢だと思うことを。
宿場として発展することもなく、防衛拠点としてよいとかもない。幸いなことは住みやすい雰囲気ということで、生き延びてきている街――らしい。
素通りはされるけど、逆に言えば商売に出るにはいい場所ともいえたから、それなりに大きな街になれたのだろう。
帝都奪還の戦いのときは、大きな影響はなかったけれども、いつどうなるかわからない中、固唾を飲んで、日常生活が戻ること、また、あちこちに行けるようになることを願い、戦う人たちの無事を祈った。
そして、帝都奪還の吉報。
戦いに出向いた人たちが戻り、冒険者たちもやってくる――色々忙しくなる、はずだ。
さて、チュートの街の商人たちの集まりは、冒険者や旅人などを受け入れつつ、街のアピールもしたいと考える。
「色々話が聴けるといいよね」
「今後、何かで取引ができるかもしれないし」
「うちの名物食べてもらおうよ」
「イベントできるかな」
「出迎えるだけでいいんじゃない?」
色々話が出たところで、
「催しはササナくんに任せて、売り込みやらおもてなしは頑張ろう」
「ちょ、待ってっ!」
と、会議は終了した。
ササナも商人であり、雑貨店を営んでいる。
押し付けられる原因が、若いから。
とはいえ、催しを押し付けられてはいるが、状況が定まって頼めば手は貸してくれる人たちではあるので、面倒だけれども、助かっていた。
人脈は広がったし、実際よい点もあった。
今だからこそ、前向きに考えられる。
「……まぁ、仕方がないかなぁ。まだ、雑貨ってことでもないし」
ササナはため息をついて、冒険者ギルドでどういうことが求められるか情報収集。
旅するならここを通り抜ける確率が高い。一方で、催しがあれば、早めに休憩して泊ってくれるかもしれないとのこと。
「その催しが困っているのよ……」
「そうですね。冒険者から話を聞く会もありです。例えば、ペット連れている方にペットのことを聞くとかはどうでしょうか?」
「ペット?」
「ええ。戦いの相棒から日常生活の癒しまで、色々活躍してますよ、動物も」
「なるほど……それもいいですね」
今回の催しは「のんびり、楽しんで」と言うことだから、ペットの自慢をしてもらうことで、冒険者のこれまでの生活とかもしれるかも。また、これからどうしていきたいとか話してくれるのも。それは、話し手の思いによるだろうから、ペットについて語り自慢するということが主題だ。
広場に舞台を作って、屋台も出せる。周りに店だけでなく、屋台もあれば、冒険者だけでなく街の人も集まりやすくなる。
こんな時に塔から飛び降りるのはしたくないだろうし、冒険者の協力がいるし。
皆疲れているときに、ハードなことをする必要もないのだ。
ササナは日程を決めて、冒険者ギルド、街中に案内を貼ってもらう。
あなたのペットの自慢を聞かせて!
連れているペットはどんな子ですか?
どんなところでも凛々しく怯えない子、人見知りで隠れてしまう子。
あなたを助けてくれる子、気にしていないようで実は優しい子。
実は、芸達者で色々できちゃうとか、いつもは寝てるけど頼りになるとか?
あなたが、自慢だと思うことを。
解説
●目的・目標
ペット自慢をするイベント、楽しもう。
●ペットついて
ステータス欄に表示できる、装備できる動物となります。
自慢の内容は問いません。公序良俗を乱さなければ!
冒険者の仕事で一緒であるというだけでなく、自宅での癒しだったり、様々で構いません。
●参加
ペットを連れて壇上に上がり、色々話す――これが主です。
ペットは連れてないけど司会者として頑張る、審査員や見物人として楽しむも構いません。
ただし、ペット自慢する方がいることが重要です。
むしろ、司会者や審査員は不在でも全く問題ありません。
審査基準となるものがないため、「がんばったで賞」となることはあらかじめ告げておきます。
●ササナ
チュートの街の商人。集まりの中では若手。
各種調整に走りまくり、司会者がいなければ司会をします。
街の人たちは主宰を押し付けるけど、協力的という街だからやっていけると気づきました。
●会場
王国の端っこ、帝国近くという場所だけど、要衝でもなく宿場町とも言い切れない微妙な街チュート。
ここの広場に作られた舞台で行われます。
広場を囲むように建物があり、飲食店もあります。
広場の空いているところに屋台もあります。飲食物から雑貨まで。
ここの街の名物「商福太鼓」という菓子売りも屋台にて出店。
小麦粉を解いた生地にあんこが入っています。またカスタードクリームやチーズ、野菜、季節の果物が入ったものもあります。
会場には屋台もあるし、街の人々も集まります。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
今回の催しは、ペット自慢です。
自慢かどうなのか、どういう点かなのかは人によってやペットによって異なるでしょう。
依頼を一緒に切り抜けたことが自慢かも知れませんし、依頼中は拠点にいて帰ってきてもそっけない態度をとってくる――それが可愛くて仕方がないのかもしれません。
なお、商福太鼓につきましては狐野径「それ、結局、何て名前?」以降、この街の名物になりました。平たく言えば「今川焼」です。名物の一つが正しいかもしれませんが、他に名物が出てきません。バンジージャンプについては「【聖祭】塔から飛び降り、愛を叫べ?」ですが、今回は希望がない限り出てきません。
よろしくお願いします。
リプレイ
●司会者登場
チュートの街の広場、催しの準備中。
ディレイン・オールドケイジは受付で、
「おじさんは司会者をやらせてもらおうかな」
と、声をかける。ササナは「い、いいんですか?」と驚く。
ディレインは「自分では飼ってないとはいえ、動物のことは好きなほうだしね」と理由を述べ、続けた。
「動物を飼ってる人って、往々にして圧が強いというか愛が深いというか……舵取り役がいてもいいんじゃないかなってことで」
「ありがとうございます」
設置されている舞台に案内される。
その間、イベントの内容など話を聞いた。
なお、舞台の上は看板以外特に何もない。
「司会者と飼い主用の椅子でも借りられるかな」
「用意できます」
「こう、軽く向かい合う形で置くといいかな」
参加者がどれくらいか、どのような動物が来るかによって状況は変わるかもしれないけど。
ディレインは会場で開始する時間を待つ。
屋台の設置も終わり、見物人も集まり出す。
参加者を見ると、ディレインの知り合いの顔もある。
動物が明らかに大きい。
ディレインは舞台のサイズを見て、待機場所を変更した。
ヨル・スレイマンは激動後の状況把握に各地を回っている途中、チュートの街に立ち寄る。
休憩を取り街を通り抜けるか、ゆっくりするか考えている告知が見える。
広場の方で催しがあるという。
「何か賑やかなことをやっているね。行ってみようか」
連れている猫に声をかける。
機嫌がよさそうな声で「にゃん」と鳴く。
舞台に乗ってくれるかはその時の気分かもしれないけれども、せっかくなので催しの受付を済ます。
ナハシュは受付で、
「ペットについて話すだけで金を貰えるって聞いたぞ!」
と、息巻いた。
連れてこられている黒アルパカは物珍しそうに周囲を見ている。
ササナは趣旨を説明し、受付を完了した。
ナハシュが干し草で誘導している。それを見てササナは「懐いていないのかしら? それとも、食欲旺盛?」と考える。
普段どこにいるかなんてわからないし、イベントが始まれば状況もわかるだろうと、ササナは楽しみにするのだった。
レピド・クロサイトは愛猫ショウガを連れてやってきた。
荷物が多いのは、自分用の特注服が入っているから。
受付後、ショウガをどう自慢するか考えて待つ。
これまであったことも思い出す。思い出は色々あったとしても、この時間は穏やかで、のんびりしたものでもあった。
コルネリウス・アーラは広場に到着し、どんな屋台があるか見る。
「あれは……街の名物? 受付の時間がありますから、後ですね」
ペット自慢は始まりそうだし、黒汗馬を連れ、受付に急いだ。
ストレガ・L・リベルガストラはミニビヒモーに馬車を付け、街に入る。荷物は自身の食料。
広場の舞台周辺には見知った顔もいる。
地理的にミニビヒモーは珍しくないかとも思ったが、街にはいないようだった。どう説明するかまとめておく。
●ペット? 自慢!
「えーそれではこれより、第一回我が家のペット自慢大会を開催しまーす」
ディレインは言った後、「わーわー」と言い拍手する。
拍手する人に、ディレインの言動に笑う人。
「まずは、ペットと飼い主の登場でーす」
ディレインが告げると、舞台と客席の間に設けられた席にペットと飼い主が入ってくる。
そこから、一組ずつ舞台へ。
ヨルはネコ君が壇上に登ってくれるか少し不安だったが、すんなりついてくる。その視線は動物のおやつを持つ手や、屋台の方に向いている気もした。
ディレインが質問を投げかける。
「では、ペットの名前と種類を、飼い主から言ってもらおうかな」
「猫のネコ君だ」
「分かりやすくていいね。どこで出会ったの?」
「ゴールディに住んでいた野良猫だ。数年前、子猫の頃に出会い……うっかり食べ物あげたらついてきちゃったんだけど」
「そこから飼う事にしたのかい?」
「いや、半野良」
「そうなの? あちこち行ってる間は?」
ヨルは一般の人への配慮もしつつ、説明する。
「冒険者の仕事中、猫は何もできないんだよ。基本戦いに出れないし。稀に戦場までついてきてもいつの間にかいなくなってる。そこがなんというか、最近は悪くないと思っている」
「戦場で?」
「あの時からまあ、よく生きてたよね……」
「そうだね。芸とかできる?」
「食べ物を貰ったりするために人に甘えるのが得意だが、芸とかはできないんだ! コイツ俺の言うこと半分も聞かないので」
「でも、生き延びているのはある種の才能だよね」
客席からも同意の声や拍手が聞こえる。
ネコ君はおやつをもらって、ご満悦な顔。
「野良だけど毛並みも綺麗だろ。なかなか美猫なんだと思うんだけど」
漆黒の毛並みがつややかだし、金色の目で周りを見ている。
ディレインが断りを入れてから触る。
「きれい好きなんだね」
「こういう生き物が我が物顔で闊歩する世界になるといいよね。まあコイツはだいぶたくましいのだけど」
話し終えたところで拍手が上がった。
コルネリウスはきんにくと共に舞台に上がり、
「きんにくさんの自慢をします! 私の愛馬ですよ」
と、紹介を始めた。
「名前の由来は?」
「え、名前の由来ですか……? 良い名前でしょう! だってほら、黒汗馬らしいこの筋肉! 逞しいじゃないですか!」
子どもは「きんにくー」と嬉しそうに叫ぶ。
ディレインは馬を眺め、褒める。
「確かにそうだね。素敵な名前だよ。毛並みも素晴らしいね」
「気づいてくださりありがとうございます。艶々の黒い毛並みも綺麗で、美人さんでしょう?」
褒められたきんにくも嬉しそう。
それを見て、コルネリウスは微笑む。
「私はベールコートの花鳥園で育てたお花を届けたり、加工して売ったりもしているんです。お花や商品を売りに行く時には重い荷物も沢山運んでくれます。依頼の時にも急いで目的地まで運んでくれる、とっても頼りになる子なんです!」
「頼りになる相棒だね」
「はい! 大人しくて優しいですし、お利口さんなんですよ。私以外の人も安全に乗せてくれるんです」
コルネリウスはきんにくの背をなでる。
「ただ、最近私は学園の寮で過ごす時間が増えているので……お手伝いさんにきんにくさんをお世話してもらう事も多くて……。会えない日も多いんですけど、一緒に過ごせる日は沢山甘えてくれるんですよ」
「じゃあ、今日はゆっくり楽しんでね」
「はい!」
コルネリウスはきんにくとともに舞台を下りた。
席に戻り、他の人の話に耳を傾ける。
ナハシュは「コイツは黒アルパカだ!」と告げた。
ディレインが「名前は?」と念のため尋ねる。
ナハシュは「黒アルパカだ」と告げてから、説明を始めた。
「結構前から家にいてな、世話は俺以外の奴がしてんだけど、いざとなったらいい保存食になりそうで気に入ってる」
客が「保存食!?」とざわついた。
「あとは毛皮だな! 毛皮!!」
「毛並みはいいよね! ん? 毛皮!?」
「ああ、此奴の毛皮をちゃんと洗って乾すと高く売れる。特にコイツの毛皮も遮音に優れててな。板と板の間にコイツを噛ませるとちょっとした防音壁が出来る」
「な、なるほど」
「肉も旨いし、毛皮も儲けさせてくれる優れものってわけだ」
ナハシュはアルパカに関する知識を一つ、加えた。
「あと、此奴の毛皮で作ったセーターは温かいらしいぞ。俺はあんま着たことないから知らねえ」
ディレインが我に返る。ペットらしいことを引き出すチャンスかもしれない、と。
「そうなんだよ。アルパカの毛織物は温かくてすごくいいんだ。寒い地域だと重宝されるよ」
「なるほど。つまり、非常食にするまでは、その毛を刈ればいいのか」
「そ、そうそう。暑さに弱いからね。冬、終わったら毛を刈って、毛は糸にすればいいんだ」
「分かった」
ナハシュは非常食およびその後の活かし方でなく、生きている間の黒アルパカの活かし方も今後の予定に加わった――かは、他の人は知る由もない。
ストレガはフォルゴーレと舞台に上がり、
「我々の仲間、ミニビヒモーのフォルゴーレをご紹介するのだ」
と、声を上げた。はきはき、てきぱき話が進む。
ミニビヒモーに子どもたちが目を輝かせているので、この街だと珍しいと実感した。
「ペットというより家畜かもというならそれでいいのだ」
ディレインは「その線引きも曖昧だから」と応じ、ストレガが「それも一つなのだ」とうなずいた。
「何故帝国の商人達がビヒモーを扱うのか、特に輸送が必要な任務にはとても役に立つからなのだ」
と、まずはビヒモーについての紹介。
「牛に似た獣であり、人類には友好的で賢く懐くのだ。見た目通り力が強く、体当たりや角での攻撃は魔獣とて無事では済まない威力を持つのだ」
ミニビヒモーもその雰囲気は伝わる。ストレガは手で示しながら話した。
「穏やかな性格が多いので戦闘向きではないのだ。でも、自身で身体を鍛えるのだ。荷馬車や壁を用意してやれば鍛錬する様子も見られるのだ」
ビヒモー自身が自衛ができれば商人たちを守ることにつながる。
「さてフォルゴーレであるがミニビヒモーというビヒモーの亜種にあたるのだ。帝国で生まれ、褒章としてゴールディへ渡ってきたのだ。少し身体が小さく思われるが強靭なる肉体は本種に劣らず、この磨きあげられた角と健康的な毛並みを見ればお分かりの通りであるのだ」
ディレインは「それはストレガちゃんがするの?」と質問した。
「普段から自身を手入れしているのだ。こだわりがあるらしいのだ」
「なるほど」
「武勇としては、魔獣や野盗が出現する街道での輸送任務に従事してもらったとき、恐れず待機、資材防護、恐慌した仲間のビヒモーに率先し落ち着かせる胆力に感謝しているのだ」
「冒険者にとってすごく重要だ。おじさんも、感謝してるよ」
「好物は野菜と甘い果物なのだ。これからもよろしく頼むのだ」
フォルゴーレの背をなでる。
「さて本日はフォルゴーレに許可を頂いたので。触って頂いたり背に乗りたい者を乗せようと思うが如何だろうか? 勇ましさの祈願になるのだ?」
荷馬車に積んでいる野菜がフォルゴーレの報酬。
ペット自慢大会が終わった後、フォルゴーレと触れ合おうは広場で行われることになる。
レピドはショウガと共に舞台にあがり、ディレインに「名前と種類を教えてね」と促された。
「こいつはキジトラ猫のショウガ。元野良猫だが、今では大事な俺の……そう、家族だ」
ホムンクルスとして生き返った最初の夏の日にくっついて来て、それ以来一緒にいる。
「ところで、なんでショウガなんだい?」
「それはある酒場でショウガを元にした珍しい飲み物を飲んでいた時に、こいつがやたらそれを飲みたがったからだ。猫の体には良くないので、その時は必死で阻止したが……。だからショウガ大好きな猫、という意味で『ショウガ』だ。ピッタリだろ」
レピドが心無しかどや顔になる。
ディレインが「うん、素敵な名前だし、教訓を思い出させてくれるよ」と言う。
「特技ってあるかい?」
「特技……と言ってもショウガは普通の猫だからな……強いて挙げるなら『とてもよく伸びる』ことか?」
ショウガを持ち上げ「……な? よく伸びるだろ?」と実演する。
「初めて見た時は『猫は液体』と言う言葉は本当なんだなと感心したものだ」
ディレインがうんうんとうなずく。
「後はそうだな……ショウガの体温を感じてると、なんというか、そこにある命を感じて癒される」
レピドの言葉をディレインは静かに受け止める。
それにレピドは会場を見て考える。
(そんな命を奪って来た己の過去を思い出して、泣きたくなる時もある、けれど……これは祭りの場で話すことではないだろう)
レピドはショウガの自慢から発展した猫の効能に話を進めた。
「愛でて良し、もふって良し、吸って良し、猫はその内万病に効く」
「医者いらずだね」
「そうだな」
ディレインは「え、ええ!?」とわざとらしく驚いた。
客からくすくすと笑い声。
「俺はショウガが好きだ、大好きだ。大好き過ぎてこうしてお揃いになれる着ぐるみを作ってしまうくらいには大好きだ」
会場の人の気を逸らし、まるごとショウガに着替えた。
そこに現れたのは人サイズのキジトラ猫だ。
会場が湧いた。
「出来るだけ長く、共にいたい。心からそう思う」
拍手を受け、レピドは下りた。
そして、審査の結果――
ネコ君に信頼で賞、
きんにくにたくましく美しいで賞、
黒アルパカに活用されま賞、
フォルゴーレに穏やかに強いで賞、
ショウガに家族で賞、
が、決まった。大成功のうちに閉幕した。
●祭りは続く
ディレインは終わった後、街が用意してくれた茶で喉を潤す。
「これでよかったかな?」
ササナはうなずく。
「すごく助かりました。皆喜んでましたし、冒険者の話も聞けて良かったです」
関係者が集まり、色々な話がはじまった。
ヨルは商福太鼓を食べに行く。
メニューを見て果物入りのを選ぶ。
ネコ君にはあげられないが、一緒に食べることができるのは新鮮だ。
「こうやってみると、いろんな付き合い方がるんだな」
人の話も聞き、色々考える。
「お前もそろそろ名前いる?」
ネコ君はなでられながら、首をかしげる。
「ネコ君は――」
「にゃあ」
「……うん?」
ネコ君の言動に振り回されている、のんびりとした時間が流れる。
コルネリウスはディレインの司会進行、皆のペットについての話も聞き、楽しいひと時を過ごした。
その後、商福太鼓の屋台へ。
メニューや作り方を見て考える。
「パン……とも違うんですね? シャルガネの方のお菓子に少し近いのでしょうか?」
一つ頼み口に含む。
「ちょっと不思議な感じがします。クリームが入っているの、美味しいです」
きんにくも興味を持つが食べさせていいものではないだろう。
だから、好物を代わりにあげるのだった。
ナハシュは他の人達のペット自慢をBGMに、周囲の屋台食べ歩き――は終わってからになった。
「折角来たんだ、美味い飯と酒くらいは味わっておきたいだろ? そんなわけでエール一杯!!」
商福太鼓は幾つか種類があるため買って試してみる。
「これがうまい!」
気に入った味を大きな包みに包んでもらってまとめ、マジカルポケットに突っ込み土産とした。
ストレガは終わった後、フォルゴーレとの触れあいコーナーにいそしむ。
子どもが特に集まってくる。
そんな中、商福太鼓の店主がストレガのところに来て、「あの時、冒険者の皆さんが名前決めてくれた菓子、生き残ってます」と近況を話してくれるのだった。
レピドはショウガの格好で、ショウガと歩く。
街の穏やかさ、ネコの人だと声をかけられるのも、どこかくすぐったく、新鮮な体験。
平和な時間が流れていった。
チュートの街の広場、催しの準備中。
ディレイン・オールドケイジは受付で、
「おじさんは司会者をやらせてもらおうかな」
と、声をかける。ササナは「い、いいんですか?」と驚く。
ディレインは「自分では飼ってないとはいえ、動物のことは好きなほうだしね」と理由を述べ、続けた。
「動物を飼ってる人って、往々にして圧が強いというか愛が深いというか……舵取り役がいてもいいんじゃないかなってことで」
「ありがとうございます」
設置されている舞台に案内される。
その間、イベントの内容など話を聞いた。
なお、舞台の上は看板以外特に何もない。
「司会者と飼い主用の椅子でも借りられるかな」
「用意できます」
「こう、軽く向かい合う形で置くといいかな」
参加者がどれくらいか、どのような動物が来るかによって状況は変わるかもしれないけど。
ディレインは会場で開始する時間を待つ。
屋台の設置も終わり、見物人も集まり出す。
参加者を見ると、ディレインの知り合いの顔もある。
動物が明らかに大きい。
ディレインは舞台のサイズを見て、待機場所を変更した。
ヨル・スレイマンは激動後の状況把握に各地を回っている途中、チュートの街に立ち寄る。
休憩を取り街を通り抜けるか、ゆっくりするか考えている告知が見える。
広場の方で催しがあるという。
「何か賑やかなことをやっているね。行ってみようか」
連れている猫に声をかける。
機嫌がよさそうな声で「にゃん」と鳴く。
舞台に乗ってくれるかはその時の気分かもしれないけれども、せっかくなので催しの受付を済ます。
ナハシュは受付で、
「ペットについて話すだけで金を貰えるって聞いたぞ!」
と、息巻いた。
連れてこられている黒アルパカは物珍しそうに周囲を見ている。
ササナは趣旨を説明し、受付を完了した。
ナハシュが干し草で誘導している。それを見てササナは「懐いていないのかしら? それとも、食欲旺盛?」と考える。
普段どこにいるかなんてわからないし、イベントが始まれば状況もわかるだろうと、ササナは楽しみにするのだった。
レピド・クロサイトは愛猫ショウガを連れてやってきた。
荷物が多いのは、自分用の特注服が入っているから。
受付後、ショウガをどう自慢するか考えて待つ。
これまであったことも思い出す。思い出は色々あったとしても、この時間は穏やかで、のんびりしたものでもあった。
コルネリウス・アーラは広場に到着し、どんな屋台があるか見る。
「あれは……街の名物? 受付の時間がありますから、後ですね」
ペット自慢は始まりそうだし、黒汗馬を連れ、受付に急いだ。
ストレガ・L・リベルガストラはミニビヒモーに馬車を付け、街に入る。荷物は自身の食料。
広場の舞台周辺には見知った顔もいる。
地理的にミニビヒモーは珍しくないかとも思ったが、街にはいないようだった。どう説明するかまとめておく。
●ペット? 自慢!
「えーそれではこれより、第一回我が家のペット自慢大会を開催しまーす」
ディレインは言った後、「わーわー」と言い拍手する。
拍手する人に、ディレインの言動に笑う人。
「まずは、ペットと飼い主の登場でーす」
ディレインが告げると、舞台と客席の間に設けられた席にペットと飼い主が入ってくる。
そこから、一組ずつ舞台へ。
ヨルはネコ君が壇上に登ってくれるか少し不安だったが、すんなりついてくる。その視線は動物のおやつを持つ手や、屋台の方に向いている気もした。
ディレインが質問を投げかける。
「では、ペットの名前と種類を、飼い主から言ってもらおうかな」
「猫のネコ君だ」
「分かりやすくていいね。どこで出会ったの?」
「ゴールディに住んでいた野良猫だ。数年前、子猫の頃に出会い……うっかり食べ物あげたらついてきちゃったんだけど」
「そこから飼う事にしたのかい?」
「いや、半野良」
「そうなの? あちこち行ってる間は?」
ヨルは一般の人への配慮もしつつ、説明する。
「冒険者の仕事中、猫は何もできないんだよ。基本戦いに出れないし。稀に戦場までついてきてもいつの間にかいなくなってる。そこがなんというか、最近は悪くないと思っている」
「戦場で?」
「あの時からまあ、よく生きてたよね……」
「そうだね。芸とかできる?」
「食べ物を貰ったりするために人に甘えるのが得意だが、芸とかはできないんだ! コイツ俺の言うこと半分も聞かないので」
「でも、生き延びているのはある種の才能だよね」
客席からも同意の声や拍手が聞こえる。
ネコ君はおやつをもらって、ご満悦な顔。
「野良だけど毛並みも綺麗だろ。なかなか美猫なんだと思うんだけど」
漆黒の毛並みがつややかだし、金色の目で周りを見ている。
ディレインが断りを入れてから触る。
「きれい好きなんだね」
「こういう生き物が我が物顔で闊歩する世界になるといいよね。まあコイツはだいぶたくましいのだけど」
話し終えたところで拍手が上がった。
コルネリウスはきんにくと共に舞台に上がり、
「きんにくさんの自慢をします! 私の愛馬ですよ」
と、紹介を始めた。
「名前の由来は?」
「え、名前の由来ですか……? 良い名前でしょう! だってほら、黒汗馬らしいこの筋肉! 逞しいじゃないですか!」
子どもは「きんにくー」と嬉しそうに叫ぶ。
ディレインは馬を眺め、褒める。
「確かにそうだね。素敵な名前だよ。毛並みも素晴らしいね」
「気づいてくださりありがとうございます。艶々の黒い毛並みも綺麗で、美人さんでしょう?」
褒められたきんにくも嬉しそう。
それを見て、コルネリウスは微笑む。
「私はベールコートの花鳥園で育てたお花を届けたり、加工して売ったりもしているんです。お花や商品を売りに行く時には重い荷物も沢山運んでくれます。依頼の時にも急いで目的地まで運んでくれる、とっても頼りになる子なんです!」
「頼りになる相棒だね」
「はい! 大人しくて優しいですし、お利口さんなんですよ。私以外の人も安全に乗せてくれるんです」
コルネリウスはきんにくの背をなでる。
「ただ、最近私は学園の寮で過ごす時間が増えているので……お手伝いさんにきんにくさんをお世話してもらう事も多くて……。会えない日も多いんですけど、一緒に過ごせる日は沢山甘えてくれるんですよ」
「じゃあ、今日はゆっくり楽しんでね」
「はい!」
コルネリウスはきんにくとともに舞台を下りた。
席に戻り、他の人の話に耳を傾ける。
ナハシュは「コイツは黒アルパカだ!」と告げた。
ディレインが「名前は?」と念のため尋ねる。
ナハシュは「黒アルパカだ」と告げてから、説明を始めた。
「結構前から家にいてな、世話は俺以外の奴がしてんだけど、いざとなったらいい保存食になりそうで気に入ってる」
客が「保存食!?」とざわついた。
「あとは毛皮だな! 毛皮!!」
「毛並みはいいよね! ん? 毛皮!?」
「ああ、此奴の毛皮をちゃんと洗って乾すと高く売れる。特にコイツの毛皮も遮音に優れててな。板と板の間にコイツを噛ませるとちょっとした防音壁が出来る」
「な、なるほど」
「肉も旨いし、毛皮も儲けさせてくれる優れものってわけだ」
ナハシュはアルパカに関する知識を一つ、加えた。
「あと、此奴の毛皮で作ったセーターは温かいらしいぞ。俺はあんま着たことないから知らねえ」
ディレインが我に返る。ペットらしいことを引き出すチャンスかもしれない、と。
「そうなんだよ。アルパカの毛織物は温かくてすごくいいんだ。寒い地域だと重宝されるよ」
「なるほど。つまり、非常食にするまでは、その毛を刈ればいいのか」
「そ、そうそう。暑さに弱いからね。冬、終わったら毛を刈って、毛は糸にすればいいんだ」
「分かった」
ナハシュは非常食およびその後の活かし方でなく、生きている間の黒アルパカの活かし方も今後の予定に加わった――かは、他の人は知る由もない。
ストレガはフォルゴーレと舞台に上がり、
「我々の仲間、ミニビヒモーのフォルゴーレをご紹介するのだ」
と、声を上げた。はきはき、てきぱき話が進む。
ミニビヒモーに子どもたちが目を輝かせているので、この街だと珍しいと実感した。
「ペットというより家畜かもというならそれでいいのだ」
ディレインは「その線引きも曖昧だから」と応じ、ストレガが「それも一つなのだ」とうなずいた。
「何故帝国の商人達がビヒモーを扱うのか、特に輸送が必要な任務にはとても役に立つからなのだ」
と、まずはビヒモーについての紹介。
「牛に似た獣であり、人類には友好的で賢く懐くのだ。見た目通り力が強く、体当たりや角での攻撃は魔獣とて無事では済まない威力を持つのだ」
ミニビヒモーもその雰囲気は伝わる。ストレガは手で示しながら話した。
「穏やかな性格が多いので戦闘向きではないのだ。でも、自身で身体を鍛えるのだ。荷馬車や壁を用意してやれば鍛錬する様子も見られるのだ」
ビヒモー自身が自衛ができれば商人たちを守ることにつながる。
「さてフォルゴーレであるがミニビヒモーというビヒモーの亜種にあたるのだ。帝国で生まれ、褒章としてゴールディへ渡ってきたのだ。少し身体が小さく思われるが強靭なる肉体は本種に劣らず、この磨きあげられた角と健康的な毛並みを見ればお分かりの通りであるのだ」
ディレインは「それはストレガちゃんがするの?」と質問した。
「普段から自身を手入れしているのだ。こだわりがあるらしいのだ」
「なるほど」
「武勇としては、魔獣や野盗が出現する街道での輸送任務に従事してもらったとき、恐れず待機、資材防護、恐慌した仲間のビヒモーに率先し落ち着かせる胆力に感謝しているのだ」
「冒険者にとってすごく重要だ。おじさんも、感謝してるよ」
「好物は野菜と甘い果物なのだ。これからもよろしく頼むのだ」
フォルゴーレの背をなでる。
「さて本日はフォルゴーレに許可を頂いたので。触って頂いたり背に乗りたい者を乗せようと思うが如何だろうか? 勇ましさの祈願になるのだ?」
荷馬車に積んでいる野菜がフォルゴーレの報酬。
ペット自慢大会が終わった後、フォルゴーレと触れ合おうは広場で行われることになる。
レピドはショウガと共に舞台にあがり、ディレインに「名前と種類を教えてね」と促された。
「こいつはキジトラ猫のショウガ。元野良猫だが、今では大事な俺の……そう、家族だ」
ホムンクルスとして生き返った最初の夏の日にくっついて来て、それ以来一緒にいる。
「ところで、なんでショウガなんだい?」
「それはある酒場でショウガを元にした珍しい飲み物を飲んでいた時に、こいつがやたらそれを飲みたがったからだ。猫の体には良くないので、その時は必死で阻止したが……。だからショウガ大好きな猫、という意味で『ショウガ』だ。ピッタリだろ」
レピドが心無しかどや顔になる。
ディレインが「うん、素敵な名前だし、教訓を思い出させてくれるよ」と言う。
「特技ってあるかい?」
「特技……と言ってもショウガは普通の猫だからな……強いて挙げるなら『とてもよく伸びる』ことか?」
ショウガを持ち上げ「……な? よく伸びるだろ?」と実演する。
「初めて見た時は『猫は液体』と言う言葉は本当なんだなと感心したものだ」
ディレインがうんうんとうなずく。
「後はそうだな……ショウガの体温を感じてると、なんというか、そこにある命を感じて癒される」
レピドの言葉をディレインは静かに受け止める。
それにレピドは会場を見て考える。
(そんな命を奪って来た己の過去を思い出して、泣きたくなる時もある、けれど……これは祭りの場で話すことではないだろう)
レピドはショウガの自慢から発展した猫の効能に話を進めた。
「愛でて良し、もふって良し、吸って良し、猫はその内万病に効く」
「医者いらずだね」
「そうだな」
ディレインは「え、ええ!?」とわざとらしく驚いた。
客からくすくすと笑い声。
「俺はショウガが好きだ、大好きだ。大好き過ぎてこうしてお揃いになれる着ぐるみを作ってしまうくらいには大好きだ」
会場の人の気を逸らし、まるごとショウガに着替えた。
そこに現れたのは人サイズのキジトラ猫だ。
会場が湧いた。
「出来るだけ長く、共にいたい。心からそう思う」
拍手を受け、レピドは下りた。
そして、審査の結果――
ネコ君に信頼で賞、
きんにくにたくましく美しいで賞、
黒アルパカに活用されま賞、
フォルゴーレに穏やかに強いで賞、
ショウガに家族で賞、
が、決まった。大成功のうちに閉幕した。
●祭りは続く
ディレインは終わった後、街が用意してくれた茶で喉を潤す。
「これでよかったかな?」
ササナはうなずく。
「すごく助かりました。皆喜んでましたし、冒険者の話も聞けて良かったです」
関係者が集まり、色々な話がはじまった。
ヨルは商福太鼓を食べに行く。
メニューを見て果物入りのを選ぶ。
ネコ君にはあげられないが、一緒に食べることができるのは新鮮だ。
「こうやってみると、いろんな付き合い方がるんだな」
人の話も聞き、色々考える。
「お前もそろそろ名前いる?」
ネコ君はなでられながら、首をかしげる。
「ネコ君は――」
「にゃあ」
「……うん?」
ネコ君の言動に振り回されている、のんびりとした時間が流れる。
コルネリウスはディレインの司会進行、皆のペットについての話も聞き、楽しいひと時を過ごした。
その後、商福太鼓の屋台へ。
メニューや作り方を見て考える。
「パン……とも違うんですね? シャルガネの方のお菓子に少し近いのでしょうか?」
一つ頼み口に含む。
「ちょっと不思議な感じがします。クリームが入っているの、美味しいです」
きんにくも興味を持つが食べさせていいものではないだろう。
だから、好物を代わりにあげるのだった。
ナハシュは他の人達のペット自慢をBGMに、周囲の屋台食べ歩き――は終わってからになった。
「折角来たんだ、美味い飯と酒くらいは味わっておきたいだろ? そんなわけでエール一杯!!」
商福太鼓は幾つか種類があるため買って試してみる。
「これがうまい!」
気に入った味を大きな包みに包んでもらってまとめ、マジカルポケットに突っ込み土産とした。
ストレガは終わった後、フォルゴーレとの触れあいコーナーにいそしむ。
子どもが特に集まってくる。
そんな中、商福太鼓の店主がストレガのところに来て、「あの時、冒険者の皆さんが名前決めてくれた菓子、生き残ってます」と近況を話してくれるのだった。
レピドはショウガの格好で、ショウガと歩く。
街の穏やかさ、ネコの人だと声をかけられるのも、どこかくすぐったく、新鮮な体験。
平和な時間が流れていった。
マスターコメント
ご参加ありがとうございます。
動物との付き合いが様々でなるほどと思いました。舞台を考えると思いのほか大型でした。解説には明記していませんけど、そんなに大きくはないイメージを作ってました。そのあたりは、臨機応変にしますけど、極端なこと言えば、全員馬連れてくることもあるんですよね、当たり前ですけど。
さて、登場順番はプレイングの順になりました。猫をまとめるか否か、それ以外の内容を考えて検討した結果、順番通りで問題ないかなという判断に至りました。
賞については、本編に入ったので記載しました。そもそも、称号にすると、無理もあったので収まってよかったです。
楽しいひと時をありがとうございました。
また、お会いしましょう!
ショートシナリオR易しい 報酬:無し6 / 4〜8人
2024年02月02日 20時56分21秒 公開
大成功
相談掲示板
ナハシュだ!持っていくのは黒いアルパカだ。よろしくな。
ディレイン・オールドケイジ、よろしく。 おじさんは動物を飼ってないんで、司会するよ。
レピド・クロサイトだ。よろしく頼む。 俺はこの愛猫ショウガを自慢しまくる予定だ。
コルネリウスです、よろしくお願いします! 私は愛馬のきんにくさんを連れていく予定です。
ヨル・スレイマン。宜しくね。 (壇上を眺めつつ)折角だものね。猫を連れていくよ。今日は機嫌が良さそうだしなんとかなるだろう。